JP2022515380A - 支持部材を有する超音波溶接システム - Google Patents

支持部材を有する超音波溶接システム Download PDF

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Abstract

本発明はソノトロードとコンバーターを有する超音波振動ユニットを備えた超音波溶接機に関し、ソノトロードとコンバーターは長手軸線に沿って互いに並置されており、超音波振動ユニットは長手軸線の方向の波長λの超音波振動で共鳴させることができる。超音波溶接システムを提供することを簡単かつ高速、高精度の調整のソノトロードのシール面をアンビルに対して簡単、迅速、且つ高精度に調整できるようにする超音波溶接機を提供するために、本発明により、ソノトロードに長手軸線に対して垂直に加えられた力を支持するための支持部材が設けられており、ソノトロードと支持部材は互いに対応する支持面を有し、これらの支持面は、当該支持面が互いに接触するとソノトロードが支持部材に対して長手軸線の方向で相対的に移動することを妨げ、且つソノトロードが長手軸線を中心に回転することを妨げないように構成されていることが提案される。【選択図】図1

Description

本発明は、ソノトロードとコンバーターを有する超音波振動ユニットを備えた超音波溶接機に関する。ソノトロードとコンバーターは長手軸線に沿って互いに並置されており、超音波振動ユニットは長手軸線の方向の周波数f=v/λの超音波振動で共鳴させることができ、vは超音波振動ユニット内における音響超音波振動の伝播方向であり、λは超音波振動の波長である。超音波振動ユニット内で振動ノードと振動極大点を有する定常波が形成される。最も単純なケースでは、ソノトロードは正確に1つの振動ノードと2つの振動極大点を示す。即ち、ソノトロードの長さは共鳴振動の半波長λ/2に相当する。
通常、超音波溶接機はアンビルを有しており、被加工材はソノトロードのシール面とアンビルのシール面との間に配置される。アンビルは相手工具とも呼ばれる。
加工のために超音波振動ユニットは保持されなければならない。したがって超音波振動ユニットは相応の保持具を備えている。
溶接品質に対する要求はますます高くなっている。そのうえ金属などの材料を溶接加工すると、ソノトロードのシール面に著しい摩耗を来たし、そのためソノトロードを頻繁に交換することが必要となる。一部では既に複数のシール面を備えたターニングソノトロードが提案されており、1つのシール面が摩耗したらソノトロードを回転させて新しいシール面で引き続き加工できるようになっている。
特に金属溶接で高い溶接品質を達成するために、ソノトロードとアンビルのシール面を非常に正確に互いに平行に位置決めすることが必要である。特に超音波振動ユニット若しくはソノトロードのシール面をアンビルに対して平行に位置決めすることは、既知の超音波溶接機では非常に面倒であり、往々にして特別訓練を受けた要員にしか実施できず、このことは特にソノトロードを頻繁に交換する場合は加工プロセスを不都合に中断することにつながる。たとえターニングソノトロードを使用しても、ソノトロードを回転させるたびに新たにアンビルに対して正確に平行に位置決めしなければならないので、この点は何も変わらない。
(原文に記載なし)
それゆえ、本発明の課題は、ソノトロードのシール面をアンビルに対して簡単、迅速、且つ高精度に調整できるようにする超音波溶接機を提供することである。
上記の課題は、ソノトロードに長手軸線に対して垂直に加えられた力を支持するための支持部材が設けられており、ソノトロードと支持部材は互いに対応する支持面を有し、これらの支持面は、少なくともソノトロードに長手軸線に対して垂直に力が加えられると、互いに接触し、支持面は、当該支持面が互いに接触すると、ソノトロードが支持部材に対して長手軸線の方向で相対的に移動することを妨げ、且つソノトロードが長手軸線を中心に回転することを妨げないことによって解決される。
それゆえ支持部材は基本的に1回だけ位置決めする必要がある。本発明による対応する支持面の配置により、超音波振動ユニットを軸方向で位置決めするために、ソノトロードをその支持面で支持部材の対応する支持面に当てるだけでよい。支持部材はソノトロードが長手軸線を中心に少なくとも一定程度回転することを可能にするので、角度位置はその後で設定できる。ソノトロードの支持面はソノトロードに配置されている。したがって支持面はソノトロードの一部であり、同じ材料片から作られるか、又はソノトロードと形状的に接続されている。
