JPH0962613A - データ転送装置 - Google Patents
データ転送装置Info
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- JPH0962613A JPH0962613A JP21362295A JP21362295A JPH0962613A JP H0962613 A JPH0962613 A JP H0962613A JP 21362295 A JP21362295 A JP 21362295A JP 21362295 A JP21362295 A JP 21362295A JP H0962613 A JPH0962613 A JP H0962613A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パケットデータのヘッダ部とデータ部とを、
それぞれ専用の記憶部へ高速にDMA転送することので
きるデータ転送装置を提供することである。 【解決手段】 アドレス記憶部42は、ヘッダ部および
データ部の開始アドレスおよび終了アドレスを、それぞ
れ格納している。アドレス発生部43は、ヘッダ部およ
びデータ部の開始アドレスをもとに、転送データの格納
先アドレスを発生する。アドレス比較部44は、アドレ
ス発生部43で発生されたアドレスと、ヘッダ部および
データ部の終了アドレスとの比較を行い、ヘッダ部およ
びデータ部の転送終了の判定を行う。DMA制御部41
は、アドレス発生部43を制御することにより、ヘッダ
記憶部31へのヘッダ部のDMA転送動作と、データ記
憶部32へのデータ部のDMA転送動作とを連続して行
う。従って、CPU1は、ヘッダ部およびデータ部のD
MA転送のための初期設定を一括して行うだけでよい。
それぞれ専用の記憶部へ高速にDMA転送することので
きるデータ転送装置を提供することである。 【解決手段】 アドレス記憶部42は、ヘッダ部および
データ部の開始アドレスおよび終了アドレスを、それぞ
れ格納している。アドレス発生部43は、ヘッダ部およ
びデータ部の開始アドレスをもとに、転送データの格納
先アドレスを発生する。アドレス比較部44は、アドレ
ス発生部43で発生されたアドレスと、ヘッダ部および
データ部の終了アドレスとの比較を行い、ヘッダ部およ
びデータ部の転送終了の判定を行う。DMA制御部41
は、アドレス発生部43を制御することにより、ヘッダ
記憶部31へのヘッダ部のDMA転送動作と、データ記
憶部32へのデータ部のDMA転送動作とを連続して行
う。従って、CPU1は、ヘッダ部およびデータ部のD
MA転送のための初期設定を一括して行うだけでよい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ入出力部から
入力されるヘッダ付きデータのヘッダ部及びデータ部を
それぞれ専用の記憶部へ高速にDMA転送するデータ転
送装置に関する。
入力されるヘッダ付きデータのヘッダ部及びデータ部を
それぞれ専用の記憶部へ高速にDMA転送するデータ転
送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DMA(Direct Memory
Access)転送とは、データ入出力部と主記憶部と
の間でCPUを介さずに直接データの授受を行う転送方
式のことをいう。データ転送は、データ入出力部と主記
憶部との間に配置された高速動作の可能なDMAインタ
フェイスが制御し、CPUはデータ転送の初期設定を行
えばよいため、CPUの有効な使用とデータの高速転送
とが可能になる。
Access)転送とは、データ入出力部と主記憶部と
の間でCPUを介さずに直接データの授受を行う転送方
式のことをいう。データ転送は、データ入出力部と主記
憶部との間に配置された高速動作の可能なDMAインタ
フェイスが制御し、CPUはデータ転送の初期設定を行
えばよいため、CPUの有効な使用とデータの高速転送
とが可能になる。
【0003】従来、ヘッダ付きデータ(パケットデー
タ)のヘッダ部とデータ部とを、それぞれ専用の記憶部
へ転送する方法として、まずヘッダ部をプログラムI/
Oでヘッダ記憶部へ転送した後、データ部をデータ記憶
部へDMA転送する方法がある。しかしながら、このよ
うな方法では、CPUはヘッダ部転送のために多くのイ
