JPH0955216A - 燃料電池 - Google Patents

燃料電池

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JPH0955216A
JPH0955216A JP7208246A JP20824695A JPH0955216A JP H0955216 A JPH0955216 A JP H0955216A JP 7208246 A JP7208246 A JP 7208246A JP 20824695 A JP20824695 A JP 20824695A JP H0955216 A JPH0955216 A JP H0955216A
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gas
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fuel cell
reaction gas
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裕 水野
Tomio Yasuma
富男 安間
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】反応ガスの供給を円滑に行なうことが可能で、
セルの信頼性が向上し、且つ性能維持が容易である燃料
電池を提供する。 【解決手段】燃料電池1は、セパレータ4a,4bを組
みにして複数積層して組み付けたセル6のセルスタック
3を構成し、セル6は、イオン交換膜7、正の触媒電極
8及び負の触媒電極9を有し、イオン交換膜7の外周部
7aをセパレータ4a,4bの間に挟んで保持され、セ
ル6により反応ガスの水素と酸素とを反応させて水を生
成し、その際に電気を発生させ、反応ガスのガス通路の
流れを所定流量に維持するための手段Aを設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、セルにより反応
ガスの水素と酸素とを反応させて水を生成し、その際に
電気を発生させる燃料電池に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池システムとして、例えば加熱器
によって蒸発器を加熱し、この蒸発器で気化した原料を
触媒層に供給するようにした改質装置により、原料を改
質して水素を製造し、得られた水素を燃料電池に供給し
て発電を行うものがある。この燃料電池には、セパレー
タを組みにして複数積層して組み付けたセルのセルスタ
ックを備え、セルは、イオン交換膜、正の触媒電極及び
負の触媒電極を有し、イオン交換膜の外周部をセパレー
タの間に挟んで保持され、セルにより反応ガスの水素と
酸素とを反応させて水を生成し、その際に電気を発生さ
せている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなイオン交換
膜型燃料電池のセルスタックにおいては、時間の経過と
ともに、加湿用の水蒸気、水、生成水などがガス通路に
詰ったり、イオン交換膜が水により変形してガス通路を
塞いだりすることがあった。そのために、反応ガスの供
給が充分でない、各セル毎の反応ガスの供給量が均一で
ないなどの問題が発生する虞れがあった。
【0004】また、イオン交換膜型燃料電池のセルスタ
ックにおいて、セルを構成するセパレータを板状の材料
を多層接着して作製する場合、接着剤がガス通路にはみ
出してガス通路を塞ぐことがあった。特に、セルスタッ
クのガス通路の出入口から発電部への連通する部分のト
ンネル通路は断面積が小さく接着剤のはみ出しの影響を
受けやすかった。また、接着時熱処理を伴う加圧を行う
ので、イオン交換膜は接着面方向に横ズレを起しやす
く、位置が正確に定り難かった。そのために、反応ガス
の供給が充分でない、各セル毎の供給量が均一でないな
どの問題があった。また、接着剤のはみ出しを考慮し
て、ガス通路幅などを大きく設定すると、小型化が困難
であった。
【0005】また、イオン交換膜型燃料電池のセルスタ
ックでは、発電による生成水に加えて加湿蒸気の凝縮水
がセルスタックの出口側に次第に溜り、出口通路を塞い
でしまう虞れがあった。
【0006】さらに、イオン交換膜型燃料電池のセルス
タックにおいては、製造上の通路面積の誤差、及びイオ
ン交換膜の変形、水詰りなどによる運転中の通路閉塞な
どにより、各セル毎のガス供給量が均一でないという問
題があった。
【0007】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
ので、請求項1乃至請求項6記載の発明は、反応ガスの
供給を円滑に行なうことが可能で、セルの信頼性が向上
し、且つ性能維持が容易である燃料電池を提供すること
を目的としている。請求項7乃至請求項9記載の発明
は、ガス通路からの排水を円滑に行なうことが可能で、
セルの信頼性が向上し、且つ性能維持が容易である燃料
電池を提供することを目的としている。請求項10記載
の発明は、反応ガスの流量の調整が可能で、セルの信頼
性が向上し、且つ性能維持が容易である燃料電池を提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、請求項1記載の発明は、セパレ
ータを組みにして複数積層して組み付けたセルのセルス
タックを備え、前記セルは、イオン交換膜、正の触媒電
極及び負の触媒電極を有し、前記イオン交換膜の外周部
をセパレータの間に挟んで保持され、前記セルにより反
応ガスの水素と酸素とを反応させて水を生成し、その際
に電気を発生させる燃料電池において、前記反応ガスの
ガス通路の流れを所定流量に維持するための手段を設け
たことを特徴としている。このように、反応ガスのガス
通路の流れを所定流量に維持することで、時間の経過と
ともに、加湿用の水蒸気、水、生成水などがガス通路に
詰ったり、イオン交換膜が水により変形してガス通路を
