JPH0961378A - 断層撮影装置 - Google Patents
断層撮影装置Info
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- JPH0961378A JPH0961378A JP7220311A JP22031195A JPH0961378A JP H0961378 A JPH0961378 A JP H0961378A JP 7220311 A JP7220311 A JP 7220311A JP 22031195 A JP22031195 A JP 22031195A JP H0961378 A JPH0961378 A JP H0961378A
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Abstract
を提供することにある。 【解決手段】放射線を発生し、被検体3に向けて放出す
るX線管1と、3を透過した放射線を実質2次元の空間
分解能をもって検出する放射線検出器4と、1と4を結
ぶ中心線に対し角度の傾きをもつ回転軸に対し3と1と
4の組とのあいだに相対的回転運動を与える回転機構6
と、複数の回転角度それぞれにおいて4の出力を透過画
像として複数枚収集するデータ収集手段7と、3内に設
定したピント面上の複数のマトリックス点へそれぞれの
前記透過画像をX線通路に沿って逆投影した後それぞれ
加算する画像処理手段8を具備し、3内のピント面に焦
点の合った透過画像を得る断層撮影装置。
Description
放射線を検出し、被検体の断層像を得る断層撮影装置
(ラミノグラフ)に関し、特に多層配線基板の内部また
は表面実装基板の半田付け部等を非破壊で検査するため
に使用される断層撮影装置に関する。
付表面実装やフリップチップ実装、受動チップ部品のバ
ンプ実装等で接続部が上面より観察できない部品の基板
への半田付き状態を検査するために使用し得るものとし
て、最近注目され始めているものであり、基本的には医
療用として普及している断層写真装置と同じである。
いて1つの面にピントの合った透過像である断層像を得
るのに対して、断層撮影装置は面センサ出力をディジタ
ル画像化し、画像処理で断層像を作成する点が異なって
いる。
り、特開平2−501411号公報に記載されているも
のである。同図においては、焦点走査型X線管91によ
って円形に焦点が走査される。2次元面センサである回
転X線検出器94が焦点に同期して回転し、この回転中
に収集された被検体92を透過した多数の透過像はディ
ジタル処理により加算され、1つの断層像が作成され
る。断層像は焦点の回転半径と回転検出器94の回転半
径で決まる1つの焦点面93に焦点の合った画像とな
る。
Vision」Bio−Imaging Resea
rch,Inc発行第6頁に記載されている従来の断層
撮影装置を示す図である。同図においては、X線管95
から放射されるピラミッド型X線ビーム96の中に被検
体97を設け、その後方に2次元X線検出器98が設け
られる。この検出器98に平行な1つの回転軸Oに対し
て被検体97を矢印のように往復回転させ、この間に透
過像データを収集する。多数の透過像データから伸縮処
理および加算処理により1つの焦点面Eにピントの合っ
た断面像が作成される。また、収集された同じ透過像群
から伸縮処理のパラメータを変えることにより、任意の
他のピント面Fにピントの合った断面像も作成すること
ができる。
来の断層撮影装置では、焦点走査型X線管91を用いて
いるため、焦点の位置が決められた軌道から狂い易く、
画像が不鮮明になることが多いとともに、高価になると
いう問題がある。
あまり大きくできないため、断層写真のピント深度が浅
くできず、ピント面外のパターンが十分にぼけないとい
う問題がある。
ピント面からはずれた面にあるパターンぼけが一方向で
あるため、回転軸に直交する直線状のパターンはぼやけ
ず、ピント面パターンと混同され易いという問題があ
る。
れたもので、その目的とするところは、ピント面のみに
よくピントが合う断層撮影装置を提供することにある。
め、請求項1に対応する発明は、放射線を被検体に向け
て照射する放射線源と、前記被検体を透過した放射線を
実質2次元の空間分解能をもって検出する放射線検出器
と、前記放射線源と前記放射線検出器の間であって、前
