JPH09507229A - 7−[カルボキシアルキルまたはアルケニル]−6−[アルキルまたはアルケニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2.1]オクタンおよびその誘導体 - Google Patents

7−[カルボキシアルキルまたはアルケニル]−6−[アルキルまたはアルケニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2.1]オクタンおよびその誘導体

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JPH09507229A JP7518044A JP51804495A JPH09507229A JP H09507229 A JPH09507229 A JP H09507229A JP 7518044 A JP7518044 A JP 7518044A JP 51804495 A JP51804495 A JP 51804495A JP H09507229 A JPH09507229 A JP H09507229A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、7−[カルボキシアルキルまたはアルケニル]−6−[アルキルまたはアルケニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2.1]オクタンおよびその誘導体に関する。とりわけ、そのカルボキシル基のヒドロキシル、ニトロ、アミノ、アミド、アジド、オキシム、チオール、エーテルおよびチオールエーテル誘導体を包含する。とりわけ、7−[6−カルボキシ−2−ヘキセニル]−6−[3−ヒドロキシ−1−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2.1]オクタンおよびその誘導体を開示する。本発明の化合物は、眼圧降下剤として、並びに(a)出血を防止するためのトロンボキサン類似剤として(例えば、手術時の出血; 抜歯時の出血; 胃腸疾患、並びに痔疾、炎症性腸疾患、胃潰瘍および消化性潰瘍のような症状に伴う出血; 発作の結果としての出血; 視力の低下をもたらす網膜疾患の合併症としての出血、並びに月経、出産および子宮機能障害に伴う出血の防止)、および(b)全身性低血圧を処置するための選択的血管収縮剤として(例えば、出血性、アナフィラキシーまたは敗血症性ショックを受けた動物の正常血圧の回復において; 眼、皮膚および鼻において局所的に抗炎症効果をもたらすために; 火傷等における血漿滲出の抑制のために; 封入賦形剤中の薬物および診断薬の血流によるデリバリーを最適化するために)、有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 7−[カルボキシアルキルまたはアルケニル]−6−[アルキルまたはアルケニ ル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2.1]オクタンおよびその誘導 体 発明の分野 本発明は、7−[カルボキシアルキルまたはアルケニル]−6−[アルキルまた はアルケニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2.1]オクタンおよ びその誘導体に関する。とりわけ、そのカルボキシル基のヒドロキシル、ニトロ 、アミノ、アミド、アジド、オキシム、チオール、エーテルおよびチオールエー テル誘導体を包含する。とりわけ、7−[6−カルボキシ−2−ヘキセニル]−6 −[3−ヒドロキシ−1−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[ 3.2.1]オクタンおよびその誘導体を開示する。本発明の化合物は、眼圧降下 剤として、並びに(a)出血を防止するためのトロンボキサン類似剤として(例えば 、手術時の出血;抜歯時の出血;胃腸疾患、並びに痔疾、炎症性腸疾患、胃漬瘍 および消化性潰瘍のような症状に伴う出血;発作の結果としての出血;視力の低 下をもたらす網膜疾患の合併症としての出血、並びに月経、出産および子宮機能 障害に伴う出血の防止)、および(b)全身性低血圧を処置するための選択的血管収 縮剤として(例えば、出血性、アナフィラキシーまたは敗血症性ショックを受け た動物の正常血圧の回復において;眼、皮膚および鼻において局所的に抗炎症効 果をもたらすために;火傷等における血漿滲出の抑制のために;封入賦形剤中の 薬物および診断薬の血流によるデリバリーを最適化するために)、有用である。 発明の背景 眼圧降下剤は、多様な高眼圧症状、例えば術後およびレーザートラベクレクト ミー後の高眼圧や、緑内障の処置において、並びに術前の補助薬として有用であ る。 緑内障は、眼圧の上昇により特徴付けられる眼疾患である。緑内障は、その病 因により、原発性または続発性として分類されている。例えば、成人の原発性緑 内障(先天性緑内障)は、開放隅角緑内障であるか、または急性もしくは慢性の閉 塞隅角緑内障であり得る。続発性緑内障は、ブドウ膜炎、眼内腫瘍または拡大し た白内障のような既存の眼疾患から生じる。 原発性緑内障の原因は、未だ解明されていない。その眼圧上昇は、房水流出遮 断による。慢性開放隅角緑内障においては、前房およびその解剖学的構造は正常 に見えるが、房水の排出は妨げられる。急性または慢性の閉塞隅角緑内障におい ては、前房が浅く、透過角が狭く、虹彩がシュレンム管の入口の小柱網を閉塞し 得る。瞳孔の拡張により、虹彩根部が隅角に対して前方に押され、および瞳孔ブ ロックを起こして、病状を急進し得る。前房隅角の狭い眼は、種々の重篤度の急 性閉塞隅角緑内障に患る素因を有する。 続発性緑内障は、後房から前房、次いでシュレンム管への房水の流れのいかな る妨害によっても起こる。前房の炎症性疾患は、膨隆虹彩における完全な虹彩後 癒着を起こすことにより房水排出を妨げ得、排液路を滲出物で閉塞し得る。他の 通常の原因は、眼内腫瘍、拡大した白内障、網膜中心静脈閉塞、眼の外傷、手術 操作および眼内出血である。 すべての種類を考慮すると、緑内障は、40歳を超えるすべての人の約2%に 起こり、視力が急速に損われるまで何年間も無症候性であり得る。手術が指示さ れない場合、局所用β−アドレナリン受容体拮抗剤が、従来、緑内障処置薬物と して選択されている。 プロスタグランジンはかつて、有効な眼圧上昇剤であると見なされていた;し かし、過去20年間に蓄積された証拠によると、いくつかのプロスタグランジン は非常に有効な眼圧降下剤であり、緑内障の長期処置に好適であることがわかっ た。[例えば、スター,エム・エス(Starr,M.S.)、エクスペリメンタル・ アイ・リサーチ(Exp.Eye Res.)、1971、11、170〜177頁;ビ ト,エル・ゼット(Bito,L.Z.)、バイオロジカル・プロテクション・ウィ ズ・プロスタグランジンズ(Biological Protection with Prostagandins) 、コーヘン,エム・エム(Cohen,M.M.)編、ボカ・レイトン(Boca Raton )、フロリダ、CRCプレス社(CRC Press Inc.)、1985、231〜 252頁;並びにビト,エル・ゼット、アプライド・ファーマコロジー・イン・ ザ・ メディカル・トリートメント・オブ・グラウコマズ(Applied Pharmacology in the Medical Treatment of Glaucomas)、ドランス,エス・エム(Dr ance,S.M.)およびニューフェルド,エイ・エイチ(Neufeld,A.H.)編 、ニューヨーク、グルーン・アンド・ストラットン(Grune & Stratton)、 1984、477〜505頁参照。]そのようなプロスタグランジンは、PGF2 α 、PGF、PGE2、およびそれらの脂溶性エステル(例えば、1−イソプ ロピルエステルのようなC1−C5アルキルエステル)を包含する。 米国特許第4599353号において、ある種のプロスタグランジン、とりわ けPGE2およびPGF並びに後者のC1−C5アルキルエステルが眼圧降下活 性を有することが報告され、緑内障処置に使用することが提案された。 