JPH09505581A - イノシトール三燐酸エステルの炎症性障害治療への使用 - Google Patents

イノシトール三燐酸エステルの炎症性障害治療への使用

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JPH09505581A JP7514993A JP51499395A JPH09505581A JP H09505581 A JPH09505581 A JP H09505581A JP 7514993 A JP7514993 A JP 7514993A JP 51499395 A JP51499395 A JP 51499395A JP H09505581 A JPH09505581 A JP H09505581A
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Abstract

(57)【要約】 イノシトール三燐酸エステルの、人間を含む哺乳動物の炎症性障害の予防、緩和または克服のための薬剤の調製への使用。

Description

【発明の詳細な説明】 イノシトール三燐酸エステルの炎症性障害治療への使用 この発明は、人間を含む哺乳動物の炎症性障害の予防、緩和または克服のため の薬剤の調製にイノシトールトリスホスフェート(inositoltrisp hosphate、以下イノシトール三燐酸という)のエステルを使用すること に関する。 組織の損傷または破壊は、種々の器官やこれらの一部、血管、皮膚等のような 体内外双方の所定の機能を有する特殊な細胞の集合体への損傷として理解される べきである。 組織損傷には、細動脈、毛細管及び小静脈等の血管壁の拡張、血漿タンパク質 等を含む体液の透過性の増加、及び、血流量の増加のような一連の複合的な事象 が絡んでいる。血管からの漏出(vascular leakage)が増加す ると、種々の組織の損傷を特徴づける浸出及び浮腫形成をおこすことがよくある 。 組織損傷ならびに炎症性障害には、特徴として、痛み、発熱、発赤、腫張、及 び機能障害の徴候があることが多い。 組織損傷は、それ自体は病気として定義されていないが急性または慢性双方の 様々な病気の一要素であることが多い。 組織損傷は多くの態様で誘発されうる。誘発要因は、物理的な影響、免疫学的 な影響または化学的な影響と相互に関係しうる。組織損傷はウィルス、バクテリ ア及び菌類等の微生物によって引き起こる可能性があり、また、熱、火、放射線 、寒気及び風に晒されることによってもこのような損傷がよく起きる。また、喘 息、湿疹、乾癬、リウマチ性関節炎、糖尿病及び動脈硬化症などの多くの病気に も種々の形式の組織損傷が絡んでいる。 組織損傷及び炎症性障害に関連する病気の既存の治療法は、非ステロイド性抗 炎症薬(NSAID)、ステロイド類、抗生物質、及び静細胞剤(cytost atics)等の薬剤を基にしたものである。また、外科的療法が使用される場 合もある。 既存の薬剤には、しばしば、効果が限定されていると同時に重大な副作用を起 こすという不利な点がある。NSAIDを用いた治療法により生じる毒性の影響 は、胃腸における副作用、アレルギー反応及び中枢神経系の副作用からなる傾向 がある。また、ステロイドを用いた治療法では、骨粗鬆症や骨折、感染に対する 感受性(susceptibility)の増大、及び消化性潰瘍形成等の副作 用が生じがちである。 この発明によれば、驚くべきことに、人間を含む哺乳動物の炎症性障害の予防 、緩和または克服のための薬剤の調製にイノシトール三燐酸エステルを使用する ことによって、上記の組織の損傷や破壊を克服したり、これを軽減することが可 能となった。 また、この発明は、人間を含む哺乳動物の組織損傷の予防、緩和または克服の ための薬剤の調製にイノシトール三燐酸エステルを使用することもカバーしてい る。 この発明の推奨実施例においては、この薬剤は、浮腫形成及び血管からの漏出 に関連する組織損傷の予防、緩和または克服のために使用することを目的とした ものである。また、この発明の別の推奨実施例では、この薬剤は、熱傷、鼻炎、 喘息及び関節炎に関連する組織損傷の予防、緩和または克服のために使用するこ とを目的としている。 