JPH09503023A - 生物付着性澱粉及び該澱粉の製造方法 - Google Patents

生物付着性澱粉及び該澱粉の製造方法

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JPH09503023A JP8501546A JP50154696A JPH09503023A JP H09503023 A JPH09503023 A JP H09503023A JP 8501546 A JP8501546 A JP 8501546A JP 50154696 A JP50154696 A JP 50154696A JP H09503023 A JPH09503023 A JP H09503023A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、生物付着性澱粉、該澱粉の製造方法、及び該澱粉を含有する医薬組成物に係わる。本発明はまた、薬物投与用のキャリヤとしての上記澱粉の使用にも係わる。

Description

【発明の詳細な説明】 生物付着性澱粉及び該澱粉の製造方法 本発明は、生物付着性澱粉、該澱粉の製造方法、及び該澱粉を含有する医薬組 成物に係わる。本発明はまた、薬物投与用のキャリヤとしての上記澱粉の使用に も係わる。 薬物投与では、投与形態の医薬を吸収に適した部位に十分長い時間留めること が重要であり得る。D. Duchene等がDrug Developmen t and Industrial Pharmacy 14(2&3) , p p.283−318, 1988に報告しているように、投与形態の医薬が活性 成分の吸収または活性レベルではあまりにも短時間しか留まらないことに起因す る生体利用率の問題は生物付着(bioadhesion)によって解決され得 る。上記論文中で生物付着は、“物質(合成物質または生物物質)が有する、生 物組織に長時間付着する能力”と定義されている。この定義は多数の付着現象、 即ち様々な貝の岩への付着、細胞同士の接着、及び微生物の様々な粘膜基質への 付着などを包含する。生物付着が生起するには付着現象の持続が必要であり、こ のことは生物付着性に依存する。生物付着の諸段階は次のように要約できる。ま ず、生物付着性物質と受容組織とを密接に 接触させなければならない。この接触は、生物付着面を十分湿潤化するか、また は生物付着性物質を膨潤させることによって実現する。接触が実現すると生物付 着性物質が組織表面の間隙溝に侵入し、または生物付着性物質の鎖と粘液の鎖と が互いに侵入し合う。その際弱い化学結合が起こり得る。 いずれも“Bioadhesive Compositions and M ethods of Treatment Therewith”との標題を有 する米国特許第4,615,697号及び同第4,795,436号においてJ . R. Robinsonは、“水で膨潤可能であるが非水溶性である繊維状 架橋カルボキシ機能性ポリマー”の使用を開示しており、このポリマーは“(a )その約80%以上が少なくとも1個のカルボキシル官能基を有する複数の反復 単位と、(b)ポリアルケニルポリエーテルを実質的に含有しない約0.05〜 約1.5%の架橋剤とを含み、前記パーセンテージは未重合の反復単位及び架橋 剤それぞれの重量に基づく”。Robinsonの上記二つの特許では、優れた 生物付着特性の獲得に合成の架橋ポリマーが用いられている。本発明で用いる物 質は、天 然物から非常に単純な物理的改質によって得られるもののみである。安全性の点 では、澱粉のような天然物の使用は合成ポリマーより当然安全性を改善すると考 えられる。また、Robinsonの生物付着性物質に存在するカルボキシル官 能基は、該官能基の甚だしい化学反応性のために安定性の問題を生じかねない。 カルボキシル官能基は周囲のpHに対して非常に敏感でもあり、pH次第で異な る生物付着パターンをもたらす。改質澱粉は、特に口腔内投与用の徐放型生物付 着投与形態を実現するその生物付着特性について科学文献及び特許文献に述べら れている。 噴霧乾燥またはドラム乾燥によって得られる生物付着性澱粉が、P. Bot tenberg等, “Development and Testing o f Bioadhesive, Fluoride−containing S low−release Tablets for Oral Use,” . Pharm. Pharmacol. 