JPH09566A

JPH09566A - おむつ

Info

Publication number: JPH09566A
Application number: JP7154493A
Authority: JP
Inventors: Masaru Tsubata; 勝津幡; Yoshio Hirai; 好夫平井
Original assignee: New Oji Paper Co Ltd
Current assignee: New Oji Paper Co Ltd
Priority date: 1995-06-21
Filing date: 1995-06-21
Publication date: 1997-01-07

Abstract

(57)【要約】【目的】上に重ねて着用するズボン類を擦り下ろすだ
けで着用者自身による立ち姿勢での着用が可能なおむつ
を提供する。【構成】左右一対の剥離可能な接合部１６を介して相
互に接合されてウエスト周り開口部１７を形成する前身
頃部１２および後ろ身頃部１４と、これら前後の身頃部
１２, １４からそれぞれ下方に延びて下端部を相互に重
ね合わせることにより左右一対の脚周り開口部２４を形
成する前フラップ部１３および後ろフラップ部１５と、
これら前後のフラップ部１３, １５の下端部が相互に重
なり合うように当該前後のフラップ部１３, １５を相互
に接合し得る接合手段２２, ２３とを具え、前後の身頃
部１２, １４およびフラップ部１３, １５は、液透過性
シート１８と、この液透過性シート１８の外側に重ね合
わされる液不透過性シート１９と、これら液透過性シー
ト１８および液不透過性シート１９の間に挟持される吸
収体２０とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、着脱操作を迅速かつ容
易に行い得るおむつに関する。

【０００２】

【従来の技術】ウエストの部分に対応するウエスト周り
開口部と、両脚の太股の部分に対応する左右の脚周り開
口部とを有するはかせる型おむつや、これ以前の左右の
サイドフラップ部を閉じ合わせて着用する展開型（パン
ツ型）おむつは、何れも液不透過性のバックシートと液
透過性のトップシートとの間に吸収体を介在させたもの
であるが、例えば、特開昭５７−７７３０４号公報など
に開示されたはかせる型おむつは、これ以前の例えば、
特公昭５２−４０２６７号公報などに開示された展開型
おむつや、実開平４−５８２６号公報などに開示された
左右何れか片側のサイドフラップ部のみ閉じ合わせ可能
な形態のおむつと比較すると、成人着用者自身による着
脱が容易であることに加え、特に立ち姿勢での装着を容
易かつ迅速に行うことが可能となる。

【０００３】また、はかせる型おむつは、成人着用者に
とってはおむつというよりも下着の感覚で装着すること
が可能となるため、展開型おむつよりも比較的抵抗なく
受け入れられるようである。

【０００４】このようなことから、おむつを必要とする
成人用や離乳時期の幼児用として、はかせる型おむつ
は、展開型おむつに代わってその需要が増大しつつあ
る。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上述したように、はか
せる型おむつは下着感覚で着脱可能であって、展開型の
おむつと比べると極めて簡便に着脱できるものである
が、特にその着用時においては、はかせる型おむつの上
に重ねて着用する股引きやタイツあるいはズボン類をす
べて脱ぐ必要があった。

【０００６】この点、展開型のおむつではその上に重ね
て着用する股引きやタイツあるいはズボン類を擦り下ろ
すだけで着用することができるものの、はかせる型おむ
つの場合のように立ち姿勢での着用がほとんど不可能な
上、着用者自身による着用が困難である。

【０００７】

【発明の目的】本発明の目的は、立ち姿勢での着用およ
び着用者自身による着用が可能であると共に着用時にそ
の上に重ねて着用する股引きやタイツあるいはズボン類
をずり降ろすだけで着用可能なおむつを提供することに
ある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明によるおむつは、
左右一対の剥離可能な接合部を介して相互に接合されて
ウエスト周り開口部を形成する前身頃部および後ろ身頃
部と、これら前身頃部および後ろ身頃部からそれぞれ下
方に延びて下端部を相互に重ね合わせることにより左右
一対の脚周り開口部を形成する前フラップ部および後ろ
フラップ部と、これら前フラップ部および後ろフラップ
部の下端部が相互に重なり合うように当該前フラップ部
および後ろフラップ部を相互に接合し得る接合手段とを
具え、前記前身頃部および後ろ身頃部ならびに前記前フ
ラップ部および後ろフラップ部は、液透過性シートと、
この液透過性シートの外側に重ね合わされる液不透過性
シートと、これら液透過性シートおよび液不透過性シー
トの間に挟持される吸収体とを有することを特徴とする
ものである。