この実施形態は、さらに超音波振動ユニットがソノトロードではなく、コンバーター又はソノトロードとコンバーターとの間に中間接続された振幅変換器に配置されていると特に有利である。なぜなら溶接中にソノトロードに加わる力が大きなてこの作用を持ち、これが支持部材によって吸収できるからである。ソノトロードとアンビルのシール面が互いに正確に平行に位置合わせされた場合でも、これはソノトロードが長手軸線に対して横断方向に曲げモーメントが負荷されると変化する。このことは、ソノトロードのシール面が長手軸線に対して垂直に位置決めされていない場合は常に起こる。特に金属溶接の場合にはソノトロードのシール面は通常、シール面上の垂線が長手軸線に対して直角をなすように向けられている。しかも金属溶接では比較的高い力を加える必要があるため、超音波振動ユニットの撓みを招き、その結果としてソノトロードのシール面はもはやアンビルのシール面と正確に平行に位置合わせされなくなり、これにより溶接品質が低下する。さらに大きい曲げモーメントによって超音波振動ユニットの部品も損傷する可能性があるが、これは回避すべきである。支持部材によって撓みと、それによる平行性からの偏差が低減され、保持具又は超音波振動ユニットの部品の損傷が避けられる。
例えばソノトロードが突起を備え、支持部材が溝を備えて、この突起と溝が支持するために互いに係合するようにできる。代替として、ソノトロードが溝を備え、支持部材が突起を備えてもよい。突起と溝は対応する支持面を持っている。好ましくはソノトロードの突起又は溝は、共鳴振動の振動ノードに配置されている。振動ノードに配置することの利点は、対応する指示面が接触することにより共鳴振動が超音波振動に影響しないか、ごく僅かしか影響しないことである。突起をソノトロードに配置することが選好される。なぜならそうすると支持部材によって超音波振動は最も影響を受けないからである。
好適な実施形態では、突起と溝は台形断面を有する。例えば突起がソノトロードに配置されている場合、この突起は全周突起として形成されてよく、突起の厚さは半径方向に減少する。特に好適な実施形態において、支持面は突起によっても溝によっても、それらが平行に延びず長手軸線に対して90°未満の角度をなす2つの支持面セグメントを有するように形成されている。
この方策により、超音波振動ユニットの軸方向位置決めは非常に簡単で正確である。加えて、支持部材による超音波振動の影響を最小化できる。振動ノードでは縦方向の超音波振動は最小であるが、長手軸線に対して垂直の厚み振動はまさにここで最大である。この振動は、長手軸線上で垂線に対して傾いた支持面によっては僅かしか妨げられない。支持部材が、長手軸線に対して90°未満の角度をなす対応する支持面だけでソノトロードに接触する場合、影響はさらに軽減できる。
別の好適な実施形態では、相手工具が設けられており、ソノトロードと相手工具は長手軸線に垂直の方向で互いに相対的に移動でき、支持部材は、相手工具によって場合によってはソノトロードと相手工具との間に位置決めされた材料を介してソノトロードに加えられる力が支持部材に伝達されるように位置決めされている。これにより基本的に相手工具と支持部材は互いに向き合う側に位置決めされている。
別の好適な実施形態では、支持部材は、長手軸線に垂直な2つの位置の間で往復移動できるように構成されており、好ましくは支持部材を少なくとも1つの位置でロックできるロック装置が設けられている。
別の好適な実施形態では、超音波振動ユニットを保持するための保持具が設けられており、好ましくは保持具に支持部材が取り付けられている。
支持部材は保持具に対して保持位置と解放位置との間で往復移動できる。保持位置では対応する接触面は互いに接触しているのに対し、解放位置では超音波振動ユニットは長手軸線の方向で移動でき、この移動が支持部材によって妨げられることはない。
別の好適な実施形態では、保持具は角度位置決め装置を有しており、角度位置決め装置と超音波振動ユニットは、互いに形状的に接続できるように形成されていて、この形状接続によって超音波振動ユニットが長手軸線を中心に回転することは妨げられ、且つ超音波振動ユニットと保持具が長手軸線の方向で相対的に移動することは妨げられない。
この形状接続によって、超音波振動ユニットはその長手軸線を基準にした角度位置が設定される。回転位置を設定するには、超音波振動ユニットを角度位置決め装置と接続するだけでよい。その後で超音波振動ユニットの位置決めを、長手軸線の方向で少なくとも限られた範囲内で行うことができる。長手軸線を中心にそれ以上回転することは形状接続によって妨げられる。形状接続は、嵌め合いによって係合すると角度位置が長手軸線を基準にして所望された位置にあるように形成されている。回転方向でさらに調整する必要はない。したがってアンビルとソノトロードのシール面のほぼ完璧に平行な位置合わせを実現するために、超音波振動ユニットを角度位置決め装置とだけ接続すればよい。
したがって支持部材を用いて超音波振動ユニットの軸方向位置決めが設定される一方、回転位置決め装置を用いて超音波振動ユニットの長手軸線を基準にした角度位置が設定される。
好適な実施形態では、超音波振動ユニットは、少なくとも1つの凹部を備えた外側隆起を有しており、角度位置決め装置は凹部に対応する少なくとも1つの凸部を有していて、凸部は凹部に突入係合でき、それによって形状接続を実現する。
外側隆起は複数の凹部を備え、好ましくは角度位置決め装置は複数の凹部に対応する複数の凸部を有しており、特に好ましくは超音波振動ユニットは長手軸線を中心に互いに相対的に回転した複数の位置で角度位置決め装置と形状的に接続できる。
