JPH0950655A - 録音装置 - Google Patents

録音装置

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JPH0950655A
JPH0950655A JP7198741A JP19874195A JPH0950655A JP H0950655 A JPH0950655 A JP H0950655A JP 7198741 A JP7198741 A JP 7198741A JP 19874195 A JP19874195 A JP 19874195A JP H0950655 A JPH0950655 A JP H0950655A
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JP7198741A
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English (en)
Inventor
Yuichi Saito
裕一 斉藤
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モード設定を行なうための専用の操作部材等
を配設することなく、音声起動録音機能のためのモード
を設定することができる録音装置を提供する。 【解決手段】 入力される音声のレベルが所定以上にな
ると自動的に録音が開始される音声起動録音手段と、録
音モードを設定するための録音操作部材である操作入力
部9と、この録音操作部材により録音モードを設定する
ための操作とは異なる所定の操作がされると音声起動録
音手段の動作を可能にする制御手段であるシステム制御
部8とを具備したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、録音装置、詳し
くは音声信号の入力レベルが所定のレベル以上となると
きに録音動作を自動的に開始するようにした音声起動録
音機能を有する録音装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気テープ等の記録媒体を使用し
て音声信号等の記録および再生等を行なうようにする、
例えばデジタルレコーダ等の録音装置等において、所定
のレベル以上の音声信号等が入力された場合に、これを
検知して録音動作等を自動的に開始するようにした、い
わゆる音声起動録音機能等を有するものが、一般的に実
用化されている。
【0003】この場合において、上記録音装置等のモー
ド設定手段としては、例えば、音声起動録音機能のため
の専用のモード設定切換スイッチ等からなる操作部材等
を配設したり、録音装置等における他の機能、例えば速
聞き再生機能等のための設定スイッチ等からなる操作部
材等と、音声起動録音機能のためのモード設定切換スイ
ッチ等とを兼用とし、この兼用の操作部材等によって各
種の設定操作を任意に行なって、所望の設定(例えば音
声起動録音機能等の設定)の切り換え動作を行なうよう
にするもの等が、一般的に適用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
に、上記録音装置等において、各種の機能に対応する専
用の操作部材等をそれぞれ各別に配設するようにした場
合には、装置自体が大型化してしまい、小型化設計のた
めの制約事項となると共に、部材点数が増加することに
よって組み立て時の作業性が煩雑化し、さらに製造コス
トが増大してしまうことが考えられる。
【0005】また、上記録音装置等において、音声起動
録音機能のための操作部材等と、他の各種機能を行なう
ための操作部材等とを兼用とする場合においては、装置
を使用する際に、各操作部材等の操作性が煩雑化してし
まうという問題点がある。
【0006】一方、音声起動録音機能のための操作部材
等を、他の各種機能を行なうための操作部材等と兼用と
する場合において、通常の場合には、例えば一般的な接
点固定式の機械的スライドスイッチ等を適用することが
一般的となっているが、この場合においては、モード切
換操作等の操作を行なわない限り、上記録音装置は、上
記操作部材等によって設定されたモード状態に固定され
ることとなる。
【0007】従って、上記録音装置等の使用を開始する
際に、前回使用したときの設定モードではなく、他の設
定モードによって使用を開始したいといった場合におい
ては、まず、使用開始に先立ってスイッチ操作等を行な
い、所望の設定モードへの切り換え操作を行なう必要が
ある。つまり、上記録音装置等の使用開始前の準備操作
が煩雑化してしまうということが考えられる。
【0008】本発明の目的は、上記従来の問題点を解消
し、音声起動録音機能等を有する録音装置において、モ
ード設定を行なうための専用の操作部材等を特に配設す
ることなく、音声起動録音機能のためのモードに設定す
ることを、容易に行なうことができるようにした録音装
置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による録音装置
