JPH0960045A - 油圧モータ制御回路 - Google Patents

油圧モータ制御回路

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Publication number
JPH0960045A
JPH0960045A JP23609195A JP23609195A JPH0960045A JP H0960045 A JPH0960045 A JP H0960045A JP 23609195 A JP23609195 A JP 23609195A JP 23609195 A JP23609195 A JP 23609195A JP H0960045 A JPH0960045 A JP H0960045A
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JP
Japan
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pressure
hydraulic motor
accumulator
main
oil
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Application number
JP23609195A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Ino
和幸 猪野
Takeshi Kobayashi
剛 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0960045A publication Critical patent/JPH0960045A/ja
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/22Hydraulic or pneumatic drives
    • E02F9/2217Hydraulic or pneumatic drives with energy recovery arrangements, e.g. using accumulators, flywheels

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧モータの慣性回転時等にリリーフ弁を確
実に低圧リリーフさせ、十分なショックレス機能を与え
て停止時の衝撃を緩和できるようにする。 【解決手段】 アキュムレータ12A,12Bのばね室
14A,14Bに接続された接続管路21A,21Bと
分岐管路22A,22Bとの間に補助切換弁23を設
け、補助切換弁23を主管路4A,4B間の圧力差によ
り中立位置(a)から第1,第2の切換位置(b),
(c)へと切換えるように構成する。また、分岐管路2
2A,22Bを油圧モータ1とオーバロードリリーフ弁
10A,10Bとの間で主管路4A,4Bから分岐させ
る。そして、油圧モータ1の回転駆動時には補助切換弁
23を中立位置(a)から切換位置(b)に切換えて、
接続管路21Bと分岐管路22Bとを互いに連通した状
態に保持し、油圧モータ1からの戻り油の一部をばね室
14B内に供給できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル等の建設機械に好適に用いられる油圧モータ制御回路
に関し、特に、油圧モータの停止時にショックレス機能
を与え得るようにした油圧モータ制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル、油圧クレーン等
のように走行用の油圧モータまたは旋回用の油圧モータ
等を用いて車両等の慣性体を走行または旋回駆動させる
建設機械にあっては、前記油圧モータを停止させるとき
に慣性体から大きな慣性負荷を受けるようになるため、
油圧回路の途中にショックレス機能付きのリリーフ弁を
設け、該リリーフ弁等により前記慣性負荷を吸収するよ
うにしている。
【0003】そこで、図3にこの種の従来技術による油
圧モータ制御回路として油圧ショベルの旋回用油圧回路
を例に挙げて示す。
