JPH09510373A

JPH09510373A - 腰椎領域の連続的受動運動装置及び方法

Info

Publication number: JPH09510373A
Application number: JP7521905A
Authority: JP
Inventors: ハザード，ローランド・ジー; レイネケ，スティーヴン・エム
Original assignee: アーゴメディクス・インコーポレーテッド
Priority date: 1994-02-22
Filing date: 1995-02-14
Publication date: 1997-10-21
Also published as: FI963215A0; BR9506860A; NO963485L; FI963215A; NO963485D0; WO1995022307A1; AU1877295A; MX9603571A; EP0746299A1; CA2183150A1; US5637076A

Abstract

(57)【要約】脊柱前湾のかなりの範囲に亘って人の背中下部を循環させる装置である。この装置は、人の背中に隣接する実質的に静的な構造物と、この静的な構造物と人の背中との間に配置された力印加装置（18）とを含む。この力印加装置は、背中作用面を含み、背中作用面は、静的な構造物と背中作用面との間の距離を増加及び減少させるように循環的に運動し、それにより、脊柱前湾の範囲に亘って背中下部を循環させる。トランスデューサ（54）が、背中作用面と前記背中下部との間の力に応答する出力を有しており、トランスデューサのこの出力は、力印加装置によって用いられて、背中に印加される力を制御する。タイミング回路（24）が、背中に加えられる力を予め選択された最大値まで増加させる力増加周期と、背中への力を減少させる力減少周期とを提供する。力が実質的に一定である周期が、力増加周期と力減少周期との間に提供される。

Description

【発明の詳細な説明】腰椎領域の連続的受動運動装置及び方法発明の背景本発明は、身体に、更に詳しくは脊柱の腰椎領域に、連続的な受動運動を提供する方法及び装置に関する。本発明の発明者の中の１人に与えられた米国特許第 4,981,131号は、背中下部の痛みを緩和する目的で、脊柱前湾（lordosis）のかなりの範囲に亘って、脊柱の腰椎の腰椎領域に循環運動を与える装置を開示している。この米国特許の内容は、この明細書で援用する。この米国特許では、背中と接触する膨張可能な袋（ブラダ、bladder）が、加圧及び減圧されて、脊柱前湾を実質的に変化させる。しかし、膨張及び収縮のサイクルを通じて、その人の背中に加えられる力を測定及び制御する手段は存在しない。従って、この米国特許に開示された装置では、脊柱が運動する間のその人の脊柱のコンプライアンス、姿勢及び位置の変動に容易に対応することはできない。また、この米国特許には、ブラダの位置を調整して異なる複数の人間に対応させることは開示されていない。発明の概要脊柱前湾のかなりの範囲に亘って人の背中の下部に循環運動を与える装置は、人の背中に隣接する実質的に静的な構造物と、その静的な構造物と背中との間に配置された力印加装置とを含む。この力印加装置は、背中作用（接触）面を含み、この背中作用面は、静的な構造物と背中作用面との間の距離を増加及び減少させるように循環的に移動可能であり、それによって、脊柱前湾の範囲に亘って背中の下部を循環運動させる。背中作用面と背中下部との間の力に応答する出力を有するトランスデューサが与えられる。力印加装置は、このトランスデューサの出力に応答して背中に加えられる力を制御する。好適実施例では、この装置は、更に、力を時間の予め選択された関数となるように制御するプログラム可能な回路を含む。この実施例では、この装置は、予め選択された最大値まで背中に加えられる力を増加させる力増加周期と背中に加えられる力を減少させる力減少周期とを与えるタイミング回路を含む。第３に、力が実質的に一定である周期が、力増加周期と力減少周期との間に与えられる。一実施例では、力印加装置は、膨張・収縮可能なブラダと、ブラダ内部の圧力に応答するトランスデューサとを含む。ポンプがブラダを膨張させるために流体を供給し、ブラダを収縮させるためには、ブラダと連絡する弁が与えられる。背中作用面は高さが調整可能であり、それによって、背中作用面が特定の人の腰椎領域に適用できるのが好ましい。更に別の実施例では、力印加装置は、ラック及びピニオン又は機械的なカム構造を含み、人の背中への力を循環的に増加及び減少させる。