JPH09501999A - ワイヤメッシュ保護層を有する補強土構造 - Google Patents
ワイヤメッシュ保護層を有する補強土構造Info
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Abstract
(57)【要約】
補強土構造体(10)はワイヤメッシュ保護層(14)と、粒子状の締固め可能な埋め戻し材料(20)とを含み、埋め戻し材料は正面保護層から埋め戻し材料内へ突出する安定化部材(22)を含む。正面保護層は、モジュールにしたがって形成されたパネル(27、28)を含んでなり、これらのパネルは、非隣接パネルが隣接パネルを支持することが可能な構造のモザイク状のパターンを形成する。安定化部材の正面パネルへの連結は迅速な係合及びロック用ハンドルバーコネクタ(72)によって達成される。ハンドルバーコネクタは、場所打ち正面壁(106)を正面パネル及び補強土構造体に連結するため用いられる。
Description
【発明の詳細な説明】
ワイヤメッシュ保護層を有する補強土構造
発明の背景
本発明は、ワイヤメッシュ保護層又は場所打ち保護層を備えるワイヤメッシュ
保護層を有する改良型補強土構造に関する。
テンション部材を土中又はそういった粒子材料中に埋めて一般的に水平方向に
配設して土(粒子材料)を安定化する補強土構造は、ビダル(Vidal)の多くの
特許、例えば、特許番号3,421,326、3,686,873等に開示されている。そういった
補強土構造は、該構造の正面を構成する種々のタイプのZパネルその他の保護層
部材にテンション部材又はその代わりのアンカー部材を組合わせたもの含んでな
る。例えば、パネル部材の使用に代わるものがヒルフィカー(Hilfiker)特許第
4,117,686号を含む多くの特許に開示されている。それらの特許は、ワイヤメッ
シュ正面保護層の背面をロックを段に積んで充填(ロックフィル)したワイヤグ
リット又はワイヤメッシュ正面保護層構造を開示する。ワイヤグリット保護層及
び土安定化テンション部材は、例えば、ヒルフィカー(Hilfiker)特許第4,505,
621号に開示されるような連続L型グリットを含むことができる。粒子層と組合
わせるL型グリットの層は、このようにワイヤメッシュ保護層と一体となった体
を構成する。
そういった色々な種類の構造はまたパガノ(Pagano)他に付与された特許第4,
961,673号に開示される。これらの先行技術の構造、特に、ワイヤメッシュ正面
保護層を用いるものは、本設構造の補強土構造体として築造することもできるが
、特に仮設構造として用いることができる。
そういった補強土構造体の築造の自由性は、構造に依存するワイヤメッシュの
形状が大きく嵩張り動かしにくいため、しばしば複雑なものとなる。従って、改
良型のワイヤメッシュ保護層を用いる補強土構造が必要とされてきた。
発明の概要
簡単に言えば、本発明は、ワイヤメッシュ正面保護層と、粒子状の締固め可能
な埋め戻し(充填)材を含む補強土構造体であって、これらの要素によって3次
元の一体形状を形成する構造体を含む。一般的に平坦な正面部材は基準レベル又
は基礎平面から上方へ立上がる。平坦な正面部材は、補強土構造体から突出して
補強土構造体の一部である粒子材料と相互作用する土安定化引っ張り部材又はア
ンカー部材に接続されワイヤメッシュ保護層を有する。補強土構造体内へ突出す
る土安定化部材はワイヤメッシュ保護層に取り付けられ、該保護層が補強土構造
体に留まるようにする。土安定化部材は、また補強土構造体を構成する粒子材料
を安定させる。
本発明の特徴は、補強土構造体の正面ワイヤメッシュ保護層を形成するモジュ
ールタイプの均一な長さ及び高さの長方形パネルを用いることにある。これらの
パネルは、互いに隣り合うパネルが垂直方向に併置されるように配列される。こ
のように補強土構造体が築造される際、水平方向の1つおきの正面保護層パネル
はこれらの保護層パネルの間の保護層パネルに接続されかつ該パネルを支持する
。その結果、一般的に平坦なワイヤメッシュ保護層パネルは、土安定化要素(安
定化部材)が正面保護層パネルに取り付けられ、これらのパネルの背面の埋め戻
しを行なう築造工程において、垂直状態に保持される。垂直方向に互いに隣り合
うように配列された保護層パネルはほぼ均一幅のパネルの柱を形成する。
土安定化部材は、好ましくは、1対の平行なアームと、ロック用ハンドルバー
によって正面保護層パネルに連結されるテンション部とを含んでなり、このロッ
ク用ハンドルバーは同時に各対のテンション部材を連結する。テンション部材は
このように補強土構造体内に突出して機械的に安定化された補強土構造を与える
。隣接するパネルは、それらパネルのワイヤメッシュ保護層に対する安定化部材
及びロック用ハンドルバー構造の相互作用を介してインタロック状態にされる。
安定化部材及びロック用ハンドルバーはテンション部材を保護層パネルに連結す
るだけではなく、隣接する保護層ワイヤメッシュパネルの相互接続をも促す。
補強土構造体内へ突出する安定化部材は、パネル部材の曲りその他捻じれを防
ぐために、異なる長さ、形状にすることとしてもよい。また重量を変えることと
してもよい。従って、ワイヤメッシュ保護層は、平坦な正面を与えるような自由
な意匠及び構造設計とすることができる。
保護層パネルから突出する構造を含みロック用ハンドルバーの代替構造も開示
しており、この構造においては、ハンドルバーを介して保護層パネルに連結され
るコンクリート保護層は場所打ちされる。
このように、本発明の目的は、ワイヤメッシュ保護層を備える補強土構造であ
って、保護層は、複数のほぼ同一サイズの長方形のパネルから構成される補強土
構造を提供することにある。
更に別の目的は、同一サイズの正面を得るために異なる形状及びサイズの安定
化部材を組合わせた補強土構造体を提供することにある。
更に別の目的は、容易に製作、保管、荷作り及び組立て可能な構成部から成る
ワイヤメッシュ保護層であって、該構成部の大多数がそういった構造、荷作り、
組立てを容易にする平坦なパネル及び付属品である保護層を備える補強土構造を
提供することにある。
更に別の目的は、最少のマンパワー及び機械力でもって容易かつ迅速に組立て
可能なワイヤメッシュ保護層を備える補強土構造体の及びその築造方法を提供す
ることにある。
更に別の目的は、ワイヤメッシュ保護層を備える補強土構造体であって、該構
造体のテンション部材を相互連結するユニークな手段を、ワイヤメッシュ保護層
を含む正面パネル部材に組込んだ補強土構造を提供することにある。
更に別の目的は、正面パネルに生じるテンションを水平及び垂直方向の隣のパ
