JPH0962232A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
- Publication number
- JPH0962232A JPH0962232A JP22000595A JP22000595A JPH0962232A JP H0962232 A JPH0962232 A JP H0962232A JP 22000595 A JP22000595 A JP 22000595A JP 22000595 A JP22000595 A JP 22000595A JP H0962232 A JPH0962232 A JP H0962232A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- scanner
- output
- display device
- crystal display
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来技術の液晶駆動装置におけるスキャナの
動作をチェックするチェック端子の出力段がスタートパ
ルスの入力段から数えて同一であることによる、回路不
良の発見の遅れを解決し、スキャナの動作チェックを容
易にして生産性の向上を図った液晶表示装置を提供する
ことである。 【解決手段】 本発明の液晶表示装置によれば、右スキ
ャナのチェックスイッチRoutの位置を左スキャナの
スタートスイッチLstとは異なる転送段H8に設定し
た。そのため、出力段18に出力されるチェック端子の
出力パルスは左スキャナと右スキャナによって異なる位
置に出力されようになり、例えばレベル変換回路が誤動
作して出力段の信号が不確定となった場合にもスキャナ
の異常動作を発見することが可能となる。
動作をチェックするチェック端子の出力段がスタートパ
ルスの入力段から数えて同一であることによる、回路不
良の発見の遅れを解決し、スキャナの動作チェックを容
易にして生産性の向上を図った液晶表示装置を提供する
ことである。 【解決手段】 本発明の液晶表示装置によれば、右スキ
ャナのチェックスイッチRoutの位置を左スキャナの
スタートスイッチLstとは異なる転送段H8に設定し
た。そのため、出力段18に出力されるチェック端子の
出力パルスは左スキャナと右スキャナによって異なる位
置に出力されようになり、例えばレベル変換回路が誤動
作して出力段の信号が不確定となった場合にもスキャナ
の異常動作を発見することが可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクティブマトリ
クス型の液晶パネル等によって代表される液晶表示装置
に関し、更に詳しくは、左右・上下反転機能を有する液
晶表示装置のスキャナ動作のチェック方法を改良した液
晶表示装置に関する。
クス型の液晶パネル等によって代表される液晶表示装置
に関し、更に詳しくは、左右・上下反転機能を有する液
晶表示装置のスキャナ動作のチェック方法を改良した液
晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラ一体型VTRや液晶プロジ
ェクタに代表される液晶表示装置付機器の普及ととも
に、液晶表示装置への高性能化の要求が高まり、液晶表
示装置の高性能化や多機能化が進んでいる。液晶表示装
置においては、例えばカメラ一体型VTRにおけるモニ
タ部を自在に回転して視覚するアプリケーションや、液
晶プロジェクタにおける入射光の変化に対応するため、
左右・上下反転機能を有する液晶表示装置が開発され普
及している。
ェクタに代表される液晶表示装置付機器の普及ととも
に、液晶表示装置への高性能化の要求が高まり、液晶表
示装置の高性能化や多機能化が進んでいる。液晶表示装
置においては、例えばカメラ一体型VTRにおけるモニ
タ部を自在に回転して視覚するアプリケーションや、液
晶プロジェクタにおける入射光の変化に対応するため、
左右・上下反転機能を有する液晶表示装置が開発され普
及している。
【0003】従来技術の液晶表示装置について図2を参
照して説明する。図2は従来技術の液晶表示装置の一例
を示すブロック図である。
照して説明する。図2は従来技術の液晶表示装置の一例
を示すブロック図である。
【0004】先ず、従来技術の液晶表示装置の構成を説
明する。図2は主として液晶プロジェクタ等のAV機器
に用いられる液晶表示装置の一例である。この液晶表示
装置の細部構成は、水平方向のスタートパルスHST、
同クロックパルスHCK1、2、垂直方向のスタートパ
ルスVST、同クロックパルスVCH、本発明に係わる
RGT(Rightの略号:Hシフトレジスタ駆動方向を決定
するRGT信号の入力端子でH−通常方向、L−逆方
向)、DWN(Downの略号:Vシフトレジスタの駆動方
向を決定するDWN信号の入力端子でH−通常方向、L
−逆方向)の各種制御信号、S(Signal)OUT(以下、
「チェック端子」と記す)や、R、G、Bのビデオ信号
(SIG1、2、3)、および電源電圧等が入力される
外部接続端子1、双方向スキャナ機能を有するHシフト