この発明は、例として、以下のような症状の予防、緩和または克服のための薬 剤の調製にイノシトール三燐酸エステルを使用することに関する。すなわち、 第1度、第2度及び第3度の熱傷等の熱や火による症状、外傷性傷害、即ち、 物理的ダメージにより生じた創傷や損傷、あるいは、寒気による症状等の、物理 的に生じた組織損傷や炎症性障害。 放射線による症状、敗血症、及び、例えばハチ刺症や蛇咬傷等による外傷のよ うな、化学的に又は微生物によって生じた組織損傷や炎症性障害。 鼻炎、枯草熱(花粉症)、喘息、乾癬、脈管炎及び湿疹等の、免疫学的な要素 が強く表れた病気における組織損傷や炎症性障害。さらに、この発明は、紅斑、 疱疹及び関節炎、移植やカテーテル使用等の外科的処置及び手術によって生じる 又はこれに伴う損傷、及び、心臓型や脳型やその他あらゆる型の梗塞によって生 じる損傷或いはこのような梗塞の境界部に生じる損傷に関連する組織損傷や炎症 性障害の治療に関する。 その他、ぶどう膜炎、耳炎、口内炎、腹膜炎、副鼻腔炎、胃腸炎、大腸炎及び 膀胱炎等の病気に関連する組織損傷も、本発明に関係するものである。 この薬剤は、上記の症状に関連する組織損傷だけでなく、組織損傷及び炎症が 生じる他の障害に関連する組織損傷に対しても有効である。 ヨーロッパ特許第179439号によれば、少なくとも1種のイノシトール三 燐酸の異性体を、薬効成分として含んでいる薬剤組成物が周知である。この特許 では、薬剤組成物の効果が血小板凝集等の異なる分野に対して示されている。 イノシトール三燐酸エステル類の生成及びその異なる異性体の単離については 、ヨーロッパ特許出願第0269105号に開示されている。 イノシトール三燐酸エステル類の治療的プロフィール(therapeuti c profile)は、多くの重要な点でイノシトール三燐酸のプロフィール と異なっている。脂肪親和性(lipophilicity)、溶解度及びpKA 値等の化学的性質が異なっており、それが化合物の効力及び選択性に影響して いる。 更に、イノシトール三燐酸エステル類については、酵素分解に対する感受性が 非常に低減されており、それによって持続時間が長くなっている。 この発明により使用される薬剤は、単位剤形(unit dosage fo rm)で存在することが適切である。このような単位剤形に適した投与形態は、 錠剤、顆粒剤あるいはカプセルである。また、錠剤及び顆粒剤に対しては、胃中 で制御できない加水分解が起こらないようにし、腸内で所望の吸収がなされるよ うに、エンテリックコーティング等の表面処理を容易に行うことができる。他の 適切な投与形態としては、緩速放出投与(slow release)及び経皮 吸収投与(transdermal administration)がある。 この薬剤には、薬学的に許容できる通常の添加剤、賦形剤、及び/または、担体 が含まれていてもよい。また、錠剤または顆粒剤の腸内での分解を容易にする崩 壊剤が、錠剤または顆粒剤に含まれていてもよい。所定の場合、特に、急性の症 状の場合には、静脈投与用として溶液の単位剤形を使用することが好ましい。他 に、投与形態としてこの化合物を含む懸濁液を用いることが好ましい場合もあり 得る。 また、この薬剤は、添加剤、賦形剤、または担体を使用せずに、イノシトール 三燐酸エステル類等だけで構成されるようにすることもできる。 この薬剤は、各々が実質的に純粋な形態で存在する1以上の特定のイノシトー ル三燐酸エステル類の異性体から構成されるか、又はこれを含むものとすること ができる。すなわち、異なる異性体を実質的に純粋な形態で互いに分離すること ができる。この実質的に純粋な形態とは、例えば、82〜100%や85〜10 0%、好ましくは90〜100%というような80〜100%の純度を有してい ることを意味するものである。異性体を純粋な形態で生成することができるため 、当然、これらの異性体をどの様な比率ででも混合することができる。 大抵の場合において、この発明による薬剤の調製に使用されるイノシトール三 燐酸エステルは、鉱質のバランス(mineral balance)に悪影響 を及ぼさないように塩の形態で存在することが適切である。