JPH0958188A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JPH0958188A
JPH0958188A JP21091095A JP21091095A JPH0958188A JP H0958188 A JPH0958188 A JP H0958188A JP 21091095 A JP21091095 A JP 21091095A JP 21091095 A JP21091095 A JP 21091095A JP H0958188 A JPH0958188 A JP H0958188A
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light source
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image
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Masahiro Irie
正浩 入江
Kenji Oshima
賢司 大島
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Drawing Aids And Blackboards (AREA)
  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 より短時間で、画像もしくは文字情報の書き
込み、消去が行える、フォトクロミック材料を用いた表
示装置を提供すること。 【解決手段】 フォトクロミック材料を含む材料より構
成される表示画面2と、前記フォトクロミック材料を着
色可能な光を照射して表示画面2を着色させる着色用光
源ユニット10と、前記フォトクロミック材料を消色可
能な光を照射して表示画面2を消色させる消色用光源ユ
ニット12と、表示画面2を加熱する発熱体14とを備
えて表示装置1を構成する。着色用光源ユニット10に
より着色された表示画面2を発熱体14により昇温させ
ることで、消色に必要な光量を低減できるので、書き込
みおよび消去時における消色光の照射時間を短縮でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光によるフォトク
ロミック材料の着色、消色を利用して画像もしくは文字
情報の表示を行う表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、文字や図形を書くボード類と
して、チョークを用いる黒板や、水性ペンを用いるホワ
イトボードや、ホワイトボード上に記録された文字や図
形をプリントアウトする機能を有する電子黒板が広く使
用されている。しかしながら、チョークを用いる黒板で
は、手が汚れたりチョーク粉が飛散するといった問題が
あり、また、ホワイトボードや電子黒板では、このよう
な問題は解消できるものの、水性ペンやイレーサーは消
耗品であるため、頻繁に取り替える必要があるといった
問題があった。
【0003】このような従来のボード類の問題点を解決
するものとして、光によるフォトクロミック材料の着
色、消色を利用した繰り返し書き換え可能なボード類
が、たとえば特開平3−261943号公報に提案され
ている。しかしながら、このようなボード類において
は、文字や図形の記録は全て手書きにより行わねばなら
ず、印刷された原稿やパソコン上のデータを取り込んで
表示することはできなかった。
【0004】そこで、本発明者らは先に、印刷された原
稿やパソコン上のデータを取り込み表示できる表示装置
として、スキャナーなどの読み取り装置もしくはパソコ
ンなどの情報入力装置を接続してそれらの装置から入力
された画像もしくは文字情報を表示画面上に表示できる
機能を有したものを特許出願した。
【0005】この表示装置は、フォトクロミック材料を
用いた表示画面に対向して、フォトクロミック材料を着
色可能な分光特性を有するライン状の第1の光源と、フ
ォトクロミック材料を消色可能な分光特性を有するドッ
ト状発光部からなるライン状の第2の光源とを配置する
とともに、スキャナー、パソコンなどの画像もしくは文
字情報入力装置とのインターフェイス部を有しており、
以下のようにして画像もしくは文字情報を表示画面に表
示する。
【0006】すなわち、インターフェイス部を通じて、
スキャナー、パソコンなどの情報入力装置から画像もし
くは文字情報のデータを取り込み、続いて、第1の光源
により表示画面上を走査して表示画面を着色させる。そ
の後、取り込んだ画像もしくは文字情報のデータに基づ
き、第2の光源のドット状発光部の点灯、非点灯を一定
距離間隔毎に制御する状態において、第2の光源により
表示画面上を走査して、第1の光源により着色された表
示画面の、表示すべき画像もしくは文字情報に対応する
部分以外を選択的に消色させ、それにより、画像もしく
は文字情報を表示画面上に表示する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したような表示装
置においては、着色状態にあるフォトクロミック材料が
室内照明光により退色して画像もしくは文字情報が短時
間のうちに消失してしまうのを防ぐために、消色しにく
いフォトクロミック材料、すなわち消色に要する光量が
大きなフォトクロミック材料を用いることが望ましい。
しかし、そのようなフォトクロミック材料は、書き込み
