JPH09502041A - 高速フラッシュepromプログラミング、プリプログラミング回路構造 - Google Patents

高速フラッシュepromプログラミング、プリプログラミング回路構造

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JPH09502041A JP5518733A JP51873393A JPH09502041A JP H09502041 A JPH09502041 A JP H09502041A JP 5518733 A JP5518733 A JP 5518733A JP 51873393 A JP51873393 A JP 51873393A JP H09502041 A JPH09502041 A JP H09502041A
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Abstract

(57)【要約】 高速フラッシユEPROMプログラミング、プリプログラミング回路構造フラツシユEPROMのような浮遊ゲート記憶トランジスタのプリプログラミング、特に1ブロックまたはアレイの浮遊ゲート記憶トランジスタのプリプログラミングの高速化のための回路は、プログラムされるべきフラッシュEPROMの制御ゲートおよびソースに渡ってゲートプログラミング電位を供給する制御可能な電圧源を含む。プログラミング間隔中にゲートプログラミング電位が時間の関数として変化するよう電圧源を制御して、選択された浮遊ゲート記憶トランジスタを所定量の電荷移動によりプログラムするのに要する時間を減少させる制御回路が備えられる。電圧を一定にしたままワード線電圧を変化させる。より低いワード線電圧で始め、プログラミング間隔中にに高ワード線電圧まで増加することによって、プログラミング速度が増加し、プログラムされた浮遊ゲート記憶トランジスタに対する高い最終ターンオンしきい値電圧が達成される。また、プリプログラミングを高速化するために、単一のプログラミング間隔中に4本のワード線に並列にプログラミング電位が印加される。更に、プログラミング速度を改良するためにプログラムされているセルの負荷を調節する。

Description

【発明の詳細な説明】 高速フラッシュEPROMプログラミング、プリプログラミング回路構造 発明の背景 発明の分野 本発明は、消去可能、プログラム可能な不揮発性メモリ集積回路の構造に関し 、特に、フラッシユEPROMやEEEPROMセルなどの、装置中のメモリセ ルをプログラミング、プリプログラミングするための回路に関する。従来の技術の説明 集積回路技術に基づいた不揮発性メモリは応用分野を拡大しつつある。一般的 な不揮発性メモリセルは、標準的なEEPROMやフラッシュEPROMなどの 電気的に消去可能、プログラム可能な読みだし専用メモリ(EEPROM)とし て知られている。 フラッシュEPROM,EEPROM技術の両方とも、ソース、チャンネル、 ドレイン、チャネルからなり、チャンネル上の浮遊ゲート及びその浮遊ゲートか ら隔離された制御ゲートを備えたメモリトランジスタを基礎としている。セルを プログラミングする技術には、浮遊ゲートを電子で充電して、メモリセルのター ンオンしきい値を増大させる方法がある。フラッシュEPROMは代表的には、 ホットエレクトロン法を用いてセルを充電する。プログラムされる場合、当該セ ルはターンオン("turn on")しない。すなわち、その制御ゲートに印加された 読出し電位でアドレス指定されているときに は、非導通のままである。セルを消去する技術には、電子を浮遊ゲートから除去 してしきい値を下げる方法がある。しきい値が低いと、制御ゲートへの読出し電 位でアドレス指定されるときセルはターンオンする。 従来技術によるフラッシユEPROMのプログラミングおよび消去モードは、 Kreifels等によって発明された米国特許第5、053、990号に記載 されている。また、Jungrothによって発明され、”VOLTAGE M ARGINING CIRCUIT FOR FLASH EPROM“という タイトルの米国特許第4、875、118号、更に、Advance Info rmation,Adavanced Micro Device社.のAm2 8F020,262,144 X 8 Bit CMOSフラッシュメモリも参 照されたい。 また、浮遊ゲートメモリセルを消去する従来技術には、メモリアレイ全体を一 つの動作で消去するものがある。 セルを消去し、消去されつつあるブロック全体から適量の電荷を確実に除去す るために、チップ内の全てのセルが既知の状態(00(16進))にプリプログ ラム(消去前プログラム)される。このようにして、チップが消去されるとき、 全てのメモリセルは、当初、浮遊ゲートにほとんど同じ量の電荷が与えられる。 しかし、チップ消去動作におけるプリプログラミング段階にはかなりの時間を要 する。消去されるべきブロックの各バイトがプログラムされなければならず、そ の後プログラミングが成功したことを検証しなければならない。チップ全体がプ リプログラムされ、検証された後で初めて、消去動作を行いうる。 従って、フラッシュEPROMのような浮遊ゲートメモリ装置の高速プログラ ミング及びプリプログラミング技術を提 供することが要望される。 本発明は、浮遊ゲート記憶トランジスタのプログラミングを高速化する回路、 特に浮遊ゲート記憶トランジスタからなるブロックまたはアレイのプログラミン グを高速化する回路を提供する。 上記回路は、プログラムされるべき浮遊ゲートトランジスタの制御ゲートおよ びドレインに渡ってゲートプログラミング電位を供給し、電荷を浮遊ゲートに移 動させる制御可能な電圧源を有する。また、選択された浮遊ゲートトランジスタ を所定量の電荷移動によりプログラムするのに要する時間を減少させるために、 電圧源を制御してプログラミング間隔中にゲートプログラミング電位を時間の関 数として変化させる制御回路が提供される。好適なシステムでは、ワード線電圧 は変化させるが、ドレイン電圧は一定に保たれる。低いワード線電圧で開始し、 プログラミング間隔中に高いワード線電圧まで高めることによって、プログラミ ング速度は増大し、プログラムされた浮遊ゲート記憶トランジスタの高い最終タ ーンオンしきい値電圧が達成される。 更に、複数のメモリセルからなるセクタのプリプログラミング又はプログラミ ングを高速化するために、好適なシステムにおいて、4本のワード線(4Xワー ド線)の各線上の1バイトに、又は、単一のプログラミング間隔の間に並列的に 単一のワード線の並列な4バイト(4Xビット線)に、プログラミング電位が印 加される。これによって、従来技術の(プリプログラミングに利用されるような )セクタプログラミングの速度が4倍になる。 上記制御回路は電圧源を制御して、プログラミング中にゲートプログラミング 電位が初期電位から最終電位まで増加するようにできる。好適な実施例において 発生する波形は、第 1のプログラミング電位から開始し、プログラミング間隔中に第2の電位に上昇 し、最終的にプログラミング間隔の間に第3のプログラミング電位に段階的に上 昇する、3レベル段階を有する。