記放射線源と前記放射線検出器を結ぶ中心線に対し所定
角度の傾きを有する回転軸を中心に、前記被検体と前記
放射線源と前記放射線検出器の組に対して前記被検体に
相対的回転運動を与える回転手段と、前記回転手段の回
転軸を中心として前記被検体を所定角度づつ回動させる
毎に前記放射線検出器の出力を透過画像として各々収集
するデータ収集手段と、前記被検体内に設定したピント
面上の複数のマトリックス点へそれぞれの前記透過画像
を放射線に沿って逆投影した後それぞれを加算する画像
処理手段とを具備し、前記被検体内のピント面に焦点の
合った透過画像を得ることを特徴とする断層撮影装置で
ある。
よれば、焦点走査型X線管を用いないので焦点位置がく
るうことがなく、高品位な透視画像が得られ、装置も安
価になる。回転走査のみで透視画像が得られるので、機
構が単純安価で精度も上がり良好な透視画像が得られ
る。走査型X線管とくらべ傾斜角αを大きくできるの
で、ぼけを大きくできるためピントのシャープな透視画
像が得られる。
する発明は、請求項1項記載の画像処理手段の逆投影
は、前記被検体を回転させずに逆投影を行う固定逆投影
と、前記回転手段による回転による画像の回転を打消す
ように画像を回転させる画像回転を行うことを特徴とす
る断層撮影装置である。
する発明は、請求項1項記載の被検体の代りに前記ピン
ト面に基準パターンを設置し、このとき前記データ収集
手段で得られる透過画像を収集し、この透過画像から前
記逆投影の係数を求める過程を持つことを特徴とする断
層撮影装置である。
する発明は、請求項2記載の被検体の代りに前記ピント
面に基準パターンを設置し、このとき前記データ収集手
段で得られる透過画像を収集し、この透過画像から前記
固定逆投影の係数を求める過程を持つことを特徴とする
断層撮影装置である。
する発明は、請求項2記載の被検体の代りに前記ピント
面に基準パターンを設置し、このとき前記データ収集手
段で得られる透過画像を収集し、この透過画像から前記
固定逆投影の係数を求めると共に前記画像回転の回転中
心を求めることを特徴とする断層撮影装置である。
する発明は、請求項1記載の回転手段は中空の円柱の回
転テーブルを含むことを特徴とする断層撮影装置であ
る。
する発明は、放射線を被検体に向けて照射する放射線源
と、前記被検体を透過した放射線を実質2次元の空間分
解能をもって検出すると共に、回転軸を中心に回転可能
な放射線検出器と、前記放射線源と前記放射線検出器の
間であって、前記放射線源の中心点と前記放射線検出器
の中心点を結ぶ中心線上に回転軸の中心が位置し、この
回転軸に対して前記放射線検出器の中心線が所定角度の
傾きをなすように、前記放射線検出器の回転軸の中心に
対しほぼ平行な回転軸を有し、前記被検体を回転可能に
する回転テーブルと、この回転テーブルの回転軸と前記
放射線検出器の回転軸に対してそれぞれ同じ方向でかつ
同期して所定角度づつ回転させる回転手段と、前記回転
テーブルの回転軸を中心として前記被検体を所定角度づ
つ回動させる毎に前記放射線検出器の出力を透過画像と
して各々収集するデータ収集手段とを具備し、前記被検
体内のピント面に焦点の合った透過画像を得ることを特
徴とする断層撮影装置である。
する発明は、請求項7記載の回転テーブルは、中空状で
あって前記被検体の回転軸方向に移動させるピント機構
を有することを特徴とする断層撮影装置である。
に対応する発明によれば、固定逆投影、画像回転、画像
のたしこみの3種の画像処理のみですむので高速で処理
ができ、また放射線検出器のひずみが補正されるので、
シャープな透視画像が得られる。
の形態について説明する。
する例)> (構成)図1(a)に示すように、放射線源例えばX線
管1とX線I.I.(X線イメージインテンシファイア
ー)4が互いに対向してフロアーに対して固定されてい
るが、互いを結ぶ中心線は鉛直線に対してαの角度(約
45°〜60°)をもっている。
し鉛直な回転軸16をもつ回転テーブル5と回転機構6
がフロアーに支持されている。
レビカメラ12は光像である2次元透過画像をラスター
スキャンしてアナログ信号としてデータ収集装置7へ送
る。データ収集装置7はこれをディジタルデータに変換
し画像処理装置8へ送る。画像処理装置8はこのデータ
を記録し、複数画像を計算処理して透視画像(ラミノ画
像)を計算し、CRT9へ表示する。また、X線I.