この塩は、ナトリウ ム、カリウム、カルシウム、亜鉛、又はマグネシウムの塩か、これらの塩の2種 類以上を混合したものからなるものであることが好ましい。 また、上記した理由により、この薬剤に、カルシウム、亜鉛又はマグネシウム と鉱酸又は有機酸との塩のうち少なくとも1種類の薬学的に許容できる塩を余分 に添加するとよい。このことは、特に、上記の鉱物が不足しがちな高齢者に有益 である。 人間の患者に薬剤投与する場合には、薬剤を様々な量で動物に投与した結果に 基づいて、当業者により適切な服用量が常套的に決められる。人間に対する推奨 服用量は、0.1〜1000mg化合物/日/kg体重の範囲内であり、特に、 0.1〜200mg化合物/日/kg体重である。 動物実験では、マウスに静脈注射で300mg/kg体重の高投薬量のイノシ トール三燐酸エステル類を投与した後でも、何ら毒性作用は見られなかった。 通常、この薬剤は、1回の投薬量当たり、例えば、0.05〜1.3g、好ま しくは、0.1〜1gというように、0.01〜1.5gの上記化合物を含んで いる。 この発明により使用される組成物は、次の構造式を持つイノシトール三燐酸エ ステル類に対応する以下の化合物の少なくとも1つ、場合によっては、2以上の 化合物を含んでいる。即ち、 ここでR1、R2及びR3は隣位であり、全て、 このときAは、 (1) 1〜24個の炭素原子を含む直鎖または枝分かれ(分枝)鎖アルキル (2) 3〜16個の炭素原子を含むシクロアルキル (3) 2〜24個の炭素原子を含むアルケニル (4) 5〜16個の炭素原子を含むシクロアルケニル (5) 6〜24個の炭素原子を含むアリール (6) 7〜48個の炭素原子を含むアラルキル (7) 7〜48個の炭素原子を含むアルカリール (8) 8〜48個の炭素原子を含むアラルケニル (9) 8〜48個の炭素原子を含むアルケニルアリール (10) 酸素、窒素または硫黄のうち少なくとも1つの原子を含むヘテロ環 なお、上記物質(1)〜(10)は、ヒドロキシ、オキソ、アルコキシ、アリ ールオキシ、ハロ、シアノ、イソシアノ、カルボキシ、エステル化カルボキシ、 アミノ、置換アミノ、ホルミル、アシル、アシルオキシ、アシルアミノ、スルフ ィニル、スルホニル、ホスフィノ、ホスフィニル、ホスホニル、メルカプト、ア ルキルチオ、アリールチオ、シリル、シリルオキシ、シリルチオ、ニトロ、また は、アジドで置換されることもあれば、置換されないこともある。 (11) カルボキシ (12) エステル化カルボキシ (13) アミノ、または、 (14) 置換アミノ である。 また、R4、R5及びR6は隣位であり、全て、 このときR7及びR8は同じであるか、または、異なるものであり、 (1) 水素 (2) 1価、2価または3価のカチオン である。 更に、Xはミオ−イノシトール又はその立体配置異性体(configura tion isomer)のラジカルである。 置換基Aは、R1、R2及びR3の全てについて同じであってもよいし、上記定 義に従ったそれぞれ異なる構造を有するものであってもよい。 この発明の別の推奨実施例においては、R1、R2及びR3は隣位であって、全 てが、 ここでnは1〜10の整数であり、好ましくは、2〜4である。 ここでnは1〜10の整数であって、R9は置換または未置換の、直鎖又は分 枝鎖アルキル、シクロアルキル、アリールまたはアルカリールである。好ましく は、nは2〜4であり、R9はメチル、エチルまたはプロピル等の低級アルキル である。 ここでn及びmは1〜10の整数であって、Yは酸素または硫黄である。好ま しくは、nは1であり、mは2〜4である。 ここでn及びmは1〜10の整数であって、Yは酸素または硫黄であり、また 、R9は置換または未置換の、直鎖又は分枝鎖アルキル、シクロアルキル、アリ ールまたはアルカリールである。好ましくは、nは1でmは2〜4であり、R9 はメチル、エチルまたはプロピル等の低級アルキルである。 ここでnは1〜10の整数であって、R9は置換または未置換の、直鎖又は分 枝鎖アルキル、シクロアルキル、アリールまたはアラルキルである。