塞いだりすることがないようにし、反応ガスの供給が充
分であり、各セル毎の反応ガスの供給量を均一にして性
能を容易に維持することができる。
【0009】請求項2記載の発明は、前記所定流量に維
持するための手段が、前記イオン交換膜の変形を防止す
る構造であることを特徴としている。このように、イオ
ン交換膜の変形を防止することで、反応ガスのガス通路
の流れを所定流量に維持することで、特別な装置や制御
を不要で、低コストで反応ガスの供給が充分であり、各
セル毎の反応ガスの供給量を均一にして性能を容易に維
持することができる。
【0010】請求項3記載の発明は、前記所定流量に維
持するための手段が、前記イオン交換膜の変形を許容す
る構造であることを特徴としている。このように、イオ
ン交換膜の変形を許容し、反応ガスのガス通路の流れを
所定流量に維持することで、特別な装置や制御を不要
で、低コストで反応ガスの供給が充分であり、各セル毎
の反応ガスの供給量を均一にして性能を容易に維持する
ことができる。
【0011】請求項4記載の発明は、前記所定流量に維
持するための手段が、前記反応ガスのガス通路側に接着
剤のはみ出しを規制する空間を設けた構造であることを
特徴としている。このように、反応ガスのガス通路側に
接着剤のはみ出しを規制する空間を設けた構造であり、
セルを構成するセパレータを板状の材料を多層接着して
作製する場合、接着剤がガス通路側にはみ出してガス通
路を塞ぐことが防止され、接着剤がはみ出しても、反応
ガスの流量が確保でき、セルの信頼性向上し、性能維持
が容易である。
【0012】請求項5記載の発明は、前記所定流量に維
持するための手段が、前記セパレータの横ズレを規制す
る構造であることを特徴としている。このように、セパ
レータの横ズレを規制することで、イオン交換膜の位置
が正確に定め、特別な装置や制御を不要で、低コストで
反応ガスの供給が充分であり、各セル毎の反応ガスの供
給量を均一にして性能を容易に維持することができる。
【0013】請求項6記載の発明は、セパレータを組み
にして複数積層して組み付けたセルのセルスタックを備
え、前記セルは、イオン交換膜、正の触媒電極及び負の
触媒電極を有し、前記イオン交換膜の外周部をセパレー
タの間に挟んで保持され、前記セルにより反応ガスの水
素と酸素とを反応させて水を生成し、その際に電気を発
生させる燃料電池において、前記反応ガスのガス通路の
流れの流量を均一にするための手段を設けたことを特徴
としている。このように、反応ガスのガス通路の流れの
流量を均一にすることで、加湿用蒸気を含んだ反応ガス
の流れは、比重の重い蒸気と軽い反応ガスの二層に分か
れやすく、たとえ同じガス通路面積を割当てても、各セ
ルヘの蒸気とガスの流量が均一でないという問題が解消
されて蒸気と反応ガスの流量が均一化され、特別な装置
や制御を不要で、低コストで反応ガスの供給が充分であ
り、各セル毎の反応ガスの供給量を均一にして性能を容
易に維持することができる。
【0014】請求項7記載の発明は、セパレータを組み
にして複数積層して組み付けたセルのセルスタックを備
え、前記セルは、イオン交換膜、正の触媒電極及び負の
触媒電極を有し、前記イオン交換膜の外周部をセパレー
タの間に挟んで保持され、前記セルにより反応ガスの水
素と酸素とを反応させて水を生成し、その際に電気を発
生させる燃料電池において、前記反応ガスのガス通路に
ガス成分から水分を分離して排出するための手段を設け
たことを特徴としている。このように、反応ガスをガス
成分から水分を分離して排出することで、発電による生
成水に加えて加湿蒸気の凝縮水がセルスタックの出口側
に次第に溜り、出口通路を塞いでしまう虞が解消され、
自動的に排水されて、反応ガスの流れが安定し、かつ据
付けが容易で、特別な装置や制御を不要で、低コストで
排水が充分であり、セルの信頼性、耐久性が向上する。
【0015】請求項8記載の発明は、前記ガス成分から
水分を分離して排出するための手段が、前記ガス通路の
底面を排出方向へ傾斜させた構造であることを特徴とし
ている。このように、ガス通路の底面を排出方向へ傾斜
させてガス成分から水分を分離して排出することで、発
電による生成水に加えて加湿蒸気の凝縮水がセルスタッ
クの出口側に次第に溜り、出口通路を塞いでしまう虞が
解消され、自動的に排水されて、反応ガスの流れが安定
し、かつ据付けが容易で、特別な装置や制御を不要で、
低コストで排水が充分であり、セルの信頼性、耐久性が
向上する。
【0016】請求項9記載の発明は、前記ガス成分から
水分を分離して排出するための手段が、前記ガス通路の
底面を排出方向へステップ状に低下させた構造であるこ
とを特徴としている。このように、ガス通路の底面を排
出方向へステップ状に低下させ、ガス成分から水分を分
離して排出すことができ、発電による生成水に加えて加
湿蒸気の凝縮水がセルスタックの出口側に次第に溜り、
出口通路を塞いでしまう虞が解消され、自動的に排水さ
れて、反応ガスの流れが安定し、かつ据付けが容易で、
特別な装置や制御を不要で、低コストで排水が充分であ
り、セルの信頼性、耐久性が向上する。
【0017】請求項10記載の発明は、セパレータを組
みにして複数積層して組み付けたセルのセルスタックを
備え、前記セルは、イオン交換膜、正の触媒電極及び負
の触媒電極を有し、前記イオン交換膜の外周部をセパレ
ータの間に挟んで保持され、前記セルにより反応ガスの
水素と酸素とを反応させて水を生成し、その際に電気を
発生させる燃料電池において、前記反応ガスのガス通路
に前記イオン交換膜を露出可能にし、前記イオン交換膜
の伸縮により反応ガス流量を調整するための手段を設け
たことを特徴としている。このように、反応ガスのガス
通路に前記イオン交換膜を露出可能にし、イオン交換膜
の伸縮により反応ガス流量を調整しており、製造上の通
路面積の誤差及びイオン交換膜の変形、水詰りなどによ
る運転中の通路閉塞などにより、各セル毎のガス供給量
