JPH0961053A - 凝縮装置及び真空乾燥装置 - Google Patents

凝縮装置及び真空乾燥装置

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JPH0961053A
JPH0961053A JP21222595A JP21222595A JPH0961053A JP H0961053 A JPH0961053 A JP H0961053A JP 21222595 A JP21222595 A JP 21222595A JP 21222595 A JP21222595 A JP 21222595A JP H0961053 A JPH0961053 A JP H0961053A
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インペラと駆動部とを別体とする間接駆動方
式のポンプを使用して、構成を簡素化しかつその制御を
容易にする凝縮装置を提供する。 【構成】 乾燥容器201から排出された水蒸気が凝縮
器203で凝縮されて凝縮器203内の凝縮水の貯留が
進み、その水が上限レベルに達したことが上限水位検知
器39によって検知されると、制御装置85は先ず間接
駆動方式のポンプ31を駆動させた後、電磁弁37を”
開”となるように制御する。このように電磁弁37を先
に”開”とするのは、ポンプ31は停止した状態では、
流路に対してはシール性がないため、凝縮器203の真
空度が低下することを防止するためである。凝縮水が所
定時間排出されると、制御装置85は、先ず、電磁弁3
7を”閉”とした後、ポンプ31を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は凝縮装置及び真空
乾燥装置に関し、特に厨芥等の被乾燥物を収容加熱し、
その水分を蒸発して乾燥させる真空乾燥装置とそれに用
いる凝縮装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】厨芥等の被乾燥物を収容した乾燥容器を
真空に減圧して沸点を下げる一方、ヒートポンプを用い
て、その温熱により乾燥容器を加熱して被乾燥物より水
分を蒸発させると共にこの蒸発した水分をヒートポンプ
で発生する冷熱により凝縮させて水に戻し、この水分を
装置外に排出する真空乾燥装置が知られている。
【0003】図6は、このような真空乾燥装置の概略構
成を示した図である。図を参照して、真空乾燥装置は、
大きくは厨芥等の被乾燥物が収容される密閉容器状の乾
燥容器201と、乾燥容器201に蒸気排出管11を介
して接続される凝縮器203と、ヒートポンプ式チラー
ユニット等からなる冷温熱発生装置205と、凝縮器2
03及び蒸気排出管11を介して乾燥容器201の内部
を真空状態にするための真空ポンプ33とから構成され
る。尚、乾燥容器201の底部には攪拌駆動部69に接
続された攪拌アーム及びスクレーパ(図示せず)が取付
けられている。
【0004】冷温熱発生装置205は圧縮機19を中心
として、凝縮ユニット21と、膨張弁23と、蒸発ユニ
ット25とから構成され、各々その中に例えばフロン等
の冷媒が封入される冷媒管301a〜301dによって
相互に接続されている。蒸発ユニット25の出口と凝縮
器203の入口には往き冷水管207aが接続され、蒸
発ユニット25の入口と凝縮器203の出口には戻り冷
水管207bが接続されており、戻り冷水管207bに
はポンプ27が設置され、ポンプ27の上流側には膨張
タンク13が、その下流側には水流スイッチ28が取付
けられている。
【0005】一方、凝縮ユニット21の出口と乾燥容器
201の入口とには往き温水管209aが接続され、凝
縮ユニット21の入口と乾燥容器201の出口とには戻
り温水管209bが接続されている。戻り温水管209
bには膨張タンク15が設置され、その下流側には水流
スイッチ303とファンクーリングユニット17が取付
けられている。又、凝縮器203の下部に接続する排水
管38には電磁弁87を介して直接駆動方式のポンプ3
1が取付けられ、その下流には電磁弁89が取付けられ
ている排水管42が接続される。電磁弁87及び89
は、凝縮器203に設けられた上限水位検知器39及び
下限水位検知器41と連動して開閉する。更に、真空ポ
ンプ33は、逆止弁34を介して排気管36によって凝
縮器203に接続され、その下流側には排出ベント35
が設けられている。
