JPH09503224A - ワクチンの内部及び関連部分の改善 - Google Patents

ワクチンの内部及び関連部分の改善

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JPH09503224A
JPH09503224A JP7510696A JP51069694A JPH09503224A JP H09503224 A JPH09503224 A JP H09503224A JP 7510696 A JP7510696 A JP 7510696A JP 51069694 A JP51069694 A JP 51069694A JP H09503224 A JPH09503224 A JP H09503224A
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アレクサンダー,ジェームス
マクドナルド ブルーワー,ジェームス
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プロテウス モレキュラ デザイン リミテッド
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Abstract

(57)【要約】 小嚢少なくとも1つの非イオン活性剤と、脂肪、脂肪酸及び脂質を粘膜の膜を横切って運搬する乃至は運搬を容易にする能力を有する少なくとも1つの分子と、を備える。捕縛抗原を以って小嚢は免疫学的佐剤として作用し得る。これらに基礎を置く小嚢は従来型の投薬経路と共に経口投薬でも活性であり、Th1 Tリンパ球経路経由で抗体生成を刺激する。

Description

【発明の詳細な説明】 ワクチンの内部及び関連部分の改善 本発明は斬新な組成を有する小嚢及び佐剤としての小嚢の使用方法に係り、特 に従来型の非経口経路での投与ワクチンに加えて経口投与のワクチンに対しても 使える小嚢に関する。 両親媒性分子の種々なタイプのものから成る小嚢が知られている。これらの小 嚢にはリン脂質の2重層を有するリポソーム及び本質的にはポリオキシエチレン 脂肪族エーテルのような非イオン活性剤(NIS)から形成された非イオン活性 剤小嚢(NISV)が含まれる。両タイプの小嚢共、内部に溶質として種々な分 子を捕縛し得る2重層又は層板に囲まれた小水室を有する。 リン脂肪2重層から成る小嚢は自然発生のもので、生物組織では例えばミクロ ソームとして重要である。非イオン活性剤小嚢(NISV)は、化粧品分野で例 えば湿潤付与物質として使用される。 分子を捕縛乃至はカプセル封じする能力の効果でこれらの小嚢は、医療分野で は例えば薬物配達用担体として使用される。 1993年4月6日出願の我々の国際特許出願番号PCT/GB93/007 16に記載したように、捕縛抗原を含む非イオン活性剤小嚢は効力のある免疫佐 剤として活躍する。 粘膜の膜を通って脂肪、脂肪酸、及び脂質を運搬する乃至は運搬を容易化する 能力をゆうする分子と共に非イオン活性剤を包含する新型の小嚢構造体(以下運 搬増強剤と云う)は、 抗原を中に捕縛する時に効力のある免疫佐剤として活動する能力を有し、佐剤の 効果は特に経口投与をするこの種のワクチンに迄波及し得る。 かくして1つの観点に従えば、本発明は少なくとも1つの非イオン活性剤と、 粘膜の膜を通って脂肪、脂肪酸及び脂質を運搬する乃至は運搬を容易化する能力 を持つ少なくとも1つの分子と、を備えた小嚢の中に捕縛される少なくとも1つ の抗原を準備する。 更なる観点に従って我々は、薬学的に受容可能な担体乃至は部賦形剤と共に本 発明による捕縛抗原を伴った小嚢を備えた構成を提供する。好適なる観点では、 この構成は経口投与に適する形態にされる。 佐剤は、免疫反応を刺激することにおいて、或る抗原、特に担体と結合した時 でさえも本来的に弱い免疫性システムの刺激物質でしかないペプチドのような低 分子量抗原に対して非常に望ましい特性を助長する物質である。 佐剤の使用がこれらの問題を解決し得るとしても、尚多くの佐剤が更なる困難 な問題を持ち込んで来る。人間での使用を現在公認されている唯一の佐剤は水酸 化アルミニウムである。しかしながら、水酸化アルミニウムは、ワクチンの成功 、特にリーシュマニアトキソプラスマ及びウイルスのような細胞内病原体に対 するワクチンの成功には欠かせない特性である細胞介在免疫性(CMI)を適切 に増大させることが出来ないので、全ての抗原に対する適切な佐剤とは考えられ ない。フロイントの完成佐剤(FCA)は細胞免疫を刺激しは するが、肉芽腫形成、癒着及びその他の毒性サイドの効果の促進をするので、人 への使用或は獣医学的使用には不適当である。FCAは又何ヶ月も存続するかも 知れない局部的炎症性反応を引き起こす。細胞介在免疫性を促進する新しい無毒 性佐剤の緊急的ニーズが存在する。事実、このような佐剤は、ペプチド抗原を基 本とするワクチンのポテンシャルを全面的に現実のものとする時には本質的な必 要なものとなるであろう。