JPH0955798A - オーダワイヤ回線 - Google Patents
オーダワイヤ回線Info
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- JPH0955798A JPH0955798A JP20950895A JP20950895A JPH0955798A JP H0955798 A JPH0955798 A JP H0955798A JP 20950895 A JP20950895 A JP 20950895A JP 20950895 A JP20950895 A JP 20950895A JP H0955798 A JPH0955798 A JP H0955798A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 オーダワイヤ回線に関し、多大の労力と時間
とを費やすこと無く、通信正常性を確認可能とすること
を目的とする。 【解決手段】 主局(10)と従局(20)との間に双
方向通信路を形成する通信回線(3)を設け、主局に、
所定の試験用の信号を生成し、通信回線を経由して従局
に転送する第一の信号送信手段(101)を設け、従局
に、主局から転送される信号を受信し、試験用の信号と
一致するか否かを検査し、一致を検出した場合に、受信
信号を通信回線を経由して主局に返送する第一の信号返
送手段(201)を設け、主局に、従局から転送される
信号を受信し、第一の信号送信手段が転送した試験用の
信号と一致するか否かを検査し、一致を検出した場合
に、通信回線(3)を経由して主局(10)と従局(2
0)との間で正常に通信可能と判定する第一の信号検出
手段(102)を設ける様に構成する。
とを費やすこと無く、通信正常性を確認可能とすること
を目的とする。 【解決手段】 主局(10)と従局(20)との間に双
方向通信路を形成する通信回線(3)を設け、主局に、
所定の試験用の信号を生成し、通信回線を経由して従局
に転送する第一の信号送信手段(101)を設け、従局
に、主局から転送される信号を受信し、試験用の信号と
一致するか否かを検査し、一致を検出した場合に、受信
信号を通信回線を経由して主局に返送する第一の信号返
送手段(201)を設け、主局に、従局から転送される
信号を受信し、第一の信号送信手段が転送した試験用の
信号と一致するか否かを検査し、一致を検出した場合
に、通信回線(3)を経由して主局(10)と従局(2
0)との間で正常に通信可能と判定する第一の信号検出
手段(102)を設ける様に構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオーダワイヤ回線に
関し、特に主局と従局との間の通信路の正常性を、簡易
に確認可能とするオーダワイヤ回線に関する。
関し、特に主局と従局との間の通信路の正常性を、簡易
に確認可能とするオーダワイヤ回線に関する。
【0002】
【従来の技術】図19は本発明の対象となる通信網を例
示する図である。図19(a) においては、主局(10)
および従局(20)にそれぞれ設置されたノード(N)
(1)間が伝送路(2)により接続されており、主通信
系を形成している。
示する図である。図19(a) においては、主局(10)
および従局(20)にそれぞれ設置されたノード(N)
(1)間が伝送路(2)により接続されており、主通信
系を形成している。
【0003】また主局(10)と従局(20)との間に
は、オーダワイヤ回線が、主通信系と並行して設けられ
ている。オーダワイヤ回線は、主局(10)および従局
(20)で、ノード(N)(1)、伝送路(2)等を点
検・保守する保守者が、相互に連絡を取る為に設けられ
ており、それぞれ送信装置(S)(4)および受信装置
(R)(5)で終端された双方向通信が可能な通信回線
(3)で構成されている。
は、オーダワイヤ回線が、主通信系と並行して設けられ
ている。オーダワイヤ回線は、主局(10)および従局
(20)で、ノード(N)(1)、伝送路(2)等を点
検・保守する保守者が、相互に連絡を取る為に設けられ
ており、それぞれ送信装置(S)(4)および受信装置
(R)(5)で終端された双方向通信が可能な通信回線
(3)で構成されている。
【0004】以後主局(10)から従局(20)への通
話用を下り回線(3D )と称し、従局(20)から主局
(10)への通話用を上り回線(3U )と称し、また主
局(10)に設置される送信装置(S)および受信装置
(R)をそれぞれ(40 )および(50 )と称し、また
従局(201 )に設置される送信装置(S)および受信
装置(R)をそれぞれ(41 )および(51 )と称す
る。
話用を下り回線(3D )と称し、従局(20)から主局
(10)への通話用を上り回線(3U )と称し、また主
局(10)に設置される送信装置(S)および受信装置
(R)をそれぞれ(40 )および(50 )と称し、また
従局(201 )に設置される送信装置(S)および受信
装置(R)をそれぞれ(41 )および(51 )と称す
る。
【0005】図19(b) においては、主局(10)およ
び三局の従局(20)〔個々の従局を(201 )乃至
(203 )と称する、以下同様〕にそれぞれ設置された
ノード(N)(1)間が、伝送路(2)により縦続接続
されており、主通信系を形成している。
び三局の従局(20)〔個々の従局を(201 )乃至
(203 )と称する、以下同様〕にそれぞれ設置された
ノード(N)(1)間が、伝送路(2)により縦続接続
されており、主通信系を形成している。
【0006】主局(10)と各従局(20)との間にオ
ーダワイヤ回線が、主局(10)および各従局(20)
間で、保守者が相互に連絡を取る為に設けられており、
下り回線(3D )は、主局(10)に設置された送信装
置(S)(4)と、各従局(20)に設置された各受信
装置(R)(5)とを並列接続し、また上り回線
(3 U )は、各従局(20)に設置された各送信装置
(S)(4)と、主局(10)に設置された受信装置
(R)(5)とを並列接続しており、主局(10)に駐
在する保守者は、任意の従局(20)に駐在する保守者
との間で一対一で通話が可能であり、また同時に複数の
従局(20)に駐在する複数の保守者と通話が可能とな
る。
ーダワイヤ回線が、主局(10)および各従局(20)
間で、保守者が相互に連絡を取る為に設けられており、
下り回線(3D )は、主局(10)に設置された送信装
置(S)(4)と、各従局(20)に設置された各受信
装置(R)(5)とを並列接続し、また上り回線
(3 U )は、各従局(20)に設置された各送信装置
(S)(4)と、主局(10)に設置された受信装置
(R)(5)とを並列接続しており、主局(10)に駐
在する保守者は、任意の従局(20)に駐在する保守者
との間で一対一で通話が可能であり、また同時に複数の
従局(20)に駐在する複数の保守者と通話が可能とな
る。
【0007】図20は従来あるオーダワイヤ回線を例示
する図である。なお図20に示されるオーダワイヤ回線
は、従局(20)が一局の場合〔図19(a) に相当〕で
あり、主通信系は省略されている。
する図である。なお図20に示されるオーダワイヤ回線
は、従局(20)が一局の場合〔図19(a) に相当〕で
あり、主通信系は省略されている。
【0008】なお通信回線(3)は、アナログ信号を伝
送するアナログ形式とする。以後アナログ形式の通信回
線、下り回線および上り回線を、それぞれ(3A )、
(3AD)および(3AU)と称する。
送するアナログ形式とする。以後アナログ形式の通信回
線、下り回線および上り回線を、それぞれ(3A )、
(3AD)および(3AU)と称する。
【0009】また各送信装置(4)は、それぞれ送信回
路(41)およびマイクロホン(42)から構成され、
また各受信装置(5)は、それぞれ受信回路(51)お
よびスピーカ(52)から構成されている。
路(41)およびマイクロホン(42)から構成され、
また各受信装置(5)は、それぞれ受信回路(51)お
よびスピーカ(52)から構成されている。
【0010】以後主局(10)に設けられた送信回路は
(41A0)と称し、従局(201 )に設けられた送信回
路は(41A1)と称する、以下同様。例えば主局(1
0)に駐在する保守者が、従局(20)に駐在する保守
者と連絡を希望する場合に、主局(10)に設けられた
マイクロホン(420 )に対して従局(201 )の保守
者を音声で呼出すと、呼出し音声は、送信回路(4
1A0)および下り回線(3AD)を経由して従局(2
01 )の受信回路(51A1)に転送され、スピーカ(5
21 )から従局(201 )内に放送される。
(41A0)と称し、従局(201 )に設けられた送信回
路は(41A1)と称する、以下同様。例えば主局(1
0)に駐在する保守者が、従局(20)に駐在する保守
者と連絡を希望する場合に、主局(10)に設けられた
マイクロホン(420 )に対して従局(201 )の保守
者を音声で呼出すと、呼出し音声は、送信回路(4
1A0)および下り回線(3AD)を経由して従局(2
01 )の受信回路(51A1)に転送され、スピーカ(5
21 )から従局(201 )内に放送される。
【0011】従局(201 )に駐在の保守者が放送に気
付き、従局(201 )に設けられたマイクロホン(42
1 )に対して音声で応答すると、応答音声は、送信回路
(41A1)および上り回線(3AU)を経由して主局(1
0)の受信回路(51A0)に転送され、スピーカ(52
0 )から主局(10)内に放送される。
付き、従局(201 )に設けられたマイクロホン(42
1 )に対して音声で応答すると、応答音声は、送信回路
(41A1)および上り回線(3AU)を経由して主局(1
0)の受信回路(51A0)に転送され、スピーカ(52
0 )から主局(10)内に放送される。
【0012】主局(10)の保守者は、従局(201 )
の保守者の応答音声を聴取することにより、オーダワイ
ヤ回線が正常に通信可能状態にあり、且つ従局(2
01 )の保守者が通話可能な状態にあることを認識す
る。
の保守者の応答音声を聴取することにより、オーダワイ
ヤ回線が正常に通信可能状態にあり、且つ従局(2
01 )の保守者が通話可能な状態にあることを認識す
る。
【0013】以後両保守者は、オーダワイヤ回線を経由
して相互に通話が可能となる。なおマイクロホン(42
0 )およびスピーカ(521 )による音声呼出の代わり
に、受信回路(51A1)に呼出用ブザーを設け、送信回
路(41A0)に設けられた呼出用押しボタン等を操作す
ることにより呼出用ブザーを鳴動させる呼出方法も実用
されている。
して相互に通話が可能となる。なおマイクロホン(42
0 )およびスピーカ(521 )による音声呼出の代わり
に、受信回路(51A1)に呼出用ブザーを設け、送信回
路(41A0)に設けられた呼出用押しボタン等を操作す
ることにより呼出用ブザーを鳴動させる呼出方法も実用
されている。
【0014】かかるオーダワイヤ回線が、障害等で通信
不能となると、保守者が必要とする時に連絡が取れなく
なり、保守作業に重大な支障を来すこととなる。従っ
て、オーダワイヤ回線の通信正常性を維持する為には、
主局(10)および従局(201 )に保守者が出向き、
前述の如き呼出および応答を実行する必要があった。
不能となると、保守者が必要とする時に連絡が取れなく
なり、保守作業に重大な支障を来すこととなる。従っ
て、オーダワイヤ回線の通信正常性を維持する為には、
主局(10)および従局(201 )に保守者が出向き、
前述の如き呼出および応答を実行する必要があった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明から明らか
な如く、従来あるオーダワイヤ回線においては、通信の
正常性を確認する為には、必ず主局(10)および従局
(20)に保守者を派遣し、相互で呼出および応答を実
行する必要があり、特に複数の従局(20)を接続する
オーダワイヤ回線においては、各従局(20)に保守者
を派遣せねばならず、多大の労力と時間とを費やす問題
があった。
な如く、従来あるオーダワイヤ回線においては、通信の
正常性を確認する為には、必ず主局(10)および従局
(20)に保守者を派遣し、相互で呼出および応答を実
行する必要があり、特に複数の従局(20)を接続する
オーダワイヤ回線においては、各従局(20)に保守者
を派遣せねばならず、多大の労力と時間とを費やす問題
があった。
【0016】本発明は、多大の労力と時間とを費やすこ
と無く、オーダワイヤ回線の通信正常性を確認可能とす
ることを目的とする。
と無く、オーダワイヤ回線の通信正常性を確認可能とす
ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。図1において、10は主局、20は従局である。
ある。図1において、10は主局、20は従局である。
【0018】3は、本発明により設けられた通信回線で
ある。101は、本発明(請求項1)により主局(1
0)に設けられた第一の信号送信手段である。
ある。101は、本発明(請求項1)により主局(1
0)に設けられた第一の信号送信手段である。
【0019】102は、本発明(請求項1)により主局
(10)に設けられた第一の信号検出手段である。20
1は、本発明(請求項1)により従局(20)に設けら
れた第一の信号返送手段である。
(10)に設けられた第一の信号検出手段である。20
1は、本発明(請求項1)により従局(20)に設けら
れた第一の信号返送手段である。
【0020】110は、本発明(請求項2)により主局
(10)に設けられた送話手段である。120は、本発
明(請求項2)により主局(10)に設けられた受話手
段である。
(10)に設けられた送話手段である。120は、本発
明(請求項2)により主局(10)に設けられた受話手
段である。
【0021】210は、本発明(請求項2)により従局
(20)に設けられた信号折返し手段である。103
は、本発明(請求項3)により主局(10)に設けられ
た第二の信号送信手段である。
(20)に設けられた信号折返し手段である。103
は、本発明(請求項3)により主局(10)に設けられ
た第二の信号送信手段である。
【0022】104は、本発明(請求項3)により主局
(10)に設けられた第二の信号検出手段である。20
2は、本発明(請求項3)により従局(20)に設けら
れた第二の信号返送手段である。
(10)に設けられた第二の信号検出手段である。20
2は、本発明(請求項3)により従局(20)に設けら
れた第二の信号返送手段である。
【0023】105は、本発明(請求項4)により主局
(10)に設けられた第三の信号送信手段である。10
6は、本発明(請求項4)により主局(10)に設けら
れた第三の信号検出手段である。
(10)に設けられた第三の信号送信手段である。10
6は、本発明(請求項4)により主局(10)に設けら
れた第三の信号検出手段である。
【0024】203は、本発明(請求項4)により従局
(20)に設けられた第三の信号返送手段である。第一
の信号送信手段(101)は、所定の試験用の信号を通
信回線(3)を経由して従局(20)に転送する。
(20)に設けられた第三の信号返送手段である。第一
の信号送信手段(101)は、所定の試験用の信号を通
信回線(3)を経由して従局(20)に転送する。
【0025】第一の信号返送手段(201)は、主局
(10)から通信回線(3)を経由して転送される信号
を受信し、試験用の信号との一致を検出して通信回線
(3)を経由して主局(10)に返送する。
(10)から通信回線(3)を経由して転送される信号
を受信し、試験用の信号との一致を検出して通信回線
(3)を経由して主局(10)に返送する。
【0026】第一の信号検出手段(102)は、従局
(20)から通信回線(3)を経由して転送される信号
を受信し、第一の信号送信手段(101)が転送した試
験用の信号との一致を検出し、その結果、第一の信号検
出手段(102)が、受信した信号を第一の信号送信手
段(101)が転送した信号と一致すると検出した場合
に、通信回線(3)を経由して主局(10)と従局(2
0)との間で正常に通信可能と判定する。
(20)から通信回線(3)を経由して転送される信号
を受信し、第一の信号送信手段(101)が転送した試
験用の信号との一致を検出し、その結果、第一の信号検
出手段(102)が、受信した信号を第一の信号送信手
段(101)が転送した信号と一致すると検出した場合
に、通信回線(3)を経由して主局(10)と従局(2
0)との間で正常に通信可能と判定する。
【0027】送話手段(110)は、試験者の送話する