ネルに逃がしてパネルの外側への曲りを防止するように正面パネルを相互連結す
ることにある。
更に別の目的は、垂直方向に隣接する保護層パネルが垂直方向にスリップでき
るようにし、これによりパネルに隣接する土の圧密を吸収できるように垂直方向
に隣接する保護層パネルを相互連結することにある。
更に別の目的は、上記の構造に場所打ちした正面保護面層組合わせた壁構造体
を提供することにある。
更に別の目的は、補強土構造体のワイヤメッシュ保護層を場所打ち正面保護層
と連結する手段を提供することにある。
本発明のこれら及びその他の目的、利点及び特徴は、以下に詳しく説明する。
図面の簡単な説明
図1は、本発明に基づく構成要素を用いた補強土構造体であって、その下部を
本設構造体として構成し、上部を仮設構造体として構成した補強土構造体の縦断
面図。
図2は、図1の補強土構造体の正面図であって、補強土構造体のワイヤメッシ
ュ正面を形成する長方形パネルの構成の詳細を示す図。
図3は、補強土構造体のワイヤメッシュ基部構成要素の側面図。
図4は、図3の基部構成要素の平面図。
図5は、補強土構造体に用いる正面ワイヤメッシュパネル1枚を高さ全体に渡
って示す側面図。
図6は、図5のフルサイズのパネル側面図。
図7は、図5に示すタイプのハーフサイズパネルの側面図。
図8は、図7のパネルの正面図。
図9は、ハンドルバーコネクタによってワイヤメッシュパネルに取り付けられ
た一連の複数の安定化部材の平面図。
図10は、図9の10−10線断面図。
図10Aは、垂直方向に隣接する保護層パネル継ぎ目における接続のため図9
に示すタイプのコネクタの断面図。
図11は、垂直方向に隣接する正面保護層パネルの相互接続を示す拡大断面図
。
図12は、安定化部材を正面ワイヤメッシュパネルに連結するために用いる拡
大断面側面図。
図13は、安定化部材の第1の代替構造を示す平面図。
図13Aは、安定化部材の第2の代替構造を示す平面図。
図14乃至23は、本発明の方法を用いた補強土構造体の一連の築造工程を示
す図。
図24は、壁構造における代替ハンドルバーコネクタの断面側面図であり、こ
こでは、安定化部材を保護層パネルに取り付け、同時に該コネクタを保護層パネ
ルから突出させて場所打ちコンクリート保護層の補強要素を形成してこれにより
ワイヤメッシュ保護層パネルを覆うようにしている。
図25は、図24の壁構造におけるコネクタの斜視図。
図26は、図25のコネクタの平面図。
図27は、図25のコネクタの側面図。
図28は、壁構造の代替例の斜視図。
図29は、該壁構造の構成部分の分解側面図。
図30は、ワイヤ保護層パネルと安定化部材の組立てを示す壁構造の一部の拡
大側面図。
図31は、図30の平面図。
図32は、安定化要素に連結され、かつ、該安定化要素によって互いに連結さ
れた2つのワイヤメッシュ保護層パネルの側面図。
図33は、代替の土保持スクリーンを備えるワイヤメッシュパネルの拡大立面
図。
図34は、代替の連結フック(コネクタ)の平面図。
図35は、図34のコネクタの側面図。
図36は、図25に示すタイプであり、場所内壁に用いられる代替補強コネク
タの側面図。
図37は、図36のコネクタの平面図。
好ましい実施例の詳細な説明
総論
図1及び2は、本発明の実施例の一般的かつ典型的な補強土構造体10を示す
。特に、補強土構造体10は、下部レベル基準面12と、正面ワイヤメッシュ或
はグリット保護層14と、背側面境界16と、上面18とによって画成される。
補強土構造体は、一般的に締固められた粒子材料20であって、上面18からレ
ベル基準面12に渡って構造体10内に配設されかつ正面保護層14から横方向
にほぼ水平に背側面境界16まで延伸する安定化部材22と相互作用する粒子材
料を含む。境界16は、土掘削面又はこれに隣接する埋め戻し材料に添う。
安定化部材22の長さを一定にしないこととしてもよい。典型的には、安定化
部材は正面14から背側面境界16までの全長分延伸する。しかし、以下に詳細
に説明するように、多くの場合、安定化部材22を正面14から背側面境界16
に向かって途中まで部分的に延伸させてもよい。多くの場合、安定化部材22は
、正面保護層14に取り付けられる。安定化部材22は、典型的なテンション部
材であり、締固められた粒子20と少なくとも部分的に摩擦力により相互作用を
なす。しかしながら、アンカー部材及びその他の安定化部材は、補強土構造体1
0の構成部である粒子20と相互作用を成す安定化装置として用いることができ
る。
図2は、補強土構造体10の正面保護層14を含む一般的な構成部分を示す。
これらの構成部分は、垂直ワイヤメッシュパネル27及び水平ワイヤメッシュパ
ネル25を含む基部を有する。水平ワイヤメッシュパネル25はレベル基準面1
2上に置かれている。
正面保護層14は、フルサイズの一般的に平面状の長方形パネル26と、該フ
ルサイズパネル26の高さのほぼ半分の高さを有し同じく一般的に長方形のハー
フサイズパネル28とを含んでなる。パネル26、28は、基部24と同様に、
ワイヤメッシュ又は補強棒のグリット構造体を含む。従って、グリット構造体は
、長方形のクロスハッチパターンを形成するように互いにほぼ直交するワイヤ及
びロッドを含む。しかし、パネル24、26、28を構成するこういった特別な
パターンは、本発明を限定する性質のものではない。フルサイズパネル26及び
ハーフサイズパネル28は、好ましくはその形状が長方形であり、また、トラッ
クの平らな荷台或はパレット上で容易に搬送されうる寸法である。例えば、フル
サイズパネル26は典型的に9フィート幅様式、かつ40インチ高様式である。
パネル26、28はこのように形状がモジュールを有する長方形である。
図2は、図の色々な位置において、パネル26、28を形成する別個のロッド
及びワイヤのクロスハッチパターンを示す。説明をわかりやすくするため図2の
大部分においてこれらのクロスハッチは省略されている。パネルを表示する残っ
ている図は、パネル26、28を構成するために相互連結されたロッド及びワイ
ヤの完全な配列を示す。典型的に、ワイヤ又はロッドは両方向に3乃至5インチ
の間隔をあけ、種々のゲージの補強鉄筋、例えば、W8グレードの補強鉄筋を含
む。
図1の上部は、1つの構造を示し、この中で2つの代替例を1つの構造体の中
に示している。このように示すことは図示の目的であることに留意されたい。な
ぜなら、代替例は、通常は組み合わせされないからである。むしろ、これらは通
常1つの構造体として別個に存在するからである。仮設構造に関し図1に再度言
及し、正面14は典型的にその内側にフィルタクロス(フィルタ布)層30を含
み、このフィルタクロスは補強土構造体10内に粒子径が小さな粒子20を保持