このニーズは少なくとも主要な範囲に対しては本発明 の佐剤によって満足される。 かくて1つの観点に従えば、本発明は、少なくとも1つの非イオン活性剤と、 粘膜の膜を通って脂肪、脂肪酸及び脂質を運搬する乃至は運搬を容易化する能力 を有する少なくとも1つの分子と、を備えた小嚢の中に捕縛される少なくとも1 つの抗原を包含したワクチンを提供する。 又別の観点に従えば、本発明は哺乳類網の被験者或は非哺乳類網の被験者の中 での少なくとも1つの抗原に対する免疫学的反応の効力を高める方法を提供して おり、この方法は少なくとも1つの非イオン活性剤と、粘膜の膜を通って脂肪、 脂肪酸及び脂質を運搬する乃至は運搬を容易化する能力を有する少なくとも1つ の分子と、を備えた小嚢の中に捕縛される前記少なくとも1つの抗原の投与を包 含する。 尚更なる観点に従えば、本発明は少なくとも1つの非イオン活性剤と、粘膜の 膜を通って脂肪、脂肪酸及び脂質を運搬する乃至は運搬を容易化する能力を有す る少なくとも1つの分子と、を備えた小嚢の中に少なくとも1つの抗原を捕縛し て構成されたワクチンの準備方法を包含する。 本発明のこれらの観点の中では、小嚢成分は勿論薬学的に受容可能なものであ って欲しい。 本発明の佐剤は、一般に知られるように、ただ弱いだけの免疫性システム刺激 物質である合成ペプチド抗原のようなペプチド抗原を含む種々なタイプの抗原に 対しても、又、病原体の或る抗原的部分のみを含有するサブユニットワクチンの ように抗原効力を高揚された形態に対しても適合し得る。本発明の佐剤は、又、 本来ワクチンとして作用し得る能力を有する抗原に対しても、又ワクチン特性が 増強され得る効果的な佐剤で編み出された抗原に対しても使用可能である。 この佐剤の効果は、一般には我々のPCT/GB93/00716に記載した ように、少なくとも非イオン活性剤単体から構成される小嚢で達成されるものと 同等であり、時には、特に経口投与をおこなうときにはより大きくなることが判 明した。本発明の小嚢に要求される運搬特性を有する種々な分子が使用可能では あるが、側鎖のC23炭素原子がカルボン酸を持つコレステロール誘導体や前記の 分子の誘導体が特に望ましい。 このような誘導体の中には、“胆汁酸”であるコール酸及びケノデオキシコー ル酸、グリコール酸やタウロコール酸のようなグリシン又はタウリンを伴ったこ れらの接合製品、デオキシコール酸及びウルソデオキシコール酸を含む誘導体と 、これらの酸各々の塩がある。これらの分子を備える小嚢は、特に本発明の好適 な観点を構成する。 胆汁塩は薬の粘膜投与を助ける浸透増強剤として、又特に鼻から投与される蛋 白薬又はペプチド薬に対する浸透増強剤として知られているが、胆汁塩は以前に は小嚢の中に組み込まれたり経口投与物質に対する免疫性反応の効力高揚に利用 されたりしたことはなかった。事実上、“胆汁塩”の洗浄特性は小嚢の無傷の状 態の上に分裂性効果を及ぼすと云う期待を持ち得るであろう。 又、アシルオキシ化アミノ酸、好ましくはアシルカルニチン及びその塩、特に パルミトイルカルニチンのようなC6-20アルカノイル又はアルケノイル成分を含 むこれらのものは、本発明の運搬増強剤として望ましい。これらの化合物も又以 前は非イオン活性剤小嚢の中に組み込まれたことはない。この明細書の中で使わ れるものとして、用語アシルオキシ化アミノ酸はα、β、γアミノ酸と共に第1 、第2、第3アミノ酸をもカバーするものと考えている。アシルカルニチンはア シルオキシ化γアミノ酸の例である。 本発明の小嚢形成用に使用される非イオン活性剤は、適切な表面活性特性を備 えるどのような材料であっても差支えない。しかしながら、抗原との関連におい て免疫学的佐剤として作用する小嚢基部の形成においては、表面活性剤は勿論薬 学的に受容可能であることが望まれる。このような材料の好適な例としてはグリ セロールを基礎とする表面活性剤に繋がるエステルがある。このようなグリセロ ールエステルは、1乃至2ランク上の脂肪族アシル基、例えば少なくとも10炭 素原子をそれぞれのアシル成分の中に備えるものを包含し得 る。このようなグリセロールエステルに基礎を置く表面活性剤は、2以上の、望 ましくは2以上5以下の、更に、望ましいのは4つのグリセロールユニットを備 えるものであり得る。グリセロールモノエステルが望ましく、特に、例えばカプ ロイル、ラウロイル、ミリストイル、パルミトイル、オレイル又はステアロイル 等のC12〜C20アルカノイル又はアルケノイル成分を包含するものが望まれる。 特に望ましい表面活性剤は1−モノパルミトイルグリセロールである。 エーテル結合の表面活性剤は又、本発明に従った小嚢を構成する非イオン活性 剤として使用が可能である。このような材料の好適な例としては、グリセロール 又はグリコールを、望ましいものとしては4炭素原子以下の低級脂肪族グリコー ルを、最も望ましいものとしてはエチレングリコールを基礎とするエーテル結合 の表面活性剤がある。