これらの機械的な実施例では、力トランスデューサは、ロード・セルである。本発明の力フィードバックによれば、ユーザは最大の力を予め選択することが可能であり、その特定のユーザの脊柱コンプライアンス及びそれ以外のファクタに合わせることができる。図面の簡単な説明図１は、本発明による装置の実施例の断面図である。図２は、本発明の装置のための構成要素のレイアウトの概要の図解である。図３は、本発明の構成要素の間の機能的関係の概要の図解である。図４は、時間の関数としてのサポート圧力のグラフである。図５は、力フィードバックのための論理図である。図６及び図７は、主プログラム・ループと割り込みプロセス・ループとの図である。図８は、本発明のカム動作による実施例の断面図である。図９は、本発明のラック及びピニオンの実施例の断面図である。図10、図11及び図12は、膨張可能なブラダの位置の調整を可能にする本発明の実施例の全体図である。図13は、複数のブラダを含む本発明の実施例の全体図である。図14は、図13の実施例の断面図である。図15は、膨張可能なブラダの位置の機械的な調整を可能にする本発明の実施例の全体図である。図16は、図15の実施例の断面図である。図17は、仰向け姿勢の使用のための実施例の断面図である。好適実施例の説明最初に図１を参照すると、人10が、底部サポート14と背もたれ部分16とを有するシート12に座っている。シート12は、典型的には自動車又は他の乗り物（航空機や船舶）のシート、又は、例えば、オフィスの椅子である。この実施例では、人10と背もたれ16との間には、連続的受動運動装置18が配置されている。後に明らかになるように、装置18は、人10の腰椎領域20を循環的に運動させ脊柱前湾のかなりの範囲に亘って背中下部又は腰椎領域20に循環運動を与える装置を含む。本出願人の先の米国特許第 4,981,131号において詳細に論じられているように、研究結果によると、かなりの範囲の脊柱前湾性運動に亘る背中下部の連続的な受動運動は背中下部の痛みを改善する。このような運動は、単に表面的な組織に関係するマッサージではなく、脊柱の相互に対する運動を構成する。脊柱のコンプライアンスは人によって変動するので、ある個人に適切な力は、別の個人には不十分であったり過剰であったりする。本発明は、これらの差異を認識し、予め選択された力と時間とに関するパターンを与え、広い人口における変動に対応している。図２は、本発明の譲受人である米国バーモント州 WinooskiのErgometrics社から市販されている、本発明を具体化している商業用装置において用いられているレイアウトの概略図である。この実施例では、米国カリフォルニア州OntarioのA ppollo Enterprize社から市販されているモデル5000のポンプ22は、好ましくは、魚タンクへの酸素供給に用いられるのと類似の12ボルト交流（AC）ポンプである。ポンプ22が交流であるのが好ましいのは、交流ポンプの方が直流のものよりも安価であるという理由による。制御又はプロセッサ回路ボード24が、導体26を介してポンプ22に供給される適切な交流電力を統合する。プロセッサ・ボード24 は、例えば自動車内のタバコ・ライタを介して供給される直流12ボルトで動作する。プロセッサ24は、直流12ボルトを、ポンプ22の動作のために、４相の交流矩形波に変換する。４相の矩形波は、6．92msecの間の正の12ボルトから、1．54msecの間のゼロ・ボルトへ、更に、6．66msecの間の負の12ボルトへ、また更に、1．54msecの間のゼロ・ボルトへ切り換わり、そして、正の12ボルトに戻る。このプロセスによって、実質的に60Hzの波形が生じる。適切なポンプは、10から150Hzの範囲にある。好ましくは、フロー・レートは、毎分４から６リットルの範囲にあり、最小の圧力は、水銀計で 150ミリメートルである。ポンプ22は、可撓性のチューブ30を介して、ブラダ28に空気を供給する。弁32はチューブ30と通じており、開いたときには空気がブラダ28の中から外へ流れ出させる。適切な弁32は、米国コネチカット州CanaanのBicron Electronics社から、指定部品番号 B6673として、入手可能である。この弁は、通常は開いており、電圧が印加されると閉じ、確実に開くために帰還スプリングを含む。装置18は、チューブ36を介してブラダ28と流体的に連絡する圧力トランスデューサ34を含む。好適な圧力トランスデューサ34は、ブラダ28内の圧力に比例する制御電圧を与えるシリコン・ウエハである。