レジスタ2、V方向の双方向スキャナでなるVシフトレ
ジスタ3、各種制御信号を所定レベルに変換するレベル
変換回路4、および左右・上下反転制御回路5で概略構
成される。
明する。図2は主として液晶プロジェクタ等のAV機器
に用いられる液晶表示装置の一例である。この液晶表示
装置の細部構成は、水平方向のスタートパルスHST、
同クロックパルスHCK1、2、垂直方向のスタートパ
ルスVST、同クロックパルスVCH、本発明に係わる
RGT(Rightの略号:Hシフトレジスタ駆動方向を決定
するRGT信号の入力端子でH−通常方向、L−逆方
向)、DWN(Downの略号:Vシフトレジスタの駆動方
向を決定するDWN信号の入力端子でH−通常方向、L
−逆方向)の各種制御信号、S(Signal)OUT(以下、
「チェック端子」と記す)や、R、G、Bのビデオ信号
(SIG1、2、3)、および電源電圧等が入力される
外部接続端子1、双方向スキャナ機能を有するHシフト
レジスタ2、V方向の双方向スキャナでなるVシフトレ
ジスタ3、各種制御信号を所定レベルに変換するレベル
変換回路4、および左右・上下反転制御回路5で概略構
成される。
【0005】Hシフトレジスタ2には前述のHSTやH
CK1、2がレベル変換回路4を介して接続されるとと
もに、スイッチング回路6が接続されている。スイッチ
ング回路6には信号線7が接続されていて、この信号線
7を介してR、G、Bのビデオ信号が入力されるように
なされている。Vシフトレジスタ3にはVST、VCK
の制御信号がレベル変換回路4を介して接続されるとと
もに、走査線8が接続されている。信号線7や走査線8
はマトリクス状に配列されていて、その交差部には薄膜
トランジスタ(Thin Film Transistor:以下、単に「TF
T」と記す)9が配設されている。TFT9には保持容
量および液晶セルを介してコモン電極(図では「COM
電極」と記す)10が接続されている。
CK1、2がレベル変換回路4を介して接続されるとと
もに、スイッチング回路6が接続されている。スイッチ
ング回路6には信号線7が接続されていて、この信号線
7を介してR、G、Bのビデオ信号が入力されるように
なされている。Vシフトレジスタ3にはVST、VCK
の制御信号がレベル変換回路4を介して接続されるとと
もに、走査線8が接続されている。信号線7や走査線8
はマトリクス状に配列されていて、その交差部には薄膜
トランジスタ(Thin Film Transistor:以下、単に「TF
T」と記す)9が配設されている。TFT9には保持容
量および液晶セルを介してコモン電極(図では「COM
電極」と記す)10が接続されている。
【0006】このような駆動基板に対向してブラックマ
トリクスやカラーフィルタ(カラー液晶パネルの場合)
が形成された対向基板(図示省略)が所定の間隔(数μ
m)を保持して対向配置され、これらの間隙に液晶組成
物が挟持されている。これら基板の両面に偏光板を一体
に積層することにより従来技術の液晶表示装置は構成さ
れる。
トリクスやカラーフィルタ(カラー液晶パネルの場合)
が形成された対向基板(図示省略)が所定の間隔(数μ
m)を保持して対向配置され、これらの間隙に液晶組成
物が挟持されている。これら基板の両面に偏光板を一体
に積層することにより従来技術の液晶表示装置は構成さ
れる。
【0007】かかる構成の従来技術の液晶表示装置の動
作を簡潔に説明する。外部IC(図示省略)から外部接
続用端子1に入力されたビデオ信号はHシフトレジスタ
2に接続されたスイッチング回路6に入力される。各種
制御信号はレベル変換回路4に入力されるとともに、レ
ベル変換回路4によって例えば5Vから15、5Vにレ
ベル変換されてHシフトレジスタ2やVシフトレジスタ
3、および左右・上下反転制御回路5に入力される。
作を簡潔に説明する。外部IC(図示省略)から外部接
続用端子1に入力されたビデオ信号はHシフトレジスタ
2に接続されたスイッチング回路6に入力される。各種
制御信号はレベル変換回路4に入力されるとともに、レ
ベル変換回路4によって例えば5Vから15、5Vにレ
ベル変換されてHシフトレジスタ2やVシフトレジスタ
3、および左右・上下反転制御回路5に入力される。
【0008】本発明に係わるRGT端子から入力された
RGT信号やDWN端子から入力されたDWN信号は、
レベル変換回路4でレベル変換されて左右・上下反転制
御回路5に入力される。左右・上下反転制御回路5では
詳細は後述するが、Hシフトレジスタ2やVシフトレジ
スタ3のスキャナ方向の指示を与えるとともに、液晶表
示装置のチェック端子から出力される出力パルスによっ
てスキャナの動作が指示どうりに行われているか否かの
チェックを行うチェック機能を備えている。
RGT信号やDWN端子から入力されたDWN信号は、
レベル変換回路4でレベル変換されて左右・上下反転制
御回路5に入力される。左右・上下反転制御回路5では
詳細は後述するが、Hシフトレジスタ2やVシフトレジ
スタ3のスキャナ方向の指示を与えるとともに、液晶表
示装置のチェック端子から出力される出力パルスによっ
