JPH0957270A - 強酸性水生成装置 - Google Patents

強酸性水生成装置

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JPH0957270A
JPH0957270A JP7222119A JP22211995A JPH0957270A JP H0957270 A JPH0957270 A JP H0957270A JP 7222119 A JP7222119 A JP 7222119A JP 22211995 A JP22211995 A JP 22211995A JP H0957270 A JPH0957270 A JP H0957270A
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water
liquid
liq
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strongly acidic
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JP7222119A
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Kazuyuki Nonomura
和幸 野々村
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体流通管路や混合液貯蔵タンクといった液
体が流通したり、液体を貯留する部分からの液漏れを早
期に発見できずに、漏電による電気的故障が生じ、さら
に火災や焼損等が惹起される問題を課題としている。 【解決手段】 原水の導入管から生成水を排出する排水
管までの液体流通管路12,24,35、前記混合液貯
蔵タンク20の外周部および前記液体流通管路12,2
4,35や混合液貯蔵タンク20の周囲に、液体が触れ
たときに検出信号を出力する液漏れ検出センサ44〜4
6を取り付け、この液漏れ検出センサ44〜46からの
検出信号を受けて電源を遮断するとともに、検出信号の
送出先に応じて表示手段2に液漏れ箇所を表示させる制
御を行う制御手段50を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原水を電気分解し
て強酸性水を生成する強酸性水生成装置に係り、特に、
装置本体内の液体の漏れを検出して電気回路部の故障や
焼損等の事故を未然に防止し得る強酸性水生成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】水道水等を原水として電解槽により電気
分解すると、この電解槽の陰極側からアルカリイオン水
が、陽極側から酸性水が生成されるが、原水に塩水を添
加して強く電気分解すると、強酸性水を生成することが
できる。この強酸性水は、電解槽の電極反応により発生
した塩素が気体水和の状態で水に溶けたものであり、塩
素の酸化力により迅速で強力な殺菌作用を有しているこ
とから、近時、医療従事者や入院患者の消毒等に好適で
あることが着目され、この強酸性水を生成する強酸性水
生成装置が病院等の医療施設に設置されるようになって
いる。
【0003】この強酸性水生成装置は、通常、装置本体
内に電解槽、電解電源および制御部等を内蔵している。
前記電解槽は、隔膜によって隔てられた陽極室と陰極室
とからなり、陽極室に陽極を配置する一方、陰極室に陰
極を対向して配置している。そして、この電解槽には給
水管が連結され、貯留する混合液貯蔵タンクからの混合
水と水道水とが導入されるようになっている。また、こ
の電解槽の陽極室および陰極室には、生成水の排出管が
それぞれ連結されている。なお、前記混合液貯蔵タンク
は、通常、装置本体の上部に設けた収容部に収容される
もので、この収容部の開口から出し入れして塩水を適宜
補充できる構造になっている。そして、この強酸性水生
成装置は、電解槽に混合水を導入し、電解電源から電解
槽の陽電極と陰電極とに直流電圧を印加して電気分解を
行い、陽極室で強酸性水を生成する一方、陰極室でアル
カリイオン水を生成して適宜取水するようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の強
酸性水生成装置は、装置本体内に塩水を貯留する混合液
貯蔵タンクを収容し、給水管および排水管をはじめ各部
を連結するパイプが縦横に配管されていることから、液
漏れが発生して故障が惹起される難点があった。例え
ば、混合液貯蔵タンクは、装置本体の上部に収容される
ために、塩水を補充するときに開口からこぼれ落ちるこ