する。本設構造に関しては、補強土構造体10内に目の粗い粒子23を保持する
保持力を高めるため正面14の内側に追加のスクリーン21を設けることが適当
である。フィルタクロス30は、目の粗い粒子23と細かい粒子20との間に配
設される追加的なものである。
図2に関して、パネル24、26、28は、横方向に並ぶ複数の一般的に垂直
な柱を形成し、パネル24、26、28の縁は垂直方向の直線上にある。パネル
26のようなパネルは、しかしながら、水平方向において直線上に位置せず、パ
ネル高さの半分オフセットする。従って、非隣接パネル26は直線上にあり、そ
れらのパネルの間のパネル26に連結され、かつ、補強土構造体10の築造の際
に、該間のパネル26を以下に詳細に説明する方法でもって支持する役目を成す
。この構造の重要な局面は、築造中に補強土構造体が段々と築造されてその築造
面積が増加する際に、非隣接パネルが隣接パネルを支持する役目を成すように、
長方形パネル26が図2に示す方法或はパターンをもって交互に配置されること
である。ハーフサイズのパネル28はこのようにスタータとして役目をなし、各
垂直柱のパネルの上面を互い違いにする。
基部
図3及び4は、基部24を示す。基部24は、ほぼ水平な支持延伸部25及び
ほぼ垂直な正面延伸部27を含む。基部24は、L型の棒36を有し、該棒は、
正面延伸部27の高さ及び水平延伸部25の水平方向の延伸範囲を決定する。典
型的に水平延伸部25の長さは正面延伸部27の高さに等しいかそれよりも小さ
い。クロスバー(横筋)38は、基部パネル24を形成を完結するため棒36に
係合する。クロスバー38は、図3及び4においてその好ましいパターンが示さ
れる。即ち、水平延伸部25に取り付けられたクロスバー38はほぼ等間隔で棒
36の上面(即ち、内側面)上に置かれる。水平延伸部25は築造工程の際、基
準面12上に置かれる。
正面延伸部27に添うクロスバー38は、棒36の内側上に1つの間隔パター
ンでもって置かれる。適当な間隔をあけクロスバー38は、図に示すごとく、互
いに隣接して配設される。典型的に2つの最も隣接するクロスバー38の間隔は
約1インチであり、その他のクロスバー38は3乃至5インチ離間される。棒3
6は横方向に互いに3乃至6インチ離間される。このように、基部は図4に示す
ように正面延伸部27のパターンを有する鉄筋の配列である。
正面パネル
図5、6、7及び8は、それぞれパネル26、28の一般構造を示す。図5及
び6はフルサイズパネル26の構造を示す。図7及び8はハーフサイズパネル2
8の一般構造を示す。すべてのパネル26、28及び基部24の幅は実質的に等
しいことに最初に留されたい。従って、パネル26、28及び基部24は図2に
示すように垂直柱として配列される。しかしながら、垂直柱のこの配列は本発明
において限定的なものではなく、補強土構造体10を構成するために好ましいも
のである。即ち、異なる幅のパネル26、28を用いて正面14のモザイクパネ
ルサイズとしてもよい。パネル26、28は、パネル28がパネル26の高さの
ほぼ半分の高さであるという関係にある。この高さ比のモジュール関係は構築物
の要求に従い変化させてもよい。好ましい実施例においては前述の比である。典
型的にフルサイズパネル26は40インチの高さを有する。ハーフサイズのパネ
ルは、従って、20インチの高さを有する。
フルサイズパネル26は縦筋40を有し、この縦筋40は垂直延伸部42及び
カーブした或はフックの付きの端部44を有する。上端のフック44は追加的な
ものである。水平クロスバー46は、図5に示すパターンを形成するため棒40
に取り付けられる。水平補強バー48は組になって配設され、パネル26の基部
に沿うアタッチメントを含む棒40に取り付けられる。補強バー48は互いに1
インチ離間され接近状態に配列される。すべてのバー40、46、48は、図6
に示すパネル26のパターンを形成するために溶接される。
図2及び8に言及し、ハーフサイズパネル28もまた、垂直延伸部52及び上
部フック端54を備える垂直棒50を含む。フック端54は追加的なものである
。垂直延伸部52はパネル26の垂直延伸部42の約半分である。しかし、フッ
ク
54はフック44とほぼ同じサイズ及び形状である。クロスバー56は水平に配
列され互いに離間している。補強クロスバー58は、互いに約1インチ離間し、
パネル28の正面上及びパネル28の基部において間隔をあけて配設されている
。図8は、種々のクロスバー56、58及び棒50を配列して形成したパターン
を示す。
安定化部材
図9、10、11、12及び13は、安定化部材と、該安定化部材の補強土構
造体10との関連を示し。最初に図9に言及し、安定化部材22の好ましい実施
例を説明する。安定化部材は、それぞれループ状の端部64、66を備える鉄筋
から形成される第1テンションアーム60と、これにほぼ平行な第2テンション
アーム62とを含む。安定化部材22のこの好ましい実施例においては、テンシ
ョンアーム60、62は同じように連続して外側へ延伸し、適当に間隔をおいた
横部材(クロスバー)68によって連結されている。横部材68はアーム60、
62を平行な配列に保つ目的のものである。追加的に、横部材68はその存在が
補強土構造体10のいわゆる抵抗範囲(抵抗領域)内に維持されることが好まし
い。これにより、ここで言及したビダル特許に開示されるタイプの土の機械的安
定化技術に従った構造の補強土構造体10が可能となる。
典型的に、安定化部材22は、補強土構造体10の正面14から背側部16ま
で延伸する。しかし、多数の安定化部材22は、補強土構造体に含まれるままに
して、短くすることとしてもよい。短くした安定化部材22を正面パネル26、
28に係合させパネル26、28を補強土構造体10内に堅固に保持して、パネ
ル26、28を平坦に保持して平らな正面保護層14を与えるように、短くした
安定化部材22は用いられる。
安定化部材22は、図12に示すように、ハンドルバーコネクタ72によって
パネル部材26、28と係合する。ハンドルバーコネクタ72は横方向延伸部7
4を含み、該延伸部74は、補強土構造体10に含まれるときに、正面14にほ
ぼ平行に配設されかつ補強土構造体10内で正面14の内側に配設される。フッ
ク付きの両端76、78が横方向延伸部74に連結されている。フック端76、
78は、図9及び図10、図10Aに示すように、それぞれ安定化部材
22のループ64、66と協働する。即ち、図10、10Aに言及し、安定化部
材22、詳細には、テンションアーム62のループ66は繊維30のスリット内
に嵌入され、かつ、正面14、詳細には、縦筋(棒)40に溶接され(又は取り