てスキャナの動作が指示どうりに行われているか否かの
チェックを行うチェック機能を備えている。
【0009】TFT9ではVシフトレジスタ3に接続さ
れた走査線8から供給される通常上から下に向かう走査
パルスに応動して、スイッチング回路6に接続された信
号線7を通常左から右へスキャンし、コモン電極10を
略中心として交流化されたR、G、Bのビデオ信号を取
り込む。取り込まれたビデオ信号に応じた画素電極の印
加電圧によって液晶分子(何れも図示省略)を倒立せし
め、この液晶分子や偏光板による旋光性を利用して従来
技術の液晶表示装置の情報表示がなされる。
れた走査線8から供給される通常上から下に向かう走査
パルスに応動して、スイッチング回路6に接続された信
号線7を通常左から右へスキャンし、コモン電極10を
略中心として交流化されたR、G、Bのビデオ信号を取
り込む。取り込まれたビデオ信号に応じた画素電極の印
加電圧によって液晶分子(何れも図示省略)を倒立せし
め、この液晶分子や偏光板による旋光性を利用して従来
技術の液晶表示装置の情報表示がなされる。
【0010】図3および図4を参照して従来技術の液晶
表示装置の左右・上下反転動作の詳細を説明する。図3
はレベル変換回路および左右・上下反転制御回路の細部
を示す回路図であり、図4は従来技術の液晶表示装置の
チェック端子の出力パルスの検出動作を示すタイミング
チャート図である。
表示装置の左右・上下反転動作の詳細を説明する。図3
はレベル変換回路および左右・上下反転制御回路の細部
を示す回路図であり、図4は従来技術の液晶表示装置の
チェック端子の出力パルスの検出動作を示すタイミング
チャート図である。
【0011】図3におけるレベル変換回路および左右・
上下反転制御回路の一例の構成を説明するならば、前述
のRGT信号が入力されるRGT端子11、レベル変換
回路4a、レベル変換回路4aに接続されたインバータ
回路12、13、および出力端子14と、レベル変換回
路4aに接続された一方の系であるインバータ回路1
5、および出力端子16等で構成される。
上下反転制御回路の一例の構成を説明するならば、前述
のRGT信号が入力されるRGT端子11、レベル変換
回路4a、レベル変換回路4aに接続されたインバータ
回路12、13、および出力端子14と、レベル変換回
路4aに接続された一方の系であるインバータ回路1
5、および出力端子16等で構成される。
【0012】引き続き、図3および図4を参照して従来
技術の液晶表示装置の左右・上下反転の動作を説明す
る。図3におけるRGT端子11には所望のスキャナ方
向を制御するHigh−level(以下、単に「Hレ
ベル」と記す)またはLow−level(以下、単に
「Lレベル」と記す)のRGT信号を入力する端子であ
る。つまり、RGT端子11にHレベルを印加すれば通
常の右スキャン、Lレベルを印加すれば左スキャンとな
る。また、同様に図示を省略したDWN端子にHレベル
を印加すれば通常の下スキャンとなり、Lレベルを印加
すれば上スキャンとなるようになされている。同時に、
従来技術の液晶表示装置にはチェック端子を備え、H、
Vシフトレジスタのスキャナ動作が正常に行われている
か否かのチェックが行えるようになっている。
技術の液晶表示装置の左右・上下反転の動作を説明す
る。図3におけるRGT端子11には所望のスキャナ方
向を制御するHigh−level(以下、単に「Hレ
ベル」と記す)またはLow−level(以下、単に
「Lレベル」と記す)のRGT信号を入力する端子であ
る。つまり、RGT端子11にHレベルを印加すれば通
常の右スキャン、Lレベルを印加すれば左スキャンとな
る。また、同様に図示を省略したDWN端子にHレベル
を印加すれば通常の下スキャンとなり、Lレベルを印加
すれば上スキャンとなるようになされている。同時に、
従来技術の液晶表示装置にはチェック端子を備え、H、
Vシフトレジスタのスキャナ動作が正常に行われている
か否かのチェックが行えるようになっている。
【0013】一例として、RGT端子11にHレベルを
印加したときの動作を説明するならば、RGT端子11
に入力されたHレベルの制御信号はレベル変換回路4a
に入力される。レベル変換回路4aによって所定電圧レ
ベルに変換されるとともに、インバータ回路12および
13でバッファリングされてそのままHレベルとして出
力端子14に出力される。出力端子14は後述する右ス
キャナのスタートスイッチRst、およびチェックスイ
ッチRout用の制御パルスであり、これらがHレベル
として出力される。
印加したときの動作を説明するならば、RGT端子11
に入力されたHレベルの制御信号はレベル変換回路4a
に入力される。レベル変換回路4aによって所定電圧レ
ベルに変換されるとともに、インバータ回路12および
13でバッファリングされてそのままHレベルとして出
力端子14に出力される。出力端子14は後述する右ス
キャナのスタートスイッチRst、およびチェックスイ
ッチRout用の制御パルスであり、これらがHレベル
として出力される。
【0014】一方、レベル変換回路4aから出力された
Hレベルの制御信号はインバータ回路15によってイン
