JPH09510909A - ロックドレン中の金属汚染物及び酸性汚染物の減少又は防止のための組成物又はその方法 - Google Patents

ロックドレン中の金属汚染物及び酸性汚染物の減少又は防止のための組成物又はその方法

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JPH09510909A JP7518107A JP51810795A JPH09510909A JP H09510909 A JPH09510909 A JP H09510909A JP 7518107 A JP7518107 A JP 7518107A JP 51810795 A JP51810795 A JP 51810795A JP H09510909 A JPH09510909 A JP H09510909A
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Abstract

(57)【要約】 廃岩又は廃石からの排水中の汚染物の形成が、廃岩又は廃石に有機又は無機硫黄化合物を中和剤、固定剤又は中和剤及び固定剤と組み合わせて接触させることにより減少又は防止される。有機又は無機硫黄化合物を中和剤又は固定剤と共に使用すると、廃岩又は廃石からの排水中の汚染物の形成を減少又は防止するのに必要な中和剤の量及び/又は固定剤の量が実質的に減少される。廃岩又は廃石の重量を基準に、廃岩又は廃石に施用する硫黄化合物の量は約1重量%〜約5重量%であることができ、廃岩又は廃石に施用する中和剤及び/又は固定剤の量は約1重量%〜約15重量%であることができる。有機又は無機硫黄化合物は、スルフヒドリル基若しくはイオン化スルフヒドリル基を有する硫黄化合物又はスルフヒドリル基若しくはイオン化スルフヒドリル基を生成し得る硫黄化合物である。

Description

【発明の詳細な説明】 ロックドレン中の金属汚染物及び酸性汚染物の 減少又は防止のための組成物又はその方法 本発明は、ロックドレン(rock drainage)中の汚染物の形成を 減少又は防止するための組成物及び方法に関し、特に、ロックドレン中の金属汚 染物及び酸性汚染物の形成を減少又は防止するために廃岩及び廃石を処理するた めの組成物及び方法に関する。 露天堀り、地下トンネル、廃岩投棄場、廃石置場、野積浸出場及び鉱山表土を 含む、多くの掘削現場や全ての採鉱単位[本明細書ではこれらを総称して廃岩( waste rock)及び廃石(tailings)と称する)は、物質の固 有の潜在性並びに使用する短期及び長期処理技術に依存して酸性になる可能性を 有する。空気や水にさらされて放置された時、廃岩及び廃石(通常、鉄及びその 他の金属を含有する)は、例えば、T.ferrooxidanのような酸形成 細菌の増殖に適する環境を作り出す。その後、その酸形成細菌由来の酸は、廃石 又は廃岩中に含有している金属を周囲の環境、例えば、川、小川、湖等に金属含 有酸流出物として浸出させる。本明細書中で使用する場合、廃石は、採取できる 金属、鉱石、鉱物等を取り除いた後に残った使用済みの破砕した岩や廃物である 。 一定の場合、硫化鉄鉱、白鉄鉱及び磁硫鉄鉱を含有する廃石は容易に酸化され 、その酸化率は硫化物含量、形態、細菌の活性、第二鉄イオン濃度、水及び酸素 の利用度に依存する。これら及び類似の活性をもたらす物には、特定の地表水や 地下水の双方を汚染し得る酸類、金属類、金属酸化物、金属塩等がある。この損 害を与える流出物は、酸性ロックドレンとして称され、酸性採鉱排水(acid mine drainage)としても知られている。その問題は、ドレンが 山のような大きさを有する多くの廃岩投棄場、廃石場等を発生させる現場の大き さの観点から重大である。 従って、採鉱及び鉱物処理産業に直面する主な問題の一つは、廃岩、廃石等の 処分及び管理である。酸性ロックドレンの影響は、毒性重金属や酸性浸出物及び 流出物の自然及び環境中の表面水及び地下水への放出のため非常に深刻である。 歴史的に、廃岩物及び廃石物は、酸性水の発生をもたらすプロセスということ を少ししか又は考慮しないで若しくは理解しないで処理された。より最近では、 酸性ロックドレンを制御、修復及び処理するために提唱された広範囲で多くの方 法があり、それらには、硫化物の除去、細菌活性の阻止、酸素拡散の制御、硫化 物微粒子の被覆、汚染物の沈澱若しくは中和及び/又は汚染物の吸着等の試みが ある。しかし、これら全ては、酸素及び水の排除、又は中和のいずれかを組み入 れており、それは、逆に、細菌、T ferrooxidansにより要求され る特定の増殖条件に関連する。 中和用又は固定用添加剤の使用は、それらが容易に入手でき、作業し易い点、 及び経済的に施用できる点で成功していた。中和剤及び固定剤(fixatin g agent)並びに種々の処理は当業界で周知である。それらの適用の欠点 は廃岩物を成功裡に中和又は固定するのに添加剤が非常に大量必要なことである 。廃岩又は廃石場に形成される酸の量を成功して減少させる固定処理では、ポー トランドセメントのようなバインダーを凝集ボールミル中の廃岩又は廃石に加え 、得られた混合物を球形の固まらせたペレットに形成する。この得られたペレッ トは強固で金属の浸出をさせない。 前述の見地から、酸性ロックドレンを禁止、減少又は防止する組成物及び方法 を提供することは有用であることが分かる。 発明の概要 従って、本発明は、従来技術の制限や欠点による一以上の問題を実質的に克服 する組成物及び方法に向けられている。 本発明の主要な利点は、廃岩及び廃石から生じる酸性ロックドレンの影響を禁 止、減少又は防止する改良した組成物及び方法により実現される。 本発明の追加の特徴及び利点は以下の記述中に記載するが、一部はその記述か ら明らかとなるか、又は本発明の実施により学ぶことができる。本発明の目的及 びその他の利点は、その記述及び請求の範囲中に特に指摘した組成物及び方法に より実現し且つ達成し得る。 これら及びその他の利点を達成するため並びに具体化し広く記載した通りの本 発明の目的に従って、本発明は、有機又は無機硫黄化合物と中和剤、固定剤又は 中和剤及び固定剤の混合物とを組合わせることによる、廃岩又は廃石からの排水 中の汚染物の形成を減少させるか又は防止するための組成物に向けられている。 従って、本発明の一態様では、有機又は無機硫黄化合物と次のうちの一成分とを 組合わせて有する廃岩処理用組成物が提供される。即ち、その成分は中和剤、固 定剤又は中和剤及び固定剤の混合物である。 