付けられ)た補強横筋(クロスバー)の間に嵌入される。ハンドルバーコネクタ
72のフック端78が次ぎに正面14の背側部から補強筋48上へ、そしてルー
プ66内へ案内される。図10は中央パネルにおける上述の結合を示す。図10
Aは、垂直方向の隣接パネルの継ぎ目における上述の結合を示す。
テンションアーム62は一般的にテンション状態であり、安定化部材22を正
面14、換言すれば、パネル26に堅固に係合する。ハンドルバーコネクタ72
は、安定化部材22及び正面パネル26を結合した状態に保持する。図11は、
構築の際に安定化部材22を正面14に対して方向付ける方法を示す。安定化部
材22は補強土構造体10内に実質的に水平方向に延伸し、正面14をほぼ垂直
に整合させる。
構築方法
図14乃至23は、上述した本発明の構成部を用いて典型的な補強土構造体を
構築する一連の工程を示す。最初に図14(基部24の断面側面図)に言及し、
レベル基準面12を最初に確立する。典型的に基準面12は概して土をならして
締固めることにより得る。レベル基準面12は、補強土構造体の正面14の領域
から後方の背側部境界16まで延伸する平面である。典型的に基部24は正面壁
に要望される直線に沿って配列される。追加的に、基部24は、基部同士を特に
棒36の垂直部27に沿って連結するスチールリングその他の堅結手段によって
横方向に連結される。直線壁の場合、水平延伸部25もまた相互連結される。し
かしながら、壁が凹状に湾曲する場合、棒36(これは水平)はある種の連結手
段を用いる場合を除き、連結が不可能である。しかし、そういった連結は必ずし
も必要ではない。
構築の次の工程として、図15に示すフルサイズパネル26又は図15Aに示
すハーフサイズパネル28が基部24に取り付けられる。パネル26、28の高
さが正面14で変化するようにフルサイズとハーフサイズのパネル26、28を
交互に隣接する基部24に取り付ける。典型的に、垂直パネル26、28は、リ
ング若しくはその他の同等品又はその他の連結手段によって基部24の垂直延伸
部27に最初に取り付けられる。
図16、16Aは、互いに高さが関係するモジュールでもって関係する異なる
高さのパネル26、28を用いることを示す。図16、16Aのパネルは図15
、15Aのものより大きい。このように図16、16Aは、本発明の実施におい
て種々のモジュール高さのパネル26、28を使用できることを示すものである
。
構築方法の次の工程は、フィルタクロス30をパネル26、28に対して内側
ライナとして挿入することである。これを図17に示す。クロスバー48のよう
なクロスバーに隣接してフィルタクロス30にスリットを形成しなければならな
い。
次ぎに図18に言及し、粒子状の埋め戻し土又は粒子材料20の第1層を基部
24とフィルタクロス30(フィルタクロスは基部24を覆う水平延伸部を有す
る)を覆うように置き締め固める。粒子材料20は、図に断面で示すように正面
14に向って下がるように勾配が付けられている。
図19に言及し、1又は一連の安定化部材22を粒子材料20の上に置きルー
プ64、66をクロスバー48の間及びもちろんフィルタクロス30のスリット
に挿入する。ハンドルバーコネクタ72を次ぎに図9及び10に示すようにルー
プ64、66に挿入する。必要に応じて安定化部材22を補強土構造体10に向
けて内側へ引っ張って、適当にパネル26、28を垂直にする。
次ぎに図20、20Aに言及し、ここでは、粒子状の埋め戻し土又は粒子材2
0の次の層を安定化部材22の上に置く工程を示す。図20はフルサイズパネル
26に対する材料20による埋め戻しを示し、図20Aは、ハーフサイズパネル
28に対するこの工程を示す。この場合、基部から少なくとも安定化部材22を
含む水平面までの部分を粒子材料20によって埋め戻すことに留意されたい。
図21は、締固められた粒子材料20の層の上に更に層を造る際の次の工程を
示し、ここでは安定化部材22をメッシュの正面14から突出させる。この工程
において、図示の目的のため、ハーフサイズパネル28を基部24に組み合わせ
て載置する。従って、ハーフサイズパネル28上にフルサイズパネル26を置く
必要がある。このことは、想像線で示すように、下位クロスバー48がフック
54の下に係合するようにフルサイズパネル26を置くことにより達成される。
次ぎにパネル26は、クロスバー48がフック54によって形成される曲り部に
嵌入されて係合するように持ち上げられる。図1に示すパネル26に隣接するパ
ネル26は、パネル26の高さの半分上方へ突出す。このように、隣接するパネ
ル26は図21に示すパネル26に連結され、該パネル26を図21に示す固定
位置に支持する。この相互連結は、ループ64、66を隣接パネル部材26のク
ロスバー48に通すことによってなされる。水平方向に隣接するパネル部材26
を係合するこの安定化部材22の連結或は架け渡しは、図2に参照番号80によ
って示す横連結によって図示されている。これらの横連結80は安定化部材22
が水平方向に隣接するパネル26、28と係合することを表わす。
これらの構築工程のいずれかが実施される際、種々のパネル24、26、28
を連結するその他のファスナを用いることが好ましい場合もある。それにもかか
わらず、L型パネルを用いるのではなく一般に平らなワイヤロッドパネル26、
28を用い、それに伴い一般に平らな安定化部材22を用いるため、補強土構造
体10の組立てを容易にでき、種々の構成部を移動するための重機を使用するこ
となくその組立てが行なわれる。
次ぎに図22に言及し、ここでは正面パネル26を付け足すことに伴う次の安
定化部材22の付設及び粒子材料20の層の敷設を示す。パネル26を付け足し
た後に、適当なフィルタクロス30または追加のスクリーンをパネル26の背面
に付設することに留意されたい。
図23は、粒子材料20及び安定化部材22を重ねて敷設した状態を示す。安
定化部材22をクロスバー48の各位置に設ける必要はないことに留意されたい
。更に、設計に応じて、補強土構造体10内に延伸する安定化部材22の長さを
層毎に変えてもよいし、また、同じ層において異なるようにしてもよい。また図
13及び13Aに言及して、代替安定化部材22を使用できることに留意願いた
い。即ち、図13及び13Aに言及し、テンションアーム60、62を横部材6
5によって相互接続することとしてもよい。その横部材65に他のタイプの安定
化要素、例えば、剛性バー又は図13に示すストラップ67若しくは図13Aに
示す一般に湾曲したプレート69上に設けた可撓ストラップ71、或は補強土
構造体10の構成が可能となるようなアンカー手段その他の手段を付設すること
としてもよい。