バートされて出力端子16にLレベルが出力される。出
力端子16は左スキャナのスタートスイッチLst、お
よびチェックスイッチLout用の制御パルスであり、
これらはLレベルとして出力される。即ち、ハイ(H)
レベルアクティブの本制御回路ではRGT端子11にH
レベルが入力されることによって、右スキャンの動作が
選択されることになる。
Hレベルの制御信号はインバータ回路15によってイン
バートされて出力端子16にLレベルが出力される。出
力端子16は左スキャナのスタートスイッチLst、お
よびチェックスイッチLout用の制御パルスであり、
これらはLレベルとして出力される。即ち、ハイ(H)
レベルアクティブの本制御回路ではRGT端子11にH
レベルが入力されることによって、右スキャンの動作が
選択されることになる。
【0015】図4に移り、RGT端子11にHレベルが
入力されることにより、シフトレジスタH1→H2→H
3・・と右にスキャンする右スキャナのスタートパルス
Rst、およびチェックスイッチRoutが選択されて
“ON”状態となり、左スキャナのスタートスイッチL
st、およびチェックスイッチLoutは各々“OF
F”状態となる。そして、入力部17を介してスタート
パルスHSTがシフトレジスタH1に入力されるととも
に、HCKによって転送されて左右・上下反転制御回路
のチェック端子18にはシフトレジスタH7の出力パル
スが出力される。即ち、図4下段に示す出力パルスRが
HCKの7パルス目に出力される。
入力されることにより、シフトレジスタH1→H2→H
3・・と右にスキャンする右スキャナのスタートパルス
Rst、およびチェックスイッチRoutが選択されて
“ON”状態となり、左スキャナのスタートスイッチL
st、およびチェックスイッチLoutは各々“OF
F”状態となる。そして、入力部17を介してスタート
パルスHSTがシフトレジスタH1に入力されるととも
に、HCKによって転送されて左右・上下反転制御回路
のチェック端子18にはシフトレジスタH7の出力パル
スが出力される。即ち、図4下段に示す出力パルスRが
HCKの7パルス目に出力される。
【0016】再び図3を参照してRGT端子11にLレ
ベルを印加したときの動作を説明する。レベル変換回路
4aを介して入力されたLレベルの制御信号は、インバ
ータ回路12、13、15によって処理されて出力端子
14にはLレベルが、出力端子16には反転されたHレ
ベルがそれぞれ出力される。出力端子16によって左ス
キャナのスタートスイッチLst、およびチェックスイ
ッチLoutが“ON”状態となり、左スキャンの動作
が選択される。図4に移り、入力部17からスタートパ
ルスHSTがシフトレジスタH7に入り、チェック端子
18にはシフトレジスタH1の出力パルスが出力され
る。即ち、図4下段に示す出力パルスLがHCKの7パ
ルス目に出力される。
ベルを印加したときの動作を説明する。レベル変換回路
4aを介して入力されたLレベルの制御信号は、インバ
ータ回路12、13、15によって処理されて出力端子
14にはLレベルが、出力端子16には反転されたHレ
ベルがそれぞれ出力される。出力端子16によって左ス
キャナのスタートスイッチLst、およびチェックスイ
ッチLoutが“ON”状態となり、左スキャンの動作
が選択される。図4に移り、入力部17からスタートパ
ルスHSTがシフトレジスタH7に入り、チェック端子
18にはシフトレジスタH1の出力パルスが出力され
る。即ち、図4下段に示す出力パルスLがHCKの7パ
ルス目に出力される。
【0017】このように、従来技術の液晶表示装置では
H、Vシフトレジスタのスキャナ動作をチェックするチ
ェック端子の出力部がスタートパルスの入力部から数え
て同一位置にあるため、左スキャン時と右スキャン時の
出力パルスが同一タイミングで出力されてしまう。この
ため、例えばレベル変換回路4aが誤動作してチェック
端子の出力部の信号が不確定な電圧(HレベルないしL
レベル)となった場合、チェック端子の出力パルスは同
一位置であるため、この異常を発見することはできな
い。即ち、液晶表示装置の組み立てを終了して画出しを
行うまで、この不良を発見できず生産性を阻害する要因
となる問題点がある。
H、Vシフトレジスタのスキャナ動作をチェックするチ
ェック端子の出力部がスタートパルスの入力部から数え
て同一位置にあるため、左スキャン時と右スキャン時の
出力パルスが同一タイミングで出力されてしまう。この
ため、例えばレベル変換回路4aが誤動作してチェック
端子の出力部の信号が不確定な電圧(HレベルないしL
レベル)となった場合、チェック端子の出力パルスは同
一位置であるため、この異常を発見することはできな
い。即ち、液晶表示装置の組み立てを終了して画出しを
行うまで、この不良を発見できず生産性を阻害する要因
となる問題点がある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、従来
技術の液晶表示装置におけるスキャナの動作をチェック
するチェック端子の出力部がスタートパルスの入力部か