I.4にはモニタCRT11が接続されディジタル化前
の透過画像がモニタできるようになっている。
ず)が接続され画像処理装置8からの信号でオン(O
N:X線が照射される)/オフ(OFF:X線が照射さ
れない)となる。
材料、例えばプラスチック(アクリル)よりなる。この
ようにすることでX線吸収が少なく画像に影響が出にく
くなる。
ものなら他の材料たとえばセラミックス、アルミニウ
ム、ガラス等でもよい。回転テーブル5は図1(b)の
ような中空でなく、こまかい気泡状の中空でもよい。ま
た板材で区画された中空構造でもよい(ハニカム構造
等)。
の中心軸がX線焦点Sの方向からβだけ傾斜して設定さ
れ、βは通常0度とするが0°でなくてもよく、β=α
としてもよい。
テレビカメラ12の組合せたものを用いているが、これ
に限るものでなく、例えば撮像管でもよく蛍光板+テレ
ビカメラでもよく、2次元の分解能をもつX線検出器な
ら採用することができる。
照して作用を説明する。
設置し、画像処理装置8のパネルからピント面位置(た
とえばテーブル上1mm)を入力しデータ収集装置7を
スタートさせる。すると、画像処理装置8は図2(a)
のフローチャートにしたがって断層画像を作成する。
がスタートされる(S2)。ついで、二次元透過像がつ
づけて収集されていくが、1画面の収集時間は回転ブレ
が無視できる短い時間で収集される。
画像としてファイルされる(S4)。生画像は1画像ご
とに逆投影「B.P.変換」(後述)が施こされ(S
5)、さらに画像たしこみが行なわれ(S6)、透視画
像が作られる。次の画面も同様に処理され、前画面の透
視画像上に結果がたしこまれ平均画像が作られる。
面が処理され(S7)、透視画像が完成し表示及びファ
イルされる(S8)。回転がストップされ(S9)、X
線管1がOFFされ(S10)、終了する。
部分的な角度範囲の往復回転でもステップ回転でもよ
い。
(b)を参照して説明する。この逆投影は固定逆投影
(S51)と、画像回転よりなる(S52)。固定逆投
影S51はピント面内に設定した固定した(回転しな
い)面(マトリックス点の集合)へのX線通路にそった
画像の逆投影である。画像回転(S52)は回転テーブ
ル5の回転による画像の回転を打消すように画像を回転
させる処理である。
説明する。
おき、回転角θ=0度に設定したとすると、生画像21
が得られる。これには傾斜角α,βによるパースペクテ
ィブのひずみ及びX線I.I.4,テレビカメラ12に
起因する画像ひずみが含まれている。これらのひずみを
補正するのが固定逆投影で、この固定逆投影後に整列し
たメッシュの画像22が得られる。
に同一の固定逆投影を加えることで画像22をθ回転さ
せた画像が得られることは容易に理解できる。
逆投影(S20)の手順を示す。
m ,jn )(m=1〜M,n=1〜N)に対する変換ベ
クトルV(im ,jn )(逆投影B.P.変換の係
数)があらかじめ画像処理装置に記憶されている(後
述)。
j≦jN )での変換ベクトルv(i,j)を4点一次
補間で求める(S22)。
行なう(S23)。まず、 i′=i+vi (i,j) j′=j+vj (i,j) …(2) でi′,j′を求める。ここでvi ,vj はそれぞれ
vのi成分,j成分である。次に4点一次補間Φ′
(i,j)を求める。
逆投影B.P.変換が完了する(S24)。
あるが、これは通常よく行なわれる画像処理であるので
詳細は省略する。回転中心位置は、あらかじめ画像処理
装置8に記憶されている。
ャートに戻る。固定逆投影(S51)で、ピント面内に
設定した回転しない面への画像の逆投影が行なわれ、画
像回転(S52)でテーブルの回転による画像の回転を
打消す方向に画像回転が行なわれるので、逆投影の結果
として得られる画像は被検体3に対して固定されたピン
ト面(マトリックスの集合)への逆投影された画像とな
る。
ことでピント面のマトリックスの1点について言えば複