特に、ソノトロードが複数のシール面を備えたターニングソノトロードとして形成されている場合、最後に挙げた実施形態は有利である。形状接続によって角度位置決め装置と超音波振動ユニットの間の相対回動が妨げられている各位置において、超音波振動ユニットは複数のシール面の1つが最適に位置合わせされている回転位置にある。
外側隆起は任意に形成できる。例えば外側隆起はT字形断面を有してよい。外側隆起は1つのウェブと、このウェブの一方の側から直角に両側に延びる1つのフランジを有する。その際に、1つ以上の凹部を、好ましくはフランジ内に設けることができる。
角度位置決め装置の少なくとも1つの凸部は、超音波振動ユニットとの形状接続を提供できる限り、原則として任意の方向に延びてよい。好適な実施形態では、角度位置決め装置の凸部は軸方向に延びている。
別の好適な実施形態では、外側隆起の少なくとも1つの凹部と角度位置決め装置の凸部は互いに対応する接触面を有しており、これらの接触面は、超音波振動ユニットを長手軸線を中心に回転させて角度位置決め装置内に挿入すると互いに接触し、ここで好ましくは凹部及び/又は凸部の接触面は長手軸線に対して傾いている。基本的にこの実施形態は、一方の
角度位置決め装置と、他方の超音波振動ユニットとの噛み合いを構成している。
形状接続を可能な限り遊びなく形成するために、好適な実施形態では、凸部及び/又は凹部は先端が尖っているように形成されており、その結果として接触面は長手軸線に対して傾いている。例えば凸部と凹部はハースセレーションとして形成できる。
別の好適な実施形態では、角度位置決め装置は、角度位置決め装置を機台に固定するための固定部材と、長手軸線の方向で固定部材に対して2つの位置の間で往復移動できる連結部材とを有しており、連結部材と超音波振動ユニットとの間で形状接続を形成できる。連結部材は位置の1つで弾性的に付勢されていてよい。
角度位置決め装置が2部分からなることにより、連結部材は超音波振動ユニットと形状接続でき、又は超音波振動ユニットとの係合が外れて、超音波振動ユニットがその長手軸線を中心に回転できるようにすることが可能である。
別の好適な実施形態では、固定部材と連結部材との間に圧力プレートが設けられており、連結部材は圧力プレートに対して長手軸線を中心に回転できる。さらに拘束装置が設けられていて、連結部材を拘束すると、連結部材が長手軸線を中心に回転することが妨げられるようにすることができる。好適な実施形態では、拘束装置は保持具に固定されている。
連結部材が固定部材に対して2つの回転位置の間で長手軸線を中心に往復回転できるようにする微調整装置を設けることができる。特に好ましくは微調整装置は、連結部材と接続可能な長穴を備えた調整部材と、この長穴に貫入するねじとからなり、ねじは保持具のねじ孔内に突入係合する。
連結部材が固定部材に対して回転可能であることは、ソノトロードのシール面とアンビルのシール面との平行性からの偏差がなおも存在する場合に補償する役に立つ。このことは微調整装置を用いて非常に正確に行うことができる。
別の好適な実施形態では、外側隆起はソノトロードに、又はソノトロードとコンバーターとの間に配置された振幅変換器に設けられており、好ましくは隆起は波長λ/2の共鳴振動の振動ノードに配置されている。振動ノードに配置することにより、保持具若しくは角度位置決め装置による共鳴振動への影響が最小であることが確保される。外側隆起が、1つのウェブと、このウェブの一方の側から直角に両側に延びる1つのフランジを有するT字形断面で形成されている場合は、ウェブは共鳴振動の振動ノードに配置すべきである。
別の好適な実施形態では、ソノトロードとコンバーターとの間に振幅変換器が設けられており、この振幅変換器はコンバーター及び/又はソノトロードと、長手軸線に垂直な平面の全ての方向で嵌合を提供する形状接続によって接続されている。例えば振幅変換器とコンバーターとの間、又は振幅変換器とソノトロードとの間の形状接続は、ピンとこれに対応する開口部とからなり、好ましくはピンは振幅変換器に配置され、対応する開口部はソノトロード又はコンバーターに配置されている。
ピンとこれに対応する開口部は、好ましくは長手軸線に対して回転対称に形成されておらず、ソノトロードの振幅変換器に対する回転位置決め、又はコンバーターの振幅変換器に対する回転位置決めは形状接続によって行われる。代替として、複数のピンとこれに対応する開口部を設けてよい。1つ以上のピンは、振幅変換器が所定の回転角度位置でのみソノトロード又はコンバーターと係合できるように形成されているべきである。
特に好適な実施形態では、ピンとこれに対応する開口部は、n数の回転軸を有する長手軸線を中心に回動対称を有する。ソノトロードがターニングソノトロードとしてm数の回転軸を有する長手軸線を中心に回動対称に形成されている場合、m=nであることが好ましい。言い換えれば、振幅変換器はn個の定義された回転角度位置でのみソノトロード又はコンバーターと係合できる。
この形状接続によって、通常は一方の振幅変換器と、他方のソノトロード又はコンバーターとの間で軸方向に移動可能にされる。構成要素を互いに固定接続するために、例えば振幅変換器はねじ孔を有し、ソノトロード又はコンバーターは段付き貫通孔を有し、段付き貫通孔を貫通するねじがねじ孔に突入係合することにより軸方向の固定を行うことができる。