プロスタグランジンによる眼圧降下の詳しいメカニズムは未だわかっていない が、最近の実験結果により、ブドウ膜強膜流出の増加によるものであることが示 された[ニルソン(Nilsson)ら、インベスティゲイティブ・オフサルモロジー・ アンド・ビジュアル・サイエンス(Invest.Ophthalmol.Vis.Sci.)28( 補遺)、284(1987)]。 PGFのイソプロピルエステルは、親化合物よりもはるかに大きい降圧活 性を有することがわかっている。これは、角膜透過性がより高いことによると考 えられる。1987年にこの化合物は、「かつて報告されたうちで最も強力な眼 圧降下剤」であると文献に記載された[例えば、ビト,エル・ゼット、アーカイブ ズ・オブ・オフサルモロジー(Arch.Ophthalmol.)、105、1036(19 87)、およびシーボルド(Siebold)ら、プロドラッグ(Prodrug)5、3(198 9)参照]。 プロスタグランジンは顕著な眼内副作用を持たないと考えられるが、眼表面( 結膜)充血および異物感は、ヒトの眼に対するそのような化合物(とりわけPGF およびそのプロドラッグ、例えば1−イソプロピルエステル)の局所適用に伴 って起こる。高眼圧を伴う症状(例えば緑内障)の処置におけるプロスタグランジ ンの臨床的使用可能性は、上記のような副作用の故に非常に制限されている。 欧州特許出願第0364417号においては、ある種のフェニルおよびフェノ キシモノ、トリおよびテトラノルプロスタグランジン、並びにその1−エステル が、緑内障または高眼圧の処置に有用であると開示されている。 アラーガン社(Allergan,Inc.)に譲渡された一連の同時係属米国特許出願 において、眼圧降下活性が高く、副作用は無い、または実質的に副作用の無いプ ロスタグランジンエステルが開示されている。同時係属米国特許出願第3868 35号(1989年7月27日出願)は、ある種の11−アシル−プロスタグラン ジン、例えば11−ピバロイル、11−アセチル、11−イソブチリル、11− バレリル、および11−イソバレリルPGFに関する。同時係属米国特許出 願第357394号(1989年5月25日出願)には、眼圧降下作用を有する1 5−アシルプロスタグランジンが開示されている。同様に、プロスタグランジン の11,15−、9,15−および9,11−ジエステル、例えば11,15−ジピ バロイルPGFも、眼圧降下活性を有することが知られている。同時係属米 国特許出願第385645号(1990年7月27日出願、米国特許第4494 274号に対応);第584370号(米国特許出願第386312号の継続出 願);第585284号(米国特許第5034413号に対応、米国特許出願第 386834号の継続出願)(親出願は1989年7月27日出願)参照。上記特 許出願の開示を、特に引用により本発明の一部とする。 発明の概要 本発明者らは、ある種の7−[カルボキシアルキルまたはアルケニル]−6−[ アルキルまたはアルケニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2.1] オクタンおよびその誘導体(例えば、そのカルボキシル基のヒドロキシル、ニト ロ、アミノ、アミド、アジド、オキシム、チオール、エーテルおよびチオールエ ーテル誘導体)は、有効な眼圧降下剤であることを見出した。本発明者らは更に 、本発明の化合物のいくつかは、血小板凝集を起こすことなく、トロンボキサン A2およびそのエンドペルオキシド前駆体の血管収縮作用を模すという独特の性 質を有することをも見出し、広範な医療用途を提供する。有効な血管収縮作用を 有するそのような化合物は、血小板凝集およびその結果としての血栓症(既知の トロンボキサン類似剤を使用した場合には起こる)を起こさないので、処置に安 全に 使用し得る。 そのような血管収縮作用は、実質的に血管内の血流量を低下することであり得 、血栓症を起こす危険性なく、外部または内部の障害に伴う出血を防止するため に利用し得る。そのような化合物は、どのような解剖学的部位においても切開部 からの出血を軽減するために、手術の補助薬としても使用し得る。同様に、その ような化合物は、抜歯に伴う出血の防止にも有用であり得る。そのような化合物 は、血小板凝集およびその結果としての血栓症を起こすことなく、出血を防止す ることができるので、出血の起こる全身性疾患において安全に適用し得る。例え ば、痔疾、炎症性腸疾患または胃潰瘍および消化性潰瘍に伴う胃腸管からの出血 を防止し得る。発作に伴う出血を防止し得る。血栓症および場合によっては致命 的合併症を起こすことなく、発作に伴う出血を防止し得る。出血は、視力の低下 をもたらす網膜の疾患および手術においても、しばしば起こる。この場合にも、 本発明の血管選択的トロンボキサン類似剤による安全な処置を適用し得る。月経 、出産および子宮機能障害に伴う過度の出血も、安全に処置し得る。 選択的血管収縮作用を有する化合物は、全身性低血圧の処置にも利用し得る。 そのような化合物は、通常のトロンボキサン類似剤がもたらす大きな危険性(血 小板に対するプロ凝集作用の結果であり得る)を伴うことなく、出血性、アナフ ィラキシーまたは敗血症性ショック症状において、正常血圧の回復に使用し得る 。 選択的血管収縮作用は、眼、皮膚および鼻のような組織において、局所的抗炎 症効果をもたらすためにも利用し得る。火傷および熱傷における血漿滲出の抑制 にも適用し得る。 血小板凝集を起こさないトロンボキサン類似血管収縮剤は、封入賦形剤中の薬 物および診断薬の血流によるデリバリーを最適化するためにも有用であり得る。 例えば、熱感受性または光感受性リポソームに封入した薬物または診断用物質の 網膜へのデリバリーを、選択的に血管収縮を起こす本発明の剤によって安全に向 上し得る。 また、基準となるトロンボキサン/エンドペルオキシド類似剤U−46619 [コールマン,アール・エイ(Coleman,R.A.)ら、ブリティッシュ・ジャー ナル・オブ・ファーマコロジー(Br.J.Phaemacol.)、73:773−77 8、1981]は霊長類において高眼圧を起こすことがわかっているので、本発 明の環状カーボネート化合物が顕著な眼圧降下活性を有することは、思いがけな いことである。すなわち、本発明の化合物は、緑内障および高眼圧の処置に有用 であり得る。本発明の化合物は、眼圧上昇を抑制し、局所的出血を軽減するため の、眼手術用補助薬としても有用であり得る。更に、本発明の化合物は、緑内障 の処置に使用する場合、驚くべきことに、眼表面充血を起こさないか、または眼 圧降下活性を有する多くの他の化合物よりも顕著に軽度の眼表面充血しか起こさ ない。 本発明は、高眼圧を処置する方法であって、式(I): [式中、Aは、炭素数2〜7(例えば約4〜6)のアルキレンまたはアルケニレン 基であって、1個もしくはそれ以上のヒドロキシ、オキソ、アルキルオキシもし くはアルキルカルボキシ基で置換されていてもよく、または鎖中に1個もしくは それ以上のオキソ基を有し得;Bは、メチル基であるか、または炭素数3〜7( 例えば約5〜6)のシクロアルキル基であるか、またはヒドロカルビルアリール 基およびヘテロアリール基(ヘテロ原子は窒素、酸素およびイオウから成る群か ら選択する)から成る群から選択するアリール基であり;Xは、ハロ、ニトロ、 シアノ、−COOR4、−CH2OR4、−C(O)N(R4)2、−CH2N(R4)2、− CH=N−OHおよび−CH2SR4基(R4は水素、C1−C10アルキル、フェニ ルまたはベンジルである)から成る群から選択する。] で示される7−[カルボキシアルキルまたはアルケニル]−6−[アルキルまたは アルケニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2.1]オクタン、また はそのヒドロキシル、ニトロ、アミノ、アミド、アジド、オキシム、チオール、 エーテルもしくはチオールエーテル誘導体、またはその薬学的に許容し得る塩の 有効量を投与することを含んで成る方法に関する。例えば、Aは、直鎖アルキレ ン基(例えばヘプチレン)もしくはアルケニレン基(例えば3−ヒドロキシ−1− ヘプチレニル)またはエチレンオキシエチレニル基であり得、Bは、メチル、シ クロペンチル、シクロヘキシル、フェニル、チエニル、フラニル、ピリジルなど から選択し得る。Bは、ハロ(例えばフルオロ、クロロなど)、ニトロ、アミノ、 チオール、ヒドロキシ、アルキルオキシ、アルキルカルボキシなどから成る群か ら選択する基で置換されていてもよい。