JPH09512733A - 熱可塑性複合物スキーおよび製造方法 - Google Patents

熱可塑性複合物スキーおよび製造方法

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JPH09512733A JP7529168A JP52916895A JPH09512733A JP H09512733 A JPH09512733 A JP H09512733A JP 7529168 A JP7529168 A JP 7529168A JP 52916895 A JP52916895 A JP 52916895A JP H09512733 A JPH09512733 A JP H09512733A
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ジェイ. フェザイオ,ルイス
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ケイ−ツー、コーポレーション
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Abstract

(57)【要約】 熱可塑性複合物構造層(28)を含む雪上を滑走するための滑走具(20)が開示されている。滑走具は好ましくは雪上用スキーである。雪上用スキーは外側層(24)、コア(22)、構造層(28)、基部(26)およびエッジ(30)を含む。コアは上面、下面および2つの側面を有している。構造層は外側層に接合され、熱可塑性材料内に埋め込まれた多方向の高弾性係数の補強用繊維を有する熱可塑性材料から作られている。熱可塑性材料(28)はコア(22)の上面および側面に沿って配置され、外側層をコアに接合している。基部(26)は雪に接触する滑走底面、側面、上面を有している。基部の上面はコアに接合され、構造的な剛性のために樹脂含浸繊維材料(32)を含んでいる。エッジは基部の側面に沿って長さ方向に延びている。開示はまた熱可塑性複合物層を外側層に接合し、接合された層をトップキャップ状に成形し、ジグ内にトップキャップおよび基部を配置し、さらに基部とトップキャップとの間にフォーム材を注入することにより、スキーを製造する方法を含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】 熱可塑性複合物スキーおよび製造方法 発明の分野 本発明は一般的にはスキー、および雪上を滑走するためのその他の滑走具に関 し、より詳細には熱可塑性材料を用いるスキーおよびスキー製造方法に関する。 発明の背景 スキーおよびスノーボードは代表的にはコア、コアを取り囲む構造層、基部、 およびスキーの上部または上部および側面を覆う外側層を含んでいる。熱硬化性 樹脂/繊維ガラス層は取り扱いが難しく、かつ製造プロセス中に相当な硬化期間 を必要とするにもかかわらず、きわめて一般的な構造層は熱硬化性樹脂が含浸さ れた繊維ガラスである。熱硬化性樹脂を用いる他の複合物も同様に難しく、かつ 使用にあたって多くの時間を必要とする。例えば、熱硬化性樹脂を有する射出成 形スキーを形成するには一般に、硬化されていない含浸前の繊維ガラス(または 他の複合物)をプラスティックトップシート上に置き、両方を加熱した金型に配 置して外側シェルを形成する。金型は熱と圧力によってシェルに形を与える。繊 維ガラスを硬化させるためには平均して10分が必要とされる。いったん外側シ ェルが硬化したら、繊維ガラスの下面は研磨、清浄、下塗り材料の塗布、または 他の方法により接着のために特別に準備される。シェルはそれから、エッジと繊 維ガラス/熱硬化性樹脂構造層とを有する基部とともにジグ内に配置される。基 部と上部との間にはそれから発砲コアが注入され、粗くした繊維ガラス表面に接 着させることにより2つが接合される。接着はフォーム材が繊維ガラスの粗くし た表面に浸透して硬化することにより行われる。 外側シェルおよび基部がジグ内に配置される前に、フォーム材に接触して上部 および基部を発砲コアに接合させることになる繊維ガラスの表面は粗く加工され なければならず、その結果これらの部分の間の機械的な接着がこれらの間の早す ぎる層間剥離を避けるのに十分であるようにしている。重要な化学的な接着は、 硬化された繊維ガラス層と発砲コアとの間では生じない。従って、たとえ機械的 な接着強度を増加させるために念入りに表面を研磨したとしても、かなりの度合 いでの層間剥離、およびこのための可撓性特性またはスキーの構造低下が時間の 経過とともに生じる。 乾いていない繊維ガラス/熱硬化性樹脂複合物を配置し、それが硬化するのを 待ち、さらにフォーム材によく接着されるようにその表面を準備するという工程 は、大きな労働量を必要し、多くの時間を要し、さらに不正確なものである。従 って、比較的低コストの材料が用いられているにもかかわらず、スキーのコスト は高い。 トーションボックス構造のスキーにおいてもまた、トーションボックスの上部 、また可能であれば側面に接着される上部層または外側シェルを含んでいる。ト ーションボックスはスキーのコアを完全に取り囲む荷重支持シェルである。トー ションボックスは熱硬化性樹脂材料が含浸された高弾性係数の繊維ソック(fibe r sock)(繊維ガラス、カーボン、ケブラー、またはセラミック)から構成され ている。コアは代表的にはモミ(fir)やトウヒ(spruce)のような木材からな り、またポリエチレンフォームであってもよい。繊維ソックを有する熱硬化樹脂 を用いた現在の包み込みおよび硬化のプロセスはまた非常に多くの時間を要する とともに難しいものである。 上述したような上部層を含む上部を有するスキー、すなわちスキーの上面だけ でなく側面にまで下がってエッジからエッジまで延びる外側シェルを有するスキ ーが、最近では非常に人気が出ている。しかしながら、そのようなシェルには、 それらが作られるアクリルまたはウレタン材料の熱安定性が欠如しているという 問題がある。