代替として、開口部をピンに焼き嵌めすることもできよう。
別の好適な実施形態では、ピンとこれに対応する開口部は円錐状に形成されているか、又は円錐状部分を有するようにされている。円錐形状は一方では、ソノトロードと振幅変換器との間の接続、又は振幅変換器とコンバーターとの間の接続のセンタリングに用いられる。他方では、円錐形状により接続はセルフロックするように構成できる。それゆえ円錐角度は最大2°が有利である。
別の好適な実施形態では、クランプ装置を備えた保持具が設けられており、クランプ装置は、開いた位置と閉じた位置との間で往復移動できる。開いた位置で超音波振動ユニットを保持具から取り出すことができる。閉じた位置ではクランプ装置は少なくとも2つの保持点で超音波振動ユニットと接触してこれに力を加え、その結果超音波振動ユニットが保持される。保持点は、好ましくは外側隆起に配置されている。
特に好適な実施形態では、クランプ装置はスリット付きコレットスリーブとして形成されている。コレットスリーブは、超音波振動ユニットの部分の外面と対応して形成された内面を持っている。スリットは、スリーブの外面とスリーブの内面をつないでおり、そのためスリーブはスリットを限定する2つの向き合うスリット壁を有する。締め付け装置が設けられていて、それによりスリット壁を互いに向かって動かすことができ、そうすることで内面によって限定された空間が縮小されて超音波振動ユニットがスリーブ内部に締め付けられる。
例えば一方のスリット壁にねじ孔を設け、他方のスリット壁に段付き貫通孔を設けて、締め付け装置として働くねじが段付き貫通孔を通ってねじ孔に突入係合でき、ねじを回して両スリット壁を互いに向かって動かすことができる。
クランプ装置による超音波振動ユニットの損傷を防ぐために、好適な実施形態ではスリット壁が停止面として働くようにされている。したがって超音波振動ユニットの外面の一部とコレットスリーブの内面は、スリット壁が接触すると超音波振動ユニットが確実にクランプ装置によって保持されるように互いに同調されていて、超音波振動ユニットの損傷を来すことはない。
その他の利点、特徴及び可能な応用は、以下の本発明の好適な実施形態と付属の図面に基づいて明らかになる。
図1は、本発明による超音波溶接機の平面図である。 図2は、保持具のない図1による超音波溶接機の斜視図である。 図3は、振動構造のない図1による保持具の斜視図である。 図4aは、図1の連結部材の斜視図である。 図4bは、図1の角度位置決め部材の斜視図である。 図4cは、図1の角度位置決め部材の断面図である。 図4dは、図1の保持具の断面図である。 図5は、図1の実施形態の断面図である。 図6は、図1の振幅変換器の斜視図である。 図7は、図1のソノトロードの斜視図である。
図1には、本発明による超音波溶接機の第1の実施形態が示されている。この超音波溶接機は、特に金属の溶接のために意図されている。この超音波溶接機は、ソノトロード1、振幅変換器4及びコンバーター3を含む超音波振動ユニットを有する。超音波振動ユニットの構成要素は、長手軸線に沿って互いに並置されている。コンバーター3を用いて交流電圧が機械的な超音波振動に変換される。この機械的振動は振幅変換器4によって振幅が変えられ、周波数は変わらずにソノトロード1に伝達される。ソノトロード1は、コンバーター3とは反対側に合計4つのシール面2を有しており、これらは被加工材と接触することが意図されている。超音波振動ユニットはその個々の構成要素、即ちコンバーター3、振幅変換器4及びソノトロード1と互いに同調されていて、波長の超音波周波数で共鳴させることができるようになっている。そのためソノトロードの内部では縦半波の定常波が形成される。超音波振動ユニットは機台に保持されなければならない。このために保持具5が設けられており、これについては以下に詳しく説明する。
図2は、図1の実施形態の斜視図を示す。ここでは超音波振動ユニットの個々の構成要素、即ちコンバーター3、振幅変換器4及びソノトロード1は実質的に回転対称であり、ソノトロード1のコンバーター3とは反対側の端部のみ正方形に形成されており、正方形断面の各辺縁に溶接面2が設けられている。代替として、ソノトロードは他の断面、例えば三角形、正方形ではない四角形などを有することもできよう。
特に金属、わけても銅やアルミニウムなどの非鉄金属を超音波を用いて溶接する場合に、溶接面の著しい摩耗を来たし、そのため超音波溶接機は定期的な間隔で部分的又は完全に交換する必要がある。
図示されたソノトロード1は合計4つのシール面2を有するので、1つのシール面2が摩耗したら90°回転させて、この位置で引き続き使用できる。
金属を超音波で加工するために、被加工材はソノトロード1のシール面2と相手工具(図示せず)との間に配置し、次いで超音波振動ユニットを振動させて、シール面2を介して超音波振動を被加工材に伝達することができる。
