JPH0865258A - 有線放送装置の加入者放送装置選択方法 - Google Patents
有線放送装置の加入者放送装置選択方法Info
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- JPH0865258A JPH0865258A JP23395094A JP23395094A JPH0865258A JP H0865258 A JPH0865258 A JP H0865258A JP 23395094 A JP23395094 A JP 23395094A JP 23395094 A JP23395094 A JP 23395094A JP H0865258 A JPH0865258 A JP H0865258A
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- subscriber
- broadcasting
- signal
- time division
- broadcasting device
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 有線放送電話装置において、複数の加入者放
送装置をセンター局で任意にグループ分けし、センター
よりのグループ選択信号によって、グループを指定し、
指定グループのみに放送を行うための加入者放送装置選
択方法の提供を目的としている。 【構成】 加入者放送装置のグループを選択し、放送を
行うセンター局、センター局と中継回線で接続し、加入
者放送装置のアドレスを時分割多重信号として受信し、
アドレスを復号化する分散中継局、分散中継局と2線の
メタルケーブルで分岐接続した複数の加入者放送装置か
らなる。分散中継局から加入者放送装置への選択信号の
伝送は複数の周波数を直列または並列に組合わせた符号
による。
送装置をセンター局で任意にグループ分けし、センター
よりのグループ選択信号によって、グループを指定し、
指定グループのみに放送を行うための加入者放送装置選
択方法の提供を目的としている。 【構成】 加入者放送装置のグループを選択し、放送を
行うセンター局、センター局と中継回線で接続し、加入
者放送装置のアドレスを時分割多重信号として受信し、
アドレスを復号化する分散中継局、分散中継局と2線の
メタルケーブルで分岐接続した複数の加入者放送装置か
らなる。分散中継局から加入者放送装置への選択信号の
伝送は複数の周波数を直列または並列に組合わせた符号
による。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は有線放送電話装置等の
有線放送装置において、放送を送出するセンター放送装
置が、多数の加入者放送装置から任意の加入者放送装置
グループを加入者放送装置固有のアドレスによって選択
し、放送を行う加入者放送装置の選択方法である。
有線放送装置において、放送を送出するセンター放送装
置が、多数の加入者放送装置から任意の加入者放送装置
グループを加入者放送装置固有のアドレスによって選択
し、放送を行う加入者放送装置の選択方法である。
【0002】
【従来の技術】センター放送装置から、数千加入以上の
加入者放送装置を任意に選択してグループ化し、特定の
グループを選択して放送を行う方法として、すべての加
入者放送装置にアドレスを付加し、センター放送装置よ
りこのアドレスを時分割多重符号化して放送線にアドレ
ス時分割信号を送出し、各加入者放送装置でこの信号を
受信し、アドレスを時分割多重復号化し自分の放送装置
アドレスと一致した場合、放送を行う選択方法が考えら
れる。この方法は第一に、各加入者放送装置にアドレス
を時分割多重復号化する装置を必要とするため装置が複
雑化し、高価となること。第二に、加入者が数千加入以
上の場合、すべての加入者放送装置の選択に要する時間
が長くなること。以上の二つの欠点を有する。
加入者放送装置を任意に選択してグループ化し、特定の
グループを選択して放送を行う方法として、すべての加
入者放送装置にアドレスを付加し、センター放送装置よ
りこのアドレスを時分割多重符号化して放送線にアドレ
ス時分割信号を送出し、各加入者放送装置でこの信号を
受信し、アドレスを時分割多重復号化し自分の放送装置
アドレスと一致した場合、放送を行う選択方法が考えら
れる。この方法は第一に、各加入者放送装置にアドレス
