JPH09510990A - 局所包帯剤、局所包帯剤の製造法および局所包帯剤の使用 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ディスク(3)、活性物質を含有するパッド(9)、その片側に接着剤(5)が施された弾性層(4)からなり、弾性層および接着剤はその中にパッド(9)が配置されるくぼみ(8)を定めるカットアウト(7)を有し、裏打ち材構造(1)のディスク(3)は接着剤が施された側と反対側の弾性層に付与され、部分的に弾性層(4)をカバーするものである裏打ち材構造(1)；および剥離ライナー、包帯剤の製造および保存中にパッド(9)を収容するよう形成された皿(18)を有し、弾性層(4)の接着剤側に付与されるカバー構造(2)からなり、裏打ち材構造(1)が裏打ち材のディスク(3)の周囲の縁から弾性層(4)の周囲の縁に向かって外の方に伸びる１個以上のストリップ(20)を有し、そしてカバー構造(2)および裏打ち材構造(1)がくぼみ(8)の中で互いにシールされることを特徴とする、物質を皮膚にまたは経皮的に投与するための局所包帯剤が開示されている。本発明の局所包帯剤の製造法およびその局所包帯剤の使用もまた開示されている。

Description

【発明の詳細な説明】 局所包帯剤、局所包帯剤の製造法および 局所包帯剤の使用発明の技術分野 本発明は請求項１の前文に記載の特徴を有する、物質の皮膚または経皮投与用 局所包帯剤に関する。 本発明はまた、本発明の皮膚または経皮投与用局所包帯剤の製造法に関する。 本発明は薬剤および他の物質の局所投与に使用される包帯剤に関する。従来の技術 活性成分がゆっくりと皮膚の中に入り込み、長期間にわたって患者の体内に吸 収されるように、薬剤を緊密に患者の皮膚と接触させることにより、薬剤を皮膚 にまたは経皮的に投与することは知られている。 薬剤は通常、接着性パッチを使用して必要な期間、所定の位置に保持される。 EP-A-0013606は投与される薬剤を含有するポリマーマトリックスで満たされる くぼみを有する形状の積層された裏打ち材のストリッブからなる経皮薬剤投与用 接着性パッチを開示している。くぼみは皮膚接着剤と境を接しており、接着剤に より所定の位置に保持される積層されたカバーストリッブによりシールされる。 カバーストリッブは剥離材料の表面層を有し、そのため使用時にそれを容易に裏 打ち材のストリッブから剥離してポリマーからなる拡散マトリックスおよび皮膚 接着剤を露出させることができる。 EP-B-0181333はポリエチレン／金属箔／ポリエステルラミネートである支持シ ートに固定された微孔性材料のリングを有する裏打ち材のストリッブからなる経 皮投与用接着性パッチを開示している。微孔性材料のリングは皮膚接着剤の表面 層を有し、投与される薬剤を含有する中心のくぼみの形を定める。カバーストリ ッブは上記の支持シートと同じ積層材料から製造され、そしてカバーストリッブ の表面上の剥離層と皮膚接着剤のかみ合いにより、また裏打ち材ストリッブの積 層材料と微孔性材料のリングの外周を越えたカバーストリッブとの間のヒートシ ールリングによりくぼみをシールするために所定の位置に保持される。くぼみの 中の薬剤および皮膚接着剤は使用時に、穴のリングの周囲の積層材料を引裂いて 微孔性材料のリングが取り付けられた裏打ち材ストリッブの積層材料の一部を剥 離することにより露出される。 上記の知られている構造では、くぼみのシールは裏打ち材のストリッブ上の皮 膚接着剤層とカバーストリッブ上の剥離層とのかみ合いにより、またEP-B-01813 33の場合は外側のヒートシールリングにより達成される。この構造だと、特に薬 剤が流動性または揮発性である場合、また特に薬剤が単独でくぼみの中に存在す るか、パッドに吸収される、あるいはEP-A-0013606のポリマーマトリックスのよ うな保持力のある媒質と混合するよりも容易に剥離可能な形態で存在する場合、 例えば周囲の接着剤および／または他の層に拡散することによりくぼみの中の薬 剤が少なくとも部分的に漏れ出るという問題がある。所定量の薬剤を正確に投与 するために経皮包帯剤が使用されるために、くぼみからの多量の薬剤の漏れは深 刻な問題となることは理解されよう。 