が均一でないという問題が解消され、各セル毎の反応ガ
スの供給量を均一にでき、運転中の性能低下が防止で
き、セルの信頼性が向上し、特別な装置や制御を不要
で、低コストで反応ガスの供給が充分であり、各セル毎
の反応ガスの供給量を均一にして性能を容易に維持する
ことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の燃料電池の実施
例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0019】まず、図1乃至図4は燃料電池の実施例を
示し、図1は燃料電池の正面図、図2は図1のII-II線
に沿う断面図、図3は図1のX-X線及びY-Y線に沿ウ断面
図、図4は燃料電池のガス通路部の拡大図である。
【0020】燃料電池1は、組付軸2により組み付けら
れたセルスタック3を備えている。セルスタック3はセ
パレータ4a,4bを組みにして複数積層して組み付け
て構成され、セパレータ4aとセパレータ4bとの間に
ガス遮断板4dが設けられている。セパレータ4bに
は、ガス遮断板4dとの間にトンネル通路15bが形成
され、さらにトンネル通路15bから反応ガスの水素が
セル6に供給される。セル6は、セパレータ4a,4b
の間に備えられている。セル6の電極基材は、イオン交
換膜7、正の触媒電極8及び負の触媒電極9から構成さ
れている。イオン交換膜7の外周部7aは、ガスケット
40,41の間に挟んで保持され、イオン交換膜7の一
方面には正の触媒電極8を有し、他方面に負の触媒電極
9を有しており、セル6により反応ガスの水素と酸素と
を反応させて水を生成し、その際に電気を発生させる。
【0021】セル6の正の触媒電極8の外側には、ポー
ラスガイド体10を接触させて配置され、負の触媒電極
9の外側にもポーラスガイド体11を接触させて配置さ
れている。ポーラスガイド体10,11は多孔質なポー
ラス部材で成形されており、それぞれ一面側には等間隔
に溝10a,11aが形成されている。ポーラスガイド
体10は溝10aが形成された側を正の触媒電極8と接
触させ、ポーラスガイド体11は溝11aをポーラスガ
イド体10の溝10aと直交する方向に向けて配置され
ている。ポーラスガイド体10の溝10aと正の触媒電
極8との間に連通するガス通路12が設けられ、ポーラ
スガイド体11の溝11aと負の触媒電極9との間に連
通するガス通路13が設けられている。
【0022】セルスタック3には、セル6が角度α傾斜
させて配置され、セル6の周囲を囲むガスケット14が
設けられ、ガスケット14によりセル6をシールしてい
る。セルスタック3の左側上方には水素の入口部15が
設けられ、右側下方には水素の出口部16が設けられ、
入口部15及び出口部16の周囲を囲むようにセパレー
タ4a,4bとの間にガスケット17,18が設けら
れ、入口部15及び出口部16をシールしている。入口
部15には、セル6の積層方向に入口通路15aが形成
され、この入口通路15aから4個のトンネル通路15
bがガスケット14の下方を通ってセル6の分配通路1
5cに連通し、分配通路15cからガス通路13に連通
している。出口部16には、セル6の積層方向に出口通
路16aが形成され、この出口通路16aに連通された
4個のトンネル通路16bはガスケット14の下方を通
ってセル6の集合通路16cに連通し、集合通路16c
はガス通路13と連通している。
【0023】セルスタック3の上方右側には酸素の入口
部19が設けられ、下方左側には酸素の出口部20が設
けられ、入口部19及び出口部20の周囲を囲むように
セパレータ4a,4bの間にガスケット21,22が設
けられ、入口部19及び出口部20をシールしている。
入口部19には、セル6の積層方向に入口通路19aが
形成され、この入口通路19aから4個のトンネル通路
19bがガスケット14の下方を通ってセル6の分配通
路19cに連通し、分配通路19cからガス通路12に
連通している。出口部20には、セル6の積層方向に出
口通路20aが形成され、この出口通路20aに連通さ
れた4個のトンネル通路20bはガスケット14の下方
を通ってセル6の集合通路20cに連通し、集合通路2
0cはガス通路12と連通している。
【0024】また、ガス遮断板4dの図2での下面であ
るポーラスガイド体10との接触部には水通路23が形
成されている。水通路23の一方23aは、ガスケット
14の下方を通るトンネル通路24aを介して水素の入
口部15の近傍で上側に設けられた排出部24に連通さ
れ、他方23bはガスケット14の下方を通るトンネル
通路25aを介して水素の出口部16の近傍で下側に設
けられた供給部25に連通されている。排出部24及び
供給部25の周囲を囲むようにセパレータ4a,4bの
間にガスケット26a,27aが設けられ、排出部24
及び供給部25をシールしている。
【0025】また、セパレータ4bの図2での上面であ
るポーラスガイド体10との接触部には、水通路28が
形成されている。水通路28の一方28aはガスケット
14の下方を通るトンネル通路29aを介して酸素の入
口部19の近傍で右側に設けられた排出部29に連通さ
れ、他方28bはガスケット14の下方を通るトンネル
通路30aを介して酸素の出口部20の近傍で左側に設
けられた供給部30に連通されている。排出部29及び
供給部30の周囲を囲むようにセパレータ4a,4bの
間にガスケット26b,27bが設けられ、排出部29
及び供給部30をシールしている。
【0026】従って、セルスタック3の水素の入口部1
5から加温、加湿した水素を供給すると、この水分を含
む水素は入口通路15aからトンネル通路15bを通っ
てセル6の分配通路15cに導かれ、分配通路15cか
らガス通路13を流れる。一方、酸素の入口部19から
加温、加湿した酸素を供給すると、この水分を含む酸素
は入口通路19aからトンネル通路19bを通ってセル
