JPH0950224A - プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

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JPH0950224A
JPH0950224A JP7199665A JP19966595A JPH0950224A JP H0950224 A JPH0950224 A JP H0950224A JP 7199665 A JP7199665 A JP 7199665A JP 19966595 A JP19966595 A JP 19966595A JP H0950224 A JPH0950224 A JP H0950224A
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JP
Japan
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frame
process cartridge
developing
photosensitive member
electrophotographic photosensitive
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7199665A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Nishikamidoko
力 西上床
Koji Miura
幸次 三浦
Kazuhiko Sugano
一彦 菅野
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真感光体と現像手段との位置精度を向
上させること。 【解決手段】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能な
プロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体を有す
る第一のフレームと、現像手段を有する第二のフレーム
と、前記第一のフレームと第二のフレームとを互いに回
動可能に結合するための軸と、前記電子写真感光体の軸
線方向に対して一端側に設けられた前記軸を、前記電子
写真感光体と現像手段の位置関係を保持する位置を中心
とする仮想円の接線方向に向かって可動状態で支持し、
他端側に設けられた前記軸は位置決めした状態で支持す
る支持手段と、前記第一のフレームと第二のフレームと
に弾性力を作用する圧縮スプリングと、を有し、前記接
線方向と前記圧縮スプリングの作用方向とのなす角度が
鋭角であるプロセスカートリッジ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプロセスカートリッ
ジ、及び、前記プロセスカートリッジを用いて画像を形
成する電子写真画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た画像形成装置においては、電子写真感光体及び前記電
子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカート
リッジ化して、このカートリッジを電子写真画像形成装
置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採
用されている。このプロセスカートリッジ方式によれ
ば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずに操作
者自身で行うことができるので、格段に操作性を向上さ
せることができる。そのためにこのプロセスカートリッ
ジ方式は、電子写真画像形成装置において広く用いられ
ている。
【0003】前記プロセスカートリッジにあっては、電
子写真感光体と現像手段との位置関係を精度よく維持し
なければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述プロセス
カートリッジを更に発展させたものであって、その目的
とするところは、良好な画像を得るために、電子写真感
光体と現像手段との位置関係を精度よく維持することの
できるプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明は、電子写真画像形成装置に着脱可能なプロセスカー
トリッジにおいて、電子写真感光体と、前記電気写真感
光体に形成された潜像を現像するための現像手段と、前
記電子写真感光体を有する第一のフレームと、前記現像
手段を有する第二のフレームと、前記第一のフレームと
第二のフレームとを互いに回動可能に結合するための軸
と、前記電子写真感光体の軸線方向に対して一端側に設
けられた前記軸を、前記電子写真感光体と現像手段の位
置関係を保持する位置を中心とする仮想円の接線方向に
向かって可動状態で支持し、他端側に設けられた前記軸
は位置決めした状態で支持する支持手段と、前記第一の
フレームと第二のフレームとに弾性力を作用する圧縮ス
プリングと、を有し、前記接線方向と前記圧縮スプリン
グの作用方向とのなす角度が鋭角であることを特徴とす
るプロセスカートリッジである。
【0006】また、更に前記課題を解決する別の本発明
は、プロセスカートリッジを着脱可能で、記録媒体に画
像を形成するための電子写真画像形成装置において、 a、電子写真感光体と、前記電子写真感光体に形成され
た潜像を現像するための現像手段と、前記電子写真感光
体を有する第一のフレームと、前記現像手段を有する第
二のフレームと、前記第一のフレームと第二のフレーム
とを互いに回動可能に結合するための軸と、前記電子写
真感光体の軸線方向に対して一端側に設けられた前記軸
を、前記電子写真感光体と現像手段の位置関係を保持す
る位置を中心とした仮想円の接線方向に向かって可動状
態で支持し、他端側に設けられた前記軸は位置決めした
状態で支持する支持手段と、前記第一のフレームと第二
のフレームとに弾性力を作用する圧縮スプリングと、を
有し、前記接線方向と前記圧縮スプリングの作用方向と
のなす角度が鋭角であるプロセスカートリッジを取り外
し可能に装着するための装着手段と、 b、前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有す
ることを特長とする電子写真画像形成装置である。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の好適な実施形態とし
て、まず第1実施形態について説明し、次に他の実施形
態について説明する。
【0008】〔第1実施形態〕第1実施形態について図
1乃至図16を参照して説明する。ここでは、説明の順
序として、電子写真画像形成装置及びプロセスカートリ
ッジの全体構成、プロセスカートリッジの着脱構成、プ
ロセスカートリッジの有無検出構成、クリーニング枠体
と現像枠体の結合構成、そして、電気的接続構成の順に
説明する。
【0009】{プロセスカートリッジ及び電子写真画像
形成装置の全体構成}図1乃至図3を参照して電子写真
画像形成装置及びプロセスカートリッジの全体構成を説
明する。尚、図1はプロセスカートリッジを装着した画
像形成装置の全体構成を示す模式説明図、図2はプロセ
スカートリッジの構成模式説明図、図3はその外観説明
図である。
【0010】この電子写真画像形成装置(本実施形態で
はレーザビームプリンタ)Aは、電子写真画像形成装置
プロセスによって画像を形成するものである。即ち、図
1に示すように、帯電手段によってプロセスカートリッ
ジBの有するドラム形状の電子写真感光体(以下「感光
体ドラム」という)に帯電を行い、次いでこの感光体ド
ラムに光学手段から画像情報に応じたレーザー光を照射
して潜像を形成する。そして、この潜像を現像手段によ
って現像してトナー像を形成するものである。
【0011】そして前記トナー像の形成と同期して、記
録媒体2を給送トレイ3aからピックアップローラ3b
によって送り出し、次いで搬送ローラ3c等によって搬
送する。次いで前記感光体ドラムに形成したトナー像
を、転写手段としての転写ローラ4によって記録媒体2
に転写する。
【0012】次いで前記感光体ドラムからトナー像の転
写を受けた記録媒体2を、ガイド板3dでガイドして定
着手段5へ搬送する。この定着手段5は、ヒータを内蔵
する定着回転体5a、及び前記回転体5aに記録媒体2
を押圧して搬送する加圧ローラ5bからなり、記録媒体
2に熱及び圧力を印加して転写トナー像を記録媒体2に
定着する。この記録媒体2を排出ローラ対3e,3fで
搬送して排出部6へ排出する。尚、本実施形態として
は、記録媒体2を搬送する搬送手段として、前記ピック
アップローラ3b、搬送ローラ3c、ガイド板3d、及
び、排出ローラ対3e・3fを用いている。
【0013】一方、前記プロセスカートリッジBは、電
子写真感光体と、少なくとも1つのプロセス手段を備え
たものである。ここでプロセス手段としては、例えば電
子写真感光体を帯電させるための帯電手段、電子写真感
光体に形成された潜像を現像するための現像手段、電子
写真感光体表面に残留するトナーをクリーニングするた
めのクリーニング手段等がある。本実施形態のプロセス
カートリッジBは、図1及び図2に示すように、前記帯
電手段、現像手段及びクリーニング手段を感光体ドラム
7と一体的に有するものである。
【0014】そして、表面に感光層を有する感光体ドラ
ム7を回転し、その表面を帯電手段である帯電ローラ8
への電圧印加によって一様に帯電する。次いで、光学手
段1からの画像情報に応じたレーザー光を露光開口部9
aを介して感光体ドラム7に照射して潜像を形成し、前
記潜像をトナーを用いて現像手段10によって現像す
る。ここで、前記光学系1は、画像情報に応じて発光す
るレーザダイオード1a、これを感光体ドラム7にスキ
ャンするためのポリゴンミラー1b、レンズ1c、反射
ミラー1dを枠体1eに収納してユニット化したレーザ
ーユニットとして構成している。ここで、前記露光開口
部9aは後述するクリーニング枠体12と現像枠体13
との間に設けられている。
【0015】現像手段10は、トナー室10a内のトナ
ーを現像室10bに送り出し、この現像室10bに設け
た固定磁石10e(図16)を内蔵した現像ローラ10
cを回転させると共に、現像ブレード10dによって摩
擦帯電電荷を付与したトナー層を現像ローラ10cの表
面に形成する。そして、その現像ローラ10cによっ