このようなグリコールを基礎とした表面活性剤は、2以上 のグリコールユニットを、望ましくは5以下のグリコールユニットを、更に望ま しいのは例えばグリコールセチルエーテル又はポリオキシエチレン−3−ラウリ ルエーテルのような2乃至3のグリコールユニットを備え得る。グリコール又は グリセロールのモノエーテルが望ましく、特に、例えばカプリル、ラウリル、ミ リスチル、セチル、オレイル又はステアリルのようなC12〜C20のアルカニル又 はアルケニル成分を包含するものが望ましい。 本発明の中で使用可能な酸化エチレン濃縮製品はWO88/06882即ちポ リオキシエチレン高級脂肪族エーテル及 びアミン表面活性剤、の中に開示されたものを包含する。特に望ましいエーテル 結合の表面活性剤は、1−モノセチルグリセロールエーテル及びグリコールセチ ルエーテルである。しかしながら本発明の佐剤の観点で使用されるためには、薬 学的に受容可能な材料を選択することが必要であり、望ましくは哺乳網の組織体 内で容易に生分解可能な材料である必要がある。この理由故に、皮下、筋肉、皮 内又は腹腔内のいずれかの注射により、或は例えば口部、鼻部、気管支部、尿性 器部又は直腸部への投与による粘膜経路経由で投与されるべき小嚢を用意するた めには、前記のグリセロールエステルが望ましく、中でも経口投与が特に望まし いのである。 効果的な小嚢形成のためには、小嚢成分は2重層形成能力を有する高分子量の 適切な疎水性を有する材料、特にステロイド、例えばコレステロールのようなス テロールと混合されることが望ましい。ステロイドの存在は、小嚢の物理的特性 依存の対象になる2重層の形成を助けることになる。 本発明に従う小嚢は又、負電荷性を呈する要因を形成する電荷生成性両親媒性 と結合し得る。このことが小嚢を安定させ、効果的分散を助長する。高級アルカ ン酸及びアルケン酸(例えばパルミチン酸、オレイン酸)のような酸性材料、或 いは例えばジアルキル、望ましくは高級アルキルのジアルキルのようなリン酸エ ステルやジセチルリン酸エステル又はホスファチジン酸又はホスファチジルセリ ンのようなリン酸エステルやセチル硫酸エステルのような高級アルキル硫酸エス テル等の如く酸性基を含むその他の化合物は、全てこの目的 に使用され得る。 本発明の小嚢においては、運搬増強剤は例えば重量で非イオン活性剤の200 0%にも達し得るものであり、望ましくは40乃至400%であって欲しい。も し存在するならばステロイドは例えば重量で非イオン活性剤の20乃至120% にも達し得るもので、望ましくは60乃至100%であって欲しい。負の電荷を 生成する両親媒性材料は、例えば重量で非イオン活性剤の1乃至30%に達し得 る。 本発明による小嚢は、継続中の我々の国際特許出願番号PCT/GB93/0 0716の中に引用しているような非イオン活性剤を包含した小嚢を準備する既 知の技法からの修正がなされ得る。望ましい技法は回転フィルム気化法で、この 技法の中では非イオン活性剤のフィルムは、例えば炭化水素或いはクロロホルム の如き塩化炭化水素溶媒のような有機溶媒からの回転気化法によって準備される (ラッセル及びアレキサンダ、免疫学会誌140第1274頁(1988年)) 。生産された薄フィルムはそれから運搬増強剤の存在するの重炭酸塩緩衝剤の中 で再び水和される。 他の望ましい本発明の小嚢生産方法は、コンリズによって調剤及び薬理学会 誌42第53頁(1990年)の中に開示されたものである。これは、水性緩衝 剤の存在の下で強力に混合される、非イオン活性剤、(もし使用されていれば) ステロイド、両親媒性薬品の混合剤の溶解及び水和を含んでいる。運搬剤分子は 、溶解混合剤の中の他の成分と共に含有されることにより、或いは、以下に述べ るような抗原捕縛に 用いられる工程の中で隨伴的に合体され得る。 非イオン活性剤及び他の膜形成材料は、又、剪断力の存在の下での水和により 本発明の小嚢に変換され得る。このような剪断力の供給装置は、例えばWO88 /06882の中に記述した適合装置がよく知られている。音波破砕及び超音波 破砕も又、小嚢形成のための或いはその粒子サイズ変更のための効果的な装置で ある。 本発明のワクチン形成のためには、抗原が小嚢の中に包み込まれ、即ち捕縛さ れなければならない。好適な回転フィルム気化技術の中でこのことは、運搬剤分 子と共に抗原の存在する中でのフィルムの水和によって達成される。 他の方法では、抗原は脱水−水和法により事前形成の小嚢内に捕縛され得る( キルビ及びグレゴリアデイス、生物工学第979頁(1984年)が、この中 では水性相中に存在する抗原がフラッシュ冷凍とそれに続く凍結乾燥又は凍結解 氷技術によって捕縛される(ピック、生物化学的及び生物物理学的構造212第 195頁(1981年))。後者の技術の中で小嚢は、抗原と混合され、液体窒 素の中でのフラッシュ冷凍と例えば60℃オーダの温度(即ち関係表面活性剤の 遷移温度以上)への加温とを繰り返し加えられる。