数のこの点を通るX線通路についての画像値がたしこま
れることになり、ピント面にピントの合った透過画像が
得られる。
られた変換ベクトルVを補間して変換を行なう方法を
記載したが固定逆投影はこの方法に限定されるものでな
く、例えばあらかじめ(1)式でv(i,j)をすべ
て計算して記憶しておき、このv(i,j)を用いて
逆投影する方法やα,β中心座標等の形で係数を記憶し
ておき、ここから幾何計算して逆投影する方法等いろい
ろの変更が可能である。固定逆投影つまりピント面内に
固定した(回転しない)面へX線通路にそって画像を逆
投影することである。
出)(請求項4,5)]図5を参照して変換ベクトル
Vの算出時の作用を説明する。
す。これはガラス板14の上に酸化銀のグリッド15を
形成したもので、グリッド15は等ピッチの格子点上に
ならんだドットのパターンを成す。
ように回転テーブル5の中心に設定する。ここで、設定
誤差があり、グリッド15の中心ドットが回転中心から
多少ずれるがそれは問題ない。
まま回転させずに、X線管1をオンにして透過像を得
る。この画像、較正用生画像31を図6(a)に示す。
この画像から各ドットの座標 (i′m,n ,j′m,n ) …(5) を求める。ここでm,nは格子点No.を示す。他方、
目標画像32は逆投影較正板13のパターンから求めた
あるべき画像、具体的には等間隔でi,j方向にならん
だパターンで、ドット位置 (im ,jn ) …(6) が設定されている。
示す。
の作用を説明する。
されていれば、中心ドット位置が回転中心になるが、設
定誤差があるのですこしずれる。
ンし、回転テーブル5を回転しながら複数の回転位置で
透過像を収集する。つぎに各回転位置で中心ドットの座
標を求める。
ト位置(i′m,n ,j′m,n )を用いてつぎの変換をす
る。
(i′c ,j′c )を囲む4点を選ぶ。
ルVc を求める vc = γ1 ・V(io,p ,jo,p ) +γ2 ・V(io+1,p ,jo+1,p ) +γ3 ・V(io,p+1 ,jo,p+1 ) +γ4 ・V(io+1,p+1 ,jo+1,p+1 ) …(11) である。ここで、γ1 〜γ4 は各点と(i´c ,
j´c )間の距離に反比例するウェイトファクター
である。
2)式でvci,vcjはそれぞれvc のi,j成分であ
る。
記載したとおりのものでなくてもかまわない。例えばグ
リッド15はドットのパターンでなく格子模様でもよ
い。また、グリッド15の材質は酸化銀でなく銅や鉛、
金等の他の材質でもよく、ガラス板14もガラスに限ら
ず変形しにくい材質なら使うことができる。
わず前に収集した生画像ファイルを用いて透視画像の計
算のみを行なうことができる。これによりデータ収集な
しでピント面の設定を変えて透視画像を何度でも計算し
なおすことができる。
整値dを加え V´=V+d …(14) とし、V´をVのかわりに用いればピント面を上
下に微調することができる。
線管を用いないので焦点位置がくるうことがなく、高品
位な透視画像が得られ、装置も安価になる。
機構が単純安価で精度も上がり良好な透視画像が得られ
る。
で、ぼけを大きくできるためピントのシャープな透視画
像が得られる。
ぼけ方向が一方向ではなく円型であり基板の直線状のパ
ターン等もよくぼけ、ピントのシャープな透視画像が得
られる。
度でも透視画像を作りなおすことができる。
3種の画像処理のみですむので高速で処理ができる。X
線I.I.4のひずみが補正されるので、シャープな透
視画像が得られる。
管1、回転テーブル5、X線I.I.4の位置調整の必
要がない。βが0でなくてもよく、α,βを調整しなく
てよい。
ない。軽い被検体3の回転だけですむので、回転精度が
上げられシャープな像が得られる。回転テーブル5をプ
ラスチックの中空の円柱で作ったので、透過画像に影が
生じにくく回転テーブル5の影響を受けない透視画像が