これらの材料は、シェルがスキーに配置された後に冷却されて生じ る収縮によって多くの傷んだスキーが製造されるという観点で安定性および剛性 が欠如している。シェルは冷却するにつれて収縮し、時々、くぼみ、出っ張りま たは他の不連続性が生じることになる。 本発明は、このような方法およびスキー構造の上述した欠点に鑑みて開発され たものである。本発明の方法および構造を用いることにより、製造時間および発 砲射出コアを有するスキー、他のコアを有するスキー、およびエッジ・ツー・エ ッジの外側シェルを有するスキーを製造するのに固有な誤差は減少するであろう 。 発明の概要 雪上を滑走するための滑走具を製造する方法が提供される。滑走具は好ましく はスキーであるが、そうではなくスノーボードや他の雪上滑走具であってもよい 。スキー本体は外側層を有するシェルに覆われたコアを含んでいる。この方法は 、熱可塑性樹脂内に配置された繊維を含む熱可塑性複合物層を提供する工程と、 熱可塑性複合物層を外側層に接合させる工程と、2つの層を加熱する工程と、外 側層と熱可塑性複合物層とを含むシェルをトップキャップ形状(a top cap shape )に成形する工程とを含んでいる。シェルは赤外線ランプの近くに配置されるこ とにより加熱される。シェルを成形する工程は形成金型により達成される。金型 はシェルをトップキャップ形状となるように押圧する一方で、シェルを加熱する 工程で加えられた熱を吸収する。好ましくは、この方法はさらに、基部を提供す る工程と、基部とシェルとの間にコアを挿入する工程と、基部とシェルとをコア のまわりに接合させる工程とを含んでいる。基部は底面、上面および側面を有し ている。側面は基部の長さ方向に沿って延びるエッジを有している。 本発明の好ましい実施例において、コアを挿入する工程と、基部をシェルに接 合させる工程とは、基部をシェルの近くに位置決めする工程と、基部とシェルと の間にフォーム材を注入する工程とを含んでいる。基部はジグ内において成形さ れたシェルの近くに位置決めされる。シェルの熱可塑性複合物層は基部に対向し ている。シェルおよび基部はスキーの外形形状を形成している。フォーム材は基 部とシェルとの間に注入されてコアを形成するとともに基部をシェルに接合させ る。 本発明の変形実施例においては、さらなる工程が含まれている。基部がシェル の近くに位置決めされる前に複合物補強層が基部の上面すなわち内面に接合され る。補強層は好ましくは熱可塑性複合物から構成されている。熱可塑性複合物は 、それを基部の上面に押圧しつつ加熱することにより基部の上面すなわち内面に 接合される。 さらに、本発明の好ましい形態において、熱可塑性複合物層を外側層に接合す る工程は層に対して熱および圧力を加えることによって実行されている。 本発明の好ましい実施例の別の側面として、熱可塑性複合物層は熱可塑性樹脂 内を複数方向へ延びる繊維を含んでいる。好ましくは、これらの繊維は一緒に織 り合わされている。本発明の変形方法はコアと、コアのまわりのトーションボッ クスとをフォーム材注入構造を用いることなく提供する工程を含んでいる。底面 、上面および側面を有する基部が提供される。側面はエッジを有している。コア およびトーションボックスは基部とシェルとの間に挿入される。変形方法の一つ の形態において、トーションボックスは熱可塑性複合物材料から構成されている 。 本発明の好ましい実施例は概略上述した方法により製造される雪上用スキーか らなっている。一方、スノーボードまたは雪上を滑走するための他の滑走具を本 発明により提供してもよい。雪上用スキーは外側層、コア、構造層、基部および 金属エッジを含んでいる。コアは上面、底面および2つの側面を有している。構 造層は外側層に接合されている。構造層は熱可塑性材料内に埋め込まれた多方向 の高弾性係数の補強繊維を有する熱可塑性材料から構成されている。熱可塑性材 料はコアの上面および側面に沿って配置され、外側層をコアに接合している。基 部は雪に接触する滑走底面と樹脂含浸繊維材料を有するコアに接合される上面と を有している。エッジは基部の側面に沿って長さ方向に延びている。好ましくは 、コアは射出成形フォーム材から構成されている。 滑走具の変形実施例において、上部構造層および底部構造層はコアのまわりを 包み込む熱可塑性材料から一体に形成されている。 本発明の滑走具の別の変形実施例において、外側層は構造層の上面および側面 を覆っている。上部層と構造層との間には安定化層が配置され、外側層に対して 剛性と安定性とを与えている。安定化層は熱可塑性樹脂に埋め込まれた高弾性係 数の繊維から構成される熱可塑性複合物材料を含んでいる。 上述した本発明の実施例の利点は非常に多い。熱可塑性複合物構造材料の接着 に対して準備するための表面の研磨は、射出発砲コアへの良好な接着のためには 必要とされない。射出発砲コアは、熱硬化性樹脂材料における、より脆弱な主と しての機械的な接着によるのではなく、化学的に熱可塑性複合物材料に接着する 。熱可塑性複合物材料はまた、過去に用いられた他の構造層よりも外側層への接 合がより容易である。従って、熱硬化性樹脂の硬化が必要とされないので、製造 時間を短縮してキャップ状のスキー構造を無理なく製造することができる。乾い ていない繊維ガラスまたは他の複合物材料による多くの時間を要する手作業によ るレイアップを省くことができるので、製造誤差の減少もまた実現することがで きる。本発明の変形実施例において外側層の下方に安定化層を用いることにより 、くぼみおよび他の不連続性がなくなるように代表的なウレタンの外側層の不安 定性が減少する。 図面の簡単な説明 本発明の上述した側面およびこれに付随する多くの利点は、本発明が添付図面 とともに以下の詳細な説明に言及することでより良く理解されるに従って、より 容易に受け入れられるであろう。 図1は本発明によるスキーの斜視図である。 図2はスキー構造の好ましい実施例を示す横断立面図である。 図3は上部層の熱可塑性複合物層への接合を略模式的に示す斜視図である。 図4はシェルの加熱を略模式的に示す斜視図である。 