【0004】図において、1は油圧ショベルの上部旋回
体(図示せず)に設けられる旋回用の油圧モータを示
し、該油圧モータ1は例えば斜板型または斜軸型の油圧
モータ等によって構成され、上部旋回体等の慣性体を減
速機(図示せず)等を介して旋回駆動するものである。
また、該油圧モータ1にはネガティブ式のブレーキ装置
(図示せず)が付設され、このブレーキ装置は上部旋回
体の旋回停止時に制動力を付与し、例えば坂道の途中等
で上部旋回体が下部走行体に対して不用意に旋回(回
転)してしまうのを規制する構成となっている。
【0005】2はタンク3と共に油圧源を構成する油圧
ポンプを示し、該油圧ポンプ2、タンク3は一対の主管
路4A,4Bを介して油圧モータ1に接続され、該主管
路4A,4Bの途中には方向切換弁5が設けられてい
る。そして、該方向切換弁5はオペレータが操作レバー
5Aを手動操作することにより中立位置(イ)から切換
位置(ロ),(ハ)に切換えられ、この切換位置
(ロ),(ハ)で油圧ポンプ2から油圧モータ1に給排
する圧油の方向を切換える構成となっている。
【0006】6は油圧モータ1と方向切換弁5との間の
位置で主管路4A,4Bを分岐管路7A,7B、8A,
8Bを介してタンク3に接続するタンク管路、9A,9
Bは分岐管路7A,7Bの途中にそれぞれ配設されたメ
イクアップ用のチェック弁を示し、該チェック弁9A,
9Bはタンク3から主管路4A,4B側に向けて作動油
(油液)が流通するのを許すことにより、主管路4A,
4B内が負圧状態になるのを防止するものである。
【0007】10A,10Bは油圧モータ1と方向切換
弁5との間に位置して分岐管路8A,8Bの途中にそれ
ぞれ設けられた一対のリリーフ弁としてのオーバロード
リリーフ弁で、該オーバロードリリーフ弁10A,10
Bは圧力設定ばね11A,11Bにより高圧のリリーフ
設定圧Ph (図4参照)が予め決められ、後述のアキュ
ムレータ12A,12Bにより低圧リリーフ時の開弁圧
力Pl が設定されている。そして、オーバロードリリー
フ弁10A,10Bは油圧モータ1の慣性回転時等に主
管路4Aまたは4B内に、例えばリリーフ設定圧Ph 以
上の圧力(過剰圧)が発生すると、オーバロードリリー
フ弁10A,10Bの弁体(図示せず)が開弁すること
により、この圧力(過剰圧)をタンク管路6側へとリリ
ーフさせるものである。
【0008】12A,12Bはオーバロードリリーフ弁
10A,10Bに付設されたアキュムレータを示し、該
アキュムレータ12A,12Bは内部に摺動可能に挿嵌
された可動隔壁としてのフリーピストン13A,13B
を備え、該フリーピストン13A,13Bによりアキュ
ムレータ12A,12B内は圧力室としてのばね室14
A,14Bと蓄油室15A,15Bとに画成されてい
る。また、アキュムレータ12A,12Bのばね室14
A,14B内には弱ばね16A,16Bが配設され、該
弱ばね16A,16Bはフリーピストン13A,13B
を蓄油室15A,15B側に向けて常時付勢している。
【0009】そして、例えば油圧モータ1の慣性回転時
等に主管路4A,4Bからの圧油が絞り17A,17B
等を介してアキュムレータ12A,12Bの蓄油室15
A,15B内に供給されると、フリーピストン13A,
13Bが弱ばね16A,16Bに抗してばね室14A,
14B側に摺動変位することにより、蓄油室15A,1
5B内に圧油が一時的に蓄油され、このときにオーバロ
ードリリーフ弁10A,10Bは図4中に実線で示す特
性線18のように開弁圧力Pl で低圧リリーフする。
【0010】この結果、アキュムレータ12A,12B
はオーバロードリリーフ弁10A,10Bにショックレ
ス機能を与え、該オーバロードリリーフ弁10A,10
Bが高圧のリリーフ設定圧Ph で開弁するときの衝撃を
緩和するようになる。
【0011】このように構成される油圧ショベルの旋回
用油圧回路では、まず方向切換弁5が中立位置(イ)に
あるときには、油圧モータ1に付設した前記ブレーキ装
置が制動ばね等によって油圧モータ1の出力軸側に制動
を与え、上部旋回体が不用意に動いてしまうのを防止し
ている。
【0012】次に、上部旋回体を一方向に旋回させるた