を時分割多重復号化する装置を必要とするため装置が複
雑化し、高価となること。第二に、加入者が数千加入以
上の場合、すべての加入者放送装置の選択に要する時間
が長くなること。以上の二つの欠点を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】第一に、センター局放
送装置から、数千加入以上の加入者放送装置を任意に選
択してグループ化し、特定のグループを選択して放送を
行う場合、選択に要する時間を短縮すること。第二に、
センター局から分散中継局を中継して、加入者放送装置
を選択する。この場合、分散中継局と複数の加入者放送
装置間の接続は2線のメタルケーブルにより接続し、加
入者放送装置はこのケーブルに分岐接続されている。こ
のような回線構成に対して、簡単な方法により加入者放
送装置の選択が実現できること。
送装置から、数千加入以上の加入者放送装置を任意に選
択してグループ化し、特定のグループを選択して放送を
行う場合、選択に要する時間を短縮すること。第二に、
センター局から分散中継局を中継して、加入者放送装置
を選択する。この場合、分散中継局と複数の加入者放送
装置間の接続は2線のメタルケーブルにより接続し、加
入者放送装置はこのケーブルに分岐接続されている。こ
のような回線構成に対して、簡単な方法により加入者放
送装置の選択が実現できること。
【0004】
【課題を解決するための手段】センター局よりアドレス
選択信号を時分割多重信号として分散中継局に伝送し、
分散中継局では、時分割多重信号のアドレス信号を復号
化し、加入者放送装置選択信号に戻し、加入者線単位の
グループにまとめ、加入者放送装置選択信号を周波数多
重信号または多周波数の時分割信号に変換し、2線のメ
タルケーブルに分岐接続した複数の加入者放送装置へ伝
送し、これらの信号から元の加入者放送装置選択信号を
取り出し、加入者放送装置を選択する。
選択信号を時分割多重信号として分散中継局に伝送し、
分散中継局では、時分割多重信号のアドレス信号を復号
化し、加入者放送装置選択信号に戻し、加入者線単位の
グループにまとめ、加入者放送装置選択信号を周波数多
重信号または多周波数の時分割信号に変換し、2線のメ
タルケーブルに分岐接続した複数の加入者放送装置へ伝
送し、これらの信号から元の加入者放送装置選択信号を
取り出し、加入者放送装置を選択する。
【0005】
【作用】第一に、センター局と分散中継局間において、
アドレス選択信号を時分割多重信号として伝送する伝送
路は幹線伝送路となるため、光ファイバケーブル等の高
速伝送ができる伝送路を設置する。また、分散中継局と
放送装置間の周波数多重信号または多周波数の時分割信
号の伝送は、2線のメタルケーブルに分岐接続したグル
ープがすべて時間的に並列伝送する。これによってセン
ター放送装置から加入者放送装置まで、加入者放送装置
選択信号が高速で伝送され、加入者放送装置の選択時間
が短縮できる。第二に、複雑な構成の時分割多重符号化
および時分割多重復号化装置はセンター局および分散中
継局のみで必要であり、分散中継局と加入者放送装置間
の加入者放送装置選択信号は、放送装置毎に単一周波数
を割当て周波数多重信号とするか、または2周波数の時
分割信号としたものであり、符号化および復号化の構成
が単純である。このため、装置全体が簡単な構成によっ
て実現できる。
アドレス選択信号を時分割多重信号として伝送する伝送
路は幹線伝送路となるため、光ファイバケーブル等の高
速伝送ができる伝送路を設置する。また、分散中継局と
放送装置間の周波数多重信号または多周波数の時分割信
号の伝送は、2線のメタルケーブルに分岐接続したグル
ープがすべて時間的に並列伝送する。これによってセン
ター放送装置から加入者放送装置まで、加入者放送装置
選択信号が高速で伝送され、加入者放送装置の選択時間
が短縮できる。第二に、複雑な構成の時分割多重符号化
および時分割多重復号化装置はセンター局および分散中
継局のみで必要であり、分散中継局と加入者放送装置間
の加入者放送装置選択信号は、放送装置毎に単一周波数
を割当て周波数多重信号とするか、または2周波数の時
分割信号としたものであり、符号化および復号化の構成
が単純である。このため、装置全体が簡単な構成によっ
て実現できる。
【0006】
【実施例】図1 は有線放送装置の全体構成のブロック
図を示している。4はセンター局、15は分散中継局、
18、19…20および21、22…23は加入者放送