本発明の別の態様では、有機又は無機硫黄化合物を中和剤、固定剤又は中和剤 及び固定剤と組合わせて廃岩又は廃石とを接触させることによる、廃岩又は廃石 からの排水中の汚染物の形成を減少させるか又は防止するための方法が提供され る。 本発明のさらに別の態様では、有機又は無機硫黄化合物と中和剤、固定剤又は 中和剤及び固定剤の混合物とを準備し、この有機又は無機硫黄化合物と中和剤、 固定剤又は中和剤及び固定剤の混合物とを廃岩又は廃石に施用することによる、 廃岩又は廃石からの排水中の汚染物の形成を減少又は防止するための方法を提供 することにあり、前記中和剤、固定剤又は中和剤及び固定剤の混合物と組合わせ た有機又は無機硫黄化合物は、廃岩又は廃石から発生するロックドレン中の金属 汚染物及び酸の形成を減少又は防止するのに有効な量で廃岩又は廃石に施用する 。 有機又は無機硫黄化合物と中和剤、固定剤又は中和剤及び固定剤の混合物との 組み合わせは、排水、即ち、廃岩又は廃石から発生する流出水の汚染物の形成を 減少、禁止又は防止することにおいて、相乗効果を有することが判明した。上記 の組み合わせに関して、酸性の岩又は廃石の排水の卓越した禁止、減少又は防止 が、各成分単独で使用する場合を超えて本発明のこの組み合わせ成分で達成され る。更に、有機及び無機硫黄化合物を固定剤及び/又は中和剤と組み合わせたと きに、廃岩又は廃石排水中の汚染物の形成を減少、禁止又は防止するのに、実質 的に減少した量の固定剤及び/又は中和剤ですむ。 本発明の組成物及び方法により廃岩又は廃石由来の排水中で減少(濃度又は量 の)、禁止又は防止される汚染物は当業界で周知であり、これらには毒性重金属 及びそれらの酸化物、並びに硫黄、亜硫酸塩及び硫酸塩(硫酸を形成する)等が あの得るがこれらに限定されない。本明細書に使用される場合、毒性金属は原子 番号がナトリウム(原子番号11)よりも大きい原子番号を有する金属であり、 例えば、銅、亜鉛、金、マンガン、アルミニウム、銀、カドミウム、ニッケル等 である(しかし、アルカリ金属及びアルカリ土類金属を除く)。 本明細書で使用される場合、汚染物が酸であり且つ排水の酸性の減少があると き、廃岩又は廃石からの排水のpHが高酸性から低酸性に、即ち、pH7.0を 超える方向に、そしてしばしば8〜14のpHに変化する。理想的には、廃岩又 は廃石からの排水のpHは約7.0、即ち、中性であるかまたはあろう。しかし 、現実には、そのpHがpH6.0またはそれ以上に維持できたら、本発明では pHが減少したと考えられる。例えば、pHが約6.0〜約12.0好ましくは 約7〜約10に維持できたら、酸性は禁止されたと認められ、酸性汚染物が排水 中に防止されたと認められ、それにより、廃岩又は廃石から実質的な酸流出物を 防止したことになる。金属汚染物、例えば、毒性重金属(その酸化物を含めて) が25%又はそれ以上に減少した場合、金属による汚染物の減少として認められ る。一般的に、本発明の方法及び組成物を利用するとき、ある例では廃岩又は廃 石から浸出した毒性重金属の50%又はそれ以上の、好ましくは、90%又はそ れ以上の減少が可能であることが判明した。当然、硫黄化合物と固定剤及び/又 は中和剤は処理しようとする特定の廃岩又は廃石に従って変動する。 発明の詳細な記述 本発明の組成物及び方法に使用される硫黄化合物は、有機硫黄化合物、無機硫 黄化合物又は有機及び無機硫黄化合物の混合物であることができる。通常、本発 明で使用される硫黄化合物は商業的に入手できるか、又は商業的に入手できる原 料から容易に合成できる。本発明で使用できる硫黄化合物は水溶性であっても水 不溶性であってもよく、一般的に、廃岩又は廃石中の金属と反応又は相互作用し て水に不溶性で廃岩又は廃石から浸出し得ない安定な金属硫化物又は金属硫化物 様錯体を形成する。廃岩及び廃石中の金属はそれらの起源に依存して変動し、そ れらには上述した金属及びそれらの酸化物があるが、それらに限定されない。こ うして、水に不溶性であって、本発明により形成されることのできる安定な金属 硫化物には、銅、亜鉛、金、マンガン、銀、カドミウム、ニッケル等のような毒 性重金属の硫化物がある。 本発明の中和剤及び/又は固定剤と組み合わせるとき、廃岩又は廃石からの排 水中の汚染物の形成を禁止、減少又は防止するどのような硫黄化合物も本発明の 組成物及び方法で使用できる。通常、本発明の有機及び無機硫黄化合物には、ス ルフヒドリル(−SH)基又はイオン化スルフヒドリル基(−S(−1))を有 する硫黄化合物がある。スルフヒドリル基又はイオン化スルフヒドリル基を含有 する化合物には、硫化水素及び硫化物イオン、ヒドロスルフイドイオン又はトリ チオカーボネートイオンを含有する無機化合物並びにジチオカルバメート、キサ ントゲン酸塩、メルカプタン類及びこれらの化合物の水溶性金属塩(即ち、アル カリ金属塩及びアルカリ土類金属塩)のような有機化合物がある。さらに、本発 明の組成物及び方法に、スルフヒドリル基又はイオン化スルフヒドリル基を生成 できる硫黄化合物を使用でき、チオアセタミド及び還元性ジスルフイドのような 硫黄化合物がある。硫黄含有アミノ酸(例えば、システイン、シスチン及びグル タチオン)並びに硫黄含有アミノ酸を含むペプチド類(合成及び天然起源)若し くはタンパク質もスルフヒドリル又はイオン化スルフヒドリル基を有する硫黄化 合物であり、本発明の硫黄化合物として使用できる。 本発明で使用できる有機硫黄化合物の例には、次のイオンのナトリウム、カリ ウム又はカルシウム塩がある。即ち、エチルキサントゲン酸イオン、グルコース キサントゲン酸塩イオン、イソプロピルキサントゲン酸塩イオン、ジメチルジチ オカルバメートイオン又はジエチルジチオカルバメートイオンである。本発明で 使用できる無機硫黄化合物の例には、トリチオカルボネートナトリウム、トリチ オカルボネートカリウム、トリチオカルボネートカルシウム、硫化ナトリウム、 硫化カリウム又は硫化カルシウム等があり、即ち、一般に、当業界で周知の通り の水中で比較的毒性の低い金属の硫黄化合物である。本明細書中で使用される場 合、毒性重金属及びそれらの酸化物は、概して、前述したように金属がナトリウ ムよりも重く且つ水の毒性に関与することが知られている金属及び金属酸化物と 定義される。その他の有機又は無機硫黄化合物は過度の実験をすることなく当業 界の熟達者により選択されることができる。 本発明の組成物及び方法に使用できる中和剤は、例えば固体又は液体のような どのような物理的形態であってもよい。本明細書で使用される場合、中和剤は酸 を中和し、7.0を超えるpHを有するものである。本発明では、当該組成物又 は方法で一種又はそれ以上の中和剤、例えば、石灰石と水酸化マグネシウム、水 和石灰と水酸化ナトリウム等の混合物を使用できる。