は、入力される音声のレベルが所定以上になると自動的
に録音が開始される音声起動録音手段と、録音モードを
設定するための録音操作部材と、録音操作部材により録
音モードを設定するための操作とは異なる所定の操作が
されると音声起動録音手段の動作を可能にする制御手段
と、を具備したことを特徴とする。
【0010】また、録音操作部材が外部から所定時間以
上操作され続けるか所定時間内に複数回操作されること
により音声起動録音手段の動作が可能になることを特徴
とする。そして、音声起動録音手段の動作が可能なとき
に録音操作部材が操作されると音声起動録音手段の動作
可能状態が解除されることを特徴とする。
【0011】このような構成とすることで、録音操作部
材により録音モードを設定するための操作とは異なる所
定の操作がなされると、制御手段によって音声起動録音
手段の動作を可能にするモードに変更される。
【0012】また、録音操作部材が外部から所定時間以
上操作され続けるか、または所定時間内に複数回操作が
なされると、音声起動録音手段の動作を可能にするモー
ドに変更される。そして、音声起動録音手段の動作が可
能なモードにあるときに録音操作部材が操作されると、
音声起動録音手段の動作可能状態が解除される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図に基づいて本発明の実施
の形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態
の録音装置の概略構成を示すブロック構成図である。な
お、以下の各実施の形態においては、録音装置として、
例えばデジタルレコーダについて例示するものとする。
【0014】図1に示すように、この第1の実施の形態
の録音装置であるデジタルレコーダは、制御手段である
システム制御部8によってシステム全体が制御されるよ
うになっており、このシステム制御部8には、例えば録
音モード等を設定するためのスイッチ、ボタン等によっ
て形成される録音操作部材(録音ボタン)等の各種操作
部材等からなる操作入力部9等が電気的に接続されてい
る。
【0015】また、入力された音声信号等からなる音声
情報等を電気信号等に変換するマイクロフォン1と、こ
のマイクロフォン1によって変換された音声情報等の電
気信号等を増幅するマイクアンプ2と、このマイクアン
プ2によって増幅されたアナログ信号である音声情報等
の電気信号等をデジタル信号に変換するA/D変換部3
と、このA/D変換部3によって変換された音声情報等
のデジタル信号を上記メモリ制御部5を介して音声メモ
リ6に記録する際に適する符号化を行なう符号化部、お
よび、この符号化部により符号化されて上記メモリ6に
記録された音声情報等のデジタル信号を復号化する復号
化部とを有する符号化/復号化部4と、この符号化/復
号化部4の符号化部によって符号化された音声情報等の
デジタル信号を記録する音声メモリ6と、この音声メモ
リ6を制御するメモリ制御部5と、上記音声メモリ6に
記録される音声情報等のアドレスデータ等を管理するア
ドレスカウンタ7と、上記符号化/復号化部4の復号化
部によって復号化したデジタル信号をアナログ信号に変
換するD/A変換部12と、このD/A変換部12によ
って変換されたアナログ信号である音声情報等の電気信
号を増幅するパワーアンプ11と、このパワーアンプに
11によって増幅された音声情報等の電気信号を音声と
して出力するスピーカ10等によって構成されている。
【0016】上記マイクロフォン1は、上記マイクアン
プ2とA/D変換部3とを介して、上記符号化/復号化
部4の第1の端子に電気的に接続されており、また、上
記スピーカ10は、上記パワーアンプ11とD/A変換
部12とを介して、上記符号化/復号化部4の第2の端
子に電気的に接続されている。
【0017】また、上記符号化/復号化部4の第3の端
子には、上記メモリ制御部5に電気的に接続され、これ
を介して上記音声メモリ6に電気的に接続されている。
【0018】一方、上記システム制御部8には、上述し
たように、上記符号化/復号化部4、メモリ制御部5、
操作入力部9等がそれぞれ電気的に接続されていると共
に、上記アドレスカウンタ7を介して音声メモリ6が電
気的に接続されており、これによって、上記デジタルレ
コーダを構成する各構成部材の制御を行なうようになっ
ている。
【0019】つまり、上記操作入力部9は、上述したよ
うに、例えば録音、再生動作、動作停止、録音モード等
の設定等を行なうためのスイッチ、ボタン等によって形
成される各種操作部材等からなっている。
【0020】なお、上記操作入力部9を形成する、例え
ば録音操作部材については、例えばタッチボタン式のも
の、スライド式のもの等が考えられる。これらは、例え
ば操作部材等を押し下げたり、摺動させる等の操作力を
加えることによって操作を行ない、この操作力を解除し
た際には、例えばバネ等の付勢力により自動的に元の状
