JPH09505458A - カラー映像の鮮鋭度強化システム及び方法 - Google Patents

カラー映像の鮮鋭度強化システム及び方法

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JPH09505458A
JPH09505458A JP8510037A JP51003795A JPH09505458A JP H09505458 A JPH09505458 A JP H09505458A JP 8510037 A JP8510037 A JP 8510037A JP 51003795 A JP51003795 A JP 51003795A JP H09505458 A JPH09505458 A JP H09505458A
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JP8510037A
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ランゲ アルフォンシウス アントニウス ヨゼフ デ
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フィリップス エレクトロニクス ネムローゼ フェンノートシャップ
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Abstract

(57)【要約】 エッジの近傍で、カラー映像の色濃度を局部的に減少させる。このエッジは、例えば、コンピュータ作成による映像の背景と、これに重畳させる前景の間に延長されるが、これ以外にも例えば、テレビジョン受像機で処理される自然画像の内の異なる領域間にも生ずる。これによると、表示されたときに、エッジはより鮮鋭に観察される。

Description

【発明の詳細な説明】 カラー映像の鮮鋭度強化システム及び方法 本発明は映像表示システムに関するものであり、本映像表示システムは、 入力カラー映像を表わす映像信号を受信し、全体的には、入力カラー映像と同 じである出力カラー映像を表示するように構成された映像表示装置と、 入力カラー映像の、互いに異なる映像特性を有している2つの領域間に位置し ているエッジ(縁部)の位置を信号するエッジ位置信号手段で、映像表示装置に 結合されており、この映像表示装置も、エッジ位置の近傍において、入力カラー 映像の色飽和度と異なるように、出力カラー映像の色飽和度を局部的に変えるよ うに構成されている、エッジ位置信号手段とを具えてなっている。 本発明はさらに表示映像形成方法に関するものであり、本方法は、 入力カラー映像を表わす入力映像信号を受信する工程と、 入力カラー映像内で、互いに相異なる映像特性を有する2つの領域間に位置し ているエッジの位置を信号する工程と、 全体的には、入力カラー映像と同じ出力カラー映像を表示するが、前記エッジ 位置の近傍において、出力映像信号の色飽和度が局部的に入力映像に比し変化し ている出力映像信号を出力する工程とを具えてなる。 この種システムは、ヨーロッパ特許出願第327107号により既知である。 この特許出願は、映像の鮮明度(シャープネス)を強化したカラー映像の表示に 関するものである。この場合において、出力カラー映像は、入力カラー映像と全 体では同じであるが、選択された位置の周辺のみを変化させる。従来技術におい ては、空間技術による高域通過濾波器により、入力カラー映像の輝度(グレー) 成分より、強化係数を形成してこれを行っていた。この強化係数(エンハンスメ ント・ファクター)を入力カラー映像に加算する。このため、異なる輝度成分を 有する2つの領域間のエッジの近傍では、エッジより見て“明”側の領域では、 比較的に色飽和度が小であり、局部的に明るくなり、又“暗”側の領域では比較 的に色飽和度が大となり、局部的に暗くなる。特に明確なエッジが存在しない入 力カラー映像の部分映像は変化されないままである。これによってエッジの輝度 成分強度が誇張され、より鮮明又は鮮鋭の印象が創出される。 本発明の目的は、人間の眼によって、より鮮鋭(シャープ)に観察されるよう にカラー映像を表示するにある。