JPH09510671A - 電磁作動手段により空気圧式ブレーキブースタを制御する弁組立体 - Google Patents

電磁作動手段により空気圧式ブレーキブースタを制御する弁組立体

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JPH09510671A
JPH09510671A JP7524931A JP52493195A JPH09510671A JP H09510671 A JPH09510671 A JP H09510671A JP 7524931 A JP7524931 A JP 7524931A JP 52493195 A JP52493195 A JP 52493195A JP H09510671 A JPH09510671 A JP H09510671A
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Abstract

(57)【要約】 空気圧式ブレーキブースタ10を制御する弁組立体が、第1及び第2の弁座32,34を内部に設けられた制御ハウジング30を有する。弁体40が、これら2つの弁座に接触するよう構成されている。ブレーキブースタ10には2つの室24,26が通常の仕方で設けられ、これらの室のうちの1つの室24が排気され、それと同時に他方の室26が、加圧された空気を供給されることが可能である。付加的な弁座66が設けられている。付加的な弁座66を、ブレーキブースタの制御ハウジング30を半径方向で取囲むスリーブ72により開放して、2つの室のうちの1つにつながる付加的な通気路80を形成することができる。スリーブ72は機械的、及び、又は電磁的に電磁作動手段90により作動させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 電磁作動手段により空気圧式ブレーキブースタを制御する弁組立体 本発明は、請求の範囲第1項の前提部分に記載された構成を備えた、空気圧式 ブレーキブースタを制御する弁組立体に関する。 このタイプの弁組立体は、ヨーロッパ特許出願公開明細書EP−0 405 603 A2から公知である。 この従来の技術では、ブレーキブースタを制御する弁組立体は、ブレーキブー スタが非常制動操作を非常に効果的に助けるが、通常の制動条件の下では、通常 の仕方から大幅に異なる仕方では作動しないように構成されている。「非常制動 操作」とは、運転者が、非常に強く、突然にペダル作動を開始することであり、 「通常の」制動操作とは、運転者がブレーキペダルを緩やかに作動する際に行わ れるものである。非常制動操作は時折、パニック制動(Panikbremsung)とも称さ れる。大多数の運転者は、このようなパニック制動操作を実行すべきときに余り にも慎重にペダルを作動し、ペダルを完全に踏み下げることをしない。前述のヨ ーロッパ特許出願公開明細書EP−0 405 603 A2に開示されている 従来の技術は、強い制動操作が行われるときに有効になる付加的な増加されたブ レーキ倍力を提供する特別の弁組立体がブレーキブースタに設けられるというこ とにおいて、この問題の解決法を開示している。 この従来の技術では付加的な1つの弁が、通常の2つの弁座以外に設けられ、 この付加的な弁は、制御ハウジングを半径方向に間隔を有して包囲し、かつ、制 御ハウジングに関して軸心方向に移動できるスリーブを有する。該スリーブは前 記付加的な弁の弁座に向かって賦勢されており、付加的な通気路が、前記スリー ブと前記制御ハウジングとの間に形成され、非常制動操作時に、この通気路を介 してブレーキブースタの正圧室に空気が追加供給される。 この従来の技術では、(運転者による)ブレーキペダルの作動に応答して弁組 立体の、純粋に機械的な作動が行われる。 従来の技術から、機械的作動に加えてブレーキブースタのための電磁作動を提 供することにより或る制動状態では「通常」制動状態の場合より高い空気圧力が 、ブレーキブースタの正圧室の中に非常に急速に発生させられる(「正圧(Ueber druck)」とは、排気されている室の中より高い空気圧力が当該室の中に加えられ ていることを意味する)ことも知られている。このような電磁的に操作される補 助的な空気制御装置は、ドイツ特許出願公開明細書DE 4 217 409 A1、ドイツ特許出願公開明細書DE 4 309 850 A1及びドイツ実 用新案明細書DE−GM 9 202 154から知られている。 