て、トナーを前記感光体ドラム7の現像領域へ供給し
て、前記潜像を現像してトナー像を形成する。ここで、
プロセスカートリッジBを使用するのに先立って、操作
者がトナーシールを引き抜くことによってトナー室10
a内に設けられたトナー供給開口10a1が開封され
る。そして、操作者がプロセスカートリッジBを揺する
ことによってトナー室10a内のトナーが前記現像室1
0bに送り出される。また、前記現像ブレード10d
は、現像ローラ10cの周面に付着するトナー層厚を規
制する。尚、13dはトナーシールを引き抜くための開
口で、結合部材13cに設けられている(図16)。
【0016】そして、転写ローラ4に前記トナー像と逆
極性の電圧を印加してトナー像を記録媒体2に転写した
後に、弾性クリーニングブレード11aによって感光体
ドラム7に残留したトナーを掻き落とす。この掻き落と
したトナーは、廃トナー収納部11bへ集める。このよ
うな構成のクリーニング手段11によって感光体ドラム
7上の残留トナーを除去する。
【0017】前記感光体ドラム7等の各部材は、カート
リッジ枠体内に支持されてカートリッジ化されている。
このカートリッジ枠体は、感光体ドラム7や帯電ローラ
8及びクリーニング手段11等を支持する第1の枠体で
あるクリーニング枠体12と、現像手段10を支持する
第2の枠体である現像枠体13とを有している。そして
両枠体12,13は軸41を中心にして相対的に回動可
能に結合されている。この際に、現像ローラ10cが感
光体ドラム7に後述するスペーサコロを介して当接し、
現像ローラ10cと感光体ドラム7との間に隙間を有し
ている。そして、前記カートリッジ枠体は、像露光する
ための露光開口部9a及び感光体ドラム7に形成したト
ナー像を記録媒体2に転写するための転写開口部9bを
有している。更に、カートリッジ枠体には前記露光開口
部9a及び前記転写開口部9bを開閉可能なシャッタ部
材14が取り付けてある。このシャッタ部材14は、軸
14aを中心に回動可能にクリーニング枠体12に取り
付けてあり、且つ、ねじりコイルバネ15によって前記
露光開口部9及び転写開口部13を常時閉じる方向に付
勢されている。そして、操作者がプロセスカートリッジ
Bを装置本体Aに挿入すると、シャッタ部材14の所定
位置に設けたシャッタ突起14bが装置本体Aの所定位
置(図示せず)に係止してシャッタ部材14が回動し、
前記露光開口部9a及び転写開口部9bを自動的に開放
させる。一方、操作者がプロセスカートリッジBを装置
本体16から引き出すと、前記バネ15の付勢力によっ
てシャッタ部材14は自動的に閉じる。尚、このシャッ
タ部材14は、感光体ドラム7が長時間にわたって光に
晒されること、及び感光体ドラム7に異物が接触して感
光体ドラム7に傷を付けることを防ぐものである。ま
た、図1及び図11に示すように、シャッタ部材14
は、軸14a、シャッタ突起14bに加えて、露光開口
部9aを開閉するためのシャッタ部14c、転写開口部
9bを開閉するためのシャッタ部14d、及び両シャッ
タ部14c,14dを連結するアーム部14eを備えて
おり、プラスチックによって一体成形されている。
【0018】(プロセスカートリッジの着脱構成)次に
前記プロセスカートリッジBを電子写真画像形成装置A
に取り外し可能に装着するための装着手段の構成につい
て説明する。
【0019】プロセスカートリッジBには図3に示すよ
うに、クリーニング枠体12の長手方向両端部側面に位
置する部分(感光体ドラム7の軸線方向両側端に位置す
る部分)に位置決め手段となる円形の第1突起18と、
姿勢保持用の円形の第2突起19とが設けてある(図3
は片側のみ図示)。前記第1突起18は感光体ドラム7
の軸線と同軸でクリーニング枠体12の外方へ突出して
設けてある。また、第2突起19は前記第1突起18と
離れて、やはりクリーニング枠体12の外方へ突出して
設けてあり、更に前記第1突起18よりもプロセスカー
トリッジBを画像形成装置Aに挿入するときの挿入方向
後方側であり、且つ感光体ドラム7を下方に位置させた
状態で第1突起18よりも上方に設けてある。更に本実
施形態では、クリーニング枠体12の上面に把手部12
aが一体的に設けてあり、操作者はプロセスカートリッ
ジBを着脱するときは前記把手部12aを手で持って操
作する。尚、前記把手部12aは前記第1突起18と第
2突起19の中心を結ぶ線C−C(図5参照)よりも上
方に位置するように設けてある。
【0020】一方、前記画像形成装置Aは、装置本体1
6を外装カバー20で覆ってあり、図1に示すように、
外装カバー20には軸20aによって回動可能な開閉部
材である開閉カバー20bが取り付けてある。そして、
前記カバー20bを開くと装置本体内部にはカートリッ
ジ装着スペースが設けてあり、そのスペースの左右両側
面に図4に示すようなカートリッジ装着手段としてのガ
イド部材21が取り付けてある。このガイド部材21に
はプロセスカートリッジBの前記第1突起18及び第2
突起19をガイドするためのガイド溝21aが斜め下方
へ向かって設けてあり、ガイド溝21aの終端には位置
決め凹部21bが形成してある。尚、このガイド部材2
1はプラスチック製で、前記ガイド溝21a及び位置決
め凹部21bを有して、一体成形されている。
【0021】従って、プロセスカートリッジBを装置本
体16に装着する際には、操作者が開閉カバー20bを
開く。そして、図4に示すように、プロセスカートリッ
ジBの第1突起18及び第2突起19を前記ガイド溝2
1aに沿わせてカートリッジBを装置内へ落とし込むよ
うに挿入する。次いで、図5に示すように、第2突起1
9を支点としてカートリッジBを時計方向へ回転させ
て、第1突起18を位置決め凹部21bに落とし込むこ
とによってカートリッジを位置決めする。尚、プロセス
カートリッジBの装着状態において、第2突起19がガ
イド溝21aに係止しており、プロセスカートリッジB
の姿勢が保持される。また、この際に、後述するドラム
ギア23と駆動ギア24との噛合がスムーズに行われ
る。
【0022】また、本実施形態では前記ガイド部材21
に、図4及び図5に示すように、軸22aを中心にして
時計回り方向に付勢され、係止部22bに係止したねじ
りコイルバネ22が取り付けてある。そこでプロセスカ
ートリッジBの前記第1突起18が位置決め凹部21b
に落ち込むと、該第1突起18がバネ22を押し上げ
る。従って、第1突起18はバネ22の付勢によって斜
め下方へ押圧されて位置決め凹部21bに押しつけら
れ、位置決め凹部21bに確実に位置決め固定される。
これにより、プロセスカートリッジBは確実に位置決め
されて、安定した状態で装置本体Aに装着される。
【0023】また、前記感光体ドラム7の長手方向一方
端には装置本体から駆動力を受けるための駆動力受部で
あるはす歯ギアからなるドラムギア23が固着してあ
る。そこで、前記のようにプロセスカートリッジBが画
像形成装置Aに装着されると、前記ドラムギア23が装
置本体16に設けられ、モータAと連結した駆動力伝達
用のはす歯ギアからなる駆動ギア24と噛合し、装置本
体Aからの駆動力を受けて感光体ドラム7に回転力が伝
達される。尚、前記ドラムギア23は現像ローラ10c
の一端部に設けられた現像ローラギア10g(図21)
と噛合しており、装置本体Aから受けた駆動力を現像ロ
ーラ10cへ伝達する。
【0024】次に前記プロセスカートリッジBを装置本
体Aから取り外す場合には、そのまま引き抜こうとして
も第1突起18が位置決め凹部21bに嵌合しているた
めに、引き出すことは出来ない。従って、前記第1突起
18と位置決め凹部21bの嵌合状態を解除してから引
き抜く必要がある。本実施形態では、前記嵌合状態の解
除を引き抜き動作に関連させて行うことが出来る。これ
によって本実施形態ではプロセスカートリッジBを取り
出す場合に、ドラムギア23と駆動ギア24との噛合の
解除がスムーズに行われることを実現している。
【0025】即ち、プロセスカートリッジBの取り出し
に際し、操作者は把手部12aを手前に引くようにすれ
ば、プロセスカートリッジBは第2突起19を支点とし
て図5の反時計回り方向へ回転し、前記第1突起18と
位置決め凹部21bの嵌合状態は簡単に解除される。こ
の際に合わせて、ドラムギア23と駆動ギア24との噛
合の解除もスムーズに行われる。これを具体的に説明す
ると、図5に示すように、把手部12aを矢印P方向へ
引くと、その力Pのy成分Pyが第2突起19を支点と
して第1突起18に回転モーメントとしてかかり、第1
突起18は位置決め凹部21bから簡単に抜け出る。そ
して、前記力Pのx成分Pxにより、第1突起18及び
第2突起19がガイド溝21aに添ってスライドし、プ
ロセスカートリッジBが引き抜かれる。従って、操作者
は把手部12aを矢印P方向(カートリッジBを取り出
す方向)へ引くだけでプロセスカートリッジBを画像形
成装置本体Aから簡単に取り出すことが出来る。尚、プ
ロセスカートリッジBの着脱は、感光体ドラム7の軸線
と交差する方向に行われる。また、プロセスカートリッ
ジBの装着は、現像手段10の設けられた側を前方にし
て、クリーニング手段11の設けられた側を後方にして
行われる(装着方向を矢示×で示す)。
【0026】ここで、本実施形態に係る第1突起18及
び第2突起19について、図6を参照して更に具体的に
説明する。尚、図6(a)はクリーニング枠体12の右
側面を示し、図6(b)はクリーニング枠体12の左側
面を示している。
【0027】円形の第1突起18は前述したように、ク
リーニング枠体12の長手方向両端部側面にそれぞれ設
けた一対の右第1突起18aと左第1突起18bからな
り、円形の第2突起19も同様にクリーニング枠体12
の長手方向両端部側面にそれぞれ設けた一対の右第2突
起19a及び左第2突起19bからなる。そして、それ
ぞれの外径は、右第1突起18aの外径=左第1突起1
8bの外径<右第2突起19aの外径<左第2突起19
bの外径の関係を有する。
【0028】前記のように各突起のサイズを設定するこ
とにより、プロセスカートリッジBを画像形成装置Aに
装着したときに、プロセスカートリッジBは所謂3点支
持されることになり、装着位置精度が高まる。
【0029】具体的に説明すると、本実施形態において
は、右第1突起18aの外径及び左第1突起18bの外
径は約12.0mm、右第2突起19aの外径は約1
2.5mm、、左第2突起19bの外径は約13.0m
mである。また、装置本体Aに設けられたガイド溝21
aの内径は約13.0mm、位置決め凹部21bの内径
