JPH0961035A - 遠心送風機及び冷蔵庫用遠心送風機 - Google Patents

遠心送風機及び冷蔵庫用遠心送風機

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JPH0961035A
JPH0961035A JP22088195A JP22088195A JPH0961035A JP H0961035 A JPH0961035 A JP H0961035A JP 22088195 A JP22088195 A JP 22088195A JP 22088195 A JP22088195 A JP 22088195A JP H0961035 A JPH0961035 A JP H0961035A
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air
centrifugal blower
motor
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朗 多久島
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 送風機としての性能を維持したまま、モータ
の芯ぶれを防ぐと共に、製造能率を向上させる。 【解決手段】 羽根車1は、5つの開口部8が形成され
た円盤状の主板5を有する。吸込側の主板5面上の開口
部8が形成されていない部位に放射状に5つの上羽根6
aが固定され、吹出側の主板5面上には主板5を挟んで
上羽根6aと一致する位置に5つの下羽根が固定され
る。また、主板5の中心にはモータ軸を取り付けるため
の回転軸取付部7が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気吸込口を持つ
吸込側のケーシングと空気を吹き出す吹出側のケーシン
グとに囲まれ、吸込側に回転用モータが配置される遠心
送風機、及び冷蔵庫内を冷却するための送風装置として
の冷蔵庫用遠心送風機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の冷凍冷蔵庫には、図18に示すよ
うに、空気吸込口114を有するエバカバー112が配
されている。この冷凍冷蔵庫は、庫内に進入するモータ
の熱を減らすために、エバカバー112に設けられたモ
ータカバー115にモータ119が固定され、空気吸込
口114の中にプロペラファン111が配置される構成
となっている。
【0003】このような冷凍冷蔵庫では、プロペラファ
ン111がモータカバー115下方から図示しない蒸発
器で冷却された空気を吸い込み、前方へ吹き出す偏った
流れとなっている(図中矢印)。プロペラファン111
前方には、冷蔵室へ吹き出す後述の複数の前方吹出口1
13a(図20参照)を有するファンルーバ113が配
され、プロペラファン111からの流れをファンルーバ
113の前方に吹き出すようになっている。一般に、プ
ロペラファン111とモータ119とは芯ぶれを防ぐた
めに両者でバランスを取った上で一体化して納入され、
エバカバー112後方からエバカバー112に固定され
る。
【0004】ここで、モータ119のモータ軸とプロペ
ラファン111との固定の仕方を説明する。プロペラフ
ァン111での固定は、プロペラファン111に設けら
れた回転軸取付部にモータ軸を通し、ボルト等を用いて
締めつけて留めることが一般的である。この場合にはモ
ータ軸の径がボルトの径よりも太くなければならず、締
めつけ工程も複雑である。
【0005】モータ軸とプロペラファン111との固定
の仕方としては、その他にモータ119が小型の場合、
図19に示すように、プロペラファン111のボス部1
17にある先端の開いた回転軸取付部118にモータ軸
を通して、回転軸取付部118の外側からリング状の締
め具で固定する方法もある。この場合にはプロペラファ
ン111とモータ119との固定の工程は簡単である。
【0006】冷凍冷蔵庫には、さらに、蒸発器で温度の
低くなった空気を送風機で冷凍室に吹き出させるため
に、図20に示すようにファンルーバ113に複数の前
方吹出口113aが設けられる。このとき、送風機から
の空気の流れをせき止めるようにして直線状のリブ11
6が前記エバカバー112に形成されている。このリブ
116に送風機からの空気が規制されることにより、前
方吹出口113aから効率的に空気を吹き出させること
ができる。リブ116は、従来用いられているプロペラ
ファン111では吹き出した流れが放射状に進むため、
直線状の立壁が効果的である。このリブ116は、例え
ば特願平1−61725号に開示されているように、騒
音低減の効果が得られる場合もある。
