JPH09511271A - ゼオライトmapおよびタンパク質分解酵素を含んでなる洗剤組成物 - Google Patents
ゼオライトmapおよびタンパク質分解酵素を含んでなる洗剤組成物Info
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- JPH09511271A JPH09511271A JP7525693A JP52569395A JPH09511271A JP H09511271 A JPH09511271 A JP H09511271A JP 7525693 A JP7525693 A JP 7525693A JP 52569395 A JP52569395 A JP 52569395A JP H09511271 A JPH09511271 A JP H09511271A
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Abstract
(57)【要約】
アニオン、非イオン、カチオン、両性および双性イオンの洗浄活性成分およびそれらの混合物から選択される界面活性剤、1.33以下のケイ素/アルミニウム比を有するゼオライトPを含んでなる洗剤ビルダー(ゼオライトMAP)、および10以下の等電点を有するタンパク質分解酵素を含んでなる洗剤組成物を開示する。アルカラーゼが例示される。好ましくは、組成物は10を超える等電点を有する酵素を含有しない。
Description
【発明の詳細な説明】
ゼオライトMAPおよびタンパク質分解酵素を含んでなる洗剤組成物
技術分野
本発明は、洗剤組成物および、特に、水硬度の金属イオン封鎖剤としてゼオラ
イトを含んでなる洗濯洗剤組成物の洗浄性能の改良に関する。
背景技術
布帛の洗浄のための洗剤組成物は、洗濯液中のカルシウムおよびマグネシウム
の水硬度イオンの濃度を低下させ、これにより硬水および軟水の双方においてす
ぐれた洗浄作用を提供する洗剤ビルダーを通常含有する。
従来、無機リン酸塩、例えば、トリポリリン酸ナトリウムは洗濯洗剤のための
ビルダーとして使用されている。近年、アルカリ金属アルミノシリケートイオン
交換体、特に結晶質ナトリウムアルミノシリケートゼオライトAが無機リン酸塩
の代替物として提案されてきている。
例えば、EP21,491A(プロクター・アンド・ギャンブル)は、ゼオラ
イトA、XまたはP(B)またはそれらの混合物を包含するビルダー系を含有す
る洗剤組成物を開示している。EP384,070A(ユニリーバ)は、1.3
3以下の特に低いケイ素/アルミニウム比を有する特別のゼオライトP物質(以
後ゼオライトMAPと呼ぶ)を開示しており、そして洗剤ビルダーとしてのその
使用を記載している。しかしながら、今日まで、ゼオライトAは商業的に入手可
能な製品の中で好ましいアルミノシリケート洗剤ビルダーである。
プロテアーゼを含有する洗剤組成物はこの分野においてよく知られている。洗
剤の中にプロテアーゼを使用することによって、被服上のしみおよび汚れの中に
存在するタンパク質をそれらが水中に容易に溶解するような程度に分解すること
ができる。
種々の性能の基準を満足する各プロテアーゼの相対的能力は洗剤マトリックス
の組成に依存することは、等しくよく認識されている。結局、洗剤の配合者は、
きわめてすぐれた洗浄性能を有するプロテアーゼを含有する洗剤組成物を提供す
るという困難な仕事に直面する。
EP384,070A(ユニリーバ)は、ゼオライトMAPが洗剤ビルダーと
して他のゼオライトを越えた利点を有することを示唆している。しかしながら、
洗剤ビルダーとしてゼオライトMAPを含んでなる洗剤組成物は、他のゼオライ
ト、例えば、ゼオライトAを含んでなる普通の洗剤組成物と比較したとき、捺染
した綿布帛と顕著な不適合性を有することを我々は見出した。特に、ゼオライト
MAPを含有する洗剤組成物は、ゼオライトAを含んでなる普通の洗剤組成物と
