JPH0950432A - 換算処理機能をもつ文書処理装置および換算処理方法 - Google Patents

換算処理機能をもつ文書処理装置および換算処理方法

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JPH0950432A
JPH0950432A JP7200166A JP20016695A JPH0950432A JP H0950432 A JPH0950432 A JP H0950432A JP 7200166 A JP7200166 A JP 7200166A JP 20016695 A JP20016695 A JP 20016695A JP H0950432 A JPH0950432 A JP H0950432A
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伸哉 渡部
Naoe Maeda
直枝 前田
Kazunori Watanabe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】度量衡等の換算処理機能をもつ文書処理装置お
よび換算処理方法に関し,仮名漢字変換の操作内で換算
処理をした変換結果を選択でき,かつ換算処理をした変
換結果についても通常の単語学習機能を利用できるよう
にする。 【解決手段】仮名漢字変換用辞書7に,単位を変換する
ための情報を通常の仮名漢字変換のための情報と同様の
読みデータと変換結果とを組み合わせたデータ形式で格
納し,数字と単位の文字列を含む読みの文字列入力に対
して,換算処理部6により,仮名漢字変換処理の延長で
異なる単位への数値の換算を行い,仮名漢字変換処理部
5の変換学習機能により,換算した変換結果の単位が確
定した場合に,次回からその単位が優先的な変換候補と
なるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,仮名漢字変換処理
を用いて数字と単位の組み合わせの入力文字列を使用者
の所望する他の度量衡または通貨単位に換算したり,あ
る基準物と比較して事物を表現するような言い換えをす
るための換算処理機能をもつ文書処理装置および換算処
理方法に関するものである。
【0002】例えば,外国語を翻訳するときに外国の度
量衡や通貨単位を自国の単位に換算する場合や,大きな
建物をよく知られた物の何倍に相当するかを記述する文
書を作成する場合など,数値と単位との組み合わせで表
現された文字列を他の単位に切り替えて数値換算しなけ
ればならないことが多い。文書処理装置において,この
ようなときの入力操作を簡易化する技術が望まれてい
る。
【0003】
【従来の技術】従来の文書処理装置の仮名漢字変換処理
を用いた度量衡の換算や,基準物の何倍に相当するかを
換算するような処理においては,例えば特開平5−12
8104号公報や特開平6−96064号公報等で示さ
れているように,入力文字列に含まれる数字と単位との
組み合わせが,仮名漢字変換用辞書中にあるかどうかを
検索する前に,その組み合わせが度量衡換算用データに
存在するかどうかを調べ,度量衡換算用データに存在す
る場合には,入力文字列の数字と単位の組み合わせのう
ち,数字の部分を数値として換算処理し単位の切り替え
を行って,その結果を変換候補として表示する方法が一
般に用いられていた。この場合,度量衡換算用データは
静的に保持され,換算単位の組み合わせは固定的であっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来,文字列入力にお
いて,単位を変える換算を通常の仮名漢字変換と同様の
操作で行うことはできたが,変換候補に対する学習機能
が働かないため,何回換算を行っても換算される組み合
わせの順序は常に同じであり,不便な場合があった。す
なわち,換算の組み合わせの順序を変えたり,換算をし
ないで数値をそのまま表示する仮名漢字変換よりも,あ
る特定の単位に換算する仮名漢字変換の方を優先させた
りするためには,あらかじめ度量衡換算用データの順位
を入れ換える必要があり,使用者が自由に換算単位の変
換順位を定めることができないという問題があった。
【0005】本発明は,数値の換算と単位の切り替えと