音声を電気信号に変換し、通信回線(3)を経由して従
局(20)に転送する。信号折返し手段(210)は、
主局(10)から通信回線(3)を経由して転送される
信号を受信し、通信回線(3)を経由して主局(10)
に折返し返送する。
音声を電気信号に変換し、通信回線(3)を経由して従
局(20)に転送する。信号折返し手段(210)は、
主局(10)から通信回線(3)を経由して転送される
信号を受信し、通信回線(3)を経由して主局(10)
に折返し返送する。
【0028】受話手段(120)は、従局(20)から
通信回線(3)を経由して転送される電気信号を音声に
変換し、試験者に聴取させ、その結果、試験者が、受話
手段(120)により聴取した音声を、送話手段(11
0)に対して送話した音声と同一と認識した場合に、通
信回線(3)を経由して主局(10)と従局(20)と
の間で正常に通信可能と判定する。
通信回線(3)を経由して転送される電気信号を音声に
変換し、試験者に聴取させ、その結果、試験者が、受話
手段(120)により聴取した音声を、送話手段(11
0)に対して送話した音声と同一と認識した場合に、通
信回線(3)を経由して主局(10)と従局(20)と
の間で正常に通信可能と判定する。
【0029】第二の信号送信手段(103)は、各従局
(20)にそれぞれ個別に割当てた試験用の信号の内、
予め選択した一従局(20)に割当てた試験用の信号を
生成し、通信回線(3)を経由して各従局(20)に転
送する。
(20)にそれぞれ個別に割当てた試験用の信号の内、
予め選択した一従局(20)に割当てた試験用の信号を
生成し、通信回線(3)を経由して各従局(20)に転
送する。
【0030】第二の信号返送手段(202)は、主局
(10)から通信回線(3)を経由して転送される信号
を受信し、自従局(20)に割当てられた試験用の信号
との一致を検出して通信回線(3)を経由して主局(1
0)に返送する。
(10)から通信回線(3)を経由して転送される信号
を受信し、自従局(20)に割当てられた試験用の信号
との一致を検出して通信回線(3)を経由して主局(1
0)に返送する。
【0031】第二の信号検出手段(104)は、従局
(20)から通信回線(3)を経由して転送される信号
を受信し、第二の信号送信手段(103)が転送した試
験用の信号との一致を検出し、その結果、第二の信号検
出手段(104)が、受信した信号と第二の信号送信手
段(103)が転送した試験用の信号との一致を検出し
た場合に、通信回線(3)を経由して主局(10)と選
択した従局(20)との間で正常に通信可能と判定す
る。
(20)から通信回線(3)を経由して転送される信号
を受信し、第二の信号送信手段(103)が転送した試
験用の信号との一致を検出し、その結果、第二の信号検
出手段(104)が、受信した信号と第二の信号送信手
段(103)が転送した試験用の信号との一致を検出し
た場合に、通信回線(3)を経由して主局(10)と選
択した従局(20)との間で正常に通信可能と判定す
る。
【0032】第三の信号送信手段(105)は、所定の
試験用の信号を生成し、通信回線(3)を経由して各従
局(20)に並列に転送する。第三の信号返送手段(2
03)は、主局(10)から通信回線(3)を経由して
転送される信号を受信し、試験用の信号との一致を検出
して、各従局(20)にそれぞれ個別に割当てた試験用
の信号の内、自従局(20)に割当てられた試験用の信
号を生成し、通信回線(3)を経由して主局(10)に
返送する。
試験用の信号を生成し、通信回線(3)を経由して各従
局(20)に並列に転送する。第三の信号返送手段(2
03)は、主局(10)から通信回線(3)を経由して
転送される信号を受信し、試験用の信号との一致を検出
して、各従局(20)にそれぞれ個別に割当てた試験用
の信号の内、自従局(20)に割当てられた試験用の信
号を生成し、通信回線(3)を経由して主局(10)に
返送する。
【0033】第三の信号検出手段(106)は、各従局
(20)から通信回線(3)を経由して転送される各信
号を受信し、各従局(20)に割当てられた試験用の信
号とそれぞれ一致するか否かを検査し、その結果、第三
の信号検出手段(106)が、受信した各信号を各従局
(20)にそれぞれ割当てられた試験用の信号との一致
を検出した場合に、通信回線(3)を経由して主局(1
0)と各従局(20)との間で正常に通信可能と判定す
る。
(20)から通信回線(3)を経由して転送される各信
号を受信し、各従局(20)に割当てられた試験用の信
号とそれぞれ一致するか否かを検査し、その結果、第三
の信号検出手段(106)が、受信した各信号を各従局
(20)にそれぞれ割当てられた試験用の信号との一致
を検出した場合に、通信回線(3)を経由して主局(1
0)と各従局(20)との間で正常に通信可能と判定す
る。
【0034】従って、主局に赴いた保守者が、従局に保
守者が不在でも、自動的にオーダワイヤ回線の通信正常
性を確認可能となり、当該オーダワイヤ回線の保守の合
理性が大幅に向上する。
守者が不在でも、自動的にオーダワイヤ回線の通信正常
性を確認可能となり、当該オーダワイヤ回線の保守の合
理性が大幅に向上する。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。図2は本発明(請求項1)の一実施例
によるオーダワイヤ回線を示す図であり、図3は図2に
おけるアナログ信号の転送経路を例示する図であり、図
4は本発明(請求項1)の他の実施例によるオーダワイ
ヤ回線を示す図であり、図5は図4におけるディジタル
信号の転送経路を例示する図であり、図6は本発明(請
求項2)の一実施例によるオーダワイヤ回線を示す図で
あり、図7は図6における音声信号の転送経路を例示す
る図であり、図8は本発明(請求項2)の他の実施例に
よるオーダワイヤ回線を示す図であり、図9は図8にお
ける音声信号の転送経路を例示する図であり、図10は
本発明(請求項3)の一実施例によるオーダワイヤ回線
を示す図であり、図11は図10におけるアナログ信号
の転送経路を例示する図であり、図12は本発明(請求
項3)の他の実施例によるオーダワイヤ回線を示す図で
あり、図13は図12におけるディジタル信号の転送経
路を例示する図であり、図14は本発明(請求項4)の
一実施例によるオーダワイヤ回線を示す図であり、図1
5は図14におけるアナログ信号の転送経路を例示する
図であり、図16は本発明(請求項4)の他の実施例に
よるオーダワイヤ回線を示す図であり、図17は図16
におけるディジタル信号の転送経路を例示する図であ
り、図18は保守者の呼出方法を例示する図である。な
お、全図を通じて同一符号は同一対象物を示す。また対
象とする通信網は図19に示す通りとする。
により説明する。図2は本発明(請求項1)の一実施例
によるオーダワイヤ回線を示す図であり、図3は図2に
おけるアナログ信号の転送経路を例示する図であり、図
4は本発明(請求項1)の他の実施例によるオーダワイ
ヤ回線を示す図であり、図5は図4におけるディジタル
信号の転送経路を例示する図であり、図6は本発明(請
求項2)の一実施例によるオーダワイヤ回線を示す図で
あり、図7は図6における音声信号の転送経路を例示す
る図であり、図8は本発明(請求項2)の他の実施例に
よるオーダワイヤ回線を示す図であり、図9は図8にお
ける音声信号の転送経路を例示する図であり、図10は
本発明(請求項3)の一実施例によるオーダワイヤ回線
を示す図であり、図11は図10におけるアナログ信号
の転送経路を例示する図であり、図12は本発明(請求
項3)の他の実施例によるオーダワイヤ回線を示す図で
あり、図13は図12におけるディジタル信号の転送経
路を例示する図であり、図14は本発明(請求項4)の
一実施例によるオーダワイヤ回線を示す図であり、図1
5は図14におけるアナログ信号の転送経路を例示する
図であり、図16は本発明(請求項4)の他の実施例に
よるオーダワイヤ回線を示す図であり、図17は図16
におけるディジタル信号の転送経路を例示する図であ
り、図18は保守者の呼出方法を例示する図である。な
お、全図を通じて同一符号は同一対象物を示す。また対
象とする通信網は図19に示す通りとする。
【0036】最初に、本発明(請求項1)の一実施例
を、図2および図3を用いて説明する。図2において
は、主局(10)に設置された送信装置(4A0)および
受信装置(5A0)と、従局(201 )に設置された送信
装置(4A1)および受信装置(5 A1)とが、アナログ形
式の通信回線(3A )で接続されている。
を、図2および図3を用いて説明する。図2において
は、主局(10)に設置された送信装置(4A0)および
受信装置(5A0)と、従局(201 )に設置された送信
装置(4A1)および受信装置(5 A1)とが、アナログ形
式の通信回線(3A )で接続されている。
【0037】送信装置(4A0)には送信回路(41A0)
と信号発生部(43S0)とが設けられ、また受信装置
(5A0)には受信回路(51A0)と信号検出部(5
3S0)と発光ダイオード(540 )とが設けられてお
り、また送信装置(4A1)には送信回路(41A1)が設
けられ、また受信装置(5A1)には受信回路(51A1)
と信号検出部(53AS1 )とが設けられており、更に信
号検出部(53S1)と送信回路(41A1)とは、返送路
(61 )により接続されている。
と信号発生部(43S0)とが設けられ、また受信装置
(5A0)には受信回路(51A0)と信号検出部(5
3S0)と発光ダイオード(540 )とが設けられてお
り、また送信装置(4A1)には送信回路(41A1)が設
けられ、また受信装置(5A1)には受信回路(51A1)
と信号検出部(53AS1 )とが設けられており、更に信
号検出部(53S1)と送信回路(41A1)とは、返送路
(61 )により接続されている。
【0038】なお信号発生部(43S0)および信号検出
部(53S0)は、図1における第一の信号送信手段(1
01)および第一の信号検出手段(102)の役割を果
たす為に設けられ、また信号検出部(53S1)および返
送路(61 )は、図1における第一の信号返送手段(2
01)の役割を果たす為に設けられている。
部(53S0)は、図1における第一の信号送信手段(1
01)および第一の信号検出手段(102)の役割を果
たす為に設けられ、また信号検出部(53S1)および返
送路(61 )は、図1における第一の信号返送手段(2
01)の役割を果たす為に設けられている。
【0039】図2および図3において、オーダワイヤ回
線の通信正常性を検査する場合には、一人の保守者が主
局(10)に出向き、信号発生部(43S0)を起動す
る。起動された信号発生部(43S0)は、予め定められ
た音声帯域内周波数〔例えば1000ヘルツ〕を有する
アナログ信号を所定期間〔例えば3秒間〕、アナログ試
験信号(SA1)として発生し、送信回路(41A0)に入
力する。
線の通信正常性を検査する場合には、一人の保守者が主
局(10)に出向き、信号発生部(43S0)を起動す
る。起動された信号発生部(43S0)は、予め定められ
た音声帯域内周波数〔例えば1000ヘルツ〕を有する
アナログ信号を所定期間〔例えば3秒間〕、アナログ試
験信号(SA1)として発生し、送信回路(41A0)に入
力する。
【0040】送信回路(41A0)は、入力されたアナロ
グ試験信号(SA1)を、下り回線(3AD)に送出する。
送出されたアナログ試験信号(SA1)は、下り回線(3
AD)を経由して従局(201 )に転送される。
グ試験信号(SA1)を、下り回線(3AD)に送出する。
送出されたアナログ試験信号(SA1)は、下り回線(3
AD)を経由して従局(201 )に転送される。
【0041】従局(201 )においては、信号検出部
(53S1)が、下り回線(3AD)から到着するアナログ
信号を、受信回路(51A1)を介して受信すると、受信
信号の周波数が、アナログ試験信号(SA1)として予め
定められている周波数〔前例では1000ヘルツ〕と一
致するか否かを検査する。
(53S1)が、下り回線(3AD)から到着するアナログ
信号を、受信回路(51A1)を介して受信すると、受信
信号の周波数が、アナログ試験信号(SA1)として予め
定められている周波数〔前例では1000ヘルツ〕と一
致するか否かを検査する。
【0042】検査の結果、受信信号の周波数が1000
ヘルツと一致しなかった場合には、アナログ試験信号
(SA1)を正常に受信しなかったと判定し、返送路(6
1 )を経由して送信回路(41A1)に返送しないが、受
信信号の周波数が1000ヘルツと一致した場合には、
アナログ試験信号(SA1)を正常に受信したと判定し、
受信したアナログ試験信号(SA1)を、返送路(61 )
を経由して送信回路(41A1)に返送する。
ヘルツと一致しなかった場合には、アナログ試験信号
(SA1)を正常に受信しなかったと判定し、返送路(6
1 )を経由して送信回路(41A1)に返送しないが、受
信信号の周波数が1000ヘルツと一致した場合には、
アナログ試験信号(SA1)を正常に受信したと判定し、
受信したアナログ試験信号(SA1)を、返送路(61 )
を経由して送信回路(41A1)に返送する。
【0043】送信回路(41A1)は、返送されたアナロ
グ試験信号(SA1)を、上り回線(3AU)に送出する。
送出されたアナログ試験信号(SA1)は、上り回線(3
AU)を経由して主局(10)に返送される。
グ試験信号(SA1)を、上り回線(3AU)に送出する。
送出されたアナログ試験信号(SA1)は、上り回線(3
AU)を経由して主局(10)に返送される。
【0044】主局(10)においては、信号検出部(5
3S0)が、上り回線(3AU)から到着する信号を、受信
回路(51A0)を介して受信すると、受信信号の周波数
が、信号発生部(43S0)により発生されたアナログ試
験信号(SA1)の周波数〔=1000ヘルツ〕と一致す
るか否かを検査する。
3S0)が、上り回線(3AU)から到着する信号を、受信
回路(51A0)を介して受信すると、受信信号の周波数
が、信号発生部(43S0)により発生されたアナログ試
験信号(SA1)の周波数〔=1000ヘルツ〕と一致す
るか否かを検査する。
【0045】検査の結果、受信信号の周波数が、発生し
たアナログ試験信号(SA1)の周波数と一致しなかった
場合には、アナログ試験信号(SA1)が正常に返送され
なかったと判定し、発光ダイオード(540 )に検出信
号(d)を伝達しないが、受信信号の周波数が、発生し
たアナログ試験信号(SA1)の周波数と一致した場合に
は、アナログ試験信号(SA1)が正常に返送されたと判
定し、発光ダイオード(540 )に検出信号(d)を伝
達し、発光ダイオード(540 )を点灯させる。
たアナログ試験信号(SA1)の周波数と一致しなかった
場合には、アナログ試験信号(SA1)が正常に返送され
なかったと判定し、発光ダイオード(540 )に検出信
号(d)を伝達しないが、受信信号の周波数が、発生し
たアナログ試験信号(SA1)の周波数と一致した場合に
は、アナログ試験信号(SA1)が正常に返送されたと判
定し、発光ダイオード(540 )に検出信号(d)を伝
達し、発光ダイオード(540 )を点灯させる。
【0046】保守者は、発光ダイオード(540 )の点
灯を検出すると、オーダワイヤ回線の通信正常性が確認
されたと判定する。次に、本発明(請求項1)の他の実
施例を、図4および図5を用いて説明する。
灯を検出すると、オーダワイヤ回線の通信正常性が確認
されたと判定する。次に、本発明(請求項1)の他の実
施例を、図4および図5を用いて説明する。
【0047】図4においては、主局(10)に設置され
た送信装置(4D0)および受信装置(5D0)と、従局
(201 )に設置された送信装置(4D1)および受信装
置(5 D1)とが、ディジタル形式の通信回線(3D )で
接続されている。
た送信装置(4D0)および受信装置(5D0)と、従局
(201 )に設置された送信装置(4D1)および受信装
置(5 D1)とが、ディジタル形式の通信回線(3D )で
接続されている。
【0048】送信装置(4D0)には送信回路(41D0)
と符号発生部(44S0)とが設けられ、また受信装置
(5D0)には受信回路(51D0)と符号検出部(5
5S0)と発光ダイオード(540 )とが設けられてお
り、また送信装置(4D1)には送信回路(41D1)と符
号挿入部(451 )とが設けられ、また受信装置
(5D1)には受信回路(51D1)と符号検出部(5
5S1)とが設けられており、更に符号検出部(55S1)