43 , pp.457−464, 1991に報告されている。この論文では、他のポリマーのなかでも特に“ドラ ム乾燥蝋質トウモロコシ(DDWM;分子量4,000,000)及び噴霧乾燥 蝋質トウモロコ シ(SDWM; 分子量4,000,000)(Cerestar, Vilv oorde, Belgium)”から出発して製剤を調製している。この論文 の結論は、“5%のポリアクリル酸またはポリエチレングリコール(分子量30 0,000)を用いて熱改質されたコーンスターチなどの生物付着性ポリマーは フッ化物のための徐放(slow−release)装置として用い得る。筆者 等が述べるシステムは、フッ化物を用量に関して効率的に口腔内投与する方法の 開発の有効な一ステップである”というものである。 上記論文の筆頭筆者は以前、次の特許出願もしている:P. Bottenb erg, J. P. Remon及びC. De Muynckの、“Com position of a bioadhesive sustained delivery carrier for drug administra tion”との標題を有するヨーロッパ特許出願第90870055.2号。こ の出願には、“薬物の長期徐放及び制御送達を保証する薬物投与用の生物付着性 キャリヤ組成物であって、前糊化または熱改質された澱粉、好ましくは予め煮ら れ(precoo ked)、かつ乾燥された澱粉を含有することを特徴とする組成物”(第5ペー ジの第56〜58行)と、“優れた生物付着特性を有するゲルもしくは薬物放出 プラットホームの調製への、前糊化または熱改質された、好ましくは予め煮られ かつ乾燥された澱粉の使用”(クレーム9、第6ページの第20〜21行)とが 開示されている。引用したこのヨーロッパ特許出願第90870055.2号の 第2ページ第28〜41行には次のように記されている。“前糊化は噴霧乾燥、 ロール乾燥、または押出乾燥もしくはドラム乾燥によって容易に行なえる。 噴霧乾燥生成物は、普通中央に包囲された空気セルを有する歪んだ中空球から 成る。これらの中空球は、まず澱粉を水煮し、その後熱いペーストを高温のチャ ンバまたは塔内に噴霧することによって製造される。 ロール乾燥で製造した粒子は、透明で、平らで、かつ不規則な小板状の外観を 呈する。この生成物は通常、加熱したロール上で煮ると同時に乾燥し、その際互 いに近接させて設置した1対の絞りロールか、または近接して設置されたドクタ ーブレードを具備する一本ロールを用いる。いずれの場合も紙のように薄いフレ ークが得られ、このフレー クを所望のメッシュ寸法に粉砕する。 押出乾燥及びドラム乾燥によって得られる個々の粒子は、いずれの方法の場合 も、ロール乾燥生成物に比べてはるかに厚く、かつ不規則な外形寸法を有する。ドラム乾燥は、加熱ロールに付着する澱粉ペースト被覆がより厚くなる点以外は ロール乾燥に類似し 、得られた乾燥生成物は所望粒径に粉砕される。押出法では 、加湿した澱粉を非常に大きい剪断応力下に過熱チャンバから押し出し 、その後 大気圧下でガス抜きすることにより“破裂(explode)”させると同時に 乾燥する。”前糊化した澱粉は、蝋質澱粉または天然澱粉に比べて明らかに高い 値段で市販されている(例えばCerestarから入手可能)。 本発明者は、粉砕(grinding)または微粉砕(milling)によ って生物付着性でない澱粉から生物付着性澱粉を得ることができるという驚くべ き発見をした。 粉砕または微粉砕は、ドラム乾燥、噴霧乾燥及び押出ほど高価な設備も複雑な 操作も必要としない非常に単純かつ安価な方法である。 本発明は生物付着性澱粉を製造する方法を提供し、この 方法は生物付着性でない澱粉の高エネルギー粉砕または高エネルギー微粉砕を含 む。 生物付着性でない澱粉は、例えば天然澱粉であり得る。 天然澱粉とは、イネ科またはマメ科といった植物から抽出した澱粉、例えばト ウモロコシ澱粉、コムギ澱粉、コメ澱粉や、塊茎などから抽出した澱粉、例えば ジャガイモ澱粉またはカッサバ澱粉のことである。天然澱粉は様々なアミロース /アミロペクチン比を有する。