JPH09509830A - キシラナーゼを用いる植物物質の処理 - Google Patents

キシラナーゼを用いる植物物質の処理

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JPH09509830A JP7522639A JP52263995A JPH09509830A JP H09509830 A JPH09509830 A JP H09509830A JP 7522639 A JP7522639 A JP 7522639A JP 52263995 A JP52263995 A JP 52263995A JP H09509830 A JPH09509830 A JP H09509830A
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ピーター ヘルド−ハンセン,ハンス
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、植物物質の粘度を減少する方法に関し、この方法はi)添加されるタンパク質1mg当たり0.06以上のWSPSおよび/又はii)添加されるタンパク質1mg当たり15以上のWSPU、および/又はiii)タンパク質1mg当たり 0.053FVRU以上の比活性を有するキシラナーゼを用いて該植物物質を処理することを含んでなる。更に、本発明はタンパク質物質、例えば小麦を個々の有用な成分に分離するためのキシラナーゼ調製品の使用並びにそのような粘度減少又は分離のためのプロセスに関する。

Description

【発明の詳細な説明】 キシラナーゼを用いる植物物質の処理 発明の分野 本発明は、植物物質の粘度を減少するためおよび植物物質、例えば小麦を個々 の有用成分に分離するためのキシラナーゼ調製品の使用並びにそのような粘度減 又は分離方法に関する。 発明の背景 小麦は、湿式微粉砕プロセスで回収できるグルテンおよびデンプンの価値ある 成分を含有する。生命に欠くことのできないグルテンは、主要産物であり、一方 高品質A−デンプンおよび低品質B−デンプンは価値ある副産物である。残余繊 維および可溶性固体は、更に副産物である。 商業的に入手可能なトリコデルマレセイセルラーゼ酵素調製品、Spezyme(商標 )CP(ゲネルコール、米国)は粘度の低下並びに小麦およびとうもろこしデンプ ン加工の改良のために提案された。 Weegels 等(1992)は、小麦分離方法において酵素(セルラーゼ、ヘミセルラ ーゼ、リパーゼおよびプロテアーゼ/アミラーゼ)の使用を記載する。次のよう に結論している;すなわちセルラーゼおよびヘミセルラーゼは、小麦の加工性を 改善しそしてグルテンおよびデンプンの収率を増大する。用いられたヘミセルラ ーゼは、アミラーゼおよびプロテアーゼ活性を含む意義ある副活性を有するキシ ラナーゼ調製品であった。 以下の内容は公知である:すなわち、キシラナーゼは小麦粉および他の植物由 来物質を多くの異なる分解産物に分解し得る。菌類種 アスペルギルスアワモリの菌株から精製されたキシラナーゼは、多くの文献に記 載されており、例えば Kormelink等(1993)は3種のA.アワモリエンド−キシ ラナーゼの物理化学的および動力学的性質を開示している。米ぬか、オートスペ ルト、小麦粉、カラマツ材;およびカバノキ材を含む種々の植物物質の酵素分解 におけるそのようなA.アワモリキシラナーゼの使用によって得られる分解産物 は、特に、Kormelink et al.,(1991),Kormelink et al.,(1992),J.M.Kormel ink and A.G.J.Voragen (1993),Gruppen et al.,(1992)、および Gruppen e t al,Symposium October 1993によって記載されている。 Voragen et al.,(1992)および Gruppen et al.,(1993aおよび1993b)は、 A.アワモリエンド−キシラナーゼによる小麦粉から単離した水抽出性および水 非抽出性アラビノキシラン抽出物の分解を開示する。後者の文献は、小麦粉の焼 き上げにおける2種のA.アワモリキシラナーゼの使用を開示する。 Shei et al.,(1985)およびFournier et al.,(1985)は、A.ニガーから単 離したエンドキシラナーゼの精製および特性を記載している。 前記文献のいずれもキシラナーゼが小麦の分離に使用できることは言及してお らず、又は該目的に対する特定の使用のキシラナーゼの選択がいかになされるか について言及していない。 非デンプン多糖類の分解におけるエンドキシラナーゼの使用を開示しそしてViё tor et al.,(1993)はビール醸造方法中麦芽汁の粘度の減少におけるエンドキ シラナーゼの使用を開示する。 本発明の目的は、植物物質の粘度を改良するためおよび植物物質を望ましい成 分に分離するための改良された方法を提供することに ある。 図面の簡単な説明 図1は、他の酵素と組合わせたキシラナーゼIIの比粘度を示す。 図2は、湿式微粉砕小麦分離方法における原理を示す。 図3は、ブロイラー(Broilers)中小麦のAMEnを示す。 BF+=Bio −Feed(商標)・プラス XylII=キシラナーゼII 本発明において、WSPU(水溶性ペントソン単位)は、水溶性ペントサンに関しタ ンパク質1g当たりキシラナーゼ調製品の活性として定義されそしてWIPU(水不 溶性単位)は、タンパク質1mg当たり水不活性ペントサンに関する活性として定 義され、ここで活性は還元糖として測定される。それぞれ、可溶性および不溶性 ペントサンの生成は、以下の物質および方法の節において記載されている。例4 において、WSPUおよびWIPUを測定する分析が記載される。WSPSは添加されるタン パク質1mg当たりWSPUとWIPU間の比であり、ここで生成物は Kjelclahlに従って 測定される、本発明の物質および方法の節参照のこと。 本発明において、語句「添加されるタンパク質」は、キシラン分解活性を含ん でなるタンパク質であることが意図され、これは酵素が製造された発酵ブロスか ら回収され、これは引き続き本発明の目的に用いられる。従ってWSPS,WSPUおよ びFVRU値を与えられた酵素について定義されるものとして評価するとき、語句「 mgタンパク質」は発酵ブロスから回収されるとき酵素に関係したmgタンパク質を 言及しそして不活性な又は添加される非キシラン不活タンパク質は言及しない。 以下の内容が理解されるであろう;すなわち本発明の目的に対し 使用されるべきキシラナーゼ調製品は、従来技術のキシラナーゼおよびセルラー ゼと比較してmgタンパク質当たり実質的にキシラン分解活性を有する。