充分な量の中和剤が好まし くは使用され、その結果、廃岩又は廃石からもたらされるどのような排水も高い pH、即ち、約6〜約12、好ましくは、約7〜約10を有し得る。中和剤は、 細菌の作用が起こる点、例えば、細菌T.Ferrooxidansの増殖を阻 止又は防止する点を超えるpHを維持をすることも好ましい。 当業界で慣用的な中和剤は周知であり、それらを本発明の方法及び組成物に使 用できる。金属酸化物又は水酸化物のようないずれかのアルカリ物質を本発明で 使用できる。通常、中和剤は炭酸塩化合物、酸化物若しくは水酸化物化合物(例 えば、金属炭酸塩、金属酸化物若しくは金属水酸化物)であり、好ましくは、金 属は通常アルカリ又はアルカリ土類金属である。好適な中和剤には、石灰石、炭 酸カルシウム、生石灰、水和石灰、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、水 酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、水酸化カリウム又は石灰釜塵(limek iln dust)等がある。アンモニア、有機アミン、第四水酸化アンモニウ ム及び第四炭酸アンモニウムも本発明の組成物及び方法の中和剤に使用できる。 本発明の中和剤は硫黄化合物でない。 固定剤も慣用的な物質であり当業界で周知である。本発明の方法及び組成物で 使用できる固定剤は酸素及び水由来の廃岩又は廃石の物理的単離の助けとなるど んな物理的形態を有してもよい。即ち、固定剤は廃岩又は廃石を固定化し、その 結果、空気(酸素)及び水が実質的に廃岩又は廃石から排除される。固定剤は、 本発明の組成物及び方法の硫黄化合物と反応する金属も固定化する。当業界で周 知のように、固定剤を使用して、廃岩又は廃石のブロック若しくはペレット又は その他の固体形状を形成させ、その結果、通常、排水中の汚染物を形成する物質 をブロック又はペレット内に閉じ込める。 固定剤として広範囲の材料を使用でき、そして、好ましくは、固定剤はその地 方の入手性及び現場の条件に基づいて選択される。本発明では、当該組成物又は 方法に一種以上の固定剤、例えば、粘土とコンクリートとの混合物、コンクリー トと灰化煙塵との混合物等を使用できる。上記の例として、当業界で周知である 固定剤のいずれをも本発明の組成物及び方法に使用でき、土、粘土、粘土と土と の混合物、燐酸含有粘土(phosphatic clay)、コンクリート、 アルミノケイ酸カルシウム、アスファルト、灰化煙塵(フライアッシュ)セメン ト釜塵、硫酸カルシウム(パリの石膏/プラスター)等がある。その他のアルカ リ土類金属塩を基準にした同類の物質、例えば、アルミノケイ酸マグネシウム、 アルミノケイ酸ストロンチウム、アルミノケイ酸バリウム、硫酸ストロンチウム 及び硫酸バリウムも本発明の固定剤として使用できる。 本発明の組成物を用いて又は本発明の方法により処理した廃岩又は廃石材料を 単離するために本発明の方法に関連して合成膜も利用できる。例えば、本発明の 組成物を用いて又は本発明の方法により処理した廃岩又は廃石を、当業界で周知 のプラスチックシート材料の使用による保有領域中で単離できる。 本発明の組成物及び方法において中和剤、及び/又は固定剤と組み合わせる有 機及び/又は硫黄化合物の量は、ロックドレン中の汚染物、例えば、ロックドレ ン中の金属及び金属酸化物(特に、毒性重金属)汚染物及び/又は酸性汚染物、 の形成を減少又は防止するのに有効な量の組成物中の硫黄化合物並びに中和剤及 び/又は固定剤である。本発明の一態様では、組成物の成分を別々に施用すると き、即ち、有機及び/又は無機硫黄化合物並びに中和剤及び/又は固定剤が、そ れらが廃岩又は廃石に施用した後にのみ組み合わせられるとき、有機及び/又は 無機硫黄化合物は、廃岩又は廃石に施用する全ての成分の総重量を基準に約10 重量%〜約60重量%の量で施用し、さらに好適な態様では、有機及び/又は無 機硫黄化合物は廃岩又は廃石に施用される全成分の総重量を基準に約40重量% 〜約55重量%の量で施用される。従って、本発明の一態様では、有機及び/又 は無機硫黄化合物は約10重量%〜約60重量%の量で施用され、中和剤及び/ 又は固定剤は約90重量%〜約40重量%の量で施用される(廃岩又は廃石に施 用する全成分の総重量を基準)。 本発明の別の一態様では、組成物の成分をプレミックスの形態で施用するとき 、 即ち、有機及び/又は無機硫黄化合物並びに中和剤及び/又は固定剤を、それら が廃岩又は廃石に施用される前に混合することにより組み合わせるとき、有機及 び/又は無機硫黄化合物は、プレミックス組成物中に約10重量%〜約60重量 %の量で存在し、さらに好適な態様では、有機及び/又は無機硫黄化合物はプレ ミックス組成物を基準に約40重量%〜約55重量%の量で存在する。従って、 本発明の一態様では、プレミックス組成物は約10重量%〜約60重量%の有機 及び/又は無機硫黄化合物と約90重量%〜約40重量%の中和剤及び/又は固 定剤とを含有する。 本発明では、有機及び/又は無機硫黄化合物を廃岩又は廃石と共に使用すると き、中和剤及び/又は固定剤の量と組み合わせる有機及び/又は無機硫黄化合物 の量の双方は廃岩又は廃石からの排水中の汚染物の形成を減少、禁止又は防止す るのに足る量である。上記で示したように、中和剤及び/又は固定剤に対する硫 黄化合物の量は、これらの添加剤を施用する廃岩又は廃石の種類に依存して変動 する。通常、本発明の方法では硫黄化合物、即ち、無機及び/又は有機化合物、 の量は約0.5重量%〜約20重量%であり、そして、中和剤及び/又は固定剤 の量は約1重量%〜約50重量%であり、より好ましくは約1重量%〜約15重 量%である(廃岩又は廃石の重量を基準)。本発明のその他の一態様では、硫黄 化合物の量は約1重量%〜約5重量%であり、そして中和剤及び/又は固定剤の 量は約1重量%〜約30重量%であり、そして、より好ましくは、約1重量%〜 約8重量%である(廃岩又は廃石の重量を基準)。上記で示したように、これら の量の硫黄化合物並びに中和剤及び/又は固定剤を本発明の組成物中に使用した 場合、廃岩又は廃石からの排水中の汚染物の形成の減少、禁止又は防止において 相乗効果がある。例えば、本発明の方法で一定の硫黄化合物を固定剤及び/又は 中和剤と共に使用した場合、廃岩又は廃石からの排水中の汚染物を制御するのに 慣用的に使用した固定剤又は中和剤の量を、廃岩又は廃石の重量を基準に約15 重量%〜約5重量%減少させることが判明した。 本発明の別の態様では、硫黄化合物と固定剤との組み合わせの相乗効果は、わ ずか1%のBUFLOC 528(ナトリウムジメチルジチオカルバメートの4 0%溶液についてバックマン・ラボラトリーズ・インクにより使用されている商 標)の使用により15重量%〜5重量%のセメント(即ち、固定剤)の量の実質 的な減少をもたらした。