装置を示す。センター局は放送音声信号を送出する機
能、放送を行う前に放送を受信する加入者のグループを
選択し、そのアドレスを分散中継局に対して送出する機
能を有する。分散中継局はセンター局より送られてきた
放送音声信号を中継、分岐、増幅する機能、センター局
より送られてきた加入者放送装置のアドレス信号を受信
して、復号化し、加入者放送装置の選択信号に戻し、こ
の選択信号を周波数信号に変換し、増幅し、放送信号と
合成して、グループ単位で加入者放送装置に対して送出
する。加入者放送装置は分散中継局より送られてきた加
入者放送装置の選択信号と放送音声信号を受け、選択信
号が当該加入者放送装置の場合のみ、放送音声信号を放
送装置のスピーカに与えることによって放送を行う。1
のパソコンはあらかじめ加入者放送装置の放送グループ
のアドレスを登録しておき、放送時に放送グループのア
ドレス群を選び、これらのアドレスを時分割多重符号化
伝送装置3に受け渡す。3は、これらのアドレス信号を
時分割多重符号化し、センター局と分散中継局を接続す
るアドレス中継回線6によってサイクリック伝送して、
時分割多重復号化伝送装置8で受信する。8は時分割多
重符号化された放送グループのアドレスを復号化し、加
入者放送装置毎に放送の有無を出力する。すなわち、放
送有りの場合「1」、放送無しの場合「0」をそれぞれ
出力する。加入者線16、加入者線17はそれぞれ2線
のメタルケーブルからなる。8の加入者放送装置毎の放
送有無を示す出力は、加入者線16、加入者線17等、
2線のメタルケーブルに分岐接続した複数の加入者放送
装置18、19…20、加入放送装置21、22…23
等の加入者線単位でグループ化する。9、10は周波数
変換部または多周波時分割変換部である。8の加入者放
送装置毎の放送有無を示す出力は上記の様にグループ化
し、9、10等の周波数変換部または多周波時分割変換
部へ入力する。 9,10の周波数出力はそれぞれ、増
幅器11、12、合波器13、14、加入者線16、1
7をとうして、加入者放送装置18、19…20、2
1、22…23へ分岐接続する。第一に、9、10が周
波数変換部の場合の加入者放送装置の選択方法は次のと
うりである。同一の加入者線に接続した加入者放送装置
1、2…nに対応した周波数変換部の入力1、2…nの
状態「1」、「0」により、周波数変換部は周波数
f1、f2…fnを発生する。すなわち状態「1」の場
合には、周波数を発生し、状態「0」の場合には、周波
数を発生しない。周波数変換部出力の周波数f1、f2
…fnは、増幅器、合波器、加入者線をとうして、それ
ぞれの加入者放送装置へ送られる。加入者放送装置で
は、自分の選択信号に対応した周波数fiを検波し、f
iの検出によって自分の放送装置の選択を判定する。放
送装置選択の判定によって、音声出力回路をオンにし放
送を行う。放送完了によって、加入者放送装置を選択す
る周波数fiがなくなり、音声出力回路をオフにする。
第二に、9、10が多周波時分割変換部の場合の加入者
放送装置の選択方法の一例は次のとうりである。多周波
時分割変換部は、プッシュホンのDTMFと同様に入力
信号によって異なる2周波数の組合わせ周波数を発生す
る。同一の加入者線に接続した加入者放送装置1、2…
nに対応した多周波時分割変換部の入力1、2…nの状
態「1」、「0」により、2周波数の組合わせ周波数を
発生する。すなわち状態「1」の場合には、ある2周波
数の組合わせ(A組合わせ)周波数を発生し、状態
「0」の場合には、別の2周波数の組合わせ(B組合わ
せ)周波数を発生する。周波数の発生は、入力1、2…
nに対して、それぞれtの間隔をおいて時分割的に発生
させる。多周波時分割変換部の入力iに対して、状態
「1」の場合、i番目のタイムスロットで2周波数を発
生し、増幅器、合波器、加入者線をとうして、それぞれ
の加入者放送装置へ送られる。加入者放送装置では、2
周波数の組合わせ(A組合わせ)周波数からi番目の加
入者の放送装置が選択されたことを検出する。すなわち
i番目の加入者放送装置の音声出力回路をオンにする。
多周波時分割信号で加入者放送装置を選択した場合は、
放送終了をもって、放送終了を示す2周波数の組合わせ
(C組合わせ)周波数による信号を加入者放送装置に送
り、音声出力回路をオフにする。放送信号の動作は次の
とうりである。2はセンター局放送装置であり、マイク