ンストラクションを実行する必要があるため、大量のデ
ータを転送するのには適さない。
タ)のヘッダ部とデータ部とを、それぞれ専用の記憶部
へ転送する方法として、まずヘッダ部をプログラムI/
Oでヘッダ記憶部へ転送した後、データ部をデータ記憶
部へDMA転送する方法がある。しかしながら、このよ
うな方法では、CPUはヘッダ部転送のために多くのイ
ンストラクションを実行する必要があるため、大量のデ
ータを転送するのには適さない。
【0004】そこで、ヘッダ部をヘッダ記憶部へDMA
転送した後、データ部をデータ記憶部へDMA転送する
ことで、CPUのインストラクション数を減らし、高速
なデータ転送を行うことが考えられる。
転送した後、データ部をデータ記憶部へDMA転送する
ことで、CPUのインストラクション数を減らし、高速
なデータ転送を行うことが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような改良された転送方法でも、ヘッダ部とデータ部と
を個別のブロックとして取り扱うため、CPUは、ヘッ
ダ部のDMA転送のための初期設定と、データ部のDM
A転送のための初期設定との2度の初期設定動作を、各
パケット毎に実行しなければならない。そのため、ヘッ
ダ無しの同じサイズのデータを転送する場合に比べて、
データ転送速度は低下する。従って、より高速なデータ
転送の実現が要求されている。
ような改良された転送方法でも、ヘッダ部とデータ部と
を個別のブロックとして取り扱うため、CPUは、ヘッ
ダ部のDMA転送のための初期設定と、データ部のDM
A転送のための初期設定との2度の初期設定動作を、各
パケット毎に実行しなければならない。そのため、ヘッ
ダ無しの同じサイズのデータを転送する場合に比べて、
データ転送速度は低下する。従って、より高速なデータ
転送の実現が要求されている。
【0006】それ故に、本発明の目的は、より高速なデ
ータ転送を可能とするデータ転送装置を提供することで
ある。
ータ転送を可能とするデータ転送装置を提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用・効果】第1の
発明は、入力されたパケットデータのヘッダ部をヘッダ
記憶部へ、データ部をデータ記憶部へ、それぞれDMA
転送するための装置であって、ヘッダ部の開始アドレス
および終了アドレスと、データ部の開始アドレスおよび
終了アドレスとを、それぞれ格納するアドレス格納手段
と、アドレス格納手段に格納されたヘッダ部の開始アド
レスおよびデータ部の開始アドレスに基づいて、ヘッダ
記憶部およびデータ記憶部における転送データの格納位
置をそれぞれ指定するためのアドレスを発生するアドレ
ス発生手段と、アドレス発生手段が発生したアドレス
と、ヘッダ部の終了アドレスおよびデータ部の終了アド
レスとを比較し、ヘッダ部およびデータ部の転送終了を
それぞれ判定するアドレス比較手段と、アドレス比較手
段の判定結果に応答して、アドレス発生手段にロードさ
れるアドレスを切り換えるアドレス切換手段とを備え、
それによってアドレス発生手段は、アドレス格納手段に
格納されたヘッダ部の開始アドレスがロードされて順次
インクリメントすることにより、ヘッダ記憶部における
転送データの格納位置を指定するためのアドレスを発生
し、アドレス比較手段がヘッダ部の転送終了を判定した
ことに応答して、アドレス格納手段に格納されたデータ
部の開始アドレスがロードされて順次インクリメントす
ることにより、データ記憶部における転送データの格納
位置を指定するためのアドレスを発生することを特徴と
する、データ転送装置。
発明は、入力されたパケットデータのヘッダ部をヘッダ
記憶部へ、データ部をデータ記憶部へ、それぞれDMA
転送するための装置であって、ヘッダ部の開始アドレス
および終了アドレスと、データ部の開始アドレスおよび
終了アドレスとを、それぞれ格納するアドレス格納手段
と、アドレス格納手段に格納されたヘッダ部の開始アド
レスおよびデータ部の開始アドレスに基づいて、ヘッダ
記憶部およびデータ記憶部における転送データの格納位
置をそれぞれ指定するためのアドレスを発生するアドレ
ス発生手段と、アドレス発生手段が発生したアドレス
と、ヘッダ部の終了アドレスおよびデータ部の終了アド