および消去のための消色にも大きな光量が必要であり、
画像もしくは文字情報の書き込み・消去に要する時間が
長くなってしまうという問題があった。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、フォトクロミック材料を用いた表示装置に
おいて、画像もしくは文字情報の書き込み・消去を短時
間で行えるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、フォトクロミック材料を含む材料より構
成される表示画面と、前記表示画面を移動させる表示画
面移動手段と、前記フォトクロミック材料を着色可能な
光を照射して前記表示画面を着色させる第1の光源と、
前記フォトクロミック材料を消色可能な光を照射して前
記表示画面を消色させる第2の光源と、前記表示画面を
加熱する加熱手段とを備え、前記第1の光源と加熱手段
と第2の光源を前記表示画面に対向させてこの順に配置
した表示装置であって、前記表示画面移動手段により表
示画面を移動させることによって、前記第1の光源によ
り前記表示画面を先行的に着色させ、前記表示画面を前
記加熱手段により加熱した後、前記第2の光源により前
記表示画面を選択的に消色させて、画像もしくは文字情
報を前記表示画面に書き込み、かつ、前記表示画面移動
手段により表示画面を移動させることによって、前記表
示画面を前記加熱手段により加熱した後、前記第2の光
源により前記表示画面を消色させて、前記表示画面に書
き込まれた画像もしくは文字情報を消去するように構成
した表示装置を提供する。
【0010】また本発明は、フォトクロミック材料を含
む材料より構成される表示画面と、前記表示画面を移動
させる表示画面移動手段と、前記フォトクロミック材料
を着色可能な光を照射して前記表示画面を着色させる第
1の光源と、前記フォトクロミック材料を消色可能な光
を照射して前記表示画面を消色させる第2の光源と、前
記表示画面を加熱する加熱手段とを備え、前記第1の光
源と第2の光源を前記表示画面に対向させて配置し、前
記加熱手段を、第2の光源に背反する側において前記表
示画面に対向させて配置した表示装置であって、前記表
示画面移動手段により表示画面を移動させることによっ
て、前記第1の光源により前記表示画面を先行的に着色
させ、前記表示画面を前記加熱手段により加熱すると同
時に前記第2の光源により前記表示画面を選択的に消色
させて、画像もしくは文字情報を前記表示画面に書き込
み、かつ、前記表示画面移動手段により表示画面を移動
させることによって、前記表示画面を前記加熱手段によ
り加熱すると同時に前記第2の光源により前記表示画面
を消色させて、前記表示画面に書き込まれた画像もしく
は文字情報を消去するように構成した表示装置を提供す
る。
【0011】また本発明は、フォトクロミック材料を含
む材料より構成される表示画面と、前記フォトクロミッ
ク材料を着色可能な光を照射して前記表示画面を着色さ
せる第1の光源と、前記第1の光源を移動させる第1光
源移動手段と、前記フォトクロミック材料を消色可能な
光を照射して前記表示画面を消色させる第2の光源と、
前記第2の光源を移動させる第2光源移動手段と、前記
表示画面を加熱する加熱手段と、前記加熱手段を移動さ
せる加熱手段移動手段とを備え、前記第1の光源と加熱
手段と第2の光源を前記表示画面に対向させてこの順に
配置した表示装置であって、前記第1光源移動手段によ
り第1の光源を移動させて第1の光源により前記表示画
面を先行的に着色させ、前記加熱手段移動手段により加
熱手段を移動させて前記表示画面を加熱手段により加熱
した後、前記第2光源移動手段により第2の光源を移動
させて第2の光源により前記表示画面を選択的に消色さ
せることによって、画像もしくは文字情報を前記表示画
面に書き込み、かつ、前記加熱手段移動手段により加熱
手段を移動させて前記表示画面を加熱手段により加熱し
た後、前記第2光源移動手段により第2の光源を移動さ
せて第2の光源により前記表示画面を消色させることに
よって、前記表示画面に書き込まれた画像もしくは文字
情報を消去するように構成した表示装置を提供する。
【0012】また本発明は、フォトクロミック材料を含
む材料より構成される表示画面と、前記フォトクロミッ
ク材料を着色可能な光を照射して前記表示画面を着色さ
せる第1の光源と、前記第1の光源を移動させる第1光
源移動手段と、前記フォトクロミック材料を消色可能な
光を照射して前記表示画面を消色させる第2の光源と、
前記第2の光源を移動させる第2光源移動手段と、前記
表示画面を加熱する加熱手段と、前記加熱手段を移動さ
せる加熱手段移動手段とを備え、前記第1の光源と第2
の光源を前記表示画面に対向させて配置するとともに、
前記加熱手段を、第2の光源に背反する側において前記
表示画面に対向させて配置した表示装置であって、前記
第1光源移動手段により第1の光源を移動させて前記第
1の光源により前記表示画面を先行的に着色させ、前記
加熱手段移動手段により加熱手段を移動させるとともに
前記第2光源移動手段により第2の光源を移動させて、
前記表示画面を前記加熱手段により加熱すると同時に前
記第2の光源により前記表示画面を選択的に消色させる
ことによって、画像もしくは文字情報を前記表示画面に
書き込み、かつ、前記加熱手段移動手段により加熱手段
を移動させるとともに前記第2光源移動手段により第2