好ましくは 、nは1又は2であり、R9はメチル、エチルまたはプロピル等の低級アルキル である。 ここでnは1〜10の整数であって、R10は水素、または、置換または未置換 の、直鎖又は分枝鎖アルキル、シクロアルキル、アリールまたはアラルキルであ る。好ましくは、nは2又は3であり、R10は水素、または、メチル、エチルま たはプロピル等の低級アルキルである。 ここでnは1〜10の整数であって、R9は置換または未置換の、直鎖又は分 枝鎖アルキル、シクロアルキル、アリールまたはアラルキルである。好ましくは 、nは1であり、R9はメチル、エチルまたはプロピル等の低級アルキルである 。 ここでnは1〜10の整数であって、R9は置換または未置換の、直鎖又は分 枝鎖アルキル、シクロアルキル、アリールまたはアラルキルであり、R10は水素 、または、置換または未置換の、直鎖又は分枝鎖アルキル、シクロアルキル、ア リールまたはアラルキルである。好ましくは、nは1であり、R9はメチル、エ チルまたはプロピル等の低級アルキルであり、R10は水素である。 ここてnは1〜10の整数であって、R9は置換または未置換の、直鎖又は分 枝鎖アルキル、シクロアルキル、アリールまたはアラルキルであり、R10は水素 、または、置換または未置換の、直鎖又は分枝鎖アルキル、シクロアルキル、ア リールまたはアラルキルである。好ましくは、nは1であり、R9はメチル、エ チルまたはプロピル等の低級アルキルであり、Rは水素である。 ここでnは1〜10の整数であって、R9は置換または未置換の、直鎖又は分 枝鎖アルキル、シクロアルキル、アリールまたはアラルキルである。好ましくは 、nは1であり、R9はメチル、エチルまたはプロピル等の低級アルキルである 。 ここでZ1は、置換または未置換の、CH(CH22、CH(CH23、CH (CH24、CH(CH25、CH(CH26、又は、CH(CH22(CH)2 等のシクロアルキルである。 ここでZ1は、置換または未置換の、CH(CH22、CH(CH23、CH (CH24、CH(CH25、CH(CH26、又は、CH(CH22(CH)2 等のシクロアルキルであり、nは1〜10の整数である。好ましくは、nは1 である。 ここでZ2は、置換または未置換の、フェニル、ビフェニル、ナフチル、アン トラセニル又はフェナントレニルである。 ここでZ2は、置換または未置換の、フェニル、ビフェニル、ナフチル、アン トラセニル又はフェナントレニルであり、nは1〜10の整数である。好ましく は、nは1である。 ここでZ3は、置換または未置換の、以下のようなヘテロ環式化合物である。 ここでZ3は、置換または未置換の、以下のようなヘテロ環式化合物である。 ここでn及びmは1〜10の整数であって、R9は置換または未置換の、直鎖 又は分枝鎖アルキル、シクロアルキル、アリール、アルカリールであり、R10及 びR11は水素、または、置換または未置換の、直鎖又は分枝鎖アルキル、シクロ アルキル、アリール、アルカリールである。好ましくは、nは1または2であり 、mは2または3であり、R9は低級アルキルであり、R10及びR11は水素であ る。 (18) −O−アセチル、−O−プロピオニル、−O−ブチリル、−O−イソ ブチリル、−O−(4−アセトキシ)ブチリル、−O−バレリル、−O−イソバ レリル、−O−(4−プロピオニルオキシ)バレリル、−O−ピバロイル、−O −ヘキサノイル、−O−オクタノイル、−O−デカノイル、−O−ドデカノイル 、−O−テトラデカノイル、−O−ヘキサデカノイル、または、−O−オクタデ カノイル (19) −O−メチルカルバモイル、−O−エチルカルバモイル、−O−プロ ピルカルバモイル、−O−ブチルカルバモイル、−O−フェニルカルバモイル、 一O−ベンゾイルカルバモイル、−O−(2−アセトキシ)ベンゾイルカルバモ イル、−O−(2−プロピオニルオキシ)ベンゾイルカルバモイル、または、ク ロロスルホニルカルバモイル である。 上記式は、イノシトール部分が、ミオ−イノシトール、シス−イノシトール、 エピ−イノシトール、アロ−イノシトール、ネオ−イノシトール、ムコ−イノシ トール、カイロ−イノシトール及びシロ−イノシトールからなる群から選択され ているイノシトール三燐酸の特定のエステル類を示している。 