レスとを比較し、ヘッダ部およびデータ部の転送終了を
それぞれ判定するアドレス比較手段と、アドレス比較手
段の判定結果に応答して、アドレス発生手段にロードさ
れるアドレスを切り換えるアドレス切換手段とを備え、
それによってアドレス発生手段は、アドレス格納手段に
格納されたヘッダ部の開始アドレスがロードされて順次
インクリメントすることにより、ヘッダ記憶部における
転送データの格納位置を指定するためのアドレスを発生
し、アドレス比較手段がヘッダ部の転送終了を判定した
ことに応答して、アドレス格納手段に格納されたデータ
部の開始アドレスがロードされて順次インクリメントす
ることにより、データ記憶部における転送データの格納
位置を指定するためのアドレスを発生することを特徴と
する、データ転送装置。
【0008】上記のように第1の発明では、アドレス切
換手段は、アドレス比較手段がヘッダ部の転送終了を判
定したことに応答して、アドレス格納手段に格納された
データ部の開始アドレスをアドレス発生手段にロードす
る。これによって、DMA転送を途中で中断させること
なく、ヘッダ記憶部に対するヘッダ部のDMA転送と、
データ記憶部に対するデータ部のDMA転送とを、連続
した1回のDMA転送で行うことができる。各パケット
データ毎に1度の初期設定を行えばよいため、データ転
送をより高速化することが出来る。
換手段は、アドレス比較手段がヘッダ部の転送終了を判
定したことに応答して、アドレス格納手段に格納された
データ部の開始アドレスをアドレス発生手段にロードす
る。これによって、DMA転送を途中で中断させること
なく、ヘッダ記憶部に対するヘッダ部のDMA転送と、
データ記憶部に対するデータ部のDMA転送とを、連続
した1回のDMA転送で行うことができる。各パケット
データ毎に1度の初期設定を行えばよいため、データ転
送をより高速化することが出来る。
【0009】第2の発明は、第1の発明において、ヘッ
ダ部のデータ長が同一である複数のパケットデータをD
MA転送する際に、アドレス格納手段には、データ転送
前に1度だけヘッダ部の開始アドレスおよび終了アドレ
スが格納されることを特徴とする。
ダ部のデータ長が同一である複数のパケットデータをD
MA転送する際に、アドレス格納手段には、データ転送
前に1度だけヘッダ部の開始アドレスおよび終了アドレ
スが格納されることを特徴とする。
【0010】上記のように第2の発明では、DMA転送
すべき複数のデータパケットが全て同一データ長のヘッ
ダ部を有するとき、アドレス格納手段には、初期状態に
おいて、1度だけヘッダ部の開始アドレスおよび終了ア
ドレスが格納される。従って、各パケット毎にこれらア
ドレスの格納を繰り返す動作を省くことが出来るため、
データ転送を更に高速化することが出来る。
すべき複数のデータパケットが全て同一データ長のヘッ
ダ部を有するとき、アドレス格納手段には、初期状態に
おいて、1度だけヘッダ部の開始アドレスおよび終了ア
ドレスが格納される。従って、各パケット毎にこれらア
ドレスの格納を繰り返す動作を省くことが出来るため、
データ転送を更に高速化することが出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施態様
に係るDMA転送装置を備えた、データ変換装置の構成
を示すブロック図である。図1において、このデータ変
換装置は、データ回線で接続されたホストコンピュータ
7から受信されるデータを、DMA転送によって一旦主
記憶部3に格納した後、データ変換部5において適当な
フォーマットに変換して、プリンタや出力スキャナ等の
出力エンジン8から出力する構成となっている。
に係るDMA転送装置を備えた、データ変換装置の構成
を示すブロック図である。図1において、このデータ変
換装置は、データ回線で接続されたホストコンピュータ
7から受信されるデータを、DMA転送によって一旦主
記憶部3に格納した後、データ変換部5において適当な
フォーマットに変換して、プリンタや出力スキャナ等の
出力エンジン8から出力する構成となっている。
【0012】転送されるべきデータには、通常、そのデ
ータの転送先や全データ中のどの部分かを示すヘッダ
(Header)を、データの先頭に添付する必要があ
る。しかし、ヘッダを添付したままデータを主記憶部3