【０００９】ここで、前記接合手段は、前記前フラップ
部および後ろフラップ部のうちの何れか一方の下端部に
設けられる粘着テープと、前記前フラップ部および後ろ
フラップ部のうちの何れか他方の前記液不透過性シート
の表面に接合されて前記粘着テープが反復接合および剥
離可能な補強シートとを有するものであっても良い。ま
た、前記液透過性シートと前記液不透過性シートとの間
に挟み込まれて前記ウエスト周り開口部および前記一対
の脚周り開口部をそれぞれ引き縮める伸縮可能な弾性部
材をさらに具えることも有効である。さらに、左右一対
の接合部のうち、少なくとも一方は反復接合および剥離
可能であることが好ましい。

【００１０】

【作用】本発明によると、前身頃部と後ろ身頃部とで囲
まれたウエスト周り開口部と、前後のフラップ部を接合
手段を介して重ね合わせることにより形成される左右一
対の脚周り開口部とを有するおむつが形成される。ま
た、尿などは、着用者の肌身に触れる液透過性シートを
介して吸収体に吸収されるが、液不透過性シートによっ
て外部への滲み出しは阻止される。

【００１１】おむつの着用時には、前後のフラップ部が
接合されていないため、股引きやタイツあるいはズボン
類を着用している場合には、これを足元までずり降ろ
し、その上からウエスト周り開口部に足を通しておむつ
をウエストの部分まで引き上げた後、前後のフラップ部
を股間に通して接合手段によりこれらを接合する。ま
た、おむつを取り外す際には、左右一対の接合部を剥離
することにより、着用者の股間部からおむつを引き出す
ことが可能となる。

【００１２】左右一対の接合部のうち、少なくとも一方
が反復接合および剥離可能なものでは、この接合部を剥
離した状態で着用が可能となるため、ウエスト周り開口
部に足を通さずにウエストに前身頃部と後ろ身頃部とを
巻き付けて接合部を接合し、さらに前後のフラップ部を
股間に通して接合手段によりこれらを接合すれば良くな
る。

【００１３】接合手段が前フラップ部および後ろフラッ
プ部のうちの何れか一方の下端部に設けられる粘着テー
プと、前フラップ部および後ろフラップ部のうちの何れ
か他方の液不透過性シートの表面に接合されて粘着テー
プが反復接合および剥離可能な補強シートとを有する場
合、粘着テープを補強シートから剥がすことによって
も、おむつを取り外したり、吸収体の状態を確認するこ
とが可能となる。

【００１４】なお、液透過性シートと液不透過性シート
との間に挟み込まれてウエスト周り開口部および一対の
脚周り開口部をそれぞれ引き縮める伸縮可能な弾性部材
を具えたものでは、ウエスト周り開口部および接合手段
によって前後のフラップ部を接合することにより形成さ
れる左右一対の脚周り開口部のフィット性をそれぞれ良
好に維持され、尿などの漏れの防止に寄与する。特に、
前後のフラップ部の重なり具合を調整することによっ
て、脚周り開口部のフィット性が最適な状態に設定され
る。

【００１５】

【実施例】本発明によるおむつの一実施例について、図
１〜図５を参照しながら詳細に説明する。

【００１６】本実施例の外観を表す図１および着用状態
の外観を表す図２およびその中央部を前後方向に切断し
た形状を表す図３およびそのIV−IV矢視断面形状を表す
図４に示すように、本実施例のおむつ１１は、着用者の
腹部を覆う前身頃部１２と、この前身頃部１２から下方
に延びる前フラップ部１３と、着用者の臀部を覆う後ろ
身頃部１４と、この後ろ身頃部１４の下方に延びる後ろ
フラップ部１５とで主要部が構成される。また、前身頃
部１２と後ろ身頃部１４とは、ホットメルト接着剤や加
圧溶融、あるいは超音波等溶融などを単独またはそれら
を組み合わせることによって、剥離可能な左右一対の接
合部１６を介して相互に接合され、これらの上縁部にウ
エスト周り開口部１７を形成する。

