JPH0960827A - 階段式ストーカ - Google Patents

階段式ストーカ

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JPH0960827A
JPH0960827A JP21165395A JP21165395A JPH0960827A JP H0960827 A JPH0960827 A JP H0960827A JP 21165395 A JP21165395 A JP 21165395A JP 21165395 A JP21165395 A JP 21165395A JP H0960827 A JPH0960827 A JP H0960827A
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正秀 西垣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 階段式ストーカに於いて、ストーカの両側部
と耐火炉壁との隙間から燃焼用空気が炉内部へ漏洩する
のを防止し、前記燃焼用空気の漏洩に起因する様々な不
都合を除く。 【解決手段】 被燃焼物の送り方向に固定火格子と可動
火格子を交互に配設して成る階段式ストーカに於いて、
ストーカの両側部にサイドシール板体を配設し、サイド
シール板体を固定火格子に取り付けると共に、サイドシ
ール板体と耐火炉壁との隙間に伸縮自在なシールプレー
トを介設して前記隙間を密封し、更にストーカの両側部
に位置する可動火格子の側方にサイドシール火格子を側
方へ移動自在に連結し、サイドシール火格子を前記サイ
ドシール板体の側面へ密接させつつ可動火格子と共に前
後方向へ摺動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として都市ごみ
等の焼却炉に適用する階段式ストーカに係り、被燃焼物
の送り方向に固定火格子と可動火格子を交叉に配設した
階段式ストーカの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の階段式ストーカとして
は、例えば図5及び図6に示した構成のものが広く知ら
れている。当該階段式ストーカ50は、固定火格子51
と可動火格子52とを交互に階段状に配置することによ
り形成されている。また、各火格子51,52は、火床
フレーム53に取付けられ、そのうちの可動火格子用の
火床フレーム53は、駆動フレーム54に取付けられて
いる。往復駆動装置(図示せず)が作動されると、駆動
フレーム54が滑台55上を前後方向(図5の矢印方
向)に移動され、固定火格子51に対して可動火格子5
2が往復する。これにより、ごみがストーカの上流から
下流へ移送されながら焼却される。
【0003】ストーカの下には、落下灰を受ける灰出し
ホッパ56が設けられ、更に、その下には、落下灰を搬
出する落下灰コンベヤ(図示せず)が設けられている。
また、燃焼用空気Aは、灰出しホッパ65内へ送入さ
れ、各火格子51,52の先端に形成されたノズル孔5
7(隣接する上下の火格子51,52間に形成された間
隙)からごみ層内に噴出され、ごみを燃焼する様になっ
ている。更に、各火格子51,52を構成する火格子体
58は、温度を下げる為のフィン59を備え、燃焼用空
気Aの接触に依り熱放散が行われる様になっている。
【0004】而して、図7は前記図6のD部の部分拡大
断面図であり、階段式ストーカの一方の側部に位置する
可動火格子52と耐火炉壁60との組合せ構造を示すも
のである。即ち、各可動火格子52と焼却炉フレーム6
3との間にはサイド火格子64及び耐火物レンガ61が
介設してされており、且つ前記サイド火格子64は焼却
炉フレーム63に支持架台62を介して支持固定されて
いる。また、可動火格子52とサイド火格子64との間
には可動火格子52の前後方向への移動を容易ならしめ
るため、一定の幅の隙間Gが設けられている。
【0005】尚、図7に於いて56は灰出しホッパ、5
8は火格子体、59はフィンであり、灰出しホッパ56
は耐火物レンガ61の支持架台62へその上端部が固定
されている。また、前記図7は可動火格子52と耐火炉
壁60との組合せを示すものであるが、固定火格子51
と耐火炉壁60との組合せも全く同一であり、固定火格
子51とサイド火格子64の間には隙間Gが存在する。
【0006】ところで、従前のこの種階段式ストーカ5
0に於いては、前述の通りストーカ50の両側部に位置
する各火格子51,52と耐火炉壁60側に固定したサ