は約12.0mmである。そこで、本実施例において
は、プロセスカートリッジBを装置本体Aに装着した状
態で、左右の第1突起18a・18bが位置決め凹部2
1bに嵌合し、また、左第2突起19bがガイド溝21
aに嵌合している。そして、右第2突起19aは、ガイ
ド溝21aと遊離している。従って、本実施形態におい
ては、プロセスカートリッジBは、右第1突起18a、
左第1突起18b、及び、左第2突起19bの3点によ
って、装置本体Aに位置決めされている。そこで、本実
施形態によれば、プロセスカートリッジBに感光体ドラ
ム7の軸線方向におけるずれが生じていたとしても、こ
のずれを吸収することができる。尚、前記ずれが生ずる
要因としては、枠体を成形する際に生ずるひねり等が考
えられる。また、本実施形態においては、右第2突起1
9aは、感光体ドラム7の軸線方向において、前記ドラ
ムギア23の設けられたのとは反対の非駆動例のクリー
ニング枠体12の外壁に設けられている。
【0030】また、前記右第1突起18aと右第2突起
19aの外周面を接続するように、細長い右連結突起2
5aが設けてあり、同様に左第1突起18bと左第2突
起19bの外周面を接続するように、細長い左連結突起
25bが設けてある。この左右連結突起25a,25b
は、プロセスカートリッジBを画像形成装置Aに挿入開
始直後、または取り外し終了直前に、操作者が誤って把
手部12aから手を離したとしても、カートリッジBが
大きく回転するのを阻止するものである。尚、この左右
連結突起25a,25bは設けてなかったとしてもプロ
セスカートリッジBの着脱に際しては支障を生ずるもの
ではない。
【0031】{プロセスカートリッジの有無検出構成}
前述したように、プロセスカートリッジBをガイド溝2
1aに沿って画像形成装置Aに挿入し、開閉カバー20
bを閉じてカートリッジの装着を完了する。ここで、本
実施形態にあってはプロセスカートリッジBが装着さ
れ、且つ開閉カバー20bが閉じられたことを装置本体
Aが検出しなければ画像形成動作を開始しないように構
成している。ここで、画像形成動作を開始しないとは、
ホスト39から仮に画像形成動作開始信号が制御部38
に送られても、感光体ドラム7、現像手段10等のプロ
セス手段、レーザユニット及び搬送手段の全ての駆動を
開始しないことである。次にそのための構成について、
図7乃至図11を参照して説明する。
【0032】図7は開閉カバー20bを開いた状態の検
出センサ機構の平面説明図である。図に示すように、装
置本体16の上部には前述した光学手段1が配置してあ
り、この光学手段1のレーザーダイオード1aとポリゴ
ンミラー1bの間にはレーザーシャッタ26が設けてあ
る。このレーザーシャッタ26はガイド27に沿って図
7の矢印a,b方向へスライド可能に取り付けてあり、
付勢バネ28によって矢印a方向へ常時付勢され、スト
ッパー26bが光学ユニットの枠体1eに当接してい
る。レーザシャッタ26の一端部にはシャッタ部26a
が起立形成してあり、他端には開閉カバー20bの内面
に突出形成した動作部であるリブ20b1が当接可能な
当接部26cが形成してある。
【0033】前記レーザーシャッタ26は開閉カバー2
0bが開放状態にあるときは、図7に示すように、スト
ッパー26bが枠体1eに当接した状態にあり、このと
きシャッタ部26aがレーザダイオード1aとポリゴン
ミラー1bとの間に位置しており、該ダイオード1aか
らのレーザー光がポリゴンミラー1bへ至るのを遮断し
ている。このため開閉カバー20bが開いた状態では、
レーザー光はシャッタ26に遮られて、レーザーユニッ
ト1から外部へ照射されない。
【0034】一方、開閉カバー20bを閉じるとリブ2
0b1が当接部26cを矢印b方向へ押し出し、シャッ
タ26が該方向へスライドする。するとシャッタ部26
aがレーザーダイオード1aとポリゴンミラー1bの間
から外れた位置へ移動する。そのために、該ダイオード
1aから照射されたレーザー光はポリゴンミラー1bを
介して感光体ドラム7へ照射可能となる。このように開
閉カバー20bを開くとレーザー光が遮断され、開閉カ
バー20bを閉じるとレーザー光が感光体ドラム7へ照
射可能となる。
【0035】更に前記装置本体16の上部には光学ユニ
ットの枠体1eと並んでセンサユニット29が配置して
ある。このセンサユニット29は開閉カバー20bの開
閉に動作する開閉検出部材30、プロセスカートリッジ
Bの着脱に動作する装着検出部材31と、これら部材3
0,31の検出手段としてのフォトインタラプタ32が
設けてある。
【0036】前記開閉検出部30は、図7及び図8に示
すように、軸34を中心に回動自在な板状部材で構成
し、回動先部30aはフォトインタラプタ32の発光素
子32aと受光素子32bの間に位置している。そし
て、回動元端30bは開閉カバー20bの内面に突出形
成した動作部であるリブ20b2が当接可能になってい
る。このため、図8に示すように、開閉カバー20bが
開いた状態では自重によって回動先部30aがフォトイ
ンタラプタ32の光を遮断する位置にあってこれをオフ
状態にする。一方、図9に示すように、開閉カバー20
bを閉じるとリブ20bが回動元端30bに当接し、該
リブ20b2の斜面に沿って回動元端30bを押し下げ
る。このため回動先部30aがフォトインタラプタ32
の上方へ移動し、フォトインタラプタ32がオン状態と
なる。即ち、開閉カバー20bを開くとフォトインタラ
プタ32がオフする状態となり、開閉カバー20bを閉
じるとフォトインタラプタ32がオンする状態となる。
【0037】装着検出部材31も前記開閉検出部材30
と同様に、軸35を中心に回動自在な板状部材で構成し
てあり、回動先部31aはフォトインタラプタ32の発
光素子32aと受光素子32bの間に位置している。そ
して回動元部31bは、図8に示すように、下方のカー
トリッジ装着スペースへ垂下している。このため、プロ
セスカートリッジBを装着しない状態にあっては自重に
よって回動先部31aがフォトインタラプタ32の光を
遮断する位置にあってフォトインタラプタ32をオフす
る状態にする。一方、プロセスカートリッジBを装着す
ると、後述するようにカートリッジBの被検出部材が回
動元部31bを押し上げるために、図9に示すように、
回動先部31aがフォトインタラプタ32の上方へ移動
し、フォトインタラプタ32がオンする状態となる。
【0038】従って、本実施形態によればプロセスカー
トリッジBが画像形成装置Aに装着され、且つ開閉カバ
ー20bが閉じられることによってフォトインタラプタ
32はオンとなって制御部38に画像形成可能信号を送
る。
【0039】ここで前記装着検出部材31を動作させる
プロセスカートリッジBの有する被検出部材の構成につ
いて説明する。
【0040】図10及び図11に示すように、プロセス
カートリッジBのクリーニング枠体12の上面であっ
て、クリーニング枠体12の長手方向一方側にはプロセ
スカートリッジBの着脱に際して前記装着検出部材31
と干渉する位置に被検出部材36が設けてある。この被
検出部材36が設けてあるクリーニング枠体12の長手
方向一方側は、図11に示すように、クリーニング枠体
12と現像枠体13の間にあってプロセスカートリッジ
Bの上面長手方向に沿って設けられた露光開口部9aの
一方端側であり、また前記長手方向と平行に取り付けら
れた感光体ドラム7の一方端に設けたドラムギア23が
設けられている側である。
【0041】前記被検出部材36はクリーニング枠体1
2と一体的に形成された細長い板部材(感光体ドラム7
の軸線と直交する方向に延びている)であり、且つクリ
ーニング枠体12から現像枠体13にまたがるように設
けられている。尚、前記被検出部材36は、プロセスカ
ートリッジBの装着方向において、前記クリーニング枠
体12の先端に設けられており、プロセスカートリッジ
Bの装着方向に延びている。また前記被検出部材36が
突出している現像枠体13側の結合部材13c(クリー
ニング枠体12と現像枠体13とを結合するための部
材)の上面であって、前記被検出部材36と対向する部
分には凹部37が設けられており、この凹部37に前記
被検出部材36の突出部分が入り込むように構成されて
いる。このため、図10に示すように、被検出部材36
の上面は現像枠体13の上面と略同じ高さであり、被検
出部材36は現像枠体13の上面から上方へ突出しな
い。
【0042】前記被検出部材36は、前述したようにプ
ロセスカートリッジBを画像形成装置Aに大して装着し
た状態で装置本体16に設けた前記装着検出部材31に
当接して、その回動元部31bを押し上げるものであ
る。そして、図4に示すように、プロセスカートリッジ
Bが画像形成装置Aに装着されていない状態にあって
は、被検出部材36は装着検出部材31に作用しないた
め、回動先部31aは自重によってフォトインタラプタ
32の光を遮断する位置にあって、フォトインタラプタ
32をオフ状態にする。
【0043】尚、本実施形態においてはプロセスカート
リッジBは電子写真画像形成装置Aに対して、感光体ド
ラム7の軸線と交差する方向に着脱される。また、クリ
ーニング枠体12は前記被検出部材36及び第1突起1
8(18a)、第2突起19(19a)等が一体成形さ
れている。
【0044】一方、図5に示すように、プロセスカート
リッジBを画像形成装置Aに装着し、装置本体Aに対し
てカートリッジBが位置決めされると、前記被検出部材
36が装着検出部材31の回動元部31bを押し上げる
ために、回動先部31aがフォトインタラプタ32の上
方へ移動し、フォトインタラプタ32がオン状態とな
る。尚、実際には、第1突起18(18a)が位置決め
凹部21bに落ち込む前から、即ち、プロセスカートリ
ッジBが装置本体Aに位置決めされる前から、被検出部
材36は回動元部31bと接触して、回動元部31bを
押し上げ始める。
【0045】因みに本実施形態における被検出部材36
のサイズを示すと、図10において、クリーニング枠体
12に設けた前記被検出部材の上面部高さL1は、感光
体ドラム7の回転中心から約52.0mm(許容範囲約
45.0mm〜60.0mm)、被検出部材36のクリ
ーニング枠体12から現像枠体13側への突出量L2
は、感光体ドラム7の回転中心から約39.0mm(許
容範囲約30.0mm〜50.0mm)である。また、
図11において、クリーニング枠体12の駆動側外側面
から被検出部材36の長手方向内側面までの距離L3
は、約28.9mm(許容範囲約20.0mm〜35.