【００１７】これら前身頃部１２と、前フラップ部１３
と、後ろ身頃部１４と、後ろフラップ部１５とは、着用
者の肌身に触れる液透過性シート１８と、この液透過性
シート１８の外側に重ね合わされる液不透過性シート１
９と、これら液透過性シート１８および液不透過性シー
ト１９との間に挟持される吸収体２０とを有する。そし
て、これら液透過性シート１８および液不透過性シート
１９の外縁部はすべて一体的に接合されており、前記ウ
エスト周り開口部１７の近傍の液透過性シート１８およ
び液不透過性シート１９との間には、ウエスト周り開口
部１７を引き縮める伸縮可能な弾性部材２１がホットメ
ルト接着剤を介して一体的に挟み込まれた状態となって
いる。

【００１８】上述した液透過性シート１８としては、ポ
リエチレンや、ポリプロピレン、ポリエステル、あるい
はその他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維からなる
液透過性の不織布を用いることができる。また、液不透
過性シート１９としては、液体が透過しないポリエチレ
ンシート、好ましくは透湿性を付与するための微孔を設
けたポリエチレンシートや、熱可塑性樹脂にフィラーを
加えて延伸した透湿性のある液不透過性シート、あるい
はこれらに不織シートを貼り合わせたものが蒸れの心配
がなくなり、より快適である。

【００１９】本実施例では、前身頃部１２および後ろ身
頃部１４の液透過性シート１８を相互に接合し、接合部
１６がおむつ１１の外側に突き出した状態となるように
しているが、前身頃部１２の液透過性シート１８と後ろ
身頃部１４の液不透過性シート１９とを重ね合わせた
り、あるいは逆に前身頃部１２の液不透過性シート１９
と後ろ身頃部１４の液透過性シート１８とを重ね合わせ
ることにより、接合部１６を形成するようにしても良
く、これら接合部１６は、ホットメルト接着剤や、加圧
溶融、あるいは超音波等溶融などを単独またはそれらを
適宜組み合わせることによって、剥離可能に接合され
る。

【００２０】前記後ろフラップ部１５の下端には、粘着
テープ２２の先端部が突出状態で一体的に接合されてい
る。また、この後ろフラップ部１５が重ね合わされる前
フラップ部１３の液不透過性シート１９の表面には、粘
着テープ２２が反復接合および剥離可能な補強シート２
３が一体的に接合されており、着用者が小柄な場合や大
柄な場合などに応じてこれらの接合位置を図３や図５に
示す状態に調整できるように、補強シート２３は前フラ
ップ部１３の上下方向に長尺に設定されている。

【００２１】これら粘着テープ２２および補強シート２
３は、本発明の接合手段として機能するものであり、前
フラップ部１３および後ろフラップ部１５のそれぞれ左
右両端部は、これら前フラップ部１３および後ろフラッ
プ部１５の下端部が相互に重なり合うように当該接合手
段を介して接合することにより、左右一対の脚周り開口
部２４を形成する。そして、先のウエスト周り開口部１
７と同様に、前フラップ部１３および後ろフラップ部１
５のそれぞれ左右両側縁部の液透過性シート１８および
液不透過性シート１９との間には、脚周り開口部２４を
引き縮める伸縮可能な弾性部材２５がホットメルト接着
剤を介して一体的に挟み込まれた状態となっている。

【００２２】つまり、脚周り開口部２４は、前後のフラ
ップ部１３, １５の接合により形成されるものであるた
め、これらの左右両側縁部に設けられた弾性部材２５
は、本来不連続のものであるが、前後のフラップ部１
３, １５を接合する際にこれらの一部が重なり合ってい
るため、実質的には太股の全周に沿って締め付け力が作
用することとなる。また、吸収体２０は前後のフラップ
部１３, １５の積層により、液透過性シート１２および
液不透過性シート１４を挟んで二重に重なり合った状態
となる。