【0007】上記プロペラファン111の代わりに、遠
心送風機を適用した冷凍冷蔵庫が実開昭56−1306
82号公報に開示されている。遠心送風機はプロペラフ
ァンと比較して、圧力を得やすく、冷凍冷蔵庫のように
空気の流れが偏っていても影響が小さいために効果的で
ある。
【0008】通常の遠心送風機は、主板及び側板で羽根
を挟んで形成されたクローズド羽根車を備えている。こ
のような羽根車は、主板及び側板で空気の流れを拘束す
ることにより大きな性能を得ることができる。しかし、
この場合、羽根の両面に板を要するため製造性が悪いの
で、図16及び図17に示すように、羽根106の上部
に配置される側板を取り除き、羽根106が取り付けら
れる主板105のみを備えた羽根車101が多く用いら
れている。
【0009】また、一般的に遠心送風機における回転用
のモータは、モータ軸を短くすると共に空気の流れを阻
害しないように、遠心送風機の反吸込側、即ち空気が吹
き出す吹出側に設置される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、冷蔵庫
に遠心送風機を用いた場合には、図16に示すように、
吸込側にモータ109を設置しなければならない。この
場合、モータ109が羽根車101の空気の吸い込みを
阻害するので、モータ109と羽根車101との距離を
大きくとらなければならない。そのため、モータ109
でのわずかな芯ぶれが、遠心送風機の大きな揺れとなる
という問題を有している。
【0011】また、モータ軸110と羽根車101の固
定は、上述のプロペラファンの場合と同様に、回転軸取
付部107にモータ軸110を通し、回転軸取付部10
7の側面からボルトを用いて締めつけることが一般的で
あるが、冷蔵庫のようにモータ109が吸込側にありす
でにエバカバーが取り付けられているような場合には、
このような締め付け方は非常に難しい。そこで、主板1
05の裏面からさらに反モータ側へ取付部を延長して、
上記と同様にボルト等で固定することが考えられるが、
この場合にはモータ軸110が長くなる欠点がある。
【0012】さらに、冷蔵庫に遠心送風機を用いた場合
には、羽根車101の外径がエバカバーに設けられた空
気吸込口の外径に比べて大きいので、プロペラファンの
場合のようにエバカバーの後方から設置することができ
ない。即ち、エバカバーにモータ109を取り付けた
後、前方から羽根車101を取付け、最後にファンルー
バを取付ける手順となり、工程も多くなるという問題を
有している。
【0013】また、遠心送風機では、吹き出された流れ
の持つ運動エネルギーを圧力に変換するために渦巻き状
のケーシングが用いられているが、冷凍冷蔵庫のように
コンパクト性が要求される家電機器ではケーシングを持
った遠心送風機を組み込むのは難しい。また、上述のよ
うな直線状のリブ116が形成されたファンルーバ11
3を使用しても、遠心送風機では吹き出された流れが螺
旋状に流れるため、直線状のリブ116では送風機の効
率を低下させてしまうという問題を有している。
【0014】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、その目的は、性能を保持したま
ま、芯ぶれを防ぐと共に、製造効率を増加させることが
できる遠心送風機を提供することにある。また、他の目
的は、遠心送風機の効率を保持したまま冷凍室へ空気を
吹き出すことができる冷凍冷蔵庫を提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1記載の遠心送風機は、略偏平筐
体をなす本体部の後壁部(例えば、吸込側ケーシング)
と前壁部(吹出側ケーシング)との間に羽根車が配置さ
れると共に、上記後壁部には羽根車に空気を流入させる
空気吸込口が形成され、羽根車に対して後壁部側に羽根
車を駆動するためのモータが配される遠心送風機におい
て、上記羽根車は、上記前後壁部に略平行に配され複数
の開口部が形成された円盤状の主板と、該主板に上記モ
ータのモータ軸を取り付けるための回転軸取付部と、主
板が回転することによって主板の半径方向に空気流れが
発生するように、後壁部側の主板面上で上記開口部が形
成されていない部位に設けられた複数の上羽根と、該上
羽根による空気流れと同方向に流れが発生するように、
前壁部側の主板面上に設けられた複数の下羽根とを備え
ることを特徴としている。
【0016】上記構成によれば、主板が回転軸取付部を
介してモータ軸に取り付けられているので、モータが作
動すると主板が回転する。すると、空気吸込口から空気
が流れ込み、空気の流れの一部は上羽根の作用により主
板の半径方向に流されると共に、残りの流れは開口部を