代わりに、2レベル段階でもよく、また特殊な 態様の必要に応じて、より連続的に増大するアルゴリズムを適用してもよい。 本発明の別の側面によれば、プログラミング速度は、プログラミング間隔中に ビット線上の負荷抵抗を制御することによって高めることができる。特に、本発 明に係わるプログラミング回路は、プログラミング中に選択されたビット線の負 荷抵抗を減少させる回路を含むことができる。これによって、プログラムされる べきセル上の負荷線の傾きを増大させ、それによって電荷注入動作の効率を高め る効果が得られる。 本発明の更に別の側面によれば、プログラミング回路が、区分可能なフラッシ ュEPROMに付加され、それによって、ブロックとチップの消去動作が支援さ れる。 要するに、フラッシュEPROM集積回路のプログラミング中に、段階的に変 化する或いは増加するプログラミング電位を用いて良好なプログラミング性能が 達成できる。また、段階的に変化するワード線電圧とともにプログラム電位を増 加させることによって、過消去セルのプログラミングがより成功しやすくなる。 さらに、プリプログラミング中に、特に、プログラミング中の特定のセルの負荷 抵抗が比較的高い区分構造において、複数のセルを並列にプログラミングする技 術は、集積回路の性能を更に改良できる。また、プログラミング中にセル上の負 荷線を調節することによって、プログラミング速度を更に増大できる。 本発明の他の側面および利点は、図面、以下の詳細な説明、添付の特許請求の 範囲を参照することによって明らかになる だろう。 図面の簡単な説明 図1は本発明によるフラッシュEPROM集積回路の概略ブロック図である。 図2は本発明による区分化可能なフラッシュEPROMアレイ構成の概略図で ある。 図3は本発明による浮遊グート記憶セルに対するプログラミング速度およびプ ログラミング電位を示すグラフである。 図4は12Vのプログラミング電位での従来技術のフラッシュEPROMの実 験曲線のプロットである。 図5は12Vおよび10Vのプログラミング電位での、図2のアレイにおいて 用いられるコンタクトの無い仮想の接地フラッシュEPROMセルの実験曲線の プロットである。 図6はプリプログラミングの間に図2のアレイのビット線の負荷を制御する回 路の概略図である。 図7は図1の回路に用いる制御可能な電圧源の概略図である。 図8は本発明の好適実施例によるプログラミング間隔の間の時間の関数として のプログラミング電位を示す。 図9は本発明の好適実施例による時間の関数としての、代替的な、より連続し たプログラミング電位を示す。 図10A−10Cは本発明による前プログラミングを伴った組込みの消去動作 を示すフローチャートである。 詳細な説明 以下に、図面を参照して、本発明係わる好適な実施例を詳細に説明する。図1 は本発明に係わる集積回路の機能的概略図である。図2および図3は本発明に係 わる区分されたフラッシュEPROMアレイの実施態様に関する詳細図である。 図3ー5は本発明の動作を説明するのに用いるグラフである。図6および図7は 、本発明に係わるフラッシュEPROMのプログラミングおよび前プログラミン グ速度を増大するための回路を示す。図8および図9は、他のプログラミング電 位波形を示す。図10a−10cは、フラッシュEPROMに関する改良された プリプログラミング速度を実現する予め組み込まれたブロックレベル消去ルーチ ンを示す。システムの概略(図1および図2) 図1に示すように、フラッシュEPROMメモリアレイ11を含む集積回路、 包括して10、が与えられる。フラッシュEPROMメモリアレイ11はワード 線ドライバ12および列選択(カラムセレクト)回路13を用いてアドレス指定 される。アドレスデコーダ/発生器14は、ワード線ドライバ12および列選択 回路13を制御するのに用いられる。 フラッシュEPROMは、公知のように、読出しモード、プログラムモード、 プログラム確認モード、消去モード(プログラム及び確認段階を含む)、消去確 認モード等の複数のモードを含む。従って、コマンドロジック15が備えられ、 これにより集積回路のモードがユーザ入力によって応答して制御される。 コマンドロジック15は、以下に説明するブロック消去モードにおいて用いら れるような付加コマンドで、標準的なフラッシュEPROM(例えば、カリフォ ルニア州サニーバーレにあるAdvanced Micro Device社に よって製造されたAm28F020メモリチップ)についてなされるようにして 実現できる。コマンドロジック15によって出されたコマンドに応答して、モー ド制御回路16はモード制御信号を発生する。この信号は矢印17に示すように チップ全体の渡って分配され、予め組み込まれた消去動作を制御する。 集積回路の動作のモードを支持するために、多レベルプログラムモードを含む 制御された電圧源18が備えられる。この制御された電圧源は、メモリアレイ1 1内のセルの制御ゲートに印加される電圧を制御するワード線ドライバ12に接 続される。また、仮想接地及び消去高電圧回路19がアレイ11に接続され、モ ード制御信号に応答して制御される。最後に、センスアンプ/プログラムデータ 入力構造体20が列選択回路13の出力に接続される。センスアンプはライン2 1にデータを出力する。また、ライン21のデータは、消去およびプログラム確 認モードで用いられる検証回路22に供給される。検証回路22は図示のように モード制御回路16に接続される。センスアンプ及びプログラムデータ入力構造 体20はまた、以下に説明するように、モード制御に応答する。特に、前プログ ラミングまたはプログラミングの間、ビット線の負荷はプログラミング速度を増 大するように調節される。 アドレスデコーダ/発生器14も、モード制御信号に応答する。プリプログラ ミングおよび消去の間、アドレス発生器は、ブロック及びチップ消去機能に対す るアドレス指定順序を発生するように使用可能にされる。また、プリプログラミ ングの間、アドレス発生器は、例えば、単一のプログラミング間隔の間に4本の ワード線を駆動する(energizing)ことによって、4個のセルを並列にプリプロ グラムするように使用可能にされる。これを実現するために、発生器の出力のワ ード線アドレスの2つの最下位ビットはマスクされ、4本のワード線は全て、並 列に駆動される。 本発明に係わるフラッシュEPROMメモリアレイ11は、 区分可能な構造を有しており、ブロック及びチップ消去動作を可能にする。 図2は仮想接地セル構造を有する、本発明に係わる好適な区分可能アレイ構造 を示す。このアレイは、1992年1月22日に出願され、”NON−VOLA TILE MEMORY CELL AND ARRAY ARCHITECH TURE“と題された同時係属の米国特許出願第07/823、882号に記載 されているようなフラッシュEPROM回路用のドレインーソースードレイン構 造を用いる。