アミロペクチン含量が約100%の時、当該澱粉 は“蝋質(waxy)”であると定義される。 本発明者は、例えば高エネルギーボールミル、高エネルギー振動ミルまたは高 エネルギーロッドミルといった高エネルギーミルで行なった粉砕工程のみが生物 付着性でない澱粉において生物付着特性を引き出すことを発見した。 高エネルギーミルでないハンマーミルやピンミルでは、生物付着性でない澱粉 において生物付着特性を引き出すことはできない。後出の表IIIを参照されたい 。 高エネルギー粉砕または高エネルギー微粉砕は乾燥物質に対して、約−20℃ から室温くらいまでのサーモスタット制御温度で約1時間から約12時間までの 様々な時間行 ない得る。 本発明の方法が天然澱粉または蝋質澱粉において惹起する改質を評価するべく 、極限粘度数測定による分子量決定を行なった。 驚くべきことに、本発明の方法によって得られた生物付着性澱粉は生物付着特 性を有する市販澱粉(例えば前糊化澱粉のCerestar SF12410) と構造的に全く異なることが判明した。 実際、本発明によって得られる新規な物質の極限粘度数、従って分子量は公知 の市販製品のものよりきわめて小さい。 新規な生物付着性澱粉の分子量は、該澱粉の生物付着特性同様、粉砕操作を入 念に制御することによって調節可能である。 本発明者は本発明の方法によって得られる生物付着性澱粉を、例えば引用した ヨーロッパ特許出願第90870055.2号に開示されている、通常の前糊化 法の一つである噴霧乾燥によって得られる生物付着性澱粉とも比較した。 本発明の方法によって得られる澱粉は噴霧乾燥によって得られる生物付着性澱 粉よりも優れた生物付着特性を有することが判明した。 本発明は、本発明の生物付着性澱粉と、生物活性物質と、場合によっては1種 以上の不活性賦形剤とを含有する医薬組成物の提供も目的とする。 活性薬物は、本発明の方法によって得られる生物付着性澱粉に添加しても、ま た前記澱粉と共に粉砕または微粉砕してもよい。 本発明の生物付着性澱粉は活性物質を、吸収に適した部位に十分長い時間留め 得る。 従って本発明は、キャリヤとして本発明の生物付着性澱粉を含有する薬物送達 系の提供も目的とする。本発明の生物付着性澱粉は特に、薬物の長期徐放及び制 御送達を保証する薬物投与用キャリヤとして有用である。 本発明は、生物付着特性を有するゲルもしくは薬物送達プラットホームの調製 への本発明の生物付着性澱粉の使用も提供する。 本発明の組成物中には任意の活性薬物を用い得る。 薬物の例には、 ─例えばインシュリン(ヘキサマー/ダイマー/モノマー形態)、グルカゴン、 成長ホルモン(ソマトトロピン)、カルシトニンとその合成改質物、エンケファ リン、イン ターフェロン(特に感冒治療用のインターフェロンα−2)、黄体形成ホルモン 放出ホルモン(LHRH)とその類似体(ナファレリン、ブセレリン、ロイプロ レリン、ゴセレリン)、GHRH(成長ホルモン放出ホルモン)、セクレチン、 ブラジキニン拮抗薬、GRF(成長ホルモン放出因子)、THF(胸腺体液因子 )、TRH(チロトロピン放出ホルモン)、ACTH類似体、IGF(インシュ リン様成長因子)、CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)、心房性ナト リウム利尿ペプチド、バソプレシンとその類似体(DDAVP、リプレシン)、 鼻腔内投与ワクチン(特にAIDSワクチン)、第VIII因子などのタンパク質及 びペプチド; ─例えば塩酸テトラサイクリン、ロイコマイシン、ペニシリン、ペニシリン誘導 体及びエリスロマイシンなどの抗生物質及び殺菌薬; 例えばスルファチアゾー ル及びニトロフラゾンなどの化学療法薬; 例えばベンゾカインなどの局所麻酔 薬; 例えば塩酸フェニレフリン、塩酸テトラヒドロゾリン、硝酸ナファゾリン 、塩酸オキシメタゾリン及び塩酸トラマゾリンなどの血管収縮薬; 例えばジギ タリス及びジゴキシンなどの強心薬; 例えば ニトログリセリン及び塩酸パパベリンなどの血管拡張薬; 例えば塩酸クロルヘ キシジン、ヘキシルレゾルシノール、塩化デカリニウムといった防腐薬; 例え ばビタミンD3及び活性ビタミンD3などの骨代謝制御薬; 性ホルモン; 血圧 降下薬; 鎮静薬; 不安緩解薬及び抗腫瘍薬; 例えばグリピチドその他のス ルホニル尿素などの抗糖尿病薬; 