JPH0952513A - 自動車用空気調和装置のドア構造 - Google Patents
自動車用空気調和装置のドア構造Info
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- JPH0952513A JPH0952513A JP20601595A JP20601595A JPH0952513A JP H0952513 A JPH0952513 A JP H0952513A JP 20601595 A JP20601595 A JP 20601595A JP 20601595 A JP20601595 A JP 20601595A JP H0952513 A JPH0952513 A JP H0952513A
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- air
- door
- air passage
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 多機能制御が可能で、しかも装置全体のコン
パクト化が可能な、作動効率のよい「自動車用空気調和
装置のドア構造」を提供すること。 【解決手段】 風路Fの一部若しくは全部を封止するよ
うに設けられた伸縮性のある膜体33の両端と、該両端
の間とを支持する支持シャフト34を取付け、該支持シ
ャフト34を駆動手段32により移動させ、前記膜体3
3を伸縮乃至回動させるようにしたことを特徴とする。
パクト化が可能な、作動効率のよい「自動車用空気調和
装置のドア構造」を提供すること。 【解決手段】 風路Fの一部若しくは全部を封止するよ
うに設けられた伸縮性のある膜体33の両端と、該両端
の間とを支持する支持シャフト34を取付け、該支持シ
ャフト34を駆動手段32により移動させ、前記膜体3
3を伸縮乃至回動させるようにしたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用空気調和
装置の風路内を流通する空気流の流れを制御するドアの
構造に関する。
装置の風路内を流通する空気流の流れを制御するドアの
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用空気調和装置は、図6
に示すように、上流側から、インテークユニット1、ク
ーラユニット2、ヒータユニット3の順に各ユニットが
接続されており、インテークユニット1では、インテー
クドア4が選択した室外側空気取入口5又は室内側空気
取入口6から取り入れられた空気をファン7によってク
ーラユニット2に送風するようになっている。
に示すように、上流側から、インテークユニット1、ク
ーラユニット2、ヒータユニット3の順に各ユニットが
接続されており、インテークユニット1では、インテー
クドア4が選択した室外側空気取入口5又は室内側空気
取入口6から取り入れられた空気をファン7によってク
ーラユニット2に送風するようになっている。
【0003】クーラユニット2には、エンジンルーム内
に設けられた冷房サイクルに接続され、流下した空気と
の間で熱交換を行うことにより当該空気を冷却するエバ
ポレータ8が設けられており、エアコンのスイッチがオ
ンされて冷房サイクルが作動している場合には、インテ
ークユニット1から流下した空気は、エバポレータ8に
よって冷却され、エアコンのスイッチがオフとなって冷
房サイクルが停止している場合は、インテークユニット
1から流下した空気は、エバポレータ8をそのまま通過
してヒータユニット3に送風される。なお、図5中の符
号「8a」は、フィルタである。
に設けられた冷房サイクルに接続され、流下した空気と
の間で熱交換を行うことにより当該空気を冷却するエバ
ポレータ8が設けられており、エアコンのスイッチがオ
ンされて冷房サイクルが作動している場合には、インテ
ークユニット1から流下した空気は、エバポレータ8に
よって冷却され、エアコンのスイッチがオフとなって冷
房サイクルが停止している場合は、インテークユニット
1から流下した空気は、エバポレータ8をそのまま通過
してヒータユニット3に送風される。なお、図5中の符
号「8a」は、フィルタである。
【0004】ヒータユニット3では、エンジン冷却水が
循環するヒータコア9が設けられ、このヒータコア9を
通過する空気通路10と、ヒータコア9を迂回するバイ
パス通路11とが形成され、これら両通路10,11を
通過する空気量の比を、ヒータコア9の前面に設けられ
たミックスドア12によって制御している。この両通路
10,11を通過する空気量の比率を調節することによ
り、ヒータコア9により加熱された温風と、バイパス通
路11を流過した冷風がヒータコア9の下流側に形成さ
れたミックスチャンバ13内でミックスされ、吹出し空
気の温度が調節されるようになっている。
循環するヒータコア9が設けられ、このヒータコア9を
通過する空気通路10と、ヒータコア9を迂回するバイ
パス通路11とが形成され、これら両通路10,11を
通過する空気量の比を、ヒータコア9の前面に設けられ
たミックスドア12によって制御している。この両通路
10,11を通過する空気量の比率を調節することによ
り、ヒータコア9により加熱された温風と、バイパス通
路11を流過した冷風がヒータコア9の下流側に形成さ
れたミックスチャンバ13内でミックスされ、吹出し空
