JPH0954951A - 光カード再生装置 - Google Patents

光カード再生装置

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JPH0954951A
JPH0954951A JP30288795A JP30288795A JPH0954951A JP H0954951 A JPH0954951 A JP H0954951A JP 30288795 A JP30288795 A JP 30288795A JP 30288795 A JP30288795 A JP 30288795A JP H0954951 A JPH0954951 A JP H0954951A
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JP30288795A
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Yasuo Hayashi
泰郎 林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、光カードのID部やセクタの先端
および後端を始めSYNCパターンなどの特定部分の速
やかな検出を実現でき、データの再生処理時間の短縮を
図ることができる光カード再生装置を提供する。 【構成】光学ヘッドと光カードとの相対位置の変化に伴
って光学ヘッドからの2つの読み取りビームに対応した
リード2値化信号RDAn、RDBnを検出し、これら
2値化信号RDAn、RDBnの出力間隔をメモリ44
a、44bにピット間隔データとして記憶し、一方、光
カード走行中にID部またはセクタの先頭および後端が
検出された時の2値化信号RDAn、RDBnに基づい
て位置指標を表すアドレスカウント値をリード系制御回
路10の内蔵メモリ101に記憶しておき、この内蔵メ
モリ101のアドレスカウント値に基づいてメモリ44
a、44bからの読み出し範囲を決定するようにしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光カードに記録された
情報の再生を行う光カード再生装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】最近、情報処理にかかる技術の発達はめ
ざましいものがあり、これにともない大容量に情報を記
録する手段が種々考えられており、その一手段として光
学的に情報を記録再生する装置が注目されている。
【0003】そして、このような装置には、記録媒体と
してカード状の光記録媒体、例えば、光カードが使用さ
れ、この光カードに対して情報の記録・再生を行う光カ
ード記録再生装置が実用化されている。
【0004】ここで、光カードは、情報記録層を有して
いて、この情報記録層に対してレンズで集光されたレー
ザ光を照射することで、記録層にピットの形成または熱
変形、あるいは相変化を生じさせ、その反射率を変化さ
せることでデータを書込むようにしている。この場合、
光カードでの記録容量は、従来から用いられている磁気
カードに比べて数千倍ないし1万倍の記録容量を有し、
その記憶容量が1〜3.5Mバイトと極めて大きなこと
から、周知の光ディスクと同様にデータの書き換えはで
きないが、銀行の預金通帳や携帯用の地図あるいは買物
などで用いるプリペイドカードなどとして広い応用範囲
が考えられ、また、データの書換えができないという特
徴を利用して、個人の健康管理カードなどデータの改竄
を許さないアプリケーションへの応用も考えられる。
【0005】図12は、このような光カードの一例を示
すもので、符号1で示す光カードは、その正面に互いに
並行な複数のトラック23を有する光記録領域20を設
け、この光記録領域20の両端部に、互いに反対方向か
ら読み取ることができるように各トラックに対応したア
ドレスを示す情報を記録したID部22a、22bを設
け、これらのID部22a、22b間にデータを記録す
るデータ部21を設けている。これにより、例えば光学
ヘッドが光カード1に対して、トラック方向に左から右
へ移動しているときは(以下、順方向)、左側のID部
22aを、右から左へ移動しているときは(以下、逆方
向)、右側のID部22bを読み取ることによって、ト
ラックに対応したトラックアドレス情報を認識できるよ
うになっている。なお、これらのID部22a、22b
は、カード端部の傷や汚れ等の影響を防止するためや光
カード1と光学ヘッドとのトラック方向の相対移動速度
を充分に安定させるために、光カード1端から一定の距
離(例えば12mm)程度内側の位置に設けられてい
る。
【0006】図13(b)は、このような光カード1の
トラック23のデータ構造を示すもので、ID部22
a、22b、セクタタイプに応じてそのサイズが規定さ
れるセクタ24およびID部22a、22bとセクタ2
4の間、各セクタ24の間にそれぞれ介在されるギャッ
プ(未記録部分)26よりなっている。また、ID部2
2a,22bは図13(a)で示すように、プリアンブ
ル25、再同期信号用のSYNCパターン27およびト
ラック番号28を一組に構成し、このような組を複数組
プリレコードしている。さらに、セクタ24は図13
(c)で示すように、#1〜#nまでの複数のブロック
29とこれらブロック29の間に介在されるSYNC2
7および先頭と後尾にそれぞれ付加されるプリアンブル
25により構成している。このプリアンブル25は図1
3(d)で示すように、PLL回路の同期引き込み用と
して最短間隔のピットが所定数連続したものからなって
いる。
【0007】しかして、このように構成された光カード
1は、再生装置にセットするとともに、該光カード1を
機械的に駆動しながら光記録領域20に記録された変調
