JPH0962301A - 数値演算制御装置及び数値演算制御方法 - Google Patents
数値演算制御装置及び数値演算制御方法Info
- Publication number
- JPH0962301A JPH0962301A JP7243819A JP24381995A JPH0962301A JP H0962301 A JPH0962301 A JP H0962301A JP 7243819 A JP7243819 A JP 7243819A JP 24381995 A JP24381995 A JP 24381995A JP H0962301 A JPH0962301 A JP H0962301A
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- Japan
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- time
- control
- processing
- interruption
- cpu
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- Safety Devices In Control Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】搭載先である主装置の暴走を未然にかつ確実に
回避し得る制御性能の高い数値演算制御装置及び数値演
算制御方法を実現し難かつた。 【解決手段】所定の第1の時間毎の割り込みにより所定
の制御演算処理を実行する数値演算制御装置及び数値演
算制御方法において、制御演算処理の開始から終了まで
の第2の時間を毎回計測し、計測された第2の時間が第
1の時間よりも短い予め設定された所定の基準時間を超
えた場合に制御演算処理実行手段が所定のエラー処理を
実行するようにしたことにより、2重割り込みの発生
や、割り込み処理が必要回数よりも少なくなる事態の発
生を未然に防止することができ、かくして搭載先である
主装置の暴走を未然に回避させ得る制御性能の高い数値
演算制御装置及び数値演算制御方法を実現できる。
回避し得る制御性能の高い数値演算制御装置及び数値演
算制御方法を実現し難かつた。 【解決手段】所定の第1の時間毎の割り込みにより所定
の制御演算処理を実行する数値演算制御装置及び数値演
算制御方法において、制御演算処理の開始から終了まで
の第2の時間を毎回計測し、計測された第2の時間が第
1の時間よりも短い予め設定された所定の基準時間を超
えた場合に制御演算処理実行手段が所定のエラー処理を
実行するようにしたことにより、2重割り込みの発生
や、割り込み処理が必要回数よりも少なくなる事態の発
生を未然に防止することができ、かくして搭載先である
主装置の暴走を未然に回避させ得る制御性能の高い数値
演算制御装置及び数値演算制御方法を実現できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は数値演算制御装置及
び数値演算制御方法に関し、特に一定時間毎の割り込み
により所定の制御演算処理を実行する数値演算制御装置
及び数値演算制御方法に適用して好適なものである。
び数値演算制御方法に関し、特に一定時間毎の割り込み
により所定の制御演算処理を実行する数値演算制御装置
及び数値演算制御方法に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、デイジタル計算機を使用した数値
演算制御装置においては、通常、メインプログラムを実
行しているCPUに対して一定の時間(以下、これをサ
ンプリング時間と呼ぶ)Tごとに割り込みを発生させ、
その割り込み処理内において、センサ情報の読み込みや
アクチユエータ駆動回路への制御信号の出力及びエラー
が発生したときの処理等に対する種々の制御演算を実行
するようになされている。
演算制御装置においては、通常、メインプログラムを実
行しているCPUに対して一定の時間(以下、これをサ
ンプリング時間と呼ぶ)Tごとに割り込みを発生させ、
その割り込み処理内において、センサ情報の読み込みや
アクチユエータ駆動回路への制御信号の出力及びエラー
が発生したときの処理等に対する種々の制御演算を実行
するようになされている。
【0003】この場合図4に示すように、通常、割り込
みによる制御演算の実行時間(以下、これを制御演算時
間と呼ぶ)tはサンプリング時間Tよりも短く設定され
ている。
みによる制御演算の実行時間(以下、これを制御演算時
間と呼ぶ)tはサンプリング時間Tよりも短く設定され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、制御演算時
間tはセンサ情報の値やアルゴリズムの分岐等により毎