6の分配通路19cに連通し、分配通路19cからガス
通路12を流れる。
【0027】このとき、セル6により反応ガスの水素と
酸素の電気化学的な反応により水を生成し、その際の自
由エネルギーの変化を電気エネルギーとして取り出す発
電が行われる。セル6は、セパレータ4bを介して隣接
したセル6と直列に接続され、発生した電力はセルスタ
ック3の両端部に設けられた不図示の集電部より取り出
される。
【0028】主として水素と水はセル6の集合通路16
cに集められ、トンネル通路16bを通って出口通路1
6aに導かれて出口部16から排出される。主として酸
素と水はセル6の集合通路20cに集められ、トンネル
通路20bを通って出口通路20aに導かれて出口部2
0から排出される。
【0029】セル6による水素と酸素の電気化学的な反
応は、一方では酸素と水がポーラスガイド体10、正の
触媒電極8を通り、イオン交換膜7の表面に供給され、
他方では水素と水がポーラスガイド体11、負の触媒電
極9を通り、イオン交換膜7の表面に供給され、この正
の触媒電極8とイオン交換膜7の界面及び負の触媒電極
9とイオン交換膜7の界面で行われる。イオン交換膜7
は、含水率により伸びが大きく変化するので、イオン交
換膜7の加湿レベルを常に適正に保ってイオン交換膜7
の伸びを一定に保ち、界面を安定に保つことが必要であ
る。
【0030】このセル6による反応ガスの水素と酸素の
電気化学的な反応で電気が発生し、その際に水が生成さ
れるが、このセル6内部の相対湿度による伸びだけでは
なく、内部に発生する凝縮水、生成水、供給過剰水など
の過剰水が、イオン交換膜7に直接接触するとさらに伸
び、セル6の性能が劣化するが、セル6の両側の触媒電
極8,9にポーラスガイド体10,11を接触させて配
置しており、セル6内部に発生する凝縮水、生成水、供
給過剰水などの過剰水をポーラスガイド体10,11に
より吸収して除去することができる。
【0031】このため、イオン交換膜7の伸びを防止で
き、セル6の性能を長期間、高効率に保つことができ、
また反応ガスの拡散性低下を防止している。このよう
に、特別な装置を使用しないで過剰水を除去することが
でき、簡単、低価格、コンパクト及び軽量な装置とする
ことができる。ポーラスガイド体10,11によりガス
通路12,13を形成することで、水を供給する時にポ
ーラスガイド体10,11により吸収されて一部はガス
通路12,13に拡散し、一部は直接触媒電極8,9へ
移動することにより加湿を効果的に行なうとともに、過
剰水が発生した場合、これを吸収して不足時に供給する
ダンパー効果があり、適量の加湿が可能である。
【0032】この燃料電池1には、図2及び図4に示す
ように、酸素の反応ガスのガス通路の流れを所定流量に
維持するための手段Aが設けられ、図4はイオン交換膜
7が変形した状態を示している。なお、水素の反応ガス
のガス通路も同様に構成されるので酸素の反応ガスのガ
ス通路について説明する。
【0033】所定流量に維持するための手段Aは、イオ
ン交換膜7の変形を許容する構造であり、セパレータ4
bの反応ガスの流れ接触部4b1とポーラスガイド体1
1の接触部11eの角をカットし、図4に示すようにイ
オン交換膜7が延びてガス通路の分配通路15cに入り
込むことがあっても、カット部90,91を通って反応
ガスが流れるため、反応ガスの分配通路15cの流れを
所定流量に維持することができる。このように、反応ガ
スの分配通路15cの流れを所定流量に維持すること
で、時間の経過とともに、加湿用の水蒸気、水、生成水
などがガス通路に詰ったり、イオン交換膜7が水により
変形してガス通路を塞いだりすることがないようにし、
反応ガスの供給が充分であり、各セル6毎の反応ガスの
供給量を均一にして性能を容易に維持することができ
る。しかも、セパレータ4bの反応ガスの流れ接触部4
b1,11eの角をカットする簡単な構造であり、特別
な装置や制御を不要で、低コストで軽量、コンパクトで
あり、車両に搭載される燃料電池等に移動用に好適であ
る。
【0034】図5は燃料電池の他の実施例を示すガス通
路部の拡大図である。この実施例でも、所定流量に維持
するための手段Aは、前記と同様にイオン交換膜7の変
形を許容する構造であり、イオン交換膜7が反応ガスと
接触するセパレータ4bのガス通路の分配通路15c
は、分配通路15cの幅Lが深さWより小さく設定され
ている。このように、セパレータ4bのガス通路の分配
通路15cは、幅Lが深さWより小さく設定されている
ため、イオン交換膜7が延びても分配通路15cの底ま
で延びて塞ぐことが防止できる。従って、反応ガスがガ
ス通路の分配通路15cを円滑に流れ、反応ガスのガス
通路の流れを所定流量に維持することができ、しかもセ
パレータ4bのガス通路の分配通路15cの幅Lを深さ
Wより小さく設定する簡単な構造である。
【0035】図6は燃料電池のさらに他の実施例を示す
ガス通路部の拡大図である。この実施例でも、所定流量
に維持するための手段Aは、イオン交換膜7の変形を防
止する構造であり、イオン交換膜7のガス通路の分配通
路15cに対応する部分7bに、補強部材43を設けて
いる。この補強部材43は、例えばテフロン樹脂シート
を接着剤で固着した構造であり、イオン交換膜7が延び
て変形することを防止している。従って、イオン交換膜
7が延びてガス通路の分配通路15cを塞ぐことが防止
され、反応ガスがガス通路を円滑に流れ、反応ガスのガ
ス通路の流れを所定流量に維持することができる。しか
も、イオン交換膜7はガス通路の分配通路15cに対応
する部分7bを補強部材43により補強すればよく、簡
単な構造である。
【0036】図7及び図8は燃料電池の他の実施例を示
し、図7は燃料電池のガス通路部の拡大図、図8はスペ
ーサの他の実施例を示す図である。この実施例でも、所
定流量に維持するための手段Aは、イオン交換膜7の変
形を防止する構造であり、ガス通路の分配通路15cに
