JPH0953647A - 等速ジョイント - Google Patents
等速ジョイントInfo
- Publication number
- JPH0953647A JPH0953647A JP20968995A JP20968995A JPH0953647A JP H0953647 A JPH0953647 A JP H0953647A JP 20968995 A JP20968995 A JP 20968995A JP 20968995 A JP20968995 A JP 20968995A JP H0953647 A JPH0953647 A JP H0953647A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boot
- joint member
- fastening
- outer joint
- peripheral surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/16—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
- F16D3/20—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members
- F16D3/22—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts
- F16D3/223—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts the rolling members being guided in grooves in both coupling parts
- F16D3/224—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts the rolling members being guided in grooves in both coupling parts the groove centre-lines in each coupling part lying on a sphere
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/16—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
- F16D3/20—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members
- F16D3/22—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts
- F16D3/223—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts the rolling members being guided in grooves in both coupling parts
- F16D2003/22316—Means for fastening or attaching the bellows or gaiters
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Diaphragms And Bellows (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 十分な潤滑剤封止状態が保たれると共に、強
固にブーツ端部を締結保持することのできる構造の等速
ジョイントを提供する。 【解決手段】 鋼板の深絞りにより球体５転動用の溝９
Ａを一体成形し、絞られた側を軸（回転軸）７に固定す
ると共に開口側端部近傍に潤滑剤封止のための弾性体に
よるブーツ８の締着部８Ｂ，８Ｃが締結される外側継手
部材２を有する等速ジョイント１において、前記開口側
端部近傍の周方向に半径方向に向けて絞り込まれたアン
ダーカット部２Ｂ，２Ｃを設け、ブーツ８の締着部８
Ｂ，８Ｃ内周面をアンダーカット部に密接させると共に
その外周面８Ｄにブーツバンド１１を装着させるように
した。
固にブーツ端部を締結保持することのできる構造の等速
ジョイントを提供する。 【解決手段】 鋼板の深絞りにより球体５転動用の溝９
Ａを一体成形し、絞られた側を軸（回転軸）７に固定す
ると共に開口側端部近傍に潤滑剤封止のための弾性体に
よるブーツ８の締着部８Ｂ，８Ｃが締結される外側継手
部材２を有する等速ジョイント１において、前記開口側
端部近傍の周方向に半径方向に向けて絞り込まれたアン
ダーカット部２Ｂ，２Ｃを設け、ブーツ８の締着部８
Ｂ，８Ｃ内周面をアンダーカット部に密接させると共に
その外周面８Ｄにブーツバンド１１を装着させるように
した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、等速ジョイントに
関し、詳しくは、自動車の駆動軸などで作動角の保持と
共に等速性が要求される駆動軸と被駆動軸との間に用い
