JPH0960711A - 遊星歯車式減速機の潤滑装置 - Google Patents

遊星歯車式減速機の潤滑装置

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JPH0960711A
JPH0960711A JP21841595A JP21841595A JPH0960711A JP H0960711 A JPH0960711 A JP H0960711A JP 21841595 A JP21841595 A JP 21841595A JP 21841595 A JP21841595 A JP 21841595A JP H0960711 A JPH0960711 A JP H0960711A
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JP
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planetary gear
lubricating
lubricating oil
speed reducer
case
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JP21841595A
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Norio Fukushima
則男 福嶋
Ryuichi Ohashi
龍一 大橋
Katsuo Nagao
活雄 長尾
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Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/048Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
    • F16H57/0482Gearings with gears having orbital motion

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊星歯車減速装置又は軸受に発生した磨耗粉
あるいは金属破片等の異物が相互に侵入し、相互に損傷
させることを防止でき、したがって損傷が発生してもそ
れを最小限に抑えること。 【解決手段】 ケース内上端に位置する入力軸と、ケー
ス内の下部に軸受手段により回転自在に支持された出力
軸と、入力軸及び出力軸に駆動結合された遊星歯車減速
装置とを備え、ケース内空間は潤滑油室を規定する、遊
星歯車式減速機の潤滑装置。該装置は、潤滑油室を、遊
星歯車減速装置を潤滑する上部潤滑油室と、軸受手段を
潤滑する下部潤滑油室とに区画するよう密封する、オイ
ルシール手段を含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等の
建設機械における旋回装置等に適用される遊星歯車式減
速機の潤滑装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建設機械、例えば油圧ショベルは、下部
走行体上に旋回自在に支持された上部旋回体を備えてい
る。上部旋回体には、遊星歯車式減速機がそのケースを
介して装着されている。ケースの上部には、駆動源であ
る油圧モータが装着されている。油圧モータの駆動軸、
すなわち遊星歯車式減速機の入力軸はケース内上端に位
置付けられている。ケース内の下部には、出力軸が上下
に間隔を置いて配置された二つの軸受により回転自在に
支持されている。ケース内の上部には、遊星歯車減速装
置が配置されて、前記入力軸と出力軸に駆動結合されて
いる。出力軸の下端にはピニオンギヤが設けられ、この
ピニオンギヤはケースの下端から下方に突出し、下部走
行体に固定されたリングギヤに噛み合わされている。リ
ングギヤの外周部には旋回軸受外輪が装着され、この旋
回軸受外輪に前記上部走行体が回転自在に支持されてい
る。したがって、油圧モータにより回転駆動される入力
軸の回転は、遊星歯車減速装置により減速されて出力軸
に伝達される。ピニオンギヤは下部走行体のリングギヤ
に沿って公転するため、前記構成を有する遊星歯車式減
速機を装着している上部旋回体は旋回させられる。
【0003】遊星歯車減速装置、出力軸を支持する軸受