回一定の値になるとは限らず、例えば制御演算時間tが
サンプリング時間Tよりも長くなつた場合には、2重割
込みが起き又は割り込み処理が1回なくなることにな
る。このような場合、制御の周期が乱れるためにこの数
値演算制御装置を搭載した装置(以下、これを主装置と
呼ぶ)の制御がうまく行われなくなり、最悪の場合には
当該主装置が暴走するおそれがあつた。
間tはセンサ情報の値やアルゴリズムの分岐等により毎
回一定の値になるとは限らず、例えば制御演算時間tが
サンプリング時間Tよりも長くなつた場合には、2重割
込みが起き又は割り込み処理が1回なくなることにな
る。このような場合、制御の周期が乱れるためにこの数
値演算制御装置を搭載した装置(以下、これを主装置と
呼ぶ)の制御がうまく行われなくなり、最悪の場合には
当該主装置が暴走するおそれがあつた。
【0005】このためこの種の数値演算制御装置では、
従来、このような2重割り込みや割り込み処理回数の減
少を防止する1つの方法として、プログラムの設定時、
数値演算制御装置に制御演算実行中の時のみに論理
「1」又は論理「0」レベルとなるデイジタル信号を出
力させ、当該デイジタル信号に基づきオシロスコープ等
を利用して制御演算時間tを計測し、十分に余裕のある
サンプリング時間Tを決定する方法が一般的に行われて
いた。
従来、このような2重割り込みや割り込み処理回数の減
少を防止する1つの方法として、プログラムの設定時、
数値演算制御装置に制御演算実行中の時のみに論理
「1」又は論理「0」レベルとなるデイジタル信号を出
力させ、当該デイジタル信号に基づきオシロスコープ等
を利用して制御演算時間tを計測し、十分に余裕のある
サンプリング時間Tを決定する方法が一般的に行われて
いた。
【0006】しかしながらこのような方法では、演算ア
ルゴリズムを変更するたびに各制御演算時間tを計測し
直す必要があり、また制御中に制御演算時間tがサンプ
リング時間Tよりも長くなることが実際におきた場合に
2重割り込みの発生や割り込み処理回数の減少を未然に
防止し得ないために主装置の暴走を防止し得ないなど、
解決策としては未だ不十分な問題があつた。
ルゴリズムを変更するたびに各制御演算時間tを計測し
直す必要があり、また制御中に制御演算時間tがサンプ
リング時間Tよりも長くなることが実際におきた場合に
2重割り込みの発生や割り込み処理回数の減少を未然に
防止し得ないために主装置の暴走を防止し得ないなど、
解決策としては未だ不十分な問題があつた。
【0007】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、主装置の暴走を未然にかつ確実に回避し得る制御性
能の高い数値演算制御装置及び数値演算制御方法を提案
しようとするものである。
で、主装置の暴走を未然にかつ確実に回避し得る制御性
能の高い数値演算制御装置及び数値演算制御方法を提案
しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め第1の発明においては、一定時間毎の割り込みにより
所定の制御演算処理を実行する数値演算制御装置におい
て、割り込み毎に、供給される所定情報に基づいて制御
演算処理を実行する演算処理実行手段と、割り込み毎
に、演算処理実行手段による制御演算処理の開始から終
了までの第1の時間を計測する計測手段とを設け、制御
演算処理実行手段は、計測手段により計測された第2の
時間が第1の時間よりも短い予め設定された所定の基準
時間を超えた場合に所定のエラー処理を実行するように
した。
め第1の発明においては、一定時間毎の割り込みにより
所定の制御演算処理を実行する数値演算制御装置におい
て、割り込み毎に、供給される所定情報に基づいて制御
演算処理を実行する演算処理実行手段と、割り込み毎
に、演算処理実行手段による制御演算処理の開始から終
了までの第1の時間を計測する計測手段とを設け、制御
演算処理実行手段は、計測手段により計測された第2の
時間が第1の時間よりも短い予め設定された所定の基準
時間を超えた場合に所定のエラー処理を実行するように
した。
【0009】また第2の発明においては、所定の第1の
時間毎の割り込みにより所定の制御演算処理を実行する
数値演算制御方法において、制御演算処理の開始から終
了までの第2の時間を計測し、計測された第2の時間が
第1の時間よりも短い予め設定された所定の基準時間を
超えた場合に所定のエラー処理を実行するようにした。
時間毎の割り込みにより所定の制御演算処理を実行する
数値演算制御方法において、制御演算処理の開始から終
了までの第2の時間を計測し、計測された第2の時間が
第1の時間よりも短い予め設定された所定の基準時間を
超えた場合に所定のエラー処理を実行するようにした。
【0010】このように第1及び第2の発明ともに、制