ヨーロッパ特許出願公開明細書EP 0 478 396 A1から公知の、 ハウジングを有する空気圧式ブレーキブースタは、真空室と動作室とに分けられ 、二重弁が前記ハウジングに配設され、第1の弁が真空室と動作室との間に配置 され、第2の弁が大気と、ハウジングに配置されている動作室との間に配置され ている。静止位置では前記の二重弁構造は、真空室と動作室との中の、大気から 絶縁されている圧力レベルを実現し、動作位置では前記二重弁構造は、真空室を 閉鎖状態に維持し、大気と動作室との間の接続を実現する。通常の操作条件の下 ではこのブレーキブースタは、作動棒により作動できる。しかしこの構造は次の 通り不利である。ペダルが作動させられていない場合、ソレノイドの作動の結果 としての自動制動は可能でない、何故ならば弁ハウジングが作動棒に対して軸心 方向に大きく移動でき、かつ、前記動作室と大気との間の弁の、可能な開放行程 が比較的短いので、動作室を真空室に対して弁ハウジングの全行程にわたり効果 的に閉鎖することが不可能であるからである。 ドイツ特許出願公開明細書DE 42 11 849 A1から公知のブレー キブースタは、作動部材の小さい移動により、特に敏感に制御されることが可能 である。この目的のためにこの装置にはストッパ部材が設けられており、このス トッパ部材は、作動部材と出力部材との間に配置されているピストンに取付けら れ、この出力部材は、軸方向の遊びを有して弁体の開口部を貫通して延びており 、自身の半径方向外部において、ハウジングに固定されているストッパに当接で き、このようにしてピストンの任意の位置で弁体を電磁的に作動させることを可 能にし、すなわち弁体を静止位置から始動させることも可能にするが、このこと によっては、弁体の、静止位置における正確な位置決めは影響されない。 本発明の課題は、機械的に開始された付加的ブレーキ倍力に加えてブレーキブ ースタの更なる電磁的作動が、非常制動操作の場合に、最小の構造上の努力で可 能となるように、空気圧式ブレーキブースタを制御する弁組立体を完成すること にある。 上記課題の、本発明による解決策は、請求の範囲第1項において、その特徴が 示されている。従って、本発明の場合には、前述の従来技術のものに設けられて いるスリーブが、非常制動時に運転者がブレーキペダルを作動させると補助的空 気がブレーキブースタの1つの室の中に導入される位置に、機械的に移動させら れるだけでなく、該スリーブの移動を電気信号により開始することも可能である 。このようにして該ブレーキブースタは、ペダル作動により開始される制動操作 とは無関係に、及び、又は、該操作に依存して、電気信号によっても制御される ことが可能である。これを実現するために本発明は、簡単な構成を有し機能的信 頼性のある装置を提案するものである。 本発明の、1つの好ましい実施の形態においては、電磁作動手段は、(ブレー キペダルに結合させられている)機械的作動部材に結合した接極子を有する。 本発明の弁組立体の、別の1つの好ましい実施の形態においては、電磁作動手 段のソレノイドが設けられ、このソレノイドは軸心を共有してブレーキブースタ の機械的作動部材を包囲し、ソレノイドのハウジングが更に設けられ、該ハウジ ングは、スリーブを移動させるために作動部材に関し相対的に可動である。 本発明の弁組立体の更に別の1つの好ましい実施の形態においては、制御ハウ ジングの中に閉鎖スリーブが設けられ、この閉鎖スリーブは、第3の弁座が電磁 作動手段により開放されると、ブレーキブースタの排気状態の室の換気を阻止す る。 次に本発明の1つの実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。 第1図は電磁作動手段を有してブレーキブースタを制御する弁組立体、を有す るブレーキブースタを概略的に示す図、第2図は電磁作動手段を含む弁組立体を 拡大して示す図である。 前記ヨーロッパ特許出願公開明細書EP−0−405 603の知識は本発明 の詳細についての以下の記述の前提とされており、同明細書による開示内容は本 明細書に明示されているものとする。 第1図及び第2図はブレーキブースタ10を示し、該ブレーキブースタ10は 2つのハウジング部分12及び14を有し、これらハウジング部分12及び14 は軸心Aに対してほぼ回転対称に形成され、外側端縁の個所でそれぞれの間にダ イヤフラム16を挾持している。前記ダイヤフラム16は剛性支持プレート18 と共に可動壁(16,18)を形成し、この可動壁を貫通して複数の連接棒20 が軸心Aに平行に延在し、該連接棒20はハウジング部分12と14とを互いに 結合させ、可動壁(16,18)に対してそれぞれ1つのベローズ22によりシ ールされている。