に格納すると、データ変換を行う際に、データ変換部5
は複雑な動作を求められることになる。従って、ヘッダ
付きデータは、DMA転送の際にヘッダ部とデータ部と
に分離して格納しておくことが望ましい。
ータの転送先や全データ中のどの部分かを示すヘッダ
(Header)を、データの先頭に添付する必要があ
る。しかし、ヘッダを添付したままデータを主記憶部3
に格納すると、データ変換を行う際に、データ変換部5
は複雑な動作を求められることになる。従って、ヘッダ
付きデータは、DMA転送の際にヘッダ部とデータ部と
に分離して格納しておくことが望ましい。
【0013】図2は、図1に示すデータ転送装置におい
て、DMA転送装置に関連する部分の構成をより詳細に
示すブロック図である。図2において、このDMA転送
装置は、CPU1と、データ入出力部2と、主記憶部3
と、DMAインタフェイス4とを備えている。
て、DMA転送装置に関連する部分の構成をより詳細に
示すブロック図である。図2において、このDMA転送
装置は、CPU1と、データ入出力部2と、主記憶部3
と、DMAインタフェイス4とを備えている。
【0014】主記憶部3は、ヘッダ記憶部31と、デー
タ記憶部32とを含む。DMAインタフェイス4は、D
MA制御部41と、アドレス格納部42と、アドレス発
生部43と、アドレス比較部44とを含む。アドレス格
納部42は、ヘッダ開始アドレスレジスタ421と、デ
ータ開始アドレスレジスタ422と、ヘッダ終了アドレ
スレジスタ423と、データ終了アドレスレジスタ42
4とを含む。アドレス発生部43は、アドレスインクリ
メンタ431を含む。アドレス発生部44は、ヘッダア
ドレスコンパレータ441と、データアドレスコンパレ
ータ442とを含む。
タ記憶部32とを含む。DMAインタフェイス4は、D
MA制御部41と、アドレス格納部42と、アドレス発
生部43と、アドレス比較部44とを含む。アドレス格
納部42は、ヘッダ開始アドレスレジスタ421と、デ
ータ開始アドレスレジスタ422と、ヘッダ終了アドレ
スレジスタ423と、データ終了アドレスレジスタ42
4とを含む。アドレス発生部43は、アドレスインクリ
メンタ431を含む。アドレス発生部44は、ヘッダア
ドレスコンパレータ441と、データアドレスコンパレ
ータ442とを含む。
【0015】図3は、図2のように構成されたDMA転
送装置の転送動作を説明するためのフローチャートであ
る。以下、この図3を参照して、本実施態様のDMA転
送装置の動作を説明する。
送装置の転送動作を説明するためのフローチャートであ
る。以下、この図3を参照して、本実施態様のDMA転
送装置の動作を説明する。
【0016】まず、データ入出力部2から入力されるヘ
ッダ付きデータに先立ち、ヘッダ部およびデータ部のデ
ータ長に関する情報が受信される。CPU1は、これを
受けてヘッダ開始アドレスと、データ開始アドレスと、
ヘッダ終了アドレスと、データ終了アドレスとを、専用
のアドレスレジスタ421〜424にそれぞれ格納する
(ステップS101)。次に、CPU1は、ヘッダ開始
アドレスレジスタ421に格納されたヘッダ開始アドレ
スを、アドレスインクリメンタ431へロードする(ス
テップS102)。
ッダ付きデータに先立ち、ヘッダ部およびデータ部のデ
ータ長に関する情報が受信される。CPU1は、これを
受けてヘッダ開始アドレスと、データ開始アドレスと、
ヘッダ終了アドレスと、データ終了アドレスとを、専用
のアドレスレジスタ421〜424にそれぞれ格納する
(ステップS101)。次に、CPU1は、ヘッダ開始
アドレスレジスタ421に格納されたヘッダ開始アドレ
スを、アドレスインクリメンタ431へロードする(ス
テップS102)。
【0017】その後、CPU1は、ヘッダ部の最初のデ
ータを受信すると(ステップS103)、DMA制御部
41に対し、DMA転送開始を指示し、データバスの占
有権をDMA制御部41に譲り渡す。なお、ヘッダ部お
よびデータ部のデータは、所定バイト(例えば、512
バイト)ずつ送られてくる。DMA制御部41は、CP
U1からDMA転送開始指示を受けると、アドレスイン
クリメンタ431に対し、先にロード済みのヘッダ開始
アドレスを出力するよう指示する(ステップS10
4)。応じて、アドレスインクリメンタ431は、内部