気の温度が調節されるようになっている。
【0005】このミックスチャンバ13には、主に温風
を乗員の足下に吹き出すためのフット口14が形成さ
れ、ここに設けられたフットドア15を開閉することに
よりフット口14から直接あるいは短いダクトを介して
乗員の足下に温風が吹き出されるようになっている。ま
た、ミックスチャンバ13には、主に冷風などの調和空
気を乗員の上半身に向けて配風するベント口15、フロ
ントガラス等に向けて配風するデフロスト口16も形成
されており、ここに設けられたベントドア17あるいは
デフドア18を開閉することによりベント口15あるい
はデフロスト口16に接続されたダクトを介して車室内
に向かって調和空気が吹き出される。
を乗員の足下に吹き出すためのフット口14が形成さ
れ、ここに設けられたフットドア15を開閉することに
よりフット口14から直接あるいは短いダクトを介して
乗員の足下に温風が吹き出されるようになっている。ま
た、ミックスチャンバ13には、主に冷風などの調和空
気を乗員の上半身に向けて配風するベント口15、フロ
ントガラス等に向けて配風するデフロスト口16も形成
されており、ここに設けられたベントドア17あるいは
デフドア18を開閉することによりベント口15あるい
はデフロスト口16に接続されたダクトを介して車室内
に向かって調和空気が吹き出される。
【0006】このようなインテークユニット1やヒータ
ユニット3に設けられている種々のドアの構造は、概し
て鉄板あるいは合成樹脂板などの硬質プレートを支持シ
ャフトにより支持したものにより形成され、該支持シャ
フトをモータあるいはアクチュエータにより直接的にあ
るいは図7に示すようなリンク19と溝カム20等から
なる駆動手段21を介して作動し、前記各ユニット1,
2,3のユニットケースU(インテークユニット1のユ
ニットケースU1 、クーラユニット2のユニットケース
U2 、ヒータユニット3のユニットケースU3 の総称)
の内に形成された風路Fを流れる空気流を制御してい
る。なお、図7中の符号「22」は、アクチュエータで
ある。
ユニット3に設けられている種々のドアの構造は、概し
て鉄板あるいは合成樹脂板などの硬質プレートを支持シ
ャフトにより支持したものにより形成され、該支持シャ
フトをモータあるいはアクチュエータにより直接的にあ
るいは図7に示すようなリンク19と溝カム20等から
なる駆動手段21を介して作動し、前記各ユニット1,
2,3のユニットケースU(インテークユニット1のユ
ニットケースU1 、クーラユニット2のユニットケース
U2 、ヒータユニット3のユニットケースU3 の総称)
の内に形成された風路Fを流れる空気流を制御してい
る。なお、図7中の符号「22」は、アクチュエータで
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成された従来のドア構造は、各ドア4,12,15,
17,18を「開」位置又は「閉」位置あるいは中間位
置とすることにより風路Fを流れる空気流を制御してお
り、1つの設定位置で1つの吹出し状態の制御しかでき
ないものである。
構成された従来のドア構造は、各ドア4,12,15,
17,18を「開」位置又は「閉」位置あるいは中間位
置とすることにより風路Fを流れる空気流を制御してお
り、1つの設定位置で1つの吹出し状態の制御しかでき
ないものである。
【0008】このため、この種ドア構造を用いて複数の
吹出し状態が得られるように制御する場合には、ドアの
数も増大しなければならず、各ユニットの形状も大型化
することになる。特に、自動車用空気調和装置は、車室
内の前方に設けられているインストルメントパネルの下
部という狭小なスペースに設置されるので、ユニットの
小形化は、従来より熱望されている。
吹出し状態が得られるように制御する場合には、ドアの
数も増大しなければならず、各ユニットの形状も大型化
することになる。特に、自動車用空気調和装置は、車室
内の前方に設けられているインストルメントパネルの下
部という狭小なスペースに設置されるので、ユニットの
小形化は、従来より熱望されている。
【0009】また、前記ドア構造において、ドアの一端
を支持している支持シャフトをアクチュエータあるいは
リンク機構等の駆動手段21により回動させるようにし
ている場合には、駆動手段21に掛かる負荷が大きく、
駆動には大きな動力が必要となり、場合によっては減速
機構も必要となる。したがって、ドア動作時に駆動騒音
が車室内に伝わりやすく、装置全体も大型化し、作動効
率的にも好ましくないという問題もある。
を支持している支持シャフトをアクチュエータあるいは
リンク機構等の駆動手段21により回動させるようにし
ている場合には、駆動手段21に掛かる負荷が大きく、
駆動には大きな動力が必要となり、場合によっては減速
機構も必要となる。したがって、ドア動作時に駆動騒音
が車室内に伝わりやすく、装置全体も大型化し、作動効
率的にも好ましくないという問題もある。
【0010】本発明は、このような従来技術の問題点乃
至要望に鑑みてなされたものであり、多機能制御が可能
で、しかも装置全体のコンパクト化が可能な、作動効率
のよい自動車用空気調和装置のドア構造を提供すること
を目的とする。
至要望に鑑みてなされたものであり、多機能制御が可能
で、しかも装置全体のコンパクト化が可能な、作動効率