の光源を移動させて、前記表示画面を前記加熱手段によ
り加熱すると同時に前記第2の光源により前記表示画面
を消色させることによって、前記表示画面に書き込まれ
た画像もしくは文字情報を消去するように構成した表示
装置を提供する。
【0013】ここで、フォトクロミック材料としては、
下記一般式〔I〕
【0014】
【化5】
【0015】(一般式〔I〕において、Aは下記の置換
基〔i〕を表し、Bは下記の置換基〔i〕または〔i
i〕または〔iii〕を表す。
【0016】
【化6】
【0017】
【化7】
【0018】
【化8】
【0019】(置換基〔i〕,〔ii〕,〔iii〕に
おいて、R1 ,R8 ,R13はそれぞれ、アルキル基、ア
ルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、またはトリフル
オロメチル基を表し、R2 〜R7 ,R9 〜R12,R14
17はそれぞれ、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ
ル基、シアノ基、ニトロ基、アシル基、置換されていて
もよいアルキル基、置換されていてもよいアルコキシ
基、置換されていてもよいアリール基、または置換され
ていてもよいシクロアルキル基を表し、R18は水素原
子、または置換されていてもよいアルキル基を表す。ま
た、R2 〜R7 ,R9〜R12,R14〜R17はそれぞれ環
を形成してもよい。))で示されるジアリールエテン系
化合物が好ましい。
【0020】上記一般式〔I〕で示される化合物は、公
知の種々の方法により合成することができるが、本発明
におけるフォトクロミック材料はここに記載された化合
物に限定されない。一般式〔I〕で示される化合物の具
体例としては、次に示すものを挙げることができる。
【0021】
【化9】
【0022】
【化10】
【0023】
【化11】
【0024】
【化12】
【0025】
【化13】
【0026】
【化14】
【0027】
【化15】
【0028】
【化16】
【0029】
【化17】
【0030】また、第2の光源により消色される部分の
表示画面の温度を50℃以上に保持するのが好ましい。
【0031】上記したような構成によれば、着色された
表示画面を昇温させた状態で、消色光を照射することに
よって、表示画面を消色させるのに必要な光量を低減す
ることができ、画像もしくは文字情報の書き込みおよび
消去時における消色光の照射時間を短縮できる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により詳細に説明する。図1は本発明の表示装置の基本
的構成を示す。
【0033】ここで、1は表示装置、2はフォトクロミ
ック材料を含む材料より構成される表示画面、3はキー
パネル、4はインターフェイス部である。インターフェ
イス部4にはケーブル4a,4bを介してスキャナー5
およびパソコン6が取り付けられている。キーパネル3
には、スキャナー5もしくはパソコン6からのデータを
取り込み、画像もしくは文字情報を表示画面2に表示す
る命令を入力するための書き込みキー(図示せず)と、
表示画面2上に表示された画像もしくは文字情報を消去
する命令を入力するための消去キー(図示せず)が設け
られている。
【0034】表示画面2は、基板上に、光の作用により
色が可逆的に変化するフォトクロミック材料を含有せし
めたフィルム層を形成することにより作製されている。
フォトクロミック材料の構造は限定されるものではない
が、下記一般式〔I〕
【0035】
【化18】
【0036】(一般式〔I〕において、Aは下記の置換
基〔i〕を表し、Bは下記の置換基〔i〕または〔i
i〕または〔iii〕を表す。
【0037】
【化19】
【0038】
【化20】
【0039】
【化21】
【0040】(置換基〔i〕,〔ii〕,〔iii〕に
おいて、R1 ,R8 ,R13はそれぞれ、アルキル基、ア
ルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、またはトリフル
オロメチル基を表し、R2 〜R7 ,R9 〜R12,R14
17はそれぞれ、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ
ル基、シアノ基、ニトロ基、アシル基、置換されていて
もよいアルキル基、置換されていてもよいアルコキシ
基、置換されていてもよいアリール基、または置換され
ていてもよいシクロアルキル基を表し、R18は水素原
子、または置換されていてもよいアルキル基を表す。ま
た、R2 〜R7 ,R9〜R12,R14〜R17はそれぞれ環
を形成してもよい。))で示されるジアリールエテン系
化合物を用いると、熱安定性、繰り返し耐久性、消色光
量の点で優れた特性が得られる。
【0041】基板としては、PETなどのプラスチック
や金属製のものを使用し、表示画面を構成した場合の表
示の見やすさの点から、白色であることが好ましい。基
板上へのフォトクロミック材料を含有せしめたフィルム
層の形成は、公知の適宜方法で行うことができる。たと
えば、フォトクロミック材料を溶剤、フィルムを形成す
るためのバインダーとともに混合した後、基板上に塗布
し、溶剤を蒸発させることにより行う方法、また、あら
かじめフォトクロミック材料をバインダー中に含有せし
めたフィルムを作製し、前記基板と張り合わせる方法な
どがある。ここで、バインダーとしては、ポリスチレン
樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポ
リ酢酸ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリビニルブチ
ラール樹脂、ポリメチルメタクリル酸樹脂、ポリスルホ
ン樹脂などを用いることができる。また、溶剤として
は、トルエン、アセトン、テトラヒドロフラン、メチル
エチルケトン、ジオキサン、酢酸エチル、ジエチルエー
テルなどを用いることができる。
【0042】以下、フォトクロミック材料として、上記
一般式〔I〕で示されるジアリールエテン系化合物の
内、1−(2,4−ジメチル−5−フェニルチオフェン
−3−イル)−2−(2,4−ジメチル−5−(4−メ
トキシフェニル)チオフェン−3−イル)−3,3,
4,4,5,5−ヘキサフルオロシクロペンテンを用い
た表示画面の作製方法を具体的に説明する。このフォト
クロミック化合物は、下式に示すように、紫外光を照射
すると閉環して着色状態(青紫色)に変化し、着色状態
のものに可視光を照射すると開環して元の無色状態にも
どるので、着色、消色反応を繰り返し行うのに有用であ
る。
【0043】
【化22】
【0044】表示画面を作製するには、上記フォトクロ
ミック化合物とバインダーであるポリスチレンとを共通
溶媒であるトルエンに溶解して混合溶液を調製し、この
混合溶液を白色のPET製基板上にワイヤーバー、アプ
リケーターなどを用いて公知の方法で塗布し、その後で
溶媒を除去することにより、フォトクロミック化合物が
分散したポリスチレンのフィルム層を基板上に形成させ
る。
【0045】このとき、良好な成膜性を得るために、混
合溶液中のバインダー量を、溶媒量に対して5〜30重
量パーセント程度とすることが望ましい。また、上記ト
ルエンのように揮発性の高い溶媒の場合は自然乾燥によ
り除去することもできるが、素早く溶媒を除去するため
にドライヤーもしくは乾燥器などを用いるのが好まし
い。また、形成したフィルム層の上部に透明樹脂よりな
る保護層を設けると表示画面の耐久性を向上させること
ができるので、保護層を設けるのが好ましい。なお、着
色時の反射濃度は、バインダー量に対するフォトクロミ
ック化合物量の比率およびフィルム層の厚さにより変化
させることができ、ここでは、バインダー量に対するフ
ォトクロミック材料の比率を28重量パーセントとし、
基板上のフィルム層の膜厚を23μmとした。
【0046】上記のようにして作製した表示画面におけ
る消色光量と温度との関係を図2に示す。消色光量とし
ては、蛍光ブラックライトによりピーク波長365nm
の光を照射して、表示画面を吸収ピーク波長における反
射濃度が1.0となるように着色した後、超高圧水銀ラ
ンプを光源として、光学フィルターを通してピーク波長
580nmの可視光を照射し、反射濃度を0.1まで減
少させるのに要した光量を測定した。
【0047】図2においては、表示画面の温度が高くな
ると消色光量が減少しており、このことより、表示画面
を加熱する加熱手段を設けて、画像もしくは文字情報の
書き込みおよび消去の際に、着色された表示画面を前記
加熱手段により昇温した状態で消色光を照射するように
すれば、消色光の照射時間を短縮できることがわかる。
また、同図より、消色光を照射するときの表示画面温度
が50℃以上であれば、十分な効果が得られることがわ
かる。
【0048】次に、表示装置1の第1実施形態を図3に
基づき説明する。この実施例の表示装置1においては、
表示画面2はシート状であり、スクリーン方式の表示画
面を構成し、表示画面送り機構7により移動可能にして
いる。図中の矢印は表示画面2の移動方向を示すもので
ある。表示画面送り機構7は、表示画面送り機構7を回
転させるための表示画面送り機構駆動部8を介して、C
PUおよびメモリを内蔵する情報表示制御部9に接続さ
れている。
【0049】10は表示画面2を着色させるための着色
用光源ユニットであり、ライン状の光源を構成してい
る。着色用光源ユニット10の光源としては、蛍光ブラ
ックライト、超高圧水銀ランプ、キセノンランプなど、
紫外領域に強い発光スペクトルを有するものを用い、光
学フィルターにより、可視光領域以上の波長をカットし
て用いる。着色用光源ユニット10は、その長手方向を
表示画面2の移動方向と垂直にする形で水平方向に配置
され、光源の点滅を行うための着色用光源駆動部11を
介し情報表示制御部9に接続されている。
【0050】12は表示画面2を消色させるための消色
用光源ユニットであり、可視光領域の光を発するドット
状の発光部が、長手方向に配列した構成とする。ここ
で、ドット状の発光部を構成する手段としては、(イ)
可視発光するLEDを用いる方法(以下、LED方式と
呼ぶ)や、(ロ)ハロゲンランプや、光学フィルターに
より紫外光をカットした超高圧水銀ランプ、キセノンラ
ンプなどによりライン状の光源を構成し、ドット状のセ
ルを形成した液晶素子より構成された光シャッターアレ
イにより前記ライン状光源からの光を分割してそれらの
光の透過、遮断を行う方法(以下、光シャッターアレイ
方式と呼ぶ)などがある。消色用光源ユニット12は、
着色用光源ユニット10の上部に着色用光源ユニット1
0と同様にその長手方向を表示画面2の移動方向と垂直
にする形で水平方向に配置され、各ドット状発光部の点
滅を行うための消色用光源駆動部13を介し情報表示制