可動壁(16,18)は2つの室24及び26を互いから分離 している。ブレーキブースタの通常の設置位置では前部室である室24は、恒久 的に、例えば火花点火機関の吸気管等の、真空源に接続されており、後部室26 は、選択的に、前部室24に接続されたり、又は弁組立体28を介して大気に接 続されたりする。 前記弁組立体28は円筒状の制御ハウジング30を有し、円筒状制御ハウジン グ30は軸心Aに対してほぼ回転対称に形成され、可動壁(16,18)に確実 に、かつシールされた状態で結合している。環状の第1の弁座32が前記制御ハ ウジング30の中に形成されている。 同様に環状であり、更に小さい直径を有する第2の弁座34が、第1の弁座3 2と軸心を共有してタペット(Stoessel)36に形成され、該タペット36は軸心 Aに沿って作動部材38により移動させられ得る。作動部材38は、通常の仕方 で自動車のブレーキペダル(図示せず)に連結される。 2つの弁座32,34には、1つの共通の弁体40が割当てられ、該弁体40 は、制御ハウジング30の中で半径方向外側にある環状スペース42を、第1の 弁座32と共働して2つの弁座32,34の間の環状中間スペース44から遮断 でき、かつ、第2の弁座34と共働して内側スペース46を前記中間スペース4 4から遮断できる。前記半径方向外側にある環状スペース42は前部室24に通 じ、環状中間スペース44は後部室26に通じている。該内側スペース46は恒 久的に、フィルタ48を介して大気に通じており、従って空気が空気吸入口50 を介して制御ハウジング30の中に流入できる。 弁体40は、ゴム又はエラストマから成るパッキン52を介して支持リング5 4に連結され、該支持リング54は密封的にかつ確実に制御ハウジング30の中 に取付けられている。作動部材38の肩部58に当接している第1の円錐型ばね 56が、弁体40を、2つの弁座32及び34へ向けて押している。前記支持リ ング54は、後述の閉鎖スリーブ106の段部114中に配置され、そこにばね 62により維持され、該ばね62は、作動部材38の止め輪64に当接している 。 ベローズ68は、ハウジング部分14のカラー部70に取付けられている。こ のようにして、制御ハウジング30を取囲む環状スペースは、塵埃及びろ過され ていない空気の侵入から保護されている。前述の環状スペースの中にスリーブ7 2が配置され、該スリーブ72はハウジング部分14のカラー部70に対して密 封リング74によりシールされており、この密封により、スリーブ72は、軸心 Aに沿って運動することを妨げられない。スリーブ72は後方へ、すなわち第3 の弁座66に向かってばね76により押され、該ばね76はハウジング部分14 に支持されており、スリーブ72はその後端78と共に別の弁体を形成し、この 弁体は通常は第3の弁座66に対して密封されている。制御ハウジング30とス リーブ72との間にほぼ円筒形の環状スペースが自由空間として残され、この環 状スペースは、後部室26の中に通じる付加的な通気路80を形成している。 タペット36には環状溝が形成されており、この環状溝の中に、ほぼヘアピン 形状の伝動部材82が確実にかつ隙間無しに係合している。伝動部材82は半径 方向にタペット36から制御ハウジング30の穴とスリーブ72の穴とを通過し てほぼカラー部70の内壁近くまで延びている。この内壁個所に、伝動部材82 の移動を制限し、従って、タペット36の後方への移動を制限する環状ストッパ が取付けられている。 制御ハウジング30の前端領域内には出力部材89がブラケット89′により 取付けられている。タペット36と出力部材89との間にはエラストマ体83が 配置され、該エラストマ体83は、制御ハウジング30により取囲まれ、作動部 材38と出力部材89との間に動力倍力部材(Kraftuebersetzer)を形成する。可 動壁(16,18)と制御ハウジング30とを含む全組立体は、後部すなわち第 2図右側に向かって、戻しばね87により押されている。 前述の真空状態がブレーキブースタ10の前部室24の中に例えば自動車の機 関の始動の前に作用していない限り、ブレーキブースタ10と弁組立体28との 可動部分は、第2図に示される位置を占める。このとき、弁体40は第1弁座3 2に接触しているが、第2の弁座34には接触していない。スリーブ72と第3 の弁座66とにより形成されている付加的な弁は開放状態にある。