られる等速ジョイントに関する。
関し、詳しくは、自動車の駆動軸などで作動角の保持と
共に等速性が要求される駆動軸と被駆動軸との間に用い
られる等速ジョイントに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の等速ジョイントにあって
は、球体を保持する溝空間に潤滑剤としてのグリースが
充填されている。ところで作動角を保ちつつ回転する駆
動側の軸（フロントドライブシャフトへの適用例では駆
動軸）と従動軸（車輪側の軸）との間の球体保持空間に
充填されたグリースを保持するために駆動軸側の外部継
手部材開放端には弾性体からなる蛇腹（ベローズ）式の
ブーツが設けられている。一方、上記の外部継手部材に
は周方向に配設された複数の球体を内部継手部材（以下
ではインナレースという）との間に保持するために軸方
向に複数の溝が必要である。そこで、かかる複数の溝を
有する外部継手部材を比較的廉価な費用でしかも十分な
トルク受容力を維持させる形で製造可能とした例とし
て、特開平６−１０９５７号公報等に記載されているも
のがある。
は、球体を保持する溝空間に潤滑剤としてのグリースが
充填されている。ところで作動角を保ちつつ回転する駆
動側の軸（フロントドライブシャフトへの適用例では駆
動軸）と従動軸（車輪側の軸）との間の球体保持空間に
充填されたグリースを保持するために駆動軸側の外部継
手部材開放端には弾性体からなる蛇腹（ベローズ）式の
ブーツが設けられている。一方、上記の外部継手部材に
は周方向に配設された複数の球体を内部継手部材（以下
ではインナレースという）との間に保持するために軸方
向に複数の溝が必要である。そこで、かかる複数の溝を
有する外部継手部材を比較的廉価な費用でしかも十分な
トルク受容力を維持させる形で製造可能とした例とし
て、特開平６−１０９５７号公報等に記載されているも
のがある。
【０００３】この開示例は、溝空間を有する外部継手部
材をスチール薄板からの深絞り成形によって開口側にア
ンダーカット（半径方向への絞り込み）なしの吊鐘状に
形成するもので、溝を形成するための深絞り時に開口部
側の端部を絞らずに中間軸に平行する円形のフランジ部
に形成し、このフランジ部にベローズ式ブーツの一方の
端部を嵌め合わして、締付用のブーツリングで固定する
ように構成されている。
材をスチール薄板からの深絞り成形によって開口側にア
ンダーカット（半径方向への絞り込み）なしの吊鐘状に
形成するもので、溝を形成するための深絞り時に開口部
側の端部を絞らずに中間軸に平行する円形のフランジ部
に形成し、このフランジ部にベローズ式ブーツの一方の
端部を嵌め合わして、締付用のブーツリングで固定する
ように構成されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の等速ジョイントにおけるブーツ取付構造では、外
側継手部材のフランジ部が深絞りのために使用される薄
板の厚さを利用して成形されるものであるために、ブー
ツの一端を封止状態に固定するための受容座部として十
分なシール幅と共に剛性を確保するように形成すること
が難しい。そのため、作動角を伴う回転によってブーツ
に繰返しの伸縮を伴う変形動作が作用すると、ブーツの
端部が受容座部であるフランジ部から抜け出し易く、ま
た、シール性が十分でないという問題があった。
来例の等速ジョイントにおけるブーツ取付構造では、外
側継手部材のフランジ部が深絞りのために使用される薄
板の厚さを利用して成形されるものであるために、ブー
ツの一端を封止状態に固定するための受容座部として十
分なシール幅と共に剛性を確保するように形成すること
が難しい。そのため、作動角を伴う回転によってブーツ
に繰返しの伸縮を伴う変形動作が作用すると、ブーツの
端部が受容座部であるフランジ部から抜け出し易く、ま
た、シール性が十分でないという問題があった。
【０００５】さらにまた、上記特開平６−１０９５７号
公報の従来例に図３〜図５として開示されている実施例
では、外部継手部材１の開口部側にフランジ部５に沿っ
て補強用のリング２２が設けられているが、部品点数が
増えるばかりでなくシール性の点からも好ましくない。
公報の従来例に図３〜図５として開示されている実施例
では、外部継手部材１の開口部側にフランジ部５に沿っ
て補強用のリング２２が設けられているが、部品点数が
増えるばかりでなくシール性の点からも好ましくない。
【０００６】本発明の目的は、このような従来の問題に
着目し、その解決を図るべく、外側継手部材が深絞りに
より成形されるものであって、その開口部側近傍にブー
ツの一端を嵌め合わせることにより十分な封入状態が保
てると共に強固にブーツ端部を締結保持することのでき
る構造を有する等速ジョイントを提供することにある。
着目し、その解決を図るべく、外側継手部材が深絞りに
より成形されるものであって、その開口部側近傍にブー
ツの一端を嵌め合わせることにより十分な封入状態が保
てると共に強固にブーツ端部を締結保持することのでき
る構造を有する等速ジョイントを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の第１の形態は、鋼板の深絞りにより球体