のよい自動車用空気調和装置のドア構造を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、内部に風路が形成された
ユニットケースに、前記風路を流通する空気流の流れを
制御するドア部材を設けてなる自動車用空気調和装置に
おいて、前記風路の一部若しくは全部を封止するように
伸縮性のある膜体を設け、該膜体の両端を支持シャフト
により支持するとともにこれら支持シャフト間を少なく
とも1本の支持シャフトにより支持してドア部材を形成
し、これら支持シャフトと、該支持シャフトを移動する
ことにより前記膜体の位置及び/又は大きさを変化させ
る駆動手段とを駆動伝達部材を介して連結したことを特
徴とする。請求項2に記載の発明に係る前記駆動手段
は、一端が前記支持シャフトに固着され、他端が円筒状
回転体の周面に形成されたカム溝に係合されている前記
駆動伝達部材を前記円筒状回転体の回転により駆動する
ようにしたことを特徴とする。
に、請求項1に記載の発明は、内部に風路が形成された
ユニットケースに、前記風路を流通する空気流の流れを
制御するドア部材を設けてなる自動車用空気調和装置に
おいて、前記風路の一部若しくは全部を封止するように
伸縮性のある膜体を設け、該膜体の両端を支持シャフト
により支持するとともにこれら支持シャフト間を少なく
とも1本の支持シャフトにより支持してドア部材を形成
し、これら支持シャフトと、該支持シャフトを移動する
ことにより前記膜体の位置及び/又は大きさを変化させ
る駆動手段とを駆動伝達部材を介して連結したことを特
徴とする。請求項2に記載の発明に係る前記駆動手段
は、一端が前記支持シャフトに固着され、他端が円筒状
回転体の周面に形成されたカム溝に係合されている前記
駆動伝達部材を前記円筒状回転体の回転により駆動する
ようにしたことを特徴とする。
【0012】
【作用】このように、請求項1に記載の発明は、両端等
が支持シャフトにより支持された伸縮性のある膜体によ
りドアを構成し、該ドアの支持シャフトを駆動手段によ
り移動することにより、ドアの位置のみでなくドアの大
きさまでも変化させ風路の一部若しくは全部を封止等し
て配風制御するようにしたので、配風制御が簡単にな
り、1つの設定位置でも複数の吹出し状態の制御がで
き、ドア数を低減でき、駆動手段に掛かる負荷が小さ
く、駆動に大きな動力を必要とせず、作動効率が向上
し、減速機構も不要で、装置全体がコンパクトにでき
る。請求項2に記載の発明は、前記駆動手段が、前記支
持シャフトに連結された駆動伝達部材の他端を円筒状回
転体の周面に形成されたカム溝に嵌合すれば、円筒状回
転体を回転させることにより簡単に前記支持シャフトを
動作し、所望のドア制御ができ、駆動手段の作動効率も
向上する。
が支持シャフトにより支持された伸縮性のある膜体によ
りドアを構成し、該ドアの支持シャフトを駆動手段によ
り移動することにより、ドアの位置のみでなくドアの大
きさまでも変化させ風路の一部若しくは全部を封止等し
て配風制御するようにしたので、配風制御が簡単にな
り、1つの設定位置でも複数の吹出し状態の制御がで
き、ドア数を低減でき、駆動手段に掛かる負荷が小さ
く、駆動に大きな動力を必要とせず、作動効率が向上
し、減速機構も不要で、装置全体がコンパクトにでき
る。請求項2に記載の発明は、前記駆動手段が、前記支
持シャフトに連結された駆動伝達部材の他端を円筒状回
転体の周面に形成されたカム溝に嵌合すれば、円筒状回
転体を回転させることにより簡単に前記支持シャフトを
動作し、所望のドア制御ができ、駆動手段の作動効率も
向上する。
【0013】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1は本発明の実施の形態1を示す概略
斜視図、図2は同実施の形態1のドア作動状態の概略斜
視説明図で、(A)は閉鎖状態を、(B)は1方向吹出
し状態を、(C)は2方向吹出し状態を示し、図3は本
発明の実施の形態2に係る円筒状回転体を示す概略斜視
図、図4は同実施の形態2の全体概略説明図、図5はイ
ンテークドアに適用した場合のドア状態を示す概略断面
図で、(A)は全閉状態を、(B)は外気導入状態を、
(C)は内外気導入状態を、(D)は内気導入状態を示
すものである。なお、以下の説明に当たっては、図6,
7に示す部材と共通する部材には同一符号を使用する。
いて説明する。図1は本発明の実施の形態1を示す概略
斜視図、図2は同実施の形態1のドア作動状態の概略斜
視説明図で、(A)は閉鎖状態を、(B)は1方向吹出
し状態を、(C)は2方向吹出し状態を示し、図3は本
発明の実施の形態2に係る円筒状回転体を示す概略斜視
図、図4は同実施の形態2の全体概略説明図、図5はイ
ンテークドアに適用した場合のドア状態を示す概略断面
図で、(A)は全閉状態を、(B)は外気導入状態を、
(C)は内外気導入状態を、(D)は内気導入状態を示
すものである。なお、以下の説明に当たっては、図6,
7に示す部材と共通する部材には同一符号を使用する。
【0014】(実施の形態1)まず、実施の形態1に係
るドア構造30について概説すれば、図1に示すよう
に、自動車用空気調和装置の風路Fが形成されたユニッ
トケースUの内部に設けられたドア部材31と、このド
ア部材31を駆動する駆動手段32とからなり、ドア部