0mm)であり、被検出部材36の長手方向の幅L4
は、約13mm(許容範囲約1.0mm〜30.0m
m)である。
【0046】前記フォトインタラプタ32は、開閉検出
部材30及び装着検出部材31の両方が上方へ移動した
とき(プロセスカートリッジBが装着され、且つ開閉カ
バー20bが閉じられたとき)にオン状態となり、両部
材30,31のいずれか一方の部材が上方へ移動してい
ないとき(プロセスカートリッジBが装着しれていない
か、または開閉カバー20bが閉じられていないとき)
はオンしない。
【0047】このようにしてプロセスカートリッジBの
装着と開閉カバー20bの閉鎖状態を1個のセンサで検
出する。そして、前記検出手段がプロセスカートリッジ
Bの装着または開閉カバー20bの閉鎖を検出しないと
きは、画像形成装置Aは後述する制御部38によって画
像形成動作を開始しないように制御する。
【0048】本実施形態にあっては前述したようにクリ
ーニング枠体12に設けた突起18,19を介して装置
本体16に直接位置決めされる該枠体12の駆動側上面
部に、現像枠体13側に突出させて被検出部材36を設
け、この被検出部材36によってプロセスカートリッジ
Bの装着状態を検出するように構成したために、プロセ
スカートリッジBの装着状態をより正確に検出すること
が可能となる。このため、プロセスカートリッジBが装
着されていない状態で画像形成動作を開始してしまう事
態を確実に防止することが出来る。
【0049】また前記被検出部材36は現像枠体に設け
た凹部37に入り込むように構成してあるために、プロ
セスカートリッジBが必要以上に大きくなることはな
く、プロセスカートリッジBを小型化出来、且つ該カー
トリッジBを装着する画像形成装置を小型化することが
可能となるものである。
【0050】{クリーニング枠体と現像枠体の結合構
成}次に図12乃至図15を参照して現像枠体13の構
成及び現像ローラ10cと感光体ドラム7との付勢構成
について説明する。尚、図12は枠体構成の断面説明
図、図13は現像枠体13の分解説明図、図14は結合
部材の拡大説明図、図15はプロセスカートリッジBの
一部破断側面説明図である。
【0051】現像枠体13はトナー室10aと現像室1
0bとを形成するものであり、本実施形態においては現
像枠体本体13aを、壁部材13b、及び、結合部材1
3cを有する。
【0052】前記枠体本体13aは、図13及び図14
に示すように、トナー室部13a1と現像室部13a2
と共に、長手方向に沿って少なくとも1面が開放状態に
ある。また、前記トナー室部13a1と現像室部13a
2の間にはトナー供給開口13a3と、該開口13a3
を密閉するトナーシール42を取り付けるためのシール
取付面13a4を有し、新規カートリッジにあっては前
記取付面13a4にシール42を剥離可能に貼り付けて
トナー室10aに充填したトナーTを密封するようにし
ている。
【0053】一方、壁部材13bはトナー室壁部13b
1と現像室壁部13b2とを一体的に有し、前記トナー
室壁部13b1は前記枠体本体13aのトナー室部13
a1の開口部分を完全に覆い、また現像室壁部13b2
は枠体本体13aの現像室部13a2を完全に覆う形状
をしている。また、この壁部材13bのトナー室壁部1
3b1は、枠体本体13aのトナー室部13a1に侵入
する突出形状を有することで、前記シール取付面13a
4の裏側にトナーが残留するのを防止している。
【0054】前記現像枠体本体13aと壁部材13bを
結合してトナー室10a及び現像室10bを形成する
が、この結合は前記トナー室部13a1とトナー室壁部
13b1の当接面を溶着(本実施形態にあっては、超音
波溶着)し、更にこのとき現像室部13a2と現像室壁
部13b2の当接部には発泡ウレタン、ゴム系部材等の
シール部材43を挟み込んで密閉する。尚、前記結合は
溶着に限定する必要はなく、接着、ビス止め、かかり止
め等の方法でもよい。
【0055】前記のように結合した現像枠体本体13a
と壁部材13bに現像ローラ10c、現像ブレード10
dを取り付け、更には図13及び図14に示すように、
現像ローラ10cの軸受部材46を介して枠体長手方向
両端に結合部材13cを取り付ける。
【0056】前記結合部材13cは感光体ドラム7を取
り付けるための感光体取付部を有するクリーニング枠体
12と、前記現像ローラ10cを取り付けるための現像
手段取付部13a6を有する現像枠体13とを結合する
ために用いられるものである。そのため、前記結合部材
13cには現像ローラ10cの位置決め手段と、前記ク
リーニング枠体12と現像枠体13とを互いに回動可能
に結合するための結合部(本実施形態にあっては、結合
腕部13c3、結合孔13c4、13c5)と、前記ク
リーニング枠体12と現像枠体13とを結合した状態で
前記感光体ドラム7の周面と前記現像ローラ10cの周
面との位置関係を保持するために、前記クリーニング枠
体12と現像枠体13とに弾性力を作用する圧縮スプリ
ング45を取り付けるための取付部(本実施形態にあっ
ては、突起部13c6)が設けてある。また更に結合部
材13cを前記現像枠体本体13aに係止するためのネ
ジ孔13c7が設けてある。即ち、現像ローラ10cの
両端を軸受部材46の受け孔46aで支持し、この軸受
部材46を結合部材13cによって前記現像枠体本体1
3aに位置決め固定するように構成している。そして、
前記結合部材13aを現像枠体本体13aに正確に固定
するために、図13に示すように、結合部材13cの所
定位置に結合部材係止部となる2本のボス13c1を突
出形成し、現像枠体本体13aの長手方向両端面には前
記ボス13c1が嵌入し得る2個の位置決め穴13a5
が設けてある。また前記軸受部材46にも前記ボス13
c1が挿通し得る2個の位置決め孔46bが設けてあ
る。従って、前記結合部材13cを現像枠体本体13a
に対し、ボス13c1を位置決め孔46bに挿通すると
共に、位置決め穴13a5に嵌入して取り付け固定する
ことにより、現像ローラ10cが回動可能に固定され
る。
【0057】また、前記結合部材13cには壁部材13
bにおける現像室壁部13b2の長手方向方向両端面に
設けた位置決め穴13b3に嵌入し得るボス13c2が
形成してあり、結合部材13cを現像枠体本体13aの
両端部に取り付けるときに前記ボス13c2を位置決め
穴13b3に嵌入する。これによって、溶着されていな
い現像枠体本体13aの現像室部13a2と壁部材13
bの現像室壁13b2とが位置決めされ、前記接合部に
捻じれ等の力が加わったとしても前記接合部に隙間が生
ずることはなく、該部分からトナーが漏れるおそれがな
くなる。
【0058】更に結合部材13cにはクリーニング枠体
12と結合するための結合腕部13c3が一体的に形成
してあり、この結合腕部13c3の先部には結合部とし
ての第1の孔である結合孔13c4,13c5が設けて
ある。この結合孔13c4,13c5とクリーニング枠
体12の長手方向両側所定位置に設けた第2の孔である
結合孔12c(図16参照)を合わせ、この孔にピンか
らなる軸41を圧入することによって、軸41を回動中
心としてクリーニング枠体12と現像枠体13とが互い
に回動可能に結合するものである。
【0059】前記結合部材13cはプラスチック製であ
って、前記ボス13c1,13c2、腕部13c3、ネ
ジ孔13c7及び突起部13c6が一体成形されてい
る。そして、前記突起部13c6に圧縮スプリング45
の一端を圧入することによって、該突起部13c6に圧
縮スプリング45を取り付けている。
【0060】次に現像ローラ10cを現像枠体本体13
aの取付部13a6に取り付ける方法について図13及
び図14を参照して説明する。
【0061】まず現像ローラ10cの軸を軸受部材46
の受け孔46aに嵌合し、その状態で前記ボス孔46b
に前記結合部材のボス13c1を嵌合させ、前記結合部
材13cを現像枠体本体13aに固定する。この固定は
結合部材13cに設けたネジ孔13c7と現像枠体本体
13aに両端面に設けたネジ孔13a7を介してネジ4
7(図16)によってネジ留めする。尚、現像ブレード
10dは現像ローラ10cを取り付ける前に現像枠体本
体13aに取り付けておく。
【0062】これによって、現像ローラ10cを現像枠
体本体13aの取付部13a6の正しい位置に取り付け
ることが出来る。また、結合部材13cを現像枠体13
の正しい位置に取り付けることが出来る。
【0063】その後、感光体ドラム7を取り付けたクリ
ーニング枠体12の有する孔12cと結合部材13cが
有する孔13c4,13c5とを合わせて、これらの孔
に軸41(本実施形態にあっては、金属製のピン)を圧
入することによってクリーニング枠体12と現像枠体1
3とが相互に回動可能に結合する。
【0064】尚、本実施形態では、クリーニング枠体1
2、及び、現像枠体13現像枠体13a、壁部材13b
及び結合部材13cは共にプラスチック製であって、そ
の材質としては例えばポリスチレン、ABS樹脂(アク
リロニトリル/ブタジエン/スチレン共重合体)、ポリ
カーボネイト、ポリエチレン、ポリプロピレン等であ
る。また、現像ローラ10cを回動可能に支持する軸受
部材46の材質としては、耐摩耗性のプラスチックとし
て、ポリオキシメチレン(POM)、或いは金属等が用
いられる。また、クリーニング枠体12は、把手部12
a、第1突起18、第2突起19、連結突起25、及
び、被検出部材16が一体成形されている。また結合部
材13cは、前記のように、結合部材13cに現像枠体
本体13a及び壁部材13bの端部に嵌入して現像ロー
ラ10cを位置決めするためのボス13c1,13c2
と、クリーニング枠体12との結合孔13c4,13c
5を設けることにより、前記結合孔13c4,13c5
を介して現像ローラ10cとクリーニング枠体12に取
り付けた感光体ドラム7との平行度を容易に出すことが
出来る。
【0065】また、プロセスカートリッジBは前記のよ
うにクリーニング枠体12と現像枠体13とを回動可能
に結合したときに、図15に示すように、現像ローラ1
0cがその長手方向両端近傍に取り付けたスペーサコロ
44を介して感光体ドラム7に押圧するようにし、現像
ローラ10cと感光体ドラム7とが一定の隙間を有して
対峙するようにする。そのために、本実施形態では図1
3乃至図15に示すように、、前記結合部材13cの結
