JPH06507897A - 眼圧降下作用を有する2−デカルボキシル−2−アシルチオアルキルプロスタグランジン誘導体 - Google Patents

眼圧降下作用を有する2−デカルボキシル−2−アシルチオアルキルプロスタグランジン誘導体

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JPH06507897A JP5500151A JP50015193A JPH06507897A JP H06507897 A JPH06507897 A JP H06507897A JP 5500151 A JP5500151 A JP 5500151A JP 50015193 A JP50015193 A JP 50015193A JP H06507897 A JPH06507897 A JP H06507897A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
眼圧降下作用を有する2−デカシボキンルー2−アシルチオアルキルプロスタグ ランノン誘導体 発明の分野 本発明は、有効な眼圧降下剤であり、緑内障の処!に特に適当な2−デカルボキ シルー2−アシルチオアルキルプロスタグランジンに関する。 発明の背景 眼圧降下剤は、多様な高眼圧症状、例えば術後およびレーザートラベクレク゛・ ミー後の高眼圧や、緑内障の処置において、並びに術前の補助薬として有用であ る。 緑内障は、眼圧の上昇により特徴付けられる眼疾患である。緑内障は、その病因 により、原発性または続発性として分類されている。例えば、成人の原発性緑内 障(先天性緑内障)は、開放隅角緑内障であるか、または急性もしくは慢性の閉 塞隅角緑内障であり得る。続発性緑内障は、ブドウ膜炎、眼内腫瘍または拡大し た白内障のような既存の眼疾患から生じる。 原発性緑内障の原因は、未だ解明されていない。その眼圧上昇は、房水流出遮断 による。慢性開放隅角緑内障においては、前房およびその解剖学的構造は正常に 見えるが、房水の排出は妨げられる。急性または慢性の閉塞隅角緑内障において は、前房が浅く、透過角が狭く、虹彩がシュレンム管の入口の小柱網を閉塞し得 る。瞳孔の拡張により、虹彩根部が隅角に対して前方に押され、および瞳孔ブロ ックを起こして、病状を急進し得る。前房隅角の狭い眼は、種々の重篤度の急性 閉塞隅角緑内障に患る素因を有する。 続発性緑内障は、後戻から前房、次いでシュレンム管への房水の流れのいかなる 妨害によっても起こる。前房の炎症性疾患は、膨隆虹彩における完全な虹彩後癒 着を起こすことにより房水排出を妨げ得、排液路を滲出物で閉塞し得る。他の通 常の原因は、眼内腫瘍、拡大した白内障、網膜中心静脈閉塞、眼の外傷、手術操 作および眼内出血である。 すべての種類を考慮すると、緑内障は、40歳を超えるすべての人の約2%に起 こり、視力が急速に損われるまで何年間も無症候性であり得る。手術が指示され ない場合、局所用β〜アドレナリン受容体拮抗剤が、従来、緑内障処置薬物とし て選択されている。 ある種のエイコサノイドおよびその誘導体は、眼圧降下活性を有することが報告 されており、緑内障の処置に使用することが提案されている。エイコサノイドお よびその誘導体は、多くの生物学的に有用な化合物、例えばプロスタグランジン およびその誘導体を包含する。プロスタグランジンは、下記構造式で示されるブ ロスタン酸の誘導体であるといえる。 ブロスタン酸青格の脂環の構造および置換基の異なる種々のプロスタグランジン が知られている。更に、プロスタグランノンは、その種類名の後に側鎖の不飽和 結合数を添ん[例えばプロスタグランジンE、(PGE、)、プロスタグランジ ンE2(PGE2)]、脂環の置換基の立体配置をαまたはβて示すし例えばプ ロスタグランジンF 2.(P G F 2−)]ことによって分類されている 。 プロスタグラレジンは最初、有効な眼圧上昇剤であると見なされていた。しかし 、過去10年間に蓄積された証拠によると、いくつかのプロスタグランジンは非 常に有効な叩圧降下剤であり、緑内障の長期処置に好適であることがわかった。 し例えば、ヒトエル・ゼ、ノド(Bito、 L、Z、 )、バイオロジカル・ プロテクション・ウィズ・プロスタグランジンズ(B iologicala  P rotection WithP rostagandins)、コーヘン 9 エム・エム(Cohen、 M、 M、 )編、ポカ・レイトン(Boca  Raton)、フロリダ、CRCブレス社(CRCPress Inc、 ) 、1985.231〜252頁、並びにビト、エル・ゼット、アプライド・ファ ーマコロンー・イン・ザ・メディカル・トリートメント・オフ・グラウコマズ( Applied Pharmacology in the Medical  Treatment of Glaucomas)、トランス、ニス・エム(D rance、S、 M、 )およびニューフェルト、エイ・エイチ(Neufe ld、 A、 H,)編、ニューヨーク、グルーン・アンド・ストラットン(G rune & 5tratton)、1984.477〜505頁参照。] そ のようなプロスタグランジンは、PGF2.