JPH09504698A - 組み換えダイマー酵素の製造方法 - Google Patents

組み換えダイマー酵素の製造方法

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JPH09504698A
JPH09504698A JP7513402A JP51340294A JPH09504698A JP H09504698 A JPH09504698 A JP H09504698A JP 7513402 A JP7513402 A JP 7513402A JP 51340294 A JP51340294 A JP 51340294A JP H09504698 A JPH09504698 A JP H09504698A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、原核細胞を用いる組み換え型真核生物ヘテロダイマー酵素の製造方法に関する。該方法は、ダイマー酵素のサブユニットの1つをコードするDNAを含む第1のDNAベクターを構築し、酵素の第2のサブユニットをコードするDNAを含む第2のDNAベクターを構築することからなる。DNAべクターを構築したならば、それらを原核生物宿主に形質転換する。次いで、形質転換原核宿主細胞をダイマー酵素の発現に適した条件下で培養する。例えば、本発明方法を用いて、クレアチンキナーゼのイソ体CKMBを製造することができる。さらに本発明は、原核生物宿主を用いる活性形態の組み換え型ヒト・ダイマー酵素の製造方法に関し、本発明方法を用いて製造される組み換え型酵素製品、および本発明方法により構築された形質転換原核生物宿主にも関する。

Description

【発明の詳細な説明】 組み換えダイマー酵素の製造方法発明の背景 クレアチンキナーゼ(CK)イソ体の分析は、血栓溶解療法で治療されている 患者における急性心筋梗塞(AMI)の初期の診断および冠状動脈の再灌流の初 期の確定にとり重要である(アラン(A1an)およびウー(Wu),ラボラトリー・ メディシン(Laboratory Medicine),第23巻(5):297〜302頁,19 92年)。MBイソ体の測定によって最も早期かつ最も明確な結果が得られるけ れども、CKイソ体であるCKKMおよびCKMBを用いて再度灌流療法の成功 を確定することができる。また、骨格筋疾患を有する患者においてMMイソ体の レベルが上昇し、相対的なMB指数と一緒になって筋肉のダメージが急性である か慢性であるかの決定に有用でありうる。 心筋の代謝ならびに酵素の触媒機構の研究および臨床分析用標準物質ならびに 品質管理用物質の調製に純粋なCKMBが必要とされる。CKMBを得る現在の 方法は、心臓組織をホモジナイズし、エタノールもしくは硫酸アンモニウムで沈 殿させ、次いで、イオン交換、ゲル濾過および/またはアフィニティークロマト グラフィー(グレイス(Grace)およびロバーツ(Roberts),クリニカ・キミカ ・アクタ(Clin.Chem.Acta),第123巻,59〜71頁,1982年;およびハ ーマン(Herman)およびロバーツ(Roberts),アナリティカル・バイオケミスト リー(Anal.Biochem.),第106巻:244〜252頁,1980年)を行うこ とを必要とする。これらの方法は、複数のカラム精製工程を必要とし、時間がか かり退屈であり、収率が低く比活性も低い可能性がある。さらに、CKMB抽出 物は多量の混入物質、例えば、CKMBと一緒に分画されクロマトグラフィーに おいて一緒に移動するアルブミンおよび特別な取り扱いが必要な病原体を含有す る可能性がある。 異なるCKイソ体の製造を研究者および臨床医の要求を満足する程度まで改良 し簡単にする必要性が存在する。発明の概要 本発明は、原核生物宿主を用いる活性形態の組み換え型真核生物ヘテロダイマ ー酵素の製造方法に関する。該方法は、ヘテロダイマー酵素のサブユニットの1 つをコードするDNAを含む第1のDNAベクターを構築し、次いで、酵素の第 2のサブユニットをコードするDNAを含む第2のDNAベクターを構築するこ とを包含する。DNAベクターを構築したならば、それらを用いて原核生物宿主 を形質転換する。次いで、ヘテロダイマー酵素の発現に適した条件下で形質転換 した原核宿主細胞を培養する。例えば、本発明方法を用いて、クレアチンキナー ゼのヘテロダイマーイソ体、すなわち、CKMBを製造することができる。 さらに本発明は原核生物宿主を用いる活性形態の組み換え型ヒト・ダイマー酵 素の製造方法に関する。 そのうえ、本発明は、本発明方法を用いて製造される組み換え型酵素製品に関 する。 