抗原捕縛に加えての脱水−水 和法及び冷結−解氷技術は、運搬剤分子を小嚢の中に随伴的合体させる能力を有 する。このアプローチが運搬剤分子の小嚢中への合体に採用される場合には凍結 解氷技術が望ましい。 小嚢は、例えば洗浄及び遠心分離による非捕縛抗原除去の 工程を更に推進され得る。我々の実験結果は、非イオン活性剤単独では効果的佐 剤ではあり得ないこと、即ち望みの効果を得るための小嚢形成が不可欠なことを 明白に示していることに着目すべきである。抗原は、望みの佐剤効果を得るため には、小嚢内に捕縛されなければならない。 これらの方法のそれぞれにおいては、小嚢成分の懸濁液は、小嚢形成混剤を溶 融状態で保持するのに充分な高温で微小孔構造のポリ炭酸エステル膜を通して数 回押し出され得る。このことは均一サイズの小嚢の生産を可能にする効果を有す る。 本発明によるワクチン基盤形成のための小嚢は、10nm乃至5μmの直径で あり得るが、望ましいのは100nm乃至1μmのものである。 本発明のワクチンはペプチド抗原を含む種々なタイプの抗原での使用に適して いる。今では、化学合成又は組換えDNA技術のいづれかにより、抗原性的にも 充分な自然抗体のエピトープを擬態した合成抗原の生産が可能である。これら合 成抗原は、従来型のワクチンに比し、純粋で安定で、特異性を有していて、免疫 化被検者内に時に深刻な反応を起こさせるような病原体特性を欠いたワクチンの 如き効果を有する。本発明の小嚢は、本来的にワクチン作用能力のある抗原及び 効果的佐剤と共に編み出された抗原を包含したどのような形態のワクチンとでも 一緒に使用可能である。 合成的な或いは組換え型の起源を有する好適なペブチドは、例えば8乃至50 、望ましくは10乃至20のアミノ酸ユニットを含んでいる。抗原は、例えば1 以上のB細胞の、或い はB細胞及びT細胞の病原体的生体のエピトープを擬態し得るので、ワクチンは 、中和抗体と、生体に対抗するT細胞反応との両方を引き出すことになる(例え ば、我々のWO88/1026及びWO91/13909の中のHIVに対する 合成抗原の開示を参照)。 代替案としてペプチドは、他の生物学的作用物質、特にホルモン作用を有する 物質に対する免疫反応を引き出し得る。後者のカテゴリーの例としては、内因性 の黄体形成ホルモン解除ホルモン(LHRH)に対する免疫反応の誘発があるで あろう。このような処置は、例えばアンドロゲン及びエストロゲン依存の癌腫の 治療のためにも、農場や家庭内動物の免疫去勢における性ステロイドホルモンレ ベルの抑制のためにも使用され得る(我々のGB−B−2196969参照)。 いくつかのケースでは、免疫抗原性増強のために、ペプチドを担体に結合する ことが望ましいことになり得る。適切な担体は業界ではよく知られており、例え ば、ツベルクリンの精製蛋白誘導体(PPD)、テタヌストキソイド、コレラト キシンとそのBサブユニット、オボアルブミン、牛の漿液アルブミン、ダイズト リプシン抑制因子、ムラミルジペプチドとその類似品、及びサイトカイン又はそ の分画のような蛋白担体がある。ツベルクリンの精製蛋白誘導体を担体として使 用する時は、ワクチン受容替が例えばBCGワクチン接種の効力によって既にツ ベルクリンに感応し得るようになっていると抗体の滴定濃度がより高くなる。 本発明の小嚢の中に捕縛された抗原は、例えば無菌の非経 口受容の可能な水性媒体の中への懸濁によるような、従来からの製薬方法を使っ たワクチンに編み出され得る。捕縛抗原入りの非イオン活性剤小嚢も又凍結乾燥 され貯蔵され得る。 合成或いは組み換え型のペプチドは本発明の中で使用される好適な抗原ではあ るけれども、蛋白抗原が本発明の小嚢中に捕縛されるときには強力な佐剤効果も 又観測された。例えば、牛の漿液アルブミン(BSA)を抗原として使うと強い プラスの結果が現れた。 本発明のワクチンは経口投与されると抗体レベルも又増幅されるけれども、特 に細胞介在反応の刺激に対して特別な効果を有することが判明した。しかしなが ら、皮下、筋肉或いは腹腔内注射、及び鼻や気管支や尿性器や或いは直腸ルート のような他の粘膜経由の注入の両者を含む他の従来方式の投与モードも可能であ る。 それ故本発明は、少なくとも1つの非イオン活性剤と、粘膜の膜を通って脂肪 、脂肪酸及び脂質を運搬する乃至は運搬を容易化する能力を有する少なくとも1 つの分子と、を備えた小嚢内に抗原を捕縛してなる経口作用ワクチンとして抗原 を編み出す方法を提供する。 例えば合成ペプチドのようなものの経口投与による佐剤効果の達成能力は、本 発明のワクチンの可成り高度に有用な特性であり、従来の技術の中では予め予期 されてはいるものの未だに実現されていない特性thである。経口投与のルート は注射による以前の投与ルートに対して幾つかの利点を有する。例えば非無菌針 の使用から生ずるような注射に伴う感染 の危険性が避けられる。