本発明の方法及び組成物に上述したよりも多くの量の硫 黄化合物並びに固定剤及び/又は中和剤、例えば、20重量%を超える硫黄化合 物並びに50重量%を超える(又は過剰の)固定剤及び/又は中和剤の量を使用 できるが、このような過剰は単に廃岩又は廃石からの排水中の汚染物を減少させ る目的についての浪費(肉体/操作上及び経済上の双方に関して)の一因となる のみであるので、このような過剰の使用に利点はない。 硫黄化合物の混合物(無機及び/又は有機硫黄化合物の混合物を含む)を、本 発明の組成物及び方法に使用できる。例えば、一種以上のキサンシゲン酸塩を使 用でき、また例えば硫化ナトリウムと共に使用してもよい。固定剤同士の組み合 わせ及び中和剤同士の組み合わせも本発明の組成物及び方法に使用できる。さら に、一種以上の硫黄化合物を一種以上の固定剤及び一種以上の中和剤と一緒に本 発明の方法で使用できる。例えば、本発明の好適な一実施態様では、グルコース キサントゲン酸ナトリウム、石灰及びセメントが、水が廃岩に接触したときに起 こる排水中の汚染物の形成を減少させるために施用される。本発明のその他の好 適な実施態様では、グルコースキサントゲン酸ナトリウムと石灰、グルコースキ サントゲン酸カリウムと石灰、グルコースキサントゲン酸ナトリウムとポルトラ ンドセメント、グルコースキサントゲン酸カリウムとポルトランドセメント、グ ルコースキサントゲン酸ナトリウムと石灰釜塵、グルコースキサントゲン酸カリ ウムと石灰釜塵、グルコースキサントゲン酸ナトリウムとセメント釜塵又はグル コースキサントゲン酸カリウムとセメント釜塵を廃岩又は廃石に施用し、廃岩又 は廃石からの排水中の汚染物を減少させる。 本発明では、硫黄化合物並びに中和剤及び/又は固定剤はどのような都合のよ い方法及びどのような都合のよい物理的形態(即ち、液体及び/又は固体)で施 用してもよい。例えば、硫黄化合物、中和剤及び/又は固定剤は、廃岩又は廃石 に適用する前にプレミックスしてもよい。本発明のその他の一態様では、硫黄化 合物並びに中和剤及び/又は固定剤は廃岩又は廃石に別々に(即ち、別々の施用 、例えば、層状で)施用できる。更に、硫黄化合物は液体又は固体として施用で き、固定剤及び/又は中和剤は液状若しくは固体状又はそれらのいずれかの組み 合わ せで施用できる。 硫黄化合物、中和剤及び/又は固定剤は均一なプレミックスチャーとして若し くは層状の別々の成分として廃岩又は廃石の上に施用でき、又はそれらは均一な プレミックスチャーとして若しくは別々の成分として廃岩又は廃石若しくはそれ らの組み合わせと共に混合してもよい。硫黄化合物と固定剤、硫黄化合物と中和 剤又は硫黄化合物、固定剤及び中和剤の組み合わせである限り、複数の層も本発 明に従って廃岩又は廃石に施用又は接触できる。 硫黄化合物並びに中和剤及び/又は固定剤をプレミックスしないとき、硫黄化 合物並びに中和剤及び/又は固定剤は、組み合わせが以下に述べる基準の全てに 合致することを確実にする限り、どのような順番又は層の組み合わせでも廃岩又 は廃石に施用又はとそれと混合してもよい。即ち、この基準は、 1.固定剤は、沈殿した金属、即ち、金属−硫黄化合物、金属水酸化物(例 えば、水酸化アルミニウム)及び金属炭酸塩(硫黄化合物又は中和剤と廃岩又は 廃石中の金属との反応の結果として沈殿する)と緊密に混合されるかされ得るこ と。 2.硫黄化合物は、汚染物領域を去ることができる前に溶解した金属と接触 状態になること。もし硫黄化合物が廃岩と緊密に混合されない(又は混合される こととならない)場合、廃岩からの浸出物(排水)は、硫黄化合物が汚染物領域 を去る前に硫黄化合物を含有する領域を通過しなければならない。例えば、浸出 物(排水)は外部タンク中で捕獲又は処理されることができる(この適用では、 外部タンクは前記の「領域」であり、その中で硫黄化合物は溶解した金属と接触 をもたらす)。 3.中和剤は、中和剤が汚染物領域を去りその結果系を去る水のpHが6. 0を超える、好ましくは7.0を超える前に時々浸出水(排水)と接触をもたら し得ること。 例えば、一層又は複数層の硫黄化合物を廃岩又は廃石上に施用し、次いで、一 層の固定剤又は一層の中和剤を施用できる。又は、一層の中和剤を廃岩上に施用 し、次いで、一層の固定剤又は硫黄化合物等を施用できる。硫黄化合物並びに固 定剤及び/又は中和剤を維持できる限り、そして一層又は複数層が水不浸透バリ ヤーを形成せず、一層又は複数層を通過して廃岩又は廃石に流れる水を防止しな い限り、いかなる数の層が所望に応じていかなる順番で堆積されていてもよい。 本発明の組成物を用いて及び本発明の方法内で、酸性ロックドレン及び採鉱廃 水の処理に慣用的に使用される補助剤及び添加剤を当業者の権限内で使用する。 種々の有機又は無機硫黄化合物に固定剤及び/又は中和剤を組み合わせて試験 し、廃岩又は廃石からの排水中の汚染物を減少、防止又は禁止するのに使用でき る硫黄化合物並びに固定剤及び/又は中和剤の特定の組み合わせの最適な量を決 定するために、必要なことの全ては、カラム(例えば、約3フィートの長さで約 3インチの内径を有するプラスチック製又はガラス製カラム)内に処理をしよう とする廃岩又は廃石材料を入れ、特定量の硫黄化合物並びに固定剤及び/又は中 和剤の特定の組み合わせを廃岩又は廃石材料に施用し、水をその中に通過させ、 そして種々の毒性重金属及び酸性度につき浸出物を試験することである。硫黄化 合物並びに中和剤及び/又は固定剤を、廃岩又は廃石材料上で層を形成すること ができ、又は所望に応じ廃岩又は廃石材料と共に混合し、そして、種々の量の材 料を、減少した汚染物とするため又は汚染物を除去するための最適量を決定する ために利用できる。継続して試験するのに必要な時間の要求される長さがないけ れど、通常、種々の量で使用した化合物の特定の組み合わせの有効性を決定する ために約90日〜約180日の試験が推奨される。このような試験は、一般に、 湿度セル/カラム試験と称され、それらは当業界で周知である。金属及び酸性度 についての標準的な試験も当業界で周知である。 下記の特定の実施例は一定の実施態様に従う本発明の組成物及び方法を記載す る。それらは、例証の目的のみであり、本発明を制限的に解釈すべきでない。 実施例中及び明細書全体を等して特記しない限り、全ての部及びパーセントは 重量である。 実施例 下記の実施例では、特定薬剤又は薬剤の種々の組み合わせの有効性を決定する ために廃鉱した金鉱山から生じた廃岩に種々の組み合わせの薬剤を使用した。