JPH0957466A - 超音波接合装置及び共振器 - Google Patents

超音波接合装置及び共振器

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JPH0957466A
JPH0957466A JP7213439A JP21343995A JPH0957466A JP H0957466 A JPH0957466 A JP H0957466A JP 7213439 A JP7213439 A JP 7213439A JP 21343995 A JP21343995 A JP 21343995A JP H0957466 A JPH0957466 A JP H0957466A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共振器の交換性能、振動分布及び共振周波数
のチューニング性能、被接合部材の物理的性質への適合
性能、製作性能を向上する。 【解決手段】 前後左右に開放された作業空間2内の下
部に静止状態に配置された受け台13に被接合部分Wa
を搭載し、上方より共振器7を加圧機構3で下降し、接
合作用部11と受け台13とで被接合部分Waを静止の
まま適切に加圧保持して縦波の超音波振動のエネルギで
接合する。共振器7を交換する場合、保持部材5を上昇
限度位置に停止すれば、共振器7を作業空間2の横方向
より容易に交換できる。共振器7は接合作用部11を有
する超音波ホーンと支持部を有する二つのブースタとを
ねじで同軸状態で一体に結合すれば、例えば接合作用部
11が摩耗した場合には超音波ホーンのみを取り替えた
り、種々の超音波ホーンの中から被接合部分の物理的性
質に最適な超音波ホーンを選択して使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の被接合部
材の互いに重ね合わされた被接合部分を所定周波数を有
する縦波の超音波振動で接合する超音波接合装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図10は特公昭54−13349号公報
に示された超音波接合装置を示す側面図である。この図
10において、基台100はその中央に加圧機構を構成
する油圧ジャッキのような油圧シリンダ101を有して
いる。この油圧シリンダ101の基台100の上面より
上方に突出するピストンロッド102の上面には複数の
被接合部材W1,W2の互いに重ね合わされた被接合部
分Waを搭載するための受け台103を一体に設けてあ
る。振動子104は図示しない超音波発生器から電線1
05を介して受けた電気的なエネルギにより所定周波数
を有する縦波の超音波振動を発生して出力する、いわゆ
る、電気エネルギを機械エネルギに変換する、圧電素
子、または磁歪素子などからなる電気音響変換器または
電気振動変換器である。この振動子104の出力端10
6には棒状の共振器107を同軸状に機械的に一体に結
合してある。共振器107の中央に位置する最大振動振
幅点には接合作用部108を共振器107の外周面より
径方向外側に突出した状態に設けてある。共振器107
の両側の二つの最大振動振幅点には支持部材109,1
10の一端を個別に結合してある。これらの支持部材1
09,110の他端は基台100の左右両側面に結合さ
れている。この支持部材109,110による共振器1
07と基台100との結合関係によって、接合作用部1
08の下面と受け台103の上面とが、振動子104か
ら共振器107への超音波振動の伝達方向と直交する方
向で互いに対向する状態に配置されている。したがっ
て、振動子104を含む共振器107が二つの支持部材
109,110によって基台100の上方に所定間隔を
以て並列に設置してあることから、油圧シリンダ101
のピストンロッド102が下降限度位置に停止した状態
において、受け台103の上面に被接合部分Waを搭載
し、ピストンロッド102を伸長動作して上昇限度位置
に停止すると、このピストンロッド102が下降限度位
置から上昇限度位置に停止する過程において、受け台1
03の上面に搭載された被接合部分Waの上面が接合作
用部108の下面に押圧されて接触すると共に、被接合
部分Waの下面が受け台103の上面に押圧されて接触
し、被接合部分Waが受け台103と接合作用部108
とでそれらの間に加圧された状態で保持される。この加
圧保持後、または加圧保持以前のうちのいずれかにおい
て、図示しない超音波発振器から振動子104に電気的
なエネルギを供給して、振動子104に超音波振動を発
生させる。この振動子104で発生された超音波振動
は、上記被接合部分Waの加圧保持状態下において、共