上記のタイプの局所包帯剤はまた、オーストラリア特許出願No.75975／91に記 載されている。この包帯剤は部分的に弾性層をカバーする裏打ち材シートを含有 し、請求項１の前文記載の特徴を持つ裏打ち材層を有する。 上記のオーストラリア特許出願明細書において、裏打ち材シートは製造中に所 定の位置で弾性材料の連続層に一つずつ配置される単品の裏打ち材として提供さ れる。しかしながら、これは新しい問題をもたらすやり方となる。裏打ち材シー トは非常に薄い、約10〜50μmの材料で作られるため、各個の裏打ち材の縁は上 方に曲がり、弾性構造におけるディスクの使用をより困難にする、また特定の状 況下で殆んど不可能にする。例えばディスクが弾性構造上に適当に配置されても 、ディスクと弾性構造のシールは負の影響を受け、パッチの使用中に漏れが生じ る。 この問題を解決するための最も明白な方法は弾性材料の連続層全体をカバーす る連続層として裏打ち材ディスクまたはシートを提供することである。しかしな がら、これは身体のある部分、例えば肘、膝、手などに適用するのが困難な非柔 軟性包帯剤をもたらす。それはまた、使用者に有意な不快感を与える。したがっ て、最終パッチにおいて裏打ち材シートは弾性材料より小さくなければならない 。 従って、最終製品の柔軟性を低下させることなくこの問題を解決することが必 要である。本発明の説明 従って、本発明の目的は従来の包帯剤の欠点を克服し、また活性物質が漏れる ことなく使用者の皮膚に適当に接着し、適用するのが簡単で、皮膚に施した時に 不快感を与えない包帯剤である上記のタ イプの局所包帯剤を提供することである。それはまた製造するのが簡単かつ好都 合であり、皮膚に適用する必要がある時容易に開封することができるものである 。 このことは請求項１に記載のような、裏打ち材のディスクの周囲の縁から弾性 層の周囲の縁に向かって外の方に伸びるストリッブを有する裏打ち材構造を提供 することにより達成される。 さらに、好ましい態様は請求項２〜４に記載されている。 本発明の目的はまた、請求項５に記載のような経皮投与用局所包帯剤の製造法 、並びに請求項９および10に記載のような活性物質の経皮投与における本発明の 局所包帯剤の使用を提供することである。 さらに、好ましい工程は請求項５〜８に記載されている。図面の簡単な説明 本発明の局所包帯剤を添付図面を参照して例示により詳しく説明する。 図１は図３のラインＩ−Ｉに沿って切断した、本発明の包帯剤の好ましい態様 の断面図である。 図２は図１の包帯剤のカバー構造の正面図である。 図３は図１の包帯剤の裏打ち材構造の正面図である。 図４は包帯剤の製造法の線図である。図面の詳細な説明 包帯剤を本発明の包帯剤の好ましい態様に関して詳しく説明する。 包帯剤は図１〜３を見てわかるように裏打ち材構造１およびカバー構造２を有 する。 裏打ち材構造１はディスク３を含み、それは好ましくは円形であるが、必ずし もそうとは限らず、また不透過性材料、例えば反対側がポリマー層で被覆された 金属箔のようなラミネートから作られる。ラミネートの片側またはポリマー層の １つは例えばプラスチックフォーム材料のような弾性材料の層４の中心に固定さ れる。弾性フォーム材料は使用者の皮膚に接着する接着剤の層５で被覆される。 カバー構造は不透過性材料、例えば片側がポリマー層で被覆された金属箔のよ うなラミネートから作られる。本発明の好ましい態様において、カバー構造は裏 打ち材構造の材料よりも厚く、硬質の金属箔から作られる。このカバー構造は保 存および取り扱い中における包帯剤の変形や活性物質の漏れを防止するために包 帯剤の支持体となる。 製造工程中に弾性層の上に配置される時のディスク３の縁の折り上げを防止す るために、ディスク３は補強ストリッブ20を有する。これらのストリッブ20は必 ずしも必須ではないが好ましくは４個のディスク３の周囲の縁から弾性層４の周 囲の縁に向かって外の方に伸びるものであり、またディスク３の周囲に沿って必 ずしも必須ではないが互いに好ましくは約90°で付与されるものである(図３を 参照)。ストリッブ20はディスク３と同じ材料から作られ、弾性層４に固定され る。