例えばニフェジピンなどのカルシウム拮抗薬 ; 例えばレボキセチン、オンダンセトロン等といったCNS薬; ニセルゴリ ン; メトクロプラミド; フェンタニル; 例えばジヒドロエルゴタミン、エ ルゴメトリン、エルゴタミンといった片頭痛治療薬; ─例えばヒドロコルチゾン、プレドニゾン、フルチカゾン、プレドニゾロン、ト リアムシノロン、トリアムシノロンアセトニド、デキサメタゾン、ベタメタゾン 、ベクロメタゾン及びベクロメタゾンジプロプリオネートなどのステロイド系抗 炎症薬; アセタミノフェン、アスピリン、アミノピリン、フェニルブタゾン、 メフェナム酸、イブプロフェン、イブフェナク、アルクロフェナク、ジクロフェ ナクナトリウム、インドメタシン、コルキシン、プ ロベネシド、フェナクチン、スルピリン、スルフェナム酸といった非ステロイド 系抗炎症薬; キモトリプシン及びブロメラインセラチオペプチダーゼなどの酵 素系抗炎症薬; 塩酸ジフェンヒドラミン、マレイン酸クロロフェニラミン及び クレマスチンなどの抗ヒスタミン薬;抗アレルギー薬; 鎮咳−去痰薬; 例え ばナトリウムクロモグリケート、リン酸コデイン及び塩酸イソプロテレノルなど の抗喘息薬 などが有る。 活性物質の例としては外に、ステロイド、例えば酢酸メドロキシプロゲステロ ン(MPA)、プロゲステロン、テストステロン、6−メチレンアンドロスタ− 1,4−ジエン−3,17−ジオン等; 例えばゲンタマイシン、グリセオフル ビン、セファロスポリン、ペネム等といった抗生物質; 例えばテマゼパム、オ キサゼパム、ジアゼパム、ニトラゼパム等といったベンゾジアゼピンなどの抗鬱 薬;例えば2−シアノ−3−(1,4−ジヒドロ−1−フェニル−(1)−ベン ゾチオピラン)(4,3−C)−ピラゾル−3−イル−3−オキソ−N−フェニ ルプロパンアミド等といった免疫調節薬; 例えばインドプロフェン、ケト プロフェン、フルフェナム酸等といった抗炎症薬; 例えばドキソルビシン、エ ピルビシン、イダルビシン(即ち4−ジメトキシダウノルビシン)及び3′−デ サミン−3′−(3−シアノ−4−モルホリニル)−ドキソルビシン等といった アントラサイクリングリコシドなどの抗腫瘍薬;エトポシド、テニポシドその他 のポドフィロトキシン、またニコチンも挙げられる。 本発明の組成物は特に、生理活性ポリペプチドの投与に適する。本発明の組成 物中には薬物のあらゆる可能な異性体、立体異性体及び光学異性体並びにこれら の混合物を用い得る。薬物の生物前駆体の代謝物及び代謝前駆体も使用可能であ る。組成物の諸成分の相対比率及び用量は、成分の特性、投与経路、投与頻度、 並びに患者の年齢、体重及び状態次第で様々となる。 本発明の組成物は鼻腔内、経口、直腸内、口腔内、経皮、腸管内、気管内、気 管支内、肺または膣投与に適当であり得る。特に興味深いのは、本発明の生物付 着性澱粉を鼻腔経由での薬物投与に用いることである。 薬物の鼻腔内投与では、鼻粘膜における線毛運動が薬物を吸収部位から除去し がちである。この問題は、キャリヤ として生物付着性物質を用いることにより克服できる。生物付着性物質は鼻腔内 での耐久時間を延長し、薬物のより良好な吸収を実現する。例えば、本発明の生 物付着性澱粉はテマゼパム(temazepam)、グリピチド(glipiz ide)またはTHFの鼻腔内投与でキャリヤとして用い得る。 本発明の組成物は、このような組成物中に通常見出される成分、例えば適当な 賦形剤、並びに滑沢剤、結合剤、着色剤、矯臭剤、防腐剤及び界面活性剤をも付 加的に含有し得る。本発明の組成物は特に、生物付着特性によって組成物の滞留 時間が改善されること、または投与が標的に対して行なわれかつ限局されること 、及び通常活性薬物の生体利用率プロフィールが変更されることが望ましい場合 に用い得る。 “生物付着”という語は、合成のまたは生物由来の巨大分子及びヒドロコロイ ドが生物組織に付着し得る現象を指す。 生物付着力は、付着性物質と生物組織とを一体に保つ界面力である。 生物付着の測定には多くの技術を用い得る。本発明の物 質の生物付着特性を、最近Caramella等によって公表された単純な予測 的レオロジー試験(Proceed.Intern. Symp. Contr ol. Rel.Bioact. Mater. 20 , pp.240−24 1, 1993)で調べた。