通過して下羽根の作用により同様に主板の半径方向に流
される。このとき、開口部を通過した空気は主板と前壁
部との間で拘束されるので、半径方向に効率よく空気を
送り出すことができる。
【0017】また、主板の後壁部側にしか羽根が設けら
れていなかった従来のものと比べ、本遠心送風機は主板
が上羽根と下羽根との間に配されているので、下羽根の
モータ軸方向の長さだけモータ軸を短くすることができ
る。これにより、モータの芯ぶれを抑制することがで
き、遠心送風機の振れを抑えることが可能となる。但
し、上記従来との比較は送風量を同程度とした場合であ
る。
【0018】さらに、従来ではモータを簡単に取り付け
るためには、モータ軸を長くしなければならなかった
が、本遠心送風機では下羽根の長さ(モータ軸方向)だ
け余裕があるので、モータ軸を長くしなくともモータ軸
の取付けを容易に行える構成とすることができる。
【0019】この結果、送風量を維持したままで、芯ぶ
れを抑制すると共に組み立ての効率をあげることが可能
となる。
【0020】請求項2記載の遠心送風機は、請求項1記
載の構成に加えて、上記開口部は主板の回転中心を原点
とし上羽根の内周端の位置よりも適度に半径が大きい円
と主板の外周より小さい円とに囲まれた領域内に設けら
れ、主板の半径方向の開口部の形状が上羽根の形状に沿
って形成されると共に上羽根の回転の進行方向面から進
行方向側に所定の間隔をあけて形成されることを特徴と
している。
【0021】上記構成によれば、主板の回転中心から開
口部内周端までの距離が上羽根内周端までの距離よりも
適度に長いので、空気吸込口から流れ込んだ空気が開口
部に流れ過ぎることなく、上羽根に沿って流れることが
できる。また、主板の半径方向の開口部形状が上羽根の
形状に沿って形成されるので、開口部によって気流を乱
されることなく、上羽根に沿って流れることができる。
【0022】さらに、半径方向の開口部形状が上羽根の
回転の進行方向面から進行方向側に所定の間隔をあけて
形成されているので、空気吸込口から流れ込んだ空気が
適度な割合で上羽根と下羽根とに分配される。
【0023】これにより、主板に開口部を設けることに
よる送風量の低下を防ぐことができ、遠心送風機の効率
を保持することができる。
【0024】請求項3記載の遠心送風機は、請求項1ま
たは2記載の構成に加えて、上記上羽根と下羽根とのモ
ータ軸方向の長さをほぼ等しくすることを特徴としてい
る。
【0025】上記構成によれば、上羽根と下羽根とのモ
ータ軸方向の長さをほぼ等しくすると、開口部の大きさ
と遠心送風機の強度とが良好な関係で、モータ軸の長さ
をできるだけ短くすることが可能となる。即ち、遠心送
風機の強度を弱めることなくモータ軸の長さを短くする
ことができる。
【0026】請求項4記載の冷蔵庫用遠心送風機は、略
偏平筐体をなす本体部の後壁部(例えば、エバカバー)
と前壁部(例えば、ファンルーバ)との間に羽根車が配
置されると共に、上記後壁部には羽根車に空気を流入さ
せる空気吸込口が形成される一方、前壁部には空気を前
方に吹き出させるための前方吹出口が形成される冷蔵庫
用遠心送風機において、羽根車で生じる気流が羽根車の
半径方向に螺旋を描きながら上記前方吹出口に流れるよ
うに上記後壁部あるいは前壁部に空気案内部材(例え
ば、リブ)が設けられることを特徴としている。
【0027】上記構成によれば、羽根車が回転すると、
空気吸込口から空気が吸い込まれて羽根車に空気が流れ
込む。そして、羽根車によって、空気は回転しながら羽
根車の半径方向に流れ出す。このとき、空気が羽根車の
半径方向に螺旋を描きながら前方吹出口に流れるように
後壁部あるいは前壁部に空気案内部材が設けられている
ので、羽根車による送風を妨げることなく、かつ前方吹
出口へ効率よく送風することができる。
【0028】従って、冷蔵庫用遠心送風機の送風性能を
向上させることができる。この結果、羽根車の回転数を
さげることができ、騒音を低減することが可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕本発明の実施の一形態について図1な
いし図6に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0030】本実施の形態にかかる遠心送風機は、図2
に示すように、その本体部が吸込側ケーシング2(後壁
部)と吹出側ケーシング3(前壁部)とからなる略偏平
筐体で形成される。羽根車1は、吸込側ケーシング2と
吹出側ケーシング3との間に装着される。吸込側ケーシ
ング2は空気が吸い込まれる側であり、円形に開口した
空気吸込口4が形成されている。また、吹出側ケーシン
グ3は空気が吹き出される側である。
【0031】羽根車1は、吸込側ケーシング2及び吹出
