JPH09509538A - カラーコンピュータグラフィックシステムにおける主観的に心地良い色域マッピング - Google Patents

カラーコンピュータグラフィックシステムにおける主観的に心地良い色域マッピング

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JPH09509538A JP7521890A JP52189095A JPH09509538A JP H09509538 A JPH09509538 A JP H09509538A JP 7521890 A JP7521890 A JP 7521890A JP 52189095 A JP52189095 A JP 52189095A JP H09509538 A JPH09509538 A JP H09509538A
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Abstract

(57)【要約】 自然画とコンピュータで生成した画像が混在する画像を記録して画豫を形成する場合、自然画を記録可能な色に近い色でマップし、コンピュータで生成した画像を記録装置の鮮明な色でマップしたいと考える。普通、画像を生成する生成装置の色仕様を通知できないので、1つのアルゴリズムで2つの状態を満足しなければならない。そこで、2つの状態を結合するための方法を本発明は提供する。まず、測定された記録可能な色が、例えば、L*a*b*色空間のようなある装置の独立した色空間内にあるとする。次に、ある参照するカラーCRTの色の範囲が算出される。この色の範囲とは、黒から表示される彩色までの色と、その色の間の色と、彩色から白までの色と、その間の色のことである。彩度には、ユーザが鮮明なCRTの色を要求する場合に、ユーザが得たい記録可能な色に基づいて色の彩度が割り当てられる。好適な選択の1つとしては、CCIR709によって定義される色空間を選択することであるが、他の色空間を使用することも可能である。これによって、CRTの色域の範囲外のプリンタの表現が提供される。次に、特定色空間で利用可能なすべての色のサブサンプルでテーブルが生成される。このテーブルは、記録可能な色に近い色を持つ目的とするプリンタの色域を含む入力値で占められている。プリンタの域外色の色は、記録可能な色の平均と彩度が指定された色の外側の色との平均によって表現される。要求された色は参照色空間によって変換され、ルックアップテーブルが参照され、その結果として得られる色仕様がプリンタに送られる。

Description

【発明の詳細な説明】 カラーコンピュータグラフィックシステムに おける主観的に心地良い色域マッピング発明の属する分野 本発明はカラーコンピュータグラフィックスに関し、特に、出力装置で表現で きない生成装置の色が、出力装置によって表現できる他の色にマップされること に関するものである。技術水準 カラーマッチングアルゴリズムは、ある媒体によって表される情報を、異なる 媒体によって表す場合でも、その情報を同じように表現させようとするものであ る。例えば、CRTカラーディスプレイでは、画像を生成するために使用されて いる色がたとえ異なっていても、あらゆるディスプレイに対し同じ方法で色を表 現するための基準としてCIE(Commission International de l'Eclairage)表 色系が確立されている。しかしながら、プリンタによる記録は減法混色(CRT で用いる加法混色)であるため、CRTの加法混色と同じ色を表すのに使用する 減法混色の量をプリンタに通知することが困難である。 ノイゲバウアー(Neugebauer)、エレクトロニクスフォーイメージング(Elec tronics For Imaging)、コダック(Kodak)、その他多数の企業が、CRTの表 色系からプリンタの色仕様へ変換することを試みている。一般的な一致した見解 としては、補間テーブルがCRT色空間からプリンタ色空間へ変換することが適 当な方法であるとされている。しかしながら、あるCRTで利用可能な色と、あ るカラープリンタで利用可能な色とを測定し、CRTで表示されない記録可能な 少数の色を検出すると、CRTで表示される多くの色が記録されなくなる。特に 、緑、黄、赤、マゼンタの色である。画像生成装置で利用可能な色範囲はその色 域(color gamut)で表され、装置間でこの色域が種類が重ならないという特性はミ スマッチ域として知られている。また、生成装置で画像形成可能であるが出力装 置で 画像形成不可能な色は、域外色として知られている。 従来より、生成装置(例えば、CRT)から出力装置(例えば、カラープリン タ)へのマッピングにおける一般的なルールは、出力装置で利用可能なすべての 色は可能な限り生成装置の色に近い色で記録すべきことである。