態(位置)に復帰するようなものであり、このとき、操
作がなされた際に生ずる信号等が、上記システム制御部
8に出力されるようになっている。
【0021】そして、上記メモリ制御部5は、上記音声
メモリ6と上記符号化/復号化部4との間における信号
の入出力動作を制御するものであり、また、上記アドレ
スカウンタ7は、上記システム制御部8から出力される
アドレスデータ等に従ってカウント動作を行なって、こ
れにより、上記音声メモリ6に対して記録する音声情報
等のデジタル信号のアドレス指定等のデータ管理を行な
うようになっている。
【0022】このように構成された上記第1の実施の形
態の録音装置であるデジタルレコーダにおいて録音動作
が行なわれる際の作用について、以下に簡単に説明す
る。
【0023】例えば、上記操作入力部9の各操作部材等
のうち録音動作を行なうために録音モードに設定する録
音操作部材が操作された場合には、このときに生ずる電
気信号等によって録音モードが設定され、録音動作が開
始されることとなる。
【0024】このとき、上記マイクロフォン1は、入力
された音声信号等を電気信号に変換し、上記マイクアン
プ2に出力する。そして、このマイクアンプ2によっ
て、音声信号等の電気信号は増幅されて、上記A/D変
換部3へと出力される。
【0025】ここで、上記マイクアンプ2から出力され
る音声情報等の電気信号は、アナログ信号であるので、
上記A/D変換部3において、アナログ信号である上記
音声情報等の電気信号をデジタル信号に変換して、上記
符号化/復号化部4の符号化部へと出力する。
【0026】上記符号化/復号化部4の符号化部におい
ては、上記A/D変換部3より出力されたデジタル信号
の符号化を行なって、ここで符号化されたデータを、上
記メモリ制御部5を介して音声メモリ6に出力して、こ
の音声メモリ6に記録されることとなる。
【0027】このとき、上記システム制御部8からは、
上記アドレスカウンタ7に対してアドレスデータ等が出
力されるので、上記アドレスカウンタ7は、上記システ
ム制御部8より入力されたアドレスデータ等に従って、
上記デジタル信号のアドレス指定等を行なって、音声情
報等のデジタル信号を上記音声メモリ6に記録すること
となる。
【0028】次に、上記第1の実施の形態の録音装置に
おいて録音が行なわれる際のシステム制御部8の動作
を、図2のフローチャートによって、以下に説明する。
まず、図2における初期状態(スタート:START)
として、上記録音装置は、その主電源が投入された状態
(オン(ON)状態)にあり、かつ、上記録音装置は操
作入力部材9によって停止状態、または、録音状態(録
音モード)以外の状態にされている状態とする。
【0029】この初期状態(スタート:START)に
おいて、図2に示すように、まず、ステップS2で、上
記操作入力部9のうち録音動作を行なうために録音モー
ドに設定する録音操作部材が操作されて(押されて)い
る状態(オン(ON)状態)にあるかどうかの判断がな
される。ここで、上記録音操作部材が押されている状態
にあると判断された場合には、次のステップS3の処理
に進む一方、このステップS2において、上記録音操作
部材が押されていない状態である、すなわち、初期状態
が維持された状態であると判断された場合には、この図
2に示すフローチャートにおける一連のシーケンス(録
音動作)を終了する(エンド:END)。
【0030】ステップS3においては、上記録音操作部
材が所定の時間以上押されたか、例えば連続して1秒間
以上押されたかどうかの判断がなされる。ここで、録音
操作部材が押されていた時間が、所定の時間、例えば連
続して1秒間以上押されていない、すなわち、連続して
1秒間未満であるが、録音操作部材による録音モード設
定のための操作であると判断された場合には、次のステ
ップS9の処理に進み、このステップS9において、上
記録音装置は、通常録音モードに設定されて、一連のシ
ーケンスを終了する(エンド:END)。
【0031】一方、上記ステップS3において、上記録
音操作部材が押されていた時間が、所定の時間、例えば
連続して1秒間以上押されていたと判断された場合、つ
まり、録音操作部材により録音モードを設定するための
操作とは異なる所定の操作がなされたと判断された場合
には、上記制御手段であるシステム制御部8によって、
上記録音装置は音声起動録音モードに設定されて、音声
起動録音手段(後述する。)の動作を可能とし、次のス
テップS4の処理に進む。
【0032】上述のステップS3において、上記録音装
置が音声起動録音モードに設定された後、ステップS4
の処理に進むと、このステップS4において、上記マイ
クロフォン1に入力される音声信号等の入力レベルの判
別がなされる。ここで、上記マイクロフォン1に入力さ
れる音声信号等の入力レベルが所定のレベル以上である
と判断された場合には、次のステップS6の処理に進
み、このステップS6において音声起動録音状態、すな