イド火格子64との間に隙間Gが設けられているため、
ストーカ50の下方より供給された燃焼用空気Aの一部
が、必然的に当該隙間Gを通してストーカ50の上方へ
吹き出すことになる。その結果、ストーカ50上の耐火
炉壁60に近い部分のごみ層の燃焼がより促進されるこ
とになり、所謂燃焼用空気Aの吹き抜け現象が生ずるこ
とになる。
【0007】尚、前記ストーカ50の両側部に燃焼用空
気Aの吹き抜けが生ずると、ストーカ50の中央部分の
ごみ層の燃焼が遅れ勝ちになり、図8に示す如くストー
カの中央部分に被燃焼物Bの所謂燃え残りを生ずること
になる。その結果、ごみ層を均一に、しかも効率よく燃
焼させることができなくなると云う問題がある。図8に
於いてCは燃焼残滓である。
【0008】また、可動火格子52が常時前後方向へ摺
動するため、前記隙間Gの可動火格子52とサイド火格
子64の部分は、灰やごみ層内の金属類が隙間G内へ入
り込むこととも相俟って激しく磨耗し、燃焼炉の運転時
間に比例して隙間Gが拡大して行く。その結果、隙間G
からの洩れ込み空気が益々増加することになり、旺盛な
燃焼火炎が焼却炉側壁の耐火物レンガ61を舐めると共
に、吹き上げられた灰Cが耐火物レンガ61の外表面へ
付着溶融し、クリンカを生成すると云う問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従前のこの
種階段式ストーカに於ける上述の如き問題、即ち両側
部の火格子と耐火炉壁との隙間Gから噴出した燃焼用空
気によって、ごみ層に空気の吹き抜けが生じ、ストーカ
上の被燃焼物を均一に且つ効率よく燃焼させることがで
きないこと、前記隙間を通して噴出する燃焼用空気に
よって燃焼火炎が立ち上り、耐火炉壁を形成する耐火物
レンガが損傷を受けること等の問題を解決せんとするも
のであり、ストーカ両側部の火格子と耐火炉壁との間の
シール機能を構造的に高めることにより、両者の間隙G
を通して吹き上る燃焼用空気に起因する様々な問題の発
生を完全に防止できるようにした階段式ストーカを提供
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願発明は、被燃焼物の
送り方向に固定火格子と可動火格子を交互に配設して成
る階段式ストーカに於いて、ストーカの両側部にサイド
シール板体を配設し、該サイドシール板体を固定火格子
に取り付けると共に、該サイドシール板体と耐火炉壁と
の隙間に伸縮自在なシールプレートを介設して前記隙間
を密封し、更に、ストーカの両側部に位置する可動火格
子の側方にサイドシール火格子を側方へ移動自在に連結
し、該サイドシール火格子を前記サイドシール板体の側
面へ密接させつつ可動火格子と共に前後方向へ摺動させ
ることを発明の基本構成とするものである。
【0011】また、本願発明では、固定火格子と耐火炉
壁との間はサイドシール板体とシールプレートとによっ
て気密状にシールされ、更に、可動火格子とサイドシー
ル板体の間は、サイドシール板体の側面に密接した状態
で摺動するシール火格子によって気密状にシールされ
る。その結果、ストーカの両側部と耐火炉壁との隙間か
らの燃焼用空気の漏洩が皆無となり、これに起因する様
々な不都合の発生が完全に防止される。
【0012】
【発明の実施の態様】図1は、本発明に係る階段式スト
ーカをごみ焼却炉に適用した例を示す略式縦断側面図で
あり、図2は図1の階段式ストーカの一部を省略した縦
断側面図である。図1に於いて、1はごみ焼却炉、2は
ごみ供給ホッパ、3はごみ供給装置、4は乾燥ストー
カ、5は燃焼ストーカ、6は助燃バーナ、7は灰出しホ
ッパ、8は落下灰コンベア、9は灰出し装置、10は階
段式ストーカの固定火格子、11は可動火格子であり、
乾燥ストーカ4と燃焼ストーカ5は、各火格子10,1
1を所定の前方仰角θ(θ=20°)だけ傾斜せしめた
状態で焼却炉支持フレーム(図示省略)へ取付け支持さ
れている。
【0013】前記乾燥ストーカ4及び燃焼ストーカ5は
所謂階段式ストーカであって、図2に示す如くごみ等の
被燃焼物の送り方向(前後方向)に固定火格子10と可
動火格子11を交互に配列することにより形成されてい
る。また、前記各火格子10,11は火格子体12、ノ
ズル孔13、空気案内体14、弾性体15等から構成さ
れている。
【0014】即ち、前記火格子体12は、断面が略H型
を呈する火床フレーム16にボルト17により固定され
ており、前半下側と後側が開放された中空箱状を呈する
ものである。この例では図3及び図4に示す如く、上壁
18とこれの前側に連設された前壁19と、これらの両