この点で本発明は、背景又はテレビジョン映像 上にウインドウ(窓)を再生させ、このウインドウに制御目的で“オン・スクリ ーン表示”を重畳させるか、2つの入力映像の“ピクチュア内ピクチュア”表示 を行うコンピュータ映像に特に顕著に応用できるが、一般の映像にも応用できる 。 本発明による映像表示システムは、エッジの両側において、出力映像の色飽和 度を入力カラー映像のそれよりも小とする如く映像表示装置を構成したことを特 徴とする。 このような手段をとることにより、エッジの近傍における鮮鋭度の認識がより 改善されることが判明した。人間の眼は、空間的な輝度の変化の識別に比し、空 間的な色の変化の識別には鮮鋭度が少なく感知するため、色飽和を減少させて、 色成分を輝度成分に比しより多く減衰させると、鮮鋭度の感知性を強化すること ができる。 本発明による映像表示システムの実施例では、映像表示装置は、エッジの両側 において、色映像出力を制限し、輝度の陰に入るようにすることを特徴とする。 エッジの位置の近傍において、可視映像より色成分を取除くことによって、鮮鋭 度の認知性は最大となる。 エッジ位置よりの距離が大となるに従って、色飽和の減少が少なくなるように すると好都合である。かくすると、出力映像が、入力映像の処理(プロセス)に よって形成される場合、その処理を行ったことが明確には判らなくなる。ある一 定距離を超えると入力映像と出力映像とは同じとなる。 本発明は、表示される映像の色成分の解像度が輝度成分の解像度より低い方式 に適用するのに特に適している。殆どのテレビジョン方式はこれに該当する。こ の場合、エッジに起因して生ずる色復号誤差も眼に感知されにくくなる。 本発明の実施例は、エッジ位置信号手段が、映像信号内のエッジを検出し、そ の個所を測定するエッジ検出器を具えてなることを特徴とする。エッジ検出器を 用いるこれによって、映像特性が徐々に変化する場合に生ずる誤作動を防止する ことができる。これにより、本システムは、テレビジョン信号の如く標準映像信 号に対して用いることができる。 本発明の実施例では、エッジ検出器がエッジの長さをチェックし、エッジが少 なくとも所定の長さを有している場合にのみエッジ位置を信号するか、あるいは エッジに近接するゾーン内の2つの領域のうちの少なくとも1つにエッジが存し ていないことをチェックし、エッジが存しない場合にのみエッジ位置を信号する ことを特徴とする。エッジを最小長以上のものに限定し、かつ他のエッジの不存 在領域に接しているエッジのみに限定することにより、多くの小さなエッジを有 している領域(例えば個別に見分けることができる芝草の葉がある芝生等の領域 )、いわゆる“交織(テクスチュア)”領域での色の消滅を防ぐことができる。 このエッジの最小長の限定は、ノイズによる短エッジの色消滅も防止することが できる。 本発明の実施例では、映像信号が、下側の下地映像と、これに重畳される映像 とを表わし、入力カラー映像は、下地映像が重畳映像によって置換された部分又 は複数の部分を除いて下地映像に対応し、さらにエッジ位置信号手段は、入力カ ラー映像内で、下地映像が重畳映像に変化する場所はすべて信号するように構成 することを特徴とする。重畳映像を有している下地映像の例は、ウインドウ(窓 )が重畳されているコンピュータによる背景信号、又は制御の目的で“オン・ス クリーン表示”映像が重畳されているテレビジョン映像、又は異なる映像源より の“ピクチュア・イン・ピクチュア”映像である。これらの場合、映像の構成の 際に、下地映像と、重畳映像間のエッジがどこに位置しているか判明している。 本発明によると、このエッジの近傍は色飽和(濃度)が少なくなるようにして再 生される。 色飽和の減少は、エッジに沿った小さな領域に限定することができる。例えば ウインドウの表示において、ウインドウの内容は殆どの場合通常のカラー濃度で 表示することができる。 本発明の実施例では、映像の色が、所定の背景色(バックグラウンド・カラー )より他の色に変化する位置であればすべて、エッジ位置として信号するように エッジ位置信号手段を構成することを特徴とする。背景の色(カラー)とは、例 えば、入力映像内の特定の色の後側の壁、又はサッカー場の芝生の如きものであ る。