振器107を経由して接合作用部108に伝達して接合
作用部108を油圧シリンダ101による加圧方向と直
交する方向に振動し、時間の経過に伴い、被接合部分W
aの重ね合わせ面間に、例えばUSP2946119号
に示されているような非溶解接合をもたらす。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の超音波接合
装置は、共振器107を別々に形成された支持部材10
9,110で基台100に取り付けてあることから、共
振器107を別の共振器と交換する場合、支持部材11
0と共振器107との締結を解除すると共に、支持部材
110を基台100から取り外すか、または支持部材1
10の上端を図10の紙面手前側または向こう側に退避
させ、さらに支持部材109と共振器107との締結を
解除して、共振器107を基台100から取り外す必要
があり、共振器の交換が面倒であった。また、受け台1
03を油圧シリンダ101で上昇して被接合部分Waを
加圧保持することから、被接合部分Waが上昇中に横ず
れを生じたまま接合作用部108との間に保持される問
題が内在している。
【0004】そこで、この発明は、共振器の交換が容易
で、被接合部分を適切に保持して、信頼性を向上できる
超音波接合装置、また接合作用部の摩耗に対する交換
性、被接合部材の物理的性質に適合させる互換性、製作
不良に対する作り易さなど、実用性の高い共振器を提供
しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、装置
本体が前方及び左右に開放された作業空間を形成し、こ
の作業空間の下部に受け台を配置し、この作業空間の上
部を区画する装置本体の上部分の内部に加圧機構を装着
し、この加圧機構の出力端に保持部材を取り付け、この
保持部材で共振器を受け台より上方の作業空間内に接合
作用部の両側で支持部を介して両端支持した横置き状態
で保持し、この共振器を加圧機構で受け台上に搭載され
た被接合部材の互いに重ね合わされた被接合部分に近づ
く方向に所定距離下降することにより、受け台と共振器
の接合作用部とでそれらの間に上記被接合部分を加圧し
た状態で保持し、振動子から共振器の接合作用部に超音
波振動を伝達することにより、被接合部分の重ね合わせ
面間を接合するようにしたことを特徴としている。この
請求項1の構成によれば、共振器を交換する場合、保持
部材を上昇限度位置に停止することにより、共振器が作
業空間内の上部に横置き状態で保持された状態となるか
ら、共振器を作業空間の横方向より容易に交換すること
ができる。また、作業空間内の下部に配置された受け台
に被接合部分を搭載し、その上方より共振器を加圧機構
で下降動作し、接合作用部と受け台とで被接合部分を静
止状態のまま適切に加圧保持して縦波の超音波振動のエ
ネルギで接合することができる。請求項2の発明は、超
音波接合装置に用いられる共振器であって、接合作用部
を有する超音波ホーンの両端に支持部を有する二つのブ
ースタを同軸状態で一体にねじを介して結合したことを
特徴としている。請求項2の構成によれば、超音波ホー
ンの接合作用部が摩耗したときは共振器の全部を取り替
えずに超音波ホーンのみを取り替え、種々の超音波ホー
ンの中から被接合部材の材質や被接合部分の面積や厚さ
などによる物理的性質に最適な超音波ホーンを選択して
使用し、超音波ホーンやブースタを製作する過程で設計
図と異なる寸法になった場合でもその部品のみを作り直
すことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は実施の一形態としての超音
波接合装置を示す斜視図、図2は図1のA−A線に沿う
断面図である。これらの図1〜2において、装置本体1
はその前側下部において前方及び左右に開放された作業
空間2を形成しており、この作業空間2の上部を区画し
た装置本体1の上部分の内部には加圧機構としてのエア
シリンダ3を装着してある。エアシンリンダ3の下方に
突出するピストンロッド4の下端には支持部材5が連結
部材6(図2参照)を介して装着してある。支持部材5
は作業空間2の上方内部に良好な音響特性を有するチタ
ンなどのような合金からなる棒状の共振器7を両端支持
の横置き状態で保持しており、共振器7の一端には超音
波発振器8(図2参照)から電線9(図2参照)を介し
て受けた電気的なエネルギにより所定周波数を有する縦
波の超音波振動を発生して出力する電気振動変換器とし
ての振動子10の出力端を同軸状態で機械的に一体に結
合してある。共振器7は軸方向の中央に一体に突出され
た状態で設けられた接合作用部11を有すると共に振動
子10から伝達された超音波振動と所定の周波数で共振
する。また、作業空間2の背部を区画した装置本体1の