薬 剤の有効性を浸出物の分析、特に、酸性ロックドレン中にしばしば見いだされる 潜在的に毒性を有する重金属のための当業界で周知の慣用的な試験を使用する分 析により決定した。 湿度セル/カラム試験を廃岩から浸出物を得るために使用した。シリンダーに 以下に記載する種々の薬剤と組み合わせた廃岩及び薬剤の種々の層を有する廃岩 を詰めた。このシリンダーに水を通過させた。当業界で周知の慣用的な試験によ り以下の表に示す金属について浸出物を試験した。浸出物のpHと硫酸塩の量も 決定した。実施例 1: カラム(上述)中に二層に廃岩を入れた。基底層は全廃岩の2.5%(重量) を含有し、上層は廃岩の残り、即ち、97.5%(重量)を含有した。廃岩の2 .5重量%を含む基底層は層中の廃岩の重量を基準にして2.5重量%セメント 釜塵(CKD)及び0.15重量%のナトリウムジメチルジチオカルバメート( バックマン・ラボラトリーズ・インターナショナル・インクによりBUFLOC 528として販売)と均一に混合した。上層の廃岩(廃岩の97.5%)を均 一に混合した基底層の上に置いた。上層は、層中の廃岩の重量を基準にして2. 5重量%のセメント釜塵(CKD)、0.15重量%の石灰釜塵(LKD)及び 0.85重量%のナトリウムジメチルジチオカルバメート(BUFLOC 52 8)を均一に混合した。カラムの構成の概要は下記の通りである。 基底層:2.5%廃岩+2.5%CKD+0.15%BUFLOC 528(均 一に混合) 上層 :97.5%廃岩+2.5%CKD+0.15%LKD+0.85%BU FLOC 528(均一に混合) カラムに水を通過させ、浸出物を得、その浸出物の分析を下表に示す。実施例 2 カラム(上述)に廃岩、水を用いた15%スラリー中の石灰石1.0重量%( 廃岩の重量を基準)及びナトリウムジメチルジチオカルバメート(BUFLOC 528)0.5重量%(廃岩の重量を基準)の均一混合物を充填した。カラム の構成の概要は下記の通りである。 廃岩+1.0%石灰石(15%スラリー)+0.5%BUFLOC 528(均 一に混合) カラムに水を通過させ、浸出物を得、その浸出物の分析を下表に示す。実施例 3(比較例) 廃岩及び石灰釜塵(LKD)15重量%(廃岩の重量を基準)を均一に混合し た。上述のカラムにこの混合物を充填し、カラムに水を通過させて浸出物を得た 。カラムの構成の概要は以下の通りである。 廃岩+15%LKD(均一に混合) 浸出物分析を下表に示す。実施例 4(比較例) 実施例1に示したようにカラム内に二層に廃岩を入れた。基底層は全廃岩のう ちの7.5%(重量)を含み、上層は残りの廃岩、即ち92.5%(重量)を含 んだ。基底層は、廃岩と均一に混合した石灰釜塵(LKD)7.5重量%(廃岩 の重量を基準)を含んだ。上層は、廃岩と均一に混合した石灰釜塵(LKD)7 .5重量%(廃岩の重量を基準)を含んだ。カラムの構成の概要は以下の通りで ある。 基底層:7.5%廃岩+7.5%LKD(均一に混合) 上層 :92.5%廃岩+7.5%LKD(均一に混合) カラムに水を通過させ浸出物を得た。浸出物の分析を下表に示す。 表に百万分率(ppm)で金属及び硫酸塩(SO4)を示す。 実施例3及び4は比較例であり、本発明の硫黄化合物並びに固定剤及び/又は 中和剤の組み合わせを利用していない。実施例1及び2は、硫黄含有化合物(即 ち、ナトリウムジメチルジチオカルバメート)を少量の石灰釜塵及びセメント釜 塵と組み合わせて使用するときと大量の石灰釜塵及びセメント釜塵を単独で使用 (即ち、実施例3および4におけると同様に本発明の硫黄化合物なしで)すると きと実質的に等しい結果を得ることを示す。同等またはより良好な結果が、非常 に少量の石灰石及び硫黄化合物(ナトリウムジメチルジチオカルバメート)を実 施例2に記載したように廃岩とともに使用するとき得られる(実施例2は高いp H(非酸性)も示す))。 本発明の精神と範囲から逸脱しないで本発明のの組成物及び方法に種々の修正 や変更をなし得ることは当業者により明らかである。従って、本発明が、本発明 の修正や変更が各請求項及びその均等物の範囲内にもたらすことを条件に本発明 の修正や変更を含むことを予定している。
【手続補正書】特許法第184条の7第1項 【提出日】1995年6月16日 【補正内容】 (請求の範囲第1項〜第32項を第1項〜第30項に補正) 請求の範囲 1.廃岩又は廃石からの排水中の汚染物の形成を減少又は防止するた めの組成物であって、中和剤、固定剤又は中和剤及び固定剤の混合物を組み合わ せた有機又は無機硫黄化合物から本質的になり、硫黄化合物並びに固定剤、中和 剤又は中和剤及び固定剤の混合物が、ロックドレン中の金属及び酸性汚染物の形 成を減少又は防止するのに有効な量で組成物中に存在する、但し、毒性重金属含 有硫黄化合物及びそれらの酸化物が有機又は無機硫黄化合物として排除される、 当該組成物。 2.有機又は無機硫黄化合物が、スルフヒドリル基若しくはイオン化 スルフヒドリル基を有する硫黄化合物又はスルフヒドリル基若しくはイオン化ス ルフヒドリル基を生成し得る硫黄化合物である、請求の範囲第1項に記載の組成 物。 3.有機又は無機硫黄化合物が、組成物を基準に約10重量%〜約6 0重量%である、請求の範囲第1項に記載の組成物。 4.有機又は無機硫黄化合物が、組成物を基準に約40重量%〜約5 5重量%である、請求の範囲第1項に記載の組成物。 5.有機硫黄化合物が、エチルキサントゲン酸ナトリウム、エチルキ サントゲン酸カリウム、エチルキサントゲン酸カルシウム、グルコースキサント ゲン酸ナトリウム、グルコースキサントゲン酸カリウム、グルコースキサントゲ ン酸カルシウム、イソプロピルキサントゲン酸ナトリウム、イソプロピルキサン トゲン酸カルシウム、イソプロピルキサントゲン酸カリウム、カルシウムジメチ ルジチオカルバメート、ナトリウムジメチルジチオカルバメート、カリウムジメ チルジチオカルバメート、ナトリウムジエチルジチオカルバメート、カルシウム ジエチルジチオカルバメート、カリウムジエチルジチオカルバメート、システイ ン、シスチン又はグルタチオンである、請求の範囲第1項に記載の組成物。 6.有機硫黄化合物がナトリウムジメチルジチオカルバメートである 、請求の範囲第1項に記載の組成物。 7.有機硫黄化合物がグルコースキサントゲン酸ナトリウムである、 請求の範囲第1項に記載の組成物。 8.無機硫黄化合物がトリチオ炭酸ナトリウム、トリチオ炭酸カリウ ム、トリチオ炭酸カルシウム、硫化ナトリウム、硫化カリウム又は硫化カルシウ ムである、請求の範囲第1項に記載の組成物。 9.