合腕部13c3の元部にスプリング取付部となる突起部
13c6を設け、この突起部13c6に付勢手段として
の圧縮スプリング45を取り付けるようにしている。こ
のスプリング45は現像枠体13をクリーニング枠体1
2と結合したときに、クリーニング枠体12との間で圧
縮され、現像枠体13を軸14を中心にして図15の時
計回り方向に付勢する。この付勢によって、現像ローラ
10cが感光体ドラム7に押圧するようになり、現像ロ
ーラ10cと感光体ドラム7とはスペーサコロ24の厚
さ分の隙間をもって対峙する。尚、前記圧縮スプリング
45が配置されるクリーニング枠体12側には、図15
に示すように、ボス12bが設けてあり、圧縮スプリン
グ45の倒れ込みを防止している。
【0066】前記のように、クリーニング枠体12と結
合したときの回動中心となる結合孔13c4,13c5
と圧縮スプリング45の取付部である突起部13c6と
を同一部材に設けたために、現像枠体13の回動中心か
ら圧縮スプリング45による付勢力作用点までの距離を
精度よく設定することが容易になし得る。このため、現
像ローラ10cと感光体ドラム7との当接圧を精度よく
設定することが出来る。
【0067】尚、結合部材13cの長手方向両側に形成
した結合腕部13c3に設けた結合孔13c4,13c
5のうち、一方の結合孔13c4は丸孔であるが、他方
の結合孔13c5は、図13乃至図15に示すように、
長孔によって構成してある。この長孔13c5の長手方
向は、図15に示すように、感光体ドラム7とスペーサ
コロ44との当接部xを中心点とした仮想円yに対し、
その接線zの方向に延びた長孔形状を有する。また、前
記突起部13c6の突出方向は、これに取り付けられる
圧縮スプリング45による付勢方向が前記長孔13c5
の方向に対して角度θを有するように設定され、前記圧
縮スプリング45による現像ローラ10cへの付勢が長
孔13c5の長手方向に沿った方向にも行われるように
している。ここで、前記角度θとしては、5°〜85°
程度に設定するのが好ましい。また、前記圧縮スプリン
グ45のバネ圧は、500g〜3000g程度に設定す
るのが好ましい。尚、本実施形態では前記角度θを約6
0°に設定し、前記バネ圧を約1500gに設定してい
る。
【0068】前記のように一方の結合孔13c5を所定
方向への長孔にして自由度を持たせ、圧縮スプリング4
5の付勢を前記自由度方向に対して一定の角度をもたせ
ることで、前記自由度方向への付勢効果を得ることが可
能となる。
【0069】前述のように結合部材13cに結合孔、ボ
ス、バネ取付部を設けることにより、現像ローラ10c
を感光体ドラム7に対して平行にし、また当接圧が適正
になるように容易に設定することが出来るものである。
【0070】{感光ドラムと現像ローラの位置関係の保
持}次に、本実施形態における感光ドラム7と現像ロー
ラ10cとの位置関係の保持について図10、図13、
図15、及び、図24を用いて説明する。
【0071】本実施形態においては、圧縮スプリング4
5の弾性力によって、前記スペーサコロ44を介して前
記感光体ドラム7の周面と現像ローラ10cの周面との
位置関係を保持している。より詳細には、前記圧縮スプ
リング45は現像ローラ10cの軸線方向(長手方向)
両側端上方に設けられており、この圧縮スプリング45
の弾性力によって現像ローラ10cの両側端に設けられ
たスペーサコロ44を感光体ドラム7の周面の両側端に
押圧することによって、感光体ドラム7の周面と現像ロ
ーラ10cの周面との位置関係を保持している。
【0072】さてここで、前述した通り、前記感光体ド
ラム7はクリーニング枠体12に取付けられている。一
方、前記クリーニングローラ10cは、現像枠体13に
取付けられている。そして両枠体12、13は軸41に
よって互いに回動可能に結合されている。ここで、前記
軸41が貫通するように、前記クリーニング枠体12の
感光体ドラム7の軸線方向両側端に設けられた穴12f
(図10、但し、図10には一方端の穴のみ示す)は丸
穴である。一方、前記軸41が貫通するように、前記現
像枠体13の有する結合部13cにも穴13c4・13
c5が設けられている。そしてこの穴13c4・13c
5のうち、前記現像ローラ10cの軸線方向に対して一
端側に設けられた穴13c4(非駆動側)は長穴であ
り、他端側に設けられた穴13c5(駆動側)は丸穴で
ある。そして前記長穴13c4は、前記スペーサコロ4
4が前記感光体ドラム7の周面に当接する点x(感光体
ドラム7の周面と現像ローラ10cの周面の位置関係を
保持する位置)を中心とする仮想円yの接線z方向に向
かって長い(図24)。そして、この接線zと圧縮スプ
リング45の作用方向P(圧縮スプリング45の中心軸
線)とのなす角度θが鋭角(本実施形態では約60°)
となるよう設定されている。そこで圧縮スプリング45
のバネ圧Pは、前記長穴13c4方向に沿った分力Q
と、前記長穴13c4方向と直角な方向に作用する分力
Rとの分解される。
【0073】そして、クリーニング枠体12の一端に設
けられた丸穴12fと現像枠体13の一端に設けられた
丸穴13c4とを合わせて一方の軸41を圧入し、ま
た、クリーニング枠体12の他端に設けられた丸穴12
fと現像枠体13の他端に設けられた長穴13c4とを
あわせて他方の軸41を圧入することによって、クリー
ニング枠体12と現像枠体13とを互いに回動可能に結
合する。
【0074】このように本実施形態によれば、圧縮スプ
リング45のバネ圧Pを自由度方向に沿った分力Qと、
この分力Qと直角方向の分力Rとに分解することで、前
記圧縮スプリング45のバネ圧Pによって、前記自由度
方向(長穴方向)への付勢力を得ることができ、前記現
像ローラ10cの両端に設けられたスペーサーコロ44
をともに、感光ドラム7の周面に押圧することができ
る。このことにより、感光体ドラム7の周面と現像ロー
ラ10cの周面との隙間を精度よく維持することができ
る(本実施形態では、前記隙間を約0.3mm程度とし
ている)。
【0075】なお、本実施形態では、丸穴12f・13
2c5の直径を約3.0mm、また、長穴13c4は約
3.0x3.5mm(許容範囲は約3.0x3.2mm
〜3.0x4.5mm)、圧縮スプリング45のバネ圧
約1500g(許容範囲は約500g〜2500g)と
した。
【0076】また、本実施形態では、軸41を短軸41
a・41b構成としたが、一本の貫通軸としても勿論良
い。さらに圧縮スプリングとして板ばね等を用いても良
い。
【0077】以上説明したように、プロセスカートリッ
ジの現像手段において、その枠体構成を、現像手段枠体
と該現像手段枠体の両端面に配置された現像カバーとで
構成し、該現像カバーに、現像手段枠体の位置決め手段
と、前記現像手段の回動軸部と、付勢手段とを配置し、
一方の回動軸に、前記像担持体と前記スペーサーリング
との当接位置を中心とした仮想円の接線方向に自由度を
持たせ、付勢手段である圧縮スプリングを該自由度方向
に対して一定の角度を持たせることで、前記圧縮スプリ
ングのバネ圧を、前記自由度方向に添った分力と、外分
力と直角方向の分力とに分解し、前記圧縮スプリングの
バネ圧から前記自由度方向への付勢効果を得ることがで
きるものである。
【0078】{電気接点の電気的接続構成}次に図16
〜図22を用いて、電気接点の電気的接続構成について
説明する。本実施形態においては、プロセスカートリッ
ジBを装置本体Aに装着したい状態において、プロセス
カートリッジの有する帯電バイアス接点、現像バイアス
接点、及びアース接点が、装置本体Aに設けた帯電バイ
アス接点、現像バイアス接点、及びアース接点と電気的
に接続する。ここでプロセスカートリッジBの有する帯
電バイアス接点は、装置本体Aから帯電ローラ8へ印加
するための帯電バイアスを受けるための電気接点、現像
バイアス接点は同じく現像ローラ10cへ印加するため
の現像バイアスを受けるための電気接点、また、アース
接点は感光体ドラム7に帯電する電荷を装置本体Aへ逃
がすための電気接点である。
【0079】ここで本実施形態においては、プロセスカ
ートリッジBが装置本体Aに装着された状態で、プロセ
スカートリッジBの有する帯電バイアス接点が、装置本
体に設けられた本体帯電バイアス接点と接触する帯電バ
イアス領域と、プロセスカートリッジBの有する現像バ
イアス接点が、装置本体に設けられた本体現像バイアス
接点と接触する現像バイアス領域とが、感光体ドラム7
の軸線と直交する方向において、互いに重なり合う領域
を有する。そこで本実施形態においては、プロセスカー
トリッジBの長手方向(感光体ドラム7の軸線方向)の
長さを極力短くすることを実現した。
【0080】先ず、図16〜図19を用いて説明する。
なお図16はプロセスカートリッジBの側面図(非駆動
側の側面図)、図17はプロセスカートリッジBの転写
開口側から見た平面図(プロセスカートリッジBが装置
本体Aに装着された状態で、下方から見た平面図)、図
18はプロセスカートリッジBを模式的に描いた平面
図、及び、図19は装置本体Aの内部斜視図である。
【0081】さて本実施形態においては、プロセスカー
トリッジBは感光体ドラム7の軸線方向において、同じ
側端側に、帯電バイアス接点8a、現像バイアス接点1
0f、及び、アース接点7aを配置している。そして感
光体ドラム7の軸線方向と直交する方向において、前記
帯電バイアス接点8aと現像バイアス接点10fは感光
体ドラム7を挟んで互いに対向するように配置されてい
る。即ち、両バイアス接点8a・10fは、転写開口部
9bを挟んで配置されている。そして、帯電バイアス接
点8aは、プロセスカートリッジBを装置本体Aに装着
した状態で下方に位置するように、クリーニング枠体1
2の下面に露出して取り付けられている。但し、この帯
電バイアス接点8aは、シャッタ部材14を閉じた状態
では、このシャッタ部材14の裏側に位置する。そこで
プロセスカートリッジBを装置本体Aから取り外した状
態では、帯電バイアス接点8aはシャッタ部材14に隠
れて外からは見えない。そして、前記帯電バイアス接点
8aは、感光体ドラム7の軸線方向と直交する方向に細
長い形状であり、平坦部分8a1と前記平坦部分8a1
と連なり感光体ドラム7から遠ざかるに従って上方から
湾曲している湾曲部分8a2を有する。さらに前記帯電
バイアス接点8aは、感光体ドラム7の軸線方向におい