この発明の1つの推奨実施例では、炎症性障害に対して有効な薬剤の調製に使 用される化合物は以下の構造式を有している。 ここでR1、R2及びR3は隣位であり、全て、 このときAは、 (1) 1〜24個の炭素原子を含む直鎖または分枝鎖アルキル (2) 3〜16個の炭素原子を含むシクロアルキル (3) 2〜24個の炭素原子を含むアルケニル (4) 5〜16個の炭素原子を含むシクロアルケニル (5) 6〜24個の炭素原子を含むアリール (6) 7〜48個の炭素原子を含むアラルキル (7) 7〜48個の炭素原子を含むアルカリール (8) 8〜48個の炭素原子を含むアラルケニル (9) 8〜48個の炭素原子を含むアルケニルアリール (10) 酸素、窒素または硫黄のうち少なくとも1つの原子を含むヘテロ環 なお、上記物質(1)〜(10)は、ヒドロキシ、オキソ、アルコキシ、アリ ールオキシ、ハロ、シアノ、イソシアノ、カルボキシ、エステル化カルボキシ、 アミノ、置換アミノ、ホルミル、アシル、アシルオキシ、アシルアミノ、スルフ ィニル、スルホニル、ホスフィノ、ホスフィニル、ホスホニル、メルカプト、ア ルキルチオ、アリールチオ、シリル、シリルオキシ、シリルチオ、ニトロ、また は、アジドで置換されることもあれば、置換されないこともある。 (11) カルボキシ (12) エステル化カルボキシ (13) アミノ、または、 (14) 置換アミノ である。 また、R4、R5及びR6は全て、 このときR7及びR8は同じであるか、または、異なるものであり、 (1) 水素 (2) 1価、2価または3価のカチオン である。 本発明のこの実施例で予期される化合物は、ミオ−イノシトール三燐酸のエス テル類であり、推奨される化合物は、D−ミオ−イノシトール−1,2,6−三 燐酸のエステル類である。 また、この発明は、以下の例によっても説明される。例1は、静脈投与用のミ オ−イノシトール三燐酸エステルの溶液の生成について示したものであり、例2 〜6は、ミオ−イノシトール三燐酸の種々のエステルの生成について示したもの であり、例7及び8は、炎症を抑制するミオ−イノシトール三燐酸エステルの効 果を示したものである。例1 D−3,4,5−トリ−O−ヘキサノイル−ミオ−イノシトール−1,2,6 −三燐酸(PP10−202)のナトリウム塩の注射溶液 PP10−202のナトリウム塩0.5gと塩化ナトリウム0.77gを98 .73mlの注射用の水に溶解させて、人間又は動物への注射に適した溶液を生 成した。例2 1.92mmolの酸の形態のD−ミオ−イノシトール−1,2,6−三燐酸 (IP3)を、残留する水を除去するために蒸発させた後、25mlのジメチル ホルムアミド(DMF)に溶解させた。1.24gのトリエチルアミンを添加し た後、蒸発させて1.15gの4−ジメチルアミノ−ピリジンを加えた。この溶 液に、10mlの塩化ジメチレン(dimethylene chloride )に溶解させた5.30gの4−アセトキシ酪酸無水物を30分間にわたって加 えた。反応混合物を室温で3時間攪拌した後、蒸発させて乾燥した。 この残留物を10mlのメタノールに溶解させ、3×20mlのヘプタンで( 20mlのヘプタンを3回使用して)抽出した。メタノール部分(methan ol−fraction)を蒸発させて、残った生成物をNMRで分析した。構 造決定及びNMRにより、この化合物はD−3,4,5−トリ−O−(4−アセ トキシブチリル)−ミオ−イノシトール−1,2,6−三燐酸であることがわか った。例3 例2で述べた手順と同様の実験において、以下のD−ミオ−イノシトール−1 ,2,6−三燐酸のエステルを良好な収率で合成した。 D−3,4,5−トリ−0−プロピオニルーミオ−イノシトール−1,2,6 −三燐酸 D−3,4,5−トリ−O−ブチリル−ミオ−イノシトール−1,2,6−三 燐酸 D−3,4,5−トリ−O−イソブチリル−ミオ−イノシトール−1,2,6 −三燐酸 D−3,4,5−トリ−O−4−ヒドロキシペンタノイル−ミオ−イノシトー ル−1,2,6−三燐酸 D−3,4,5−トリ−O−ドデカノイル−ミオ−イノシトール−1,2,6 −三燐酸例4 1.4gにD−ミオ−イノシトール−1,2,6−トリス(N−エチルジイソ プロピルアンモニウムハイドロゲンホスフェート)(D−mio−inosit ol−1,2,6−tris(N−ethyldiisopropyl amm onium hydrogen phosphate))を15mlの塩化メチ レンに溶解させた。