このこと は、本発明のキシラナーゼ調製品の驚くべき低用量(mgタンパク質で)を用いる ことにより、実質的粘度減少(比較度と表わされる)および小麦分離能力のそれ ぞれが得られる。本発明で用いられるべき酵素は、好ましくは単成分酵素であり これは典型的には、高度に純粋な形(すなわちキシラン分解活性と比較して好ま しくない副活性の相当に低い量を含んでなる)で組換えDNA 工学を用い高純度で 典型的に製造される。 FVRUは、添加されるmgタンパク質当たり、WO92/03540 に記載される如くバシ ラスプミラスDSM6124 により生産されたキシラナーゼの標準酵素調製品の比粘度 に関する酵素の比粘度として定義される。該酵素は、以下の開示においてB.プ ミラスキシラナーゼと称される。B.プミラス調製品の比粘度は添加されるmgB .プミラスキシラナーゼタンパク質に関して測定される。比粘度は例1で記載さ れる如く測定される。 前記特定のキシラナーゼは小麦の分離において特にその使用が意図される。従 って、本発明者らは小麦の分離における良好な性能は、水溶性小麦ペントサンを 非常にすみやかに分解しそして水不要性小麦ペントサンを極めて遅い速度で分解 する。理論に制限されることなく、次のように信じられる;すなわち小麦の分離 における良好な性能は粘性の水溶性ペントサンの分解によりもたらされる。不溶 性ペントサンの低分解は、本発明で特定したキシラナーゼにより得られる粘度減 少において重要である;何故なら可容化不溶性ペンタサンは粘度を増加するであ ろうから。 別の面において、本発明は植物物質を対象成分に分離する方法および植物物質 の粘度を修正する方法に関し、これらの方法において 前記の如きキシラナーゼ調製品が用いられる。 発明の詳細な開示キシラナーゼ調製品 前記の開示から理解されるように、本発明の目的に対し用いられるべきキシラ ナーゼ調製品の活性(WSPS又はWSPUを用いて定義される如き)は、重要であると 考えられる。 本発明の目的に対し用いられるべきキシラナーゼ調製品は、0.06以上のより高 い添加されるタンパク質1mg当たりWSPSを有するものであることが好ましい。好 ましくは添加されるWSPSはタンパク質1mg当たり0.06ないし多くて10.0の範囲内 であり、より好ましくはタンパク質1mg当たり少なくとも 0.7ないし多くて 8.0 であり、更により好ましくはタンパク質1mg当たり 0.9〜6.0 であり、特にタン パク質1mg当たり少なくとも 1.5〜4.0 であり、および/又は添加されるタンパ ク質1mg当たり15以上、例えば25以上のWSPUである。好ましくは、添加されるタ ンパク質1mg当たりWSPUは少なくとも 100〜多くて150,000 、より好ましくは少 なくとも 130〜多くて120,000 、例えば少なくとも 160〜多くて100,000 、より 好ましくは少なくとも 300〜多くて90,000でありそして更に好ましくは少なくと も20,000〜多くて58,000、でありおよび/又は好ましくはタンパク質1mg当たり 少なくとも 0.053FVRUの比活性である。好ましくは比活性は 0.053〜3.0 FVRU/ mgタンパク質の範囲内にあり、例えば0.4,0.5、又は 0.6〜3.0 FVRU/mgタンパ ク質、より好ましくは 0.1〜2.0 FVRU/mgタンパク質、更に好ましくは 0.4〜1. 0 FVRU/mgタンパク質の範囲内にある。キシラナーゼは多くの菌類種、特にアス ペルギルス種、例えばA.ニガー、A.アワモリ、A.アクレアタスおよびA. アリゼ、トリコデルマ例えばT.レセイ又はT.ハル ジアウム、ペニシリウム、例えばP.カメンベルティ、フサリアム、例えばF. オキシスポラム、およびフミコラ、例えばH.ラヌギノサ、およびH.インソレ ンスにおいて見出されてきた。キシラナーゼは細菌種、例えば属バシラス、例え ばB.プミラスにおいて見出された。 本発明に対し使用されるキシラナーゼ調製品は、 a)当業者に公知の方法でキシラナーゼ生産生物体からキシラナーゼ調製品を単 離し、引き続き、 b)それが本発明の目的に適当であるか否かを評価するために本発明で記載した 如きキシラナーゼのWSPS,WSPUおよび/又はFVRU活性を試験することを含んでな る方法によって提供される。 a)において言及されたキシラナーゼ生産生物体は、キシラナーゼの天然の生 産体又は対象のキシラナーゼをコードする DNAで形質転換された生物体であって よい。 以下の内容が見出された:すなわち菌類種A.アクレアス(aculeatus)、特に 菌株CBS 101.43は本発明の目的に対し特に有効なキシラナーゼを生産する。該キ シラナーゼは、本発明の開示においてキシラナーゼII(又はXyl II)と称されそ して更に本出願で引用された WO 94/21785 に記載されている。 例4において、多数の従来技術のキシラナーゼのWSPSおよびWSPU値はそれぞれ キシラナーゼIIのそれと共に掲げられている。更に、これらの酵素の小麦分離の 効果(FVRUとして現わされる)が示される。これらの従来技術のキシラナーゼの いずれも、本発明で記載したキシラナーゼIIのそれと匹敵し得る小麦分離効果を 示す。 キシラナーゼIIをコードする DNA配列は、 WO 94/21785 に示されそして対応 するアミノ酸配列は配列番号5に示される。次のように考えられている;すなわ ちキシラナーゼIIに相同性を示すキシラ ナーゼは、キシラナーゼIIと類似の活性パターンを有しそして本発明に対し有用 である。従って、特に好ましい態様において本発明で用いられるべきキシラナー ゼは、 i)が国際公開(WO)94/21785 の配列番号2によって示される DNA配列又は キシラナーゼIIの同族体をコードするその類似体によってコードされ、 ii)WO94/21785 の配列番号5で示されるアミノ酸配列又はその類似体の配列 を含んでなり、および/又は iii)アスペルギルスアクレタス、CBS 101.43から由来する精製キシラナーゼ に対して生起した抗体と免疫学的に反応性である、キシラナーゼである。 本発明において、語句「同族体」は、(5×SSC 中プレソーキングおよび5× SSC の溶液、5×Denhardt's溶液、50mMリン酸ナトリウム、 pH6.8および50μg の変性音波処理ウシ胸腺DNA 中約40℃で1時間予備ハイブリッド形成、ついで50 μCi 32-p-dCTP標識プロープを加えた同溶液中約40℃で18時間ハイブリッド形成 しついで2×SSC 、 0.2% SDS中40℃で30分3回洗浄するような)一定の特異的 条件下キシラナーゼIIをコードする DNA配列の基礎にして作成したオリゴヌクレ オチドプロープとハイブリッド形成する DNA配列によってコードされるキシラナ ーゼ活性(本発明に定義されるWSPS,WSPUおよび/又はFVRUによる)を示すポリ ペプチドを示すことが意図される。