材31は、風路Fの一部若しくは全部を封止するように
設けられた、例えば、ゴムあるいは合成樹脂等の伸縮性
のある材料からなる膜体33と、該膜体33の両端と中
間を支持するように取付けられた支持シャフト34とか
ら構成されている。
るドア構造30について概説すれば、図1に示すよう
に、自動車用空気調和装置の風路Fが形成されたユニッ
トケースUの内部に設けられたドア部材31と、このド
ア部材31を駆動する駆動手段32とからなり、ドア部
材31は、風路Fの一部若しくは全部を封止するように
設けられた、例えば、ゴムあるいは合成樹脂等の伸縮性
のある材料からなる膜体33と、該膜体33の両端と中
間を支持するように取付けられた支持シャフト34とか
ら構成されている。
【0015】この支持シャフト34は、駆動手段32に
より駆動伝達部材36を介して移動乃至変位するように
構成している。ただし、支持シャフト34が円滑に上下
動あるいは円弧動するためには、例えば、風路Fにガイ
ド溝35を形成し、このガイド溝35により支持シャフ
ト34の両端を支持し、ガイド溝35に沿って上下左右
あるいは円弧動するように構成することが好ましい。
より駆動伝達部材36を介して移動乃至変位するように
構成している。ただし、支持シャフト34が円滑に上下
動あるいは円弧動するためには、例えば、風路Fにガイ
ド溝35を形成し、このガイド溝35により支持シャフ
ト34の両端を支持し、ガイド溝35に沿って上下左右
あるいは円弧動するように構成することが好ましい。
【0016】このようにガイド溝35に沿って移動させ
る場合には、ガイド溝35からの風漏れを防止するため
に、該ガイド溝35あるいはガイド溝35と支持シャフ
ト34との間の隙間を弾性シール材により封止すること
が好ましい。
る場合には、ガイド溝35からの風漏れを防止するため
に、該ガイド溝35あるいはガイド溝35と支持シャフ
ト34との間の隙間を弾性シール材により封止すること
が好ましい。
【0017】前記駆動伝達部材36は、一端が支持シャ
フト34に固着され、他端は、図1に示すように、先端
に尖鋭部材37aを有する接触子37が設けられてい
る。この接触子37の先端は、円筒状回転体38の周面
に形成されたカム溝39に係合され、モータMあるいは
アクチュエータ等により円筒状回転体38が回転される
と、前記カム溝39によって軸方向に変位し、該駆動伝
達部材36を介して支持シャフト34を上下左右あるい
は円弧動等、所定の方向に移動するようになっている。
フト34に固着され、他端は、図1に示すように、先端
に尖鋭部材37aを有する接触子37が設けられてい
る。この接触子37の先端は、円筒状回転体38の周面
に形成されたカム溝39に係合され、モータMあるいは
アクチュエータ等により円筒状回転体38が回転される
と、前記カム溝39によって軸方向に変位し、該駆動伝
達部材36を介して支持シャフト34を上下左右あるい
は円弧動等、所定の方向に移動するようになっている。
【0018】このようなドア構造30の具体的使用例を
図2に示しているが、ここに例示したものは、ヒータユ
ニット3のフット吹出口14の先端に設けられている分
配ダクトのように複数の風路Fを有する部分に使用する
場合である。
図2に示しているが、ここに例示したものは、ヒータユ
ニット3のフット吹出口14の先端に設けられている分
配ダクトのように複数の風路Fを有する部分に使用する
場合である。
【0019】つまり、温調された空気が流入する第1風
路F1 と、車幅方向に空気を吹出す第2風路F2 がT字
状に交差し、さらに第2風路F2 に車両の前後方向に向
けて伸延された第3風路F3 が連結されているような風
路Fを流れる空気流を制御する場合である。
路F1 と、車幅方向に空気を吹出す第2風路F2 がT字
状に交差し、さらに第2風路F2 に車両の前後方向に向
けて伸延された第3風路F3 が連結されているような風
路Fを流れる空気流を制御する場合である。
【0020】図2Aに示すように、第1風路F1 の出口
部分にドア部材31を構成する膜体33を第1風路F1
の出口部分を閉塞するように設け、該膜体33の左端
部、中間部、右端部にそれぞれ支持シャフト34a ,3
4b ,34c を取付ける。
部分にドア部材31を構成する膜体33を第1風路F1
の出口部分を閉塞するように設け、該膜体33の左端
部、中間部、右端部にそれぞれ支持シャフト34a ,3
4b ,34c を取付ける。
【0021】この状態では、第1風路F1 を通って流下
してきた空気流は、膜体33により阻止される。なお、
膜体33は、伸縮性のある材料であっても、中間支持シ
ャフト34b の存在により空気流の流れにある程度対抗
でき、さらに多量の空気流に対しても対抗する必要があ
る場合には、膜体33の材料の硬度を調節すれば、空気
漏れを確実に防止できる。
してきた空気流は、膜体33により阻止される。なお、
膜体33は、伸縮性のある材料であっても、中間支持シ
ャフト34b の存在により空気流の流れにある程度対抗
でき、さらに多量の空気流に対しても対抗する必要があ
る場合には、膜体33の材料の硬度を調節すれば、空気
漏れを確実に防止できる。
【0022】図2Bに示すように、中間支持シャフト3
4b を駆動手段32により第2風路F2 の底面まで移動
すれば、膜体33は伸び、「く」の字状となり、第1風
路F1 を流れる空気流は、第2風路F2 側への流入は阻