適切な圧力トランスデューサは、日本のフジクラ社から、型番FPN-07PGとして、入手可能である。次に図３を参照すると、装置18は、タイマ40、ON及び OFFボタン42、44及び圧力制御装置46などのオペレータ制御を含む。発光ダイオード（LED）48を提供して、ユニットが動作しているのを示すこともできる。本発明の重要な特徴は、腰椎領域に加えられる力を制御して、ユーザの脊椎のコンプライアンスや座る位置の変動などのそれ以外のファクタの変動を考慮することのできる点である。本発明のこの実施例によれば、ユニットをオンすると、ポンプ22は、空気をブラダ28に供給し始め、ブラダ28内の圧力を上昇させる。この圧力は、圧力トランスデューサ34によって、連続的にモニタされる。圧力トランスデューサ34は、ポンプ22が使用するラインとは別個のラインによってブラダ 28と連絡しているので、ポンプ22の動作によって発生する低レベル圧力の揺らぎからは、分離されている。オペレータは、圧力制御装置46を用いて所望の圧力設定を調整する。ユーザによって設定され予め選択された圧力は、公称の設定点に対して、水銀計でプラス・マイナス４ミリメートル以内に維持される。この圧力ヒステリシスは、図４に図解されている。ライン50、52が、水銀計で10ミリメートルから 140ミリメートルの範囲に調整可能な公称の予め選択された圧力の境界となっている。適切な性能を確保するためには、圧力トランスデューサ34は、ブラダ28の中の圧力変化に関し、水銀計で２ミリメートル以内の感度を有するべきである。図４に示されているように、このシステムは、２つの状態、すなわち、膨張周期と収縮周期との間で、循環する。典型的な膨張の大略（プロフィール）は、曲線54によって表されている。この部分の間には、圧力すなわち背中への力は、ライン50、52によって定義される帯域の内部にほぼ含まれるまで増加していく。例えばユーザの動きによっては、いくらかの量のオーバーシュート及びアンダーシュートがあり得る。ライン56の左側にある膨張時間とライン56の右側にある収縮時間は、タイマ制御40を用いてユーザが調整できる。典型的には、60秒の膨張と、60秒の収縮である。図４のライン56の左側の時間制御された膨張フェーズの間に、ポンプ22は、予め選択された設定点の周囲の帯域の範囲内の圧力までブラダ28を満たす。システムが、ブラダ28の中の空気の容積を調整して、ユーザがシートにおいて前後に動いたとしてもブラダ28の中の圧力が一定に保たれるようにする。サイクルの開始時には、ポンプ22がオンして、ブラダ28を満たし始め、背中への力を増加させ、脊柱前湾の伸張を実質的に変化させる。例えばユーザがこの満たすフェーズの間にブラダ28の方向に後方に動くことにより圧力を予め設定した圧力レベルを超えるまで上昇させてしまった場合には、弁32が開いて、圧力が予め選択された帯域の範囲に含まれるまで圧力を低下させる。同様に、ユーザが前方に動きブラダ28 から離れブラダ28内部の圧力が予め設定した圧力レベルより下まで低下してしまう場合には、ポンプ22が再度付勢され、圧力が再び予め選択された帯域の範囲内になるまで圧力を上昇させる。膨張周期の最後には、ポンプ22はオフにされ、弁 32が大気に開かれ、空気をブラダ28から外に放出させ、脊柱をその「中立的な」条件にリラックスする。図５は、図４で説明した論理を図解するブロック図である。図５で図解される論理は、図６に示される主プログラム・ループと、図７によって示される割り込みプロセス・ループとによって実現される。 BackCycler（登録商標）の好適実施例の構成要素を次に説明する。オン・ボタン42がユーザによって付勢されると、膨張サイクルが開始する。オプションの音声トランスデューサ（図示せず）が、0．13秒の間、0．083秒の間隔で、ほぼ600 Hzの周波数でビープ音を発生する。ユニットが既にオンである間にオン・ボタン 42が押下されると、タイマ40が、サイクル・カウンタを膨張サイクルの最初にリセットする。オフ・ボタン44を押下すると、ユニットはオフになり、これは、0 ．13秒の継続時間を有する信号ビープ音によって知らされ、ユーザにユニットがオフになったことを警告する。ブラダ28の中の予め選択された所望の圧力は、この実施例では調整可能な線形ポテンショメータである圧力制御装置46によって調整される。圧力制御装置46におけるポテンショメータは、１と５の間で調整でき、全体のスケールに亘ると全体で 130の離散的な点から成る分解能を有する。スケールでの１は、水銀計で10ミリメートルを表し、５は、この線形スケールでは水銀計の140 ミリメートルを表す。