JPH0955468A - 半導体集積回路 - Google Patents
半導体集積回路Info
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Abstract
能決定回路の消費電流を減らし、そのチップ上での占有
面積を削減する。 【解決手段】機能決定回路を構成するpMOSトランジ
スタQP1のゲート電極に、このLSI内で発生し、電源
電圧VDDと接地電位との間の値を持つ、直流電圧VREF
与える。トランジスタQP1のゲート電圧を従来よりも低
下させるので、トランジスタQP1の電流が減る。従っ
て、トランジスタQP1のゲート長を短くできる。トラン
ジスタQP1に並列に第2のpMOSトランジスタを接続
し、これに、LSIの電源投入時に節点Aに電荷を供給
する機能を持たせると、トランジスタQP1の面積を更に
小さくできる。直流電圧として、LSIの降圧電源な
ど、機能決定回路に用いる以外の目的のために発生させ
た電圧を用いると、電圧発生回路を専用に作るための面
積増大がなく、都合が良い。
Description
し、特に、ボンディングパッドにボンディングするかし
ないかによって製造工程中で半体集積回路の機能を分け
るための機能決定回路を備える、ボンディング・オプシ
ョンの半導体集積回路に関する。
記す)の製造に当って、異る品種のLSIを低コストで
製造するために、組立て前までの所謂前工程と呼ばれる
製造プロセスを同一チップで行い、後工程の組立て時に
上記の機能決定回路を用いて品種を分けることが行われ
ている。このような製造技術による品種分けは、ボンデ
ィング・オプションなどと呼ばれる。図7に、ボンディ
ング・オプションのLSIにおける従来の機能決定回路
の一例の回路図を示す。図7を参照して、この回路は接
地ボンディング・オプションの機能決定回路であって、
ボンディングパッド1と、そのボンディングパッドと電
源線(電圧=VDD)2との間に接続されゲート電極が接
地線3に接続されたpMOSトランジスタQP1と、入力
点がトランジスタQP1のドレイン電極(節点A)に接続
されたCMOSインバータ4Aと、ゲート電極がインバ
ータ4Aの出力点(節点B)に接続されドレイン電極が
節点Aに接続されたpMOSトランジスタQP2と、入力
点がインバータ4Aの出力点に接続されたインバータ4
Bとからなる。この図に示す回路を用いた接地ボンディ
ング・オプションのLSIでは、製造工程中で次のよう
にして、機能決定を行う。
の外部端子にボンディングされていないとき(ノンボン
ディング)は、電源線2からトランジスタQP1を介して
節点Aに電荷が供給され、節点Aの電圧が上昇する。節
点Aの電圧がインバータ4Aのスレッショルドレベルに
達すると、節点Bはインバータ4Aにより接地電位に引
き抜かれる。これによりトランジスタQP2がオン状態と
なり、節点Aは電源電圧VDDレベルまで充電される。こ
の一連の動作の結果、トランジスタQP1,QP2を通して
の電荷供給が止まり、この機能決定回路の出力φ1 はハ
イ(“H”)レベルとなる。チップ上の信号処理回路
(図示せず)はこのハイレベルの信号φ1を受けて動作
し、このLSIはφ1 =“H”でコントロールされたフ
ァンクションを持つLSIとなる。このノンボンディン
グのとき、機能決定回路での電流消費はない。
の接地用の外部端子5にボンディングされている場合
(接地ボンディング)について説明する。このときは、
トランジスタQP1,QP2を通して節点Aに電荷が供給さ
れるが、これら二つのトランジスタは電流能力を小さく
されているので、節点Aの電圧は接地電位になる。これ
によりインバータ4Aの出力点である節点Bが電源電圧
VDDレベルとなり、トランジスタQP2はオフ状態とな
る。このとき、この機能決定回路の出力φ1 はロウ
(“L”)レベルとなる。この一連の動作の結果、この
LSIはφ1 =“L”でコントロールされたファンクシ
ョンを持つLSIとなる。この接地ボンディングのとき
は、トランジスタQP1を通してボンディングパッド1へ
常に電流が流れていて、これが機能決定回路の消費電流
となる。
路のうちボンディン・オプションに直接関るのは、ボン
ディングパッド1とpMOSトランジスタQP1とである
ことが分る。インバータ4AとpMOSトランジスタQ
P2とからなる回路は、節点Aの状態を保持して回路の動
作をより確実なものとするためのラッチとして働く。ま