止され、全て第3風路F3 へと流れるが、この中間支持
シャフト34b の位置を適宜選択すれば、第3風路F3
へと流れる空気流の量と第2風路F2 側への空気流の量
をある程度調節でき、1つの設定位置で複数の吹出し状
態の制御が可能となる。
4b を駆動手段32により第2風路F2 の底面まで移動
すれば、膜体33は伸び、「く」の字状となり、第1風
路F1 を流れる空気流は、第2風路F2 側への流入は阻
止され、全て第3風路F3 へと流れるが、この中間支持
シャフト34b の位置を適宜選択すれば、第3風路F3
へと流れる空気流の量と第2風路F2 側への空気流の量
をある程度調節でき、1つの設定位置で複数の吹出し状
態の制御が可能となる。
【0023】図2Cに示すように、中間支持シャフト3
4b を当初の位置とし、両端支持シャフト34a ,34
c を駆動手段32により第2風路F2 の底面まで移動す
れば、膜体33は、逆「く」の字状にとなり、第1風路
F1 を流れる空気流は、第3風路F3 側に一部流れる
が、大部分は第2風路F2 に流れる状態を作ることがで
きる。この場合も、中間支持シャフト34b の位置を適
宜選択すれば、第3風路F3 へと流れる空気流の量と第
2風路F2 側への空気流の量をある程度調節でき、1つ
の設定位置で複数の吹出し状態の制御が可能となる。
4b を当初の位置とし、両端支持シャフト34a ,34
c を駆動手段32により第2風路F2 の底面まで移動す
れば、膜体33は、逆「く」の字状にとなり、第1風路
F1 を流れる空気流は、第3風路F3 側に一部流れる
が、大部分は第2風路F2 に流れる状態を作ることがで
きる。この場合も、中間支持シャフト34b の位置を適
宜選択すれば、第3風路F3 へと流れる空気流の量と第
2風路F2 側への空気流の量をある程度調節でき、1つ
の設定位置で複数の吹出し状態の制御が可能となる。
【0024】(実施の形態2)図3は、本発明の実施の
形態2を示すもので、図示の円筒状回転体38は、図1
に示すものと相違し、横長に設置している。この円筒状
回転体38は、周面に形成されたカム溝39を比較的大
きな傾斜角とし、これにより前記駆動伝達部材36を昇
降させるようにしたものである。該円筒状回転体38に
も、カム溝39に接触子37が係合されているが、この
接触子37は、先端にカムフォロア37bが設けられて
いる。
形態2を示すもので、図示の円筒状回転体38は、図1
に示すものと相違し、横長に設置している。この円筒状
回転体38は、周面に形成されたカム溝39を比較的大
きな傾斜角とし、これにより前記駆動伝達部材36を昇
降させるようにしたものである。該円筒状回転体38に
も、カム溝39に接触子37が係合されているが、この
接触子37は、先端にカムフォロア37bが設けられて
いる。
【0025】この円筒状回転体38をモータMあるいは
アクチュエータ等により回転すると、前記カム溝39に
よって駆動伝達部材36を昇降変位し、支持シャフト3
4を上下左右あるいは円弧動等、所定の方向に移動する
ようになっている。
アクチュエータ等により回転すると、前記カム溝39に
よって駆動伝達部材36を昇降変位し、支持シャフト3
4を上下左右あるいは円弧動等、所定の方向に移動する
ようになっている。
【0026】このように横長に設置した円筒状回転体3
8を用いてドア制御する場合には、図4に示すように、
インテークユニット1、クーラユニット2、ヒータユニ
ット3の近傍に長尺な円筒状回転体38を配置し、これ
ら各ユニット内に設けられている種々のドアを1本の円
筒状回転体38のみで制御することが可能となる。
8を用いてドア制御する場合には、図4に示すように、
インテークユニット1、クーラユニット2、ヒータユニ
ット3の近傍に長尺な円筒状回転体38を配置し、これ
ら各ユニット内に設けられている種々のドアを1本の円
筒状回転体38のみで制御することが可能となる。
【0027】なお、図中、カム溝39は、簡単のため単
なる直線で示しているが、この形状は、ドアの開閉状態
に応じて適宜選択されるものである。
なる直線で示しているが、この形状は、ドアの開閉状態
に応じて適宜選択されるものである。
【0028】また、本実施の形態2の場合、カム溝39
の溝幅を狭くすれば、短い円筒状回転体38により多数
の駆動伝達部材36を一括して駆動することができると
いう利点もある。
の溝幅を狭くすれば、短い円筒状回転体38により多数
の駆動伝達部材36を一括して駆動することができると
いう利点もある。
【0029】この横長の円筒状回転体38を用いて行な
うドア制御例として、インテークユニット1のインテー
クドア4として使用するものについて説明する。
うドア制御例として、インテークユニット1のインテー
クドア4として使用するものについて説明する。
【0030】図5Aに示すように、インテークユニット
1は、室外側空気取入口5と連通されている室外側空気
通路5a(前記第2風路F2 に相当)と、室内側空気取
入口6と連通されている室内側空気通路6a(前記第2
風路F2 に相当)と、これら各通路5a,6aから取り
入れられた空気がインテークユニット1のファン7に向
かう合流通路7a(前記第1風路F1 に相当)を有して
いるので、前記ドア部31を構成する膜体33を合流通
路7aの入口部分に配置すれば、種々の吹出し状態の制
御が可能となる。