圧力制御ポテンショメータ46は、ユニットの動作中も調整できる。この場合には、ポテンショメータが任意の量だけ負の方向に調整されると、弁32が自動的に開いて圧力を低下させて背中への力を減少させる。逆に、ポテンショメータが任意の量だけ正の方向に調整されると、ポンプ22 は、ユニットがその時点で動作しているサイクル・フェーズとは関係なく、ブラダ28の中の圧力を自動的に上昇させる。発光ダイオード（LED）48は、ユニット自身がオンされる際にオンする。LED インジケータ48は、いったんオンになると、ユニットがオフされるか自動的にオフになるまでは、オンのままである。時間サイクルは、タイマ40によって、10秒と不確定の周期との間で調整可能である。タイマ40が不確定の長さの膨張時間周期に設定されると、力印加装置は、背中への力の量をアクティブに制御する静的なサポートとして機能する。時間サイクルが完全な膨張及び収縮サイクルとして定義され、不確定な設定により、ユニットは、静的な腰椎サポートとして用いることができる。プロセッサ・ボード24は、直流12ボルトの電源によって電力を供給され、ユニットがオフの間は、プロセッサは、連続的にアイドル・モードで動いている。アイドル・モードの間の最大の電流の流れは、ほぼ12ミリアンペア以下である。このレベルでは、典型的な車のバッテリは、1500時間持続する。プロセッサ・ボード24は、ボード上での診断テストを実行し、適切な性能を確実にする。テスト・モードでは、以下の要素がチェックされる。すなわち、プロセッサ、RAMチェック、弁チェック、ポンプ・チェック、スピーカ・チェック、ゼロ較正ルックアップ・テーブル・チェック、100ミリメートル水銀計較正テスト、及び、水銀計の0 から140までの範囲全体が読めることの確認のためのチェック、である。ユニットはまた、電圧保護を含む。特に、18ボルトを超える電圧はクランプされ、ヒューズ（図示せず）をとばす。電圧が9．8ボルトより低くなると、プロセッサ・ボード24はポンプ22をオフにして、電界効果トランジスタ（FET）保護を与える（図示せず）。弁32と圧力トランスデューサ34とは、これらの条件の下でも動作を維持する。電圧がプロセッサ・ボード24への５ボルト・ライン4．6より低くなると、プロセッサはリセットされ、電圧が約4．6ボルトを超えるまで、保持される。電圧がいったん4．6ボルトよりも高くなると、プロセッサを再始動させる前に、0．2 秒の遅延が観察される。無線周波数（RF）ノイズ抑制が、ポンプ22の60H zの変調の間に、FET上に与えられる。コンデンサ（図示せず）が設けられて、60 Hzのノイズ抑制フィルタとして機能する。人がブラダ28に対して例えば12秒などの選択可能な時間周期の間座っていない場合には、自動的な遮断が行われる。次に図８を参照すると、機械的な連続提供受動運動装置60は、カム64を駆動するモータ62を含むカム64は、可撓性のパネル66を内外に動かして、運動を脊柱の腰椎領域に与える。ロード・セル68が、可撓性のパネル66と人の背中（図示せず）との間の力を測定する。カム64は、モータ60と接触するベルト70によって駆動される。本発明の更に別の機械的な実施例が図９に示されている。装置90は、ベルト94 を駆動するモータ92を含む。ベルト94は、ラック98と係合するピニオン96を回転させる。この手段によって、可動面 100が、内外に移動されて、ユーザ（図示せず）の脊柱の腰椎領域に作用する。ロード・セル102は、面100上への力に応答する。図８及び図９に図解されている機械的な装置は、上述した弾力体の実施例と実質的に同じ態様で動作する。上述のように、力が一定周期の間に増加して、次の周期で減少し、脊柱前湾のかなりの範囲に亘って腰椎の脊柱を動かす。次に、図10、図11及び図12には、力印加部材の位置が調整可能で、複数の異なる個人や、又はある１人の個人の特定の好みに対応できる。これらの図では、ブラケット110が、この実施例では、膨張可能なブラダ・ユニット114を生じるスリーブ112を受け取るようになっている。ブラケット110は、例えば自動車内のシートのシート・クッション118とシート・バック120との間に入り込んでいる延長部分116を含む。ブラケット110のアップライト部分は、後ろ向きに曲線を描いており、延長部分 116がシート・クッション118とシート・バック120との間に適切に入り込む場合に、シート・バック120に作用するようになっている。