御演算処理の開始から終了までの第2の時間を計測し、
計測された第2の時間が第1の時間よりも短い予め設定
された所定の基準時間を超えた場合に所定のエラー処理
を実行するようにしたことにより、2重割り込みの発生
や、割り込み処理が必要回数よりも少なくなる事態の発
生を未然に防止することができる。
御演算処理の開始から終了までの第2の時間を計測し、
計測された第2の時間が第1の時間よりも短い予め設定
された所定の基準時間を超えた場合に所定のエラー処理
を実行するようにしたことにより、2重割り込みの発生
や、割り込み処理が必要回数よりも少なくなる事態の発
生を未然に防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
施例を詳述する。
【0012】図1において、1は全体として本発明を適
用した数値演算制御装置を示し、CPU2は、割込み発
生用タイマ3から一定の時間毎に順次供給される割込み
信号S1に基づいて割込み処理を実行し、センサ情報入
力回路4から供給されるセンサ情報信号S2に基づきメ
モリ5に格納されたプログラムに従つて所定の演算処理
を行い、演算結果に基づく制御信号S3をアクユエータ
駆動回路6に送出する(以下、センサ情報信号S2に基
づくセンサ情報等の取り込みから制御信号S3の出力ま
での一連の処理を制御演算処理と呼ぶ)ことによりアク
チユエータ7を駆動制御するようになされている。
用した数値演算制御装置を示し、CPU2は、割込み発
生用タイマ3から一定の時間毎に順次供給される割込み
信号S1に基づいて割込み処理を実行し、センサ情報入
力回路4から供給されるセンサ情報信号S2に基づきメ
モリ5に格納されたプログラムに従つて所定の演算処理
を行い、演算結果に基づく制御信号S3をアクユエータ
駆動回路6に送出する(以下、センサ情報信号S2に基
づくセンサ情報等の取り込みから制御信号S3の出力ま
での一連の処理を制御演算処理と呼ぶ)ことによりアク
チユエータ7を駆動制御するようになされている。
【0013】このときCPU2は、このような割込み処
理を行う毎に時間計測用タイマ8を駆動させて制御演算
時間tを計測し、制御演算時間tがサンプリング時間T
よりも短い予め設定された基準時間tmax を超えた場合
には、制御を中止すると共にエラー内容を図示しない表
示部に表示させ、続く制御演算処理を実行しないなどの
所定のエラー処理を実行するようになされている。これ
によりこの数値演算制御装置1では、2重割込みの発生
や割込み処理が必要回数よりも少なくなる事態の発生を
未然に防止し、かくしてこの数値演算制御装置1を搭載
した主装置の暴走を未然に回避し得るようになされてい
る。
理を行う毎に時間計測用タイマ8を駆動させて制御演算
時間tを計測し、制御演算時間tがサンプリング時間T
よりも短い予め設定された基準時間tmax を超えた場合
には、制御を中止すると共にエラー内容を図示しない表
示部に表示させ、続く制御演算処理を実行しないなどの
所定のエラー処理を実行するようになされている。これ
によりこの数値演算制御装置1では、2重割込みの発生
や割込み処理が必要回数よりも少なくなる事態の発生を
未然に防止し、かくしてこの数値演算制御装置1を搭載
した主装置の暴走を未然に回避し得るようになされてい
る。
【0014】ここで実際上CPU2は、図2に示す割込
み発生用タイマ始動処理手順RT0及び図3に示す割込
み処理手順RRT1に従つて上述のように動作するよう
になされている。すなわちCPU2は、この数値演算制
御装置1が始動すると割込み発生用タイマ開始処理手順
RT0をステツプSP1において開始し、続くステツプ
SP2において割込み発生用タイマ3に制御信号S4を
送出することによりこれを時間Tおきに割込み信号S3
をCPU2に出力するようにセツトした後、ステツプS
P3に進んでこの割込み発生用タイマ始動処理手順RT
0を終了する。
み発生用タイマ始動処理手順RT0及び図3に示す割込
み処理手順RRT1に従つて上述のように動作するよう
になされている。すなわちCPU2は、この数値演算制
御装置1が始動すると割込み発生用タイマ開始処理手順
RT0をステツプSP1において開始し、続くステツプ
SP2において割込み発生用タイマ3に制御信号S4を
送出することによりこれを時間Tおきに割込み信号S3
をCPU2に出力するようにセツトした後、ステツプS
P3に進んでこの割込み発生用タイマ始動処理手順RT
0を終了する。
【0015】この後CPU2は割込み発生用タイマ3か
ら割込み信号S1が供給されるごとに割込み処理手順R
T1を選択する。この場合CPU2は、この割込み処理
手順RT1をステツプSP10において開始すると、続
くステツプSP11において時間計測用タイマ8に制御
信号S5を送出することによりこれをリセツトする。次