ちなみに、上記出願は、現在かつ両発明の時点で、本出願と同じ譲 受人によって所有され、この明細書には技術の水準(state of the art)を示す ための情報として引用されている。 上記回路は第1のローカルビット線10および第2のローカルビット線11を 有する。第1、第2のローカルビット線10、11は埋め込み拡散導体によって 実現される。この回路は埋め込み拡散によって実現されるローカル仮想グランド 線12も含む。それぞれ、ゲート、ドレイン、ソースを有する複数個の浮遊ゲー トトランジスタが、ローカルビット線10、11およびローカル仮想グランド線 12に接続される。その複数のトランジスタのソースはローカル仮想グランド線 12に接続される。第1列のトランジスタ、包括的に13、のドレインは第1の ローカルビット線10に接続され、第2列のトランジスタ、包括的に14は第2 のローカルビット線11に接続される。浮遊ゲートトランジスタのゲートはワー ド線WL0ーWLN に接続される。この場合、各ワード線(例えば、WL1)は、 第1のローカルビット線10内のトランジスタ(例えば、トランジスタ15)お よび第2のローカルビット線11内のトランジスタ(例えば、トランジスタ16 )の両方のゲートに接続される。従って、トランジスタ15お よび16はソース拡散領域を共有することになる。 浮遊ゲートを充電することはフラッシュEPROMセルに対するプログラムス テップと呼ばれる。これは、ゲートーソース間の大きな正電圧を、ドレインーソ ース間に正電圧(例えば、6V)を設定することによって、ホットエレクトロン の注入を通して実現できる。 浮遊ゲートを放電することは、フラッシュEPROMセルに対する消去ステッ プと呼ばれる。これは、浮遊ゲートーソース間(ソース消去)、又は浮遊ゲート ー基板間(チャンネル消去)のF−N(Fowler−Nordheim)トン ネリング機構を通じて行なわれる。ソース消去は、ゲートを接地するか、負にバ イアス(例えば、−7V)したまま、ソースに正のバイアス(例えば、12V、 又は7V)を印加することによって実行される。チャンネル消去はゲートに負の バイアスを印加するか、基板に正のバイアスを印加するかの少なくともいずれか をして実行される。 第1のグローバルビット線17および第2のグローバルビット線18は各ドレ インーソースードレインブロックと結びついている。第1のグローバルビット線 17は、金属ー拡散コンタクト55を介して上部ブロック選択トランジスタ19 のソースに接続されている。同様に、第2のグローバルビット線18は、金属− 拡散コンタクト56を介して上部ブロック選択トランジスタ21のソースに接続 されている。上部ブロック選択トランジスタ19、21のドレインはそれぞれ、 第1、第2のローカルビット線10、11に接続されている。上部ブロック選択 トランジスタ19、21のゲートは接続線23上の信号TBSELAによって制 御される。 ローカル仮想グランド線12は、下部ブロック選択トランジスタ65Aを介し て導体54Aに渡って仮想グランド端子 に接続されている。下部ブロック選択トランジスタ65Aのドレインはローカル 仮想グランド線12に接続されている。下部ブロック選択トランジスタ65Aの ソースは導体54Aに接続されている。下部ブロック選択トランジスタ65Aの ゲートはライン26を通る下部ブロック選択信号BBSELAによって制御され る。好適なシステムでは、導体54Aは、アレイを通って水平方向に離れた位置 の金属−拡散コンタクト60Aまで延びる埋め込み拡散導体であり、この金属− 拡散コンタクト60Aは垂直の金属仮想接地バス25に対するコンタクトとなる 。 グローバルビット線は、アレイを通って、対応する列選択トランジスタ70、 71まで延び、そこを通って、選択されたグローバルビット線がセンスアンプ及 びプログラムデータ入力回路(図示しない)に接続される。こうして、列選択ト ランジスタ70のソースはグローバルビット線17に接続され、そのゲートは列 デコード信号Yn0に接続され、そのドレインは導体29に接続される。そして、 その導体29はセンスアンプ及びプログラムデータ入力回路に接続される。 図1に示されるようなフラッシュEPROMアレイは、図2に示されるような 複数のサブアレイで構成される。図2は比較的大きな集積回路内の二つのサブア レイを示す。これらのサブアレイはおおよそ、点線50に沿って分割され、線5 0よりだいたい上のサブアレイ51A,および線50よりだいたい下のサブアレ イ51Bからなる。セルの第1のグループ52は、所定のビット線対(例えば、 ビット線17、18)に沿ってセルの第2のグループ53とのミラーイメージで 配置される。そのビット線対の上に進めば、メモリサブアレイは、仮想グランド 導体54A,54B(埋め込み拡散)および金属ー拡散コンタクト55、56、 57、58を共有する ように裏返される。仮想グランド導体54A,54Bはアレイを水平に横切って 、金属−拡散コンタクト60A,60Bを介して垂直のグランド金属線25まで 延びる。こうして、サブアレイのレイアウトは、グローバルビット線に対する2 つのトランジスタの列毎に2つの金属コンタクトピッチを必要とし、金属仮想グ ランド線25に対するサブアレイ毎に1つの金属コンタクトピッチを必要とする 。 さらに、4個のサブアレイ(その内2個が図2に示されている)は、上部およ び下部のブロック選択信号TBSELA,TBSELB,BBSELA,BBSE LBによって与えられる付加デコードのためにワード線信号を共有しても構わな い。プログラム動作又は消去動作の間に、プログラム電位又は消去電位は、下部 ブロック選択トランジスタによって選択されたブロックにだけ印加される。 本発明の一つの側面によれば、その間にメモリセルのアレイ全体又は一部がプ ログラムされるプリプログラミング動作や他のプログラミング動作の間に、複数 バイトの並列プログラミングが提供される。好適な実施例において、ワード線信 号を共有する4個のサブアレイが並列に駆動されるので、4個のサブアレイの各 々の1バイトのデータが並列にプログラムされる。こうして、サブアレイ毎に1 ビットが記憶されている、8ビットバイトの場合では、8組のサブアレイが並列 に駆動して4バイトを並列にプログラムされる。 このやり方で、4個のサブアレイの各々に対する信号BBSELAを駆動して 各々のサブアレイを、コンタクト60Bとライン25を介してアレイグランドに 接続する。これによって、4ビットを並列にプログラムするための電流が生じ、 4個のサブアレイの各組に対する所定のビット線を通って供給される。この場合 のビット線の負荷は図6に関して以下で説 明されるように制御される。 代わりのシステムでは、単一のサブアレイの中から取られる4ビット(プログ ラムされている4バイトの各々から1ビット)と並列に4バイトをプログラムし てもよい。これは、TBSEL信号を用いてサブアレイの列毎に単一のサブアレ イを駆動することによって実現できる。ワード線は以前と同様、駆動されるが、 TBSEL信号が付勢されないサブアレイはプログラム動作のために電流を流さ ない。単一のサブアレイの4ビットは列選択信号YNを用いて1本のデータ線2 9上に選択される。