等が収納されたケース内空間には潤滑油が充填され、し
たがって、該空間は潤滑油室を規定する。ケースの上端
にはケース内に潤滑油を供給するための給油口が設けら
れ、ケースの下部には、ケース内の汚れた潤滑油を排出
するための排油口が設けられている。前記軸受の下部に
おける、ケースと出力軸との間にはオイルシールが配設
されている。給油口から供給された潤滑油は、遊星歯車
減速装置のギヤ噛合部で発生した磨耗粉等の異物の増加
により汚されるので、定期的に交換される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記遊星歯車式減速機
においては、ケース内の遊星歯車減速装置及び前記軸受
は、共通の潤滑油室内において共通の潤滑油により潤滑
され、しかも、ギヤ噛合部を有する遊星歯車減速装置が
軸受より上方に位置付けられている。このような構成に
起因して、遊星歯車減速装置のギヤ噛合部において発生
した磨耗粉、あるいは何らかの原因で生じた歯欠けによ
る金属破片(損傷破片)等は潤滑油中を落下し、その一
部は軸受に侵入し、残りは軸受下部のオイルシール部に
沈澱する。
【0005】軸受におけるインナレース、アウタレース
及びその間に配置された転動体は、非常に高い面圧をも
って回転しているため、軸受が前記磨耗粉あるいは金属
破片等の異物を噛み込むと、短時間で損傷する。
【0006】他方、前記磨耗粉あるいは金属破片等の異
物がオイルシール部に沈澱すると、オイルシールを損傷
させる可能性が高くなる。もし、オイルシールが損傷す
るとそのシール機能が損なわれるので潤滑油が漏洩し、
遊星歯車減速装置及び軸受に焼付きが発生し、損傷を拡
大することとなる。
【0007】逆に、軸受において発生した磨耗粉あるい
は金属破片等の異物は、遊星歯車減速装置の攪拌作用に
より、潤滑油中を上昇して遊星歯車減速装置のギヤ噛合
部に侵入し、該噛合部を損傷するおそれもある。
【0008】本発明は前記事実に基づいてなされたもの
で、その主目的は、遊星歯車減速装置又は軸受に発生し
た磨耗粉あるいは金属破片等の異物が相互に侵入し、相
互に損傷させることを防止でき、したがって損傷が発生
してもそれを最小限に抑えることができる、改良された
遊星歯車式減速機の潤滑装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記主目的を達成するた
め、本発明によれば、ケースと、該ケース内上端に位置
付けられかつ駆動源により回転駆動される入力軸と、該
ケース内の下部に軸受手段により回転自在に支持されか
つ該ケースの下端から下方に突出した出力軸と、該ケー
ス内上部に配置されかつ該入力軸及び該出力軸に駆動結
合された遊星歯車減速装置とを備え、該ケース内空間に
潤滑油が充填されることにより該空間は潤滑油室を規定
する、遊星歯車式減速機の潤滑装置において、該潤滑油
室を、該遊星歯車減速装置を潤滑する上部潤滑油室と、
該軸受手段を潤滑する下部潤滑油室とに区画するよう密
封する、オイルシール手段を含み、該上部潤滑油室及び
該下部潤滑油室には、それぞれ独立した給油口及び排油
口が備えられている、ことを特徴とする遊星歯車式減速
機の潤滑装置、が提供される。
【0010】遊星歯車減速装置のギヤ噛合部において発
生した磨耗粉あるいは金属破片等の異物は、上部潤滑油
室内に留まり、軸受の存在する下部潤滑油室内には侵入
しない。また軸受において発生した磨耗粉あるいは金属
破片等の異物は、下部潤滑油室内に留まり、遊星歯車減
速装置の存在する上部潤滑油室内には侵入しない。した
がって遊星歯車減速装置又は軸受の一方の損傷は他方に
影響しないので、損傷が発生しても最小限に抑えること
ができる。これにより、遊星歯車減速装置及び軸受の寿
命を一層向上させることができる。
【0011】遊星歯車減速装置の潤滑は上部潤滑油室に
おいて、軸受の潤滑は下部潤滑油室において、それぞれ
独立して行なわれるので、劣化した方の潤滑油のみを交
換することが可能となる。すなわち、潤滑油のメンテナ
ンスを個々に遂行することができるので、潤滑油の劣化
度に合わせた最適の潤滑油交換ができ、潤滑油の節約、
潤滑油交換作業の省力化及び効率化を図ることができ
る。磨耗粉の発生あるいは折損等の損傷の発生は、軸受
においてより、遊星歯車減速装置における方が多い。し
たがって、遊星歯車減速装置の存在する上部潤滑油室内