【0006】以下この従来の真空乾燥容器の動作につい
て簡単に説明する。被乾燥物が乾燥容器201に収容さ
れ乾燥処理が開始されると、真空ポンプ33がONとな
り、乾燥容器201の内部の水蒸気を含んだ空気を蒸気
排出管11及び凝縮器203を介して排出する。これに
よって、乾燥容器201内部は負圧になり、その沸点が
下がり被乾燥物からの水分が蒸発し易い状態となる。
尚、運転が開始されると、乾燥容器内に取付けられた攪
拌アームが攪拌駆動部69によって回転し、被乾燥物を
攪拌してその水蒸気の発生を促進する。
【0007】一方、冷温熱発生装置205では圧縮機1
9が動作を開始し、冷媒の圧縮、凝縮、膨張、蒸発の各
工程により、蒸発ユニット25においては、ポンプ27
の動作によって往き冷水管207aおよび戻り冷水管2
07bを循環する水に対して冷熱を与える。この冷熱は
凝縮器203において乾燥容器201から、蒸気排出管
11を介して流入する水蒸気を冷やし、そこで凝縮させ
る。この凝縮水は、上限水位検知器39によって所定水
位が検知されると、先ずポンプ31を駆動した後、電磁
弁87及び89の各々を”開”とすることで装置外に排
出される。排水動作が進み、凝縮器203における凝縮
水の水位が下がりその旨が下限水位検知器41によって
検知されると、電磁弁87及び89の各々を”閉”とし
た後、ポンプ31を停止する。このようにポンプ31を
作動させるのは、ポンプがメカニカルシール方式である
ため、作動中は外部に対してシールされているが、停止
中はシール機能が働かないためである。即ち、作動前に
電磁弁87及び89を”開”とすると、凝縮器203内
部の真空度が低下するからである。又、凝縮ユニット2
1においては、ポンプ29の動作によって往き温水管2
09aおよび戻り温水管209bを循環する水に対して
温熱を与える。この温熱は乾燥容器201において被乾
燥物を熱し、水分の蒸発を促進する。このようにして、
従来の真空乾燥装置は厨芥等の被乾燥物を加熱乾燥して
その水分を除去している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の真
空乾燥装置では、ポンプ31はメカニカルシール形式の
ポンプを採用しているため真空度は確保されるものの、
ポンプの両側に電磁弁87及び89を設けているため、
ポンプを含みその制御が複雑になる。請求項1記載の発
明は、上記のような課題を解決するためになされたもの
で、インペラと駆動部とを別体とする間接駆動方式のポ
ンプを使用して、構成を簡素化し、かつ制御を容易にす
る凝縮装置を提供することを目的とする。
【0009】請求項2記載の発明は、上記のような課題
を解決するためになされたもので、排水ポンプを用いず
にコスト的により有利な凝縮装置を提供することを目的
とする。又、真空乾燥装置では、乾燥が進み被乾燥物の
含水量が所定の値以下になった時には装置を停止すべき
であるが、従来では被乾燥物の投入後の経過時間等によ
って停止時間を決定していた。しかし、このような方法
では、被乾燥物の水分保有量や投入量によって停止時間
を経験的に変える必要があり、その制御が面倒であっ
た。
【0010】請求項3記載の発明は、上記のような課題
を解決するためになされたもので、被乾燥物の種類や投
入量にかかわらず、適切なタイミングで装置を自動停止
できる真空乾燥装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
凝縮装置は、間接駆動方式のポンプであって、排出管に
接続され、水位検知器の検知出力に応答して貯留された
凝縮水を排出する排出ポンプと、排出管の排出ポンプの
下流側に接続され、水位検知器の検知出力に応答して開
となる弁と、排出ポンプが弁の開動作に先立って駆動す
るように、排出ポンプと弁とを制御する制御手段とを備
えたことを特徴としたものである。
【0012】請求項2の発明にかかる凝縮装置は、排出
管に接続され、開状態となっている第1の弁と、排出管
の第1の弁の下流側に接続され、閉状態となっている第
2の弁と、第1の弁と第2の弁との間の排出管に接続さ
れる分岐管と、分岐管に接続され、閉状態となっている
第3の弁と、水位検知器の検知出力に応答して、第1の
弁を開状態から閉状態に、第2及び第3の弁の各々を閉
状態から開状態に変化させるように、第1から第3の弁
を制御する制御手段とを備えたことを特徴としたもので
ある。
【0013】請求項3の発明にかかる真空乾燥装置は、