御部9に接続されている。消色用光源駆動部13は、L
ED方式の場合は各LEDの点滅を、また、光シャッタ
ーアレイ方式の場合には光源の点滅および光シャッター
アレイの制御を行う。情報表示制御部9は、さらに、キ
ーパネル3、インターフェイス部4と接続されている。
【0051】14は表示画面を加熱するためのライン状
の発熱体である。ここで、ライン状の発熱体を構成する
手段としては、サーマルヘッド、ヒートローラーなどが
あげられる。発熱体14は、着色用光源ユニット10と
消色用光源ユニット12の間の、消色用光源ユニット1
2に近接した位置に、着色用光源ユニット10および消
色用光源ユニット12と同様にその長手方向を表示画面
2の移動方向と垂直にする形で水平方向に配置され、発
熱体のオン、オフを制御するための発熱体駆動部15を
介し情報表示制御部9に接続されている。
【0052】次に、動作について説明する。まず、キー
パネル3内の書き込みキーを押すことにより、インター
フェイス部4に接続されたスキャナーもしくはパソコン
から、画像もしくは文字情報のデータを情報表示制御部
9内のメモリーに取り込む。続いて、情報表示制御部9
のCPUにより、表示画面送り機構駆動部8と着色用光
源駆動部11、消色用光源駆動部13、発熱体駆動部1
5を同期させることにより、スキャナーもしくはパソコ
ンから取り込んだ画像もしくは文字情報を表示画面2に
表示する。
【0053】この様子を図4を用いて説明する。まず、
着色用光源ユニット10中の光源が点灯されると同時
に、表示画面送り機構7により表示画面2が移動され、
これにより、表示画面2の、着色用光源ユニット10に
より走査された部分が着色される。続いて、表示画面2
の着色された部分は、発熱体14により走査されて昇温
された後、消色用光源ユニット12により走査される。
このとき、発熱体14により走査された表示画面2は、
引き続いて消色用光源ユニット12により走査されると
きの温度が50℃未満に低下しないように十分高い温度
まで昇温される。また、消色用光源ユニット12により
表示画面2が走査される際には、一定距離間隔毎に、情
報表示制御部9に取り込まれた画像もしくは文字情報の
イメージに基づき、消色用光源ユニット12の各ドット
状発光部の点灯、非点灯が制御され、表示画面2の、表
示すべき画像もしくは文字に対応する部分以外が選択的
に消色される。このようにして、表示画面2上に、スキ
ャナーもしくはパソコンから取り込まれた画像もしくは
文字情報が書き込まれる。
【0054】そして、キーパネル3内の消去キーが押さ
れると、着色用光源ユニット10の光源は消灯した状
態、消色用光源ユニット12の各ドット状発光部は点灯
した状態で、表示画面送り機構7により表示画面2が移
動され、画像もしくは文字情報の書き込まれた表示画面
2は、書き込み時と同様に、発熱体14により走査され
て昇温された後、消色用光源ユニット12により走査さ
れる。このことにより、表示画面2の着色部分が消色さ
れ、画像もしくは文字情報が表示画面2より消去され
る。
【0055】図5は、表示装置の第2実施形態を示す。
ここで、2は表示画面、7は表示画面送り機構、10は
着色用光源ユニット、12は消色用光源ユニット、14
は発熱体であり、それぞれの構成は第1実施形態と同様
であるが、発熱体14を第1実施形態のように表示画面
の表側、すなわち着色用光源ユニット10および消色用
光源ユニット12と同じ側に配置するのではなく、発熱
体14を表示画面2の裏側の、消色用光源ユニット12
に対向する位置に配置している。
【0056】次に動作について説明する。画像もしくは
文字情報が書き込まれる場合には、まず、着色用光源ユ
ニット10中の光源が点灯すると同時に、表示画面送り
機構7により表示画面2が移動し、表示画面2の、着色
用光源ユニット10により走査された部分が着色する。
続いて、表示画面2の着色された部分は、発熱体14と
消色用光源ユニット12の間を通過する。このとき、表
示画面2は発熱体14により背面より加熱され、表面温
度が50℃以上に昇温した状態で、消色用光源ユニット
12により消色光が照射される。また、第1実施形態と
同様に、一定距離間隔毎に、情報表示制御部9に取り込
まれた画像もしくは文字情報のイメージに基づき、消色
用光源ユニット12の各ドット状発光部の点灯、非点灯
が制御され、表示画面2の、表示すべき画像もしくは文
字に対応する部分以外が選択的に消色される。このよう
にして、表示画面2上に、スキャナーもしくはパソコン
から取り込まれた画像もしくは文字情報が書き込まれ
る。
【0057】そして、画像もしくは文字情報が消去され
る場合には、着色用光源ユニット10は消灯した状態、
消色用光源ユニット12の各ドット状発光部は点灯した
状態で、表示画面送り機構7により表示画面2が移動
し、画像もしくは文字情報の書き込まれた表示画面2
は、書き込み時と同様に、発熱体14と消色用光源ユニ
ット12の間を通過するときに、発熱体14により背面
より加熱され、表面温度が50℃以上に昇温した状態
で、消色用光源ユニット12により消色光が照射され
る。このことにより、表示画面2の着色部分が消色さ
れ、画像もしくは文字情報が表示画面2より消去され
る。
【0058】図6は、表示装置の第3実施形態を示す。
この実施例の表示装置1においては、第1実施形態およ
び第2実施形態と異なり、表示画面2はボード状に固定