より特異的には、語句は WO 94/21785 の配 列番号2で示される DNA配列又はその実質的部分の少なくとも70%相同性、例え ば少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%又は WO 94/21785 の配列 番号2の DNA配列又はキシラナーゼ活性を有するポリペプチドをコードするその 実質的部分の少なくとも95%相同性である DNA配列を言及することが意図される 。語句は WO 94/21785 の DNA配列配列番号2の修飾を含むことが意図され、例えばヌクレオチド置換であ り、これはキシラナーゼの別のアミノ酸配列を(生じないが、しかし DNA構築体 が導入される宿主生物体のコドン使用に相当する、あるいは又ヌクレオチド置換 であり、これは異なるアミノ酸配列を生ぜずそして従っておそらく天然酵素とは 異なる性質を有するキシラナーゼ変異体を生じるかもしれない異なるタンパク質 製造であろう。可能な修飾の他の例は、配列への1以上のコドンの挿入、配列の 一方端に1以上のコドンの添加、又は配列の一方端で又は配列内で1以上のコド ンの欠失である。本発明で特定されるキシラナーゼIIの同族体は、キシラナーゼ 活性が本発明で定義されている限り、多数の異なるアミノ酸残基を含んでなる。 キシラナーゼIIの生産およびその特徴は、本発明で含まれる WO94/21785 で 示される開示から明らかである。 本発明で用いられるべきキシラナーゼ調製品は、適当な技術を用い対象の微生 物から得られる。例えば、キシラナーゼ調製品は、微生物の発酵次いで当業者に 公知方法による酵素の単離により得られるがしかし、より好ましくは、当業者に 公知の組換えDNA 工学による。そのような方法は通常対象のキシラナーゼをコー ドする DNA配列を発現しかつ有する組換え体 DNAベクターで形質転換された宿主 細胞を、酵素の発現を許容する条件下培養基内で培養し次いで培養物から酵素を 回収することを含んでなる。 本発明の範囲内において、酵素調製品は先に特定したキシラナーゼ特徴a)− c)を有する微生物に由来した単成分酵素(すなわち実質的に副作用なし)から 調製される。本発明のキシラナーゼは、成分酵素を単離後、WSPS,WSPUおよびFV RU値を測定することによって同定される。 用いるべきキシラナーゼをコードする DNA配列は、あらゆる起源 、例えばcDNA配列、ゲノム配列、合成配列、又はこれらの任意の組合わせであっ てよい。本発明の同時に適したキシラナーゼの調製は、 WO 94/21785 に詳しく のべられている。 キシラナーゼが小麦の分離のための本発明方法(又はデンプンが製造される他 の方法)において用いられるとき、キシラナーゼ調製品は実質的にアミラーゼを 含まないことが好ましく、存在するアミラーゼ活性は製造されるべきデンプンを 分解する可能性がある。対応して、キシラナーゼがタンパク質の生産において、 例えばグルテンが生産される本発明の小麦分離方法において使用されるとき、キ シラナーゼ調製品は実質的にプロテアーゼを有しないことが好ましく、この後者 の酵素は生産されるべきグルテンを害するであろう。アミラーゼおよびプロテア ーゼ活性は公知方法により除去できる。1つの例はトレオー失活でありこれはア スペルギルスオリゼにおいて生産されるキシラナーゼIIに関連して特に有利であ り、何故ならキシラナーゼIIは一般にアミラーゼおよび該宿主細胞により生産さ れるプロテアーゼよりはより熱安定性である。 以下の内容が見出された;すなわち本発明の植物物質分離で得られるキシラナ ーゼ活性は、キシラナーゼがセルラーゼと共に用いられるとき相当に改善され得 る。 従って、本発明で用いられるべきキシラナーゼ調製品は、セルラーゼを含んで なる。セルラーゼは好ましくは、例えば線状菌類(例えば、アスペルギルス、ト リコデルマ、フミコラ、フサリアム)の菌株から由来する微生物起源のものであ る。本発明の目的に適当なセルラーゼの特異的例には、H.インソレンスから由 来するエンド−グルカナーゼ(エンド−グルカナーゼI)および更に WO 91/17 244 中の図14のアミノ酸配列により特定されたエンドグルカナーゼおよび WO 91 /17243 で記載の43kD H.インソレンスエンドグル カナーゼが含まれる。 本発明で記載のキシラナーゼと組合せて使用できる商業的に入手可能なセルラ ーゼ調製品には、Celluclast(商標)(ノボノルディスクA/Sより入手可能) 、S pezyme(商標)CP(ジェネンカ、米国よ 入手可能)が含まれる。植物物質分離方法 キシランを含んでなる植物物質(例えば軟木および硬木)は本発明に従って処 理できるけれども、植物物質は科Poaceae(Syn:Graminaceae)から由来しそして 特に穀物例えば小麦、ライ麦、大麦、又はからす麦から製造される。植物物質は 加えて植物又は果実起源であってもよく、例えばトウモロコシ、米、モロコシの 外皮、又は果実の外皮から製造される。植物物質は前記の植物の任意の組合せか ら製造できそして加えて非植物物質を含んでいてもよい。 本発明に従って処理すべき植物物質は、任意の適当な形であってよい。以下に 更に説明するように、植物物質は好都合には連続プロセスを可能とするポンプ操 作可能分散液又は溶液の形態であってよい。この分散液は、通常、乾燥粉砕物質 、特に平均粒径50−100 μmの小麦を水と混合することによって作成される。 本発明に従って加工されるべき今日好ましい植物物質は、小麦である。本発明 方法により、小麦はグルテン、デンプンおよび繊維分画に分離される。そのよう に製造されたグルテンは、例えば粉に添加されその焼成特性を改善するか、又は 肉、朝食穀物およびペットフードの如き製品の栄養上の価値を改善するために用 いられる。デンプンは、例えばシロップ生産に対し、製紙産業において、例えば ペーパーコーティングにおいてそして繊維産業において用いられる。繊維分画は 、例えば動物飼料に用いて用いられる。 以下において、植物物質を分離するための本発明方法は、小麦の分離を参照し て記載される。しかし、次のように理解されるであろう;すなわち、前記の植物 物質の他のタイプのいずれかの分離は、類似のタイプの方法並びに与えられた植 物物質の分離に対してどのタイプのプロセスを選定すべきかを知っている当業者 により行なわれるであろう;注例えば“Starch Production technology”,J.A.R adley 編を参照。