中和剤が石灰石、生石灰、消石灰、酸化マグネシウム、水酸化マ グネシウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は石灰釜塵である、請求の範 囲第1項に記載の組成物。 10.固定剤が土、粘土、粘土と土との混合物、燐酸含有粘土、コン クリート、ポルトランドセメント、アスファルト、灰化煙道塵又はセメント釜塵 である、請求の範囲第1項に記載の組成物。 11.廃岩又は廃石からの排水中の汚染物の形成を減少又は防止する ための方法であって、廃岩又は廃石に有機又は無機硫黄化合物を中和剤、固定剤 又は中和剤及び固定剤と組み合わせて接触させることを含み、中和剤、固定剤又 は中和剤及び固定剤の量と組み合わせる硫黄化合物の量が、廃岩又は廃石からの 排水中の汚染物の形成を減少又は防止するのに足る量である、当該方法。 12有機又は無機硫黄化合物が、スルフヒドリル基若しくはイオン化 スルフヒドリル基を有する硫黄化合物又はスルフヒドリル基若しくはイオン化ス ルフヒドリル基を生成し得る硫黄化合物である、請求の範囲第11項に記載の方 法。 13.廃岩又は廃石の重量を基準に、硫黄化合物の量が約0.5重量 %〜約20重量%であり、中和剤、固定剤又は中和剤及び固定剤の量が約1重量 %〜約50重量%である、請求の範囲第11項に記載の方法。 14.廃岩又は廃石の重量を基準に、硫黄化合物の量が約1重量%〜 約5重量%であり、中和剤、固定剤又は中和剤及び固定剤の量が約1重量%〜約 15重量%である、請求の範囲第11項に記載の方法。 15.硫黄化合物並びに中和剤、固定剤又は中和剤及び固定剤を、廃 岩又は廃石に接触させる前にプレミックスする、請求の範囲第11項に記載の方 法。 16.硫黄化合物並びに中和剤、固定剤又は中和剤及び固定剤を、別 々に廃岩又は廃石に別々に施用する、請求の範囲第11項に記載の方法。 17.有機硫黄化合物が、エチルキサントゲン酸ナトリウム、エチル キサントゲン酸カリウム、エチルキサントゲン酸カルシウム、グルコースキサン トゲン酸ナトリウム、グルコースキサントゲン酸カリウム、グルコースキサント ゲン酸カルシウム、イソプロピルキサントゲン酸ナトリウム、イソプロピルキサ ントゲン酸カルシウム、イソプロピルキサントゲン酸カリウム、カルシウムジメ チルジチオカルバメート、ナトリウムジメチルジチオカルバメート、カリウムジ メチルジチオカルバメート、ナトリウムジエチルジチオカルバメート、カルシウ ムジエチルジチオカルバメート、カリウムジエチルジチオカルバメート、システ イン、シスチン又はグルタチオンである、請求の範囲第11項に記載の方法。 18.有機硫黄化合物がナトリウムジメチルジチオカルバメートであ る、請求の範囲第11項に記載の方法。 19.有機硫黄化合物がグルコースキサントゲン酸ナトリウムである 、請求の範囲第11項に記載の方法。 20.無機硫黄化合物がトリチオ炭酸ナトリウム、トリチオ炭酸カリ ウム、トリチオ炭酸カルシウム、硫化ナトリウム、硫化カリウム又は硫化カルシ ウムである、請求の範囲第11項に記載の方法。 21.中和剤が石灰石、生石灰、消石灰、酸化マグネシウム、水酸化 マグネシウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は石灰釜塵である、請求の 範囲第11項に記載の方法。 22.固定剤が土、粘土、粘土と土との混合物、燐酸含有粘土、コン クリート、ポルトランドセメント、アスファルト、灰化煙道塵又はセメント釜塵 である、請求の範囲第11項に記載の方法。 23.廃岩又は廃石からの排水中の汚染物の形成を減少又は防止する ための方法であって、 有機又は無機硫黄化合物並びに中和剤、固定剤又は中和剤及び固定剤の混合物 を用意し、そして この有機又は無機硫黄化合物並びに中和剤、固定剤又は中和剤及び固定剤の混 合物を廃岩又は廃石に施用することを含み、硫黄化合物並びに中和剤、固定剤又 は中和剤及び固定剤の混合物が、前記廃岩又は廃石から発生するロックドレン中 の金属汚染物及び酸性汚染物の形成を減少又は防止するのに有効な量で前記廃岩 又は廃石に施用する当該方法。 24.有機又は無機硫黄化合物が、スルフヒドリル基若しくはイオン 化スルフヒドリル基を有する硫黄化合物又はスルフヒドリル基若しくはイオン化 スルフヒドリル基を生成し得る硫黄化合物である、請求の範囲第23項に記載の 方法。 25.廃岩又は廃石の重量を基準に、前記廃岩又は廃石に施用する硫 黄化合物の量が約0.5重量%〜約20.0重量%であり、前記廃岩又は廃石に 施用する中和剤、固定剤又は中和剤及び固定剤の量が約1重量%〜約50重量% である、請求の範囲第23項に記載の方法。 26.廃岩又は廃石の重量を基準に、前記廃岩又は廃石に施用する硫 黄化合物の量が約1重量%〜約5重量%であり、前記廃岩又は廃石に施用する中 和剤、固定剤又は中和剤及び固定剤の量が約1重量%〜約15重量%である、請 求の範囲第23項に記載の方法。 27.硫黄化合物並びに中和剤、固定剤又は中和剤及び固定剤を、廃 岩又は廃石に施用する前にプレミックスする、請求の範囲第23項に記載の方法 。 28.硫黄化合物並びに中和剤、固定剤又は中和剤及び固定剤を、別 々に廃岩又は廃石に施用する、請求の範囲第23項に記載の方法。 29.有機硫黄化合物がナトリウムジメチルジチオカルバメートであ る、請求の範囲第23項に記載の方法。 30.有機硫黄化合物がグルコースキサントゲン酸ナトリウムである 、請求の範囲第23項に記載の方法。 【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年12月8日 【補正内容】 (請求の範囲第3,4,13及び14項中の「約」という用語を削除し、請求の 範囲第23項〜第30項を削除) 請求の範囲 1.廃岩又は廃石からの排水中の汚染物の形成を減少又は防止するた めの組成物であって、中和剤、固定剤又は中和剤及び固定剤の混合物を組み合わ せた有機又は無機硫黄化合物から本質的になり、硫黄化合物並びに固定剤、中和 剤又は中和剤及び固定剤の混合物が、ロックドレン中の金属及び酸性汚染物の形 成を減少又は防止するのに有効な量で組成物中に存在する、但し、毒性重金属含 有硫黄化合物及びそれらの酸化物が有機又は無機硫黄化合物として排除される、 当該組成物。 2.有機又は無機硫黄化合物が、スルフヒドリル基若しくはイオン化 スルフヒドリル基を有する硫黄化合物又はスルフヒドリル基若しくはイオン化ス ルフヒドリル基を生成し得る硫黄化合物である、請求の範囲第1項に記載の組成 物。 3.有機又は無機硫黄化合物が、組成物を基準に10重量%〜60重 量%である、請求の範囲第1項に記載の組成物。 4.有機又は無機硫黄化合物が、組成物を基準に40重量%〜55重 量%である、請求の範囲第1項に記載の組成物。 