いでCPU2はステツプSP12に進んで所定の制御演
算処理を実行することによりアクチユエータ7を駆動制
御する。
ら割込み信号S1が供給されるごとに割込み処理手順R
T1を選択する。この場合CPU2は、この割込み処理
手順RT1をステツプSP10において開始すると、続
くステツプSP11において時間計測用タイマ8に制御
信号S5を送出することによりこれをリセツトする。次
いでCPU2はステツプSP12に進んで所定の制御演
算処理を実行することによりアクチユエータ7を駆動制
御する。
【0016】さらにCPU2は、この後ステツプSP1
3に進んで時間計測用タイマ8の計測値を読み出すこと
により制御演算時間tを得、続くステツプSP14にお
いて、この制御演算時間tが予め設定された上述の基準
時間tmax よりも大きいか否かを判断する。
3に進んで時間計測用タイマ8の計測値を読み出すこと
により制御演算時間tを得、続くステツプSP14にお
いて、この制御演算時間tが予め設定された上述の基準
時間tmax よりも大きいか否かを判断する。
【0017】この場合CPU2は、このステツプSP1
4において否定結果を得ると、ステツプSP15に進ん
でこの割込み処理手順RT1を終了し、メインプログラ
ムに戻つて所定の処理を継続する。これに対してCPU
2は、このステツプSP15において肯定結果を得る
と、ステツプSP16に進んで所定のエラー処理を実行
し、この後ステツプSP15に進んでこの割込み処理手
順RT1を終了するようになされている。
4において否定結果を得ると、ステツプSP15に進ん
でこの割込み処理手順RT1を終了し、メインプログラ
ムに戻つて所定の処理を継続する。これに対してCPU
2は、このステツプSP15において肯定結果を得る
と、ステツプSP16に進んで所定のエラー処理を実行
し、この後ステツプSP15に進んでこの割込み処理手
順RT1を終了するようになされている。
【0018】以上の構成において、この数値演算制御装
置1では、始動時、まずCPU2が割込み発生用タイマ
始動処理手順RT0に従つて割込み発生用タイマ3を時
間Tにセツトする(ステツプSP0〜ステツプSP
3)。次いでCPU2は、この後割込み発生用タイマ3
から時間T毎に割込み信号S1が供給される毎に割込み
処理手順RT1を選択し、まず時間計測用タイマ3をリ
セツトした後(ステツプSP11)、所定の制御演算処
理を実行することによりアクチユエータ7を駆動制御す
る(ステツプSP12)。
置1では、始動時、まずCPU2が割込み発生用タイマ
始動処理手順RT0に従つて割込み発生用タイマ3を時
間Tにセツトする(ステツプSP0〜ステツプSP
3)。次いでCPU2は、この後割込み発生用タイマ3
から時間T毎に割込み信号S1が供給される毎に割込み
処理手順RT1を選択し、まず時間計測用タイマ3をリ
セツトした後(ステツプSP11)、所定の制御演算処
理を実行することによりアクチユエータ7を駆動制御す
る(ステツプSP12)。
【0019】この後CPU2は、時間計測用タイマ8か
ら計測値を読み出してこのときの制御演算時間tを求め
(ステツプSP13)、この制御演算時間tが基準時間
tmax を超えた場合はアクチユーエータ駆動回路6に制
御信号S3を送出することにより制御を中止すると共に
エラー内容を表示部に表示させる(ステツプSP14〜
SP16)。
ら計測値を読み出してこのときの制御演算時間tを求め
(ステツプSP13)、この制御演算時間tが基準時間
tmax を超えた場合はアクチユーエータ駆動回路6に制
御信号S3を送出することにより制御を中止すると共に
エラー内容を表示部に表示させる(ステツプSP14〜
SP16)。
【0020】従つてこの数値演算制御装置1では、2重
割り込みの発生や割り込み処理回数が必要回数よりも少
なくなる事態の発生を未然かつ確実に防止でき、かくし
てこの数値演算制御装置1を搭載した主装置の暴走を未
然に回避することができる。またこの数値演算制御装置
1では、上述のように2重割り込みの発生や割り込み処
理回数が必要回数よりも少なくなる事態の発生を未然か
つ確実に防止できるため、サンプリング時間Tを必要以
上に長くすることなく制御性能を向上させることができ
る。
割り込みの発生や割り込み処理回数が必要回数よりも少
なくなる事態の発生を未然かつ確実に防止でき、かくし
てこの数値演算制御装置1を搭載した主装置の暴走を未
然に回避することができる。またこの数値演算制御装置
1では、上述のように2重割り込みの発生や割り込み処
理回数が必要回数よりも少なくなる事態の発生を未然か
つ確実に防止できるため、サンプリング時間Tを必要以
上に長くすることなく制御性能を向上させることができ
る。
【0021】以上の構成によれば、各割込み処理ごとに