できる。
が、異なるのは図2の逆投影(S5)が固定逆投影(S
51)と画像回転(S52)に分かれておらず、逆投影
のみである点である。
n )が回転角度ごとに異なっており、画像回転を含んで
いる点以外は固定逆投影と全く同じ処理である。
め与えられた角度ごとの変換ベクトルVを補間して変
換を行なう方法であるが、逆投影はこの方法に限定され
るものでなく、例えばあらかじめ(1)式でv(i,
j)をすべて計算して記憶しておき、このv(i,
j)を用いて逆投影する方法やα,β、回転中心座標等
の形で係数を記憶してここから幾何計算して逆投影する
方法等いろいろの変更が可能である。要するに、逆投影
は、被検体3に固定した面へX線通路に沿って画像を逆
投影することである。
例の場合と同様である。異なるのは透過像を収集する複
数の回転角度それぞれに対し変換ベクトルVを算出し
記録する点と回転中心位置の算出は行なわない点であ
る。
理だけですむので高速で処理ができ、これ以外は第1の
実施の形態と同様である。
する実施例)> (構成)図7(a)に示すように、X線を被検体43に
向けて照射するX線管41と、被検体43を透過した放
射線を実質2次元の空間分解能をもって検出すると共
に、回転軸53を中心に回転可能な撮像管44と、X線
管41と撮像管44の間であって、X線管41の中心点
(X線焦点)Sと撮像管44の中心点(検出面の中心)
Pを結ぶ中心線上に回転軸52の中心(被検体43の中
心軸と回転テーブル45の回転軸の交点)Qが位置し、
この回転軸52に対して撮像管44の中心線が所定角度
αの傾きをなすように、撮像管44の回転軸53の中心
に対しほぼ平行で被検体43を回転可能にする回転テー
ブル45と、回転テーブル45の回転軸52と撮像管4
4の回転軸53に対してそれぞれ同じ方向でかつ同期し
て所定角度づつ回転させる回転機構46例えばモータ4
6a,ギャ46b,46b,46c,46dと、回転テ
ーブル45の回転軸52を中心として被検体43を所定
角度づつ回動させる毎に撮像管44の出力を透過画像と
して各々収集するデータ収集処理装置47とを具備して
いる。回転テーブル45と撮像管44が互いに平行なそ
れぞれの回転軸52,53について回転可能にフロアー
から支持されている。回転機構46はモータ46a、ギ
ア46b,46c,46dよりなり、回転テーブル45
と撮像管44を同期して同一方向に回転させる。
軸52,53の作る面上に乗るようにフロアーから支持
される。X線焦点Sと検出面44aの中心Pを結ぶ線は
回転軸52,53とαの角度をなし、α=約45°〜6
0°である。
れ、被検体43を通ったX線ビーム42が検出面44a
で検出される。
をコントローラ48によりラスタースキャンして検出し
アナログ信号としてデータ収集処理装置47へ送る。
ルデータへ変換して画像加算して透過画像を作りCRT
49に表示する。また撮像管44のアナログ信号はモニ
タCRT51に接続されディジタル化前の透過画像がモ
ニタできる。
て回転機構46に接続している。ピント機構46は回転
テーブル45を回転軸方向へ移動させる機構である。X
線焦点Sと検出面の中心Pを結ぶ線とテーブル回転軸5
2との交点Qを通り検出面44aと平行な面がピント面
55となる。ピント機構54はピント面55に対して被
検体43を移動させピント位置を変える働らきをする。
かしてもよく、撮像管44と回転テーブル45の両方を
動かしてもよく、またX線管41を動かしてもよい。な
おX線管41にはX線制御装置が接続されているが図で
は省略されている。
す。回転テーブル45は中空のX線吸収の少ない材料、
プラスチック(アクリル)により構成され、これにより
画像に影響が出にくくなる。
述べたように撮像管44以外のX線検出器であってもよ
い。
層撮影装置の作用について説明する。操作者はまず被検
体43を回転テーブル45上に設置し、ピント制御器5
6のパネルからピント位置(つまり回転テーブル面から