また、域外色を 記録する場合は、可能な限り生成装置の色相角度、彩度、明度を保つよにする。 しかしながら、上述のカラーマッチングアルゴリズムは、特に、黄、緑、赤、 マゼンタのようなモニタにおける鮮明な色の表示を提供しようとする場合に、ユ ーザが所望しない結果を生じることがある。一般的に、黄は最も不都合な色とさ れている。なぜなら、ほとんどのCRTにおける黄は、プリンタにおける黄より もプリンタにおける緑に近くなるからである。その結果、CRTにおける鮮明な 黄が要求された場合、このカラーマッチングアルゴリズムは、その色を白あるい は色褪せた緑にマップする。このような処理は、鮮明な黄を要求する場合におい て一般的にユーザが考えもしない色であるが、これが黄として正しい色の科学的 な表現である。 記録される画像が、一般的に自然画とコンピュータで生成された画像とが組合 わさって存在すると仮定すれば、理想的には、自然画はプリンタが記録可能な色 に近い色にマップされ、コンピュータで生成された画像はプリンタの鮮明な色に マップされる。しかしながら、通常は、生成装置の色仕様を通知する方法はない 。 そのため、鮮明なCRTの色を、鮮明なプリンタの色で表現しながら、CRT 上で表示される色にできる限り近くマッチして自然画が記録される方法が必要と されている。 この目的は独立請求項1、3、7の方法によって解決される。更に、特徴とな る長所、発明の詳細と観点は、従属請求項、説明、図から明らかになるであろう 。これら請求項は、本発明を一般的な用語を用いて定義するための最初の限定し ない手引きとして理解されるべきである。発明の要約 本発明の1つの特徴は、鮮明なCRTの色を、鮮明なプリンタの色で表現しな がら、CRT上で表示される色にできる限り近くマッチさせて自然画が記録され る方法を提供するとものである。この方法は、自然画とコンピュータで生成され た画像を統一して扱うことにより、2つの画像条件に対し同一の方法が使用でき るものである。更に、本発明は、生成装置の色域に含まれる複数の色が出力装置 の色域外にある域外色であるような、カラー画像生成装置とカラー画像出力装置 との間で不一致の色域を有するコンピュータグラフィックシステムにおいて、生 成装置の色を出力装置の色へマッピングする方法を提供する。生成装置の基本色 の最大色成分を持つ色で彩られる域外色において、鮮明な生成装置の色(飽和生 成色ともいう)は生成装置が表現する鮮明な色に近い測色の色以外の出力装置が 表現する各色にマップされる。コンピュータで生成された画像をより満足する提 供を達成するために、鮮明な生成装置の色は、まず、上記の測色の色に近い色よ りも鮮明な出力装置の色(飽和出力色ともいう)にマップされる。本実施形態で は、鮮明な生成装置の色は鮮明な出力装置の色にマップされる。よって、カラー CRTモニターとカラープリンタの場合、例えば、鮮明な黄の表示について言及 すると、モニタ表示における鮮明な黄は従来技術の典型である薄い緑に近い測色 (しかし、視覚的には心地良さが少ない)の色のかわりに鮮明なプリンタの黄に マップされる。鮮明な生成装置の色の域外色は、平均的な色にマッピングかつ( あるいは)変換される、ここで、平均的な色とは1)生成装置の少なくとも1つ (好ましくは1つ以上)の鮮明な色に近い色から第1の出力装置の少なくとも1 つの色へマップした色、2)出力装置の域外色ではない色に近い少なくとも1つ (好ましくは1つ以上)の色のことである。図面の簡単な説明 本発明は、以下の添付の図面と実施形態から一層理解されるであろう。その図 面としては、 図1は生成装置が表現する色と出力装置の測定の部分を示すRGB立方体の外 観図である。 図2は本発明に係るカラーマッピング方法の概略図である。実施形態の詳細な説明 本発明は任意の生成装置と出力装置の間でカラーマッピングに適用可能である 。しかしながら、説明を簡単にするために、本発明では、CRT色空間からプリ ンタ色空間へ変換するための補間テーブルの構成に関して説明する。 本発明について簡単に説明すると、まず、ある装置の独立した色空間、例えば 、L*a*b*色空間において、記録可能な色が測定される。次に、CRTで参 照されるいくつかの色から色範囲外の色、つまり、黒から表示される彩色までの 色、その間の色、その彩色から白までの色、その間の色からなる色が算出される 。その算出結果によって、数学的な関係の配置を用いたCRT色空間における色 の座標からL*a*b*色空間における色の座標を決定する。CRT色空間とし て選択する好適な色空間は、CCIR709や「較正されたRGB色空間」とし て知られる色空間によって定義された色空間であるが、他の色空間を使用するこ とも可能である。ユーザが鮮明なCRTの色を要求する場合に、ユーザが得たい 記録可能な色に基づいて色の彩度が割り当てられる。