この代替実施例では、信号YNによって駆動される列選択ト ランジスタは一つのセルをプログラムするための電流を流すに過ぎない。従って 、この代わりのやり方は、本発明の幾つかの応用分野で好適に採用できる。 理解できるように、本発明に係わる構成によれば区分化されたフラッシュEP ROMアレイを実現できる。これは有用であって、読出し、プログラミング、消 去サイクルの間、非選択のサブアレイのトランジスタのソースおよびドレインが 、ビット線および仮想グランド線上の電流および電圧から絶縁される。従って、 読出し動作の間は、非選択のサブアレイからの漏れ電流は、ビット線の電流には 寄与しないので、感知性能が改良される。プログラムおよび消去動作の間は、仮 想の接地線、およびビット線の高電圧は非選択のブロックから隔離される。これ によって、区分された消去動作が可能となる。 プログラム可能性の見地からして、図2のコンタクトの無い仮想グランドセル は従来のNORアレイフラッシュEPROMセルに比較して欠点がある。特に、 埋め込み拡散ローカルビット線、上部および下部の選択トランジスタの余分の抵 抗のためにプログラミングの経路(path)に余分の負荷抵抗 が加わることになる。上部ブロック選択トランジスタ19、21を付加すること で、Y方向の非常に詰まったセルレイアウトの要請にかなう隣接したサブアレイ とのワード線の共有化が可能になる。このトランジスタについては、セルピッチ のX方向に圧縮しなければならないので、トランジスタの幅は非常に狭く、等価 抵抗は3000オーム程に高くなるかもしれない。しかし、下部のブロック選択 トランジスタ65Aのコンダクタンスは、隣接したビット線の間で分配されるの で、非常に良い。 本発明に係わる好適なメモリアレイでは、コンタクトの無い仮想グランドセル の余分の負荷が、メモリセルをプログラムするのに利用できる電圧を減少させ、 また高電圧でのプログラミングの効率を減少させるため、プログラミング速度は 減少する傾向にある。メモリセルのプログラミング特性が図3に示されている。 12Vの一定のゲートードレイン電圧に対しては曲線100で、10Vの一定の ゲートードレイン電圧に対しては曲線101で、2段階のゲートードレイン電圧 に対しては曲線102で示されている。3つのモードの各々におけるゲートード レイン電圧の波形は図3の下の部分に示されている。かくして、12Vだけのゲ ートードレイン電圧曲線100については、その電圧は、線103によって示さ れるように、12Vの所で一定になる。10Vだけのゲートードレイン電圧曲線 101については、その電圧は、線104によって示されるように10Vのまま である。曲線102の2段階プログラミング法については、ゲートードレイン電 圧は、太線105で示されるように階段状に変化する。 図3の上のグラフは、プログラミング間隔の時間と達成されるしきい値電圧V Tの関係を示す。図からわかるように、曲線100は、最終的には比較的高いし きい値となるが、プ ログラムは10Vだけの曲線101の場合より遅い。10Vだけの曲線101は 最終のVT電圧はそれほど高くないが、プログラミング段階の最初の部分で急激 な上昇があり、次いで横這いになる。 10Vのみの曲線101の非常に急激な上昇、および12Vのみの曲線100 の高しきい値電位を利用すべく、曲線105によって示されるような2段階プロ グラミング電位を本発明に従って適用できる。これによって、曲線102、すな わち、最初の10Vの段階では急激に上昇し、次の12Vの段階でも、12Vプ ログラミング電位で達成できる高プログラミング電位まで急激に上昇し続ける曲 線が実現される。また、高しきい値電圧を達成する時間は、プログラミング間隔 の間に時間の関数として増大するプログラミング電位を用いることにかなり減少 する。 図4および図5の曲線は、コンタクトの無い、仮想のグランドアレイにおける 本発明による制御されたプログラミング電位が必要であることの事情を示す。特 に、従来のNORアレイに対する従来技術による曲線が図4に示されている。こ の曲線は、非常に急な負荷線、包括して200、および一部の区間の比較的大き なプログラミング電流(100マイクロアンペア以上)、包括して201を特徴 としている。また、セルプログラミングは曲線の膝状の部分202で始まる。膝 状部分202と負荷線200の間の距離は比較的良好である。これによって、従 来のフラッシュEPROMのプログラミング動作に対する高い効率が得られる。 これに対して、コンタクトの無い、仮想グランドセルに関する曲線が図5に示 されている。この図には過消去のセルをエミュレートするための12Vのプログ ラミング電位に対する第1曲線210と10Vのプログラミング電位に対する第 2曲線211が示されている。また、図4の負荷線に比べてかなり斜めの負荷線 213も示されている。この傾斜は上述した、セルの増加した抵抗によるもので ある。 12Vのプログラミング電位に対する曲線210の膝状部分212は負荷線2 13に極めて近く、より低いドレイン・オーバドライブ電圧を示す。これによっ て、初期段階におけるプログラミングの効率が減少し、プログラミングに要する 時間が増加する。図から理解できるように、曲線211に沿った10Vプログラ ミング電位に関しては、膝状部分214と負荷線との間の距離によって表される ドレイン・オーバドライブ電圧は12V曲線210の場合よりもかなり大きい。 それ故、プログラミング効率は増大する。 更にまた、図5のプロットは、DCプログラミング電流が本発明によるコンタ クトの無い、仮想のグランドセルでは極めて小さいことを示している。この小さ なプログラミング電流と、プログラミングデータがプリプログラミングの間1ブ ロック内の全てのセルに対して同じであるという事実を利用して、上記した予め 組込まれた消去動作により4個のセルが並列にプリプログラムされ、検証される 。また、同じプログラミング負荷線を仮定した場合、より大きなドレイン・オー バードライブ電圧により、プログラミング間隔の初めの間、プログラミング電位 が低いとそれだけプログラミング速度が速くなるので、本発明にかかわるセルは プログラミング間隔の初めの間、より低いプログラミング電位でプログラムされ る。プログラミング間隔の最後の所では、より高いターンオンしきい値VTを達 成するためにより高い制御ゲート電圧が用いられる。 上述したように、プリプログラミング(pre-programming)の間にビット線の 負荷を減少させることによって、更に効率 が増大する。低い負荷を実現する回路が図6に示されている。図6において、列 選択トランジスタ250はグローバルビット線BLに接続されている。列選択ト ランジスタ250の出力は、データ線251に接続され、そのデータ線251は 、センスアンプ回路252、およびプログラムデータ入力回路、包括して253 、に接続される。プログラムデータ入力回路253は、VPP電源とトランジスタ 255の間に接続された、ダイオード接続のトランジスタ254を含む。トラン ジスタ255のゲートは、データ入力セレクタ258に接続される。