を通常の仮名漢字変換における変換学習機能と同様に学
習させることで,同じ換算処理を何度行っても,換算単
位の組み合わせの順序が固定され,使用したい換算単位
をそのつど選択しなければならず不便であるという問題
を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は,数値の換算お
よび単位の切り替えを,仮名漢字変換用辞書7を用い
て,通常の仮名漢字変換と同様に処理する手段を持ち,
また変換の学習によって最新に変換した換算単位が,次
の変換で最も優先的に変換候補となるように処理する手
段を持つことを最も主要な特徴とする。
【0007】図1は,本発明の原理構成図である。図1
において,1は中央演算装置(CPU),2はキーボー
ド等の入力装置,3は表示装置,4は主記憶装置および
補助記憶装置等の記憶装置,5は仮名漢字変換処理部,
6は換算処理部,7は仮名漢字変換用辞書,8は数値換
算テーブル,9は換算単位登録部を表す。
【0008】中央演算装置1は,文書処理装置の中枢に
あり,記憶装置4に格納されている命令を実行すること
により,入力装置2,表示装置3,記憶装置4等を制御
する装置である。入力装置2は,主としてキーボード,
マウス,タッチパネル等の文字を入力するための装置で
ある。表示装置3は,使用者に入力装置2から入力され
ている文字列やメッセージを表示するための装置であ
る。
【0009】記憶装置4は,半導体メモリ,磁気記憶装
置等からなり,仮名漢字変換処理部5,換算処理部6,
仮名漢字変換用辞書7,数値換算テーブル8,換算単位
登録部9を備える。
【0010】仮名漢字変換処理部5は,入力装置2から
の入力文字列について,仮名漢字変換用辞書7に記憶し
た漢字を含む文字列または換算指示情報と換算単位の組
み合わせからなる変換結果を検索し,それにより仮名漢
字変換する手段である。また,仮名漢字変換処理部5
は,仮名漢字変換処理で確定した変換結果の確定回数を
記憶し,または仮名漢字変換用辞書7内の変換結果の位
置を変化させて,次の仮名漢字変換処理において優先的
に当該変換結果を変換候補として選択する学習機能を持
つ。
【0011】換算処理部6は,仮名漢字変換処理部5に
おいて入力した文字列が数字と単位の組み合わせからな
る文字列である場合に,仮名漢字変換用辞書7を検索し
て得られた読みデータに対応する変換結果についての数
字部分の換算を,数値換算テーブル8を参照して行う処
理手段である。
【0012】また,換算単位登録部9は,入力装置2か
らの使用者の指示に従い,換算情報を登録するために,
仮名漢字変換用辞書7および数値換算テーブル8を更新
する手段である。
【0013】仮名漢字変換用辞書7は,入力文字列と変
換結果となる変換文字列の対応を記憶する手段である。
仮名漢字変換用辞書7には,変換結果として,漢字を中
心とした文字列または換算指示情報と換算単位を記憶す
る。すなわち,数字を表す部分と単位を表す部分の組み
合わせからなる読みデータに対応して,その読みデータ
の変換結果として,通常の単語変換情報等の他に,数字
を表す部分を換算するための情報と換算対象の単位を表
す変換文字列との組み合わせからなる1または複数の変
換結果の情報を記憶する。
【0014】数値換算テーブル8は,換算項目の記号あ
るいは番号と換算に用いる計算式を対応付けて記憶する
手段である。
【0015】
【発明の実施の形態】図2は,本発明を実施する装置の
システム構成例を示す図である。図中の1〜9は,図1
に示す同符号のものに対応し,文書記憶装置11は,文
書のデータを記憶する書き換え可能な記憶装置である。
【0016】仮名漢字変換処理部5は,入力装置2から
入力文字列と仮名漢字変換指示とがあると,仮名漢字変
換用辞書7を検索する。この時,入力文字列の中に「数
字+単位」があると,数字はどのような値であっても
「数値がある」ことを示す単純化された一種の記号,例
えば「N」のような文字に置き換えてから,仮名漢字変
換用辞書7を検索する。
【0017】仮名漢字変換用辞書7から検索した変換結
果の中に,数値の換算をするための換算指示情報が記号
あるいは番号付きで含まれていると,換算処理部6は,
入力装置2から入力した数字の文字列を数値化して,仮
名漢字変換用辞書7の変換結果に対応する数値換算テー