真空乾燥容器から排出された水蒸気を冷却して凝縮水と
して排出する真空乾燥装置であって、凝縮水が貯留され
る凝縮器と、貯留された凝縮水が所定水位になった旨を
検知する水位検知器と、水位検知器の検知出力に応答し
て、貯留されている凝縮水の少なくとも一部を排出する
排出手段と、水位検知手段の検知出力の出力間隔が所定
時間以上となった旨を検出する検出手段と、検出手段の
検出出力に応答して、真空乾燥装置の運転を停止させる
制御手段とを備えたことを特徴としたものである。
【0014】
【発明の効果】請求項1の発明は以上説明したとおり、
排出ポンプが弁の開動作に先立って駆動するように排出
ポンプと弁とが制御されるので、排出ポンプの上流側に
弁を設けなくても真空度の低下の虞は生じない。請求項
2の発明は以上説明したとおり、水位検知器の検知出力
に応答して、第1の弁を開状態から閉状態に、第2及び
第3の弁の各々を閉状態から開状態に変化させるように
第1から第3の弁が制御されるので、排水ポンプを使用
することなく、かつ真空度を低下させずに凝縮水を排出
することができる。
【0015】請求項3の発明は以上説明したとおり、水
位検知手段の検知出力の出力間隔が所定時間以上となっ
た旨の検出出力に応答して、真空乾燥装置の運転を停止
させるので、被乾燥物の種類や投入量にかかわらず、所
望の乾燥度に応じて装置を自動停止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の第1の実施例に
よる真空乾燥装置の構成を示した図である。図を参照し
て、その構成について説明するが、ここでは図6で示し
た従来の真空乾燥装置と比べた場合の相違点について主
に説明する。図を参照して、凝縮器203の下部に接続
される排水管38には間接駆動方式のポンプ31が取付
けられているため、従来例のような電磁弁87は取付け
られていない。即ち、ポンプ31はインペラと駆動部と
が別体で各々がマグネットクラッチで連結されるポンプ
であるため、停止時に於いても、インペラと外部とのシ
ールは確保されている。ポンプ31の下流側には電磁弁
37が取付けられている排水管42が接続されている。
ポンプ31及び電磁弁37の作動は、凝縮器203の凝
縮水の上限レベルを検知する上限水位検知器39の信号
に応答して、制御装置85によって制御される。
【0017】次に凝縮器203の凝縮水の排水動作につ
いて説明する。凝縮器203内の凝縮水の貯留が進み、
その水が上限レベルに達したことが上限水位検知器39
によって検知される、制御装置85は先ずポンプ31を
駆動させて所定時間経過後、電磁弁37を”開”となる
ように制御する。このように電磁弁37を先に”開”と
しないのは、ポンプ31は停止した状態では、流路に対
してはシール性がないため、凝縮器203の真空度が低
下することを防止するためである。
【0018】ポンプ31を駆動させた状態で、電磁弁4
2を所望の時間”開”とすることによって、所望量の凝
縮水が排出される。そして、制御装置85は、先ず、電
磁弁37を”閉”とし、所定時間経過後、ポンプ31を
停止させる。ポンプ31の単位時間あたりの排水量は一
定であるため、一回のポンプの運転による凝縮排水は一
定量となる。このようにして、排水停止時の凝縮器20
3の真空度が確保される。尚、下限水位検知器41は、
凝縮水の排出動作に異常が生じた場合、装置の真空度の
確保のための安全装置として機能する。即ち、所定時間
の凝縮水の排出動作が終了しても、電磁弁42が”閉”
とならない時は排出動作が続行して凝縮器203の水位
が下がり、ついには凝縮水がなくなって装置の真空が破
壊される虞がある。そこで、このような異常水位の低下
が下限水位検知器41で検知されると、装置全体を停止
して真空度の低下を防止しようとするものである。もっ
とも、下限水位検知器41を安全装置として用いる代わ
りに、その検知出力でポンプ31の運転を停止させて、
一回の凝縮排水を一定量とする制御とすることも可能で
ある。
【0019】以下、この停止、排水の動作が繰り返され
るが、制御装置85によってそのインターバルの時間を
測定しておき、その時間が所定時間以上になれば装置が
停止するように制御させる。即ち、被乾燥物の含水率が
20〜30%になれば、乾燥が終了したものとして装置
を自動停止させるような時間を設定すれば良い。又、凝
縮排水のインターバルが20分のときは乾燥度1とし、
30分のときは乾燥度2とし、40分のときは乾燥度3
としておき、被乾燥物の種類に応じて自動停止をさせる