と符号挿入部(451 )とは、返送路(61 )により接
続されている。
と符号発生部(44S0)とが設けられ、また受信装置
(5D0)には受信回路(51D0)と符号検出部(5
5S0)と発光ダイオード(540 )とが設けられてお
り、また送信装置(4D1)には送信回路(41D1)と符
号挿入部(451 )とが設けられ、また受信装置
(5D1)には受信回路(51D1)と符号検出部(5
5S1)とが設けられており、更に符号検出部(55S1)
と符号挿入部(451 )とは、返送路(61 )により接
続されている。
【0049】なお符号発生部(44S0)および符号検出
部(55S0)は、図1における第一の信号送信手段(1
01)および第一の信号検出手段(102)の役割を果
たす為に設けられ、また符号検出部(55S1)、返送路
(61 )および符号挿入部(451 )は、図1における
第一の信号返送手段(201)の役割を果たす為に設け
られている。
部(55S0)は、図1における第一の信号送信手段(1
01)および第一の信号検出手段(102)の役割を果
たす為に設けられ、また符号検出部(55S1)、返送路
(61 )および符号挿入部(451 )は、図1における
第一の信号返送手段(201)の役割を果たす為に設け
られている。
【0050】図4および図5において、オーダワイヤ回
線の通信正常性を検査する場合には、一人の保守者が主
局(10)に出向き、符号発生部(44S0)を起動す
る。起動された符号発生部(44S0)は、予め定められ
た符号構成〔例えば論理“0”と論理“1”とを所定周
期で交互に繰返す符号構成(C1 )〕を有するディジタ
ル信号を所定期間〔例えば3秒間〕、ディジタル試験信
号(SD1)として発生し、送信回路(41D0)に入力す
る。
線の通信正常性を検査する場合には、一人の保守者が主
局(10)に出向き、符号発生部(44S0)を起動す
る。起動された符号発生部(44S0)は、予め定められ
た符号構成〔例えば論理“0”と論理“1”とを所定周
期で交互に繰返す符号構成(C1 )〕を有するディジタ
ル信号を所定期間〔例えば3秒間〕、ディジタル試験信
号(SD1)として発生し、送信回路(41D0)に入力す
る。
【0051】送信回路(41D0)は、入力されたディジ
タル試験信号(SD1)を、下り回線(3DD)に送出する
ディジタル信号の、信号転送用に定められている特定ビ
ットを利用して、マルチフレーム形式で送出する。
タル試験信号(SD1)を、下り回線(3DD)に送出する
ディジタル信号の、信号転送用に定められている特定ビ
ットを利用して、マルチフレーム形式で送出する。
【0052】送出されたディジタル試験信号(SD1)
は、下り回線(3DD)を経由して従局(201 )に転送
される。従局(201 )においては、受信回路(5
1D1))が、下り回線(3AD)から到着するディジタル
信号の、特定ビットを利用して転送される符号構成を検
出し、符号検出部(55S1)に伝達すると、符号検出部
(55S1)は、受信した符号構成が、ディジタル試験信
号(SD1)として予め定められている符号構成(C1)
と一致するか否かを検査する。
は、下り回線(3DD)を経由して従局(201 )に転送
される。従局(201 )においては、受信回路(5
1D1))が、下り回線(3AD)から到着するディジタル
信号の、特定ビットを利用して転送される符号構成を検
出し、符号検出部(55S1)に伝達すると、符号検出部
(55S1)は、受信した符号構成が、ディジタル試験信
号(SD1)として予め定められている符号構成(C1)
と一致するか否かを検査する。
【0053】検査の結果、受信符号構成がディジタル試
験信号(SD1)の符号構成(C1 )と一致しなかった場
合には、ディジタル試験信号(SD1)を正常に受信しな
かったと判定し、返送路(61 )を経由し符号挿入部
(451 )に返送しないが、受信符号構成がディジタル
試験信号(SD1)の符号構成(C1 )と一致した場合に
は、ディジタル試験信号(SD1)を正常に受信したと判
定し、受信したディジタル試験信号(SD1)を、返送路
(61 )を経由して符号挿入部(451 )に返送する。
験信号(SD1)の符号構成(C1 )と一致しなかった場
合には、ディジタル試験信号(SD1)を正常に受信しな
かったと判定し、返送路(61 )を経由し符号挿入部
(451 )に返送しないが、受信符号構成がディジタル
試験信号(SD1)の符号構成(C1 )と一致した場合に
は、ディジタル試験信号(SD1)を正常に受信したと判
定し、受信したディジタル試験信号(SD1)を、返送路
(61 )を経由して符号挿入部(451 )に返送する。
【0054】符号挿入部(451 )は、返送されたディ
ジタル試験信号(SD1)を、送信回路(41D1)を介し
て特定ビットを利用してマルチフレーム形式で、上り回
線(3DU)に送出する。
ジタル試験信号(SD1)を、送信回路(41D1)を介し
て特定ビットを利用してマルチフレーム形式で、上り回
線(3DU)に送出する。
【0055】送出されたディジタル試験信号(SD1)
は、上り回線(3DU)を経由して主局(10)に返送さ
れる。主局(10)においては、符号検出部(55S0)
が、上り回線(3DU)から特定ビットを利用して到着す
る符号構成を、受信回路(51D0)を介して受信・検出
すると、受信・検出した符号構成が、符号発生部(44
S0)により発生されたディジタル試験信号(SD1)の符
号構成(C1 )と一致するか否かを検査する。
は、上り回線(3DU)を経由して主局(10)に返送さ
れる。主局(10)においては、符号検出部(55S0)
が、上り回線(3DU)から特定ビットを利用して到着す
る符号構成を、受信回路(51D0)を介して受信・検出
すると、受信・検出した符号構成が、符号発生部(44
S0)により発生されたディジタル試験信号(SD1)の符
号構成(C1 )と一致するか否かを検査する。
【0056】検査の結果、受信した符号構成が、ディジ
タル試験信号(SD1)の符号構成(C1 )と一致しなか
った場合には、ディジタル試験信号(SD1)が正常に返
送されなかったと判定し、発光ダイオード(540 )に
検出信号(d)を伝達しないが、受信した符号構成が、
ディジタル試験信号(SD1)の符号構成と一致した場合
には、ディジタル試験信号(SD1)が正常に返送された
と判定し、発光ダイオード(540 )に検出信号(d)
を伝達し、発光ダイオード(540 )を点灯させる。
タル試験信号(SD1)の符号構成(C1 )と一致しなか
った場合には、ディジタル試験信号(SD1)が正常に返
送されなかったと判定し、発光ダイオード(540 )に
検出信号(d)を伝達しないが、受信した符号構成が、
ディジタル試験信号(SD1)の符号構成と一致した場合
には、ディジタル試験信号(SD1)が正常に返送された
と判定し、発光ダイオード(540 )に検出信号(d)
を伝達し、発光ダイオード(540 )を点灯させる。
【0057】保守者は、発光ダイオード(540 )の点
灯を検出すると、オーダワイヤ回線の通信正常性が確認
されたと判定する。次に、本発明(請求項2)の一実施
例を、図6および図7を用いて説明する。
灯を検出すると、オーダワイヤ回線の通信正常性が確認
されたと判定する。次に、本発明(請求項2)の一実施
例を、図6および図7を用いて説明する。
【0058】図6においては、主局(10)に設置され
た送信装置(4A0)および受信装置(5A0)と、従局
(201 )に設置された送信装置(4A1)および受信装
置(5 A1)とが、アナログ形式の通信回線(3A )で接
続されている。
た送信装置(4A0)および受信装置(5A0)と、従局
(201 )に設置された送信装置(4A1)および受信装
置(5 A1)とが、アナログ形式の通信回線(3A )で接
続されている。
【0059】送信装置(4A0)には送信回路(41A0)
とマイクロホン(420 )とが設けられ、また受信装置
(5A0)には受信回路(51A0)とスピーカ(520 )
とが設けられており、また送信装置(4A1)には送信回
路(41A1)とマイクロホン(421 )とが設けられ、
また受信装置(5A1)には受信回路(51A1)とスピー
カ(521 )とが設けられており、更にスピーカ(52
1 )とマイクロホン(421 )とは、強度の音響結合を
有する如く配置されている。
とマイクロホン(420 )とが設けられ、また受信装置
(5A0)には受信回路(51A0)とスピーカ(520 )
とが設けられており、また送信装置(4A1)には送信回
路(41A1)とマイクロホン(421 )とが設けられ、
また受信装置(5A1)には受信回路(51A1)とスピー
カ(521 )とが設けられており、更にスピーカ(52
1 )とマイクロホン(421 )とは、強度の音響結合を
有する如く配置されている。
【0060】なおマイクロホン(420 )およびスピー
カ(520 )は、図1における送話手段(110)およ
び受話手段(120)の役割を果たす為に設けられ、ま
た強度の音響結合を有する如く配置されたスピーカ(5
21 )およびマイクロホン(421 )は、図1における
信号折返し手段(210)の役割を果たす為に設けられ
ている。
カ(520 )は、図1における送話手段(110)およ
び受話手段(120)の役割を果たす為に設けられ、ま
た強度の音響結合を有する如く配置されたスピーカ(5
21 )およびマイクロホン(421 )は、図1における
信号折返し手段(210)の役割を果たす為に設けられ
ている。
【0061】図6および図7において、オーダワイヤ回
線の通信正常性を検査する場合には、一人の保守者が主
局(10)に出向き、マイクロホン(420 )に対して
任意の音声(V)を発声する。
線の通信正常性を検査する場合には、一人の保守者が主
局(10)に出向き、マイクロホン(420 )に対して
任意の音声(V)を発声する。
【0062】マイクロホン(420 )は、発声された音
声(V)を音響・電気変換して音声信号(SV )を発生
し、送信回路(41A0)を介して下り回線(3AD)に送
出する。
声(V)を音響・電気変換して音声信号(SV )を発生
し、送信回路(41A0)を介して下り回線(3AD)に送
出する。
【0063】送出された音声信号(SV )は、下り回線
(3AD)を経由して従局(201 )に転送される。従局
(201 )においては、スピーカ(521 )が、下り回
線(3AD)から到着する音声信号(SV )を、受信回路
(51A1)を介して受信すると、電気・音響変換して音
声(V)を発生し、出力する。
(3AD)を経由して従局(201 )に転送される。従局
(201 )においては、スピーカ(521 )が、下り回
線(3AD)から到着する音声信号(SV )を、受信回路
(51A1)を介して受信すると、電気・音響変換して音
声(V)を発生し、出力する。
【0064】スピーカ(521 )の出力する音声(V)
は、強度の音響結合を有するマイクロホン(421 )に
入力される。マイクロホン(421 )は、音声(V)が
入力されなかった場合には、音声信号(SV )を送信回
路(41A0)に返送しないが、音声(V)を入力された
場合には、入力された音声(V)を音響・電気変換して
音声信号(SV )を発生し、送信回路(41A1)を介し
て上り回線(3AU)に送出する。
は、強度の音響結合を有するマイクロホン(421 )に
入力される。マイクロホン(421 )は、音声(V)が
入力されなかった場合には、音声信号(SV )を送信回
路(41A0)に返送しないが、音声(V)を入力された
場合には、入力された音声(V)を音響・電気変換して
音声信号(SV )を発生し、送信回路(41A1)を介し
て上り回線(3AU)に送出する。
【0065】送出された音声信号(SV )は、上り回線
(3AU)を経由して主局(10)に返送される。主局
(10)においては、スピーカ(520 )が、上り回線
(3AU)から到着する音声信号(SV )を、受信回路
(51A0)を介して受信すると、電気・音響変換して音
声(V)を発生し、出力する。
(3AU)を経由して主局(10)に返送される。主局
(10)においては、スピーカ(520 )が、上り回線
(3AU)から到着する音声信号(SV )を、受信回路
(51A0)を介して受信すると、電気・音響変換して音
声(V)を発生し、出力する。
【0066】保守者は、スピーカ(520 )から出力さ
れる音声(V)を聴取し、自分がマイクロホン(4
20 )に向かって発声した音声(V)が返送されたと認
識すると、オーダワイヤ回線の通信正常性が確認された
と判定する。
れる音声(V)を聴取し、自分がマイクロホン(4
20 )に向かって発声した音声(V)が返送されたと認
識すると、オーダワイヤ回線の通信正常性が確認された
と判定する。
【0067】次に、本発明(請求項2)の他の実施例
を、図8および図9を用いて説明する。図8に示される
オーダワイヤ回線の構成は、主局(10)に、比較部
(560)および発光ダイオード(540 )が、図1に
おける比較手段(130)の役割を果たす為に追加され
ている点以外は、図6に示されるオーダワイヤ回線と同
一の構成を有している。
を、図8および図9を用いて説明する。図8に示される
オーダワイヤ回線の構成は、主局(10)に、比較部
(560)および発光ダイオード(540 )が、図1に
おける比較手段(130)の役割を果たす為に追加され
ている点以外は、図6に示されるオーダワイヤ回線と同
一の構成を有している。
【0068】図8および図9において、オーダワイヤ回
線の通信正常性を検査する場合には、一人の保守者が主
局(10)に出向き、マイクロホン(420 )に対して
任意の音声(V)を発声すると、音声(V)は、図6お
よび図7におけると同様の過程で、マイクロホン(42
0 )により音声信号(SV )に変換され、送信回路(4
1A0)および下り回線(3AD)を経由して従局(2
01 )に転送され、受信回路(51A1)を介してスピー
カ(521 )に入力され、スピーカ(521 )により音
声(V)に変換されて出力され、強度の音響結合を有す
るマイクロホン(421 )に入力され、マイクロホン
(421 )により音声信号(SV )に変換され、送信回
路(41A1)および上り回線(3AU)を経由して主局
(10)に返送され、受信回路(51A0)を介してスピ
ーカ(520 )に入力され、スピーカ(520 )により
音声(V)に変換されて出力される。
線の通信正常性を検査する場合には、一人の保守者が主
局(10)に出向き、マイクロホン(420 )に対して
任意の音声(V)を発声すると、音声(V)は、図6お
よび図7におけると同様の過程で、マイクロホン(42
0 )により音声信号(SV )に変換され、送信回路(4
1A0)および下り回線(3AD)を経由して従局(2
01 )に転送され、受信回路(51A1)を介してスピー
カ(521 )に入力され、スピーカ(521 )により音
声(V)に変換されて出力され、強度の音響結合を有す
るマイクロホン(421 )に入力され、マイクロホン
(421 )により音声信号(SV )に変換され、送信回
路(41A1)および上り回線(3AU)を経由して主局
(10)に返送され、受信回路(51A0)を介してスピ
ーカ(520 )に入力され、スピーカ(520 )により
音声(V)に変換されて出力される。
【0069】主局(10)においては、送信回路(41
A0)が、下り回線(3AD)に送出する音声信号(SV )
を比較部(560 )にも入力し、また受信回路(5
1A0)が、上り回線(3AU)から到着する音声信号(S
V )を比較部(560 )にも入力する。
A0)が、下り回線(3AD)に送出する音声信号(SV )
を比較部(560 )にも入力し、また受信回路(5
1A0)が、上り回線(3AU)から到着する音声信号(S
V )を比較部(560 )にも入力する。
【0070】比較部(560 )は、送信回路(41A0)
から入力される音声信号(SV )と、受信回路(5
1A0)から入力される音声信号(SV )とを比較し、両
者の有する周波数、位相等の音声的特性が一致しない場
合には、発光ダイオード(540)に検出信号(d)を
伝達しないが、両者の有する周波数、位相等の音声的特
性が一致することを検出した場合には、発光ダイオード
(540 )に検出信号(d)を伝達し、発光ダイオード
(540 )を点灯させる。
から入力される音声信号(SV )と、受信回路(5
1A0)から入力される音声信号(SV )とを比較し、両
者の有する周波数、位相等の音声的特性が一致しない場
合には、発光ダイオード(540)に検出信号(d)を
伝達しないが、両者の有する周波数、位相等の音声的特