場所打ち保護層の実施例
次ぎに図24乃至27に言及し、ここでは本発明の1実施例を示し、補強土構
造体10は場所打ち正面壁と組み合わせて構成されている。即ち、図24に示す
ように、安定化部材22(これは上述したタイプのものである)は、粒子材料2
0内に保持されかつループ端90を備え、このループ端は、正面保護層パネル9
8の垂直補強筋96に溶接されあるいは取り付けられた水平補強筋92、94の
間に係合する。特別なハンドルバーコネクタ100もまた保護層パネル98から
外側へ突出する。このコネクタ100は水平補強筋102、104を支持するよ
うに形成されている。
コンクリート106のような集合材料を正面パネル部材98に対して場所打ち
する。このように、ワイヤメッシュ保護層を含む本発明の補強土構造体10はま
た例えば場所打ちコンクリート壁106を含む。
この実施例におけるハンドルバーコネクタ100は、多数の機能を行う。これ
らの機能は、安定化部材22を保持する機能、安定化部材22を正面パネル保護
層98に対してロックする機能、追加の補強部材102、104を支持する機能
、及び場所打ち壁106を補強する機能を含む。次ぎに図25に言及し、図24
のハンドルバーコネクタ100をより詳細に示す。ハンドルバーコネクタ100
は、連結用冠部107と、該連結用冠部によって互いに連結され互いに離間して
垂直方向に垂れ下がる足108、110と、外側に延伸し互いに離間する水平方
向延伸部112、114と、上方へ延びる垂直終端延伸部116、118とを含
む。垂直方向に延伸する足108、110はテンション部材22のループ端90
に嵌合する。これは、最初に終端延伸部116、118をループ90に通して、
次ぎにコネクタ100を図24、25に示す位置に向けることで達成される。冠
部107はループ90の端部と相互作用をなしてテンション部材22を適当な距
離互いに離間させ、かつ保護層パネル98に対応する位置に保持する。水平延伸
部112、114は、場所打ち壁106内に存する補強部材102、104を支
持する。図26、27は、それぞれ、図25の斜視図に示すハンドルバーコネク
タ
100の平面及び側面図である。
代替の特徴及び構築物
典型的にコネクタ100は鉄筋から造られる。種々のその他のハンドルバーコ
ネクタを2またはそれ以上の安定化部材を上述した方法で取り付けるために用い
ることもできる。ハンドルバーコネクタ100の形状を変えることもできる。
使用されうる本発明のその他の代替構築物及び特徴が存在する。例えば、別個
のパネル26、28を形成するワイヤロッド又は鉄筋の特別な形状は、開示した
特別のパターンの方が好ましいが、変更することとしてもよい。重要なことは、
パネル26、28の一般の長方形形状は本発明の特徴であり、この特徴は安定化
部材22をパネル26、28にかみ合わせる手段の構成を可能にすることである
。安定化部材22の構成を変えることもできる。テンション部材やアンカー部材
、又はその組合わせは安定化部材を構成する。パネル26、28の相対的な高さ
を変えることとしてもよい。好ましくは、パネル26、28は構造体において平
らであるべきである。基部24の使用は、一般的に平面ではない構造の一部であ
る。基部24の寸法は、しかしながら、保管、移動及び築造の問題を最少にする
ため選択される(基部24は補強土構造体10を形成するために用いる構成部分
の中で唯一のL型の構成部分である)。
本発明の別の重要な特徴は、垂直方向に隣接するパネルを互いにスライド補正
する結果、保護層パネルの組立ての調整が可能であり、かつ組立てが容易である
ことである。本発明の別の重要な特徴は、安定化部材22をパネル26同士を係
合させるために使用するだけではなく、隣接するパネルをかみ合わせて応力を水
平方向の隣接パネルに伝達するように設けたことである。代替コネクタ又はハン
ドルバー構造もまた本発明の実施に使用できる。
図28は本発明の構造の代替実施例を示し、ここでは、補強土構造体10は、
上述したサイズ及び形状の垂直パネルから成る。しかしながら、図28に示す補
強土構造体パネルに対して、各パネルの上端のフック付き垂直バーは省略されて
いる。従って、例えば、第1の垂直パネル150は、パネル上端に添う水平横筋
152(これは、例えば、互いに離間する縦筋部材154に溶接されている)を
含む。従って、1本の水平横筋152はパネル150の離間間隔で配列されてい
る。垂直部材154にはまた水平方向の補強横筋155が溶接されている。第1
セットの横筋155はパネル150の上部横筋152に極めて近い位置に配設さ
れている。
同様に、水平方向に隣接する壁パネル156は、離間した縦筋(垂直部材)1
60に溶接された上部補強横筋158を含む。他の離間した水平横筋158が配
筋される。水平配列セットとして配設され互いに僅かに離間する2本の横筋16
2もまたパネル156の縦筋160に溶接されていることに留意されたい。同様
に、第1セットの水平横筋162はパネル156の頂部に近接して配設される。
安定化部材164(これはループ端165及び先に説明した一般的形状を備え
る)は、これから説明する態様で、横筋155、162の一方あるいは両方に嵌
合する。パネル150、156といった垂直パネルは、組立工程において、横側
の隣接するパネルの縦筋154を連結するタイワイヤ、堅結リングその他の手段
によって互いに連結される。
ここで図29に言及する。この図は、安定化部材164を、例えば、横筋16
2の間に配置する方法を示す。従って、横筋162、162を含むパネル156
は横筋162と162との間でループ端165を受ける。パネル156の内側に
配設され土を保持する繊維材料166にはループ端165を通過させるためのス
リットを設ける。
図30は、概して図10に示すタイプのコネクタを配設して安定化部材164
及びパネル156に係合させる方法を示す。従って、コネクタ170は、図30
に想像線で示す一連の位置を経て土保持繊維材料166とパネル156との間に
配設される。コネクタ端部172は、図示のとおり、ループ端165に嵌合され
かつ横筋162に係合する。次ぎに安定化部材あるいは補強ストリップ164を
コネクタ170を引っ張るように強く引っ張って図28に示すように組立て体を
得る。組立手順は、図30を参照すると以下のようになる。土保持繊維材料16
6の上端縁をパネル(保護層)156から離すように引っ張る。コネクタ170
を次ぎに繊維材料166に近接させてループ165に挿入する。コネクタ170
が2本の水平補強筋162の両方に係合するまで安定化部材164をしっ
かりと引っ張ることにより、連結が確実なものとなる。この連結は、コネクタ1