この実験的操作によれば生物付着性ポリマーとムチ ンとのレオロジー的相互作用が、ムチン、及びムチンとポリマーとの混合物の粘 度パラメーターの考慮下に様々なポリマーの粘液付着特性(mucoadhes ive properties)を評価する手段として提案されている。データ はFerrari等が述べている引っ張り応力法[Proceed. 14th Pharmaceutical Technology Conference , pp.99−110, 1995(2)]によって確認されている。粉砕操作 粉砕工程は実験室規模からパイロットプラント規模までの様々な微粉砕装置で 実施した。実験室規模の実験では、300ml容ジャー内に陶製ボールを具備し たGiuliani IGW2高エネルギーボールミルを用いた。粉砕の間、上 記ジャーを入念にサーモスタット制御した。 パイロットプラント規模の高エネルギー振動ミルとしてSweco Vibr o−Energy(登録商標)ミルModel DM−3を用いた。 ハンマーミルとしては水平シャフトを有するBantham CFを用いた。 ピンミルとしてはAlpine 100 UPZを用いた。噴霧乾燥操作 噴霧乾燥工程にはLab−Plant SD−04を用いた。 澱粉の5%水中懸濁液を2種の異なる入り口温度において、出口温度(80〜 90℃)、ノズル直径(0.5mm)及び送風機圧(1.25kg/cm2)な どその他のパラメーターは一定に維持したまま噴霧乾燥した。乾燥終了後、得ら れた粉末を篩に掛けた。生物付着評価 ムチンとのレオロジー的相互作用の大きさを知るべく、様々なポリマーの等粘 性(isoviscous)溶液(所与の剪断速度範囲内で類似の見掛け粘度を 有する)を以前に述べられているようにして調べた(Caramel la等, Proceed. Intern. Symp.Control. Rel. Bioact. Mater. 20 , pp.240−241, 1993)。 ポリマー溶液及びポリマー溶液とムチンとの混合物に対して(Hassan等 , Pharm. Res. 7,pp.491−495, 1990による) 粘度測定試験を行なった。 レオロジー試験は、同軸シリンダー及びコーンプレート測定システムを具備し たBohlin CS Rheometer Apparatusを用いて行な った。 基準として、既知の生物付着特性を有するもの(前糊化澱粉)と、検出可能な 生物付着特性を有しないもの(蝋質澱粉)との2種の市販ポリマーを用いた。 行なった試験からは、驚くべきことに、粉砕工程が蝋質澱粉ポリマーのような 生物付着性でない澱粉において生物付着特性を引き出すことが判明した。 後出の表(I〜IV)に(Pa・秒で表わした)ポリマーバッチとムチンとのレ オロジー的相乗作用を、適用した様々な剪断速度との関連で示す。 本明細書で“レオロジー的相乗作用”とは、ポリマーバッ チとムチンとの混合物の実測粘度と、ムチンの粘度とポリマー溶液単独の粘度と の和として算出した理論値との差のことである。 比較は等粘性試料において行なう。 実験には次のバッチを用いる。 A 前糊化澱粉(Cerestarから入手) B 蝋質澱粉(Cerestarから入手)引っ張り応力試験 様々な試料の生物付着力を、以前Ferrari等,Proceed. 14 th Pharmaceutical Technology Conferen ce , pp.99−110, 1995(2)に記載された引っ張り応力試験 機を用いて測定した。装置は水平支持型である。この装置は基本的に、可動キャ リッジを具備したソリダル(solidal)である荷重セル(mod. 52 4,DS Europe, Milan, Italy)から成り、増幅器を介 してパーソナルコンピューター(mod.DS 467 EA, DS Eur ope, Milan, Italy)に接続されている。上記キャリッジは、 支持面に固定された2本のロッド上を移動可能である。速 度変換器を具備したモーターがねじを駆動し、このねじが荷重セルを押し、こう して運動がキャリッジに伝達される。可動キャリッジにはLVDT変換器(RS n.649−599, RS Supplies, Corby, U.K. )も結合されており、この変換器も同じパーソナルコンピューターに増幅器(R S Transducer Conditioner Type OD3, C orby,U.K.)