1.59gの無水ヘキサン酸、1.4mlのN−エチルジイ ソプロピルアミン及び403mgの4−(ジメチルアミノ)ピリジンを加えて反 応混合物を40℃で16時間攪拌した。蒸発により溶媒を除去し、残留物に15 mlのテトラヒドロフランと20mlの水を加えた。 生成した懸濁液を、溶離剤として水を用いてイオン交換クロマトグラフィ(D owex 50W−X8)で精製した。この溶出液を炭酸水素ナトリウムで中和 し、水を除去した。残留物をNMRで同定したところ、D−3,4,5−トリ− O−ヘキサノイル−ミオ−イノシトール−1,2,6−三燐酸であることがわか った。例5 5gのD−ミオ−イノシトール−1,2,6−三燐酸のN−エチルジイソプロ ピルアミン塩を、10mlの塩化ジメチレンに溶解させた。1.44gの4−( ジメチルアミノ)ピリジンと5mlのエチルジイソプロピルアミンを加えた後、 5.75mlのフェニルイソシアネートを60分かけて滴下して加えた。この反 応混合物を室温で6時間攪拌した後、蒸発させて乾燥した。残留物を30mlの テトラヒドロフランと6mlの水に溶解させた後、H+の形態のカチオン交換樹 脂で処理した。生成物を200mlの水で溶離して、pHが5.8になるまで炭 酸水素ナトリウムで処理した。濾過後、上澄みを蒸発させて乾燥し、NMRで分 析した。この化合物はD−3,4,5−トリ−O−フェニルカルバモイル−ミオ −イノシトール−1,2,6−三燐酸であると同定された。例6 例5で述べた手順と同様の実験において、以下のD−ミオ−イノシトール−1 ,2,6−三燐酸のカルバメート類を良好な収率で合成した。 D−3,4,5−トリ−O−(2−アセトキシ)ベンゾイルカルバモイル−1 ,2,6−三燐酸 D−3,4,5−トリ−O−ブチルカルバモイル−1,2,6−三燐酸 D−3,4,5−トリ−O−メチルカルバモイル−1,2,6−三燐酸例7 ラットの後ろ足のほぼ平坦な面にカラゲナンを注射すると、組織損傷及び炎症 性反応を起こし、明らかな浮腫が生じる。この浮腫の程度は、足の外周を測定す ることにより再現可能に定量できる。 カラゲナンの注射の2時間前及び1時間前に、おのおの5匹の雄のラットから なる2つのグループに対して、それぞれ、80mg/kgのD−3,4,5−ト リ−O−ヘキサノイル−ミオ−イノシトール−1,2,6−三燐酸(PP10− 202)またはクレブス−リンガー液(対照)を注射した。 一定の間隔で足の直径を測定した。 この結果から、PP10−202を注射すると、損傷の誘発から1時間後には 対照と比較して41%も浮腫が縮小することがわかった。損傷の誘発から2時間 半後には、浮腫は対照と比較して49%も縮小していた。従って、PP10−2 02で処置した動物の炎症は非常に軽減されており、また、抑制効果の持続時間 も長いものとなっていた。例8 例7で述べた手順と同様の実験において、D−3,4,5−トリ−O−イソブ チリル−ミオ−イノシトール−1,2,6−三燐酸(PP10−201)の抗炎 症効果を測定した。この結果を以下の表にまとめて示す。 この結果から、PP10−201を投与すると、炎症が長時間にわたり非常に 軽減されることがわかる。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年3月7日 【補正内容】 請求の範囲 1. エステル化イノシトールヒドロキシル基(esterified ino sitol hydroxyl group)を有するイノシトール三燐酸エス テルの、人間を含む哺乳動物の組織損傷を予防または緩和する薬剤、あるいはこ れに抗する薬剤の調製への使用。 2. 上記組織損傷が血管からの漏出である請求項1に記載の使用。 3. 上記血管からの漏出が浸出及び/または浮腫である請求項2に記載の使用 。 4. 