の潤滑油の定期交換の間隔は従来通り比較的短く、他
方、軸受の存在する下部潤滑油室内の潤滑油の定期交換
の間隔は従来より長く設定することができる。その結
果、従来より交換油量が少量となるので潤滑油を節約で
き、潤滑油交換作業が省力化、効率化されるのである。
【0012】遊星歯車減速装置は比較的高速回転し、軸
受は重荷重で低速回転する。したがって各潤滑油室にそ
れぞれに適した粘度を有する潤滑油を供給することがで
きるので、遊星歯車減速装置及び軸受の作動効率を一層
向上させ、しかも寿命を長くすることができる。
【0013】本発明においては、前記構成に加えて、該
遊星歯車減速装置は、該入力軸に駆動結合された1段目
遊星歯車機構と、2段目キャリアを含む2段目遊星歯車
機構とを含み、該2段目キャリアは該出力軸に駆動結合
され、該2段目遊星歯車機構は、該2段目キャリアに装
着された複数の固定軸にそれぞれ回転自在に支持された
2段目遊星ギヤを含み、該固定軸の各々の下端は該2段
目キャリアに対して軸密封構造により支持され、該オイ
ルシール手段は、該軸密封構造の各々と、該軸受手段の
上部における該ケース内壁と該2段目キャリアの外周面
との間に配設された少なくとも1個のオイルシールと、
該2段目キャリアと該出力軸との間に配設されたオイル
シールとを含む、よう構成されることを、他の特徴とす
る。この構成によれば、ケース内の潤滑油室を、上部潤
滑油室と下部潤滑油室とに容易かつ効果的に区画、密封
することができると共に、前記した各作用・効果を確実
に奏することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1を参照して、本発明に
従って構成された遊星歯車式減速機の潤滑装置の実施の
形態を説明する。建設機械、例えば油圧ショベルは、図
示しない下部走行体と、この下部走行体上に、上下方向
に延びる図示しない旋回軸を中心として旋回自在に支持
された上部旋回体2を備えている。上部旋回体2には遊
星歯車式減速機1が、そのケース4を介して装着されて
いる。ケース4は、下ケース6と、2分割された中間ケ
ース8a及び8bと、上ケース10とから構成されてい
る。下ケース6の下端には下カバー5が装着されてい
る。中間ケース8a及び8bの内周面には、それぞれ、
後述する遊星歯車減速装置30のための1段目リングギ
ヤ11及び2段目リングギヤ12が形成されている。上
ケース10の上部には、駆動源である油圧モータ14が
装着されている。油圧モータ14の駆動軸、すなわち遊
星歯車減速装置30の入力軸16は上ケース10の内部
に突出するよう位置付けられている。
【0015】ケース4の下方、すなわち下ケース6内に
は、出力軸18が軸受手段により回転自在に支持されて
いる。更に具体的に説明すると、下ケース6の下端には
軸受22が装着され、出力軸18の下部がこの軸受22
に回転自在に支持されている。下ケース6の上部には軸
受20が装着され、出力軸18は、後述する2段目キャ
リア44を介して軸受20に回転自在に支持されてい
る。出力軸18の下端にはピニオンギヤ24が設けら
れ、このピニオンギヤ24は下カバー5から下方に突出
し、下部走行体に設けられたリングギヤ26に噛み合わ
されている。図示はしていないが、リングギヤ26の外
周部には前記旋回軸を中心とする旋回軸受外輪が装着さ
れ、この旋回軸受外輪に前記上部走行体2が回転自在に
支持されている。
【0016】ケース4内上部には遊星歯車減速装置30
が備えられている。この遊星歯車減速装置30は、入力
軸16に駆動結合された1段目遊星歯車機構32及び出
力軸18に駆動結合された2段目遊星歯車機構34とを
備えている。1段目遊星歯車機構32は、入力軸16に
スプライン結合された1段目サンギヤ36と、1段目キ
ャリア38に回転自在に支持されかつ1段目サンギヤ3
6と前記1段目リングギヤ11に噛み合わされた複数の
1段目遊星ギヤ40とを備えている。2段目遊星歯車機
構34は、1段目キャリア38にスプライン結合された
2段目サンギヤ42と、2段目キャリア44に回転自在
に支持されかつ2段目サンギヤ42と前記2段目リング
ギヤ12に噛み合わされた複数の2段目遊星ギヤ46と
を備えている。
【0017】2段目キャリア44の下端には下方に延び
る円筒部(スカート)44aが形成され、この円筒部4