、P G F +−1P G R2 、およびそれらの脂溶性エステル(例えば、l−イソプロピルエステルのような C,−C2アルキルエステル)を包含する。 プロスタグランジンによる眼圧降下の詳しいメカニズムは未だわかっていないが 、最近の実験結果により、ブドウ膜強腹流出の増加によるものであることが示さ れた[ニルノン(Nilsson)ら、インベスティゲイティブ・オフサルモロ ジー・アンド・ビジュアル・サイエンス(Invest、 Ophthalmo l、 Vis、Sci、 )28(補遺)、284(1,987)i。 PGF2.のイソプロピルエステルは、親化合物よりもはるかに大きい降圧活性 を有することがわかっている。これは、角膜透過性がより高いことによると考え らねる。1987年にこの化合物は、「かつて報告されたうちで最も強力な眼圧 降下剤」であると文献に記載された[例えば、ヒトエル・ゼット、アーカイブズ ・オフ・オフサルモロジー(Arch、Ophthalmol、 )、105. 1036(1987)、およびシーボルド(S 1ebold)ら、プロドラッ グ(P rodrag) 5.3(1989)参照〕。 プロスタグランジンは顕著な眼内副作用を持たないと考えられるが、銀表面(結 膜)充血および異物感は、ヒトの眼に対するそのような化合物(とりわけP G  F 1mおよびそのプロドラッグ、例えば1−イソプロピルエステル)の局所 適用に伴って起こる。高眼圧を伴う症状(例えば緑内障)の処置におけるプロス タグランジンの臨床的使用可能性は、上記のような副作用の故に非常に制限され ている。 アラーガン社(Allergan、Inc、 )に譲渡された一連の同時係属米 国特許出願において、眼圧降下活性が高く、副作用は無い、または実質的に副作 用の無いプロスタグランノンエステルが開示されている。同時係属米国特許出願 第386835号(1989年7月27日出願)は、ある種の11〜アンループ ロスタゲラ〉ジン、例えば11−ピバロイル、11−アセチル、11−イソブチ リル、11〜バレリル、および11−イソバレリルPGF2.に関する。同時係 属米国特許出願第357394号(1989年5月25日出願)には、眼圧降下 作用を有する15−アシルプロスタグランジンが開示されている。同様に、プロ スタグランジンの11、.15−19.15−および9.11−7エステル、例 えば11.15−ジピバロイルPGF2.も、眼圧RT不活性有することが知ら れている。同時係属米国特許出願第385645号、第386312号および第 386834号(いずれも1989年7月27日出願)参照。同時係属米国特許 出願第071538204号(1990年6月14日出願)には、PGFI−ア ルコールが開示されている。 上記のすべての特許出願の開示を、特に引用により本発明の一部とする。 日本国公開特許第53.’34747号には、経口避妊薬としてのプロスタグラ ンノン様化合物(2−デカルボキシルー2−チオPGF2.を包含する)および その製法が開示されている。 本発明のτ旨 本発明は、新規2−デカルホキ/ルー2−アシルチオアルキルプロスタグラン/ ン誘導体に関する。 そのような化合物は、有効な眼圧降下剤であり、高眼圧によって特徴付けられる 眼疾患(例えば縁由11)の処置に特に有用であることがわかった。2−デカル ボキシルー2−アノルチオアルキルブロスタグランジンが眼圧降下活性を有する ことは、とりわけ、構造的に最も類似した既知の化合物である2−デカルボキシ ル〜2−メルカプトPGF2.が眼圧降下には実質的に不活性であることがら、 全く予想外のことである。 更に、本発明の化合物は、対応する親PG化合物よりも、銀表面充血を明らかに 起こしにくいこともわかった。 本発明は、式(1) [式中、波線の結合はαまたはβ配置であることを表し−ハッチングした線はβ 配置を、三角形に塗り潰した線はβ配置を表し9点線を付した結合は、−重結合 、またはノスもしべはトランス配置であり得る二重結合を表し、Rはアノル基で あす:R,+およびR2のうちの一方は=0、−0 Hもしく は−0(Co) Rsで、他方は−011もしくは一部(Co)Rsであるか、またはR1は=0 でR2はトIであり。 R3は−OHまたは−0(Co)Raであり+R4およびR6のうちの一方は水 素で、他方は水素または炭素原子数1〜約4のアルキル基であり:Rsは炭素原 子数1〜約20の飽和もしくは不飽和非環式炭化水素基、まt:は−(CH2) nRffである(nは0〜10であり、R7は脂環(炭素原子数的3〜7)、芳 香環または複素環である)。] て示される2−デカルボキシル−2−アシルヂオアルキルブロスタグランノン誘 導体および薬学的に許容し得るその塩に関する。 