JPH09509283A - 多層剛性・可撓性複合印刷回路板の製造 - Google Patents

多層剛性・可撓性複合印刷回路板の製造

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JPH09509283A
JPH09509283A JP7515576A JP51557695A JPH09509283A JP H09509283 A JPH09509283 A JP H09509283A JP 7515576 A JP7515576 A JP 7515576A JP 51557695 A JP51557695 A JP 51557695A JP H09509283 A JPH09509283 A JP H09509283A
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JP7515576A
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ミレット,リー,ジェイ
キャロン,エー・ローランド
トーマン,ジョセフ,エー
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テレダイン インダストリーズ,インク
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Abstract

(57)【要約】 多層剛性/可撓性印刷回路が、新規な基板複合体(10)から形成される。基板複合体は、エポキシ等の接着材で含浸されたグラスファイバシートから成る絶縁体層(16、18)に接着された2つの銅導体シートを有し、絶縁体層(16、18)は、該絶縁体層の周縁部には延在しない剥離層に付着している。基板複合体は、導体層上でフォトリソグラフィ及びエッチングされて導体パターンを形成し、その周縁部の内部位置(24)で剥離層(20)を含んで切断され、フォトリソグラフィ及びエッチング済の2つの導体層を分離すると共に、絶縁層から剥離材料を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 多層剛性・可撓性複合印刷回路板の製造 背景技術 技術分野 本発明は、剛性基板から延在する可撓性印刷回路を有する多層剛性・可撓性複 合印刷回路板の製造に関する。特に、本発明は、剛性部及び可撓性部を有する2 枚の配線基板が新規な基板複合体から形成できる、多層剛性・可撓性複合印刷回 路を製造するための改良された方法に関する。背景技術 多層剛性・可撓性印刷回路板の製造に関する各種技術が当技術分野において知 られている。初期の従来技術の一例が米国特許第3、409、732号に開示さ れている。この米国特許は本出願の譲受人に譲渡されており、その教示は参照に より本明細書に編入される。典型的には、剛性・可撓性積層印刷回路板は、1つ 又は複数の剛性部の周縁から延在する可撓性の印刷回路ケーブル(配線)を有す る。この可撓性ケーブルの剛性部分は、典型的には、電子部品又は機械的ハード ウエアの搭載部として使用される。各平面又は層内の銅導体は、1枚の連続した 銅箔から製造されることに注目することが重要である。 電子技術の向上に伴って、電子実装技術の進歩に対して不断の要請が続いてい る。この要請は、現在では25層或いはそれ以上の層数の積層回路を採用する、 より複雑な多層剛性・可撓性印刷回路板を生んでいる。しかし、剛性回路部分が 、多数の導体層と、各導体層を接続する導体プラグを得るために銅メッキで貫通 された多数の穴とを有するときには、いくつかの問題が発生した。 その問題の1つが、米国特許第4、800、461号において報告され、議論 されている。この米国特許は本出願の譲受人に譲渡されており、その教示は参照 により本明細書に編入される。それは、アクリル接着材やカプトン(Kapto nは、イー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール社のポリイミドフィルムの商標で ある)等の絶縁材を使用する多層剛性・可撓性基板においては、これらの絶縁材 がメッキされたスルーホールに「Z軸」応力を作用させたことである。アクリル 接着材の熱膨張係数(Z軸方向の膨張)が支配的な要因であると報告されている 。多くの現実の多層剛性・可撓性板で必要とされるアクリル量のために、全ての メッキ形成のスルーホールには応力が加わり、多くのクラックが発生して多層板 が使用不能となる。 この問題を解決するために、上記’461特許は、温度が上昇した場合でも、 メッキ形成の銅プラグの剥離やクラック等の問題を引き起こすZ軸方向の膨張が 生じない、絶縁材料を使用した剛性部を提供する新規な方法を報告している。