好ましくは、Bはメチル、シクロヘキシ ルまたはフェニルである。 発明の詳細な説明 本発明は、7−[カルボキシアルキルまたはアルケニル]−6−[アルキルまた はアルケニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2.1]オクタン、ま たはそのヒドロキシル、ニトロ、アミノ、アミド、アジド、オキシム、チオール 、エーテルもしくはチオールエーテル誘導体の、眼圧降下剤としての用途に関す る。そのような剤は、式(I): [式中、Aは、炭素数2〜7(例えば約4〜6)のアルキレンまたはアルケニレン 基であって、1個もしくはそれ以上のヒドロキシ、オキソ、アルキルオキシもし くはアルキルカルボキシ基で置換されていてもよく、または鎖中に1個もしくは それ以上のオキソ基を有し得;Bは、メチル基であるか、または炭素数3〜7( 例 えば約5〜6)のシクロアルキル基であるか、またはヒドロカルビルアリール基 およびヘテロアリール基(ヘテロ原子は窒素、酸素およびイオウから成る群から 選択する)から成る群から選択するアリール基であり;Xは、ハロ、ニトロ、シ アノ、−COOR4、−CH2OR4、−C(O)N(R4)2、−CH2N(R4)2、−C H=N−OHおよび−CH2SR4基(R4は水素、C1−C10アルキル、フェニル またはベンジルである)から成る群から選択する。例えば、Aは、直鎖アルキレ ン基(例えばヘプチレン)もしくはアルケニレン基(例えば3−ヒドロキシ−1− ヘプチレニル)またはエチレンオキシエチレニル基であり得、Bは、メチル、シ クロペンチル、シクロヘキシル、フェニル、チエニル、フラニル、ピリジルなど から選択し得る。Bは、ハロ(例えばフルオロ、クロロなど)、ニトロ、アミノ、 チオール、ヒドロキシ、アルキルオキシ、アルキルカルボキシなどから成る群か ら選択する基で置換されていてもよい。好ましくは、Bはメチル、シクロヘキシ ルまたはフェニルである。] で示される化合物、または薬学的に許容し得るその塩である。 本発明において、特記しない限り、「脂肪族」とは直鎖および分枝鎖アルキレン およびアルケニレン基を意味し、「アルキレン」および「アルケニレン」とは、それ ぞれアルカンおよびアルケンから誘導する二価の基を意味する。「アルキル」とは 、炭素数1〜10のアルキル基を、「シクロアルキル」とは、炭素数3〜7のシク ロアルキル基を、「アリール」とは、炭素数4〜10のアリール基を意味する。「 飽和または不飽和非環式炭化水素基」は、炭素数1〜約6(好ましくは1〜約4) の直鎖または分枝鎖の飽和または不飽和炭化水素基を意味する。そのような基は 、適当な鎖長のアルキル、アルケニルおよびアルキニル基を包含し、好ましくは アルキル、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチルもしくはヘキシ ルまたはそれらの異性体である。 より好ましくは、本発明の方法は、式(II): [式中、αおよびω鎖は不飽和であり得、すなわち点線で表す結合は、その部分 の結合が一重結合、またはシスもしくはトランス配置であり得る二重結合である ことを示し;R3は=O、−OHまたは−O(CO)R6であり;R6は炭素数1〜 約20の飽和もしくは不飽和非環式炭化水素基であるか、または−(CH2)mR7 であり、mは0〜10(好ましくは0〜4)であり、R7は炭素数約3〜7の脂環、 またはアリールもしくはヘテロアリール環(前記の通り)である。] で示される7−[カルボキシアルキルまたはアルケニル]−6−[アルキルまたは アルケニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2.1]オクタン、また はそのヒドロキシル、ニトロ、アミノ、アミド、アジド、オキシム、チオール、 エーテルもしくはチオールエーテル誘導体、またはその薬学的に許容し得る塩を 投与することを含んで成る。上記処置方法に使用する誘導体は、好ましくは、式 (III): [式中、ハッチングした線はα配置を、三角形に塗り潰した線はβ配置を表す。] で示される化合物である。 R7は、芳香環としては好ましくはフェニルであり、複素環の場合は酸素、窒 素またはイオウをヘテロ原子として有する(すなわち、R7はチエニル、フラニル 、ピリジルなどであり得る)。 本発明は、式(I)、(II)または(III)[記号は前記と同意義]で示される化合物 またはその薬学的に許容し得る塩の処置有効量を、薬学的に許容し得る無毒性液 体賦形剤と共に含有する薬剤組成物にも関する。 本発明は、前記式[置換基および記号は前記と同意義]で示される7−[カルボ キシアルキルまたはアルケニル]−6−[アルキルまたはアルケニル]−3−オキ ソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2.1]オクタン、またはそのヒドロキシル、 ニトロ、アミノ、アミド、アジド、オキシム、チオール、エーテルもしくはチオ ールエーテル誘導体、またはその薬学的に許容し得る塩にも関する。 本発明の化合物の好ましい例は、式(III)で示される化合物であって、Xが− COOR4、−CH2OHおよび−C(O)N(R4)2(R4は前記と同意義)であるも の、並びにその薬学的に許容し得る塩である。本発明の化合物の具体例を、以下 に挙げる: 7−[6−カルボキシ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ヒドロキシ−1 −トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2.1]オ クタン 7−[6−カルボメトキシ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ヒドロキシ −1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2. 1]オクタン 7−[6−カルボメトキシ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ピバロイル オキシ−1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[ 3.2.1]オクタン 7−[7−ヒドロキシ−2−シス−ヘプテニル]−6−[3α−ヒドロキシ−1 −トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2.1]オ クタン 7−[6−カルボベンズオキシ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ヒドロ キシ−1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3. 2.1]オクタン 7−[6−カルボベンズオキシ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ピバロ イルオキシ−1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシク ロ[3.2.1]オクタン 7−[6−カルボアミノ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ヒドロキシ− 1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2.1] オクタン 7−[6−カルボイソプロピルアミノ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α− ヒドロキシ−1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシク ロ[3.2.1]オクタン 7−[6−カルボキシ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ピバロイルオキ シ−1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2 .1]オクタン 本発明の化合物の薬学的に許容し得る塩は、親化合物の活性を保持し、被投与 体および投与を行う環境に対して不都合な影響を及ぼさないいずれの塩であって もよい。