ブル8の指定記号あるいは番号に相当する計算式にその
数値を当てはめて計算する。計算式は,四則演算,平方
根,乗算等を符号化して数値とともに記憶してある。
【0018】使用者によって入力装置2から変換キー等
により仮名漢字変換指示が入力されると,仮名漢字変換
処理部5は,仮名漢字変換用辞書7の中から候補となる
変換結果を順番に取り出し,仮名漢字変換処理を行う。
変換結果に換算指示情報の記号あるいは番号があれば数
値換算テーブル8中の対応する計算式を用いて数値の換
算を行い,結果を「N」に代入する。これらの変換結果
を表示装置3に表示する。
【0019】ここで,使用者の操作によって,ある変換
結果が確定(ここで確定とは,最終的に変換結果が決ま
ることをいう)されると,その変換結果について,仮名
漢字変換用辞書7の中での位置を変えるか,その変換結
果の確定回数を更新することにより,通常の単語学習と
同様な学習処理を行い,使用者が次に前回と同じ単位を
もつ数字と文字列を入力した際に,学習の結果に従い,
その変換結果の表示を優先的に行うようにする。
【0020】また,数値の換算を行わない仮名漢字変換
処理の変換結果を使用者が選択すれば,次回の変換処理
からは,学習の結果に従って,数値の換算を行わない変
換の優先度を上げ,数値の換算の優先度を下げることも
できる。この数値の換算と単位の切り替えは,入力文字
列ごとに学習するので,1度も換算したことのない組み
合わせは,最も低い優先度の変換候補となるように仮名
漢字変換用辞書7のデータが自動調節されることにな
る。
【0021】さらに,使用者が,仮名漢字変換用辞書7
に変換結果として記憶されていない単位への換算処理を
行いたいときには,換算単位登録部9により,単位換算
登録画面を表示して換算先の単位および換算処理の計算
式等を入力し,仮名漢字変換用辞書7および数値換算テ
ーブル8を更新して,換算情報を登録することもでき
る。
【0022】単位の変換は,具体的には次のように行わ
れる。図2において,入力装置2から文字列「2ふぃー
とを」が入力され変換キーが押されると,仮名漢字変換
処理部5は,入力文字列のうち数字の文字列「2」を数
値を表す記号「N」で置き換え,「ふぃーとを」の読み
データを仮名漢字変換用辞書7の中で探す。仮名漢字変
換用辞書7の読みデータで「ふぃーと」が見つかると,
仮名漢字変換の論理を利用して,「を」は「フィー
ト」,「メートル」,「センチメートル」のいずれにも
接続することを判断し,仮名漢字変換用辞書7から,変
換候補として「Nフィート」,「(C1)メートル」,
「(C2)センチメートル」の順に抽出する。ここで,
変換候補「(C1)メートル」,「(C2)センチメー
トル」の(C1),(C2)は,それぞれ換算指示情報
であり,数値換算テーブル8には,それぞれの換算の計
算式「(n)×0.3048+0」,「(n)×30.
48+0」が記憶されている。なお,「を」などの助詞
に関する仮名漢字変換の論理は,通常の仮名漢字変換で
も行われていることであるので,ここでの詳しい説明は
省略する。
【0023】1回目の変換指示では,まず「Nフィー
ト」の変換候補を対象とし,「N」に「2」を代入して
「2フィートを」を変換結果とする。この変換結果が不
可の場合,次の変換指示では,「(C1)メートル」の
変換候補を対象とし,「(C1)」の部分を数値換算テ
ーブル8から検索して「N×0.3048+0」の
「N」に「2」を代入して「0.6069」を得て,こ
れを「(C1)」の部分に置き換え,「0.6069メ
ートルを」を変換結果とする。さらに,次の変換指示で
は,「(C2)センチメートル」の変換候補を対象とし
て,同様に「60.96センチメートルを」を変換結果
とする。なお,応用例として,「0.6069メートル
を」の「0.6069」を,「0.61」や「約0.
6」などのように,概数に変える換算を行うにようにす
ることもできる。
【0024】このように,仮名漢字変換用辞書7の変換
候補の優先順位が「Nフィート」,「(C1)メート
ル」,「(C2)センチメートル」の場合には,入力文
字列「2ふぃーとを」に対し,「2フィートを」,
「0.6096メートルを」,「60.96センチメー
トルを」の順番で変換結果が表示される。
【0025】使用者が,例えば「0.6096メート
