JPH09501902A - 螺旋エスカレータ - Google Patents

螺旋エスカレータ

Info

Publication number
JPH09501902A
JPH09501902A JP7520964A JP52096495A JPH09501902A JP H09501902 A JPH09501902 A JP H09501902A JP 7520964 A JP7520964 A JP 7520964A JP 52096495 A JP52096495 A JP 52096495A JP H09501902 A JPH09501902 A JP H09501902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
area
holding
spiral
central column
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7520964A
Other languages
English (en)
Inventor
ブルン エリク
Original Assignee
オー ウント カー ロルトレッペン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by オー ウント カー ロルトレッペン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング filed Critical オー ウント カー ロルトレッペン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
Publication of JPH09501902A publication Critical patent/JPH09501902A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B21/00Kinds or types of escalators or moving walkways
    • B66B21/02Escalators
    • B66B21/06Escalators spiral type

Landscapes

  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明によって提案される螺旋エスカレータは、中心に定位配置された鉛直な中央コラムと、該中央コラムと協働し該中央コラムの鉛直方向延在領域に沿って螺旋状に延びる少なくとも1つの第1の案内路と、該第1の案内路に対して規定の半径方向間隔をとって設けられた少なくとも1つの第2の案内路と、少なくとも1本の軸を備えていて該軸の外端域に前記第1及び第2の案内路の上に載る踏段ローラを装備した多数の踏段と、該踏段を互いに連結して相応の輸送方向に運動させる駆動部材と、輸送区域の領域外に設けられた踏段用の上部及び下部の変向ガイド区域並びに戻し区域とを備え、しかも螺旋エスカレータの螺旋が、上部踊り場区域と下部踊り場区域との間並びに場合によっては前記の両踊り場区域間に配置された中間踊り場区域と上部踊り場区域及び下部踊り場区域との間で、実質的に一定の規定リード角をもって延びており、かつ、前記踏段の戻し区域が、前記輸送区域の下側に設けられており、かつ、前記踏段ローラが、前記輸送区域の案内路に対して螺旋状に延びる別の対応した案内路に沿って転動し、前記駆動部材が、踏段のほぼ半径方向内位寄り域と半径方向外位寄り域とに配置されており、かつ前記踏段の半径方向内位寄り域及び半径方向外位寄り域又はその何れかの域に踏段用の保持兼ガイド機構が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】 螺旋エスカレータ 技術分野 本発明は、中心に定位配置された鉛直な中央コラムを有する螺旋エスカレータ に関するものである。 背景技術 欧州特許第415953号明細書に基づいて公知になっている螺旋の形式でガ イドされているエスカレータは、基面輪郭が円形セクタ状に構成されていて少な くとも1つの定位配置された螺旋状のガイド機構に沿って走行する多数の可動踏 段と、エスカレータ領域の中心に配置されている鉛直の中央コラムと、前記踏段 の狭幅の内側面端部を保持してガイドするために前記中央コラムの外周域に配置 されたカップリング装置と、前記の中央コラムの少なくとも1つのカップリング 装置をコラム鉛直軸線を中心として旋回方向に駆動して踏段を運動させるための 駆動装置とを有している。多数の踏段は1つの無端鎖に互いに連結されており、 この場合、踏段の広幅の外側面端部だけが連結部材を介して、隣り合った踏段の 各隣接側面端部と互いに連結されており、前記連結部材は、ほぼ鉛直な軸線を中 心とする踏段の相対的な旋回を可能にすると共に、踏段のほぼ鉛直方向の相対的 なシフトを可能にする。踏 段は、踏段の内側面端部を保持しているカップリング装置から着脱可能である。 螺旋エスカレータは単純な上向ステップ又は下向ステップとして構成することが でき、その場合、エスカレータの空側(無負荷側)は中央コラムの内室を通って ガイドされている。