乾燥度を選択するようにしても良い。
【0020】図2は、この発明の第2の実施例による凝
縮装置としての凝縮器周りの構成を示した図である。図
を参照して、その構成について説明するが、凝縮器20
3周りの他の構成については図1で示した構成と同様で
あるので、ここでの説明は繰り返さない。凝縮器203
の下部には、排水管38が接続され、その下部には電磁
弁43が取付けられている。電磁弁43の下流側には、
排水管42が接続され、その下部には電磁弁45が取付
けられている。一方、排水管42のノードN1には分岐
管44が接続され、分岐管44には電磁弁47が取付け
られている。上限水位検知器39からの出力信号は、制
御装置85に入力され、制御装置85はこの信号に基づ
いて電磁弁43、電磁弁45及び電磁弁47の各々を制
御する。
【0021】以下、この実施例による凝縮装置の動作に
ついて説明する。通常運転中、即ち、凝縮水の水位が上
限水位検知器39の検知レベル以下であるときは、制御
装置85によって電磁弁43は”開”となり、電磁弁4
5及び電磁弁47の各々は”閉”となるように制御され
ている。従って、凝縮水は凝縮器203内のみならず、
電磁弁45と電磁弁47と凝縮器203との間の排水管
38、排水管42及び分岐管44にも貯留されているこ
とになる。凝縮水が増加して、その水位が上限レベルに
達した旨が上限水位検知器39によって検知されると、
制御装置85はこの検知信号に応答して、先ず、電磁弁
43を”閉”とした後、電磁弁45及び電磁弁47の各
々を”開”とする。これによって、電磁弁43と電磁弁
45と電磁弁47との間の排水管42及び分岐管44内
に貯留されていた凝縮水は電磁弁45を通して外部に排
出される。この排出時には、電磁弁47が”開”である
ので、分岐管44を通して空気が吸い込まれ、凝縮水の
排出をスムーズにする。
【0022】所定時間が経過して、排水管42及び分岐
管44内の貯留水が排出されると、制御装置85は電磁
弁45及び電磁弁47の各々を”閉”とした後、電磁弁
43を”開”とするように電磁弁の開閉を制御する。こ
れによって、排水管42及び分岐管44は凝縮器203
内部と導通して、凝縮器203内に貯留されている凝縮
水が流れ込む。このように電磁弁の開閉が制御されるの
で、凝縮器203内の真空度を低下させることはない。
【0023】以下、同様に上記の動作が所定回数繰り返
されて凝縮水の排出が行なわれる。この実施例では一回
の排水量は、排水管42及び分岐管44内の凝縮水の量
になる。尚、この実施例では下限水位検知器を設けてい
ないが、第1の実施例のように下限水位検知器を設け、
この検知器からの信号出力があるまで、電磁弁43、電
磁弁45及び電磁弁47の開閉を繰り返すように制御装
置85で制御するようにしても良い。
【0024】図3は、この発明の第3の実施例による凝
縮器周りの構成を示した図である。従来例では、真空ポ
ンプ33は油回転式であるので、凝縮器203から排出
される空気には未凝縮の水分が含まれており、真空ポン
プ33からの排気回路を通して外部に放散されるが、そ
の一部は真空ポンプ33内部の油に混入するので好まし
くない。尚、通常の真空ポンプ33には吸入した水分を
除去する機能が組み込まれているが、吸い込む空気は通
常の空気を前提としているためその除去量は、一般的に
は20cc/H程度の能力しかない。真空容器からの排
出空気のように水分を多量に含んでいるものでは、例え
ば乾燥容器201が容量200リットル程度のものに被
乾燥物が120〜160kgが収容された場合、凝縮器
203でその水分がかなり凝縮されるとしても、100
cc/H程度の除去能力が真空ポンプ33には欲しいと
ころである。もっとも凝縮器203を多段構成にすると
排出される空気に含まれる水分は激減するが、コスト的
に不利となる。そこで、この実施例の装置では真空ポン
プ33に流入した水分を定期的に除去する構成としてい
る。
【0025】図を参照して、その構成について説明する
が、凝縮器203周りの他の構成については図6の従来
例で示した構成と同様であるので、ここでの説明は繰り
返さない。凝縮器203の上部に接続される排気管36
には逆止弁34が取付けられ、その端部には真空ポンプ
33が取り付けられている。又、真空ポンプ33には空
気を供給する空気バラスト用の流入管49が接続され、
その流入側から供給空気量を制御するためのオリフィス
55とその開閉がコンピュータ制御される電磁弁53と