図2において小麦分離方法を説明するフローシートを示す。 本発明方法は、公知のあらゆる工学的小麦分離方法により行うことができる。 しかし、いわゆるバタープロセス(又は湿式微粉砕プロセス)を用いることが今 日好ましく、ここにおいて出発物質は分離されるべき小麦の希釈ポンプ操作可能 な分散液である。通常、分散液は小麦粉および水から作成される。分散液の乾燥 物質含量は、30〜50%の範囲内である。2つの主なタイプのバタープロセス(ba tter processes)が公知である1:ヒドロクローンプロセス(hydroclone proce ss)とデカンタープロセス(decanter process)である。これらのプロセスは、 水の消費が比較的少ない点で有利である。 ヒドロサイクローンプロセス(hydrocyclone process)において、粉を先ず水 と混合し練り粉を作り、次いでこれを更に希釈しそしてグルテンが固まる撹拌集 塊タンクに通す。小量のグルテン固よりおよびデンプンを有する分散体を、ヒド ロサイクローンのセットにポンプで送り、ここで遠心分離が起こる。グルテンと “B”−デンプンの最も軽い分画は、ヒドロクローンと共に頂部を出てそしてグ ルテンはスクリーンにより“B”−デンプンから分離される。ヒドロクローンか らの底流は主に“A”−デンプンから成り、一方ペントサン(又は繊維)は、両 方の分画において見出される。分画は更 に一連の洗浄/濃縮工程により更に洗浄化される。 デカンタープロセスは、少なくとも1つの主な点においてすなわちグルテンが 固まるときにおいてヒドロサイクロンプロセスと異なる。デカンタープロセスに おいて、次の内容は重要である;すなわちバター(batter)の濃度はグルテンが 二相又は三相デカンター中で分離する前により大きな塊を形成するのを避けるよ うに保持される。分離する前に、混合された粉/水分散体をホモジナイザー内を ポンプで通す−このホモジナイザーはグルテンの固より開始および分離前分散の 追加の希釈の生起を開始する高せん断力を有する特別なピン微粉砕機である。二 相デカンターの場合において底流はむしろ洗浄な“A”−デンプンを含有しそし てオーバーフローはグルテン、“B”−デンプンおよびペントサンを含有する。 三相デカンターに対し、“A”−デンプンに加えて二相は、幾分“B”−デンプ ンを有するグルテンを有しそして一つの相は“B”−デンプンおよびペントサン を有するグルテンを有する。 本発明で特定したキシラナーゼが、小麦の分離に用いられるとき、ドウ(dough )の混合および均質化の改善された能力、改善された分離能力、(蒸発および乾 燥時にエネルギーの消費を減少する)ペントサン分画における減少せしめられた 粘度およびデカンター上の減少せしめられたアンペア消費を得ることが可能であ る。更に、高純度の目的生成物が達成されそしてプロセス時間は、減少せしめら れた粘度により可能となった増加せしめられた流動性のために減少できる 植物物質の分離プロセスは、pH3〜8、例えばpH4〜7、特にpH5.5 〜6.5 の 範囲内で通常行なわれる。典型的には、濃度は15〜50℃、例えば35〜45℃である 。小麦分離プロセスにおいて、本発明に係る分離は通常40℃の温度で1〜5内で 達成される。 幾つかの目的に対し、キシラナーゼと先にもう一つの酵素を用いることが有利 である。例えば、以下の内容に見出された;すなわち本発明で特定したキシラナ ーゼおよびセルラーゼの組合された使用は相乗効果を有する。適当なタイプのセ ルラーゼは“セルラーゼ調製品”と表題をつけた節において前記されている。セ ルラーゼは、粉1kg当たり0−30,000EGU 、好ましくは粉1kg当たり 200−5000 EGU に相当する量で用いられる。粘度減少 前記の如く、本発明で特定したキシラナーゼ調製品は、植物物質の粘度を減少 するため用いられる。粘度減少は、増加せしめられた小麦粉の流動性が得られる 点において、例えば連続小麦分離プロセスにおいて重要である。更に粘度減少は 、食品又は飼料の製造および醸造において重要である、Vissev et al.,Xylans and Xylanases,(1991)参照。醸造 本発明で記載するキシラナーゼは、醸造プロセスにおいて麦芽汁の粘度を減少 するため特に有用であることが企図される。キシラナーゼは、大麦およびモロコ シから造られた麦芽汁に関連して用いられそして醸造に対し好都合に用いられる ペントサナーセと同様に用いられる、例えばViёtor et al.,(1993)およびEP2 27159参照。飼料 製造されるべき飼料は、前記の植物物質、例えば穀物、そして特に小麦および /又は大麦に通常基づく。キシラナーゼは植物物質中に含まれるアラビノ−キシ ランを分解しこれにより動物飼料のエネルギー含有および他の栄養成分の改善さ れた全体的利用が得られる。更に、特にブロイラーに関する限り、乳びがゆの粘 度は減少するであろう。減少せしめられた粘度は、おそらく基質に対する内因性 の酵素のより良き接近のため又は消化産物の増加せしめられた分散性(これは増 加せしめられた吸収をもたらす)のため飼料の消化能に対する重要性が企図され る。加えて、分解は強化剤をより入手可能性容易によることにより腸管微生物フ ローラを安定化させるのに役立つ。製造されるべき飼料は、例えばブロイラー、 ライニングヘンス(laying hens) および小腸に対する飼料である。キシラナーゼ は飼料1kg当たり5−2000、好ましくは飼料1kg当たり20−1000FXU の如き適当 な用量で飼料内に配合される。β−グルカンおよび他の穀物成分の調製 本発明で開示されたキシラナーゼ調製品は、例えば非デンプン多糖類中に存在 するアラビノキシランの分解によりβ−グルカンの製造に対し特に有用であると 考えられる。β−グルカンは、ガム又は増量剤(分解される形で)として使用で きる。 更に、前記より、キシラナーゼ調製品は、デンプン、特に小麦デンプンおよび グルテンの製造において使用できる。 物質および方法 小麦粉から可溶性ペントサン(WSP)の製造 100kgの普通小麦粉を 300kgの冷水中に懸濁した。1時間撹拌後、デカンター を用いスラッジを除去した。生成上澄みを次いで酵素処理に委ねデンプンおよび タンパク質を除去した。pHを 6.5そして濃度を90℃に調節後、最後に2%(d.m. の)のTermamyl(商標)120Lを90分撹拌しなから加え、次いで3%(d.m.の)のA MG(商標)300Lを用い pH4.6そして60℃で 120分間同様に処理しデンプン分画を 加水分解した。