さらに本発明は、本発明方法により構築される形質転換真核生物宿主に関する 。図面の簡単な説明 図1は、本発明組み換え型ダイマー酵素の製造方法をスキーム的に説明したも のである。発明の詳細な説明 本発明は、酵素の2つの異なるサブユニットに関するDNAベクターを構築し 、該2つのDNAベクターで宿主細胞を形質転換することによりクレアチンキナ ーゼの異なるイソ体(すなわち、CKBB、CKMMおよびCKMB)を製造す ることができ、得られた形質転換宿主細胞はCKBB、CKMMおよびCKMB を発現することができるという知見に基づく。 DNAベクター 用語「DNAベクター」は、挿入されたDNAフラグメントを担持する能力を 有し、その結果、宿主細胞による該DNAインザートの発現を可能にするすべて の複製可能なベクターを意味する。さらに、DNAベクターは、クレアチンキナ ーゼ(すなわちCKMおよびCKB)のごとき目的の真核生物のダイマー酵素の サブユニットを配列がコードしているDNAを含むDNAフラグメントの挿入を 受け入れるものでなくてはならない。さらにそのうえ、DNAベクターは、宿主 細胞により認識されうるプロモーターを含んでいなくてはならない。DNAベク ターの構築手順は、マニアティス(Maniatis)ら,モレキュラー・クローニング ,ア・ラボラトリー・マニュアル(Molecular Cloning,A Laboratory Manual), 第2版,コールド・スプリング・ハーバー・ラボラトリー・プレス(Cold Spring Harbor Laboratory Press)(1989年)(本明細書ではマニアティスらとい う)に記載の手順を包含する。 用語[DNAフラグメント」は、酵素サブユニットをコードするすべてのDN Aフラグメントを包含するものとする。DNAベクター中に挿入されたDNAフ ラグメントは、形質転換または接合またはトランスフェクションにより宿主微生 物に伝達されるべきである。DNAフラグメントの構築または抽出手順は、マニ アティスらに記載の手順および当業者に知られた他の手順を包含する。 宿主 本発明の形質転換した原核細胞宿主を、当業者に知られた種々の方法により作 り出すことができる。例えば、マニアティスらにより説明されているトランスフ ェクション、形質転換またはエレクトロポーレーションを用いることができる。 用語「原核生物宿主」は、外来遺伝子、すなわち、もともと当該原核宿主の核 物質の一部でないDNAの摂取および発現をすることのできるすべての原核生物 を意味する。適当な原核生物は、コリネバクテリウム(Corynebacterium)、エ シェリシア(Escherichia)、ストレプトミセス(Streptomyces)またはバチル ス(Bacillus)を包含しうる。 組み換え型ダイマー酵素 本発明組み換え型ダイマー酵素は、2つのサブユニットからなり、酵素特性を 有するすべての蛋白を包含するものとする。 以下の限定的でない実施例により本発明をさらに説明する。実施例 材料および方法:PCRを用いるCKMB cDNAのクローニング ヒト・cDNAライブラリーからクローン化されたCKMおよびCKB蛋白を コードするcDNAを担持するDNAフラグメントが記載されている(ペリーマ ン(Perryman)ら,バイオケミカル・アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コ ミュニケイションズ(Biochem.and Biophys.Research Comm.),第140巻: 981〜989頁,1986年;およびビラリール−レビー(Villarreal-Levy )ら,バイオケミカル・アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケイシ ョンズ,第144巻:1116〜1127頁,1987年)。我々はPCR増幅を 用いてNおよびC末端においてDNA配列を変化させてジェンザイム(Genzyme )発現ベクター中にCK cDNAをクローニングするのに適した制限酵素部位 を付加した。プライマーは以下の5'−3'配列を有していた: SL22(CKBのATGスタートコドンにおけるNdeI部位)GCC CA T ATG CCC TTC TCC AAC AGC CAC A SL23(CKBのストップコドンの後ろのEcoRI部位)GGA ATT CAT TTC TGG GCA GGC ATG AGG SL24(CKMのATGスタートコドンにおけるNdel部位)GCC CA T ATG CCA TTC GGT AAC ACC CAC AAC SL25(CKMのストップコドンの後ろのBamHI部位)GCA GGA TCC TAC TTC TGG GCG GGG ATC AT パーキン・エルマー・シタス(Perkin Elmer Cetus)(コネチカット州ノーウ ォーク(Norwalk)製のAmpliTaq DNA Polymeraseを用いるGeneAmp PCR Reagent KitをPCR反応に使用した。