スペーサ44を設けて塞ぎ、このスペーサ44でイオン
交換膜7が分配通路15cに入り込むことを規制してい
る。スペーサ44は、例えばテフロン樹脂板、金網、多
孔質シート等で形成され、テフロン樹脂板ではイオン交
換膜7と反応ガスとを遮断するが、金網、多孔質シート
等を用いると、イオン交換膜7を加湿可能である。
【0037】また、スペーサ44は、金網、多孔質部材
を用いる場合、図8(a)に示すように断面門形、図8
(b)に示すように断面方形、図8(c)に示すように
断面バネ形に形成することができる。
【0038】このように、スペーサ44は、イオン交換
膜7が変形してガス通路の分配通路15cに入り込むこ
とを防止するため、反応ガスがガス通路を円滑に流れ、
反応ガスのガス通路の流れを所定流量に維持することが
でき、しかもセパレータ4bのガス通路の分配通路15
cを塞ぐだけの簡単な構造である。
【0039】図9は燃料電池のさらに他の実施例を示す
ガス通路部の拡大図である。この実施例では、所定流量
に維持するための手段Aは、イオン交換膜7のガス通路
の分配通路15cに対応する部分7bに、撥水化処理4
5を施している。この撥水化処理45は、例えばテフロ
ン樹脂液を散布して塗布し、これを乾燥したものであ
り、イオン交換膜7が延びて変形することを防止してい
る。従って、イオン交換膜7が延びてガス通路の分配通
路15cを塞ぐことが防止され、反応ガスがガス通路を
円滑に流れ、反応ガスのガス通路の流れを所定流量に維
持することができる。しかも、イオン交換膜7はガス通
路の分配通路15cに対応する部分7bに撥水化処理4
5を施すればよく、簡単な構造である。
【0040】図10及び図11は燃料電池の他の実施例
を示し、図10は燃料電池のガス通路部の拡大図、図1
1は横ズレ防止構造の他の実施例を示す図である。この
実施例の所定流量に維持するための手段Aは、セパレー
タ4bとポーラスガイド体11の反応ガスのガス通路の
分配通路15c側の角部に接着剤46のはみ出しを規制
する空間47を設けた構造である。このように、反応ガ
スのガス通路の分配通路15c側に接着剤46のはみ出
しを規制する空間47を設けた構造であり、ガス遮断板
4dとセパレータ4a,4bを多層接着して作製する場
合、接着剤46がはみ出しても、空間47から分配通路
15cにはみ出しすことがなく、接着剤46がガス通路
の分配通路15cにはみ出してガス通路を塞ぐことが、
空間47を設ける加工が簡単な構造で防止され、反応ガ
スの流量が確保でき、セル6の信頼性向上し、性能維持
が容易である。特別な装置や制御を不要で、低コストで
軽量、コンパクトであり、車両に搭載される燃料電池等
に移動用に好適である。
【0041】また、反応ガスのガス通路の分配通路15
c側に接着剤46のはみ出しを規制する空間47を設け
る他の実施例を、図11に示す。
【0042】図11(a)はセパレータ4bとポーラス
ガイド体11の反応ガスのガス通路の分配通路15c側
に、接着剤46のはみ出しを規制する凹部の空間47を
設けたもので、図10の実施例と同様に加工が簡単であ
る。
【0043】図11(b)はガス遮断板4d側に分配通
路15cより広幅の凹部4d1を形成し、セパレータ4
bとポーラスガイド体11の反応ガスのガス通路の分配
通路15c側に、接着剤46のはみ出しを規制する凹部
の空間47を設けたもので広い通路面積が確保される。
【0044】図11(c)はガス遮断板4d側に分配通
路15c近傍に接着剤46のはみ出しを規制する凹部の
空間47を設けたもので、分配通路15c側に特別の加
工を施さないため通路面積の管理が容易である。
【0045】図11(d)はガス遮断板4dの分配通路
15cに対向する部分に凸部4d2を設け、この凸部4
d2の両側に接着剤46のはみ出しを規制する凹部の空
間47を設けたもので、分配通路15c側に特別の加工
を施さないため通路面積の管理が容易である。また、凸
部4d2が分配通路15c側に入り込んでおり、所定流
量に維持するための手段Aが、セパレータ4b及びポー
ラスガイド体11の横ズレを規制する構造である。この
ように、セパレータ4b及びポーラスガイド体11の横
ズレを規制することで、イオン交換膜7の位置が正確に
定め、特別な装置や制御を不要で、低コストで反応ガス
の供給が充分であり、各セル毎の反応ガスの供給量を均
一にして性能を容易に維持することができる。
【0046】図11(e)はガス遮断板4dの分配通路
15cに対向する部分に、分配通路15cより広幅に凹
部4d3を形成し、この凹部4d3にスペーサ48が嵌
合されており、スペーサ48の両側に接着剤46のはみ
出しを規制する凹部の空間47を設けたもので、分配通
路15c側に特別の加工を施さないため通路面積の管理
が容易である。また、スペーサ48が分配通路15c側
に入り込んでおり、所定流量に維持するための手段A
が、セパレータ4b及びポーラスガイド体11の横ズレ
を規制する構造である。
【0047】図12は燃料電池のさらに他の実施例を示
し、図12(a)は燃料電池のガス通路を示す概略構成
図、図12(b)はガス通路部を上流側から視た状態を
示す図である。燃料電池1のセルスタック3には、反応
ガスを供給するガス通路50が各セル6を貫通して形成
され、このガス通路50からトンネル通路52を介して
反応ガスがそれぞれのセル6に供給され、この反応ガス
のガス通路50の流れの流量を均一にするための手段B
が設けられている。即ち、セルスタック3のガス通路5
0の入口側には、反応ガスの流れを鉛直上向きとするガ
イド部53が形成され、水蒸気流を上向きとし再混合す
る。上流側のセル6から下流側のセル6に対応して邪魔
板54が、鉛直方向上側から下側に位置するように形成
され、図12(b)に示すようにガス通路50を上流側
から視て、それぞれの邪魔板54の一部が見えるように
配置されている。ガス通路50を流れる反応ガスは、そ
の一部が最上流の邪魔板54でセル6のトンネル通路5
