JPH0957A - 農作物の冷却装置 - Google Patents

農作物の冷却装置

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Publication number
JPH0957A
JPH0957A JP15567295A JP15567295A JPH0957A JP H0957 A JPH0957 A JP H0957A JP 15567295 A JP15567295 A JP 15567295A JP 15567295 A JP15567295 A JP 15567295A JP H0957 A JPH0957 A JP H0957A
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JP
Japan
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container
cooling
cold water
path portion
water
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Application number
JP15567295A
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English (en)
Inventor
Seiichi Takizawa
精一 瀧澤
Keisuke Igarashi
慶介 五十嵐
Toshikazu Okumura
敏和 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Publication of JPH0957A publication Critical patent/JPH0957A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器が搬送経路を通過する間に容器内の農作
物を充分に冷却させながら、冷却装置のコンパクト化を
実現して狭い設置スペースで済むようにするとともに、
搬送経路への容器の投入及び取出し作業を行い易くす
る。 【構成】 周囲を壁体1で仕切った農作物冷却用空間H
内で、農作物2入りの容器3が上下方向循環搬送経路に
沿って循環搬送され、循環搬送経路の上流側から下流側
に向けて、容器3を搬送手段4にセットし又は取り出す
ための容器出入経路部分Kyと、容器3内の農作物2を
浸漬手段12に浸漬して冷却する浸漬冷却経路部分Ks
と、容器3内の農作物2に対して散水手段6にて冷水を
散布する冷水散布経路部分Kwと、散水冷却後の容器3
内の農作物2に送風手段10にて水除去用空気を送風し
て表面の水を除去する水除去経路部分Kjとが設けら
れ、散水手段6に冷却用の冷水を供給する冷水供給手段
Rが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、収穫した農作物の鮮度
低下を防ぐために、例えば出荷までの期間農作物を低温
保管する大型の冷蔵庫等に投入する前に予め低温状態に
冷却するための農作物の冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記農作物の冷却装置では、従来、例え
ば図4に示すように、農作物入りの容器yを搬送経路が
直線の搬送装置の経路始端部(図の左側)に投入して、
経路終端部(図の右側)まで搬送しながら、散水器sで
冷水を散水して冷却し、送風ファンwで冷却後の農作物
の表面の水を除去した後、経路終端部で農作物入りの容
器yを取り出すようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、容器が直線的な搬送経路を通過する間に容
器内の農作物を冷却させるために、散水冷却や水除去用
の経路部分の長さつまり全体の搬送経路が長くなって冷
却装置が平面的に広がり、広い設置スペースを要すると
いう問題点がある。同時に、搬送経路への容器の投入及
び取出し箇所が離れた位置(図4では、搬送経路の左端
と右端)になるために、例えば一人の作業者が手作業で
容器の投入及び取出しを行うとすると搬送経路の両端を
煩雑に行き来する必要があって作業性が悪いという問題
点がある。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、上記従来技術の不具合を解消す