最後に、上澄みを1%(d.m.の)の Alcalase(商標)2.4Lを用い 、 pH8.0および55℃で 120分間一定撹拌下で処理した。デンプンおよびタンパク 質を加水分解後、生成物を、ザイトフィルター(Seltfilter)K250 を用いフィ ルタープレス上で濾過し残 留不溶性物質を除去し、そして10,000MWカットオフ膜を用い上澄みを限外濾過し 、デンプンおよびタンパク質加水分解物からの生成物を除去した。レテンテート (retentate)を0°BRIXに達するまで更にダイアフィルトレートにかけた。生成 物をルワ(Luwa)蒸発器で蒸発により濃縮し最後に凍結乾燥した。 小麦粉から不溶性ペントサン(WIP)の製造 150kg の普通大麦粉を 450kgの冷水に懸濁した。懸濁液を60℃に加熱し次いで 600gの Termamyl(商標)120Lを添加した。95℃に加熱後、デンプン分画のゲル 化が生じ、懸濁液を60℃に冷却し 180分間連続加水分解を行った。NaOHを用いpH を 8.0に調節後、 300gの Alcalase(商標)2.4Lを加えた。一定撹拌下タンパク 質の加水分解中、NaOHで砕きながらpHを 7.5〜8.0 に維持した。加水分解を 120 分間維持した。沈殿物を遠心分離後回収し、水で1回洗浄し次いで更に残留可溶 性物質を除くために冷水を用い35μm篩上で洗った。生成した不溶性物質に、20 lまでの水を加え、60℃に加熱しそしてNaOHでpHを 8.0に調節後、 100gの Alc alase(商標)2.4Lを加えた。加水分解およびNaOH−滴定を、更にpH降下が認めら れなくなるまで継続した。次いで物質を全ての可溶性物質が除去されるまで35μ m篩上で再び洗いそして最後に凍結乾燥した。 本発明で用いられるべきキシラナーゼの活性を、可溶性ペントサン(インキュ ベーション後25倍に希釈)および不溶性ペントサン(インキュベーション後5倍 に希釈)から還元糖の放出により測定した。 前記の如く製造した 0.5%の水溶性又は水不溶性ペントサンを、 0.1Mシトラ ート/ホスファート(pH6.0)中に溶解又は懸濁させた。基質と酵素を混合する前 又は混合中に、基質を氷上に保持する。インキュベーションを40℃で15分間行う 。しかる後、酵素を 100℃ で5分間変性させる。サンプルを冷却すると、可溶性ペントサン溶液を25倍に希 釈しこの間不溶性溶液を5倍に希釈する。次いで、還元糖を、マイクロタイター プレート内で、0.15gのパラヒドロキシ安息香酸ヒドラジド(シグマH−9882) 、0.50gのカリウム−ナトリウムタルトレート(メルク8087)および10.0mlまで の2%NaOH溶液を含んでなる PHBAH試薬と反応させることにより測定する。ブラ ンクの結果を減じる。キシロースを標準として用いる。還元糖を用いWSPUおよび WSPSを測定する。 タンパク質分析−ゲルダール(Kjeldahl) 分析は、テカターダイゲスター(Tecator Digestor)および蒸留ユニットタイ プ1003を用いて行った。破壊(テカターゲイゲスター) 分析すべきサンプルを、液体サンプル約 1.5gに対しそして凍結乾燥サンプル 約 0.1gに対し、ケルダール管に移した。サンプルに以下のa)〜c)を加える : a) 3.0mlの硫酸(conc.H2SO4) b) 1.5mlの過酸化水素(32% H2O2) c)1ケールタッブ(kjeltab)(Se+K2SO4) もしもサンプルが化学薬品の添加後発泡する場合、サンプルは翌日まで破壊さ れない。通常の環境下、サンプルを10分後に破壊ブロック内に置く。ブロック温 度を 370℃に設定する。サンプルが澄明又はわずかに黄色である場合、該サンプ ルを除く。破壊は、サンプルの組成に従って通常1/2−1時間起こる。サンプ ルを約20分間室温で冷却する。次いでそれらを蒸留のために用意しておく。蒸留(テカター蒸留ユニットタイプ1003) サンプルを、ケールダール指示薬(A: 100mlの96%アルコール中0.12gのメ チレンブルおよびB: 100mlの96%アルコール中 0.1 25gのメチレンレッド、AおよびBは1A:2Bの割合で混合されている)を含 有する25mlの2%ホウ酸中で蒸留する。破壊サンプルを32.5%NaOHと混合する。 アンモニアを2%ホウ酸中に蒸留し次いでこれをpHが4.85に達するまで 0.1N H Clで砕く。 エンド−グルカナーゼ活性(EGU)の測定分析方法 酵ブロスを pH6.0で CMCについて振動粘度計により分析する。より特異的には 、 0.1Mホスファート緩衝液(pH6.0)中34.0g/l CMC(Blanose Aqualon)を含有 する基質を調製する。分析すべき酵素サンプルを同緩衝液に溶解する。14mlの基 質溶液および 0.5mlの酵素溶液を混合し次いで40℃に温度設定した振動粘度計( 例えばSofraser(フランス)から入手可能なMIVI3000)に移す。エンドグルカゴ ン単位(EGU)を、サンプルの粘度と標準酵素溶液の粘度間の比として測定する。 キシラナーゼ活性(FXU)の測定 エンド−キシラナーゼ活性を分析により測定し、ここにおいてキシラナーゼサ ンプルを pH6.0でレマゾール−キシラン基質(レマゾール・ブリリアント ブル ーR、フルカで染色された4−O−メチル−D−グルクロノ−D−キシラ)と共 にインキュベートする。インキュベーションを50℃で30分間行う。非破壊染色基 質のバックグラウンドをエタノールにより沈殿する。上澄み中の残存青色を 585 nmで分光分度的に測定しそしてエンドキシラナーゼ活性に比例する。 サンプルのエンドキシラナーゼ活性を、酵素標準に対して測定する。 分析は更に出版物 AF293.6/1−GB(ノボノルディスクA/S、デンマークよ り要求により入手可能)に記載されている。 エンド−グルカナーゼ単位(ECU)の測定 ECU(エンドセルロース単位)を、標準酵素に対し相対的に測定する。 エンドセルロースは、カルボキシメチルセルロース、 CMCを分解する。生じた 粘度の減少を CMC振動粘度計(例えば、Sofraser(フランス)から入手可能なMI VI3000)により測定する。 調製した基質溶液は、 pH7.5の 0.1Mホスフェート緩衝液中35g/lのCMC(B lanose Aqualon)を含有する。分析すべき酵素サンプルを同緩衝液に溶解する。 0.15mlの標準酵素溶液又は未知の酵素サンプルを10mlの試験管に装入する。40 ℃に予備加熱した5mlの CMC基質溶液を加える。一緒にした溶液を完全に混合し 、30分間インキュベートし次いで粘度計内に入れる。 