わち、自動的に録音動作が開始されることとなる。そし
て、次のステップS7の処理に進み、このステップS7
において、上記操作入力部9のうちの他のボタン等の操
作部材等が操作され(押され)たかどうかの判別がなさ
れる。
【0033】一方、上述のステップS4において、上記
マイクロフォン1に入力される音声信号等の入力レベル
が所定のレベル以上でない、すなわち、所定のレベルに
達していないと判断された場合には、次のステップS5
の処理に進み、このステップS5において音声起動録音
待機状態、すなわち、音声起動録音モードに設定された
状態で録音動作は一時的に停止され、録音動作の待機状
態となる。そして、次のステップS7の処理に進み、こ
のステップS7において、上記操作入力部9のうちの他
のボタン等の操作部材等が操作され(押され)たかどう
かの判別がなされる。
【0034】上述のステップS7において、上記操作入
力部9のうちの他のボタン等の操作部材等が押されてい
ないと判断された場合には、音声起動録音モードの設定
が維持された状態で、上述のステップS4の処理に戻
り、このステップS4以降の処理を繰り返すこととな
る。このように、上述のステップS4、S5、S6の動
作シーケンスにおいて、音声起動録音手段が構成されて
いる。
【0035】一方、上述のステップS7において、上記
操作入力部9のうちの他のボタン等の操作部材等が押さ
れたと判断された場合には、音声起動録音モードの設定
が解除されて、次のステップS8の処理に進み、このス
テップS8において、上述のステップS7において押さ
れた、上記録音操作部材以外の操作入力部9のうちの他
のボタン等の操作部材等に対応する他のモードへと設定
が切り換えられて、この録音動作の一連のシーケンスを
終了する(エンド:END)。
【0036】なお、上述したように、上記第1の実施の
形態の録音装置においては、上記操作入力部9のうち録
音操作部材(録音ボタン)が連続して1秒間以上操作さ
れ(押され)た場合に音声起動録音モードに設定される
(ステップS3、S4)一方、上記操作入力部9のうち
録音操作部材(録音ボタン)の操作が連続して1秒間未
満である場合には、通常録音モードに設定される(ステ
ップS3、S9)ようになっているものである。
【0037】そして、録音操作部材を所定時間以上連続
して押し続けることで、音声起動録音モードへと設定切
り換えが行なわれる一方、この音声起動録音モードにあ
るときに、録音操作部材を所定時間未満の間押すことの
み(ステップS7)で、上記音声起動録音モードが解除
されることとなる。
【0038】以上説明したように上記第1の実施の形態
によれば、録音モードの切り換えのための専用スイッチ
等を特に配設することなく、かつ、煩雑な操作を行なう
ことなく、録音動作を行なうための録音操作部材(録音
ボタン)の任意の操作によって、音声起動録音モードと
通常録音モードとのモード切り換えを、容易に行なうこ
とができる。従って、部品点数を増加させることもない
ので、装置自体の小型化に寄与することができると共
に、製造コストの低減に寄与することができる。
【0039】そして、モード切り換えのための専用スイ
ッチ等を特に配設するものではないので、これら専用ス
イッチ等による場合に考えられる操作ミス等により不用
意に音声起動録音モードに切り換えてしまう等の事故を
防止することができる。
【0040】次に、本発明の第2の実施の形態の録音装
置について、その動作を図3によって、以下に説明す
る。なお、この第2の実施の形態の録音装置の概略構成
は、上述の第1の実施の形態と同様であり、その録音時
の動作において異なる点があるのみである。従って、そ
の構成についての説明は省略し、上述の第1の実施の形
態において説明した図1を参照するものとする。
【0041】図3は、本発明の第2の実施の形態の録音
装置において録音が行なわれる際のシステム制御部の動
作を示すフローチャートである。なお、この第2の実施
の形態における録音時の動作シーケンスにおいて、図3
に示すステップS12〜ステップS14までの動作は、
上述の第1の実施の形態において説明した図2に示すフ
ローチャートにおいてステップS2〜ステップS4の動
作と全く同様の動作シーケンスを示している。従って、
その詳しい説明は省略し、以下に、ステップS14以降
の動作について説明するものとする。
【0042】図3に示すように、ステップS13におい
て、上述の図2に示すステップS3と同様に、この第2
の実施の形態の録音装置が音声起動録音モードに設定さ
れて、音声起動録音手段の動作を可能とし、次のステッ
プS14の処理に進む。そして、このステップS14に
おいて、上記マイクロフォン1に入力される音声信号等
の入力レベルの判別がなされる。ここで、上記マイクロ
フォン1に入力される音声信号の入力レベルが所定のレ
ベル以上であると判断された場合には、次のステップS
18の処理に進み、このステップS18において音声起
動録音状態、すなわち、自動的に録音動作が開始される