ら数えて同一位置にあるため、左スキャン時と右スキャ
ン時の出力パルスが同一タイミングで出力されてしま
い、液晶表示装置の組み立てを終了して画出しをするま
で不良を発見できないという問題を解決し、スキャナの
動作チェックを容易にして生産性の向上を図った液晶表
示装置を提供することである。
技術の液晶表示装置におけるスキャナの動作をチェック
するチェック端子の出力部がスタートパルスの入力部か
ら数えて同一位置にあるため、左スキャン時と右スキャ
ン時の出力パルスが同一タイミングで出力されてしま
い、液晶表示装置の組み立てを終了して画出しをするま
で不良を発見できないという問題を解決し、スキャナの
動作チェックを容易にして生産性の向上を図った液晶表
示装置を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の課題
を解決するため以下の手段を講じた。即ち、本発明の双
方向スキャナ機能を有するH、Vシフトレジスタと、双
方向スキャナの機能を制御する左右・上下反転制御回路
と、H、Vシフトレジスタのスキャナ動作をチェックす
るチェック端子とを備えた液晶表示装置において、チェ
ック端子における出力パルスの検出位置(出力部の検出
位置)を、スタートパルスの入力部から数えて、左スキ
ャン時と右スキャン時、あるいは下スキャン時と上スキ
ャン時によって変化させることにより、H、Vシフトレ
ジスタのスキャナ動作のチェックを正確に行う構成とし
た。
を解決するため以下の手段を講じた。即ち、本発明の双
方向スキャナ機能を有するH、Vシフトレジスタと、双
方向スキャナの機能を制御する左右・上下反転制御回路
と、H、Vシフトレジスタのスキャナ動作をチェックす
るチェック端子とを備えた液晶表示装置において、チェ
ック端子における出力パルスの検出位置(出力部の検出
位置)を、スタートパルスの入力部から数えて、左スキ
ャン時と右スキャン時、あるいは下スキャン時と上スキ
ャン時によって変化させることにより、H、Vシフトレ
ジスタのスキャナ動作のチェックを正確に行う構成とし
た。
【0020】本発明の液晶表示装置によれば、チェック
端子の出力部の検出位置を左スキャン時と右スキャン
時、或いは下スキャン時と上スキャン時によって変化さ
せて、チェック端子から出力される出力パルスの出力タ
イミングをずらすようにした。そのため、左スキャナ時
の異常か右スキャナ時の異常かを即座に発見することが
できるようになり、液晶表示装置の生産性を向上するこ
とができる。
端子の出力部の検出位置を左スキャン時と右スキャン
時、或いは下スキャン時と上スキャン時によって変化さ
せて、チェック端子から出力される出力パルスの出力タ
イミングをずらすようにした。そのため、左スキャナ時
の異常か右スキャナ時の異常かを即座に発見することが
できるようになり、液晶表示装置の生産性を向上するこ
とができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図1を参照して本発明の液
晶表示装置の実施の形態を説明する。なお、従来技術の
液晶表示装置と同一の部分には同一の参照符号を付し、
それらの説明を一部省略する。また、本発明の液晶表示
装置のレベル変換回路および左右・上下反転制御回路は
同一であるため、その説明を省略する。図1は本発明の
液晶表示装置のチェック端子の出力パルスの検出動作を
示すタイミングチャート図である。
晶表示装置の実施の形態を説明する。なお、従来技術の
液晶表示装置と同一の部分には同一の参照符号を付し、
それらの説明を一部省略する。また、本発明の液晶表示
装置のレベル変換回路および左右・上下反転制御回路は
同一であるため、その説明を省略する。図1は本発明の
液晶表示装置のチェック端子の出力パルスの検出動作を
示すタイミングチャート図である。
【0022】図1において、本発明の特徴事項として、
H、Vシフトレジスタのスキャナ動作をチェックするチ
ェック端子の出力部をスタートパルスの入力部から数え
て異なる位置に設定した。即ち、右スキャナのチェック
スイッチRoutの位置をシフトレジスタH8に設定し
た。そして、例えばRGT端子にHレベルを印加する
と、右スキャナのスタートスイッチRst、およびチェ
ックスイッチRoutが“ON”状態となり、入力部1
7からスタートパルスHSTがシフトレジスタH1に入
力され、HCKによって転送されてチェック端子18に
はシフトレジスタH8の出力パルスが出力される。即
ち、図1下段に示す出力パルスRがHCKの8パルス目
に出力される。
H、Vシフトレジスタのスキャナ動作をチェックするチ
ェック端子の出力部をスタートパルスの入力部から数え
て異なる位置に設定した。即ち、右スキャナのチェック
スイッチRoutの位置をシフトレジスタH8に設定し
た。そして、例えばRGT端子にHレベルを印加する
と、右スキャナのスタートスイッチRst、およびチェ
ックスイッチRoutが“ON”状態となり、入力部1
7からスタートパルスHSTがシフトレジスタH1に入
力され、HCKによって転送されてチェック端子18に
はシフトレジスタH8の出力パルスが出力される。即