データを再生するようになる。
【0008】この場合、光記録領域20から得られる再
生信号は、実際に記録されたピットの長さ、またはピッ
ト間隔と正確に対応したものでなくてはならず、このた
めにもカードの相対的駆動速度は常に一定である必要が
ある。ところが、実際は、カードの機械的駆動の際に、
ある程度の速度変動が生じることは避けられず、このた
め何等かの対策が必要である。
【0009】そこで、従来、このような光カードの相対
的な速度変動を補正する方法として、特願平5−278
278号明細書に開示されたものがある。ここでは、カ
ードの同一トラック上に一定の距離を隔てた2つのディ
テクタを設け、これら2つのディテクタ間を、同一ピッ
トが通過する時間を測定してカードの駆動速度を検出す
るようにしている。つまり、この方法では、先ず、同一
ピットが2つのディテクタ間を通過する時間をカウンタ
(時間軸カウンタ)で計測し、1トラック分に亘る計測
データをメモリに記憶する。次に、このメモリの記憶内
容を読み出し、先行のディテクタからのデータと後行の
ディテクタからのデータそれぞれの中から速度補正をし
ない状態でのギャップ(未登録部分)とプリアンブルを
検出して記録データの先頭を検出し、次いで、SYNC
パターンを検出してその最後尾のピットを先頭に、各ピ
ットの対応をとって差分を計算し、以後は順次これを繰
り返して1トラック分の速度データを得て、その後、ピ
ット間隔のデータを速度データで補正して速度変動を含
まないデータを得、このデータに基づいてコード変換を
行い復調するものである。ここで、SYNCの検出に当
たってはカードの速度変動を考慮し、本来のSYNC位
置から例えば±10%の時間的変動分を検出範囲に設定
している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の光カード再生装置にあっては、以下のような問題
点があった。 (1)光カードから読み出された信号は、2値化回路に
より2値のディジタルパルス列に変換される。このパル
ス列から情報を復調するには、まずパルス列のどの部分
がID部の先端および後端に対応するか、また、どの部
分がデータ部(セクタ部)の先端および後端に対応する
かを検出しなければならない。先の従来技術の例では、
1トラック分の2値化パルスのパルス間隔を検出し、こ
の検出値をメモリに記憶させている。そして、パルス間
隔データを一つずつチェックしながら、ID部やデータ
部との対応関係を決定していたが、この場合、メモリ中
のすべての記憶値をチェック(具体的には、様々な演算
処理)しているので、データの再生処理時間を短縮でき
ないという問題がある。
【0011】(2)メモリの記憶値に基づいてプリアン
ブルやSYNCパターンなどの特定のパターンを検出す
る際は、検出ウインドウを設定し、所定の時間幅内での
み検出を行って処理時間を短縮していた。この場合、検
出ウインドウの幅を広くすれば、カード移動速度の急激
な変動やカード駆動機構の固体差により特定パターンの
位置が大きく変動しても検出ウインドウ内で検出が可能
になる。しかし、ウインドウ幅が広がるにつれて、処理
時間も増大する点が問題となる。したがって、処理時間
短縮のためにウインドウ幅は狭いのがよいが、今度は適
切な位置にウインドウが発生されないと、特定パターン
の位置変動に対応できない場合が生じる。この問題は、
先の従来技術では、十分に解決されていない。
【0012】(3)速度検出処理では、先行と後行のデ
ィテクタから取り込んだ各ピットに対応するデータの差
分をメモリ上で計算して速度データを得ている。このた
め、マルチトラックリード(例えば5トラック分同時読
み出し)の場合、5トラック分に対応した先行と後行デ
ィテクタのデータから速度データを得ることとなり、処
理時間が多くかかるという問題がある。
【0013】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、光カードのID部やセクタの先端および後端を始め
SYNCパターンなどの特定部分の速やかな検出を実現
でき、データの再生処理時間の短縮を図ることができる
光カード再生装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
光学ヘッドと光カードとの相対位置を変化させる位置変
化手段と、前記相対位置の変化に伴って前記光学ヘッド
から前記光カードの記録情報を検出する検出手段と、こ
の検出手段の出力間隔を時間的に計測する計測手段と、
この計測手段の出力を記憶する第一の記憶手段と、前記
相対位置の変化に伴う前記光学ヘッドと前記光カードの
特定部分との相対位置を検出する位置検出手段と、前記
検出手段の出力数をカウントするカウント手段と、前記
位置検出手段により特定の相対位置を検出した時におけ
る前記カウント手段のカウント値を記憶する第二の記憶
手段と、前記第一の記憶手段からの読み出し範囲を前記
第二の記憶手段の記憶値に基づいて決定する読み出し範
囲決定手段とにより構成されている。
【0015】請求項2記載の発明では、請求項1記載に
おいて、前記光カードはID部とセクタ単位に分割され
たデータ部とを備えた複数のトラックを持ち、前記位置
検出手段が、前記ID部の先端および後端、またはセク
タの先端および後端を前記光学ヘッドからの光ビームが
照射したことを検出したときに、前記第二の記憶手段の
前記記憶動作が行われ、前記読み出し範囲決定手段は前
記ID部の先端および後端、またはセクタの先端および
後端に関連する前記第一の記憶手段の記憶値を読み出す
ように読み出し範囲を決定するようにしている。
【0016】請求項3記載の発明では、請求項1記載に
おいて、前記光カードは、ID部とセクタ単位に分割さ
