JPH05110254A - 多層プリント配線板の製造方法 - Google Patents

多層プリント配線板の製造方法

Info

Publication number
JPH05110254A
JPH05110254A JP29996791A JP29996791A JPH05110254A JP H05110254 A JPH05110254 A JP H05110254A JP 29996791 A JP29996791 A JP 29996791A JP 29996791 A JP29996791 A JP 29996791A JP H05110254 A JPH05110254 A JP H05110254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blind
wiring board
printed wiring
multilayer printed
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29996791A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiji Nagaya
不三二 長屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ibiden Co Ltd filed Critical Ibiden Co Ltd
Priority to JP29996791A priority Critical patent/JPH05110254A/ja
Publication of JPH05110254A publication Critical patent/JPH05110254A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多層プリント配線板の製造方法において,ブ
ラインドスルーホールからのオーバーフロー樹脂の発生
及びその除去操作をなくすること。 【構成】 内層回路99と,ブラインドスルーホール3
とを形成してなる基板91,92を,プリプレグ5を介
して複数枚積層し,これらを加熱圧着して多層プリント
配線板を製造する方法において,該基板91,92及び
プリプレグ5を積層する前に,上記基板91,92にお
ける内層回路99の側から,上記ブラインドスルーホー
ル3内に充填用樹脂1を充填する。また,充填用樹脂1
は,基板の内層回路99の全表面にも塗布することが好
ましい。その充填法としては,例えばスクリーン印刷に
よる2度刷りがある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,ブラインドスルーホー
ルにおけるオーバーフロー樹脂の除去操作を必要としな
い多層プリント配線板の製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】多層プリント配線板は,例えば図5(b)
に示すごとく,内層回路99とブラインドスルーホール
3を形成してなる基板91及び92が,プリプレグ5を
介して積層されている。上記内層回路99としては,図
5(a),(b)に示すごとく,導体回路やスルーホー
ルのランドなどがあり,これらは,その内側に銅箔層
8,外側に金属メッキ7からなる2層構造をとってい
る。そして,内層回路99は,絶縁基板9の表面に形成
されている。また,ブラインドスルーホール3は,基板
91,92をそれぞれ貫通して,形成されている。ブラ
インドスルーホール3の壁面は,金属メッキ7が施され
ており,基板の表面側と裏面側に設けられた回路を電気
的に接続している。また,プリプレグ5は,絶縁性のガ
ラスクロスとエポキシ樹脂からなる複合材を用いてい
る。
【0003】次に,上記多層プリント配線板の製造方法
について説明する。まず,図5(a)に示すごとく,内
層回路99とブラインドスルーホール3を有し黒化処理
膜61を施した2枚の基板91,92を準備する。次
に,上記基板91と基板92をそれぞれの内層回路99
が内側に向くように配置し,上記2枚の基板91,92
の間にプリプレグ5を介在させる。そして,図5(b)
に示すごとく,これら基板91,92及びプリプレグ5
を加熱圧着し,プリプレグ5に含まれる樹脂を溶融させ
る。そして,該溶融樹脂を基板間及びブラインドスルー
ホール3内に充填させる。その後,冷却することによ
り,プリプレグ5を硬化させ,多層プリント配線板を得
る。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら,従来の多層プ
リント配線板の製造方法においては,図5(b)に示す
ごとく,ブラインドスルーホール3からプリプレグ5が
突出し,オーバーフロー樹脂39を形成する。該オーバ
ーフロー樹脂39は,多層プリント配線板の外層回路を
形成する時に邪魔となるので除去されなければならな
い。そこで,その除去法として,研磨法とエッチング法
がある。研磨法としては,スクラブ研磨やバフ研磨など
がある。しかし,これらの方法では,ブラインドスルー
ホール3付近の金属メッキ7及び銅箔層8に損傷を与え
てしまう。その上,オーバーフロー樹脂39をすべて取