換 言すると、’461特許においては、基板の多層剛性部において好ましくないZ 方向の膨張をもたらす材料や、過剰量の水分を吸収する材料、例えばアクリル接 着材やカプトンをこの基板剛性部から排除している。 しかし、’461特許は、そこに述べた各種の問題、特に上記の熱応力の問題 について言及した点できわめて有効であったが、そのような剛性・可撓性印刷回 路の製造方法は、2枚の配線基板が、常に或る基板複合体から製作されるもので あり、またプリプレグを介してお互いに接着した状態のままとなる多層剛性・可 撓性複合印刷回路板の製造に限られている。つまり、従来技術の教示に係る製造 方法は、先ず2つの導体層(つまり銅層)を1つの絶縁層(プリプレグ)に積層 するステップに始まり、次に画像形成(フォトリソグラフィ)及びエッチングを 行う。従って、2枚の接着した導体層の内の1枚に対するフォトリソグラフィが 不適切であれば、積層板全体を廃棄する必要があった。 従って、本発明の目的は、剛性部及び可撓性部を有する2枚の配線基板を、新 規な基板複合体から製作してこれにフォトリソグラフィを行い、それを2枚の個 々の片面実装の基板積層体に分離することにより作成できる、多層剛性・可撓性 複合印刷回路の製造方法を提供することである。 本発明の別の目的は、取り扱い及びその他の処理を行うのに充分な平坦度及び 剛性を有し、それぞれがエポキシ等の接着材を含浸したグラスファイバーシート に積層されたフォトリソグラフィ済み銅層から成る2つの個々の層に分離できる 新規な基板複合体を提供することである。 発明の開示 本発明は、新規な方法により、新規な基板複合体から製造される多層剛性・可 撓性印刷回路板を提供する。該新規な基板複合体は、2枚の銅シートを1枚のプ リプレグに積層し、該銅シート積層体の相互間には、プリプレグの周縁部には延 在しない剥離材料を置いたものである。これにより、基板複合体が通常の方法で フォトリソグラフィやその他の処理が可能であり、また、フォトリソグラフィ後 に、基板複合体の周縁部の内側位置で基板複合体の縁部を切断することによって 剥離層が切断されることにより、2枚の個々のフォトリソグラフィ済み銅層及び それらの支持プリプレグを分離でき、同時に剥離材料も除去できるようにしてあ る。 本発明は更に方法の形式として、剛性・可撓性印刷回路の製造方法を提供する 。該方法は、双方の絶縁体層を該絶縁体層の周縁部には延在しない1枚の剥離層 に付着させて得られた1つの絶縁層の対向する夫々の面に、1対の導体層を積層 して基板複合体を形成する。次いで、この基板複合体に、導体層上でフォトリソ グラフィ及びエッチングを施して導体パターンを形成する。次に、この基板複合 体を、その周縁部の内側位置で剥離層を含んで切断することにより、フォトリソ グラフィ及びエッチング済の2つの導体層を相互に分離し、且つ、剥離材を絶縁 層から除く。 上記に代えて、新規な基板複合体は剥離層なしでも製造できる。この場合、分 離不可に相互に貼り合わせた2つの銅層を含む基板複合体、又は、剥離層を含む 基板複合体から作成した1つの銅層を、新規な多層剛性・可撓性印刷回路板とな るように加工できる。 図面の簡単な説明 本発明の上記及びその他の特徴と利点は、以下の図面を参照して行われる以下 の詳細な説明から容易に理解でき、また明らかになるであろう。 図1は新規な基板複合体の展開図。 図2は、周縁部より内側位置で剥離層を含んで切断した状態で示す新規な基板 複合体の展開図。 図3は、プリプレグ及びカプトン/アクリル被覆を有する新規な基板複合体の 展開図。 図4は、多層剛性・可撓性複合印刷回路の製造に使用される1つの導体層の展 開図。 図5は積層及び各種処理工程を経た図4の層の斜視図。 図6は、理解のため拡大した、図5の3−3線に沿う断面図。 図7は、図5及び図6に示す構造体を積層し各種処理工程を経た後の、本発明 の剛性・可撓性配線の概略を示す斜視図。 図8は、本発明の剛性・可撓性配線を形成する各層構造を形成するのに使用さ れる、基板複合体が2枚の積層銅シートを含み剥離層は有しないシート材の展開 図。 図9は、積層と所定の処理工程とを受けた後の図8の層の斜視図。 図10は、理解のために拡大した、図9の3−3線に沿う断面図。 図11は、図9、10に示す構造の積層及び各種処理工程後の、本発明の剛性 ・可撓性配線の概略を示す斜視図。 発明の詳細な説明 図1に示す本発明の例示的な第1の態様において、新規な基板複合体10は、 エポキシ等の接着材を含浸したグラスファイバーシート(一般的にプリプレグと 呼ばれる)で構成された絶縁層16、18に接着された2枚の銅製導体シート1 2、14(例えば1又は2オンス銅)を有するものとして示される。また、図1 には剥離材20が示されており、該剥離材は、絶縁層16、18の周縁部には延 在しないものとして示されている。 