性が一致することを検出した場合には、発光ダイオード
(540 )に検出信号(d)を伝達し、発光ダイオード
(540 )を点灯させる。
【0071】保守者は、発光ダイオード(540 )の点
灯を検出すると、オーダワイヤ回線の通信正常性が確認
されたと判定する。次に、本発明(請求項3)の一実施
例を、図10および図11を用いて説明する。
灯を検出すると、オーダワイヤ回線の通信正常性が確認
されたと判定する。次に、本発明(請求項3)の一実施
例を、図10および図11を用いて説明する。
【0072】図10においては、主局(10)に設置さ
れた送信装置(4A0)および受信装置(5A0)と、三局
の従局(201 )乃至(203 )に設置された送信装置
(4 A1)乃至(4A3)および受信装置(5A1)乃至(5
A3)とが、アナログ形式の通信回線(3A )で並列に接
続されている。
れた送信装置(4A0)および受信装置(5A0)と、三局
の従局(201 )乃至(203 )に設置された送信装置
(4 A1)乃至(4A3)および受信装置(5A1)乃至(5
A3)とが、アナログ形式の通信回線(3A )で並列に接
続されている。
【0073】主局(10)において、送信装置(4A0)
には送信回路(41A0)と信号発生部(43M0)とが設
けられ、受信装置(5A0)には受信回路(51A0)と信
号検出部(53M0)と発光ダイオード(540 )とが設
けられており、また従局(201 )において、送信装置
(4A1)には送信回路(41A1)が設けられ、また受信
装置(5A1)には受信回路(51A1)と信号検出部(5
3S1)とが設けられており、更に信号検出部(53S1)
と送信回路(41A1)とは、返送路(61 )により接続
されている。従局(202 )の送信装置(4A2)および
受信装置(5A2)、並びに(203 )の送信装置
(4A3)および受信装置(5A3)も、従局(201 )の
送信装置(4A1)および受信装置(5A1)と同様の構成
を有している。
には送信回路(41A0)と信号発生部(43M0)とが設
けられ、受信装置(5A0)には受信回路(51A0)と信
号検出部(53M0)と発光ダイオード(540 )とが設
けられており、また従局(201 )において、送信装置
(4A1)には送信回路(41A1)が設けられ、また受信
装置(5A1)には受信回路(51A1)と信号検出部(5
3S1)とが設けられており、更に信号検出部(53S1)
と送信回路(41A1)とは、返送路(61 )により接続
されている。従局(202 )の送信装置(4A2)および
受信装置(5A2)、並びに(203 )の送信装置
(4A3)および受信装置(5A3)も、従局(201 )の
送信装置(4A1)および受信装置(5A1)と同様の構成
を有している。
【0074】なお信号発生部(43M0)および信号検出
部(53M0)は、図1における第二の信号送信手段(1
03)および第二の信号検出手段(104)の役割を果
たす為に設けられ、また信号検出部(53S1)乃至(5
3S3)および返送路(61 )乃至(63 )は、それぞれ
図1における第二の信号返送手段(202)の役割を果
たす為に設けられている。
部(53M0)は、図1における第二の信号送信手段(1
03)および第二の信号検出手段(104)の役割を果
たす為に設けられ、また信号検出部(53S1)乃至(5
3S3)および返送路(61 )乃至(63 )は、それぞれ
図1における第二の信号返送手段(202)の役割を果
たす為に設けられている。
【0075】信号発生部(43M0)は、各従局(2
01 )乃至(203 )に対応して個別に割当てられた音
声帯域内周波数〔例えば従局(201 )には1000ヘ
ルツ、従局(202 )には2000ヘルツ、従局(20
3 )には3000ヘルツ〕を有する三種類のアナログ試
験信号(SA1)、(SA2)および(SA3)の内、保守者
が指定する一種類を発生し、また信号検出部(53M0)
は、前述の三種類のアナログ試験信号(SA1)、
(SA2)および(SA3)の内、信号発生部(43M0)が
発生する一種類のみを検出する。
01 )乃至(203 )に対応して個別に割当てられた音
声帯域内周波数〔例えば従局(201 )には1000ヘ
ルツ、従局(202 )には2000ヘルツ、従局(20
3 )には3000ヘルツ〕を有する三種類のアナログ試
験信号(SA1)、(SA2)および(SA3)の内、保守者
が指定する一種類を発生し、また信号検出部(53M0)
は、前述の三種類のアナログ試験信号(SA1)、
(SA2)および(SA3)の内、信号発生部(43M0)が
発生する一種類のみを検出する。
【0076】一方信号検出部(53S1)は、従局(20
1 )に割当てられたアナログ試験信号(SA1)〔=周波
数1000ヘルツ〕のみを検出し、また信号検出部(5
3S2)は、従局(202 )に割当てられたアナログ試験
信号(SA2)〔=周波数2000ヘルツ〕のみを検出
し、更に信号検出部(53S3)は、従局(203 )に割
当てられたアナログ試験信号(SA3)〔=周波数300
0ヘルツ〕のみを検出する。
1 )に割当てられたアナログ試験信号(SA1)〔=周波
数1000ヘルツ〕のみを検出し、また信号検出部(5
3S2)は、従局(202 )に割当てられたアナログ試験
信号(SA2)〔=周波数2000ヘルツ〕のみを検出
し、更に信号検出部(53S3)は、従局(203 )に割
当てられたアナログ試験信号(SA3)〔=周波数300
0ヘルツ〕のみを検出する。
【0077】図10および図11において、オーダワイ
ヤ回線の通信正常性を検査する場合には、一人の保守者
が主局(10)に出向き、三局の従局(201 )乃至
(20 3 )の中から先ず従局(201 )を選択し、信号
発生部(43M0)に従局(20 1 )に割当てられたアナ
ログ試験信号(SA1)の発生を指定した後、起動する。
ヤ回線の通信正常性を検査する場合には、一人の保守者
が主局(10)に出向き、三局の従局(201 )乃至
(20 3 )の中から先ず従局(201 )を選択し、信号
発生部(43M0)に従局(20 1 )に割当てられたアナ
ログ試験信号(SA1)の発生を指定した後、起動する。
【0078】起動された信号発生部(43M0)は、保守
者に指定されたアナログ試験信号(SA1)〔=周波数1
000ヘルツ〕を所定期間〔例えば3秒間〕発生し、送
信回路(41A0)に入力する。
者に指定されたアナログ試験信号(SA1)〔=周波数1
000ヘルツ〕を所定期間〔例えば3秒間〕発生し、送
信回路(41A0)に入力する。
【0079】送信回路(41A0)は、入力されたアナロ
グ試験信号(SA1)を、下り回線(3AD)に送出する。
送出されたアナログ試験信号(SA1)は、下り回線(3
AD)を経由して、並列接続されている各従局(201 )
乃至(203 )に転送される。
グ試験信号(SA1)を、下り回線(3AD)に送出する。
送出されたアナログ試験信号(SA1)は、下り回線(3
AD)を経由して、並列接続されている各従局(201 )
乃至(203 )に転送される。
【0080】従局(201 )においては、信号検出部
(53S1)が、下り回線(3AD)から到着する信号を、
受信回路(51A1)を介して受信すると、受信信号の周
波数が、自従局(201 )に割当てられているアナログ
試験信号(SA1)の周波数〔=1000ヘルツ〕と一致
するか否かを検査する。
(53S1)が、下り回線(3AD)から到着する信号を、
受信回路(51A1)を介して受信すると、受信信号の周
波数が、自従局(201 )に割当てられているアナログ
試験信号(SA1)の周波数〔=1000ヘルツ〕と一致
するか否かを検査する。
【0081】検査の結果、受信信号の周波数が1000
ヘルツと一致した為、自従局(20 1 )に割当てられた
アナログ試験信号(SA1)を正常に受信したと判定し、
受信したアナログ試験信号(SA1)を、返送路(61 )
を経由して送信回路(41A1)に返送する。
ヘルツと一致した為、自従局(20 1 )に割当てられた
アナログ試験信号(SA1)を正常に受信したと判定し、
受信したアナログ試験信号(SA1)を、返送路(61 )
を経由して送信回路(41A1)に返送する。
【0082】送信回路(41A1)は、返送されたアナロ
グ試験信号(SA1)を、上り回線(3AU)に送出する。
一方従局(202 )においては、信号検出部(53S2)
が、下り回線(3AD)から到着する信号を、受信回路
(51A2)を介して受信すると、受信信号の周波数が、
自従局(202 )に割当てられているアナログ試験信号
(SA2)の周波数〔=2000ヘルツ〕と一致するか否
かを検査する。
グ試験信号(SA1)を、上り回線(3AU)に送出する。
一方従局(202 )においては、信号検出部(53S2)
が、下り回線(3AD)から到着する信号を、受信回路
(51A2)を介して受信すると、受信信号の周波数が、
自従局(202 )に割当てられているアナログ試験信号
(SA2)の周波数〔=2000ヘルツ〕と一致するか否
かを検査する。
【0083】検査の結果、受信信号の周波数が1000
ヘルツであり、アナログ試験信号(SA2)の周波数〔=
2000ヘルツ〕と不一致の為、自従局(202 )に割
当てられたアナログ試験信号(SA2)を受信しないと判
定し、受信したアナログ試験信号(SA1)を、返送路
(62 )に転送しない。
ヘルツであり、アナログ試験信号(SA2)の周波数〔=
2000ヘルツ〕と不一致の為、自従局(202 )に割
当てられたアナログ試験信号(SA2)を受信しないと判
定し、受信したアナログ試験信号(SA1)を、返送路
(62 )に転送しない。
【0084】従局(203 )においても、信号検出部
(53S3)が、従局(202 )におけると同様の過程
で、受信したアナログ試験信号(SA1)を、返送路(6
3 )に転送しない。
(53S3)が、従局(202 )におけると同様の過程
で、受信したアナログ試験信号(SA1)を、返送路(6
3 )に転送しない。
【0085】従局(201 )から送出されたアナログ試
験信号(SA1)は、上り回線(3AU)を経由して主局
(10)に返送される。主局(10)においては、信号
検出部(53M0)が、上り回線(3AU)から到着する信
号を、受信回路(51A0)を介して受信すると、受信信
号の周波数が、信号発生部(43M0)により発生された
アナログ試験信号(SA1)の周波数と一致するか否かを
検査する。
験信号(SA1)は、上り回線(3AU)を経由して主局
(10)に返送される。主局(10)においては、信号
検出部(53M0)が、上り回線(3AU)から到着する信
号を、受信回路(51A0)を介して受信すると、受信信
号の周波数が、信号発生部(43M0)により発生された
アナログ試験信号(SA1)の周波数と一致するか否かを
検査する。
【0086】検査の結果、受信信号の周波数が、発生し
たアナログ試験信号(SA1)の周波数〔=1000ヘル
ツ〕と一致しなかった場合には、アナログ試験信号(S
A1)が従局(201 )により正常に返送されなかったと
判定し、発光ダイオード(540 )に検出信号(d)を
伝達しないが、受信信号の周波数が、発生したアナログ
試験信号(SA1)の周波数と一致すると、アナログ試験
信号(SA1)が従局(201 )により正常に返送された
と判定し、発光ダイオード(540 )に検出信号(d)
を伝達し、発光ダイオード(540 )を点灯させる。
たアナログ試験信号(SA1)の周波数〔=1000ヘル
ツ〕と一致しなかった場合には、アナログ試験信号(S
A1)が従局(201 )により正常に返送されなかったと
判定し、発光ダイオード(540 )に検出信号(d)を
伝達しないが、受信信号の周波数が、発生したアナログ
試験信号(SA1)の周波数と一致すると、アナログ試験
信号(SA1)が従局(201 )により正常に返送された
と判定し、発光ダイオード(540 )に検出信号(d)
を伝達し、発光ダイオード(540 )を点灯させる。
【0087】保守者は、発光ダイオード(540 )の点
灯を検出すると、オーダワイヤ回線の、主局(10)と
従局(201 )との間の通信正常性が確認されたと判定
する。
灯を検出すると、オーダワイヤ回線の、主局(10)と
従局(201 )との間の通信正常性が確認されたと判定
する。
【0088】続いて保守者は、信号発生部(43M0)に
従局(202 )に割当てられたアナログ試験信号
(SA2)の発生を指定した後に起動し、信号発生部(4
3M0)から従局(202 )に割当てられたアナログ試験
信号(SA2)〔=周波数2000ヘルツ〕を発生させ、
前述と同様の過程により、オーダワイヤ回線の、主局
(10)と従局(202 )との間の通信正常性を確認
し、更に信号発生部(43M0)に従局(203 )に割当
てられたアナログ試験信号(SA3)の発生を指定した後
に起動し、信号発生部(43M0)から従局(203 )に
割当てられたアナログ試験信号(SA3)〔=周波数30
00ヘルツ〕を発生させ、前述と同様の過程により、オ
ーダワイヤ回線の、主局(10)と従局(203 )との
間の通信正常性を確認する。
従局(202 )に割当てられたアナログ試験信号
(SA2)の発生を指定した後に起動し、信号発生部(4
3M0)から従局(202 )に割当てられたアナログ試験
信号(SA2)〔=周波数2000ヘルツ〕を発生させ、
前述と同様の過程により、オーダワイヤ回線の、主局
(10)と従局(202 )との間の通信正常性を確認
し、更に信号発生部(43M0)に従局(203 )に割当
てられたアナログ試験信号(SA3)の発生を指定した後
に起動し、信号発生部(43M0)から従局(203 )に
割当てられたアナログ試験信号(SA3)〔=周波数30
00ヘルツ〕を発生させ、前述と同様の過程により、オ
ーダワイヤ回線の、主局(10)と従局(203 )との
間の通信正常性を確認する。
【0089】なお図11には、オーダワイヤ回線の、主
局(10)と従局(201 )との間の通信正常性の確認
過程のみが例示されている。次に、本発明(請求項3)
の他の実施例を、図12および図13を用いて説明す
る。
局(10)と従局(201 )との間の通信正常性の確認
過程のみが例示されている。次に、本発明(請求項3)
の他の実施例を、図12および図13を用いて説明す
る。
【0090】図12においては、主局(10)に設置さ
れた送信装置(4D0)および受信装置(5D0)と、三局
の従局(201 )乃至(203 )に設置された送信装置
(4 D1)乃至(4D3)および受信装置(5D1)乃至(5
D3)とが、ディジタル形式の通信回線(3D )で並列に
接続されている。
れた送信装置(4D0)および受信装置(5D0)と、三局
の従局(201 )乃至(203 )に設置された送信装置
(4 D1)乃至(4D3)および受信装置(5D1)乃至(5
D3)とが、ディジタル形式の通信回線(3D )で並列に
接続されている。
【0091】主局(10)において、送信装置(4D0)
には送信回路(41D0)と符号発生部(44M0)とが設
けられ、受信装置(5D0)には受信回路(51D0)と符
号検出部(55M0)と発光ダイオード(540 )とが設
けられており、また従局(201 )において、送信装置
(4D1)には送信回路(41D1)と符号挿入部(4
5 1 )とが設けられ、また受信装置(5D1)には受信回
路(51D1)と符号検出部(55S1)とが設けられてお
り、更に符号検出部(55S1)と符号挿入部(45 1 )
とは、返送路(61 )により接続されている。従局(2
02 )の送信装置(4D2)および受信装置(5D2)、並
びに(20D3)の送信装置(4D3)および受信装置(5
D3)も、従局(201 )の送信装置(4D1)および受信
装置(5D1)と同様の構成を有している。
には送信回路(41D0)と符号発生部(44M0)とが設
けられ、受信装置(5D0)には受信回路(51D0)と符
号検出部(55M0)と発光ダイオード(540 )とが設
けられており、また従局(201 )において、送信装置
(4D1)には送信回路(41D1)と符号挿入部(4
5 1 )とが設けられ、また受信装置(5D1)には受信回
路(51D1)と符号検出部(55S1)とが設けられてお
り、更に符号検出部(55S1)と符号挿入部(45 1 )
とは、返送路(61 )により接続されている。従局(2
02 )の送信装置(4D2)および受信装置(5D2)、並
びに(20D3)の送信装置(4D3)および受信装置(5
D3)も、従局(201 )の送信装置(4D1)および受信
装置(5D1)と同様の構成を有している。
【0092】なお符号発生部(44M0)および符号検出