比較したとき、捺染した綿布帛の表面からの捺染顔料の除去に導く傾向がある。
ある種のタンパク質分解酵素、例えば、高い等電点を有するものの存在は、この
効果を悪化することが見出された。
我々は、驚くべきことには、この問題は10以下の等電点を有するタンパク質
分解酵素を洗剤組成物の中に混入することによって改善できることを見出した。
したがって、本発明は、ゼオライトMAPを含んでなりかつ10以下の等電点
を有するプロテアーゼを含有する洗剤組成物の捺染された綿布帛の保護のプロフ
ィルが、10より高い等電点を有する他のプロテアーゼを含有する匹敵するそれ
よりすぐれるという予期せざる知見に基づく。
10以下の等電点を有する本発明による適当なプロテアーゼの例は、アルカラ
ーゼ(Alcalase)(商標)、マキサターゼ(Maxatase)(商標
)、オプチマーゼ(Optimase)(商標)およびプリマーゼ(Prima
se)(商標)を包含する。10より高い等電点を有しかつゼオライトMAPを
含有する組成物においてこのようなすぐれた捺染された綿布帛の保
護のプロフィルを与えないことがわかったプロテアーゼの例は、EP384,0
70A(ユニリーバ)に開示されているサビナーゼ(Savinase)(商標
)、オプチクリーン(Opticlean)(商標)、マクサカル(Maxac
al)(商標)、プラフェクト(Purafect)(商標)、およびエスペラ
ーゼ(Esperase)(商標)である。
この知見により、綿布帛に対するきわめてすぐれたクリーニングおよび捺染さ
れた布帛の保護の性質の双方を提供する洗剤組成物を配合することができる。
発明の開示
したがって、本発明は、
(a)アニオン、非イオン、カチオン、両性および双性イオンの洗浄活性成分
およびそれらの混合物から選択される界面活性剤、
(b)1.33以下のケイ素/アルミニウム比を有するゼオライトP(ゼオラ
イトMAP)を含んでなる洗剤ビルダー、および
(c)10以下の等電点を有するタンパク質分解酵素、
を含んでなる洗剤組成物を提供する。
本発明の好ましい態様において、洗剤組成物は10より大きい等電点を有する
タンパク質分解酵素を含有しない。
他の好ましい態様において、本発明による洗剤組成物は着色した布帛の洗濯に
おいて特に有用であるように配合され、好ましくは漂白剤を実質的に含有しない
。本発明の他の面によれば、組成物は蛍光増白剤を実質的に含有しない。
発明を実施するための最良の形態
本発明による洗剤組成物は、必須成分として、アニオン、非イオン、カチオン
、両性および双性イオンの洗浄活性成分およびそれらの混合物から選択される1
種以上の界面活性剤を含有する。このような界面活性剤はよく知られており、そ
して文献、例えば、¨Surface−Active Agents and
Detergents¨、Vol.IおよびII、Schwartz、Perr
yおよびBerch著、に記載されている。
適当なアニオン界面活性剤の例は、アルキルベンゼンスルホネート、特にC8
−C15のアルキル鎖長を有するナトリウム線状アルキルベンゼンスルホネート、
C12−C15第一級アルキルサルフェート、オレフィンスルホネート、アルキルキ
シレンスルホネート、ジアルキルスルホスクシネート、および脂肪酸エステルス
ルホネートを包含する。ナトリウム塩は一般に好ましい。
適当な非イオン界面活性剤の例は、1分子あたり平均5より少ないアルキレン
オキシド基、例えば、1分子あたり4より少ないアルキレンオキシド基、例えば
、1分子あたり3.5、有用には3またはそれより少ないアルキレンオキシド基
、さらに有用には、1分子あたり0.5または1、または2より多いアルキレン
オキシド基を含有する、脂肪族アルコールのアルコキシル化付加物を包含する。
特に好ましい脂肪族アルコールアルコキシレートは、アルコールの1モル当た
り平均3個のエトキシ基と縮合した、アルキル鎖中に12〜15個の炭素原子を
有する第一級アルコールである。