を介して接続されている。LVDT変換器を測微装置で較 正して、電気的出力(V)と変位(mm)との関係を評価する。実験開始時、予 め蒸留水中で濃度25%w/wに水和した50mgのポリマー溶液を、両面粘着 テープを用いて試料ホルダーに取り付けた濾紙ディスクに塗布した。別の濾紙デ ィスクを可動キャリッジに、ポリマー試料と向かい合うように固定し、これに4 0μlの4%w/wムチン分散液を染み込ませた。次に、キャリッジを濾紙ディ スク同士が接触するまで移動した。その後、可動キャリッジに対して(目盛付き のばねに囲繞されたピストンから成る)特別の装置をねじ式に押し付けることに より、試料に800mNの予荷重を掛けた。予荷重値としては、(ムチン分散液 試料とポリマー試料との)二つの面の均一 な接触を保証し得る最小の力の値を選択した。3分間の静止後、予荷重を除去し 、可動キャリッジを二つの面が完全に分離するまで一定速度で前進させた。 (LVDT変換器で測定した)変位と(荷重セルで測定した)脱着力との両方 の値を同時にコンピューターによって収集及び記録した。後に脱着力対変位曲線 を解析して最大脱着力を求め、(台形法則によって)付着の仕事を計算した。ム チン分散液の代わりに40μlの蒸留水を用いての引っ張り応力測定も行なった (ブランク試験)。 得られたデータを、ポリマー−ムチン混合物の付着の仕事とポリマー−水混合 物の付着の仕事との比として示した。生物付着が起こった場合は1.00より大 きい値が得られた。極限粘度数測定 試料の極限粘度数を、BurchardがMakromolecular C hemie, pp.110−125, 1963に述べているように20℃に おいて0.5M NaOH中で測定した。 表Iから明らかに知見されるように、前糊化澱粉が該澱粉自体でムチンと生物 付着相互作用を行なう一方、蝋質澱 粉は全く生物付着性でない(ムチンと負のレオロジー的相互作用を行なう)ポリ マーである。 表IIでは、粉砕した蝋質澱粉の様々なバッチの生物付着性能を分析及び比較し てある。高エネルギーボールミルでの微粉砕が、澱粉を改質(transfor m)して生物付着特性を引き出すのに有効であることは明白である。物質の生物 付着特性は微粉砕時間の延長と共に向上する。粉砕温度を入念に制御できれば、 工程を再現するうえで更に有利である。 蝋質澱粉を噴霧乾燥した場合、生物付着特性に変化は認められず、ムチンとの 相互作用は負のままである(表II)。 ハンマーミルでの微粉砕の結果は、澱粉ポリマーにおいて生物付着特性を引き 出すのに剪断力が役立たないことを示している(表III)。 Sweco Vibro−Energy(登録商標)ミルのようなより大型の 高エネルギーミルを用いれば、蝋質澱粉の生物付着特性を引き出せる(表IV)。 以下の非限定的実施例によって本発明を詳述する。実施例1 12g量の蝋質澱粉(B)をGiuliani IGW 2高エネルギーボールミルに、83.4gの陶製球形粉砕媒体(直径7mm)と 共に装入した。粉末を6時間粉砕した。この工程の間、粉砕チャンバ(grin ding camera)を+18℃にサーモスタット制御した。 上述の工程から得られた試料をその生物付着特性に関して、先に述べたように 分析した(“生物付着評価”及び“引っ張り応力試験”の項)。 結果(表II)は、粉砕生成物が、用いた澱粉の初期特性よりも向上した正の相 互作用を有することを示している。実施例2 12g量の蝋質澱粉(B)をGiuliani IGW2高エネルギーボール ミルに、83.4gの陶製球形粉砕媒体(直径7mm)と共に装入した。粉末を 3時間粉砕した。この工程の間、粉砕チャンバを+18℃にサーモスタット制御 した。 上述の工程から得られた試料をその生物付着特性に関して、先に述べたように 分析した(“生物付着評価”及び“引っ張り応力試験”の項)。 結果(表II)は、粉砕生成物が、用いた澱粉の初期特性よりも向上した正の相 互作用を有することを示している。実施例3 2kg量の蝋質澱粉(B)をSweco Vibro−Energy(登録商 標)ミルに、60kgの高密度アルミナ製シリンダー形粉砕媒体(高さ12.7 mm、底面半径6.3mm)と共に装入した。粉末を3時間粉砕した。 