て、感光体ドラム7の側端をまたぐように配置されてい
る。
【0082】また現像バイアス接点10fは矩形であっ
て、プロセスカートリッジBを装置本体Aに装着した状
態で下方に位置するように、現像枠体13の下面に露出
して取り付けられている。具体的には、現像ローラ10
cの軸線方向両端に設けられた結合部材13cの内の結
合部材13cの下面に露出して取り付けられている。ま
た帯電バイアス接点8aと同様に、感光体ドラム7の軸
線方向において、感光体ドラム7の側端をまたぐように
配置されている。そして前述した通り、本実施形態にお
いては、プロセスカートリッジBが装置本体Aに装着さ
れた状態で、プロセスカートリッジBの有する帯電バイ
アス接点8aが、装置本体に設けられた本体帯電バイア
ス接点101と接触する帯電バイアス領域A1と、プロ
セスカートリッジBの有する現像バイアス接点10f
が、装置本体Aに設けられた本体現像バイアス接点10
2と接触する現像バイアス領域A2とが、感光体ドラム
7の軸線と直交する方向において、互いに重なり合う領
域を有する。したがって本実施形態によれば、プロセス
カートリッジBの感光体ドラム7の軸線方向の長さを極
力短くすることができるので、プロセスカートリッジB
の小型化を実現している。図18に示す通り、本実施形
態においては、本体帯電バイアス接点ピン101aの先
端が当接する領域A1、及び、本体現像バイアス接点ピ
ン102aの先端が当接する領域A2が、感光体ドラム
7の軸線方向において重なり合っている。また両領域A
1・A2は、感光体ドラム7の軸線方向と直交する方向
において仮想直線上に配置されている。但し、両領域は
完全に重なり合わなくても重なり合う領域を有すれば良
い。また両領域A1・A2は、本体接点ピン101a・
102aの先端面積に規定されるが、本実施形態によれ
ば、約0.2mm〜4.0mm程度の円形である。また
図18に示す通り、前記両領域A1・A2の中心は、感
光体ドラム7の軸線方向側端の内側に配置されている。
【0083】なお、図19において、101は本体側帯
電バイアス接点、102は本体側現像バイアス接点であ
って、プロセスカートリッジBの有する帯電バイアス接
点8a、及び、現像バイアス接点10fと接触する。接
点ピン101a、102aがバネ(図示せず)によって
上方へ付勢されている。そしてこの接点ピン101a・
102aは、プロセスカートリッジBを装着した状態で
は両接点8a・10fに押されて下方へ落ち込み、両接
点8a・10fと確実に接続するように構成されてい
る。また、103はアース用接点部材としての板ばねで
あって、感光体ドラムの7のアース接点7aと接触し
て、感光体ドラム7のアースを行う。またさらに、前述
した通り、22はねじりコイルばねであって、プロセス
カートリッジBに装置本体Aに装着した状態で、第1突
起18(18a)を位置決め凹部21bに押圧するもの
で、プロセスカートリッジBを安定した装着状態に維持
することができる。
【0084】ここで、プロセスカートリッジBが装置本
体Aに装着された状態で、帯電バイアス接点8aと本体
帯電バイアス接点101が電気的に接続して、装置本体
Aから帯電ローラへ帯電バイアスが印加される。また、
現像バイアス接点10fと本体現像バイアス接点102
が電気的に接続して、装置本体Aから現像ローラ10c
へ現像バイアスが印加される。さらに、アース接点7a
が板ばね103と電気的に接続して、感光体ドラム7の
アースが装置本体Aとの間で行われる。ここで帯電バイ
アス及び現像バイアスの印加は、後述する制御部38の
制御にしたがって行われる。因みに本実施形態において
は、装置本体Aから帯電ローラ8に対して、周波数約2
60Hzのサイン波形のACバイアス約2000VPP
DCバイアス約625VDCを重畳した高圧バイアスが印
加される。また、現像ローラ10cに対して、周波数約
1.8kHzの矩形波形のACバイアス約1200VPP
にDCバイアス約425VDCを重畳した高圧バイアスが
印加される。なお、重畳したバイアスに限定されるもの
ではなく、DCバイアスあるいはACバイアスを単独で
印加しても良い。
【0085】また図17において、10gは現像枠体1
3の下面に設けられたリブで搬送されてくる記録媒体を
ガイドするためのものである。また、23aは平歯ギア
であって、転写ローラの一端に設けられたギア(図示せ
ず)と噛合して、装置本体Aから受けた駆動力で転写ロ
ーラ4を回転する。なお前記平歯ギア23aは前記はす
歯ギア23と一体形成されており、かしめ23bによっ
て感光体ドラム7に固設されている。
【0086】次に、本実施形態における具体的な数値を
図18を用いて示す。但し、この数値に限定されるもの
ではなく、適宜選定されるものである。
【0087】まず、帯電バイアス接点8aの横の長さl
1は約1.0mm〜19.0mm、好ましくは約8.0
mm、縦の長さl2は約0.5mm〜18.0mm、好
ましくは約13.0mm、現像バイアス接点10fの横
の長さl3は約1.0mm〜19.0mm、好ましくは
約6.0mm、縦の長さl4は約0.5mm〜15.0
mm、好ましくは約6.0mmである。またプロセスカ
ートリッジBの長手方向(感光体ドラム7の軸線方向)
の位置決め基準面Sと帯電バイアス接点8a及び現像バ
イアス接点10fの中心との距離l5は、約259.0
mm〜261.0mm、好ましくは約260.0mmで
ある。また前記基準面Sと右第1突起18a、及び、右
第2突起19aの先端との距離l6は、約270.0m
m〜272.0mm、好ましくは約271.0mmであ
る。また感光体ドラム7の中心軸線l7と帯電バイアス
接点8aの中心との距離l8は約17.2mm〜17.
6mm、好ましくは約17.4mmである。また前記中
心軸線l7と現像バイアス接点10fの中心との距離l
9は約27.3mm〜27.7mm、好ましくは約2
7.5mmである。
【0088】ここでアース接点7aは、感光体ドラム7
の軸線と同軸にクリーニング枠体12から外方へ突出し
て設けられているドラム軸7bが兼用している。即ちド
ラム軸7bの先端面の部分に装置本体Aに設けられた板
ばね103が接触することによってアースが行われる。
そこで本実施形態ではドラム軸7bの先端面がアース接
点となる。このドラム軸7b及び他端に設けられたドラ
ム軸7cはともに、感光体ドラム7の軸線方向両側端に
位置するクリーニング枠体12の部分に取り付けられて
おり、感光体ドラム7を回転可能にクリーニング枠体1
2に支持している。そして前記ドラム軸7b・7cはと
もに、感光体ドラム7の軸線と同軸でクリーニング枠体
12の外方へ突出して設けられた前記第1突起18(1
8a・18b)の円形部分で囲まれている。
【0089】次に、感光体ドラム7の内部構成につい
て、図20を用いて説明する。本実施形態に斯かる感光
体ドラム7は、円筒状のアルミニウムからなるドラム基
体7dの外周面に有機感光層7eを塗布して構成してい
る。そして前記感光体ドラム12を図に示すようにクリ
ーニング枠体12に回動可能に取り付け、感光体ドラム
7の長手方向一方端部に固着したはす歯ギヤ23に装置
本体Aに設けた駆動モータ(図示せず)の駆動力を駆動
ギア24を介して伝達することにより、感光体ドラム7
を画像形成動作に応じて所定の方向に回転させる。
【0090】尚、前記感光体ドラム7は図20の長手方
向断面図に示すように、長手方向一方の端部に取り付け
たフランジ7fの孔に金属性の軸7bを挿入し、他方の
端部に取り付けた樹脂製のはす歯ギヤ23、及び平歯ギ
ヤ23aの孔に金属性の軸7c(本実施形態では両軸と
も鉄製)を挿入している。そして両軸7b・7cを枠体
に設けられた第1突起18a・18bにそれぞれ圧入し
て固定している。これによって、枠体12に対して回動
自在に感光体ドラム7を取り付けている。
【0091】また前記金属軸7bは導電部材であり、こ
の金属軸7bが挿入される側の感光体ドラム内面には導
電性部材7g(本実施形態ではリン青銅製)がアルミニ
ウム製のドラム基体7dの内面に接触するように設けて
あり、前記金属軸7bを挿入すると該軸7bの先端が導
電性部材7gに接触する。これにより、後述する如く感
光体ドラム7は導電性部材7g、金属軸7bを介して装
置本体側に設けられたアース用接点部材(板ばね)10
3とアースされる。
【0092】さて、本実施形態における感光ドラム7の
アース構成では、前記感光ドラム7を導電性部材7g及
び金属軸7bを介して装置本体Aのアース用接点部材
(板ばね)103にアースする際に、金属軸7bを枠体
12に設けた位置決めの第1突起18aの内側から外方
へ突出させている。そこでアース接点7aとしての金属
軸7bの先端と板ばね103との電気的接続を精度良く
行うことができる。
【0093】次に、図21を用いて、現像バイアス接点
10fから現像ローラ10cへ現像バイアスを印加する
経路について説明する。なお図21は、現像ローラ附近
の側断面図である。
【0094】本実施形態においては、現像バイアス接点
10fを有する現像バイアス接点部(板金)10hが、
非駆動側(現像ローラ10cの軸線方向において、ギア
10gの設けられていない側)に設けられた軸受部材4
6の外面に固設されている。また、電極ワイヤー10i
が、その一部を前記接点部材10hに当接し、他の一部
を前記現像ローラ10cの内面に当接している。そこ
で、接点10fの一部が本体現像バイアス接点102の
接点ピン102aの先端と当接(当接領域A2、図1
8)することによって受けた現像バイアスは、前記接点
部材10h及び電極ワイヤー10iを経由して現像ロー
ラ10cへ印加される。ここで接点部材10hは略直角
に折曲しており、その下面が接点10fとなる。
【0095】次に、図22を用いて、帯電バイアス接点
8aから帯電ローラ8へ帯電バイアスを印加する経路に
ついて説明する。なお図22は、帯電ローラ附近の側断
面図である。
【0096】本実施形態においては、帯電バイアス接点
8aを有する帯電バイアス接点部材(板金)8cが、ク
リーニング枠体12の非駆動側(感光体ドラム7の軸線
方向において、はす歯ギア23の設けられていない側)
に取り付けられている。また、導電性の樹脂で形成され
た軸受8dが帯電ローラ8の一端を回転可能に支持して
いる。さらにこの軸受8dを押圧するコイルバネ8eが
設けられており、帯電ローラ8は前記コイルバネ8eの