データ入力 セレクタ258は、選択されたビット線がゼロにプログラムされるべき時に使用 可能にされる。セレクタ258は予め指定された電圧Vの第1の入力と別に予め 指定された電圧V+0.5Vの第2の入力を有している。4個のセルが並列にプ ログラムされるプリプログラミングの間、制御入力4Xを駆動して電圧V+0. 5Vを選択する。他の場合は、電圧Vが選択される(Vは図2の構成を用いる実 施例では、約8.5Vである)。これによって、トランジスタ255の実効抵抗 および選択されたビット線の負荷を制御できる効果が得られる。トランジスタ2 55のソースはトランジスタ256のドレインに接続される。トランジスタ25 6のゲートはリファレンス電圧VDDに接続される。トランジスタ256のソース はトランジスタ257のドレインに接続される。トランジスタ257のゲートは 制御信号RECOVERに接続される。トランジスタ257のソースは接地され る。RECOVER信号とトランジスタ252はプログラミング後のデータ線2 51の放電に用いられる。 トランジスタ255の実効抵抗を制御することによって、図5において曲線2 13によって表される負荷線の傾斜を増大させることができ、それによって膝状 部分214と所定の プログラミング順序(sequence)における負荷線の距離を増加させ、すなわちド レイン・オーバドライブ電圧を増加させることができる。 図7は本発明に係わる制御可能な電圧源の構成を示す。電圧源は、ライン30 0のプログラミング電位VPP(12V±0.5)、ライン301の電源電位VDD (5V±0.5)を受ける。プログラム検証電圧源302、消去検証電圧源30 3、プログラム高ソース電圧源304、プログラム中間電圧源305、プログラ ム低電圧源306からなる一連の電圧ドライバ又は分圧器が、VPP電位300と 、電圧AVXをワード線ドライバに供給する出力ライン307の間に接続される 。加えて、負電圧発生器(図示しない)が、消去モードの間の使用のためにワー ドラインに接続される。読出し電圧源308がVDD線301とAVX線307の 間に接続される。接続線309の制御信号がモード制御回路の制御の下に電圧源 を制御する。 好適なシステムにおいて、図6を参照して説明した負荷線の調整と組み合わせ て、図8に示された3段階(ステップ)波形は、図7に示されたような制御可能 な電圧源を用いて実現できる。3ステップ間隔には、約7.5Vで5マイクロ秒 続く第1サブ間隔(subinterval)320が含まれる。約10Vに上昇し、5マ イクロ秒間続く第2サブ間隔321も含まれる。最後に、制御ゲートのプログラ ミング電位が約12Vに上昇し、さらに15マイクロ秒間続く第3のサブ間隔が 含まれる。これによって、4本のワード線に並列に接続されたセルにおいて、短 いプリプログラミング間隔中に高いしきい値電圧が達成される。 プログラミング電圧が、プログラミング間隔の間に時間の関数として変化する 別の波形が、上記した図3、および図9 に示されている。図9では、より連続した制御機能が実現される。すなわち、第 1サブ間隔323中、電圧は、7Vから12Vにほぼ直線的に増大し、第2サブ 間隔324中、12Vに一定に保たれる。 上述したプログラミング法を用いた予め組み込まれたセクタ消去動作が図10 A乃至10Cに示されている。図10A乃至10Cは、ブロックレベルのプリプ ログラミング、消去、検証を伴う、本発明に係わる予め組み込まれた消去動作に 対する詳細なフローチャートである。このアルゴリズムを実現するロジックアー キテクチャーの詳細なブロック図は「過消去防止の為のブロック消去フラグを有 するフラッシュEPRTOM」(”FLASH EPROM WITH BLO CKERASE FLAG FOR OVER−ERASE PROTECTI ON”)というタイトルの同時係属中の出願であってこの出願と同時に出願され 、同じ譲受人に所有されるものに詳しく説明されている。 アルゴリズムは、入力で二つの20(16進)値からなるコマンドを待つ図1 0Aのステップ600、601、602からなるループで始まる。すなわち、ル ープは、リセットステップ600を含み、20(16進)のテストに進む(ステ ップ601)。テストが失敗すると、アルゴリズムはリセットステップに戻る。 テストが成功すると、アルゴリズムはステップ602でDO(16進)をテスト する。DO(16進)のテストが失敗すると、アルゴリズムはリセットステップ 600に戻る。20(16進)に引き続きDO(16進)が連続してがステップ 602で検出されると、LOAD信号を高レベルにする(assert)ステップ60 3に進む。これによって、入力されるアドレスのデコードに応答して32個のフ ラグの一つが設定される。この時点で、タイマーがステップ6 04で使用可能にされる。次に、アルゴリズムはPGRES信号が高レベルかど うかをテストする。この信号は、チップイネーブルが出力イネーブルが高レベル の間低くなって、チップは別のアドレスをラッチし、別のフラグを設定すべきで あるという信号を送ることを示す。この信号が高い場合は、アツゴリズムはステ ップ606に戻り、RVタイマーがリセットされ、入力アドレスに応答してフラ グが設定される(ステップ607)。この時点で、アルゴリズムステップ604 に戻り、RVタイマーを使用可能にする。 PGRES信号がステップ605で高くない場合は、アルゴリズムはRVタイ マーの満了(expiration)をテストする(ステップ608)。好適なシステムで は、この時間は約100マイクロ秒である。タイマーが満了していなければ、ア ルゴリズムはステップ604に進む。タイマーが満了していれば、PGLOEN D信号がステップ609で高レベルにされ、消去されるべきブロックをラッチす るためのセクタアドレスロードシーケンスの終了を示す。ステップ609の後、 アルゴリズムは図10Bにループする。 図10Bにおいて、アルゴリズムは、図10AのPGLOEND信号の後に開 始する。ブロック0のフラグは評価の用意ができている(ステップ610)。P EVALが、消去モードのプリプログラミングフラグ評価間隔を示すように設定 される。 PEVALの設定後、FLAGRESB信号がステップ612で評価される。 この信号がゼロの場合、アルゴリズムは最後のブロックが評価されたかどうかを ステツプ613で判別する。最後のブロックが既に評価されていれば、PEVA L信号がステップ614でリセットされ、ERS信号がステップ615で高(hi gh)にセットされる。ステップ613で、 最後のブロックが評価されていなければ、MSBカウンタがステップ614で増 加され、アルゴリズムは、設定フラグ(set flag)を有する残りのブロックの均 衡を評価するステップ611に戻る。 ステップ612で、FLAGRESBがゼロでなく、従って設定フラグを示す 場合は、アルゴリズムはステップ616に進む。ステップ616で、PGM信号 が高にセットされ、PEVAL信号がリセットされる。こうして、消去されるべ きブロックのビット線、ワード線、仮想グランド端子にプログラミング電位が供 給される。