JPH09512887A - 下水管とくに家庭接続支管の修復装置 - Google Patents

下水管とくに家庭接続支管の修復装置

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JPH09512887A
JPH09512887A JP7528653A JP52865395A JPH09512887A JP H09512887 A JPH09512887 A JP H09512887A JP 7528653 A JP7528653 A JP 7528653A JP 52865395 A JP52865395 A JP 52865395A JP H09512887 A JPH09512887 A JP H09512887A
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ディートリッヒ,ヘルベルト
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カナールテック アーゲー
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、下水本管(11)、特に家庭接続支管(12)の修復装置(1)に関するもので、修復装置(1)はシャーシ(10)を備え、シャーシの前後には修復位置まで油圧または空気圧で修復装置(1)を持ち上げる支持シリンダーによって、装置が下水本管(11)内に固定される。その際、パネル(3)は、バック(2)とともに持ち上げられ、バック(2)はパネル(3)が下水本管(11)の内壁に固着するまで家庭接続支持管(12)内に導入され、バック(2)がブローされ、フィラー(13)がパネル(3)と本管(11)により形成される空間に充填されている。

Description

【発明の詳細な説明】 下水管とくに家庭接続支管の修復装置 本発明は、下水管修復装置と修復方法に関する。 家庭接続支管が下水本管に接続する部分には、とくに修復を要する裂け目や漏 れ部が生じる。 この種の修復は、とくに見回りできない下水管の場合、非常に困難である。こ こではロボットが使用され、テレビカメラによってリモートコントロールされる 種々の修復装置が実際に使用され、例えばロボットを使つて本管との接合部に、 フィラーを充填する。 別の方法では、プラスチック含浸マットを用いて、これを管内壁に付着させ、 光または熱の作用によってプラスチックを硬化させ、管内壁にプラスチックパッ キングを形成させる。 この修復方法は、例えばロボットアーム付きの鏝をリモートコントロールする 場合のように、実施が困難で、長時間を要し、技術面とコスト面に無駄があるが 、前記パッキングを形成させる場合も同様である。 これにかんがみ、本発明は簡易かつ迅速に、そして費用的にも有利な修復方法 を提案するもので、この方法によれば、とくに家庭接続支管領域の修復が簡単に できる。 この課題は本発明の特許請求の範囲1および9の記載によって解決される。 本発明の実質的な特徴は、下水本管11の内曲面に適合する形のパネルを、家 庭接続支管の領域内の本管内壁に設けることにある。同時に、家庭接続支管の接 合部にブローバッグを導入して、ブローを行う。 パネルおよびブローバッグの作動と位置決めは、パネルの下面に設けた油圧ま たは空気圧で動く昇降シリンダーによつて行われる。 ゴム製のブローバッグから家庭接続支管の領域へブローして、パネルが本管内 壁に密着すると、本管とパネルの間の空間に硬化可能な、例えばモルタル、コン クリートまたはプラスチックフォームのようなフィラーの相当量が圧入されて、 自然に硬化する。 このフィラーの相当量が、本管と家庭接続支管の間のすべての穴や裂け目を塞 ぎ、一部はこれらの裂け目を通って外へ出るので、管外からの閉鎖も行われる。 家庭接続支管の接続部分へのブローによつて、この支管にフィラーは入らない。 本発明の発明対象は、個々の請求項のみならず、相互の請求項の結合からも明 らかである。明細書および要約、開示された課題と特徴、とくに図面に示す構成 は、それらが個々にあるいは結合して先行技術に対して新規であるかぎり、すべ て本発明の範囲に含まれるものである。 次に本発明を実施例を示す図面に基づいて詳しく説明する。ここでは図面と記 載から本発明の利点と特徴が明らかになる。 図1〜図3:修復装置の3つの態様を示す模式図 である。 図4:修復装置の部分拡大図である。 図1〜図3には、修復装置が示されている。