れたデータ部とを備えた複数のトラックを持ち、前記位
置検出手段が前記ID部の先端および後端、またはセク
タの先端および後端を前記光学ヘッドからの光ビームが
照射したことを検出したときに、前記カウンタ手段のカ
ウント値を前記第二の記憶手段に記憶し、そこに記憶さ
れた前記ID部の先端および後端に対応するカウント値
の差、または前記セクタの先端および後端に対応するカ
ウント値の差を演算する第一の演算手段と、前記カウン
ト値の差の値を、前記ID部または前記セクタ内の詳細
フオーマットで設定されている分割領域の各バイト数に
従って数学的に分割し、その分割結果にしたがって各分
割領域を検出するための前記第一の記憶手段の記憶値を
読み出すように読み出し範囲を決定するようにしてい
る。
【0017】
【作用】この結果、請求項1記載の本発明によれば、光
学ヘッドと光カードとの相対位置の変化に伴って光学ヘ
ッドから光カードの記録情報を検出し、この検出による
出力間隔を時間的に計測して第一の記憶手段に記憶し、
一方、光学ヘッドと光カードの相対位置の変化に伴う光
学ヘッドと光カードの特定部分の相対位置を検出し、こ
の相対位置に対応する出力数をカウントし、このカウン
ト値を第二の記憶手段に記憶し、第一の記憶手段からの
読み出し範囲を第二の記憶手段の記憶値に基づいて決定
するようになるので、光カード上の、例えばID部やセ
クタの先端および後端を始めSYNCパターンなどの特
定部分の速やかな検出を実現することができる。
【0018】また、請求項2記載の本発明によれば、光
カードのID部の先端および後端、またはセクタの先端
および後端に光学ヘッドからの光ビームが照射されたと
きに、第二の記憶手段での記憶動作が行われ、この第二
の記憶手段の記憶値に基づいてID部の先端および後
端、またはセクタの先端および後端に関連する第一の記
憶手段の記憶値を読み出すように読み出し範囲を決定す
るようになるので、光カードのID部やセクタのそれぞ
れの先端および後端の速やかな検出を実現することがで
きる。
【0019】また、請求項3記載の本発明によれば、光
カードのID部の先端および後端、またはセクタの先端
および後端に光学ヘッドからの光ビームが照射されたと
きに、第二の記憶手段でのカウント値の記憶動作が行わ
れ、この第二の記憶手段に記憶されたID部の先端およ
び後端に対応するカウント値の差、またはセクタの先端
および後端に対応するカウント値の差を演算し、この値
を前記ID部または前記セクタ内の詳細フオーマットで
設定されている分割領域の各バイト数に従って数学的に
分割し、その分割結果にしたがって各分割領域を検出す
るための前記第一の記憶手段の記憶値を読み出すように
読み出し範囲を決定するようになるので、急激な速度変
動や駆動機構の個体差による変動のばらつきを吸収して
光カードのセクタ中のSYNCパターンの検出処理を短
時間で実現できる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従って説明
する。図1は本発明が適用される光カード再生装置の概
略構成を示すものである。図において、1は光カード
で、この光カード1は、カードモータ駆動回路8により
駆動されるカード駆動モータ3により図示しないギヤ又
はベルトを介してローラ軸を駆動し、このローラ軸と一
体に形成された駆動ローラの摩擦力によって直接X−方
向(トラックが延在する方向)へ往復搬送されるように
なっている。
【0021】また、光カード1に対して配置される光学
ヘッド2は、ヘッドモータ駆動回路9により駆動される
ヘッド駆動モータ4の回転により図示しないギヤを介し
てリードスクリューを駆動し、このリードスクリューの
ネジ送りによってY−方向(トラックと直行する方向)
に駆動されて情報の再生を行うようにしている。
【0022】光学ヘッド2は、光源、光学系、光検出
器、フォーカス及びトラッキング用アクチュエータで構
成され、2つの読み取りビームを発生するようにしてい
る。ここでの2つの読み取りビームは、光カード1のX
−方向に所定の間隔を隔てて照射されるもので、光カー
ド1と光源の間の光路上に回折格子を設け、この回折格
子による±1次回折光からなっている。また、光検出器
は、フォーカス及びトラッキング用検出素子と、2つの
読み取りビームにそれぞれ対応させた複数トラックを同
時にリード可能な2つの光検出器(AnとBn)を有し
ている。そして、これら各光検出器(An、Bn)は、
対応する読取ビームが光カード1のトラック上のピット
を捕らえると、この時のピットに対応するリード信号d
etAn及detBnを出力するようにしている。
【0023】光学ヘッド2のフォーカス及びトラッキン
グ用検出素子からの出力をフォーカス(Fo)及びトラ
ッキング(Tr)サーボ回路7に供給するようにしてい
る。このFo/Trサーボ回路7は、フォーカス及びト
ラッキング用検出素子からの出力より誤差信号を生成
し、この誤差信号に基づいてアクチュエータを光軸方向
及びY−方向に駆動し、光学ヘッド2のビームを光カー
ド1上の所望のトラックで合焦状態を保持しながら追従
するようにフォーカス制御及びトラッキング制御を行う
ようにしている。この場合、Fo/Trサーボ回路7、
カードモータ駆動回路8およびヘッドモータ駆動回路9
はドライブ系制御回路6からのシーケンスに基づいて制
御される。
【0024】また、光学ヘッド2のリード信号detA
nおよびdetBnをデータ取込み回路11に与えるよ
うにしている。このデータ取込み回路11は、入力され
てくるリード信号(detAn)を2値化して2値化リ
ード信号に変換し、さらに、2値化リード信号の信号間
隔(「ピット間隔データ」と呼ぶ。)を計測用カウンタ
で計測し、メモリに一旦記憶する。同じ動作がリード信
号(detBn)についても行われ、信号detBnの