に格納されたヘッダ開始アドレスを、ヘッダ記憶部31
に転送する。従って、このとき受信されたヘッダ部の最
初のデータが、ヘッダ記憶部31の対応するアドレス位
置(ヘッダ開始アドレス位置)にDMA転送されて格納
される。
ータを受信すると(ステップS103)、DMA制御部
41に対し、DMA転送開始を指示し、データバスの占
有権をDMA制御部41に譲り渡す。なお、ヘッダ部お
よびデータ部のデータは、所定バイト(例えば、512
バイト)ずつ送られてくる。DMA制御部41は、CP
U1からDMA転送開始指示を受けると、アドレスイン
クリメンタ431に対し、先にロード済みのヘッダ開始
アドレスを出力するよう指示する(ステップS10
4)。応じて、アドレスインクリメンタ431は、内部
に格納されたヘッダ開始アドレスを、ヘッダ記憶部31
に転送する。従って、このとき受信されたヘッダ部の最
初のデータが、ヘッダ記憶部31の対応するアドレス位
置(ヘッダ開始アドレス位置)にDMA転送されて格納
される。
【0018】アドレスインクリメンタ431から出力さ
れたヘッダ開始アドレスは、同時に、ヘッダアドレスコ
ンパレータ441へ送られて、ヘッダ終了アドレスレジ
スタ423に格納されたヘッダ終了アドレスと比較され
る(ステップS105)。両アドレスが一致しなけれ
ば、アドレスインクリメンタ431は、DMA制御部4
1によってインクリメントされ、所定番地だけ更新され
たアドレスを出力する(ステップS106)。従って、
ヘッダ部の次のデータが、ヘッダ記憶部31の対応する
アドレス位置にDMA転送されて格納される。その後、
アドレスインクリメンタ431は、両アドレスが一致す
るまで、アドレスをインクリメントして出力する動作を
繰り返す。従って、その後順次に受信されるヘッダ部の
各データが、ヘッダ記憶部31上の指定されたアドレス
位置へDMA転送されて格納される。
れたヘッダ開始アドレスは、同時に、ヘッダアドレスコ
ンパレータ441へ送られて、ヘッダ終了アドレスレジ
スタ423に格納されたヘッダ終了アドレスと比較され
る(ステップS105)。両アドレスが一致しなけれ
ば、アドレスインクリメンタ431は、DMA制御部4
1によってインクリメントされ、所定番地だけ更新され
たアドレスを出力する(ステップS106)。従って、
ヘッダ部の次のデータが、ヘッダ記憶部31の対応する
アドレス位置にDMA転送されて格納される。その後、
アドレスインクリメンタ431は、両アドレスが一致す
るまで、アドレスをインクリメントして出力する動作を
繰り返す。従って、その後順次に受信されるヘッダ部の
各データが、ヘッダ記憶部31上の指定されたアドレス
位置へDMA転送されて格納される。
【0019】アドレスインクリメンタ431から出力さ
れたアドレスと、ヘッダ終了アドレスレジスタ423に
格納されたヘッダ終了アドレスとが一致すると、ヘッダ
アドレスコンパレータ441は、DMA制御部41に対
してヘッダ部の転送終了を通知する。この通知を受けた
DMA制御部41は、データ開始アドレスレジスタ42
2に格納されたデータ開始アドレスを、アドレスインク
リメンタ431へロードする(ステップS107)。以
後、ヘッダ部の転送の場合と同様にして、アドレスイン
クリメンタ431の出力するアドレスとデータ終了アド
レスレジスタ424に格納されたデータ終了アドレスと
が一致するまで、アドレスインクリメントが繰り返さ
れ、データ部の各データがデータ記憶部32上の指定さ
れたアドレス位置にDMA転送される(ステップS10
8、S109)。
れたアドレスと、ヘッダ終了アドレスレジスタ423に
格納されたヘッダ終了アドレスとが一致すると、ヘッダ
アドレスコンパレータ441は、DMA制御部41に対
してヘッダ部の転送終了を通知する。この通知を受けた
DMA制御部41は、データ開始アドレスレジスタ42
2に格納されたデータ開始アドレスを、アドレスインク
リメンタ431へロードする(ステップS107)。以
後、ヘッダ部の転送の場合と同様にして、アドレスイン
クリメンタ431の出力するアドレスとデータ終了アド
レスレジスタ424に格納されたデータ終了アドレスと
が一致するまで、アドレスインクリメントが繰り返さ
れ、データ部の各データがデータ記憶部32上の指定さ
れたアドレス位置にDMA転送される(ステップS10