ル」の変換結果を選択して確定させると,仮名漢字変換
用辞書7’のように辞書の内部で変換候補の順位を
「(C1)メートル」,「Nフィート」,「(C2)セ
ンチメートル」に変更する。これにより,次に「数字+
ふぃーと」という文字列が入力された場合には,優先的
に「メートル」への変換処理が実行される。
【0026】例えば,図2に示す仮名漢字変換用辞書
7’の状態で,使用者が「1.5ふぃーとから」と文字
列を入力し,変換キーを押すと,変換キーの打鍵回数に
応じて「0.4572メートルから」,「1.5フィー
トから」,「45.72センチメートルから」の順番で
変換候補が表示されることになる。
【0027】図2では,仮名漢字変換用辞書7と数値換
算テーブル8とを別個に持つようにしているが,仮名漢
字変換用辞書7の変換結果の中に換算処理の計算式を組
み込んで持つことも可能である。また,上述の例では,
仮名漢字変換用辞書7の内部での候補の順序変更によっ
て変換順位を学習させているが,学習の方法は,確定し
た回数を記録する方法でも,また学習した単語を記憶す
る作業用辞書に変換候補の単語を優先順に書き込むよう
な方法でもよい。
【0028】図3は本発明の一実施例における仮名漢字
変換用辞書の構成例を示す図,図4は数値換算テーブル
の構成例を示す図である。図3に示すように,仮名漢字
変換用辞書7のデータは,読み21,語幹フラグ22,
変換結果23,単語情報24からなり,入力文字列であ
る読み21に対して,1または複数の語幹フラグ22,
変換結果23,単語情報24の組が連なる。語幹フラグ
22は,名詞や動詞などの区別をして,活用語幹の長さ
を指示するフラグである。変換結果23は,仮名漢字変
換処理で求める変換結果を表す文字列であり,単位を変
える変換結果の場合には,換算処理を指示する換算指示
Cおよび換算のための計算式の記憶位置を指すテーブル
番号(XX,XY,XZ,…)の換算指示情報と,置き
換えるべき単位を表す文字列とからなる。単語情報24
は,仮名漢字変換処理のために前後に接続できる単語の
種別を規定するための詳細情報であり,例えば,人物,
動物,単位等の各種の種別がある。
【0029】例えば,入力文字列「数字n+ふぃーと」
に対する変換結果23として,3つの変換結果『Nフィ
ート』,『CXXメートル』,『CXYセンチメート
ル』が登録されているとする。『Nフィート』の変換結
果23に対しては,入力文字列中の数字がNに代入さ
れ,変換候補として表示される。
【0030】第2番目の変換結果『CXXメートル』に
対しては,変換指示Cがあるので,数字部分の換算処理
が行われる。変換結果23の変換指示Cに続くテーブル
番号XXから,図4(A)に示す数値換算テーブル8の
中のテーブル番号XXに対応する計算式「y=0.30
48×n」を取り出し,入力文字列の数値nを代入して
数値yを求め,変換結果におけるCXXの部分を数値y
で置き換えたものを変換結果とする。
【0031】また,数値換算テーブル8は,図4(B)
に示すように,換算用の計算式を別個に持つ構成であっ
てもよい。数値換算テーブル8で,換算処理の対象とな
る単位(換算元単位)と換算処理により求める単位(換
算先単位)に単位番号を付し,この単位番号により換算
計算式テーブル8’中の対応する計算式を求めて換算処
理を行う。図4(B)の単位番号「01−01
(x1 )」,「01−02(x 2 )」,「01−03
(x3 )」は,それぞれ「メートル」,「センチメート
ル」,「フィート」の単位を表し,テーブル番号XX
は,「01−03(フィート)」から「01−01(メ
ートル)」への換算処理を意味する。
【0032】換算計算式テーブル8’において,「01
−01(x1 )」は,他の単位との換算基準として使用
するため,他の単位との関係式は定義されていないが,
他の単位の逆算式は「01−01(x1 )」を求めるた
めの式を定義している。
【0033】例えば,図3の第3番目の変換結果『CX
Yセンチメートル』について変換する場合,変換結果2
3の変換指示Cに続くテーブル番号XYから,数値換算
テーブル8の中のテーブル番号XXに対応する換算元単
位番号と換算先単位番号を求め,これらの単位番号に対
応する換算計算式テーブル8’中の関係式「x1 =0.