ストリッブ20の大きさはディスク３の周囲の縁と弾性材料４の周囲の縁との 間の距離により決定される。試験は最良の結果を示していること、すなわち図２ を見てわかるようにストリッブ20が弾性層４の側部の中心に配置されると“折り 上げ−現象”はすべて排除されるのである。ストリッブ20は所望の効果を達成す るために一定の側部の伸び、例えば一定の幅を持たなければならない が、それは弾性層４の弾性を有意に低下させないためにできるだけ小さいもので なければならない。好ましい態様において、ストリッブ20の幅は弾性層の側部の 全長の約５〜20％、好ましくは約10％である。 ディスク３は弾性層４の中心に固定される。弾性層４は中心にある実質的に円 形のカットアウト７を有する。弾性層の全表面は接着剤５で被覆され、中心にあ るカットアウトには全くこのような接着剤がない。 くぼみ８はカットアウト７の中に定められ、多孔性材料の円版状のパッド９は くぼみ８の中に配置される。パッド９の厚さは弾性層７の厚さよりも僅かに厚い 。パッドはくぼみの中心に位置し、それらの間に環状の空隙10が定められるよう にカットアウト７の直径よりも小さい直径を有する。パッドは例えばヒートシー ルのような適当な方法でディスク３に固定される。 カバー構造２は両側がポリマー層で被覆された金属箔のような不透過性材料の ディスク12からなる。ディスク12の片側は剥離ライナー13のシートに固定され、 ディスク12は環状のヒートシールにより剥離ライナー13に固定されうる。剥離ラ イナー13は中心に弾性層４のカットアウト７と同じ大きさのカットアウト15を有 する。 カバー構造２はライナー13が接着剤で被覆された弾性層４と整合して重ねられ るように裏打ち材構造１に施され、そして２つの構造１および２は接着剤５やデ ィスク３および12間のシールにより結合される。 ディスク12の中心の円形部分16は実質的に円形のリッジ17がそれにより皿18を 定めるように形成される。リッジ17の形状はカバー構 造２および裏打ち材構造１が結合される時、それが剥離ライナー13および弾性層 ４のカットアウト15の範囲内に位置するように選択される。 この位置で、リッジ17は２つのカットアウト15および７を通して突出しディス ク３とかみ合う。リッジ17はディスク３にヒートシールされる。 本発明の包帯剤の使用により皮膚にまたは経皮的に投与される活性物質はパッ ド９に吸収される。パッドは多孔性材料、好ましくはセルロース材料から作られ る。 本発明の局所包帯剤を使用することにより皮膚にまたは経皮的に投与されうる 活性物質の例は局所麻酔剤、例えばEMLA(登録商標)、鎮痛剤、ステロイド、ニコ チン、抗生物質である。 好ましい構成の包帯剤において、活性物質はディスク３およびディスク12の間 に完全にシールされ、それにより物質が隣接する層に漏れ出ることはない。 包帯剤の使用時に、カバー構造２は剥離され、それによりそれは剥離ライナー 13で接着剤層５から分離し、リッジ17がディスク３を引き離してその間のシール を破る。その後、接着剤層５が包帯剤を所定の位置に保持し、パッド９が皮膚と 接触するように包帯剤を皮膚に適用することができる。 本発明の局所包帯剤は容易に充填し、確実にシールすることができるため、十 分なレベルの衛生および安全を保証しながら大量生産規模で有利な製造を行なう ことができる。さらに、得られる包帯剤は著しく使用するのに好都合であり、衣 服をよごしたり、患者に不快感を与えたりする物質の漏れを回避しながら有効な 薬物治療を行 なうことができる。 上記の包帯剤は図４を参照して下記で説明されるような方法を使用して製造す ることができる。 カバー構造の不透過性ラミネートは前もって作られ、第１ローラー22に第１連 続シート21として供給される。リッジ17はスタンピングステーション23で第１シ ート21に形成され、それにより皿18を与える。 接着剤５および剥離ライナー13を有する弾性層４は第２ローラー42から第２連 続シート41として供給され、カットアウト７は切断ステーション43で付与される 。カットアウトは弾性構造のくぼみ８を定める。