図1の保持具5は、図3に個別に示されている。保持具はコレットスリーブとして形成されている。保持具は振幅変換器を完全に取り囲んでいることが分かる。但し、保持具はスリット11を有しており、これは保持具の2つの脚部材12、13によって形成される。図3に示す位置で振幅変換器4を軸方向で保持具5内に押し込むことができる。この位置で振幅変換器4、ひいては超音波振動ユニット全体を、保持具5の内部でその長手軸線を中心に回転させることができる。超音波振動ユニット若しくはソノトロード1のシール面2が所望の位置に達したら、直ちに脚部材13の内部にねじ孔として、且つ脚部材13の内部に貫通孔として形成された孔14に受容されているねじを用いて、脚部材12、13の両方を互いに向かって動かすことができる。その結果としてスリーブ状保持具5の内径は小さくなり、振幅変換器4は保持具5内で緊締されて、超音波振動ユニットはその長手軸線を中心にして保持具5に対して相対的に回動することがもはや可能ではなくなる。ここで留意すべきは、保持具が開いた状態で孔は緊締すべき振幅変換器の外径より最小限にのみ大きくすべきであることである。この超過寸法は0.1mm以下、好ましくは0.05mm以下、最も好ましくは0.02mm以下とすべきである。図示の実施形態では、脚部材12、13は停止面として働く対応するスリット壁を有している。このことは超音波振動ユニットの外面の一部とコレットスリーブの内面が、孔14内に突入係合するねじを用いて脚部材12、13を互いに向かって動かして、これらが停止面に接触した状況で超音波振動ユニットはコレットスリーブの内部で固定保持されるように構成されていることを意味する。この構成により、コレットスリーブは敏感な超音波振動ユニットに過大な圧力を加えることができないように確保される。したがって脚部材12、13の両スリット壁が互いに衝突した瞬間に、スリーブが超音波振動ユニットに付加する以上の力を超音波振動ユニットに加えることはできない。
好ましくはコレットスリーブは、超音波振動ユニットがコレットスリーブ内に受容されている場合に超音波振動装置に少なくとも100N・m、好ましくは少なくとも200N・m、最も好ましくは少なくとも300N・mのトルクを加えることができ、しかも超音波振動ユニットはコレットスリーブの内部でコレットスリーブに対して長手軸を中心に回転しないように構成されている。これにより超音波振動ユニットが保持具に保持されている間に、個々の構成要素、例えばソノトロードを超音波振動ユニットから取り外せることが確保されている。
他方、保持具が振幅変換器に加える締め付け力は、振幅変換器に対する締め付けの影響をできるだけ少なくするために、可能な限り小さく抑えるべきである。したがってコレットスリーブは、超音波振動ユニットに2000N・m以上、好ましくは1000N・m以上、最も好ましくは500N・m以上のトルクが加えられたら、超音波振動ユニットは保持具の内部で保持具に対して長手軸を中心に回転するように構成すべきである。これにより、保持具によって振幅変換器振に加えられる力は振動にほとんど影響しないことが確保されている。
図4aには、角度位置決め装置の連結部材8の斜視図が示されている。この角度位置決め装置は、ソノトロード1のシール面2の角度位置を簡単な方法で可能な限り正確に調整する働きをする。
角度位置決め装置は、スリーブとして形成された連結部材8を有する。連結部材のコンバーターと反対側には、一連の凸部27若しくは凹部28が配置されている。コンバーターハウジングの外径は連結部材の内径より小さく形成されているので、コンバーターを含む超音波振動ユニットは連結部材内を貫通できて凹部と凸部が互いに突入係合する。
特に図5から分かるように、振幅変換器は外側隆起を有しており、これはここではウェブ15と、第1のスリーブ部分16及び第2のスリーブ部分17を備えたフランジとから形成される。ウェブ15は、振動ノードで振幅変換器4と接続されている。振幅変換器4からウェブ15の端部で第1のスリーブ部分16がコンバーター3に向かって延び、第2のスリーブ部分17がソノトロード1に向かって延びている。第1のスリーブ部分16も第2のスリーブ部分17も、保持具5に対する接触面として働く全周カラー18を有する。この方式の固定により、超音波振動ユニットの振動特性に有意な影響を来さない保持が可能になる。
図6に振幅変換器4の斜視図が示されている。2つの全周カラー18が見て取れる。第1のスリーブ部分16は一連の凸部20若しくは凹部21を有しており、これらは角度位置決め装置の凸部27と凹部28に対応して形成されている。したがって角度位置決め装置の凸部27と凹部28は、凹部21及び凸部20と接続させることができる。この形状接続により、超音波振動ユニットが長手軸線を中心に回転することは妨げられるが、超音波振動ユニットと角度位置決め装置が長手軸線の方向で相対的に移動することは妨げられない。全周カラーの外径は、保持具の内径よりやや小さい。
図4bに回転位置決め装置の全体が図示されている。既に図4aに示した連結部材8は圧力プレート31に当接しており、また圧力プレート31はばね10を介して弾性的に固定部材9に配置されている。固定部材9は動かないように固定されている。圧力プレート31はばね10の作用により軸方向で固定部材9に対して動かすことができる。連結部材8は圧力プレート31に当接しているので、連結部材は圧力プレート31と共に軸方向で動く。連結部材8は、以下に説明するように、圧力プレート31に対して長手軸線を中心に2つの位置の間で往復移動できる。