供給される空気の水分を除去するためのフィルタ51が
各々接続されている。一方、真空ポンプ33の排出口に
接続されるミスト排出管59にはオイルミストセパレー
タ57が取付けられ、ミスト排出管59の端部は排出管
61にノードN2で接続されている。又、排出管61に
はその内部に貯留されている水の水位を検知する水位検
知器63と水位検知器63からの出力信号に応答して、
その開閉が制御される電磁弁65が取付けられている。
【0026】以下、この実施例の装置による真空ポンプ
33周りの動作について説明する。通常運転時では、電
磁弁53は”閉”状態であり、流入管49を通して空気
は供給されておらず、真空ポンプ33には凝縮器203
から排出される空気に含まれた水分が徐々に、封入され
ている油分に混入される。そして、所定時間経過する
と、電磁弁53が”開”となり、水分が除去された所定
量の空気が真空ポンプ33に供給される。油分に混入し
た水分は供給された大量の空気によってミスト状態にな
り、水分が蒸発して水蒸気となって供給空気と共にミス
ト排出管59に排出される。排出された空気に含まれた
油分はオイルミストセパレータ57で分離され、水分を
含んだ空気のみがミスト排出管59を通して排出管61
に向かう。排出管61に向かった空気に含まれている水
分は、ノードN2と電磁弁65との間に貯留される。貯
留された水は、所定水位となった旨が水位検知器63に
検知されると、その検知信号に応答して電磁弁65は”
開”となって、外部に排出される。尚、電磁弁53の開
閉のインターバルは乾燥容器201における被乾燥物の
乾燥度合いに応じて設定すれば良く、又、オリフィス5
5は真空ポンプ33の容量に応じて選択すればよい。
【0027】図4は、この発明の第4の実施例の装置に
よる凝縮器周りの構成を示した図である。図を参照し
て、その構成について説明するが、凝縮器203周りの
他の構成については図6の従来例で示した構成と同様で
あるので、ここでの説明は繰り返さない。
【0028】先の第3の実施例における構成との違い
は、この実施例では凝縮器203と逆止弁34との間の
排気管36にその真空度を検知する真空圧検出装置67
が取付けられ、その検知信号に応じて電磁弁53の開閉
が制御される点である。第3の実施例では、排気管36
の真空度、即ち、凝縮器203の真空度にかかわらず、
一定のインターバルで外部から真空ポンプ33に空気を
供給していたため、そのタイミングによっては凝縮器2
03の真空度がかなり低下する虞がある。そこで、この
実施例では、凝縮器203、即ち排気管36の真空度が
所定の設定値より高い旨が真空圧検出装置67によって
検知されると、流入管49を通して空気を外部から供給
する。従って、空気の供給によって真空度の低下があっ
ても、所定値以下には真空度は低下することなく、安定
した被乾燥物からの水分の蒸発が行なわれる。
【0029】図5は、この発明の第5の実施例の装置に
よる凝縮器周りの構成を示した図である。図を参照し
て、その構成について説明するが、凝縮器203周りの
他の構成については図6の従来例で示した構成と同様で
あるので、ここでの説明は繰り返さない。
【0030】通常上記のような真空乾燥装置では、被乾
燥物からの水分が蒸発した水蒸気を高真空中で凝縮させ
て凝縮水に戻しているため、凝縮水に含有される酸素濃
度が極めて低くなる。一般の排出水の法規制は以下の通
りである。 上記の表から明らかなように、BOD及びCODの値を
少なくとも、160mg/l以下に低下させる必要がある。
そこで、この実施例の装置は排出水に含まれる酸素濃度
を上昇させるために設けられたものである。
【0031】図を参照して、凝縮器203の下部からポ
ンプ31及び電磁弁37を介して凝縮水が排出される構
成は、先の第1の実施例によるものと同一である。この
実施例では電磁弁37の下流に接続される酸素供給装置
71を通って流れ出る凝縮水は排水口等に排出されるの
ではなく、酸素供給装置71内に排出される。酸素供給
装置71の下部には、ファン75によって外部の空気が
供給されるダクト77が配置されており、又、ダクト7
7の酸素供給装置71内部には複数の開口91が設けら
れている。一方、酸素供給装置71の上方には千鳥状に
配置された複数のバッフル73が設けられており、更に
酸素供給装置71の胴部には水位検知器81が取付けら
れ、その下部には電磁弁83が取付けられている排水管
79が接続されている。
【0032】次に、この発明の第5の実施例による排水