この方法は AF302/1−G(要求によりノボノルディスクから入手可能)に記 載されている。 小麦粉 次の例で用いられる小麦粉は、次の成分を有していた: 実施例 例1 小麦粉の粘度減少 種々のキシラナーゼを、前記の如きフクタ小麦粉におけるそれらの粘度減少能 力に対し試験した。 試験したキシラナーゼは、ゼネンカ(米国)から入手可能なSpezyme(商標)CP ;H.インソレンスキシラナーゼ(WO 92/17573 の例2で記載の如く製造される );キシラナーゼ1粉末((WO 94/21785 で記載される)キシラナーゼIを出発物 質として用い、固体液体分離、濃縮および凍結乾燥で標準法により製造される) ;キシラナーゼII(W0 94/21785 で記載の如く製造);および WO 92/03540 で 記載の如くB.プミラス菌株 DSM6124により生産されるキシラナーゼ(以下、B .プミラスキシラナーゼと称す)であった。 粘度減少を次の方法で測定した: 100gの小麦粉を正確に釈量する。35℃に保持した 120mlの脱イオン水に、前 記酵素を加えた。 酵素を次の如く用いた: Spezyme(商標)CP:8.5FXU(3.4mgのタンパク質に相当する) キシラナーゼI粉末:28.3FXU(0.19mgの酵素タンパク質および0. 24mgのタンパク質に相当する) キシラナーゼII:7.5FXU(0.19mgの酵素タンパク質および0.25mg のタンパク質に相当する) H.インソレンスキシラナーゼ:82.2FXU(2.2mgの酵素タンパク 質および22.3mgのタンパク質に相当する) B.プミラスキシラナーゼ:21FXU(0.2mgのタンパク質に相当す る) ブランクサンプルを対照(酵素添加なし)として用いる。小麦粉および水を30 秒間手で撹拌し次いで正確に30秒間ブレンダー(ワーリング、商業上の実験用ブ レンダー、ストルラーズ、調整 0FF1−7、底部にローター (4枚羽))用い7( 最大速度)で混合する。液体を、粘度計(プログラムできるレオメーター、モル DV−111 、ブルックフィールド、スピンネル25、測定管は38℃に温度設定されて いる)の測定管に注入するのに30秒要する。 40rpmでの粘度を15秒毎に4分間測 定する。 パーセント単位のサンプルの平均粘度/ブランクの平均粘度として表わされる 比粘度を粘度減少の尺度として用いる。平均粘度は、60秒後そして測定終了まで に達したレベルの平均である。 最も低い比粘度が、キシラナーゼIIを用いて見出された。少ない程度ではあっ たが、他のキシラナーゼ (キシラナーゼI、Spezyme(商標)CP)が比粘度を低下さ せることが見出された。H.インソレン スキシラナーゼは、この用量で粘度を増加させることが見出された。例として、 前記用量は、キシラナーゼIIに対し69%、キシラナーゼIに対し78%、Spezyme( 商標)CPに対し87%そしてH.インソレンスキシラナーゼに対し 128%の比粘度 をもたらした(0.63FVRU/mgタンパク質、 0.044FVRU/mgタンパク質、 0.053FV RU/mgタンパク質および 0.012FVRU/mgタンパク質に相当する)。 例2 例1で述べた酵素の小麦分離能力は、遠心分離試験により評価した。試験は例 1で言及した小麦粉について行った。 小麦粉および水を例1で記載した手順に従って混合した。ブレンディング後、 10mlのバター(batter)を4332gで5分間遠心分離した (Megafuge 1.0 Heraeus Sepatech)。デンプンは底部属で見出され、ついでグルテン、スラッジおよび流 出水層が頂部に見出された。分離は流出水の%として表わされる。より高い%は より良い分離を示す。 キシラナーゼIIが最高の挙動を示すことが確認された。例として小麦粉の流出 水はブランクサンプル10に対し14%、Spezyme(商標)CPに対し21%、キシラナー ゼIに対し22%そしてキシラナーゼIIに対し23%であった。 例3 別の酵素と組み合わせたキシラナーゼIIによる粘度減少種々のキシラナーゼを 、キシラナーゼIIと組み合せた時それらの粘度減少能力について測定した前にの べたフクタ(Fakta)小麦粉を用いた。 試験したキシラナーゼは、Celluclast(商標)CCN3035(ノボノルディスクA/ Sから入手可能);エンドグルカナーゼI、 WO 91/17244 の図14で示されるア ミノ酸配列を含んでなりそして該文献で記載される如く製造されるH.インソレ ンスセルラーゼ;43kDエン ド−グルカナーゼ、 WO 91/17243 で記載される如く記載されそして製造された H.インソレンスセルラーゼ;H.インリレンスキシラナーゼ(WO 92/17573 の 例2で記載される如く製造される);キシラナーゼI粉末(前記の如く同定)お よびB.プミラスキシラナーゼ(前記の如く同定)。 各酵素をキシラナーゼIIと組み合わせて用いそしてSpezyme(商標)CPと比較し た。粘度減少を例1で記載の如く測定した。 酵素用量は次の如くであった: Celluclast(商標):16EGU(0.024mlに相当する) Endoglucanase I:26.5ECU(0.0053mlに相当する) 43kDエンド−グルカナーゼ:101ECU(0.017mlに相当する) H.インソレンスキシラナーゼ:82.2FXU(2.2mgの酵素タンパク 質および22.3mgのタンパク質に相当する) キシラナーゼI粉末:28.3FXU(0.19mgの酵素タンパク質および0. 24mgのタンパク質に相当する) B.プミラスキシラナーゼ:21FXU(0.024mlおよび 0.2mgのタン パク質に相当する) Spezyme(商標)CP:8.5FXU(0.024mlおよび 3.4mgのタンパク質に 相当する) 図1からキシラナーゼIIが粘度を減少すると同様のレベルに他の酵素が粘度を 減少しないことが明らかである。更に、粘度の著るしい減少が、キシラナーゼII を特にエンドグルカナーゼIおよび43kDセルラーゼを組み合わされるときに見ら れる。キシラナーゼIIもまた、Celluclast(商標)について見られる如く存在す る多成分酵素と組み合わせることができる。図1において薄いカラムはキシラナ ーゼを組み合わされた酵素の観察結果を示す。 1=キシラナーゼII 2=キシラナーゼII 3=Specyme(商標)CP 4=43kDエンドグルカナーゼ 5=H.インソレンスキシラナーゼ 6=エンドグルカナーゼI 7=キシラナーゼI粉末 8=セルクラスト(商標) 9=B.