「ピット間隔データ」も一旦記憶する。
【0025】そして、データ取込み回路11の内容は、
リード系制御回路10に送られる。このリード系制御回
路10は、データ取込み回路11からのメモリ内容を読
み出し先行のリード信号検出素子からのデータと後行の
リード信号検出素子からのデータの差分で光カード1の
速度情報を算出した後にピット間隔データを速度情報で
補正し、速度変動を含まないピット間隔データに基づい
て復調処理するようにしている。
【0026】一方、カード駆動モータ3の軸には、簡易
エンコーダ5を取り付け、この簡易エンコーダ5の出力
を波形整形回路12に与えるようにしている。この場
合、簡易エンコーダ5の出力は波形整形回路12で安定
した2値化出力(ENC)に変換され、光カード1のX
−方向における独立した位置情報としてリード系制御回
路10に入力される。リード系制御回路10は、データ
取込み回路11内のリード2値化出力に基づいて位置情
報を補正してセクタ位置とセクタデータの有無を判別す
るようにしている。また、リード系制御回路10は、詳
細は後述するがカード走行中にIDまたはセクタの先頭
および後端が検出された時の位置指標を示すアドレスカ
ウント値を記憶する内蔵メモリ101を有している。
【0027】以上の処理は、装置全体を統括するシステ
ムコントローラ13とドライブ系制御回路6およびリー
ド系制御回路10間のコマンド授受で行われる。次に、
図2はデータ取り込み回路11の一例を示している。
【0028】この場合、光学ヘッド2からの2つの読み
取りビームに対応したリード信号detAn、detB
nは、2値化回路A41a及び2値化回路B41bに入
力され、リード2値化信号RDAn、RDBnとして出
力される。そして、一方のリード2値化信号RDAn
は、アドレスカウンタA42a及びリード系制御回路1
0に入力され、他方のリード2値化信号RDBnは、ア
ドレスカウンタB42b及びリード系制御回路10に入
力される。
【0029】ここで、アドレスカウンタA42aおよび
アドレスカウンタB42bは、リード2値化信号(RD
An、RDBn)が入力される毎にカウントアップされ
てそのカウント値を制御回路A43aと制御回路B43
bに出力する。
【0030】制御回路A43aと制御回路B43bは、
光カードの駆動開始信号STが入力されると、発振器4
6からの出力をカウントする計測用カウンタ45の出力
をメモリA44aとメモリB44bに、それぞれピット
間隔データとしてアドレスカウンタA42aおよびアド
レスカウンタB42bでのアドレスカウント値が示す領
域へ順次書き込んでいく。
【0031】そして、カードがトラックの他端まで搬送
されると、リード系制御回路10ではメモリA44aと
メモリB44bにそれぞれ記憶されたピット間隔データ
を読み出し、これらのデータに基づいて速度データを算
出するとともに、この速度データでピット間隔データの
補正を行い復調処理するようになっている。
【0032】図3はリード系制御回路10の一例で、こ
こでは、エンコーダ出力とリード2値化信号のエッジ処
理に関する具体例のみを示し、主にDSP(Digital Si
gnalProsessor)や高速MPU等の周辺機能で構成した
ものを示している。
【0033】この場合、光カード1のX−方向に対する
位置情報を検出するエンコーダ出力(ENC)は、エッ
ジ選択回路P36aで立ち上がりエッジが選択され、そ
の出力はゲート35aを介してカウンタP31aに入力
され、カウンタP31aは、制御回路P32aの起動信
号でカウント(ダウン動作)を開始する。データレジス
タP33aは、任意の値をカウンタP31aに設定する
と共にカウンタP31aの内容(カウント値)を随時リ
ードできる。カウンタP31aは設定値と等しいエッジ
数が入力された時に一致信号を出力し、制御回路P32
aを介して測定終了フラグを制御レジスタP34aに出
力する。制御レシスタP34aはフラグの設定によりカ
ウンタP31aのカウント開始(起動)やカウントの強
制停止を行う。
【0034】先行リード2値化信号(RDAn又はRD
Bn)は、エッジ選択回路F36bで立ち上がりエッジ
が選択される。エッジ検出回路F37bでは、その出力
からノイズ成分による無効なエッジを除去し、有効な立
上がりエッジ(有効エッジ)のみを検出する。制御回路
F32bは、この有効エッジを受け取ると、検出フラグ
を制御レジスタF34bへ出力する。図示していないD
SPのコア部(演算制御部)はシステムバスを介して制
御レジスタF34bのフラグを設定する。これを受けて
制御回路F32bは、検出フラグ出力の許可/禁止を行
っている。リード系制御回路10は検出フラグに基づい
て先行リード2値化信号のエッジ数(=アドレスカウン
ト値)を内蔵メモリ101に記憶すると共に、セクタの
先頭及び後端検出を行う。つまり、図示していないDS
Pのコア部(演算制御部)は、システムバスを介して制
御レジスタF34bの検出フラグを確認し、セットされ
ていれば内蔵メモリ101へ+1カウントするので、内
蔵メモリ101には、先行リード2値化信号のエッジ数
が記憶される。
【0035】後行リード2値化信号(RDBn又はRD
An)も同様の処理が施されるので、エッジ選択回路R
36cで立ち上がりエッジが選択され、その出力はエッ
ジ検出回路R37cで有効エッジが検出されて制御回路
R32cを介し検出フラグが制御レジスタR34cへ出
力される。制御レジスタR34cはフラグの設定により
検出フラグ出力の許可/禁止を行う。リード系制御回路
10は検出フラグに基づいて後行2値化信号のエッジ数
(=アドレスカウント値)を内蔵メモリ101に記憶す
る。
【0036】次に、以上のように構成した実施例の動作
を説明する。まず、図4はカードの同一トラック上に一