4aの内周面に雌スプラインが形成されている。一方出
力軸18の上部には雄スプラインが形成され、これらの
各スプラインが相互に係合されることにより、2段目キ
ャリア44と出力軸18とは駆動結合される。2段目キ
ャリア44は、押さえ板45を介してボルトBにより出
力軸18の上端に取り付けられている。なおこの押さえ
板45の直下において、2段目キャリア44の内周面及
び出力軸18の上端外周面は、それぞれ相互に嵌合され
た円周面をなしている。2段目キャリア44の円筒部4
4aは、前記軸受20を介して下ケース6に回転自在に
支持されている。したがって入力軸16の回転は、1段
目遊星歯車機構32及び2段目遊星歯車機構34を介し
て出力軸18に2段減速して伝達される。ピニオンギヤ
24は下部走行体のリングギヤ26に沿って公転するた
め、前記構成を有する遊星歯車式減速機1を装着してい
る上部旋回体2は前記旋回軸まわりに旋回する。
【0018】概ね以上のように構成された遊星歯車式減
速機1において、ケース4内空間に潤滑油が充填される
ことにより該空間は潤滑油室を規定するものであるが、
本発明における潤滑装置は、潤滑油室を、遊星歯車減速
装置30を潤滑する上部潤滑油室と、軸受手段を潤滑す
る下部潤滑油室とに区画するよう密封する、オイルシー
ル手段を含み、上部潤滑油室及び下部潤滑油室には、そ
れぞれ独立した給油口及び排油口が備えられている、こ
とが重要である。
【0019】以下に、前記した潤滑装置について説明す
る。下ケース6の上端内壁部には環状のオイルシール5
0が装着され、オイルシール50の内周シール面は、2
段目キャリア44の円形外周面に当接されている。押さ
え板45の直下における、2段目キャリア44の内周面
及び出力軸18の上端外周面間には密封用のOリング5
2が装着されている。2段目遊星ギヤ46の各々は、固
定軸47を介して2段目キャリア44に回転自在に支持
されているが、この固定軸47の下端は、2段目キャリ
ア44に対し軸密封構造とされている(従来は2段目キ
ャリア44を貫通する軸貫通構造である)。すなわち、
2段目キャリア44に形成された、固定軸47を支持す
る支持孔44bの下端は閉じられ、下方へ貫通はしてい
ない構造となっている。
【0020】したがって、ケース4内の、2段目キャリ
ア44の軸密封構造、オイルシール50及びOリング5
2(これらによりオイルシール手段の一部が構成され
る)により密封された上方に、遊星歯車減速装置30を
潤滑する上部潤滑油室54が形成される。上ケース10
には給油口56が設けられ、下ケース6の上端であっ
て、前記オイルシール50の上方には、排油口58が設
けられている。この給油口56から上部潤滑油室54内
に潤滑油が供給され、上部潤滑油室54内の潤滑油は、
必要に応じて排油口58から排出される。
【0021】下ケース6の内壁部の、前記軸受20より
上方であって、前記オイルシール50より下方位置に
は、オイルシール手段の一部を構成する、環状のオイル
シール60が装着され、オイルシール60の内周シール
面は、2段目キャリア44の円筒部44aの外周面に当
接されている。前記軸受22の下方に位置する、下カバ
ー5には他の環状オイルシール62が装着され、オイル
シール62の内周シール面は出力軸18の外周面に当接
されている。したがって、ケース4内の、オイルシール
60により密封された下方に、軸受20及び22を潤滑
する下部潤滑油室64が形成される。下ケース6の、オ
イルシール60の下方であって、軸受20の上方位置に
は、給油口66が設けられ、下カバー5の、オイルシー
ル62の上方であって、軸受22の下方位置には、排油
口68が設けられている。この給油口66から下部潤滑
油室64内に潤滑油が供給され、下部潤滑油室64内の
潤滑油は、必要に応じて排油口68から排出される。
【0022】潤滑装置は以上のように構成されているの
で、上部潤滑油室54内の遊星歯車減速装置30におい
て発生した磨耗粉、あるいは金属破損片等が、下部潤滑
油室64内の前記軸受20及び22に侵入することは防
止され、他方、下部潤滑油室64内の前記軸受20及び
22において発生した磨耗粉、あるいは金属破損片等
が、上部潤滑油室54内の遊星歯車減速装置30のギヤ
噛合部に侵入することも防止される。上部潤滑油室54
内及び下部潤滑油室64内の潤滑油はそれぞれ独立して
交換可能であり、その定期交換時期も適宜別個に選定で