8、S109)。
【0020】アドレスインクリメンタ431の出力する
アドレスと、データ終了アドレスレジスタ424に格納
されたデータ終了アドレスとが一致すると、データアド
レスコンパレータ442は、DMA制御部41に対して
データ部の転送終了を通知する。この通知を受けてDM
A制御部41は、CPU1に対し、ヘッダ付きデータの
転送終了を知らせる。応じて、CPU1は、ステップS
101の動作に戻り、次のヘッダ付きデータのアドレス
設定動作を開始する。なお、CPU1は、ホストコンピ
ュータ7から出力される全データの転送を終了すると
(ステップS110)、その動作を終了する。
アドレスと、データ終了アドレスレジスタ424に格納
されたデータ終了アドレスとが一致すると、データアド
レスコンパレータ442は、DMA制御部41に対して
データ部の転送終了を通知する。この通知を受けてDM
A制御部41は、CPU1に対し、ヘッダ付きデータの
転送終了を知らせる。応じて、CPU1は、ステップS
101の動作に戻り、次のヘッダ付きデータのアドレス
設定動作を開始する。なお、CPU1は、ホストコンピ
ュータ7から出力される全データの転送を終了すると
(ステップS110)、その動作を終了する。
【0021】上記のように、第1の実施態様は、まずC
PU1がヘッダ部およびデータ部のDMA転送のための
初期設定動作を一括して行い(ステップS101)、引
き続いてDMA制御部41がヘッダ部のDMA転送(ス
テップS105、S106)に連続して、データ部のD
MA転送(ステップS107〜S109)を行うことを
特徴としている。すなわち、第1の実施態様では、ヘッ
ダ部の開始および終了アドレスの設定は、ヘッダ付きデ
ータの毎回のDMA転送に先だって行われる。従って、
第1の実施態様は、ヘッダ部のデータ長が可変の場合に
も対応できる。しかしながら、ヘッダ部のデータ長が常
に一定の場合は、ヘッダ部の開始および終了アドレスを
毎回設定し直す必要がない。そのような実施態様を以下
に説明する。
PU1がヘッダ部およびデータ部のDMA転送のための
初期設定動作を一括して行い(ステップS101)、引
き続いてDMA制御部41がヘッダ部のDMA転送(ス
テップS105、S106)に連続して、データ部のD
MA転送(ステップS107〜S109)を行うことを
特徴としている。すなわち、第1の実施態様では、ヘッ
ダ部の開始および終了アドレスの設定は、ヘッダ付きデ
ータの毎回のDMA転送に先だって行われる。従って、
第1の実施態様は、ヘッダ部のデータ長が可変の場合に
も対応できる。しかしながら、ヘッダ部のデータ長が常
に一定の場合は、ヘッダ部の開始および終了アドレスを
毎回設定し直す必要がない。そのような実施態様を以下
に説明する。
【0022】図4は、本発明の第2の実施態様に係るD
MA転送装置の動作を示すフローチャートである。な
お、この第2の実施態様のDMA転送装置は、第1の実
施態様と動作が異なるだけであり、その構成は、図2に
示すものと同様であってよい。以下、図4を参照して、
第2の実施態様の動作を説明する。
MA転送装置の動作を示すフローチャートである。な
お、この第2の実施態様のDMA転送装置は、第1の実
施態様と動作が異なるだけであり、その構成は、図2に
示すものと同様であってよい。以下、図4を参照して、
第2の実施態様の動作を説明する。
【0023】第2の実施態様では、CPU1は、予め決
められたヘッダ部のデータ長をもとに、ヘッダ開始アド
レスおよびヘッダ終了アドレスを、それぞれ専用アドレ
スレジスタ421および423に格納しておく(ステッ
プS201)。これらヘッダ開始アドレスおよびヘッダ
終了アドレスの設定は、データ転送開始前に1度だけ行
えばよい。次に、CPU1は、ヘッダ開始アドレスをア
ドレスインクリメンタ431にロードし(ステップS2
02)、ヘッダ付きデータに先立って受信されるデータ
部のデータ長に関する情報をもとに、データ開始アドレ
スおよびデータ終了アドレスを、専用のアドレスレジス
タ422および424に格納する(ステップS20
3)。次に、CPU1は、データを受信すると(ステッ
プS204)、DMA制御部41に対してDMA転送開
始を指示し(ステップS205)、DMA制御部41は
これを受けて第1の実施態様と同様にDMA転送動作を