更に、本発明は、高眼圧処置用の薬剤組成物であって、高眼圧の処置に充分な量 の式(1)の化合物または薬学的に許容し得るその塩を、通例、眼科学的に許容 し得る無毒性担体と混合したものから成る薬剤組成物にも関する。 更に、本発明は、高眼圧を処置する方法であって、式(I)[式中の種々の記号 および置換基は、前記と同意義である。]で示される化合物を、高眼圧の処1に 充分な量で眼に適用することを含んで成る方法にも関する。。 更に、本発明は、高眼圧処置用の眼用溶液であって、高眼圧の処置に充分な量の 式(1)の化合物を、眼科学的に許容し得る無毒性液体担体との混合物として含 有する眼用溶液にも関する。眼用溶液は通例、計量適用に適した容器に充填する 。 更に、本発明は、薬剤生成物であって、内容物を計量した形態で放出する容器: およびその中に入れた前記眼用溶液 を含んで成る薬剤生成物にも関する。 発明の詳細な説明 本発明は、眼圧降下剤として有用な新規2−デカルボキシルー2−アシルチオア ルキルプロスタグランジン誘導体に関する。そのようなプロスタグランジン誘導 体は、一般式(I) [式中、波線の結合はαまたはβ配置であることを表し、ノーツチングした線は α配置を、三角形に塗り潰した線はβ配置を表し:点線を付した結合は、−重結 合、またはノスもしくはトランス配置であり得る二重結合を表し:Rはアシル基 であり、R1およびR2のうちの一方は=O,−OHもしくは一重(CO)R6 で、他方は−OHもし5くは−0(CO)R,であるか、またはR1は=0でR 2はHであり:R3は−OHまたは一重(Co)Rsであり:R4およびRsの うちの一方は水素で、他方は水素または炭素原子数1〜約4のアルキル基であり :R8は炭素原子数1〜約20の飽和もlバは不飽和非環式炭化水素基、または −(CHz)nR7である(nはO〜10であり、R7は脂環(炭素原子数的3 〜7)、芳香環または複素環である)。] で示される。 上記式は、プロスタグランジンF、DSESAおよびBの2−デカルボキシルー 2−アシルチオアルキル誘導体を包含する。 好ましい本発明の化合物群は、式(n)[式中、R+/R2は−OH/−0H1 =O/−0H1−0H/=Oである。]で示される化合物、並びにその9−およ び/または11−および/または15−エステルである。この定義は、PGF2 、PGE、およびPGD、誘導体を包含する。 特に好ましいのは、式(I[l) で示されるPGE3.誘導体、並びにその9−および/または11−および/ま たは15−エステルである。 前記式および下記式のいずれにおいても、5および6位の炭素間(C−5):  8おJ′び12位の炭素間(C−8)、】0および11位の炭素間(C”lO) ; 13および14位の炭素間(C=13):並びに17および18位の炭素間 (C−17)の結合における点線は、その結合が一重結合、またはンスもしくは トランス配置であり得る二重結合であることを表す。−一本の実線を用いる場合 は、その二重結合の配置を特定して示す。C−9、C−11およびC−15のハ ツチングした線は、α配置を表す。β配置は、三角形1ご塗り潰した線で表す。 大忙のPGF2.は立体化学的に、C−=9、C−11およびC−15水酸基が α配置である1つじか(2、本発明に従って使用する化合物は、C−9またはC −11またはC−15の置換基がβ配置のプロスタグランジンも包含する。前記 のように、本明細書中のいずれの式においても、/クロヘプタン環へのハツチン グした線で表す結合は、その置換基がα配置であることを示す。シクロへブタン 環へのナリ涜
【、た線で表す結合は、置換基がβ配置であることを示す。例えば 、9β−PGF化合物は、C−9の水酸基がβ配置であること以外は、PGF、 化合物と同じ構造を有する。また、C−11およびC−15炭素原子への水酸基 または他の置換基の結合であって、ハツチング線で表したものは、α配置である ことを示す、従って、C−15の水酸基がエビ配置の化合物は15βと明示し、 β配置の指定がなければ立体配置はαであると解釈する。 1−アシル、1とは、カルボン酸からカルボキシル基のヒドロキシル部分を除去 して誘導した基を意味する。、そのような基は、式A −CO−と表すことがで き、Aは脂肪族または芳香族の飽和または不飽和炭化水素基であり、置換または 不置換であってよいい「脂肪族炭化水素基」は、直鎖または分枝鎖状の、飽和ま たは不飽和非環式炭化水素基を意味するか、または環式成分(脂環式炭化水素基 )を包含し得る。への定義に包含される非環式脂肪族炭化水素基は、好ましくは 炭素原子を1〜約6個、とりわ1フ1〜約4個有する。