定の距離を隔てた2つの光検出器An、Bnを設け、こ
れら先行/後行の光検出器An、Bnでピットを捕捉す
る状態示したもので、ここではn=5として5トラック
を同時読み取りする場合を想定している。
【0037】また、カード駆動方向を順方向(左から
右)とした場合、先行ビーム対応の検出器はAn、後行
ビーム対応の検出器はBnとなる。ここでは、k+3ト
ラックに対応した先行リード2値化信号RDA4 で最初
のエッジを検出し、以後に続くエッジ間隔でプリアンブ
ルの先頭検出を行う。次に、k+2トラックに対応する
先行リード2値化信号RDA3 のエッジが検出され、同
様の処理が行われる。
【0038】図5は先行/後行のピット間隔データを示
すもので、図2のデータ取り込み回路11で述べたよう
に、データの取込みは駆動開始信号STの立上りエッジ
から開始される。先行/後行の各光検出器An、Bnか
らの2値化信号をメモリのアドレスとし、ピットとピッ
トの間隔を発振器46の高速クロック(φ)による8ビ
ットの計測用カウントとしてそのカウント値を各メモリ
44a、44bに記憶して行き、駆動開始信号STの立
下りエッジでカウントを終了する。なお、カウント値が
オーバーフローした場合はキャリーマーク(OFFH)
を記憶して区別する。f1〜fmは先行リード2値化信
号、r1〜rmは後行リード2値化信号によるピット間
隔データを示している。
【0039】次に、各メモリ44a、44bからピット
間隔データを読み出して速度検出を行う。先ず、各ピッ
トの駆動開始(データ取込み開始)時からの積算値を計
算する。i番目の積算値は、先行ピットではΣfi (i
=1〜m)、後行ピットではΣri (i=1〜m)とし
て求められる。そして、算出したi番目の先行/後行ピ
ットに対する積算値の差分を取ることで、同一ピットが
所定の距離を隔てた検出器An、Bn間を通過する時間
が求められ速度検出が行える。この速度データに基づい
て各メモリのピット間隔データを補正し、補正後のデー
タをデコードして復調する。
【0040】図6はID及びセクタの先頭検出を説明す
るための図で、カード駆動方向を順方向(左から右)、
セクタタイプは4セクタ/トラックとしセクタ(1と
3)が記録済、(2と4)はブランク(未登録)とす
る。また、セクタ中心間隔をL1、1/2セクタ長をL
H 、左右のID先頭からセクタ(1又は4)の中心まで
の距離を(LOL/LOR)とし、これらに相当するエンコ
ーダ出力のエッジ数をN1、NH 、NOL/NORとする。
【0041】この状態から、カード走行中にIDまたは
セクタの先頭および後端を検出したときの位置指標を示
すアドレスカウント値(A00/A01、A10/A11、…A
i0/Ai1)を図2に示すリード系制御回路10の内蔵メ
モリ101に記憶する動作を説明する。
【0042】(1)まず、カードを順方向に駆動して、
先行/後行リード2値化信号をアドレスとする各ピット
間隔データの記憶を開始する。この場合、先行リード2
値化信号のエッジで左IDの先頭のプリアンブルのピッ
ト間隔を測定し、等しいエッジ間隔が所定の回数に達し
た時点を基準位置(O)とする。エッジ間隔の測定は、
リード系制御回路10内の制御レジスタF34bの検出
フラグの発生間隔を測定することにより行われる。そし
て、この時のアドレスカウント値A00をリード系制御回
路10の内蔵メモリ101に記憶する。
【0043】(2)セクタ(1)の中心位置を目標位置
とし、設定された目標設定値(NOL)までエンコーダ出
力のエッジ数をカウントし、設定値まで到達した場合は
カウント動作が自動停止する。
【0044】(3)アドレスカウント値をリードしなが
らアドレスカウント値=ID長の近傍で左IDの先頭の
プリアンブルと同じ方法で後端のプリアンブルの検出を
行い、検出時のアドレスカウント値A01を内蔵メモリ1
01に記憶する。このとき、アドレスカウント値=ID
長の近傍かどうかの判断は、エンコーダ出力のカウント
値に基づいて行われる。つまり、エンコーダのカウント
値がIDの長さに相当する辺りで所定の時間幅のウイン
ドウ信号を設定し、このウインドウ信号が開いている間
だけ、先行リード2値化信号からプリアンブルの位置を
検出する。
【0045】(4)次に、セクタ(1)ではプリアンブ
ル先頭が検出されたのでエンコーダのカウント動作を強
制停止し、この時のアドレスカウント値A10を内蔵メモ
リ101に記憶する。セクタ(1)のプリアンブル先頭
検出も、ステップ(3)のIDの後端プリアンブルと同
じ方法で行われる。そして、目標位置までのエンコーダ
カウント設定値をNOLからNHに補正し、再度カウント
動作を開始する。
【0046】(5)セクタ(1)の中心位置である目標
設定値NHまで到達した時、すなわちセクタ1の中心に
達したときにエンコーダカウント動作を自動停止する。 (6)セクタ(2)の中心位置を次の目標位置としエン
コーダのカウント目標値(N1)を設定し、カウント動
作を開始する。
【0047】(7)エンコーダカウント値をリードしな
がらカウント値=NH(1/2セクタ長)までをセクタ
(1)のブランク検出期間とすると共に、エンコーダカ
ウント値がNHの近傍でプリアンブルの後端検出を行
い、検出時のアドレスカウント値A11を内蔵メモリ10
1に記憶する。そして、ブランク検出後にセクタ(1)
をデータ有と判断して、このセクタ情報も内蔵メモリ1
01に記憶する。
【0048】(8)以下、同様にして、セクタ(2〜
4)までのプリアンブル先頭と後端の検出及びブランク
検出を行い、検出時のアドレスカウント値とセクタ情報
を内蔵メモリ101に記憶する。
【0049】(9)その後、カード駆動が停止した時点
で、先行/後行リード2値化信号をアドレスとする各ピ
ット間隔データの記憶を終了する。なお、カード駆動方