何mm上にピント面を設定するか)を設定し、つぎにX
線をX線制御装置からオンにし、つぎに回転制御装置5
0から回転をオンにする。
像が1/30秒に1枚ずつデータ収集処理装置47に送
られるので、操作者はデータ収集処理装置47の画像加
算をスタートさせる。これににより画像加算がはじまり
所定枚数加算してストップさせると透視画像ができる。
透過画像になることは図7(a)の幾何関係で理解でき
る。
を回転軸53に垂直になるように設定したが、これは必
ずしも必要なことではない。検出面44aが傾斜してい
た場合、ピント面55が同じ方向に傾斜するだけであり
画質はそこなわれない。また、検出面44aの中心Pが
回転軸53からずれていても検出面44aの有効面積が
低下するだけであり画質はそこなわれない。このように
撮像管44の取りつけ位置精度はあまり高くなくてもよ
い。
れば、次のような効果が得られる。すなわち、焦点走査
型X線管を用いないので焦点位置がくるうことがなく、
高品位な透視画像が得られ装置も安価になる。また、回
転走査のみで透視画像が得られるので機構が単純、安価
で精度も上がり良好な透視画像が得られる。さらに、走
査型X線管とくらべ傾斜角αが大きくでき、ぼけを大き
くできるためピントのシャープな透視画像が得られる。
また、ピント面からはずれた面にあるパターンのぼけ方
向が一方向でなく円型であり直線状のパターンもよくぼ
け、ピントのシャープな透視画像が得られる。
処理ができる。
のX線の吸収の少ない材料で作ったのでテーブルの影響
を受けないラミノ像ができる。
ントが合う断層撮影装置が得られる。
態を説明するための概略構成図および回転テーブルを示
す図。
態の動作を説明するためのフローチャート。
態の作用を説明するための図。
時の構成図。
時の作用説明図。
態の構成図および回転テーブルを示す図。
I.I.、5…回転テーブル、6…回転機構、7…デー
タ収集装置、8…画像処理装置、9…CRT、10…回
転制御装置、11…モニタCRT、12…テレビカメ
ラ、S…X線焦点、16…回転軸、41…X線管、42
…X線ビーム、43…被検体、44…撮像管、44a…
検出面、45…回転テーブル、46…回転機構、46a
…モータ、46b,46c,46d…ギア、47…デー
タ収集処理装置、48…撮像管コントローラ、49…C
RT、50…回転制御装置、51…モニタCRT、S…
X線焦点、52…テーブル回転軸、53…撮像管回転
軸、54…ピント機構、55…ピント面、P…検出面の
中心、Q…交点、56…ピント制御器。
Claims (8)
- 【請求項1】 放射線を被検体に向けて照射する放射線
源と、 前記被検体を透過した放射線を実質2次元の空間分解能
をもって検出する放射線検出器と、 前記放射線源と前記放射線検出器の間であって、前記放
射線源と前記放射線検出器を結ぶ中心線に対し所定角度
の傾きを有する回転軸を中心に、前記被検体と前記放射
線源と前記放射線検出器の組に対して前記被検体に相対
的回転運動を与える回転手段と、 前記回転手段の回転軸を中心として前記被検体を所定角
度づつ回動させる毎に前記放射線検出器の出力を透過画
像として各々収集するデータ収集手段と、 前記被検体内に設定したピント面上の複数のマトリック
ス点へそれぞれの前記透過画像を放射線に沿って逆投影
した後それぞれを加算する画像処理手段と、 を具備し、前記被検体内のピント面に焦点の合った透過
画像を得ることを特徴とする断層撮影装置。 - 【請求項2】 前記画像処理手段の逆投影は、前記被検
体を回転させずに逆投影を行う固定逆投影と、前記回転
手段による回転による画像の回転を打消すように画像を
回転させる画像回転を行うことを特徴とする請求項1項
記載の断層撮影装置。 - 【請求項3】 前記被検体の代りに前記ピント面に基準
パターンを設置し、このとき前記データ収集手段で得ら
れる透過画像を収集し、この透過画像から前記逆投影の