従って、新規な基板複合体10を製造する方法においては、一対の導体シート 即ち導体層12、14は夫々、絶縁層16、18の相互に対向する面に積層され 、2枚の絶縁層は1枚の剥離層20に付着させてあり、この剥離層は絶縁層の周 縁部には延在していない。一対の導体シートを含む基板複合体は、取扱い及びそ の他の処理、特に導体パターンを形成するためのフォトリソグラフィを行うのに 充分な平坦度及び剛性を有している。 次に図2を参照する。フォトリソグラフィ及びエッチングを行って導体パター ン22を形成した基板複合体は、その周縁部24の内側位置で、剥離層20を含 んで切断されて、2枚の導体層パターン26、28は分離され、且つ、剥離材が 絶縁層から除去される。各導体層は、以下に述べるように、更なる処理が可能と なる。 図3は、分離された一方の導体層14と、それに隣接し、更に別のプリプレグ 層被覆30及び可撓性絶縁層であるカプトン/アクリル被覆32で覆ったプリプ レグ18とを示す。別法として、カプトン/アクリル被覆32に代えて、より安 価なホトリソグラフィ可能なソルダーマスクを用いることもできる。 図4〜7に示す本発明の例示的な態様では、多層剛性・可撓性印刷回路の形成 は、先ず導体パターン26又は28を作成することから始まり、次いで、露出し た銅導体パターンを処理して、銅に対する別のエポキシ製プリプレグの接合力を 増すための初期処理工程が行われる。この処理は、例えば、剛性基板の分野で通 常適用される黒色酸化物処理によって行われる。切欠き38を有する別の絶縁プ リプレグシート34を、基板複合体26の一方の面上に位置決めする。適当な接 着剤44、例えば、銅に対する優れた接着性をカプトンに与えるアクリル接着剤 で被覆されたカプトン製の可撓性絶縁体42を、ガラスシート34の一方の面上 に位置決めする。接着材層48で被覆された同様のカプトンシート46をガラス シート26の他方の面上に位置決めする。カプトンやアクリル接着材のような絶 縁層は、図6及び7を参照して記述するように、可撓性部に対し柔軟性や引き裂 き抵抗特性を与える。別法として、カプトン46及び接着材48に代えて、フォ トリソグラフィ可能なソルダーマスクを用いることもできる。 図6に示すように、カプトンシート42、46及びこれらと組み合わされた接 着層44、48は、ガラス層の切欠き38、40の長さよりも僅かに長くしてあ り、ガラス層34と僅かに、例えば0.050インチ重なる。次いで、上記のシ ートから構成されたサンドイッチ体を積層して、図4、5に示す印刷回路構造体 50を形成する。理解を容易にするために、図7では切欠きの辺を示していない 。 積層処理を終了した後に、多数の印刷回路50を、例えば7つの回路50の間 にエポキシ含浸のグラスファイバー層52(図7)を配置し、適当に位置合わせ して重ね合わせる。理解を容易にするために、2つの印刷回路構造体50のみを 示しており、上側の回路50は除いてその概略を示している。 プリプレグシート56内の切欠き54は、切欠き38(図4)より僅かに長く 、カプトン層42、46と同じ範囲に延在して、図6に示すようにカプトン層4 2、46がシート56の縁部に当接している。 回路50を重ね合わせる前に、剛性・可撓性印刷回路構造体の最終構造を単純 にするために、切欠き領域を通過して延在する図7に示した可撓性ケーブルを切 断するのが望ましい。 7枚の回路50と適当な外側表面層(キャップ層)とを重ね合わせた後に、こ れら層を積層し、本例では9層の剛性・可撓性回路(この例では、外側表面層に よって1外側表面層当たり1層が増える)が得られる。次に、所望の導体60間 を接続するために適当なパット部58に穿孔する。形成した穴は、適当な処理、 例えば、これらの穴を適切な洗浄薬剤にさらすことによって、銅導体を全面的に 露出させる処理により汚れを除く。この処理は、剛性回路部分には、そのような 洗浄薬剤に対して耐性のあるアクリルやカプトン等の接着材又は絶縁材は存在し ないので迅速な処理となる。所望により、化学洗浄に代えてプラズマ除染技術を 用いることも可能である。 次に、穴は、貫通メッキされて所望の導体60間を接続する。メッキ形成の貫 通プラグ62は、メッキプラグ62を形成するのは回路50をプリプレグ層56 に積層した後であるため、図6では破線で示している。 次に、メッキ形成のスルーホール62を有する剛性・可撓性回路64の概略を 示す図7を参照する。なお、理解を容易にするためにスルーホール62を拡大し ている。可撓性ケーブル66は、剛性部及び可撓性部と同じ範囲に延在し、また 剛性部68と69との間に延在して印刷回路を接続している。所望により、上側 及び下側表面層は、回路50の剛性基板68の範囲のみに積層する。このような 表面層は、典型的には、ポリイミドガラス又はエポキシガラス製の銅被覆の積層 である。所望により、銅導体配線を表面層の片面あるいは両面に形成できる。 