とがある。また、塩水は自然水よりも浸透圧が高いこと
から、電磁弁等の弁取付部やパイプの継ぎ目等から漏れ
易く、一旦塩水が漏れると滴り落ちたり、他の部材を伝
って装置本体の各所に拡がることがある。
【0005】このような塩水の漏れに限らず、水道水や
生成水の漏れが生じると、装置本体の各部が腐食した
り、電気的なトラブルや火災発生につながる危険があっ
た。特に、前記電解電源の電源回路部や制御部の電子回
路等は、配線基板に各種部品を搭載することによって構
成され、装置本体の各所に配設していることから、前述
のように塩水が落下したり部材を伝わって侵入してくる
と、電気回路部が短絡して故障したり、漏電により火災
が惹起されて装置本体が焼損するおそれもあった。この
ような火災発生に到るまでもなく、電源回路部や電子回
路等が使用できなくなった場合、どの部分が故障してい
るか不良箇所の特定できないために、これら全てを交換
しなければならず、修理費が相当に高価なものとなって
いた。この点に鑑みて、配線基板を絶縁材料にてモール
ドして防水を図ることが試みられているが、塩水は自然
水よりも浸透圧が高いために微量でもモールドを介して
配線基板に侵入することがあり、前述のような不具合を
発生するという問題が残されていた。
【0006】そこで、本発明のうち請求項1項記載の発
明は、液体の漏れを検出する液漏れ検出センサを装置本
体の各所に取り付けて、液漏れを早期に発見することに
より、電気的故障を未然に防止するとともに、火災や焼
損等の問題を回避し得る強酸性水生成装置を提供するこ
とを目的としたものであります。また、本発明のうち請
求項2項記載の発明は、請求項1項記載の発明の構成に
おける液漏れ検出センサを取り付けが容易な材料で形成
して、液漏れの検出範囲を広め得る強酸性水生成装置を
提供することを目的としたものであります。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1項記載の発明は、原水に混合
液貯蔵タンクに貯蔵された電解液を混入し、この混合水
を陽極室と陰極室とに導入し、陽電極と陰電極とに電解
電圧を印加して電気分解し、前記陽極室側で強酸性水を
生成する強酸性水生成装置において、前記原水の導入管
から生成水を排出する排水管までの液体流通管路、前記
混合液貯蔵タンクの外周部および前記液体流通管路や混
合液貯蔵タンクの周囲に、液体が触れたときに検出信号
を出力する液漏れ検出センサを取り付け、この液漏れ検
出センサからの検出信号を受けて電源を遮断するととも
に、検出信号の送出元に応じて表示手段に液漏れ箇所を
表示させる制御を行う制御手段を設けたことを特徴とし
たものである。また、本発明のうち請求項2項記載の発
明は、請求項1項記載の発明における液漏れセンサが、
テープ状の導電性材料により形成されていることを特徴
とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例と共に説明する。図1は、本発明に係る強酸性水生
成装置の全体構成を示す断面図、図2は、同強酸性水生
成装置に液漏れ検出センサを配設した状態を示す説明図
である。
【0009】この強酸性水生成装置は、装置本体1に混
合液貯蔵タンク20、電解槽25、電解電源、生成水貯
蔵タンク36および制御部50等を設けるとともに、液
漏れ表示部2や液漏れ検出センサ44〜46を備えて構
成されている。
【0010】装置本体1は、縦長のボックス型で、全体
がパネルにより覆われており、底部1eに取り付けたロ
ーラ1fによって移動自在になっている。この装置本体
1は、背面1bから給水管12の端部12aと、外部排
水管35の端部35aとを突出させており、設置位置で
建物の水道管および排水管にそれぞれ接続可能となって
いる。この装置本体1は、前面1aに手洗台5を設けて
おり、この手洗台5の上部1c側には、図2に示す液漏
れ表示部2、表示部3、警報ブザー4およびタンク収容
口6を配設するとともに、2本の蛇口7,8を取り付け
ている。また、下部1d側には、蛇口9、生成水を排出
させる押ボタンスイッチ10およびフットスイッチ11
等が設けられている。
【0011】前記液漏れ表示部2は、複数の表示ランプ
を配設してそれぞれに液漏れ場所を記したプレートを取
り付けており、制御部41からの出力信号を受けて液漏
れ該当箇所に対応する表示ランプを点灯させ、利用者に
異常発生を知らせるようになっている。本例では、後述
のように液漏れ検出区域を明確にしていることから、表
示内容もこれに対応して装置本体1の上部、中央部およ
び下部と、混合液貯蔵タンク20の上部、中央部および
下部と、液体流通管路のうち給水管、混合液排出管、強
酸性水排水管およびアルカリ性水排水管といったように
明示している。なお、この液漏れ表示部2の近傍には、
他の表示部3も設けられており、主電源用漏電ブレーカ
のオン・オフ、電解電源のオン・オフ、混合液貯蔵タン
ク20内の貯蔵液量不足、生成水貯蔵タンク36内の貯
蔵液量不足等をそれぞれ表示可能としている。また、こ
の表示部3の近傍に警報ブザー4を内蔵しており、制御
部50から前記液漏れ表示部2に液漏れ表示指令の信号
や液量不足の表示指令等が出力されるとき、これに連動
して異常警報を放音する構成となっている。
【0012】前記タンク収容口6は、混合液貯蔵タンク
20の外形より若干大きい開口を上部1c側の前面パネ
ルに開設したもので、混合液貯蔵タンク20の出し入れ
を容易にしている。このタンク収容口6には、把手を備
えた開閉蓋を取り付けてタンク20の収容時に開口を閉
塞できるようにしてある。前記給水管12は、水道水の
導入路であって、電磁給水弁13、減圧弁14および定
流量弁15を介して流量計16に接続されている。この
流量計16の出口側給水管12には、混合器17、導電
率計18および温度計19が設けられている。そして、
混合器17には、逆止弁23が排出管24を介して接続
されている。また、温度計19側は、給水管12を介し
て電解槽25の下部側に接続されている。
【0013】前記混合液貯蔵タンク20は、強酸性水を
生成するために必要な高濃度の食塩水を約5l程度貯蔵
できる容積を有している。この混合液貯蔵タンク20
は、図2に示すように、液受け皿21の底部に載置され
ており、塩水の漏れを一時的に滞留できるようにしてい
る。また、この混合液貯蔵タンク20は、パルスモータ
によって吐出量が決定される定量パルスポンプ22を備
えている。この定量パルスポンプ22は、逆止弁23と
ともに、先端が混合液貯蔵タンク20内に延出し、他端
が給水管12の混合器17に連結された排出管24の管
路に設けられている。
【0014】前記電解槽25は、隔膜26によって隔て
られた陽極室25aと陰極室25bとからなり、陽極室
25aに陽極27を配置する一方、陰極室25bに陰極
28を対向して配置している。そして、陽極27は、図
示省略した電解電源の正側端子に、陰極28は安定抵抗
を介して電解電源の負側端子にそれぞれ接続されてい
る。この電解電源は、制御部50からの駆動信号によっ
て駆動し、直流の定電圧を電解槽25の両電極27,2
8に印加する。また、電解槽25は、下部側に接続され
た給水管12より水道水または混合水が導入される。さ
らに、陽極室25aおよび陰極室25bの上部側には排
水管がそれぞれ接続されており、電解により生成される
強酸性水が陽極室25a側の排水管から排水され、アル
カリイオン水は陰極室25b側の排水管から排水される
ようになっている。
【0015】これら排水管には、第1および第2の三方
弁31,32を介して第3の三方弁33が接続されてい
る。この第3の三方弁33は、出口側の一方が前記外部
排水管35に接続され、出口側の他方が生成水貯蔵タン
ク36に連通している。なお、この第3の三方弁33
は、強酸性水が生成されない起動時や電解終了時には、
外部排水管35側に切り換えられて直接排水するが、通
常の電解中は、生成水貯蔵タンク36側に送水して強酸
性水を貯蔵する流路を形成する。38は、生成水貯蔵タ
ンク36の強酸性水を吐出する吐出ポンプであり、電磁
弁39,40を介して前記蛇口7,9にそれぞれ連結さ
れている。
【0016】なお、上記強酸性水生成装置は、各種の電
子素子や回路構成部品を配線基板41〜43に搭載する
ことにより、前記電源部や電解電源の電源回路部、信号
処理部47および制御部50の電子回路等を構成してい
る。これらの配線基板41〜43は、図1および図2に
一部を示すように、装置本体1の各所に配設されてい
る。
【0017】前記液漏れ検出センサは、水道水、塩水、
混合水および生成水等の漏れを検出するもので、1対の
導電性テープA,Bを用いて構成されている。この導電
性テープA,Bは、柔軟性を有する金属箔や金属薄板に
白金メッキを施して両面接着テープの表面に粘着したも
のである。この導電性テープA,Bは、全体が柔かく裏
面が接着性を有しているので、何処にでも直接接着した
り、巻き付けて保持することができる。また、この導電
性テープA,Bは、各種のサイズが形成され、通常は2
枚を1組として用いることにより液漏れ検出センサ44
〜46を形成する。
【0018】これらの液漏れ検出センサ44〜46は、
図2に示す如く混合液貯蔵タンク20の上部、中央部お