脂肪族アルコールの適当なアルコキシル化付加物の特定の例は、シンペロニッ
ク(Synperonic)A3(ICI製)(これは1分子あたり約3エチレ
ンオキシド基をもつC13−C15アルコールである)およびエンピラン(Empi
lan)KB3(Marchon)(これはラウリンアルコール3EOである)
である。非イオン界面活性剤の他の種類は、下記一般式のアルキルポリグリコシ
ド化合物を含んでなる。
RO(Cn H2nO)t Zx
式中Zはグルコースから誘導された部分であり、Rは12〜18個の炭素原子を
含有する飽和炭化水素アルキル基であり、tは0〜10であり、そしてnは2ま
たは3であり、xは1.1〜4であり、前記化合物は10%より少ない未反応脂
肪族アルコールおよび50%より少ない短鎖アルキルポリグリコシドを含む。こ
の型の化合物および洗剤組成物におけるそれらの使用はEP−B0070074
、0070077、0075996および0094118に記載されている。
界面活性剤は一般に洗剤組成物の中に組成物の1〜60重量%、好ましくは5
〜40重量%および最も好ましくは10〜25重量%の量で含まれるであろう。
本発明によれば、洗剤ビルダー系は、必要に応じて1または2以上の補助ビル
ダーと組み合わせた、ゼオライトMAPに基づく。使用するゼオライトMAPの
量は、例えば、1〜80重量%、より好ましくは5〜60重量%、最も好ましく
は15〜40重量%の範囲であることができる。
ゼオライトMAPはEP384,070A(ユニリーバ)に記載されている。
それは1.33以下、好ましくは0.9〜1.33の範囲内、より好ましくは0
.9〜1.2の範囲内のケイ素/アルミニウム比を有するゼオライトP型のアル
カリ金属アルミノシリケートとして定義される。
1.15以下、特に1.07以下のケイ素/アルミニウム比を有するゼオライ
トMAPは特に重要である。
1.33またはそれより小さいSi:Al比を有するゼオライトPは、下記の
工程により製造することができる。
(i) 1.4〜2.0の範囲内のモル比Na2 O:Al2 O3 を有
するナトリウムアルミネートおよび0.8〜3.4の範囲
内のモル比SiO2 :Na2 Oを有するナトリウムシリケー
トを25℃〜沸点の範囲内、通常95℃の温度において激
しく撹拌しながら一緒に混合して、下記の組成を有するゲ
ルを形成する。
Al2 O 3 :(1.75-3.5)SiO2 :(2.3-7.5)Na2 O:P(80-450)H2 O、
(ii) 前記ゲル組成物を0.5〜10時間、好ましくは2〜5時
間、70℃〜沸点、通常95℃までの範囲内の温度におい
て、存在する固体を懸濁液の中に維持するために十分に撹
拌しながら、熟成する、
(iii) こうして形成した結晶質ナトリウムアルミノシリケートを
分離し、10〜12.5の範囲内のpHに洗浄し、そして、
好ましくは150℃を超えない温度において、5重量%以
上の水分率に乾燥する。
好ましくは乾燥は噴霧乾燥またはフラッシュ乾燥である。高過ぎる温度におけ
る炉乾燥はある種の環境下において、生成物のカルシウム結合容量に悪影響を及
ぼすことがあるように思われる。
水中に溶解した市販のナトリウムメタシリケートペンタハイドレートおよび市
販のナトリウムシリケート溶液(水ガラス)の双方は、本発明に従うゼオライト
Pの製造のために適当なシリカ源である。反応成分は任意の順序で一緒に急速に
またはゆっくり添加することができる。周囲温度における急速添加、および高温
(90〜95℃)におけるゆっくりした添加の双方とも所望の生成物を与える。
しかしながら、反応成分の添加の間のゲルの激しい撹拌、および引き続く熟成
工程の間の少なくとも適度の撹拌は、純粋なゼオライトPの形成のために必須で
あるように思われる。撹拌を行なわない場合、結晶質物質とアモルファス物質と
の種々の混合物が得られることがある。
ゼオライトMAPは、一般に、GB1473201(ヘンケル)に記載されて