弾性力によって感光体ドラム7の周面に押圧している
(帯電ローラ8は感光体ドラム7に従動回転する)。そ
こで、接点8aの一部が本体帯電バイアス接点101の
接点ピン101aの先端と当接(当接領域A1、図1
8)することによって受けた帯電バイアスは、前記接点
部材8c、コイルバネ8e、及び、軸受8dを経由して
帯電ローラ8へ印加される。ここで、接点部材8cは略
直角に折曲しており、その下面が接点8aとなる。
【0097】なお前記帯電バイアス接点部材8c、現像
バイアス接点部材10h、電極ワイヤー10i、及び、
ドラム軸7bは、例えば鉄あるいは銅(燐青銅)等の電
気導電性の材質で構成されている。
【0098】次に、前述したプロセスカートリッジBを
装着可能な電子写真画像形成装置Aを制御するための制
御手段について説明する。
【0099】図23はその制御手段の構成を示すブロッ
ク図である。図において、38は装置全体の制御を行う
制御部で、例えばマイクロプロセッサ等のCPU、前記
CPUの制御プログラムや各種データを格納しているR
OM、前記CPUのワークエリアとして使用されると共
に、各種データの一時保持等を行うRAM等を備えてい
る。
【0100】また39はホストであり、例えばコンピュ
ータ或いはワードプロセッサ等であり、制御部38との
間で電気信号の交信を行う。また、前述したように、セ
ンサユニット29が装置本体Aにプロセスカートリッジ
Bが装着されていないことを検出すると、検出信号が制
御部38に送られる。すると、制御部38はエラー表示
をホスト39を介して所定のディスプレイ40に表示す
る。また更にセンサユニット29が開閉カバー20bの
開放を検出すると、その検出信号が制御部38に送ら
れ、前記と同様に制御部38はエラー表示をホスト39
を介してディスプレイ40に表示する。そこで、操作者
はディスプレイ40に表示されたエラー表示を確認する
ことによって、装置本体16にプロセスカートリッジB
が装着されていない、若しくは開閉カバー20bが閉じ
られていないことを知ることが出来る。そして、制御部
38はセンサユニット29が装置本体16にプロセスカ
ートリッジBが装着されていないこと、開閉カバー20
bが閉じられていないことの何れか一方または両方を検
出すると、装置電源33のうち高圧電源33cをオフし
て画像形成動作を行わない。尚、前記装置電源33はC
PUやレーザー等を稼動させる第1低圧電源33aと、
主としてモータ等を駆動する第2低圧電源33bと、転
写ローラ4、現像ローラ10c、帯電ローラ8に画像形
成プロセス上必要な高電圧を供給するための高圧電源3
3cの3つの電源から構成されている。これら各電源3
3(33a・33b・33c)は制御からの制御信号に
基いて、所定の値の電圧を各機器に供給する。ここで前
記現像ローラ10c、及び、帯電ローラ8はプロセスカ
ートリッジBに設けられたものである。そこでプロセス
カートリッジBを装置本体Aに装着した状態で、プロセ
スカートリッジBに設けられた帯電バイアス接点8a、
及び、現像バイアス接点10fを装置本体Aに設けた本
体帯電バイアス接点101、及び、本体現像バイアス接
点102と電気的に接続させる。そして、高圧電源33
cから前記各接点を介して現像ローラ10c及び、帯電
ローラ8に所定の値の電圧を印加する。
【0101】また更に、前記制御部38はホスト39及
びセンサユニット29等からの情報に基づき、光学手段
1、帯電手段8、現像手段10、転写手段4、定着手段
5、搬送手段3、装置電源33等を制御する。
【0102】〔他の実施形態〕次に前述した実施形態に
係るプロセスカートリッジB及び画像形成装置の各部の
他例について説明する。
【0103】前述した第1実施形態では、結合部材13
cを現像枠体本体13aにネジ留めする例を示したが、
これはネジを外すことによってプロセスカートリッジB
の分解を行い易くするためである。しかしながら、前記
結合部材13cを現像枠体13に取り付ける方法として
は、ネジ留めに限らず、例えば溶着、接着或いはフック
による弾性力を用いた係合等であってもよい。
【0104】また前述した第1実施形態では、クリーニ
ング枠体12と現像枠体13に弾性力を作用させるため
に、結合部材13cのスプリング取付部としての突起部
13c6に圧縮スプリング45を取り付けた例を示した
が、これは圧縮スプリングに限る必要はなく、例えば板
バネ等であっても同様の効果を得ることが出来る。
【0105】また前述したプロセスカートリッジBは単
色画像を形成するためのものであったが、プロセスカー
トリッジは単色の画像を形成する場合のみならず、現像
手段を複数設け、複数色の画像(例えば2色画像、3色
画像あるいはフルカラー等)を形成するカートリッジに
も好適に適用することが出来る。
【0106】また現像方法としても、公知の2成分磁気
ブラシ現像法、カスケード現像法、タッチダウン現像
法、クラウド現像法等の種々の現像法を用いることが可
能である。
【0107】また電子写真感光体としては、前記感光体
ドラムに限定されることなく、例えば次のものが含まれ
る。まず感光体としては光導電体が用いられ、光導電体
としては例えばアモルファスシリコン、アモルファスセ
レン、酸化亜鉛、酸化チタン及び有機光導電体(OP
C)等が含まれる。また前記感光体を搭載する形状とし
ては、例えばドラム状、ベルト状等の回転体及びシート
状等が含まれる。尚、一般的にはドラム状又はベルト状
のものが用いられており、例えばドラムタイプの感光体
にあっては、アルミ合金等のシリンダー上に光導電体を
蒸着又は塗工等を行ったものである。
【0108】また帯電手段の構成も、前述した第1実施
形態では所謂接触帯電方法を用いたが、他の構成として
従来から用いられているタングステンワイヤーの三方周
囲にアルミ等の金属シールドを施し、前記タングステン
ワイヤーに高電圧を印加することによって生じた正又は
負のイオンを感光体ドラムの表面に移動させ、該ドラム
の表面を一様に帯電する構成を用いても良いことは当然
である。
【0109】尚、前記帯電手段としては前記ローラ型以
外にも、ブレード型(帯電ブレード)、パッド型、ブロ
ック型、ロッド型、ワイヤ型等のものでも良い。
【0110】また感光体ドラムに残存するトナーのクリ
ーニング方法としても、ブレード、ファーブラシ、磁気
ブラシ等を用いてクリーニング手段を構成しても良い。
【0111】また本発明に係るプロセスカートリッジと
は、帯電手段、現像手段又はクリーニング手段と電子写
真感光体とを一体的にカートリッジかし、このカートリ
ッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするもので
ある。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少
なくとも一つと電子写真感光体とを一体的にカートリッ
ジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものであ
る。更に、少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一
体的にカートリッジ化して装置本体に着脱可能とするも
のをいう。
【0112】更に前述した実施形態では電子写真画像形
成装置として電子写真レーザービームプリンタを例示し
たが、本発明はこれに限定する必要はなく、例えば電子
写真LEDプリンタ、電子写真複写機、電子写真ファク
シミリ装置、或いは電子写真ワードプロセッサ等の他の
電子写真画像形成装置に使用することも当然可能であ
る。また実施形態で示したプロセスカートリッジ方式に
限定されるものではなくて、プロセスカートリッジ方式
を用いない電子写真画像形成装置においても本発明を適
用することが可能である。
【0113】
【発明の効果】本発明によれば、電子写真感光体と現像
手段との位置関係を、その軸線方向にわたって精度良く
維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るプロセスカートリッジ
を装着した画像形成装置の全体構成を示す模式説明図で
ある。
【図2】プロセスカートリッジの構成模式説明図であ
る。
【図3】プロセスカートリッジの外観説明図である。
【図4】プロセスカートリッジを装置本体に挿入すると
きの位置決め装着構成及び非検出部材と装着検出部材を
関係を示す説明図である。
【図5】プロセスカートリッジを装置本体に装着したと
きの位置決め装着構成及び被検出部材と装着検出部材の
関係を示す説明図である。
【図6】クリーニング枠体に設けた位置決め突起の構成
説明図であり、(a)は右側面図(b)は左側面図であ
る。
【図7】レーザーシャッタ及びセンサユニットの平面模
式説明図である。
【図8】開閉カバーを開き、プロセスカートリッジを装
着していない状態の開閉カバーの開閉検出と、プロセス
カートリッジの有無検出構成の模式説明図である。
【図9】プロセスカートリッジを装着して開閉カバーを
閉じた状態の開閉カバーの開閉検出と、プロセスカート
リッジの有無検出構成の模式説明図である。
【図10】クリーニング枠体に設けた被検出部材の側面
説明図である。
【図11】クリーニング枠体に設けた被検出部材の平面
説明図である。
【図12】現像枠体の構成断面説明図である。
【図13】本発明の一実施形態に係る現像枠体の構成説
明図である。
【図14】結合部材の拡大説明図である。
【図15】クリーニング枠体と現像枠体の付勢説明図で
ある。
【図16】プロセスカートリッジBの側面図(非駆動
例)である。
【図17】プロセスカートリッジBの転写開口側から見
た平面図である。
【図18】プロセスカートリッジBの模式的に描いた平
面図である。
【図19】装置本体Aの内部斜視図である。
【図20】感光体ドラムの内部構成を示す断面図であ
る。
【図21】現像ローラ附近の側断面図である。
【図22】帯電ローラ附近の側断面図である。
【図23】制御ブロック図である。
【図24】プロセスカートリッジBの側面図である。
【符号の説明】