その制御演算時間tを時間計測用タイマ8によつて計測
し、計測値がサンプリング時間Tよりも短い所定の基準
時間tmax を超えた場合に制御を中止するなどの所定の
エラー処理を実行するようにしたことにより、2重割り
込みの発生や割り込み処理が必要回数よりも少なくなる
ような事態を防止し得、かくしてこの数値演算制御装置
1を搭載した主装置の暴走を未然に回避させ得る制御性
能の高い数値演算制御装置及び数値演算制御方法を実現
できる。
その制御演算時間tを時間計測用タイマ8によつて計測
し、計測値がサンプリング時間Tよりも短い所定の基準
時間tmax を超えた場合に制御を中止するなどの所定の
エラー処理を実行するようにしたことにより、2重割り
込みの発生や割り込み処理が必要回数よりも少なくなる
ような事態を防止し得、かくしてこの数値演算制御装置
1を搭載した主装置の暴走を未然に回避させ得る制御性
能の高い数値演算制御装置及び数値演算制御方法を実現
できる。
【0022】なお上述の実施例においては、本発明を図
1のように構成された数値演算制御装置1に適用するよ
うにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、一定時間毎の割り込みにより所定の制御演算処理を
実行する数値演算制御装置であるのならば、この他種々
の数値演算制御装置に適用することができる。
1のように構成された数値演算制御装置1に適用するよ
うにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、一定時間毎の割り込みにより所定の制御演算処理を
実行する数値演算制御装置であるのならば、この他種々
の数値演算制御装置に適用することができる。
【0023】この場合割り込み毎に、供給される所定情
報に基づいて制御演算処理を実行する演算処理実行手段
としてはCPU2以外の演算処理実行手段を適用できる
と共に、割り込み毎に、演算処理実行手段による制御演
算処理の開始から終了までの時間を計測する計測手段と
しては時間計測用タイマ8以外の計測手段を適用でき、
要は、制御演算処理実行手段による制御演算処理の終了
後、計測手段による計測結果に基づいて当該制御演算処
理が所定の基準時間を超えた場合に所定のエラー処理を
実行するようにすれば良い。
報に基づいて制御演算処理を実行する演算処理実行手段
としてはCPU2以外の演算処理実行手段を適用できる
と共に、割り込み毎に、演算処理実行手段による制御演
算処理の開始から終了までの時間を計測する計測手段と
しては時間計測用タイマ8以外の計測手段を適用でき、
要は、制御演算処理実行手段による制御演算処理の終了
後、計測手段による計測結果に基づいて当該制御演算処
理が所定の基準時間を超えた場合に所定のエラー処理を
実行するようにすれば良い。
【0024】また上述の実施例においては、時間計測用
タイマ8による計測結果をCPU2にのみに供給するよ
うにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、例えば時間計測用タイマ8による計測結果を外部に
出力する出力手段を設けるようにしても良く、このよう
にすることで、時々刻々の制御演算時間tの変化を記録
することができ、制御演算時間tの最大値を求めたり、
それがどのような状況で発生するかを調べることができ
る。
タイマ8による計測結果をCPU2にのみに供給するよ
うにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、例えば時間計測用タイマ8による計測結果を外部に
出力する出力手段を設けるようにしても良く、このよう
にすることで、時々刻々の制御演算時間tの変化を記録
することができ、制御演算時間tの最大値を求めたり、
それがどのような状況で発生するかを調べることができ
る。
【0025】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、所定の第
1の時間毎の割り込みにより所定の制御演算処理を実行
する数値演算制御装置及び数値演算制御方法において、
制御演算処理の開始から終了までの第2の時間を毎回計
測し、計測された第2の時間が第1の時間よりも短い予
め設定された所定の基準時間を超えた場合に所定のエラ
ー処理を実行するようにしたことにより、2重割り込み
の発生や、割り込み処理が必要回数よりも少なくなる事
態の発生を未然に防止することができ、かくして主装置
の暴走を未然に回避させ得る制御性能の高い数値演算制
御装置及び数値演算制御方法を実現できる。
1の時間毎の割り込みにより所定の制御演算処理を実行
する数値演算制御装置及び数値演算制御方法において、
制御演算処理の開始から終了までの第2の時間を毎回計
測し、計測された第2の時間が第1の時間よりも短い予