キットに同封されている文献に概説されている標 準的手順に従って反応を行った。詳細には、5〜30ng DNA、100pm ol プライマーDNA、2.5U Amplitaq DNA Polymerase,および200μ mol dATP、dCTP、dGTP、dTTPをキット支給のバッファーと 混合し、反応混合物をAmpliwax(パーキン・エルマー・シタス製)とともに重層 した。94℃(融解)2分、55℃(アニール)2分、72℃(伸長)2分から なるサイクルにPCR装置(コイ・ラボラトリー・プロダクツ・インコーポレイ テッド(Coy Laboratory Products,Inc)、ミシガン州グラス・レイク(Grass L ake))をプログラムし、このサイクルを18回繰り返した。最後の伸長工程を 10分行ってすべてのストランドを完全にポリマー化した。PCR生成物(約5 〜10μg)をNdeIおよびEcoRI(CKBについて)またはNdeIお よびBamHI(CKMについて)で消化し、発現ベクター中にクローニングす るために0.7%低融点アガロースTAE緩衝化ゲル(FMCバイオプロダクツ ・インコーポレイテッド(FMC BioProducts,Inc.)、メイン州ロツクランド(Ro ckland))により精製した。モレキュラー・クローニング(Molecular Cloning )(サムブルック(Sambrook)、フリッチュ(Fritsch)およびマニアティス(M aniatis)、1989年、コールド・スプリング・ハーバー・プレス(Cold Spri ng Harbor Press)、コールド・スプリング・ハーバー、NY(Cold Spring Har bor Press,NY))に記載されたようにして電気泳動を行った。制限エンドヌクレ アーゼをニュー・イングランド・バイオラブズ(New England BioLabs)(マサ チューセッツ州ビバリー(Beverly))から購入し、製造者により指示されたよ うに消化反応をセットアップした。Geneclean kit(Bio101製、カリフォルニア 州ラジョラ(La Jolla))を用いてゲルスライスからDNAフラグメントを精製 した。ジェンザイム発現ベクターpRZ38の構築 ジェンザイムにおいて、プラスミドpBluescript SK+/-(ストラタジーン(Str atagene)、カリフォルニア州ラジョラから入手可能)の誘導体として発現 ベクターを構築した。発現はLacプロモーターによりドライブされる。部位特 異的突然変異によりβ−ガラクトシダーゼ遺伝子のATGスタートコドンにおい て制限酵素部位を付加することにより我々のベクターpRZ38を構築した。突 然変異プロトコールは、バイオラッド(BioRad)(カリフォルニア州リッチモン ド(Richmond))製のMuta-Gene In Vitro Mutagenesis Kitを用いる記載された とおりのものであった。ベクターにおけるこの変化は、LacZプロモーターの 後ろへの外来遺伝子のクローニングを可能とするが、ネイティブな遺伝子におけ るのと同様のプロモーターからの間隔を維持する。pRZ38中へのCKMおよびCKBのクローニング ベクターDNA(5μg)をNdeIおよびEcoRI(CKBについて)ま たはNdeIおよびBamHI(CKMについて)で消化し、上記のようにゲル 精製した。約100ngの消化ベクターDNAおよび100ngの消化PCR生 成物を20μlの反応物(マサチューセッツ州ビバリーのNEB社から購入した T4 DNAリガーゼ)中で結合した。モレキュラー・クローニング(Molecula r Cloning)に記載のごとく結合反応をセットアップした。15℃で一晩インキ ュベーションした後、結合反応混合物をdH2Oで60μlに希釈した。各1μ lをエレクトロポーレーション可能なイー・コリ(E.coli)株MC1061中に エレクトロポーレーションした。セル−ポーレーター(Cell Porator)およびボ ルテージ・ブースター(Voltage Booster)をベセスダ・リサーチ・ラブズ(Bet hesda Research Labs)(メリーランド州ベセスダ)から購入した。コンピテン ト細胞の調製およびエレクトロポーレーションのプロトコールは説明書に記載さ れている。50μg/mlのアンピシリンを補足したLB寒天プレート上で形質 転換体を選択した。