側に設けられた左右の側壁20と、これらの後側下部ど
うしを連結する下壁21とから箱状に形成されている。
また、前記ノズル孔13は、火格子体12の前側下端に
形成されたもので、この例では、火格子体12の前壁1
9の下端が切除され、隣接する前側の火格子体12の上
壁18との間に形成されている。更に、前記空気案内体
14は、火格子体12内に横軸廻りに俯仰可能に設けら
れ、火格子体12の上壁18及び前壁19との間に火格
子体12の後側からノズル孔13に達する空気通路22
を形成するものである。加えて、前記弾性体15は、空
気案内体14の先端を常に隣接する前側の火格子体12
の上壁18に摺動可能に当合させるものであり、前記空
気通路22の気密性を保持するためのものである。
【0015】前記固定火格子10用の火床フレーム16
aは図3及び図4に示す如くストーカ取付フレーム26
を介して焼却炉支持フレーム25に固定されており、同
様に前記可動火格子11用の火床フレーム16bは火格
子駆動フレーム23に取付されている。 また、前記火
格子駆動フレーム23は固定側に横軸廻りに回転可能に
設けられたローラ24に依り前後動可能に支持され、往
復駆動装置Eに依り前後方向に往復される様にしてあ
る。更に、ストーカの下には、図略しているが、落下灰
を受ける灰出しホッパが設けられ、これの下には、落下
灰を搬出する落下灰コンベアが設けられている。
【0016】尚、前記各火格子10,11は所定の前方
仰角θ(θ=35°)だけ傾斜せしめた状態で設置され
ており、前傾仰角θは、50°、好ましくは10〜40
°、特に好ましくは20〜30°である。前傾仰角θが
この範囲より小さくなると、ごみの攪拌効率が悪化する
傾向があり、また逆に大きくなると、ごみの搬送効率が
悪化する傾向がある。
【0017】図3は、図1のごみ焼却炉の階段式燃焼ス
トーカを固定火格子10の位置で縦断した一部省略正面
図、図4は可動火格子11の位置で縦断した一部省略正
面図であり、本発明の要部を示すものである。前記図3
及び図4に於いて25は焼却炉支持フレーム、26はス
トーカ取付フレーム、27はレンガ支持架台、28は耐
火炉壁、29はサイドシール板体、30はサイドシール
板体の取付ボルト、31はシールプレート、32はシー
ルプレートの取付ボルト、33は充填材、34はサイド
シール火格子、35は連結ボルト、36はスプリングで
ある。
【0018】図3を参照して、複数列の固定火格子10
は固定火格子用火床フレーム16a上に火格子取付ボル
ト17により夫々固定されている。また、固定火格子用
火床フレーム16aは、焼却炉支持フレーム25に固定
したストーカ取付フレーム26へその両端部が支持固定
されている。更に、前記焼却炉支持フレーム25の内側
面に固定したレンガ支持架台27上には、耐火物レンガ
28が積み重ねられており、これによって焼却炉側壁
(耐火炉壁)Fが形成されている。
【0019】前記複数列の固定火格子の内、ストーカの
両側部に位置する固定火格子10の外側面には、上端部
を耐火炉壁F側へ折り曲げしたサイドシール板体29が
配設されており、各固定火格子10の側面へサイドシー
ル取付ボルト30によって固定されている。即ち、前記
サイドシール板体29は断面形状が逆L字型で且つ細幅
の長方形状に形成されており、上端部の折り曲げ片を耐
火炉壁F側へ突出させた状態で、固定火格子10の側壁
20の外方へ配設固定されている。
【0020】前記サイドシール板体29と耐火炉壁Fを
形成する耐火物レンガ28の間には、断面U字型の弾性
を有する樋状のシールプレート31が配設され、シール
プレート取付ボルト32によりストーカ取付フレーム2
6へ支持固定されている。また、前記断面形状がU字型
の樋状のシールプレート31の内部には弾力性を有する
耐熱性充填材33が充填されており、前記サイドシール
板体29の上端折曲げ片29aが充填材33の上面へ密
接している。
【0021】即ち、階段式ストーカを形成する固定火格
子10の両側部と耐火炉壁Fを形成する耐火物レンガ2
8との間は、サイドシール板体29と弾性を有する樋状
のシールプレート31によって気密状に密封されてお
り、その結果、耐火炉壁Fと固定火格子10との間隙を
通して燃焼用空気がストーカ上方へ吹き上がることは皆
無となる。
【0022】同様にストーカSを構成する複数列の可動
火格子11は、図4に示す如く、可動火格子用火床フレ
ーム16b上に火格子取付ボルト17により支持固定さ
れている。また、当該可動火格子用火床フレーム16b