このような場合、背景の色の前側の人物又は被写体の輪郭は、簡単にこれを 強調することができる。 本発明の実施例では、映像表示装置が、エッジ位置の近傍で、出力映像の輝度 を入力カラー映像の輝度よりも局部的に低下させることを特徴とする。 本発明の実施例は、エッジ位置の近傍の部分において、エッジと交差する個所 の輝度の転移部が入力カラー映像に比し、出力カラー映像において局部的に大と なるように映像表示装置を構成する。 これらの2つの方法によって、エッジは誇張された輝度値で表示され、一方色 濃度は、より小さい値あるいは、全く色が欠如した状態で表示される。この場合 にも鮮鋭度の感知性が強調される。 本発明の方法は、エッジの両側において、出力映像の色濃度を、入力カラー映 像に比し局部的に低下させることを特徴とする。かくすることにより、出力映像 は、無線又はケーブル伝送により送信され、テレビジョン受像機で受信され表示 される。 上述したところ、並びにその他の本発明の特徴は、以下の実施例の説明より明 らかとなる。図において、 図1は、本発明の映像表示システムの第1実施例を示す。 図2は、映像の一部の映像成分を示す。 図3は、本発明の映像表示システムの第2実施例を示す。 図4は、本発明の他の特徴によるシステムに使用する映像表示装置を示す。 図5a及び5bは、映像の一部分(セクション)の他の映像成分を示す。 動作中において、入力10は、時間従属信号の形態で、ライン・バイ・ライン の映像内容を表わす映像信号を受信する。この信号は、遅延素子120によって 遅延させられてから色分離回路121に供給され、色分離回路121は、信号を 輝度(インテンシテイ)成分と、色成分(通常2つの信号より成る)とに分離す る。この輝度成分は、映像制御ユニット回路122に直接供給され、一方色成分 は、可制御カラー減衰器126を経て映像制御回路122に供給される。映像制 御回路122は、表示スクリーン124に表示される映像が、表示スクリーン1 24上の位置の関数として表示されるように表示スクリーン124を制御する。 図1は本発明による映像表示システムを示す。本システムは入力10を有し、 この入力10は映像表示装置12に結合されている。映像表示装置12の入力1 0は、遅延素子120を経て、色分離回路121に結合されている。色分離回路 121は、第1出力及び第2出力を有する。その第1出力は、映像制御回路(ユ ニット)122に直接結合され、第2出力は、可制御カラー減衰器126を経て 、映像制御回路(ユニット)122に結合されている。映像制御回路(ユニット )122は表示スクリーン124に結合されている。 本システムはさらに、エッジ(縁部)検出器14を有していて、その入力は本 システムの入力10に結合され、その出力は可制御カラー減衰器126の制御入 力に結合されている。 エッジ検出器14は、入力10より映像信号を受信し、映像信号のエッジを検 出する。この検出信号は映像信号内でエッジの生ずる瞬時を表わし、この瞬時は 映像信号に生じているエッジの位置を表わす。このエッジ検出器は、映像信号内 のエッジの発生を一定の遅延の後にのみ検出することができる。遅延素子120 は、この遅延を補償する働きをし、さらにこれは付加的遅延を導入し、可制御カ ラー減衰器126の制御入力へのエッジの信号は、映像信号内のエッジより幾分 前に加わるようにする。このエッジ検出器14は、一般の既知のエッジ検出器が 使用できる。例えば、フィリップス ジャーナル オブ リサーチ(Philips Jo urnal of Research)46(1991),pp57-94、ジエイ ベルンセン(J.Bernsen)の 、“An objective and subjective evaluation of edge detection methods in images”の著作及びその参照文献中に援用のものを使用することができる。 色成分の振幅は、映像の色飽和度(濃度)を表わす。可制御カラー減衰器12 6は、エッジ検出器14によって信号されたエッジ位置の近くのこの振幅を減衰 させる。映像は、減衰器126の入力にライン・バイ・ライン(ライン毎)に到 来し、その1つのラインは信号されたエッジ位置を表わす。