従って後部室 26は、大気に制御ハウジング30の内側スペース46と付加的な通気路80と の双方を介して接続されている。2つの室24と26との間の接続は遮断されて いる。 例えば前述の火花点火機関を始動させることにより真空状態が前部室24の中 に発生すると、前記可動壁(16,18)は前記制御ハウジング30と一緒に前 方へ短い距離だけ、戻しばね87の、最初は小さい抵抗に抗して動かされるが、 タペット36を含む作動部材38はその静止位置を維持する。従って、前の段階 では第1の弁座32に接触していた弁体40は、この段階では第2の弁座34に 軽く接触し、第3の弁座66は、同様に静止状態を維持しているスリーブ72の 端部78に接触する。このようにして平衡状態が得られ、この平衡状態では真空 源が決定する程度に、前部室24は排気され、後部室26の中には、前部室24 の中の圧力より僅かに高いがしかし大気圧より大幅に低い圧力が加えられている 。この段階ではブレーキブースタ10は、出力部材89が通常の仕方で作用する マスターシリンダ(図示せず)をいかなる更なる遅延も無しに作動させる準備を 完了している。 ブレーキペダルが通常の仕方で(すなわち突然のパニック制動操作によってで はなく)作動させられ、作動部材38が前方へ短い距離だけ(図では左方へ向か って)動かされると、直ちに第2の弁座34は弁体40から離れる。弁体40は 第1の弁座32のみに第1の円錐型ばね56の全力を以て接触し、その際、2つ の室24及び26は、完全にシールされた状態で互いから遮断され、一方では、 フィルタ48を通過して吸入された大気は後部室26に内側スペース46と環状 中間スペース44とを介して到達して、可動壁(16,18)を制御ハウジング 30及び出力部材89と一緒に前方へ動かせ、このことにより、連結されている マスターシリンダ(図示せず)を作動させる。その間、第3の弁座66とスリー ブ72の後端78との密な接触は維持され、従って付加的な通気路80は作用し ていないままである。 しかし、ブレーキペダルが突然に最大限の力で作動されることによりタペット 36が更に前方へ作動部材38を介して動かされると、伝動部材82はスリーブ 72の穴の前縁に接触し、スリーブ72を前方へ(すなわち図中の左方へ)押し 、従って、スリーブ72の後端78が第3の弁座66から離される。このことに より大気が、フィルタ48の半径方向内側領域から流れて内側スペース46を貫 流し更には環状中間スペース44を貫流して後部室26の中に流入するだけでな く、付加的な大気もフィルタ48の半径方向外側の領域を貫流し更には付加的な 通気路80を貫流して後部室26の中に流入し、従って後部室26の中に加えら れている圧力は迅速に大気圧に適応し、このことに対応して可動壁(16,18 )は出力部材89と共に急速に前方へ動かされる。 弁組立体の前述のこのような機能は、前述のヨーロッパ特許出願公開明細書E P−0 405 603 A2にも開示されている。 更に、ブースタのカラー部70のペダルがわ端部に電磁作動手段90が設けら れ、この電磁作動手段90は、前述の弁組立体を作動させる別の可能性を提供す る。該電磁作動手段90はソレノイド92を有する。接極子94がブレーキブー スタの作動部材38に止めねじ100によりしっかりと固定されている。このよ うに、この実施の形態では接極子94は作動部材38に対し静止している。電磁 作動手段90のハウジング96はソレノイド92を包囲している。ハウジング9 6はスリーブ72にリテーナ(Haltering)98により密封的かつ剛性的に連結さ れている。ベローズ68もリテーナ98にしっかりと連結されている。電磁作動 手段90のハウジング96には開口102が形成されており、ダクト104がこ の開口102に通じ、ダクト104は他方でフィルタ48又は当該空気吸入口5 0に通じている。 閉鎖スリーブ106が前記制御ハウジング30の中に設けられている。該閉鎖 スリーブ106の機能は、ブレーキペダルを動かすことなしに、従って、作動手 段38を動かすことなしにブレーキブースタのみが電磁作動手段により作動され ると弁体40を介して〔可動壁(16,18)の前進により〕真空室24への開 放接続管109を遮断し、このことにより、室24,26の間に圧力差が後述の ように形成されることを保証することである。 一方では、閉鎖スリーブ106は、制御ハウジング30の内側すなわち内面の 密封のための外側密封部材108を有し、他方、内側密封面110を有し、該内 側密封面110を(弁座32に対する以外に)別の密封段部112に密封係合さ せることにより、ブレーキブースタ10の2つの室24,26の間の接続ダクト を閉鎖できる。 