側ケーシング3に略平行に配された円盤状の主板5に板
状の羽根6が垂直に取付けられたものである。主板5の
径は上記空気吸込口4の径よりも大きくなっている。羽
根6は、主板5に対して吸込側に配置された上羽根6a
と、吹出側に配置された下羽根6bとにより形成され
る。即ち、羽根6は主板5の両面側に取り付けられてい
る。なお、上羽根6aと吸込側ケーシング2との間隔、
及び下羽根6bと吹出側ケーシング3との間隔は、近接
したものとなっている。
【0032】主板5の吸込側の円盤の中心には、回転軸
取付部7が主板5に対して垂直に設けられる。また、回
転軸取付部7が主板5を貫通することにより、吹出側に
取付部7aが形成される。回転軸取付部7は後述のモー
タ9を取り付けるために筒状体により形成され、取付部
7aはモータ9のモータ軸10の先端が装着されるよう
に先端が開いた形状になっている。
【0033】モータ9は、吸込側ケーシング2を介して
羽根車1に対向する側、即ち吸込側に配置される。モー
タ9は羽根車1を回転駆動させるものであり、モータ軸
10を上記回転軸取付部7に挿入して装着することによ
り羽根車1に取り付けられる。但し、モータ軸10の長
さは空気吸込口4から空気が吸入されるときに、モータ
9が邪魔にならない程度の長さとする。
【0034】本実施の形態における羽根6は5枚として
おり、図1に示すように、回転軸取付部7を中心にして
等間隔で放射状に配置される。このとき、上羽根6aと
前記下羽根6bとは主板5を挟んで互いに同じ位置に配
されている。また、主板5における羽根6の各羽根間、
即ち扇形の領域には、長方形の5つの開口部8が設けら
れる。ここで、羽根6の形状及び位置は、遠心送風機の
強度・性能により最適化が図られる。また、主板5に設
ける開口部8の位置、形状、大きさ、及び回転軸方向の
位置は、羽根6の形状の決定と同様に、目標とする風
量、圧力によって最適化をはかって決定される。
【0035】上記構成によれば、モータ9が作動すると
羽根車1が回転し、それに伴って空気吸込口4から空気
が流入する。空気は羽根6の回転方向と同じ方向に回転
しながら、主板5の半径方向に流れ出す。空気は回転軸
取付部7の軸方向と平行な流速成分を持つので、羽根6
の効果によって半径方向に曲げられるが、軸流方向成分
の流速によって主板5に衝突するような流れとなる。
【0036】本実施の形態の遠心送風機では、図2に示
すように、軸流方向成分の速度によって、一部の流れA
1 は主板5の上羽根6aの影響を受ける一方、主板5の
開口部8を通過した残りの流れA2 は主板5の下羽根6
bの効果を受ける。ここで、吹出側ケーシング3がない
場合には、主板5の開口部8を通過した流れA2 はその
まま遠心送風機から流れ出してしまうが、本実施の形態
では吹出側ケーシング3と下羽根6bとが近接している
ので、吹出側ケーシング3によって流れA2 は拘束さ
れ、送風の効率低下を防ぐことができる。
【0037】また、主板の後壁部側にしか羽根が設けら
れていなかった従来のものと比べ、本遠心送風機は主板
5が上羽根6aと下羽根6bとの間に配されているの
で、下羽根6bのモータ軸方向の長さだけモータ軸10
を短くすることができる。これにより、モータ9の芯ぶ
れを抑制することができ、遠心送風機の振れを抑えるこ
とが可能となる。但し、上記従来との比較は送風量を同
程度とした場合である。
【0038】また、従来ではモータ軸の取付けを容易に
するために回転軸取付部を延長して上記のような取付部
を主板の吹出側に設けようとすると、取付部が主板から
反モータ側に突出した長さ分だけモータ軸を長くせざる
を得なかったが、本遠心送風機では、上羽根6aと下羽
根6bとの間に主板5が配されているので、モータ軸1
0の長さを従来のものと変えることなく、取付部7aを
主板5の反モータ側に設けることができる。これによ
り、従来技術の説明で用いた図19に示したように、冷
蔵庫に本遠心送風機を用いた場合、先端の開いた取付部
7aにモータ軸10を通して、取付部7aの外側から取
付部7aの外径よりわずかに小さい径のリング状の締め
具で固定する簡単な取付けを行うことが可能となる。
【0039】以上により、本遠心送風機は、送風量を維
持したままで、芯ぶれを抑制すると共に組み立ての効率
をあげることが可能となる。
【0040】次に、上記羽根車1の他の構成例を図3に
基づいて説明する。羽根車21は主板25上に5枚の羽
根26を有すると共に、各羽根26の間に開口部28を
有する。即ち、開口部28は5つ形成される。羽根26
は、上羽根26aと下羽根26b(図5参照)とから構
成されており、上羽根26aと下羽根26bとは主板5
を挟んで互いに同じ位置に配されている。