ち、図1下段に示す出力パルスRがHCKの8パルス目
に出力される。
【0023】一方、RGT端子にLレベルを印加したと
すると、左スキャナのスタートスイッチLst、および
チェックスイッチLoutが“ON”状態となり、左ス
キャンの動作が選択される。そして、入力部17からス
タートパルスHSTがシフトレジスタH7に入り、チェ
ック端子18の出力部にはシフトレジスタH1の出力パ
ルスが出力される。即ち、図1下段に示す出力パルスL
がHCKの7パルス目に出力される。
すると、左スキャナのスタートスイッチLst、および
チェックスイッチLoutが“ON”状態となり、左ス
キャンの動作が選択される。そして、入力部17からス
タートパルスHSTがシフトレジスタH7に入り、チェ
ック端子18の出力部にはシフトレジスタH1の出力パ
ルスが出力される。即ち、図1下段に示す出力パルスL
がHCKの7パルス目に出力される。
【0024】このように、本発明の液晶表示装置によれ
ば、H、Vシフトレジスタのスキャナ動作をチェックす
るチェック端子の出力部がスタートパルスの入力部から
数えて異なる位置にあるため、左スキャン時と右スキャ
ン時の出力パルスが異なる位置で出力されるようにな
る。このため、例えばレベル変換回路が誤動作して出力
部の信号が不確定となった場合においても、チェック端
子の出力パルスは異なる位置にあるため、異常を発見す
ることができる。本発明の液晶表示装置によれば、液晶
表示装置の組み立て終了を待つことなくレベル変換回路
等の不良を発見できるため、液晶表示装置の生産性を向
上するとともに、液晶表示装置のコストを削減すること
ができる。なお、Vシフトレジスタのスキャナ動作も同
一であり、重複するためその説明を省略する。
ば、H、Vシフトレジスタのスキャナ動作をチェックす
るチェック端子の出力部がスタートパルスの入力部から
数えて異なる位置にあるため、左スキャン時と右スキャ
ン時の出力パルスが異なる位置で出力されるようにな
る。このため、例えばレベル変換回路が誤動作して出力
部の信号が不確定となった場合においても、チェック端
子の出力パルスは異なる位置にあるため、異常を発見す
ることができる。本発明の液晶表示装置によれば、液晶
表示装置の組み立て終了を待つことなくレベル変換回路
等の不良を発見できるため、液晶表示装置の生産性を向
上するとともに、液晶表示装置のコストを削減すること
ができる。なお、Vシフトレジスタのスキャナ動作も同
一であり、重複するためその説明を省略する。
【0025】本発明は前記実施例に限定されず、種々の
実施形態を採ることができる。例えば本実施の形態例で
は垂直駆動回路や水平駆動回路を内挿する液晶表示装置
について例示したが、垂直駆動回路や水平駆動回路を外
挿する方式に応用することも可能である。また、本発明
の主旨を逸脱しない範囲で適宜応用が可能であることは
言うまでもない。
実施形態を採ることができる。例えば本実施の形態例で
は垂直駆動回路や水平駆動回路を内挿する液晶表示装置
について例示したが、垂直駆動回路や水平駆動回路を外
挿する方式に応用することも可能である。また、本発明
の主旨を逸脱しない範囲で適宜応用が可能であることは
言うまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液晶表示
装置によれば、H、Vシフトレジスタのスキャナ動作を
確認するチェック端子の出力部を、スタートパルスの入
力部から数えて左スキャン時と右スキャン時、および下
スキャン時と上スキャン時で変化させるようにした。そ
のため、出力パルスの出力タイミングをずらすことがで
きるようになり、スキャナの動作チェックを容易に行う
ことが可能となる。また、このスキャナの動作チェック
は、通常液晶表示装置を完成後に成されるものであった
が、本発明の液晶表示装置によれば完成前に動作チェッ
クを行うことが可能となり、液晶表示装置の生産性を向
上するとともにコストの削減を図ることが可能となる。
装置によれば、H、Vシフトレジスタのスキャナ動作を
確認するチェック端子の出力部を、スタートパルスの入
力部から数えて左スキャン時と右スキャン時、および下
スキャン時と上スキャン時で変化させるようにした。そ
のため、出力パルスの出力タイミングをずらすことがで
きるようになり、スキャナの動作チェックを容易に行う
ことが可能となる。また、このスキャナの動作チェック
は、通常液晶表示装置を完成後に成されるものであった
が、本発明の液晶表示装置によれば完成前に動作チェッ
クを行うことが可能となり、液晶表示装置の生産性を向
上するとともにコストの削減を図ることが可能となる。
【図1】 本発明の液晶表示装置のチェック端子の出力
パルスの検出動作を示すタイミングチャート図である。
パルスの検出動作を示すタイミングチャート図である。
【図2】 従来技術の液晶表示装置の要部を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】 従来技術の液晶表示装置のレベル変換回路お
よび左右・上下反転制御回路の細部を示す回路図であ
る。
よび左右・上下反転制御回路の細部を示す回路図であ
る。