全身系の免疫反応の誘発に加え、経口投与は又粘膜反応 の誘発も可能である。このような粘膜反応は、例えばHIVやトキソプラスマの ような多くの病原体に対する免疫学的防護において重要なものと考えられる。患 者への受容性は又、経口組成のものの方がより高い。それ故伝統的な非経口のワ クチン養生に比べ、より高レベルの母集団内ワクチン接種が達成され得る。 特に経口で投与されるべきワクチンとして使用される小嚢の編み出しでは、エ ステル結合の表面活性剤が好適であるが、エーテル結合の表面活性剤であっても 特に1−モノセチルグリセロールエーテル及びグリコールセチルエーテルは使用 が可能である。 本発明による経口ワクチンは単に抗体生成、即ち、全身系免疫反応を刺激する 能力があるだけでなく、最初の挑戦で達成された有意反応が小さい場合には第2 回目の挑戦でも抗体生成へ導くことが可能になっている。本発明の小嚢は又、特 に経口投与の場合には、続いてなされる挑戦での抗体生成に対抗する免疫システ ムを準備する捕縛抗原との共存能力を有している。これが、捕縛抗原随伴小嚢を してワクチンとしての高度の適合能力を有するものたらしめている。 更に、本発明の斬新なワクチンによって作られる免疫反応の分析は、BSA単 独での免疫化と比較すると、引き出されたIgG2a抗体のレベルが著しく高く 、10乃至20倍の差にも達することを示している。高レベルのIgG2aは、 細胞介在免疫の展開を仲介するTh1細胞からのインタフェ ロン−γの生成と結び付くものと信じられている。かくして本発明の小嚢は、免 疫反応のこの小関節面刺激作用の必要なワクチンとしての作用に理想的に適合す るように見える。 佐剤としての本発明の小嚢の効果は、その安定性と実質的な非毒性とにある。 本発明の意図するワクチンは、主として哺乳類に適用可能なものであり、かくて 人と獣医との両方の薬品として有用である。又本発明の小嚢は、非哺乳類網種、 例えば魚や家禽に対しても効果的な佐剤を提供し得る。 これらの小嚢や佐剤の特性が以下の非制約的実施例の中で図解される。 実施例1 回転フィルム気化による雄牛胆汁包含小嚢の準備 小嚢は1−モノパルミトイルグリセロールエステル(MPG)から、MPG: コレステロール:ジセチルリン酸エステルの質量比5:4:1(即ち、24.8 mg:23.2mg:8.2mg)で形成された。小嚢はラッセル及びアレキサン ダの記述のようなクロロホルムからの回転フィルム気化(Supra)によって 準備された。薄いフィルムに形成された150μモルの表面活性剤が100mg の牛の漿液アルブミン+100mgの雄牛胆汁包含の5ml炭酸塩緩衝剤(Si gma)の中で水和された。混合剤は2時間60℃で振られ、60℃の水浴音波 破砕装置の中で5分間音波破砕され、それから振動水浴の中で2時間培養された 。非捕縛抗原は2回に亘る炭酸塩緩衝剤洗浄と100,000g 40分間の遠心 分離とによって除去された。洗浄小嚢準備作業中の胆 汁酸の存在は、薄層のクロマトグラフィによって確認された。 使用された雄牛胆汁は乾燥雄牛胆嚢粉である。これは実質的に例えばコール酸 、デオキシコール酸及びタウロコール酸のような胆汁酸から構成される。 同一手順が個々の胆汁酸包含小嚢の準備にも使用された。 実施例2 パルミトイルカルニチン包含小嚢の準備 小嚢は、水和段階での雄牛胆汁を100mgのパルミトイルカルニチンに置き 換える以外は実施例1で記述した技術で準備される。 実施例3 凍結解氷による雄牛胆汁又はパルミトイルカルニチン包含小嚢の準備 小嚢は1−モノパルミトイルグリセロールエステル(MPG)から、MPG: コレステロール:ジセチルリン酸エステルの質量比5:4:1(即ち、24.8m g:23.2mg:8.2mg)で形成された。小嚢はコリンズ他の(Supra )による記述のような融解法を用いて準備され、振動水浴の中で60℃2時間培 養された。抗原は事前形成の小嚢の中に捕縛され、パルミトイルカルチニン又は 胆汁(雄牛胆嚢又は個別の胆汁酸塩)が、ピックの(Supra)による記述の ような凍結解氷技術を用いて小嚢の層板中に付随的に結合された。炭酸塩緩衝剤 (pH9.4)中の小嚢2.5ml(75μモル)が5mgのパルミトイルカルニ チン(Sigma)又は20mgの胆汁と混合された。混合剤は液体窒素中でフ ラ ッシュ冷凍されて60℃に解氷された。これが5回繰返された。小嚢は炭酸塩緩 衝剤を使って100,000gでの40分間の遠心分離により2回洗浄された。 洗浄小嚢準備におけるパルミトイルカルニチン又は胆汁の存在は、薄層クロマト グラフィによって確認された。 実施例4 小嚢内捕縛の牛の漿液アルブミンでのマウスの経口免疫化 雄牛胆汁包含小嚢が実施例1の手順に従って準備された。小嚢は同様に雄牛胆 汁を省略しても準備された。 年令8乃至10週間の雌のBALB/Cマウスが各処置グループ毎に5匹づつ 使用された。各グループは以下の中の1つの処置を受けた。 