たインバータ4Bは、負荷つまり本来の信号処理回路に
対するバッファとして作用する。
路図を、示す。この回路は、電源ボンディング・オプシ
ョンの機能決定回路である。図8を参照して、この回路
においては、ボンディングパッド1(節点C)からnM
OSトラジスタQN1,QN2を介して、接地線3に電荷が
引き抜かれる。このことから、各節点C,Dが接地ボン
ディング・オプションの場合と逆相になるが、それ以外
の動作原理は、図7に示す接地ボンディング・オプショ
ンの場合と同じである。
ノンボンディング時に節点Cの電荷を引き抜きフローテ
ィングを防止するのは、nMOSトランジスタQN1であ
る。ところで、良く知られているように、トランジスタ
どうしのチャネル長、チャネル幅あるいはゲート絶縁膜
厚などの幾何学的寸法が等しければ、nMOSトランジ
スタはpMOSトランジスタの2倍程度の電流能力があ
る。従って、電源ボンディング・オプションと接地ボン
ディング・オプションとで消費電流を同一にしようとす
るならば、nMOSトランジスタQN1のチャネル長を、
pMOSトランジスタQP1のチャネル長の2倍にしなけ
ればならない。すなわち、トランジスタQN1の面積は、
トランジスタQP1の面積のほぼ2倍になる。
に、図7に示す従来の機能決定回路では、ボンディング
パッド1と外部接地端子とをボンディングした接地ボン
ディングの場合、電源線2→トランジスタQP1→節点A
→ボンディングパッド1の経路で常に電流が流れてお
り、電流を消費している。
スタQP1を高抵抗にすることが有効である。原理的には
トランジスタQP1の抵抗を無限大にする、つまりこのト
ランジスタQP1を取り去れば、消費電流はゼロになる。
しかしながら、トランジスタQP1を取り除いた場合、ノ
ンボンディングのときには、このボンディングパッド1
がフローティング状態になってしまう。たとえ電源投入
時の節点Aを“H”レベルに確定させるような回路を付
加したとしても、その後節点Aはフローティング状態と
なってしまう。その結果、節点Aの電圧レベルが電源電
圧の変動やLSI内部で発生したノイズなどによってイ
ンバータ4Aのスレッショルドレベルを越え、出力信号
φ1 が“L”に反転してしまう可能性が生じる。すなわ
ち、トランジスタQP1を取り外すことは動作の確実性を
損うことのある非常に危険な手段であって、実用上は実
行不可能な消費電流削減手段である。
範囲でなるべく消費電流を減らすために、トランジスタ
QP1のチャネル長を最大限に大きくして高抵抗にするの
が現実的な対策となる。但し、その場合には、トランジ
スタQP1の面積、換言すれば機能決定回路のチップ上に
占る面積が大きくなるという副作用が伴う。例えば、機
能決定回路の消費電流は0.5μA以下程度になるよう
に設計されるが、このときトランジスタQP1の面積はほ
ぼ2500μm2 と、巨大になる。近年では、LSIの
製造コストを少しでも削減するために、同一チップで製
造する品種数は増大傾向にあり、1チップに機能決定回
路が多数載って入るLSIも多い。例えばチップ上に機
能決定回路が6個載っているLSIでは、トランジスタ
QP1の面積の総計はボンディングパッド1個分にも相当
し、チップ面積が大幅に増大することになる。
に伴うチップ面積の増大は、図8に示す電源ボンディン
グ・オプションのLSIでは、更に深刻な問題である。
電源ボンディング・オプションの場合には、これに用い
られるnMOSトランジスタQN1の電流能力がpMOS
トランジスタQP1の電流能力の約2倍もあるからであ
る。
ションのLSIにおける機能決定回路の消費電流を減ら
し、そのチップ上での占有面積を削減することを目的と
するものである。
は、同一チップ上に、本来の信号処理回路とその信号処
理回路に作用してこの半導体集積回路の機能を決定する
手段とを備える半導体集積回路であって、前記機能決定
手段を、ボンディングパッドと、そのボンディングパッ
ドに電源電位点から電荷を供給し又はボンディングパッ
ドから接地電位点に電荷を引き抜くためのトランジスタ
とを少くとも含む回路で構成し、外部との接続のための
端子と前記ボンディングパッドとをボンディングするか
しないかによって、製造工程中で前記半導体集積回路の
機能決定を行うように構成したボンディング・オプショ
ンの半導体集積回路において、前記機能決定手段を構成
するトランジスタのゲート電極に、この半導体集積回路
内で発生し、電源電圧と接地電位との間の値を持つ、直