図5はシェルの成形を略模式的に示す斜視図である。 図6はジグ内での基部およびシェルの配置を略模式的に示す斜視図である。 図7はジグ内に保持された基部とシェルとの間へのフォーム材の注入を略模式 的に示す斜視図である。 図8は補強層を有する本発明の変形実施例を示す横断立面図である。 図9は熱可塑性複合物から構成されるトーションボックスを含む本発明の変形 実施例の横断立面図である。 図10は上部層を形成する熱可塑性複合物層を有する本発明の別の変形実施例 の横断立面図である。 好ましい実施例の詳細な説明 図1および図2を参照して、まず本発明の滑走具の好ましい実施例について説 明する。滑走具は好ましくはスキーであり、この好ましい実施例の説明において もスキーについて説明する。スキーはコア22、シェル23および基部26を含 んでいる。シェル23は外側層24と、外側層24の下方にある熱可塑性複合物 層28とを含んでいる。コア22は実質的にスキーの長さ分だけ延びており、好 ましくはポリエチレンのようなフォーム材から構成されている。発砲コアを注入 する方法を以下に述べる。コア22は広い部分で基部26に接触する台形の横断 面を有している。スチールエッジ30は既存の方法で基部26の側面に取り付け られている。基部26はポリエチレン層27と基部構造層32とを含んでいる。 ポリエチレン層27は代表的にはP−Texという商品名で販売されている材料 である。P−Tex層27はまた焼結されていてもよい。基部構造層32は好ま しくは基部26のP−Tex層27の上部およびまた金属エッジ30の上部に置 かれた繊維ガラスのような熱硬化性複合物である。基部構造層32はスキー20 の底部に対して構造的な支持を与えている。基部26は好ましくは準備段階では P−Tex層27および下部構造層32からなる独立した要素として形成される 。複合物基部層はそれから形を与えられ、金属エッジ30が仮に取り付けられる 。そのような組立体はそれから、以下に説明するように型内に配置される。 コア22は基部26の基部構造層32の上部に配置される。熱可塑性複合物層 28はコア22の上部および側面を覆うとともにエッジ30に接合されている。 基部構造層32はまた熱可塑性複合物層28に接合されていてもよい。以下に述 べるように、スキーの製造中に熱可塑性複合物層28とコア22との間の化学的 な接着が形成される。外側すなわち表面層24は、熱可塑性複合物層28の外面 に接合されることにより、スキー20の外側上部および側壁を形成する。外側層 24は好ましくはアクリルまたはウレタンから形成されている。外側層24はス キー20の化粧用の上部すなわちキャップとして機能しており、スキーのグラフ ィックスを担うとともに、熱可塑性複合物構造層28の保護カバーとしても作用 している。 ここで、スキー20の好ましい実施例を製造する方法について図3〜図7を参 照して説明する。まず図3には、シェル23の形成の仕方が示されている。代表 的には大きなスプール上に、外側層24を形成するアクリルまたはウレタンの矩 形状シートと、熱可塑性複合物層28のシートとが設けられている。 熱可塑性複合物層28はまず繊維ガラス、ケブラー、カーボンまたはセラミッ ク繊維のような一方向または多方向の繊維が埋め込まれた熱可塑性材料から構成 されている。繊維ガラスは容易に手に入る低コストの材料であるので、使用され るのに好ましい繊維である。しかしながら、特別の設計特性を達成するために他 の材料を選択するようにしてもよい。ケブラーは非常に高い強度と低い重量とを 有するアラミド繊維である。それはまた高い引っ張り強さを有する。カーボン繊 維は適合した応力下で極限の温度まで加熱されたグラファイト繊維である。それ は非常に高い弾性係数と低い重量とを有している。セラミック繊維は高温下で処 理され金型から引き出された、ガラス繊維と類似した単結晶の酸化物繊維である 。それらは優れた疲労抵抗を与える。 好ましい実施例において、繊維ガラスのストランドは多方向の織物体を形成し 、熱可塑性材料内に配置されて熱可塑性複合物シートを形成する。好ましくは溶 液塗布プロセス(solution coating process)が用いられる。このプロセスでは 熱可塑性材料を溶媒内で溶解させ、織られた繊維ガラス織物体をプラスティック /溶媒溶液に充満させ、さらに溶媒を除去することを必要とする。プラスティッ クおよび繊維ガラスはシート形状のままである。また、引抜きのような他の知ら れた製造プロセスを用いてもよい。熱可塑性複合物シートは矩形パターンに切断 されて熱可塑性複合物層28を形成する。 外側層24はスキーのグラフィックスを担っている。これらのグラフィックス は、好ましくは外側層24が熱可塑性複合物層28に接合される前に、外側層2 4の下面に適用されるインク昇華プロセスによりつけられる。外側層24はまた 熱可塑性複合物層28に接合される前にそれに調和した矩形形状に切断される。 図3に示すように、2つの層はローラ34の間に外側層24および熱可塑性複合 物層28を供給することにより接合される。ローラ34を通した加熱に加えて層 24および28へのローラ34の圧力により外側層24を熱可塑性複合物層28 に接合させてシェル23を形成する。熱および圧力が加えられるにつれて層間に 化学的な接着が生じるので、外側層24と熱可塑性複合物層28との間には接着 剤が必要とされない。一方、これらの層を接合するために接着剤を用いるように してもよい。 図4に示すように、シェル23はそれから、シェル23をトップキャップ形状 に成形する前に赤外線ランプ36のような熱源により加熱してシェル23に追加 的な熱を与えるようにしてもよい。シェル23を融点より低い温度まで加熱する ことにより、シェル23は容易に変形可能となる。 ここで図5を参照すると、加熱されたシェル23は型38内に配置される。型 38は第1形成金型40とこれと協働する形状の第2形成金型42とを含んでい る。第1形成金型40は所望のトップキャップ形状の内面の形状をなす突出部を 含んでいる。