よび下部の3箇所に配設している。上部側の液漏れ検出
センサ44は、混合液貯蔵タンク20に塩水を供給する
排出管24の上端部に、細幅の導電性テープ44A,4
4Bを2本平行に巻き付けて接着する。また、中央部の
液漏れ検出センサ45は、混合液貯蔵タンク20の外周
面に、2本の導電性テープ45A,45Bが平行となる
ように接着する。この場合は、混合液貯蔵タンク20の
どの面に液漏れが生じても検出可能なように、導電性テ
ープ45A,45Bを外周面全体に接着するのが好まし
い。そして、下部側の液漏れ検出センサ46は、混合液
貯蔵タンク20を載置する液受け皿21の内周面に、短
かめの導電性テープ46A,46Bを2本平行に接着す
る。この際、一方の導電性テープ46Aは、液受け皿2
1のほぼ中央に接着し、他方の導電性テープ46Bは、
底部側に接着しておくとよい。
【0019】さらに、この液漏れ検出センサは、図示省
略しているが装置本体1内の上部、中央部および下部の
3箇所に配設している。上部側としては、混合液貯蔵タ
ンク20の周囲、中央部は手洗台5の下部、背面1bの
内側、下部は装置本体1の底部に取り付ける。加えて、
液体流通管路のうち給水管12、混合液排出管24、強
酸性水排水管およびアルカリ性水排水管等にも配設す
る。この場合は、電磁弁の近傍や配管の接続部周囲に取
り付けるのがよい。
【0020】このように配設される液漏れ検出センサ
は、導電性テープA,Bの各金属側にリード線の一端部
を半田付けする一方、他端部は信号処理部47にそれぞ
れ接続するようになっている。この信号処理部47は、
図3に示すように、他方の導電性テープB側をアースし
てある各液漏れ検出センサの一方の導電性テープAに定
電圧を供給するようになっている。これにより、液漏れ
が生じたときに両導電性テープA,B間が通電して、供
給電圧が例えば、4V以下に低下すると液漏れの発生と
し、その液漏れ検出センサの設置場所を示す信号を制御
部50に送出する。また、図4に示す如く他方の導電性
テープBとアースとの間に電流計を接続することによ
り、液漏れによって1対の導電性テープA,B間が通電
し、電流計が一定以上の電流値を示したとき、前述の場
合と同様に制御部50に対して液漏れ場所を示す信号を
送出する構成としてもよい。
【0021】この制御部50は、CPUやメモリを備え
たマイクロコンピュータであって、装置全体の動作制御
を行い、前記押ボタンスイッチ10から送出されてくる
操作信号や各種センサからの検出信号に基づき、電解の
開始、終了を制御するとともに、混合液貯蔵タンク20
の塩水を水道水に混入する量や、前記両電極27,28
への印加電圧等をコントロールするようになっている。
また、この制御部50は、前記信号処理部47からの出
力信号に基づいて、警報ブザー4を動作させるととも
に、液漏れ表示部2に液漏れ場所を表示させる。そし
て、この液漏れ場所に応じて危険度の高い順に、まず、
図2に示した漏電ブレーカ48をオフにして電源を遮断
し、つぎに、定量パルスポンプ22の電源スイッチ49
を遮断し、さらに、液漏れ場所に最も近い配線基板への
供給電圧を遮断するといった制御を行う構成となってい
る。
【0022】しかして、上記強酸性水生成装置を使用す
る場合、利用者がフットスイッチ11を踏むと、制御部
50は水道水の導入を開始するとともに、電解電源を駆
動させる。また、パルスモータを回転駆動し、定量パル
スポンプ22により混合液貯蔵タンク20の塩水を混合
器17側に送水して水道水に添加させる。そして、この
混合水が電解槽25に流入するに伴って強い電解処理を
行わせる。この結果、陽極室25a側に成分の安定した
強酸性水が、陰極室25b側でアルカリイオン水がそれ
ぞれ生成される。強酸性水は、第1の三方弁31側に排
出され、生成水貯蔵タンク36に順次貯蔵される。一
方、アルカリイオン水は第2の三方弁32側に排出さ
れ、蛇口側に送給される。従って、強酸性水およびアル
カリイオン水を利用することができる。
【0023】このように、強酸性水生成装置は、水道水
を装置本体1内に導入し、塩水を添加して混合水から強
酸性水やアルカリイオン水を生成する水処理を行うた
め、稼働中、停止中にかかわらず前述の液体が漏れるこ
とがある。例えば、混合液貯蔵タンク20は、装置本体
1の上部に収容されるために、塩水を補充するときに開
口から溢れてこぼれ落ちることがある。また、塩水は自
然水よりも浸透圧が高いために、電磁弁等の弁取付部や
配管の継ぎ目等から漏れ易く、一旦漏れると配管を伝わ
って他の部材を介し各所に伝わることがある。混合液貯
蔵タンク20から漏れた場合は、外周面に取り付けた導