いる標準的方法により測定して、無水アルミノシリケートの1g当たり少なくと
も150mgのCaOのカルシウム結合容量を有する。カルシウム結合容量は通
常160mgCaO/gであり、そして170mgCaO/g程度に高いことが
ある。
ゼオライトMAPは他のゼオライトに似て水和水を含有するが、本発明の目的
に対して、ゼオライトの量および百分率は純理論的無水物質で表される。周囲温
度および湿度において水和されたゼオライトMAPの中に存在する水の量は一般
に約20重量%である。
本発明に従い使用するために好ましいゼオライトMAPは、1.0〜10.0
μm、例えば、2.25〜5μm、特に2.75〜5μmのd50を有する。
本発明の1つの態様によれば、ゼオライトMAP洗剤ビルダーは粉末の形態で
ある。
しかしながら、取り扱いにおいて好都合であるためには、この物質は普通の技
術、例えば、噴霧乾燥または非塔式(non-tower)方法により造粒して大きい粒
子を形成することができる。
本発明による洗剤組成物は、10.0以下、より好ましくは9.0以下、最も
好ましくは7.0以下の等電点のタンパク質分解酵素を本質的に含んでなる。
洗剤ビルダーとしてゼオライトMAPを含んでなる洗剤組成物は、10.0以
下の等電点を有するプロテアーゼと配合すると、許容できるクリーニング性能を
提供しそして、10.0より高い等電点の組成物を有するゼオライトMAPを含
有する組成物と比較して、改良された捺染された綿布帛の保護の性能を提供する
ことが発見された。
適当なプロテアーゼは、バシラス・リヘニフォルミス(Bacillus l
icheniformis)により産生可能な、スブチリシン・カールスバーグ
(Subtilisin Carlsberg)属により代表されるプロテアー
ゼを包含する。他の適当なプロテアーゼは、バシラス・アミロリクファシエンス
(Bacillus amyloliquefaciens)により産生可能な
、スブチリシン(Subtilisin)BPN’属により代表されるプロテア
ーゼを包含する。他の適当なプロテアーゼは、前述したようにプロテアーゼの抗
体と陽性免疫学的交差反応を示すプロテアーゼである。高度に好ましいプロテ
アーゼは、商品名アルカラーゼ(Alcalase)(商標)、マキサターゼ(
Maxatase)(商標)、オプチマーゼ(Optimase)(商標)およ
びプリマーゼ(Primase)(商標)で商業的に販売されているプロテアー
ゼまたはそれらの混合物である。
本発明によるプロテアーゼは、洗剤組成物の好ましくは0.001〜2重量%
、より好ましくは0.001〜1重量%、より好ましくは0.002〜0.5重
量%の量の活性酵素で存在する。
本発明による粒状洗剤組成物において、洗剤ビルダーはゼオライトMAP単独
またはゼオライトMAPと有機または無機のコビルダーとの組み合わせであるこ
とができる。
適当な有機コビルダーはモノマーまたはポリマーのカルボキレート、例えば、
シトレートまたは中和された形態のアクリル酸、メタクリル酸および/またはマ
レイン酸のポリマーであることができる。適当な無機コビルダーは、カーボネー
ト、および非晶質および結晶質の層状ナトリウムケイ酸塩を包含する。
適当なケイ酸塩は下記の組成を有する。
NaMSix O2x+1,yH2 O
ここでMはナトリウムまたは水素、好ましくはナトリウムであり、xは1.9〜
4であり、そしてyは0〜20の数である。このような物質は米国特許第4,6
64,839号、米国特許第4,728,443号および米国特許第4,820
,439号(ヘキスト AG)に記載されている。xが2でありかつyが0であ
る化合物は特に好ましい。この合成物質はヘキスト社からδ−Na2 Si2 O5
(SKS6)として商業的に入手可能であり、そして米国特許第4,664,8
30号に記載されている。
粒状組成物中の洗剤ビルダーの合計量は1〜80重量%、より好ましくは5〜
60重量%、最も好ましくは10〜45重量%である。