下部分は超音波接合装置を例えば製造ラインなどに組み
付けるためのベースを構成する定盤12の上に設置され
ており、この作業空間2の下部を区画した定盤12の上
面には複数の被接合部材W1,W2の互いに重ね合わさ
れた被接合部分Waを搭載するための受け台13を設置
してある。受け台13は、ピストンロッド4及び接合作
用部11と上下方向で同軸状態となって作業空間2の内
部の下部に配置されており、受け台13の上面はピスト
ンロッド4の上昇限度位置への停止した状態では接合作
用部11の下面と上下に所定間隔を以て平行に対峙して
いる。また、図2に示すように、エアシリンダ3の両側
において、装置本体1の内部には左右一対のスプリング
シート14を有し、これらのスプリングシート14には
コイルスプリングのような弾性部材15の一端を固定し
てあり、これらの弾性部材15の他端は支持部材5に固
定してある。これらの弾性部材15は、支持部材5に上
向きの弾性力を与えるものであって、特に、エアシリン
ダ3に図示しない圧力空気供給回路から上昇作動用の圧
力空気が未供給状態である場合に、上記弾性力より、支
持部材5の自重落下を防止し、支持部材5を上昇限度位
置に保持する。
【0007】図3は前記振動子と共振器と超音波振動と
応力との位置関係を示す模式図である。この図3におい
て、共振器7は振動子10から縦波として伝達された超
音波振動に共振して5つの最大振動振幅点f1,f3,
f5,f7,f9と、これらの最大振動振幅点f1〜f
9のそれぞれの間の二等分位置の4つの最小振動振幅点
f2,f4,f6,f8とを提供する長さに形成されて
いる。つまり、共振器7の全長は共振周波数の2波長分
の寸法に設定されている。この共振器7が発生する超音
波振動の瞬間的な変位としては、実線で描いた波形で示
してある。この超音波振動の変位に伴い共振器7の内部
に発生する応力の変位は、点線で描いた波形で示してあ
る。これらの応力の変位と超音波振動の変位との関係に
おいて、最大振動振幅点f1〜f9が最小応力点とな
り、最小振動振幅点f2〜f8が最大応力点となる事柄
は、超音波理論で既に解明されている。この実施形態の
場合、共振器7は、振動子10から共振器7への超音波
振動の伝達方向の中央に位置する最大振動振幅点f5に
接合作用部11を有している。この接合作用部11の下
面11aは、被接合部分Waの接触保持を良くするため
に、被接合部材W1の素材に合わせて、網目、縦溝、横
溝、あるいは平滑などの面性状に形成されていることに
より、被接合部分Waを受け台13との共同にて加圧
(押圧)するとき、被接合部分Waの重ね合わせ位置が
横ずれを起こすことなく適切に把持される。上記共振器
7は、最大振動振幅点f5から振動子10に最も近い部
分に位置する最小振動振幅点f2に支持用突起16を有
し、最大振動振幅点f5から振動子10に最も遠い部分
に位置する最小振動振幅点f8に支持用突起17を有し
ている。また、共振器7は中央部の超音波ホーン18
と、その両側に同軸状態で機械的に一体に結合された二
つのブースタ19,20とで構成されている。この超音
波ホーン18は最大振動振幅点f3から最大振動振幅点
f7までの1波長分の長さを有し、超音波ホーン18の
中央部には接合作用部11が最大振動振幅点f5に位置
して超音波ホーン18の外周面より径方向外側に突出し
つつ同軸状態で一体に設けられている。上記二つのブー
スタ19,20のうちの一方のブースタ19は最大振動
振幅点f1から最大振動振幅点f3までの1/2波長分
の長さを有し、他方のブースタ20は最大振動振幅点f
7から最大振動振幅点f9までの1/2波長分の長さを
有している。これらのブースタ19,20の超音波ホー
ン18との結合面21,22のそれぞれは最大振動振幅
点f3,f7に位置している。これらのブースタ19,
20の中央部のそれぞれには支持用突起16,17が最
小振動振幅点f2,f8に位置してブースタ19,20
の外周面より径方向外側に突出しつつ同軸状態で一体に
設けられている。
【0008】図4は前記振動子と共振器とを分解した状
態で示す斜視図である。この図4において、超音波ホー
ン18の軸方向の両端面には当該端面の外径より小さな
外径の短円柱形状となるように同軸状態で一体に突出さ
れた嵌合突起23,24を形成し、嵌合突起23,24
の端面の中心にはねじ穴25(図8参照),26を軸方
向内側に向けて形成し、ブースタ19,20の外周面に
は工具用穴27,28を径方向内側に向けて形成してあ
る。この共振器7に設けられた接合作用部11は共振器
7の外周面に周方向に例えば4個というような複数を以
て等分に配置されている。二つのブースタ19,20は
製作費を低減することから、また、振動分布の調整が容