め設定された所定の基準時間を超えた場合に所定のエラ
ー処理を実行するようにしたことにより、2重割り込み
の発生や、割り込み処理が必要回数よりも少なくなる事
態の発生を未然に防止することができ、かくして主装置
の暴走を未然に回避させ得る制御性能の高い数値演算制
御装置及び数値演算制御方法を実現できる。
【図1】実施例による数値演算制御装置の構成を示すブ
ロツク図である。
ロツク図である。
【図2】割込み発生用タイマ始動処理手順を示すフロー
チヤートである。
チヤートである。
【図3】割込み処理手順を示すフローチヤートである。
【図4】サンプリング時間と制御演算時間との関係を示
すタイミングチヤートである。
すタイミングチヤートである。
1……数値演算制御装置、2……CPU、3……割込み
発生用タイマ、4……センサ情報入力回路、5……メモ
リ、6……アクチユエータ駆動回路、7……アクチユエ
ータ、8……時間計測用タイマ、S1……割込み信号、
S2……センサ情報信号、S3……制御信号、RT0…
…割込み発生用タイマ始動処理手順、RT1……割込み
処理手順。
発生用タイマ、4……センサ情報入力回路、5……メモ
リ、6……アクチユエータ駆動回路、7……アクチユエ
ータ、8……時間計測用タイマ、S1……割込み信号、
S2……センサ情報信号、S3……制御信号、RT0…
…割込み発生用タイマ始動処理手順、RT1……割込み
処理手順。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 11/34 G05B 19/18 X
Claims (3)
- 【請求項1】所定の第1の時間毎の割り込みにより所定
の制御演算処理を実行する数値演算制御装置において、 上記割り込み毎に、供給される所定情報に基づいて上記
制御演算処理を実行する制御演算処理実行手段と、 上記割り込み毎に、上記制御演算処理実行手段による上
記制御演算処理の開始から終了までの第2の時間を計測
する計測手段とを具え、上記制御演算処理実行手段は、
上記計測手段により計測された上記第2の時間が上記第
1の時間よりも短い予め設定された所定の基準時間を超
えた場合に所定のエラー処理を実行することを特徴とす
る数値演算制御装置。 - 【請求項2】上記計測手段により計測された上記第1の
時間を外部に出力する出力手段を具えることを特徴とす
る請求項1に記載の数値演算制御装置。 - 【請求項3】所定の第1の時間毎の割り込みにより所定
の制御演算処理を実行する数値演算制御方法において、 上記制御演算処理の開始から終了までの第2の時間を計
測し、 計測された上記第2の時間が上記第1の時間よりも短い
予め設定された所定の基準時間を超えた場合に所定のエ
ラー処理を実行することを特徴とする数値演算制御方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7243819A JPH0962301A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 数値演算制御装置及び数値演算制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7243819A JPH0962301A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 数値演算制御装置及び数値演算制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0962301A true JPH0962301A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=17109406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7243819A Abandoned JPH0962301A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 数値演算制御装置及び数値演算制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0962301A (ja) |
-
1995
- 1995-08-28 JP JP7243819A patent/JPH0962301A/ja not_active Abandoned
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051014 |
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A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20051122 |