り除くことは非常に困難である。
【0005】一方,エッチング法は,オーバーフロー樹
脂39以外の表面をマスクしてエッチング液に浸漬する
ことにより,オーバーフロー樹脂39を化学反応で溶解
除去する。しかし,この方法では,エッチング液に浸漬
している間に,多層プリント配線板表面の金属メッキ7
や銅箔層8をも溶解し損傷を与えるおそれがある。そこ
で,エッチング液への浸漬時間を短くすることが考えら
れる。しかし,この場合には,オーバーフロー樹脂39
の腐蝕残りができ,オーバーフロー樹脂39を完全に除
去するのは非常に困難である。従って,ブラインドスル
ーホールから突出したオーバーフロー樹脂を完全に除去
することは非常に困難である。本発明は,かかる従来の
問題点に鑑み,ブラインドスルーホールにおけるオーバ
ーフロー樹脂の除去操作を必要としない,多層プリント
配線板の製造方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】本発明は,内層回路とブラインドス
ルーホールとを形成してなる基板を,プリプレグを介し
て複数枚積層し,これらを加熱圧着して,ブラインドス
ルーホールを有する多層プリント配線板を製造する方法
において,上記基板における内層回路側から,上記ブラ
インドスルーホール内に充填用樹脂を充填し,次いで複
数枚の該基板をプリプレグを介して積層し,加熱圧着す
ることを特徴とする多層プリント配線板の製造方法にあ
る。本発明において最も注目すべきことは,複数枚の基
板をプリプレグを介して積層する前に,基板の内層回路
側から,ブラインドスルーホール内に予め充填用樹脂を
充填させておくことにある。
【0007】本発明において上記充填用樹脂は,例えば
エポキシ樹脂,ソルダーレジストインキなどを用いる。
また,その充填法としては,例えば,上記基板を平らな
通気性印刷台の上に載き,♯150程度のステンレスメ
ッシュ版を用いたスクリーン印刷による2度刷りをブラ
インドスルーホール及びその付近で行う。なお,充填用
樹脂はブラインドスルーホール付近だけでなく,基板の
内層回路側の全表面に塗布しても良い。このように,ブ
ラインドスルーホールに充填用樹脂を充填したプリント
基板は,その複数板を,プリプレグを介して積層し,従
来と同様に加熱圧着する。また,上記ブラインドスルー
ホールへの充填用樹脂の充填は,充填用樹脂の先端部が
ブラインドスルーホールの先端開口部分より若干内側に
位置するように行う(図2,図3参照)。
【0008】
【作用及び効果】本発明の多層プリント配線板の製造方
法においては,複数枚の基板をプリプレグを介して積層
する前に,予めブラインドスルーホール内に充填用樹脂
を充填している。そのため,プリプレグが溶融したと
き,該プリプレグはブラインドスルーホール内に侵入せ
ず,従来のように,外層回路側に突出してくることはな
い。したがって,従来のように,複数枚の基板を積層し
た後に,外層回路側に突出してきたオーバーフロー樹脂
を研磨或いはエッチング等により除去する操作を必要と
しない。したがって,本発明によれば,ブラインドスル
ーホールにおける,オーバーフロー樹脂の除去操作を必
要としない,多層プリント配線板の製造方法を提供する
ことができる。
【0009】
【実施例】実施例1 本発明の実施例にかかる多層プリント配線板につき,図
1〜図4を用いて説明する。本例において得ようとする
多層プリント配線板は,図4に示すごとく,内層回路9
9及びブラインドスルーホール3内に充填用樹脂1を印
刷,充填した2枚の基板91,92がプリプレグ5を介
して積層されたものである。上記基板91,92は,厚
さ200μmのガラスエポキシ樹脂基板からなる絶縁基
板9と,これを貫通したブラインドスルーホール3と,
導体回路及びランドなどの内層回路99とよりなる。そ
して,内層回路99は,その内側の銅箔層8とその外側
の銅メッキ7との2層から形成されている。そして,銅
箔層8の厚さは12μm,銅メッキ7は約10μmであ
る。
【0010】一方,外層回路990は,その内側から銅
箔層8,銅メッキ7,そして銅メッキ6の3層よりな
る。そして,銅メッキ6の厚さは約10μmで,他の銅
箔層8及び銅メッキ7は,内層回路99と同様の厚さで
ある。更に,ブラインドスルーホール3の口径は300
μmで,壁面は厚さ約10μmの銅メッキ7で被覆され
ている。上記充填用樹脂1は,上記基板の内層回路99
側から塗布されており,その先端部は,ブラインドスル
ーホール3の先端開口部よりも若干内側にある。充填用
樹脂1としては,チキソ性の高いCCR−232GVイ
ンキ(アサヒ化研)を用いた。そして,内層回路99側
の表面における充填用樹脂1の厚さは約40〜50μm
である。上記プリプレグ5は,ガラスエポキシ樹脂から
なり,この厚さは,約100〜120μmである。
【0011】次に,上記多層プリント配線板の製造方法
を説明する。まず,図1(a)に示すごとく,絶縁基板
9の両表面に銅箔層8を有する基板91を準備する。次
に,図1(b)に示すごとく,ブラインドスルーホール
3をドリルで穿設する。次いで,図1(c)に示すごと
く,基板全体を銅メッキ7で被覆する。そして,図1
(d)に示すごとく,基板91に内層回路99を形成