また変化実施形態として上昇ストローク区域並びに下降スト ローク区域を設けることも可能であり、その場合は、上昇ストローク区域と下降 ストローク区域とのために夫々専用の中央コラムが設けられている。個々の、又 は両方の中央コラムは外部駆動装置によって回転させられる。専用の個々の中央 コラムの内部領域を通って導かれる踏段の戻し方式並びに2つの中央コラムの使 用は、所要スペースを著しく増大させることになり、しかも特に中央コラム内部 に位置している踏段戻し領域へのアクセスも問題なくはない。そればかりでなく 中央コラムの内部に戻し領域があるために該中央コラムの直径も不当に増大する 。 ドイツ連邦共和国特許第4009973号明細書に記載の技術は、前掲刊行物 のものに類似して回転可能な中央コラムを有する循環式の円形エスカレータに関 するものである。該円形エスカレータはリング状のカム体を有し、該カム体は、 エスカレータに沿って動かすために踏段を連行ガイドする。中心軸線の360° 回転によって1つの踏段は、閉じた上向・下向運動を行う。従って平均して上向 運動と下向運動のためには 夫々180°が使用されるにすぎないので、階層高さが大きくなると、必然的に 多メートルにも及ぶ大きな直径が必要になる。例えば4.8m高さの階層を昇降 克服するための直径は約10mになる。従って、特に中間踊り場を有する多数階 の階層の克服は事実上、実現不可能に等しい。 前掲公知の両螺旋エスカレータは、ほぼ水平な踊り場区域(乗降口区域)を輸 送区域(勾配区域)と滑動式に円滑に連絡する所謂「移行区域」を有していない 。両螺旋エスカレータでは水平面から勾配面への方向変換が急激に行われ、しか も大きな水平方向加速が甘受されねばならない。 発明の開示 本発明の課題は、極めて狭い空間に建設することができ、任意の大きな高さを 昇降克服でき、乗降口区域と勾配区域との間の滑動式移行を可能にしかつ単純な 機械的な構造を有するように螺旋エスカレータを改良することである。 中心に定位配置された鉛直な中央コラムを有する螺旋エスカレータにおける、 前記課題を解決するための本発明の構成手段は、前記中央コラムと協働し該中央 コラムの鉛直方向延在領域に沿って螺旋状に延びる少なくとも1つの第1の案内 路と、該第1の案内路に対して規定の半径方向間隔をとって設けられた少なくと も1つの第2の案内路と、少なくとも1本の軸を備え ていて該軸の外端域に前記第1及び第2の案内路の上に載る踏段ローラを装備し た多数の踏段と、該踏段を互いに連結して相応の輸送方向に運動させる駆動部材 と、輸送区域の領域外に設けられた踏段用の上部及び下部の変向ガイド区域並び に戻し区域とを備え、しかも螺旋エスカレータの螺旋が、上部踊り場区域と下部 踊り場区域との間並びに場合によっては前記の両踊り場区域間に配置された中間 踊り場区域と上部踊り場区域及び下部踊り場区域との間で、実質的に一定の規定 リード角をもって延びており、かつ、前記踏段の戻し区域が、前記輸送区域の下 側に設けられており、かつ、前記踏段ローラが、前記輸送区域の案内路に対して 螺旋状に延びる別の対応した案内路に沿って転動し、前記駆動部材が、踏段のほ ぼ半径方向内位寄り域と半径方向外位寄り域とに配置されており、かつ前記踏段 の半径方向内位寄り域及び半径方向外位寄り域又はその何れかの域に踏段用の保 持兼ガイド機構が設けられている点にある。 本発明の有利な構成は、請求項2以降に記載した通りである。 従って個々の踏段の踏段ローラは所属のカム螺旋に沿ってガイドされ、しかも 踏段自体は、半径方向内位寄りの保持兼ガイド機構と半径方向外位寄りの保持兼 ガイド機構によって、或いはその何れかの保持兼ガイド機構によって側方ずれを 防止されている。特にリン クチェーンとして構成された駆動部材は、殊に有利には踏段よりも半径方向外位 域に設けられており、また他面において、踏段の半径方向内位寄り域は別個の駆 動部材を有していず、かつ輸送区域から、その下に位置している戻し区域への所 属の変向ガイド区域においては単に連行車によって変向ガイドされるにすぎない 。しかし又、半径方向内位寄り域に、つまり中央コラム寄りにも駆動部材を設け ておくことも可能である。保持兼ガイド機構を円弧状(フック状)に構成した場 合には、該保持兼ガイド機構は特に下部変向ガイド区域において、中央コラムに 実質的に水平方向に延びるスリット内へ係合し、しかも該スリットに基づいて、 フック状の保持兼ガイド機構を、中央コラムの領域から導出し又は該中央コラム の領域内へ導入して問題なく変向ガイドすることが保証される。 駆動鎖が、中心軸線の軸心を中心として蔓巻線状運動を行いかつ所属の案内路 が、相応の上り勾配を成して交差されている場合には、踏段軸は、その水平姿勢 を変化させることなしに前記蔓巻線状運動に追従する。 変向ガイド区域では踏段軸は(半径方向内位寄りの保持兼ガイド機構が存在し ている場合には該保持兼ガイド機構も)連行車によって、かつ半径方向外位寄り の駆動鎖及び連行車と相俟って約180°の角度だけ、その下に位置している戻 し区域へ、又はその逆に該 戻し区域から輸送区域へガイドされる。