絶縁材料で、つまりグラスファイバー及びエポキシ等の接着材から成る層で形 成されている剛性部68及びその剛性部と同じ範囲に延在する可撓性ケーブル部 分では、これらの絶縁材料が、加熱により基板内部に生じた応力を剛性基板部が 解放できるような特性又は性質を有しているので、基板或いはその一部が高温に さらされたときに、配線の剥がれやメッキ貫通プラグのクラックが防止される。 換言すると、剛性基板68は、アクリル接着材やカプトンのような、高膨張率 や水分吸収性を有する問題のある材料を含んでいない。それは、カプトンやアク リル接着材を含む可撓性ケーブル部は、剛性部まで延びているものの、実質的に 剛性部の内部には延在していないからである。勿論、カプトンやアクリルの層が 剛性部の内部に僅かの距離は延在する可能性はあるが、著しい問題を起こす程で はない。また、本発明の回路を高温半田リフローや高温度にさらしても、銅メッ キ形成の貫通プラグ62のクラックや層の剥離をもたらすような膨張差や収縮差 を発生することはない。更に、水分除去のために行なわれる250°F程度の温 度での、しばしば48時間にも及び長時間の加熱乾燥が不要になる。更に、また 有利な点として、本発明の基板の基板複合体部分に剥離用及び/又は担持用基板 材料を使用することにより、基板の剛性が増し、取り扱いがより容易になる。 本発明は、多数の導体層を有する多層剛性・可撓性基板の製造を可能とする一 方で、例えば4導体層程度という層数がより少ない、優れた性能の多層剛性・可 撓性基板をも提供する。 本発明の例示的な第2の態様を示す図8〜11では、まず初期の工程として、 2枚の銅シート72、74(例えば1又は2オンス銅)を、エポキシなどの接着 材を含浸した1枚又は2枚のグラスファイバーシート(通常プリプレグと呼ばれ る)から成る1つの絶縁層76に積層することにより、基板複合体70を形成す る。軍事的な仕様を満足するため、図面では積層後の銅の平面間に少なくとも3 .5ミルの間隔を持たせるために2枚のガラス層を使用しているが、適当な場合 には1枚のプリプレグでもよい。 基板複合体70の積層に続いて、銅層にフォトリソグラフィ及びエッチングを 施し、ガラス層76上に銅パッド78及び導体80(図9において概略を示す) を形成する。次に、銅に対するエポキシ製プリプレグの接着性を高めるために、 例えば剛性基板の技術分野で典型的に適用される黒色酸化物処理によって、露出 した銅導体パターンを処理する。 切欠き86、88を有する2枚の別の絶縁性プリプレグシート82、84を基 板複合体70の両面上に位置決めする。銅にカプトンを接着する接着性に優れて いるアクリル接着材等の適切な接着材92の層で覆われているカプトン製の可撓 性絶縁体90を、ガラスシート82の一方の面上に位置決めする。接着材層96 で覆われた同様のカプトンシート94を、ガラスシート84の他方の面上に位置 決めする。カプトンやアクリル接着材のような絶縁層は、図10、11に関連し て説明するように、可撓性部に対し柔軟性や引き裂き抵抗特性を与える。 図10に示すように、カプトンシート90、94及びこれらに組み合わされた 接着層92、96は、ガラス層に開けた切欠き86、88の長さよりも僅かに長 く、ガラス層82、84と僅かに、例えば、0.050インチ重なる。上記のシ ートにより形成されたサンドイッチ体を積層して、図9、10に示す印刷回路構 造体98を形成する。理解を容易にするために、図10では切欠き86、88の 辺を示していない。 積層処理の後に、多数の、例えば7枚の回路98間にエポキシ含浸のグラスフ ァイバー層100(図10)を配置し、多数の印刷回路98を正しく位置決めし て重ね合わせる。理解を容易にするために、2つの印刷回路構造体98のみを示 しており、上側の回路構造体98を除いてその概略を示している。 プリプレグシート100に形成された切欠き102は、切欠き86、88(図 8)より僅かに長く、図10に示すように、カプトン層90、94と同じ範囲に 延在し、カプトン層90、94がシート100の縁部に当接している。 回路98を重ね合わせる前に、剛性・可撓性印刷回路構造体の最終構造を単純 にするために、切欠き領域を通って延在する可撓性ケーブル(図11)を切断す るのが望ましい。 7枚の回路98と適当な外側表面層とをを重ね合わせた後に、これら層を積層 し、本例では16層の剛性・可撓性回路(この例では、外側表面層によって1外 側表面層当たり1層が増える)が得られる。次に、所望の導体80間を接続する ために適当なパット部78に穴を開ける。穴は、次いで適切な処理、例えば、こ れらの穴を適切な洗浄薬剤にさらすことによって、銅導体を全面的に露出させる 処理により汚れを除く。この処理は、剛性配線部には、そのような洗浄薬剤に対 して耐性のあるアクリルやカプトン等の接着材又は絶縁材料は存在しないので迅 速な処理となる。