そのような塩は、例えばアルカリ金属、アルカリ土類金属などの薬学的 に許容し得る陽イオンと共に形成した塩である。 薬剤組成物は、少なくとも1種の本発明化合物または薬学的に許容し得るその 塩の処置有効量を活性成分として、眼科学的に許容し得る通常の薬剤賦形剤と組 み合わせることによって、および点眼に適当な単位用量形態を形成することによ って調製し得る。処置有効量は通例、液体製剤中約0.0001〜5%(w/v)、 好ましくは約0.001〜1.0%(w/v)である。 眼科的な適用のためには、主な賦形剤として生理食塩液を用いて溶液を調製す ることが好ましい。そのような眼用溶液のpHは、適当な緩衝系によって4.5〜 8.0に保つことが好ましい。中性pHが好ましいが、本質的ではない。このよう な製剤は、薬学的に許容し得る通常の保存剤、安定剤および界面活性剤をも含有 し得る。 本発明の薬剤組成物中に使用し得る好ましい保存剤は、塩化ベンザルコニウム 、クロロブタノール、チメロサール、酢酸フェニル水銀および硝酸フェニル水銀 を包含するが、これらに限定されるものではない。好ましい界面活性剤は、例え ば、トゥイーン(Tween)80である。同様に、本発明の眼用製剤中に種々の好ま しい賦形剤を使用し得る。このような賦形剤は、ポリビニルアルコール、ポリビ ニルピロリドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポロキサマー、カルボ キシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、シクロデキストリンおよ び精製水を包含するが、これらに限定されるものではない。 必要に応じて、または好都合に、浸透圧調整剤を添加し得る。浸透圧調整剤は 、塩、とりわけ塩化ナトリウム、塩化カリウム、マンニトールおよびグリセリン を包含するが、これらに限定されるものではなく、眼科学的に許容し得る他の適 当な浸透圧調整剤も使用し得る。 眼科学的に許容し得る製剤が得られるのであれば、pH調整のためにどのよう な緩衝剤および手段を用いてもよい。緩衝剤は、酢酸、クエン酸、リン酸および ホウ酸の緩衝剤を包含する。製剤のpHを調整するために、必要に応じて酸また は塩基を使用し得る。 同様に、本発明において使用するための眼科学的に許容し得る抗酸化剤は、メ タ重亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、アセチルシステイン、ブチル化ヒ ドロキシアニソールおよびブチル化ヒドロキシトルエンを包含するが、それらに 限定されるものではない。 本発明の眼用製剤が含有し得る他の佐剤成分はキレート化剤である。好ましい キレート化剤はエデト酸二ナトリウム(EDTAナトリウム)であるが、その代 わりに、またはそれと組み合わせて他のキレート化剤も使用し得る。 上記成分は通例、次のような量で使用する: 成分 量(%w/v) 活性成分 約0.001〜5 保存剤 0〜0.10 賦形剤 0〜40 浸透圧調整剤 0〜10 緩衝剤 0.01〜10 pH調整剤 q.s.(pH4.5〜7.5) 抗酸化剤 必要量 界面活性剤 必要量 精製水 必要量(100%とする) 本発明の活性化合物の実際の用量は、化合物によって、および処置する症状に よって異なる。当業者はその知識の範囲内で、適当な用量を選択することができ る。 本発明の眼用製剤は、眼への適用を容易にするよう、計量適用に適した形態( 例えばドロッパー付き容器)に充填することが好都合である。滴下適用に適した 容器は通例、不活性で無毒性の適当なプラスチック材料製であり、溶液を約0. 5〜15ml収容する。容器1個が、1単位用量またはそれ以上を含有し得る。 約10単位用量まで、好ましくは約5単位用量までを含有する再密閉不可能な 容器内に入った、特に保存剤不含有の溶液をしばしば調製する。単位用量は通例 、1〜約8滴、好ましくは1〜約3滴である。1滴の体積は通例、約20〜35 μlである。 以下の実施例によって本発明を更に説明するが、実施例は本発明を制限するも のではない。 実施例1 シクロペンタンヘプテン酸,5−シス−2−(3α−t−ブチルジメチルシリル オキシ−1−トランス−オクテニル)−3,5−ジヒドロキシ,[1α,2β,3α, 5α]メチルエステル PGF(542mg、1.53ミリモル)をエチルエーテル(Et2O)(20ml)に 溶解し、0℃に冷却した。その懸濁液に、Et2O中のCH22の溶液を、黄色が 持続するようになるまで滴下した。その溶液を25℃に0.5時間加温した後、 減圧下に濃縮して、PGFメチルエステルを油状物として得た。 この粗エステルを、CH2Cl2(3.1ml)中、n−ブチルボロン酸(0.188g、 1.84ミリモル)と共に2時間加熱還流した。減圧下に揮発物を除去して、粗ボ ロネートエステルを得、これを直ちにCH2Cl2(3ml)で希釈し、0℃に冷却し た。2,6−ルチジン(0.43ml、3.7ミリモル)、および次いでt−ブチルジメ チルシリルトリフルオロメタンスルホネート(0.67ml、2.9ミリモル)を加え た。次いで、この反応溶液を昇温して23℃に16時間保ち、濃縮し、メタノー ル(40ml)で再希釈した。24時間撹拌後、メタノールを減圧除去し、残渣をF CC[2:1ヘキサン(hex)/酢酸エチル(EtOAc)、シリカゲル]により精製して 、標記生成物(0.697、収率92%)を油状物として得た。 実施例2 7−[6−カルボメトキシ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−t−ブチルジ メチルシリルオキシ−1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキ ソビシクロ[3.2.1]−オクタン 実施例1の化合物(149mg、0.318ミリモル)を、CH2Cl2(1.6ml)に 溶解し、−78℃に冷却した。次いで、ピリジン(0.154ml、0.6ミリモル) を加え、5分間撹拌を続けた。CH2Cl2(1ml)に溶解したトリホスゲン(48mg 、0.5ミリモル)をゆっくりと加え、得られた混合物を更に1時間撹拌した後、 ゆっくりと室温に昇温した。一晩放置後、飽和NH4Cl水溶液で反応を停止し、 EtOAcで希釈し、得られた反応混合物を処理し、有機相を1N−HCl、NaH CO3および塩水で洗った。有機相を無水MgSO4で乾燥して、標記化合物を含 有する粗フラクション(149mg)を得た。 実施例3 7−[ヒドロキシ−2−シス−ヘプテニル]−6−[3α−t−ブチルジメチルシ リルオキシ−1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシク ロ[3.2.1]−オクタン 実施例2の化合物(73mg、0.143ミリモル)をエチルエーテル(Et2O)(0 .28ml)に溶解した後、水素化ホウ素リチウム(LiBH4)(3.0mg)を加え、混 合物を23℃で一晩撹拌した。2.0N−NaOHで反応を停止し、反応混合物を EtOAcおよび塩水で順次処理した。得られた有機相を減圧下に濃縮し、無水M gSO4で乾燥して、標記化合物(63mg)を得た。 実施例4 7−[7−ヒドロキシ−2−シス−ヘプテニル]−6−[3α−ヒドロキシ−1 −トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2.1]− オクタン 実施例3の化合物(14mg、0.03ミリモル)をTHFに溶解し、テトラブチ ルアンモニウムフロリド(Bu4NF)の1.0M溶液(0.045ml)を加えた。アル ゴン雰囲気中、室温で5時間撹拌後、得られた反応混合物を、EtOAcで希釈し 、H2Oで洗うことによって処理した。有機相を無水MgSO4で乾燥し、濾過し 、減圧下に濃縮して、粗生成物(83mg)を得た。粗生成物を、シリカゲル上で、 60%EtOAc/ヘキサン溶液で連続的に溶離することにより精製して、標記化 合物を得た。 実施例4a シクロペンタンヘプテン酸,5−シス−2−(3−t−ブチルジメチルシリル オキシ−1−トランス−オクテニル)−3,5−ジヒドロキシ,[1α,2β,3α, 5α]ベンジルエステル 0.5N水酸化リチウム水溶液(3.5ml、1.76ミリモル)およびTHF(7. 