べく、容器が搬送経路を通過する間に容器内の農作物を
充分に冷却させながらも、冷却装置のコンパクト化を実
現して狭い設置スペースで済むようにするとともに、搬
送経路への容器の投入及び取出し作業を行い易くするこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による農作物の冷
却装置の第1の特徴構成は、周囲を壁体にて仕切られた
農作物冷却用空間内に、農作物を収容した容器を循環搬
送経路に沿って循環搬送させる搬送手段が設けられ、前
記循環搬送経路の上流側から下流側に向けて、前記容器
を前記搬送手段にセットし又は前記搬送手段から取り出
すための容器出入経路部分と、循環搬送されている前記
容器内の前記農作物に対して散水手段にて冷水を散布す
る冷水散布経路部分と、散水冷却後の前記容器内の前記
農作物に対して送風手段にて水除去用空気を送風して前
記農作物の表面の水を除去する水除去経路部分とが設け
られ、前記散水手段に前記冷却用の冷水を供給する冷水
供給手段が設けられている点にある。
【0006】また第2の特徴構成は、上記第1の特徴構
成において、前記循環搬送経路が上下方向に沿う経路と
して形成され、前記冷水散布経路部分が、前記上下方向
に沿う経路のうちの上向き搬送経路部分に形成され、前
記水除去経路部分が、前記上下方向に沿う経路のうちの
下向き搬送経路部分に形成され、前記散水手段が、前記
上向き搬送経路部分を上向きに搬送されている前記容器
内の前記農作物に対して、冷水を最上方側に位置する前
記容器の上方から流下させるように構成されている点に
ある。
【0007】また第3の特徴構成は、上記第2の特徴構
成において、前記下向き搬送経路部分が、前記容器を斜
め下向きに搬送する斜め下向き搬送経路部分に形成され
ている点にある。
【0008】また第4の特徴構成は、上記第1、第2又
は第3の特徴構成において、前記搬送経路における前記
冷水散布経路部分よりも上流側で且つ前記容器出入経路
部分よりも下流側に、前記容器内の前記農作物を浸漬手
段に浸漬して冷却する浸漬冷却経路部分が設けられてい
る点にある。
【0009】また第5の特徴構成は、上記第4の特徴構
成において、前記冷水供給手段が、前記容器を通過して
下方側に流下した冷水を回収して貯める貯水手段と、そ
の貯水手段に貯めた冷水を冷却する冷却手段と、その冷
却手段にて冷却された冷水を前記散水手段に供給する供
給手段とから構成され、前記貯水手段が前記浸漬手段を
構成している点にある。
【0010】また第6の特徴構成は、上記第1、第2、
第3、第4又は第5の特徴構成において、前記送風手段
は、前記水除去用空気として前記農作物冷却用空間内の
空気を循環送風させるように構成されている点にある。
【0011】また第7の特徴構成は、上記第1、第2、
第3、第4、第5又は第6の特徴構成において、前記容
器出入経路部分にて前記搬送手段にセットした前記容器
が、前記循環搬送経路を通過して前記容器出入経路部分
に搬送されたことを報知する報知手段が設けられている
点にある。
【0012】
【作用】本発明の農作物の冷却装置の第1の特徴構成に
よれば、周囲を壁体にて仕切られた農作物冷却用空間内
において、農作物を収容した容器が循環搬送経路の容器
出入経路部分で搬送手段にセットされ、このセットされ
た容器が循環搬送経路の上流側から下流側に向けて循環
搬送されるときに、冷水散布経路部分で、冷水供給手段
から供給された冷却用の冷水が、容器内の農作物に対し
て散水手段によって散布され、さらに、水除去経路部分
で、散水冷却後の容器内の農作物に対して、送風手段に
て水除去用空気が送風されて農作物の表面の水が除去さ
れ、その水除去後の農作物入りの容器が容器出入経路部
分で搬送手段から取り出される。
【0013】また第2の特徴構成によれば、上記第1の
特徴構成において、農作物を収容した容器が上下方向に
沿う循環搬送経路に沿って循環搬送され、その上下方向
に沿う循環搬送経路のうちの上向き搬送経路部分で、容
器内の農作物に対して、冷却用の冷水が、最上方側に位
置する容器の上方から流下させるように散布され、さら
に、上記上下方向に沿う循環搬送経路のうちの下向き搬
送経路部分で、容器内の農作物に対して、水除去用空気
が送風される。
【0014】また第3の特徴構成によれば、上記第2の
特徴構成において、斜め下向き搬送経路部分に形成され
ている下向き搬送経路部分で、斜め下向きに搬送されて
いる容器内の農作物に対して、水除去用空気が送風され