所望により、化学洗浄に代えてプラズマ除染技術を用いること も可能である。 次に、穴を貫通するメッキにより所望の導体80間を接続する。メッキ形成の 貫通プラグ104は、メッキプラグを形成するのは、回路98をプリプレグ層1 00に積層した後であるため、図10では破線で示している。 上述のように、カプトンやアクリル接着材等の材料で従来見られた剛性部にお ける熱膨張や水分の含有といった問題は、そのような材料が使用されていないの で避けられる。 次に、メッキ形成のスルーホール104を有する剛性・可撓性配線106の概 略を示す図11を参照する。なお、理解を容易にするためにスルーホール104 を拡大している。可撓性ケーブル110は、剛性部及び可撓性部と同じ範囲に延 在し、また剛性部108と112との間に延在して印刷回路を接続している。所 望により、上側及び下側表面層は、剛性基板領域108内のみの回路98に積層 する。このような表面層は、典型的には、ポリイミドガラス又はエポキシガラス 製の銅被覆の積層である。所望により、銅導体配線を表面層の片面あるいは両面 に形成できる。 絶縁材料で、つまりグラスファイバー及びエポキシ等の接着材から成る層で形 成されている剛性部108及びその剛性部と同じ範囲に延在する可撓性ケーブル 部分では、これらの絶縁材料が、加熱により基板内部に生じた応力を剛性基板部 が解放できるような特性又は性質を有しているので、基板或いはその一部が高温 にさらされたときに、配線の剥がれやメッキ形成の貫通プラグのクラックが防止 される。 換言すると、剛性板108は、アクリル接着材やカプトンのような、高膨張率 や水分吸収性を有する問題のある材料を含んでいない。それは、カプトンやアク リル接着材を含む可撓性ケーブル部は、剛性部まで延びているものの、実質的に 剛性部の内部には延在していないからである。勿論、カプトンやアクリルの層が 剛性部の内部に僅かの距離は延在する可能性があるが、著しい問題を起こす程で はない。また、本発明の回路を高温半田リフローや高温度にさらしても、銅メッ キ形成の貫通プラグ104のクラックや層の剥離をもたらすような膨張差や収縮 差を発生することはない。更に、水分除去のために行なわれる250°F程度の 温度での、しばしば48時間にも及ぶ長時間の加熱乾燥が不要になる。 本発明は、多数の導体層を有する多層剛性・可撓性板の製造を可能とする一方 で、例えば4導体層程度という層数がより少ない、優れた性能の多層剛性・可撓 性板も提供する。 従来の印刷回路には見られない利点をもたらす剛性・可撓性回路を提供する上 記の実施例により本発明を示し且つ記述したが、本発明は、添付の請求の範囲に 記載した本発明の主旨及び範囲から逸脱することなく種々の変形が可能なことは 理解できるであろう。例えば、フォトリソグラフィや回路導体間の接続は、基板 全体をフォトリソグラフィ可能なソルダーマスク層で覆うことによって一度に処 理できる。この方法は、この処理工程のコストを大幅に減少させ、従って製造し た基板の総コストを減少させる利点がある。その他の変更も当然ながら可能であ る。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年11月6日 【補正内容】 請求の範囲 1. 剛性・可撓性印刷回路の製造方法であって、 各絶縁体層を該絶縁体層の周縁部には延在しない1枚の剥離層に付着させて得 られた1枚の絶縁層の相互に対向する面上に1対の導体層を夫々積層して基板複 合体を形成する工程と、 前記導体層にフォトリソグラフィ及びエッチングを行って導体パターンを形成 する工程と、 前記基板複合体を、その周縁部より内側位置で前記剥離層を含んで切断する工 程と、 フォトリソグラフィ及びエッチング済の前記2つの導体層を分離し、且つ、前 記剥離材を前記絶縁層から取り除く工程とを含む方法。 2. 前記剥離材がポリ(フッ化ビニール)である、請求項1に記載の剛性・可 撓性印刷回路板の製造方法。 3.前記絶縁体層がエポキシ接着材を含浸したグラスファイバー層である、請求 項1に記載の剛性・可撓性印刷回路板の製造方法。 4.追加の工程として、前記分離されたフォトリソグラフィ及びエッチング済み の1つの導体層に、切欠き部を有し接着材を含浸した一対の第1絶縁体層と、接 着層で片面を覆われると共に前記切欠き部に延在し前記第1絶縁体層の少なくと も1つの縁部で僅かに重なる絶縁体シートとを積層して、1つの導体層を含む第 1印刷回路構造体を形成する工程と、前記切欠き部領域内の適当な可撓性ケーブ ルを切断する工程と、複数の前記第1印刷回路構造体を、前記絶縁体シートとほ ぼ同じ範囲に延在する切欠き部を有し接着材を含浸した第2絶縁体層を前記第1 印刷回路構造体に介在させつつ、重ね合わせる工程と、前記第1印刷回路構造体 と前記第2絶縁体層とを積層して剛性部及び可撓性部を有する第2印刷回路構造 体を形成する工程と、前記印刷回路構造体の剛性部に穴を形成する工程と、前記 穴を清掃する工程と、前記穴を貫通するメッキにより前記導体層の導体パターン 内の導体を接続する導体プラグを形成する工程とを含み、これによって、前記第 2印刷回路構造体を、前記切欠き部と同じ範囲に延在する領域から切り離されて 前記剛性部から延在する可撓性ケーブルを有する剛性・可撓性配線とする、請求 項1に記載の配線板の製造方法。 