転動用の溝と共に一体成形して絞られた側を回転軸に固
定し、開口側端部近傍に前記溝に供給する潤滑剤封止の
ための弾性体による中空のブーツの締着部が締結される
外側継手部材を有する等速ジョイントにおいて、前記外
側継手部材の開口側端部近傍の周方向に半径方向に向け
て絞り込まれたアンダーカット部を設け、前記ブーツの
締着部内周面を前記アンダーカット部に密接させると共
に該締着部外周面を前記回転軸と同心の筒状面となして
該筒状面に締結用のブーツバンドを装着させるようにし
たことを特徴とするものである。
めに、本発明の第１の形態は、鋼板の深絞りにより球体
転動用の溝と共に一体成形して絞られた側を回転軸に固
定し、開口側端部近傍に前記溝に供給する潤滑剤封止の
ための弾性体による中空のブーツの締着部が締結される
外側継手部材を有する等速ジョイントにおいて、前記外
側継手部材の開口側端部近傍の周方向に半径方向に向け
て絞り込まれたアンダーカット部を設け、前記ブーツの
締着部内周面を前記アンダーカット部に密接させると共
に該締着部外周面を前記回転軸と同心の筒状面となして
該筒状面に締結用のブーツバンドを装着させるようにし
たことを特徴とするものである。
【０００８】また、本発明の第２の形態は、鋼板の深絞
りにより球体転動用の溝と共に一体成形して絞られた側
を回転軸に固定し、開口側端部近傍に前記溝に供給する
潤滑剤封止のための弾性体による中空のブーツの締着部
が締結される外側継手部材を有する等速ジョイントにお
いて、前記外側継手部材の開口側端部近傍に周方向に半
径方向に向けて絞り込まれたアンダーカット部を形成
し、該ブーツの締着部の外周および外側継手部材の外周
面に沿って内周面が密着する弾性体の環状締付体を嵌合
させるようになし、該環状締付体の外周面を前記回転軸
と同心の筒状面となして、該筒状面に締結用のブーツバ
ンドを装着するようにしたことを特徴とするものであ
る。
りにより球体転動用の溝と共に一体成形して絞られた側
を回転軸に固定し、開口側端部近傍に前記溝に供給する
潤滑剤封止のための弾性体による中空のブーツの締着部
が締結される外側継手部材を有する等速ジョイントにお
いて、前記外側継手部材の開口側端部近傍に周方向に半
径方向に向けて絞り込まれたアンダーカット部を形成
し、該ブーツの締着部の外周および外側継手部材の外周
面に沿って内周面が密着する弾性体の環状締付体を嵌合
させるようになし、該環状締付体の外周面を前記回転軸
と同心の筒状面となして、該筒状面に締結用のブーツバ
ンドを装着するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【０００９】さらにまた、本発明の第３の形態は、鋼板
の深絞りにより球体転動用の溝と共に一体成形して絞ら
れた側を回転軸に固定し、開口側端部近傍に前記溝に供
給する潤滑剤封止ための弾性体による中空のブーツの締
着部が締結される外側継手部材を有する等速ジョイント
において、前記外側継手部材の前記開口部から外側逆方
向に折り返された前記回転軸と同心の筒状をなす折返し
部を有し、該折返し部の外周面に前記ブーツの締着部を
嵌め合わせた上、該ブーツの締着部外周面に締結用ブー
ツバンドを装着するようにしたことを特徴とするもので
ある。
の深絞りにより球体転動用の溝と共に一体成形して絞ら
れた側を回転軸に固定し、開口側端部近傍に前記溝に供
給する潤滑剤封止ための弾性体による中空のブーツの締
着部が締結される外側継手部材を有する等速ジョイント
において、前記外側継手部材の前記開口部から外側逆方
向に折り返された前記回転軸と同心の筒状をなす折返し
部を有し、該折返し部の外周面に前記ブーツの締着部を
嵌め合わせた上、該ブーツの締着部外周面に締結用ブー
ツバンドを装着するようにしたことを特徴とするもので
ある。
【００１０】本発明の形態によれば、外側継手部材の開
口側端部近傍に設けたアンダーカット部にブーツの締着
部を嵌め合わせて締結するので、ブーツ締着部がアンダ
ーカット部をＶ型形状としたことにより抜け出しが防止
され、また剛性が高められると共に潤滑剤の外部への漏
れおよび塵埃の内部への侵入を防止することができる。
口側端部近傍に設けたアンダーカット部にブーツの締着
部を嵌め合わせて締結するので、ブーツ締着部がアンダ
ーカット部をＶ型形状としたことにより抜け出しが防止
され、また剛性が高められると共に潤滑剤の外部への漏
れおよび塵埃の内部への侵入を防止することができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下に、図面に基づいて本発明の
実施例を詳細かつ具体的に説明する。
実施例を詳細かつ具体的に説明する。
【００１２】図１は本発明の第１の形態の特徴を最も良
く表わす第１実施例による構成例を示す。図１の（Ａ）
で、１は本発明にかかる等速ジョイント、２は等速ジョ
イント１の外側継手部材、３はその内側継手部材（イン
ナレース）、４は外側継手部材２とインナレース３との
間で球体５を２等分面上に保持するボールケージであ
る。６はインナレース３にその端部６Ａがスプライン嵌
合された駆動軸、７は外側継手部材２がその端部７Ａに
