JPH0960293A - コンクリート型枠 - Google Patents

コンクリート型枠

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JPH0960293A
JPH0960293A JP24375595A JP24375595A JPH0960293A JP H0960293 A JPH0960293 A JP H0960293A JP 24375595 A JP24375595 A JP 24375595A JP 24375595 A JP24375595 A JP 24375595A JP H0960293 A JPH0960293 A JP H0960293A
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JP
Japan
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comb plate
glass fiber
comb
reinforced plastic
face material
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Yukio Kikuhara
幸夫 菊原
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Nihon Kasetsu KK
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Nihon Kasetsu KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑精緻な樹脂製のコンクリート型枠にあっ
ては、加工用捨て型に樹脂を吹き付けてコンクリート型
枠が製作されている。この結果、加工用捨て型を必要と
し不経済であると共に、形によっては脱型できず、製作
が不可能なこともある。 【解決手段】 クシ板部2と、面材部3と、グラスファ
イバー強化プラスチックの層4から構成され、クシ板部
2については木材を使用し、これに面材部3を取付け、
この面材部の上にグラスファイバー強化プラスチックの
層4でなるコンクリート型枠表面が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複雑で精緻なコン
クリート構造物を作るのに好適な木材とFRPの合成型
枠とも云うべきコンクリート型枠に関するものである。
昨今、建築構造物,土木作工物などは、景観重視・意匠
性重視の設計が普及しているが、本発明のものは、特
に、曲線とか、凹凸とかの型を持つコンクリート工作物
のコンクリート型枠として最適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものにあっては、下記の
ようなものになっている。複雑精緻な型枠にあっては、
従来下記の如くなっている。 1.鋼製のコンクリート型枠にあっては、プレス機など
による折り曲げ加工、ベンダー機による曲線加工、研磨
加工、溶接加工などを経たものとなっている。 2.樹脂製のコンクリート型枠にあっては、加工用捨て
型に樹脂を吹き付けてコンクリート型枠を製作する。 3.このようなことから、複雑極まりない形において
は、木製のコンクリート型枠が使われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにあっては、下記のような問題点を有していた。 1.鋼製のコンクリート型枠にあっては、高価なものと
ならざるを得ない。 2.樹脂製のコンクリート型枠にあっては、加工用捨て
型を必要とし不経済であると共に、形によっては脱型で
きず、製作が不可能なこともある。 3.木製のコンクリート型枠にあっては、切り削りが容
易な反面、木材自体が微妙に湿気などの影響で、ソリ・
歪を生じ、表面塗装にクラックを生じさせたり、当該木
製のコンクリート型枠の合わせ目が開いたり曲がったり
する。このため、補修が多くなる。 本願は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みな
されたものであり、その目的とするところは、上述の問
題を解決できるものを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は下記のようになるものである。すなわち、
本願のものは、クシ板部2と、面材部3と、グラスファ
イバー強化プラスチックの層4とから構成され、クシ板
部2については、切り削りの容易な木材を使用し、これ
に面材部3を取付け、この面材部の上にグラスファイバ
ー強化プラスチックの層4でなるコンクリート型枠表面
を設けることにより、歪が少なく、クラックが発生しな
い型枠としたコンクリート型枠である。この場合、下記
のようにすることができる。クシ板部2と、面材部3
と、グラスファイバー強化プラスチックの層4とから構
成され、クシ板部2は所定間隔をもって起立固定された
適数枚のクシ板2Aで構成され、各クシ板2Aには構築
を所望するコンクリート構造物5の外周面5Aを形成す
るための切欠き2A1が形成され、各クシ板2Aは所定
位置で連結板2A2で固定され、面材部3は、所定の曲
面3A1を成型した板3Aをクシ板部2に対して当該ク
シ板部2の各クシ板2Aにおける切欠き2A1に連結し
た状態で釘などで打ちつけ張設して構成され、グラスフ
ァイバー強化プラスチックの層4は、面材部3の表面に
樹脂とグラスファイバーのチョップが所定量ミックスさ
れた状態のものを吹付け積層して構成されている。
【0005】
【発明の実施の形態】実施例について図面を参照して説
明する。はじめに、構築を所望するコンクリート構造物
5が図1で示されるような場合、コンクリート型枠とし
ては、図2に示すような型枠A,B,C,D,E,F,
G,H,Iが使用されることになるが、以下の説明はこ
れら型枠のうち型枠D,E,F,Gを例にして説明す
る。1は本発明のコンクリート型枠で、クシ板部2と、
面材部3と、グラスファイバー強化プラスチック(FR
P)の層4とから構成されている。クシ板部2は所定間