前記振幅をこのエッ ジ位置の近くの個所で減衰させるため、色成分は、エッジ検出器14がエッジを 示す信号を送出した瞬時より、このエッジが映像信号内で減衰器に到着した瞬時 より少し後の時間迄の時間間隔において減衰させる。この減衰は、時間の関数と して徐々に増加してゆき、映像信号内のエッジが減衰器に到来する瞬時に最大と なり、その後は減衰が再び徐々に減少する。このエッジ位置が存在するラインの 前後の1ライン又はそれ以上のラインにおいても色成分は減衰されるが、前記の 位置の存する関連のラインの減衰よりも少い減衰となる。 好適には、かかるエッジ位置が少くとも所定の長さの一部を形成する場合にの み、あるいは、所定の寸法の領域において、エッジの少くとも一つの側において 、エッジ検出が生じない場合にのみエッジ位置を信号して、色飽和を減少させる と良い。エッジを少くとも所定の長さに限定することによってノイズの増加を防 止することができる。エッジの存しない領域の近くのエッジを制限することによ って、映像内の不均一の模様の領域の色の変化を防ぐことができる。例えば、エ ッジ検出器14内に、援用したジエイ・ベルンセンに記載の如く、ソフトウエア にエッジ検出素子を設けるか、さらにこのような検出器による検出信号を映像メ モリにトポグラフ(位相数学)的に記憶させることにより両者の制限を行うこと ができる。 エッジが少くとも最小長を有しているか否かをチェックするため、例えば、あ るエレメントのエッジ検出器がエッジを検出した位置の近傍にもエッジが検出さ れていないかをチェックするため、このような近傍位置のチェックを連続的に反 復して行い、エッジの最小長が検出される迄これを行い、次でその位置を信号す る。最小長に達する迄、近傍位置のエッジの存在が反復検出でも発見されないと きは信号送出を省略する。代案として、既知のテンプレート照合(所定図形との 照合)技術によってもこの種チェックを行いうる。 あるエッジの近接個所に無検出領域が生じたか否かをチェックするためには、 エッジの方向を決定し、さらに、1例としてこの方向に平行に延びていて、かつ エッジに直交する方向にエッジより数画素の位置にある矩形の領域を選定する。 この領域で検出の不存在をチェックし、検出が存しないときは、エッジの存在を 信号し、然らざるときは信号を送出しない。代案として、テンプレート照合技術 によってもこれを行うことができる。 ジエイ・ベルンセンの開示内容に記載されたエッジ検出機能に代えて、本エッ ジ検出器14は、背景/前景検出を行うことができる。これは例えば、入力映像 の色、あるいは強度値と、スレショールド値を設けた所定値との間のユークリッ ド(Euclid)距離を比較することによって実現できる。両近傍位置を有するある 位置で、前記距離がスレショールド値を超え、さらに近傍位置において、前記距 離が前記スレショールド値以下の場合、この位置がエッジ位置である信号が送出 される。(近傍位置も、前記当該位置となりうる。) 図2は映像信号の種々の特徴を時間の関数として示すものである。この図はエ ッジ位置が存している映像信号のラインに関するもので、次の各信号を示す: 映像信号の輝度(強度)成分30; 映像信号の2つの色成分32,36; エッジ位置を表わすエッジ表示信号39。 この図には、さらに減衰プロフィル(波形)301も示してある。エッジは、 輝度成分30内の輝度転移31に対応する。この転移の到来の前には、エッジ表 示信号39内の信号パルスが位置する。この信号パルスに応答して、2つの色成 分が臨時的に減衰される。減衰された色成分34,38は点線で示してある。転 移領域においては、暫定的に色成分は存在しない。エッジ位置が存在するこのラ インに隣接する各ラインにおいても、色成分は同じように減衰されるが、エッジ 位置の存するラインより位置が離れるにつれてその減衰の程度は減少してゆく。 この減衰を生じさせる為に、エッジ位置の存するラインの各色成分には、例え ば時間従属減衰波形301が重畳される。この減衰波形301の形状は、逆釣鐘 形状又は梯形形状であり、初め減衰は直線的に増加し、次で一定減衰となり、そ の後直線的に減衰が減少する。