る。
【0015】また第4の特徴構成によれば、上記第1、
第2又は第3の特徴構成において、容器出入経路部分で
搬送手段にセットされた容器が、浸漬冷却経路部分で浸
漬手段に浸漬されて冷却され、その浸漬冷却後の容器内
の農作物に対して、次の冷水散布経路部分で散水手段に
て散水冷却される。
【0016】また第5の特徴構成によれば、上記第4の
特徴構成において、農作物入りの容器を通過して下方側
に流下した冷水が回収されて貯水手段に貯められ、その
貯められた冷水が冷却手段にて冷却されてから供給手段
によって散水手段に農作物冷却用の冷水として供給され
る。そして、上記貯水手段が浸漬冷却経路部分に配置さ
れて、その貯水手段内の冷水に容器内の農作物が浸漬さ
れて冷却される。
【0017】また第6の特徴構成によれば、上記第1、
第2、第3、第4又は第5の特徴構成において、農作物
冷却用空間内の空気が水除去用空気として容器内の農作
物に対して循環送風されて、農作物の表面の水が除去さ
れる。
【0018】また第7の特徴構成によれば、上記第1、
第2、第3、第4、第5又は第6の特徴構成において、
容器出入経路部分にて搬送手段にセットした容器が、循
環搬送経路を通過して(つまり一周して)容器出入経路
部分に搬送されると、その容器の到着が報知手段によっ
て報知される。
【0019】
【発明の効果】従って、本発明の農作物の冷却装置の第
1の特徴構成によれば、農作物入りの容器が循環搬送経
路を一周する間に、容器内の農作物に対して散水冷却及
び水除去処理がなされるので、従来の直線搬送経路で
は、全体の経路が長くなって冷却装置が平面的に広がり
広い設置スペースを要するという問題点が解消され、同
時に、搬送経路への容器の投入及び取出し箇所が同一箇
所になるので、例えば一人の作業者が手作業で容器の投
入及び取出しを行う場合にも不要な移動を行うことなく
良好に作業することができる。
【0020】また第2の特徴構成によれば、循環搬送経
路が上下方向に形成されているので、例えば循環搬送経
路が横方向の場合に比べて平面視での設置スペースをよ
り狭くすることができ、同時に、上向きに搬送されてい
る各容器に対して、最上方側の容器内の農作物を冷却し
た冷水が流下して順次下方側の容器内の農作物を冷却す
るので、例えば搬送経路が横方向の場合には、横方向に
広がって位置する各容器に対して散水範囲が広がり、ま
た、各容器に散布される冷水はその容器だけの冷却用に
使用されるのに比べて、散水範囲を狭くして散水手段の
小型化を実現しながら冷水の冷却能力を有効に利用する
ことができ、もって、上記第1の特徴構成の好適な手段
が得られる。
【0021】また第3の特徴構成によれば、水除去経路
部分において、容器を斜め下向きに搬送しながら水除去
させるので、例えば真直ぐ下向きに搬送する場合に比べ
て、容器の底面部等に付着した水が垂れても下方側の容
器内の農作物を濡らすおそれが少なくなり、水除去を良
好に行うことができ、もって、上記第2の特徴構成の好
適な手段が得られる。
【0022】また第4の特徴構成によれば、散水冷却す
る前に浸漬冷却して農作物を急冷させるので、浸漬冷却
経路部分として増加する分以上に冷水散布経路部分を短
くして冷却装置をコンパクトにすることができ、もっ
て、上記第1、第2又は第3の特徴構成の好適な手段が
得られる。
【0023】また第5の特徴構成によれば、容器を通過
して下方側に流下した冷水が回収及び冷却されて、再び
農作物冷却用の冷水として使用されるので、例えば冷水
を回収せずに新しい冷水を使うものに比べて、水の使用
量を抑えながら使用後の冷水に残存している冷熱も有効
に利用することができ、同時に、上記回収した冷水を貯
める手段にて浸漬冷却用の浸漬手段を兼用しているの
で、例えば別に浸漬手段を設けるものに比べて、装置の
簡素化を実現することができ、もって、上記第4の特徴
構成の好適な手段が得られる。
【0024】また第6の特徴構成によれば、農作物冷却
用空間内の空気が水除去用空気として循環送風されるの
で、例えば、外部から水除去用空気を供給する場合に
は、その空気を予め農作物の冷却温度に合った低温状態
にする空調装置が必要になるのに比べて、そのような空
調装置を要することなく、同程度に低温の空気を水除去
用空気として使用することができ、もって、上記第1、
第2、第3、第4又は第5の特徴構成の好適な手段が得
られる。
【0025】また第7の特徴構成によれば、農作物入り
の容器が循環搬送経路を一周して容器取出し箇所に搬送