アルカリン・リシス・ミニプレプ法(alkaline lysis minip rep technique)(モレキュラー・クローニング)を用いて正しい組み換えプラ スミドを有しているかどうかについて形質転換体を分析した。ミニプレプDNA を制限酵素マッピングにより分析した。pRZ52(CKB)およびpRZ53 (CKM)の25ml培養物を50μg/mlのア ンピシリンを補足したLB中で増殖させ、次いで、大スケールのDNA調製物を キアジェン(QUIAGEN)プラスミド精製カラム(キアジェン・コーポレイション 、カリフォルニア州チャッツワース(Chatsworth))を用いて精製した。USB (オハイオ州クリーブランド(Cleveland))製のシークエンス2.0キット(S equense 2.0 kit)に記載の標準的プロトコールに従ってジデオキシヌクレオシ ド鎖終結DNA配列決定反応を行った。[−35S]−dATP(ニュー・イン グランド・ヌクレアー(New England Nuclear)製)を用いて、コダック(Kodak )のXARフィルム上に可視化するために配列を放射性標識した。6%ポリアク リルアミドゲルにより反応物を分離し、ゲルを乾燥し、モレキュラー・クローニ ングに記載されたようにフィルムに曝露した。CKBおよびCKMのコーディン グ領域を表すDNA配列はフィギュアG1および2にある。 CKM DNA配列が正しいと決定したならば、pRZ53中のアンピシリン 耐性遺伝子をTn903由来のカナマイシン耐性遺伝子(ノムラ(Nomura)ら, ジーン(Gene),第3巻:39〜51頁,1987年)に交換した。制限酵素S spIおよびBpmIを用いてアンピシリン遺伝子を切り出し、T4ポリメラー ゼを用いてベクター末端を平滑末端化した。カナマイシン耐性遺伝子をpBR3 22ベクターのポリリンカー中にクローン化した。BamHIを用いて該遺伝子 をベクターから切り出し、T4ポリメラーゼで平滑末端化した。得られたCKM プラスミドをpRZ69と呼ぶ。CKMB同時発現株の構築 約50μg/mlとしてpRZ52およびpRZ69 DNAを混合し、混合 物1μlを20μlのMC1061細胞中にエレクトロポーレーションした。5 0μg/mlのアンピシリンおよび50μg/mlのカナマイシンを含有するL B寒天プレート上に細胞をプレーティングして、両プラスミドで同時形質転換さ れた細胞を選択した。ミニプレプDNA(miniprep DNA)の制限消化により同時 形質転換を分析した(該標準的方法はモレキュラー・クローニングに記載されて いる)。 発現の分析 同時形質転換体の発現分析を以下のように行った。2ml LB、0.2%グ ルコース、50μg/mlカナマイシンおよび50μg/mlアンピシリン中3 7℃で振盪しながら一晩クローンを増殖させた。翌朝、50μg/mlのカナマ イシンおよび50μg/mlのアンピシリンを含む25mlのLBに0.6ml の一晩培養物を接種し、30℃で振盪しながら増殖させた。A600が約0.4 となるまで培養を増殖させ、次いで、試料を1時間間隔で4時間にわたり採取し た。培養を一晩増殖させ、さらに試料を採取した。全細胞試料をSDS−PAG Eバッファー中で煮沸し、12%ポリアクリルアミドゲル中を泳動させて蛋白の 生産を評価した。ゲルはバイオラッド(BioRad)から得て、ゲルに添付のプロト コールに従った。 いくつかのアッセイを用いて発現された組み換え蛋白のレベルおよび品質を調 べた。上記のごとく培養を増殖させた。A600が1.0となった後、あるいは 一晩インキュベーションした後、細胞を収穫し、溶解バッファー(20mM B is−Tris pH6.9、0.25%ツイン20、10mM β−メルカプ トエタノール、10mM EDTA、10mM EGTD、1mM PMSF) に再溶解した。再溶解した細胞を氷上で超音波処理することにより溶解し(ある いは、より大規模スケールにはマイクロフルイダイザーMicrofluidizer(マイク ロフルイディクス・コーポレイション、ニュートン、マサチューセッツ州(Micr ofluidics Corp.,Newton,MA)を用いて細胞を溶解した)、遠心分離により細胞 残渣を除去した。溶解バッファー中に希釈した後、下記アッセイ系を用いて試料 を分析した。クレアチンキナーゼ試薬(シグマ(Sigma)社製、47−UV)酵 素活性の動力学的測定のための分光学的アッセイである。クレアチンホスホキナ ーゼ(CPK)イソ酵素キット(シグマ社製、715−EP)は種々のイソ体( MM、MBおよびBB)を分離し、活性に関して染色するものである。