5.有機硫黄化合物が、エチルキサントゲン酸ナトリウム、エチルキ サントゲン酸カリウム、エチルキサントゲン酸カルシウム、グルコースキサント ゲン酸ナトリウム、グルコースキサントゲン酸カリウム、グルコースキサントゲ ン酸カルシウム、イソプロピルキサントゲン酸ナトリウム、イソプロピルキサン トゲン酸カルシウム、イソプロピルキサントゲン酸カリウム、カルシウムジメチ ルジチオカルバメート、ナトリウムジメチルジチオカルバメート、カリウムジメ チルジチオカルバメート、ナトリウムジエチルジチオカルバメート、カルシウム ジエチルジチオカルバメート、カリウムジエチルジチオカルバメート、システイ ン、シスチン又はグルタチオンである、請求の範囲第1項に記載の組成物。 6.有機硫黄化合物がナトリウムジメチルジチオカルバメートである 、 請求の範囲第1項に記載の組成物。 7.有機硫黄化合物がグルコースキサントゲン酸ナトリウムである、 請求の範囲第1項に記載の組成物。 8.無機硫黄化合物がトリチオ炭酸ナトリウム、トリチオ炭酸カリウ ム、トリチオ炭酸カルシウム、硫化ナトリウム、硫化カリウム又は硫化カルシウ ムである、請求の範囲第1項に記載の組成物。 9.中和剤が石灰石、生石灰、消石灰、酸化マグネシウム、水酸化マ グネシウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は石灰釜塵である、請求の範 囲第1項に記載の組成物。 10.固定剤が土、粘土、粘土と土との混合物、燐酸含有粘土、コン クリート、ポルトランドセメント、アスファルト、灰化煙道塵又はセメント釜塵 である、請求の範囲第1項に記載の組成物。 11.廃岩又は廃石からの排水中の汚染物の形成を減少又は防止する ための方法であって、廃岩又は廃石に有機又は無機硫黄化合物を中和剤、固定剤 又は中和剤及び固定剤と組み合わせて接触させることを含み、中和剤、固定剤又 は中和剤及び固定剤の量と組み合わせる硫黄化合物の量が、廃岩又は廃石からの 排水中の汚染物の形成を減少又は防止するのに足る量である、当該方法。 12有機又は無機硫黄化合物が、スルフヒドリル基若しくはイオン化 スルフヒドリル基を有する硫黄化合物又はスルフヒドリル基若しくはイオン化ス ルフヒドリル基を生成し得る硫黄化合物である、請求の範囲第11項に記載の方 法。 13.廃岩又は廃石の重量を基準に、硫黄化合物の量が0.5重量% 〜20重量%であり、中和剤、固定剤又は中和剤及び固定剤の量が1重量%〜5 0重量%である、請求の範囲第11項に記載の方法。 14.廃岩又は廃石の重量を基準に、硫黄化合物の量が1重量%〜5 重量%であり、中和剤、固定剤又は中和剤及び固定剤の量が1重量%〜15重量 %である、請求の範囲第11項に記載の方法。 15.硫黄化合物並びに中和剤、固定剤又は中和剤及び固定剤を、廃 岩又は廃石に接触させる前にプレミックスする、請求の範囲第11項に記載の方 法。 16.硫黄化合物並びに中和剤、固定剤又は中和剤及び固定剤を、別 々に廃岩又は廃石に別々に施用する、請求の範囲第11項に記載の方法。 17.有機硫黄化合物が、エチルキサントゲン酸ナトリウム、エチル キサントゲン酸カリウム、エチルキサントゲン酸カルシウム、グルコースキサン トゲン酸ナトリウム、グルコースキサントゲン酸カリウム、グルコースキサント ゲン酸カルシウム、イソプロピルキサントゲン酸ナトリウム、イソプロピルキサ ントゲン酸カルシウム、イソプロピルキサントゲン酸カリウム、カルシウムジメ チルジチオカルバメート、ナトリウムジメチルジチオカルバメート、カリウムジ メチルジチオカルバメート、ナトリウムジエチルジチオカルバメート、カルシウ ムジエチルジチオカルバメート、カリウムジエチルジチオカルバメート、システ イン、シスチン又はグルタチオンである、請求の範囲第11項に記載の方法。 18.有機硫黄化合物がナトリウムジメチルジチオカルバメートであ る、請求の範囲第11項に記載の方法。 19.有機硫黄化合物がグルコースキサントゲン酸ナトリウムである 、請求の範囲第11項に記載の方法。 20.無機硫黄化合物がトリチオ炭酸ナトリウム、トリチオ炭酸カリ ウム、トリチオ炭酸カルシウム、硫化ナトリウム、硫化カリウム又は硫化カルシ ウムである、請求の範囲第11項に記載の方法。 21.中和剤が石灰石、生石灰、消石灰、酸化マグネシウム、水酸化 マグネシウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は石灰釜塵である、請求の 範囲第11項に記載の方法。 22.固定剤が土、粘土、粘土と土との混合物、燐酸塩の粘土、コン クリート、ポルトランドセメント、アスファルト、灰化煙道塵又はセメント釜塵 である、請求の範囲第11項に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM, AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE ,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK, LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,MW,N L,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SI,SK,TJ,TT,UA,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.廃岩又は廃石からの排水中の汚染物の形成を減少又は防止するた めの組成物であって、有機又は無機硫黄化合物に中和剤、固定剤又は中和剤及び 固定剤の混合物を組み合わせて含有する当該組成物。 2.硫黄化合物並びに固定剤、中和剤又は中和剤及び固定剤の混合物 が、ロックドレン中の金属及び酸性汚染物の形成を減少又は防止するのに有効な 量で組成物中に存在する、請求の範囲第1項に記載の組成物。 3.有機又は無機硫黄化合物が、スルフヒドリル基若しくはイオン化 スルフヒドリル基を有する硫黄化合物又はスルフヒドリル基若しくはイオン化ス ルフヒドリル基を生成し得る硫黄化合物である、請求の範囲第1項に記載の組成 物。 4.有機又は無機硫黄化合物が、組成物を基準に約10重量%〜約6 0重量%である、請求の範囲第1項に記載の組成物。 5.有機又は無機硫黄化合物が、組成物を基準に約40重量%〜約5 5重量%である、請求の範囲第1項に記載の組成物。 6.