JPH0962331A - サーボ制御における移動指令の分配方法 - Google Patents

サーボ制御における移動指令の分配方法

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JPH0962331A
JPH0962331A JP23319895A JP23319895A JPH0962331A JP H0962331 A JPH0962331 A JP H0962331A JP 23319895 A JP23319895 A JP 23319895A JP 23319895 A JP23319895 A JP 23319895A JP H0962331 A JPH0962331 A JP H0962331A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーボ制御ループにおるけ加々速度を制限す
ることができ、また、軌道計画により計画された加々速
度をサーボ制御ループで実現することができるサーボ制
御における移動指令の分配方法を提供する。 【解決手段】 サーボ制御において、軌道計画の処理周
期毎の移動指令をサーボ処理周期毎の移動指令に等分配
し、等分配した移動指令を2段の移動平均処理により分
配する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーボ制御に関
し、特にNC工作機械やロボットの制御装置等に使用さ
れるサーボ制御において、サーボ制御ループの処理周期
毎に分配される移動指令の分配方法に関する。
【0002】
【従来の技術】NC工作機械やロボットの制御装置等に
おいて、制御装置側のホストCPUは、制御対象物が所
望の動きを行うような位置、速度、あるいは軌跡を計画
し、この軌道計画に基づいてサーボCPUを介してサー
ボモータの制御を行っている。
【0003】軌道計画の処理周期がサーボ制御の処理周
期に比べて長い場合、サーボCPUは動作を滑らかにす
るために軌道計画の処理周期毎の移動指令を、サーボ処
理周期毎の移動指令に分配する必要がある。
【0004】一般に、サーボ制御ループの処理周期は、
近年の高速DSP(Digitalsignal pr
ocesser;デジタル信号プロセッサ)の採用によ
って短縮されるのに対して、軌道計画については、逆変
換等に多大な処理時間を要するため、軌道計画の処理周
期はサーボ処理周期に比べて長い周期を要する傾向にあ
るため、サーボ制御を行う場合、軌道計画の処理周期毎
の移動指令をサーボ処理周期毎の移動指令に分配する処
理の必要性が増大している。
【0005】なお、通常、軌道計画の処理周期は、軌道
計画の処理を行うホストCPUとサーボ処理を行うサー
ボCPUとの間の通信周期により制限されることが多い
ため、以下では通信周期の処理周期を軌道計画の処理周
期として扱うものとする。表すものとする。
【0006】工作機械やロボット等の制御対象物は、バ
ネ要素およびダンパ要素を含む2慣性系モデルにより一
般化することができる。図6は2慣性系モデルのモデル
例である。符号10はモータ側を示し、符号11は機械
側を示している。このモータ側10と機械側11の間に
減速器が設けられ、該減速器のバネ定数をK[kg.c
m/rad]、粘性係数をD[kg.cm/(rad/
s)]とする。また、モータのロータイナーシャをJm
[kg.cm.s2 ]、モータの動摩擦係数をAm[k
g.cm.s]、モータ位置をθm[rad]、負荷側
のイナーシャをJL [kg.cm.s2 ]、負荷位置
(ロボットの場合には、ロボットのアーム先端位置)を
θL [rad]、モータのトルク定数をKt[kg.c
m/Ap]とする。
【0007】モータへの電流指令をu[Ap]とし、ト
ルク指令をτ[kg.cm]として、負荷側について運
動方程式をたてると以下の式(1)となる。
【0008】 JL ・θL **+D・(θL *−θm*)+K・(θL −θm)=0…(1) また、モータ側について運動方程式をたてると以下の式
(2)となる。
【0009】 Jm・θm**+Am・θm*+D・(θm*−θL *) +K・(θm−θL )=Kt・u …(2) なお、記号の右側に付した「*」は、その記号で示され
る変数を微分することを示し、「*」は1回微分を表し
「**」は2回微分を表している。すなわち、θL **
は負荷位置θL の2回微分で負荷の速度を表している。
また、(θL −θm)は制御対象点である負荷位置に対
するモータのロータ回転位置偏差(ねじれ量)を意味
し、(θm*−θL *)は速度偏差(ねじれ速度)を意
味している。
【0010】上記式(1),(2)から、負荷側位置と
電流指令との関係は以下の式(3)によって表される。