は火格子駆動フレーム(図示省略)上に支持固定されて
おり、図2に示す如く、当該火格子駆動フレーム23を
介して前後方向に移動される。
【0023】また、前記ストーカSを構成する複数列の
可動火格子11の内、ストーカSの両側部に位置する各
可動火格子11と前記サイドシール板体29との間に
は、サイドシール火格子34が介設してされている。そ
して、当該サイドシール火格子34は、可動火格子11
の側壁20を貫通せしめた連結ボルト35の先端をこれ
に螺着することにより、可動火格子11と階段式ストー
カSの横幅方向へ移動自在に連結されている。
【0024】尚、前記連結ボルト35にはスプリング3
6が介挿されており、当該スプリング36の弾力により
サイドシール火格子34は常時サイドシール板体29側
へ付勢されており、可動火格子11が前後方向へ移動す
ることにより、サイドシール火格子34はこれと一体と
なって、サイドシール板体の内側側面と摺接しつつ移動
する。
【0025】また、前記サイドシール火格子34の上端
部には、炉の内方へ向けて上壁突片34aが突設されて
おり、且つ当該上壁突片34aは、隣接する可動火格子
11の上壁18から外側方へ突出せしめた上壁突片18
aと段違い状に組合わされている。即ち、両者の摺接面
の加工精度を上げて気密状の面接触とすることにより、
両上壁突片18a,34aの間隙からの空気漏れがほぼ
完全に防止されている。
【0026】更に、本実施態様ではストーカSの下方の
灰出しホッパ7の上端部が、図3及び図4に示す如くシ
ールプレート31を支持するストーカ取付フレーム26
へ支持固定されている。即ち、灰出しホッパ7の外周端
部の上方は、シールプレート31及びストーカ取付フレ
ーム26によって完全に炉内部と遮断された構成となっ
ており、従前の灰出しホッパのように、耐火炉壁の内側
面に沿ってホッパ外周端縁から炉内方へ燃焼用空気が漏
出することが皆無となる。
【0027】上記本実施態様では、スプリング36とし
てコイルスプリングを使用しているが、これに代えて板
バネやその他のバネを使用してもよいことは勿論であ
る。また、本実施態様ではサイドシール火格子34の上
壁突片34aと可動火格子11の上壁突片18aとを段
違い状に組み合せしているが、対向する両端面に凹凸体
を形成し、両者を噛み合わせる形式の組み合せとしても
よい。
【0028】次に、本発明に係る階段式ストーカの作動
について説明する。往復駆動装置(図示省略)に依り固
定火格子10に対して可動火格子11が前後方向に往復
されると、ごみBが火床の上流から下流へ移送されなが
ら焼却される。燃焼用空気Aは、各火格子体12の後側
から空気案内体14に依り形成された空気通路22を通
過してノズル孔13から噴射される。この為、灰出しホ
ッパ7内に供給された燃焼用空気Aは、各火格子体12
の前側に形成されたノズル孔13から高速で且つ排出空
気量が等しく噴出される。その結果、火床上のごみ層の
如何に拘らず、常に均一な空気分布を得る事ができる。
【0029】固定火格子10と耐火炉壁Fとの間は、弾
性を有するシールプレート31の両端部がサイドシール
板体29及び耐火炉壁面へ密着接当することによりほぼ
密封状態となっている。また、温度上昇によって炉構成
材が熱膨張をしても、シールプレート31が弾性変形を
することによって膨張寸法が完全に吸収される。その結
果、前記両者の間隙から燃焼用空気が炉内へ漏洩するの
はほぼ完全に防止される。
【0030】同様に、可動火格子11が前後方向へ移動
をすると、サイドシール火格子34もスプリング36の
弾性力によりサイドシール板体29側へ押圧された状態
で移動をする。その結果、サイドシール板体29とサイ
ドシール火格子34との摺接面からの空気漏れは、ほぼ
完全に防止される。
【0031】また、サイドシール火格子34の上壁突片
34aと可動火格子11の上壁突片18aは、密着した
状態で両者が前後方向へ一体となって移動をするため、
前記両上壁突片18a,34aの接当面を通しての空気
漏れもほぼ完全に防止される。その結果、従前の階段式
ストーカのように耐火炉壁とストーカ側部の間隙Gを通
して漏れる燃焼用空気が皆無となり、これによって起生
する様々な不都合がほぼ完全に防止されることになる。
【0032】
【発明の効果】上述の通り、本発明の階段式ストーカで
は、ストーカSの両側部と耐火炉壁との間にサイドシー
ル板体を配設してこれを固定火格子の側壁へ固定すると
共に、サイドシール板体と耐火炉壁の間に弾性を有する
シールプレートを設ける構成としている。そのため、固