行う(ステップS206〜S210)。以後、ヘッダ付
きデータが送られてくる毎にステップS202〜S21
0の動作が繰り返され、全データの転送が終了すると、
CPU1はその動作を終了する。
められたヘッダ部のデータ長をもとに、ヘッダ開始アド
レスおよびヘッダ終了アドレスを、それぞれ専用アドレ
スレジスタ421および423に格納しておく(ステッ
プS201)。これらヘッダ開始アドレスおよびヘッダ
終了アドレスの設定は、データ転送開始前に1度だけ行
えばよい。次に、CPU1は、ヘッダ開始アドレスをア
ドレスインクリメンタ431にロードし(ステップS2
02)、ヘッダ付きデータに先立って受信されるデータ
部のデータ長に関する情報をもとに、データ開始アドレ
スおよびデータ終了アドレスを、専用のアドレスレジス
タ422および424に格納する(ステップS20
3)。次に、CPU1は、データを受信すると(ステッ
プS204)、DMA制御部41に対してDMA転送開
始を指示し(ステップS205)、DMA制御部41は
これを受けて第1の実施態様と同様にDMA転送動作を
行う(ステップS206〜S210)。以後、ヘッダ付
きデータが送られてくる毎にステップS202〜S21
0の動作が繰り返され、全データの転送が終了すると、
CPU1はその動作を終了する。
【0024】上記のように、第2の実施態様では、CP
U1は、データ転送開始時に1度だけヘッダ開始アドレ
スおよびヘッダ終了アドレスを設定しておけばよく、各
パケット毎にこれらを設定する必要がない。そのため、
より高速なデータ転送が可能になる。また、ヘッダ部
は、ヘッダ記憶部31上の指定のアドレスに繰り返し上
書きされるため、ヘッダ記憶部31は、ヘッダ部を1つ
だけ格納可能な領域を有しておればよい。
U1は、データ転送開始時に1度だけヘッダ開始アドレ
スおよびヘッダ終了アドレスを設定しておけばよく、各
パケット毎にこれらを設定する必要がない。そのため、
より高速なデータ転送が可能になる。また、ヘッダ部
は、ヘッダ記憶部31上の指定のアドレスに繰り返し上
書きされるため、ヘッダ記憶部31は、ヘッダ部を1つ
だけ格納可能な領域を有しておればよい。
【図1】本発明の第1の実施態様に係るDMA転送装置
を備えた、データ変換装置の構成を示すブロック図であ
る。
を備えた、データ変換装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1に示すデータ転送装置において、DMA転
送装置に関連する部分の構成をより詳細に示すブロック
図である。
送装置に関連する部分の構成をより詳細に示すブロック
図である。
【図3】図2のように構成されたDMA転送装置の転送
動作を説明するためのフローチャートである。
動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施態様に係るDMA転送装置
の動作を示すフローチャートである。
の動作を示すフローチャートである。
1…CPU 2…データ入出力部 3…主記憶部 4…DMAインタフェイス 5…データ変換部 6…データ出力インタフェイス 7…ホストコンピュータ 8…出力エンジン 31…ヘッダ記憶部 32…データ記憶部 41…DMA制御部 42…アドレス記憶部 43…アドレス発生部 44…アドレス比較部 421…ヘッダ開始アドレスレジスタ 422…データ開始アドレスレジスタ 423…ヘッダ終了アドレスレジスタ 424…データ終了アドレスレジスタ 431…アドレスインクリメンタ 441…ヘッダアドレスコンパレータ 442…データアドレスコンパレータ
Claims (2)
- 【請求項1】 入力されたパケットデータのヘッダ部を
ヘッダ記憶部へ、データ部をデータ記憶部へ、それぞれ
DMA転送するための装置であって、 前記ヘッダ部の開始アドレスおよび終了アドレスと、前
記データ部の開始アドレスおよび終了アドレスとを、そ
れぞれ格納するアドレス格納手段と、 前記アドレス格納手段に格納されたヘッダ部の開始アド
レスおよびデータ部の開始アドレスに基づいて、前記ヘ
ッダ記憶部および前記データ記憶部における転送データ
の格納位置をそれぞれ指定するためのアドレスを発生す
るアドレス発生手段と、 前記アドレス発生手段が発生したアドレスと、前記ヘッ