5. 前記剛性部内の前記絶縁体シートがエポキシ接着材を含浸したグラスファ イバー層であり、接着層で片面を覆われた前記絶縁体シートが、片面をアクリル 接着材で覆われたポリイミド薄膜層である、請求項4に記載の方法。 6.片面を接着材で覆われた前記絶縁体シートに代えて、フォトリソグラフィ可 能なソルダーマスクを使用する、請求項5に記載の方法。 7. 剛性・可撓性印刷回路を製造する方法であって、 各絶縁体層を該絶縁体層の周縁部には延在しない1枚の剥離層に付着させて得 られた1枚の絶縁層の相互に対向する面に1対の導体層を夫々積層して基板複合 体を形成する工程と、 前記導体層にフォトリソグラフィ及びエッチングを行って導体パターンを形成 する工程と、 前記基板複合体を、その周縁部の内側位置で前記剥離層を含んで切断する工程 と、 フォトリソグラフィ及びエッチング済の前記2つの導体層を分離し、且つ、前 記剥離材を前記絶縁層から取り除く工程と、 前記分離したフォトリソグラフィ及びエッチング済みの1つの導体層に、切欠 き部を有し接着材を含浸した一対の第1絶縁体層と、接着層で片面を覆われると 共に前記切欠き部と同じ範囲に延在し前記第1絶縁体層の少なくとも1つの縁部 に僅かに重なる絶縁体シートとを積層して、1つの導体層を含む第1印刷回路構 造体を形成する工程と、前記切欠き部領域内の適当な可撓性ケーブルを切断する 工程と、複数の前記第1印刷回路構造体を、前記絶縁体シートとほぼ同じ範囲に 延在する切欠き部を有し接着材を含浸した第2絶縁体層を前記第1印刷回路構造 体間に介在させつつ、重ね合わせる工程と、前記第1印刷回路構造体と前記第2 絶縁体層とを積層して剛性部及び可撓性部を有する第2印刷回路構造体を形成す る工程と、該印刷回路構造体の剛性部に穴を形成する工程と、前記穴を清掃する 工程と、前記穴を貫通するメッキにより前記導体層の導体パターン内の導体を接 続する導体プラグを形成する工程とを含み、これによって、前記第2印刷回路構 造体を、前記切欠き部と同じ範囲に延在する領域から切り離されて前記剛性部か ら延在する可撓性ケーブルを有する剛性・可撓性配線とする方法。 8. 前記剛性部内の絶縁体シートがエポキシ接着材を含浸したグラスファイバ ー層であり、接着層により片面が覆われた前記可撓性部内の絶縁体シートが、ア クリル接着層を担持するポリイミド薄膜層である、請求項7に記載の方法。 9. 片面が接着材で覆われた前記絶縁体シートに代えて、フォトリソグラフィ 可能なソルダーマスクを使用する、請求項8に記載の方法。 10. 剛性部及び可撓性部を有する回路板の製造方法であって、 各絶縁体層を該絶縁体層の周縁部には延在しない1枚の剥離層に付着させて得 られた1枚の絶縁層の相互に対向する面に1対の導体層を夫々積層して基板複合 体を形成する工程と、 前記導体層にフォトリソグラフィ及びエッチングを行って導体パターンを形成 する工程と、 前記基板複合体を、その周縁部の内側位置で前記剥離層を含んで切断する工程 と、 フォトリソグラフィ及びエッチング済の前記2つの導体層を分離し、前記剥離 材を前記絶縁層から取り除く工程と、 前記フォトリソグラフィ及びエッチング済みの1つの導体層に、対の各層が可 撓性にすべき配線板領域に対応する切欠き部を形成するために除去された部分を 有する第1の剛性部絶縁材料の対と、前記剛性部絶縁材料と同じ範囲に延在しそ れぞれの剛性部絶縁材料と該剛性部絶縁材料の切欠き部の縁部において僅かに重 なる1対の可撓性部絶縁材料シートとを積層し、これによって1つの導体層を含 む第1印刷回路構造体を形成する工程と、 前記可撓性部絶縁材料シート及び第1絶縁体層を切断して、前記剛性部の絶縁 体層の切欠き部と少なくとも部分的に同じ範囲に延在する少なくとも1つの可撓 性ケーブルを形成する工程とを含む方法。 11. 追加の工程として、 更に積層された剛性部となるべき剛性部と同じ範囲に延在する剛性部絶縁材料 を介在層として複数の前記第1配線構造体を重ねる工程と、 前記複数の重ねた第1印刷回路構造体と介在する絶縁体層とを積層して、剛性 部及び可撓性部を有する第2印刷回路構造体を形成する工程と、 前記第2印刷回路構造体の剛性部内に穴を形成する工程と、 前記穴を貫通するメッキにより前記導体パターン内の導体間を接続する導体プ ラグを形成するとを含む、請求項10に記載の剛性部及び可撓性部を有する印刷 回路板の製造方法。 