めにオペレータが方向切換弁5を中立位置(イ)から、
例えば切換位置(ロ)に切換えると、油圧ポンプ2から
の圧油がモータ駆動圧となって主管路4A側に供給さ
れ、前記ブレーキ装置による制動が解除されて油圧モー
タ1が回転駆動されるようになり、上部旋回体は前記減
速機を介して油圧モータ1により一方向に旋回し始め
る。そして、油圧モータ1からの戻り油は主管路4Bを
介してタンク3側に排出される。
【0013】次に、油圧モータ1の回転を停止させるた
めに、方向切換弁5を再び中立位置(イ)に戻すと、油
圧ポンプ2から主管路4A側への圧油の供給が断たれ、
主管路4Bは方向切換弁5によりタンク3に対して遮断
される。そして、このときに上部旋回体からの慣性負荷
等で油圧モータ1が慣性回転するようになると、該油圧
モータ1はポンプ作用を行ない、主管路4A側から吸込
んだ圧油を主管路4B側に吐出することにより主管路4
B側を高圧とし、これを油圧モータ1のブレーキ圧とし
て該油圧モータ1に油圧ブレーキをかける。
【0014】また、このときに主管路4B側に発生した
ブレーキ圧(圧油)はオーバロードリリーフ弁10Bの
絞り17B等を介してアキュムレータ12Bの蓄油室1
5B内に供給されるから、該アキュムレータ12Bのフ
リーピストン13Bは弱ばね16Bに抗してばね室14
B側に摺動変位し、このときの圧油が蓄油室15B内に
一時的に蓄油されることにより、オーバロードリリーフ
弁10Bは図4中に実線で示す特性線18の如く開弁圧
力Pl で低圧リリーフする。
【0015】そして、オーバロードリリーフ弁10B
は、アキュムレータ12Bのフリーピストン13Bがば
ね室14B側に向けて摺動変位し蓄油室15B内に圧油
が漸次蓄油される時間T(例えば0.1〜0.5秒程
度)の間に亘って、低圧リリーフ状態を保持し、その後
にフリーピストン13Bの変位が規制(停止)され主管
路4B側のブレーキ圧(圧力)が高圧のリリーフ設定圧
Ph に達すると、オーバロードリリーフ弁10Bの弁体
が開弁しこのときの過剰圧をタンク管路6側に排出す
る。
【0016】かくして、オーバロードリリーフ弁10B
はアキュムレータ12Bによってショックレス機能が与
えられ、該オーバロードリリーフ弁10Bが高圧のリリ
ーフ設定圧Ph で開弁するときの衝撃が緩和されるよう
になる。なお、油圧ショベルの上部旋回体を他方向に旋
回すべく方向切換弁5を切換位置(ハ)に切換え、その
後に中立位置(イ)へと戻した場合には、オーバロード
リリーフ弁10Aがアキュムレータ12Aによってショ
ックレス機能が与えられ、該オーバロードリリーフ弁1
0Aが高圧のリリーフ設定圧Ph で開弁するときの衝撃
が緩和されるものである。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、例えば方向切換弁5を中立位置(イ)から
切換位置(ロ)に切換えて油圧モータ1を回転駆動し、
該油圧モータ1からの戻り油を主管路4Bを介してタン
ク3側に排出しているときに、主管路4B内の管路抵抗
(流路抵抗)等により該主管路4B内の戻り油に、例え
ば3〜5kg/cm2程度の圧力(背圧)が発生することがあ
る。
【0018】そして、この圧力(背圧)は、油圧モータ
1の回転駆動時にオーバロードリリーフ弁10Bの絞り
17B等を介してアキュムレータ12Bの蓄油室15B
に供給されるから、該アキュムレータ12Bの弱ばね1
6Bによる設定圧よりも前記圧力(背圧)の方が高くな
ると、アキュムレータ12Bのフリーピストン13Bは
弱ばね16Bに抗してばね室14B側へと大きく摺動変
位するようになる。
【0019】このため、従来技術では、その後に油圧モ
ータ1が慣性回転し主管路4B側にブレーキ圧が発生し
たときに、アキュムレータ12Bのフリーピストン13
Bはばね室14B側へと既にストロークエンド近くまで
大きく摺動変位していることがあり、この場合にはアキ
ュムレータ12Bの蓄油室15B内にブレーキ圧(圧
油)を漸次蓄油するための時間Tが極端に短くなって、
オーバロードリリーフ弁10Bを図4中に実線で示す特
性線18の如く低圧リリーフさせるのが難しくなり、ア
キュムレータ12Bによってオーバロードリリーフ弁1