こととなる。そして、次のステップS19の処理に進
み、このステップS19において、録音操作部材が押さ
れたかどうかの判断がなされる。
【0043】一方、上述のステップS14において、上
記マイクロフォン1に入力される音声信号等の入力レベ
ルが所定のレベル以上でない、すなわち、所定のレベル
に達していないと判断された場合には、次のステップS
15の処理に進み、このステップS15において音声起
動録音待機状態、すなわち、音声起動録音モードに設定
された状態で録音動作が一時的に停止される録音動作の
待機状態となる。そして、次のステップS16に処理に
進み、このステップS16において、録音操作部材が押
されたかどうかの判断がなされる。
【0044】上述のステップS16またはステップS1
9において、録音操作部材が押されていないと判断され
た場合には、次のステップS20の処理に進み、このス
テップS20において、録音操作部材以外の他のボタン
等の操作部材等が押されたかどうかの判断がなされ、こ
こで、録音操作部材以外の他のボタン等の操作部材等が
押されていないと判断された場合には、音声起動録音モ
ードの設定が維持された状態で、上述のステップS14
の処理に戻り、上述のステップS14以降の処理を繰り
返すこととなる。
【0045】このように、上述のステップS14、S1
8、S19の動作シーケンス、およびステップS14、
S15、S16の動作シーケンスのそれぞれにおいて、
音声起動録音手段が構成されている。
【0046】そして、上述のステップS19において、
録音操作部材が押されたと判断された場合には、録音動
作が行なわれている状態のまま音声起動録音モードの設
定が解除されて、次のステップS23の処理に進み、こ
のステップS23において、通常録音モードへの設定切
り換えがなされて、この一連のシーケンスを終了する
(END)。
【0047】また、上述のステップS16において、録
音操作部材が押されたと判断された場合には、音声起動
録音待機状態が解除されると共に、音声起動録音モード
の設定も解除されて、次のステップS17の処理に進
み、このステップS17において、録音装置の設定モー
ドは停止モードに切り換えられて、この一連のシーケン
スを終了する(END)。
【0048】一方、上述のステップS20において、上
記操作入力部9のうちの録音操作部材以外の他のボタン
等の操作部材等が押されたと判断された場合には、次の
ステップS21の処理に進み、このステップS21にお
いて、音声起動録音モードの設定が解除されると共に、
上述のステップS20において押された上記録音操作部
材以外の他のボタン等の操作部材等に対応する他のモー
ドへと設定切り換えが行なわれ、この一連のシーケンス
を終了する(END)。
【0049】以上説明したように上記第2の実施の形態
においても、上述の第1の実施の形態と同様に、複雑な
操作を行なうことなく、録音動作を行なうための上記録
音操作部材(録音ボタン)の任意の操作によって、音声
起動録音モードと通常録音モードとのモード切り換えを
容易に行なうことができる。従って、部品点数の増加と
なることもなく、装置自体の小型化に寄与することがで
きると共に、製造コストの低減に寄与することができ
る。
【0050】次に、本発明の第3の実施の形態の録音装
置について、その動作を図4によって、以下に説明す
る。なお、この第3の実施の形態の録音装置の概略構成
も、上述の第1の実施の形態と同様となっており、その
録音動作が行なわれる際の動作において異なる点がある
のみである。従って、この第3の実施の形態において
も、その構成についての説明は省略し、上述の第1の実
施の形態において説明した図1を参照するものとする。
【0051】図4は、本発明の第3の実施の形態の録音
装置において録音が行なわれる際のシステム制御部の動
作を示すフローチャートである。
【0052】まず、図4における初期状態(スタート:
START)として、上記録音装置は、その主電源が投
入された状態(オン(ON)状態)にあり、かつ、上記
録音装置は操作入力部材9によって停止状態、または、
録音状態(録音モード)以外の状態にされている状態と
する。
【0053】この初期状態(スタート:START)に
おいて、図4に示すように、まず、ステップS25で、
上記操作入力部9のうち録音動作を行なうために録音モ
ードに設定する録音操作部材が、所定の時間内、例えば
1秒間に何回操作され(押され)たかの判断がなされ
る。ここで、上記録音操作部材が所定時間(1秒間)内
に押された回数が、例えば2回(または2回以上)であ
る場合には、上記録音装置は、音声起動録音モードに設
定されて、次のステップS26の処理に進む。
【0054】一方、上述のステップS25において、上
記録音操作部材が所定時間(1秒間)内に押された回数
が、例えば1回のみである場合には、次のステップS2
9の処理に進み、このステップS29において、上記録
音装置は、通常録音モードに設定されて、一連のシーケ
ンスを終了する(END)。