2に導かれ、一部は邪魔板54の下方を通り下流側のセ
ル6に導かれ、下流側のセル6では同様にその一部が邪
魔板54でセル6のトンネル通路52に導かれ、一部は
邪魔板54の上下を越えて下流側のセル6に導かれる。
このように、反応ガスのガス通路50の流れの流量を均
一にすることで、加湿用蒸気を含んだ反応ガスの流れ
は、比重の重い蒸気と軽い反応ガスの二層に分かれやす
く、たとえ同じガス通路面積を割当てても、各セル6ヘ
の蒸気とガスの流量が均一でないという問題が解消さ
れ、蒸気と反応ガスの流量が均一化され、特別な装置や
制御を不要で、低コストで反応ガスの供給が充分であ
り、各セル6毎の反応ガスの供給量を均一にして性能を
容易に維持することができる。また、特別な装置や制御
を不要で、低コストで軽量、コンパクトであり、車両に
搭載される燃料電池等に移動用に好適である。
【0048】図13は燃料電池のさらに他の実施例のガ
ス通路を示す概略構成図である。燃料電池1のセルスタ
ック3には、同様に反応ガスを供給するガス通路50、
各セル6が形成され、反応ガスのガス通路50の流れの
流量を均一にするための手段Bが設けられている。この
実施例のガス通路50の入口側には、反応ガスの流れを
鉛直上向きとする邪魔板55が形成され、水蒸気流を上
向きとし再混合する。上流側のセル6から下流側のセル
6に対応して邪魔板56が設けられ、これらの各セル6
に対応する邪魔板56は、鉛直方向上側から下側に順次
長く延びるように形成されている。ガス通路50を流れ
る反応ガスは、その一部が邪魔板56でセル6のトンネ
ル通路52に導かれ、一部は邪魔板56の下方を通り下
流側のセル6に導かれ、下流側のセル6では同様にその
一部が邪魔板56でセル6のトンネル通路52に導か
れ、一部は邪魔板56の下方を通り下流側のセル6に導
かれる。各セル6ヘの蒸気とガスの流量が均一でないと
いう問題が解消され、蒸気と反応ガスの流量が均一化さ
れ、特別な装置や制御を不要で、低コストで反応ガスの
供給が充分であり、各セル毎の反応ガスの供給量を均一
にして性能を容易に維持することができる。
【0049】図14は燃料電池のさらに他の実施例のガ
ス通路を示す概略構成図である。燃料電池1のセルスタ
ック3には、同様に反応ガスを供給するガス通路50、
各セル6が形成され、反応ガスのガス通路50の流れの
流量を均一にするための手段Bが設けられている。この
実施例のガス通路50の入口側には、反応ガスの流れを
鉛直上向きとするガイド通路50aが形成され、水蒸気
流を上向きとし再混合する。上流側のセル6と下流側の
セル6との間には、透過性部材57が配置されている。
透過性部材57は、例えば金網、多孔性シート等で形成
され、透過率は上流側より下流側が小さくなっている。
ガス通路50を流れる反応ガスは、その一部が透過性部
材57でセル6のトンネル通路52に導かれ、一部は透
過性部材57を透過して下流側のセル6に導かれ、下流
側のセル6では同様にその一部が透過性部材57でセル
6のトンネル通路52に導かれ、一部は透過性部材57
を透過して下流側のセル6に導かれ、各セル6ヘの蒸気
とガスの流量が均一でないという問題が解消され、蒸気
と反応ガスの流量が均一化され、特別な装置や制御を不
要で、低コストで反応ガスの供給が充分であり、各セル
6毎の反応ガスの供給量を均一にして性能を容易に維持
することができる。
【0050】図15は燃料電池の他の実施例のガス通路
を示す概略構成図である。燃料電池1のセルスタック3
には、反応ガスを排出するガス通路60が各セル6を貫
通して形成され、このガス通路60へそれぞれのセル6
のトンネル通路62から反応ガスが排出される。この反
応ガスのガス通路にガス成分から水分を分離して排出す
るための手段Cが設けられ、この実施例のガス成分から
水分を分離して排出するための手段Cは、ガス通路60
の底面60aを排出方向へ傾斜させた構造であり、通路
断面積は下流側程大きくなっており、ガス成分が上方を
流れ、水分は底面60aに沿って流れて排出する。この
ように、反応ガスをガス成分から水分を分離して排出す
ることで、発電による生成水に加えて加湿蒸気の凝縮水
がセルスタック3の出口側に次第に溜り、出口通路を塞
いでしまう虞が解消され、自動的に排水されて、反応ガ
スの流れが安定し、セルの信頼性、耐久性が向上する。
【0051】また、ガス成分から水分を分離して排出す
るための手段Cは、ガス通路60の底面60aを排出方
向へ傾斜させた構造であり、据付けが容易で、特別な装
置や制御を不要で、低コストで軽量、コンパクトであ
り、車両に搭載される燃料電池等に移動用に好適であ
る。
【0052】図16は燃料電池のさらに他の実施例のガ
ス通路を示す概略構成図である。燃料電池1のセルスタ
ック3には、同様に反応ガスを排出するガス通路60、
各セル6が形成され、この実施例のガス成分から水分を
分離して排出するための手段Cは、ガス通路60の底面
60aをセル6に応じて排出方向へステップ状に低下さ
せた構造であり、セル6に応じた部分の通路形状は同じ
に形成されている。
【0053】図17は燃料電池のさらに他の実施例のガ
ス通路を示す概略構成図である。この実施例のガス成分
から水分を分離して排出するための手段Cは、図16と
同様にガス通路60の底面60aをセル6に応じて排出
方向へステップ状に低下させた構造であるが、この実施
例ではガス通路60の上面60bをセル6に応じて排出
方向へステップ状に上昇させた構造であり、下流側に向
けて次第に通路断面積が大きくなっている。
【0054】図18は燃料電池のさらに他の実施例のガ
ス通路を示す概略構成図である。この実施例のガス成分
から水分を分離して排出するための手段Cは、図16及
び図17と同様にガス通路60の底面60aをセル6に
応じて排出方向へステップ状に低下させた構造である
が、この実施例ではガス通路60の上面60bは変化さ
せないで水平にした構造であり、下流側に向けて次第に
通路断面積が大きくなっている。