されたことが自動的に知らされるので、例えば作業者が
別の作業を行っていても、冷却及び水除去された農作物
入りの容器を装置から確実に取り出すことができ、もっ
て、上記第1、第2、第3、第4、第5又は第6の特徴
構成の好適な手段が得られる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1及び図2に示すように、上壁1A、4つの側
壁1B、及び、底壁1Cを備える壁体1にて周囲を仕切
られた農作物冷却用空間H内に、野菜等の農作物2を収
容した容器3を上下方向に沿う循環搬送経路に沿って循
環搬送させる搬送手段としてのゴンドラ式の搬送装置4
が設けられている。容器3は支持用フレームと細かい網
材で開閉式の箱状に形成されている。搬送装置4は、無
端状の搬送帯4bにほぼ直交する状態で取付られて上下
搬送される複数個の容器設置台4aを備え、この各容器
設置台4aに容器3をセットするようになっている。
【0027】前記循環搬送経路の上流側から下流側に向
けて、前記容器3を前記搬送装置4にセットし又は搬送
装置4から取り出すための容器出入経路部分Kyと、循
環搬送されている容器3内の農作物2に対して散水手段
としての散水装置6にて冷水を散布する冷水散布経路部
分Kwと、散水冷却後の容器3内の農作物2に対して送
風手段としての水切ファン10にて水除去用空気を送風
して農作物2の表面の水を除去する(これを水切りと呼
ぶ)水除去経路部分Kjとが設けられている。尚、容器
出入経路部分Kyに外部から容器3を出し入れするため
に、側壁1Bの1つに、開閉蓋を備えた容器出入口5が
形成されている。
【0028】上記水切ファン10は、前記水除去用空気
として前記農作物冷却用空間H内の空気を循環送風させ
るように構成され、そのために、前記側壁1Bに開けた
空気取入れ口11aから取り入れた空気を水切ファン1
0の吸い込み口11bまで通流させるダクト11が設け
られている。又、容器3が容器出入経路部分Kyに搬送
されたことを検出するために、容器設置台4aに接当し
て動作するマイクロスイッチに構成された容器検出スイ
ッチSWが設けられている。
【0029】前記冷水散布経路部分Kwは、前記上下方
向に沿う循環搬送経路のうちの上向き搬送経路部分に形
成されている。そして、前記散水装置6は、農作物冷却
用空間H内の上部側に設置されて、底面部に冷水排出用
の多数の孔6aを備えた偏平箱状に構成され、前記上向
き搬送経路部分を上向きに搬送されている容器3内の農
作物2に対して、冷水を最上方側に位置する容器3の上
方から流下させている。又、前記水除去経路部分Kj
は、前記上下方向に沿う循環搬送経路のうちの下向き搬
送経路部分に形成され、さらに、この下向き搬送経路部
分は、容器3を斜め下向きに搬送する斜め下向き搬送経
路部分に形成されている。
【0030】前記散水装置6に前記冷却用の冷水を供給
する冷水供給手段Rが設けられている。具体的には、前
記散水装置6から散水されて容器3を通過して流下した
冷水は、農作物冷却用空間Hの底部側の貯水槽12に貯
められてから異物除去用のフィルター9を通過して、冷
却用の熱交換器を備えたクーリングユニット8に流入
し、ポンプ7にて前記散水装置6に汲み上げられる。つ
まり、冷水供給手段Rは、容器3を通過して下方側に流
下した冷水をを回収して貯める貯水手段としての貯水槽
12と、その貯水槽12に貯めた冷水を冷却する冷却手
段としてのクーリングユニット8と、そのクーリングユ
ニット8にて冷却された冷水を前記散水装置6に供給す
る供給手段としてのポンプ7とから構成されている。
【0031】前記搬送経路における前記冷水散布経路部
分Kwよりも上流側で且つ前記容器出入経路部分Kyよ
りも下流側に、容器3内の農作物2を浸漬して冷却する
浸漬冷却経路部分Ksが設けられている。つまり、前記
冷水槽12が浸漬手段を構成し、この冷水槽12に容器
3内の農作物2を浸漬させている。
【0032】図3に示すように、マイクロコンピュータ
利用のコントローラCが設けられ、このコントローラC
に、前記容器検出スイッチSW、及び運転開始を指示す
るスタートボタン20の情報が入力されている。一方、
コントローラCからは、前記搬送装置4を駆動させる搬
送用モータ21、前記水切ファン10を作動させるファ
ン用モータ22、前記ポンプ7、前記クーリングユニッ
ト8及び警報用のブザー23に対する各駆動信号が出力
されている。そして、このブザー23が、前記容器出入