1つの実施例では、メモリのそれぞれのセクタの4本のワード線が並 列に使用可能(enabele)にされるので4バイトが並列にプリプログラムされる 。 ステップ617で示されるように、プログラミング電圧を使用可能にした後、 タイマーPGMREC1が使用可能にされ、プログラム電圧が元の電圧に回復す るのを待つ(ステップ618)。ステップ618の後、プログラム検証電圧が駆 動される(ステップ619)。ステップ620で、プログラム検証電圧を元の電 圧に回復させるために第2の検証タイマーが使用可能にされる。 ステップ620でのタイマー満了後、アルゴリズムは、ステップ619の間に 駆動されたセルがをテストする比較器の出力が高であるかどうかを判別する(ス テップ621)。それが高の場合、アルゴリズムは、ステップ621で、Q13 が高であるかどうかを判別する。Q13が高ということは、最下位アドレスカウ ンタがオーバフローしたことを示す。4バイトを並列にプリプログラミングする 実施例で、2つの最下位ビット(Q12、Q13)がマスクされる時、アルゴリ ズムはQ11をテストする。Q11は4バイト増加によるカウンタオーバフロー を示す。カウンタがオーバフローしてい る場合、アルゴリズムは最後のブロックが確認されたかどうか判別する(ステッ プ623)。最後のブロックが確認されていれば、PGMが、ステップ624で リセットされ、ERSがステップ625で高にセットされる。 ステップ623で、最後のブロックがプログラムされていなければ、アルゴリ ズムはステップ614に戻りMSBカウンタを増加させ、、設定フラグを有する 次のブロックに進む。 ステップ622で、Q13(またはQ11)の値がオーバフローしていなけれ ば、最下位ビットカウンタは1(Q11についてテストする場合は4)だけ増大 し、PECNT信号はリセットされる(ステップ626)。次に、アルゴリズム はステップ617に戻り、ブロックのプログラミングを続ける。PECNT信号 は、ステップ621での一致信号が高でない場合には増加(increment)する再 試行(retry)カウンタである。従って、ステップ621で、一致(match)信号 が高でない場合、アルゴリズムは,再試行カウンタPECNTがオーバフローし たかどうかをテストする(ブロック627)。 再試行カウンタがオーバフローしていれば、エラーが示され、アルゴリズムは ここで切れる(ステップ628)。オーバフローしていなければ、カウンタステ ップ629で増加し、アルゴリズムはステップ617に戻る。 図10Bに関して説明したように、最後のブロックのプログラムのプログラミ ングが成功していれば、ERS信号がステップ615、625のどちらかで高に セットされる。ERS信号が高にセットされた後、アルゴリズムは図10Cの処 理に進む。 図10cに示すように、第1のステップは、適切な消去電圧を下部ブロック選 択トランジスタBBSELを介してソー スに印加されるように印加して消去されるべきブロックに印加し、また、図2に 示されたアレイのワード線にも適当な消去電圧を印加することによって消去動作 を開始することである(ステップ630)。消去動作の後、消去回復タイマーを 消去電圧の元の電圧への回復のために利用する(ステップ631)。ステップ6 31の後、ERSVFY信号が高となり、チップは消去検証動作に入る(ステッ プ632)。次に、遅延された消去検証信号DEVが高になる(ステップ633 )。この時点で、消去比較ラッチがアドレス指定されたセルからデータを受ける (ステップ634)。この後、アルゴリズムは、不一致、一致及び信号Q13に よって示されるオーバフロー、又はFLAGRESB信号が低(low)であるか どうかをテストする。これらの状態のいずれかが満足されなければ(これは、バ イトの一致が成功したこと、ブロックの最後に到達しなかったこと、またはまだ リセットされるべきフラグがまだ残っていることのいずれかを示す)、アルゴリ ズムステップ636に進み、そこでLSBアドレスが増加される。ステップ63 6の後、アルゴリズムはステップ634に戻り、次のバイトからのデータをラッ チする。 ステップ635で、バイトが検証されない、それが検証されて、アドレスカウ ンタがオーバフローした、又はテスト中のブロックのフラグがリセットされてい る、のいずれかであれば、アルゴリズムはステップ637に進み、そこでオーバ フローの状態との一致が成功しているかテストする。一致が成功していれば、フ ラグがそのブロックにセットされる(ステップ638)。同様に、ステップ63 7で、そこに到達した理由が、LSBカウンタの成功一致とオーバフロー以外の ものであれば、アルゴリズムはステップ639に進む。ステップ639で、最後 のブロックがテストされていなければ、 アルゴリズムはステップ640に進み、そこでブロツクアドレスが増加され、L SBアドレスがリセットされる。ステップ640から、アルゴリズムはステップ 634に戻り、セッ設定フラグを有する次のブロックのテストを始める。 ステップ639で、最後のブロックがテストていると、アルゴリズムはステッ プ641に進み、そこでERSVFY信号、DEV信号がリセットされ、回復タ イマーが開始される。回復タイマーの満了後、ALFGRES信号がテストされ る(ステップ642)。ALSGRES信号をテストする際、全てのフラグがリ セットされていることが判別されれば、消去動作は完了し、制御回路はリセット される(ステップ643)。全てのフラグがリセットされてはいない場合は、試 行カウンタPECNT(MAXOUT信号と等価である)をテストして(ステッ プ644)、1024(16進の8FF)のような選択値を越えているかどうか を判別する。選択値を越えていれば、エラーが発生し、試行は諦める(ステップ 645)。ステップ644で、カウンタが満了していなければ、それは、ステッ プ646で増加され、アルゴリズムはステップ630に戻り、消去検証を経てい なかったブロックを再消去する。 要するに、フラッシュEPROMに対する予め組み込まれた消去動にプリプロ グラミングスピードを増大する回路が提供される。この回路は、上述したコンタ クトの無い仮想グランドアレイの構成、またはプログラムされているセルの負荷 が比較的高い他の構成に特に有用である。 本発明に係わる好適な実施例についての今までの説明は、例示としてなされて いる。本発明を開示した通りに限定する意図ではない。明らかに、多くの変形や 修正が当業者によってなされうるであろう。本発明の原理とその応用を最もよく 説明し、 当業者が、種々の実施例について本発明を理解し、かつ意図した特定 の利用に適合するような修正をなしうるように実施例が選択されている。