流電圧を与えることを特徴とする。
導体集積回路において、前記機能決定手段を構成するト
ランジスタに、そのトランジスタにおける前記電荷の供
給又は電荷の引抜きに対応して、この半導体集積回路の
電源投入後の所定の期間前記電源電位点から前記ボンデ
ィングパッドに電荷を供給し又はボンディングパッドか
ら前記接地電位点に電荷を引き抜くための第2のトラン
ジスタを、並列に設けたことを特徴とする。
て、図面を参照して説明する。図1に、本発明の第1の
実施の形態による機能決定回路の回路図を示す。本実施
の形態は、接地ボンディング・オプションの機能決定回
路である。図1と図7とを比較して、本実施の形態は、
ボンディングパッド1のフローティング防止のためのp
MOSトランジスタQP1のゲート電極に、LSI内部で
発生させた基準電圧VREF を与えている点が、従来の機
能決定回路と異っている。すなわち、本実施の形態の機
能決定回路は、ボンディングパッド1と、そのボンディ
ングパッドにドレイン電極が接続されソース電極が電源
線2に接続されたpMOSトランジスタQP1と、トラン
ジスタQP1のドレイン電極(節点A)に入力点が接続さ
れたCMOSインバータ4Aと、電源線2と節点Aとの
間に電流経路を成すように接続されゲート電極がインバ
ータ4Aの出力点に接続されたpMOSトランジスタQ
P2と、入力点がインバータ4Aの出力点に接続されたC
MOSインバータ4Bとからなる回路である。LSI内
部の信号処理回路(図示せず)への出力信号φ10は、イ
ンバータ4Bの出力点から取り出される。トランジスタ
QP1のゲート電極には、直流の基準電圧VREF が入力さ
れている。この基準電圧VREF は電源電圧VDDより低
く、VDD−VREF >VT(QP1)(但し、VT(QP1)はpMO
SトランジスタQP1のしきい値電圧)なる条件を満足す
る電圧である。
部端子にボンディングされていない(ノンボンディン
グ)とする。トランジスタQP1はゲート電極に直流電圧
VREFを与えられてオン状態となり、節点Aに電荷を供
給する。節点Aの電圧がこの電荷供給により上昇しイン
バータ4Aのスレッショルドレベルを越えると、インバ
ータ4Aは節点Bを接地電位に引き抜く。これによりト
ランジスタQP2がオン状態となって節点Aは電源電圧V
DDまで充電される。この一連の動作の結果、トランジス
タQP1の電荷供給が停止する。このとき、インバータ4
Bの出力点からLSI内部の信号処理回路に与えられる
信号φ10は、φ10=“H”となり、このLSIはφ10=
“H”でコントロールされたファンクションを持つLS
Iとなる。このノンボンディング時には、機能決定回路
は電流を消費しない。
端子5にボンディングした場合(接地ボンディング)に
ついて、説明する。このときはトランジスタQP1,QP2
を通して節点Aに電荷が供給されるが、これらトランジ
スタは電流能力を小さくされているので、節点Aの電圧
は接地電位になる。これによりインバータ4Aの出力点
である節点Bは電源電圧VDDレベルとなり、トランジス
タQP2はオフ状態となる。このとき、この機能決定回路
の出力φ10は、φ10=“L”となる。この一連の動作の
結果、このLSIはφ10=“L”でコントロールされた
ファンクションを持つLSIとなる。この接地ボンディ
ングのときは、トランジスタQP1からボンディングパッ
ド1へ常に電流が流れていて、これが機能決定回路の消
費電流となる。
定回路に流る消費電流の大きさを、本実施の形態と図7
に示す従来の機能決定回路とで比較する。従来の機能決
定回路では、トランジスタQP1のゲート電圧は接地電位
であり、このトランジスタは飽和領域で動作している。
従って、機能決定回路の消費電流すなわちトランジスタ
QP1を流れる電流は、(VDD−VT(QP1))2 に比例す
る。これに対し本実施の形態では、トランジスタQP1の
ゲート電圧はVREF であり、消費電流は、(VDD−V
REF −VT(QP1))2 に比例する。従って、従来の機能決
定回路と本実施の形態とで消費電流を等しくした場合、
本実施の形態におけるトランジスタQP1のチャネル長
は、従来の技術による機能決定回路におけるトランジス
タQP1のチャネル長に対し、(VDD−VREF −
VT(QP1))2 /(VDD−VT(QP1))2 倍となる。一例と
して、電源電圧VDD=3.3V,直流基準電圧VREF =
2.0V,トランジスタQP1のしきい値電圧VT(QP1)=