向が逆方向(右から左)の場合でも、先行リード2値化
信号で右IDの先頭プリアンブルを検出して基準位置と
し、上述した(1)〜(9)と同様にしてIDまたはセ
クタの先頭および後端を検出したときの位置指標を示す
アドレスカウント値を内蔵メモリ101に記憶してい
く。
【0050】次に、カード駆動終了後の内蔵メモリ10
1のアドレスカウント値を活用してIDまたはセクタの
先頭および後端を検出する例を説明する。この場合、図
13のトラック構成で述べた各プリアンブルのピットの
全個数を一例として32個とし、SYNCパターンは、
それに続くものとすると、 (a)SYNCパターンの最初のピットをIDまたはセ
クタの先頭または後端と見做す場合は、先頭の検出範囲
(ウインドウ幅)は、最大でアドレス幅がAi0〜Ai0+3
2 となり、後端の検出範囲(ウインドウ幅)は、Ai1-3
2 〜Ai1となる。
【0051】(b)プリアンブルの最初のピットを先頭
または後端と見做す場合は、プリアンブルの先頭または
後端のエッジ間隔判断個数(カード走行中にプリアンブ
ルの等しいエッジ間隔を測定する回数)を5個とする
と、先頭の検出範囲(ウインドウ幅)は、Ai0-5〜Ai0
となり、後端の検出範囲(ウインドウ幅)は、Ai1〜A
i1+5となる。
【0052】そして、これら(a)または(b)の検出
範囲(ウインドウ幅)に基づいて前述した先行/後行の
各光検出器An、Bnに対応するピット間隔データを図
2で述べたメモリ44a、44bから検索してIDまた
はセクタの先頭および後端を検出することになる。
【0053】図7は左IDの検出例を示しており、ここ
での先頭は、上述した(b)のプリアンブルの最初のピ
ットとして、検出範囲(ウインドウ幅)は、A00-5〜A
00になっている。そして、この場合、カード速度を16
0mm/s、発振器46のサンプリング周波数を1MH
z(=1μs)とすると、プリアンブルのピット間隔
(1τ=4μm)に対するピット間隔データは、速度変
動がないとすると25(=19H)が得られることにな
る。
【0054】従って、このようにすれば、カード走行中
にリアルタイムでIDまたはセクタの先頭及び後端の検
出時のリード2値化信号とエンコーダの位置情報に基づ
いて位置指標を示すアドレスカウント値(A00)をリー
ド系制御回路10の内蔵メモリ101に記憶させてお
き、カード走行終了後のデータ処理の際に、内蔵メモリ
101のアドレスカウント値を活用して所定の検出範囲
(ウインドウ幅)を設定し(A00-5〜A00)、この範囲
に基づいてメモリ44a、44b上でピット間隔データ
を検索するようになるので、従来の1トラック分の2値
化パルスのパルス間隔を検出し、この検出値を一旦メモ
リに記憶させた後、パルス間隔データを一つずつチェッ
クしながら、ID部やデータ部との対応関係を決定する
のに比べ、IDまたはセクタの先頭及び後端部分の速や
かな検出を実現でき、これによりデータの再生処理時間
を大幅に短縮できる。
【0055】次に、図8は、セクタタイプが6セクタ/
トラックを5トラック(k〜k+4)分同時に読み出す
マルチトラックリードの場合の各トラックでのデータの
記録状態を示す一例で、ここでは、斜線部で示すセクタ
位置にデータが記録されているものとする。
【0056】また、図9は、このようなマルチトラック
リードにより各トラック毎に先行/後行の各光検出器A
n、Bnに対応させてセクタデータの容量に相当するピ
ット間隔データがそれぞれメモリに記憶され、また、リ
ード系制御回路10の内蔵メモリ101にセクタ情報
(セクタNO.)とデータのロケーションを示すアドレ
ス情報(ポインター)が記憶されている状態を示してい
る。
【0057】そして、速度検出処理では、例えば、トラ
ックk+2を基準とし、このトラックk+2のデータが
記録されているセクタについては、内蔵メモリ101に
記憶されたセクタNO.とアドレス情報によりピット間
隔データを採用し、セクタにブランクがある場合は、予
め決められた優先順位(例えば、トラックk+3、k+
1、k+4、k)により、他のトラックでデータが記録
されているセクタについて、内蔵メモリ101に記憶さ
れたセクタNO.とアドレス情報によりピット間隔デー
タを採用し、これらセクタ単位のピット間隔データを組
合せることで1トラック分の速度情報を得るようにして
いる。
【0058】つまり、図8に示す例の場合、トラックk
+2を基準とすると、図10に示す組み合わせでデータ
が記録されているセクタについて内蔵メモリ101に記
憶されたセクタNO.とアドレス情報よりピット間隔デ
ータが採用され、1トラック分のセクタ単位のピット間
隔データが得られ、速度検出処理が実行される。
【0059】従って、このようにすれば、セクタにブラ
ンクがある場合でもセクタ単位のピット間隔データを組
合せて1トラック分の速度情報が得られるので、従来と
比べてトラック毎に速度検出の処理が不要となり、その
分処理時間を短縮できるようになる。
【0060】次に、図11はSYNCパターン検出を説
明するもので、ここでは任意のセクタmがnブロックか
ら構成されている例を示している。この場合、上述した
ようにリード2値化信号でセクタmの先頭及び後端を検
出し、この時のアドレスカウント値をAm0、Am1とす
る。ここで、 セクタmのピット総数 PT=Am1−Am0 プリアンブルのピット数 P0 ×2(固定値) 1ブロックのピット数 (PT−2P0 )/n となるので、SYNCパターンの検出範囲(アドレス範
囲)は、以下のようにして計算できることになる。
【0061】最初のSYNCアドレス Am0+P0 i番目のSYNCアドレス (Am0+P0 )+i/n