し,次いで後述の充填用樹脂1との接合性向上のため
に,表面に黒化処理膜61を施す。
【0012】次に,図2(a)に示すごとく,その基板
91を,内層回路99側を上に向けて,平らな通気性印
刷台19上に載せる。そして,その上にスクリーン印刷
による2度刷りで充填用樹脂1を塗布する。即ち,ステ
ンレス製の150メッシュのスクリーン170の上に,
上記インキよりなる充填用樹脂1を載せ,スキージー1
7を移動させ,上記スクリーン170の小孔から充填用
樹脂1を基板91の内層回路99の表面に塗布する。こ
のとき,充填用樹脂1が,ブラインドスルーホール3の
内部へも充填される。これにより,図2(b)に示すご
とく,内層回路99の全表面及びブラインドスルーホー
ル3内を充填用樹脂1で,塗布及び充填した基板91を
得る。
【0013】また,上記と同様に,充填用樹脂1を内層
回路99に塗布すると共にブラインドスルーホール3内
に充填した基板92を作製する。そして,これらの基板
91,92について,図2(c)に示すごとく,その外
層側995の黒化処理膜61を酸化処理により除去した
後,両者を内層回路99が対面するように配置し,その
間にプリプレグ5を介在させる。そして,図3に示すご
とく,上記基板91,92及びプリプレグ5の積層体を
加熱圧着する。この時の条件は,30torr以下の真
空状態で,基板91,92の表面への加圧を30kg/
cm2 ,熱盤温度の最高値を175℃以上とし,2時間
加熱加圧する。その後,同様の真空加圧状態で1時間水
で冷却し,プリプレグ5及び充填用樹脂1を硬化させ
る。
【0014】そして,図4に示すごとく,上記エッチン
グ処理により多層プリント配線板の外層側995に外層
回路990を形成する。次いで,外層回路990上に銅
メッキ層6を形成し,更に,その外層側995にソルダ
ーレジスト4を被覆する。上記より知られるごとく,上
記製造方法により得られた多層プリント配線板は,積層
時にブラインドスルーホール3から,従来のごとくプリ
プレグ5がオーバーフローしない。それ故,本例におい
ては,外層回路990上のオーバーフロー樹脂の除去を
必要としない。そのため,多層プリント配線板の外層回
路形成を支障なく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における,多層プリント配線板の製造工
程説明図。
【図2】図1に続く,製造工程説明図。
【図3】図2に続く,製造工程説明図。
【図4】実施例における,多層プリント配線板の断面
図。
【図5】従来例における,多層プリント配線板の製造工
程説明図。
【符号の説明】
1...充填用樹脂, 3...ブラインドスルーホール, 5...プリプレグ, 7...金属メッキ, 8...銅箔層, 9...絶縁基板, 91,92...基板, 99...内層回路, 990...外層回路,

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内層回路とブラインドスルーホールとを
    形成してなる基板を,プリプレグを介して複数枚積層
    し,これらを加熱圧着して,ブラインドスルーホールを
    有する多層プリント配線板を製造する方法において, 上記基板における内層回路側から,上記ブラインドスル
    ーホール内に充填用樹脂を充填し,次いで複数枚の該基
    板をプリプレグを介して積層し,加熱圧着することを特
    徴とする多層プリント配線板の製造方法。
JP29996791A 1991-10-18 1991-10-18 多層プリント配線板の製造方法 Pending JPH05110254A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29996791A JPH05110254A (ja) 1991-10-18 1991-10-18 多層プリント配線板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29996791A JPH05110254A (ja) 1991-10-18 1991-10-18 多層プリント配線板の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05110254A true JPH05110254A (ja) 1993-04-30

Family

ID=17879141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29996791A Pending JPH05110254A (ja) 1991-10-18 1991-10-18 多層プリント配線板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05110254A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5832599A (en) * 1995-03-15 1998-11-10 Northrop Grumman Corporation Method of interfacing detector array layers