固定されている従動軸（回転軸）、８は外側継手部材２
の開放端部側と駆動軸６の小径部６Ｂとの間に跨って設
けられた弾性体のベローズ式ブーツである。
く表わす第１実施例による構成例を示す。図１の（Ａ）
で、１は本発明にかかる等速ジョイント、２は等速ジョ
イント１の外側継手部材、３はその内側継手部材（イン
ナレース）、４は外側継手部材２とインナレース３との
間で球体５を２等分面上に保持するボールケージであ
る。６はインナレース３にその端部６Ａがスプライン嵌
合された駆動軸、７は外側継手部材２がその端部７Ａに
固定されている従動軸（回転軸）、８は外側継手部材２
の開放端部側と駆動軸６の小径部６Ｂとの間に跨って設
けられた弾性体のベローズ式ブーツである。
【００１３】本例による外側継手部材２は、インナレー
ス３との間に球体５を軸（６，７）方向に転動自在に保
持する保持溝９Ａを形成するのに鋼板の塑性変形を利用
した絞り加工が用いられる。その際、外側継手部材２の
外開き気味に形成される開口部２Ａの手前で図１の
（Ａ）に示すように半径方向に絞り込まれ、その断面が
ほぼＶ字形をなす大小のアンダーカット部２Ｂおよび２
Ｃ（絞り込み部）が同時形成される。なお、９Ｂはイン
ナレース３の上記保持溝９Ａと対向する位置に設けられ
ている球体５用の保持溝（以下ではインナレース側保持
溝という）である。
ス３との間に球体５を軸（６，７）方向に転動自在に保
持する保持溝９Ａを形成するのに鋼板の塑性変形を利用
した絞り加工が用いられる。その際、外側継手部材２の
外開き気味に形成される開口部２Ａの手前で図１の
（Ａ）に示すように半径方向に絞り込まれ、その断面が
ほぼＶ字形をなす大小のアンダーカット部２Ｂおよび２
Ｃ（絞り込み部）が同時形成される。なお、９Ｂはイン
ナレース３の上記保持溝９Ａと対向する位置に設けられ
ている球体５用の保持溝（以下ではインナレース側保持
溝という）である。
【００１４】本例は、上述のようにして設けられ、その
断面がほぼＶ字形をなし、従来例によるアンダーカット
無しの場合に比して回転方向の撓みに十分強度が高めら
れた絞り込み部２Ｂ，２Ｃ近傍にブーツ８の一端を固定
するもので、以下で、外側継手取付部材２の絞り込み部
２Ｂおよび２Ｃを含むブーツ固定部をそれぞれ１０Ｂお
よび１０Ｃと呼ぶこととする。８Ｂおよび８Ｃはブーツ
固定部１０Ｂおよび１０Ｃにブーツ８を固定するために
設けられたブーツ８の端部締着部（以下では単にブーツ
締着部という）であり、ブーツ８のこれら締着部８Ｂ，
８Ｃの外周面８Ｄは図１の（Ａ），（Ｂ）に示すように
円筒状に形成されると共に、ブーツ締着部８Ｂ，８Ｃの
半径方向の厚さは互いに異なっており、かつ、各ブーツ
締着部８Ｂ，８Ｃは共にその取付状態で図１の（Ａ）に
示すように部材２のそれぞれの絞り込み部２Ｂ，２Ｃに
密着状態に保たれる。
断面がほぼＶ字形をなし、従来例によるアンダーカット
無しの場合に比して回転方向の撓みに十分強度が高めら
れた絞り込み部２Ｂ，２Ｃ近傍にブーツ８の一端を固定
するもので、以下で、外側継手取付部材２の絞り込み部
２Ｂおよび２Ｃを含むブーツ固定部をそれぞれ１０Ｂお
よび１０Ｃと呼ぶこととする。８Ｂおよび８Ｃはブーツ
固定部１０Ｂおよび１０Ｃにブーツ８を固定するために
設けられたブーツ８の端部締着部（以下では単にブーツ
締着部という）であり、ブーツ８のこれら締着部８Ｂ，
８Ｃの外周面８Ｄは図１の（Ａ），（Ｂ）に示すように
円筒状に形成されると共に、ブーツ締着部８Ｂ，８Ｃの
半径方向の厚さは互いに異なっており、かつ、各ブーツ
締着部８Ｂ，８Ｃは共にその取付状態で図１の（Ａ）に
示すように部材２のそれぞれの絞り込み部２Ｂ，２Ｃに
密着状態に保たれる。
【００１５】また、８Ｅは駆動軸６の小径部６Ｂに液密
に固定されるブーツ８の駆動軸締着部、１１および１２
はブーツ８の外側継手部材２側取付外周面８Ｄおよび駆
動軸側締着部８Ｅにそれぞれ締着されるブーツバンドで
ある。
に固定されるブーツ８の駆動軸締着部、１１および１２
はブーツ８の外側継手部材２側取付外周面８Ｄおよび駆
動軸側締着部８Ｅにそれぞれ締着されるブーツバンドで
ある。
【００１６】本実施例によれば、駆動軸６と回転軸７と
が継手交差中心２０でどのような作動角に保たれようと
も駆動軸６から回転軸７に等速で回転トルクを伝達す
る。そして、双方の軸の回転に伴い、ブーツ８が作動角
にならって変形するが、ブーツ８の締着部８Ｂ，８Ｃを
外側継手部材２の固定部１０Ｂ，１０Ｃに取付ける際、
締着部８Ｂ，８Ｃが外側継手部材２の開口部２Ａの端部
周りに形成された凸部２Ｄ，２Ｅをそれぞれブーツ８の
有する弾性を利用して乗越える形で嵌め合わされた上、
ブーツバンド１１によって固定されるので、ブーツ８が
外側継手部材２から抜け落ちる心配がない。また、ブー
ツ８の締着部８Ｂ，８Ｃが共に十分な肉厚を保ちつつし
かも外側継手部材２のブーツ固定部１０Ｂ，１０Ｃに合
わせた形で密着締結されるので、潤滑剤の外部漏れや外
部からの塵埃等の侵入が防止されると共にこれらの締着
部８Ｂ，８Ｃに破損が生じることもない。
が継手交差中心２０でどのような作動角に保たれようと
も駆動軸６から回転軸７に等速で回転トルクを伝達す