【００２３】上述した実施例では、粘着テープ２２およ
び補強シート２３で本発明の接合手段を構成したが、接
合および剥離を繰り返して行えるものであれば、これ以
外に例えばフック状雄型突起とループ状または起毛シー
トとからなる面状ファスナや、スナップ、あるいはボタ
ンなどを用いることも可能である。

【００２４】また、本実施例における前フラップ部１３
および後ろフラップ部１５のそれぞれ左右両側縁部は、
着用者の両脚の付け根に沿うように湾曲させており、上
述した吸収体２０として本実施例では、フラッフパルプ
を主材として高吸収性ポリマーを併用したものを採用し
ているが、その他に吸収紙単独、又は熱融着繊維等の混
合物や積層物も用いることができる。さらに、全体をテ
ィシュで包み込んだ積層構造とすることが好ましく、吸
収体２０の形状は矩型でも良いが、前後のフラップ部１
３, １５の形状に合わせた砂時計形状の方がより良好な
フィット性が得られる。さらに、前後のフラップ１３,
１５側に位置する吸収体２０の形状や構成を着用者の性
別によって変更することも有効である。

【００２５】一方、前記ウエスト周り開口部１７および
脚周り開口部２４をそれぞれ引き縮める伸縮可能な弾性
部材２１, ２５は、ウレタン糸、糸ゴム等の通常のおむ
つに使用される伸縮可能な弾性部材をそのまま使用する
ことができる。また、これら弾性部材２１, ２５を開口
部１７, ２４の一部にだけ設けるようにしても良いが、
本実施例のようにこれらの全周に亙って設けた方が、良
好なフィット性や漏れ防止効果の点でより好ましい。

【００２６】従って、このおむつ１１の着用の際には、
股引きやタイツあるいはズボン類を着用している場合に
は、これを足元までずり降ろし、その上からウエスト周
り開口部１７に足を通しておむつ１１をウエストの部分
まで引き上げた後、前後のフラップ部１３, １５を股間
に通して粘着テープ２２を補強シート２３に接合すれば
良い。この場合、弾性部材２１の伸縮弾性に余裕がある
場合には、おむつ１１をウエストの部分まで引き上げた
後、股引きやタイツあるいはズボン類を足元までずり降
ろし、前後のフラップ部１３, １５を股間に通して粘着
テープ２２を補強シート２３に接合することも可能であ
る。何れの場合においても、着用者自身が立ち姿勢にて
着用することができる。

【００２７】つまり、本実施例のおむつ１１の場合、従
来のはかせる型おむつのように、下半身の衣服や下着を
全て脱ぐ必要はなく、簡便に着用することができる。ま
た、従来の展開型おむつの場合には、下半身の衣服や下
着を脱がずに着用可能ではあるが、立ち姿勢での着用や
着用者自身による着用は困難である。

【００２８】なお、本実施例では接合部１６を剥離可能
にしているが、接合部１６の少なくとも一方を反復接合
および剥離可能に構成することも可能である。この場
合、着用時に接合部１６の一方を剥離した状態で前身頃
部１２と後ろ身頃部１４とを着用者のウエスト部に巻き
付け、この接合部１６を再接合することができるため、
ウエスト周り開口部１７に足を通す必要がなくなり、よ
り簡便に着用することができる上にウエスト周りのフィ
ット性を微調整することも可能となる。

【００２９】一方、このおむつ１１を取り外す際には、
左右一対の接合部１６を剥離することにより、着用者の
股間部からおむつ１１を引き出すことが可能となる。こ
の場合、前後のフラップ部１３, １５は、繰り返して接
合および剥離が可能であるので、着用中におむつ１１の
中の様子を確かめることもでき、また失禁者などの成人
用として補助吸収パッドなどを股間部に併用した際の補
助吸収パッドのみの交換も容易に行うことも可能であ
る。

【００３０】

【発明の効果】本発明のおむつによると、前身頃部およ
び後ろ身頃部の下方からそれぞれ延びる前後のフラップ
部を接合手段を介して重ね合わせることにより、左右一
対の脚周り開口部を形成するようにしたので、おむつの
着用時には、前後のフラップ部が接合されていないた
め、股引きやタイツあるいはズボン類を着用している場
合には、これを足元までずり降ろし、その上からウエス
ト周り開口部に足を通しておむつをウエストの部分まで
引き上げた後、前後のフラップ部を股下に通して接合手
段によりこれらを接合することができ、従来のはかせる
型おむつよりも簡便に着用することができる。