【0011】 [Ams+(JL +Jm)s2 +{(JL ・Am)/(Ds+K)}s3 +{(JL ・Jm)/(Ds+K)s4 ]θL =Kt・u …(3) ここで、DはKより充分大きい(D<<K)とすること
ができるため、さらに以下の式(4)とすることができ
る。
【0012】 u=[(Am/Kt)s+{(JL +Jm)/Kt}s2 +{(JL ・Am)/(Kt・K)}s3 +{(JL ・Jm)/(Kt・K)}s4 ]θL …(4) ここで、負荷位置θL を指令値uの通りに動作させるた
めのフィードフォワードトルクuffは、移動指令をθr
とすると以下の式(5)となる。
【0013】 uff=[(Am/Kt)s+{(JL +Jm)/Kt}s2 +{(JL ・Am)/(Kt・K)}s3 +{(JL ・Jm)/(Kt・K)}s4 ]θr …(5) このとき、s4 の項は充分小さいため無視することがで
きるが、s3 の項のフィードフォワード分は大きく、制
振効果に影響を与えることになる。
【0014】従来、このような2慣性系モデルにおい
て、軌道計画の処理周期が短い場合には、サーボ処理周
期において軌道計画の移動指令を単に等分配して得られ
る分配指令によってサーボ制御を行ったり、サーボ処理
周期において軌道計画の移動指令を移動平均によるフィ
ルタリングで得られる分配指令によってサーボ制御を行
ったり、あるいは、サーボ処理周期において軌道計画の
移動指令を指数加減速によるフィルタリングで得られる
分配指令によってサーボ制御を行っている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
サーボ制御における移動指令の分配方法では、制御対象
の加々速度がスパイク状に大きくなるため、この加々速
度を用いてフィードフォワード制御を行うと、トルク指
令が飽和したり、制御対象の動きが振動的になるという
問題点がある。2慣性系の制御対象においては、加々速
度による制御が有効な場合が多く、この加々速度が異常
に大きくなったり振動する場合には、制御に不都合が生
じることになる。
【0016】ここで、ホスト側の処理周期およびホスト
CPUとサーボCPUとの間の通信周期を例えば20m
sとし、サーボ側の処理周期を1msとし、等分配によ
って移動指令を分配した場合、移動平均フィルタによっ
て移動指令を分配した場合、指数フィルタによって移動
指令を分配した場合の各場合について、加速度および加
々速度の変化について、図7〜図12を用いて説明す
る。
【0017】以下の説明では、移動指令は、通常ホスト
側とサーボ側との通信周期毎の移動指令である場合が多
いため、移動指令の単位を[rad/20ms]とす
る。図7は、移動指令をサーボ処理周期毎に等分配する
場合のブロック線図であり、図10はこのときの移動指
令,加速度指令,および加々速度指令を示す図である。
図7において、ホストCPUからの移動指令は、サーボ
側の処理周期(1ms)に合わせて等分配するために
(1/20)の係数項によって指令値が除され、さら
に、サーボ側の処理周期毎に移動指令を取り出すために
サンプリングが行われる。これによって、等分配された
1ms毎の移動指令が出力される。
【0018】図10(a)はホストCPUからの移動指
令(図中の[rad/20ms]の単位)と等分配され
た移動指令(図中の[1/20rad/ms]の単位)
の速度を表し、図10(b)は等分配された速度指令に
対する加速度[rad/ms2 ]を表し、図10(c)
は等分配された速度指令に対する加々速度[rad/m
3 ]を表している。
【0019】この等分配の場合には、サーボ処理周期毎
の移動指令は不連続な階段状となり、また、加々速度は
スパイク状となり、異常に大きな値をとる場合がある。
【0020】また、図8は、移動指令をサーボ処理周期
毎に移動平均フィルタによって移動指令を分配する場合
のブロック線図であり、図11はこのときの移動指令,
加速度指令,および加々速度指令を示す図である。図8
において、ホストCPUからの移動指令は、サーボ側の
処理周期(1ms)に合わせて等分配するために(1/
20)の係数項によって指令値が除され、サーボ側の処
理周期毎に移動指令を取り出すためにサンプリングが行
われる。さらに、サンプリングされた移動指令は、移動
平均フィルタによってサンプリング周期毎にずらしなが
ら平均をとる。これによって、移動平均によって分配さ
れた1ms毎の移動指令が出力される。図11(a)は
ホストCPUからの移動指令(図中の[rad/20m
s]の単位)と移動平均によって分配された移動指令
(図中の[1/20rad/ms]の単位)の速度を表
し、図11(b)は移動平均によって分配された速度指
令に対する加速度[rad/ms2 ]を表し、図11