経路部分Kyにて搬送装置4にセットした容器3が、前
記循環搬送経路を通過して容器出入経路部分Kyに搬送
されたこと(尚、これは、前記容器検出スイッチSWに
よって検出される)を報知する報知手段に対応する。
【0033】次に、装置の運転について説明する。スタ
ートボタン20を押して運転を開始させると、冷水供給
手段R(ポンプ7、クーリングユニット8)が作動して
散水装置6から冷水が流下し、水切ファン10が作動し
て水除去用空気が送風され、且つ、搬送装置4が作動し
て各容器設置台4aが順次容器出入口5に移動する。そ
して、各容器設置台4aが容器出入経路部分Kyに搬送
されると(このとき、ブザー23が作動する)、未冷却
の農作物2入りの各容器3を容器出入口5から投入して
各容器設置台4aにセットする。セットされた容器3内
の農作物2が、循環搬送経路を1周する間に、冷水槽1
2での浸漬冷却、散水装置6による散水冷却、及び、水
切ファン10による水除去の各処理を経て、容器出入経
路部分Kyに搬送されると、容器設置台4aから冷却後
の農作物2入りの容器3を取り外し、代わりに、未冷却
の農作物2入りの容器3をセットする。以下、この冷却
済の農作物2入りの容器3の取り外しと、未冷却の農作
物2入りの容器3のセットを繰り返す。尚、運転を停止
させるときは、スタートボタン20をもう1度押す。
【0034】〔別実施例〕上記実施例では、搬送手段4
の循環搬送経路を上下方向に沿う経路として形成し、且
つ、その上向き搬送経路部分で冷水散布し、下向き搬送
経路部分で水除去させるようにしたが、循環搬送経路の
方向をどのように設定するか、あるいは、冷水散布及び
水除去を経路のどの部分で行うかについては、状況に応
じて適宜設定できる。例えば、循環搬送経路を水平方向
に沿う経路つまり平面視において循環する経路として形
成してもよい。又、水除去させるための下向き搬送経路
部分も、上記実施例のように斜め下向き搬送経路部分に
限るものではない。
【0035】上記実施例では、搬送手段4を、複数個の
容器設置台4aを無端状の搬送帯4bに取り付けたゴン
ドラ式の搬送装置4に構成したが、これに限るものでは
なく、例えば、無端状の搬送帯4bに容器3を直接取り
付けるものでもよい。
【0036】上記実施例では、散水手段6を、底面部に
冷水排出用の多数の孔6aを備えた偏平箱状に形成した
が、これに限るものではなく、例えば、冷水供給用のパ
イプの先端に取り付けたジョロ式の散水器でもよい。
【0037】上記実施例では、冷水供給手段Rを、貯水
手段(冷水槽12)、冷却手段(クーリングユニット
8)、及び、供給手段(ポンプ7)にて構成したが、こ
れに限るものではない。例えば、汚れのひどい農作物2
の洗浄を行うために、貯水手段を設けずに、外部から供
給した冷水を農作物2に通過させてからそのまま排水と
して棄てるようにしてもよい。尚、貯水手段を設ける場
合も、始めの一定時間は回収せずに、排水として棄てる
ようにすることもできる。又、冷却手段として、夜間電
力等を利用して生成した氷蓄熱を用いるようにしてもよ
い。
【0038】上記実施例では、冷水散布する前に、浸漬
冷却するようにしたが、このような浸漬冷却は必ずしも
必要ではない(浸漬冷却を行わないときは、浸漬手段1
2は省略される)。又、上記実施例では、冷水供給手段
Rの構成要素である貯水手段(冷水槽12)にて浸漬手
段12を構成したが、貯水手段(冷水槽12)とは別
に、浸漬用の冷水槽等を設けるようにしてもよい。
【0039】上記実施例では、送風手段10をファン式
の送風装置(水切ファン10)にて構成したが、ファン
式に限るものではない。又、送風手段10が、水除去用
空気として農作物冷却用空間H内の空気を循環送風させ
るようにしたが、これに限るものではなく、例えば、予
め低温の乾燥状態にされた外気を水除去用空気として送
風するようにしてもよい。
【0040】上記実施例では、報知手段をブザー23に
て構成したが、ブザー以外の、例えばランプを点滅させ
る等の手段でもよい。
【0041】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷却装置の側面断面図
【図2】冷却装置の正面一部透視断面図
【図3】冷却装置の制御構成のブロック図
【図4】従来例の冷却装置の概略正面図
【符号の説明】