【0055】他方、上述のステップS25において、上
記録音操作部材が所定時間(1秒間)内に押された回数
が、例えば0回、すなわち、上記録音操作部材が押され
なかったと判断された場合には、このフローチャートに
示す録音動作のシーケンスを終了する(END)。
【0056】上述のように、ステップS25において、
上記録音操作部材が所定時間(1秒間)内に押された回
数が、例えば2回(または2回以上)であると判断され
て、音声起動録音モードに設定された後、次のステップ
S26に進むと、このステップS26においては、マイ
クロフォン1に入力される音声信号等の入力レベルの判
別がなされる。ここで、マイクロフォン1に入力される
音声信号等の入力レベルが所定のレベル以上であると判
断された場合には、次のステップS28の処理に進み、
このステップS28において音声起動録音状態、すなわ
ち、自動的に録音動作が開始されることとなる。そし
て、次のステップS30に進み、このステップS30に
おいて、他のボタン等の操作部材等が押されたかどうか
の判断がなされる。
【0057】一方、上述のステップS26において、上
記マイクロフォン1に入力される音声信号等の入力レベ
ルが所定のレベル以上でない、すなわち、所定のレベル
に達していないと判断された場合には、次のステップS
27の処理に進み、このステップS27において音声起
動録音待機状態、すなわち、音声起動録音モードに設定
された状態で録音動作が一時的に停止される録音動作の
待機状態となる。そして、次のステップS30に進み、
このステップS30において、他のボタン等の操作部材
等が押されたかどうかの判断がなされる。
【0058】上述のステップS30において、録音操作
部材以外の他のボタン等の操作部材等が押されていない
と判断された場合には、音声起動録音モードの設定が維
持された状態で、上述のステップS26の処理に戻り、
このステップS26以降の処理を繰り返すこととなる。
【0059】一方、上述のステップS30において、録
音操作部材以外の他のボタン等の操作部材等が押された
と判断された場合には、音声起動録音モードの設定が解
除されて、次のステップS31の処理に進み、このステ
ップS31において、上述のステップS30で押された
録音操作部材以外の他のボタン等の操作部材等に対応す
る他のモードへの設定切り換えが行なわれ、この一連の
シーケンスを終了する(END)。
【0060】このように、上述のステップS26、S2
7、S28の動作シーケンスにおいて、音声起動録音手
段が構成されている。
【0061】なお、上述したように、上記第3の実施の
形態の録音装置においては、上記操作入力部9のうち録
音操作部材(録音ボタン)が所定時間(例えば1秒間)
内に何回操作され(押され)たかによって、録音モード
のうち通常録音モード、音声起動録音モードの設定切り
換えを行なうようになっており、複数回(例えば2回ま
たは2回以上)操作されることにより音声起動録音手段
の動作が可能となっている。
【0062】つまり、上記操作入力部9のうち録音操作
部材が1秒内に1回押された場合には、通常録音モード
に設定される一方、上記操作入力部9のうち録音操作部
材が1秒内に2回(または2回以上の複数回)押された
場合には、音声起動録音モードが設定されることとな
る。
【0063】そして、音声起動録音モードにあるとき、
すなわち、音声起動録音手段の動作可能状態にあるとき
に、他のボタン等の操作部材等が操作され(押され)た
場合には、音声起動録音モードが解除されることとな
り、この場合においては、例えば、停止モード、通常録
音モード等の他のモードに切り換えられることとなる。
【0064】以上説明したように上記第3の実施の形態
によれば、上述の第1、第2の実施の形態と同様の効果
を得ることができる。
【0065】なお、上述の第1〜第3の実施の形態にお
いては、録音装置としてデジタルレコーダについての例
を示しているが、録音装置としては、これに限らず、例
えば磁気テープ等を記録媒体とするアナログレコーダ等
においても同様に適用することができ、この場合におい
ても、まったく同様の効果を得ることが容易に可能とな
る。
【0066】
【発明の効果】以上述べたように請求項1に記載の発明
によれば、録音操作部材により録音モードを設定するた
めの操作とは異なる所定の操作がなされたときに、制御
手段によって音声起動録音手段の動作を可能とすること
により、音声起動録音機能のためのモード設定を行なう
専用の操作部材等を特に配設することなく、容易に音声
起動録音モードに設定することができる。
【0067】請求項2に記載の発明によれば、録音操作
部材が外部から所定時間以上操作され続けるか、所定時
間内に複数回操作されたときに、音声起動録音手段の動
作を可能とすることで、音声起動録音機能のためのモー
ド設定を行なう専用の操作部材等を特に配設することな
く、容易に音声起動録音モードに設定することができ
る。
【0068】請求項3に記載の発明によれば、音声起動