る。そして、双方の軸の回転に伴い、ブーツ８が作動角
にならって変形するが、ブーツ８の締着部８Ｂ，８Ｃを
外側継手部材２の固定部１０Ｂ，１０Ｃに取付ける際、
締着部８Ｂ，８Ｃが外側継手部材２の開口部２Ａの端部
周りに形成された凸部２Ｄ，２Ｅをそれぞれブーツ８の
有する弾性を利用して乗越える形で嵌め合わされた上、
ブーツバンド１１によって固定されるので、ブーツ８が
外側継手部材２から抜け落ちる心配がない。また、ブー
ツ８の締着部８Ｂ，８Ｃが共に十分な肉厚を保ちつつし
かも外側継手部材２のブーツ固定部１０Ｂ，１０Ｃに合
わせた形で密着締結されるので、潤滑剤の外部漏れや外
部からの塵埃等の侵入が防止されると共にこれらの締着
部８Ｂ，８Ｃに破損が生じることもない。
【００１７】続いて図２および図３により本発明の第２
の形態の特徴を最も良く表わす第２実施例の構成につい
て説明する。
の形態の特徴を最も良く表わす第２実施例の構成につい
て説明する。
【００１８】第１実施例ではブーツ８の材質を単に弾性
体と述べたが、近年ではベローズ式に形成されるブーツ
の肉厚をできるだけ薄くして、しかも強度的には同等に
保たれるようにするために樹脂系の弾性体が使用されつ
つある。すなわち、ブーツ８全体の肉厚を薄くすること
によって屈曲時に発生し易い蛇腹同士の干渉を防止し、
耐摩耗性の向上を図るようにしている。このような場
合、図１に示したようにブーツ８の締着部８Ｂ，８Ｃを
肉厚にすると、その部分剛性が高くなり、これらの締着
部８Ｂ，８Ｃを外側継手部材２のブーツ固定部１０Ｂ，
１０Ｃに取付ける際、部材開口部２Ａ周りの凸部２Ｄ，
２Ｅを乗越えなければならず、大きく伸縮させることが
難しい。また、樹脂系材料ではシール性も良くなくな
る。
体と述べたが、近年ではベローズ式に形成されるブーツ
の肉厚をできるだけ薄くして、しかも強度的には同等に
保たれるようにするために樹脂系の弾性体が使用されつ
つある。すなわち、ブーツ８全体の肉厚を薄くすること
によって屈曲時に発生し易い蛇腹同士の干渉を防止し、
耐摩耗性の向上を図るようにしている。このような場
合、図１に示したようにブーツ８の締着部８Ｂ，８Ｃを
肉厚にすると、その部分剛性が高くなり、これらの締着
部８Ｂ，８Ｃを外側継手部材２のブーツ固定部１０Ｂ，
１０Ｃに取付ける際、部材開口部２Ａ周りの凸部２Ｄ，
２Ｅを乗越えなければならず、大きく伸縮させることが
難しい。また、樹脂系材料ではシール性も良くなくな
る。
【００１９】そこで、本実施例では、かかる場合に好適
なようにブーツ８の外側継手部材２への締着部分に同じ
く弾性体からなる締付用の環状をなす締付部材３０を従
動軸７側から外側継手部材２に沿わせて嵌め込み、ブー
ツ８の締着部８Ｂ，８Ｃに締付部材３０を重ね合わせる
ようにする。かくして、締着部８Ｂおよび８Ｃの形状に
合わせるべく締付部材３０の内周面３０Ａ（図３の
（Ｃ）参照）に沿って内側に突設した楔部３０Ｂおよび
３０Ｃを上記の締着部８Ｂおよび８Ｃ、さらに外側継手
部材の外周面２′に密着させた状態とする。そして、締
付部材３０の円筒状に形成した外周面３０Ｄにブーツバ
ンド１１を取付け、締付部材３０を介してブーツ締着部
８Ｂ，８Ｃを外側継手部材２のブーツ固定部１０Ｂ，１
０Ｃに締着させることができる。
なようにブーツ８の外側継手部材２への締着部分に同じ
く弾性体からなる締付用の環状をなす締付部材３０を従
動軸７側から外側継手部材２に沿わせて嵌め込み、ブー
ツ８の締着部８Ｂ，８Ｃに締付部材３０を重ね合わせる
ようにする。かくして、締着部８Ｂおよび８Ｃの形状に
合わせるべく締付部材３０の内周面３０Ａ（図３の
（Ｃ）参照）に沿って内側に突設した楔部３０Ｂおよび
３０Ｃを上記の締着部８Ｂおよび８Ｃ、さらに外側継手
部材の外周面２′に密着させた状態とする。そして、締
付部材３０の円筒状に形成した外周面３０Ｄにブーツバ
ンド１１を取付け、締付部材３０を介してブーツ締着部
８Ｂ，８Ｃを外側継手部材２のブーツ固定部１０Ｂ，１
０Ｃに締着させることができる。
【００２０】本実施例によればブーツ８を樹脂系材料に
よって薄肉に形成した場合でもその締着部８Ｂ，８Ｃを
厚肉にすることなく、従って外側継手部材２の凸部２
Ｄ，２Ｅを容易に乗越えさせてその固定部１０Ｂ，１０
Ｃに導くことができる。そこで、回転軸７側から環状の
弾性締付部材３０を図２に示すようにブーツ締着部８
Ｂ，８Ｃに重ね合わすようになして部材３０の外周面３
０Ｄにブーツバンド１１を取付け、締付ければよい。こ
のように取付けられたブーツ８は締付部材３０が外側継
手部材２の絞り込み部２Ｂ，２Ｃの形状と相俟って楔効
果を斉すので、薄肉の締着部８Ｂ，８Ｃの保護的な作用
を含め、薄肉ブーツに拘らず外側継手部材２から抜け出
したりするのを防止することができる。なお、ブーツ８
の駆動軸６側への固定については、第１実施例と変わら
ないのでその説明は省略する。上記第１，第２実施例で
はブーツが絞り込み部に嵌め合うためにブーツ締付部の
外径寸法を抑えられ、ジョイントが大型化することはな
い。
よって薄肉に形成した場合でもその締着部８Ｂ，８Ｃを
厚肉にすることなく、従って外側継手部材２の凸部２