標準のテレビジョン・モニタ(スクリーン当り6 25ライン解像度)を使用する場合、この梯形形状の全体の長さは、例えば5画 素が一定レベルであり、その位置の前後に1画素を設けたものに対応する。 映像制御ユニット122及び表示スクリーン124は、これらの信号を可視映 像に変換する。その映像はエッジの近傍では色が存しない。この色消去は、1例 として、完全に行っているが、部分的(一部的)色消去の場合でも、鮮明度強化 効果は表われている。図1及び図2は、単に1例として輝度成分と、色成分の区 別を示したに過ぎない。本発明は他の形式の色情報表示、例えばRGB成分を有 するものについても適用しうること明らかである。 図3は、本発明による映像表示装置の第2実施例を示す。本装置の図1に示し た装置との相違は、とくにエッジの信号態様についてである。図1と同じ部分は 同じ符号で示してある。 本システムは入力10を有し、これは映像表示装置12に結合されている。映 像表示装置12の入力10をマルチプレクサ128を通じてカラー分離ユニット 121に結合する。カラー分離ユニット121は第1及び第2出力を有する。第 1出力は映像制御ユニット122に直接結合され、一方第2出力は可制御カラー 減衰器126を通じて映像制御ユニット122に結合される。映像制御ユニット 122は表示スクリーン124に結合される。 入力10はさらにアドレス発生器20にも結合されている。このアドレス発生 器20は2つの映像メモリ22、24のアドレス入力に結合されているアドレス 出力を有する。これらのメモリの1つのデータ出力はマルチプレクサ128を通 じて色分離ユニット121に結合される。第2メモリのデータ出力をマルチプレ クサ128の制御入力及びカラー減衰器126の制御入力に結合する。 アドレス発生器20は動作中映像信号より連続したアドレス値を形成し、その 各アドレスはアドレスを形成する瞬時における映像信号により表わされる位置に 対応する。このアドレスに応答してメモリ22、24より情報が読出される。一 方のメモリ(22)よりの情報は入力の映像信号により表わされる下地映像を局 部的に置き換える重畳映像を表わす。第2メモリ(24)よりの情報は重畳映像 で置き換える下地映像の位置を表示する。 一方のメモリ22よりの情報は、例えば下地映像に重畳すべきウインドウ(窓 )をもった情報を表示するか或いはオン・スクリーン・表示情報を表す。 第2メモリ24よりの情報は、マルチプレクサ128を制御し、入力10に受 信する映像信号及び第1メモリ22よりの信号を交互に通過させる。第2メモリ 24よりの情報は更にカラー減衰器126を制御する作用を行い、これによって 色飽和を局部的に減少させる。これは図2において述べたと同様に、入力10に 受信される情報信号と、第1メモリ22よりの情報との間の交替の前及び後にお いてこの色飽和の局部的減少を行う。 図4は本発明の他の特徴のシステムに対応して用いられる映像表示装置を示す 。本装置は図1及び図3に示す装置にほぼ対応し、これらの図面と同じ部分は同 じ番号で示してある。 図1及び図2との相違点は色分離ユニット21の第1出力を映像制御ユニット 122に直接結合せずに、可制御輝度アダプタ60を通じて結合することである 。この輝度アダプタ60の制御入力を色減衰器126の制御入力に結合する。 動作中においてこの輝度アダプタ60は、信号されたエッジ個所の近くの輝度 成分の制御を行う。 図5a及び5bは輝度成分30の制御の有利な例を示す。図5aにおいて制御 された輝度成分はエッジの近傍において局部的に0まで減少され、この値は色飽 和がエッジの近傍で減少される値よりも小である。出力映像内でこの部分は黒の ラインの印象を創り出し、エッジを強調する。 より高い最高の強度を有する側のエッジの側方において図5bは制御(アダプ ト)された輝度成分50が徐々に値を大とし、この値はエッジに近接するに従っ て初めの映像信号内の値よりも大となる。輝度が小さい方のエッジの側方におい ては調整された輝度成分50はエッジに近づくに従って原の映像信号におけるよ りもその強度が小となる。出力映像においてこれはエッジがより鋭くなったよう なエッジを誇張した印象を創り出す。 