そのような基は、適当な 鎖長の直鎖才たは分枝鎖状アルキル、アルケニルおよびアルキニル基を包含し、 好ましくはアルキル(例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチルもし くはヘキシルまたはそれらのW性体)である。脂環式炭化水素基は、炭素原子数 的3〜7の飽和または不飽和脂環を有することが好ましい。この環は、炭素原子 数が約4までであることが好ましい前記のような非環式脂肪族炭化水素部分に結 合していてもよい。芳香族炭化水素基としてのAは、好ましくはアリール(例え ばフェニル)またはアラルキル(例えばベンジル)であるが、ヘテロ原子として 酸素および/または窒素および/またはイオウを有する複素環をも包含する。ア シル基は、上記いずれの定義においても、1個またはそれ以上(同一または異な る)の置換基を有し得る。その1換基は、ハロゲン(例えば塩素、臭素、ヨウ素 )、ニトロ、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ(例えばメトキンまたはエトキン )、アルキル(例えばメチル、エチル)などから選択することが好ましい。最も 好ましい化合物においては、アシル基は、直鎖または分枝鎖状の非環式脂肪族カ ルボン酸、好ましくは、アルキル部分に炭素原子を1〜約6個(好ましくは1へ ・約4個)有するアルキルカルボン酸から誘導したものである。 R6の定義において、「飽和もしくは不飽和非環式炭化水素基」とは、適当な鎖 長の直鎖または分枝鎖状飽和または不飽和炭化水素基を意味する。そのような基 は、前記のようなアルキル、アルケニルおよびアルキニル基を包含する。 R1およびRsの定義において、アルキル基は好ましくは炭素原子数1または2 であり、より好ましくはメチルである。 Reの定義は、環式成分(CH2)nR7[nは0〜10であり、R7は脂環( 炭素原子数的3〜7)、芳香環または複素環である]を包含し得る。「脂環」は 、飽和または不飽和であってよく、好ましくは炭素原子数3〜7の飽和環である 。芳香環としてのR7は好ましくはフェニルであり、複素環はへテロ原子として 酸素および/または窒素および/またはイオウを有する。nは好ましくは0へ・ 4である。 本発明の化合物のうち、好ましいものは、式(I[+)で示されるPGF2.誘 導体並びにその9−および/または11−および/または】5−エステル(R, 、R2およびR3に関して式(I)に定義したもの)である。 特に好ましいのは、Rが炭素原子数的7までの非環式脂肪族アシル基(炭素原子 数1〜約6、とりわけ1〜約4、特に1または2のアルキル部分を有することが 好ましい)であり、R4およびR,かいずれも水素であるか、またはそれらの一 方が水素で他方がメチルであるPGF、、誘導体である。最も好ましい化合物に おいては、R4およびR1はいずれも水素である。 本発明の化合物の薬学的に許容し得る塩は、親化合物の活性を保持し、被投与体 および投与を行う環境に対して不都合な影響を及ぼさないいずれの塩であっても よい。特に好ましいものは、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム および亜鉛のような無機イオンから形成した塩である。 本発明の新規化合物は、米国特許第4256745号および本出願人の同時係属 米国特許出願第071538204号(1990年6月14日出願)(それらを 特に引用して本発明の一部とする)に開示された2−デカルボキシルー2−ヒド ロキシアルキルプロスタグランノン(「ブロスタン−1−オール」)から、また は構造的に類似した化合物から好都合に合成することができる。 例えば、実施例1に記載し、添付の反応式に示すように、上記のような出発物質 から本発明のアンル化合物を合成することができる。他の化合物も、当業者既知 の同様の反応によって合成し得る。 通例、プロスタグランジンのすべての水酸基を、還元を受けにくく、除去が容易 な基、例えばテトラヒドロピラニル(THP)基で保護する。次いで、カルボン 酸をエステル化および還元するか、または水素化アルミニウムリチウムもしくは 関連試薬で酸を直接に還元し得る。得られたアルコール生成物を、メシレート、 トルレートまたはハライドのような脱離基を有する化合物に変換し得る。この変 換は通例、メンルクロリドまたはトノルクロリドおよび塩基を用いて行う。得ら れたメンレートを、ツメチルホルムアミド(DMF)のような極性溶媒中でチオ エステルのアルカリ金属塩で1換して、保護された生成物を得る。酸触媒作用に より保護基を除去して、R4およびR5がいずれも水素である化合物を得る。R 4およびR5の一方が水素で、他方が低級アルキル(好ましくはメチル)である 化合物を合成するには、酸またはエステル還元によって得たアルコールを、例え ば三酸化クロム/ピリジン、またはこのような反応に通常使用する他の酸化剤に よって、アルデヒドに酸化する。