【図4】 従来技術の液晶表示装置のチェック端子の出
力パルスの検出動作を示すタイミングチャート図であ
る。
力パルスの検出動作を示すタイミングチャート図であ
る。
1 外部接続端子 2 Hシフトレジスタ 3 Vシフトレジスタ 4 レベル変換回路 5 左右・上下反転制御回路 6 スイッチング回路 7 信号線 8 走査線 9 TFT 10 コモン電極 11 RGT端子 12、13、15 インバータ回路 14、16 出力端子 17 入力部 18 チェック端子
Claims (1)
- 【請求項1】 双方向スキャナ機能を有するH、Vシフ
トレジスタと、 前記双方向スキャナ機能を制御する左右・上下反転制御
回路と、 前記H、Vシフトレジスタのスキャナ動作をチェックす
るチェック端子とを備えた液晶表示装置において、 前記チェック端子における出力パルスの検出位置を、 スタートパルスの入力部から数えて、左スキャン時と右
スキャン時、あるいは下スキャン時と上スキャン時によ
って変化させることにより、前記H、Vシフトレジスタ
のスキャナ動作のチェックを正確に行うようにしたこと
を特徴とする液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22000595A JPH0962232A (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22000595A JPH0962232A (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0962232A true JPH0962232A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=16744447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22000595A Pending JPH0962232A (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0962232A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000075842A (ja) * | 1998-08-31 | 2000-03-14 | Sony Corp | 液晶表示装置およびそのデータ線駆動回路 |
US6724363B1 (en) | 1999-05-14 | 2004-04-20 | Sharp Kabushiki Kaisha | Two-way shift register and image display device using the same |
JP2005003917A (ja) * | 2003-06-11 | 2005-01-06 | Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd | アレイ基板およびアレイ基板の検査方法 |
JP2005025151A (ja) * | 2003-06-10 | 2005-01-27 | Sharp Corp | 双方向シフトレジスタ、および、それを備えた表示装置 |
US7525530B2 (en) | 2002-03-18 | 2009-04-28 | Sharp Kabushiki Kaisha | Display device and scanning circuit testing method |
WO2018051943A1 (ja) * | 2016-09-13 | 2018-03-22 | シャープ株式会社 | 表示装置 |
-
1995
- 1995-08-29 JP JP22000595A patent/JPH0962232A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000075842A (ja) * | 1998-08-31 | 2000-03-14 | Sony Corp | 液晶表示装置およびそのデータ線駆動回路 |
US6724363B1 (en) | 1999-05-14 | 2004-04-20 | Sharp Kabushiki Kaisha | Two-way shift register and image display device using the same |
US7365727B2 (en) | 1999-05-14 | 2008-04-29 | Sharp Kabushiki Kaisha | Two-way shift register and image display device using the same |
US7525530B2 (en) | 2002-03-18 | 2009-04-28 | Sharp Kabushiki Kaisha | Display device and scanning circuit testing method |
JP2005025151A (ja) * | 2003-06-10 | 2005-01-27 | Sharp Corp | 双方向シフトレジスタ、および、それを備えた表示装置 |
