JP2637735B2

JP2637735B2 - サービストランク接続方式

Info

Publication number: JP2637735B2
Application number: JP16526287A
Authority: JP
Inventors: 亮後藤; 亘竹内; 光司木暮
Original assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp; Nippon Electric Co Ltd
Current assignee: NEC Corp; Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date: 1987-07-03
Filing date: 1987-07-03
Publication date: 1997-08-06
Anticipated expiration: 2012-08-06
Also published as: JPS6411456A

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明はサービストランク接続方式に関する。

〔従来の技術〕

従来のサービストランク接続方式を第２図に示す。第
２図はトーキ送出装置21と、トーン送出装置22と、時間
スイッチ・空間スイッチとしての一次スイッチ23、群間
スイッチ24および二次スイッチ25と、加入者端局装置2
6、27、28とから構成されるサービストランク接続方式
を示すブロック図である。

この一次スイッチ23と群間スイッチ24との間は、上り
ネットワークハイウェイ29と下りネットワークハイウェ
イ30とで接続され、群間スイッチ24と二次スイッチ25と
の間は、上りネットワークハイウェイ31と下りネットワ
ークハイウェイ32で接続されている。また、二次スイッ
チ25には、出力用の中継線ハイウェイ33と入力用の中継
線ハイウェイ34とが接続されている。

なお、ここでトーン信号とは、電話の受話器を取り上
げた時や呼び出し中あるいは話中に受話器なら聞こえる
発信音のことで、トーキ信号とは、エンドレステープ等
により肉声でされる電話番号変更案内等のことをいう。
トーキ送出装置21は、各種のトーキ信号21aを用意し、
これを一次スイッチ23に向けて出力する回路である。ま
た、トーン送出装置22は、各種のトーン信号22aを用意
し、これを二次スイッチ25に向けて出力する回路であ
る。

さて、複数の加入者端局26、27、28からの入力信号
は、一次スイッチ23で集線され、上りネットワークハイ
ウェイ29に出力される。群間スイッチ24は、入力された
複数の上りネットワークハイウェイ29から任意の１つを
選択し、上りネットワークハイウェイ31へ信号を出力す
る。上りネットワークハイウェイ31を介した信号は二次
スイッチ25を通り、中継線ハイウェイ33へと出力され
る。

一方、下り中継線ハイウェイ34からの入力信号は、二
次スイッチ25を通り下りネットワークハイウェイ32を介
して群間スイッチ24に入力される。群間スイッチ24の出
力は、下りネットワークハイウェイ30と一次スイッチ23
を通り、加入者端局26、27あるいは28へと出力される。
トーキ送出装置21から出力されるトーキ信号21aは、一
次スイッチ23の図示しない下り側スイッチに入力され、
任意の加入者へトーキ音を送出する。トーン送出装置22
から出力されるトーン信号22aは、二次スイッチ25の図
示しない下り側スイッチに入力され、二次スイッチ25の
出力側にある下りネットワークハイウェイ32を通り群間
スイッチ24に入力される。群間スイッチ24から上りネッ
トワークハイウェイ31または下りネットワークハイウェ
イ30へ出力されたトーン信号は、中継線ハイウェイ33ま
たは加入者端局26、27、または28へ送出される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述した従来のサービストランク接続方式は、トーキ
送出装置21が一次スイッチ23の下り側スイッチに固定的
に接続されているため、このスイッチの能力上、使用可
能なトーキの種類が限定されてしまう。同様に、トーン
送出装置22が二次スイッチ25の下り側スイッに固定的に
接続されているため、このスイッチの能力上、使用する
トーンの種類が限定され、多種のトーンを送出すること
は不可能であって柔軟性に欠けるという難点があった。
また、トーン送出の際に、一次スイッチ、群間スイッ
チ、二次スイッチのすべての接続動作を、図示しない制
御装置からソフトウェアで制御しなければ成らない。こ
れは、制御装置に高負担をかけるという難点があった。