易であるようにすることから、同一構造に形成されて左
右対称となる状態で使用されているので、図4において
右側に図示したブースタ19を例として説明する。この
ブースタ19の軸方向の一端面には嵌合凹部30を当該
一端面の外径より小さな内径の円形穴となるように同軸
状で一体に形成し、この嵌合凹部30の底面の中心には
ねじ穴31を軸方向内側に向けて形成し、ブースタ19
の外周面には工具用穴32,33を径方向内側に向けて
形成し、ブースタ19の他端面の中心にはねじ穴34
(図8参照)を軸方向内側に向けて形成してある。ま
た、ブースタ19に設けられた支持用突起16はブース
タ19の外周面より径方向外側に向けて一体に突出され
た環状壁形状に形成されていると共にブースタ19と同
軸状態になっている。この支持用突起16の外周面には
図8に示すようにブースタ19より大きな内径を有する
緩衝筒体35を一体に連接してある。緩衝筒体35は、
ブースタ19と同軸状態になっていると共に工具用穴3
3への図示しない締結工具の嵌合を邪魔しない状態で、
ブースタ19の外周面との間に隙間を介在させた状態
で、ブースタ19の外周面を覆っている。緩衝筒体35
の支持用突起16の反対側に位置する端部には径方向外
側に向けて一体に突出された環状連結壁36を一体に連
接してある。環状連結壁36はブースタ19と同軸状態
になっている。環状連結壁36の外周面には緩衝筒体3
5より大きな内径を有する環状のフランジ37を一体に
連接してある。フランジ37はブースタ19と同軸状態
になっていると共に緩衝筒体35の外周面との間に隙間
を介在させた状態で緩衝筒体35の外周面を覆ってい
る。再び、図4に戻り、左側に図示したブースタ20の
嵌合凹部、ねじ穴、工具用穴、緩衝筒体、環状連結壁及
びフランジのそれぞれには、前記右側のブースタ19の
嵌合凹部30、ねじ穴31,34、工具用穴32,3
3、緩衝筒体35、環状連結壁36及びフランジ37の
それぞれにおける「算用数字」に英文字の「L」を添付
してある。また、緩衝筒体35,35Lの肉厚は支持用
突起16,17、環状連結壁36,36L及びフランジ
37,37Lの肉厚よりも薄肉になっている。また、図
4における符号38は振動子10の出力端の端面の中心
より軸方向内側に向けて形成されたねじ穴を示し、39
は振動子10の出力端の外周面より径方向内側に向けて
形成された工具用穴を示し、40は超音波ホーン18と
ブースタ19とを結合するための頭無しボルトを示し、
41は超音波ホーン18とブースタ20とを結合するた
めの頭無しボルトを示し、42はブースタ19と振動子
10の出力端とを結合するための頭無しボルトを示して
いる。これらの頭無しボルト40〜42は、それぞれの
後端面に、図示をしない六角レンチのような締結工具の
断面六角形状に形成された先端部を内接嵌合するための
工具用穴を有している。
【0009】超音波ホーン18とブースタ19とは図8
に示すように頭無しボルト40で機械的に接続される。
具体的には、頭無しボルト40の図外の工具用穴に挿入
した締結工具を利用し、頭無しボルト40の先端部を超
音波ホーン18のねじ穴25に強固に締結した後に、頭
無しボルト40の工具用穴から締結工具を引き抜き、超
音波ホーン18より軸方向外側に突出する頭無しボルト
40の後端部にブースタ19のねじ穴31を締結し、さ
らに、超音波ホーン18の工具用穴27に図示しない上
記とは別の締結工具を挿入する一方、ブースタ19の工
具用穴32に上記とは別の締結工具を挿入した状態にお
いて、例えば、締結工具で超音波ホーン18を回転しな
いように保持しながら、締結工具でブースタ19を周方
向の一方向に回転操作して、ブースタ19のねじ穴31
を頭無しボルト40の後端部に強固に締結する。この締
結によって、ブースタ19の嵌合凹部30が超音波ホー
ン18の嵌合突起23に外接嵌合して頭無しボルト40
とねじ穴31との間の微少ながたつきを解消し、超音波
ホーン18とブースタ19とが一体不可分の状態で正確
に同軸状態に結合し、超音波振動が超音波ホーン18と
ブースタ19との間で適切に伝達する状態となる。要す
るに、超音波ホーン18とブースタ19とを頭無しボル
ト40で締結した状態において、嵌合凹部30と嵌合突
起23とが整合した状態で嵌合することにより、超音波
ホーン18とブースタ19とが正確に同軸状態に結合し
て、嵌合凹部30と嵌合突起23との端面同士が突き当
て状態に面接触することで、超音波振動の伝達が効率良
く行われる。また、図8を参照すれば、図4に示す超音
波ホーン18とブースタ20とを頭無しボルト41で一
体不可分に結合する手順、ブースタ19と振動子10の
出力端とを頭無しボルト42で結合する手順は容易に理
解できるであろう。この図4に示す共振器7によれば、