本発明の洗剤組成物の中に存在することができる他の物質は、例えば、蛍光物
質、抗再析出剤、無機塩、例えば、硫酸ナトリウム、他の酵素、泡制御剤、布帛
柔軟剤、顔料、着色した斑紋および香料を包含する。
本発明の洗剤組成物は任意の適当な方法により製造することができる。粒状洗
剤組成物は任意の塔式(噴霧乾燥)または非塔式方法により好適に製造される。
噴霧乾燥塔に基づく方法において、基剤粉末をまずスラリーの噴霧乾燥により
製造し、次いで噴霧または混合する(後投与)。タンパク質分解酵素は一般に後
投与される。
ゼオライトMAPはスラリーの中に含めるために適当であるが、工程上の理由
でゼオライトMAPの一部分は塔の後に混入することが有利であろう。層状ケイ
酸塩は、使用する場合、また後投与することが好ましい。
また、本発明による粒状洗剤組成物は完全に非塔式方法、例えば、造粒により
製造することができる。
本発明の粒状洗剤組成物は任意の適当な密度に製造することができる。組成物
は好ましくは少なくとも400g/1、好ましくは少なくとも550g/1、最
も好ましくは少なくとも700g/1、特に好ましくは少なくとも800g/1
の嵩密度を有する。
本発明の利益は高い嵩密度、例えば、700g/1またはそれ以上の嵩密度の
粉末において特に明らかである。このような粉末は、噴霧乾燥した粉末の塔後の
高密化によるか、または完全に非塔式方法、例えば、乾式混合および造粒により
製造することができる。双方の場合において、高速ミキサー/造粒装置を有利に
使用することができる。高速ミキサー/造粒装置を使用する方法は、例えば、E
P340,013A、EP367,339A、EP390,251AおよびEP
420,317A(ユニリーバ)に開示されている。
本発明によれば、前述したような界面活性剤、ゼオライトMAPを含んでなる
洗剤ビルダーおよび10以下の等電点を有するタンパク質分解酵素を含んでなる
液状洗剤組成物、好ましくは強力液状洗剤組成物が提供される。
この態様に従い、液状洗剤組成物は水性または無水であることができる任意の
好都合な物理的形態を有することができる。本発明において使用する用語「液状
」はペースト状粘性配合物、例えば、ゲルを包含する。液状洗剤系は、洗剤ビル
ダーとして、必要に応じて他の洗剤ビルダー、例えば、脂肪酸、クエン酸または
ゼオライトAと組み合わせて、ゼオライトMAPを含んでなる。
好ましいコビルダーは、ペースト状粘性配合物、例えば、ゲルにおいて、また
は非水性液状洗剤、例えば、WO92/16608(ヘンケル)に記載されてい
るものにおいて、特に有用であるSKS−6のような層状ナトリウムケイ酸塩で
ある。
液状洗剤組成物は一般に6.5〜10.5のpHを有する。
液状組成物中の洗剤ビルダーの合計量は、全体の液状組成物の好ましくは5〜
70%である。
本発明による好ましい漂白剤を含有しない洗剤組成物は、pH<10.5、好
ましくは<10.4、最も好ましくは<10.3を有することによって特徴づけ
られる。低いレベルの貯蔵アルカリ性(reserve alkalinity
)を有する組成物は、捺染された綿布帛から捺染された顔料の除去を引き起こす
傾向が少ないことが見出された。貯蔵アルカリ性は、試料を蒸留水中の1%溶液
としてpH9.5に酸滴定することによって決定された、組成物の100g当た
りのNaOHのg数として表される。貯蔵アルカリ性の好ましい値は、<8.0
g、好ましくは<5.0g、最も好ましくは<3.0gのNaOH/100gの
組成物である。
下記の実施例により、本発明をさらに説明する。
下記の略号を使用した。
C24AS − ナトリウムC24アルキルサルフェート
C25E4 − 平均4エトキシ基/モルのアルコールを有す
るC12−C15第一級脂肪族エトキシル化アルコ
ール
DETPMP − ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホス
ホン酸)