0.8Vとした場合、上記の値は0.04であり、本実
施の形態におけるトランジスタQP1の面積は、従来のわ
ずか4%で済む。
T(QP1)より低い電圧であれば良く、例えばLSI内部に
設けられた降圧電源回路の基準電圧など、他の目的で作
られた直流電圧が用いられる。このようにすれば、機能
決定回路用に専用の電圧発生回路を設けるための面積の
オーバーヘッドがなく、好都合である。或いは、消費電
流をより精密に制御する目的のためには、例えば図2に
回路図を示すような、電圧発生回路を用いることもでき
る。
回路図である。図2を参照して、この電圧発生回路は、
電源線3と接地線2との間に、ゲート電極とドレイン電
極とを結んでダイオード接続としたpMOSトランジス
タQPRと、抵抗素子R1 とをこの順に直列に接続した回
路である。基準電圧VREF は、トランジスタQPRのゲー
ト・ドレイン共通電極から取り出される。この電圧発生
回路において、抵抗素子R1 の抵抗値を十分大きくすれ
ばVREF ≒VDD−VT(QP1)となる。従って、機能決定回
路のトランジスタQP1の電流能力は最少となり、トラン
ジスタQP1の面積、延いては機能決定回路の占有面積を
最小限にできる。
説明する。図3(a)にその回路図を示す本実施の形態
は第1の実施の形態に対し、LSIの電源投入時の動作
の安定性を高めることにより、トランジスタQP1の電流
能力をより削減できるようにしたものである。図3
(b)に、本実施の形態における電源投入時のタイムチ
ャート図を示す。図3(a)を参照して、本実施の形態
は、電源線2とボンディングパッド1との間つまりトラ
ンジスタQP1に並列に、pMOSトランジスタQP3が接
続されている点が第1の実施の形態と異っている。トラ
ンジスタQP3のゲート電極にはこのLSIで発生される
パワーオン信号PONが、インバータ4Cにより反転され
て入力されている。パワーオン信号PONは大概の大規模
LSIに用いられる信号であって、図3(b)にその波
形を示すように、時刻t0 におけるLSIの電源投入時
から所定の時間“H”となって、LSIに初期状態設定
を行わせる制御信号である。
が、ノンボンディング状態にあるとする。いま、時刻t
0 にLSIの電源が投入されると、パワーオン信号PON
は電源電圧VDDが或る電圧に達する迄の間、ほぼ電圧V
DDに追従して上昇して行く。時刻t1 にVDD>VTN(但
し、VTNはこのLSIを構成するnMOSトランジスタ
のしきい値電圧)となると、インバータ4CのnMOS
トランジスタがオン状態となり、トランジスタQP3のゲ
ート電極(節点G)は接地電位に引き抜かれる。更に、
時刻t2 に電源電圧がVDD>VTP(但し、VTPはこのL
SIを構成するpMOSトランジスタのしきい値電圧)
に達すると、トランジスタQP3がオン状態となって、ボ
ンディングパッド1(節点E)が電源電圧VDDのレベル
になる。その結果、節点Fがインバータ4Aによって接
地電位となり、これによりpMOSトランジスタQP2が
オン状態となって、節点Eに電荷を供給する。この一連
の動作により、電源電圧VDDが定常時の所定電圧に上り
切らないうちにパワーオン信号が停止してPON=“L”
となっても、節点EはレベルVDDを保ち、出力信号φ11
=“H”を出力する。
定回路での消費電流を削減するために、非常に小さな電
流能力しか持たない。従って、電源投入の際にトランジ
スタQP1だけで節点Eを電源電圧VDDのレベルにまで上
げようとすると時定数が大きく、出力信号φ11が“H”
にならないうちにLSIが動作を開始する可能性があ
る。逆に言えば、このようなことが起らないようにする
ためには、トランジスタQP1の電流能力をあまり絞れな
いことになる。これに対し本実施の形態では、このよう
な電源投入時の問題は新たに設けたトランジスタQP3で
回避できるので、トランジスタQP1の電流能力は、電源
電圧の変動やノイズにより機能決定回路が誤動作をしな
い限度の、ぎりぎりのところまで絞ることができる。従
来の機能決定回路では、このような電源投入時の動作確
実化のためのトランジスタQP3を設けても、トランジス
タQP1の電流能力を絞ろうとするとその面積が非常に大
きくなるため、逆に面積が制限要素となって消費電流を
削減できない。本実施の形態では面積的な問題が小さい
ので、消費電流を最小限に抑えることができる。本実施
の形態においても、基準電圧VREF として、LSI内部