【0041】羽根26は、その内周端26cが適度な半
径を持つ主板25の同心円25a上に位置し、その外周
端26dが主板25の外周25dに位置する。このと
き、各羽根26の内周端26cは同心円25aを5等分
した位置に配される。また、同様に外周端26dも外周
25dを5等分した位置に配される。そして、羽根26
の形状は、内周端26cから外周端26dへ向かって緩
やかに湾曲した円弧形状とする。つまり、羽根26は、
羽根26の出口が回転方向と反対側に傾いている後ろ向
き羽根である。
【0042】羽根車21を図中反時計回りに回転させた
ときに、羽根26の回転側の流れB1 は羽根26に沿
い、非回転側の流れB2 は羽根26から剥離することが
多い。つまり、羽根26・26の中央付近は送風機とし
て十分に機能していないので、この領域に開口部28を
設けることが羽根26の強度と併せて考慮すると最も適
していると考えられる。また、回転側の流れB1 がほぼ
羽根26に沿って流れていると仮定すると、開口部28
の半径方向の形状も羽根26の形状に合わせるのが望ま
しい。さらに、開口部28の半径方向の長さは、羽根2
6の強度を考え、羽根26の内周端26cと外周端26
dとの間が望ましい。
【0043】即ち、開口部28は、曲線28a・28b
・28c・28dで囲まれた領域で形成される。曲線2
8a・28bは羽根26の湾曲形状に沿った曲線であ
り、羽根26と所定の間隔をあけて形成される。曲線2
8cは、同心円25aより大きな半径を持つ同心円25
bの円弧であり、曲線28dは、同心円25bより大き
く外周25dより小さい半径を持つ同心円25cの円弧
である。即ち、開口部28は、隣り合う羽根26・26
と、同心円25a及び外周25dとで囲まれた領域と相
似形をなしている。
【0044】ところで、図5に示すように、モータ軸1
0を短くするには、主板25の軸方向の位置はモータ9
に近いほどよいが、そのためには主板25の反モータ側
を流れる流量を大きくしなければならず、その結果開口
部28の大きさも大きくする必要がある。これは羽根車
21の強度の面から難しい。そのため、上羽根26aと
下羽根26bのモータ軸方向の長さをほぼ等しくする。
【0045】上記構成によれば、主板25の回転中心か
ら開口部28の内周端までの距離が上羽根26aの内周
端26cまでの距離よりも適度に長いので、空気吸込口
4から流れ込んだ空気が開口部28に流れ過ぎることな
く、上羽根26aに沿って流れることができる。また、
主板25の半径方向の開口部28の形状が上羽根26a
の形状に沿って形成されるので、開口部28によって気
流を乱されることなく、上羽根26aに沿って流れるこ
とができる。
【0046】さらに、半径方向の開口部28形状が上羽
根26aの回転の進行方向面から進行方向側に所定の間
隔をあけて形成されているので、空気吸込口4から流れ
込んだ空気が適度な割合で上羽根26aと下羽根26b
とに分配される。
【0047】また、開口部28は、同心円25bと同心
円25cとで囲まれる領域に形成されているので、羽根
車21の強度が低下するのを防ぐことができる。
【0048】これにより、主板25に開口部28を設け
ることによる送風量の低下、及び強度の低下を起こすこ
となく、遠心送風機の効率を保持することができる。
【0049】また、上羽根26aと下羽根26bとのモ
ータ軸10方向の長さがほぼ等しいので、開口部28の
大きさと遠心送風機の強度とが良好な関係で、モータ軸
10の長さをできるだけ短くすることが可能となる。即
ち、遠心送風機の強度を弱めることなくモータ軸10の
長さを短くすることができる。
【0050】次に、風量特性について図5に示した遠心
送風機と従来の遠心送風機とを比較した結果を図6に示
す。これによると、圧力が低く風量の大きい領域(グラ
フ右下)では従来の遠心送風機(点線)の特性が約10
%上回っているが、圧力が高く風量の少ない領域(グラ
フ左上)では本遠心送風機(実線)の方が逆に約10%
よい性能を示している。従って、全体的には性能の低下
がほとんどないことがわかる。
【0051】なお、本実施の形態では、モータ側の上羽
根と反モータ側の下羽根とは主板を挟んで同じ位置とし
たが、強度・性能が満たされれば、上羽根と下羽根との
位置を変えてもかまわない。例えば、図3に示す主板2
5の反モータ側では、羽根26において、開口部28の
曲線28cから回転中心側の部分は送風機として機能を
果たしていないので、この部分は性能的には必要ない。
従って、図4に示すように、反モータ側の下羽根36b
を、開口部28を横切る位置に設けることも可能であ
る。この場合、反モータ側の下羽根36bは開口部28
を通過した空気に直接作用することができるので、性能