3048×x3 (x3 =n)」を用いて「x1 」を計算
し,次に関係式「x2=100×x1 」により「x2
を求め,換算結果のCXYの部分を数値x2 で置き換え
たものを変換結果とする。
【0034】図5〜図7は,本発明の実施例に係る処理
フローチャートである。図5において,仮名漢字変換処
理部5は,入力装置2からのキー入力を待ち(ステップ
S1),キー入力が数字または仮名文字であるか否かを
判定する(ステップS2)。入力文字が数字または仮名
文字であれば入力文字列領域に格納し(ステップS
3),次のキーの入力を待つ。
【0035】数字,仮名文字以外であれば,キー入力が
仮名漢字変換キーであるかどうかを判定し(ステップS
4),キー入力が仮名漢字変換キーであれば,図6〜図
7に示す仮名漢字変換処理を行う(ステップS5)。仮
名漢字変換キーでなければ,複写,削除その他の入力キ
ーに応じた処理を,他の処理部によって行い(ステップ
S6),その後にステップS1へ戻る。
【0036】図6において,仮名漢字変換処理部5は,
入力文字列に数字があるかどうかを判定し(ステップS
11),入力文字列に数字がある場合には,数字の部分
の読みを数字列であることを示す記号Nに置き換え(ス
テップS12),記号Nに置き換えた部分の数字列を数
値nに変換する(ステップS13)。
【0037】次に,仮名漢字変換用辞書7の中に入力文
字列の読みと一致するデータがあるかどうかを調べ(ス
テップS14),ステップS15の判定により,一致す
るデータがあればステップS17へ進み,一致するデー
タがなければ,変換候補なしの処理を行う(ステップS
16)。ステップS17では,さらに変換結果の文字列
の中に数値の換算が必要であることを示す換算指示Cが
あるかどうかを判定する。換算指示Cがあれば,図7の
ステップS19へ進み,換算結果の文字列の中に換算指
示Cがない場合には,変換結果の文字列をそのまま表示
する。このとき,入力文字列に数字列があればその数字
列を併せて表示する(ステップS18)。
【0038】仮名漢字変換処理部5は,変換結果の文字
列に換算指示Cがある場合,図7に示すステップS19
により,換算指示Cに続くテーブル番号NNを取り出
す。次に,換算処理部6は,数値換算テーブル8から仮
名漢字変換処理部5より得たテーブル番号NNを検索し
(ステップS20),テーブル番号NNの場所に存在す
る計算方法(計算式)を取り出す(ステップS21)。
そして,換算結果yを求めるための計算y=a×nを行
う。ここでaは,数値換算テーブル8に格納されている
計算式の数値である(ステップS22)。
【0039】仮名漢字変換処理部5は,変換結果の文字
列の中の換算指示Cとテーブル番号NNとの部分を,換
算結果yを文字列化した数字列で置き換える(ステップ
S23)。その後,仮名漢字変換処理の結果として,変
換結果を表示装置3の画面に表示する(ステップS2
4)。
【0040】本発明では,使用者が任意に換算単位を登
録する手段を提供している。続いて,この使用者による
換算単位の設定登録方法について説明する。図8は,使
用者による換算単位登録画面の例を示す図である。メニ
ューまたは機能キー等により,使用者から単位換算登録
の指示が入力されると,換算単位登録部9は,図8に示
すような換算単位登録画面30を表示装置3に表示す
る。例えば,寸尺からメートルへの換算を登録する場
合,入力域31,32,33には,それぞれ換算元の単
位「尺」,換算値「0.303」,換算先単位「メート
ル」を入力する。入力が確定すると,数値換算テーブル
8と仮名漢字変換用辞書7の更新処理を行う。
【0041】図9は,数値換算テーブル8の更新処理を
説明する図である。数値換算テーブル8が図4(A)に
示すような構成の場合,換算単位登録部9は,図9
(A)に示すように,数値換算テーブル8に新しいテー
ブル番号「XZ」と計算式「y=0.303×n」を追
加する。
【0042】一方,数値換算テーブル8が図4(B)に
示すような構成の場合,換算単位登録部9は,図9
(B)に示すように,数値換算テーブル8に新しいテー
ブル番号「XZ」,換算元単位番号「01−04」,換
算先単位番号「01−01」を登録し,各単位間の関係
を示す換算計算式テーブル8’に「01−04
(x4 )」と「01−01(x1 )」との関係式を追加
登録する。
【0043】図10は,仮名漢字変換用辞書7の更新処
理を説明する図である。図8に示す換算単位の登録操作
に対して,換算単位登録部9は,図9に示すように数値
換算テーブル8等の更新を行うとともに,仮名漢字変換
用辞書7を更新し,図10に示すように,読み「Nしゃ
く」に対応して,変換結果『N尺』,『CXZメート
ル』を語幹フラグ,単語情報とともに定義し,仮名漢字
変換用辞書7に追加する。なお,既に読みデータが登録
されている場合には,変換結果のみの登録を行い,読み
データが登録されていない場合には,読みデータと変換
結果とを併せて登録する。
【0044】本発明の実施について,度量衡換算を例に
説明したが,通貨の換算や,例えば「ご飯n杯がyキロ
カロリー」というような基準物の何倍になるかのような
比較表現の言い換えに関する計算などについても,同様
に仮名漢字変換用辞書7に登録し,仮名漢字変換処理中
に自動換算を行うことが可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
通常の仮名漢字変換処理の操作で,数字と単位の組み合
わせを他の単位に変えて,同時に数値も当該単位に応じ
て換算することができ,かつ,変換結果を確定させるこ
とにより,次回からその数字の換算と単位の入れ替えを