0ml)中の、実施例1のエステル(556mg、1.17ミリモル)の溶液を、23℃ で24時間撹拌し、10%クエン酸で酸性化した。この混合物をEtOAcで抽出 し、合した有機相を乾燥(MgSO4)し、濾過し、減圧下に濃縮した。 粗残渣をO−ベンジル−N,N'−ジイソプロピルイソ尿素(0.41g、1.76 ミリモル)で処理し、ベンゼン(7.0ml)中で65℃に24時間加熱した。反応混 合物を室温に冷却し、溶媒を除去した。残渣をFCC(2:1 hex/EtOAc)に 付して、標記化合物(553mg、85%)を得た。 実施例5 7−[6−カルボベンズオキシ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−t−ブチ ルジメチルシリルオキシ−1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジ オキソビシクロ[3.2.1]−オクタン 実施例4aの化合物(330mg、0.591ミリモル)を、実施例2の手順に従っ て処理して、標記化合物(235.7mg、収率68%)を得た。 実施例6 7−[6−カルボベンズオキシ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ヒドロ キシ−1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3. 2.1]−オクタン THF(1.0ml)中の実施例5の化合物(60mg、0.1027ミリモル)を、B u4NFの1.0M溶液(0.2054ml)で処理し、23℃で16時間撹拌した。反 応混合物をEtOAcで希釈し、H2Oおよび塩水で順次洗い、無水MgSO4で乾 燥した。乾燥した有機相を濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。シリカゲル上でヘ キサン/EtOAcの1:1混合物により溶離して、標記化合物(29.7mg、収率 62%)を得た。 実施例7 7−[6−カルボキシ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ヒドロキシ−1 −トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2.1]− オクタン 実施例6の化合物(25mg、0.0531ミリモル)を、10重量%パラジウム /カーボンから成る触媒(8mg)および1−メチル−1,4−シクロヘキサジエン( 0.25ml)と、メタノール(1.0ml)中で混合し、35℃に加熱した。20分間 で反応を完了し、反応混合物をCH2Cl2で希釈し、濾過した。濾液を減圧下に 濃縮し、シリカゲル上でEtOAcで溶離して、標記化合物(20mg、収率99%) を得た。 実施例8 シクロペンタンヘプテン酸,5−シス−2−(3α−ヒドロキシ−1−トランス −オクテニル)−3,5−ヒドロキシ,[1α,2β,3α,5α]ベンジルエステル プロスタグランジンF(1.75g、4.93ミリモル)を、O−ベンジル−N ,N'−ジイソプロピルイソ尿素(1.73g、7.40ミリモル)と、ベンゼン(25 ml)中で混合し、65℃に加熱して、標記化合物を含有する粗フラクションを得 た。粗生成物を溶媒から分離し、シリカゲル上で、ヘキサン/EtOAcの1:1 混合物、次いで、EtOAc/メタノールの95:5混合物で溶離して、標記化合 物(2.08g、収率95%)を得た。 実施例9 シクロペンタンヘプテン酸,5−シス−2−(3α−ピバロイルオキシ−1−ト ランス−オクテニル)−3,5−ジヒドロキシ,[1α,2β,3α,5α]ベンジルエ ステル 実施例8の化合物(1.13g、2.54ミリモル)およびn−ブチルボロン酸(0. 39g、3.81ミリモル)を、トルエン(28ml)中で、水を共沸除去しながら7 2時間加熱還流した。反応混合物を23℃に冷却し、減圧下に濃縮した。残渣を CH2Cl2で希釈し、トリメチルアセチルクロリド(0.77ml、3.81ミリモル )、トリエチルアミン(1.06ml、7.63ミリモル)およびDMAP(4−ジメチ ルアミノピリジン)(155mg、1.27ミリモル)と反応させ、23℃で48時間 撹拌した。得られた反応混合物を濃縮し、メタノールに溶解し、一晩撹拌した。 メタノールを減圧除去し、残渣をシリカゲル上でヘキサン/EtOAcの2:1混 合物で溶離することにより精製して、標記化合物(0.87g、収率65%)を得た 。 実施例10 シクロペンタンヘプテン酸,5−シス−2−(3α−ピバロイルオキシ−1−ト ランス−オクテニル)−3−ヒドロキシ,5−イミダゾリルオキシ[1α2β,3α ,5α]ベンジルエステル 実施例9の化合物(211mg、0.399ミリモル)および1,1−カルボニルジ イミダゾール(77.7mg、0.479ミリモル)を、CH2Cl2(1.0ml)に溶解し 、23℃で24時間撹拌して、標記化合物を得た。 実施例11 7−[6−カルボベンズオキシ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ピバロ イルオキシ−1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシク ロ[3.2.1]−オクタン 実施例10の化合物(0.133ミリモル)およびt−ブチルアミン(0.14ml、 1.33ミリモル)(CH2Cl2に溶解したもの)を、45℃に48時間加熱した 。反応混合物を室温に冷却し、減圧下に濃縮し、シリカゲル上でヘキサン/Et OAcの3:1混合物で溶離して、標記化合物(31mg、収率42%)を得た。 実施例12 7−[6−カルボキシ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ピバロイルオキ シ−1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2 1]−オクタン 実施例11の化合物を実施例7の手順に従って処理して、標記化合物を得た。 実施例13 シクロペンタンヘプテンアミド,5−シス−2−[3α−t−ブチルジメチルシ リルオキシ−1−トランス−オクテニル)−3,5−ジヒドロキシ,[1α,2β,3 α,5α] 実施例1の化合物(460mg、0.954ミリモル)を過剰のNH3とメタノール (6.0ml)中で反応させて、標記化合物を含有する溶液を得た。過剰の溶媒およ び未反応のNH3を蒸発させ、残渣をシリカゲル上で、100%EtOAcおよび CH2Cl2/メタノール9:1混合物で順次溶離することにより精製して、標記化 合物(395mg、収率89%)を得た。 実施例14 7−[6−カルボアミノ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−t−ブチルジメ チルシリルオキシ−1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソ ビシクロ[3.2.1]−オクタン 実施例13の化合物(256mg、0.548ミリモル)、4−ジメチルアミノピ リジン(DMAP)(5mg、0.040ミリモル)および1,1−カルボニルジイミダ ゾール(98mg、0.602ミリモル)を、CH2Cl2(1.5ml)中で、23℃で2 4時間反応させた。得られた反応溶液を減圧下に濃縮し、残渣を100%EtO Acで溶離することにより精製した。得られた反応生成物を、DBU(71μl、 0.474ミリモル)とベンゼン(1.0ml)中で23℃で24時間撹拌した。減圧 下に濃縮し、シリカゲル上でEtOAc/ヘキサンの2:1混合物で溶離して、標 記化合物(25mg、収率10%)を得た。 実施例15 7−[6−カルボアミノ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ヒドロキシ− 1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2.1] −オクタン 実施例6の手順により実施例14の化合物を標記化合物に変換した(収率95 %)。 実施例16 7−[6−カルボキシ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−t−ブチルジメチ ルシリルオキシ−1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビ シクロ[3.2.1]−オクタン 実施例5の化合物(156mg、0.267ミリモル)を、実施例7の手順に従っ て処理して、対応するカルボン酸を得た(収率99%)。 