アボット IMxアナライザー(Abbot IMx analyzer)用のCK−MBアッセイ系は、試 料中のCK−MBの特異的な蛋白量を決定するために微粒子酵素イムノアッセイ (MEIA)を用いる(すべてのプロトコールはアッセイキットについ ている)。均等物 当業者は、これ以上日常的な実験を用いることなく、本明細書記載の発明の特 別な具体例に対する多くの均等物を認識し、確認するであろう。かかる均等物は 下記請求の範囲に包含される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI (C12N 9/12 C12R 1:19)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a) (i)酵素の第1のサブユニットをコードするDNAを含む第1のDNAベク ター;および (ii)酵素の第2のサブユニットをコードするDNAを含む第2のDNAベク ター を構築し; (b) (i)第1のDNAベクター;および (ii)第2のDNAベクター で原核生物宿主を形質転換し;次いで、 (c)ダイマー酵素の発現に適した条件下で形質転換原核生物宿主を培養する ことからなる、活性形態の真核生物ヘテロダイマー酵素の製造方法。 2.真核生物ヘテロダイマー酵素が哺乳動物のものである請求項1の方法。 3.真核生物ヘテロダイマー酵素がキナーゼである請求項1の方法。 4.キナーゼがクレアチンキナーゼである請求項3記載の方法。 5.(a)第1のサブユニットがクレアチンキナーゼサブユニットBであり、 第2のサブユニットがクレアチンキナーゼサブユニットKであるか;または (b)第1のサブユニットがクレアチンキナーゼサブユニットMであり、第2 のサブユニットがクレアチンキナーゼサブユニットBである請求項1の方法。 6.原核生物宿主が細菌である請求項1の方法。 7.細菌宿主がエシェリシア(Escherichia)である請求項6の方法。 8.(a) (i)酵素の第1のサブユニットをコードするDNAを含む第1のDNAベク ター;および (ii)酵素の第2のサブユニットをコードするDNAを含む第2のDNAベク ター を構築し; (b) (i)第1のDNAベクター;および (ii)第2のDNAベクター で原核生物宿主を形質転換し;次いで、 (c)ヘテロダイマー酵素の発現に適した条件下で形質転換原核生物宿主を培 養することからなる、ヒト・ダイマー酵素の製造方法。 9.ヒト・ダイマー酵素がキナーゼである請求項8の方法。 10.キナーゼがクレアチンキナーゼである請求項9の方法。 11.原核生物宿主が細菌である請求項8の方法。 12.細菌宿主がエシェリシアである請求項11の方法。 13.第1および第2のサブユニットがクレアチンキナーゼサブユニットBで ある請求項8の方法。 14.第1および第2のサブユニットがクレアチンキナーゼサブユニットMで ある請求項8の方法。 15.(a) (i)配列番号:1のDNA配列の全部または一部から選択されるDNA配列 をコードするDNAを含む第1のDNAベクター;および (ii)配列番号:2のDNA配列の全部または一部から選択されるDNA配列 をコードするDNAを含む第2のDNAベクター を構築し; (b) (i)第1のDNAベクター;および (ii)第2のDNAベクター で細菌宿主を形質転換し;次いで、 (c)ダイマー酵素の発現に適した条件下で形質転換細菌宿主を培養すること からなる、クレアチンキナーゼ酵素の製造方法。 16.(a) (i)配列番号:2のDNA配列の全部または一部から選択されるDNA配列 をコードするDNAを含む第1のDNAベクター;および (ii)配列番号:1のDNA配列の全部または一部から選択されるDNA配列 をコードするDNAを含む第2のDNAベクター を構築し; (b) (i)第1のDNAベクター;および (ii)第2のDNAベクター で細菌宿主を形質転換し;次いで、 (c)ダイマー酵素の発現に適した条件下で形質転換細菌宿主を培養すること からなる、クレアチンキナーゼ酵素の製造方法。 17.請求項1の方法により製造される真核生物ヘテロダイマー酵素。 18.請求項8の方法により製造されるヒト・ダイマー酵素。 19.請求項15の方法により製造されるクレアチンキナーゼ酵素。 20.請求項16の方法により製造されるクレアチンキナーゼ酵素。 21.請求項1の方法により製造される形質転換原核生物宿主。 22.請求項2の方法により製造される形質転換原核生物宿主。 23.請求項15の方法により製造される形質転換原核生物宿主。 24.請求項16の方法により製造される形質転換原核生物宿主。
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