第2形成金型42はシェル23を成形することにより形成される所 望のトップキャップの外形形状をなす凹部を含んでいる。従って、第2形成金型 42内の凹部の形状はスキー20の上部および側面の最終的な外形形状に非常に 近いものとなっている。第1および第2形成金型40および42の突出部および 凹部はそれぞれ、形を与えられたシェル23の所望の最終的な厚さを規定するだ けでなく、それらはまた所望の反り、サイドカットおよび先端とテールの曲率を 規定する。シェル23は赤外線ランプにより加熱された後、第1および第2形成 金型40および42の間に配置される。形成金型40および42はそれから、約 45〜60秒の間一緒に押圧する。この時間中に、金型はシェル23に形を与え つつそれから熱を吸収する。硬化を達成するために、金型40および42は好ま しくはシェル23よりも低い温度に保たれる。スキー製造のための本方法のこの 工程は、形成された外側層24内に熱硬化性繊維ガラス材料を配置するという現 在用いられているトップキャップを形成する方法を越えた顕著な進歩を与えるも のである。従来のプロセスは次の工程に進む前に少なくとも10分の硬化期間を 必要とする。しかしながら、本発明の方法では、シェル23をトップキャップ形 状に形成するために、比較的短い45〜60秒という時間のみが必要とされる。 このようにして、それに接合される補強用熱可塑性複合物層28を有する化粧シ ェルからなる構造スキーシェルがもたらされる。この進歩したシェルは従って、 より速くかつ誤差の可能性が少ない状態で製造される。シェルの層間の改良され た接着がまたここで開示された方法により達成される。 ここで図6を参照すると、形成されたシェル23はそれから、上述したように P−Tex層27、基部構造層32およびエッジ30から構成される基部26の 近くに配置される。シェル23および基部26はジグ44内に配置される。ジグ 44は一つの実施例において上部ユニット46と底部ユニット48とを含んでお り、両方とも、保持するとともにシェル23を基部26に対向させる凹部を有し ている。基部26およびシェル23はそれらの間にコア22が形成される空間を 形成している。ジグ44は、反り、曲率およびサイドカットを含むスキーの所望 の外形寸法を含むように形成されている。一つの実施例において、ジグ44はス キーの先端が位置決めされた凹部の前方から延びる溝49を含んでおり、それを 通して発砲コアが知られた方法により注入される。 図7を参照すると、上部ユニット46と底部ユニット48との間にシェル23 および基部26が保持されたジグ44の閉ざされた位置が示されている。注入器 50は溝49に接続され、フォーム材52が高圧でシェル23と基部26との間 の空間に押し出される。フォーム材は好ましくは数分で硬化する熱硬化性ポリエ チレンである。フォーム材が硬化するにつれ、それは基部26およびシェル23 の熱可塑性複合物層28を接着する。この接着によりスキー20が1つとなって 最終形状に保持される。いったん熱硬化性フォーム材が完全に硬化してコア22 を形成すると、スキー20はジグ44から取り除かれ、側面およびエッジがトリ ミングされて仕上げられる。 上述したように、この方法は従来のスキー製造方法を越えるいくつかの利点を 与える。スキー20を精密かつ正確に製造するためにかかり得る時間は、熱可塑 性複合物層28を用いることで非常に短縮される。シェル23をトップキャップ 形状に成形するステップは従来のプロセスに比べて相対的に容易で、かつ効果的 および迅速に行われるものである。大きな労働力を要する手作業によるレイアッ プは必要とされない。また、コア22とシェル23との間の接着は、これら2つ の部材間に、熱硬化性繊維ガラス材料とポリエチレンコアとの間に形成されるよ うな機械的な接着よりもむしろ化学的な接着が第1に形成されるので、より容易 に達成される。従って、表面に特別な準備を施さなくとも、信頼性のある接着を 得ることができる。 本発明の範囲内で上述した方法のいくつかの明らかな変形例を用いたり考慮に 入れることができる。例えば、基部26には熱硬化性基部構造層32ではなく熱 可塑性複合物構造層を設けることができる。また、熱可塑性複合物層28と外側 層24との間にはこれら2つを接合するために接着剤を用いてもよい。熱可塑性 複合物を形成するために繊維ガラス以外の異なる繊維を用いることができる。ま た、単軸または多軸の繊維配置を用いることができる。熱可塑性複合物の樹脂材 料はウレタン、アクリル、ポリアミドまたはポリカーボネートから形成すること ができる。これらの材料の利点には、機械的な強度、比較的低い形成温度、比較 的低いコスト、および高い接着性が含まれる。これらの材料の高い表面エネルギ ーはそれらをフォーム材およびまたウレタンまたはアクリルの上部層に接合する ことを助長している。注入されたフォーム材と熱硬化性樹脂材料との間の場合に は単なる機械的な接着ではなく化学的な接着が生じるので、この接着は接着前に 熱可塑性複合物層の表面を物理的に粗くすることなく達成することができる。 本発明によるスキーの特別な変形構造を図8〜図10に示すとともに以下に説 明する。図8において、木材コア22′を有するスキー20′が示されている。 標準的なトーションボックス54が既存の方法によりコア22′のまわりに配置 されている。代表的には繊維ガラス、または他の複合物のソック(sock)がコア 22′のまわりに配置され熱硬化性樹脂に埋め込まれている。エッジ30を有す る基部26′およびシェル23′はそれからトーションボックス54に接合され る。トーションボックス54は独立した繊維複合物層が必要とされないように基 部構造層を形成するとよい。しかしながら、熱可塑性複合物層28′は、形成さ れてトーションボックス54に接合される前に、外側層24′に接合される。熱 可塑性複合物層28′は第1に、外側層24′を裏打ちして外側層24′に耐熱 性および剛性を加えるものとして機能する。もし外側層24′が最適な耐熱性よ りも小さい特性を有するウレタンプラスティックまたは他の材料から構成される 場合には、外側層24′を冷却する間にスキー20′の上面および側面上にくぼ みや他の不連続性が生じる。