上述の工程から得られた試料をその生物付着特性に関して先に述べたように分 析した(“生物付着評価”及び“引っ張り応力試験”の項)。 結果(表IV)は、粉砕生成物が、用いた澱粉の初期特性よりも向上した正の相 互作用を有することを示している。実施例4 2kg量の蝋質澱粉(B)をSweco Vibro−Energy(登録商 標)ミルに、60kgの高密度アルミナ製シリンダー形粉砕媒体(高さ12.7 mm、底面半径6.3mm)と共に装入した。粉末を6時間粉砕した。 上述の工程から得られた試料をその生物付着特性に関して先に述べたように分 析した(“生物付着評価”及び“引っ張り応力試験”の項)。 結果(表IV)は、粉砕生成物が、用いた澱粉の初期特性よりも向上した正の相 互作用を有することを示している。実施例5 180g量の蝋質澱粉(B)を、公称開口寸法1.539mm2のスクリーン を具備した水平シャフトを有するBantham CFハンマーミルを用いて粉 砕した。 上述の工程から得られた試料をその生物付着特性に関して先に述べたように分 析した(“生物付着評価”及び“引っ張り応力試験”の項)。 結果(表III)は、粉砕生成物が、用いた澱粉の初期特性よりも向上した相互 作用を有しないことを示している。この結果から、剪断応力による微粉砕は生物 付着性澱粉をもたらさないことが判明した。実施例6 270g量の蝋質澱粉(B)を、公称開口寸法3.125mm2のスクリーン を具備した水平シャフトを有するBantham CFハンマーミルを用いて粉 砕した。 より大きい応力を付与する工程条件下でも、得られる澱粉は生物付着性でない ことが定性的に確認されたので、上述の工程から得られた試料はその生物付着特 性に関して分析しなかった。実施例7 230g量の蝋質澱粉(B)を、Alpine 100UPZピンミルを用い て粉砕した。荷重を60g/分とし、粉砕チャンバ速度を15750行(raw s)/分とした。 粉末の定性評価によって、得られた澱粉が生物付着性でないことが判明したが 、この結果も剪断応力による微粉砕が生物付着性澱粉の実現に適しないことを示 している。実施例8 230g量の蝋質澱粉(B)を、Alpine 100UPZピンミルを用い て粉砕した。荷重を60g/分とし、粉砕チャンバ速度を8750行/分とした 。 粉末の定性評価によって、得られた澱粉が生物付着性でないことが判明したが 、この結果も剪断応力による微粉砕が生物付着性澱粉の実現に適しないことを示 している。実施例9 水に5%の蝋質澱粉(B)を添加した懸濁液を、Lab−Plant SD− 04装置を用いて噴霧乾燥した。工程パラメーターは、入り口温度を170℃に 、出口温度を85℃に、送風機圧を1.25kg/cm2に、ノズル直径を0. 5mmに設定した。 試料をその生物付着特性に関して先に述べたように分析 した(“生物付着評価”の項)。 結果(表II)は、噴霧乾燥生成物とムチンとの相互作用が、用いた澱粉の初期 特性と比較して同じであることを示している。この例において、噴霧乾燥工程は 澱粉の生物付着特性への変化をもたらさなかった。実施例10 実施例4に述べたように粉砕した1kg量の蝋質澱粉(B)を0.7kgのテ マゼパム(Carlo ErbaReagenti, Milan, Ital y)と混合した。混合物を60kgの高密度アルミナ製シリンダー形粉砕媒体( 高さ12.7mm、底面半径6.3mm)と共にSweco Vibro−En ergy(登録商標)ミルに装入した。粉末を1時間粉砕した。 上述の工程から得られた試料をその生物付着特性に関して先に述べたように分 析した(“生物付着評価”の項)。 結果(表V)はムチンとの正の相互作用が生起したことを示している。実施例11 1kg量の蝋質澱粉(B)を0.7kgのテマゼパム(Carlo Erba Reagenti, Mila n, Italy)と混合した。混合物を60kgの高密度アルミナ製シリンダ ー形粉砕媒体(高さ12.7mm、底面半径6.3mm)と共にSweco V ibro−Energy(登録商標)ミルに装入した。粉末を6時間粉砕した。 上述の工程から得られた試料をその生物付着特性に関して先に述べたように分 析した(“生物付着評価”の項)。 結果(表V)はムチンとの正の相互作用が生起したことを示している。