0Bに十分なショックレス機能を与えることができない
という問題がある。
【0020】そして、最悪の場合には、オーバロードリ
リーフ弁10B(10A)が図4中に点線で示す特性線
19のように、低圧リリーフすることなく高圧のリリー
フ設定圧Ph で開弁することがあり、オーバロードリリ
ーフ弁10Bが高圧のリリーフ設定圧Ph で開弁すると
きに油圧モータ1等に衝撃(ショック)を与えてしまう
という問題がある。
【0021】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は油圧モータの慣性回転時等にリ
リーフ弁を確実に低圧リリーフさせ、十分なショックレ
ス機能を与えることができ、停止時の衝撃を効果的に緩
和できるようにした油圧モータ制御回路を提供すること
を目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、油圧モータと、該油圧モータを油圧源
に接続する一対の主管路と、該各主管路の途中に設けら
れ、前記油圧源から油圧モータに給排する圧油の方向を
切換える方向切換弁と、該方向切換弁と油圧モータとの
間に位置して前記各主管路の途中にそれぞれ設けられ、
該各主管路内の圧力を高圧のリリーフ設定圧以下に制限
する一対のリリーフ弁とを備え、該各リリーフ弁には、
内部が可動隔壁により蓄油室と圧力室とに画成され、前
記各主管路からの圧油を該各リリーフ弁を介して各蓄油
室内に蓄油することにより、前記高圧のリリーフ設定圧
よりも低い圧力で該各リリーフ弁を一時的に低圧リリー
フさせるアキュムレータを付設してなる油圧モータ制御
回路に適用される。
【0023】そして、請求項1に記載の発明が採用する
構成の特徴は、前記各リリーフ弁のアキュムレータに、
前記各主管路間の圧力差によって切換え操作され該アキ
ュムレータの圧力室を前記主管路とタンクとに選択的に
連通させる補助切換弁を設け、該補助切換弁は、前記油
圧モータの回転駆動時に前記各主管路のうち少なくとも
戻り側の主管路に前記圧力室を連通させる第1の切換位
置と、前記油圧モータの慣性回転時に前記圧力室をタン
クに連通させる第2の切換位置とを備える構成としたこ
とにある。
【0024】また、請求項2に記載の発明では、前記補
助切換弁は第1の切換位置に切換えられたときに、前記
戻り側の主管路から前記アキュムレータの圧力室に前記
油圧モータの戻り油を供給することにより、前記アキュ
ムレータの可動隔壁を蓄油室側に向けて移動させる構成
としている。
【0025】さらに、請求項3に記載の発明では、前記
補助切換弁は第1,第2の切換位置間に、前記各アキュ
ムレータの圧力室を共にタンクに連通させる中立位置を
備える構成としている。
【0026】
【作用】上記構成により、請求項1に記載の発明では、
各主管路間の圧力差によって切換え操作される補助切換
弁が、油圧モータの回転駆動時に第1の切換位置となっ
てアキュムレータの圧力室を戻り側の主管路に連通させ
るから、戻り側の主管路(油圧モータからの戻り油)に
背圧が発生した場合でも、この背圧はアキュムレータの
蓄油室と圧力室とに共に作用するようになり、油圧モー
タの回転駆動時に従来技術のようにアキュムレータの可
動隔壁が蓄油室側から圧力室側に動いてしまうのを確実
に防止できる。
【0027】そして、油圧モータの慣性回転時には各主
管路間の圧力差によって補助切換弁が第2の切換位置に
切換えられ、アキュムレータの圧力室をタンクへと連通
させるから、油圧モータの慣性回転によって戻り側の主
管路内に発生したブレーキ圧がアキュムレータの蓄油室
に供給され、可動隔壁が圧力室側に向けて移動するとき
に圧力室内の油液をタンクへと円滑に排出でき、可動隔
壁の移動がストロークエンドで規制(停止)されるまで
の間、リリーフ弁をアキュムレータによって確実に低圧
リリーフさせることができる。
【0028】また、請求項2に記載の発明では、前記補
助切換弁は第1の切換位置に切換えられたときに、前記
戻り側の主管路から前記アキュムレータの圧力室に前記
油圧モータの戻り油を供給することにより、例えばアキ
ュムレータの圧力室内に設けた弱ばね等で可動隔壁を蓄
油室側に向けて移動させることができ、その後に油圧モ