優先して行うことが可能になる。また,数値の換算と単
位の変更をしたくない場合には,使用者はその変換結果
を確定させなければよいだけであるので,特別に数値の
換算と単位の切り替えをするかどうかの事前の設定も不
要となる。
【0046】したがって,文書処理装置において馴染み
のない単位で表された外国語文を自国語に翻訳する場合
や,古い単位で言い表された文を分かりやすい単位に置
き換えて作文する場合や,その他のさまざまな場合にお
いて,使用者に快適な操作環境を提供することができ,
換算ミスによる文書作成の失敗を低減させることができ
る。
【0047】以上のように,仮名漢字変換処理の変換結
果選択の学習機能を利用して,既に選択された換算処理
の優先的表示や,使用者による換算処理のカストマイズ
により,操作の利便性が向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明を実施する装置のシステム構成例を示す
図である。
【図3】仮名漢字変換用辞書の構成例を示す図である。
【図4】数値換算テーブルの構成例を示す図である。
【図5】本発明の実施例に係る処理フローチャートであ
る。
【図6】本発明の実施例に係る処理フローチャートであ
る。
【図7】本発明の実施例に係る処理フローチャートであ
る。
【図8】換算単位登録画面の例を示す図である。
【図9】数値換算テーブルの更新処理を説明する図であ
る。
【図10】仮名漢字変換用辞書の更新処理を説明する図
である。
【符号の説明】
1 中央演算装置 2 入力装置 3 表示装置 4 記憶装置 5 仮名漢字変換処理部 6 換算処理部 7 仮名漢字変換用辞書 8 数値換算テーブル 9 換算単位登録部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡部 伸哉 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 前田 直枝 新潟県長岡市東坂之上町二丁目1番地1 株式会社富士通オアシス開発内 (72)発明者 渡辺 一則 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された読みの文字列を仮名漢字変換
    用辞書を用いて漢字混じりの文字列に変換する仮名漢字
    変換処理部を有する文書処理装置において,前記仮名漢
    字変換用辞書は,単位を表す部分を含む読みデータに対
    応して,その読みデータの変換結果として,数字を表す
    部分を換算するための情報と換算先の単位を表す変換文
    字列との組み合わせからなる1または複数の変換結果の
    情報を記憶するように構成され,前記仮名漢字変換処理
    部において入力した文字列が数字と単位の組み合わせか
    らなる文字列である場合に,前記仮名漢字変換用辞書を
    検索して得られた読みデータに対応する変換結果につい
    ての数字部分の換算を行う換算処理部を備え,前記仮名
    漢字変換処理部は,前記換算処理部によって換算した変
    換結果が確定した場合に,次からその変換結果の換算が
    優先されるように前記仮名漢字変換辞書の内部で変換候
    補の優先順位を学習させることを特徴とする換算処理機
    能をもつ文書処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の換算機能をもつ文書処理
    装置において,換算元の単位と換算値または換算式と換
    算先単位とを入力し,前記仮名漢字変換用辞書に,換算
    元の単位を表す部分を含む読みデータと,その読みデー
    タの変換結果として,数字を表す部分を換算するための
    情報と換算先の単位を表す変換文字列との組み合わせか
    らなる変換結果を登録する換算単位登録部を備えたこと
    を特徴とする換算処理機能をもつ文書処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の換算機能
    をもつ文書処理装置において,換算元から換算先への換
    算情報を記憶する数値換算テーブルを備え,前記仮名漢
    字変換用辞書の変換結果における数字を表す部分を換算
    するための情報は,前記数値換算テーブルにおける該当
    する換算情報を持つエントリをポイントする情報である
    ことを特徴とする換算処理機能をもつ文書処理装置。
  4. 【請求項4】 入力された読みの文字列を仮名漢字変換
    用辞書を用いて漢字混じりの文字列に変換する仮名漢字
    変換処理部を有する文書処理装置における単位の換算処
    理方法において,前記仮名漢字変換用辞書に,単位を変
    換するための情報を通常の仮名漢字変換のための情報と
    同様の読みデータと変換結果とを組み合わせたデータ形
    式で格納し,数字と単位の文字列を含む読みの文字列入
    力に対して,仮名漢字変換処理の延長で異なる単位への
    数値の換算を行い,換算した変換結果の単位が確定した
    場合に,次回からその単位が優先的な換算対象となるよ
    うに変換候補の優先順位を学習することを特徴とする換
    算処理方法。
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JP2012063955A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Kyocera Corp 電子機器及び文字表示方法
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