(c)は移動平均によって分配された速度指令に対する
加々速度[rad/ms3 ]を表している。
【0021】また、図9は、移動指令をサーボ処理周期
毎に指数フィルタによって移動指令を分配する場合のブ
ロック線図であり、図12はこのときの移動指令,加速
度指令,および加々速度指令を示す図である。図9にお
いて、ホストCPUからの移動指令は、サーボ側の処理
周期(1ms)に合わせて等分配するために(1/2
0)の係数項によって指令値が除され、サーボ側の処理
周期毎に移動指令を取り出すためにサンプリングが行わ
れる。さらに、サンプリングされた移動指令は、指数フ
ィルタによってフィルタリングされ、1ms毎の移動指
令が出力される。図12(a)はホストCPUからの移
動指令(図中の[rad/20ms]の単位)と指令フ
ィルタによって分配された移動指令(図中の[1/20
rad/ms]の単位)の速度を表し、図12(b)は
指令フィルタによって分配された速度指令に対する加速
度[rad/ms2 ]を表し、図12(c)は指令フィ
ルタによって分配された速度指令に対する加々速度[r
ad/ms3 ]を表している。
【0022】図10〜図12に示すようなスパイク状の
異常に大きな値の加々速度を用いてフィードフォワード
を行うと、電流指令が飽和したり、不連続に表れる周期
性のために制御対象が振動的となる虞がある。
【0023】また、軌道計画の工程において、加々速度
を制限して移動指令を作成しても、サーボ処理では計算
値以上の加々速度を指令する場合がある。
【0024】そこで、本発明は前記した従来の問題点を
解決して、サーボ制御ループにおるけ加々速度を制限す
ることができ、また、軌道計画により計画された加々速
度をサーボ制御ループで実現することができるサーボ制
御における移動指令の分配方法を提供することを解決課
題とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明のサーボ制御にお
ける移動指令の分配方法は、サーボ制御において、軌道
計画の処理周期毎の移動指令をサーボ処理周期毎の移動
指令に等分配し、等分配した移動指令を2段の移動平均
処理により分配することによって、前記目的を達成す
る。
【0026】本発明において、軌道計画は制御装置側の
ホストCPUが行う処理であり、制御対象物が所望の動
きを行うように位置、速度、あるいは軌跡を計画する処
理である。また、等分配は、処理周期の異なる制御装置
側の処理周期とサーボ処理周期において、制御装置側の
移動指令をサーボ制御側の移動指令に分配する一分配方
法であり、制御装置側の移動指令をその処理周期に合わ
せて等しく分配する処理である。また、本発明の移動平
均処理による分配は、等分配された移動指令をサンプリ
ング周期毎にずらしながら平均をとって分配する処理で
あり、本発明においては、この移動平均処理を2回行う
ものである。
【0027】なお、この移動平均処理は、遅延器と加算
器により構成される移動平均フィルタによって行うこと
ができる。
【0028】本発明において、ホストCPUから出力さ
れた移動指令は、サーボ側の処理周期に合わせて等分配
するために、ホスト側の処理周期とサーボ側の処理周期
の比率で定まる係数値によって指令値が除された後サン
プリングが行われて、サーボ側の処理周期毎の移動指令
が取り出される。このサンプリングされた移動指令は、
1段目の移動平均処理によって移動平均され、さらにそ
の出力は2段目の移動平均処理によって移動平均され
る。この2段目の移動平均処理後の移動指令が、サーボ
制御に用いる移動指令となる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照しながら詳細に説明する。
【0030】図1は、本発明のサーボ制御における移動
指令の分配方法を説明するためのブロック線図であり、
サーボ側において、ホスト側からホスト側の処理周期に
従って受け渡される移動指令をサーボ処理周期毎に等分
配し、等分配された移動指令を移動平均によるフィルタ
を2回通して、2段の移動平均をとることによって移動
指令を分配するものである。
【0031】図1において、ホストCPUからの移動指
令は、サーボ側の処理周期に合わせて等分配するために
の係数項によって指令値が除される。ホスト側の処理周
期は、ホストCPUが行う軌道計画の処理周期あるいは
ホストCPUとサーボ側間の通信周期により定まる周期
であり、例えば20msとする。これに対して、サーボ
側の処理周期は一般にホスト側の処理周期より短く、例
えば1msとする。
【0032】このとき、図2の速度指令の図に示すよう
に、ホスト側からV[rad/20ms]の速度指令が
出力される場合(図2(a))には、サーボ側の処理周