70の横筋部171が縦筋160に近接する位置に配置されることにより完成す
る。
図31は、図30の構成の平面図であり、前記連結の最終位置を上から見た図
である。
図32は、パネル156のような縦方向に隣接するグリッド又はパネルの連結
を隣接パネルと相互作用をなすコネクタ170を用いて行なうことを示す。この
連結は一般に図28に示すタイプの実施例であり、縦筋160と協働するフック
を省略することができる。例えば、図5のフック44は図28及び32の実施例
には使用されない。
図32に言及し、コネクタ170は、第2の外側パネル156B上に位置する
パネル156Aに差し込まれる。上部パネル156Aは下部パネル156Bの上
端縁の内側に下端縁を有する。コネクタ170は、先に説明した態様で端部ルー
プ165と係合する端部フックまたはアーム173を含む。内側パネル156A
の下部横筋158Aは安定化部材(または要素)164の下に位置する。次の隣
の横筋158Bは安定化要素164の上部に位置する。安定化部材164は、従
って、内側パネル(上部パネル)156Aの離間した横筋158Aと158Bと
の間にある。これにより、組立ての際に、下部パネル156に対する上部パネル
156の垂直移動範囲を与える。この範囲は、図32に示す横筋158A、15
8Bによって限定される。パネル156Aの底部近辺には狭い間隔(1インチの
間隔)の補強筋162は無いことに留意されたい。
ループ165は下部外側パネル156Bの僅かに離間した水平横筋162の間
に嵌入され、先に説明したようにコネクタと協働する。このように、コネクタ1
70と安定化部材はパネル156A、156Bを共に保持するためにパネル15
6A、156Bと協働する。
図33に言及し、ここでは、補強土構造体の正面に用いられるワイヤメッシュ
パネル180の構造の拡大一部分を示す。図に示すように、パネル180は縦筋
182と水平横筋184を含む。異なる間隔で離間する水平補強筋186は接近
して設けられており約1インチ離間している。パネル180は、例えば、縦筋
182によって確定される側縁188のように、鉛直側縁には突出部が存在しな
いように設計されている。このように、パネル180は、補強土構造体の保護層
において横側に配列された縦筋182によって連結することとしてもよい。補強
縦筋182は堅結リング、ワイヤタイその他の堅結材によって堅結することがで
きる。更に、先に説明したように、ループ端165を有する安定化部材164は
水平方向に隣接するパネル180の横筋186の間に嵌合され、これによりそう
いった隣接パネル180同士の連結を行なう。
図33にまた示すように、孔あきメタルシート又はエキスパンディッドメタル
シート190をパネル180の内側に挟むこととしてもよい。即ち、孔あきスク
リーン190を繊維材料に代えて補強土構造体10を形成する粒子材料を保持す
ることとしてもよい。このように、本発明の構造は、パネル180のような第1
部材であるワイヤラチス体とこれに突き当てられる第2の部材である孔あきメタ
ルシート190のみからなることが理解される。この構造でもって、種々の先行
技術の構造に見られるような3つの外側層が3層ではなく、2層の補強土構造体
10を提供することができる。
図34、35は、安定化要素164、正確には、そのループ端165をパネル
の正面壁ラチス体に連結するために用いる代替ハンドルバーコネクタ200の詳
細を示す。コネクタ200は、固定用端部204、206を互いに離間させる横
筋202を備える。横筋202の長さは端部204、206を先に説明した安定
化要素164のループ端165の間隔と同じ間隔に保持するように設けられてい
る。分離された安定化要素との協働が可能なようにコネクタの長さを変えること
もできる。
いずれの場合も、ループ端204、206は図24、25の実施例における特
別な構造を有する。この構造は、横筋202から弓なりに延伸する弧状延伸部2
08を与える。弧状延伸部208は約115°の弧状部を有する。この弧状部の
延伸範囲を変えることもできる。弧状部の延伸範囲は、好ましくは、90°から
180°までである。直線端部210は弧状延伸部208の先へ延びる。先の図
から判るように、コネクタ200は、安定化要素164を壁パネルに連結するた
めに安定化要素164のループ端165に嵌合される。ハンドルバーコネクタ
は、図34、35に示すように、構成部の組立てを容易にする種々の環境におい
て特に有用である。例えば、コネクタ200の直線端部210は、鉛直パネルの
内側ライニングである繊維材料又はスクリーンに差し通されないように設計され
る。
図36、37は場所打ち壁に利用される代替コネクタを示す。図36、37に
言及し、コネクタ220は横筋222を含む。横筋222の各端部から下方へ延
伸する部分224は曲り部226を形成するが、この曲り部の両端の間には接続
のための長さを有する部分が存在しない。換言すれば、曲り部226は、図36
に示すように、下方延伸部224の円弧状部分である。これは、図25に示す構
造と対照的であり、図25の構造は、図36の部材224に相当する延伸部が1
つの180°の曲り部ではなく2つの分離した90°の曲り部から形成されてい
る。
好ましい実施態様を説明したが、これらに対する代替構造も本願発明の範囲に
含むものであり、従って、本願発明は、請求の範囲に記載されたもの及びその均
等のものに限定される。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),AU,CA,JP,US
(72)発明者 コウェル、マイケル・ジェイ
アメリカ合衆国、バージニア州 22075、
リースバーグ、ローズミード・プレイス・
エス・ダブリュー 204
(72)発明者 ホテック、ダン・ジェイ
アメリカ合衆国、バージニア州 22091、
レストン、ポスト・オーク・トレイル
1816