前述のように、閉鎖スリーブ106は閉鎖スリーブ106の内壁の段部114 を介して支持リング54と結合させられ、ばね62により賦勢されている。 ゴム密封部材116がスリーブの後部領域に、加硫されて形成されている。閉 鎖スリーブ106はその初期位置にスリーブ72のばね76により維持されてい る。反対の方向に作用するばね62は、これより弱い。 次に弁組立体の電磁作動を説明する。 電磁作動手段90のソレノイド92を励磁すると、作動部材38に剛性的に接 続されている接極子94は動かされず、ソレノイドのハウジング96が接極子に 対して、すなわち第2図の左側へ向かって動かされる。このことによりスリーブ 72はリテーナ98を介してばね76に抗して(左へ)移動させられる。 ばね62により賦勢されている閉鎖スリーブ106はゴム密封部材116と一 緒に、スリーブ72の開放運動に追従する。 閉鎖スリーブ106は、閉鎖スリーブ106の内側密封面110が制御ハウジ ング30の密封段部112に当接して密封段部112とシール状態になるまでス リーブ72の運動に追従できる。この段階で閉鎖スリーブ106はゴム密封部材 116から離れることができ、(ダクト104と開口102とを介して)外部の 大気への接続を回復できる。従って、外部から流入する空気によりブレーキブー スタ10の後部室26の中の圧力が上昇し、従って、可動壁(16,18)の( 第2図左側への)運動が生じ、この運動により動力伝達が出力部材89を介して 行われる。 前述のように、ブレーキブースタの作動部材38はまだ、ブレーキペダルによ り動かされていない。作動部材38は、〔この場合にはクロスバー(Querriegel) として形成されている〕伝達部材82が制御ハウジング30に当接するとブレー キブースタの可動壁(16,18)の前進運動に追従できるだけである。続いて 作動部材38は共に移動する。この引きずり期間の間、内側弁座34への弁体4 0の接触は、2つの室24,26の間の真空接続管109を開放し、このことに より、いかなる更なる動作も無しに2つの室24,26の間の連通が形成され、 ひいては圧力平衡状態が発生するが、この圧力平衡は、勿論阻止されなければな らない。従って接続ダクト109は、室24,26の間の連通が形成される前に 閉鎖スリーブ106により閉鎖される。このようにして、圧力差を、支障なく形 成することが、室24,26の間で可能となる。 このようにしてブレーキブースタは、ブレーキペダルを作動することなしに、 電磁作動手段90を作動することのみにより完全に自動的に作動できる。自動の 電磁空気圧的制動操作を終了する場合、ソレノイド92への電流供給が遮断され る。次いでばね76がスリーブ72と、ゴム密封部材116を介して閉鎖スリー ブ106とをばね62の力に抗して右方へ向かって動かせて、初期位置に戻す。 このことにより室24,26の間の接続109が再び開放され、圧力平衡が、室 24,26の間に行われ、再びブレーキブースタ10が非作動状態にされる。 付加的な電磁作動手段90を含む、ブレーキブースタの前述の組立体により、 それを搭載した自動車のブレーキ装置の、多数の有利な制御機能が可能となる。 第一に、前記ブレーキ装置を搭載した自動車の自動速度制御〔いわゆるクルー ズコントロール(Cruise-Control)〕が、電磁作動手段90を作動させることによ り、運転者によるブレーキペダルの作動から独立して可能となる。 第二に、いわゆる非常或はパニック制動操作を改善できる。ブレーキペダルが 比較的高い速度(所与の閾値より高い速度)で運転者に踏まれると、いわゆる非 常制動状態が存在していると推測される。このような非常制動状態では、ブレー キブースタが最大に作動することが必須である。ペダルの作動速度の所与限界が 越えられたことに起因して非常制動状態が検出されると、ブレーキ装置の電子制 御器が、電磁作動手段90を前述のように制御して、弁座66を開放し、このこ とにより補助的な圧縮空気が後部室26の中に導入される。ブレーキブースタは 、作動部材38を作動することと、電磁作動手段90を励磁することとの双方に より作動させられる。制動圧力の、非常に急速な形成が達成される。 第三に、種々の状況での最適な制動操作が、前述の電磁作動手段90により可 能となる。