期単位でみるとV/20[rad/ms]となる。つま
り、ホストCPUからの移動指令をサーボ側の処理周期
に合わせて等分配するために、この係数項によって指令
値をホスト側の処理周期とサーボ側の処理周期の比率で
定まる係数値で除する。
【0033】ここで、ホスト側の移動指令が図3(a)
に示すように、例えば20msまではV1[rad/2
0ms]の速度指令が出力され、20msかち40ms
まではV2[rad/20ms]の速度指令が出力され
る場合には、上記係数項を経ることによって図3(b)
に示すようなサーボ側の速度指令を得ることができる
(ステップS1)。
【0034】次に、サーボ側の処理周期に合わせて等分
配するために、前記ステップS1で求めた速度指令を、
サーボ側の処理周期に合わせたサンプリング周期でサン
プリングする。サーボ側の処理周期を1msとすると、
サンプリングに得られる等分配された移動指令は図3
(b)中の点で表される。以下、このサンプリングされ
た移動指令をAとする(ステップS2)。
【0035】次に、等分配された移動指令に移動平均処
理を行う。移動平均処理は、処理前の移動指令をAと
し、1段目の処理後の移動指令をB,2段目の処理後の
移動指令をCとし、ホスト側の処理周期とサーボ側の処
理周期の比率をnとすると、移動平均処理は以下の式
(6)によって表され、 (1+z-1+z-2+・・・+z-(n-1))/n …(6) n=20の場合の1段目の移動平均の値Bと2段目の移
動平均の値Cはそれぞれ以下の以下の式(7),(8)
によって表される。
【0036】 B=[A(i)+A(i−1)+A(i−2)+ ・・・+A(i−19)]/20 …(7) C=[B(i)+B(i−1)+B(i−2)+ ・・・+B(i−19)]/20 …(8) この2段目の移動平均の処理の出力Cがサーボ制御に用
いる移動指令Cとなる(ステップS3,4)。
【0037】ここで、指令加速度Acmdおよび指令加
々速度Jcmdは、以下の式(9),(10)となる。
【0038】 Acmd=C(i)−C(i−1) =[B(i)−B(i−20)]/20 …(9) Jcmd=[C(i)−C(i−1)]−[C(i−1)−C(i−2)] =[B(i)−B(i−1)−B(i−20) +B(i−21)]/20 …(10) ここで、 B(i)−B(i−20)=[A(i)−A(i−2
0)]/20 であり、また、Aはホスト側の処理周期毎の移動指令を
等分配したものであり、20msの間は等しいため、 B(i)−B(i−20) =[R(I)/20−R(I−1)/20]/20 =[R(I)−R(I−1)]/202 …(11) となる。
【0039】ここで、Iはホスト側の処理周期毎に更新
される数値である。同様にして、 B(i−1)−B(i−21) =[R(I−1)−R(I−2)]/202 …(12) となるため、指令加々速度Jcmdは以下の式(13)
となる。
【0040】 Jcmd=[R(I)−2・R(I−1)+R(I−2)]/203 [rad/ms3 ] …(13) この指令加々速度Jcmdは、ホスト側の処理周期に期
間中においてはR(I),R(I−1),R(I−2)
の値は一定であるため、加々速度は一定となる。したが
って、従来のうよなスパイク状の加々速度なくなり、加
々速度を制限することができる。
【0041】一方、ホスト側における処理周期毎の移動
指令から求められる加々速度Jcmd’は、 Jcmd’=[R(I)−R(I−1)]−[R(I−1)−R(I−2)] =[R(I)−2・R(I−1)+R(I−2)] [rad/(20ms)3 ] …(14) となり、このことはホスト側で軌道計画された加々速度
が再現されることを示している。
【0042】図4はこのときの移動指令,加速度指令,
および加々速度指令のを示す概略図である。図4(a)
はホストCPUからの移動指令(図中の[rad/20
ms]の単位)と2段の移動平均によって分配された移
動指令(図中の[1/20rad/ms]の単位)の速
度を表し、図4(b)は2段の移動平均によって分配さ
れた速度指令に対する加速度[rad/ms2 ]を表
し、図4(c)は2段の移動平均によって分配された速
度指令に対する加々速度[rad/ms3 ]を表してい
る。
【0043】図5は、本発明のサーボ制御における移動
指令の分配方法を実施するための制御径の要部ブロック
図である。図中において、1はサーボ制御系を制御する
ホストCPUで、軌道計画を行って移動指令を出力す
る。例えば、ロボットの場合には、補間、直交座標系の
座標値から各軸の回転角への変換,逆変換等を行うとと
もに、ロボットの各軸へ位置指令を分配する。2はホス
トCPU1とサーボ回路3のプロセッサ間の情報の伝達
を仲介する共有RAMで、ホストCPU1が書き込んだ