録音手段の動作が可能な状態にあるときに、録音操作部
材が操作されたときには、音声起動録音モードが解除さ
れるようにしたことで、音声起動録音機能のためのモー
ド設定を行なう専用の操作部材等を特に配設することな
く、容易に音声起動録音モードの解除動作を行なうこと
ができる。
【0069】以上述べたように本発明によれば、音声起
動録音機能等を有する録音装置において、モード設定を
行なうための専用の操作部材等を特に配設することな
く、音声起動録音機能のためのモードに設定すること
を、容易に行なうことができるようにした録音装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の録音装置の概略構
成を示すブロック構成図。
【図2】上記図1の録音装置において録音が行なわれる
際のシステム制御部の動作を示すフローチャート。
【図3】本発明の第2の実施の形態の録音装置において
録音が行なわれる際のシステム制御部の動作を示すフロ
ーチャート。
【図4】本発明の第3の実施の形態の録音装置において
録音が行なわれる際のシステム制御部の動作を示すフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1……マイクロフォン 2……マイクアンプ 3……A/D変換部 4……符号化/復号化部 5……メモリ制御部 6……音声メモリ 7……アドレスカウンタ 8……システム制御部 9……操作入力部 10……スピーカ 11……パワーアンプ 12……D/A変換部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される音声のレベルが所定以上に
    なると自動的に録音が開始される音声起動録音手段と、 録音モードを設定するための録音操作部材と、 録音操作部材により録音モードを設定するための操作と
    は異なる所定の操作がされると音声起動録音手段の動作
    を可能にする制御手段と、 を具備したことを特徴とする録音装置。
  2. 【請求項2】 録音操作部材が外部から所定時間以上
    操作され続けるか所定時間内に複数回操作されることに
    より音声起動録音手段の動作が可能になることを特徴と
    する請求項1に記載の録音装置。
  3. 【請求項3】 音声起動録音手段の動作が可能なとき
    に録音操作部材が操作されると音声起動録音手段の動作
    可能状態が解除されることを特徴とする請求項1に記載
    の録音装置。
JP7198741A 1995-07-19 1995-08-03 録音装置 Withdrawn JPH0950655A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7198741A JPH0950655A (ja) 1995-08-03 1995-08-03 録音装置
GB9615041A GB2303471B (en) 1995-07-19 1996-07-17 Voice activated recording apparatus
US08/690,158 US6031915A (en) 1995-07-19 1996-07-19 Voice start recording apparatus
DE19629184A DE19629184C2 (de) 1995-07-19 1996-07-19 Sprachgesteuerte Aufzeichnungsvorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7198741A JPH0950655A (ja) 1995-08-03 1995-08-03 録音装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0950655A true JPH0950655A (ja) 1997-02-18

Family

ID=16396212

Family Applications (1)

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JP7198741A Withdrawn JPH0950655A (ja) 1995-07-19 1995-08-03 録音装置

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JP (1) JPH0950655A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006011373A1 (ja) * 2004-07-26 2006-02-02 Kabushiki Kaisha Toshiba 画像消去装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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