ロホンその他の音源を用いて放送を行う。放送音声信号
は、放送中継回線5によって、分散中継局へ送られ、中
継分岐増幅器7によって、中継、分岐、増幅される。中
継分岐増幅器7の分岐1出力は合波器13、14によっ
て、加入者放送装置選択用の周波数信号と多重化して、
加入者線16、17をとうして、加入者放送装置に送ら
れる。加入者放送装置において、放送装置選択信号によ
って、選択が行われた加入者放送装置の音声出力回路を
オンにすることによって、放送音声信号をスピーカをと
うして出力する。以上、複数の加入者放送装置をセンタ
ーから選択し、これらに対して、同時に放送を行う実施
例として、分散中継局における加入者放送装置の選択の
方法として、図1において9、10が周波数変換部の場
合、9、10が多周波時分割変換部の場合、の2例につ
いて説明した。この発明は以下の実施様態をとることが
できる。 (1)図1において、加入者放送装置を選択して放送を
行うための加入者選択機能以外に放送チャネルの選択、
放送音量の選択等を行う構成とすることができる。セン
ター局放送装置より放送中継回線5に複数の放送チャネ
ルを周波数多重等によって伝送し、中継分岐増幅器7、
合波器13、14 加入者線16、17をとうして加入
者放送装置へ伝送できる。また、緊急放送などはセンタ
ーより加入者放送装置の放送音量を最大に選択する必要
がある。このような場合の選択方法は次のようにして行
うことができる。図1において、9、10が周波数変換
部の場合はセンターより、放送チャネルの選択信号、放
送音量の選択信号を時分割多重符号化伝送装置3、アド
レス中継回線6、時分割多重復号化伝送装置8によって
伝送する。周波数変換部9、10においては、加入者放
送装置の選択と同様に、放送チャネルの選択信号、放送
音量の選択信号にそれぞれ周波数を割当てる。これらの
周波数信号は加入者放送装置に伝送され、放送チャネル
の選択、放送音量の選択を行う。図1において、9、1
0が多周波時分割変換部の場合はセンターより、放送チ
ャネルの選択信号、放送音量の選択信号を時分割多重符
号化伝送装置3、アドレス中継回線6、時分割多重復号
化伝送装置8によって伝送する。多周波時分割変換部
9、10においては、加入者放送装置の選択と同様に、
放送チャネルの選択信号に対して(D組合わせ周波
数)、放送音量の選択信号に対して(E組合わせ周波
数)等、2周波数による組合せ周波数を割当て、さらに
これらの周波数に対してタイムスロットを割り当てる。
これらの周波数信号は加入者放送装置選択のタイムスロ
ットに引続いて伝送し、放送チャネルの選択、放送音量
の選択を行う。上記のほか、多周波数の組合わせ符号と
タイムスロットの数を組合わせることにより多様な選択
信号が実現できる。 (2)図1において加入者線16、17に加入者放送装
置用の直流電源を重畳することによって、加入者放送装
置を無停電化する構成とすることができる。加入者線1
6、17は2線メタルケーブルによる。分散中継局15
において、加入者線メタルケーブルの2線間に直流電源
を接続し、加入者放送装置に電源を供給する。
図を示している。4はセンター局、15は分散中継局、
18、19…20および21、22…23は加入者放送
装置を示す。センター局は放送音声信号を送出する機
能、放送を行う前に放送を受信する加入者のグループを
選択し、そのアドレスを分散中継局に対して送出する機
能を有する。分散中継局はセンター局より送られてきた
放送音声信号を中継、分岐、増幅する機能、センター局
より送られてきた加入者放送装置のアドレス信号を受信
して、復号化し、加入者放送装置の選択信号に戻し、こ
の選択信号を周波数信号に変換し、増幅し、放送信号と
合成して、グループ単位で加入者放送装置に対して送出
する。加入者放送装置は分散中継局より送られてきた加
入者放送装置の選択信号と放送音声信号を受け、選択信
号が当該加入者放送装置の場合のみ、放送音声信号を放
送装置のスピーカに与えることによって放送を行う。1
のパソコンはあらかじめ加入者放送装置の放送グループ
のアドレスを登録しておき、放送時に放送グループのア
ドレス群を選び、これらのアドレスを時分割多重符号化
伝送装置3に受け渡す。3は、これらのアドレス信号を
時分割多重符号化し、センター局と分散中継局を接続す
るアドレス中継回線6によってサイクリック伝送して、
時分割多重復号化伝送装置8で受信する。8は時分割多
重符号化された放送グループのアドレスを復号化し、加