シェル23′がトーションボックス54に接合され る前に熱可塑性複合物層28′を外側層24′に接合することにより、シェル2 3′の耐熱性および剛性が、くぼみや他の不連続性が生じないように非常に高め られる。熱可塑性複合物層28′はまたスキー20′の構造特性を大きくするこ とができるとともに、トーションボックス54を外側層24′に容易に接合する ことを助長している。 ここで図9を参照して、本発明の別の変形実施例を与える。この実施例におい て、コア22″は好ましくは木材であるが、その代わりにフォーム材または他の 材料から構成されるようにしてもよい。他方において、この実施例の重要な特徴 は熱可塑性複合物トーションボックス28″が完全にコア22″を取り囲んでい ることである。熱可塑性複合物トーションボックス28″は、熱可塑性複合物材 料のシートを加熱するとともにコア22″のまわりを包むことにより配置するよ うにしてもよい。ポリエチレン基部22′およびエッジ30が設けられ、外側層 24′が熱可塑性複合物トーションボックス28″の上部および側面を取り囲ん でいる。 図10は本発明のさらに別の実施例を示している。この実施例において、上述 した図2に示された基部26にはP−Tex層27に接続された基部構造層32 およびエッジ30が設けられている。木材またはフォーム材から形成されたコア が基部構造層32の上に配置されている。一方、この実施例において、シェル2 本発明の好ましい実施例を図示して述べてきたが、本発明の精神および範囲か ら離れることなく各種の変形をなし得ることが理解されるであろう。例えば、上 述したように、本発明の滑走具はスノーボードや雪上を滑走するための他の器具 を含むようにしてもよい。方法および構造はこれにより詳細においてわずかに変 更され得るが、それでもここで請求された本発明の範囲に含まれるものである。 本発明の実施例において排他的な所有権または特権を請求するものを請求の範 囲のように規定する。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年5月3日 【補正内容】 外側シェルおよび基部がジグ内に配置される前に、フォーム材に接触して上部 および基部を発砲コアに接合させることになる繊維ガラスの表面は粗く加工され なければならず、その結果これらの部分の間の機械的な接着がこれらの間の早す ぎる層間剥離を避けるのに十分であるようにしている。重要な化学的な接着は、 硬化された繊維ガラス層と発砲コアとの間では生じない。従って、たとえ機械的 な接着強度を増加させるために念入りに表面を研磨したとしても、かなりの度合 いでの層間剥離、およびこのための可撓性特性またはスキーの構造低下が時間の 経過とともに生じる。 乾いていない繊維ガラス/熱硬化性樹脂複合物を配置し、それが硬化するのを 待ち、さらにフォーム材によく接着されるようにその表面を準備するという工程 は、大きな労働量を必要し、多くの時間を要し、さらに不正確なものである。従 って、比較的低コストの材料が用いられているにもかかわらず、スキーのコスト は高い。 トーションボックス構造のスキーにおいてもまた、トーションボックスの上部 、また可能であれば側面に接着される上部層または外側シェルを含んでいる。ト ーションボックスはスキーのコアを完全に取り囲む荷重支持シェルである。トー ションボックスは熱硬化性樹脂材料が含浸された高弾性係数の繊維ソック(fibe r sock)(繊維ガラス、カーボン、ケブラー(登録商標)、またはセラミック) から構成されている。コアは代表的にはモミ(fir)やトウヒ(spruce)のよう な木材からなり、またポリエチレンフォームであってもよい。繊維ソックを有す る熱硬化樹脂を用いた現在の包み込みおよび硬化のプロセスはまた非常に多くの 時間を要するとともに難しいものである。 上述したような上部層を含む上部を有するスキー、すなわちスキーの上面だけ でなく側面にまで下がってエッジからエッジまで延びる外側シェルを有するスキ ーが、最近では非常に人気が出ている。しかしながら、そのようなシェルには、 それらが作られるアクリルまたはウレタン材料の熱安定性が欠如しているという 問題がある。これらの材料は、シェルがスキーに配置された後に冷却されて生じ る収縮によって多くの傷んだスキーが製造されるという観点で安定性および剛性 が欠如している。シェルは冷却するにつれて収縮し、時々、くぼみ、出っ張りま たは他の不連続性が生じることになる。 本発明は、このような方法およびスキー構造の上述した欠点に鑑みて開発され たものである。本発明の方法および構造を用いることにより、製造時間および発 砲射出コアを有するスキー、他のコアを有するスキー、およびエッジ・ツー・エ ッジの外側シェルを有するスキーを製造するのに固有な誤差は減少するであろう 。 発明の概要 雪上を滑走するための滑走具を製造する方法が提供される。滑走具は好ましく はスキーであるが、そうではなくスノーボードや他の雪上滑走具であってもよい 。 コア22は基部26の基部構造層32の上部に配置される。熱可塑性複合物層 28はコア22の上部および側面を覆うとともにエッジ30に接合されている。 基部構造層32はまた熱可塑性複合物層28に接合されていてもよい。以下に述 べるように、スキーの製造中に熱可塑性複合物層28とコア22との間の化学的 な接着が形成される。外側すなわち表面層24は、熱可塑性複合物層28の外面 に接合されることにより、スキー20の外側上部および側壁を形成する。外側層 24は好ましくはアクリルまたはウレタンから形成されている。外側層24はス キー20の化粧用の上部すなわちキャップとして機能しており、スキーのグラフ ィックスを担うとともに、熱可塑性複合物構造層28の保護カバーとしても作用 している。 ここで、スキー20の好ましい実施例を製造する方法について図3〜図7を参 照して説明する。まず図3には、シェル23の形成の仕方が示されている。