が向上すると考えられるが、下羽根36bの強度を十分
に配慮する必要がある。
【0052】なお、本実施の形態では、羽根の枚数を5
枚としたがこれに限られることはない。また、羽根の形
状も直線形状あるいは円弧形状等、半径方向に空気が流
れるような任意の形状とすることができる。
【0053】また、本実施の形態では上羽根と下羽根と
を同じ形状としたが、強度・性能が満たされれば、上羽
根と下羽根との形状を変えてもかまわない。
【0054】さらに、開口部の形状及び数も上記の形状
に限られることはなく、下羽根側に適度に空気を送り込
めるものであればよい。
【0055】〔実施の形態2〕本発明の他の実施の形態
について図7ないし図10に基づいて説明すれば、以下
の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実施の形態
の図面に示した部材と同一の部材には同一の符号を付記
し、その説明を省略する。本実施の形態では、実施の形
態1の遠心送風機を冷蔵庫に適用した場合について説明
する。
【0056】即ち、本実施の形態にかかる冷蔵庫用遠心
送風機は、図7に示すように、前壁部をなすファンルー
バー43と後壁部をなすエバカバー42とで形成される
略偏平筐体状の本体部を備えている。エバカバー42に
は円形の空気吸込口44が形成されている。空気吸込口
44の上部側にはモータカバー45が空気吸込口44を
覆うようにして固定され、モータカバー45の下方には
開口が形成される。
【0057】前記羽根車21は、モータ9がモータカバ
ー45の側面に固定されて保持されることでファンルー
バー43とエバカバー42との間に装着されている。
【0058】上記構成によれば、モータ9を作動させる
と、モータカバー45の下方の開口から空気が流れ込
み、空気吸込口44を通じて羽根車21に空気が送り込
まれる。そして、羽根車21の回転により、空気は羽根
車21の半径方向、即ち図中では上下方向へ流れる。
【0059】次に、プロペラファンを用いた冷凍冷蔵庫
と、従来の遠心送風機を用いた冷凍冷蔵庫と、及び本冷
蔵庫用遠心送風機を用いた冷凍冷蔵庫とを比較した。比
較は、プロペラファン、従来の遠心送風機、及び本冷蔵
庫用遠心送風機のみをそれぞれ回転させたときの送風騒
音を調べることにより行った。
【0060】この結果、図8に示すプロペラファンによ
る騒音スペクトルに比べ、図9・10に示す遠心送風機
による騒音スペクトルは、回転に起因する周波数の騒音
が低減されており、低騒音の送風機であることがわか
る。また、図9の従来の遠心送風機による騒音スペクト
ルと、図10の本冷蔵庫用遠心送風機による騒音スペク
トルとを比較した場合、騒音スペクトルの変化はみられ
ない。全周波数領域の騒音値は、プロペラファンが23
dB(A)、従来の遠心送風機が20dB(A)、本冷
蔵庫用遠心送風機が20dB(A)である。
【0061】これにより、実施の形態1の風量特性の評
価、及び上記騒音特性の評価により従来の遠心送風機と
本冷蔵庫用遠心送風機とはほぼ同じような特性を示して
いるのに対し、本冷蔵庫用遠心送風機では実施の形態1
に述べたようにその製造性が優れているので、総合的に
本冷蔵庫用遠心送風機の優位性が認められる。
【0062】〔実施の形態3〕本発明の他の実施の形態
について図11ないし図15に基づいて説明すれば、以
下の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実施の形
態の図面に示した部材と同一の部材には同一の符号を付
記し、その説明を省略する。
【0063】本実施の形態にかかる冷蔵庫用遠心送風機
は、図12に示すように、リブ46(空気案内部材)が
エバカバー42に対して垂直に設けられる以外は実施の
形態2と同様の構成である。
【0064】ファンルーバ43には、図11に示すよう
に、羽根車1からの空気を前方に吹き出させるための前
方吹出口43aが複数形成されている。本実施の形態に
おける前方吹出口43aは、羽根車1の外周位置及び羽
根車1の下方位置に対応するファンルーバ43上の部位
に設けられる。
【0065】リブ46は、羽根車1の回転方向(図中反
時計回り)に徐々に羽根車から遠ざかる螺旋形状の立壁
である。リブ46の形状は、必要な風量、圧力、及びフ
ァンルーバ43・エバカバー42の構造から決定され
る。本実施の形態の螺旋は、羽根車1の外周付近に対応
する位置から滑らかに延びはじめて螺旋を描き、最終的
には羽根車1の下方位置に形成された前方吹出口43a
方向へ延びている。なお、リブ46とファンルーバ43
との隙間はできるだけ小さくする方が望ましい。
【0066】上記構成によれば、羽根車1が回転する
と、空気吸込口44から空気が吸い込まれて羽根車1に