定火格子と耐火炉壁との間隙を通して炉内方へ漏出する
燃焼用空気は、ほぼ零となる。
【0033】また、可動火格子と前記サイドシール板体
との間にはサイドシール火格子を設け、これをサイドシ
ール板体側へ押圧しつつ可動火格子と一体的に前後方向
へ摺動させる構成としている。そのため、サイドシール
板体とサイドシール火格子との摺接面はほぼ気密状に保
持されることになり、当該摺接面を通しての燃焼用空気
の漏洩、即ち可動火格子と耐火炉壁との間隙からの燃焼
用空気の漏洩が皆無となる。その結果本発明の階段式ス
トーカに於いては、前述の如く燃焼用空気の漏洩に起因
する様々な不都合の発生が完全に防止され、ストーカ上
のごみ層を均一にしかも効率よく燃焼させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る階段式ストーカをごみ焼却炉に適
用した例を示す略式縦断側面図である。
【図2】図1の階段式ストーカの一部を省略した略式縦
断側面図である。
【図3】図1の階段式ストーカを固定火格子の部分で縦
断した一部省略縦断正面図である。
【図4】図1の階段式ストーカを可動火格子の部分で縦
断した一部省略縦断正面図である。
【図5】従来のごみ焼却炉用の階段式ストーカの構造を
示す斜視図。
【図6】可動火格子の後退状態を示す作動図。
【図7】図5に於けるD部の部分拡大断面図である。
【図8】従前の階段式ストーカに於けるストーカ上のご
みの燃焼状態を示す説明図。
【符号の説明】
A ・・ 燃焼用空気 9 ・・ 灰出し装
置 S ・・ 階段式ストーカ 10・・ 固定火格
子 B ・・ 被燃焼物 11・・ 可動火格
子 C ・・ 燃焼残滓 12・・ 火格子体 E ・・ 往復動駆動装置 13・・ ノズル孔 F ・・ 耐火炉壁 14・・ 空気案内
体 1 ・・ ごみ焼却炉 15・・ 弾性体 2 ・・ ごみ供給ホッパ 16・・ 火床フレ
ーム 3 ・・ ごみ供給装置 16a・ 固定火格
子用火床フレーム 4 ・・ 乾燥ストーカ 16b・・可動火格
子用火床フレーム 5 ・・ 燃焼ストーカ 17・・ 火格子取
付ボルト 6 ・・ 助燃バーナ 18・・ 上壁 7 ・・ 灰出しホッパ 18a・ 可動火格
子の上壁突片 8 ・・ 落下灰コンベア 19・・ 前壁 20・・ 側壁 29a・・上端折曲
げ片 21・・ 下壁 30・・ サイドシ
ール板体の取付ボルト 22・・ 空気通路 31・・ シールプ
レート 23・・ 火格子駆動フレーム 32・・ シールプ
レート取付ボルト 24・・ ローラ 33・・ 充填材 25・・ 焼却炉支持フレーム 34・・ サイドシ
ール火格子 26・・ ストーカ取付フレーム 34a・ サイドシ
ール火格子の上壁突片 27・・ レンガ支持架台 35・・ 連結ボル
ト 28・・ 耐火炉壁 36・・ スプリン
グ 29・・ サイドシール板体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被燃焼物の送り方向に固定火格子と可動
    火格子を交互に配設して成る階段式ストーカに於いて、
    ストーカの両側部にサイドシール板体を配設し、該サイ
    ドシール板体を固定火格子に取り付けると共に、該サイ
    ドシール板体と耐火炉壁との隙間に伸縮自在なシールプ
    レートを介設して前記隙間を密封し、更にストーカの両
    側部に位置する可動火格子の側方にサイドシール火格子
    を側方へ移動自在に連結し、当該サイドシール火格子を
    前記サイドシール板体の側面へ密接させつつ可動火格子
    と共に前後方向へ摺動させる構成としたことを特徴とす
    る階段式ストーカ。
  2. 【請求項2】 サイドシール板体を上端部を側方へ折り
    曲げせしめた断面形状が逆L型の細長い板状体とすると
    共に、シールプレートを断面形状がU字状の樋状体とし
    た請求項1に記載の階段式ストーカ。
  3. 【請求項3】 サイドシール火格子と可動火格子とを該
    可動火格子の側壁を挿通せしめた連結ボルトにより連結
    すると共に、スプリングによりサイドシール火格子をサ
    イドシール板体側へ押圧する構成とした請求項1に記載
    の階段式ストーカ。
  4. 【請求項4】 シールプレートに、該シールプレートの
    支持部材を介して灰出しホッパの上端を気密状に固定す
    る構成とした請求項1に記載の階段式ストーカ。
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