a)炭酸塩緩衝剤中の牛の漿液アルブミン b)20mg/mlの雄牛胆汁の存在下で準備された1−モノパルミトイルグリ セロールエステルの非イオン活性剤小嚢中の牛の漿液アルブミン マウスは1日目に栄養チューブを通して投与される最初の経口服用量0.1m l(1マウス当り240μgの牛の漿液アルブミン)を受容した。12日目に第 2回目の経口服用量が投与された(1マウス当り500μgの牛の漿液アルブミ ン)。血液サンプルが20日目と24日目とに集められ、ELISA(ブリュー ワ及びアレキサンダ、免疫学75第570乃至575頁(1992年))による 抗漿液アルブミンIgG滴定濃度分析が行われた。 最後の接種後8日目と12日目とでの2回の出血に対する IgG反応は非常に良く似ていて、12日目の出血に対するデータが図1及び図 2に示されている。図1は得られた全体漿液IgG滴定濃度を示す。胆汁塩包含 小嚢内捕縛の牛の漿液アルブミンは、牛の漿液アルブミン単独(P<0.05) で引き出されるものに比し非常に増大したIgG反応を誘発したことが明白に読 み取れる。 図2は抗体反応のアイソタイプ分析を示す。絶対的限定期間内での雄牛胆汁包 含小嚢内の牛の漿液アルブミンが、牛の漿液アルブミン単独より高いTgG1反 応を誘発する(約3倍)一方、引き出されたIgG2a反応は牛の漿液アルブミ ン単独で達成されるものより大凡10乃至20倍高いものであった。このことは 細胞介在反応が誘発されたことを強く示唆している。 実施例5 小嚢内捕縛の牛の漿液アルブミンでの経口免疫化マウスの追想反応 小嚢は、実施例に記載されたのと同様1−モノパルミトイルグリセロールエス テル(MPG)から形成された。薄いフィルムに形成された150μモルの表面 活性剤は、以下の中の1つを包含する炭酸塩緩衝剤5mlの中で水和された。即 ち100mgの牛の漿液アルブミン、100mgの牛の漿液アルブミン+100 mgの雄牛胆汁(Sigme)、又は100mgの牛の漿液アルブミン+100 mgのデオキシコール酸エステル(DOC)(Sigma)とである。混合剤は 60℃で2時間振られた。 年令8乃至10週間の雌のBALB/Cマウスが各処置グループ毎に5匹づつ 使用された。各グループは以下の中の1つの処置を受けた。 a)炭酸塩緩衝剤中の牛の漿液アルブミン b)20mg/mlの雄牛胆汁の存在下で準備された1−モノパルミトイルグリ セロールエステルの非イオン活性剤小嚢中の牛の漿液アルブミン c)20mg/mlのデオキシコール酸エステルの存在下で準備された1−モノ パルミトイルグリセロールエステルの非イオン活性剤小嚢中の牛の漿液アルブミ ン マウスは1日目に栄養チューブを通して投与される最初の経口服用量0.1m l(1マウス当り240μgの牛の漿液アルブミン)を受容した。第2回目の経 口服用量(1マウス当り500μgの牛の漿液アルブミン)が2週間の時点で投 与された。4週間後各々のマウスは(PBS中の100μgの)牛の漿液アルブ ミンの皮下注射を実施された。牛の漿液アルブミン注射後2週間で血液サンプル が採集され、ELISAによる抗漿液アルブミンIgG滴定濃度に関する分析が 行われた。各処置グループの平均値が図3に記録された。 小嚢中に結合された抗原の2回の服用量を受容したマウスは、全身系に投与さ れた時に、牛の漿液アルブミンに対して対照グループの動物よりも遙かに大きな 漿液IgG反応を起こした。最高滴定濃度は、非イオン活性剤に加え、個別の或 いは雄牛胆汁のいづれかとしての胆汁塩を包含する小嚢を伴う時に得られた。こ れらの結果は、小嚢形成における胆汁の 存在が小嚢の準備効果(即ち抗原限定免疫細胞のメモリ貯留池発生)を改善する ことを示唆する。 実施例6 個別胆汁酸準備小嚢内捕縛の牛の漿液アルブミンでの経口免疫化マウスの追想 反応 小嚢は実施例5同様1−モノパルミトイルグリセロールエステルから形成され た。薄いフィルムに形成された150μモルの界面活性剤が実施例5の如く10 0mgの牛の漿液アルブミン+100mgのグリココール酸(Gly)(Sig ma)を含む炭酸塩緩衝剤5mlの中で水和された。小嚢がマウスに投与され、 実施例5に従った分析の為の血液サンプルが採られ、そのデータが図3に示され た。 実施例7 漿液抗体反応上の小嚢内捕縛漿液アルブミンの径口投与回数の効果 この実験目的は、経口投与回数が特定IgG生産を誘発する抗原形成能力に影 響を与えるか否かを試験するものであった。 小嚢は実施例1に記載したように回転フィルム気化法により1−モノパルミト イルグリセロールエステル(MPG)で形成された。年令8乃至10週間の雌の BALB/Cマウスが各処置グループ毎に3匹づつ使用された。各グループは以 下の中の1つを投与された。 a)炭酸塩緩衝剤中の牛の漿液アルブミン(A1−A3) b)20mg/mlの雄牛胆汁の存在下で準備された1−モ ノパルミトイルグリセロールエステルの非イオン活性剤小嚢中の牛の漿液アルブ ミン(B1−B3) マウスは1週間に亘って栄養チューブを通して0.2ml(1マウス当り50 0μgの牛の漿液アルブミン)の経口服用量を1回、2回又は3回投与された。 