超音波ホーン18、ブースタ19,20及び振動子10
のそれぞれが工具用穴27,28,32,32L,3
3,33L,39を備えているので、前記超音波ホーン
18、ブースタ8,9及び振動子10相互の頭無しボル
ト40〜42による組み立て作業、組み立て解除作業及
び再組み立て作業などを簡単かつ適切に行える。しか
も、締結工具による引っ掻き傷やめくれなどの損傷が超
音波ホーン18、ブースタ19,20及び振動子10の
外周面に付くことを阻止でき、振動分布及び共振周波数
のチューニングを確保できる。換言するならば、共振器
7に引っ掻き傷やめくれなどが付いた場合には、共振器
7の全体の重量バランスが崩れ、振動分布及び共振周波
数のチューニングが狂ってしまう。
【0010】図5は前記支持部材を示す斜視図である。
この図5において、支持部材5は、ベースプレート部5
1と、このベースプレート部51の左右両端に下方に突
出された状態で設けられた一対の保持部52,53とを
備えている。これらの保持部52,53には振動子10
を含む共振器7を取り付けるための貫通孔54,55を
左右方向で同軸状態に形成してある。これらの貫通孔5
4,55の直径は貫通孔54,55の周壁を形成する部
分に形成された割り溝56,57により可変する状態に
なっている。割り溝56,57の下側において、保持部
52,53のそれぞれには、図6に示すように、ねじ穴
58がその中心を上下方向に向けた状態で形成されてい
る。このねじ穴58の上部は割り溝56,57に貫通し
ている。このねじ穴58の下部には、保持部52,53
の下面より上方に進行させたざぐり加工によるざぐり穴
59を形成してある。したがって、ざぐり穴59より図
外のねじをねじ穴58に締結し、ねじ穴58より上方に
突出したねじの先端部が保持部52,53における割り
溝56,57の上側まわりの面を押圧する反作用とし
て、保持部52,53における割り溝56,57の下側
まわりの部分が保持部52,53における割り溝56,
57の左側に対向する部分P1を中心として下方に撓
み、結果として、貫通孔54,55の直径が拡大する。
前記ざぐり穴59の図5における左右において、保持部
52,53のそれぞれには、図7に示すように、ねじ挿
入用孔60がその中心を上下方向に向けた状態で形成さ
れている。このねじ挿入用孔60の上部は割り溝56,
57に貫通している。このねじ挿入用孔60の下部に
は、保持部52,53の下面より上方に進行させたざぐ
り加工によるざぐり穴61を形成してある。ねじ挿入用
孔60と上方で対向する位置において、保持部52,5
3のそれぞれにはねじ穴62を同軸状態に形成してあ
る。したがって、図示しない頭付きボルトをざぐり穴6
1よりねじ挿入用孔60を経由してねじ穴62に締結す
ると、保持部52,53におけるねじ挿入用孔60まわ
りの部分が、保持部52,53における割り溝56,5
7の左側に対向する部分P2(図6のP1と同一部分)
を中心として上側に撓み、結果として、貫通孔54,5
5の直径が縮小し、貫通孔55,54内に共振器7のフ
ランジ37,37Lを偏加重をかけることなく同軸状態
に保持することができる。つまり、この実施形態では、
共振器7及び振動子10からなる構成体を支持部材5に
取り付ける場合、前述した図6の構造により貫通孔5
4,55の直径を共振器7におけるフランジ37(図8
参照)の外径よりわずかに拡大するように開かせてお
き、その状態において、左側のブースタ20を先頭に
し、そのブースタ20を右側の保持部52の貫通孔54
から左側の保持部53の貫通孔55に挿入配置すると共
に、右側のブースタ19を右側の保持部52の貫通孔5
4に挿入配置した後に、図6のねじ穴58に締結した図
示しないねじを後退させて、当該ねじの先端を保持部5
2,53での割り溝56,57の上側まわりの面より離
す一方、前述した図7の構造により貫通孔54,55の
直径を縮小し、当該貫通孔54,55の内周面を上記フ
ランジ37の外周面に接触させる。その後、図7に示す
ねじ穴62に図示しない頭付きねじをざぐり穴61及び
ねじ挿入孔60を経由させて締結すれば、フランジ3
7,37Lが保持部52,53で把持され、共振器7と
振動子10とからなる構成体が左右の保持部52,53
に跨がる状態で支持部材5に組み付けられる。再び、図
5において、ベースプレート部51は、保持部52,5
3に連接されたビーム62と、連結部材6(図2参照)
に支持部材5を図外の頭付きボルトで取り付けるための
貫通孔63とを備えている。
【0011】一方、共振器7は、超音波発振器8から振
動子10に伝達される超音波振動の周波数によって決ま
る共振周波数に整合するように、超音波ホーン18とブ
ースタ19,20の形状を製作してある。この実施形態