本発明 の範囲は添付の請求の範囲とその均等物によって確定される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ワン、レイ エル アメリカ合衆国 カリフォルニア 95035、 ミルピタス、オロヴィル ロード 520 (72)発明者 シャオ、リン−ウェン 台湾、タイペイ、タイ―シュン ストリー ト、レーン50、ナンバー1 (72)発明者 リン、チェン−レア アメリカ合衆国 カリフォルニア 95014、 クパーチノ、マデラ ドライヴ 10501 (72)発明者 ショーン、フチア 台湾、シンチュ、サイエンス―ベイズド インダストリアルパーク、ウォーターフロ ント ロード ▲I▼、ナンバー21、3エ フ 【要約の続き】 ミング電位が印加される。更に、プログラミング速度を 改良するためにプログラムされているセルの負荷を調節 する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. それぞれ、制御ゲート、ソースおよびドレインを有する複数の浮遊ゲー ト記憶トランジスタを含むデータ記憶装置において、選択された浮遊ゲート記憶 トランジスタをプログラミングする装置であつて、 選択された浮遊ゲート記憶トランジスタの制御ゲートおよびソースに接続され 、その制御ゲートおよびドレインに渡ってゲートプログラミング電位を供給して 制御ゲート内の電荷を移動する電圧供給回路、および 前記電圧供給回路に接続され、プログラミング間隔中にゲートプログラミング 電位が時間の関数として変化するよう前記電圧供給回路を制御して、前記選択さ れた浮遊ゲート記憶トランジスタを所定量の電荷移動によりプログラムするのに 要する時間を減少させる制御回路、 を備えたことを特徴とするプログラミング装置。 2. 前記電圧供給回路は、プログラムデータ電圧を選択されたゲート記憶ト ランジスタのドレインに印加するデータ入力回路を含む請求項1に記載のプログ ラミング装置。 3. 前記制御回路は前記電圧供給回路を制御して、プログラミング中に、ゲ ートプログラミング電位が最初の電位から最終電位に増大するようにする、請求 項1に記載のプログラミング装置。 4.前記ゲートプログラミング電位は、プログラミング間隔中の第1の間隔で は、第1レベルで実質的に一定のままであり、プログラミング間隔中の第2の時 間間隔では、第2レベルで実質的に一定のままである、請求項1に記載のプログ ラミング装置。 5.前記第1レベルから第2レベルへの移行は、前記第1の時間間隔の後、比 較的急激に起こる、請求項4に記載のプ ログラミング装置。 6.前記ゲートプログラミング電位は比較的緩やかに増加する、請求項1に記 載のプログラミング装置。 7.前記電圧供給回路は、電圧を制御ゲートに印加する制御可能な電圧源を含 み、前記制御回路は、ソースの電圧を実質的に一定のプログラミング電圧に維持 し、かつ前記制御可能な電圧源を制御して制御ゲートに印加された電圧を変化さ せることにより、前記プログラミング電位を制御する、請求項1に記載プログラ ミング装置。 8.前記電圧供給回路は、プログラミング中に、浮遊ゲート記憶 トランジス タのソースに実質的に接地電位を印加する、請求項7に記載のプログラミング装 置。 9.前記記憶装置は、複数の浮遊ゲート記憶トランジスタの制御ゲートに接続 された選択線を備え、前記電圧供給回路はその選択線に接続された制御可能な電 圧源を含む、請求項1に記載のプログラミング装置。 10.前記データ記憶装置は、複数の浮遊ゲート記憶トランジスタのそれぞれ のドレインに接続されたデータ線を有し、そのデータ線に接続され、プログラミ ング中にデータ線の負荷抵抗を減少する回路をさらに備えた請求項1に記載のプ ログラミング装置。 11.それぞれ、制御ゲート、ソースおよびドレインを有する複数の浮遊ゲー ト記憶トランジスタ、およびその複数の浮遊ゲートトランジスタのドレイン上の 負荷を含むデータ記憶装置において、選択された浮遊ゲート記憶トランジスタを プログラミングする装置であって、 選択された浮遊ゲート記憶トランジスタの制御ゲートおよびソースに接続され 、その制御ゲートおよびドレインに渡ってゲートプログラミング電位を供給して 制御ゲート内の電荷 を移動する電圧供給回路、および 前記電圧供給回路に接続され、プログラミング間隔中に、選択された浮遊ゲー ト記憶トランジスタの負荷を制御して、前記選択された浮遊ゲート記憶トランジ スタを所定量の電荷移動によりプログラムするのに要する時間を減少させる制御 回路 を備えたことを特徴とする前記プログラミング装置。 12.前記データ記憶装置は、複数の浮遊ゲート記憶トランジスタのドレイン に接続されたデータ線を有し、前記制御回路は、そのデータ線に接続され、プロ グラミング中のデータ線の負荷抵抗を減少する回路をさらに含む、請求項11に 記載のプログラミング装置。 13.前記制御回路は、 前記電圧供給回路に接続され、その電圧供給回路を制御して、時間の関数とし てのプログラミング間隔中にゲートプログラミング電位を変化する回路をさらに 含む請求項11に記載のプログラミング装置。 14.制御ゲート、浮遊ゲート、ソースおよびドレインを有するフラッシュE PROMメモリセルのメモリアレイと、 各々が、前記メモリアレイ内の列のセルのドレインに接続された複数のビット 線、 各々が、前記メモリアレイ内の行のセルの制御ゲートに接続された複数のワー ド線、 各々が、前記メモリアレイ内の複数ブロックのセルのソースに接続された複数 個の仮想接地端子と、 前記複数のビット線、前記複数のワード線、および前記複数の接地端子に接続 され、選択されたワード線およびビット線の両端にプログラミング電位を印加し て、選択されたセルをプログラムするプログラミング回路を備え、前記プログラ ミング電位は、プログラミング中に時間の関数として変化して選択された浮遊ゲ ートをプログラムするのに要求される時間を減少することを特徴とする集積回路 メモリ。 15.前記ゲートプログラミング電位は、 第1の時間間隔では、第1レベルで実質的に一定のままであり、第2の時間間隔 では、第2レベルで実質的に一定のままである、請求項14に記載の集積回路メ モリ。 16.前記第1レベルから第2レベルへの移行は、前記第1の時間間隔の後、 比較的急激に起こる、請求項15に記載の集積回路メモリ。 17.一方のレベルから他方のレベルへの変化は比較的緩やかに起こる、請求 項15に記載の集積回路メモリ。 18.前記プログラミング回路は、前記複数のワード線に接続され、選択され たワード線に電圧を印加する制御可能な電圧源を含み、しかも、選択されたビッ ト線の電圧をほぼ一定のプログラミング電圧に維持し、かつ前記制御可能な電圧 源を制御して選択されたワード線に印加される電圧を変化させることにより、前 記プログラミング電位を制御することを特徴をする、請求項14に記載の集積回 路メモリ。 19.前記制御可能な電圧源に接続され、複数のワード線に並列に電圧を印加 して、単一のプログラミング間隔中に、単一のビット線にドレインが接続された 複数のセルをプログラムするドライバを更に備えた請求項18に記載の集積回路 メモリ。 20.制御可能な電圧源に接続され、単一のプログラミング間隔中に単一のワ ード線に制御ゲートが接続された複数のセルをプログラムする回路を更に備えた 請求項18に記載の集積回路メモリ。 21.