入者放送装置毎に放送の有無を出力する。すなわち、放
送有りの場合「1」、放送無しの場合「0」をそれぞれ
出力する。加入者線16、加入者線17はそれぞれ2線
のメタルケーブルからなる。8の加入者放送装置毎の放
送有無を示す出力は、加入者線16、加入者線17等、
2線のメタルケーブルに分岐接続した複数の加入者放送
装置18、19…20、加入放送装置21、22…23
等の加入者線単位でグループ化する。9、10は周波数
変換部または多周波時分割変換部である。8の加入者放
送装置毎の放送有無を示す出力は上記の様にグループ化
し、9、10等の周波数変換部または多周波時分割変換
部へ入力する。 9,10の周波数出力はそれぞれ、増
幅器11、12、合波器13、14、加入者線16、1
7をとうして、加入者放送装置18、19…20、2
1、22…23へ分岐接続する。第一に、9、10が周
波数変換部の場合の加入者放送装置の選択方法は次のと
うりである。同一の加入者線に接続した加入者放送装置
1、2…nに対応した周波数変換部の入力1、2…nの
状態「1」、「0」により、周波数変換部は周波数
f1、f2…fnを発生する。すなわち状態「1」の場
合には、周波数を発生し、状態「0」の場合には、周波
数を発生しない。周波数変換部出力の周波数f1、f2
…fnは、増幅器、合波器、加入者線をとうして、それ
ぞれの加入者放送装置へ送られる。加入者放送装置で
は、自分の選択信号に対応した周波数fiを検波し、f
iの検出によって自分の放送装置の選択を判定する。放
送装置選択の判定によって、音声出力回路をオンにし放
送を行う。放送完了によって、加入者放送装置を選択す
る周波数fiがなくなり、音声出力回路をオフにする。
第二に、9、10が多周波時分割変換部の場合の加入者
放送装置の選択方法の一例は次のとうりである。多周波
時分割変換部は、プッシュホンのDTMFと同様に入力
信号によって異なる2周波数の組合わせ周波数を発生す
る。同一の加入者線に接続した加入者放送装置1、2…
nに対応した多周波時分割変換部の入力1、2…nの状
態「1」、「0」により、2周波数の組合わせ周波数を
発生する。すなわち状態「1」の場合には、ある2周波
数の組合わせ(A組合わせ)周波数を発生し、状態
「0」の場合には、別の2周波数の組合わせ(B組合わ
せ)周波数を発生する。周波数の発生は、入力1、2…
nに対して、それぞれtの間隔をおいて時分割的に発生
させる。多周波時分割変換部の入力iに対して、状態
「1」の場合、i番目のタイムスロットで2周波数を発
生し、増幅器、合波器、加入者線をとうして、それぞれ
の加入者放送装置へ送られる。加入者放送装置では、2
周波数の組合わせ(A組合わせ)周波数からi番目の加
入者の放送装置が選択されたことを検出する。すなわち
i番目の加入者放送装置の音声出力回路をオンにする。
多周波時分割信号で加入者放送装置を選択した場合は、
放送終了をもって、放送終了を示す2周波数の組合わせ
(C組合わせ)周波数による信号を加入者放送装置に送
り、音声出力回路をオフにする。放送信号の動作は次の
とうりである。2はセンター局放送装置であり、マイク
ロホンその他の音源を用いて放送を行う。放送音声信号
は、放送中継回線5によって、分散中継局へ送られ、中
継分岐増幅器7によって、中継、分岐、増幅される。中
継分岐増幅器7の分岐1出力は合波器13、14によっ
て、加入者放送装置選択用の周波数信号と多重化して、
加入者線16、17をとうして、加入者放送装置に送ら
れる。加入者放送装置において、放送装置選択信号によ
って、選択が行われた加入者放送装置の音声出力回路を
オンにすることによって、放送音声信号をスピーカをと
うして出力する。以上、複数の加入者放送装置をセンタ
ーから選択し、これらに対して、同時に放送を行う実施
例として、分散中継局における加入者放送装置の選択の
方法として、図1において9、10が周波数変換部の場
合、9、10が多周波時分割変換部の場合、の2例につ
いて説明した。この発明は以下の実施様態をとることが
できる。 (1)図1において、加入者放送装置を選択して放送を
行うための加入者選択機能以外に放送チャネルの選択、
放送音量の選択等を行う構成とすることができる。セン
ター局放送装置より放送中継回線5に複数の放送チャネ
ルを周波数多重等によって伝送し、中継分岐増幅器7、
合波器13、14 加入者線16、17をとうして加入