で他の目的のために発生した直流電圧を用いることがで
きる。又、図2に示す電圧発生回路の出力電圧を用いる
ことも、当然、できる。
実施の形態の電源ボンディング・オプションの機能決定
回路である。本実施の形態は第1の実施の形態に対し
て、ボンディングパッド1の電荷がnMOSトランジス
タQN1を通して接地線3に引き抜かれるのに対応して、
各節点C,Dが逆相になっている以外、動作原理は同じ
である。本実施の形態における直流基準電圧VREF の条
件は、トランジスタQN3がnチャネル型のMOSトラン
ジスタであることから、VREF >VT(QN1)(但し、V
T(QN1)はnMOSトランジスタQN1のしきい値電圧)で
ある。第1の実施の形態と同一の条件、すなわち、VDD
=3.3V,VREF =2.0V,VT(QN1)=0.8Vと
して、従来の電源ボンディング・オプションの機能決定
回路と同じ消費電流にするためのトランジスタQN1のゲ
ート長は、(VREF −VT(QN1))2 /(VDD−
VT(QN1))2 =0.23、すなわち、従来の23%で済
む。
におけると同様に、基準電圧VREFとして、降圧電源な
ど機能決定回路に用いる以外の目的のために発生させた
電圧を用いることができる。又、図5に回路図を示す電
圧発生回路を用いて、トランジスタQN1の面積を更に小
さくすることもできる。すなわち、図5を参照して、こ
の電圧発生回路は、電源線2と接地線3との間に、抵抗
素子R2 と、ゲート電極とドレイン電極とを接続してダ
イオード接続としたnMOSトランジスタQNRとをこの
順に直列に接続した回路である。基準電圧VREF は、ト
ランジスタQNRのゲート・ドレイン共通電極から取り出
される。この電圧発生回路において、抵抗素子R2 の抵
抗値を十分大きくすれば、VREF ≒VT(QN1)となるの
で、トランジスタQN1の電流能力は最少となる。従っ
て、トランジスタQN1の面積、延いては機能決定回路の
占有面積を最小限にできる。
第4の実施の形態の電源ボンディング・オプションの機
能決定回路である。本実施の形態は第2の実施の形態に
対して、ボンディングパッド1の電荷がnMOSトラン
ジスタQN1を通して接地線3に引き抜かれるのに対応し
て各節点が逆相になっている以外、動作原理は同じであ
り、LSIの電源投入時の動作を確実にしてトランジス
タQN1の面積を更に小さくできる。本実施の形態におい
ても、直流基準電圧VREF として、LSI内部で他の目
的のために発生させた直流電圧を用いることもできる
し、又、図5に示す電圧発生回路の出力電圧を用いるこ
ともできる。
ィングパッドと、そのボンディングパッドに電源電位点
から電荷を供給し又はボンディングパッドから接地電位
点に電荷を引き抜くためのトランジスタとを少くとも含
む機能決定回路を備え、外部との接続のための端子とボ
ンディングパッドとをボンディングするかしないかによ
って、製造工程中でLSIの機能決定を行うように構成
したボンディング・オプションのLSIに対し、機能決
定回路を構成するトランジスタのゲート電極に、このL
SI内で発生し、電源電圧と接地電位との間の値を持
つ、直流電圧を与えるように構成している。これにより
本発明によれば、ボンディングパッドと外部端子とを結
んだときに機能決定回路のトランジスタに流れる電流を
削減し、トランジスタの面積を小さくすることが可能と
なる。
能決定回路のトランジスタに、このLSIの電源投入後
の所定の期間電源電位点からボンディングパッドに電荷
を供給し又はボンディングパッドから接地電位点に電荷
を引き抜くための第2のトランジスタを並列に設けてい
る。これにより、電源電圧投入時の動作を確実なものに
し、機能決定回路のトランジスタの電流能力を更に小さ
くできるようにしてその面積を減少させることができ
る。
ランジスタのゲート電極に与える直流電圧として、ゲー
ト電極とドレイン電極とが短絡されソース電極が電源電
位点に接続されたダイオード接続のpチャネル型のMO
Sトランジスタと、そのpMOSトランジスタのドレイ
ン電極と接地電位点との間に接続された抵抗素子とから
なる回路の、pMOSトランジスタのドレイン電極の電
圧を与えると、機能決定回路の消費電力を更に削減でき
る。
に与える電圧として、ゲート電極とドレイン電極とが短
絡されソース電極が接地電位点に接続されたダイオード
接続のnチャネル型のMOSトランジスタと、そのnM
OSトランジスタのドレイン電極と電源電位点との間に