次いで、そのアルデヒドを、適当な有機金属化 合物、例えばMeMgXまたはMeLi(Xはハロゲン)と反応させて、プロス タグランジンのC−1における2級アルコールを得る。この2級アルコールを、 前記と同様の反応経路(脱離基の形成、アルカリチオエステルによる置換、およ び保護基の除去を包含する)により、所望の生成物に変換し得る。 本発明の化合物は、対応するメルカプタン化合物から合成することもできる。 アルコールの存在下におけるメルカプタンのアシル化を、弱塩基(例えばバイカ ーボネート)を用いるか、または中性条件下に、酸塩化物または酸無水物によっ て行うことができる。本発明の化合物の9−および/または11−および/また は15位の水酸基は、当分野で既知の方法(例えば、同時係属米国特許出願第3 86835号、第357394号、第385645号、第386312号および 第386834号に記載の方法)によってアシル化し得る。 本発明の新規化合物を活性成分として含有する薬剤組成物は、少なくとも1種の 本発明化合物または薬学的に許容し得るその酸付加塩の処置有効量を、眼科学的 に許容し得る通常の薬剤賦形剤と組み合わせることによって調製し得る。処置有 効量は通例、液体製剤巾約0.0001〜5%(W/v)、好ましくは約0.0 01〜10%(W/V)である。通例、罹徹した眼に1日当たり約6回まで、好 ましくは約4回まで、1滴ずつ適用する。 眼科的な適用のためには、主な賦形剤として生理食塩液を用いて溶液を調製する ことが好ましい。そのような眼用溶液のpHは、適当な緩衝系によって6.5〜 7.2に保つことが好ましい。このような製剤は、薬学的に許容し得る通常の保 存剤、安定剤および界面活性剤をも含有し得る。 本発明の薬剤組成物中に使用し得る好ましい保存剤は、塩化ベンザルコニウム、 クロロブタノール、チメロサール、酢酸フェニル水銀および硝酸フェニル水銀を 包含するが、これらに限定されるものではない。好ましい界面活性剤は、例えば 、トゥイーン(Tween)80である。同様に、本発明の眼用製剤中に種々の 好ましい賦形剤を使用し得る。このような賦形剤は、ポリビニルアルコール、ポ リビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ボロキサマー、カ ルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースおよび精製水を包含す るが、これらに限定されるものではない。 必要に応じて、または好都合に、浸透圧調整剤を添加し得る。浸透圧調整剤は、 塩、とりわけ塩化ナトリウム、塩化カリウム、マンニトールおよびグリセリンを 包含するが、これらに限定されるものではなく、眼科学的に許容し得る他の適当 な浸透圧調整剤も使用し得る。 眼科学的に許容し得る製剤が得られるのであれば、pH調整のためにどのようプ j緩衝剤および手段を用いてもよい。緩衝剤は、酢酸、クエン酸、1ル酸および ホウ酸の緩衝剤を包含する。製剤のp)(を調整するために、必要に応じて酸ま たは塩基を使用し得る。 同様に、本発明において使用するだめの眼科学的に許容し得る抗酸化剤は、メタ 重亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトl功ム、アセチルシスティン、ブチル化ヒド ロキシアニソールおよびブチル化ヒドロキシトルエンを包含するが、それらに限 定されるものではない。 本発明の眼用製剤が含有し得る他の佐剤成分はキレート化剤である。好ましし) キレート化剤はエデト酸二ナトリウムであるが、その代わりに、またはそれと組 み合わせて他のキレート化剤も使用し得る。 上記成分は通例、次のような量で使用する:成分 量(%v/v) 活性成分 約0.001〜5 保存剤 0〜0.10 賦形剤 O〜40 浸透圧調整剤 O〜10 緩衝剤 0.01〜10 pH調整剤 q、s、(pH4,5〜7.5)抗酸化剤 必要量 界面活性剤 必要量 精製水 必要量(100%とする) 本発明の活性化合物の実際の用量は、化合物によって、および処置する症状によ って異なる。当業者の知識の範囲内で、適当な用量を選択する。 本発明の眼用製剤は、眼への適用を容易にするよう、計量適用に適した形態(例 えばドロッパー付き容器)に充填することが好都合である。滴下適用に適した容 器は通例、不活性で無毒性の適当なプラスチック材料製であり、溶液を約0.5 〜151収容する。 本発明を以下の実施例によって更に説明するが、本発明は実施例により制限され るものではない。 実施例1 2−デカルボキシルー2−アセチルチオメチルPGF2.の合成PGF2.メチ ルエステル(PGF、、およびジアゾメタンから合成したちの;240+ag、  0.57ミリモル)を、CHzCb(0,58■1)に溶解した。1.2−ジ ヒドロ−3H−ピラン(0,52ml、5.7ミリモル)、次いでピリジニウム トシレー)(14+g、0.06ミリモル)を加えた。