隔をもって起立固定された適数枚のクシ板2Aで構成さ
れ、各クシ板2Aには構築を所望するコンクリート構造
物5の外周面5Aを形成するための切欠き2A1が形成
され、切欠き2A1を連続させると外周面5Aと一致す
ることになる。2A2は各クシ板2Aを所定位置で固定
するための連結板で、釘などで打ちつけられている。す
なわち、クシ板部2は、設計された型を作り出すため
に、木材板を切り出し加工して形成されていることにな
る。但し、このクシ板部2は、実際コンクリートが打設
される時、型枠パイプや支保工がセットできる型を構成
するものとする。また、クシ板2Aは、その大きさ、数
は想定される力に充分耐え得る断面と数で割り出される
ことになるのは当然である。面材部3は、所定の曲面3
A1を成型した板3Aをクシ板部2に対して当該クシ板
部2の各クシ板2Aにおける切欠き2A1に連結した状
態で釘などで打ちつけ張設して構成されている。この場
合、板3Aは切欠き2A1で形成される面が、例えば単
純な曲面である場合は一枚ものの板3Aが使用される
が、複雑な曲面である場合は細かく切断された板3Aが
使用されることになる。これは地球儀の模型の表面地図
が短冊状の紙を貼ることで全体が球形になるのと同じで
ある。グラスファイバー強化プラスチック(FRP)の
層4は、面材部3の表面に、樹脂とグラスファイバーの
チョップ(切り繊維)が所定量ミックスされた状態のも
のを吹付け積層して構成されている。グラスファイバー
強化プラスチック(FRP)の層4では、グラスファイ
バーが適量樹脂液の中で絡み合って、引っ張りの力を補
強していることになる。こうして、でき上がったコンク
リート型枠1は、使用現場で公知のコンクリート型枠パ
イプや公知の支保工で固定され、コンクリートが打設さ
れることになる。
【0006】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で次に記載する効果を奏する。 1.製作鋳型あるいは加工用捨て型を必要としないので
無駄がない。 2.グラスファイバー強化プラスチックの層4は、面材
部3の表面に、樹脂とグラスファイバーのチョップが所
定量ミックスされた状態のものを吹付け積層して構成さ
れているから、表面クラックと木材の変形を抑制するこ
とができる。 3.表面クラックを抑制することにより、仕上りコンク
リートの補修を減少させることができる。 4.複雑で精緻な形を容易に製作できる。 5.従来の型枠では連結された各型枠単体における面板
部の周囲が筋目として露出され体裁が悪いが、本発明の
ものではこのような筋目を消すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用状態の一部を破断した斜視図である。
【図2】各種のコンクリート型枠の状態を説明する斜視
図である。
【図3】同上のうちの1種のものについての1部を破断
した側面図である。
【図4】クシ板部と面材部の関係を説明する斜視図であ
る。
【図5】クシ板部と面材部の関係を説明する斜視図であ
る。
【図6】クシ板部と面材部の関係を説明する斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 コンクリート型枠 2 クシ板部 3 面材部 4 グラスファイバー強化プラスチックの層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クシ板部(2)と、面材部(3)と、グ
    ラスファイバー強化プラスチックの層(4)とから構成
    され、クシ板部(2)については、切り削りの容易な木
    材を使用し、これに面材部(3)を取付け、この面材部
    の上にグラスファイバー強化プラスチックの層(4)で
    なるコンクリート型枠表面を設けることにより、歪が少
    なく、クラックが発生しない型枠としたことを特徴とす
    るコンクリート型枠。
  2. 【請求項2】 クシ板部(2)と、面材部(3)と、グ
    ラスファイバー強化プラスチックの層(4)とから構成
    され、クシ板部(2)は所定間隔をもって起立固定され
    た適数枚のクシ板(2A)で構成され、各クシ板(2
    A)には構築を所望するコンクリート構造物(5)の外
    周面(5A)を形成するための切欠き(2A1)が形成
    され、各クシ板(2A)は所定位置で連結板(2A2)
    で固定され、面材部(3)は、所定の曲面(3A1)を
    成型した板(3A)をクシ板部(2)に対して当該クシ
    板部(2)の各クシ板(2A)における切欠き(2A
    1)に連結した状態で釘などで打ちつけ張設して構成さ
    れ、グラスファイバー強化プラスチックの層(4)は、
    面材部(3)の表面に樹脂とグラスファイバーのチョッ
    プが所定量ミックスされた状態のものを吹付け積層して
    構成されていることを特徴とするコンクリート型枠。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102433930A (zh) * 2011-08-26 2012-05-02 中国建筑东北设计研究院有限公司 地上地下双向超长混凝土无缝设计方法
DE102017129740A1 (de) * 2017-12-13 2019-06-13 Peri Gmbh Schalung zur Erstellung eines Bauwerks

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6087959U (ja) * 1983-11-25 1985-06-17 三井木材工業株式会社 コンクリ−ト曲面成型用木製型枠
JPS63232A (ja) * 1986-06-20 1988-01-05 井関農機株式会社 脱穀機
JPH0516985U (ja) * 1991-07-17 1993-03-02 北海道 表面加工コンクリート型枠用合板

Patent Citations (3)

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