この装置は、通常駆動車(図示し ない)で移動され、修復作 業を監視・制御するためテレビカメラを搭載している。他の実施態様として、駆 動装置とカメラを直接修復装置に装備する場合は、非常にコンパクトな装置にな る。 修復装置1は、シャーシ10を備え、車輪がある角度に置かれるので、本管1 1の管底でうまく転がり、装置を固定させる。 シャーシの前と後には、望む修復位置まで油圧または空気圧で修復装置1を持 上げる支持シリンダー8があつて、装置を本管11内に固定する。 修復装置本体16は、前と後のシャーシの間の軸15に軸受けされているので 、修復装置本体16は本管11の縦軸に関して、少なくとも180°の角度で回 転できる。 修復装置16の軸15まわりの回転は、駆動モータ、チェーン駆動などで行わ れる。 本管の内曲面に適合するパネル3は、パネル3の各隅に取り付けられた油圧ま たは空気圧で駆動する昇降シリンダー5に支持されている。 バッグ2をパネル3内の通口4に通し、家庭接続支管 12に差し込む。この際に家庭接続支管12が本管11に鋭角で接合されていて も、修復器具16が旋回できるため支障はない。 家庭接続支管12内にバッグ2を差し込むと同時に、パネル3が昇降シリンダ ー5によって本管11内へ押しつけられ、バッグ2からブローが行われる。 図4は、パネル3のゴムリング7が本管11に密着し、バッグ2が家庭接続支 管12を塞いでいることを示している。フィラー13が、パネル3のフィラー出 口6からパネル3と本管11の間に押し出されると、大地中の管11、12の裂 け目や破損漏洩部に達する。そして短時間後にフィラー13が硬化し、バッグ2 が通常の大きさにもどり、パネル3が取り出される。 本発明によれば、僅かの手間と費用で家庭接続支管12を清潔で衛生的な状態 に保つことができる。バッグ2の大きさとパネル3の径は、本管11と家庭接続 支管12の直径に対応しているから、修復器具16の交換は僅かの操作で可能で あり、シャーシ10は原則的に常に使用できる。 必要な電気的、油圧または空気圧などの動力導管9 およびフィラー導入用の接続具は、修復装置1のシャーシ10に付設するのが好 ましい。 修復装置の使用後、本管11内のフィラー送入管は水で洗浄するのが望ましい 、同時にパネル3を清掃すれば、修復装置1をすぐに使用できるので好都合であ る。 図面の記号 1 修復装置 2 バッグ 3 パネル 4 通口(バッグの) 5 昇降シリンダー 6 フィラー出口 7 ゴムリング 8 支持シリンダー 9 動力導管 10 シャーン 11 下水本管 12 家庭接続支管 13 フィラー 14 大地 15 軸 16 修復装置本体
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年4月24日 【補正内容】 明細書 下水管とくに家庭接続支管の修復装置 本発明は、下水管修復装置と修復方法に関する。 家庭接続支管が下水本管に接続する箇所には、とくに修復を要する裂け目や漏 れ部が生じる。 このような、とくに見回りのできない下水管の修復は、非常に困難である。こ こではロボットが使用され、テレビカメラでリモートコントロールされる種々の 修復装置が実際に使用され、例えばロボットを使つて本管との接続部に、フィラ ーを充填する。 別の方法では、プラスチック含浸マットを用いて、これを管内壁に付着させ、 光または熱の作用によってプラスチックを硬化させ、管内壁にプラスチックパッ キングを形成させる。 プラスチック含浸の皿状マットを使用する方法が、WO 91/08417に よって公知になった。これは皿状マットで、ブローバッグを囲んだものを家庭支 管の中に導入する。ブローバッグをブローすることによって、皿状マットが家庭 支管の管壁に押し付けられ、そこでプラスチックが硬化する。追加的に小空間が 充填される。類似の装置が、EP 0465892 A1に開示されている。こ れはブローできる展延材とプラスチック含浸フリースを、管内壁にブローしてそ こで硬化させる方法である。 WO 90/05874A1から、リモートコントロールのロボットを使用し て管を修復する方法が知られている。これはまずブローバッグを完全に家庭支管 内に挿入してから、ブローさせる。第2段階で、支管の領域の本管に平皿を設け 、支管接続部をフィラーで充填する。第3段階ではフィラーを充填させた支管の 領域をボールまたはフライス機で研磨する。 この修復方法は、例えばロボットアーム付きの鏝をリモートコントロールする 場合のように、実施が困難で、長時間を要し、技術面とコスト面に無駄が大きい 。