反応混合物を25℃で2 3時間撹拌し、10%クエン酸で反応を停止した。酢酸エチルで抽出し、その粗 生成物溶液を飽和炭酸水素ナトリウムおよび食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで 乾燥し、濃縮して、粗P G F z−メチルエステル9.11.15− トリ ス(THP)エーテル387mgを得た。 上記のようにして得た粗生成物(353mg、 0.56ミリモル)に、塩化メ チj/ン中の水素化ンイソブチルアルミニウムの1.0M溶液(1,7■1.1 .7ミリモル)を−78℃で加えた。得られた溶液を0℃で1.5時間撹拌し、 ロシェル塩の飽和溶液を加えた。混合物を酢酸エチルで3回抽出した。有機抽出 物を食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を蒸発して粗生成物33 3mgを得、これを゛/リカゲルクロマトグラフィー(40−50%酢酸エチル /ヘキサン)に付して、純粋な2−デカルボキシルー2−(ヒドロキソメチル) PGF2.9.11.15−トリス(THP)x−チル243mgを得た。 上記2−デカルボキシル−2−(ヒドロキシメチル)PO2−9,11,15− トリス(T’HP)エーテル(243mg、 0.41.1ミリモル)およびト リエチルアミシ(86111,0,62ミリモル)を塩化メチレン(211)に 溶解し、0℃に冷却した。その溶液に、メタンスルホニルクロリド(35μm、 0.45ミリモル)を約5分間にわたって滴下した。溶液を0℃で15分間攪拌 し、10%クエン酸を加えた。粗度え、混合物を塩化メチレンで抽出し、抽出物 を飽和炭酸水素ナトリウムおよび食塩水で洗った。有機相を無水硫酸マグネシウ ムで乾燥し、濃縮して、x−2−デカルホギンルー2−メンルオキシメチルPG F2.9.11.15−1−リス(THP)丁−一子ル244mgを得た。 2−デカルボキシルー2−メシルオキシメチル化合物(87mg、 0.13ミ リモル)およびチオ酢酸カリウム(30mg、 0.26ミリモル)を、DMF (0,13m1)に溶解し、25℃で2時間撹拌した。溶液は赤色粘性混合物に 変わり、これをDMF(0,15m1)で希釈し、更に24時間撹拌を続けた。 反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出して粗生成物を得、これをカラムク ロマトグラフィー(シUfJゲル、20%EtOAc、/ヘキサン、RfO,2 2)により精製して、純粋な2−デカルボキシルー2−アセチルチオメチル化合 物47mgを得た。THP基の脱保護は、メタノール中でビリノニウムトシレー トを用いて行った。シリカゲルクロマドグ・′うフィー(80%EtOAc/ヘ キサン、Rfo、14)により、純粋な2−ゾカルボキシルー2−アセチルチオ メチル−プロスタグランジンFhを分離した。 収量11mg(40%)。 ’HNMR(30MHz、CDC15): 65.52(2H,ABX、J A m=15、JA、=5、J−=7.5Hz)、5.38(2H,complex  AB)、4.18(IH。 t、J=4Hz)、4.06(IH,q、J=6.5Hz)、3.95(LH, m)、2゜85(2H,t、J=7.3Hz)、2.30(3H,s)、1.2 −2.4(23H。 m)、0.88ppm(3H,t%J−5Hz):”CNMR(75MHzSC DCIs):δ1.96.24.135.37.132.81.130.37. 128.36.7787.73.14.72.88.55゜82.50.15. 42.78.37.23.31.75.30.66.29.09.28.93. 28.63.26.67.25.63.25.23.22.64.14゜o6p pm: IR(CHCIg):3200 3600116901980−940cm−’ ;MS(EI、TMS誘導体):m/z614.6(M、、1.0%)、453 (12)、217(12)、191(38)、173(19)、147(17) 、129(15)、75(20)、73(100); HRMS(EL TMS誘導体): Cs+H*2SOaS i3として計算値 :614゜3675、実測値:614.3676゜試験量の2−デカルボキシル ー2−アセチルチオメチルPGF2.を含有する眼用製剤[01%ポリソルベー ト(トウィーン80)−10mM TRl5含有]を調製した。この薬物製剤を 、各実験動物の片眼の版表面に1滴(25μm)ずつ適用し、他方の眼には、対 照として賦形剤25μlを適用した。薬物投与の直前と、投与から所定の時間後 に、圧平眼圧測定によって眼圧を測定した。実験動物としては、ニューシーラン ト・アルピノ/プツチ斑交配ウサギを使用した。 薬物投与から所定の時間後に版表面充血を観察し、充血の有無を評価した。 得られた結果を第1表に示す。 