ータが慣性回転するときに、前記アキュムレータの蓄油
室内に供給されるブレーキ圧により可動隔壁を圧力室側
へと大きなストローク量をもって移動させることができ
る。
【0029】さらに、請求項3に記載の発明では、前記
補助切換弁が第1,第2の切換位置間に、前記各アキュ
ムレータの圧力室を共にタンクに連通させる中立位置を
備えることにより、油圧モータの停止時には補助切換弁
が中立位置となって各アキュムレータの圧力室を共にタ
ンクに連通(接続)でき、各可動隔壁を初期位置へと確
実に復帰させることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1およ
び図2に基づいて説明する。なお、実施例では前述した
図3および図4に示す従来技術と同一構成要素に同一符
号を付し、その説明を省略するものとする。
【0031】ここで、図1は本発明の第1の実施例を示
している。
【0032】図中、21A,21Bは一端側がアキュム
レータ12A,12Bのばね室14A,14Bに接続さ
れた接続管路を示し、該接続管路21A,21Bの他端
側には後述の補助切換弁23が接続されている。22
A,22Bは油圧モータ1とオーバロードリリーフ弁1
0A,10B(補助切換弁23)との間で主管路4A,
4Bから分岐した分岐管路を示し、該分岐管路22A,
22Bは補助切換弁23により接続管路21A,21B
に対して選択的に連通,遮断される構成となっている。
【0033】23は接続管路21A,21Bと分岐管路
22A,22Bとの間に配設された補助切換弁を示し、
該補助切換弁23は5ポート3位置の油圧パイロット式
切換弁により構成され、その両端側には主管路4A,4
B内の圧力がパイロット圧として導かれる油圧パイロッ
ト部24A,24Bを備えている。そして、補助切換弁
23は主管路4A,4B間の圧力差により中立位置
(a)から第1,第2の切換位置(b),(c)へと切
換えられ、切換位置(b)では接続管路21Aをタンク
管路25を介してタンク3に連通させると共に、接続管
路21Bを分岐管路22Bに連通させる。
【0034】また、補助切換弁23は切換位置(c)で
接続管路21Aを分岐管路22Aに連通させ、接続管路
21Bをタンク管路25を介してタンク3に連通させ
る。そして、油圧モータ1が実質的に停止し主管路4
A,4B間の差圧がほぼ零となったときには補助切換弁
23が中立位置(a)に復帰し、接続管路21A,21
Bは共にタンク管路25を介してタンク3に連通するよ
うになる。
【0035】本実施例による油圧ショベルの旋回用油圧
回路は上述の如き構成を有するもので、その基本的作動
については従来技術によるものと格別差異はない。
【0036】然るに、本実施例では、アキュムレータ1
2A,12Bのばね室14A,14Bに接続された接続
管路21A,21Bと分岐管路22A,22Bとの間に
補助切換弁23を設け、該補助切換弁23を主管路4
A,4B間の圧力差により中立位置(a)から第1,第
2の切換位置(b),(c)へと切換えるように構成す
ると共に、分岐管路22A,22Bを油圧モータ1とオ
ーバロードリリーフ弁10A,10Bとの間で主管路4
A,4Bから分岐させる構成としたから、下記のような
作用効果を得ることができる。
【0037】即ち、上部旋回体を一方向に旋回させるた
めにオペレータが方向切換弁5を中立位置(イ)から、
例えば切換位置(ロ)に切換えたときには、油圧ポンプ
2からの圧油がモータ駆動圧となって主管路4A側に供
給されることにより、油圧モータ1が回転駆動され、該
油圧モータ1からの戻り油は主管路4Bを介してタンク
3側に排出されると共に、主管路4A,4B間の圧力差
により補助切換弁23は中立位置(a)から切換位置
(b)に切換えられ、接続管路21Bと分岐管路22B
とを互いに連通した状態に保持する。
【0038】そして、このときに主管路4B内の管路抵
抗(流路抵抗)等により該主管路4B内の戻り油に、例
えば3〜5kg/cm2程度の圧力(背圧)が発生したとして
も、この圧力(背圧)は分岐管路22B、補助切換弁2
3および接続管路21Bを介してアキュムレータ12B
のばね室14B内に供給されると共に、この圧力(背