1回の服用量を投与されたマウスは第1日目に投与され、2回の服用量を投与さ れたマウスは第1日目及び第4日目に、3回の服用量を投与されたマウスは第1 日目、第4日目及び第7日目に投与された。この免疫化養生は2週間後にも繰返 され、血液サンプルが次の2週間後に採集された。この時点での牛の漿液アルブ ミン特定IgG反応が図4に示されている。 単純な蛋白抗原の経口投与に対して期待されるように、服用回数に係りなく炭 酸塩に(即ち小嚢なしに)入れられた抗原を服用した動物の中ではIgG生成が 検出されなかった。非イオン活性剤小嚢/胆汁の1回服用を2回繰返した後(B 1)には3匹のマウスの中の1匹が反応した一方で、服用頻度を上げて1週間に 2回の服用を2回繰返した服用(B2)では反応に何らの影響も現れなかったの に対し、1週間に3回の服用を2回繰返した服用(B3)では1匹の反応者も生 じなかった。 免疫化養生が3回繰返されたが、この反応パターンには殆んど変化は現れなか った。2週間後各マウスはPBS中の牛の漿液アルブミン100μgの皮下注射 を受けた。図5に結果を示す如く、注射2週間後には追想漿液IgG反応が全グ ループに現れた。しかしながら抗原単独投与のものよりもよ り高い抗体の生成は、非イオン活性剤小嚢/胆汁内に捕縛された抗原を1週間に 1回乃至2回経口服用したマウスの中にのみ見られた。 かくて捕縛抗原を有する本発明の小嚢は、少ない回数の経口服用での漿液抗体 反応の引き出しに特に効果がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM, AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE ,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK, LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,MW,N L,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SI,SK,TJ,TT,UA,US,UZ,VN (72)発明者 ブルーワー,ジェームス マクドナルド イギリス国,ジー12 9ティージェー,グ ラスゴー,ヒンドランド,ポルワース ス トリート 46,フラット 31

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.少なくとも1つの非イオン活性剤と、脂肪、脂肪酸及び脂質を粘膜の膜を横 切って運搬する乃至は運搬を容易にする能力を有する少なくとも1つの分子と、 を備える小嚢内に捕縛された少なくとも1つの抗原を包含する製品。 2.前記脂肪、脂肪酸及び脂質を粘膜の膜を横切って運搬する乃至は運搬を容易 にする能力を有する分子が、側鎖のC23炭素原子がカルボキシル基又はカルボキ シル基誘導体を携えてなるコレステロール誘導体である、請求項1に記載した製 品。 3.前記コレステロール誘導体が、胆汁酸、胆汁酸接合製品又は誘導体、或いは 胆汁酸塩である、請求項2に記載した製品。 4.前記コレステロール誘導体が、コール酸、ケノデオキシコール酸、グリココ ール酸、タウロコール酸、デオキシコール酸又はウルソデオキシコール酸である 、請求項3に記載した製品。 5.前記脂肪、脂肪酸及び脂質を粘膜の膜を横切って運搬する乃至は運搬を容易 にする能力を有する分子が、アシルオキシ化アミノ酸である、請求項2に記載し た製品。 6.前記アシルオキシ化アミノ酸がアシルカルニチンである、請求項5に記載し た製品。 7.前記アシルカルニチンが、パルミトイルカルニチンである、請求項6に記載 した製品。 8.前記非イオン活性剤がグリセロールエステルを包含して なる、前記請求項のいずれかに記載した製品。 9.前記グリセロールエステルが、C12〜C20のアルカノイル成分又はアルケノ イル成分を備えるグリセロールモノエステルである、請求項8に記載した製品。 10.前記グリセロールエステルが1−モノパルミトイルグリセロールである、請 求項9に記載した製品。 11.前記非イオン活性剤が、グリセロール又は低級脂肪族グリコールに基礎を置 くエーテルを包含してなる、請求項1乃至7のいずれかに記載した製品。 12.前記エーテルが、C12〜C20のアルカニル成分又はアルケニル成分を備える 低級脂肪族グリコールに基礎を置くグリセロールモノエーテル又はモノエーテル である、請求項11に記載した製品。 13.ワクチンとして使用するための、請求項1乃至12のいづれかに記載した製 品。 14.予防又は治療に使用するための、請求項1乃至12のいづれかに記載した製 品。 15.薬学的に受容可能な担体乃至は賦形剤を伴った、前記請求項のいづれかに記 載した製品を包含する薬学的組成。 16.