【0055】図19は燃料電池のさらに他の実施例を示
し、図19(a)は燃料電池のガス通路部の拡大図、図
19(b)は燃料電池の各セルへの配置状態を示す図で
ある。この実施例では、図19(a)に示すように燃料
電池1の各セル6に応じた反応ガスのガス通路には、そ
の分配通路15cにイオン交換膜7を露出可能にし、こ
の分配通路15cにイオン交換膜7の伸縮により反応ガ
ス流量を調整するための手段Dを設けた構造である。こ
のイオン交換膜の伸縮により反応ガス流量を調整するた
めの手段Dは、例えば金網、多孔性シート等の透過性部
材で形成されたスペーサ70で構成され、反応ガスの流
量が多いと、イオン交換膜7が伸び、不足すると加湿量
が不足して縮み、このイオン交換膜7の伸縮を利用して
反応ガスの流量の調整をする。
【0056】図19(b)に示すように、下流側に向か
うに従うセル6に応じて、ガス通路の分配通路15cに
大きなスペーサ70を配置することで、イオン交換膜7
の伸縮量が調整され、製造上の通路面積の誤差及びイオ
ン交換膜の変形、水詰りなどによる運転中の通路閉塞な
どにより、各セル6毎のガス供給量が均一でないという
問題が解消され、各セル6毎の反応ガスの供給量を均一
にでき、運転中の性能低下が防止でき、各セル6毎の反
応ガスの供給量を均一にして性能を容易に維持すること
ができる。また、特別な装置や制御を不要で、低コスト
で軽量、コンパクトであり、車両に搭載される燃料電池
等に移動用に好適である。
【0057】なお、前記各実施例では、ガス通路の分配
通路15cに、所定流量に維持するための手段A、反応
ガスのガス通路50の流れの流量を均一にするための手
段B及びガス成分から水分を分離して排出するための手
段Cを設けているが、トンネル通路15b側に設けても
良い。
【0058】
【発明の効果】前記したように、請求項1記載の発明
は、反応ガスのガス通路の流れを所定流量に維持するた
めの手段を設けたから、時間の経過とともに、加湿用の
水蒸気、水、生成水などがガス通路に詰ったり、イオン
交換膜が水により変形してガス通路を塞いだりすること
がないようにでき、反応ガスの供給が充分であり、各セ
ル毎の反応ガスの供給量を均一にして性能を容易に維持
することができる。
【0059】請求項2記載の発明は、所定流量に維持す
るための手段が、イオン交換膜の変形を防止する簡単な
構造で、各セル毎の反応ガスの供給量を均一にして性能
を容易に維持することができ、しかも特別な装置や制御
を不要で、低コストで軽量、コンパクトであり、車両に
搭載される燃料電池等に移動用に好適である。
【0060】請求項3記載の発明は、所定流量に維持す
るための手段が、イオン交換膜の変形を許容する簡単な
構造で、各セル毎の反応ガスの供給量を均一にして性能
を容易に維持することができ、しかも特別な装置や制御
を不要で、低コストで軽量、コンパクトであり、車両に
搭載される燃料電池等に移動用に好適である。
【0061】請求項4記載の発明は、所定流量に維持す
るための手段が、反応ガスのガス通路側に接着剤のはみ
出しを規制する空間を設けた簡単な構造で、セルを構成
するセパレータを板状の材料を多層接着して作製する場
合、接着剤がガス通路側にはみ出してガス通路を塞ぐこ
とが防止され、接着剤がはみ出しても、反応ガスの流量
が確保でき、セルの信頼性向上し、性能維持が容易であ
り、しかも特別な装置や制御を不要で、低コストで軽
量、コンパクトであり、車両に搭載される燃料電池等に
移動用に好適である。
【0062】請求項5記載の発明は、所定流量に維持す
るための手段が、セパレータの横ズレを規制する構造で
あり、セパレータの横ズレを規制することで、イオン交
換膜の位置が正確に定め、特別な装置や制御を不要で、
低コストで反応ガスの供給が充分であり、各セル毎の反
応ガスの供給量を均一にして性能を容易に維持すること
ができ、しかも特別な装置や制御を不要で、低コストで
軽量、コンパクトであり、車両に搭載される燃料電池等
に移動用に好適である。
【0063】請求項6記載の発明は、反応ガスのガス通
路の流れの流量を均一にするための手段を設けたから、
蒸気と反応ガスの流量が均一化され、特別な装置や制御
を不要で、低コストで反応ガスの供給が充分であり、各
セル毎の反応ガスの供給量を均一にして性能を容易に維
持することができ、しかも特別な装置や制御を不要で、
低コストで軽量、コンパクトであり、車両に搭載される
燃料電池等に移動用に好適である。
【0064】請求項7記載の発明は、反応ガスのガス通
路にガス成分から水分を分離して排出するための手段を
設け、反応ガスをガス成分から水分を分離して排出する
から、発電による生成水に加えて加湿蒸気の凝縮水がセ
ルスタックの出口側に次第に溜り、出口通路を塞いでし
まう虞が解消され、自動的に排水されて、反応ガスの流
れが安定し、かつ据付けが容易で、特別な装置や制御を
不要で、低コストで排水が充分であり、セルの信頼性、
耐久性が向上する。
【0065】請求項8記載の発明は、ガス成分から水分
を分離して排出するための手段が、ガス通路の底面を排
出方向へ傾斜させた簡単な構造であり、据付けが容易
で、特別な装置や制御を不要で、低コストで排水が充分
であり、セルの信頼性、耐久性が向上し、しかも軽量、
コンパクトであり、車両に搭載される燃料電池等に移動
用に好適である。
【0066】請求項9記載の発明は、ガス成分から水分
を分離して排出するための手段が、ガス通路の底面を排
出方向へステップ状に低下させた簡単な構造であり、据
付けが容易で、特別な装置や制御を不要で、低コストで
排水が充分であり、セルの信頼性、耐久性が向上し、し
かも軽量、コンパクトであり、車両に搭載される燃料電
池等に移動用に好適である。
【0067】請求項10記載の発明は、反応ガスのガス
通路にイオン交換膜を露出可能にし、イオン交換膜の伸
縮により反応ガス流量を調整するための手段を設けたか
ら、イオン交換膜の伸縮により反応ガス流量を調整によ
