JPS5930496Y2 - 油入電気機器用タンク - Google Patents

油入電気機器用タンク

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Publication number
JPS5930496Y2
JPS5930496Y2 JP15046679U JP15046679U JPS5930496Y2 JP S5930496 Y2 JPS5930496 Y2 JP S5930496Y2 JP 15046679 U JP15046679 U JP 15046679U JP 15046679 U JP15046679 U JP 15046679U JP S5930496 Y2 JPS5930496 Y2 JP S5930496Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
oil
electrical equipment
corrugated
sealed
Prior art date
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Expired
Application number
JP15046679U
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English (en)
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JPS5667731U (ja
Inventor
恒利 柏崎
昭男 鬘谷
Original Assignee
株式会社東芝
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Publication date
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Publication of JPS5667731U publication Critical patent/JPS5667731U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、変圧器等の側面に放熱器を有する密封形油入
電気機器用タンクに関する。
一般に変圧器等の油入電気機器においては、電気機器本
体と、その電気機器本体を収納するタンク部分と、その
電気機器を運転することによって生ずる温度上昇値を、
規定値に保つための、放熱器とからなっており、その放
熱器には、平板状パネルからなるパネル形放熱器および
パイプ等を主体とした管状放熱器など、放熱効果を高め
るための種々の構造が提供されている。
これ等の放熱器の1つに、いわゆる設計自由度が高く、
製作工程の自動化も容易であることから、波形突出状の
放熱リブを備え、タンクの側板を兼ねた波形放熱器が多
く採用されている。
第1図は波形放熱器を使用したタンクの概略構造を示し
たもので、第2図に示すように、薄い帯状の鋼板を順次
波形に屈曲せしめ、一定間隔ごとに波形突出状の放熱リ
ブ1を連続して所要数形威し、その放熱リブ1の上下両
端縁をスクイズ加工して、閉鎖したのち、例えばアーク
溶接などによって油密にシールして、1個の波形放熱器
(兼側板)2とし、その波形放熱器2の上下両端部をそ
れぞれ、タンクのフランジ部を有する上枠3、および底
板を有する下枠4に溶接により固着し、波形放熱器2に
よってタンク側壁を形成した油入電気機器用タンクを構
成している。
一方これらのタンクは、油入電気機器本体中身を収納す
るタンク内と外気とを完全に遮断した密封形と呼吸作用
をもたせた開放形とがある。
前記パネル形放熱器または管状放熱器を備えた密封形に
おいては、電気機器運転時の温度上昇によって、油が膨
張し、内部圧力が上昇するため、窒素または空気による
ガス室を設けて、いくらかの圧力緩和を図り、タンク自
身も圧力に耐えるよう補強などによって強度を増さねば
ならない欠点があった。
また波形放熱器を備えた密封形においては、波形突出状
の放熱リブ1の変形によって、油の膨張収縮を呼吸する
ので、圧力上昇しない利点があるが、電気機器中身本体
の大きさによって、タンクの寸法が決められ、波形放熱
器を取付けるスペースが限定される。
この限定された寸法内で、必要な放熱を行なわせなけれ
ばならないため、電気機器容量がある限度以上に大きく
なると、放熱面積の確保が困難になる。
何故ならば、放熱面積を増すために、第2図に示す放熱
リブ1のリブ山高さHを大きくするか、波ピッチPを小
さくしてリブ山数を増すかであるが、前者においては漏
れ試験時の圧力、また使用時の圧力に耐えるようにする
ために、放熱リブ1の板厚を増さねばならず、コストア
ップになるばかりでなく、製品重量の増加を招く。
また後者においてピッチPを小さくするのは、製造技術
上限度があり、ある程度以上は放熱効果を著しく阻害す
るからである。
このことから波形放熱器を取付けるスペースを確保する
ため、タンク自身が大形となるという欠点があった。
本考案は上記した点に鑑みてなされたもので、波形放熱
器を有する密封形油入電気機器用タンクにおいて、油の
膨張収縮によるタンク内の圧力変化を呼吸し、タンクの
大形化を抑止し、かつ大量の放熱面積を有する密封形油
入電気機器用タンクを提供することを目的とする。
以下添付第2図〜第8図を参照して、本考案の一実施例
について説明する。
尚第1図と同一部分については、同一符号を付してその
説明を省略する。
第3図は本考案による密封形油入電気機器用タンクの外
観の一例を示し、このタンクは、第4図に示す上枠3.
底板を有する下枠4および側板5を組み合せた枠体に、
第3図に示すごとく、波形放熱器(前側板)2と、パネ
ル放熱器6を固着しており、波形放熱器2は、帯状の薄
鋼板を連続的に波形リブ状に形成してなり、パネル放熱
器6は、第6図にその断面を示すように、板状の薄鋼板
をプレス等により、油道7のために凹部を設けて作られ
たパネル板8,8′の全周を、例えばシーム溶接などに
より、油密構造として1対とし、これを多数枚連結して