代表 的には大きなスプール上に、外側層24を形成するアクリルまたはウレタンの矩 形状シートと、熱可塑性複合物層28のシートとが設けられている。 熱可塑性複合物層28はまず繊維ガラス、ケブラー(登録商標)、カーボンま たはセラミック繊維のような一方向または多方向の繊維が埋め込まれた熱可塑性 材料から構成されている。繊維ガラスは容易に手に入る低コストの材料であるの で、使用されるのに好ましい繊維である。しかしながら、特別の設計特性を達成 するために他の材料を選択するようにしてもよい。ケブラー(登録商標)は非常 に高い強度と低い重量とを有するアラミド繊維である。それはまた高い引っ張り 強さを有する。カーボン繊維は適合した応力下で極限の温度まで加熱されたグラ ファイト繊維である。それは非常に高い弾性係数と低い重量とを有している。セ ラミック繊維は高温下で処理され金型から引き出された、ガラス繊維と類似した 単結晶の酸化物繊維である。それらは優れた疲労抵抗を与える。 ここで図9を参照して、本発明の別の変形実施例を与える。この実施例におい て、コア22″は好ましくは木材であるが、その代わりにフォーム材または他の 材料から構成されるようにしてもよい。他方において、この実施例の重要な特徴 は熱可塑性複合物トーションボックス28″が完全にコア22″を取り囲んでい ることである。熱可塑性複合物トーションボックス28″は、熱可塑性複合物材 料のシートを加熱するとともにコア22″のまわりを包むことにより配置するよ うにしてもよい。ポリエチレン基部26″およびエッジ30が設けられ、外側層 24′が熱可塑性複合物トーションボックス28″の上部および側面を取り囲ん でいる。 図10は本発明のさらに別の実施例を示している。この実施例において、上述 した図2に示された基部26にはP−Tex層27に接続された基部構造層32 本発明の好ましい実施例を図示して述べてきたが、本発明の精神および範囲か ら離れることなく各種の変形をなし得ることが理解されるであろう。例えば、上 述したように、本発明の滑走具はスノーボードや雪上を滑走するための他の器具 を含むようにしてもよい。方法および構造はこれにより詳細においてわずかに変 更され得るが、それでもここで請求された本発明の範囲に含まれるものである。 本発明の実施例において排他的な所有権または特権を請求するものを請求の範 囲のように規定する。 請求の範囲 1. 基部と、外側層を含むシェルに覆われたコアとを有する滑走具の製造方 法において、 (a)熱可塑性樹脂内に配置された繊維から構成される熱可塑性複合物層を提 供する工程と、 (b)熱可塑性複合物層を外側層に接合する工程と、 (c)外側層と熱可塑性複合物層とを含むシェルをキャップ状に成形してスキ ーの上部および側面を覆う工程であって、前記成形は接合された熱可塑性複合物 層および外側層をキャップ状の型に配置し、接合された層をキャップ状となるよ うに圧縮し、さらにそのキャップ状のものをキャップ状の型から取り除くことに より達成される工程と、 (d)キャップ状の型からシェルが取り除かれた後に、シェルを基部およびコ アに接合する工程とを備えたことを特徴とする製造方法。 2. 熱可塑性複合物層は熱可塑性樹脂内で複数方向に延びる繊維を含むこと を特徴とする請求項1記載の製造方法。 3. 熱可塑性複合物は一緒に織り合わされた繊維を含むことを特徴とする請 求項2記載の製造方法。 4. シェルを成形する前記工程の前に、外側層と熱可塑性複合物層とを含む シェルを加熱する工程をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の製造方法 。 5. シェルを成形する前記工程は、形成金型によりシェルをキャップ構造と なるように押圧し、金型はシェルを加熱する前記工程からの熱の少なくとも一部 を吸収することを特徴とする請求項4記載の製造方法。 6. 基部と、外側層を含むシェルに覆われたコアとを有する滑走具の製造方 法において、 (a)熱可塑性樹脂内に配置された繊維から構成される熱可塑性複合物層を提 供する工程と、 (b)熱可塑性複合物層を外側層に接合する工程と、 (c)外側層と熱可塑性複合物層とを含むシェルを加熱する工程と、 (d)外側層と熱可塑性複合物層とを含むシェルをキャップ状に成形してスキ ーの上部および側面を覆う工程であって、シェルを成形する前記工程は形成金型 によりシェルをキャップ構造となるように押圧し、金型はシェルを加熱する前記 工程からの熱の少なくとも一部を吸収することにより達成される工程と、 (e)コアのまわりに配置されるトーションボックスを提供する工程と、 (f)底面、上面および側面を有する基部であって前記側面は基部の長さ方向 の少なくとも一部に沿って延びるエッジを有する基部を提供する工程と、 (g)基部とシェルとの間にコアおよびトーションボックスを挿入する工程と 、 (h)シェルを基部およびコアに接合する工程とを備えたことを特徴とする製 造方法。 7. トーションボックスは熱可塑性複合物からなることを特徴とする請求項 6記載の製造方法。 8. シェルを加熱する前記工程は、シェルを少なくとも1つの赤外線ランプ の近くに配置する工程を含むことを特徴とする請求項5記載の製造方法。 9. 底面、上面および側面を有する基部であって前記側面は基部の長さ方向 の少なくとも一部に沿って延びるエッジを有する基部を提供する工程と、 シェルがキャップ状に形成された後に、基部とシェルとの間にコアを挿入する 工程と、 基部およびシェルをコアのまわりに接合する工程とをさらに備えたことを特徴 とする請求項5記載の製造方法。 10. 