上記イノシトール三燐酸エステルが、ミオ−イノシトール三燐酸のエステ ルである、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の使用。 5. 上記ミオ−イノシトール三燐酸エステルが、D−ミオ−イノシトール−1 ,2,6−三燐酸のエステルである、請求項4に記載の使用。 6. 上記D−ミオ−イノシトール−1,2,6−三燐酸エステルが、以下の物 質、すなわち、 i) D−3,4,5−トリ−O−(4−アセトキシ)ブチリル−ミオ−イ ノシトール−1,2,6−三燐酸 ii) D−3,4,5−トリ−O−プロピオニル−ミオ−イノシトール−1 ,2,6−三燐酸 iii) D−3,4,5−トリ−O−ブチリル−ミオ−イノシトール−1,2 ,6−三燐酸 iv) D−3,4,5−トリ−O−イソブチリル−ミオ−イノシトール−1 ,2,6−三燐酸 v) D−3,4,5−トリ−O−(4−ヒドロキシ)ペンタノイル−ミオ −イノシトール−1,2,6−三燐酸 vi) D−3,4,5−トリ−O−ドデカノイル−ミオ−イノシトール−1 ,2,6−三燐酸 vii) D−3,4,5−トリ−0−ヘキサノイル−ミオ−イノシトール−1 ,2,6−三燐酸 viii) D−3,4,5−トリ−O−フェニルカルバモイル−ミオ−イノシト ール−1,2,6−三燐酸 ix) D−3,4,5−トリ−O−(2−アセトキシ)ベンゾイルカルバモ イル−ミオ−イノシトール−1,2,6−三燐酸 x) D−3,4,5−トリ−O−ブチルカルバモイル−ミオ−イノシトー ル−1,2,6−三燐酸、及び、 xi) D−3,4,5−トリ−O−メチルカルバモイル−ミオ−イノシトー ル−1,2,6−三燐酸 からなる群から選択されたものである、請求項5に記載の使用。 7. 上記イノシトール三燐酸エステルが塩として存在している、請求項1乃至 6のいずれか1つに記載の使用。 8. 上記イノシトール三燐酸エステルの上記塩が、ナトリウム、カルシウム、 亜鉛、又はマグネシウムの塩か、これらの塩の2種類以上を混合したものである 、請求項7に記載の使用。 9. 上記薬剤が、錠剤、顆粒剤、カプセル、溶液及び懸濁液を含む単位剤形を とっている、請求項1乃至8のいずれか1つに記載の使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM, AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE ,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK, LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,MW,N L,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SI,SK,TJ,TT,UA,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. イノシトール三燐酸エステルの、人間を含む哺乳動物の炎症性障害の予防 、緩和または克服のための薬剤の調製への使用。 2. イノシトール三燐酸エステルの、人間を含む哺乳動物の組織損傷の予防、 緩和または克服のための薬剤の調製への使用。 3. 上記イノシトール三燐酸エステルが塩の形態をとっている、請求項1及び 2のいずれか1つに記載の使用。 4. 上記イノシトール三燐酸エステルが、ナトリウム、カルシウム、亜鉛、又 はマグネシウムの塩か、これらの塩の2種類以上を混合したものである、請求項 3に記載の使用。 5. 上記イノシトール三燐酸エステルが、ミオ−イノシトール三燐酸のエステ ルである、請求項1及び2のいずれか1つに記載の使用。 6. 上記イノシトール三燐酸エステルが、D−ミオ−イノシトール−1,2, 6−三燐酸のエステルである、請求項1及び2のいずれか1つに記載の使用。 7. 上記薬剤が、錠剤、顆粒剤、カプセル、溶液又は懸濁液を含む単位剤形を とっている、請求項1乃至6のいずれか1つに記載の使用。
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