ダ部の終了アドレスおよび前記データ部の終了アドレス
とを比較し、ヘッダ部およびデータ部の転送終了をそれ
ぞれ判定するアドレス比較手段と、 前記アドレス比較手段の判定結果に応答して、前記アド
レス発生手段にロードされるアドレスを切り換えるアド
レス切換手段とを備え、それによって前記アドレス発生
手段は、 前記アドレス格納手段に格納されたヘッダ部の開始アド
レスがロードされて順次インクリメントすることによ
り、前記ヘッダ記憶部における転送データの格納位置を
指定するためのアドレスを発生し、 前記アドレス比較手段がヘッダ部の転送終了を判定した
ことに応答して、前記アドレス格納手段に格納されたデ
ータ部の開始アドレスがロードされて順次インクリメン
トすることにより、前記データ記憶部における転送デー
タの格納位置を指定するためのアドレスを発生すること
を特徴とする、データ転送装置。 - 【請求項2】 ヘッダ部のデータ長が同一である複数の
パケットデータをDMA転送する際に、前記アドレス格
納手段には、データ転送前に1度だけヘッダ部の開始ア
ドレスおよび終了アドレスが格納されることを特徴とす
る、請求項1に記載のデータ転送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21362295A JPH0962613A (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | データ転送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21362295A JPH0962613A (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | データ転送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0962613A true JPH0962613A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=16642222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21362295A Pending JPH0962613A (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | データ転送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0962613A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003087255A (ja) * | 2001-09-06 | 2003-03-20 | Kddi Corp | パケット情報収集装置及びその方法 |
JP2006302246A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-11-02 | Fujitsu Ltd | ネットワークアダプタ、通信システムおよび通信方法 |
CN100352168C (zh) * | 2004-03-09 | 2007-11-28 | 精工爱普生株式会社 | 数据传输控制装置及电子机器 |
-
1995
- 1995-08-22 JP JP21362295A patent/JPH0962613A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4657529B2 (ja) * | 2001-09-06 | 2011-03-23 | Kddi株式会社 | パケット情報収集装置及びその方法 |
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US7630375B2 (en) | 2004-03-09 | 2009-12-08 | Seiko Epson Corporation | Data transfer control device and electronic instrument having reduced power consumption |
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