本発明は以上の点に着目してなされたもので、多種の
トーキ信号やトーン信号の送出を可能とし、かつ制御装
置の負担を軽減することができるサービストランク接続
方式を提供することを目的とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明のサービストランク接続方式は、２種以上のト
ーン信号およびトーキ信号を送出するサービストランク
装置と、この出力受け入れるトーントーキ分配装置と、
複数の加入者線インターフェース装置からの信号を集線
する集線段および集線制御手段からなる集線ステージ
と、この集線ステージからの入力信号を分配する分配段
および分配制御手段からなる分配ステージと、この分配
ステージからの入力信号を中継線に出力する中継段およ
び中継制御手段からなる中継ステージとを有し、トーン
トーキ分配装置は、集線ステージ、分配ステージおよび
中継ステージの各ステージ間を接続する上りおよび下り
ハイウェイの複数と接続され、トーントーキ分配装置
は、サービストランク装置から送出されたトーン信号ま
たはトーキ信号を、任意に分配し、この分配されたトー
ン信号またはトーキ信号を集線ステージ、分配ステージ
および中継ステージの各ステージ間を接続する上りおよ
び下りハイウェイを介して任意のステージに直接入力す
ることを特徴とするするものである。

〔作用〕

以上のサービストランク接続方式は、多種のトーキ信
号とトーン信号とを送出するサービストランク装置を設
け、かつこのサービストランク装置から送出されたトー
ン信号またはトーキ信号を、集線ステージと分配ステー
ジと中継ステージとに接続されたハイウェイに直接入力
するよう、分配処理を行なうトーントーキ分配装置を設
けている。このトーントーキ分配装置は、サービストラ
ンク装置の出力する多種のトーン信号やトーキ信号を任
意のハイウェイに直接送出し、制御装置の負担を軽減す
る。

〔実施例〕

次に本発明について図面を参照して説明をする。

第１図は本発明のサービストランク接続方式の実施例
を発明するブロック図である。

各種トーントーキ信号を送出するサービストランク装
置１は、そのトーントーキ信号を各ステージに分配する
トーントーキ分配装置２に接続されている。集線ステー
ジ３は、上りスイッチ４と下りスイッチ５を含み、分配
ステージ６は上りスイッチ７と下りスイッチ８を含み、
中継ステージ９は、上りスイッチ10と下りスイッチ11を
含んでいる。集線ステージ３には、加入者端局装置12、
13、14が接続されている。

集線ステージ３と分配ステージ６との間は、上りネッ
トワークハイウェイ15と下りネットワークハイウェイ16
とで接続され、分配ステージ６と中継ステージ９との間
は、上りネットワークハイウェイ17と下りネットワーク
ハイウェイ18で接続されている。また、中継ステージ９
には、出力用の中継線ハイウェイ19と入力用の中継線ハ
イウェイ20とが接続されている。

また、トーントーキ分配装置２は、その内部に分配ス
イッチ2Aを有しており、その出力は、出力ステージ３の
上りスイッチ４に向かう加入者線と、その下りスイッチ
５に向かう下りネットワークハイウェイ16に、分配線2
B、2Dを介して接続されている。さらにこのトーントー
キ分配装置２の出力は、分配ステージ６の上りスイッチ
７に向かう上りネットワークハイウェイ15と、中継ステ
ージ９の上りスイッチ10に向かう上りネットワークハイ
ウェイ17と、その下りスイッチ11に向かう中継線ハイウ
ェイ20とに、分配線2C、2E、2Gを介して接続されてい
る。

一方、分配ステージ６の出力側にある上りネットワー
クハイウェイ17は、モニタ線2Fを介してトーントーキ分
配装置に入力する。このモニタ線はいわゆる３者通話を
可能にするために、上りネットワークハイウェイ17上の
信号をトーントーキ分配装置２に引き込み、サービスト
ランク装置１を経由して再びいずれかのハイウェイに送
り込むためのものである。