有機硫黄化合物が、エチルキサントゲン酸ナトリウム、エチルキ サントゲン酸カリウム、エチルキサントゲン酸カルシウム、グルコースキサント ゲン酸ナトリウム、グルコースキサントゲン酸カリウム、グルコースキサントゲ ン酸カルシウム、イソプロピルキサントゲン酸ナトリウム、イソプロピルキサン トゲン酸カルシウム、イソプロピルキサントゲン酸カリウム、カルシウムジメチ ルジチオカルバメート、ナトリウムジメチルジチオカルバメート、カリウムジメ チルジチオカルバメート、ナトリウムジエチルジチオカルバメート、カルシウム ジエチルジチオカルバメート、カリウムジエチルジチオカルバメート、システイ ン、シスチン又はグルタチオンである、請求の範囲第1項に記載の組成物。 7.有機硫黄化合物がナトリウムジメチルジチオカルバメートである 、請求の範囲第1項に記載の組成物。 8.有機硫黄化合物がグルコースキサントゲン酸ナトリウムである、 請求の範囲第1項に記載の組成物。 9.無機硫黄化合物がトリチオ炭酸ナトリウム、トリチオ炭酸カリウ ム、トリチオ炭酸カルシウム、硫化ナトリウム、硫化カリウム又は硫化カルシウ ムである、請求の範囲第1項に記載の組成物。 10.中和剤が石灰石、生石灰、消石灰、酸化マグネシウム、水酸化 マグネシウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は石灰釜塵である、請求の 範囲第1項に記載の組成物。 11.固定剤が土、粘土、粘土と土との混合物、燐酸含有粘土、コン クリート、ポルトランドセメントアスファルト灰化煙道塵又はセメント釜塵であ る、請求の範囲第1項に記載の組成物。 12.廃岩又は廃石からの排水中の汚染物の形成を減少又は防止する ための方法であって、廃岩又は廃石に有機又は無機硫黄化合物を中和剤、固定剤 又は中和剤及び固定剤と組み合わせて接触させることを含む当該方法。 13.中和剤、固定剤又は中和剤及び固定剤の量と組み合わせる硫黄 化合物の量が、廃岩又は廃石からの排水中の汚染物の形成を減少又は防止するの に足る量である、請求の範囲第12項に記載の方法。 14.有機又は無機硫黄化合物が、スルフヒドリル基若しくはイオン 化スルフヒドリル基を有する硫黄化合物又はスルフヒドリル基若しくはイオン化 スルフヒドリル基を生成し得る硫黄化合物である、請求の範囲第12項に記載の 方法。 15.廃岩又は廃石の重量を基準に、硫黄化合物の量が約0.5重量 %〜約20重量%であり、中和剤、固定剤又は中和剤及び固定剤の量が約1重量 %〜約50重量%である、請求の範囲第13項に記載の方法。 16.廃岩又は廃石の重量を基準に、硫黄化合物の量が約1重量%〜 約5重量%であり、中和剤、固定剤又は中和剤及び固定剤の量が約1重量%〜約 15重量%である、請求の範囲第13項に記載の方法。 17.硫黄化合物並びに中和剤、固定剤又は中和剤及び固定剤を、廃 岩又は廃石に接触させる前にプレミックスする、請求の範囲第12項に記載の方 法。 18.硫黄化合物並びに中和剤、固定剤又は中和剤及び固定剤を、別 々に廃岩又は廃石に別々に施用する、請求の範囲第12項に記載の方法。 19.有機硫黄化合物が、エチルキサントゲン酸ナトリウム、エチル キサントゲン酸カリウム、エチルキサントゲン酸カルシウム、グルコースキサン トゲン酸ナトリウム、グルコースキサントゲン酸カリウム、グルコースキサント ゲン酸カルシウム、イソプロピルキサントゲン酸ナトリウム、イソプロピルキサ ントゲン酸カルシウム、イソプロピルキサントゲン酸カリウム、カルシウムジメ チルジチオカルバメート、ナトリウムジメチルジチオカルバメート、カリウムジ メチルジチオカルバメート、ナトリウムジエチルジチオカルバメート、カルシウ ムジエチルジチオカルバメート、カリウムジエチルジチオカルバメート、システ イン、シスチン又はグルタチオンである、請求の範囲第12項に記載の方法。 20.有機硫黄化合物がナトリウムジメチルジチオカルバメートであ る、請求の範囲第12項に記載の方法。 21.有機硫黄化合物がグルコースキサントゲン酸ナトリウムである 、請求の範囲第12項に記載の方法。 22.無機硫黄化合物がトリチオ炭酸ナトリウム、トリチオ炭酸カリ ウム、トリチオ炭酸カルシウム、硫化ナトリウム、硫化カリウム又は硫化カルシ ウムである、請求の範囲第12項に記載の方法。 23.中和剤が石灰石、生石灰、消石灰、酸化マグネシウム、水酸化 マグネシウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム又は石灰釜塵である、請求の 範囲第12項に記載の方法。 24.固定剤が土、粘土、粘土と土との混合物、燐酸含有粘土、コン クリート、ポルトランドセメント、アスファルト、灰化煙道塵又はセメント釜塵 である、請求の範囲第12項に記載の方法。 25.廃岩又は廃石からの排水中の汚染物の形成を減少又は防止する ための方法であって、 有機又は無機硫黄化合物並びに中和剤、固定剤又は中和剤及び固定剤の混合物 を用意し、そして この有機又は無機硫黄化合物並びに中和剤、固定剤又は中和剤及び固定剤の混 合物を廃岩又は廃石に施用することを含み、硫黄化合物並びに中和剤、固定剤又 は中和剤及び固定剤の混合物が、前記廃岩又は廃石から発生するロックドレン中 の金属汚染物及び酸性汚染物の形成を減少又は防止するのに有効な量で前記廃岩 又は廃石に施用する当該方法。 26.有機又は無機硫黄化合物が、スルフヒドリル基若しくはイオン 化スルフヒドリル基を有する硫黄化合物又はスルフヒドリル基若しくはイオン化 スルフヒドリル基を生成し得る硫黄化合物である、請求の範囲第25項に記載の 方法。 27.廃岩又は廃石の重量を基準に、前記廃岩又は廃石に施用する硫 黄化合物の量が約0.5重量%〜約20.0重量%であり、前記廃岩又は廃石に 施用する中和剤、固定剤又は中和剤及び固定剤の量が約1重量%〜約50重量% である、請求の範囲第25項に記載の方法。 28.廃岩又は廃石の重量を基準に、前記廃岩又は廃石に施用する硫 黄化合物の量が約1重量%〜約5重量%であり、前記廃岩又は廃石に施用する中 和剤、固定剤又は中和剤及び固定剤の量が約1重量%〜約15重量%である、請 求の範囲第25項に記載の方法。 29.硫黄化合物並びに中和剤、固定剤又は中和剤及び固定剤を、廃 岩又は廃石に施用する前にプレミックスする、請求の範囲第25項に記載の方法 。 30.硫黄化合物並びに中和剤、固定剤又は中和剤及び固定剤を、別 々に廃岩又は廃石に施用する、請求の範囲第25項に記載の方法。 31.有機硫黄化合物がナトリウムジメチルジチオカルバメートであ る、請求の範囲第25項に記載の方法。 32.有機硫黄化合物がグルコースキサントゲン酸ナトリウムである 、請求の範囲第25項に記載の方法。
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