空気が流れ込む。そして、羽根車1によって、空気は回
転しながら羽根車1の半径方向に流れ出す。このとき、
空気が羽根車1の半径方向に螺旋を描きながら前方吹出
口に流れるようにエバカバー42にリブ46が設けらて
いるので、羽根車1による送風を妨げることなく、かつ
前方吹出口43aへ効率よく送風することができる。
【0067】従って、冷蔵庫用遠心送風機の送風性能を
向上させることができる。この結果、羽根車1の回転数
を下げることができ、騒音を低減することが可能とな
る。
【0068】次に、本実施の形態のリブ46を用いたと
きと、従来のリブを用いたときとの風量特性を比較し
た。
【0069】この結果、図13に示すように、本実施の
形態の冷蔵庫用遠心送風機(実線)は従来の遠心送風機
(点線)に比べて、総合的には同一風量で圧力が上昇す
ることがわかる。これにより、上述のように送風機の風
量特性が向上し、冷蔵庫を組み込んだ状態で運転回数を
下げることができ、騒音を低減することが可能となるこ
とが確かめられた。
【0070】なお、上記リブ46は連続的につながって
いるものとしたが、図14及び図15に示すように、螺
旋の一部がとぎれた不連続のリブ56とすることもでき
る。このとき、螺旋の一部を取り除く程度は、空気の流
れを乱さない範囲にする。これにより、取り除いた部分
だけリブ56の材料が少なくてすむので、製造コストを
低減することができる。この結果、連続したリブ46に
比べて、性能を維持したまま、製造コストを抑えること
が可能となる。
【0071】なお、リブ46・56はファンルーバ43
側に取り付けてもよい。このとき、リブ46・56とエ
バカバー42との隙間はできるだけ小さくする方が望ま
しい。
【0072】また、上記羽根車1は、従来の羽根車を用
いてもよいが、実施の形態1及び2で述べたように、製
造効率の面から羽根車1を用いる方が望ましい。
【0073】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
遠心送風機の羽根車は、上記前後壁部に略平行に配され
複数の開口部が形成された円盤状の主板と、該主板に上
記モータのモータ軸を取り付けるための回転軸取付部
と、主板が回転することによって主板の半径方向に空気
流れが発生するように、後壁部側の主板面上で上記開口
部が形成されていない部位に設けられた複数の上羽根
と、該上羽根による空気流れと同方向に流れが発生する
ように、前壁部側の主板面上に設けられた複数の下羽根
とを備える構成である。
【0074】これにより、開口部を通過した空気は主板
と前壁部との間で拘束されるので、半径方向に効率よく
空気を送り出すことができる。また、下羽根のモータ軸
方向の長さだけモータ軸を短くすることができるので、
モータの芯ぶれを抑制することができ、遠心送風機の振
れを抑えることが可能となる。さらに、モータ軸を長く
しなくともモータ軸の取付けを容易に行える構成とする
ことができるという効果を奏する。
【0075】請求項2記載の遠心送風機は、請求項1記
載の構成に加えて、上記開口部は主板の回転中心を原点
とし上羽根の内周端の位置よりも適度に半径が大きい円
と主板の外周より小さい円とに囲まれた領域内に設けら
れ、主板の半径方向の開口部の形状が上羽根の形状に沿
って形成されると共に上羽根の回転の進行方向面から進
行方向側に所定の間隔をあけて形成される構成である。
【0076】これにより、主板に開口部を設けることに
よる送風量の低下を防ぐことができ、遠心送風機の効率
を保持することができるという効果を奏する。
【0077】請求項3記載の遠心送風機は、請求項1ま
たは2記載の構成に加えて、上記上羽根と下羽根とのモ
ータ軸方向の長さをほぼ等しくする構成である。これに
より遠心送風機の強度を弱めることなくモータ軸の長さ
を短くすることができるという効果を奏する。
【0078】請求項4記載の冷蔵庫用遠心送風機は、羽
根車で生じる気流が羽根車の半径方向に螺旋を描きなが
ら上記前方吹出口に流れるように上記後壁部あるいは前
壁部に空気案内部材が設けられる構成である。
【0079】これにより、冷蔵庫用遠心送風機の送風性
能を向上させることができるので、羽根車の回転数を下
げることができ、騒音を低減することが可能となるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる遠心送風機の羽根
車を吸込側からみた構造を示す構成図である。
【図2】上記遠心送風機の略断面図である。
【図3】羽根車の他の構造を示す構成図であり、開口部
が羽根形状に沿って形成された構造を示す。
【図4】羽根車のさらに他の構造を示す構成図であり、
下羽根が開口部を横切って形成された構造を示す。