ブラケット1 10とスリーブ 112とは、通常ベルクロ（Velcro、登録商標）として知られているフックとループとの構造の相互に作用する接着構造（図示せず）を含み、それによって、スリーブ112の位置をブラケット110に対して図に示すように垂直方向に固定する。図12を参照すると、スリーブ112の位置は、指をブラケット110とスリーブとの間の低い位置に挿入し、フック及びループを離し、その後で、スリーブ 112を別の垂直位置に移動させてそこで再びフックとループとの構造を係合させることによって、調整できる。このようにして、力印加部分 114の位置は、ユーザが望むように調整できる。ブラケット110は、スリーブ112から完全に取り外すことができ、それによって、スリーブ112を、後に図17との関係で説明する、仰向きでの使用のためにベッドやフロアなどの実質的に水平方向の面に置くこともできる。力印加部材の位置の選択を可能にする本発明の更に別の実施例が、図13及び図 14に示されている。この実施例は、自動車の背もたれ部分 120など、シートの内部に組み入れるように設計されている。この実施例は、複数の別個の離間したブラダ122、124、126、128を含む。ユーザは、これらのブラダの中のどれを付勢させるかを選択でき、それによって力印加面の高さを望むように調整できる。それぞれの離間したブラダの動作は、以上述べてきた単一ブラダ型の実施例の場合と同じである。本発明の更に別の実施例が図15及び図16に示されている。この設計は、乗り物のシートやそれ以外の形態の椅子の背もたれ 120の内部への埋め込み型の応用例に適している。ブラダ130は、回転シャフト 134と係合する可撓性の材料132に固定されている。シャフト134は、ノブ136を用いて手動で回転できる。ノブ 136が回転すると、ブラダ 130の位置が図15の矢印が示すように上下に動き、それにより、ユーザに対するブラダ130の位置が調整できる。図17は、ユーザが仰向けの姿勢でいる場合の本発明の使用について図解している。図に示されるように、人10はベッド 150のような実質的に水平方向の構造物の上に背中を下にして横たわっている。力印加装置118は、個人10の腰椎領域20 に力を加える。力印加装置118は、他の図に関して述べた場合と同じように動作する。他の実施例のように、力印加装置 118は、人10が横たわっている間に、かなりの範囲の脊柱前湾の運動を介して、脊柱の腰椎領域20を動かす。本発明の修正や改変は、当業者には明らかであり、それらのすべての修正及び改変は、請求の範囲に含まれるものとする。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＺ，ＶＮ【要約の続き】

Claims

【特許請求の範囲】１．脊柱前湾の実質的な範囲に亘って、人の背中下部を循環させる装置であって、人の背中に隣接する実質的に静的な構造物と、前記静的な構造物と前記人の背中との間に配置され背中作用面を含む力印加装置であって、前記背中作用面は、前記静的な構造物と前記背中作用面との間の距離を増加及び減少させるように循環的に運動し、それにより、脊柱前湾の前記範囲に亘って前記背中下部を循環させる、力印加装置と、前記背中作用面と前記背中下部との間の力に応答する出力を有するトランスデューサであって、前記力印加装置は、前記トランスデューサの前記出力に応答して前記背中に印加される力を制御し、更に、時間の選択された関数となるように前記力を制御するプログラム可能な回路を含むトランスデューサと、から構成される装置。２．脊柱前湾の実質的な範囲に亘って、人の背中下部を循環させる装置であって、人の背中に隣接する実質的に静的な構造物と、前記静的な構造物と前記人の背中との間に配置され背中作用面を含む力印加装置であって、前記背中作用面は、前記静的な構造物と前記背中作用面との間の距離を増加及び減少させるように循環的に運動し、それにより、脊柱前湾の前記範囲に亘って前記背中下部を循環させる、力印加装置と、前記背中作用面と前記背中下部との間の力に応答する出力を有するトランスデューサであって、前記力印加装置は、前記トランスデューサの前記出力に応答して前記背中に印加される力を制御し、更に、前記背中に印加される力を予め選択された最大値まで増加させる力増加周期と、前記背中への力を減少させる力減少周期とを与えるタイミング回路を含むトランスデューサと、から構成される装置。３．