り、製造上の通路面積の誤差及びイオン交換膜の変形、
水詰りなどによる運転中の通路閉塞などにより、各セル
毎のガス供給量が均一でないという問題が解消され、各
セル毎の反応ガスの供給量を均一にでき、運転中の性能
低下が防止でき、セルの信頼性が向上し、特別な装置や
制御を不要で、低コストで反応ガスの供給が充分であ
り、各セル毎の反応ガスの供給量を均一にして性能を容
易に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料電池の正面図である。
【図2】図1のII-II線に沿う断面図である。
【図3】図1のX-X線及びY-Y線に沿う断面図である。
【図4】燃料電池のガス通路部の拡大図である。
【図5】燃料電池の他の実施例を示すガス通路部の拡大
図である。
【図6】燃料電池のさらに他の実施例を示すガス通路部
の拡大図である。
【図7】燃料電池の他の実施例を示すガス通路部の拡大
図である。
【図8】スペーサの他の実施例を示す図である。
【図9】燃料電池のさらに他の実施例を示すガス通路部
の拡大図である。
【図10】燃料電池の他の実施例を示すガス通路部の拡
大図である。
【図11】横ズレ防止構造の他の実施例を示す図であ
る。
【図12】燃料電池のさらに他の実施例を示すガス通路
の概略構成図である。
【図13】燃料電池のさらに他の実施例のガス通路を示
す概略構成図である。
【図14】燃料電池のさらに他の実施例のガス通路を示
す概略構成図である。
【図15】燃料電池の他の実施例のガス通路を示す概略
構成図である。
【図16】燃料電池のさらに他の実施例のガス通路を示
す概略構成図である。
【図17】燃料電池のさらに他の実施例のガス通路を示
す概略構成図である。
【図18】燃料電池のさらに他の実施例のガス通路を示
す概略構成図である。
【図19】燃料電池のさらに他の実施例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 燃料電池 3 セルスタック 4a,4b セパレータ 6 セル 7 イオン交換膜 7a 外周部 8 正の触媒電 9 負の触媒電極 15c 分配通路 A 反応ガスの流れを所定流量に維持するための手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セパレータを組みにして複数積層して組み
    付けたセルのセルスタックを備え、前記セルは、イオン
    交換膜、正の触媒電極及び負の触媒電極を有し、前記イ
    オン交換膜の外周部をセパレータの間に挟んで保持さ
    れ、前記セルにより反応ガスの水素と酸素とを反応させ
    て水を生成し、その際に電気を発生させる燃料電池にお
    いて、前記反応ガスのガス通路の流れを所定流量に維持
    するための手段を設けたことを特徴とする燃料電池。
  2. 【請求項2】前記所定流量に維持するための手段は、前
    記イオン交換膜の変形を防止する構造であることを特徴
    とする請求項1記載の燃料電池。
  3. 【請求項3】前記所定流量に維持するための手段は、前
    記イオン交換膜の変形を許容する構造であることを特徴
    とする請求項1記載の燃料電池。
  4. 【請求項4】前記所定流量に維持するための手段は、前
    記反応ガスのガス通路側に接着剤のはみ出しを規制する
    空間を設けた構造であることを特徴とする請求項1記載
    の燃料電池。
  5. 【請求項5】前記所定流量に維持するための手段は、前
    記セパレータの横ズレを規制する構造であることを特徴
    とする請求項1記載の燃料電池。
  6. 【請求項6】セパレータを組みにして複数積層して組み
    付けたセルのセルスタックを備え、前記セルは、イオン
    交換膜、正の触媒電極及び負の触媒電極を有し、前記イ
    オン交換膜の外周部をセパレータの間に挟んで保持さ
    れ、前記セルにより反応ガスの水素と酸素とを反応させ
    て水を生成し、その際に電気を発生させる燃料電池にお
    いて、前記反応ガスのガス通路の流れの流量を均一にす
    るための手段を設けたことを特徴とする燃料電池。
  7. 【請求項7】セパレータを組みにして複数積層して組み
    付けたセルのセルスタックを備え、前記セルは、イオン
    交換膜、正の触媒電極及び負の触媒電極を有し、前記イ
    オン交換膜の外周部をセパレータの間に挟んで保持さ
    れ、前記セルにより反応ガスの水素と酸素とを反応させ
    て水を生成し、その際に電気を発生させる燃料電池にお
    いて、前記反応ガスのガス通路にガス成分から水分を分
    離して排出するための手段を設けたことを特徴とする燃
    料電池。
  8. 【請求項8】前記ガス成分から水分を分離して排出する
    ための手段は、前記ガス通路の底面を排出方向へ傾斜さ
    せた構造であることを特徴とする請求項7記載の燃料電
    池。
  9. 【請求項9】前記ガス成分から水分を分離して排出する
    ための手段は、前記ガス通路の底面を排出方向へステッ
    プ状に低下させた構造であることを特徴とする請求項7
    記載の燃料電池。
  10. 【請求項10】セパレータを組みにして複数積層して組
    み付けたセルのセルスタックを備え、前記セルは、イオ
    ン交換膜、正の触媒電極及び負の触媒電極を有し、前記
    イオン交換膜の外周部をセパレータの間に挟んで保持さ
    れ、前記セルにより反応ガスの水素と酸素とを反応させ
    て水を生成し、その際に電気を発生させる燃料電池にお
    いて、前記反応ガスのガス通路に前記イオン交換膜を露
    出可能にし、前記イオン交換膜の伸縮により反応ガス流
    量を調整するための手段を設けたことを特徴とする燃料
    電池。
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