プミラスキシラナーゼ 例4 WSPSおよびWSPUの測定に際し、ケールダールに従って測定される添加された酵 素のタンパク質含量および還元糖を同様に光に測定され記載された如く製造され た水不溶性(WIP)および可溶性ペントサン(WSP)に対する酵素の活性を測定しなけ ればならない。多数の調製品に対するWSPSおよびWSPU値は次の如くであった: WSPUは小麦粉1kg当たり1mgのタンパク質当たりの WSPに対する活性でありそ してWSPSは小麦粉1kg当たり1mgのタンパク質当たり割合 WSP/WIP である。 明らかなように、キシラナーゼは著るしく高いWSPUおよびWSPSを示しこれはタ ンパク質添加に比較して高い割合で水溶性ペントサンの分解および不溶性ペント サンにおいて低分解を反映する。 例5 動物飼料中のキシラナーゼの使用 ブロイラー鶏に、酵素入り又は酵素なしの実験用食餌を6週間与えた。食餌は 最初の3週間81%の小麦および最後の3週間は84.5%の小麦を含んでいた。それ らを3回の処理に分けた;最初の6週間に対し各処理は各々においてブロイラー について12回の反復を含んでおり、最後の6週間について各々において5匹の鶏 について6回の反復を含んでいる。処理は酵素なしの対照を含んでおりそして次 の酵素処理を含んでいる:400FXU/kg飼料 Bio−Feed(商標)Plus(BF+)(ノボ ノルディスクA/Sから入手可能)および400FXU/kg飼料キシラナーゼII。両方 の酵素を WO 94/12645 に記載される方法に従ってCT粒質的として配合した。質 量増加および飼料消費を測定しそして飼料変換比(FCR)を0〜3および3〜6週 間計算した。更に、ジェジュナル(jejunal)およびイリール(ileal)粘度を、ブル ックフィールド LVTDV−II粘度計を用い、腸内容物からの上澄みについて測定し た。 結果は次表から明らかである。 表1および表2から明らかなように、 FCRは3週および6週後の双方で、酵素 を受けとったグループにおいてより低い。双方の場合において、キシラナーゼは BF+よりもより良い。これは主にこのグループにおいて動物のより良い成長のた めである。 ジェジュナル粘度に関し、キシラナーゼIIはBF+および対照の双方に比較して より低い粘度を有する。これはまたイリール粘度に対してもそうである。対照お よびキシラナーゼIIの双方は、3週後よ りも6週後の方がより低い粘度を与え、一方これはBF+に対してはあてはまらな い。従って、次のように思われる:すなわちキシラナーゼIIはBF+よりも最後の 3週間中より良く作用するが、このことはまた6週目に13F+に比較してキシラ ナーゼIIの比較的より低い FCRにより示される。従って、この実験は同じ FXU基 準でBF+よりもより良い飼料変換を与える、すなわちより滋養物がキシラナーゼ IIを用いて入手可能である。これは、部分的にキシラナーゼIIグループにおける より低いイリール粘度によるものであろう。 例6動物飼料におけるキシラナーゼIIの代謝可能エネルギー 小麦のAME(見掛けの代謝可能エネルギー)に関するキシラナーゼII(100FXU/k gおよび200FXU/kg)の影響を、ヨーロッパ参照例(Bourdillon et al.,(1990 )により測定し次いでノボノルディスクのA/Sからの商業製品 Bio−Feed(商 標)Plus(400FXU/kg)(BF+)と比較した。AMEn−値は、N−保持力に対し矯正さ れた飼料中の代謝可能エネルギーを表わす。 商業上のふ化所から提供される、加令した雄のロースブロイダー鶏を用いた。 1日から16日まで、鶏に商業上のスターター食餌を与えた。16日目に鶏を個々 に秤量した。重すぎるか又は軽すぎる体重の鶏をすてそして残りを鳥かごに割り 当てた。16日から23日まで、鶏を鳥かごに割り当てた。残りの追跡は、Bourdill on et al.,(1990)同上に従い24日から28日までインビトロで行った。追跡は、 レプリカ当たり4匹のブロイラー鶏について5回の反復による9回処理を含んだ 。 基礎食餌は、56%のモロコシ、32.5%の大豆ミル、6%の動物脂肪、1%大豆 油および5%無機物、ビタミン、微量元素およびアミ ノ酸を含んでいた。実験において、基礎食餌の半分量の食餌を小麦と交換した。 鶏に任意摂取の90%レベルでマッシュ(mash)として食餌を与えた。AMEnの測定 鶏の排せつ物を毎日定量的に集めた。飼料および凍結乾燥排せつ物のサンプル を脂肪、総エネルギー(GE)および窒素に対して分析した。 食餌の AME含量を、それらの各排せつ物/飼料割合並びにそれらの対応する総 エネルギー(GE)含量から計算した。ゼロに対するN−保持力に対する矯正(AM En)は、 34.36kJ/g保護されたNのエネルギー当量を用いて行なった。 脂肪消化能を、食餌および凍結乾燥排せつ物の脂肪抽出により測定した。 測定されたAMEnを図3に示す。 図3から明らかなように、キシラナーゼIIを加えた基礎食餌の補足物は、 Bio −Feed(商標)(BF+)に比較して代謝可能エネルギーの著るしい改善をもたらした 。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C12C 7/00 9548−4B C12C 7/00 C12N 9/24 8827−4B C12N 9/24 //(C12N 9/24 C12R 1:66) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,M W,MX,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TT,UA, UG,US,UZ,VN (72)発明者 コフォド,レーネ ベンク デンマーク国,デーコー−2880 バグスバ エルト ノボ アレ(番地なし),ノボ ノルディスク アクティーゼルスカブ (72)発明者 バゲール,クリスチャン デンマーク国,デーコー−2880 バグスバ エルト ノボ アレ(番地なし),ノボ ノルディスク アクティーゼルスカブ (72)発明者 ミュラーツェ,アネット デンマーク国,デーコー−2880 バグスバ エルト ノボ アレ(番地なし),ノボ ノルディスク アクティーゼルスカブ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.植物物質の粘度を減少する方法であって、 i)添加されるタンパク質1mg当たり0.06以上のWSPSおよび/又は ii)添加されるタンパク質1mg当たり15以上のWSPU、および/又は iii)タンパク質1mg当たり 0.053FVRU以上の比活性 を有するキシラナーゼを用いて該植物物質を処理することを含んでなる前記方 法。 2.