1は、室外側空気取入口5と連通されている室外側空気
通路5a(前記第2風路F2 に相当)と、室内側空気取
入口6と連通されている室内側空気通路6a(前記第2
風路F2 に相当)と、これら各通路5a,6aから取り
入れられた空気がインテークユニット1のファン7に向
かう合流通路7a(前記第1風路F1 に相当)を有して
いるので、前記ドア部31を構成する膜体33を合流通
路7aの入口部分に配置すれば、種々の吹出し状態の制
御が可能となる。
【0031】図5Aに示す状態では、各通路5a,6a
から取り入れられた空気流は、膜体33により阻止さ
れ、合流通路7a内に流入することはない。
から取り入れられた空気流は、膜体33により阻止さ
れ、合流通路7a内に流入することはない。
【0032】図5Bに示すように、両端支持シャフト3
4c を駆動手段32により室外側空気通路5aの上方内
壁まで移動すれば、膜体33は伸延され変位し、室外側
空気通路5aと合流通路7aが連通され、室外側空気の
みがインテークユニット1からクーラユニット2に送ら
れることになる。
4c を駆動手段32により室外側空気通路5aの上方内
壁まで移動すれば、膜体33は伸延され変位し、室外側
空気通路5aと合流通路7aが連通され、室外側空気の
みがインテークユニット1からクーラユニット2に送ら
れることになる。
【0033】図5Cに示すように、中間支持シャフト3
4b を当初の位置とし、両端支持シャフト34a ,34
c を駆動手段32により室外側空気通路5a又は室内側
空気通路6aの上方内壁に移動すれば、膜体33は、室
外側空気通路5a及び室内側空気通路6aが合流通路7
aと連通され、室内外の空気がともにインテークユニッ
ト1内に導入され、クーラユニット2に送られることに
なる。この状態で、中間支持シャフト34b の上下位置
を適宜選択すれば、合流通路7aへ流れる空気の量をあ
る程度調節でき、中間支持シャフト34b の設定位置で
種々の空気量が得られるように制御可能となる。
4b を当初の位置とし、両端支持シャフト34a ,34
c を駆動手段32により室外側空気通路5a又は室内側
空気通路6aの上方内壁に移動すれば、膜体33は、室
外側空気通路5a及び室内側空気通路6aが合流通路7
aと連通され、室内外の空気がともにインテークユニッ
ト1内に導入され、クーラユニット2に送られることに
なる。この状態で、中間支持シャフト34b の上下位置
を適宜選択すれば、合流通路7aへ流れる空気の量をあ
る程度調節でき、中間支持シャフト34b の設定位置で
種々の空気量が得られるように制御可能となる。
【0034】図5Dに示すように、両端支持シャフト3
4a を駆動手段32により室内側空気通路6aの上方内
壁に移動すれば、膜体33は伸延され変位し、室内側空
気通路6aと合流通路7aが連通され、室内側空気のみ
がインテークユニット1からクーラユニット2に送られ
ることになる。
4a を駆動手段32により室内側空気通路6aの上方内
壁に移動すれば、膜体33は伸延され変位し、室内側空
気通路6aと合流通路7aが連通され、室内側空気のみ
がインテークユニット1からクーラユニット2に送られ
ることになる。
【0035】上述した実施の形態より明らかなように、
伸縮性のある膜体33の両端を支持シャフト34a ,3
4c で、またこれら支持シャフト34a ,34c 間を少
なくとも1本の支持シャフト34b により支持すること
によりドア部材31を形成し、これら支持シャフト34
を駆動手段32により移動させ、膜体33の位置のみで
なく大きさまでも変化させ、風路の一部若しくは全部を
封止等して配風制御を行なうようにしたので、配風制御
が簡単になり、1つの設定位置で複数の吹出し状態の制
御も可能となり、ドアの数も低減でき、駆動手段に掛か
る負荷が小さく、駆動に大きな動力を必要とせず、作動
効率が向上し、減速機構も不要で、装置全体がコンパク
トになる。
伸縮性のある膜体33の両端を支持シャフト34a ,3
4c で、またこれら支持シャフト34a ,34c 間を少
なくとも1本の支持シャフト34b により支持すること
によりドア部材31を形成し、これら支持シャフト34
を駆動手段32により移動させ、膜体33の位置のみで
なく大きさまでも変化させ、風路の一部若しくは全部を
封止等して配風制御を行なうようにしたので、配風制御
が簡単になり、1つの設定位置で複数の吹出し状態の制
御も可能となり、ドアの数も低減でき、駆動手段に掛か
る負荷が小さく、駆動に大きな動力を必要とせず、作動
効率が向上し、減速機構も不要で、装置全体がコンパク
トになる。
【0036】また、駆動手段32として、支持シャフト
34に駆動伝達部材36を連結するとともに該駆動伝達
部材36の他端を円筒状回転体38の周面に形成された
カム溝39に嵌合すれば、円筒状回転体38を回転させ
ることにより簡単に前記支持シャフト34を動作し、所
望のドア制御ができ、駆動手段32の作動効率も向上す
る。
34に駆動伝達部材36を連結するとともに該駆動伝達
部材36の他端を円筒状回転体38の周面に形成された
カム溝39に嵌合すれば、円筒状回転体38を回転させ
ることにより簡単に前記支持シャフト34を動作し、所
望のドア制御ができ、駆動手段32の作動効率も向上す
る。
【0037】本発明は、上述した実施の形態のみに限定
されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲
内において種々改変することができる。
されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲
内において種々改変することができる。
【0038】例えば、上述した実施の形態では、インテ
ークドア等について説明したが、本発明は、これのみに
限定されるものではなく、図4に示すように、他のユニ
ットのドア、例えば、エアーミックスドア12、デフロ
ストドア18、フットドア15等にも同様に適用するこ
ともできる。
ークドア等について説明したが、本発明は、これのみに
限定されるものではなく、図4に示すように、他のユニ
ットのドア、例えば、エアーミックスドア12、デフロ
ストドア18、フットドア15等にも同様に適用するこ
ともできる。
【0039】また、前記実施の形態では、膜体33の支
持を3本の支持シャフト34a ,34b ,34c により
支持しているが、これのみでなく、支持シャフト34
は、さらに多数本設けて支持すれば、ドアの形状も種々
多様化したものとすることができ、種々の部分でドア制
御が可能となる。
持を3本の支持シャフト34a ,34b ,34c により
支持しているが、これのみでなく、支持シャフト34
は、さらに多数本設けて支持すれば、ドアの形状も種々
多様化したものとすることができ、種々の部分でドア制
御が可能となる。
【0040】前述した円筒状回転体38は、図1,3に
示すように、周面にカム溝39を形成したものである
が、これのみでなく前記支持シャフト34を移動させる
ことができるようなものであればどのようなものであっ
ても良い。例えば、ワイヤーの端部をステッピングモー
タの軸に取付けられたプーリ等に卷回し、該プーリの回
転量により支持シャフト34の移動量を制御するように
しても良い。
示すように、周面にカム溝39を形成したものである
が、これのみでなく前記支持シャフト34を移動させる
ことができるようなものであればどのようなものであっ
ても良い。例えば、ワイヤーの端部をステッピングモー
タの軸に取付けられたプーリ等に卷回し、該プーリの回
転量により支持シャフト34の移動量を制御するように
しても良い。
【0041】また、前述したようにカム溝39により作
られた変位量を接触子37及び駆動伝達部材36を介し
て支持シャフト34に直接伝達する必要もなく、前記接
触子37と駆動伝達部材36との間にワイヤー等のよう
な細い中間伝達部材36a(図3参照)を設けても良
い。図1に示すような棒状の駆動伝達部材36では、風
路Fを流れる空気流の流れを妨げる虞れがあるが、ワイ
ヤー等のような細い中間伝達部材36aを使用すれば流
通抵抗も低減でき、より好ましいものとなる。
られた変位量を接触子37及び駆動伝達部材36を介し
て支持シャフト34に直接伝達する必要もなく、前記接
触子37と駆動伝達部材36との間にワイヤー等のよう
な細い中間伝達部材36a(図3参照)を設けても良
い。図1に示すような棒状の駆動伝達部材36では、風
路Fを流れる空気流の流れを妨げる虞れがあるが、ワイ
ヤー等のような細い中間伝達部材36aを使用すれば流
通抵抗も低減でき、より好ましいものとなる。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明は、伸縮性のある膜体の両端を支持シャフトにより支
持するとともにこれら支持シャフト間を少なくとも1本
の支持シャフトにより支持してドア部材を形成し、前記
支持シャフトを駆動手段により移動させ、膜体の位置の
みでなく大きさまでも変化させ、風路の一部若しくは全
部を封止等して配風制御を行なうようにしたので、配風
制御が簡単になり、1つの設定位置で複数の吹出し状態
の制御も可能となり、ドアの数も低減でき、駆動手段に
掛かる負荷が小さく、駆動に大きな動力を必要とせず、
作動効率が向上し、減速機構も不要で、装置全体がコン
パクトになる。請求項2に記載の発明は、駆動手段とし
て、支持シャフトに連結された駆動伝達部材の他端を円
筒状回転体の周面に形成されたカム溝に嵌合し、該円筒
状回転体を回転させることにより支持シャフトを動作さ
せるようにしたので、所望のドア制御が簡単にでき、駆
動手段の作動効率も向上する。
明は、伸縮性のある膜体の両端を支持シャフトにより支
持するとともにこれら支持シャフト間を少なくとも1本
の支持シャフトにより支持してドア部材を形成し、前記
支持シャフトを駆動手段により移動させ、膜体の位置の
みでなく大きさまでも変化させ、風路の一部若しくは全
部を封止等して配風制御を行なうようにしたので、配風
制御が簡単になり、1つの設定位置で複数の吹出し状態
の制御も可能となり、ドアの数も低減でき、駆動手段に
掛かる負荷が小さく、駆動に大きな動力を必要とせず、
作動効率が向上し、減速機構も不要で、装置全体がコン
パクトになる。請求項2に記載の発明は、駆動手段とし
て、支持シャフトに連結された駆動伝達部材の他端を円
筒状回転体の周面に形成されたカム溝に嵌合し、該円筒
状回転体を回転させることにより支持シャフトを動作さ
せるようにしたので、所望のドア制御が簡単にでき、駆
動手段の作動効率も向上する。
【図1】 本発明の実施の形態1を示す概略斜視図であ
る。
る。
【図2】 同実施の形態1のドア作動状態の概略斜視説