CMC − カルボキシメチルセルロース
PVP − ポリビニルピロリドン
アルカラーゼ − 2重量%の活性を有するAlcalase(商
品名)酵素(Novo Nordisk A
/Sにより販売されている)
サビナーゼ − 2重量%の活性を有するSavinase(商
品名)酵素(Novo Nordisk A
/Sにより販売されている)
例
ゼオライトMAPおよびアルカラーゼを含んでなる本発明による洗剤組成物は
、ゼオライトMAPおよびサビナーゼを含んでなる組成物と比較したとき、汚れ
の除去および捺染された綿布帛のより少ない損傷においてすぐれた結果を示す。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 クレアー,ジョナサン リチャード
イギリス国ニューカースル、アポン、タイ
ン、ジェスモンド、サンダーソン、ロー
ド、55
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. (a)アニオン、非イオン、カチオン、両性および双性イオンの洗浄活 性成分およびそれらの混合物から選択される界面活性剤、 (b)1.33以下のケイ素/アルミニウム比を有するゼオライトPを含んで なる洗剤ビルダー(ゼオライトMAP)、および (c)10以下の等電点を有するタンパク質分解酵素、 を含んでなる、洗剤組成物。 2. 等電点>10のいかなるタンパク質分解酵素をも含有しない、請求項1 に記載の洗剤組成物。 3. 漂白剤を実質的に含有しない、請求項1または2に記載の洗剤組成物。 4. 蛍光増白剤を実質的に含有しない、請求項1〜3のいずれか一項に記載 の洗剤組成物。 5. 前記ゼオライトMAPが1.15以下のケイ素/アルミニウムの比を有 する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の洗剤組成物。 6. 前記ゼオライトMAPが1.07以下のケイ素/アルミニウムの比を有 する、請求項5に記載の洗剤組成物。 7. 前記ゼオライトMAPが1〜5μmの粒度d50を有する、請求項1〜6 のいずれか一項に記載の洗剤組成物。 8. 1〜80重量%のゼオライトMAPを含んでなる、請求項1〜7のいず れか一項に記載の洗剤組成物。 9. 前記洗剤組成物の0.001〜2重量%の活性酵素を供給する量で前記 タンパク質分解酵素を含んでなる、請求項1〜8のいずれか一項に記載の洗剤組 成物。 10. 5〜60重量%の成分(a)、10〜80重量%の成分(b)および 前記洗剤組成物の0.001〜2重量%の活性酵素を供給する量のタンパク質分 解酵素(c)を含んでなる、請求項1〜9のいずれか一項に記載の粒状洗剤組成 物。 11. 5〜60重量%の成分(a)、5〜40重量%の成分(b)および前 記洗剤組成物の0.001〜2重量%の活性酵素を供給する量のタンパク質分解 酵素(c)を含んでなる、請求項1〜9のいずれか一項に記載の液体洗剤組成物 。 12. 前記洗剤組成物の0.002〜0.5重量%の活性酵素を供給する量 で前記タンパク質分解酵素を含んでなる、請求項1〜11のいずれか一項に記載 の洗剤組成物。 13. 10以下の等電量を有する酵素がスブチリシンBPN1プロテアーゼ により代表される、請求項1〜12のいずれか一項に記載の洗剤組成物。 14. 10以下の等電量を有する酵素がスブチリシンCarlsbergプ ロテアーゼにより代表される、請求項1〜12のいずれか一項に記載の洗剤組成 物。 15. 前記組成物が貯蔵アルカリ性<8.0g(これは試料を蒸留水中の1 %溶液としてpH9.5に酸滴定することによって決定されたNaOHのg数/ 100gの組成物として表される)を有する、請求項1〜14のいずれか一項に 記載の洗剤組成物。 16. 貯蔵アルカリ性が<5.0gである、請求項15に記載の洗剤組成物 。
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