脊柱前湾の実質的な範囲に亘って、人の背中下部を循環させる装置であって、人の背中に隣接する実質的に静的な構造物と、前記静的な構造物と前記人の背中との間に配置され背中作用面を含む力印加装置であって、前記背中作用面は、前記静的な構造物と前記背中作用面との間の距離を増加及び減少させるように循環的に運動し、それにより、脊柱前湾の前記範囲に亘って前記背中下部を循環させる、力印加装置と、前記背中作用面と前記背中下部との間の力に応答する出力を有するトランスデューサであって、前記力印加装置は、前記トランスデューサの前記出力に応答して前記背中に印加される力を制御し、更に、前記背中に印加される力を予め選択された最大値まで増加させ、その力の値を前記装置の動作の間維持する力増加周期を与える、トランスデューサと、から構成される装置。４．前記力増加周期と前記力減少周期との間に、力が実質的に一定の周期を更に含む、請求項２記載の装置。５．脊柱前湾の実質的な範囲に亘って、人の背中下部を循環させる装置であって、人の背中に隣接する実質的に静的な構造物と、前記静的な構造物と前記人の背中との間に配置され背中作用面を含む力印加装置であって、前記背中作用面は、前記静的な構造物と前記背中作用面との間の距離を増加及び減少させるように循環的に運動し、それにより、脊柱前湾の前記範囲に亘って前記背中下部を循環させる、力印加装置と、前記背中作用面と前記背中下部との間の力に応答する出力を有するトランスデューサであって、前記力印加装置は、前記トランスデューサの前記出力に応答して前記背中に印加される力を制御し、前記力印加装置は、膨張及び収縮可能なブラダから構成される、トランスデューサと、から構成される装置。６．前記ブラダを膨張させる流体を供給するポンプと、前記ブラダと連絡し前記ブラダを収縮させる弁とを更に含む、請求項５記載の装置。７．脊柱前湾の実質的な範囲に亘って、人の背中下部を循環させる装置であって、人の背中に隣接する実質的に静的な構造物と、前記静的な構造物と前記人の背中との間に配置され背中作用面を含む力印加装置であって、前記背中作用面は、前記静的な構造物と前記背中作用面との間の距離を増加及び減少させるように循環的に運動し、それにより、脊柱前湾の前記範囲に亘って前記背中下部を循環させる、力印加装置と、前記背中作用面と前記背中下部との間の力に応答する出力を有するトランスデューサであって、前記力印加装置は、前記トランスデューサの前記出力に応答して前記背中に印加される力を制御し、前記背中作用面の位置は高さを調整可能である、トランスデューサと、から構成される装置。８．前記トランスデューサは、圧力に比例する電圧信号を提供するシリコン・ウエハから構成される、請求項５記載の装置。９．流体を前記ブラダに供給する流体ポンプを含む、請求項４記載の装置。 10．前記ブラダを収縮させる電気的に動作される弁を更に含む、請求項５記載の装置。 11．脊柱前湾の実質的な範囲に亘って、人の背中下部を循環させる装置であって、背中作用面を含む力印加装置であって、前記背中作用面は、前記背中下部への力を増加及び減少させるように循環的に運動し、それにより、脊柱前湾の前記範囲に亘って前記背中下部を循環させる、力印加装置と、前記背中作用面の位置を、前記人の背中に対して調整する装置と、から構成される装置。 12．前記調整装置は、ブラケットをシート構造物に固定する手段を含むブラケットと、前記力印加装置を含み、前記ブラケットの上をスライドするスリーブであって、前記スリーブとブラケットとは、少なくとも２つの離間した相互に作用する接着構造物を含み、それにより、前記ブラケットに対する前記スリーブの位置が調整可能となる、スリーブと、から構成される、請求項11記載の装置。 13．前記ブラケットは前記スリーブから分離可能であり、それにより、前記力印加装置を実質的に水平な面上で用いることを可能にする、請求項12記載の装置。 14．前記接着構造物は、フック及びループ要素から構成される、請求項12記載の装置。 15．前記調整装置は、回転可能なシャフトの周囲にあり前記シャフトに係合する可撓性の材料であって、前記力印加装置を支える材料と、前記シャフトに固定され、前記シャフトを回転させ、それにより、前記力印加装置の位置を調整するグリップ構造物と、から構成される、請求項11記載の装置。 16．脊柱前湾の実質的な範囲に亘って、人の背中下部を循環させる装置であって、それぞれが、前記背中下部への力を増加及び減少させるように循環的に動くことにより、脊柱前湾の前記範囲に亘って前記背中下部を循環させる、少なくとも２つの離間した背中作用面を含む力印加装置と、前記少なくとも２つの離間した面の中の一方を循環運動のために選択し、それにより、前記背中作用面の位置を調整可能にする選択論理と、から構成される装置。