Ｄ，２Ｅを容易に乗越えさせてその固定部１０Ｂ，１０
Ｃに導くことができる。そこで、回転軸７側から環状の
弾性締付部材３０を図２に示すようにブーツ締着部８
Ｂ，８Ｃに重ね合わすようになして部材３０の外周面３
０Ｄにブーツバンド１１を取付け、締付ければよい。こ
のように取付けられたブーツ８は締付部材３０が外側継
手部材２の絞り込み部２Ｂ，２Ｃの形状と相俟って楔効
果を斉すので、薄肉の締着部８Ｂ，８Ｃの保護的な作用
を含め、薄肉ブーツに拘らず外側継手部材２から抜け出
したりするのを防止することができる。なお、ブーツ８
の駆動軸６側への固定については、第１実施例と変わら
ないのでその説明は省略する。上記第１，第２実施例で
はブーツが絞り込み部に嵌め合うためにブーツ締付部の
外径寸法を抑えられ、ジョイントが大型化することはな
い。
【００２１】次に、図４により本発明の第３の形態の特
徴を最も良く表わす第３実施例について説明する。
徴を最も良く表わす第３実施例について説明する。
【００２２】本実施例は外側継手部材のアンダーカット
を有する開口部２Ａ側のブーツ取付け部に十分の強度と
共に軸方向の幅を持たせるようにしたものである。すな
わち、本実施例による外側継手部材２はその開口部２Ａ
側の周囲部が全周にわたり従動軸７側に外側へ折返す形
で成形される。２Ｆはその折返し部であり、折返し部２
Ｆの外周面は円筒状に成形されていて、その外周面にブ
ーツ８の均一厚さの筒状締着部８Ｋを取付けるための固
定部１０が形成されている。
を有する開口部２Ａ側のブーツ取付け部に十分の強度と
共に軸方向の幅を持たせるようにしたものである。すな
わち、本実施例による外側継手部材２はその開口部２Ａ
側の周囲部が全周にわたり従動軸７側に外側へ折返す形
で成形される。２Ｆはその折返し部であり、折返し部２
Ｆの外周面は円筒状に成形されていて、その外周面にブ
ーツ８の均一厚さの筒状締着部８Ｋを取付けるための固
定部１０が形成されている。
【００２３】このような構成になるブーツ取付構造にお
いては、折返し部２Ｆ近傍の強度が絞り込み部２Ｂ，２
Ｃおよび開口部２Ａ周りの折返し成形によって特に外側
継手部材の回転方向の撓みに対し十分な剛性を保つ。ま
た、外側継手部材２のブーツ固定部１０に十分な幅のブ
ーツバンド１１締付用浅溝１０Ａを形成するだけでブー
ツ８の筒状締着部８Ｋを抜け出しや密封性を損うことな
く確実に締結することができる。なお、本例では外側継
手部材２の折返し部２Ｆとブーツの蛇腹部分との間に遊
び８Ｆを形成すると共に遊び８Ｆに続くブーツの蛇腹内
面８Ｇを滑らかな曲面で形成される開口部２Ａ周面に沿
わせるようにしてブーツ８の繰返し変形時にこの部分に
無理な作用力がかかったり摩耗するのを防止している。
本実施例による等速ジョイント１としての動作はこれ迄
に述べてきた例と変わることがないのでその説明は省略
する。
いては、折返し部２Ｆ近傍の強度が絞り込み部２Ｂ，２
Ｃおよび開口部２Ａ周りの折返し成形によって特に外側
継手部材の回転方向の撓みに対し十分な剛性を保つ。ま
た、外側継手部材２のブーツ固定部１０に十分な幅のブ
ーツバンド１１締付用浅溝１０Ａを形成するだけでブー
ツ８の筒状締着部８Ｋを抜け出しや密封性を損うことな
く確実に締結することができる。なお、本例では外側継
手部材２の折返し部２Ｆとブーツの蛇腹部分との間に遊
び８Ｆを形成すると共に遊び８Ｆに続くブーツの蛇腹内
面８Ｇを滑らかな曲面で形成される開口部２Ａ周面に沿
わせるようにしてブーツ８の繰返し変形時にこの部分に
無理な作用力がかかったり摩耗するのを防止している。
本実施例による等速ジョイント１としての動作はこれ迄
に述べてきた例と変わることがないのでその説明は省略
する。
【００２４】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の第１
の形態によれば、鋼板の深絞りにより球体転動用の溝と
共に一体成形して絞られた側を回転軸に固定し、開口側
端部近傍に前記溝に供給する潤滑剤封止のための弾性体
による中空のブーツの締着部が締結される外側継手部材
を有する等速ジョイントにおいて、前記外側継手部材の
開口側端部近傍の周方向に半径方向に向けて絞り込まれ
たアンダーカット部を設け、前記ブーツの締着部内周面
を前記アンダーカット部に密接させると共に該締着部外
周面を前記回転軸と同心の筒状面となして該筒状面に締
結用のブーツバンドを装着させるようにしたので、絞り
込み部（アンダーカット部）を利用してブーツの締着部
が抜け出したり軸方向にずれることなく固定され、ま
た、確実なシール性を保たせることができる。
の形態によれば、鋼板の深絞りにより球体転動用の溝と
共に一体成形して絞られた側を回転軸に固定し、開口側
端部近傍に前記溝に供給する潤滑剤封止のための弾性体
による中空のブーツの締着部が締結される外側継手部材
を有する等速ジョイントにおいて、前記外側継手部材の
開口側端部近傍の周方向に半径方向に向けて絞り込まれ
たアンダーカット部を設け、前記ブーツの締着部内周面
を前記アンダーカット部に密接させると共に該締着部外
周面を前記回転軸と同心の筒状面となして該筒状面に締
結用のブーツバンドを装着させるようにしたので、絞り