実施例17 7−[6−カルボイソプロピルアミノ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α− ヒドロキシ−1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシク ロ[3.2.1]−オクタン 実施例16の化合物(75mg、0.151ミリモル)を、CH2Cl2中で、SOC l2(1.5ml)と0℃で1時間反応させた。イソプロピルアミン(69mg、1.17 ミリモル)を加え、得られた溶液を昇温して23℃に16時間保ち、得られた反 応混合物から過剰の溶媒を除去し、シリカゲル上でヘキサン/EtOAcの1:1 混合物で溶離することにより精製して、標記化合物(4.8mg、収率8%)を得た 。 実施例18A シクロペンタンヘプテン酸,5−シス−2−(3α−ピバロイルオキシ−1−ト ランス−オクテニル)−3,5−ジヒドロキシ,[1α,2β,3α,5α]メチルエス テル PGFメチルエステル(実施例1に記載のように合成したもの)を、実施例 9の手順に従って処理して、標記化合物を得た。 実施例18B シクロペンタンヘプテン酸,5−シス−2−(3α−ピバロイルオキシ−1−ト ランス−オクテニル)−3−ヒドロキシ,5−イミダゾリルオキシ,[1α,2β,3 α,5α]メチルエステル THF(1.0ml)中の実施例18Aの化合物(75mg、0.166ミリモル)の溶 液を50℃に加熱し、トリホスゲン(16.4mg、0.0553ミリモル)を加えた 。2時間後、イミダゾール(22.6mg、0.332ミリモル)を加えると、直ちに 白色沈澱が生成した。反応混合物を更に16時間撹拌し、室温に冷却し、減圧下 に濃縮した。残渣をFCC(1:1 hex/EtOAc、シリカゲル)により精製して 、標記化合物(45.3mg、収率50%)を得た。 実施例18C 7−[6−カルボメトキシ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ピバロイル オキシ−1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[ 3.2.1]オクタン ベンゼン(0.75ml)中の実施例18Bの化合物(17.4mg、0.032ミリモ ル)の溶液を、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)( 24μl、0.159ミリモル)で、23℃で処理した。12時間後、反応溶液を 減圧下に濃縮し、残渣をFCC(1:1hex/EtOAc、シリカゲル)により精製し て、標記化合物(12.9mg、収率85%)を得た。 プロスタノイドレセプター活性 種々のプロスタノイドレセプターにおける活性を、摘出平滑筋においてインビ トロで測定した。摘出ネコ虹彩括約筋の収縮として、FP−活性を測定した。摘 出モルモット回腸の縦の平滑筋の収縮として、EP1−活性を測定した。摘出モ ルモット精管の電気的フィールド刺激によって誘発される攣縮応答の抑制として 、および摘出ヒナ回腸の縦の平滑筋の収縮として、EP3−活性を測定した。摘 出ラット胸部大動脈の輪の収縮として、TP−血管収縮活性を測定した。健康な ドナー(ヒト)から採った血小板に対する作用を、血小板を多く含む血漿を本発明 化合物と共にインキュベートすることによって測定した。血小板を多く含む血漿 において20μM ADPで誘発する血小板凝集を抑制する能力として、本発明 化合物の凝集抑制を評価した。種々の化合物の活性を第1表に示す。 更に、トロンボキサンA2−レセプター拮抗剤SQ29548([1S−[1α, 2α(5Z),3α,4α]]−7−[3−[[2−[フェニルアミノ)カルボニル]ヒドラ ジノ]メチル]−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イル]−5−ヘプテ ン酸)による血管収縮活性の抑制をも調べた。この目的のために、実施例4の化 合物、実施例7の化合物、およびU−46619(9,11−ジデオキシ−9α, 11α−メタノエポキシプロスタグランジンF)(強力かつ安定なトロンボキ サンA2類似体)の活性を、摘出ラット胸部大動脈の輪において、最初にSQ29 548(1μM)不存在下、次いで存在下に測定した。結果を第2表に示す。 実施例19 血管平滑筋上に存在するTP−レセプターサブタイプの薬理学的選択性 第1表によると、ある種の式(III)で示される化合物例は、思いがけない独特 の生物学的活性傾向を示すことがわかる。通例、トロンボキサン(TP−)レセプ ター作動剤は、血小板凝集と平滑筋収縮の両方を非選択的に起こす。すなわち、 TP−レセプターのサブタイプが存在するという有力な根拠は無いと結論付けら れている[ジョーンズ,アール・エル(Jones,R.L.)、ウィルソン,エヌ・ エイチ(Wilson,N.H.)、アームストロング,アール・エイ(Armstrong,R .A.)、ティンケビッツ,ピー・エム(Tymkewycz,P.M.)、コロケ・イン サーム(Colloque INSERM)、152: 335−344、1987]。実施 例4、15および16は、顕著な血管平滑筋収縮活性を示すが、血小板凝集は殆 んど、または全く起こさない。 実施例4、15および16が血小板凝集を起こすことなく血管平滑筋の収縮を 起こす作用には、血管平滑筋上に存在するTP−レセプターのサブタイプの選択 的刺激が伴うということを示す証拠を、以下、更に説明する。 1.TP−レセプター拮抗剤は、血管TP−レセプターに選択的な作動剤(実 施例4)、並びに血管および血小板のTP−レセプターに非選択的な作動剤(実施 例7、U−46619)の効果を遮断する(第2表参照)。このことから、血管平 滑筋収縮に選択性を示す実施例4およびそれに類する化合物は、あるTP−レセ プターサブタイプ(他のタイプのエイコサノイドレセプターではなく)と相互作用 することによって効果をもたらすということがわかる。 2.実施例4の化合物は、血小板凝集を起こさず、また、血小板凝集を起こす U−46619または実施例7の活性も抑制しない(第3表参照)。更に、実施例 4は、ADPまたはアラキドン酸で誘発する血小板凝集を抑制しなかった(第4 表参照)。すなわち、実施例4の活性は、凝集応答に対抗する(例えば、プロスタ サイクリンまたはプロスタグランジンD2類似剤として作用して、シクロオキシ ゲナーゼを抑制する)という機序によるものとは言えない。 従って、ある種の式(III)で示される化合物例は、血小板上ではなく、平滑筋 上に存在するTP−レセプターサブタイプを刺激することによって選択的に平滑 筋を収縮すると考えられる。 実施例20 眼圧に対する効果 式(III)で示される化合物4例およびトロンボキサン類似剤U−46619の 眼圧に対する効果を、下記の表に示す。化合物を、0.1%ポリソルベート80 および10mMトリス塩基を含有する賦形剤中、記載の濃度に調製した。イヌお よびサルの眼表面に25μlを投与し、もう一方の眼には、対照として賦形剤を 投与した。眼圧測定は、気動眼圧測定法によって行った。イヌおよびサルにおい て、試験を行った。薬物投与直前と、投与の2、4および6時間後に、イヌの眼 圧を測定した。サルにおいて行った更なる試験は、5日間にわたって行い、0、 6、24、30、48、54、72、78および96時間後に薬物を投与した。 サルの眼圧は、各日の薬物投与直前、および投与と投与との間は2および4時間 間隔 で記録した。 式(III)で示される試験化合物例は、イヌおよびサルのいずれにおいても顕著 な眼圧降下効果を示した(第5表および第6表)。一方、トロンボキサン/エンド ペルオキシド類似剤U−46619は、眼圧の上昇をもたらした。すなわち、本 発明の環状カーボネート誘導体は顕著な眼圧降下を起こしたが、このことは、U −46619が眼圧降下活性を持たないことを考えると、驚くべきことであった 。