図4cは、回転位置決め装置と共に示した保持具5の断面図である。
図2にも示されているように、ばね部材10は連結部材8を前方に、即ちソノトロード1に向かって押し、それによって振幅変換器4の凸部20及び凹部21と係合させる。
保持具5がまだその締め付けられた位置にない間は、超音波振動ユニットはその長手軸線を中心に回転でき、連結部材8は超音波振動ユニットの助けでばね10の力に抗して後方に、即ちコンバーター3に向かって押される。超音波振動ユニットはその長手軸線を中心に回転して、凸部20が凹部28内に進入する。それによって連結部材8は振幅変換器4のフランジと噛み合う。
図示の実施形態では、凸部20若しくは27の数及び凹部21若しくは28の数は、ソノトロード1のシール面2の数に等しい。それゆえ超音波振動ユニットが選択された角度位置でのみ装着できることが確保されている。
図示の実施形態では、さらに連結部材8が固定部材9に対して長手軸線を中心にわずかに相対回転することが可能である。このようなわずかな回転を実現するために、アイレット19として形成された調節部材が設けられ、連結部材8と取り外し可能に接続されている。ねじとして形成された微調整装置29が、この調節部材を保持具5と接続している。したがってねじ29を回すことにより、調節部材と接続された連結部材8を保持具5と固定部材9に対して所定の範囲で回動させて、角度位置の微調整を行うことができる。したがってねじ29は、アイレット19内に設けられた長穴の内部で軸方向にも半径方向にも少し遊びを持っている。
図4dに、角度位置決め装置の別の斜視断面図が示されている。アイレット19内にはねじ孔が設けられており、これにグラブねじ32が突入係合する。グラブねじ32を用いてアイレット19を連結部材8と締め付けることができ、その結果として連結部材8とアイレット19は一体的にのみ長手軸線を中心に回転させることができる。
保持具内部の超音波振動ユニットを最初に調節する際に、又は凸部20及び凹部21に対するシール面の角度位置が知られていない場合、グラブねじ32を緩めて超音波振動ユニットを保持具内に挿入できる。その結果、連結部材8はばね10の力に抗して固定部材9に向かって押され、次にその長手軸線を中心に回転されて、超音波振動ユニットの凸部20と凹部21が連結部材8の対応する凸部27と凹部28内に進入する。この位置で、連結部材8はばね10の力に基づいて再び固定部材から離れる方向に押される。このとき超音波振動ユニットは、シール面がほぼ所望の回転位置に来るまで長手軸線を中心に回転させることができる。グラブねじ32は緩めているので、連結部材8は超音波振動ユニットと共に回転するが、圧力プレート31はその位置に留まっている。
超音波振動ユニットのほぼ所望の回転位置に到達すると、直ちにグラブねじ32を固く締めて、アイレット19を連結部材8と接続できる。この時点で超音波振動ユニットをその長手軸線を中心にさらに回転させることは、ねじ29の回転により非常に限られた範囲でのみが可能である。
図6に見られるように、振幅変換器4はソノトロード1に面する側にピン22を有する。図7にはソノトロード1の斜視図が示されている。ソノトロード1はその振幅変換器4に面する側にピン22に対応する開口部26を有する。ピン22はカットアウト23を有しており、これは対応する開口部26にも同様に見られる。ピン22が開口部26に挿入されると、長手軸線を中心とする回転方向でソノトロード1と振幅変換器4に形状接続が生じる。
ソノトロード1は、段付き孔として形成された中央孔25を有し、これを通してねじを振幅変換器の対応する中央ねじ孔24に導入して、ソノトロード1を振幅変換器4に固定できる。
図5の断面図から分かるように、ソノトロード1は外側突起6を備えており、これは同様にソノトロード1の共鳴周波数の振動ノードにも配置されている。外側突起は図示の実施形態では全周に形成されている。保持具5には支持部材が固定されており、これは超音波振動ユニットを保持具に受容できる外側の位置と、支持部材が超音波振動ユニットの長手軸線の方向における移動を妨げる内側の位置との間で半径方向に可動である。支持部材7が望ましくなく外側の位置に向かって動くのを防ぐために、この位置で支持部材を拘束することができる。支持部材7は、外側突起6が進入する溝30を備えている。図5で上から被加工材によってソノトロードに力が加えられると、この力は支持部材7によって吸収される。振幅変換器4に設けられた包囲する保持具5は、加工場所、即ちシール面4から比較的遠く離れているので、シール面2に小さい溶接力が加えられただけでも超音波振動ユニットの屈曲を招くであろう。それゆえ支持装置7が設けられている。