の場合、超音波ホーン18を共振周波数の1波長分の長
さとなるように形成し、ブースタ19,20を共振周波
数の1/2波長分の長さとなるように形成して、チュー
ニングが取れた状態になっている。
【0012】次に、この実施形態の動作を説明する。図
外の圧力空気供給回路の空気供給経路切り替えにより、
図1〜2に示すように、エアシリンダ3のピストンロッ
ド4が縮小駆動し、接合作用部11が振動子10から共
振器7への超音波振動の伝達方向と直交する方向で受け
台13から上方に離れる方向に所定距離移動した後に、
ピストンロッド4の縮小駆動が停止し、接合作用部11
が上昇限度位置に停止することにより、接合作用部11
の下面と受け台13の上面との間には複数の被接合部材
W1,W2の互いに重ね合わされた被接合部分Waの入
出用の所定空間を形成させておく。この接合作用部11
が上昇限度位置に停止した状態において、受け台13の
上面の接合作業領域に複数の被接合部材W1,W2を互
いに重ね合わせた状態で搭載する。引き続き、圧力空気
供給回路の空気供給経路切り替えにより、ピストンロッ
ド4が弾性部材15の弾性力に抗して伸長駆動して下降
限度位置に停止する過程において、受け台13の上面に
搭載された被接合部分Waの上面が共振器7の接合作用
部11の下面に押圧されて接触すると共に、被接合部分
Waの下面が受け台13の上面に押圧されて接触し、被
接合部分Waが受け台13と接合作用部11とでそれら
の間に加圧保持される。この被接合部分Waの加圧保持
完了後、または加圧保持以前のうちのいずれかにおい
て、超音波発振器8から振動子10に高周波エネルギを
供給して、振動子10に超音波振動を発生させる。この
超音波振動に共振器7が共振し、接合作用部11がエア
シリンダ3による加圧方向と直交する方向に最大振動振
幅を以て振動して被接合部分Waの重ね合わせ面間を非
溶解接合する。この実施形態によれば、支持用突起1
6,17が接合作用部11の両側の最小振動振幅点f
2,f8に設けられていることから、振動子10から共
振器7の接合作用部11に伝達される超音波振動のエネ
ルギの一部が、支持用突起16,17で消費されること
はなく、振動子10から接合作用部11に効率良く伝達
される。よって、接合作用部11の接合強度がばらつく
ことなく安定し、接合不良の発生率が著しく低減する。
しかも、図8に示すように、支持用突起16に緩衝筒体
35及び環状連結壁36を介して連接された環状のフラ
ンジ37が保持部52の貫通孔54に挿入された状態で
結合されていることから、共振器7は保持部52にフロ
ーティング状態で機械的に一体に組み付けられる。よっ
て、振動子10から共振器7のブースタ19に伝達した
超音波振動のエネルギが支持用突起16、緩衝筒体35
及び環状連結壁36などで消費されることもなく、ブー
スタ19から超音波ホーン18に効率良く伝達する。最
後に、接合作用部11と受け台13とによる被接合部分
Waへの加圧保持が解除された後に、受け台13の上面
と接合作用部11の下面11aが上記接合の完了した被
接合部分Waから瞬時に離れ、当該接合の完了した被接
合部分Waを介して一体となった複数の被接合部材W
1,W2を受け台13と接合作用部11との間に形成さ
れた所定空間から取り出すことによって、接合の一工程
が終了する。
【0013】一方、この実施形態によれば、作業空間2
が左右に開放されているから、共振器7を別の共振器と
交換する場合、図1に示すように、エアシリンダ3を縮
小駆動して、支持部材5が上昇限度位置に停止し、共振
器7が作業空間2の上部に左右方向で横置き状態に保持
された状態において、支持部材5の左右の貫通孔54,
55(図5参照)の直径を開き、振動子10を手で持っ
て側方に引く抜くことにより、共振器7を支持部材5か
ら取り外せる。その後、共振器7を振動子10から取り
外し、当該振動子10に別の共振器を頭無しボルト42
(図4参照)で結合し、この振動子10と一体になった
共振器を前述と同様に支持部材5に側方より挿入して横
置き状態に装着すればよいので、共振器7の交換が容易
に行える。
【0014】さらに、この実施形態によれば、図4に示
すように、共振器7がその外周面に複数の接合作用部1
1を有しているので、例えば、一つの接合作用部11の
下面11aの面性状を網目、他の一つの接合作用部11
の下面11aの面性状を縦溝、さらに別の一つの接合作
用部11の下面11aの面性状を横溝、また別の一つの
接合作用部11の下面11aの面性状を平滑というよう
に、複数の接合作用部11の下面11aの面性状を異な
る複数の種類に形成しておくことによって、複数の被接
合部材W1,W2の素材が異なった場合でも、振動子1
0を含む共振器7を支持部材5に対し周方向に回転操作