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.ワイヤメッシュ保護層を備える壁構造であって、 レベル基準面から上方へ延伸する実質的に平らな正面を有する3次元補強土 構造体を構成する粒子状の締固め可能な埋め戻し材であって、 前記補強土構造体は該構造体内に分散された複数の土安定化部材を含み、前記 土安定化部材は前記正面から前記補強土構造体内へほぼ水平に延伸し、前記安定 化部材の少なくともいくつかは前記正面から前記補強土構造体内に延伸する第1 及び第2のテンション部材を含んでなる埋め戻し材と、 前記正面に設けた複数の実質的に垂直かつ平らなワイヤメッシュパネルであ って、前記パネルは該パネルを連結して垂直方向の段を形成し、かつ、水平側縁 と垂直側縁とを有し、前記垂直側縁は実質的に直線上にあり、互いに隣接するパ ネルの前記水平側縁はオフセットしているワイヤメッシュパネルと、 前記テンション部材を前記ワイヤメッシュパネルに連結する手段とを、 含んでなる壁構造。 2.請求項1の壁構造であって、前記第1及び第2のテンション部材は、前記正 面に近接して端部にループを備え、かつ、前記正面の外側において前記ループに 嵌合するワイヤコネクタを含んでなる壁構造。 3.請求項1の壁構造であって、前記補強土構造体の底部正面縁に沿うワイヤメ ッシュ基部パネルを含んでなり、前記基部パネルは、前記正面の少なくとも一部 に垂直延伸部を有し、かつ、前記補強土構造体の底面の少なくとも一部に水平延 伸部を有する壁構造。 4.請求項1の壁構造であって、前記第1及び第2のテンション部材は、それぞ れ、前記補強土構造体内へ延伸する第1及び第2のロッド部材と、前記ロッド部 材を連結する横材とを含んでなる壁構造。 5.請求項1の壁構造であって、前記安定化部材は前記補強土構造体内で実質的 に同じ長さのテンション部材を有する壁構造。 6.請求項1の壁構造であって、前記安定化部材は前記補強土構造体内で実質的 に同じ長さのテンション部材を有する壁構造。 7.請求項1の壁構造であって、前記パネルはすべて同一の高さを有し、隣接す るパネルは前記高さの約半分高さ方向にオフセットする壁構造。 8.請求項1の壁構造であって、前記ワイヤメッシュパネルは、垂直方向の隣接 パネルの水平底面縁に引っ掛けられる水平上縁を有する壁構造。 9.請求項1の壁構造であって、前記安定化部材の少なくともいくつかは前記補 強土構造体の深さまで水平に延伸する壁構造。 10.請求項1の壁構造であって、前記安定化部材の少なくともいくつかは前記補 強土構造体内へ部分的にのみ水平に延伸する壁構造。 11.請求項1の壁構造であって、1つの前記安定化部材が2つの水平方向の隣接 パネルを連結する壁構造。 12.請求項1の壁構造であって、前記パネルの頂部縁に沿って隣の隣接パネルの 底面において水平横筋に係合するフック付きロッド部材を前記パネルに設け、粒 子状の埋め戻し材料の締固めから生じるパネルの外側へのはらみを最少にするた めに前記パネルを相対的に垂直方向に僅かに摺動自在に設けた壁構造。 13.請求項1の壁構造であって、前記パネルの底面に沿う水平横筋のところにお いてパネルに連結される安定化部材を含んでなり、前記安定化部材はパネルを垂 直に保持するためフック付きロッド部材と協働する壁構造。 14.補強土構造体を含み、ワイヤメッシュ保護層を有する壁構造を構築する方法 であって、 (a) 補強土構造体のためのレベル基準平面を形成し、 (b) 垂直パネルとこれに連結された水平パネルとを備えるワイヤメッシュ基部 部材であって、前記垂直パネルが前記補強土構造体の正面を形成する基部部材を 1段置き、 (c) ワイヤメッシュからなり交互に高さが異なる保護層パネルを水平方向に連 続して前記基部部材の前記垂直パネルに沿って取り付け保護層パネルの第1段を 形成し、 (d) 前記正面の背部において第1レベルまで粒子材料で埋め戻し、 (e) 複数の土安定化部材を前記補強土構造体内の前記第1粒子材料層上に突出 させるように前記保護層パネルに取り付け、 (f) 前記第1段の交互に高さが異なる保護層パネル部材に垂直ワイヤメッシュ 保護層パネル部材を取り付け、 (g) 前記正面の背部を粒子材料で埋め戻し、かつ、 (h) 前記埋め戻し面上に複数の土安定化部材を取り付ける、 ことを含んでなる方法。 15.請求項14の方法であって、埋め戻しと、安定化部材の前記各保護層パネル の保護層への取り付けを交互に行なう工程を含んでなる方法。 16.請求項14の方法であって、前記高さの異なる保護層パネルに前記垂直ワイ ヤメッシュ保護層パネル部材を取り付けることを含んでなり、これにより垂直方 向に高さのが交互に異なるモザイク状の保護層パネル部材を形成する方法。 17.ワイヤメッシュ保護層を備える壁構造であって、 レベル基準面から上方へ延伸する実質的に平らな正面を有する3次元補強土 構造体を構成する粒子状の締固め可能な埋め戻し材であって、 前記補強土構造体は該構造体内に分散された複数の土安定化部材を含み、前記 土安定化部材は前記正面から前記補強土構造体内へほぼ水平に延伸し、前記安定 化部材の少なくともいくつかは前記正面から前記補強土構造体内に延伸する第1 及び第2のテンション部材を含んでなる埋め戻し材と、 前記正面に設けた複数の実質的に垂直かつ平らなワイヤメッシュパネルであ って、前記パネルは該パネルを連結して垂直方向の段を形成し、かつ、水平側縁 と垂直側縁とを有し、前記垂直側縁は実質的に直線上にあり、互いに隣接するパ ネルの前記水平側縁はオフセットしているワイヤメッシュパネルと、 前記テンション部材を前記ワイヤメッシュパネルに連結する手段であって、 前記パネル部材及び前記正面から突出する手段と、 前記テンション部材と前記ワイヤメッシュパネルとを連結するため前記手段 を被せる場所打ち保護層材料とを、 含んでなる壁構造。 18.請求項17の壁構造であって、前記第1及び第2のテンション部材は、前記 正面に近接して端部にループを備え、かつ、前記正面の外側において前記ループ に嵌合するワイヤコネクタを含んでなる壁構造。 19.請求項17の壁構造であって、前記補強土構造体の底部正面縁に沿うワイヤ メッシュ基部パネルを含んでなり、前記基部パネルは、前記正面の少なくとも一 部に垂直延伸部を有し、かつ、前記補強土構造体の底面の少なくとも一部に水平 延伸部を有する壁構造。 20.請求項17の壁構造であって、前記第1及び第2のテンション部材は、それ ぞれ、前記補強土構造体内へ延伸する第1及び第2のロッド部材と、前記ロッド 部材を連結する横材とを含んでなる壁構造。 21.請求項17の壁構造であって、前記安定化部材は前記補強土構造体内で実質 的に同じ長さのテンション部材を有する壁構造。 22.請求項17の壁構造であって、前記安定化部材は前記補強土構造体内で実質 的に同じ長さのテンション部材を有する壁構造。 23.請求項17の壁構造であって、前記パネルはすべて同一の高さを有し、隣接 するパネルは前記高さの約半分高さ方向にオフセットする壁構造。 24.請求項17の壁構造であって、前記ワイヤメッシュパネルは、垂直方向の隣 接パネルの水平底面縁に引っ掛けられる水平上縁を有する壁構造。 25.請求項17の壁構造であって、前記安定化部材の少なくともいくつかは前記 補強土構造体の深さまで水平に延伸する壁構造。 26.請求項17の壁構造であって、前記安定化部材の少なくともいくつかは前記 補強土構造体内へ部分的にのみ水平に延伸する壁構造。 27.