移動指令等のデータをサーボ回路3のプロセッサに受渡
し、サーボ回路3のプロセッサが書き込んだアラーム情
報等をホストCPU1に引き渡す機能を行う。3はデジ
タルシグナルプロセッサ等で構成されるサーボ回路でプ
ロセッサ,ROM,RAM等で構成され、ロボットの場
合には各軸のサーボモータの制御を行うもので、本発明
のサーボ制御における移動指令の分配処理を行う。4は
トランジスタインバータ等で構成されるサーボアンプ
で、5はサーボモータである。また,6はサーボモータ
5の位置を検出するパルスコーダで、位置はサーボ回路
4にフィードバックされる。なお、サーボアンプ4,サ
ーボモータ5は1軸のみを図示している。
【0044】
【実施例】図13は、2慣性系の制御対象と制御系の概
略ブロック図である。ここで、JL =0.6[kg.c
m.s2 ],Jm=0.12[kg.cm.s2 ],A
m=1.0[kg.cm.s],Kt=9[kg.cm
/Ap],最大電流=80[Ap],K=400[k
g.cm/rad],D=0.7[kg.cm/(ra
d/s)],ポジションゲイン=0.01[1/m
s],速度ゲイン1=15[1/ms],速度ゲイン2
=6000[1/ms],ねじれフィードバックゲイン
1=100[1/ms],ねじれフィードバックゲイン
2=3[1/ms]とする。なお、図中の*は推定値を
示している。
【0045】図14は、この2慣性系の制御対象と制御
系において指数フィルタによる分配を行った場合の移動
指令,実速度(a)および電流指令(b)を示し、図1
5は、同2慣性系の制御対象と制御系において1段の移
動平均フィルタによる分配を行った場合の移動指令,実
速度(a)および電流指令(b)を示し、また、図16
は、同2慣性系の制御対象と制御系において本発明の分
配方法による2段の移動平均フィルタによる分配を行っ
た場合の移動指令,実速度(a)および電流指令(b)
を示している。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
サーボ制御ループにおるけ加々速度を制限することがで
き、また、軌道計画により計画された加々速度をサーボ
制御ループで実現することができるサーボ制御における
移動指令の分配方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーボ制御における移動指令の分配方
法を説明するためのブロック線図である。
【図2】速度指令を説明するための図である。
【図3】速度指令を説明するための図である。
【図4】2段の移動平均による移動指令,加速度指令,
および加々速度指令のを示す概略図である。
【図5】本発明のサーボ制御における移動指令の分配方
法を実施するための制御径の要部ブロック図である。
【図6】2慣性系モデルのモデル例である。
【図7】移動指令を等分配する場合のブロック線図であ
る。
【図8】移動指令を移動平均フィルタにより分配する場
合のブロック線図である。
【図9】移動指令を指数フィルタにより分配する場合の
ブロック線図である。
【図10】等分配による移動指令,加速度指令,および
加々速度指令を示す図である。
【図11】移動平均フィルタの分配による移動指令,加
速度指令,および加々速度指令を示す図である。
【図12】指数フィルタの分配による移動指令,加速度
指令,および加々速度指令を示す図である。
【図13】2慣性系の制御対象と制御系の概略ブロック
図である。
【図14】2慣性系の制御対象および制御系において指
数フィルタの分配による移動指令,実速度,電流指令を
示す図である。
【図15】2慣性系の制御対象および制御系において1
段の移動フィルタの分配による移動指令,実速度,電流
指令を示す図である。
【図16】2慣性系の制御対象および制御系において2
段の移動フィルタの分配による移動指令,実速度,電流
指令を示す図である。
【符号の説明】
1 制御装置 2 共有RAM 3 サーボ回路 4 サーボアンプ 5 モータ 6 パルスコーダ 10 モータ側 11 機械側

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーボ制御において、軌道計画の処理周
    期毎の移動指令をサーボ処理周期毎の移動指令に等分配
    し、等分配した移動指令を2段の移動平均処理により分
    配することを特徴とするサーボ制御における移動指令の
    分配方法。
  2. 【請求項2】 前記移動平均処理は、移動平均フィルタ
    によって行うことを特徴とする請求項1記載のサーボ制
    御における移動指令の分配方法。
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