者放送装置へ伝送できる。また、緊急放送などはセンタ
ーより加入者放送装置の放送音量を最大に選択する必要
がある。このような場合の選択方法は次のようにして行
うことができる。図1において、9、10が周波数変換
部の場合はセンターより、放送チャネルの選択信号、放
送音量の選択信号を時分割多重符号化伝送装置3、アド
レス中継回線6、時分割多重復号化伝送装置8によって
伝送する。周波数変換部9、10においては、加入者放
送装置の選択と同様に、放送チャネルの選択信号、放送
音量の選択信号にそれぞれ周波数を割当てる。これらの
周波数信号は加入者放送装置に伝送され、放送チャネル
の選択、放送音量の選択を行う。図1において、9、1
0が多周波時分割変換部の場合はセンターより、放送チ
ャネルの選択信号、放送音量の選択信号を時分割多重符
号化伝送装置3、アドレス中継回線6、時分割多重復号
化伝送装置8によって伝送する。多周波時分割変換部
9、10においては、加入者放送装置の選択と同様に、
放送チャネルの選択信号に対して(D組合わせ周波
数)、放送音量の選択信号に対して(E組合わせ周波
数)等、2周波数による組合せ周波数を割当て、さらに
これらの周波数に対してタイムスロットを割り当てる。
これらの周波数信号は加入者放送装置選択のタイムスロ
ットに引続いて伝送し、放送チャネルの選択、放送音量
の選択を行う。上記のほか、多周波数の組合わせ符号と
タイムスロットの数を組合わせることにより多様な選択
信号が実現できる。 (2)図1において加入者線16、17に加入者放送装
置用の直流電源を重畳することによって、加入者放送装
置を無停電化する構成とすることができる。加入者線1
6、17は2線メタルケーブルによる。分散中継局15
において、加入者線メタルケーブルの2線間に直流電源
を接続し、加入者放送装置に電源を供給する。
【0007】
【発明の効果】センター局で放送を行う加入者放送装置
のアドレスを設定してから、放送を行う加入者放送装置
が選択されるまでの時間が長いと、放送を行うまでの待
時間が長くなり不都合が生じる。本考案ではセンター局
で選択した加入者放送装置のアドレスは分散中継局まで
は時分割多重符号化して伝送する。センター局とローカ
ル局間の中継線は幹線として構成することができ、光フ
ァイバケーブル等の高速伝送路を用いることによって高
速伝送ができる。また、本考案では分散中継局と加入者
放送装置間の選択信号の伝送は、すべての加入者線につ
いて時間的に並列動作する。このため、分散中継局と加
入者放送装置間の選択信号も高速伝送できる。さらに、
加入者放送装置における放送装置の選択はセンターから
の時分割多重符号を直接受信せず、分散中継局よりの周
波数信号を識別することによるため、選択回路が簡単化
できる。
のアドレスを設定してから、放送を行う加入者放送装置
が選択されるまでの時間が長いと、放送を行うまでの待
時間が長くなり不都合が生じる。本考案ではセンター局
で選択した加入者放送装置のアドレスは分散中継局まで
は時分割多重符号化して伝送する。センター局とローカ
ル局間の中継線は幹線として構成することができ、光フ
ァイバケーブル等の高速伝送路を用いることによって高
速伝送ができる。また、本考案では分散中継局と加入者
放送装置間の選択信号の伝送は、すべての加入者線につ
いて時間的に並列動作する。このため、分散中継局と加
入者放送装置間の選択信号も高速伝送できる。さらに、
加入者放送装置における放送装置の選択はセンターから
の時分割多重符号を直接受信せず、分散中継局よりの周
波数信号を識別することによるため、選択回路が簡単化
できる。
【図1】 有線放送装置の全体構成のブロック図
1…パソコン 2…センター局放送装置 3…時分割多
重符号化伝送装置 4…センター局 5…放送中継回線 6…アドレス中継
回線 7…中継分岐増幅器 8…時分割多重復号化伝送装置 9、10…周波数変換部または多周波時分割変換部 11、12…増幅器 13,14…合波器 15…分散
中継局 16、17…加入者線 18、19、20、21、2
2、23…加入者放送装置
重符号化伝送装置 4…センター局 5…放送中継回線 6…アドレス中継
回線 7…中継分岐増幅器 8…時分割多重復号化伝送装置 9、10…周波数変換部または多周波時分割変換部 11、12…増幅器 13,14…合波器 15…分散
中継局 16、17…加入者線 18、19、20、21、2
2、23…加入者放送装置
Claims (2)