請求項17の壁構造であって、1つの前記安定化部材が2つの水平方向の隣 接パネルを連結する壁構造。 28.請求項17の壁構造であって、前記パネルの頂部縁に沿って隣の隣接パネル の底面において水平横筋に係合するフック付きロッド部材を前記パネルに設け、 粒子状の埋め戻し材料の締固めから生じるパネルの外側へのはらみを最少にする ために前記パネルを相対的に垂直方向に僅かに摺動自在に設けた壁構造。 29.請求項17の壁構造であって、前記パネルの底面に沿う水平横筋のところに おいてパネルに連結される安定化部材を含んでなり、前記安定化部材はパネルを 垂直に保持するためフック付きロッド部材と協働する壁構造。 30.請求項17の壁構造であって、前記テンション部材を前記ワイヤメッシュパ ネルと連結する前記手段は、前記テンション部材と協働しかつ前記ワイヤメッシ ュパネルから外側へ向かって前記場所打ち保護層材料内へ突出する少なくとも1 本の足を含んでなるハンドルバー構造を有する壁構造。 31.請求項30の壁構造であって、前記足は前記ワイヤメッシュパネルから水平 に突出し、前記足は前記水平な足によって少なくとも部分的に支持される前記場 所打ち材料内に補強横材を含む壁構造。 32.請求項17の壁構造であって、前記テンション部材は、前記保護層パネルに 差し込まれて延伸するループ端と、該ループ端に挿入された補強筋を連結する手 段とを含んでなる壁構造。 33.補強土構造体を含み、ワイヤメッシュ保護層を有する壁構造を構築する方法 であって、 (a) 補強土構造体のためのレベル基準平面を形成し、 (b) 垂直パネルとこれに連結された水平パネルとを備えるワイヤメッシュ基部 部材であって、前記垂直パネルが前記補強土構造体の正面を形成する基部部材を 1段置き、 (c) ワイヤメッシュからなり交互に高さが異なる保護層パネルを水平方向に連 続して前記基部部材の前記垂直パネルに沿って取り付け保護層パネルの第1段を 形成し、 (d) 前記正面の背部において第1レベルまで粒子材料で埋め戻し、 (e) コネクタ部材によって複数の土安定化部材を前記補強土構造体内の前記第 1粒子材料層上に突出させるように前記保護層パネルに取り付け、 (f) 前記第1段の交互に高さが異なる保護層パネル部材に垂直ワイヤメッシュ 保護層パネル部材を取り付け、前記コネクタ部材の少なくともいくつかを前記保 護層パネルから外側へ突出させ、 (g) 前記正面の背部を粒子材料で埋め戻し、 (h) 前記埋め戻し面上に複数の土安定化部材を取り付け、かつ、 (i) 前記保護層パネルに集合材料壁を場所打ちする、 ことを含んでなる方法。 34.請求項33の方法であって、埋め戻しと、安定化部材の前記各保護層パネル の保護層への取り付けを交互に行なう工程を含んでなる方法。 35.請求項33の方法であって、前記高さの異なる保護層パネルに前記垂直ワイ ヤメッシュ保護層パネル部材を取り付けることを含んでなり、これにより垂直方 向に高さのが交互に異なるモザイク状の保護層パネル部材を形成する方法。 36.請求項33の方法であって、前記集合材料壁を打設する前に前記補強部材を 前記コネクタ部材によって支持してモザイク状の交互に高さが異なる保護層パネ ルを形成する方法。 37.補強土ワイヤ壁であって、 外側及び内側を備えるワイヤ保護層パネルであって、該パネルを構成する鉄 筋のラチス体を含んでなり、該ラチス体は、互いに僅かに離間した組になった平 行な横筋と、前記横筋に連結された縦筋とを含む保護層パネルと、 平行なテンションアームと該テンションアームに連結された少なくとも2つ の端部ループとを有する安定化部材であって、前記ループは前記パネルの前記離 間した横筋の間に突出するため1つの水平面内に位置し、前記ループは前記パネ ルの外側で延伸し、前記安定化部材は前記パネルの内側で突出し、前記横筋は前 記ループを受けるためのスロットを形成するように離間し、前記ループは横方向 に互いに離間する安定化部材と、 横筋と該横筋から延伸するフック付き両端とを有するコネクタであって、前 記横筋は前記パネルの内側に位置し前記パネルの少なくとも1つの縦筋と係合し 、前記フック付き両端は前記パネルの内側から外側へ挿入係合されかつ前記パネ ルに取り付けられた前記安定化部材を保持するため前記パネルの外側で前記安定 化部材の端部ループへ挿入係合されたコネクタとを、 含んでなる補強土ワイヤ壁。 38.請求項37の壁であって、前記安定化部材は前記パネルの内側の締固めた土 の中に延伸する壁。 39.請求項37の壁であって、内側及び外側を有する第1及び第2のワイヤ保護 層パネルを含んでなり、前記各パネルは縦筋を有し、前記パネルは水平縁に沿っ てオーバーラップされ、1つのコネクタが両パネルの内側に横筋を含み、 両パネルにまたがりかつ前記オーバーラップされた両パネルの外側において前記 安定化部材の前記ループに受けられる前記コネクタの前記フック付き端部によっ て前記パネルはオーバーラップされる壁。 40.請求項37の壁であって、粒子材料を保持するスクリーンを前記パネルの内 側に設けた壁。 41.請求項37の壁であって、内側及び外側を有し横方向に隣り合う第1及び第 2のワイヤ保護層パネルを含んでなり、各パネルは平行な離間した横筋互いに隣 接するパネルの前記平行な離間した横筋は、1つの安定化部材の離れたループを 同時に受けるために水平方向において直線上に位置する壁。 42.請求項37の壁であって、前記コネクタの前記フック付き端部は、前記コネ クタの前記横筋から前記パネルの外側へ延伸し次ぎに内側へ延伸する弧状の湾曲 部を形成し、前記湾曲部は90°から180°の範囲にある壁。 43.請求項42の壁であって、前記湾曲部は115°±10°の範囲内にある壁 。 44.請求項37の壁であって、1つのパネルに複数の組の平行な離間した横筋を 有し、該横筋に複数の安定化部材を別のコネクタによって取り付けた壁。 45.補強土ワイヤ壁であって、 外側及び内側を備えるワイヤ保護層パネルであって、該パネルを構成する鉄 筋のラチス体を含んでなり、該ラチス体は、互いに僅かに離間した組になった平 行な横筋と、前記横筋に連結された縦筋とを含む保護層パネルと、 第1及び第2のテンションアームを有する安定化部材であって、前記アーム の端部は1つの平面上に位置する第1及び第2のループを形成し、該ループは前 記横筋をまたがって前記パネルの内側から外側へ延伸する安定化部材と、 前記ループを前記パネルに取り付けるコネクタであって、前記横筋のうちの 前記ループがまたがる少なくとも1本の横筋と係合するため各ループ内を延伸す るフック部材を含むコネクタとを、 含んでなる壁。
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