されている。表示画面2の前面に配置された着色用光源
ユニット10、消色用光源ユニット12、発熱体14
は、送り用レール16により両端を支持され、それぞれ
に内蔵された移動手段により送り用レール16上を左右
に移動可能にしている。
【0059】着色用光源ユニット10は、前記移動手段
を内蔵している点を除き、その構成は第1実施形態と同
様であり、光源の点滅を行うための着色用光源駆動部1
1および移動手段を駆動するための着色用光源移動手段
駆動部17を介して、CPUおよびメモリを内蔵する情
報表示制御部9に接続されている。
【0060】消色用光源ユニット12は、前記移動手段
を内蔵している点を除き、その構成は第1実施形態と同
様であり、ドット状の発光部を構成しており、各ドット
状発光部の点滅を行うための消色用光源駆動部13およ
び移動手段を駆動するための消色用光源移動手段駆動部
18を介して、情報表示制御部9に接続されている。
【0061】発熱体14は、前記移動手段を内蔵してい
る点を除き、その構成は第1実施形態と同様であり、発
熱体のオン、オフを制御するための発熱体駆動部15お
よび移動手段を駆動するための発熱体移動手段駆動部1
9を介して、情報表示制御部9に接続されている。情報
表示制御部9は、さらに、キーパネル3、インターフェ
イス部4と接続されている。
【0062】次に、動作について説明する。まず、キー
パネル3内の書き込みキーが押されると、インターフェ
イス部4に接続されたスキャナーもしくはパソコンか
ら、画像もしくは文字情報のデータが情報表示制御部9
内のメモリーに取り込まれる。続いて、情報表示制御部
9のCPUにより、着色用光源駆動部11と着色用光源
移動手段駆動部17および、消色用光源駆動部13と消
色用光源移動手段駆動部18および、発熱体駆動部15
と発熱体移動手段駆動部19が同期され、スキャナーも
しくはパソコンから取り込まれた画像もしくは文字情報
が表示画面2に表示される。
【0063】この様子を図7を用いて説明する。図中の
矢印は、着色用光源ユニット10、消色用光源ユニット
12、発熱体14の移動方向を示すものである。まず、
キーパネル3中の書き込みキーが押されると、着色用光
源ユニット10中の光源が点灯すると同時に、着色用光
源ユニット10に内蔵された移動手段により着色用光源
ユニット10が移動し、表示画面2を走査することによ
り、表示画面2の、着色用光源ユニット10により走査
された部分が着色する。続いて、発熱体14および消色
用光源ユニット12が移動し、表示画面2の着色された
部分は、発熱体14により走査され昇温された後、引き
続いて消色用光源ユニット12により走査される。ここ
で、発熱体14により走査されたときの表示画面2は、
ひき続いて消色用光源ユニット12により走査されると
きの温度が50℃未満に低下してしまわないように十分
高い温度まで昇温されている。また一定距離間隔毎に、
情報表示制御部9に取り込まれた画像もしくは文字情報
のイメージに基づき、配列した各ドット状発光部の点
灯、非点灯が制御され、着色された表示画面の、表示す
べき画像もしくは文字情報に対応する部分以外が選択的
に消色される。このようにして、表示画面2上に、スキ
ャナーもしくはパソコンから取り込まれた画像もしくは
文字情報が表示される。
【0064】そして、キーパネル3内の消去キーが押さ
れると、着色用光源ユニット10の光源は消灯した状
態、消色用光源ユニット12の各ドット状発光部は点灯
した状態で、着色用光源ユニット10、加熱手段14、
消色用光源ユニット12が移動し、画像もしくは文字情
報の書き込まれた表示画面2は、書き込み時と同様に、
加熱手段14により走査されて昇温された後、引き続い
て消色用光源ユニット12により走査される。このこと
により、表示画面2の着色部分が消色され、画像もしく
は文字情報が表示画面2より消去される。
【0065】図8は、表示装置1の第4実施形態を示
す。ここで、2は表示画面、10は着色用光源ユニッ
ト、12は消色用光源ユニット、14は発熱体、16は
送り用レールであり、それぞれの構成は第3実施形態と
同様であるが、発熱体14を第3実施形態のように表示
画面2の表側、すなわち着色用光源ユニット10および
消色用光源ユニット12と同じ側に配置するのではな
く、表示画面2の裏側の、消色用光源ユニット12に対
向する位置に配置している。
【0066】次に動作について説明する。画像もしくは
文字情報が書き込まれる場合には、まず、第3実施形態
と同様に、着色用光源ユニット10中の光源が点灯する
と同時に、着色用光源ユニット10に内蔵された移動手
段により着色用光源ユニット10が移動し、表示画面2
を走査することにより、表示画面2の、着色用光源ユニ
ット10により走査された部分が着色する。続いて、発
熱体14および消色用光源ユニット12が移動し、表示
画面2の着色された部分が、発熱体14と消色用光源ユ
ニット12の間を通過する形となる。このとき、表示画
面2は発熱体14により背面より加熱され、表面温度が
50℃以上に昇温した状態で、消色用光源ユニット12
により消色光が照射される。また、第3実施形態と同様
に、一定距離間隔毎に、情報表示制御部9に取り込まれ
た画像もしくは文字情報のイメージに基づき、消色用光
源ユニット12の各ドット状発光部の点灯、非点灯が制
御され、表示画面2の、表示すべき画像もしくは文字に
対応する部分以外が選択的に消色される。このようにし