- 【請求項1】複数の加入者放送装置のアドレスを選択
し、選択したアドレスグループに放送を行うセンター局
と分散中継局を中継回線で接続し、センター局よりアド
レス選択信号を時分割多重信号として分散中継局に伝送
する。分散中継局では、時分割多重信号のアドレス信号
を復号化し、加入者放送装置選択信号として出力する。
加入者放送装置選択信号は加入者線単位でグループ化さ
れ、周波数多重信号に変換し、センター局から伝送され
てきた放送音声信号と多重化し、2線メタルケーブルに
よる加入者線に送出し、加入者線に分岐接続した1グル
ープの加入者放送装置で受信し、多重信号から放送音声
信号を分離し、周波数多重信号を検波して選択されてい
る加入者放送装置を検出し、加入者放送装置を同時に選
択して、選択した複数の加入者放送装置に対して同時に
放送を行う加入者放送装置選択方法。 - 【請求項2】複数の加入者放送装置のアドレスを選択
し、選択したアドレスグループに放送を行うセンター局
と分散中継局を中継回線で接続し、センター局よりアド
レス選択信号を時分割多重信号として分散中継局に伝送
する。分散中継局では、時分割多重信号のアドレス信号
を復号化し、加入者放送装置選択信号として出力する。
加入者放送装置選択信号は加入者線単位でグループ化さ
れ、多周波数の時分割信号に変換し、センター局から伝
送されてきた放送音声信号と多重化し、2線メタルケー
ブルによる加入者線に送出し、加入者線に分岐接続した
1グループの加入者放送装置で受信し、多重信号から放
送音声信号を分離し、多周波数の時分割信号から加入者
放送装置選択信号を復号化し、選択されている加入者放
送装置を順次選択して、選択した複数の加入者放送装置
に対して同時に放送を行う加入者放送装置選択方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23395094A JPH0865258A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | 有線放送装置の加入者放送装置選択方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23395094A JPH0865258A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | 有線放送装置の加入者放送装置選択方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0865258A true JPH0865258A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16963168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23395094A Pending JPH0865258A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | 有線放送装置の加入者放送装置選択方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0865258A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01225292A (ja) * | 1988-03-03 | 1989-09-08 | Nec Corp | 自動録画再生方式 |
JPH08251294A (ja) * | 1995-03-10 | 1996-09-27 | Nec Corp | 共同回線用放送制御方法および共同式有線放送電話システム |
-
1994
- 1994-08-24 JP JP23395094A patent/JPH0865258A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01225292A (ja) * | 1988-03-03 | 1989-09-08 | Nec Corp | 自動録画再生方式 |
JPH08251294A (ja) * | 1995-03-10 | 1996-09-27 | Nec Corp | 共同回線用放送制御方法および共同式有線放送電話システム |
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