対応する2〜デカルボキシルー2−チオメチル化合物の眼圧降下活性も、同様の 条件下に測定し、た。得られた結果を第■表に示す。 第1表 n=6−8 第■表 試験結果によると、2−デカルボキシルー2−チオメチル−PGF2.は、実質 的に眼圧降下不活性であるが、対応するアセチルチオメチル化合物は非常に強力 な眼圧降下剤であることが明らかである。アセチルチオメチル化合物の投与後の 版表面充血の発生率は、特に試験した低い方の濃度におい゛C1実質的に低かっ た。 このように、眼圧降下活性が高(、版表面充血という副作用が少ないことは、緑 内障の処置における化合物の有効な臨床的適用のために非常に好ましい。 以」ニ、本発明の実施のために用いることのできる特定の方法および組成物を詳 細に説明した。それらは、本発明の好ましい態様である。しかし、所望の薬理学 的性質を有する他の化合物を同様の方法で合成し得ること、並びに開示した化合 物は、異なる出発物質から異なる化学反応によっても得られることは、当業者に は明らかである。また、実質的に同様の結果をもたらす他の薬剤組成物を調製す ることもできる。すなわち、前記のように詳細な説明を行ったが、それは本発明 の範囲を制限するものと解釈すべきではなく、本発明の範囲は請求の範囲によっ てのみ制限されるべきである。 国際調査報告 国際調査報告 LIS 9203969 フロントページの続き (51) Int、 C1,5識別記号 庁内整理番号C07C4051005 07A 7419−4H(81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。 DK、ES、FR,GB、GR,IT、LU、MC,NL、SE)、0A(BF 、BJ、CF、CG、CI、CM、GA、GN、ML、MR,SN、TD、TG )、AU、 BB、 BG、 BR,CA、 C3,FI、 HU、JP。 KP、KR,LK、MG、MN、MW、NO,PL、 R○、RU、SD I

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.式(I) ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、波線の結合はαまたはβ配置であることを表し;ハッチングした線はα 配置を、三角形に塗り漬した線はβ配置を表し;点線を付した結合は、一重結合 、またはシスもしくはトランス配置であり得る二重結合を表し;Rはアシル基で あり;R1およびR2のうちの一方は=O、−OHもしくは−O(CO)R6で 、他方は−OHもしくは−O(CO)R6であるか、またはR1は=OでR2は Hであり;R3は−OHまたは−O(CO)R6であり;R4およびR5のうち の一方は水素で、他方は水素または炭素原子数1〜約4のアルキル基であり;R 6は炭素原子数1〜約20の飽和もしくは不飽和非環式炭化水素基、または−( CH2)nR7である(nは0〜10であり、R7は脂環(炭素原子数約3〜7 )、芳香環または複素環である)。] で示されるプロスタグランジン誘導体または薬学的に許容し得るその塩。
  2. 2.天然のプロスタグランジンD、EおよびF群から成る群から選択する請求項 1記載の化合物。
  3. 3.式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Rは請求項1のものと同意義であり、R4およびR5はいずれも水素で あるか、または一方が水素で、他方がメチルであり、R1/R2は−OH/−O H、=O/−OH、−OH/=Oである。]で示される化合物、またはその−O (CO)R6エステルである請求項2記載の化合物。
  4. 4.式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Rは請求項1のものと同意義であり、R4およびR5はいずれも水素で あるか、または一方が水素で、他方がメチルである。]で示されるPGF2d誘 導体である請求項3記載の化合物。
  5. 5.Rは、アルキル部分の炭素原子数1〜約6のアルキルカルボン酸から誘導し たアシル基であり、R4およびR5はいずれも水素である請求項4記載の化合物 。
  6. 6.Rはアセチルであり、R4およびR5は水素である2−デカルボキシル−2 −アセチルチオメチルPGF2aである請求項5記載の化合物。
  7. 7.高眼圧を処置するための薬剤組成物であって、式(I)▲数式、化学式、表 等があります▼ [式中、波線の結合はαまたはβ配置であることを表し;ハッチングした線はα 配置を、三角形に塗り漬した線はβ配置を表し;点線を付した結合は、一重結合 、またはシスもしくはトランス配置であり得る二重結合を表し;Rはアシル基で あり;R1およびR2のうちの一方は=0、−OHもしくは−O(CO)R6で 、他方は−OHもしくは−O(CO)R6であるか、またはR1は=OでR2は Hであり;R3は−OHまたは−O(CO)R6であり;R4およびR5のうち の一方は水素で、他方は水素または炭素原子教1〜約4のアルキル基であり;R 6は炭素原子数1〜約20の飽和もしくは不飽和非環式炭化水素基、または−( CH2)nR7である(nは0〜10であり、R7は脂環(炭素原子数約3〜7 )、芳香環または複素環である)。] で示される化合物または薬学的に許容し得るその塩を、高眼圧の処置に充分な量 で含有する組成物。