基部と、外側層を含むシェルに覆われたコアとを有する滑走具の製造 方法において、 (a)熱可塑性樹脂内に配置された繊維から構成される熱可塑性複合物層を提 供する工程と、 (b)熱可塑性複合物層を外側層に接合する工程と、 (c)外側層と熱可塑性複合物層とを含むシェルを加熱する工程であって、シ ェルを成形する前記工程は形成金型によりシェルをキャップ構造となるように押 圧し、金型はシェルを加熱する前記工程からの熱の少なくとも一部を吸収するこ とにより達成される工程と、 (d)加熱後に、外側層と熱可塑性複合物層とを含むシェルをキャップ状に成 形してスキーの上部および側面を覆う工程と、 (e)底面、上面および側面を有する基部であって側面が基部の長さ方向の少 なくとも一部に沿って延びるエッジを有する基部を提供する工程と、 (f)基部とシェルとの間にコアを挿入する工程と、 (g)基部およびシェルをコアのまわりに接合する工程とを備え、 コアを挿入する前記工程と、基部およびシェルを接合する前記工程とは、基部 をジグ内において成形後のシェルの近くに位置決めする工程であって、シェルの 熱可塑性複合物層が基部に対向し、シェルおよび基部がスキーの外形形状を形成 し、さらに基部とシェルとの間に空間を有するようにする工程と、基部をシェル に接合させるフォーム材を基部とシェルとの間の空間に注入する工程とを備えた ことを特徴とする製造方法。 11. 基部をシェルの近くに位置決めする前記工程の前に、複合物補強層を 基部の上面において基部の長さ方向の少なくとも一部に沿って接合する工程をさ らに備えたことを特徴とする請求項10記載の製造方法。 12. 複合物補強層を基部の上面に接合する前記工程は、熱可塑性複合物を 基部の上面に接合する工程を含むことを特徴とする請求項11記載の製造方法。 13. 熱可塑性複合物を基部の上面に接合する前記工程は、熱可塑性複合物 に熱を加える工程と、熱可塑性複合物を上面に押圧する工程とを含むことを特徴 とする請求項12記載の製造方法。 14. 熱可塑性複合物は熱可塑性樹脂内で複数方向に延びる繊維を含むこと を特徴とする請求項9記載の製造方法。 15. 基部と、外側層を含むシェルに覆われたコアとを有する滑走具の製造 方法において、 (a)熱可塑性樹脂内に配置された繊維から構成される熱可塑性複合物層を提 供する工程と、 (b)熱可塑性複合物層を外側層に接合する工程と、 (c)外側層と熱可塑性複合物層とを含むシェルを加熱する工程であって、シ ェルを成形する前記工程は形成金型によりシェルをキャップ構造となるように押 圧し、金型はシェルを加熱する前記工程からの熱の少なくとも一部を吸収するこ とにより達成される工程と、 (d)加熱後に、外側層と熱可塑性複合物層とを含むシェルをキャップ状に成 形してスキーの上部および側面を覆う工程と、 (e)底面、上面および側面を有する基部であって側面が基部の長さ方向の少 なくとも一部に沿って延びるエッジを有する基部を提供する工程と、 (f)基部とシェルとの間にコアを挿入する工程と、 (g)基部とシェルをコアのまわりに接合する工程とを備え、 熱可塑性複合物は一緒に織り合わされ熱可塑性樹脂内で複数方向に延びる繊維 を含むことを特徴とする製造方法。 16. 熱可塑性複合物層を外側層に接合する前記工程は、キャップ状に成形 される前に平坦である層に熱を与える工程と、それらを一緒に押圧する工程とを 含むことを特徴とする請求項1記載の製造方法。 17. (a)外側層と、 (b)上面、下面および2つの側面を有するコアと、 (c)前記外側層に直接接合される構造層であって、前記構造層は熱可塑性材 料に埋め込まれた多方向の高弾性係数の補強用繊維を有する熱可塑性材料からな り、前記熱可塑性材料は前記コアの上面および側面に沿って配置され、前記外側 層は前記コアおよび前記熱可塑性材料の上面および側面に沿って前記熱可塑性材 料に直接接合されるシート状の材料を含み、前記熱可塑性材料は前記外側層を前 記コアに接合させ、前記構造層は前記コアに直接接合される構造層と、 (d)雪に接触する滑走底面、側面および上面を有する基部であって、前記上 面が樹脂含浸繊維材料を有する前記コアに接合される基部と、 (e)前記基部の側面に沿って長さ方向に延びるエッジとを備えたことを特徴 とする雪上を滑走するための滑走具。 18. (a)上面、下面および2つの側面を有するコアと、 (b)前記コアの上面および側面に接合される上部構造層であって、それに埋 め込まれた繊維を有する熱可塑性材料からなる上部構造層と、 (c)滑走底面、上面、およびエッジを含む側面を有する基部と、 (d)コアの下間、および基部の上面に接合される底部構造層とを備えたこと を特徴とする雪上を滑走するための滑走具。 19. 前記上部構造層に直接接合される外側層であって、前記外側層は前記 コアおよび前記熱可塑性材料の上面および側面に沿って前記熱可塑性材料に直接 接合されるシート状の材料を含み、前記外側層および前記構造層は実質的に同一 の広がりを持っていることを特徴とする請求項18記載の滑走具。 20. 前記上部構造層および前記底部構造層は、コアのまわりを包み込む熱 可塑性材料から一体に形成されていることを特徴とする請求項18記載の滑走具 。 21. 前記コアは射出成形フォーム材からなることを特徴とする請求項18 記載の滑走具。 22. (a)上面、下面および2つの側面を有するコアと、 (b)前記コアを取り囲む構造層であって、上面、下面、および前記コアに直 接接合される2つの側面を有する構造層と、 (c)前記構造層の下面に取り付けられた基部と、 (d)前記構造層の上面および側面に横たわる上部層と、 (e)前記上部層と前記構造層との間に配置され前記上部層に剛性と安定性と を与える安定化層であって、熱可塑性樹脂に埋め込まれた高弾性係数の繊維から 構成される熱可塑性複合物材料を含み、前記上部層に直接接合されるとともに前 記上部層と同一の広がりを持っている安定化層とを備えたことを特徴とする雪上 を滑走するための滑走具。 23. 