超音波振動ユニットを保持具に受容するためには、最初に孔14内のねじによる締め付けを解除しなければならない。さらに支持部材7を半径方向外側にずらさなければならない。こうして超音波振動ユニットを保持具5に挿入できる。連結部材8と圧力プレート31は、ばね10のばね力に抗して固定部材9に向かって押されて、支持部材7が半径方向内側に動いて拘束された後で外側突起6が支持部材7の溝30内に進入する。これにより超音波振動ユニットの軸方向位置が設定される。次に超音波振動ユニットがその長手軸線を中心に回転して、連結部材8の凸部が第1のスリーブ部分16の対応する凹部と噛み合うことによって、角度位置決めが行われる。この位置で角度位置もほぼ完璧に調整されている。微調整は、微調整装置、即ちアイレット19とねじ29を用いて行われ、これらによって角度位置の微調整を行うことができる。
超音波振動ユニットの正しい位置に達したら、直ちに孔14内に突入係合する固定ねじを用いて脚部材12及び13を互いに向かって動かして、スリット11を縮小し、超音波振動ユニットを保持スリーブ内に包囲するように締め付けることができる。
1 ソノトロード
2 シール面
3 コンバーター
4 振幅変換器
5 保持具
6 外側突起
7 支持部材
8 連結部材
9 固定部材
10 ばね
11 スリット
12 脚部材
13 脚部材
14 孔
15 ウェブ
16 第1のスリーブ部分
17 第2のスリーブ部分
18 カラー
19 アイレット
20 凸部
21 凹部
22 ピン
23 カットアウト
24 中央孔
25 中央孔
26 開口部
27 凸部
28 凹部
29 ねじ
30 溝
31 圧力プレート
32 グラブねじ
33 スリット壁
34 スリット壁
特に金属溶接で高い溶接品質を達成するために、ソノトロードとアンビルのシール面を非常に正確に互いに平行に位置決めすることが必要である。特に超音波振動ユニット若しくはソノトロードのシール面をアンビルに対して平行に位置決めすることは、既知の超音波溶接機では非常に面倒であり、往々にして特別訓練を受けた要員にしか実施できず、このことは特にソノトロードを頻繁に交換する場合は加工プロセスを不都合に中断することにつながる。たとえターニングソノトロードを使用しても、ソノトロードを回転させるたびに新たにアンビルに対して正確に平行に位置決めしなければならないので、この点は何も変わらない。
また、特許文献1(国際公開第2006/036036号)は、ソノトロードと振幅変換器が又は振幅変換器とコンバーターがそれぞれ共に金属製スリーブによって接続されている、超音波システムを開示している。
また、特許文献2(米国特許第8353442号明細書)は、ソノトロードが振動を溶接対象物へ対象を定めて伝達することができるようにソノトロードを追加的に支持する、ソノトロードのための保持具を有する超音波溶接システムを開示している。さらに、特許文献3(独国特許出願公開第102013103887号明細書)は、ソノトロードが支持されている第1のベアリングを有する超音波溶接機を開示しており、特許文献4(スイス国特許発明第第403286号明細書)は、低レベルの曲げ剛性を有する平坦な部材であって、その平面がソノトロード先端の振動運動に対して直角に延びている平坦な部材によってソノトロード先端の圧力が生じる、超音波溶接機を開示している。
国際公開第2006/036036号 米国特許第8353442号明細書 独国特許出願公開第102013103887号明細書 スイス国特許発明第第403286号明細書

Claims (18)

  1. ソノトロードとコンバーターを有する超音波振動ユニットを備えた超音波溶接機であって、前記ソノトロードと前記コンバーターは長手軸線に沿って互いに並置されており、前記超音波振動ユニットは前記長手軸線の方向の波長λの超音波振動で共鳴させることができる、超音波溶接機において、
    前記ソノトロードに前記長手軸線に対して垂直に加えられた力を支持するための支持部材が設けられており、前記ソノトロードと前記支持部材は互いに対応する支持面を有し、これらの前記支持面は、少なくとも前記ソノトロードに前記長手軸線に対して垂直に力が加えられる時に互いに接触し、
    これらの前記支持面が互いに接触する時に前記ソノトロードが前記支持部材に対して前記長手軸線の方向で相対的に移動することを妨げ且つ前記ソノトロードが前記長手軸線を中心に回転することを妨げないようにこれらの前記支持面は構成されていることを特徴とする、超音波溶接機。
  2. 前記ソノトロードが突起を備えて前記支持部材が溝を備えているか、又は、前記ソノトロードが溝を備えて前記支持部材が突起を備えており、これらの突起と溝は対応する支持面を有し、好ましくは、前記ソノトロードの突起又は溝は波長λの共鳴振動の振動ノードに配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の超音波溶接機。
  3. 相手工具が設けられており、前記ソノトロードと前記相手工具は前記長手軸線に垂直の方向で互いに相対的に移動でき、前記支持部材は、前記相手工具によって前記ソノトロードに加えられた力が前記支持部材に伝達されるように位置決めされていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の超音波溶接機。