本発明の環状カーボネート類似体のインビトロ薬理学的作用は、(a)他の既知 のプロスタノイドレセプターの刺激によるものではあり得ず、(b)トロンボキサ ン拮抗剤に影響を受けるので、本発明の化合物の眼圧降下活性は、トロンボキサ ンレセプターサブタイプの選択的刺激に関連するものであると結論付けることが できる。 以上の記載は、本発明の実施に使用し得る特定の方法および組成物を詳細に説 明するもので、好ましい態様を示すものである。しかし、同様の方法で所望の薬 理学的性質を有する他の化合物をも合成し得ること、および開示された化合物は 、異なる出発物質から異なる化学反応によっても合成し得ることは、当業者には 明らかである。同様に、異なる薬剤組成物を調製し、使用して、実質的に同様の 結果を得ることもできる。すなわち、以上の説明は詳細であり得るが、本発明の 範囲を制限するものと解釈すべきではなく、本発明の範囲は、以下の請求の範囲 によってのみ制限される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G B,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,LV ,MG,MN,MW,NL,NO,NZ,PL,PT, RO,RU,SD,SE,SK,UA,UZ,VN (72)発明者 ウッドウォード、デイヴィッド・エフ アメリカ合衆国92630カリフォルニア州エ ル・トロ、テューリップ・ストリート 23152番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.高眼圧を処置する方法であって、式(I): [式中、Aは、炭素数2〜7のアルキレンまたはアルケニレン基であって、1個 もしくはそれ以上のヒドロキシ、オキソ、アルキルオキシもしくはアルキルカル ボキシ基で置換されていてもよく、または鎖中に1個もしくはそれ以上のオキソ 基を有し得;Bは、メチル基であるか、または炭素数3〜7のシクロアルキル基 であるか、またはヒドロカルビルアリール基およびヘテロアリール基(ヘテロ原 子は窒素、酸素およびイオウから成る群から選択する)から成る群から選択する アリール基であるか、または前記メチル、シクロアルキルもしくはアリール基の 置換誘導体(置換基は、ハロ、ニトロ、アミノ、チオール、ヒドロキシ、アルキ ルオキシおよびアルキルカルボキシから成る群から選択する)であり;Xは、ハ ロ、ニトロ、シアノ、−COOR4、−CH2OH、−C(O)N(R4)2、−CH2 N(R4)2、−CH=N−OHおよび−CH2SR4基(R4は水素、C1−C10アル キル、フェニルまたはベンジルである)から成る群から選択する。] で示される化合物または薬学的に許容し得るその塩を、高眼圧の処置に充分な量 で眼に適用することを含んで成る方法。 2.化合物は、式(II): [式中、αおよびω鎖は不飽和であり得、すなわち点線で表す結合は、その部分 の結合が一重結合、またはシスもしくはトランス配置であり得る二重結合である ことを示し;R3は=O、−OHまたは−O(CO)R6であり;R6は炭素数1〜 約20の飽和もしくは不飽和非環式炭化水素基であるか、または−(CH2)mR7 であり、mは0〜10であり、R7は炭素数約3〜7の脂環であるか、またはヒド ロカルビルアリール基およびヘテロアリール基(ヘテロ原子は窒素、酸素および イオウから成る群から選択する)から成る群から選択するアリール基である。] で示される化合物または薬学的に許容し得るその塩である請求項1記載の方法。 3.化合物は、式(III): [式中、ハッチングした線はα配置を、三角形に塗り潰した線はβ配置を表す。] で示される化合物である請求項2記載の方法。 4.Xは、−COOR4、−CH2OR4、−CH2N(R4)2および−C(O)N( R4)2から成る群から選択する請求項3記載の方法。 5.化合物は、 7−[6−カルボキシ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ヒドロキシ−1 −トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2.1]オ クタン 7−[6−カルボメトキシ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ヒドロキシ −1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2. 1]オクタン 7−[6−カルボメトキシ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ピバロキシ −1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2. 1]オクタン 7−[7−ヒドロキシ−2−シス−ヘプテニル]−6−[3α−ヒドロキシ−1 −トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2.1]オ クタン 7−[6−カルボベンズオキシ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ヒドロ キシ−1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3. 2.1]オクタン 7−[6−カルボアミノ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ヒドロキシ− 1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2.1] オクタン 7−[6−カルボイソプロピルアミノ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α− ヒドロキシ−1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシク ロ[3.2.1]オクタン 7−[6−カルボキシ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ピバロイルオキ シ−1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2 .1]オクタン 7−[6−カルボベンズオキシ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ピバロ イルオキシ−1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシク ロ[3.2.1]オクタン から成る群から選択する請求項4記載の方法。 6.高眼圧を処置するための薬剤組成物であって、式(I): [式中、Aは、炭素数2〜7のアルキレンまたはアルケニレン基であって、1個 もしくはそれ以上のヒドロキシ、オキソ、アルキルオキシもしくはアルキルカル ボキシ基で置換されていてもよく、または鎖中に1個もしくはそれ以上のオキソ 基を有し得;Bは、メチル基であるか、または炭素数3〜7のシクロアルキル基 であるか、またはヒドロカルビルアリール基およびヘテロアリール基(ヘテロ原 子は窒素、酸素およびイオウから成る群から選択する)から成る群から選択する アリール基であるか、または前記メチル、シクロアルキルもしくはアリール基の 置換誘導体(置換基は、ハロ、ニトロ、アミノ、チオール、ヒドロキシ、アルキ ルオキシおよびアルキルカルボキシから成る群から選択する)であり;Xは、ハ ロ、ニトロ、シアノ、−COOR4、−CH2OH、−C(O)N(R4)2、−CH2 N(R4)2、−CH=N−OHおよび−CH2SR4基(R4は水素、C1−C10アル キル、フェニルまたはベンジルである)から成る群から選択する。] で示される化合物または薬学的に許容し得るその塩を処置有効量で含有する組成 物。 7.化合物は、式(II): [式中、αおよびω鎖は不飽和であり得、すなわち点線で表す結合は、その部分 の結合が一重結合、またはシスもしくはトランス配置であり得る二重結合である ことを示し;R3は=O、−OHまたは−O(CO)R6であり;R6は炭素数1〜 約20の飽和もしくは不飽和非環式炭化水素基であるか、または−(CH2)mR7 であり、mは0〜10であり、R7は炭素数約3〜7の脂環であるか、またはヒド ロカルビルアリール基およびヘテロアリール基(ヘテロ原子は窒素、酸素および イオウから成る群から選択する)から成る群から選択するアリール基である。] で示される化合物または薬学的に許容し得るその塩である請求項6記載の薬剤組 成物。 