A 画像形成装置 B プロセスカートリッジ 1 光学手段 2 記録媒体 3 搬送手段 4 転写ローラ 5 定着手段 6 排出部 7 感光体ドラム 8 帯電ローラ 8a 帯電バイアス接点 8c 帯電バイアス接点部材 9a 露光開口部 9b 転写開口部 10 現像手段 10f 現像バイアス接点 10h 現像バイアス接点部材 10i 電極ワイヤー 11 クリーニング手段 12 クリーニング枠体 12a 把手部 12b ボス 12c 孔 12f 穴 13 現像枠体 13a 現像枠体本体 13a1 トナー室部 13a2 現像室部 13a3 トナー供給開口 13a4 シール取付面 13a5 位置決め穴 13a6 現像ローラ取付部 13a7 ネジ孔 13b 壁部材 13b1 トナー室壁部 13b2 現像室壁部 13b3 位置決め穴 13c 結合部材 13c1,13c2 ボス 13c3 結合腕部 13c4,13c5 結合孔 13c6 突起部 13c7 ネジ孔 14 シャッタ部材 14a 軸 14b シャッタ突起 14c 露光シャッタ部 14d 転写シャッタ部 14e アーム部 15 バネ 17 外装カバー 17a 軸 17b 開閉カバー 18 第1突起 18a 右第1突起 18b 左第1突起 19 第2突起 19a 右第2突起 19b 左第2突起 20 外装カバー 20a 軸 20b 開閉カバー 20b1 リブ 20b2 リブ 21 ガイド部材 21a ガイド溝 21b 位置決め凹部 22 ねじりコイルバネ 22a 軸 22b 係止部 23 ドラムギア 24 駆動ギア 25a 右連結突起 25b 左連結突起 26 レーザーシャッタ 26a シャッタ部 26b ストッパー 26c 当接部 27 ガイド 28 付勢バネ 29 センサユニット 30 開閉検出部材 30a 回動先部 30b 回動元端 31 装着検出部材 31a 回動先部 31b 回動元部 32 フォトインタラプラ 33 装着電源 33a 第1低圧電源 33b 第2低圧電源 33c 高圧電源 34 軸 35 被検出部材 37 凹部 38 制御部 39 ホスト 40 ディスプレイ 41 軸 42 シール 43 シール部材 44 スペーサコロ 45 圧縮スプリング 46 軸受部材 46a 受け孔 46b 位置決め孔 101 本体帯電をバイアス接点 101a 接点ピン 102 本体現像バイアス接点 102a 接点ピン

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能な
    プロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体と、前
    記電子写真感光体に形成された潜像を現像するための現
    像手段と、前記電子写真感光体を有する第一のフレーム
    と、前記現像手段を有する第二のフレームと、前記第一
    のフレームと第二のフレームとを互いに回動可能に結合
    するための軸と、前記電子写真感光体の軸線方向に対し
    て一端側に設けられた前記軸を、前記電子写真感光体と
    現像手段の位置関係を保持する位置を中心とする仮想円
    の接線方向に向かって可動状態で支持し、他端側に設け
    られた前記軸は位置決めした状態で支持する支持手段
    と、前記第一のフレームと第二のフレームとに弾性力を
    作用する圧縮スプリングと、を有し、前記接線方向と前
    記圧縮スプリングの作用方向とのなす角度が鋭角である
    ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記支持手段は、前記カートリッジフレ
    ームに前記電子写真感光体の軸線方向に対して一端側に
    設けられた長穴と、他端側に設けられた丸穴と、を有す
    るカートリッジフレームであることを特徴とする請求項
    1記載のプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 プロセスカートリッジを着脱可能で、記
    録媒体に画像を形成するための電子写真画像形成装置に
    おいて、 a、電子写真感光体と、前記電子写真感光体に形成され
    た潜像を現像するための現像手段と、前記電子写真感光
    体を有する第一のフレームと、前記現像手段を有する第
    二のフレームと、前記第一のフレームと第二のフレーム
    とを互いに回動可能に結合するための軸と、前記電子写
    真感光体の軸線方向に対して一端側に設けられた前記軸
    を、前記電子写真感光体と現像手段の位置関係を保持す
    る位置を中心とした仮想円の接線方向に向かって可動状
    態で支持し、他端側に設けられた前記軸は位置決めした
    状態で支持する支持手段と、前記第一のフレームと第二
    のフレームとに弾性力を作用する圧縮スプリングと、を
    有し、前記接線方向と前記圧縮スプリングの作用方向と
    のなす角度が鋭角であるプロセスカートリッジを取り外
    し可能に装着するための装着手段と、 b、前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有す
    ることを特徴とする電子写真画像形成装置。
  4. 【請求項4】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能な
    プロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体と、前
    記電子写真感光体に形成された潜像を現像するための現
    像手段と、前記電子写真感光体を有する第一のフレーム
    と、前記現像手段を有する第二のフレームと、前記第一
    のフレームと第二のフレームとを互いに回動可能に結合
    するための軸と、前記電子写真感光体の軸線方向に対し
    て一端側に設けられた、前記軸と嵌合する円形嵌合穴
    と、前記電子写真感光体の軸線方向に対して他端側に設
    けられた、前記軸と係合する長穴と、ここで前記長穴
    は、前記電子写真感光体と現像手段の位置関係を保持す
    る位置を中心とする仮想円の接線方向に向かって長い、
    前記第一のフレームと第二のフレームとに弾性力を作用
    する圧縮スプリングと、を有し、前記接線方向と圧縮ス
    プリングの作用方向とのなす角度が鋭角であることを特
    徴とするプロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記円形嵌合穴は、前記電子写真感光体
    の軸線方向に対して、前記第一のフレームの一端側と他
    端側にひとつずつ設けられており、また、前記第二のフ
    レームの一端側に設けられていることを特徴とする請求
    項4記載のプロセスカートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記長穴は、前記電子写真感光体の軸線
    方向に対して、前記第二のフレームの他端側に設けられ
    ていることを特徴とする請求項4、請求項5記載のプロ
    セスカートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記軸は、前記電子写真感光体の軸線方
    向に対して、前記第一のフレームの一端側に設けられた
    円形嵌合穴と、前記第二のフレームの一端側に設けられ
    た円形嵌合穴とに貫通する第一の軸と前記第一のフレー
    ムの他端側に設けられた円形嵌合穴と、前記第二のフレ
    ームの他端側に設けられた長穴とに貫通する第二の軸と
    を有することを特徴とする請求項4、請求項5、請求項
    6記載のプロセスカートリッジ。
  8. 【請求項8】 前記電子写真感光体と現像手段の位置関
    係を保持する位置は、前記現像手段としての現像ローラ
    の両端部に設けられているスペーサーコロがドラム形状
    の前記電子写真感光体の周面両端部に当接している位置
    であることを特徴とする請求項4、請求項5、請求項
    6、請求項7に記載のプロセスカートリッジ。
  9. 【請求項9】 前記嵌合穴は直径が3.0mmであることを
    特徴とする請求項5、請求項6、請求項7、請求項8に
    記載のプロセスカートリッジ。
  10. 【請求項10】 前記長穴は3.0x3.2mm〜3.0x4.5mmであ
    ることを特徴とする請求項4、請求項5、請求項6、請
    求項7、請求項8、請求項9記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  11. 【請求項11】 更に前記第一のフレームには、前記電
    子写真感光体に帯電を行うための帯電ローラと、前記電
    子写真感光体に残留するトナーを除去するためのクリー
    ニングブレードとを有することを特徴とする請求項4、
    請求項10に記載のプロセスカートリッジ。
  12. 【請求項12】 プロセスカートリッジを着脱可能で、
    記録媒体に画像を形成するための電子写真画像形成装置
    において、 a、電子写真感光体と、前記電子写真感光体に形成され
    た潜像を現像するための現像手段と、前記電子写真感光
    体を有する第一のフレームと、前記現像手段を有する第
    二のフレームと、前記第一のフレームと第二のフレーム
    とを互いに回動可能に結合するための軸と、前記電子写
    真感光体の軸線方向に対して一端側に設けられた、前記
    軸と嵌合する円形嵌合穴と、前記電子写真感光体の軸線
    方向に対して他端側に設けられた、前記軸と係合する長
    穴と、ここで前記長穴は、前記電子写真感光体と現像手
    段の位置関係を保持する位置を中心とする仮想円の接線
    方向に向かって長い、前記第一のフレームと第二のフレ
    ームとに弾性力を作用する圧縮スプリングと、を有し、
    前記接線方向と前記圧縮スプリングの作用方向とのなす
    角度が鋭角であるプロセスカートリッジを取り外し可能
    に装着するための装着手段と、 b、前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有す
    ることを特徴とする電子写真画像形成装置。
JP7199665A 1995-08-04 1995-08-04 プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 Withdrawn JPH0950224A (ja)

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