実施例12 実施例4に述べたように粉砕した180g量の蝋質澱粉(B)を120gのテ マゼパム(Carlo Erba Reagenti, Milan, Ita ly)と混合した。混合物を、良く知られた製剤操作に従い乾燥条件下に圧縮及 び顆粒化した。実施例13 実施例1または4に述べたように粉砕した11.94g量の蝋質澱粉(B)を 0.06gのTHF(Farmitalia Carlo Erba, Mil an, Italy)と混合した。混合物を83.4gの陶製球形粉砕 媒体(直径7mm)と共にGiuliani IGW2高エネルギーボールミル に装入した。粉末を1時間粉砕した。この工程の間、粉砕チャンバを+18℃に サーモスタット制御した。実施例14 実施例1または4に述べたように粉砕した11.94g量の蝋質澱粉(B)を 0.06gのTHF(Farmitalia Carlo Erba, Mil an, Italy)と、適当な混合機を用いて均質となるまで混合した。実施例15 9g量の蝋質澱粉(B)を3gのグリピチド(Antibioticos, Rodano, Milan, Italy)と混合した。混合物を83.4g の陶製球形粉砕媒体(直径7mm)と共にGiuliani IGW2高エネル ギーボールミルに装入した。粉末を6時間粉砕した。実施例16 実施例1または4に述べた蝋質澱粉(B)9g量を3gのグリピチド(Ant ibioticos, Rodan o, Milan, Italy)と、適当な混合機を用いて均質となるまで混 合した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI A61K 38/26 9051−4C A61K 37/28 38/28 9051−4C 37/30 47/36 9051−4C 37/66 H (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),AU,JP,US

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.生物付着性でない澱粉の高エネルギー粉砕または高エネルギー微粉砕を含む 生物付着性澱粉製造方法。 2.生物付着性でない澱粉が天然澱粉であることを特徴とする請求項1に記載の 方法。 3.生物付着性でない澱粉が蝋質澱粉であることを特徴とする請求項1に記載の 方法。 4.高エネルギー粉砕または高エネルギー微粉砕が高エネルギーミルで行なう粉 砕または微粉砕であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の 方法。 5.高エネルギーミルが高エネルギーボールミル、高エネルギーロッドミルまた は高エネルギー振動ミルであることを特徴とする請求項4に記載の方法。 6.高エネルギー粉砕または高エネルギー微粉砕を約−20℃から室温くらいま でのサーモスタット制御温度で行なうことを特徴とする請求項1から5のいずれ か1項に記載の方法。 7.高エネルギー粉砕または高エネルギー微粉砕を約1〜約12時間行なうこと を特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。 8.請求項1から7のいずれか1項に記載の方法で製造し得る生物付着性澱粉。 9.生物活性物質と、請求項8に記載の生物付着性澱粉とを含有する医薬組成物 。 10.医薬上許容可能な1種以上の賦形剤をも含有することを特徴とする請求項 9に記載の組成物。 11.薬物の鼻腔内投与用であることを特徴とする請求項9または10に記載の 組成物。 12.テマゼパム、グリピチドまたはTHFの鼻腔内投与用であることを特徴と する請求項11に記載の組成物。 13.キャリヤとして請求項8に記載の生物付着性澱粉を含有する生物付着性薬 物送達系。 14.薬物の増強もしくは長期徐放及び制御送達を保証する薬物投与用キャリヤ として用いられることを特徴とする請求項8に記載の生物付着性澱粉。 15.生物付着特性を有するゲルもしくは薬物放出プラットホームの調製への請 求項8に記載の生物付着性澱粉の使用。 16.組織表面への薬物投与に用いられる医薬の製造への請求項8に記載の生物 付着性澱粉の使用。
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