切断後、この第２シート41はカ バー構造のラミネート、例えば第１シートの上部に配置され、好ましくはヒート シールによりそれに固定される。 平行生産ラインにおいて、裏打ち材構造１は製造される。裏打ち材構造の不透 過性ラミネートは前もって作られ、連続シート51として第３ローラー52に供給さ れる。 その後、前もって作られたパッド９がコロン91から施され、裏打ちシート上に 配置され、シールステーション92でそれにシールされる。活性物質は充填ステー ション93でパッド９に施される。上記のように、パッドを裏シートに配置し、シ ールした後に活性物質を施すことが好ましいが、また配置およびシールエ程の前 に活性物質を施すこともできる。 パッドの充填後、連続シート51は切断ステーション53に移行する。ここで、デ ィスク３およびストリップ20の部分を形成しないラミネート材料の部分は裏打ち 材料が連続シートとして保持されたままで あり、それにより隣接するディスクにあるストリップが互いに連結するように切 り取られる。この結果、ディスクの縁の折り上げは回避され、このことは上記し たように取り扱いおよび製造を有意に容易にする。 次の工程において、パッド９を有するディスク３およびストリップ20の連続シ ートは図４を見てわかるようにひっくり返され、弾性層４の上部に配置される。 それによりパッド９はリッジ17により定められた皿18の中に入れられる。その後 、一方で弾性層４およびカバー２が、他方で裏打ち材のディスク３およびリッジ 17がシールステーション55で好ましくはヒートシールにより一緒に固定される。 それにより円形のヒートシール環６がくぼみ８、リッジ17、パッド９を有する皿 18およびカットアウト７の周囲に付与される。 上記の方法で得られる包帯剤の連続シートは単品の包帯剤とするために切断ス テーション56で切断される。本発明の可能な変更態様 本発明の包帯剤および製造法はもちろん、請求項内で変更することができる。 従って、上記で選択された材料は様々な部分の形状および大きさと同様に変え ることができる。特に、裏打ち材構造のカットアウトおよびディスクは必ずしも 円形でなくてもよく、卵形、正方形または長方形のような他の適当な形状を有す ることができる。ストリップ20は裏打ち材構造のディスクの周囲に別様に存在す ることができ、また様々な形状を有することができる。しかしながら、包帯剤の 製造中にディスクの縁の折り上げを回避することは重要である。裏打ち材構造は 柔軟性であると同時に、活性薬剤の不透過性裏打ち支持 体の役目を果たさなければならない。 裏打ち材構造およびカバー構造は同じまたは異なる材料、好ましくは金属箔／ ポリマーラミネートから製造することができるが、同様の特性を有する他の材料 を使用することもできる。ラミネートのポリマー成分はポリエチレン、ポリプロ ピレン、ポリエステル、シオノマーであってよい。 製造ラインの作業ステーションおよび工程もまた、請求項内で変更することが できる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９６年７月２４日 【補正内容】 請求の範囲 １．ディスク(3)、活性物質を含有するパッド(9)、その片側に接着剤(5)が施さ れた弾性層(4)からなり、弾性層および接着剤はその中にパッド(9)が配置される くぼみ(8)を定めるカットアウト(7)を有し、裏打ち材構造(1)のディスク(3)は接 着剤が施された側とは反対側の弾性層に付与され、部分的に弾性層(4)をカバー するものである裏打ち材構造(1)；および剥離ライナー、包帯剤の製造および保 存中にパッド(9)を収容するよう形成された皿(18)を有し、弾性層(4)の接着剤側 に付与されるカバー構造(2)から成り、裏打ち材構造(1)が裏打ち材のディスク(3 )の周囲の縁から弾性層(4)の周囲の縁に向かって外の方に伸びる１個以上のスト リップ(20)を有し、そしてカバー構造(2)および裏打ち材構造(1)がくぼみ(8)の 中で互いにシールされることを特徴とする、物質を皮膚にまたは経皮的に投与す るための局所包帯剤。 ２．ストリップ(20)は４個あり、ディスク３の周囲に沿って互いに約90°で付与 されることを特徴とする請求項１記載の局所包帯剤。 ３．ストリップ(20)は前記ディスク(3)に前記ストリップ(20)を付与するために その一部が切取られた連続シート(51)から作られることを特徴とする請求項１記 載の局所包帯剤。 ４．カバー構造(2)は皿(18)を定めるリッジ(17)および剥離ライナー(13)を有す るカバーディスク(12)からなり、それによりリッジ(17)が、パッド(9)を有する くぼみ(8)を覆い、パッド(9)と周囲の弾性層(4)との間の裏打ち材ディスク(3)と 接触して保持され、それにより物質を有するパッドの周りのシールを定めること を特 徴とする請求項１〜３の何れかに記載の局所包帯剤。 ５．不透過性材料の第１連続シート(21)を供給し；第１シート(21)にリッジ(17) をスタンプして打ち出し； 弾性層(4)の第２連続シート(41)を供給し、ここで第２連続シート(41)はカ ットアウト(7)が前記弾性層(4)に形成され、接着剤(5)が片側に施され、そして 剥離ライナー(13)が接着剤(5)の上に付与された前の製造ラインで製造され、前 記第２連続シート(41)を接着剤(5)および剥離ライナー(13)を有する側の弾性層( 4)が第１シート(21)に配置され、それにより弾性層(4)のカットアウト(7)および 剥離ライナー(13)がそれぞれ第１シート(21)のリッジ(17)と互いに整合して重ね られ、くぼみ(8)を定めるように第１シート(21)に付与し； 好ましくは前もって作られる不透過性材料の第３連続シート(51)を裏打ち材 構造(1)として供給し； 多孔性材料のパッド(9)を第３シート(51)に供給し； 第３シート(51)の材料の一部を切取って裏打ち材構造をディスク(3)として 形成し、それによりそれらの周囲から伸びる１個以上のストリップ(20)を形成し て裏打ち材の連続シートとし； パッド(9)を有するこの裏打ち材の連続シートを弾性層(4)の上部に配置し、 それによりくぼみ(8)をカバーし、弾性層(4)を部分的にカバーし、パッド(9)を リッジ(17)の中に入れ； 包帯剤の連続シートを切断して請求項１〜４に記載のタイプの単品の局所包 帯剤を得る工程を包含する局所包帯剤の製造法。 ６．ストリップ(20)は好ましくは実質的に円形または卵形であり、前記ディスク (3)の周囲の縁から外の方に伸びている請求項５記 載の方法。 ７．最終的製品の一部ではない材料片はそれからストリップ(20)を有する前記デ ィスク(3)が製造される軟質材料の不透過性フィルムの連続シートから切取られ 、それにより前記ストリップ(20)が製造中にディスク(3)と互いに連結し、裏打 ち材の連続層を形成する請求項６記載の方法。 ８．４個のストリップ(20)がそれぞれのディスク(3)について形成され、裏打ち 材のディスク(3)の周囲に沿って互いに実質的に90°の角度で配置される請求項 ６記載の方法。 ９．活性物質はパッドが裏打ち材構造(1)に配置される前にパッド(9)に施される 請求項５記載の方法。 10．活性物質はパッドが裏打ち材のディスク(3)に配置され、シールされた後に パッド(9)に施される請求項５記載の方法。 11．活性物質の皮膚または経皮投与における請求項１記載の局所包帯剤の使用。 12．活性物質は局所麻酔剤である請求項11記載の使用。 13．活性物質はEMLA（登録商標）である請求項12記載の使用。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)， ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，Ｃ Ｈ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ， ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，Ｍ Ｎ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＴ， ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ディスク(3)、活性物質を含有するパッド(9)、その片側に接着剤(5)が施さ れた弾性層(4)からなり、弾性層および接着剤はその中にパッド(9)が配置される くぼみ(8)を定めるカットアウト(7)を有し、裏打ち材構造(1)のディスク(3)は接 着剤が施された側とは反対側の弾性層に付与され、部分的に弾性層(4)をカバー するものである裏打ち材構造(1)；および剥離ライナー、包帯剤の製造および保 存中にパッド(9)を収容するよう形成された皿(18)を有し、弾性層(4)の接着剤側 に付与されるカバー構造(2)から成り、裏打ち材構造(1)が裏打ち材のディスク(3 )の周囲の縁から弾性層(4)の周囲の縁に向かって外の方に伸びる１個以上のスト リップ(20)を有し、そしてカバー構造(2)および裏打ち材構造(1)がくぼみ(8)の 中で互いにシールされることを特徴とする、物質を皮膚にまたは経皮的に投与す るための局所包帯剤。 ２．ストリップ(20)は好ましくは４個あり、ディスク３の周囲に沿って互いに約 90°で付与されることを特徴とする請求項１記載の局所包帯剤。 ３．ストリップ(20)は同じ材料から作られ、連続シート(51)から切り取られるが ディスク(3)と連結しており、それにより連続シートを与えることを特徴とする 請求項１記載の局所包帯剤。 ４．カバー構造(2)は皿(18)を定めるリッジ(17)および剥離ライナー(13)を有す るカバーディスク(12)からなり、それによりリッジ(17)が、パッド(9)を有する くぼみ(8)を覆い、パッド(9)と周囲の弾性層(4)との間の裏打ち材ディスク(3)と 接触して保持され、それにより物質を有するパッドの周りのシールを定めること を特 徴とする請求項１〜３の何れかに記載の局所包帯剤。 ５．不透過性材料の第１連続シート(21)を供給し；第１シート(21)にリッジ(17) をスタンプして打ち出し； 片側に付与された接着剤(5)、接着剤(5)の上に付与された剥離ライナー(13) およびカットアウト(7)を有する弾性層(4)の第２連続シート(41)を、接着剤(5) および剥離ライナー(13)を有する側の弾性層(4)が第１シート(21)に配置され、 それにより弾性層(4)のカットアウト(7)および剥離ライナー(13)がそれぞれ第１ シート(21)のリッジ(17)と互いに整合して重ねられ、くぼみ(8)を定めるように 第１シート(21)に付与し； 好ましくは前もって作られた、不透過性材料の裏打ち材構造(1)の第３連続 シート(51)を供給し； 多孔性材料のパッド(9)を第３シート(51)に供給し； 第３シート(51)の材料の一部を切取って裏打ち材の連続シートとし； パッド(9)を有するこの裏打ち材の連続シートを弾性層(4)の上部に配置し、 それによりくぼみ(8)をカバーし、弾性層(4)を部分的にカバーし、パッド(9)を リッジ(17)の中に入れ； 包帯剤の連続シートを切断して請求項１〜４に記載のタイプの単品の局所包 帯剤を得る工程を包含する局所包帯剤の製造法。 ６．裏打ち材構造は材料の切断中に、ストリップ(20)を有するディスク(3)とし て形成され、ディスク(3)は好ましくは実質的に円形または卵形であり、そして ストリップ(20)はディスク(3)の周囲の縁から外の方に伸びている請求項５記載 の方法。 ７．ストリップ(20)およびディスク(3)は最終製品の一部ではない 材料片を切取り、それによりストリップ(20)が製造中にディスク(3)と互いに連 結し、裏打ち材の連続層を形成することにより軟質材料の不透過性フィルムの連 続シートから製造される請求項６記載の方法。 ８．ストリップ(20)は４個あり、裏打ち材のディスク(3)の周囲に沿って互いに 実質的に90°の角度で配置される請求項６記載の方法。 ９．活性物質はパッドが裏打ち材構造(1)に配置される前にパッド(9)に施される 請求項５記載の方法。 10．活性物質はパッドが裏打ち材のディスク(3)に配置され、シールされた後に パッド(9)に施される請求項５記載の方法。 11．活性物質の皮膚または経皮投与における請求項１記載の局所包帯剤の使用。 12．活性物質は局所麻酔剤である請求項11記載の使用。 13．活性物質はEMLA(登録商標)である請求項12記載の使用。