前記プログラミング回路は、前記複数のビット線に 接続され、プログラミング中に、選択されたビット線の負荷抵抗を減少させる回 路を含む、請求項14に記載の集積回路メモリ。 22.制御ゲート、浮遊ゲート、ソースおよびドレインを有するフラッシュE PROMメモリセルのメモリアレイと、 各々が、前記メモリアレイ内の列のセルのドレインに接続された複数のビット 線と、 各々が、前記メモリアレイ内の行のセルの制御ゲートに接続された複数のワー ド線、 各々が、前記メモリアレイ内の複数ブロックのセルのソースに接続された複数 の仮想接地端子と、 前記複数のビット線及び前記複数本のワード線に接続され、前記複数のワード 線のサブセットにゲートプログラミング電位を印加し前記複数のビット線のサブ セットにデータ入力プログラミング電位を印加して、前プログラミング間隔中に 、前記複数のワード線のサブセットおよび前記複数のビット線のサブセットに接 続された複数の選択されたセルをプログラムするプログラミング回路と、 少なくとも1要素を有する複数のワード線および前記複数の仮想接地端子に接 続され、前記プリプログラミング間隔の後、複数のプリプログラムされた浮遊ゲ ート記憶トランジスタに消去電位を印加する消去回路と、 を備えたことを特徴とする集積回路メモリ。 23.前記プリプログラミング回路は、前記複数のビット線に接続され、プリ プログラミング中に、前記複数のビット線のサブセットの負荷抵抗を減少させる 回路を含む、請求項22に記載の集積回路メモリ。 24.前記複数のワード線のサブセットは4要素を含み、前記複数のビット線 のサブセットは1要素を含む、請求項2 2に記載の集積回路メモリ。 25.前記複数のワード線のサブセットは1要素を含み、前記複数のビット線 のサブセットは4要素を含む、請求項22に記載の集積回路メモリ。 26.前記プリプログラミング回路は、 前記複数のワード線に接続され、その複数のワード線に接続された浮遊ゲート 記憶トランジスタの制御ゲートにゲートプログラミング電位を供給する電圧供給 回路、および 前記電圧供給回路に接続され、時間の関数としてのプログラミング間隔にゲー トプログラミング電位を変化するよう前記電圧供給回路を制御して、前記選択さ れた浮遊ゲート記憶トランジスタをプログラムするのに要する時間を減少させる 制御回路、 を備えた請求項22に記載の集積回路メモリ。 27.前記ゲートプログラミング電位は、第1の時間間隔では、第1レベルで 実質的に一定のままであり、第2の時間間隔では、第2レベルで実質的に一定の ままである、請求項26に記載の集積回路メモリ。 28.前記第1レベルから第2レベルへの変化は、第1の特定時間間隔の後、 比較的急激に起こる、請求項26に記載の集積回路メモリ。 29.一方のレベルから他方のレベルの変化は比較的穏やかに起こる、請求項 26に記載の集積回路メモリ。 30.前記プログラミング回路は、前記複数のワード線に接続され、選択され たワード線に電圧を印加する制御可能な電圧源を含み、しかも選択されたビット 線の電圧を実質的に一定のプログラミング電圧に維持し、かつ前記制御可能な電 圧源を制御して選択されたワード線に印加される電圧を変化させることにより前 記プログラミング電位を制御することを 特徴とする、請求項26に記載の集積回路メモリ。 31.それぞれが制御ゲート、ソースおよびドレインを有する浮遊ゲート記憶 トランジスタのM行N列を含む複数個のサブアレイと、 K個のサブアレイに接続され、選択されたサブアレイおよび選択された浮遊ゲ ート記憶トランジスタにアクセスするアドレス信号を発生するアドレス発生器と 、 各行の記憶セルの制御ゲートに接続された複数のワード線と、 記憶セルの各列に接続された複数のグローバルビット線、 各列の記憶セルのドレインに各々が接続された複数のローカルビット線、 前記アドレス発生器に接続され、前記アドレス信号に応答して、記憶セルの1 サブアレイ内のローカルビット線を対応するグローバルビット線に選択的に接続 する第1のセレクタと、 各列の記憶セルのソースに各々が接続された複数のローカル仮想接地線と、 記憶セルのサブアレイ内の前記ローカル仮想接地線を仮想接地端子に接続する 第2のセレクタと、 前記グローバルビット線およびアドレス発生器に接続され、前記アドレス信号 に応答して記憶セルの列へのアクセスを選択的に可能にする列選択回路と、 前記複数のワード線、前記複数のビット線、および前記複数の仮想接地線に接 続され、選択されたワード線にゲートプログラミング電位を、そして選択された ビット線にデータ入力電位をを印加して、前記アドレス信号に応答して選択され た浮遊ゲート記憶トランジスタをプログラムするプログラミング回路と、 前記プログラミング回路に接続され、プログラミング間隔中にゲートプログラ ミング電位を時間の関数として変化させて、前記選択された浮遊ゲート記憶トラ ンジスタをプログラムするのに要する時間を減少させる制御回路と、 を備えたフラッシュEPROM集積回路。 32.前記制御回路はプログラミング中に、ゲートプログラミング電位を最初 の電位から最終電位に増加させる、請求項31に記載の集積回路。 33.前記ゲートプログラミング電位は、プログラミング間隔中の第1の時間 間隔では、第1レベルで実質的に一定のままであり、プログラミング間隔中の第 2の時間間隔では、第2レベルで実質的に一定のままである、請求項31に記載 の集積回路。 34.前記第1レベルから第2レベルへの変化は、前記第1の時間間隔の後、 比較的急激に起こる、請求項33に記載の集積回路。 35.前記ゲートプログラミング電位は比較的緩やかに増加する、請求項31 に記載の集積回路。 36.前記プログラミング回路は、選択されたワード線に電圧を印加する制御 可能な電圧源を含み、前記制御回路は、前記制御可能な電圧源を制御して制御ゲ ートに印加された電圧を変化させるることにより、前記ゲートプログラミング電 位を制御する、請求項31に記載の集積回路。 37.前記複数のビット線に接続され、プログラム中に、選択されたビット線 の負荷抵抗を減少させる回路を更に備えた請求項31の集積回路。 38.前記複数のグローバルビット線の中のグローバルビット線が記憶セルの 各列に接続され、その各列は、複数のサブアレイのサブセットの各要素における 複数組の記憶セルを 含み、更に前記プログラミング回路は、選択されたワード線にゲートプログラミ ング電位を並列に印加し、記憶セルの列にに接続された選択されたビット線にデ ータ入力電位を印加して、複数のサブアレイのサブセットの各サブアレイにおけ る少なくとも1つの記憶セルが並列にプログラムされるようにするワード線ドラ イバを含む、請求項31に記載の集積回路。 39.前記プログラミング回路は、各々が、特定のサブアレイの1組のグロー バルビット線に接続されたプログラムデータ入力ドライバを含み、前記列選択回 路は、単一のプログラミング間隔中にに、前記特定のサブアレイ内の1組のグロ ーバルビット線のうちのサブセットの選択を可能にする回路を含む、請求項31 に記載の集積回路。
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