部(55M0)は、図1における第二の信号送信手段(1
03)および第二の信号検出手段(104)の役割を果
たす為に設けられ、また符号検出部(55S1)乃至(5
5S3)、返送路(61 )乃至(63 )および符号挿入部
(451 )乃至(453 )は、図1における第二の信号
返送手段(202)の役割を果たす為に設けられてい
る。
部(55M0)は、図1における第二の信号送信手段(1
03)および第二の信号検出手段(104)の役割を果
たす為に設けられ、また符号検出部(55S1)乃至(5
5S3)、返送路(61 )乃至(63 )および符号挿入部
(451 )乃至(453 )は、図1における第二の信号
返送手段(202)の役割を果たす為に設けられてい
る。
【0093】符号発生部(44M0)は、各従局(2
01 )乃至(203 )に対応して個別に割当てられた符
号構成〔例えば従局(201 )には符号構成(C1 )、
従局(202 )には符号構成(C2 )、従局(203 )
には符号構成(C3 )〕を有する三種類のディジタル試
験信号(SD1)、(SD2)および(SD3)の内、保守者
が指定する一種類を発生し、また符号検出部(55M0)
は、前述の三種類のディジタル試験信号(SD1)、(S
D2)および(SD3)の内、符号発生部(44M0)が発生
する符号構成のみを検出する。
01 )乃至(203 )に対応して個別に割当てられた符
号構成〔例えば従局(201 )には符号構成(C1 )、
従局(202 )には符号構成(C2 )、従局(203 )
には符号構成(C3 )〕を有する三種類のディジタル試
験信号(SD1)、(SD2)および(SD3)の内、保守者
が指定する一種類を発生し、また符号検出部(55M0)
は、前述の三種類のディジタル試験信号(SD1)、(S
D2)および(SD3)の内、符号発生部(44M0)が発生
する符号構成のみを検出する。
【0094】一方符号検出部(55S1)は、従局(20
1 )に割当てられたディジタル試験信号(SD1)〔=符
号構成(C1 )〕のみを検出し、また符号検出部(55
S2)は、従局(202 )に割当てられたディジタル試験
信号(SD2)〔=符号構成(C2 )〕のみを検出し、更
に符号検出部(55S3)は、従局(203 )に割当てら
れたディジタル試験信号(SD3)〔=符号構成
(C3 )〕のみを検出する。
1 )に割当てられたディジタル試験信号(SD1)〔=符
号構成(C1 )〕のみを検出し、また符号検出部(55
S2)は、従局(202 )に割当てられたディジタル試験
信号(SD2)〔=符号構成(C2 )〕のみを検出し、更
に符号検出部(55S3)は、従局(203 )に割当てら
れたディジタル試験信号(SD3)〔=符号構成
(C3 )〕のみを検出する。
【0095】図12および図13において、オーダワイ
ヤ回線の通信正常性を検査する場合には、一人の保守者
が主局(10)に出向き、三局の従局(201 )乃至
(20 3 )の中から先ず従局(201 )を選択し、符号
発生部(44M0)に従局(20 1 )に割当てられたディ
ジタル試験信号(SD1)の発生を指定した後、起動す
る。
ヤ回線の通信正常性を検査する場合には、一人の保守者
が主局(10)に出向き、三局の従局(201 )乃至
(20 3 )の中から先ず従局(201 )を選択し、符号
発生部(44M0)に従局(20 1 )に割当てられたディ
ジタル試験信号(SD1)の発生を指定した後、起動す
る。
【0096】起動された符号発生部(44M0)は、保守
者に指定されたディジタル試験信号(SD1)〔=符号構
成(C1 )〕を所定期間〔例えば3秒間〕発生し、送信
回路(41D0)に入力する。
者に指定されたディジタル試験信号(SD1)〔=符号構
成(C1 )〕を所定期間〔例えば3秒間〕発生し、送信
回路(41D0)に入力する。
【0097】送信回路(41D0)は、入力されたディジ
タル試験信号(SD1)を、下り回線(3DD)に送出す
る。送出されたディジタル試験信号(SD1)は、下り回
線(3DD)を経由して、並列接続されている各従局(2
01 )乃至(203 )に転送される。
タル試験信号(SD1)を、下り回線(3DD)に送出す
る。送出されたディジタル試験信号(SD1)は、下り回
線(3DD)を経由して、並列接続されている各従局(2
01 )乃至(203 )に転送される。
【0098】従局(201 )においては、符号検出部
(55S1)が、下り回線(3DD)から到着する信号を、
受信回路(51D1)を介して受信すると、受信信号の符
号構成が、自従局(201 )に割当てられているディジ
タル試験信号(SD1)の符号構成(C1 )と一致するか
否かを検査する。
(55S1)が、下り回線(3DD)から到着する信号を、
受信回路(51D1)を介して受信すると、受信信号の符
号構成が、自従局(201 )に割当てられているディジ
タル試験信号(SD1)の符号構成(C1 )と一致するか
否かを検査する。
【0099】検査の結果、受信信号の符号構成が符号構
成(C1 )と一致した為、自従局(201 )に割当てら
れたディジタル試験信号(SD1)を正常に受信したと判
定し、受信したディジタル試験信号(SD1)を、返送路
(61 )を経由して符号挿入部(451 )に返送する。
成(C1 )と一致した為、自従局(201 )に割当てら
れたディジタル試験信号(SD1)を正常に受信したと判
定し、受信したディジタル試験信号(SD1)を、返送路
(61 )を経由して符号挿入部(451 )に返送する。
【0100】符号挿入部(451 )は、返送されたディ
ジタル試験信号(SD1)を、送信回路(41D1)を介し
て上り回線(3DU)に送出する。一方従局(202 )に
おいては、符号検出部(55S2)が、下り回線(3DD)
から到着する信号を、受信回路(51D2)を介して受信
すると、受信信号の符号構成が、自従局(202 )に割
当てられているディジタル試験信号(SD2)の符号構成
(C2 )と一致するか否かを検査する。
ジタル試験信号(SD1)を、送信回路(41D1)を介し
て上り回線(3DU)に送出する。一方従局(202 )に
おいては、符号検出部(55S2)が、下り回線(3DD)
から到着する信号を、受信回路(51D2)を介して受信
すると、受信信号の符号構成が、自従局(202 )に割
当てられているディジタル試験信号(SD2)の符号構成
(C2 )と一致するか否かを検査する。
【0101】検査の結果、受信信号の符号構成が
(C1 )であり、ディジタル試験信号(S D2)の符号構
成(C2 )と不一致の為、自従局(202 )に割当てら
れたディジタル試験信号(SD2)を受信しないと判定
し、受信信号〔=ディジタル試験信号(SD1)〕を、返
送路(62 )に転送しない。
(C1 )であり、ディジタル試験信号(S D2)の符号構
成(C2 )と不一致の為、自従局(202 )に割当てら
れたディジタル試験信号(SD2)を受信しないと判定
し、受信信号〔=ディジタル試験信号(SD1)〕を、返
送路(62 )に転送しない。
【0102】従局(203 )においても、符号検出部
(55S3)が、従局(202 )におけると同様の過程
で、受信信号〔=ディジタル試験信号(SD1)〕を、返
送路(6 3 )に転送しない。
(55S3)が、従局(202 )におけると同様の過程
で、受信信号〔=ディジタル試験信号(SD1)〕を、返
送路(6 3 )に転送しない。
【0103】従局(201 )から送出されたディジタル
試験信号(SD1)は、上り回線(3 DU)を経由して主局
(10)に返送される。主局(10)においては、符号
検出部(55M0)が、上り回線(3DU)から到着する信
号を、受信回路(51D0)を介して受信すると、受信信
号の符号構成が、符号発生部(44M0)により発生され
たディジタル試験信号(SD1)の符号構成(C1 )と一
致するか否かを検査する。
試験信号(SD1)は、上り回線(3 DU)を経由して主局
(10)に返送される。主局(10)においては、符号
検出部(55M0)が、上り回線(3DU)から到着する信
号を、受信回路(51D0)を介して受信すると、受信信
号の符号構成が、符号発生部(44M0)により発生され
たディジタル試験信号(SD1)の符号構成(C1 )と一
致するか否かを検査する。
【0104】検査の結果、受信信号の符号構成が、発生
したディジタル試験信号(SD1)の符号構成(C1 )と
一致しなかった場合には、ディジタル試験信号(SD1)
が従局(201 )により正常に返送されなかったと判定
し、発光ダイオード(540)に検出信号(d)を伝達
しないが、受信信号の符号構成が、発生したディジタル
試験信号(SD1)の符号構成と一致すると、ディジタル
試験信号(SD1)が従局(201 )により正常に返送さ
れたと判定し、発光ダイオード(540 )に検出信号
(d)を伝達し、発光ダイオード(540 )を点灯させ
る。
したディジタル試験信号(SD1)の符号構成(C1 )と
一致しなかった場合には、ディジタル試験信号(SD1)
が従局(201 )により正常に返送されなかったと判定
し、発光ダイオード(540)に検出信号(d)を伝達
しないが、受信信号の符号構成が、発生したディジタル
試験信号(SD1)の符号構成と一致すると、ディジタル
試験信号(SD1)が従局(201 )により正常に返送さ
れたと判定し、発光ダイオード(540 )に検出信号
(d)を伝達し、発光ダイオード(540 )を点灯させ
る。
【0105】保守者は、発光ダイオード(540 )の点
灯を検出すると、オーダワイヤ回線の、主局(10)と
従局(201 )との間の通信正常性が確認されたと判定
する。
灯を検出すると、オーダワイヤ回線の、主局(10)と
従局(201 )との間の通信正常性が確認されたと判定
する。
【0106】続いて保守者は、符号発生部(44M0)に
従局(202 )に割当てられたディジタル試験信号(S
D2)の発生を指定した後に起動し、符号発生部(4
4M0)から従局(202 )に割当てられたディジタル試
験信号(SD2)〔=符号構成(C 2 )〕を発生させ、前
述と同様の過程により、オーダワイヤ回線の、主局(1
0)と従局(202 )との間の通信正常性を確認し、更
に符号発生部(44M0)に従局(203 )に割当てられ
たディジタル試験信号(SD3)の発生を指定した後に起
動し、符号発生部(44M0)から従局(203 )に割当
てられたディジタル試験信号(SD3)〔=符号構成(C
3 )〕を発生させ、前述と同様の過程により、オーダワ
イヤ回線の、主局(10)と従局(203 )との間の通
信正常性を確認する。
従局(202 )に割当てられたディジタル試験信号(S
D2)の発生を指定した後に起動し、符号発生部(4
4M0)から従局(202 )に割当てられたディジタル試
験信号(SD2)〔=符号構成(C 2 )〕を発生させ、前
述と同様の過程により、オーダワイヤ回線の、主局(1
0)と従局(202 )との間の通信正常性を確認し、更
に符号発生部(44M0)に従局(203 )に割当てられ
たディジタル試験信号(SD3)の発生を指定した後に起
動し、符号発生部(44M0)から従局(203 )に割当
てられたディジタル試験信号(SD3)〔=符号構成(C
3 )〕を発生させ、前述と同様の過程により、オーダワ
イヤ回線の、主局(10)と従局(203 )との間の通
信正常性を確認する。
【0107】なお図13には、オーダワイヤ回線の、主
局(10)と従局(201 )との間の通信正常性の確認
過程のみが例示されている。次に、本発明(請求項4)
の一実施例を、図14および図15を用いて説明する。
局(10)と従局(201 )との間の通信正常性の確認
過程のみが例示されている。次に、本発明(請求項4)
の一実施例を、図14および図15を用いて説明する。
【0108】図14においては、図10におけると同様
に、主局(10)に設置された送信装置(4A0)および
受信装置(5A0)と、三局の従局(201 )乃至(20
3 )に設置された送信装置(4A1)乃至(4A3)および
受信装置(5A1)乃至(5A3)とが、アナログ形式の通
信回線(3A )で並列に接続されている。
に、主局(10)に設置された送信装置(4A0)および
受信装置(5A0)と、三局の従局(201 )乃至(20
3 )に設置された送信装置(4A1)乃至(4A3)および
受信装置(5A1)乃至(5A3)とが、アナログ形式の通
信回線(3A )で並列に接続されている。
【0109】主局(10)において、送信装置(4A0)
には送信回路(41A0)と信号発生部(43S0)とが設
けられ、受信装置(5A0)には受信回路(51A0)と信
号検出部(53M0)とディスプレイ(570 )とが設け
られており、また従局(20 1 )において、送信装置
(4A1)には送信回路(41A1)と信号発生部(4
3S1)とタイマ(461 )とが設けられ、また受信装置
(5A1)には受信回路(51 A1)と信号検出部(5
3S1)とが設けられており、更に各信号検出部(5
3S1)とタイマ(461 )とは、返送路(61 )により
接続されている。従局(202)の送信装置(4A2)お
よび受信装置(5A2)、並びに(203 )の送信装置
(4A3)および受信装置(5A3)も、従局(201 )の
送信装置(4A1)および受信装置(5A1)と同様の構成
を有している。
には送信回路(41A0)と信号発生部(43S0)とが設
けられ、受信装置(5A0)には受信回路(51A0)と信
号検出部(53M0)とディスプレイ(570 )とが設け
られており、また従局(20 1 )において、送信装置
(4A1)には送信回路(41A1)と信号発生部(4
3S1)とタイマ(461 )とが設けられ、また受信装置
(5A1)には受信回路(51 A1)と信号検出部(5
3S1)とが設けられており、更に各信号検出部(5
3S1)とタイマ(461 )とは、返送路(61 )により
接続されている。従局(202)の送信装置(4A2)お
よび受信装置(5A2)、並びに(203 )の送信装置
(4A3)および受信装置(5A3)も、従局(201 )の
送信装置(4A1)および受信装置(5A1)と同様の構成
を有している。
【0110】なお信号発生部(43S0)および信号検出
部(53M0)は、図1における第三の信号送信手段(1
05)および第三の信号検出手段(106)の役割を果
たす為に設けられ、また信号検出部(53S1)乃至(5
3S3)、返送路(61 )乃至(63 )、タイマ(4
61 )乃至(463 )および信号発生部(43S1)乃至
(43S3)は、図1における第三の信号返送手段(20
3)の役割を果たす為に設けられている。
部(53M0)は、図1における第三の信号送信手段(1
05)および第三の信号検出手段(106)の役割を果
たす為に設けられ、また信号検出部(53S1)乃至(5
3S3)、返送路(61 )乃至(63 )、タイマ(4
61 )乃至(463 )および信号発生部(43S1)乃至
(43S3)は、図1における第三の信号返送手段(20
3)の役割を果たす為に設けられている。
【0111】送信装置(4A0)に設けられている信号発
生部(43S0)は、予め定められた音声帯域内周波数
〔例えは700ヘルツ〕を有する一種類のアナログ試験
信号(SA0)を発生する。
生部(43S0)は、予め定められた音声帯域内周波数
〔例えは700ヘルツ〕を有する一種類のアナログ試験
信号(SA0)を発生する。
【0112】また各送信装置(4A1)乃至(4A3)にそ
れぞれ設けられている信号発生部(43S1)乃至(43
S3)は、それぞれ各自従局(201 )乃至(203 )に
対応して個別に割当てられた音声帯域内周波数〔例えば
従局(201 )には1000ヘルツ、従局(202 )に
は2000ヘルツ、従局(203 )には3000ヘル
ツ〕を有する個別のアナログ試験信号(SA1)、
(SA2)および(SA3)を発生する。
れぞれ設けられている信号発生部(43S1)乃至(43
S3)は、それぞれ各自従局(201 )乃至(203 )に
対応して個別に割当てられた音声帯域内周波数〔例えば
従局(201 )には1000ヘルツ、従局(202 )に
は2000ヘルツ、従局(203 )には3000ヘル
ツ〕を有する個別のアナログ試験信号(SA1)、
(SA2)および(SA3)を発生する。
【0113】一方受信装置(5A0)に設けられている信
号検出部(53M0)は、三種類のアナログ試験信号(S
A1)、(SA2)および(SA3)をそれぞれ検出し、また
各受信装置(5A1)乃至(5A3)に設けられている各信
号検出部(53S1)乃至(53S3)は、何れもアナログ
試験信号(SA0)を検出する。