構成し、タンク本体との連、結のため上下ヘッダとして
、最内側部にはパイプ9を取り付ける。
このように構成された各々の放熱器を第4図に示す枠体
に固着して、第3図に示すタンクを得る。
第4図の側板5の穴10はパネル放熱器6のパイプ9が
嵌め込まれるためのもので、油の流路となる。
また波形放熱器2は、他の2面に溶接により取り付けら
れ、第2図に示すリブ山の高さH1山の数、板厚Tなど
は、油の膨張による体積変化を十分吸収することを考慮
して決定されている。
しかして、上述のタンク内に変圧器等の電気機器本体を
収納し、空間を設けず常温、常圧で油を封入して、第6
図に示すカバー11を取付は全油密封構造とする。
この電気機器が運転を始め、または周囲温度が上昇すれ
ば、油温も上昇し、これにより油が膨張し、体積を増す
ことによって、当然内部圧力が上昇し、第7図に示す各
々の放熱リブ1が破線のごとくaだけ変形する。
電気機器の負荷が減少して、温度、圧力が低下すれば、
この変形aは小さくなり、また油温が封入時より下がれ
ば、第8図に示すようにマイナス方向にbだけ変形する
このように温度変化に応じて波形放熱器2の放熱リブ1
が変形するため、従来のパネル形放熱器、あるいは管状
放熱器等による密封形タンクに比較して、はるかに圧力
変化が少く、その絶対値も小さい。
従ってタンク自身の強度を上げる必要がなくなるため、
補強などの必要がなく、各部の材料を軽減することがで
きる。
一方第3図の平面図を示す第5図のタンクの大きさAX
Bは、電気機器本体中身によって決められ、この限定さ
れた寸法内に波形放熱器2のみで放熱させるのは、放熱
面積が不足するため、゛前述の通り非常に不利であり、
技術的に非常に困難であるため、本考案によるパネル放
熱器6と組み合すことによって、第5図のCXDの床面
積をすべて有効に利用することができ、また電気機器の
容量、特性に応じて、パネル放熱器6の板枚数を加減す
ることによって、放熱面積の多少を自由に決定すること
ができる。
尚本実施例においては、ガス室を設けない場合について
説明したが、本考案の他の実施例として、密封タンク内
上部にガス室を設けることができる。
第9図に示すごとく、タンク内の電気機器本体12を収
納し、絶縁油13を所要量大t′Lにその上方部に窒素
または空気のガス室14を形或したもので、これにより
油の膨張収縮による体積変化を放熱リブ1の変形のみで
吸収できない場合、このガス室14によって、タンク内
の圧力上昇を緩和することができる。
□以上説明したように本考案によれば、波形放熱
器とパネル放熱器を組み合せて構成したことにより、限
定された大きさのタンクにおいで、放熱量の増大を図る
ことができ、油の膨張収縮によるタンク内の圧力変化に
自由に追従することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の波形放熱器を使用した油入電気機器用タ
ンクの斜視図、第2図は放熱リブの平面図、第3図は本
考案による一実施例の油入電気機器用のタンクの斜視図
、第4図は同上タンクの枠体を示す斜視図、第5図は第
3図のタンクの平面図、第6図は本考案のパネル放熱器
取付は部の断面図、第7図および第8図は、放熱リブの
変形説明図、第9図は本考案の他の実施例による密封形
油入電気機器用タンクの断面図である。 1・・・・・・放熱リブ、2・・・・・・波形放熱器、
3・・・・・・上枠、4・・・・・・下枠、5・・・・
・・側板、6・・・・・・パネル放熱器、8゜8′・・
・・・・パネル板、14・・・・・・ガス室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1.密封形油入電気機器用タンクにおいて、相対する2
    側面に、薄鋼板を波形リブ状に屈曲せしめ、波形突出状
    の放熱リブを形成し、その上下両端縁をスクイズ加工に
    て圧着後、溶接等によってシールしてなる波形放熱器兼
    側面板を使用し、他の2側面には、薄鋼板に油道とする
    ための凹部を設けた2枚のパネル板の全周をシーム溶接
    などにより、油密構造として1対とし、これを所要数連
    通連結して構成してなるパネル放熱器を装着したことを
    特徴とする密封形油入電気機器用タンク。 2、タンク上方部にガス室を設けたことを特徴とする、
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の密封形油入電気機
    器用タンク。
JP15046679U 1979-10-30 1979-10-30 油入電気機器用タンク Expired JPS5930496Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15046679U JPS5930496Y2 (ja) 1979-10-30 1979-10-30 油入電気機器用タンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15046679U JPS5930496Y2 (ja) 1979-10-30 1979-10-30 油入電気機器用タンク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5667731U JPS5667731U (ja) 1981-06-05
JPS5930496Y2 true JPS5930496Y2 (ja) 1984-08-31

Family

ID=29381499

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15046679U Expired JPS5930496Y2 (ja) 1979-10-30 1979-10-30 油入電気機器用タンク

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JPS5667731U (ja) 1981-06-05

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