(PT−2P0 ):(i=1、2、…n) n番目のSYNCアドレス Am1−P0 従って、このようにすれば、SYNCパターンの検出に
際し、セクタの位置情報に基づいて検出範囲を設定でき
るようになるので、急激な速度変動や駆動機構の個体差
による変動のばらつきを吸収でき、確実なSYNCパタ
ーン検出を実現できる。
【0062】なお、上述した例ではセクタの先頭と後端
を検出した時のアドレス値に基づいて検出範囲を設定し
ているが、エンコーダの分解能が十分に得られる場合
は、SYNCパターンの間隔をエンコーダのピッチで刻
んでその時のアドレス値を記憶させておき、ピット間隔
データを読み出す時にこのアドレス近傍を検出範囲とし
てもよい。
【0063】以上、実施例に基づいて説明したが、本発
明中には以下の発明が含まれる。 (1)光学ヘッドと光カードとの相対位置を変化させる
位置変化手段と、前記相対位置の変化に伴って前記光学
ヘッドから前記光カードの記録情報を検出する検出手段
と、この検出手段の出力間隔を時間的に計測する計測手
段と、この計測手段の出力を記憶する第一の記憶手段
と、前記相対位置の変化に伴う前記光学ヘッドと前記光
カードの特定部分との相対位置を検出する位置検出手段
と、前記検出手段の出力数をカウントするカウント手段
と、前記位置検出手段により特定の相対位置を検出した
時における前記カウント手段のカウント値を記憶する第
二の記憶手段と、前記第一の記憶手段からの読み出し範
囲を前記第二の記憶手段の記憶値に基づいて決定する読
み出し範囲決定手段とを備えたことを特徴とする光カー
ド再生装置。
【0064】このようにすれば、光カード上の、例えば
ID部やセクタの先端および後端を始めSYNCパター
ンなどの特定部分の速やかな検出を実現でき、データの
再生処理時間を大幅に短縮できる。
【0065】(2)(1)記載の光カード再生装置にお
いて、前記光カードはID部とセクタ単位に分割された
データ部とを備えた複数のトラックを持ち、前記位置検
出手段が、前記ID部の先端および後端、またはセクタ
の先端および後端を前記光学ヘッドからの光ビームが照
射したことを検出したときに、前記第二の記憶手段の前
記記憶動作が行われ、前記読み出し範囲決定手段は前記
ID部の先端および後端、またはセクタの先端および後
端に関連する前記第一の記憶手段の記憶値を読み出すよ
うに読み出し範囲を決定するようにしている。
【0066】このようにすれば、光カードの、特にID
部やセクタのそれぞれの先端および後端の速やかな検出
を実現することができ、この場合もデータの再生処理時
間を大幅に短縮できる。
【0067】(3)(1)記載の光カード再生装置にお
いて、前記光カードは、ID部とセクタ単位に分割され
たデータ部とを備えた複数のトラックを持ち、前記位置
検出手段が前記ID部の先端および後端、またはセクタ
の先端および後端を前記光学ヘッドからの光ビームが照
射したことを検出したときに、前記カウンタ手段のカウ
ント値を前記第二の記憶手段に記憶し、そこに記憶され
た前記ID部の先端および後端に対応するカウント値の
差、または前記セクタの先端および後端に対応するカウ
ント値の差を演算する第一の演算手段と、前記カウント
値の差の値を、前記ID部または前記セクタ内の詳細フ
オーマットで設定されている分割領域の各バイト数に従
って数学的に分割し、その分割結果にしたがって各分割
領域を検出するための前記第一の記憶手段の記憶値を読
み出すように読み出し範囲を決定するようにしている。
【0068】このようにすれば、急激な速度変動や駆動
機構の個体差による変動のばらつきを吸収して光カード
のセクタ中のSYNCパターンの検出処理を短時間で実
現でき、この場合もデータの再生処理時間を大幅に短縮
できる。
【0069】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、光カ
ード上の、例えばID部やセクタの先端および後端を始
めSYNCパターンなどの特定部分の速やかな検出を実
現でき、データの再生処理時間を大幅に短縮できる。ま
た、急激な速度変動や駆動機構の個体差による変動のば
らつきを吸収して光カードのセクタ中のSYNCパター
ンの検出処理を短時間で実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の光カード再生装置の概略構
成を示す図。
【図2】データ取り込み回路の概略構成を示す図。
【図3】リード制御回路の概略構成を示す図。
【図4】ピットの検出例を説明するための図。
【図5】先行/後行ピット間隔データを説明するための
図。
【図6】ID又はセクタの先頭及び後端の検出動作を説
明するための図。
【図7】左IDの検出例を説明するための図。
【図8】マルチトラックリードの場合の各トラックでの
データ記録状態を示す図。
【図9】内蔵メモリの記録状態を示す図。
【図10】1トラック分のセクタ単位のピット間隔デー
タの組み合わせを示す図。
【図11】SYNCパターンの検出動作を説明するため
の図。
【図12】光カードの一例を説明するための図。
【図13】光カードの1トラックのデータ構造を説明す
るための図。
【符号の説明】
1…光カード、2…光学ヘッド、3…カード駆動モー
タ、4…ヘッド駆動モータ、5…エンコーダ、6…ドラ
イブ系制御回路、7…Fo/Trサーボ回路、8…カー
ドモータ駆動回路、9…ヘッドモータ駆動回路、10…
リード系制御回路、101…内蔵メモリ、11…データ
取込み回路、12…波形整形回路、13…システムコン
トローラ、31a…カウンタ、32a、32b、32c
…制御回路、33a…データレジスタ、34a、34
b、34c…制御レジスタ、35a…ゲート、36a、
36b、36c…エッジ選択回路、37b、37c…エ
ッジ検出回路、41a、41b…2値化回路、42a、
42b…アドレスカウンタ、43a、43b…制御回