込み部（アンダーカット部）を利用してブーツの締着部
が抜け出したり軸方向にずれることなく固定され、ま
た、確実なシール性を保たせることができる。
【００２５】また、本発明の第２の形態によれば、外側
継手部材の開口側端部近傍の周方向に半径方向に向けて
絞り込まれたアンダーカット部を設け、前記蛇腹式ブー
ツの締着部内周面を前記アンダーカット部に密接させる
と共に該締着部外周面を前記回転軸と同心の筒状面とな
して該筒状面に締結用のブーツバンドを装着させるよう
にしたので、ブーツの外側継手部材への締着部をあとの
ブーツ部とほぼ同じ厚さに形成することができ、しかも
環状締付部材による楔効果を利用してブーツの締着部の
抜け出しや軸方向へのずれが防止され、確実なシール性
を保たせることができる。従って、薄肉化が要求される
ブーツに特に好適なブーツ取付構造を有する等速ジョイ
ントを提供することができる。
継手部材の開口側端部近傍の周方向に半径方向に向けて
絞り込まれたアンダーカット部を設け、前記蛇腹式ブー
ツの締着部内周面を前記アンダーカット部に密接させる
と共に該締着部外周面を前記回転軸と同心の筒状面とな
して該筒状面に締結用のブーツバンドを装着させるよう
にしたので、ブーツの外側継手部材への締着部をあとの
ブーツ部とほぼ同じ厚さに形成することができ、しかも
環状締付部材による楔効果を利用してブーツの締着部の
抜け出しや軸方向へのずれが防止され、確実なシール性
を保たせることができる。従って、薄肉化が要求される
ブーツに特に好適なブーツ取付構造を有する等速ジョイ
ントを提供することができる。
【００２６】さらにまた、本発明の第３の形態によれ
ば、前記開口部から外側逆方向に折り返された前記従動
軸と同心の筒状をなす折返し部を有し、該折返し部の外
周面に前記ブーツの締着部を嵌め合わせた上、該ブーツ
の締着部外周面に締結用ブーツバンドを装着するように
したので、外側継手部材のブーツ固定部に十分な剛性を
保たせることができる。また、折返し部の外周部に形成
したブーツ固定部の軸方向寸法を十分に確保でき、ブー
ツを容易に嵌め易くしてブーツがその締着部近傍で摩耗
したり上記固定部からブーツの締着部が抜け出したりす
ることなく、少ない部品点数で、作業性が良く廉価で得
られるブーツ取付構造の等速ジョイントを提供すること
ができる。
ば、前記開口部から外側逆方向に折り返された前記従動
軸と同心の筒状をなす折返し部を有し、該折返し部の外
周面に前記ブーツの締着部を嵌め合わせた上、該ブーツ
の締着部外周面に締結用ブーツバンドを装着するように
したので、外側継手部材のブーツ固定部に十分な剛性を
保たせることができる。また、折返し部の外周部に形成
したブーツ固定部の軸方向寸法を十分に確保でき、ブー
ツを容易に嵌め易くしてブーツがその締着部近傍で摩耗
したり上記固定部からブーツの締着部が抜け出したりす
ることなく、少ない部品点数で、作業性が良く廉価で得
られるブーツ取付構造の等速ジョイントを提供すること
ができる。
【図１】本発明の第１の形態による構成を縦断面図
（Ａ）および（Ａ）のＸ方向からの矢視図（Ｂ）によっ
て示す説明図である。
（Ａ）および（Ａ）のＸ方向からの矢視図（Ｂ）によっ
て示す説明図である。
【図２】本発明の第２の形態による構成を示す縦断面図
である。
である。
【図３】図２に示す構成を締付部材装着前の状態でＸ方
向から見た矢視図（Ａ）、外側継手部材の同方向から見
た矢視図（Ｂ）締付部材の同方向から見た矢視図（Ｃ）
によって示す説明図である。
向から見た矢視図（Ａ）、外側継手部材の同方向から見
た矢視図（Ｂ）締付部材の同方向から見た矢視図（Ｃ）
によって示す説明図である。
【図４】本発明の第３の形態による構成を縦断面図
（Ａ）および（Ａ）のＸ方向からの矢視図（Ｂ）によっ
て示す説明図である。
（Ａ）および（Ａ）のＸ方向からの矢視図（Ｂ）によっ
て示す説明図である。
１ 等速ジョイント ２ 外側継手部材 ２Ａ 開口部 ２Ｂ，２Ｃ アンダーカット部（絞り込み部） ２Ｄ，２Ｅ 凸部 ２Ｆ 折返し部 ３ 内側継手部材（インナレース） ４ ボールケージ ５ 球体 ６ 駆動軸 ６Ａ，７Ａ 端部 ６Ｂ 小径部 ７ 従動軸（回転軸） ８ ブーツ ８Ｂ，８Ｃ 締着部 ８Ｅ 締着部 ８Ｆ 遊び ８Ｇ 蛇腹内面 ８Ｋ 筒状締着部 ９Ａ，９Ｂ 保持溝 １０，１０Ｂ，１０Ｃ 固定部 １０Ａ 浅溝 １１，１２ ブーツバンド ２０ 継手交差中心 ３０ （環状）締付部材 ３０Ａ 内周面 ３０Ｂ，３０Ｃ 楔部 ３０Ｄ 外周面
Claims (3)
- 【請求項１】 鋼板の深絞りにより球体転動用の溝と共
に一体成形して絞られた側を回転軸に固定し、開口側端
部近傍に前記溝に供給する潤滑剤封止のための弾性体に
よる中空のブーツの締着部が締結される外側継手部材を
有する等速ジョイントにおいて、 前記外側継手部材の開口側端部近傍の周方向に半径方向
に向けて絞り込まれたアンダーカット部を設け、前記ブ
ーツの締着部内周面を前記アンダーカット部に密接させ
ると共に該締着部外周面を前記回転軸と同心の筒状面と
なして該筒状面に締結用のブーツバンドを装着させるよ
うにしたことを特徴とする等速ジョイント。 - 【請求項２】 鋼板の深絞りにより球体転動用の溝と共