US5915756A (en) * 1996-08-22 1999-06-29 Altera Corporation Method to fill via holes between two conductive layers
US6376049B1 (en) 1997-10-14 2002-04-23 Ibiden Co., Ltd. Multilayer printed wiring board and its manufacturing method, and resin composition for filling through-hole
CN103369871A (zh) * 2012-03-30 2013-10-23 北大方正集团有限公司 多层印刷电路板及其制作方法
CN110213890A (zh) * 2019-04-17 2019-09-06 奥士康科技股份有限公司 一种用于5g电路板制造的树脂塞孔方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5832599A (en) * 1995-03-15 1998-11-10 Northrop Grumman Corporation Method of interfacing detector array layers
US5915756A (en) * 1996-08-22 1999-06-29 Altera Corporation Method to fill via holes between two conductive layers
US6376049B1 (en) 1997-10-14 2002-04-23 Ibiden Co., Ltd. Multilayer printed wiring board and its manufacturing method, and resin composition for filling through-hole
US6376052B1 (en) 1997-10-14 2002-04-23 Ibiden Co., Ltd. Multilayer printed wiring board and its production process, resin composition for filling through-hole
USRE40947E1 (en) 1997-10-14 2009-10-27 Ibiden Co., Ltd. Multilayer printed wiring board and its manufacturing method, and resin composition for filling through-hole
CN103369871A (zh) * 2012-03-30 2013-10-23 北大方正集团有限公司 多层印刷电路板及其制作方法
CN110213890A (zh) * 2019-04-17 2019-09-06 奥士康科技股份有限公司 一种用于5g电路板制造的树脂塞孔方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5243142A (en) Printed wiring board and process for producing the same
JP4187352B2 (ja) ビルドアップ多層プリント配線板及びビルドアップ多層プリント配線板の製造方法
JP2001251054A (ja) 多層プリント配線板用回路基板の製造方法
JP2002094236A (ja) 多層回路基板の製造方法
JPH05110254A (ja) 多層プリント配線板の製造方法
KR20190124616A (ko) 인쇄회로기판 제조방법
JPH01282892A (ja) 多層印刷配線板の製造方法
JP2001015919A (ja) 多層プリント配線板用回路基板とその製造方法および多層プリント配線板
JP4545866B2 (ja) 多層プリント配線板用回路基板の製造方法
JP3253886B2 (ja) 多層プリント配線板用片面回路基板とその製造方法、および多層プリント配線板
JP2001185854A (ja) 多層プリント配線板およびその製造方法
JP2001257476A (ja) 多層配線基板及びその製造方法
JPH08274466A (ja) 多層印刷配線板の製造方法
JP7430494B2 (ja) 多層配線板用の接続穴形成方法及びこれを用いた多層配線板の製造方法
JPH10117068A (ja) 導電性シート及び該導電性シートを用いた多層プリント配線板の製造方法
JPH10126058A (ja) 多層プリント配線板の製造方法
JPH0359596B2 (ja)
JPH05167250A (ja) 多層プリント配線板の製造方法
JP2921400B2 (ja) 多層プリント配線板及びその製造方法
JPH10313177A (ja) 多層印刷配線板の製造方法
JP2808951B2 (ja) プリント配線板の製造方法
JP2004031828A (ja) 多層プリント配線板
JP2001308521A (ja) 多層回路基板の製造方法
JPH03194998A (ja) 多層回路板の製造方法
JP2508981B2 (ja) 多層印刷配線板とその製造方法