路、44a、44b…メモリ、45…発振器、46…計
測用カウンタ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学ヘッドと光カードとの相対位置を変
    化させる位置変化手段と、 前記相対位置の変化に伴って前記光学ヘッドから前記光
    カードの記録情報を検出する検出手段と、 この検出手段の出力間隔を時間的に計測する計測手段
    と、 この計測手段の出力を記憶する第一の記憶手段と、 前記相対位置の変化に伴う前記光学ヘッドと前記光カー
    ドの特定部分との相対位置を検出する位置検出手段と、 前記検出手段の出力数をカウントするカウント手段と、 前記位置検出手段により特定の相対位置を検出した時に
    おける前記カウント手段のカウント値を記憶する第二の
    記憶手段と、 前記第一の記憶手段からの読み出し範囲を前記第二の記
    憶手段の記憶値に基づいて決定する読み出し範囲決定手
    段とを備えたことを特徴とする光カード再生装置。
  2. 【請求項2】 前記光カードはID部とセクタ単位に分
    割されたデータ部とを備えた複数のトラックを持ち、前
    記位置検出手段が、前記ID部の先端および後端、また
    はセクタの先端および後端を前記光学ヘッドからの光ビ
    ームが照射したことを検出したときに、前記第二の記憶
    手段の前記記憶動作が複数のトラックに亘って行われ、
    前記読み出し範囲決定手段は前記ID部の先端および後
    端、またはセクタの先端および後端に対応する前記第一
    の記憶手段の記憶値を読み出すように読み出し範囲を決
    定することを特徴とする請求項1記載の光カード再生装
    置。
  3. 【請求項3】 前記光カードは、ID部とセクタ単位に
    分割されたデータ部とを備えた複数のトラックを持ち、 前記位置検出手段が前記ID部の先端および後端、また
    はセクタの先端および後端を前記光学ヘッドからの光ビ
    ームが照射したことを検出したときに、前記カウンタ手
    段のカウント値を前記第二の記憶手段に記憶し、そこに
    記憶された前記ID部の先端および後端に対応するカウ
    ント値の差、または前記セクタの先端および後端に対応
    するカウント値の差を演算する第一の演算手段と、 前記カウント値の差の値を、前記ID部または前記セク
    タ内の詳細フオーマットで設定されている分割領域の各
    バイト数に従って数学的に分割し、その分割結果にした
    がって各分割領域を検出するための前記第一の記憶手段
    の記憶値を読み出すように読み出し範囲を決定すること
    を特徴とする請求項1記載の光カード再生装置。
JP30288795A 1995-06-08 1995-11-21 光カード再生装置 Withdrawn JPH0954951A (ja)

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JP30288795A JPH0954951A (ja) 1995-06-08 1995-11-21 光カード再生装置

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JP14206095 1995-06-08
JP7-142060 1995-06-08
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7035183B2 (en) 1997-12-09 2006-04-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical disc recording and reproduction apparatus having automatic gate signal generation modes

Cited By (5)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7035183B2 (en) 1997-12-09 2006-04-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical disc recording and reproduction apparatus having automatic gate signal generation modes
US7292510B2 (en) 1997-12-09 2007-11-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical disc recording and reproduction apparatus having automatic gate signal generation modes
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US7515512B2 (en) 1997-12-09 2009-04-07 Panasonic Corporation Optical disc recording and reproduction apparatus
US7768891B2 (en) 1997-12-09 2010-08-03 Panasonic Corporation Optical disc recording and reproduction apparatus having automatic gate signal generation modes

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