【図5】図3の羽根車を用いた遠心送風機の略断面図で
ある。
【図6】風量特性を示したグラフである。
【図7】本発明の他の実施の形態にかかる冷蔵庫用遠心
送風機の構造を示す略断面図であり、実施の形態1の遠
心送風機を冷蔵庫に適用した場合である。
【図8】プロペラファンを用いたときの騒音スペクトル
を示すグラフである。
【図9】従来の遠心送風機を用いたときの騒音スペクト
ルを示すグラフである。
【図10】図7の冷蔵庫用遠心送風機を用いたときの騒
音スペクトルを示すグラフである。
【図11】本発明のその他の実施の形態にかかる冷蔵庫
用遠心送風機の構造を示す正面図である。
【図12】上記冷蔵庫用遠心送風機の略断面図である。
【図13】風量特性を示したグラフである。
【図14】冷蔵庫用遠心送風機の他の構造を示す正面図
である。
【図15】上記冷蔵庫用遠心送風機の略断面図である。
【図16】従来の遠心送風機の構造を示す略断面図であ
る。
【図17】上記遠心送風機の羽根車を吸込側からみた構
造を示す構成図である。
【図18】従来のプロペラファンを用いた冷蔵庫用送風
機の構造を示す略断面図である。
【図19】上記プロペラファンを吹出側からみた構造を
示す構成図である。
【図20】上記冷蔵庫用送風機の正面図である。
【符号の説明】
1 羽根車 2 吸込側ケーシング(後壁部) 3 吹出側ケーシング(前壁部) 4 空気吸込口 5 主板 6 羽根 6a 上羽根 6b 下羽根 7 回転軸取付部 8 開口部 9 モータ 10 モータ軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略偏平筐体をなす本体部の後壁部と前壁部
    との間に羽根車が配置されると共に、上記後壁部には羽
    根車に空気を流入させる空気吸込口が形成され、羽根車
    に対して後壁部側に羽根車を駆動するためのモータが配
    される遠心送風機において、 上記羽根車は、上記前後壁部に略平行に配され複数の開
    口部が形成された円盤状の主板と、該主板に上記モータ
    のモータ軸を取り付けるための回転軸取付部と、主板が
    回転することによって主板の半径方向に空気流れが発生
    するように、後壁部側の主板面上で上記開口部が形成さ
    れていない部位に設けられた複数の上羽根と、該上羽根
    による空気流れと同方向に流れが発生するように、前壁
    部側の主板面上に設けられた複数の下羽根とを備えるこ
    とを特徴とする遠心送風機。
  2. 【請求項2】上記開口部は、主板の回転中心を原点とし
    上羽根の内周端の位置よりも適度に半径が大きい円と主
    板の外周より小さい円とに囲まれた領域内に設けられ、 主板の半径方向の開口部の形状が、上羽根の形状に沿っ
    て形成されると共に上羽根の回転の進行方向面から進行
    方向側に所定の間隔をあけて形成されることを特徴とす
    る請求項1記載の遠心送風機。
  3. 【請求項3】上記上羽根と下羽根とのモータ軸方向の長
    さをほぼ等しくすることを特徴とする請求項1又は2記
    載の遠心送風機。
  4. 【請求項4】略偏平筐体をなす本体部の後壁部と前壁部
    との間に羽根車が配置されると共に、上記後壁部には羽
    根車に空気を流入させる空気吸込口が形成される一方、
    前壁部には空気を前方に吹き出させるための前方吹出口
    が形成される冷蔵庫用遠心送風機において、 羽根車で生じる気流が羽根車の半径方向に螺旋を描きな
    がら上記前方吹出口に流れるように、上記後壁部あるい
    は前壁部に空気案内部材が設けられることを特徴とする
    冷蔵庫用遠心送風機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008139703A (ja) * 2006-12-04 2008-06-19 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2014040966A (ja) * 2012-08-23 2014-03-06 Hitachi Appliances Inc 冷蔵庫
CN103644693A (zh) * 2013-12-05 2014-03-19 海信容声(广东)冰箱有限公司 一种风冷冰箱风扇电机的固定装置
CN104033421A (zh) * 2014-05-30 2014-09-10 苏州市金翔钛设备有限公司 一种防尘式风机叶轮
CN104374138A (zh) * 2014-11-28 2015-02-25 合肥华凌股份有限公司 风冷冰箱

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