この割り当てに基づいて、 算出されたL*a*b*色空間座標の色がプリンタの色に割り当てられる。この 割り当ては、CRTの色域の範囲から外れるプリンタが表現する色を与える。 次に、すべての色が利用可能な特定色空間のサブサンプルからテーブルが生成 される。このテーブルは、サブサンプル色をCRT色空間から参照色空間へ変換 する。例えば、0から255階調の8ビットによって表現される各色の組み合わ せからなる較正されたRGB色空間の場合、サブサンプリングは、上位4ビット の組み合わせを変えて得られた成分の色だけでサンプルを行う。この結果、テー ブルは、対象とするプリンタの色域内では記録可能な色に近い色が記入され、プ リンタの域外色の色は、彩度が指定された色の外側の色と記録可能な色の平均に よって表現される。要求された色は参照色空間(例えば、較正されたRGB色空 間)に変換され、テーブルが参照され、その結果として得られる色仕様がプリン タに送られる。 マッピンッグ表現は、幾何学的に表現されても良い。図1を参照すると、各格 子点が3次元(3D)ルックアップテーブル上の入力を表現している。3次元ル ックアップテーブルにおける立方体は、生成装置で利用可能なすべての色を表現 している。3次元ルックアップテーブル上の点は、測色法によって定義される出 力装置の利用可能な色を表現している。3次元ルックアップテーブルで表現され る色空間の外壁には、生成装置の色空間から出力装置の色空間へのマッピングが 割り当てられる。点領域内に各格子点を割り当てられたルックアップテーブル値 は、測色法によって測定されたデータによって補間される。また、点領域上でも なく、色空間の外壁にもない格子点に割り当てられたルックアップテーブル値に は、外壁上の値に近い値と点領域上の値に近い値との間の値が割り当てられてい る。 一般的に、生成装置の色空間から出力装置の色空間へのマッピングは、出力装 置で利用可能な色を測定するステップ、生成装置の彩度を表現するために使用さ れる「合成」色を生成するステップ、生成装置の色と出力装置の色を関係づける 3次元ルックアップテーブルを構築するステップ、ルックアップテーブルを使用 して生成装置の色空間から出力装置の色空間へ特定の色を変換するステップの各 ステップが含まれる。これらの各ステップについて詳述する。 〈出力装置で利用可能な色の測定〉 まず、最初に、出力装置の色域が、量的に表現できないと仮定する。これは、 出力装置の色域を正確に特徴づけるために、出力装置により生成される色をデバ イとは独立した色空間(例えば、L*a*b*色空間)において測定する。この 測定される色は、出力装置のすべての色が表現されるために多くの基本色と、2 次的な色、混合色、無彩色(グレー)を含むべきである。例えば、カラーインク ジェットプリンタの場合、正確なカラーマッチングを達成するために数百回の測 定がなされる。 第1のルックアップテーブルは、出力装置に送る色仕様(例えば、CMYK) に従ってL*a*b*色が特徴づけられて構築される。その結果、多くの色仕様 の組(L*a*b*、CMYK)が得られる。第1のルックアップテーブル内に おける色仕様の組の順序は重要ではない。 〈生成装置の彩度を表す合成色の生成〉 次のステップは、彩色の終点の確認である。即ち、生成装置の鮮明な基本色、 あるいは2次的な要求がされた時、出力装置のどの色を用いるかを決定する。し かしながら、この決定は、従来技術としての測色によって行われるというよりも 、むしろ視覚的によって行われる。例えば、コンピュータが生成するカラーイメ ージがそれぞれ6つの彩度(赤、緑、青、シアン、マゼンタ、黄)の内の1つを 用いており、プリンタの別の色を用いて表現される。CRT上で表現される原画 像と異なるプリンタ上の画像が、多くのユーザに対して最も心地良く一致してい ると判断されるように多くのユーザに提供される。これらの色は「合成」色と呼 ばれる。なぜなら、これらの彩色の終点に一致させることは、人工的に一致する ように描かれたものであり、自然的な測色の一致ではないからである。本実施形 態によれば、例えば、合成色は以下のRGB色空間で特定される。 長終点[6][3]={{255,15,15}/*赤の飽和値*/ {255,255,15}/*黄の飽和値*/ {60,255,60}/*緑の飽和値*/ {100,255,60}/*緑の飽和値*/ {15,127,255}/*青の飽和値*/ {255,31,255}};/*マゼンタの飽和値*/ この合成色を使うことで、生成装置の色空間の境界外が補間によって生成され る。このデータの生成のために用いられるステップサイズは、最終的に生成され るマッピングテーブルにおいて用いられるステップサイズと同じにすべきである 。本実施形態では、例えば、ステップサイズを15とする。