して、その異なる素材に合う接合作用部11を受け台1
3と対向するように配置すれば、その異なる素材の接合
に対応することができ、一台の超音波接合装置で複数の
種類の接合作業を適切に実行することができる。また、
複数の接合作用部11の下面11aの面性状を一つにし
た場合には、一つの接合作用部11が摩耗した場合に、
別の接合作用部11を使用することにより、一つの共振
器7で行える接合作業の回数を複数倍に増やすことがで
きる。
【0015】なお、前記実施形態では共振周波数の1波
長分の長さを有する超音波ホーン18を図示して説明し
たが、共振周波数の2倍、3倍、4倍、5倍などのよう
に整数倍と長くした超音波ホーンを使用すれば、被接合
部材W1,W2が長くても、接合作業のしやすさを確保
できる。いずれの場合にあっても、超音波ホーン18と
ブースタ19,20との結合面21,22を応力がゼロ
となる最大振動振幅点に設定し、ブースタ19,20の
支持部としての支持用突起16,17は最小振動振幅点
に設定することは必要である。また、前記実施形態では
丸棒状態に形成した超音波ホーン18を図示してある
が、被接合部材の材質や被接合部分の面積や厚さなどに
よる物理的性質に接合作用部の下面11aを合わせるこ
とから、例えば角棒状態の上下面に複数の接合作用部を
設けたものなど種々の形態が有り、それらの中から対象
とする被接合部材の形状や材質などの物理的性質に最適
な超音波ホーンを選択して使用することができる。
【0016】また、前記実施形態では振動子10の出力
端に共振器7を一体に結合した場合を図示して説明した
が、共振器7と振動子10との間に1/2波長分の整数
倍の長さを有する例えばチタン、アルミニウムまたは焼
き入れされた鉄などのいずれかの材質からなる棒状の中
間ブースタを使用して、接合作用部11における振動振
幅を変化させることも可能である。この中間ブースタに
ついて図9を用いて説明する。この図9において、中間
ブースタ70は1/2波長分の長さを有し、その1/4
波長分に相当する一半部を直径の小さな小径部71と
し、他半部を直径の大きな大径部72とし、大径部72
と小径部71との連接部73は断面が円弧面を有して応
力集中を和らげる形状で大径部72と小径部分71とに
滑らかに連なっている。この連接部73は大径部72と
小径部分71との周方向の全域にわたって形成されてい
る。中間ブースタ70の両端面の中心にはねじ穴74,
75を軸方向内側に向けて形成し、中間ブースタ70の
外周面には工具用穴76を径方向内側に向けて形成して
ある。また、中間ブースタ70は大径部72と小径部分
71との体積比によって、振動振幅の入出力比(倍率)
を変化させる構成であることから、例えば、大径部72
の体積が小径部71の体積の2倍となるように、大径部
72と小径部71との直径を設定し、図8に示す頭無し
ボルト42をブースタ19に残存させた状態で、振動子
10を共振器7のブースタ19より取り外し、大径部7
2を頭無しボルト42に相当する図外のねじを用いて振
動子10の出力端にねじ穴75,38を介して結合し、
小径部71をブースタ19に当該ブースタ19より突出
した頭無しボルト42の後端部を用いてねじ穴74,3
4を介して結合した場合には、この中間ブースタ70を
使用したときの共振器の接合作用部11における振動振
幅は、中間ブースタ70を使用しないときの2倍とな
る。また、図8に示す頭無しボルト42をブースタ19
に残存させた状態で、振動子10を共振器7のブースタ
19より取り外し、小径部71を頭無しボルト42に相
当する図外のねじを用いて振動子10の出力端にねじ穴
74,38を介して結合し、大径部72をブースタ19
に当該ブースタ19より突出した頭無しボルト42の後
端部を用いてねじ穴75,34を介して結合した場合に
は、この中間ブースタ70を使用したときの共振器の接
合作用部11における振動振幅は、中間ブースタ70を
使用しないときの1/2倍となる。このように、中間ブ
ースタ70を使用する場合においても、装置本体1の作
業空間2が図1に示すように左右方向に開放されている
ので、共振器7を支持部材5に取り付けた状態で、中間
ブースタ70を共振器7に取り付けることができる。
【0017】前記実施形態では最大振動振幅点f5に接
合作用部11を有する共振器7を使用した場合を図示し
て説明したが、これに限定されるものではなく、図示は
省略するが、例えば超音波ホーンの中央部に最小振動振
幅点を設定し、その最小振動振幅点を中心とした十字形
の振動変換部を設けると共に、振動変換部の十字形平面
に接合作用部を設け、振動変換部で超音波振動の伝達方
向をそのまま直進する方向と直交する方向とに変換し、
直進方向の超音波振動と直交方向の超音波振動との双方