これは、前記パッキング形成方法の場合も同じである。 本発明の課題は、簡易かつ迅速に、そして費用的にも有利な修復方法を提案す ることで、この方法によれ ば、とくに家庭接続支管領域の修復が簡単にできる。 請求の範囲 1.実質的にパネル(3)と、ブロー圧で膨張するブローバッグからなる修復 装置(16)が存在する、下水管とくに家庭支管の修復装置であって、バッグ( 2)が通孔(4)を通りパネル(3)内に導入され、パネル(3)内に、バッグ (2)の横に出るフィラー出口があることを特徴とする修復装置。 2.パネル(3)が油圧または空気圧で駆動される昇降シリンダーによって上 下動できることを特徴とする請求項1に記載の修復装置。 3.修復装置本体(16)が、下水管(11)の軸に平行なシャーシ(10) の軸(15)に軸受けされ回転可能であることを特徴とする請求項1または2に 記載の修復装置。 4.パネル(3)が軟質プラスチックまたはゴム材料からなるパッキングリン グ(7)をもつことを特徴とする請求項1〜3または5のいずれかの項に記載の 修復装置。 5.修復装置本体(16)は、すべて交換可能であることを特徴とする請求項 1〜4のいずれかの項に記載の修復装置。 6.修復装置(1)がシャーシ(10)と結合し、油圧または空気圧で動く支 持シリンダー(8)をもつことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の修 復装置。 7.修復装置(1)を、修復する家庭接続支管(12)の下方まで動かし、支 持シリンダー(8)によって本管(11)内に固定し、その際パネル(3)をバ ッグ(2)とともに持ち上げ、バッグ(2)を、パネル(3)が下水管(11) の内壁に固着するまで家庭接続支管(12)内に挿入させて、バッグ(2)を膨 張させ、フィラー(13)をパネル(3)と本管(11)の間の空間に送入する ことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の装置を使用する下水管の修 復方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.実質的にパネル(3)と、加圧下に膨張するバッグ(2)とからなる修復 装置(16)が存在することを特徴とする下水管とくに家庭接続支管の修復装置 。 2.パネル(3)が油圧または空気圧で駆動される持ち上げシリンダーによっ て上下に運動することを特徴とする請求項1に記載の修復装置。 3.バッグ(2)がパネル(3)内の通口を通つて導かれることを特徴とする 請求項1または2に記載の修復装置。 4.修復装置(16)が、下水本管(11)の軸に平行な軸(15)にシャー シ(10)を介して旋回可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載 の修復装置。 5.パネル(3)内にフィラー出口(6)があることを特徴する請求項1〜3 のいずれかの項に記載の修復装置。 6.パネル(3)が柔軟なプラスチックまたはゴム材料からなるリング(7) をもつことを特徴とする請求項1〜3または5のいずれかの項に記載の修復装置 。 7.修復装置(16)がすべて交換できることを特徴とする請求項1〜6のい ずれかの項に記載の修復装置。 8.修復装置(1)がシャーシ(10)と結合し、油圧または空気圧で運動す る支持シリンダー(8)を有することを特徴とする請求項1に記載の修復装置。 9.修復装置(1)が修復する家庭接続支管(12)の下方まで動かされ、支 持シリンダー(8)によって、本管(11)内に固定され、その際パネル(3) はバッグ(2)とともに持上げられ、そしてバッグはパネル(3)が下水管(1 1)の内壁に固着するまで家庭接合管(12)内に導入され、その際、バッグ( 2)がブローされ、フィラー(13)がパネル(3)と本管(11)により形成 される空間に充填されることを特徴とする請求項1から8に記載の装置による下 水管の修復方法。
JP7528653A 1994-05-06 1995-04-28 下水管とくに家庭接続支管の修復装置 Pending JPH09512887A (ja)

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JP (1) JPH09512887A (ja)
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