キシラナーゼ処理が、3〜8の範囲内のpHおよび/又は15〜50℃の範囲内 の温度で行なわれる、請求の範囲第1項記載の方法。 3.植物物質を個々の成分に分離する方法であって、 i)添加されるタンパク質1mg当たり0.06以上のWSPSおよび/又は ii)添加されるタンパク質1mg当たり15以上のWSPU、および/又は iii)タンパク質1mg当たり 0.053FVRU以上の比活性 を有するキシラナーゼを用いて該植物物質を処理することを含んでなる、前記 方法。 4.植物が穀物、例えば小麦、大麦、ライ麦、からす麦およびモロコシの類で ある、請求の範囲第1〜3項のいずれか1項に記載の方法。 5.穀物が小麦である、請求の範囲第4項記載の方法。 6.小麦をデンプン含有およびタンパク質含有成分に分離する、請求の範囲第 3〜5項のいずれか1項に記載の方法。 7.穀物が“A”−タイプデンプン、“B”−デンプンおよび/ 又はグルテンに分離される小麦である、請求の範囲第6項記載の方法。 8.キシラナーゼが微生物起源である、請求の範囲第1〜7項のいずれか1項 に記載の方法。 9.キシラナーゼが線状菌類又は酵母から由来する、請求の範囲第7項記載の 方法。 10.キシラナーゼが、アスペルギルス、トリコデルマ、ペニシリウム、フサリ ウム又はフミコラの菌株から由来する、請求の範囲第9項記載の方法。 11.キシラナーゼが、アスペルギルスの菌株、特にアスペルギルスアクレタス 、アスペルギルスアワモリ、アスペルギルスニガー又はアスペルギルスオリゼの 菌株から由来する、請求の範囲第10項記載の方法。 12.キシラナーゼが、アスペルギルスアクレタス、 CBS101.43の DNAライブラ リーから単離された DNA配列によりコードされる、請求の範囲第11項記載の方法 。 13.キシラナーゼが、i)国際公開(WO)94/21785 の配列番号2によって示 される DNA配列又はキシラナーゼIIの同族体をコードするその類似体によってコ ードされ、および/又は ii) WO 94/21785 の配列番号5で示されるアミノ酸配列又はその類似体の配 列を含んでなり、および/又は iii)アスペルギルスアクレタス、 CBS101.43から由来する精製キシラナーゼ に対して生起した抗体と免疫学的に反応性である、請求の範囲第12項記載の方法 。 14.少なくとも 10.000EGU/FVRUの比活性を有するセルラーゼ含有調製品が、 キシラナーゼと組合わされて用いられる、請求の範囲第1〜13項のいずれか1項 に記載の方法。 15.セルラーゼ含有調製品が、微生物起源である、請求の範囲第14項記載の方 法。 16.セルラーゼ含有調製品が、線状菌類又は酵母から由来する、請求の範囲第 15項記載の方法。 17.セルラーゼ含有調製品が、トリコデルマ、アスペルギルス、又はフミコラ からの菌株から由来する、請求の範囲第16項記載の方法。 18.i)添加されるタンパク質1mg当たり0.06以上のWSPSおよび/又は ii)添加されるタンパク質1mg当たり15以上のWSPU、および/又は iii)タンパク質1mg当たり 0.053FVRU以上の比活性 を有するキシラナーゼをを含んでなる調製品。 19.キシラナーゼが微生物起源である、請求の範囲第18項に記載の調製品。 20.キシラナーゼが線状菌類又は酵母から由来する、請求の範囲第19項記載の 調製品。 21.キシラナーゼが、アスペルギルス、トリコデルマ、ペニシリウム、フサリ ウム又はフミコラの菌株から由来する、請求の範囲第20項記載の調製品。 22.キシラナーゼが、アスペルギルスの菌株、特にアスペルギルスアクレタス 、アスペルギルスニガー又はアスペルギルスオリゼの菌株から由来する、請求の 範囲第21項記載の調製品。 23.キシラナーゼが、アスペルギルスアクレタス、 CBS101.43の DNAライブラ リーから単離された DNA配列によりコードされる、請求の範囲第22項記載の調製 品。 24.キシラナーゼが、i)配列番号2によって示される DNA配列 又はキシラナーゼIIの同族体をコードするその類似体によってコードされ、 ii)配列番号5で示されるアミノ酸配列又はその類似体の配列を含んでなり、 および/又は iii)アスペルギルスアクレタス、 CBS101.43から由来する精製キシラナーゼ に対して生起した抗体と免疫学的に反応性である、請求の範囲第23項記載の調製 品。 25.キシラナーゼが単離された単一成分酵素から調製される、請求の範囲第18 〜24項のいずれか1項に記載の調製品。 26.キシラナーゼが、 WO 94/21785 のキシラナーゼIIである、請求の範囲第 18〜25項のいずれか1項に記載の調製品。 27.キシラナーゼが、 WO 94/21785 のキシラナーゼIである、請求の範囲第 18〜25項のいずれか1項に記載の調製品。 28.キシラナーゼが、キシラナーゼI粉末である、請求の範囲第27項記載の調 製品。 29.少なくとも 10.000EGU/FVRUの比活性を有するセルラーゼ調製品を含んで なる、請求の範囲第18〜28項のいずれか1項に記載の調製品。 30.植物物質の粘度を減少するための請求の範囲第18〜28項のいずれか1項に 記載の調製品の使用。 31.穀物成分の分離のための請求の範囲第18〜29項のいずれか1項に記載の調 製品の使用。 32.穀物が小麦、大麦、ライ麦、からす麦およびモロコシの類を含む、請求の 範囲第31項記載の使用。 33.穀物が小麦である、請求の範囲第32項記載の使用。 34.穀物をデンプン含有およびタンパク質含有成分に分離する、請求の範囲第 31又は33項記載の使用。 35.穀物が、“A”−デンプン、“B”−デンプンおよび/又はグルテンに分 離される小麦である、請求の範囲第34項記載の使用。 36.β−グルカンの調製のための、請求の範囲第18〜29項のいずれか1項に記 載の調製品の使用。 37.醸造のための、請求の範囲第18〜29項のいずれか1項に記載の調製品の使 用。 38.動物の飼料の製造のための、請求の範囲第18〜29項のいずれか1項に記載 の調製品の使用。 39.動物の飼料の粘度を減少するため、請求の範囲第38項記載の使用。 40.動物の飼料の消化性を改良するため、請求の範囲第38又は39項に記載の使 用。 41.動物の飼料の代謝エネルギーを改善するため、請求の範囲第38又は39項記 載の使用。 42.動物の飼料が鶏の飼料である、請求の範囲第38〜41項のいずれか1項に記 載の使用。 43.動物の飼料が豚の飼料である、請求の範囲第38〜41項のいずれか1項に記 載の使用。
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