  4. 突起と溝は台形断面を有しており、好ましくは前記突起と前記溝は、それぞれ平行に延びず前記長手軸線に対して90°未満の角度をなす2つの支持面を有することを特徴とする、請求項2又は3に記載の超音波溶接機。
  5. 前記支持部材は、前記長手軸線に垂直な2つの位置の間で往復移動できるように構成されており、好ましくは前記支持部材を少なくとも1つの位置でロックできるロック装置が設けられていることを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の超音波溶接機。
  6. 前記超音波振動ユニットを保持するための保持具が設けられており、好ましくは前記保持具に前記支持部材が取り付けられていることを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載の超音波溶接機。
  7. 前記保持具は角度位置決め装置を有しており、前記角度位置決め装置と前記超音波振動ユニットは、互いに形状的に接続できるように形成されていて、この形状接続によって前記超音波振動ユニットが前記長手軸線を中心に回転することは妨げられ、且つ前記超音波振動ユニットと前記保持具が前記長手軸線の方向で相対的に移動することは妨げられないことを特徴とする、請求項6に記載の超音波溶接機。
  8. 前記超音波振動ユニットは、少なくとも1つの凹部を備えた外側隆起を有しており、前記角度位置決め装置は前記少なくとも1つの凹部に対応する少なくとも1つの凸部を有していて、前記少なくとも1つの凸部は前記少なくとも1つの凹部に突入係合でき、それによって形状接続を実現することを特徴とする、請求項7に記載の超音波溶接機。
  9. 前記外側隆起は複数の凹部を有し、好ましくは角度位置決め装置は複数の凹部に対応する複数の凸部を有しており、特に好ましくは前記超音波振動ユニットは前記長手軸線を中心に互いに相対的に回転した複数の位置で前記角度位置決め装置と形状的に接続できることを特徴とする、請求項8に記載の超音波溶接機。
  10. 外側隆起の少なくとも1つの凹部と前記角度位置決め装置の凸部は互いに対応する接触面を有しており、これらの接触面は、前記超音波振動ユニットを前記長手軸線を中心に回転させて前記角度位置決め装置内に挿入すると互いに接触し、好ましくは凹部及び/又は凸部の接触面は前記長手軸線に対して傾いていることを特徴とする、請求項7~9のいずれか一項に記載の超音波溶接機。
  11. 前記角度位置決め装置は、前記角度位置決め装置を機台に固定するための固定部材と、前記長手軸線の方向で固定部材に対して2つの位置の間で往復移動できる連結部材とを有しており、角連結部材と前記超音波振動ユニットとの間で形状接続を形成でき、前記角連結部材は位置の1つで弾性的に付勢されており、好ましくはこの付勢は少なくとも1つのばね部材を用いて行われることを特徴とする、請求項7~10のいずれか一項に記載の超音波溶接機。
  12. 外側隆起は前記ソノトロードに、又は前記ソノトロードと前記コンバーターとの間に配置された振幅変換器に設けられており、好ましくは隆起は波長λの共鳴振動の振動ノードに配置されていることを特徴とする、請求項7~11のいずれか一項に記載の超音波溶接機。
  13. 前記ソノトロードと前記コンバーターとの間に配置された振幅変換器が設けられており、前記振幅変換器は前記コンバーター及び/又は前記ソノトロードと、前記長手軸線に垂直な平面の全ての方向で嵌合を提供する形状接続によって接続されていることを特徴とする、請求項1~12のいずれか一項に記載の超音波溶接機。
  14. 前記振幅変換器と前記コンバーターとの間又は前記振幅変換器と前記ソノトロードとの間の形状接続は、ピンとこれに対応する開口部とからなり、好ましくピンは振幅変換器に配置され、これに対応する開口部は前記ソノトロード又は前記コンバーターに配置されていることを特徴とする、請求項13に記載の超音波溶接機。
  15. 前記ピンとこれに対応する開口部は前記長手軸線に対して回転対称に形成されておらず、好ましくは前記ピンとこれに対応する開口部はn数の回転軸を有する前記長手軸線を中心に回動対称に形成されていて、nは1より大きい自然数であり、特に好ましくは前記ソノトロードはm数の回転軸を有する前記長手軸線を中心に回動対称に形成されていて、mとnは等しいことを特徴とする、請求項14に記載の超音波溶接機。
  16. 前記ピンとこれに対応する開口部は円錐状に形成されているか、又は円錐状部分を有することを特徴とする、請求項14又は15に記載の超音波溶接機。
  17. 保持具はクランプ装置を有しており、前記クランプ装置は、前記超音波振動ユニットを保持具から取り出すことができる開いた位置と、前記クランプ装置が少なくとも2つの保持点で前記超音波振動ユニットと接触してこれに力を加え、その結果前記超音波振動ユニットが保持される閉じた位置との間で往復移動できることを特徴とする、請求項1~16のいずれか一項に記載の超音波溶接機。
  18. 前記少なくとも2つの保持点は外側隆起に配置されていることを特徴とする、請求項17に記載の超音波溶接機。
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