経口投与に適する形態にされた、請求項15に記載した組成。 17.少なくとも1つの非イオン活性剤と、脂肪、脂肪酸及び脂質を粘膜の膜を横 切って運搬する乃至は運搬を容易にする能力を有する少なくとも1つの分子と、 を備える小嚢内に捕縛された少なくとも1つの抗原を包含するワクチンの 準備方法。 18.少なくとも1つの非イオン活性剤と、脂肪、脂肪酸及び脂質を粘膜の膜を横 切って運搬する乃至は運搬を容易にする能力を有する少なくとも1つの分子と、 を備える小嚢内に捕縛された1つの抗原を包含するワクチンとして該抗原を編み 出す方法。 19.少なくとも1つの非イオン活性剤と、脂肪、脂肪酸及び脂質を粘膜の膜を横 切って運搬する乃至は運搬を容易にする能力を有する少なくとも1つの分子と、 を備える小嚢内に捕縛された1つの抗原を包含する経口作用性ワクチンとして該 抗原を編み出す方法。 20.少なくとも1つの非イオン活性剤と、脂肪、脂肪酸及び脂質を粘膜の膜を横 切って運搬する乃至は運搬を容易にする能力を有する少なくとも1つの分子と、 を備える小嚢内に捕縛された1つの抗原を包含する細胞介在免疫展開を仲介する 該抗原を編み出す方法。 21.少なくとも1つの非イオン活性剤と、脂肪、脂肪酸及び脂質を粘膜の膜を横 切って運搬する乃至は運搬を容易にする能力を有する少なくとも1つの分子と、 を備える小嚢内に捕縛された1つの抗原を包含するTh1 Tリンパ球経路経由 で抗体生成を刺激する該抗原を編み出す方法。 22.少なくとも1つの非イオン活性剤と、脂肪、脂肪酸及び脂質を粘膜の膜を横 切って運搬する乃至は運搬を容易にする能力を有する少なくとも1つの分子と、 を備える小嚢内に捕縛された少なくとも1つの抗原を投与することを包含 する、哺乳網又は非哺乳網の被検者内で該抗原に対する免疫反応の効力を高める 方法。 23.少なくとも1つの非イオン活性剤と、脂肪、脂肪酸及び脂質を粘膜の膜を横 切って運搬する乃至は運搬を容易にする能力を有する少なくとも1つの分子と、 を備える小嚢内に捕縛された少なくとも1つの抗原を投与することを包含する、 哺乳網又は非哺乳網の被検者内でのTh1 Tリンパ球経路経由で該抗原に対す る免疫反応を刺激する方法。 24.少なくとも1つの非イオン活性剤と、脂肪、脂肪酸及び脂質を粘膜の膜を横 切って運搬する乃至は運搬を容易にする能力を有する少なくとも1つの分子と、 を備える小嚢内に捕縛された1つの抗原を哺乳網又は非哺乳網の被検者に投与す ることを包含する、該被検者内での該抗原に対する細胞介在性乃至は液素性の免 疫性を刺激する方法。 25.前記抗原が経口投与されてなる、請求項22乃至24のいづれかに記載した 方法。 26.少なくとも1つの非イオン活性剤と、脂肪、脂肪酸及び脂質を粘膜の膜を横 切って運搬する乃至は運搬を容易にする能力を有する少なくとも1つの分子と、 を備え、細胞介在及び/又は液素性の免疫性を刺激するために中に捕縛した少な く1つの抗原を有する小嚢の使用。 27.少なくとも1つの非イオン活性剤と、脂肪、脂肪酸及び脂質を粘膜の膜を横 切って運搬する乃至は運搬を容易にする能力を有する少なくとも1つの分子と、 を備え、免疫学的佐剤として中に捕縛した少なくとも1つの抗原を有する 小嚢の使用。 28.哺乳網又は非哺乳網の被検体内で少なくとも1つの抗原に対する免疫学的反 応の効力を高めるのに使用される製品の製造中に、少なくとも1つの非イオン活 性剤と、脂肪、脂肪酸及び脂質を粘膜の膜を横切って運搬する乃至は運搬を容易 にする能力を有する少なくとも1つの分子と、を備える小嚢内に捕縛された少な くとも1つの抗原を使用すること。 29.哺乳網又は非哺乳網の被検体内で少なくとも1つの抗原反応における細胞介 在の及び/又は液素性の免疫性を刺激するのに使用される製品の製造中に、少な くとも1つの非イオン活性剤と、脂肪、脂肪酸及び脂質を粘膜の膜を横切って運 搬する乃至は運搬を容易にする能力を有する少なくとも1つの分子と、を備える 小嚢内に捕縛された少なくとも1つの抗原を使用すること。 30.哺乳網又は非哺乳網の被検体内で少なくとも1つの抗原反応におけるTh1 Tリンパ球経路経由での抗体生成を刺激するのに使用される製品の製造中に、 少なくとも1つの非イオン活性剤と、脂肪、脂肪酸及び脂質を粘膜の膜を横切っ て運搬する乃至は運搬を容易にする能力を有する少なくとも1つの分子と、を備 える小嚢内に捕縛された少なくとも1つの抗原を使用すること。 31.前記被検者が哺乳網である、請求項28乃至30のいづれかに記載した使用 。 32.少なくとも1つの非イオン活性剤と、脂肪、脂肪酸及び 脂質を粘膜の膜を横切って運搬する乃至は運搬を容易にする能力を有する少なく とも1つの分子と、を備える小嚢内に捕縛された少なくとも1つの抗原を包含す る、粉末、タブレット、シロップ、カプセル又は顆粒の形態を有する製品。
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