号検出部(53M0)は、三種類のアナログ試験信号(S
A1)、(SA2)および(SA3)をそれぞれ検出し、また
各受信装置(5A1)乃至(5A3)に設けられている各信
号検出部(53S1)乃至(53S3)は、何れもアナログ
試験信号(SA0)を検出する。
【0114】またタイマ(461 )乃至(463 )は、
起動信号(St0)を受信すると、計時を開始し、それぞ
れ異なるタイミング(t1 )乃至(t3 )が経過した
後、それぞれ起動信号(St1)、(St2)および
(St3)を発生し、それぞれ対応する信号発生部(43
S1)乃至(43S3)を起動する。
起動信号(St0)を受信すると、計時を開始し、それぞ
れ異なるタイミング(t1 )乃至(t3 )が経過した
後、それぞれ起動信号(St1)、(St2)および
(St3)を発生し、それぞれ対応する信号発生部(43
S1)乃至(43S3)を起動する。
【0115】なお図14においては、タイマ(461 )
のタイミング(t1 )は、「0」秒に設定され、またタ
イマ(462 )のタイミング(t2 )は、信号発生部
(43 S1)がアナログ試験信号(SA1)〔=例えば3秒
間〕を発生し終わるに充分な期間〔例えば4秒以上〕に
設定され、更にタイマ(463 )のタイミング(t3 )
は、タイミング(t2 )後に起動された信号発生部(4
3S2)がアナログ試験信号(SA2)を発生し終わるに充
分な期間〔例えば8秒以上〕に設定されものとする。
のタイミング(t1 )は、「0」秒に設定され、またタ
イマ(462 )のタイミング(t2 )は、信号発生部
(43 S1)がアナログ試験信号(SA1)〔=例えば3秒
間〕を発生し終わるに充分な期間〔例えば4秒以上〕に
設定され、更にタイマ(463 )のタイミング(t3 )
は、タイミング(t2 )後に起動された信号発生部(4
3S2)がアナログ試験信号(SA2)を発生し終わるに充
分な期間〔例えば8秒以上〕に設定されものとする。
【0116】図14および図15において、オーダワイ
ヤ回線の通信正常性を検査する場合には、一人の保守者
が主局(10)に出向き、信号発生部(43S0)を起動
する。
ヤ回線の通信正常性を検査する場合には、一人の保守者
が主局(10)に出向き、信号発生部(43S0)を起動
する。
【0117】起動された信号発生部(43S0)は、所定
のアナログ試験信号(SA0)〔=周波数700ヘルツ〕
を所定期間〔例えば3秒間〕発生し、送信回路(4
1A0)に入力する。
のアナログ試験信号(SA0)〔=周波数700ヘルツ〕
を所定期間〔例えば3秒間〕発生し、送信回路(4
1A0)に入力する。
【0118】送信回路(41A0)は、入力されたアナロ
グ試験信号(SA0)を、下り回線(3AD)に送出する。
送出されたアナログ試験信号(SA0)は、下り回線(3
AD)を経由して、並列接続されている各従局(201 )
乃至(203 )に転送される。
グ試験信号(SA0)を、下り回線(3AD)に送出する。
送出されたアナログ試験信号(SA0)は、下り回線(3
AD)を経由して、並列接続されている各従局(201 )
乃至(203 )に転送される。
【0119】従局(201 )乃至(203 )において
は、信号検出部(53S1)乃至(53 S3)が、下り回線
(3AD)から到着する信号を、受信回路(51A1)乃至
(51 A3)を介して受信すると、受信信号の周波数が、
所定のアナログ試験信号(SA0)の周波数〔=700ヘ
ルツ〕と一致するか否かを検査する。
は、信号検出部(53S1)乃至(53 S3)が、下り回線
(3AD)から到着する信号を、受信回路(51A1)乃至
(51 A3)を介して受信すると、受信信号の周波数が、
所定のアナログ試験信号(SA0)の周波数〔=700ヘ
ルツ〕と一致するか否かを検査する。
【0120】検査の結果、受信信号の周波数が700ヘ
ルツと一致しなかった場合には、アナログ試験信号(S
A0)を正常に受信しなかったと判定し、返送路(61 )
乃至(63 )を経由して各タイマ(461 )乃至(46
3 )に起動信号(St0)を送出しないが、受信信号の周
波数が700ヘルツと一致した場合には、アナログ試験
信号(SA0)を正常に受信したと判定し、それぞれ起動
信号(St0)を返送路(61 )乃至(63 )を経由して
各タイマ(461 )乃至(463 )に伝達する。
ルツと一致しなかった場合には、アナログ試験信号(S
A0)を正常に受信しなかったと判定し、返送路(61 )
乃至(63 )を経由して各タイマ(461 )乃至(46
3 )に起動信号(St0)を送出しないが、受信信号の周
波数が700ヘルツと一致した場合には、アナログ試験
信号(SA0)を正常に受信したと判定し、それぞれ起動
信号(St0)を返送路(61 )乃至(63 )を経由して
各タイマ(461 )乃至(463 )に伝達する。
【0121】起動信号(St0)を伝達された各タイマ
(461 )乃至(463 )は、一斉に計時を開始する。
送信装置(4A1)におけるタイマ(461 )は、タイミ
ング(t1 =「0」秒)に設定されている為、起動信号
(St0)を伝達されると直ちに起動信号(St1)を発生
し、対応する信号発生部(43S1)に伝達する。
(461 )乃至(463 )は、一斉に計時を開始する。
送信装置(4A1)におけるタイマ(461 )は、タイミ
ング(t1 =「0」秒)に設定されている為、起動信号
(St0)を伝達されると直ちに起動信号(St1)を発生
し、対応する信号発生部(43S1)に伝達する。
【0122】起動信号(St1)を伝達された信号発生部
(43S1)は、自従局(201 )に割当てられたアナロ
グ試験信号(SA1)〔=1000ヘルツ〕を所定期間
〔=3秒間〕発生し、送信回路(41A1)を介して上り
回線(3AU)に送出する。
(43S1)は、自従局(201 )に割当てられたアナロ
グ試験信号(SA1)〔=1000ヘルツ〕を所定期間
〔=3秒間〕発生し、送信回路(41A1)を介して上り
回線(3AU)に送出する。
【0123】従局(201 )から送出されたアナログ試
験信号(SA1)は、上り回線(3AU)を経由して主局
(10)に返送される。主局(10)においては、信号
検出部(53M0)が、上り回線(3AU)から到着する信
号を、受信回路(51A0)を介して受信すると、受信信
号の周波数が、所定の各アナログ試験信号(SA1)〔=
1000ヘルツ〕、(SA2)〔=2000ヘルツ〕およ
び(SA3)〔=3000ヘルツ〕の周波数の何れと一致
するかを検査する。
験信号(SA1)は、上り回線(3AU)を経由して主局
(10)に返送される。主局(10)においては、信号
検出部(53M0)が、上り回線(3AU)から到着する信
号を、受信回路(51A0)を介して受信すると、受信信
号の周波数が、所定の各アナログ試験信号(SA1)〔=
1000ヘルツ〕、(SA2)〔=2000ヘルツ〕およ
び(SA3)〔=3000ヘルツ〕の周波数の何れと一致
するかを検査する。
【0124】検査の結果、受信信号の周波数が、アナロ
グ試験信号(SA1)の周波数〔=1000ヘルツ〕と一
致したことを検出すると、信号発生部(43S0)から送
信したアナログ試験信号(SA0)が正常に受信装置(5
A1)により受信され、また信号発生部(43S1)から送
信されたアナログ試験信号(SA1)が正常に信号検出部
(53M0)により受信されたと判定し、ディスプレイ
(570 )に従局(20 1 )の識別番号(ID1 )を表
示する。
グ試験信号(SA1)の周波数〔=1000ヘルツ〕と一
致したことを検出すると、信号発生部(43S0)から送
信したアナログ試験信号(SA0)が正常に受信装置(5
A1)により受信され、また信号発生部(43S1)から送
信されたアナログ試験信号(SA1)が正常に信号検出部
(53M0)により受信されたと判定し、ディスプレイ
(570 )に従局(20 1 )の識別番号(ID1 )を表
示する。
【0125】保守者は、ディスプレイ(570 )に従局
(201 )の識別番号(ID1 )が表示されたことを検
出すると、オーダワイヤ回線の、主局(10)と従局
(20 1 )との間の通信正常性が確認されたと判定す
る。
(201 )の識別番号(ID1 )が表示されたことを検
出すると、オーダワイヤ回線の、主局(10)と従局
(20 1 )との間の通信正常性が確認されたと判定す
る。
【0126】また送信装置(4A2)におけるタイマ(4
62 )は、タイミング(t2 =「4」秒)に設定されて
いる為、起動信号(St0)を伝達された後、タイミング
(t 2 =「4」秒)経過後に起動信号(St2)を発生
し、対応する信号発生部(43 S2)に伝達する。
62 )は、タイミング(t2 =「4」秒)に設定されて
いる為、起動信号(St0)を伝達された後、タイミング
(t 2 =「4」秒)経過後に起動信号(St2)を発生
し、対応する信号発生部(43 S2)に伝達する。
【0127】起動信号(St2)を伝達された信号発生部
(43S2)は、自従局(202 )に割当てられたアナロ
グ試験信号(SA2)〔=2000ヘルツ〕を所定期間
〔=3秒間〕発生し、送信回路(41A2)を介して上り
回線(3AU)に送出する。
(43S2)は、自従局(202 )に割当てられたアナロ
グ試験信号(SA2)〔=2000ヘルツ〕を所定期間
〔=3秒間〕発生し、送信回路(41A2)を介して上り
回線(3AU)に送出する。
【0128】従局(202 )から送出されたアナログ試
験信号(SA2)は、上り回線(3AU)を経由して主局
(10)に返送される。主局(10)においては、信号
検出部(53M0)が、前述のアナログ試験信号(SA1)
を受信し終わった後に、上り回線(3AU)から到着する
信号を、受信回路(51A0)を介して受信すると、受信
信号の周波数が、所定の各アナログ試験信号(SA1)
〔=1000ヘルツ〕、(SA2)〔=2000ヘルツ〕
および(S A3)〔=3000ヘルツ〕の周波数の何れと
一致するかを検査する。
験信号(SA2)は、上り回線(3AU)を経由して主局
(10)に返送される。主局(10)においては、信号
検出部(53M0)が、前述のアナログ試験信号(SA1)
を受信し終わった後に、上り回線(3AU)から到着する
信号を、受信回路(51A0)を介して受信すると、受信
信号の周波数が、所定の各アナログ試験信号(SA1)
〔=1000ヘルツ〕、(SA2)〔=2000ヘルツ〕
および(S A3)〔=3000ヘルツ〕の周波数の何れと
一致するかを検査する。
【0129】検査の結果、受信信号の周波数が、アナロ
グ試験信号(SA2)の周波数〔=2000ヘルツ〕と一
致したことを検出すると、信号発生部(43S0)から送
信したアナログ試験信号(SA0)が正常に受信装置(5
A2)により受信され、また信号発生部(43S2)から送
信されたアナログ試験信号(SA2)が正常に信号検出部
(53M0)により受信されたと判定し、ディスプレイ
(570 )に従局(20 2 )の識別番号(ID2 )を表
示する。
グ試験信号(SA2)の周波数〔=2000ヘルツ〕と一
致したことを検出すると、信号発生部(43S0)から送
信したアナログ試験信号(SA0)が正常に受信装置(5
A2)により受信され、また信号発生部(43S2)から送
信されたアナログ試験信号(SA2)が正常に信号検出部
(53M0)により受信されたと判定し、ディスプレイ
(570 )に従局(20 2 )の識別番号(ID2 )を表
示する。
【0130】保守者は、ディスプレイ(570 )に従局
(202 )の識別番号(ID2 )が表示されたことを検
出すると、オーダワイヤ回線の、主局(10)と従局
(20 2 )との間の通信正常性が確認されたと判定す
る。
(202 )の識別番号(ID2 )が表示されたことを検
出すると、オーダワイヤ回線の、主局(10)と従局
(20 2 )との間の通信正常性が確認されたと判定す
る。
【0131】更に送信装置(4A3)におけるタイマ(4
63 )は、タイミング(t3 =「8」秒)に設定されて
いる為、起動信号(St0)を伝達された後、タイミング
(t 2 =「8」秒)経過後に起動信号(St3)を発生
し、対応する信号発生部(43 S3)に伝達する。
63 )は、タイミング(t3 =「8」秒)に設定されて
いる為、起動信号(St0)を伝達された後、タイミング
(t 2 =「8」秒)経過後に起動信号(St3)を発生
し、対応する信号発生部(43 S3)に伝達する。
【0132】起動信号(St3)を伝達された信号発生部
(43S3)は、自従局(203 )に割当てられたアナロ
グ試験信号(SA3)〔=3000ヘルツ〕を所定期間
〔=3秒間〕発生し、送信回路(41A3)を介して上り
回線(3AU)に送出する。
(43S3)は、自従局(203 )に割当てられたアナロ
グ試験信号(SA3)〔=3000ヘルツ〕を所定期間
〔=3秒間〕発生し、送信回路(41A3)を介して上り
回線(3AU)に送出する。
【0133】従局(203 )から送出されたアナログ試
験信号(SA3)は、上り回線(3AU)を経由して主局
(10)に返送される。主局(10)においては、信号
検出部(53M0)が、前述のアナログ試験信号(SA2)
を受信し終わった後に、上り回線(3AU)から到着する
信号を、受信回路(51A0)を介して受信すると、受信
信号の周波数が、所定の各アナログ試験信号(SA1)
〔=1000ヘルツ〕、(SA2)〔=2000ヘルツ〕
および(S A3)〔=3000ヘルツ〕の周波数の何れと
一致するかを検査する。
験信号(SA3)は、上り回線(3AU)を経由して主局
(10)に返送される。主局(10)においては、信号
検出部(53M0)が、前述のアナログ試験信号(SA2)
を受信し終わった後に、上り回線(3AU)から到着する
信号を、受信回路(51A0)を介して受信すると、受信
信号の周波数が、所定の各アナログ試験信号(SA1)
〔=1000ヘルツ〕、(SA2)〔=2000ヘルツ〕
および(S A3)〔=3000ヘルツ〕の周波数の何れと
一致するかを検査する。
【0134】検査の結果、受信信号の周波数が、アナロ
グ試験信号(SA3)の周波数〔=3000ヘルツ〕と一
致したことを検出すると、信号発生部(43S0)から送
信したアナログ試験信号(SA0)が正常に受信装置(5
A3)により受信され、また信号発生部(43S3)から送
信されたアナログ試験信号(SA3)が正常に信号検出部
(53M0)により受信されたと判定し、ディスプレイ
(570 )に従局(20 3 )の識別番号(ID3 )を表
示する。
グ試験信号(SA3)の周波数〔=3000ヘルツ〕と一
致したことを検出すると、信号発生部(43S0)から送
信したアナログ試験信号(SA0)が正常に受信装置(5
A3)により受信され、また信号発生部(43S3)から送
信されたアナログ試験信号(SA3)が正常に信号検出部
(53M0)により受信されたと判定し、ディスプレイ
(570 )に従局(20 3 )の識別番号(ID3 )を表
示する。
【0135】保守者は、ディスプレイ(570 )に従局
(203 )の識別番号(ID3 )が表示されたことを検
出すると、オーダワイヤ回線の、主局(10)と従局
(20 3 )との間の通信正常性が確認されたと判定す
る。
(203 )の識別番号(ID3 )が表示されたことを検
出すると、オーダワイヤ回線の、主局(10)と従局
(20 3 )との間の通信正常性が確認されたと判定す
る。
【0136】次に、本発明(請求項4)の他の実施例
を、図16および図17を用いて説明する。図16にお
いては、図12におけると同様に、主局(10)に設置
された送信装置(4D0)および受信装置(5D0)と、三
局の従局(201 )乃至(203 )に設置された送信装
置(4D1)乃至(4D3)および受信装置(5D1)乃至
(5D3)とが、ディジタル形式の通信回線(3D )で並
列に接続されている。
を、図16および図17を用いて説明する。図16にお
いては、図12におけると同様に、主局(10)に設置
された送信装置(4D0)および受信装置(5D0)と、三
局の従局(201 )乃至(203 )に設置された送信装
置(4D1)乃至(4D3)および受信装置(5D1)乃至
(5D3)とが、ディジタル形式の通信回線(3D )で並
列に接続されている。
【0137】主局(10)において、送信装置(4D0)
には送信回路(41D0)と符号発生部(44S0)とが設
けられ、受信装置(5D0)には受信回路(51D0)と符
号検出部(55M0)とディスプレイ(570 )とが設け
られており、また従局(20 1 )において、送信装置
(4D1)には送信回路(41D1)と符号発生部(4
4S1)とタイマ(461 )とが設けられ、また受信装置