装置の動作について説明する。所定のタイミングで電磁
弁37が”開”となって乾燥容器203から排出されて
きた凝縮水は一旦、酸素供給装置71内に排出され水位
検知器81の検知水位までそこで貯留される。一方、フ
ァン75によって供給された空気は、ダクト77の複数
の開口91を通して酸素供給装置71に貯留されている
貯留水93に対して噴出する、いわゆるバブリングが行
なわれる。これによって、貯留水93に含まれている酸
素濃度は所定値以上に回復し、法規制のもとで外部に排
出できる状態となる。貯留水93が所定の水位になった
旨が水位検知器81によって検知されると、その検知出
力に応答して電磁弁83が”開”となって、貯留水93
は排水管79を通して排出される。
【0033】尚、図5ではファン75の位置を貯留水9
3の最上位の位置即ち、水位検知器81の設置位置以上
にしているが、これはダクト77を通しての漏水の観点
からであり、漏水対策が問題ないならばファン75の位
置は下方でも良い。又、上記の実施例では、空気によっ
てバブリングを行なっているが、これに代えて、通常の
工業用水で凝縮水を希釈して酸素濃度を高めた上で排出
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例による真空乾燥装置の
構成を示した図である。
【図2】この発明の第2の実施例による凝縮装置の構成
を示した図である。
【図3】この発明の第3の実施例の装置による真空ポン
プ回りの構成を示した図である。
【図4】この発明の第4の実施例の装置による真空ポン
プ回りの構成を示した図である。
【図5】この発明の第5の実施例の装置による凝縮水の
排出装置の構成を示した図である。
【図6】従来の真空乾燥装置の構成を示した図である。
【符号の説明】
31 ポンプ 37 電磁弁 38 排水管 39 上限水位検知器 43、45、47 電磁弁 44 分岐管 85 制御装置 201 乾燥容器 203 凝縮器 尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空乾燥容器から排出された水蒸気を冷
    却して凝縮水として排出する凝縮装置であって、 凝縮水が貯留される凝縮器と、 前記貯留された凝縮水が所定水位になった旨を検知する
    水位検知器と、 前記凝縮器の下部に接続される排出管と、 間接駆動方式のポンプであって、前記排出管に接続さ
    れ、前記水位検知器の検知出力に応答して前記貯留され
    た凝縮水を排出する排出ポンプと、 前記排出管の前記排出ポンプの下流側に接続され、前記
    水位検知器の検知出力に応答して開となる弁と、 前記排出ポンプが前記弁の開動作に先立って駆動するよ
    うに、前記排出ポンプと前記弁とを制御する制御手段と
    を備えた、凝縮装置。
  2. 【請求項2】 真空乾燥容器から排出された水蒸気を冷
    却して凝縮水として排出する凝縮装置であって、 凝縮水が貯留される凝縮器と、 前記貯留された凝縮水が所定水位になった旨を検知する
    水位検知器と、 前記凝縮器の下部に接続される排出管と、 前記排出管に接続され、開状態となっている第1の弁
    と、 前記排出管の前記第1の弁の下流側に接続され、閉状態
    となっている第2の弁と、 前記第1の弁と前記第2の弁との間の前記排出管に接続
    される分岐管と、 前記分岐管に接続され、閉状態となっている第3の弁
    と、 前記水位検知器の検知出力に応答して、前記第1の弁を
    開状態から閉状態に、前記第2及び第3の弁の各々を閉
    状態から開状態に変化させるように、前記第1から第3
    の弁を制御する制御手段とを備えた、凝縮装置。
  3. 【請求項3】 真空乾燥容器から排出された水蒸気を冷
    却して凝縮水として排出する真空乾燥装置であって、 凝縮水が貯留される凝縮器と、 前記貯留された凝縮水が所定水位になった旨を検知する
    水位検知器と、 前記水位検知器の検知出力に応答して、前記貯留されて
    いる凝縮水の少なくとも一部を排出する排出手段と、 前記水位検知手段の検知出力の出力間隔が所定時間以上
    となった旨を検出する検出手段と、 前記検出手段の検出出力に応答して、前記真空乾燥装置
    の運転を停止させる制御手段とを備えた、真空乾燥装
    置。
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