【００３１】また、接合手段が前フラップ部および後ろ
フラップ部のうちの何れか一方の下端部に設けられる粘
着テープと、前フラップ部および後ろフラップ部のうち
の何れか他方の液不透過性シートの表面に接合されて粘
着テープが反復接合および剥離可能な補強シートとを有
する場合、粘着テープを補強シートから剥がすことによ
っても、おむつを取り外したり、吸収体の状態を確認す
ることが可能となる。

【００３２】さらに、液透過性シートと液不透過性シー
トとの間に挟み込まれてウエスト周り開口部および一対
の脚周り開口部をそれぞれ引き縮める伸縮可能な弾性部
材を有するものでは、ウエスト周り開口部および接合手
段によって前後のフラップ部を接合することにより形成
される左右一対の脚周り開口部のフィット性をそれぞれ
良好に維持することができ、特に、前後のフラップ部の
重なり具合を調整することによって、脚周り開口部のフ
ィット性を最適な状態に設定することができる。

【００３３】なお、左右一対の接合部の少なくとも一方
を反復接合および剥離可能とした場合には、着用時に接
合部の一方を剥離した状態で前身頃部と後ろ身頃部とを
着用者のウエスト部に巻き付け、剥離状態にある接合部
を再接合することができるため、ウエスト周り開口部に
足を通す必要がなくなり、より簡便に着用することがで
きる上、ウエスト周りのフィット性を微調整することも
可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるおむつの一実施例の外観を表す斜
視図である。

【図２】着用状態における図１に示した実施例の外観を
表す斜視図である。

【図３】図２に示すおむつの中央部を前後方向に沿って
切断した縦断面図である。

【図４】図３中のIV−IV矢視断面図である。

【図５】着用者の体型に応じて股下の重なり部分が少な
くなった状態における図３と同様の縦断面図である。

【符号の説明】

１１おむつ１２前身頃部１３前フラップ部１４後ろ身頃部１５後ろフラップ部１６接合部１７ウエスト周り開口部１８液透過性シート１９液不透過性シート２０吸収体２１弾性部材２２粘着テープ２３補強シート２４脚周り開口部２５弾性部材

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】左右一対の剥離可能な接合部を介して相
互に接合されてウエスト周り開口部を形成する前身頃部
および後ろ身頃部と、これら前身頃部および後ろ身頃部
からそれぞれ下方に延びて下端部を相互に重ね合わせる
ことにより左右一対の脚周り開口部を形成する前フラッ
プ部および後ろフラップ部と、これら前フラップ部およ
び後ろフラップ部の下端部が相互に重なり合うように当
該前フラップ部および後ろフラップ部を相互に接合し得
る接合手段とを具え、前記前身頃部および後ろ身頃部ならびに前記前フラップ
部および後ろフラップ部は、液透過性シートと、この液
透過性シートの外側に重ね合わされる液不透過性シート
と、これら液透過性シートおよび液不透過性シートの間
に挟持される吸収体とを有することを特徴とするおむ
つ。
【請求項２】前記接合手段は、前記前フラップ部およ
び後ろフラップ部のうちの何れか一方の下端部に設けら
れる粘着テープと、前記前フラップ部および後ろフラッ
プ部のうちの何れか他方の前記液不透過性シートの表面
に接合されて前記粘着テープが反復接合および剥離可能
な補強シートとを有することを特徴とする請求項１に記
載したおむつ。
【請求項３】前記液透過性シートと前記液不透過性シ
ートとの間に挟み込まれて前記ウエスト周り開口部およ
び前記一対の脚周り開口部をそれぞれ引き縮める伸縮可
能な弾性部材をさらに具えたことを特徴とする請求項１
または請求項２に記載したおむつ。
【請求項４】左右一対の前記接合部のうち、少なくと
も一方は反復接合および剥離可能であることを特徴とす
る請求項１〜３の何れかに記載したおむつ。