係数を求める過程を持つことを特徴とする請求項1項記
載の断層撮影装置。 - 【請求項4】 前記被検体の代りに前記ピント面に基準
パターンを設置し、このとき前記データ収集手段で得ら
れる透過画像を収集し、この透過画像から前記固定逆投
影の係数を求める過程を持つことを特徴とする請求項2
記載の断層撮影装置。 - 【請求項5】 前記被検体の代りに前記ピント面に基準
パターンを設置し、このとき前記データ収集手段で得ら
れる透過画像を収集し、この透過画像から前記固定逆投
影の係数を求めると共に前記画像回転の回転中心を求め
ることを特徴とする請求項2記載の断層撮影装置。 - 【請求項6】 前記回転手段は中空の円柱の放射線の吸
収の少ない材料からなる回転テーブルを含むことを特徴
とする請求項1記載の断層撮影装置。 - 【請求項7】 放射線を被検体に向けて照射する放射線
源と、 前記被検体を透過した放射線を実質2次元の空間分解能
をもって検出すると共に、回転軸を中心に回転可能な放
射線検出器と、 前記放射線源と前記放射線検出器の間であって、前記放
射線源の中心点と前記放射線検出器の中心点を結ぶ中心
線上に回転軸の中心が位置し、この回転軸に対して前記
放射線検出器の中心線が所定角度の傾きをなすように、
前記放射線検出器の回転軸の中心に対しほぼ平行な回転
軸を有し、前記被検体を回転可能にする回転テーブル
と、 この回転テーブルの回転軸と前記放射線検出器の回転軸
に対してそれぞれ同じ方向でかつ同期して所定角度づつ
回転させる回転手段と、 前記回転テーブルの回転軸を中心として前記被検体を所
定角度づつ回動させる毎に前記放射線検出器の出力を透
過画像として各々収集するデータ収集手段と、 具備し、前記被検体内のピント面に焦点の合った透過画
像を得ることを特徴とする断層撮影装置。 - 【請求項8】 前記回転テーブルは、中空状であって放
射線の吸収の少ない材料からなり、かつ前記被検体の回
転軸方向に移動させるピント機構を有することを特徴と
する請求項7記載の断層撮影装置。
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JP22031195A JP3614214B2 (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | 断層撮影装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP22031195A JP3614214B2 (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | 断層撮影装置 |
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JPH0961378A true JPH0961378A (ja) | 1997-03-07 |
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ID=16749160
Family Applications (1)
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JP22031195A Expired - Lifetime JP3614214B2 (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | 断層撮影装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1995
- 1995-08-29 JP JP22031195A patent/JP3614214B2/ja not_active Expired - Lifetime
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