圧)はオーバロードリリーフ弁10Bの絞り17Bを介
してアキュムレータ12Bの蓄油室15Bにも供給され
る。
【0039】この結果、アキュムレータ12Bのばね室
14B内には蓄油室15Bよりも上流側の位置から戻り
油の一部が供給され、ばね室14B内は蓄油室15Bよ
りも僅かに高い圧力状態になると共に、ばね室14B内
には弱ばね16Bが配設されているから、油圧モータ1
の回転駆動時にフリーピストン13Bを弱ばね16B等
によって蓄油室15B側に大きく押動した状態に保持で
きる。
【0040】次に、この状態で油圧モータ1の回転を停
止させるために、方向切換弁5を再び中立位置(イ)に
戻し、油圧モータ1が上部旋回体からの慣性負荷等で慣
性回転するようになると、該油圧モータ1はポンプ作用
を行ない、主管路4A側から吸込んだ圧油を主管路4B
側に吐出することにより主管路4B側が高圧となるか
ら、補助切換弁23は主管路4A,4B間の圧力差によ
り切換位置(b)から中立位置(a)を通過して切換位
置(c)に切換えられ、接続管路21Bをタンク管路2
5を介してタンク3に連通させるようになる。
【0041】そして、このときに主管路4B側に発生し
たブレーキ圧(圧油)はオーバロードリリーフ弁10B
の絞り17B等を介してアキュムレータ12Bの蓄油室
15B内に供給されるから、該アキュムレータ12Bの
フリーピストン13Bを弱ばね16Bに抗してばね室1
4B側へと大きなストローク量で摺動変位させることが
でき、このときの圧油を蓄油室15B内に蓄油させるこ
とにより、オーバロードリリーフ弁10Bを図4中に実
線で示す特性線18の如く開弁圧力Pl で低圧リリーフ
でき、アキュムレータ12Bによりオーバロードリリー
フ弁10Bに十分なショックレス機能を与えることがで
きる。
【0042】また、油圧ショベルの上部旋回体を他方向
に旋回すべく方向切換弁5を切換位置(ハ)に切換えた
ときにも、補助切換弁23を切換位置(c)に切換えて
接続管路21Aと分岐管路22Aとを互いに連通した状
態に保持でき、アキュムレータ12Aのフリーピストン
13Aを弱ばね16A等により蓄油室15A側に大きく
押動した状態に保持できると共に、その後に方向切換弁
5を中立位置(イ)に戻した場合には、補助切換弁23
を切換位置(b)に切換えて接続管路21Aをタンク管
路25を介してタンク3に連通させることができるか
ら、このときのブレーキ圧(圧油)を蓄油室15A内に
一時的に蓄油させることができ、オーバロードリリーフ
弁10Aを低圧リリーフさせつつ、アキュムレータ12
Aによって十分なショックレス機能を与えることができ
る。
【0043】従って、本実施例によれば、油圧モータ1
が慣性回転し主管路4B(4A)側にブレーキ圧が発生
したときに、アキュムレータ12B(12A)のフリー
ピストン13Bを蓄油室15B(15A)側からばね室
14B(14A)側まで大きく摺動変位(ストローク)
させることができ、油圧モータ1の慣性回転時等にオー
バロードリリーフ弁10B(10A)が低圧リリーフす
るのを確実に補償できると共に、該オーバロードリリー
フ弁10B(10A)に十分なショックレス機能を与え
ることができ、油圧モータ1の停止時の衝撃(ショッ
ク)を効果的に緩和できる。
【0044】また、油圧モータ1の回転が実質的に停止
したときには、主管路4A,4B間の圧力差がほぼ零と
なって補助切換弁23が中立位置(a)に復帰し、接続
管路21A,21Bは共にタンク管路25を介してタン
ク3に連通するようになるから、アキュムレータ12
A,12Bのばね室14A,14Bを蓄油室15A,1
5Bと共にタンク圧に近い状態に保持でき、アキュムレ
ータ12A,12Bのフリーピストン13A,13Bを
弱ばね16A,16Bによって蓄油室15A,15B側
に押動し、次なる作動に備えることができる。
【0045】次に、図2は本発明の第2の実施例を示
し、本実施例では前記第1の実施例と同一の構成要素に
同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。し
かし、本実施例の特徴は、補助切換弁23に絞り31
A,31Bを追加して設けることにより、補助切換弁2