換言すれば、どのよ うな次元でも、隣接したルックアップテーブルの隣接した入力を、アドレスする のに用いられる色成分値は、このステップサイズにより異なる。 基本(1次)と2次の鮮明な色は、黒から6つの鮮明な色のそれぞれに向かっ て進めていき、黒と上述のマッピングによって決定された色(「合成」色)との 間を補間することにより作成される。例えば、図1では、Xがマークされている 格子点によって表現される色は、鮮明な色から上述の直接補間された色の間に存 在する。ここで、図1の格子点Aによって表現される色は、以下の式によって補 間される。 A=黒×8/12+黄×4/12=4/12[255,255,15] それぞれのステップにおいて、色空間の外壁に割り当てられた値に相当するル ックアップテーブルの位置を満たすために、基本色と2次的な色の間にあるそれ ぞれの混色が補間される(赤から黄、黄から緑、緑からシアン、シアンから青、 青からマゼンタ、マゼンタから赤)。例えば、図1では、○がマークされている 格子点によって表現される色は、上述の補間された色とそれ以前に補間されれた 鮮明な色の間に存在する。 一度、ステップによって黒から彩度へ到達すると、その彩度から白へステップ する処理が繰り返される。この処理の結果、色空間の外壁に相当するルックアッ プテーブルの位置に値が割り当てられる。 〈ルックアップテーブルの構築〉 生成装置の彩度のための合成色を生成後、合成カラーデータから生成される入 力値が部分的にルックアップテーブルに配置される。ルックアップテーブルの入 力の残った部分は、測定されたデータと合成データに基づいて生成される。各ス テップにおいて、生成色のための装置に独立した色仕様(L*a*b*)は、周 知の数学的な関係の一つを用いて算出される。 装置とは独立した色空間における生成装置の色(以下、生成色ともいう)とそ れに最も近い測定された出力装置の色(以下、出力色ともいう)の間の距離に従 って、その色が出力装置によって再現可能な色であるか否かが判定される。生成 色とそれぞれ測定された出力色の間におけるユークリッド幾何学距離(あるいは 、色距離、ΔE)が順番に算出される。そして、いくつかの最も出力色に近い色 がコンピュータのスクラッチパッド領域に最も近いものから最も離れたものへと 順番に保持される。本実施形態によれば、例えば、20個の測定された最も近い 出力色が保持される。同時に、生成色とそれぞれの装置の合成色の間の色距離が 順番に算出される。そして、いくつかの装置の合成色に近い色がコンピュータの スクラッチパッド領域に最も近いものから最も離れたものへと順番に保持される 。本実施形態によれば、例えば、3個の最も近い合成出力色が保持される。 生成色から最も近い出力色までの距離が所定の閾値(本実施形態では0.8が 好ましい)より等しいかそれより小さい場合、その出力色が生成色と正確に適合 しているとみなされる。そして、出力色の出力装置の色仕様(CMYK)と等価 な色表現(RGB)がルックアップテーブルに入力される。 生成色から最も近い出力色までの距離が所定の閾値(本実施形態では0.8が 好ましい)より大きい場合、その出力色が生成色と正確に適合していないとみな される。そして、四面体を形成する出力色の点に近い4つの点が存在する場合は 、生成色のためのルックアップテーブル値が、その4点間を補間することにより 算出される。 四面体を補間するための様々な方法が従来技術として知られており、本発明で それらを用いても良い。それらの方法の1つがハンガリー(Hung)で開示されて おり、「ルックアップテーブルの形成及び補間を用いた電子画像形成装置におけ る測色調整」(Colorimetric calibration in electronic imaging devices usi ng a look-up-table model and interpolations)、エレクトリックイメージン グジャーナル2(1)(Jounal of Electronic Imaging2(1))、53−61(1 993年6月)を参照されたい。この方法によれば、以下に示す関数に従って、 異なる4点によって形成される4面体内に点が含まれるか否かを判定するための 逆行列が用いられる。 まず、最初に、スクラッチパッドメモリに記憶される4つの近接点、つまり、 生成色の点において4面体を形成する点が見つかるまで、あるいは点が尽きるま で点順列のそれぞれが順番にチェックされる。例えば、生成色の点において4面 体を形成する4点が見つからない場合、生成色は出力装置で表現可能ではないと 判定され後述の処理がなされる。以下に示すように、20個の測定された出力色 に近い色の点が順番にチェックされる。 必要ならば を続けて行う。 生成色の点が合成色の点の1つである場合は、生成された点は直接用いられる 。