明図で、(A)は閉鎖状態を、(B)は1方向吹出し状
態を、(C)は2方向吹出し状態を示すものである。
明図で、(A)は閉鎖状態を、(B)は1方向吹出し状
態を、(C)は2方向吹出し状態を示すものである。
【図3】 本発明の実施の形態2を示す概略斜視図であ
る。
る。
【図4】 同実施の形態2の使用状態を示す概略説明図
である。
である。
【図5】 インテークドアに適用した場合のドア状態を
示す概略断面図で、Aは全閉状態を、Bは外気導入状態
を、Cは内外気導入状態を、Dは内気導入状態を示すも
のである。
示す概略断面図で、Aは全閉状態を、Bは外気導入状態
を、Cは内外気導入状態を、Dは内気導入状態を示すも
のである。
【図6】 一般的な自動車用空気調和装置の縦断面図で
ある。
ある。
【図7】 従来のドア駆動手段を示す概略斜視図であ
る。
る。
31…ドア部材、 32…駆動手段、33…膜
体、 34…支持シャフト、36…駆動伝
達部材、 38…円筒状回転体、39…カム溝、
F…風路、U…ユニットケース。
体、 34…支持シャフト、36…駆動伝
達部材、 38…円筒状回転体、39…カム溝、
F…風路、U…ユニットケース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 智弘 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニック株式会社内 (72)発明者 大橋 利男 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニック株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 内部に風路(F) が形成されたユニットケ
ース(U) に、前記風路(F) を流通する空気流の流れを制
御するドア部材(31)を設けてなる自動車用空気調和装置
において、 前記風路(F) の一部若しくは全部を封止するように伸縮
性のある膜体(33)を設け、該膜体(33)の両端を支持シャ
フト(34a,34c)により支持するとともにこれら支持シャ
フト(34a,34c)間を少なくとも1本の支持シャフト(34
b)により支持することによりドア部材(31)を形成し、
これら支持シャフト(34)と、該支持シャフト(34)を移動
することにより前記膜体(33)の位置及び/又は大きさを
変化させる駆動手段(32)とを駆動伝達部材(36)を介して
連結したことを特徴とする自動車用空気調和装置のドア
構造。 - 【請求項2】 前記駆動手段(32)は、一端が前記支持シ
ャフト(34)に固着され、他端が円筒状回転体(38)の周面
に形成されたカム溝(39)に係合されている前記駆動伝達
部材(36)を前記円筒状回転体(38)の回転により駆動する
ようにしたことを特徴とする請求項1に記載のドア構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20601595A JPH0952513A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | 自動車用空気調和装置のドア構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20601595A JPH0952513A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | 自動車用空気調和装置のドア構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0952513A true JPH0952513A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16516501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20601595A Pending JPH0952513A (ja) | 1995-08-11 | 1995-08-11 | 自動車用空気調和装置のドア構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0952513A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102014113590B4 (de) | 2014-09-19 | 2023-07-06 | Hanon Systems | Luftleitvorrichtung für ein Klimatisierungssystem eines Kraftfahrzeugs |
-
1995
- 1995-08-11 JP JP20601595A patent/JPH0952513A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102014113590B4 (de) | 2014-09-19 | 2023-07-06 | Hanon Systems | Luftleitvorrichtung für ein Klimatisierungssystem eines Kraftfahrzeugs |
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