JP2005003917A (ja) * | 2003-06-11 | 2005-01-06 | Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd | アレイ基板およびアレイ基板の検査方法 |
JP4559712B2 (ja) * | 2003-06-11 | 2010-10-13 | 東芝モバイルディスプレイ株式会社 | アレイ基板およびアレイ基板の検査方法 |
WO2018051943A1 (ja) * | 2016-09-13 | 2018-03-22 | シャープ株式会社 | 表示装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6232939B1 (en) | Liquid crystal display apparatus including scanning circuit having bidirectional shift register stages | |
US7224341B2 (en) | Driving circuit system for use in electro-optical device and electro-optical device | |
KR100702289B1 (ko) | 액정 표시 장치와 그 구동 방법 | |
JP3846057B2 (ja) | 電気光学装置の駆動回路及び電気光学装置並びに電子機器 | |
WO1999028896A1 (fr) | Circuit de commande pour dispositif electro-optique, procede de commande du dispositif electro-optique, dispositif electro-optique, et dispositif electronique | |
CN101539693A (zh) | 检查电路、电光装置及电子设备 | |
US7551156B2 (en) | Liquid crystal display device | |
EP1477962A2 (en) | Electro-optical panel driving circuit, electro-optical device provided with electro-optical panel and driving circuit, and electronic apparatus provided with electro-optical device | |
US6879179B2 (en) | Image-signal supplying circuit and electro-optical panel | |
JP3536653B2 (ja) | 電気光学装置のデータ線駆動回路、電気光学装置、及び電子機器 | |
JP3312423B2 (ja) | 平面表示装置、アクティブマトリクス基板および検査方法 | |
KR100546428B1 (ko) | 전기광학패널의 구동회로 및 이것을 구비한 전기광학장치및 전자기기 | |
KR100648141B1 (ko) | 표시 장치 및 상기 표시 장치의 구동 방법 | |
JP3903736B2 (ja) | 電気光学パネル、その駆動回路、駆動方法および電子機器 | |
JP2007072062A (ja) | 表示装置 | |
JPH0962232A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP3520756B2 (ja) | 電気光学装置の駆動回路、電気光学装置及び電子機器 | |
JP2004094196A (ja) | 電気光学装置、電気光学装置の駆動装置、電気光学装置の駆動方法及び電子機器 | |
JP3663943B2 (ja) | 電気光学装置および電子機器 | |
JP3635972B2 (ja) | 電気光学装置の駆動回路、電気光学装置および電子機器 | |
US7064573B2 (en) | Driving circuit, method of testing driving circuit, electro-optical apparatus, and electro-optical device | |
JP4115842B2 (ja) | 液晶表示装置及びその駆動方法、並びにカメラシステム | |
JPH07199872A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP3843658B2 (ja) | 電気光学装置の駆動回路及び電気光学装置並びに電子機器 | |
US20040041776A1 (en) | Electro-optical device, driver circuit for electro-optical device, drive method for driving electro-optical device, and electronic equipment |