本発明は独立したカラー映像、例えばテレビジョン/コンピュータ モニタ上 の表示画面或いはプリンタ上の画面について説明をしたが、本発明は一連の相異 なるカラー映像により表わされる色映像に対しも使用し得ること明らかである。 移動映像においては人工的な印象が生じ易く、場合によってはエッジの強調によ り創設される印象が不明瞭であることが多いため、この点は極めて有利である。 本発明は映像の精鋭度を自動的に誇張すべき場合に常に有利に使用でき、例え ばコンピュータ方式、テレビジョン方式、カメラ、映像プリンタ或いはビデオ・ オン・デマンド センタの如く映像信号の分配センター等で使用することが可能 である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.入力カラー映像を表わす映像信号を受信し、全体的には、入力カラー映像と 同じである出力カラー映像を表示するように構成された映像表示装置と、 入力カラー映像の、互いに異なる映像特性を有している2つの領域間に位置 しているエッジ(縁部)の位置を信号するエッジ位置信号手段で、映像表示装置 に結合されており、この映像表示装置も、エッジ位置の近傍において、入力カラ ー映像の色飽和度と異なるように、出力カラー映像の色飽和度を局部的に変える ように構成されている、エッジ位置信号手段とを具えてなる映像表示システムに おいて、 エッジの両側において、出力映像の色飽和度を入力カラー映像のそれよりも 小とする如く映像表示装置を構成したことを特徴とする映像表示システム。 2.映像表示装置は、エッジの両側において、色映像出力を制限し、輝度の陰に 入るようにすることを特徴とする請求の範囲1記載の映像表示システム。 3.エッジ位置信号手段が、映像信号内のエッジを検出し、その個所を測定する エッジ検出器を具えてなることを特徴とする請求の範囲1または2記載の映像表 示システム。 4.エッジ検出器がエッジの長さをチェックし、エッジが少なくとも所定の長さ を有している場合にのみエッジ位置を信号するか、あるいはエッジに近接するゾ ーン内の2つの領域のうちの少なくとも1つにエッジが存していないことをチェ ックし、エッジが存しない場合にのみエッジ位置を信号することを特徴とする請 求の範囲3記載の映像表示システム。 5.映像信号が、下側の下地映像と、これに重畳される映像とを表わし、入力カ ラー映像は、下地映像が重畳映像によって置換された部分又は複数の部分を除い て下地映像に対応し、さらにエッジ位置信号手段は、入力カラー映像内で、下地 映像が重畳映像に変化する場所はすべて信号するように構成することを特徴とす る請求の範囲1または2記載の映像表示システム。 6.下地映像が重畳映像によって置換される部分が、エッジ位置の近傍よりも大 であり、ここにおける出力映像の色飽和は入力映像の色飽和よりも小であるこ とを特徴とする請求の範囲5記載の映像表示システム。 7.映像の色が、所定の背景色(バックグラウンド・カラー)より他の色に変化 する位置であればすべて、エッジ位置として信号するようにエッジ位置信号手段 を構成することを特徴とする請求の範囲1または2記載の映像表示システム。 8.映像表示装置が、エッジ位置の近傍で、出力映像の輝度を入力カラー映像の 輝度よりも局部的に低下させることを特徴とする請求の範囲1ないし7記載の映 像表示システム。 9.エッジ位置の近傍の部分において、エッジと交差する個所の輝度の転移部が 入力カラー映像に比し、出力カラー映像において局部的に大となるように映像表 示装置を構成することを特徴とする請求の範囲1ないし7記載の映像表示システ ム。 10.入力カラー映像を表わす入力映像信号を受信する工程と、 入力カラー映像内で、互いに相異なる映像特性を有する2つの領域間に位置 しているエッジの位置を信号する工程と、 全体的には、入力カラー映像と同じ出力カラー映像を表示するが、前記エッ ジ位置の近傍において、出力映像信号の色飽和度が局部的に入力映像に比し変化 している出力映像信号を出力する工程とを具えてなる表示映像形成方法において 、 エッジの両側において、出力映像の色濃度を、入力カラー映像に比し局部的 に低下させることを特徴とする映像表示方法。
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