以上の構成の回路は、次のように動作する。

加入者端局装置12、13からの複数の加入者線信号は、
集線ステージ３に入力され、上りスイッチ４により集線
される。集線された信号は、上りネットワークハイウェ
イ15を介して分配ステージ６に入力される。分配ステー
ジ６では、上りスイッチ７、下りスイッチ８により信号
分配を行ない、上りネットワークハイウェイ17または下
りネットワークハイウェイ16に各信号を出力する。分配
ステージ６から出力された上りネットワークハイウェイ
17上の信号は、中継ステージ９の上りスイッチ10を通
り、中継線ハイウェイ19へ送出される。

一方、下り中継線ハイウェイ20は、中継ステージ９の
下りスイッチ11を通り、下りネットワークハイウェイ18
を介して分配ステージ６の下りスイッチ８に入力され
る。分配ステージ６の出力側の下りネットワークハイウ
ェイ16は、集線ステージ３の下りスイッチ５を通り、加
入者線端局14に接続される。

サービストランク装置１からは多種のトーン信号やト
ーキ信号が出力され、トーントーキ分配装置２に入力さ
れる。トーントーキ分配装置２は、図示しない制御装置
の指令により、内部の分配スイッチ2Aを動作させて、ソ
フトウェア制御により各種のトーントーキ信号を任意の
ステージに分配送出する。このソフトウェアは、トーン
トーキ分配装置２を単独に動作させるためのもので、従
来方式に比べその十分な簡素化が可能である。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、サービストラ
ンク装置と、トーントーキ信号を各ステージに直接分配
するトーントーキ分配装置とを設けるようにしたので、
トーントーキ分配装置内部の分配スイッチをソフトウェ
アで制御することで、トーン信号の種類を多くした場合
でも柔軟に対応が可能になる。

また、任意のステージに任意のトーントーキ信号を自
由に分配できる。さらに、トーントーキ信号の種類によ
っては、必要とされるステージの簡単なスイッチ制御の
みでトーントーキ信号を目的のハイウェイに送出するこ
とができるため、制御装置側のソフトウェア処理も効率
的であるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のサービストランク接続方式の実施例を
説明するブロック図、第２図は従来のサービストランク
接続方式を説明するブロック図である。１……サービストランク装置、２……トーントーキ分配装置、３……集線ステージ（FSM）、４、７、10……上りハイウェイ時間スイッチ、５、８、11……下りハイウェイ時間スイッチ、６……分配ステージ（DSM）、９……中継ステージ（TSM）， 12、13、14……加入者端局装置、 15、17……上りネットワークハイウェイ、 16、18……下りネットワークハイウェイ、 19……上り中継線ハイウェイ、 20……下り中継線ハイウェイ。

フロントページの続き (72)発明者木暮光司東京都武蔵野市緑町３丁目９番11号日本電信電話株式会社通信網第一研究所内 (56)参考文献特開昭59−214369（ＪＰ，Ａ) 特開昭62−11358（ＪＰ，Ａ)

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】２種以上のトーン信号およびトーキ信号を
送出するサービストランク装置と、この出力を受け入れ
るトーントーキ分配装置と、複数の加入者線インタフェ
ース装置からの信号を集線する集線段および集線制御手
段からなる集線ステージと、この集線ステージからの入
力信号を分配する分配段および分配制御手段からなる分
配ステージと、この分配ステージからの入力信号を中継
線に出力する中継段および中継制御手段からなる中継ス
テージとを有し、前記トーントーキ分配装置は、前記集
線ステージ、前記分配ステージおよび前記中継ステージ
の各ステージ間を接続する上りおよび下りハイウェイの
複数と接続され、前記トーントーキ分配装置は、前記サ
ービストランク装置から送出されたトーン信号またはト
ーキ信号を、任意に分配し、この分配されたトーン信号
またはトーキ信号を前記集線ステージ、前記分配ステー
ジおよび前記中継ステージの各ステージ間を接続する上
りおよび下りハイウェイを介して任意のステージに直接
入力することを特徴とするサービストランク接続方式。