3が切換位置(b),(c)に切換わったときに、アキ
ュムレータ12A,12Bのばね室14A,14Bから
タンク管路25側に油液が早期に排出されるのを抑える
構成としたことにある。
【0046】ここで、補助切換弁23は切換位置(b)
に切換えられたときに、接続管路21Aを絞り31Aを
介してタンク管路25(タンク3)に連通させ、接続管
路21Bを分岐管路22Bに直接的に連通させる。ま
た、補助切換弁23は切換位置(c)に切換えられたと
きに、接続管路21Aを分岐管路22Aに連通させ、接
続管路21Bを絞り31Bを介してタンク管路25(タ
ンク3)へと連通させるものである。
【0047】かくして、このように構成される本実施例
でも、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得るこ
とができるが、特に本実施例では、補助切換弁23に絞
り31A,31Bを付設する構成としたから、アキュム
レータ12A,12Bの蓄油室15A,15B側に絞り
17A,17Bを介して圧油が供給され、フリーピスト
ン13A,13Bがばね室14A,14B側に向けて摺
動変位(ストローク)するときに、ばね室14A,14
B内の油液がタンク管路25側へと早期に排出されるの
を絞り31A,31Bで抑えることができ、オーバロー
ドリリーフ弁10A,10Bが低圧リリーフするときの
時間Tをより長く延ばすことができると共に、例えばば
ね室14A,14B内に必ずしも弱ばね16A,16B
を設ける必要がなくなり、ばね室14A,14Bで所謂
圧力室を構成できる等の効果を奏する。
【0048】なお、前記各実施例では、油圧ショベルの
旋回用油圧回路を例に挙げて説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、例えば油圧ショベルの走行
用油圧回路に適用してもよく、また油圧クレーン等の種
々の建設機械に設ける油圧モータ制御回路に適用しても
よい。さらに、油圧モータ1としては斜板型または斜軸
型の油圧モータに限らず、例えばラジアルピストン型の
油圧モータ等を用いるようにしてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、請求
項1に記載の如く、各リリーフ弁のアキュムレータに、
各主管路間の圧力差によって切換え操作される補助切換
弁を設け、油圧モータの回転駆動時には該補助切換弁を
第1の切換位置に切換えることにより、少なくとも戻り
側の主管路にアキュムレータの圧力室を連通させ、油圧
モータの慣性回転時には補助切換弁を第2の切換位置に
切換えることにより、アキュムレータの圧力室をタンク
へと連通させる構成としたから、油圧モータの回転駆動
時に戻り側の主管路(油圧モータからの戻り油)に背圧
が発生した場合でも、アキュムレータの可動隔壁が蓄油
室側から圧力室側に動いてしまうのを確実に防止でき、
油圧モータの慣性回転時等にリリーフ弁を効果的に低圧
リリーフさせることができると共に、十分なショックレ
ス機能を与えることができ、停止時の衝撃を効果的に緩
和できる。
【0050】また、請求項2に記載の発明では、前記補
助切換弁は第1の切換位置に切換えられたときに、前記
戻り側の主管路から前記アキュムレータの圧力室に前記
油圧モータの戻り油を供給することにより、例えばアキ
ュムレータの圧力室内に設けた弱ばね等で可動隔壁を蓄
油室側に向けて移動させることができると共に、その後
に油圧モータが慣性回転するときに、前記アキュムレー
タの蓄油室内に供給されるブレーキ圧により可動隔壁を
圧力室側へと大きなストローク量をもって移動させるこ
とができ、油圧モータの慣性回転時等にリリーフ弁を効
果的に低圧リリーフさせ、十分なショックレス機能を与
えることができる。
【0051】さらに、請求項3に記載の発明では、前記
補助切換弁の第1,第2の切換位置間に、前記各アキュ
ムレータの圧力室を共にタンクに連通させる中立位置を
備える構成としたから、油圧モータが実質的に停止した
ときは補助切換弁を自動的に中立位置に復帰させ、各ア
キュムレータの圧力室を共にタンクに連通(接続)で
き、各可動隔壁を初期位置に復帰した状態に保持してお
くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による油圧モータ制御回
路が適用された油圧ショベルの旋回用油圧回路図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施例による油圧モータ制御回
路が適用された油圧ショベルの旋回用油圧回路図であ
る。
【図3】従来技術による油圧モータ制御回路が適用され
た油圧ショベルの旋回用油圧回路図である。
【図4】図3中のオーバロードリリーフ弁が開弁すると
きの圧力特性を示す特性線図である。
【符号の説明】
1 油圧モータ 2 油圧ポンプ(油圧源) 3 タンク 4A,4B 主管路 5 方向切換弁 10A,10B オーバロードリリーフ弁(リリーフ
弁) 11A,11B 圧力設定ばね 12A,12B アキュムレータ 13A,13B フリーピストン(可動隔壁) 14A,14B ばね室(圧力室) 15A,15B 蓄油室 16A,16B 弱ばね 21A,21B 接続管路 22A,22B 分岐管路 23 補助切換弁 24A,24B 油圧パイロット部 31A,31B 絞り

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧モータと、該油圧モータを油圧源に
    接続する一対の主管路と、該各主管路の途中に設けら
    れ、前記油圧源から油圧モータに給排する圧油の方向を
    切換える方向切換弁と、該方向切換弁と油圧モータとの
    間に位置して前記各主管路の途中にそれぞれ設けられ、
    該各主管路内の圧力を高圧のリリーフ設定圧以下に制限
    する一対のリリーフ弁とを備え、 該各リリーフ弁には、内部が可動隔壁により蓄油室と圧
    力室とに画成され、前記各主管路からの圧油を該各リリ
    ーフ弁を介して各蓄油室内に蓄油することにより、前記
    高圧のリリーフ設定圧よりも低い圧力で該各リリーフ弁
    を一時的に低圧リリーフさせるアキュムレータを付設し
    てなる油圧モータ制御回路において、 前記各リリーフ弁のアキュムレータには、前記各主管路
    間の圧力差によって切換え操作され該アキュムレータの
    圧力室を前記主管路とタンクとに選択的に連通させる補
    助切換弁を設け、該補助切換弁は、前記油圧モータの回
    転駆動時に前記各主管路のうち少なくとも戻り側の主管
    路に前記圧力室を連通させる第1の切換位置と、前記油
    圧モータの慣性回転時に前記圧力室をタンクに連通させ
    る第2の切換位置とを備える構成としたことを特徴とす
    る油圧モータ制御回路。
  2. 【請求項2】 前記補助切換弁は第1の切換位置に切換
    えられたときに、前記戻り側の主管路から前記アキュム
    レータの圧力室に前記油圧モータの戻り油を供給するこ
    とにより、前記アキュムレータの可動隔壁を蓄油室側に
    向けて移動させる構成としてなる請求項1に記載の油圧
    モータ制御回路。
  3. 【請求項3】 前記補助切換弁は第1,第2の切換位置
    間に、前記各アキュムレータの圧力室を共にタンクに連
    通させる中立位置を備える構成としてなる請求項1また
    は2に記載の油圧モータ制御回路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030027762A (ko) * 2001-09-28 2003-04-07 코벨코 겐키 가부시키가이샤 회전 제어 회로
WO2013081220A1 (ko) * 2011-12-02 2013-06-06 볼보 컨스트럭션 이큅먼트 에이비 굴삭기의 선회 릴리프 에너지 회생장치
CN108678066A (zh) * 2018-06-07 2018-10-19 马鞍山松鹤信息科技有限公司 一种带有蓄能器的挖掘机
CN115233600A (zh) * 2022-08-23 2022-10-25 杰瑞环境科技有限公司 清扫车和清扫车的控制方法

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