の合成振動エネルギを使用する共振器を装置本体1側の
支持部材5に支持用突起16,17を介して両端支持し
た横置き状態で保持し、被接合部分Waを超音波接合す
ることも可能である。
【0018】
【発明の効果】この発明は次のような効果を有する。請
求項1によれば、作業空間を前方及び左右に開放した状
態に形成すると共に、共振器を受け台より上方の作業空
間内に接合作用部の両側で両端支持した横置き状態で保
持したから、共振器を作業空間の横方向より容易に交換
することができる。また、上下動作しない静止状態で作
業空間内の下部に配置された受け台に被接合部分を搭載
し、その上方より共振器を加圧機構で下降動作するか
ら、この接合作用部と受け台とで被接合部分を静止状態
のまま横ずれなく適切に加圧した状態で保持して、縦波
の超音波振動のエネルギで接合することができる。請求
項2によれば、共振器を超音波ホーンとブースタとをね
じで同軸状態で一体に結合したから、超音波ホーンの接
合作用部の摩耗したときの交換性、共振器における振動
分布及び共振周波数のチューニングの取り易さ、被接合
部材の材質や被接合部分の面積や厚さなどによる物理的
性質に適合させる超音波ホーンの互換性、製作不良に対
する作り易さなど、実用的な利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の一形態としての超音波接合装置を示す
斜視図。
【図2】 図1のA−A線断面図。
【図3】 同実施形態の振動子と共振器と超音波振動と
応力との位置関係を示す模式図。
【図4】 同実施形態の振動子と共振器とを分解した状
態で示す斜視図。
【図5】 同実施形態の支持部材を示す斜視図。
【図6】 図5のB−B線断面図。
【図7】 図5のC−C線断面図斜視図。
【図8】 図5のD−D線に相当する保持部への共振器
の取り付け状態を示す断面図。
【図9】 同実施形態の中間ブースタを示す縦断面図。
【図10】 従来の超音波接合装置を示す側面図。
【符号の説明】
1 装置本体 2 作業空間 3 エアシリンダ(加圧機構) 5 支持部材 7 共振器 18 超音波ホーン 19,20 ブースタ 40〜42 頭無しボルト W1,W2 被接合部材 Wa 被接合部分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の被接合部材の互いに重ね合わされ
    た被接合部分を縦波の超音波振動で接合する超音波接合
    装置であって、前方及び左右に開放された作業空間を形
    成した装置本体と、作業空間内の下部に配置され上記被
    接合部分を搭載するための受け台と、上記超音波振動を
    発生する振動子と、この振動子の出力端に一体に結合さ
    れ当該振動子からの超音波振動と所定の共振周波数で共
    振すると共に外周面に一体に突出された状態に設けられ
    た接合作用部及び接合作用部より両側に離れた位置で外
    周面に一体に突出された状態に設けられた支持部を有す
    る共振器と、この振動子を含む共振器を振動子から共振
    器への超音波振動子の伝達方向と直交する方向で受け台
    から離れる方向に所定距離上昇させることにより受け台
    と接合作用部との間に被接合部分の入出用空間を形成す
    ると共に共振器を振動子から共振器への超音波振動子の
    伝達方向と直交する方向で受け台に近づく方向に所定距
    離下降させることにより受け台と接合作用部とでそれら
    の間に被接合部分を加圧した状態で保持するために装置
    本体の作業空間の上部を区画した部分の内部に装置され
    た加圧機構と、この加圧機構の出力端に取り付けられ受
    け台より上方の作業空間内に共振器を支持部を介して両
    端支持した横置き状態で保持する支持部材とを備えたこ
    とを特徴とする超音波接合装置。
  2. 【請求項2】 複数の被接合部材の互いに重ね合わされ
    た被接合部分を縦波の超音波振動で接合する超音波接合
    装置に用いられ振動子からの超音波振動と所定の共振周
    波数で共振すると共に外周面に一体に突出された状態に
    設けられた接合作用部及び接合作用部より両側に同一間
    隔離れた位置で外周面に一体に突出された状態に設けら
    れた支持部を有する共振器であって、接合作用部を有す
    る超音波ホーンと支持部を有する二つのブースタとの少
    なくとも3体に分割し、超音波ホーンの両端にブースタ
    のそれぞれをねじを介して同軸状態で一体に結合したこ
    とを特徴とする共振器。
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