(5D1)には受信回路(51 D1)と符号検出部(5
5S1)とが設けられており、更に各符号検出部(5
5S1)とタイマ(461 )とは、返送路(61 )により
接続されている。従局(202)の送信装置(4D2)お
よび受信装置(5D2)、並びに(203 )の送信装置
(4D3)および受信装置(5D3)も、従局(201 )の
送信装置(4D1)および受信装置(5D1)と同様の構成
を有している。
には送信回路(41D0)と符号発生部(44S0)とが設
けられ、受信装置(5D0)には受信回路(51D0)と符
号検出部(55M0)とディスプレイ(570 )とが設け
られており、また従局(20 1 )において、送信装置
(4D1)には送信回路(41D1)と符号発生部(4
4S1)とタイマ(461 )とが設けられ、また受信装置
(5D1)には受信回路(51 D1)と符号検出部(5
5S1)とが設けられており、更に各符号検出部(5
5S1)とタイマ(461 )とは、返送路(61 )により
接続されている。従局(202)の送信装置(4D2)お
よび受信装置(5D2)、並びに(203 )の送信装置
(4D3)および受信装置(5D3)も、従局(201 )の
送信装置(4D1)および受信装置(5D1)と同様の構成
を有している。
【0138】なお符号発生部(44S0)および符号検出
部(55M0)は、図1における第三の信号送信手段(1
05)および第三の信号検出手段(106)の役割を果
たす為に設けられ、また符号検出部(55S1)乃至(5
5S3)、返送路(61 )乃至(63 )、タイマ(4
61 )乃至(463 )および符号発生部(44S1)乃至
(44S3)は、図1における第三の信号返送手段(20
3)の役割を果たす為に設けられている。
部(55M0)は、図1における第三の信号送信手段(1
05)および第三の信号検出手段(106)の役割を果
たす為に設けられ、また符号検出部(55S1)乃至(5
5S3)、返送路(61 )乃至(63 )、タイマ(4
61 )乃至(463 )および符号発生部(44S1)乃至
(44S3)は、図1における第三の信号返送手段(20
3)の役割を果たす為に設けられている。
【0139】送信装置(4A0)に設けられている符号発
生部(44S0)は、予め定められた符号構成〔例えば符
号構成(C0 )〕を有する一種類のディジタル試験信号
(S D0)を発生する。
生部(44S0)は、予め定められた符号構成〔例えば符
号構成(C0 )〕を有する一種類のディジタル試験信号
(S D0)を発生する。
【0140】また各送信装置(4D1)乃至(4D3)にそ
れぞれ設けられている符号発生部(44S1)乃至(44
S3)は、それぞれ各自従局(201 )乃至(203 )に
対応して個別に割当てられた符号構成〔例えば従局(2
01 )には符号構成(C1 )、従局(202 )には符号
構成(C2 )、従局(203 )には符号構成(C3 )〕
を有する個別のディジタル試験信号(SD1)、(SD2)
および(SD3)を発生する。
れぞれ設けられている符号発生部(44S1)乃至(44
S3)は、それぞれ各自従局(201 )乃至(203 )に
対応して個別に割当てられた符号構成〔例えば従局(2
01 )には符号構成(C1 )、従局(202 )には符号
構成(C2 )、従局(203 )には符号構成(C3 )〕
を有する個別のディジタル試験信号(SD1)、(SD2)
および(SD3)を発生する。
【0141】一方受信装置(5D0)に設けられている符
号検出部(55M0)は、三種類のディジタル試験信号
(SD1)、(SD2)および(SD3)をそれぞれ検出し、
また各受信装置(5D1)乃至(5D3)に設けられている
各符号検出部(55S1)乃至(55S3)は、何れもディ
ジタル試験信号(SD0)を検出する。
号検出部(55M0)は、三種類のディジタル試験信号
(SD1)、(SD2)および(SD3)をそれぞれ検出し、
また各受信装置(5D1)乃至(5D3)に設けられている
各符号検出部(55S1)乃至(55S3)は、何れもディ
ジタル試験信号(SD0)を検出する。
【0142】またタイマ(461 )乃至(463 )は、
図14におけると同等の機能を具備する。図16および
図17において、オーダワイヤ回線の通信正常性を検査
する場合には、一人の保守者が主局(10)に出向き、
符号発生部(44S0)を起動する。
図14におけると同等の機能を具備する。図16および
図17において、オーダワイヤ回線の通信正常性を検査
する場合には、一人の保守者が主局(10)に出向き、
符号発生部(44S0)を起動する。
【0143】起動された符号発生部(44S0)は、所定
のディジタル試験信号(SD0)〔=符号構成(C0 )〕
を所定期間〔例えば3秒間〕発生し、送信回路(4
1D0)に入力する。
のディジタル試験信号(SD0)〔=符号構成(C0 )〕
を所定期間〔例えば3秒間〕発生し、送信回路(4
1D0)に入力する。
【0144】送信回路(41D0)は、入力されたディジ
タル試験信号(SD0)を、下り回線(3DD)に送出す
る。送出されたディジタル試験信号(SD0)は、下り回
線(3DD)を経由して、並列接続されている各従局(2
01 )乃至(203 )に転送される。
タル試験信号(SD0)を、下り回線(3DD)に送出す
る。送出されたディジタル試験信号(SD0)は、下り回
線(3DD)を経由して、並列接続されている各従局(2
01 )乃至(203 )に転送される。
【0145】従局(201 )乃至(203 )において
は、符号検出部(55S1)乃至(55 S3)が、下り回線
(3DD)から到着する信号を、受信回路(51D1)乃至
(51 D3)を介して受信すると、受信信号の符号構成
が、所定のディジタル試験信号(SD0)の符号構成(C
0 )と一致するか否かを検査する。
は、符号検出部(55S1)乃至(55 S3)が、下り回線
(3DD)から到着する信号を、受信回路(51D1)乃至
(51 D3)を介して受信すると、受信信号の符号構成
が、所定のディジタル試験信号(SD0)の符号構成(C
0 )と一致するか否かを検査する。
【0146】検査の結果、受信信号の符号構成が
(C0 )と一致しなかった場合には、ディジタル試験信
号(SD0)を正常に受信しなかったと判定し、返送路
(61 )乃至(63 )を経由して各タイマ(461 )乃
至(463 )に起動信号(St0)を送出しないが、受信
信号の符号構成が符号構成(C0 )と一致した場合に
は、アナログ試験信号(SA0)を正常に受信したと判定
し、それぞれ起動信号(St0)を返送路(61 )乃至
(63 )を経由して各タイマ(461 )乃至(463 )
に伝達する。
(C0 )と一致しなかった場合には、ディジタル試験信
号(SD0)を正常に受信しなかったと判定し、返送路
(61 )乃至(63 )を経由して各タイマ(461 )乃
至(463 )に起動信号(St0)を送出しないが、受信
信号の符号構成が符号構成(C0 )と一致した場合に
は、アナログ試験信号(SA0)を正常に受信したと判定
し、それぞれ起動信号(St0)を返送路(61 )乃至
(63 )を経由して各タイマ(461 )乃至(463 )
に伝達する。
【0147】起動信号(St0)を伝達された各タイマ
(461 )乃至(463 )は、一斉に計時を開始する。
送信装置(4D1)におけるタイマ(461 )は、タイミ
ング(t1 =「0」秒)に設定されている為、起動信号
(St0)を伝達されると直ちに起動信号(St1)を発生
し、対応する符号発生部(44S1)に伝達する。
(461 )乃至(463 )は、一斉に計時を開始する。
送信装置(4D1)におけるタイマ(461 )は、タイミ
ング(t1 =「0」秒)に設定されている為、起動信号
(St0)を伝達されると直ちに起動信号(St1)を発生
し、対応する符号発生部(44S1)に伝達する。
【0148】起動信号(St1)を伝達された符号発生部
(44S1)は、自従局(201 )に割当てられたディジ
タル試験信号(SD1)〔=符号構成(C1 )〕を所定期
間〔=3秒間〕発生し、送信回路(41D1)を介して上
り回線(3DU)に送出する。
(44S1)は、自従局(201 )に割当てられたディジ
タル試験信号(SD1)〔=符号構成(C1 )〕を所定期
間〔=3秒間〕発生し、送信回路(41D1)を介して上
り回線(3DU)に送出する。
【0149】従局(201 )から送出されたディジタル
試験信号(SD1)は、上り回線(3 DU)を経由して主局
(10)に返送される。主局(10)においては、符号
検出部(55M0)が、上り回線(3DU)から到着する信
号を、受信回路(51D0)を介して受信すると、受信信
号の符号構成が、所定の各ディジタル試験信号(SD1)
〔=符号構成(C1 )〕、(SD2)〔=符号構成
(C2 )〕および(SD3)〔=符号構成(C3 )〕の符
号構成の何れと一致するかを検査する。
試験信号(SD1)は、上り回線(3 DU)を経由して主局
(10)に返送される。主局(10)においては、符号
検出部(55M0)が、上り回線(3DU)から到着する信
号を、受信回路(51D0)を介して受信すると、受信信
号の符号構成が、所定の各ディジタル試験信号(SD1)
〔=符号構成(C1 )〕、(SD2)〔=符号構成
(C2 )〕および(SD3)〔=符号構成(C3 )〕の符
号構成の何れと一致するかを検査する。
【0150】検査の結果、受信信号の符号構成が、ディ
ジタル試験信号(SD1)の符号構成(C1 )と一致した
ことを検出すると、符号発生部(44S0)から送信した
ディジタル試験信号(SD0)が正常に受信装置(5D1)
により受信され、また符号発生部(44S1)から送信さ
れたディジタル試験信号(SD1)が正常に符号検出部
(55M0)により受信されたと判定し、ディスプレイ
(570 )に従局(201)の識別番号(ID1 )を表
示する。
ジタル試験信号(SD1)の符号構成(C1 )と一致した
ことを検出すると、符号発生部(44S0)から送信した
ディジタル試験信号(SD0)が正常に受信装置(5D1)
により受信され、また符号発生部(44S1)から送信さ
れたディジタル試験信号(SD1)が正常に符号検出部
(55M0)により受信されたと判定し、ディスプレイ
(570 )に従局(201)の識別番号(ID1 )を表
示する。
【0151】保守者は、ディスプレイ(570 )に従局
(201 )の識別番号(ID1 )が表示されたことを検
出すると、オーダワイヤ回線の、主局(10)と従局
(20 1 )との間の通信正常性が確認されたと判定す
る。
(201 )の識別番号(ID1 )が表示されたことを検
出すると、オーダワイヤ回線の、主局(10)と従局
(20 1 )との間の通信正常性が確認されたと判定す
る。
【0152】また送信装置(4D2)におけるタイマ(4
62 )は、タイミング(t2 =「4」秒)に設定されて
いる為、起動信号(St0)を伝達された後、タイミング
(t 2 =「4」秒)経過後に起動信号(St2)を発生
し、対応する符号発生部(44 S2)に伝達する。
62 )は、タイミング(t2 =「4」秒)に設定されて
いる為、起動信号(St0)を伝達された後、タイミング
(t 2 =「4」秒)経過後に起動信号(St2)を発生
し、対応する符号発生部(44 S2)に伝達する。
【0153】起動信号(St2)を伝達された符号発生部
(44S2)は、自従局(202 )に割当てられたディジ
タル試験信号(SD2)〔=符号構成(C2 )〕を所定期
間〔=3秒間〕発生し、送信回路(41D2)を介して上
り回線(3DU)に送出する。
(44S2)は、自従局(202 )に割当てられたディジ
タル試験信号(SD2)〔=符号構成(C2 )〕を所定期
間〔=3秒間〕発生し、送信回路(41D2)を介して上
り回線(3DU)に送出する。
【0154】従局(202 )から送出されたディジタル
試験信号(SD2)は、上り回線(3 DU)を経由して主局
(10)に返送される。主局(10)においては、符号
検出部(55M0)が、前述のディジタル試験信号
(SD1)を受信し終わった後に、上り回線(3DU)から
到着する信号を、受信回路(51D0)を介して受信する
と、受信信号の符号構成が、所定の各ディジタル試験信
号(SD1)〔=符号構成(C1 )〕、(SD2)〔=符号
構成(C2 )〕および(SD3)〔=符号構成(C3 )〕
の符号構成の何れと一致するかを検査する。
試験信号(SD2)は、上り回線(3 DU)を経由して主局
(10)に返送される。主局(10)においては、符号
検出部(55M0)が、前述のディジタル試験信号
(SD1)を受信し終わった後に、上り回線(3DU)から
到着する信号を、受信回路(51D0)を介して受信する
と、受信信号の符号構成が、所定の各ディジタル試験信
号(SD1)〔=符号構成(C1 )〕、(SD2)〔=符号
構成(C2 )〕および(SD3)〔=符号構成(C3 )〕
の符号構成の何れと一致するかを検査する。
【0155】検査の結果、受信信号の符号構成が、ディ
ジタル試験信号(SD2)の符号構成(C2 )と一致した
ことを検出すると、符号発生部(44S0)から送信した
ディジタル試験信号(SD0)が正常に受信装置(5D2)
により受信され、また符号発生部(44S2)から送信さ
れたディジタル試験信号(SD2)が正常に符号検出部
(55M0)により受信されたと判定し、ディスプレイ
(570 )に従局(202)の識別番号(ID2 )を表
示する。
ジタル試験信号(SD2)の符号構成(C2 )と一致した
ことを検出すると、符号発生部(44S0)から送信した
ディジタル試験信号(SD0)が正常に受信装置(5D2)
により受信され、また符号発生部(44S2)から送信さ
れたディジタル試験信号(SD2)が正常に符号検出部
(55M0)により受信されたと判定し、ディスプレイ
(570 )に従局(202)の識別番号(ID2 )を表
示する。
【0156】保守者は、ディスプレイ(570 )に従局
(202 )の識別番号(ID2 )が表示されたことを検
出すると、オーダワイヤ回線の、主局(10)と従局
(20 2 )との間の通信正常性が確認されたと判定す
る。
(202 )の識別番号(ID2 )が表示されたことを検
出すると、オーダワイヤ回線の、主局(10)と従局
(20 2 )との間の通信正常性が確認されたと判定す
る。
【0157】更に送信装置(4D3)におけるタイマ(4
63 )は、タイミング(t3 =「8」秒)に設定されて
いる為、起動信号(St0)を伝達された後、タイミング
(t 2 =「8」秒)経過後に起動信号(St3)を発生
し、対応する信号発生部(43 S3)に伝達する。
63 )は、タイミング(t3 =「8」秒)に設定されて
いる為、起動信号(St0)を伝達された後、タイミング
(t 2 =「8」秒)経過後に起動信号(St3)を発生
し、対応する信号発生部(43 S3)に伝達する。
【0158】起動信号(St3)を伝達された符号発生部
(44S3)は、自従局(203 )に割当てられたディジ
タル試験信号(SD3)〔=符号構成(C3 )〕を所定期
間〔=3秒間〕発生し、送信回路(41D3)を介して上
り回線(3DU)に送出する。
(44S3)は、自従局(203 )に割当てられたディジ
タル試験信号(SD3)〔=符号構成(C3 )〕を所定期
間〔=3秒間〕発生し、送信回路(41D3)を介して上
り回線(3DU)に送出する。
【0159】従局(203 )から送出されたディジタル
試験信号(SD3)は、上り回線(3 DU)を経由して主局
(10)に返送される。主局(10)においては、符号
検出部(55M0)が、前述のディジタル試験信号
(SD2)を受信し終わった後に、上り回線(3DU)から
到着する信号を、受信回路(51D0)を介して受信する
と、受信信号の符号構成が、所定の各ディジタル試験信
号(SD1)〔=符号構成(C1 )〕、(SD2)〔=符号
構成(C2 )〕および(SD3)〔=符号構成(C3 )〕
の符号構成の何れと一致するかを検査する。
試験信号(SD3)は、上り回線(3 DU)を経由して主局
(10)に返送される。主局(10)においては、符号
検出部(55M0)が、前述のディジタル試験信号
(SD2)を受信し終わった後に、上り回線(3DU)から
到着する信号を、受信回路(51D0)を介して受信する
と、受信信号の符号構成が、所定の各ディジタル試験信
号(SD1)〔=符号構成(C1 )〕、(SD2)〔=符号
構成(C2 )〕および(SD3)〔=符号構成(C3 )〕
の符号構成の何れと一致するかを検査する。
【0160】検査の結果、受信信号の符号構成が、ディ