に一体成形して絞られた側を回転軸に固定し、開口側端
部近傍に前記溝に供給する潤滑剤封止のための弾性体に
よる中空のブーツの締着部が締結される外側継手部材を
有する等速ジョイントにおいて、 前記外側継手部材の開口側端部近傍に周方向に半径方向
に向けて絞り込まれたアンダーカット部を形成し、該ブ
ーツの締着部の外周および外側継手部材の外周面に沿っ
て内周面が密着する弾性体の環状締付体を嵌合させるよ
うになし、該環状締付体の外周面を前記回転軸と同心の
筒状面となして、該筒状面に締結用のブーツバンドを装
着するようにしたことを特徴とする等速ジョイント。 - 【請求項３】 鋼板の深絞りにより球体転動用の溝と共
に一体成形して絞られた側を回転軸に固定し、開口側端
部近傍に前記溝に供給する潤滑剤封止のための弾性体に
よる中空のブーツの締着部が締結される外側継手部材を
有する等速ジョイントにおいて、 前記外側継手部材の前記開口部から外側逆方向に折り返
された前記回転軸と同心の筒状をなす折返し部を有し、
該折返し部の外周面に前記ブーツの締着部を嵌め合わせ
た上、該ブーツの締着部外周面に締結用ブーツバンドを
装着するようにしたことを特徴とする等速ジョイント。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20968995A JPH0953647A (ja) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | 等速ジョイント |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20968995A JPH0953647A (ja) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | 等速ジョイント |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0953647A true JPH0953647A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16577005
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20968995A Pending JPH0953647A (ja) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | 等速ジョイント |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0953647A (ja) |
-
1995
- 1995-08-17 JP JP20968995A patent/JPH0953647A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS6211235B2 (ja) | ||
| JP2003113858A (ja) | 等速ジョイント用ブーツ | |
| JP2000291675A (ja) | 等速継手と受容部材との組立体 | |
| JP4189648B2 (ja) | 等速ジョイント用ブーツ | |
| WO2007023803A1 (ja) | 等速自在継手用フレキシブルブーツ | |
| JPH0738808U (ja) | ブーツ | |
| JP2003329057A (ja) | 樹脂製ジョイントブーツ | |
| JPH0953647A (ja) | 等速ジョイント | |
| JP2008309223A (ja) | トリポード型等速自在継手用ブーツ | |
| JP4258329B2 (ja) | 自在継手用ブーツ | |
| JPH06185532A (ja) | 機械軸継手用ブーツ | |
| JP2572621Y2 (ja) | 自動車のプロペラシャフト用等速ジョイントのブーツ | |
| WO2007043372A1 (ja) | 自在継手用ブーツ | |
| JP2017053446A (ja) | 等速自在継手用ブーツ | |
| JP2640320B2 (ja) | 転がり軸受の密閉シール | |
| JP2004169726A (ja) | 等速ジョイント用ブーツと取付具 | |
| JP2004108435A (ja) | ブーツ | |
| JP2566324Y2 (ja) | プロペラシャフト用等速ジョイントのブーツ | |
| JP6899299B2 (ja) | ダストカバー | |
| JP2000130598A (ja) | ステアリングシャフトのダストシール構造 | |
| KR101942544B1 (ko) | 차량용 트라이포드타입 등속조인트 | |
| JP3550434B2 (ja) | 樹脂製ｃｖｊブーツ | |
| JP3662050B2 (ja) | プロペラシャフト用等速自在継手のシール構造 | |
| JP2007064407A (ja) | 等速自在継手用ブーツ | |
| JPH10299789A (ja) | 等速ジョイント用フレキシブルブーツ |