1 壁体 2 農作物 3 容器 4 搬送手段 6 散水手段 10 送風手段 R 冷水供給手段 12 浸漬手段 12 貯水手段 8 冷却手段 7 供給手段 23 報知手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲を壁体(1)にて仕切られた農作物
    冷却用空間内に、 農作物(2)を収容した容器(3)を循環搬送経路に沿
    って循環搬送させる搬送手段(4)が設けられ、 前記循環搬送経路の上流側から下流側に向けて、前記容
    器(3)を前記搬送手段(4)にセットし又は前記搬送
    手段(4)から取り出すための容器出入経路部分と、循
    環搬送されている前記容器(3)内の前記農作物(2)
    に対して散水手段(6)にて冷水を散布する冷水散布経
    路部分と、散水冷却後の前記容器(3)内の前記農作物
    (2)に対して送風手段(10)にて水除去用空気を送
    風して前記農作物(2)の表面の水を除去する水除去経
    路部分とが設けられ、 前記散水手段(6)に前記冷却用の冷水を供給する冷水
    供給手段(R)が設けられている農作物の冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記循環搬送経路が上下方向に沿う経路
    として形成され、 前記冷水散布経路部分が、前記上下方向に沿う経路のう
    ちの上向き搬送経路部分に形成され、前記水除去経路部
    分が、前記上下方向に沿う経路のうちの下向き搬送経路
    部分に形成され、 前記散水手段(6)が、前記上向き搬送経路部分を上向
    きに搬送されている前記容器(3)内の前記農作物
    (2)に対して、冷水を最上方側に位置する前記容器
    (3)の上方から流下させるように構成されている請求
    項1記載の農作物の冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記下向き搬送経路部分が、前記容器
    (3)を斜め下向きに搬送する斜め下向き搬送経路部分
    に形成されている請求項2記載の農作物の冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送経路における前記冷水散布経路
    部分よりも上流側で且つ前記容器出入経路部分よりも下
    流側に、前記容器(3)内の前記農作物(2)を浸漬手
    段(12)に浸漬して冷却する浸漬冷却経路部分が設け
    られている請求項1、2又は3記載の農作物の冷却装
    置。
  5. 【請求項5】 前記冷水供給手段(R)が、前記容器
    (3)を通過して下方側に流下した冷水を回収して貯め
    る貯水手段(12)と、その貯水手段(12)に貯めた
    冷水を冷却する冷却手段(8)と、その冷却手段(8)
    にて冷却された冷水を前記散水手段(6)に供給する供
    給手段(7)とから構成され、 前記貯水手段(12)が前記浸漬手段(12)を構成し
    ている請求項4記載の農作物の冷却装置。
  6. 【請求項6】 前記送風手段(10)は、前記水除去用
    空気として前記農作物冷却用空間内の空気を循環送風さ
    せるように構成されている請求項1、2、3、4又は5
    記載の農作物の冷却装置。
  7. 【請求項7】 前記容器出入経路部分にて前記搬送手段
    (4)にセットした前記容器(3)が、前記循環搬送経
    路を通過して前記容器出入経路部分に搬送されたことを
    報知する報知手段(23)が設けられている請求項1、
    2、3、4、5又は6記載の農作物の冷却装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100423078B1 (ko) * 2001-12-24 2004-03-16 주식회사 대양산기 청과물용 예냉기
KR100536057B1 (ko) * 1998-07-31 2006-03-23 정희도 청과물냉각장치

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KR100536057B1 (ko) * 1998-07-31 2006-03-23 정희도 청과물냉각장치
KR100423078B1 (ko) * 2001-12-24 2004-03-16 주식회사 대양산기 청과물용 예냉기

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