合成データを生成したステップは、マッピングテーブルを生成するのに使用さ れるステップと同じであるから、生成装置のための色空間の外壁に沿って存在す る色に正確に一致することになる。 生成装置の外壁上に存在せず、かつ出力装置の記録可能な範囲内に生成装置の 色の点がない場合は、生成された色に近い3つの色と生成装置の色に近い3つの 色が選択され、その生成装置の色の点のための色を生成するために重みづけされ た補間が実行される。 本発明のカラーマッピングアレンジメントは、図2を参照することで要約され る。生成装置の色は、プリンタや他の出力装置によって適用可能な色と、出力装 置によって適用不可能な(色域に含まれない)色を含んでいる。出力色は、生成 色を表現可能な色と一致する測色関係を有する実色と、ユーザの主観的な好みに 基づく値を割り当て、生成色を表現不可能な色と一致する測色関係を持たない合 成色を含んでいる。実色の間から正確に適合する生成色が存在するときは、それ ぞれの色仕様が直接用いられる。生成装置の色空間の外壁上の生成色に対しては 、合成色の間から正確に一致する色を見つける。これらの値が、カラールックア ップテーブルに入力され、直接用いられる。 実色の間から正確に適合しない色を除く適用可能と判定される色に対しては、 実色に近い4つの色間を補間することにより値が得られる。最終的には、正確に 一致しない色と適用不可能であると判定される色に対しては、実色に近い3つの 色と3つの最も近い合成色の間を補間することで、その値が得られる。 〈ルックアップテーブルの使用〉 生成装置の色仕様に基づいて出力装置の色を参照するためにマッピングテーブ ルが用いられる。カラーマッピングテーブルは再現可能なすべての色の部分集合 であるから、生成装置の色仕様によって隣接点が選択され、出力装置の色仕様を 提供するためにこれらが補間されている。いくつかの適当な補間方法が周知の技 術として知られている。本発明の実施形態では、完全なルックアップテーブルを シミュレートするための3つの線を用いた補間を用いるが、他の補間方法を用い ることも可能である。 本発明が、その精神あるいは要素となる特徴から逸脱することなく、他の特定 の形態で表現可能であることが、通常の当業者により理解されるであろう。それ ゆえ、本実施形態の開示は実例となるあらゆる点が考慮されているが、これに限 定されるものではない。また、本発明の範囲は上述の説明よりもむしろ添付した 請求項によって示され、請求項の等価の範囲、意味内となるあらゆる変更は、請 求項を包含するものと示唆される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,M W,MX,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SI,SK,TJ,TT,UA,US, UZ,VN 【要約の続き】 間で利用可能なすべての色のサブサンプルでテーブルが 生成される。このテーブルは、記録可能な色に近い色を 持つ目的とするプリンタの色域を含む入力値で占められ ている。プリンタの域外色の色は、記録可能な色の平均 と彩度が指定された色の外側の色との平均によって表現 される。要求された色は参照色空間によって変換され、 ルックアップテーブルが参照され、その結果として得ら れる色仕様がプリンタに送られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. カラー画像生成装置とカラー画像出力装置とを有するコンピュータグラフ ィックシステムのための生成装置での生成色を出力装置での出力色にマッピング する方法であって、前記方法は以下の工程からなる、 前記生成装置で利用可能な生成色を決定する工程と、 前記出力装置で利用可能な出力色を決定する工程と、 出力色と等価の色を持つ生成色を決定する工程と、 出力色と等価の色を持つ生成色を該出力色と等価の色へマッピングする工程と 、 出力色と等価の色を持つ生成色を、等価な出力色にマッピングして出力色とし て割り当てる工程と を備えることを特徴とする方法。 2. 出力色と等価の色及び割り当てられた出力色を持たない生成色を、生成色 と等価の色を持つ少なくとも1つの出力色と、生成色に割り当てられている少な くとも1つの出力色とを組み合わせた色にマッピングする工程を 更に備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。 3. 生成色を持つカラー画像生成装置と、すべての生成色と等価の色を持つと は限らない出力色を持つカラー画像出力装置とを備えるコンピュータグラフィッ クシステムのための生成色を出力色に変換する方法であって、前記方法は以下の 工程からなる、 出力色と等価の色を持つ生成色を該出力色と等価の色へ変換する工程と、 出力色と等価の色を持たない少なくとも1つの生成色を、出力装置に割り当て られた色へ変換する工程と を備えることを特徴とする方法。 