12. 前記剛性部絶縁材料が熱活性化エポキシ接着材を含浸したグラスファイ バーであり、前記可撓性部の絶縁材料が片面をアクリル接着材で覆われたポリイ ミド薄膜である、請求項10に記載の回路板の製造方法。 13. 片面を接着層で覆われた前記絶縁体シートに代えて、フォトリソグラフ ィ可能なソルダーマスクを使用する、請求項12に記載の製造方法。 14. フォトリソグラフィ後に2枚の個々の基板複合体に分離可能な、2枚の 剛性・可撓性回路板を作成できる剛性・可撓性印刷回路の基板複合体てあって、 各絶縁体層を該絶縁体層の周縁部には延在しない1枚の剥離層に付着させて得 られた1枚の絶縁層の相互に対向する面に夫々積層されて基板複合体を形成する 1対の導体層を備え、 前記導体層にフォトリソグラフィ及びエッチングを行って導体パターンを形成 し、 前記基板複合体を、その周縁部の内側位置で前記剥離層を含んで切断し、 フォトリソグラフィ及びエッチング済の前記2つの導体層を分離し、且つ、前 記剥離材を前記絶縁層から取り除くことを特徴とする基板複合体。 15.前記剥離材はポリ(フッ化ビニール)である、請求項14に記載の剛性・ 可撓性基板複合体。 16.前記絶縁層はエポキシ接着材を含浸したグラスファイバー層である、請求 項14に記載の剛性・可撓性基板複合体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマン,ジョセフ,エー アメリカ合衆国 ニューハンプシャー州 03034 キャンディア クリチェットロー ド 183

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 剛性・可撓性印刷回路の製造方法であって、 双方の絶縁体層を該絶縁体層の周縁部には延在しない1枚の剥離層に付着させ て得られた1枚の絶縁層の相互に対向する面上に1対の導体層を夫々積層して基 板複合体を形成する工程と、 前記導体層にフォトリソグラフィ及びエッチングを行って導体パターンを形成 する工程と、 前記基板複合体を、その周縁部より内側位置で前記剥離層を含んで切断する工 程と、 フォトリソグラフィ及びエッチング済の前記2つの導体層を分離し、且つ、前 記剥離材を前記絶縁層から取り除く工程とを含む方法。 2. 前記剥離材がポリ(フッ化ビニール)である、請求項1に記載の剛性・可 撓性印刷回路板の製造方法。 3.前記絶縁体層がエポキシ接着材を含浸したグラスファイバー層である、請求 項1に記載の剛性・可撓性印刷回路板の製造方法。 4.追加の工程として、前記分離されたフォトリソグラフィ及びエッチング済み の1つの導体層に、切欠き部を有し接着材を含浸した一対の第1絶縁体層と、接 着層で片面を覆われると共に前記切欠き部に延在し前記第1絶縁体層の少なくと も1つの縁部で僅かに重なる絶縁体シートとを積層して、1つの導体層を含む第 1印刷回路構造体を形成する工程と、前記切欠き部領域内の適当な可撓性ケーブ ルを切断する工程と、複数の前記第1印刷回路構造体を、前記絶縁体シートとほ ぼ同じ範囲に延在する切欠き部を有し接着材を含浸した第2絶縁体層を前記第1 印刷回路構造体に介在させつつ、重ね合わせる工程と、前記第1印刷回路構造体 と前記第2絶縁体層とを積層して剛性部及び可撓性部を有する第2印刷回路構造 体を形成する工程と、前記印刷回路構造体の剛性部に穴を形成する工程と、前記 穴を清掃する工程と、前記穴を貫通するメッキにより前記導体層の導体パターン 内の導体を接続する導体プラグを形成する工程とを含み、これによって、前記第 2印刷回路構造体を、前記切欠き部と同じ範囲に延在する領域から切り離されて 前記剛性部から延在する可撓性ケーブルを有する剛性・可撓性配線とする、請求 項1に記載の配線板の製造方法。 5. 前記剛性部内の前記絶縁体シートがエポキシ接着材を含浸したグラスファ イバー層であり、接着層で片面を覆われた前記絶縁体シートが、片面をアクリル 接着材で覆われたポリイミド薄膜層である、請求項4に記載の方法。 6.片面を接着材で覆われた前記絶縁体シートに代えて、フォトリソグラフィ可 能なソルダーマスクを使用する、請求項5に記載の方法。 7. 