て、表示画面2上に、スキャナーもしくはパソコンから
取り込まれた画像もしくは文字情報が書き込まれる。
【0067】そして、画像もしくは文字情報が消去され
る場合には、着色用光源ユニット10の光源は消灯した
状態、消色用光源ユニット12の各ドット状発光部は点
灯した状態で、着色用光源ユニット10、発熱体14、
消色用光源ユニット12が移動し、画像もしくは文字情
報の書き込まれた表示画面2は、書き込み時と同様に、
発熱体14により背面より加熱され、表面温度が50℃
以上に昇温した状態で、消色用光源ユニット12により
消色光が照射される。このことにより、表示画面の着色
部分が消色され、画像もしくは文字情報が表示画面2よ
り消去される。
【0068】以上のような構成を有する各表示装置によ
れば、画像もしくは文字情報の書き込みおよび消去時に
表示画面を50℃以上に昇温させた状態で消色光を照射
することにより、表示画面を昇温しない従来の方式に比
べ、消色光を照射する時間すなわち消色用光源により表
示画面を走査する時間を2分の1以下とすることができ
る。
【0069】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
る表示装置においては、表示画面を昇温させた状態で消
色光を照射することによって、表示画面を消色させるの
に必要な光量を低減することができ、消色光の照射時間
を短縮することができる。したがって、より短時間で、
画像もしくは文字情報の書き込み、消去が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示装置の基本的構成を示した模式図
【図2】表示装置を構成する表示画面における消色光量
と温度との関係を示したグラフ
【図3】本発明の表示装置の第1実施形態を示した模式
【図4】図3の表示装置の動作を示した説明図
【図5】本発明の表示装置の第2実施形態を示した模式
【図6】本発明の表示装置の第3実施形態を示した模式
【図7】図6の表示装置の動作を示した説明図
【図8】本発明の表示装置の第4実施形態を示した模式
【符号の説明】
1 表示装置 2 表示画面 4 インターフェイス部 7 表示画面送り機構 8 表示画面送り機構駆動部 9 情報表示制御部 10 着色用光源ユニット 11 着色用光源駆動部 12 消色用光源ユニット 13 消色用光源駆動部 14 発熱体 15 発熱体駆動部 16 送り用レール 17 着色用光源移動手段駆動部 18 消色用光源移動手段駆動部 19 発熱体移動手段駆動部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォトクロミック材料を含む材料より構
    成される表示画面と、前記表示画面を移動させる表示画
    面移動手段と、前記フォトクロミック材料を着色可能な
    光を照射して前記表示画面を着色させる第1の光源と、
    前記フォトクロミック材料を消色可能な光を照射して前
    記表示画面を消色させる第2の光源と、前記表示画面を
    加熱する加熱手段とを備え、前記第1の光源と加熱手段
    と第2の光源を前記表示画面に対向させてこの順に配置
    した表示装置であって、前記表示画面移動手段により表
    示画面を移動させることによって、前記第1の光源によ
    り前記表示画面を先行的に着色させ、前記表示画面を前
    記加熱手段により加熱した後、前記第2の光源により前
    記表示画面を選択的に消色させて、画像もしくは文字情
    報を前記表示画面に書き込み、かつ、前記表示画面移動
    手段により表示画面を移動させることによって、前記表
    示画面を前記加熱手段により加熱した後、前記第2の光
    源により前記表示画面を消色させて、前記表示画面に書
    き込まれた画像もしくは文字情報を消去するように構成
    したことを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 フォトクロミック材料を含む材料より構
    成される表示画面と、前記表示画面を移動させる表示画
    面移動手段と、前記フォトクロミック材料を着色可能な
    光を照射して前記表示画面を着色させる第1の光源と、
    前記フォトクロミック材料を消色可能な光を照射して前
    記表示画面を消色させる第2の光源と、前記表示画面を
    加熱する加熱手段とを備え、前記第1の光源と第2の光
    源を前記表示画面に対向させて配置し、前記加熱手段
    を、第2の光源に背反する側において前記表示画面に対
    向させて配置した表示装置であって、前記表示画面移動
    手段により表示画面を移動させることによって、前記第
    1の光源により前記表示画面を先行的に着色させ、前記
    表示画面を前記加熱手段により加熱すると同時に前記第
    2の光源により前記表示画面を選択的に消色させて、画
    像もしくは文字情報を前記表示画面に書き込み、かつ、
    前記表示画面移動手段により表示画面を移動させること
    によって、前記表示画面を前記加熱手段により加熱する
    と同時に前記第2の光源により前記表示画面を消色させ
    て、前記表示画面に書き込まれた画像もしくは文字情報
    を消去するように構成したことを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】 フォトクロミック材料を含む材料より構