接続された抵抗素子とからなる回路の、nMOSトラン
ジスタのドレイン電極の電圧を与えるように構成するこ
ともできる。
の回路図である。
いられる直流電圧発生回路の一例の回路図である。
の回路図および、その電源投入時のタイムチャート図で
ある。
の回路図である。
いられる直流電圧発生回路の一例の回路図である。
の回路図および、その電源投入時のタイムチャート図で
ある。
Claims (6)
- 【請求項1】 同一チップ上に、本来の信号処理回路と
その信号処理回路に作用してこの半導体集積回路の機能
を決定する手段とを備える半導体集積回路であって、前
記機能決定手段を、ボンディングパッドと、そのボンデ
ィングパッドに電源電位点から電荷を供給し又はボンデ
ィングパッドから接地電位点に電荷を引き抜くためのト
ランジスタとを少くとも含む回路で構成し、外部との接
続のための端子と前記ボンディングパッドとをボンディ
ングするかしないかによって、製造工程中で前記半導体
集積回路の機能決定を行うように構成したボンディング
・オプションの半導体集積回路において、 前記機能決定手段を構成するトランジスタのゲート電極
に、この半導体集積回路内で発生し、電源電圧と接地電
位との間の値を持つ、直流電圧を与えることを特徴とす
る半導体集積回路。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路におい
て、 前記機能決定手段を構成するトランジスタに、そのトラ
ンジスタにおける前記電荷の供給又は電荷の引抜きに対
応して、この半導体集積回路の電源投入後の所定の期間
前記電源電位点から前記ボンディングパッドに電荷を供
給し又はボンディングパッドから前記接地電位点に電荷
を引き抜くための第2のトランジスタを、並列に設けた
ことを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項3】 請求項2記載の半導体集積回路におい
て、 前記第2のトランジスタのゲート電極に、この半導体集
積回路に設けられた回路で発生する信号であって、電源
電圧投入後の所定の期間二値状態の一方の状態にあって
この半導体集積回路に初期状態設定をなさしめる二値制
御信号を与えることを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項4】 請求項1又は請求項2記載の半導体集積
回路において、 前記機能決定手段を構成するトランジスタのゲート電極
に与えられる直流電圧が、ゲート電極とドレイン電極と
が短絡されソース電極が前記電源電位点に接続されたダ
イオード接続のpチャネル型の絶縁ゲート型電界効果ト
ランジスタと、その電界効果トランジスタのドレイン電
極と前記接地電位点との間に接続された抵抗素子とから
なる回路の、前記電界効果トランジスタのドレイン電極
の電圧であることを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項5】 請求項1又は請求項2記載の半導体集積
回路において、 前記機能決定手段を構成するトランジスタのゲート電極
に与えられる直流電圧が、ゲート電極とドレイン電極と
が短絡されソース電極が前記接地電位点に接続されたダ
イオード接続のnチャネル型の絶縁ゲート型電界効果ト
ランジスタと、その電界効果トランジスタのドレイン電
極と前記電源電位点との間に接続された抵抗素子とから
なる回路の、前記電界効果トランジスタのドレイン電極
の電圧であることを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項6】 請求項1又は請求項2記載の半導体集積
回路において、 前記機能決定手段を構成するトランジスタのゲート電極
に与えられる直流電圧が、この半導体集積回路の降圧電
源電圧の基準電圧あるいは入力回路初段の基準電圧な
ど、機能決定手段に専用に用いる以外の目的のために発
生した直流電圧を共用したものであることを特徴とする
半導体集積回路。
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- 1996-08-16 KR KR1019960034561A patent/KR100210553B1/ko not_active IP Right Cessation
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