電性テープ44A,44Bが濡れて導通し、この液漏れ
検出センサ44から液漏れ検出信号が信号処理部47に
出力される。この信号処理部47は、液漏れ場所を示す
信号を制御部50に送出する。この制御部50は、警報
ブザー4を動作させるとともに、液漏れ表示部2に液漏
れ箇所を表示させる。
【0024】よって、利用者は、警報ブザー4の放音に
より、異常があったことを感知することができるととも
に、液漏れ表示部2を見ることによって混合液貯蔵タン
ク20側で液漏れがあったことを明確に知ることができ
る。また、このように液漏れ箇所が明らかにされると、
漏れ改修が容易になるばかりか、部品交換が必要となっ
ても該当部品を限定できるので、全体を交換しなければ
ならないといった非能率的なこともなくなる。さらに、
その他の要注意場所で液漏れが生じた場合も同様である
が、予め制御部50に設定してある危険性の高い場所か
ら漏れたときは、危険度に応じて前記漏電ブレーカ48
や定量パルスポンプ22のスイッチ49をオフにして電
源を遮断させたり、配線基板41〜43の何れかへの電
圧供給を停止する。漏電ブレーカ48が遮断されると、
電源電圧が供給されなくなるので、漏電や短絡が防止さ
れるうえ、火災による焼損等も回避される。また、配線
基板41〜43への供給電圧が遮断されると、電子素子
や電気回路部品等の故障、焼損が防止される効果があ
る。
【0025】なお、上記実施例においては、液漏れ検出
センサ44〜46からの入力信号に応じて、信号処理部
47から制御部50に液漏れ場所を示す信号を出力する
構成となっているが、この制御部50側で信号処理部4
7の入力をスキャニングし、液漏れが生じた液漏れ検出
センサ44〜46を検知して、前述のような警報、表示
および電源遮断といった動作制御を行うようにしてもよ
い。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1項記載の発明は、液体の漏れを検出する液漏れ検出
センサを液漏れし易い装置本体の各所に取り付けて、液
漏れ検出時には電源を遮断するとともに、検出信号の送
出先に応じて表示手段に液漏れ箇所を表示させるので、
液漏れを早期に発見することにより、漏電による電気的
故障を未然に防止できるとともに、火災や焼損等の問題
を回避することができる効果がある。また、本発明のう
ち請求項2項記載の発明は、液漏れ検出センサを取り付
けの容易な材料で形成して、液漏れの検出範囲が限定さ
れないようにしたので、液漏れのおそれがある箇所は装
置本体の細部にまで配置してない的確に液漏れを検出す
ることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る強酸性水生成装置の
全体構成を示す断面図である。
【図2】同強酸性水生成装置に液漏れ検出センサを配設
した状態を示す説明図である。
【図3】液漏れ検出センサの導電性テープを示す説明図
である。
【図4】他の漏れ検出センサの導電性テープを示す説明
図である。
【符号の説明】
2 表示手段 12 液体流通管路 24 液体流通管路 35 液体流通管路 20 混合液貯蔵タンク 44 液漏れ検出センサ 45 液漏れ検出センサ 46 液漏れ検出センサ 50 制御手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原水に混合液貯蔵タンクに貯蔵された電
    解液を混入し、この混合水を陽極室と陰極室とに導入
    し、陽電極と陰電極とに電解電圧を印加して電気分解
    し、前記陽極室側で強酸性水を生成する強酸性水生成装
    置において、 前記原水の導入管から生成水を排出する排水管までの液
    体流通管路、前記混合液貯蔵タンクの外周部および前記
    液体流通管路や混合液貯蔵タンクの周囲に、液体が触れ
    たときに検出信号を出力する液漏れ検出センサを取り付
    け、この液漏れ検出センサからの検出信号を受けて電源
    を遮断するとともに、検出信号の送出元に応じて表示手
    段に液漏れ箇所を表示させる制御を行う制御手段を設け
    たことを特徴とする強酸性水生成装置。
  2. 【請求項2】 液漏れ検出センサが、テープ状の導電性
    材料により形成されていることを特徴とする請求項1項
    記載の強酸性水生成装置。
JP7222119A 1995-08-30 1995-08-30 強酸性水生成装置 Pending JPH0957270A (ja)

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