ジタル試験信号(SD3)の符号構成(C3 )と一致した
ことを検出すると、符号発生部(44S0)から送信した
ディジタル試験信号(SD0)が正常に受信装置(5D3)
により受信され、また符号発生部(44S3)から送信さ
れたディジタル試験信号(SD3)が正常に符号検出部
(55M0)により受信されたと判定し、ディスプレイ
(570 )に従局(203)の識別番号(ID3 )を表
示する。
ジタル試験信号(SD3)の符号構成(C3 )と一致した
ことを検出すると、符号発生部(44S0)から送信した
ディジタル試験信号(SD0)が正常に受信装置(5D3)
により受信され、また符号発生部(44S3)から送信さ
れたディジタル試験信号(SD3)が正常に符号検出部
(55M0)により受信されたと判定し、ディスプレイ
(570 )に従局(203)の識別番号(ID3 )を表
示する。
【0161】保守者は、ディスプレイ(570 )に従局
(203 )の識別番号(ID3 )が表示されたことを検
出すると、オーダワイヤ回線の、主局(10)と従局
(20 3 )との間の通信正常性が確認されたと判定す
る。
(203 )の識別番号(ID3 )が表示されたことを検
出すると、オーダワイヤ回線の、主局(10)と従局
(20 3 )との間の通信正常性が確認されたと判定す
る。
【0162】以上により、オーダワイヤ回線の通信正常
性が確認された後、主局(10)に駐在する保守者が、
従局(201 )乃至(203 )に駐在する保守者と連絡
を取る場合には、相手の保守者を呼出し、現存する従局
(20)の送信装置(4)および受信装置(5)により
応対して貰う必要がある。
性が確認された後、主局(10)に駐在する保守者が、
従局(201 )乃至(203 )に駐在する保守者と連絡
を取る場合には、相手の保守者を呼出し、現存する従局
(20)の送信装置(4)および受信装置(5)により
応対して貰う必要がある。
【0163】かかる相手保守者の呼出方法を、図18を
用いて説明する。なお各保守者は、無線呼出し受信機
(PG)(9)を携帯しているものとする。
用いて説明する。なお各保守者は、無線呼出し受信機
(PG)(9)を携帯しているものとする。
【0164】また各主局(10)および従局(201 )
乃至(203 )に設置される各ノード(N)(1)に
は、無線呼出用基地局(BS)(8)が付設されている
ものとする。
乃至(203 )に設置される各ノード(N)(1)に
は、無線呼出用基地局(BS)(8)が付設されている
ものとする。
【0165】図18において、主局(10)に現存する
保守者は、主局(10)に設置されるノード(N)(1
1 )に収容される内線電話機(7)から、相手保守者が
所持する無線呼出し受信機(PG)(9)の呼出番号を
ダイヤルすると、公知の手順に基づき、各無線呼出用基
地局(BS)(8)から被呼無線呼出し受信機(PG)
(9)の呼出電波が送信される。
保守者は、主局(10)に設置されるノード(N)(1
1 )に収容される内線電話機(7)から、相手保守者が
所持する無線呼出し受信機(PG)(9)の呼出番号を
ダイヤルすると、公知の手順に基づき、各無線呼出用基
地局(BS)(8)から被呼無線呼出し受信機(PG)
(9)の呼出電波が送信される。
【0166】呼出電波を受信した無線呼出し受信機(P
G)(9)が、公知の如く、音響或いは振動、更にその
他の手段により着信を表示すると、無線呼出し受信機
(PG)(9)を所持する相手保守者は、オーダワイヤ
回線による連絡を要求されていると判断し、最寄りの従
局〔例えば(202 )〕の送信装置(42 )により応答
する。
G)(9)が、公知の如く、音響或いは振動、更にその
他の手段により着信を表示すると、無線呼出し受信機
(PG)(9)を所持する相手保守者は、オーダワイヤ
回線による連絡を要求されていると判断し、最寄りの従
局〔例えば(202 )〕の送信装置(42 )により応答
する。
【0167】以上の説明から明らかな如く、本実施例に
よれば、一人の保守者が主局(10)に出向くだけで、
相手の従局(20)に保守者を派遣すること無く、オー
ダワイヤ回線の通信正常性を確認することが可能とな
る。
よれば、一人の保守者が主局(10)に出向くだけで、
相手の従局(20)に保守者を派遣すること無く、オー
ダワイヤ回線の通信正常性を確認することが可能とな
る。
【0168】なお、図2乃至図17はあく迄本発明の一
実施例に過ぎず、例えばアナログ試験信号(SA )およ
びディジタル試験信号(SD )は例示されるものに限定
されることは無く、他に幾多の変形が考慮されるが、何
れの場合にも本発明の効果は変わらない。また通信正常
性の確認は発光ダイオード(54)によるものに限定さ
れることは無く、ランプ、ブザー等の各種可視、可聴表
示手段が考慮されるが、何れの場合にも本発明の効果は
変わらない。また主局(10)および各従局(20)の
構成は図示されるものに限定されることは無く、他に幾
多の変形が考慮されるが、何れの場合にも本発明の効果
は変わらない。また従局(20)の保守者の呼出方法は
図18に例示されるものに限定されることは無く、他に
幾多の変形が考慮されるが、何れの場合にも本発明の効
果は変わらない。更に本発明の対象となる通信網は、図
19に示されるものに限定されぬことは言う迄も無い。
実施例に過ぎず、例えばアナログ試験信号(SA )およ
びディジタル試験信号(SD )は例示されるものに限定
されることは無く、他に幾多の変形が考慮されるが、何
れの場合にも本発明の効果は変わらない。また通信正常
性の確認は発光ダイオード(54)によるものに限定さ
れることは無く、ランプ、ブザー等の各種可視、可聴表
示手段が考慮されるが、何れの場合にも本発明の効果は
変わらない。また主局(10)および各従局(20)の
構成は図示されるものに限定されることは無く、他に幾
多の変形が考慮されるが、何れの場合にも本発明の効果
は変わらない。また従局(20)の保守者の呼出方法は
図18に例示されるものに限定されることは無く、他に
幾多の変形が考慮されるが、何れの場合にも本発明の効
果は変わらない。更に本発明の対象となる通信網は、図
19に示されるものに限定されぬことは言う迄も無い。
【0169】
【発明の効果】以上、本発明によれば、前記オーダワイ
ヤ回線において、主局に赴いた保守者が、従局に保守者
が不在でも、自動的にオーダワイヤ回線の通信正常性を
確認可能となり、当該オーダワイヤ回線の保守の合理性
が大幅に向上する。
ヤ回線において、主局に赴いた保守者が、従局に保守者
が不在でも、自動的にオーダワイヤ回線の通信正常性を
確認可能となり、当該オーダワイヤ回線の保守の合理性
が大幅に向上する。
【図1】 本発明の原理図
【図2】 本発明(請求項1)の一実施例によるオーダ
ワイヤ回線
ワイヤ回線
【図3】 図2におけるアナログ信号の転送経路
【図4】 本発明(請求項1)の他の実施例によるオー
ダワイヤ回線
ダワイヤ回線
【図5】 図4におけるディジタル信号の転送経路
【図6】 本発明(請求項2)の一実施例によるオーダ
ワイヤ回線
ワイヤ回線
【図7】 図6における音声信号の転送経路
【図8】 本発明(請求項2)の他の実施例によるオー
ダワイヤ回線
ダワイヤ回線
【図9】 図8における音声信号の転送経路
【図10】 本発明(請求項3)の一実施例によるオー
ダワイヤ回線
ダワイヤ回線
【図11】 図10におけるアナログ信号の転送経路
【図12】 本発明(請求項3)の他の実施例によるオ
ーダワイヤ回線
ーダワイヤ回線
【図13】 図12におけるディジタル信号の転送経路
【図14】 本発明(請求項4)の一実施例によるオー
ダワイヤ回線
ダワイヤ回線
【図15】 図14におけるアナログ信号の転送経路
【図16】 本発明(請求項4)の他の実施例によるオ
ーダワイヤ回線
ーダワイヤ回線
【図17】 図16におけるディジタル信号の転送経路
【図18】 保守者の呼出方法
【図19】 本発明の対象となる通信網
【図20】 従来あるオーダワイヤ回線
1 ノード(N) 2 伝送路 3 通信回線 3D 下り回線 3U 上り回線 4 送信装置(S) 5 受信装置(R) 6 返送路 7 内線電話機 8 無線呼出用基地局(BS) 9 無線呼出し受信機(PG) 10 主局 20 従局 41 送信回路 42 マイクロホン 43 信号発生部 44 符号発生部 45 符号挿入部 46 タイマ 51 受信回路 52 スピーカ 53 信号検出部 54 発光ダイオード 55 符号検出部 56 比較部 57 ディスプレイ 101 第一の信号送信手段 102 第一の信号検出手段 103 第二の信号送信手段 104 第二の信号検出手段 105 第三の信号送信手段 106 第三の信号検出手段 110 送話手段 120 受話手段 201 第一の信号返送手段 202 第二の信号返送手段 203 第三の信号返送手段 210 信号折返し手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒沢 和正 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通ネットワークエンジニアリング株 式会社内 (72)発明者 甲斐 直貴 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通ネットワークエンジニアリング株 式会社内 (72)発明者 松井 裕二 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通ネットワークエンジニアリング株 式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 一つの主局と一つの従局とを接続し、双
方向通信路を形成する通信回線を設け、 前記主局に、所定の試験用の信号を前記通信回線を経由
して前記従局に転送する第一の信号送信手段と、 前記従局から前記通信回線を経由して転送される信号を
受信し、前記第一の信号送信手段が転送した試験用の信
号との一致を検出する第一の信号検出手段とを設け、 前記従局に、前記主局から前記通信回線を経由して転送
される信号を受信し、前記試験用の信号との一致を検出
して前記通信回線を経由して前記主局に返送する第一の
信号返送手段を設け、 前記第一の信号検出手段が、前記受信した信号を前記第
一の信号送信手段が転送した信号と一致すると検出した
場合に、前記通信回線を経由して前記主局と従局との間
で正常に通信可能と判定することを特徴とするオーダワ
イヤ回線。 - 【請求項2】 一つの主局と一つの従局とを接続し、双
方向通信路を形成する通信回線を設け、 前記主局に、試験者の送話する音声を電気信号に変換
し、前記通信回線を経由して前記従局に転送する送話手
段と、 前記従局から前記通信回線を経由して転送される電気信
号を音声に変換し、前記試験者に聴取させる受話手段と
を設け、 前記従局に、前記主局から前記通信回線を経由して転送
される信号を受信し、前記通信回線を経由して前記主局
に折返し返送する信号折返し手段を設け、 前記試験者が、前記受話手段により聴取した音声を、前
記送話手段に対して送話した音声と同一と認識した場合
に、前記通信回線を経由して前記主局と従局との間で正
常に通信可能と判定することを特徴とするオーダワイヤ
回線。 - 【請求項3】 一つの主局と複数の従局とを並列に接続
し、前記主局と前記各従局との間で双方向通信路を形成
する通信回線を設け、 前記主局に、前記各従局にそれぞれ個別に割当てた試験
用の信号の内、予め選択した一従局に割当てた前記試験
用の信号を生成し、前記通信回線を経由して前記各従局
に転送する第二の信号送信手段と、 前記従局から前記通信回線を経由して転送される信号を
受信し、前記第二の信号送信手段が転送した前記試験用
の信号との一致を検出する第二の信号検出手段とを設
け、 前記各従局に、前記主局から前記通信回線を経由して転
送される信号を受信し、前記自従局に割当てられた試験
用の信号との一致を検査して前記通信回線を経由して前
記主局に返送する第二の信号返送手段を設け、 前記第二の信号検出手段が、前記受信した信号と前記第
二の信号送信手段が転送した前記試験用の信号との一致
を検出した場合に、前記通信回線を経由して前記主局と
前記選択した従局との間で正常に通信可能と判定するこ
とを特徴とするオーダワイヤ回線。 - 【請求項4】 一つの主局と複数の従局とを並列に接続
し、前記主局と前記各従局との間で双方向通信路を形成
する通信回線を設け、 前記主局に、予め定められた試験用の信号を生成し、前
記通信回線を経由して前記各従局に並列に転送する第三
の信号送信手段と、 前記各従局から前記通信回線を経由して転送される各信
号を受信し、前記各従局に割当てられた試験用の信号と
の一致を検出する第三の信号検出手段とを設け、 前記各従局に、前記主局から前記通信回線を経由して転
送される信号を受信し、前記試験用の信号との一致を検
出して前記各従局にそれぞれ個別に割当てた試験用の信
号の内、自従局に割当てられた前記試験用の信号を生成
し、前記通信回線を経由して前記主局に返送する第三の
信号返送手段を設け、 前記第三の信号検出手段が、前記受信した各信号と前記
各従局にそれぞれ割当てられた試験用の信号との一致を
検出した場合に、前記通信回線を経由して前記主局と前
記各従局との間で正常に通信可能と判定することを特徴
とするオーダワイヤ回線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20950895A JPH0955798A (ja) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | オーダワイヤ回線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20950895A JPH0955798A (ja) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | オーダワイヤ回線 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0955798A true JPH0955798A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16573966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20950895A Pending JPH0955798A (ja) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | オーダワイヤ回線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0955798A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005130072A (ja) * | 2003-10-22 | 2005-05-19 | Yahata Denki Sangyo Kk | 車内放送装置及び非常通話装置の自己診断システム |
US6944132B1 (en) | 1999-07-09 | 2005-09-13 | Fujitsu Limited | Transmission apparatus, order wire transmission system and order wire monitoring method |
-
1995
- 1995-08-17 JP JP20950895A patent/JPH0955798A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6944132B1 (en) | 1999-07-09 | 2005-09-13 | Fujitsu Limited | Transmission apparatus, order wire transmission system and order wire monitoring method |
JP2005130072A (ja) * | 2003-10-22 | 2005-05-19 | Yahata Denki Sangyo Kk | 車内放送装置及び非常通話装置の自己診断システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040921 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041005 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050215 |