8.化合物は、式(III): [式中、ハッチングした線はα配置を、三角形に塗り漬した線はβ配置を表す。] で示される化合物である請求項7記載の薬剤組成物。 9.Xは、−COOR4、−CH2OR4、−CH2N(R4)2および−C(O)N( R4)2から成る群から選択する請求項8記載の薬剤組成物。 10.化合物は、 7−[6−カルボキシ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ヒドロキシ−1 −トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2.1]オ クタン 7−[6−カルボキシ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ピバロキシ−1 −トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2.1]オ クタン 7−[6−カルボメトキシ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ヒドロキシ −1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2. 1]オクタン 7−[7−ヒドロキシ−2−シス−ヘプテニル]−6−[3α−ヒドロキシ−1 −トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2.1]オ クタン 7−[6−カルボベンズオキシ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ヒドロ キシ−1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3. 2.1]オクタン 7−[6−カルボアミノ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ヒドロキシ− 1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2.1] オクタン 7−[6−カルボイソプロピルアミノ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α− ヒドロキシ−1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシク ロ[3.2.1]オクタン 7−[6−カルボキシ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ピバロキシ−1 −トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2.1]オ クタン 7−[6−カルボベンズオキシ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ピバロ イルオキシ−1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシク ロ[3.2.1]オクタン から成る群から選択する請求項9記載の薬剤組成物。 11.式(I): [式中、Aは、炭素数2〜7のアルキレンまたはアルケニレン基であって、1個 もしくはそれ以上のヒドロキシ、オキソ、アルキルオキシもしくはアルキルカル ボキシ基で置換されていてもよく、または鎖中に1個もしくはそれ以上のオキソ 基を有し得;Bは、メチル基であるか、または炭素数3〜7のシクロアルキル基 であるか、またはヒドロカルビルアリール基およびヘテロアリール基(ヘテロ原 子は窒素、酸素およびイオウから成る群から選択する)から成る群から選択する アリール基であるか、または前記メチル、シクロアルキルもしくはアリール基の 置換誘導体(置換基は、ハロ、ニトロ、アミノ、チオール、ヒドロキシ、アルキ ルオキシおよびアルキルカルボキシから成る群から選択する)であり;Xは、ハ ロ、ニトロ、シアノ、−COOR4、−CH2OH、−C(O)N(R4)2、−CH2 N(R4)2、−CH=N−OHおよび−CH2SR4基(R4は水素、C1−C10アル キル、フェニルまたはベンジルである)から成る群から選択する。] で示される化合物または薬学的に許容し得るその塩から成る群から選択する化合 物。 12.式(II): [式中、αおよびω鎖は不飽和であり得、すなわち点線で表す結合は、その部分 の結合が一重結合、またはシスもしくはトランス配置であり得る二重結合である ことを示し;R3は=O、−OHまたは−O(CO)R6であり;R6は炭素数1〜 約20の飽和もしくは不飽和非環式炭化水素基であるか、または−(CH2)mR7 であり、mは0〜10であり、R7は炭素数約3〜7の脂環であるか、またはヒド ロカルビルアリール基およびヘテロアリール基(ヘテロ原子は窒素、酸素および イオウから成る群から選択する)から成る群から選択するアリール基である。] で示される化合物または薬学的に許容し得るその塩である請求項11記載の化合 物。 13.式(III): [式中、ハッチングした線はα配置を、三角形に塗り潰した線はβ配置を表す。] で示される化合物である請求項12記載の化合物。 14.Xは、−COOR4、−CH2OR4、−CH2N(R4)2および−C(O)N (R4)2から成る群から選択する請求項13記載の化合物。 15.7−[6−カルボキシ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ヒドロキ シ−1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2 .1]オクタン 7−[6−カルボメトキシ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ヒドロキシ −1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2. 1]オクタン 7−[6−カルボメトキシ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ピバロイル オキシ−1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[ 3.2.1]オクタン 7−[7−ヒドロキシ−2−シス−ヘプテニル]−6−[3α−ヒドロキシ−1 −トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2.1]オ クタン 7−[6−カルボベンズオキシ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ヒドロ キシ−1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3. 2.1]オクタン 7−[6−カルボアミノ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ヒドロキシ− 1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2.1] オクタン 7−[6−カルボイソプロピルアミノ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α− ヒドロキシ−1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシク ロ[3.2.1]オクタン 7−[6−カルボキシ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ピバロイルオキ シ−1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシクロ[3.2 .1]オクタン 7−[6−カルボベンズオキシ−2−シス−ヘキセニル]−6−[3α−ピバロ イルオキシ−1−トランス−オクテニル]−3−オキソ−2,4−ジオキソビシク ロ[3.2.1]オクタン から成る群から選択する請求項14記載の化合物。
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