基部と、外側層を含むシェルに覆われたコアとを有する滑走具の製造 方法において、 (a)熱可塑性樹脂内に配置された繊維から構成される熱可塑性複合物層を提 供する工程と、 (b)前記外側層の熱安定性を増加させるために熱可塑性複合物層を外側層に 接合する工程と、 (c)構造層をコアの少なくとも上部に接合する工程と、 (d)構造層がコア上に配置された後であって熱可塑性複合物層および外側層 が接合された後に、熱可塑性複合物および外側層を構造層およびコアに接合する 工程とを備え、 熱可塑性複合物および外側層は滑走具の上部および側面を覆っていることを特 徴とする製造方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 基部と、外側層を含むシェルに覆われたコアとを有する滑走具の製造方 法において、 (a)熱可塑性樹脂内に配置された繊維から構成される熱可塑性複合物層を提 供する工程と、 (b)熱可塑性複合物層を上部層に接合する工程と、 (c)上部層と熱可塑性複合物層とを含むシェルをキャップ状に成形してスキ ーの上部および側面を覆う工程と、 (d)シェルを基部およびコアに接合する工程とを備えたことを特徴とする製 造方法。 2. 熱可塑性複合物層は熱可塑性樹脂内で複数方向に延びる繊維を含むこと を特徴とする請求項1記載の製造方法。 3. 熱可塑性複合物は一緒に織り合わされた繊維を含むことを特徴とする請 求項2記載の製造方法。 4. シェルを成形する前記工程の前に、上部層と熱可塑性複合物層とを含む シェルを加熱する工程をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の製造方法 。 5. シェルを成形する前記工程は、形成金型によりシェルをキャップ構造と なるように押圧し、金型はシェルを加熱する前記工程からの熱の少なくとも一部 を吸収することを特徴とする請求項4記載の製造方法。 6. コアのまわりに配置されるトーションボックスを提供する工程と、 底面、上面および側面を有する基部であって前記側面は基部の長さ方向の少な くとも一部に沿って延びるエッジを有する基部を提供する工程と、 基部とシェルとの間にコアおよびトーションボックスを挿入する工程とをさら に備えたことを特徴とする請求項5記載の製造方法。 7. トーションボックスは熱可塑性複合物からなることを特徴とする請求項 6記載の製造方法。 8. シェルを加熱する前記工程は、シェルを少なくとも1つの赤外線ランプ の近くに配置する工程を含むことを特徴とする請求項5記載の製造方法。 9. 底面、上面および側面を有する基部であって前記側面は基部の長さ方向 の少なくとも一部に沿って延びるエッジを有する基部を提供する工程と、 基部とシェルとの間にコアを挿入する工程と、 基部およびシェルをコアのまわりに接合する工程とをさらに備えたことを特徴 とする請求項5記載の製造方法。 10. コアを挿入する前記工程と、基部とシェルとを接合する前記工程とは 、 基部をジグ内において成形後のシェルの近くに位置決めする工程であって、シ ェルの熱可塑性複合物層が基部に対向し、シェルおよび基部がスキーの外形形状 を形成し、さらに基部とシェルとの間に空間を有するようにする工程と、 基部をシェルに接合させるフォーム材を基部とシェルとの間の空間に注入する 工程とを備えたことを特徴とする請求項9記載の製造方法。 11. 基部をシェルの近くに位置決めする前記工程の前に、複合物補強層を 基部の上面において基部の長さ方向の少なくとも一部に沿って接合する工程をさ らに備えたことを特徴とする請求項10記載の製造方法。 12. 複合物補強層を基部の上面に接合する前記工程は、熱可塑性複合物を 基部の上面に接合する工程を含むことを特徴とする請求項11記載の製造方法。 13. 熱可塑性複合物を基部の上面に接合する前記工程は、熱可塑性複合物 に熱を加える工程と、熱可塑性複合物を上面に押圧する工程とを含むことを特徴 とする請求項12記載の製造方法。 14. 熱可塑性複合物は熱可塑性樹脂内で複数方向に延びる繊維を含むこと を特徴とする請求項9記載の製造方法。 15. 熱可塑性複合物は一緒に織り合わされた繊維を含むことを特徴とする 請求項14記載の製造方法。 16. 熱可塑性複合物層を外側層に接合する前記工程は、層に熱を与える工 程と、それらを一緒に押圧する工程とを含むことを特徴とする請求項1記載の製 造方法。 17. (a)外側層と、 (b)上面、下面および2つの側面を有するコアと、 (c)前記外側層に接合される構造層であって、前記構造層は熱可塑性材料に 埋め込まれた多方向の高弾性係数の補強用繊維を有する熱可塑性材料からなり、 前記熱可塑性材料は前記コアの上面および側面に沿って配置され、前記熱可塑性 材料は前記外側層を前記コアに接合させる構造層と、 (d)雪に接触する滑走底面、側面および上面を有する基部であって、前記上 面が樹脂含浸繊維材料を有する前記コアに接合される基部と、 (e)前記基部の側面に沿って長さ方向に延びるエッジとを備えたことを特徴 とする雪上を滑走するための滑走具。 18. (a)上面、下面および2つの側面を有するコアと、 (b)前記コアの上面および側面に接合される上部構造層であって、それに埋 め込まれる繊維を有する熱可塑性材料からなる上部構造層と、 (c)滑走底面、上面、およびエッジを含む側面を有する基部と、 (d)コアの下面、および基部の上面に接合される底部構造層とを備えたこと を特徴とする雪上を滑走するための滑走具。 19. 前記上部構造層に接合される外側層をさらに含むことを特徴とする請 求項18記載の滑走具。 20. 前記上部構造層および前記底部構造層は、コアのまわりを包み込む熱 可塑性材料から一体的形成されていることを特徴とする請求項18記載の滑走具 。 21. 前記コアは射出成形フォーム材からなることを特徴とする請求項18 記載の滑走具。 22. (a)上面、下面および2つの側面を有するコアと、 (b)前記コアを取り囲む構造層であって、上面、下面および2つの側面を有 する構造層と、 (c)前記構造層の下面に取り付けられた基部と、 (d)前記構造層の上面および側面に横たわる上部層と、 (e)前記上部層と前記構造層との間に配置され前記上部層に剛性と安定性と を与える安定化層であって、熱可塑性樹脂に埋め込まれた高弾性係数の繊維から 構成される熱可塑性複合物材料からなる安定化層とを備えたことを特徴とする雪 上を滑走するための滑走具。
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