剛性・可撓性印刷回路を製造する方法であって、 双方の絶縁体層を該絶縁体層の周縁部には延在しない1枚の剥離層に付着させ て得られた1枚の絶縁層の相互に対向する面に1対の導体層を夫々積層して基板 複合体を形成する工程と、 前記導体層にフォトリソグラフィ及びエッチングを行って導体パターンを形成 する工程と、 前記基板複合体を、その周縁部の内側位置で前記剥離層を含んで切断する工程 と、 フォトリソグラフィ及びエッチング済の前記2つの導体層を分離し、且つ、前 記剥離材を前記絶縁層から取り除く工程と、 前記分離したフォトリソグラフィ及びエッチング済みの1つの導体層に、切欠 き部を有し接着材を含浸した一対の第1絶縁体層と、接着層で片面を覆われると 共に前記切欠き部と同じ範囲に延在し前記第1絶縁体層の少なくとも1つの縁部 に僅かに重なる絶縁体シートとを積層して、1つの導体層を含む第1印刷回路構 造体を形成する工程と、前記切欠き部領域内の適当な可撓性ケーブルを切断する 工程と、複数の前記第1印刷回路構造体を、前記絶縁体シートとほぼ同じ範囲に 延在する切欠き部を有し接着材を含浸した第2絶縁体層を前記第1印刷回路構造 体間に介在させつつ、重ね合わせる工程と、前記第1印刷回路構造体と前記第2 絶縁体層とを積層して剛性部及び可撓性部を有する第2印刷回路構造体を形成す る工程と、該印刷回路構造体の剛性部に穴を形成する工程と、前記穴を清掃する 工程と、前記穴を貫通するメッキにより前記導体層の導体パターン内の導体を接 続する導体プラグを形成する工程とを含み、これによって、前記第2印刷回路構 造体を、前記切欠き部と同じ範囲に延在する領域から切り離されて前記剛性部か ら延在する可撓性ケーブルを有する剛性・可撓性配線とする方法。 8. 前記剛性部内の絶縁体シートがエポキシ接着材を含浸したグラスファイバ ー層であり、接着層により片面が覆われた前記可撓性部内の絶縁体シートが、ア クリル接着層を担持するポリイミド薄膜層である、請求項7に記載の方法。 9. 片面が接着材で覆われた前記絶縁体シートに代えて、フォトリソグラフィ 可能なソルダーマスクを使用する、請求項8に記載の方法。 10. 剛性部及び可撓性部を有する回路板の製造方法であって、 双方の絶縁体層を該絶縁体層の周縁部には延在しない1枚の剥離層に付着させ て得られた1枚の絶縁層の相互に対向する面に1対の導体層を夫々積層して基板 複合体を形成する工程と、 前記導体層にフォトリソグラフィ及びエッチングを行って導体パターンを形成 する工程と、 前記基板複合体を、その周縁部の内側位置で前記剥離層を含んで切断する工程 と、 フォトリソグラフィ及びエッチング済の前記2つの導体層を分離し、前記剥離 材を前記絶縁層から取り除く工程と、 前記フォトリソグラフィ及びエッチング済みの1つの導体層に、対の各層が可 撓性にすべき配線板領域に対応する切欠き部を形成するために除去された部分を 有する第1の剛性部絶縁材料の対と、前記剛性部絶縁材料と同じ範囲に延在しそ れぞれの剛性部絶縁材料と該剛性部絶縁材料の切欠き部の縁部において僅かに重 なる1対の可撓性部絶縁材料シートとを積層し、これによって1つの導体層を含 む第1印刷回路構造体を形成する工程と、 前記可撓性部絶縁材料シート及び第1絶縁体層を切断して、前記剛性部の絶縁 体層の切欠き部と少なくとも部分的に同じ範囲に延在する少なくとも1つの可撓 性ケーブルを形成する工程とを含む方法。 11. 追加の工程として、 更に積層された剛性部となるべき剛性部と同じ範囲に延在する剛性部絶縁材料 を介在層として複数の前記第1配線構造体を重ねる工程と、 前記複数の重ねた第1印刷回路構造体と介在する絶縁体層とを積層して、剛性 部及び可撓性部を有する第2印刷回路構造体を形成する工程と、 前記第2印刷回路構造体の剛性部内に穴を形成する工程と、 前記穴を貫通するメッキにより前記導体パターン内の導体間を接続する導体プ ラグを形成するとを含む、請求項10に記載の剛性部及び可撓性部を有する印刷 回路板の製造方法。 12. 前記剛性部絶縁材料が熱活性化エポキシ接着材を含浸したグラスファイ バーであり、前記可撓性部の絶縁材料が片面をアクリル接着材で覆われたポリイ ミド薄膜である、請求項10に記載の回路板の製造方法。 13. 片面を接着層で覆われた前記絶縁体シートに代えて、フォトリソグラフ ィ可能なソルダーマスクを使用する、請求項12に記載の製造方法。 14. フォトリソグラフィ後に2枚の個々の基板複合体に分離可能な、2枚の 剛性・可撓性回路板を作成できる剛性・可撓性印刷回路の基板複合体であって、 双方の絶縁体層を該絶縁体層の周縁部には延在しない1枚の剥離層に付着させ て得られた1枚の絶縁層の相互に対向する面に夫々積層されて基板複合体を形成 する1対の導体層と、 前記導体層にフォトリソグラフィ及びエッチングを行って導体パターンを形成 し、 前記基板複合体を、その周縁部の内側位置で前記剥離層を含んで切断し、 フォトリソグラフィ及びエッチング済の前記2つの導体層を分離し、且つ、前 記剥離材を前記絶縁層から取り除くことを特徴とする基板複合体。 15.前記剥離材はポリ(フッ化ビニール)である、請求項14に記載の剛性・ 可撓性基板複合体。 16.前記絶縁層はエポキシ接着材を含浸したグラスファイバー層である、請求 項14に記載の剛性・可撓性基板複合体。
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