きる。また潤滑油の種類も、独立して選定することがで
きる。
【0023】以上、本発明による遊星歯車式減速機の潤
滑装置の実施の形態について説明したが、本発明は前記
実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を
逸脱することなく種々の変形あるいは修正が可能であ
る。例えば、図1に示す実施の形態において、上部潤滑
油室54と下部潤滑油室64とを仕切るため、ケース4
内にはオイルシール50及び60が装着されているが、
理論的には何れか一方でもよい。しかしながら、図示の
場合には、一層確実なシール機能が得られる。また、本
発明は、建設機械の旋回装置用として適用されるもので
あるが、それに限定される理由はない。
【0024】
【発明の効果】本発明に従って構成された遊星歯車式減
速機の潤滑装置によれば、次のような効果が達成され
る。 (1)遊星歯車減速装置又は軸受の一方の損傷は他方に
影響しないので、損傷が発生しても最小限に抑えること
ができる。これにより、遊星歯車減速装置及び軸受の寿
命を一層向上させることができる。 (2)潤滑油のメンテナンスを個々に遂行することがで
きるので、潤滑油の劣化度に合わせた最適の潤滑油交換
ができ、潤滑油の節約、潤滑油交換作業の省力化及び効
率化を図ることができる。 (3)相互に密封独立した各潤滑油室にそれぞれに適し
た粘度を有する潤滑油を供給することができるので、遊
星歯車減速装置及び軸受の作動効率を一層向上させ、し
かも寿命を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に従って構成された遊星歯車式
減速機の潤滑装置の実施の形態を示す断面図。
【符号の説明】
1 遊星歯車式減速機 2 上部旋回体 4 ケース 14 油圧モータ 16 入力軸 18 出力軸 20 及び22 軸受 24 ピニオンギヤ 30 遊星歯車減速装置 32 1段目遊星歯車機構 34 2段目遊星歯車機構 44 2段目キャリア 46 2段目遊星ギヤ 47 固定軸 50、60及び62 オイルシール 52 Oリング 54 上部潤滑油室 56及び66 給油口 58及び68 排油口 64 下部潤滑油室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、該ケース内上端に位置付けら
    れかつ駆動源により回転駆動される入力軸と、該ケース
    内の下部に軸受手段により回転自在に支持されかつ該ケ
    ースの下端から下方に突出した出力軸と、該ケース内上
    部に配置されかつ該入力軸及び該出力軸に駆動結合され
    た遊星歯車減速装置とを備え、該ケース内空間に潤滑油
    が充填されることにより該空間は潤滑油室を規定する、
    遊星歯車式減速機の潤滑装置において、 該潤滑油室を、該遊星歯車減速装置を潤滑する上部潤滑
    油室と、該軸受手段を潤滑する下部潤滑油室とに区画す
    るよう密封する、オイルシール手段を含み、該上部潤滑
    油室及び該下部潤滑油室には、それぞれ独立した給油口
    及び排油口が備えられている、ことを特徴とする遊星歯
    車式減速機の潤滑装置。
  2. 【請求項2】 該遊星歯車減速装置は、該入力軸に駆動
    結合された1段目遊星歯車機構と、2段目キャリアを含
    む2段目遊星歯車機構とを含み、該2段目キャリアは該
    出力軸に駆動結合され、 該2段目遊星歯車機構は、該2段目キャリアに装着され
    た複数の固定軸にそれぞれ回転自在に支持された2段目
    遊星ギヤを含み、該固定軸の各々の下端は該2段目キャ
    リアに対して軸密封構造により支持され、 該オイルシール手段は、該軸密封構造の各々と、該軸受
    手段の上部における該ケース内壁と該2段目キャリアの
    外周面との間に配設された少なくとも1個のオイルシー
    ルと、該2段目キャリアと該出力軸との間に配設された
    オイルシールとを含む、請求項1記載の遊星歯車式減速
    機の潤滑装置。
JP21841595A 1995-08-28 1995-08-28 遊星歯車式減速機の潤滑装置 Withdrawn JPH0960711A (ja)

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