4. 出力色と等価の色及び出力装置に割り当てられた色を持たない生成色を、 生成色と等価の色を持つ少なくとも1つの出力色と、生成色で割り当てられてい る少なくとも1つの出力色とを組み合わせた色へ変換する工程を 更に備えることを特徴とする請求項3に記載の方法。 5. 前記生成色と前記出力色との間で等価とする色は、測色に基づくものであ る ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の方法。 6. 出力色と等価な色を持たず、出力色に割り当てられようにマップされ、か つ/または変換された生成色は、基本色の最大色成分を持つ飽和(saturated)生 成色を有する ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の方法。 7. カラー画像生成装置と色域が一致しないカラー画像出力装置を具備し、該 カラー画像生成装置の色域に含まれる複数の色が前記出力装置の色域の外側であ る域外色であるコンピュータグラフィックシステムにおいて、特に請求項1ある いは請求項2のいずれか1項に従う生成色を出力色にマッピングする方法であっ て、前記方法は以下の工程からなる、 基本色の最大色成分を持つ飽和生成色の域外色に対し、該飽和生成色を、生成 装置が表現する色の彩度に近い測色による色以外の出力装置が表現する色へマッ ピングかつ/または変換する工程と を備えることを特徴とする方法。 8. 前記飽和生成色は、前記生成装置が表現する色の彩度に近い測色による色 をより飽和している第1の出力色へマップかつ/または変換される ことを特徴とする請求項7に記載の方法。 9. 前記飽和生成色は、飽和出力色へマップかつ/または変換される ことを特徴とする請求項8に記載の方法。 10. 飽和生成色でない域外色を平均的な色へマッピングかつ/または変換す る工程を更に備え、 平均的な色とは 1)少なくとも1つの飽和生成色に近い少なくとも1つの第1の出力色へマッ プかつ/または変換した色、 2)出力装置の域外色ではない色に近い少なくとも1つの色 との平均の色である ことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の方法。 11. 前記飽和生成色でない域外色は、平均的な色へマッピングかつまたは変 換され、 平均的な色とは 1)少なくとの1つの飽和生成色に近い複数の第1の出力色へマップかつ/ま たは変換する色、 2)出力装置の域外色ではない色に近い少なくとも1つの色 との平均の色である ことを特徴とする請求項6乃至請求項10のいずれか1項に記載の方法。 12. 前記飽和生成色でない域外色は、平均的な色へマッピングかつ/または 変換され、 平均的な色とは 1)少なくとも1つの飽和生成色に近い少なくとも1つの第1の出力色へマッ プかつまたは変換する色、 2)出力装置の域外色ではない色に近い複数の色 との平均の色である ことを特徴とする請求項6乃至請求項10のいずれか1項に記載の方法。 13. 前記飽和生成色でない域外色は、平均的な色へマッピングかつ/または 変換され、 平均的な色とは 1)複数の飽和生成色に近い複数の第1の出力色へマップかつ/または変換す る色、 2)出力装置の少なくとも1つの域外色ではない色に近い色 との平均の色である ことを特徴とする請求項6乃至請求項12のいずれか1項に記載の方法。 14. 前記平均的な色とは、一致するよりはむしろ少なくとも1つは異なる重 みを平均的に用いた重みづけによって得られる ことを特徴とする請求項13に記載の方法。 15. 前記重みは、生成装置の色空間内の色と少なくとも1つの色における距 離を用いて形成され、 少なくとも1つの色とは、 複数の飽和生成色に近い色から第1の出力色へマップかつ/または変換する色 で、かつ複数の出力装置の域外色ではない色に近い色である ことを特徴とする請求項14に記載の方法。 16. 前記重みは、生成装置の色空間内の色と複数の色における距離を用いて 形成され、 複数の色とは、 複数の飽和生成色に近い第1の出力色へマップかつ/または変換する色で、か つ複数の出力装置の域外色ではない色に近い色である ことを特徴とする請求項14あるいは請求項15のどちらかに記載の方法。 17. 前記重みは、生成装置の色空間内の色と複数の飽和生成色に近い第1の 出力色へマップかつまたは変換する色で、かつ複数の出力装置の域外色ではない 色に近い色との距離を用いて形成される ことを特徴とする請求項14乃至請求項16のいずれか1項に記載の方法。
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