  8. 8.式(I)で示される化合物は、天然のプロスタグランジンD、EおよびF群 から成る群から選択する請求項7記載の組成物。
  9. 9.前記化合物は、式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Rは請求項1のものと同意義であり、R4およびR5はいずれも水素で あるか、または一方が水素で、他方がメチルであり、R1/R2は−OH/−O H、=O/−OH、−OH/=Oである。]で示される化合物、またはその−O (CO)R6エステルである請求項8記載の組成物。
  10. 10.前記化合物、式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Rは請求項1のものと同意義であり、R4およびR5はいずれも水素で あるか、または一方が水素で、他方がメチルである。]で示されるPGF2a誘 導体、またはその−(CO)R6エステルである請求項9記載の組成物。
  11. 11.式(III)において、Rは、アルキル部分の炭素原子数1〜約6のアル キルカルボン酸から誘導したアシル基であり、R4およびR5はいずれも水素で ある請求項10記載の組成物。
  12. 12.式(III)の化合物は、Rがアセチルであり、R4およびR5は水素で ある2−デカルボキシル−2−アセチルチオメチルPGF2aである請求項11 記載の組成物。
  13. 13.請求項1記載の式(I)で示される化合物または薬学的に許容し得るその 塩の処置有効量を、眼科学的に許容し得る無毒性液体担体と混合した形態で含有 し、計量適用に適した容器に充填した眼用溶液。
  14. 14.内容物を計量した形態で放出する容器;および請求項1記載の式(I)で 示される化合物または薬学的に許容し得るその塩を眼科学的に許容し得る無毒性 液体担体と混合した形態で含有し、上記容器に充填された服用溶液 から成る薬剤生成物。
  15. 15.高眼圧を処置する方法であって、式(I)▲数式、化学式、表等がありま す▼ [式中、波線の結合はαまたはβ配置であることを表し;ハッチングした線はα 配置を、三角形に塗り漬した線はβ配置を表し;点線を付した結合は、一重結合 、またはシスもしくはトランス配置であり得る二重結合を表し;Rはアシル基で あり;R1およびR2のうちの一方は=O、−OHもしくは−O(CO)R6で 、他方は−OHもしくは−O(CO)R6であるか、またはR1は=OでR2は Hであり;R3は−OHまたは−O(CO)R6であり;R4およびR5のうち の一方は水素で、他方は水素または炭素原子数1〜約4のアルキル基であり;R 6は炭素原子数1〜約20の飽和もしくは不飽和非環式炭化水素基、または−( CH2)nR7である(nは0〜10であり、R7は脂環(炭素原子数約3〜7 )、芳香環または複素環である)。] で示される化合物または薬学的に許容し得るその塩を、高眼圧の処置に充分な量 で眼に適用することを含んで成る方法。
  16. 16.前記化合物は、式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Rは請求項1のものと同意義であり、R4およびR5はいずれも水素で あるか、または一方が水素で、他方がメチルであり、R1/R2は−OH/−O H、=O/−OH、−OH/=Oである。]で示される化合物、またはその−O (CO)R6エステルである請求項15記載の方法。
  17. 17.前記化合物は、式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Rは請求項15のものと同意義であり、R4およびR5はいずれも水素 であるか、または一方が水素で、他方がメチルである。]で示されるPGF2a 誘導体、またはその−O(CO)R6エステルである請求項16記載の方法。
  18. 18.式(III)において、Rは、アルキル部分の炭素原子数1〜約6のアル キルカルボン酸から誘導したアシル基であり、R4およびR5はいずれも水素で ある請求項17記載の方法。
  19. 19.式(III)の化合物は、Rがアセチルであり、R4およびR5は水素で ある2−デカルボキシル−2−アセチルチオメチルPGF2aである請求項18 記載の方法。
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