    成される表示画面と、前記フォトクロミック材料を着色
    可能な光を照射して前記表示画面を着色させる第1の光
    源と、前記第1の光源を移動させる第1光源移動手段
    と、前記フォトクロミック材料を消色可能な光を照射し
    て前記表示画面を消色させる第2の光源と、前記第2の
    光源を移動させる第2光源移動手段と、前記表示画面を
    加熱する加熱手段と、前記加熱手段を移動させる加熱手
    段移動手段とを備え、前記第1の光源と加熱手段と第2
    の光源を前記表示画面に対向させてこの順に配置した表
    示装置であって、前記第1光源移動手段により第1の光
    源を移動させて第1の光源により前記表示画面を先行的
    に着色させ、前記加熱手段移動手段により加熱手段を移
    動させて前記表示画面を加熱手段により加熱した後、前
    記第2光源移動手段により第2の光源を移動させて第2
    の光源により前記表示画面を選択的に消色させることに
    よって、画像もしくは文字情報を前記表示画面に書き込
    み、かつ、前記加熱手段移動手段により加熱手段を移動
    させて前記表示画面を加熱手段により加熱した後、前記
    第2光源移動手段により第2の光源を移動させて第2の
    光源により前記表示画面を消色させることによって、前
    記表示画面に書き込まれた画像もしくは文字情報を消去
    するように構成したことを特徴とする表示装置。
  4. 【請求項4】 フォトクロミック材料を含む材料より構
    成される表示画面と、前記フォトクロミック材料を着色
    可能な光を照射して前記表示画面を着色させる第1の光
    源と、前記第1の光源を移動させる第1光源移動手段
    と、前記フォトクロミック材料を消色可能な光を照射し
    て前記表示画面を消色させる第2の光源と、前記第2の
    光源を移動させる第2光源移動手段と、前記表示画面を
    加熱する加熱手段と、前記加熱手段を移動させる加熱手
    段移動手段とを備え、前記第1の光源と第2の光源を前
    記表示画面に対向させて配置するとともに、前記加熱手
    段を、第2の光源に背反する側において前記表示画面に
    対向させて配置した表示装置であって、前記第1光源移
    動手段により第1の光源を移動させて前記第1の光源に
    より前記表示画面を先行的に着色させ、前記加熱手段移
    動手段により加熱手段を移動させるとともに前記第2光
    源移動手段により第2の光源を移動させて、前記表示画
    面を前記加熱手段により加熱すると同時に前記第2の光
    源により前記表示画面を選択的に消色させることによっ
    て、画像もしくは文字情報を前記表示画面に書き込み、
    かつ、前記加熱手段移動手段により加熱手段を移動させ
    るとともに前記第2光源移動手段により第2の光源を移
    動させて、前記表示画面を前記加熱手段により加熱する
    と同時に前記第2の光源により前記表示画面を消色させ
    ることによって、前記表示画面に書き込まれた画像もし
    くは文字情報を消去するように構成したことを特徴とす
    る表示装置。
  5. 【請求項5】 フォトクロミック材料が下記一般式
    〔I〕 【化1】 (一般式〔I〕において、Aは下記の置換基〔i〕を表
    し、Bは下記の置換基〔i〕または〔ii〕または〔i
    ii〕を表す。 【化2】 【化3】 【化4】 (置換基〔i〕,〔ii〕,〔iii〕において、R
    1 ,R8 ,R13はそれぞれ、アルキル基、アルコキシ
    基、ハロゲン原子、シアノ基、またはトリフルオロメチ
    ル基を表し、R2 〜R7 ,R9 〜R12,R14〜R17はそ
    れぞれ、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、シ
    アノ基、ニトロ基、アシル基、置換されていてもよいア
    ルキル基、置換されていてもよいアルコキシ基、置換さ
    れていてもよいアリール基、または置換されていてもよ
    いシクロアルキル基を表し、R18は水素原子、または置
    換されていてもよいアルキル基を表す。また、R2 〜R
    7 ,R9〜R12,R14〜R17はそれぞれ環を形成しても
    よい。))で示されるジアリールエテン系化合物である
    請求項1から請求項4のいずれかの項に記載の表示装
    置。
  6. 【請求項6】 第2の光源により消色される部分の表示
    画面の温度が50℃以上に保持される請求項1から請求
    項4のいずれかの項に記載の表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001262135A (ja) * 2000-03-24 2001-09-26 Minolta Co Ltd フォトクロミツク材料及び光記録媒体
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JP2018205755A (ja) * 2012-11-01 2018-12-27 エシロール・アンテルナシオナル 熱的に影響される可変着色デバイス

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