例えば同一の制動減速度(Bremsverzoegerung)を、同一のブレーキペ ダル作動により、たとえば自動車の負荷状態が異なっていても得ることが必要な 場合、ブレーキ装置は、自動車重量に応じて調整されなければならない。これは 、前述の電磁作動手段90により可能となる。例えば運転者がブレーキペダルに 加えた力を制動操作中に測定することと、達成された制動減速度を測定すること とが同時に可能である。大きく負荷されている自動車の場合の制動減速度は、軽 く負荷されている自動車の場合のより小さい。ペダル力の時間変化(Zeitlicher Verlauf)が同一の場合、減速度センサは、重く負荷されている自動車の場合には 、軽く負荷されている自動車の場合とは異なる信号を発生する。この信号に応じ てブレーキ装置の電子制御器は、ペダル力の時間変化が同一の場合に同一の制動 減速度が得られるように電磁作動手段90を制御する。このことは、重く負荷さ れ ている自動車の場合には電磁作動手段が、軽くしか負荷されていない自動車の場 合に比して、より急速、かつ、より効果的に使用されることを意味する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 空気圧式ブレーキブースタを制御する弁組立体であって、 第1及び第2の弁座(32,34)を自身の内部に配設した制御ハウジング( 30)と、前記弁座(32,34)2つのうち1つに接触できる弁体(40)と 、付加的な弁(30,116)とを具備し、 前記弁体(40)が作動部材(38)の1つの位置で第1の前記弁座(32) のみから離れることにより前記ブレーキブースタ(10)の2つの室(24,2 6)が互いに連通し、かつ、空気吸入口(50)から共に遮断され、 前記弁体(40)が前記作動部材(38)の別の1つの位置で第2の前記弁座 (34)から離されることにより2つの前記室(24,26)が互いから遮断さ れ、かつ、前記室(24,26)2つのうち1つが前記空気吸入口(50)に連 通し、 前記弁(30,116)が環状の第3の弁座(66)を有し、前記弁座(66 )が前記制御ハウジング(30)の外に配置され、前記弁(30,116)がス リーブ(72)を更に有し、前記スリーブ(72)が半径方向に間隔を有して前 記制御ハウジング(30)を包囲し、前記制御ハウジング(30)に関して軸心 方向に移動でき、第3の前記弁座(66)に向かって賦勢され、かつ、前記室( 24,26)2つのうち1つにつながる付加的な通気路(80)を形成している 弁組立体において、 前記スリーブ(72)が、前記第3の弁座(66)を開放するために電磁作動 手段(90)により移動させられ得ることを特徴とする、空気圧式ブレーキブー スタを制御する弁組立体。 2. 前記ブレーキブースタ(10)の前記機械的作動部材(38)に結合し た接極子(94)を前記電磁作動手段(90)が有することを特徴とする、請求 の範囲第1項に記載の、空気圧式ブレーキブースタを制御する弁組立体。 3. 前記電磁作動手段(90)のソレノイド(92)が軸心を共有して前記 ブレーキブースタ(10)の前記機械的作動部材(38)を包囲し、前記ソレノ イド(92)のハウジング(96)が、スリーブ(72)を移動させるために前 記作動部材(38)に関し相対的に可動であることを特徴とする、請求の範囲第 1項又は第2項に記載の、空気圧式ブレーキブースタを制御する弁組立体。 4. 閉鎖スリーブ(106)が前記制御ハウジング(30)の中に設けられ ており、第3の弁座(66)が前記電磁作動手段(90)により開放されると前 記ブレーキブースタ(10)の排気状態の室(24)への通気を前記閉鎖スリー ブ(106)が阻止することを特徴とする、請求の範囲第1項ないし第3項のう ちのいずれか1つの項に記載の、空気圧式ブレーキブースタを制御する弁組立体 。 5. 前記閉鎖スリーブ(106)が、前記スリーブ(72)の内面に対して 密封する外側密封部材(108)と、前記ブレーキブースタ(10)の2室(2 4,26)間の接続ダクトを閉鎖するために密封段部(112)に密封係合でき る内側密封面(110)とを有することを特徴とする、請求の範囲第4項に記載 の、空気圧式ブレーキブースタを制御する弁組立体。 6. 前記閉鎖スリーブ(106)が、前記閉鎖スリーブ(106)の内壁の 段部(114)を介して支持リング(54)と結合させられ、ばね(62)によ り賦勢されていることを特徴とする、請求の範囲第5項に記載の、空気圧式ブレ ーキブースタを制御する弁組立体。
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