半径方向内位寄りの保持兼ガイド機構で は、該保持兼ガイド機構は、所属の輸送区域又は戻し区域の半径方向内位寄りの 案内路と半径方向外位寄りの案内路との間の空間内に位置決めされ、従って、輸 送区域の踏段の上向摺動する保持兼ガイド機構と衝突することなしに、戻し区域 を通過することができる。下部変向ガイド域における変向ガイドも前記と同じよ うに行われる。 本発明は、直径約4mの螺旋エスカレータを建造し、それによって任意の高度 差を克服することを可能にする。複数階層の場合には、各階層毎に乗降ゾーンを 設けることが可能であるので、本発明の螺旋エスカレータは、エレベータの利点 つまり所要空間が僅かで輸送高度が大きいという利点を、慣用のエスカレータの 利点つまり輸送効率が大きいという利点と結合する。 中央コラムは薄肉の管として構成されて、該管の外周域に案内路を(例えば円 弧状セグメントして)殊にねじによって装着することができ、或いは厚肉の管と して構成されて、該管の外周面に、例えば切削加工(フライス切削加工)によっ て輸送区域及び/又は戻し区域の半径方向内位寄りの踏段ローラのために必要な 案内路、また場合によっては下部変向ガイド区域のスリットも成形することも可 能である。 図面の簡単な説明 図1は2つの階層にわたって延在している螺旋形エ スカレータの原理図である。 図2は図1の螺旋形エスカレータの駆動機構を開放した状態で示した原理図で ある。 図3は図2に示した中央コラム並びに踏段軸及びローラの斜視図である。 図4は中央コラムから上部反転ステーションへの移行部の斜視図である。 図5は下部変向ガイド域の原理斜視図である。 図6は踏段軸を有する踏段と保持兼ガイド機構並びに略示した中央コラムの斜 視図である。 図7は下部変向ガイド域における保持兼ガイド機構用の水平方向スロットを有 する中央コラムの側面図である。 図8は輸送区域と戻し区域とのために同一半径上に設けられたガイド軌道を有 する螺旋形エスカレータの原理的斜視図である。 図9は輸送区域と戻し区域とのために異なった半径上に設けられたガイド軌道 を有する螺旋形エスカレータの原理的斜視図である。 発明を実施するための最良の形態 図1に原理図で示した2つの階層にわたって延在している螺旋形エスカレータ 1は実質的に次の構成部分、すなわち、中央に鉛直に配置された1本の定置の中 央コラム2と、半径外寄りに位置していて手摺レール5を配設した手摺機構3並 びに半径方向内寄りに位置 していて手摺レール6を配設した手摺機構4と、多数の踏段7とから成っている 。螺旋形エスカレータ1は、下部螺旋区分(第1階層)と中間乗降口としての踊 り場区域9と上部螺旋区分(第2階層)とを有している。踏段7は下部変向ガイ ド区域8並びに上部変向ガイド区域10において、図1では図示を省いたが変向 ガイド可能であり、かつ図2以降で詳細に説明したように戻し可能である。図1 では駆動機構もやはり図示が省かれている。 上向輸送方向(矢印方向)の場合、螺旋形エスカレータ1は下部変向ガイド区 域8の領域内に踊り場区域11(乗り口区域)を有し、該乗り口区域には移行区 域12が続き、該移行区域は究極的には滑動しつつ輸送区域13へ移行しかつ規 定のリード角で螺旋状に定置の中央コラム2に沿って延びている。同等の移行区 域14が、第1階層の上部輸送区域と中間乗降場としての踊り場区域9の第1の 降り口区域(降着域)15との中間範囲に設けられている。踏段7は踊り場区域 9の領域では変向ガイドされず、むしろ踏段7は引き続き水平方向にガイドされ て第1階層の場合と同様に第2階層の領域内へ移行される。この第2階層でも、 下位の乗り口区域16、移行区域17並びに規定のリード角を有する輸送区域1 8が設けられている。上部変向ガイド区分10は同様に移行区域19並びに降り 口区域(降着域)20を有している。 図2の原理図では、図1に示した螺旋形エスカレータ1の駆動機構が開放した 状態で図示されている。図2では定置の中央コラム2、踏段7及び上部変向ガイ ド区域10が図示されている。各踏段7はそれぞれ2本の軸21,22を有し、 しかも一方の軸21は軸方向で他方の軸22よりも長く構成されている。両軸2 1,22は踏段ローラ23,24並びに25,26を有し、この場合、前記踏段 ローラ23,24は所謂「牽引ローラ」であり、また踏段ローラ25,26は所 謂「追従ローラ」である。追従ローラ25,26は、ここでは詳細な図示は省い たが転動路に沿って転動するが、該転動路は本発明の構成にとって二義的な意味 をもっているにすぎない。 この場合、中央コラム2に関して各軸21の半径方向内寄りに位置する踏段ロ ーラ23は、本例では中央コラム2とねじ締結されて螺旋状に配置された内位案 内路27に沿って転動するのに対して、半径方向外寄りに位置する踏段ローラ2 4は、内位案内路に対して隔てて半径方向外寄りに配置された外位案内路28と 協働する。踏段7は、リンクチェーンによって形成される個々の駆動部材29と 協働し、前記リンクチェーンは個々のリンク29′,29″間に各踏段7の外位 踏段ローラ24を収容している。この場合リンクチェーン29は踏段7の外側に 設けられており、かつ互いに連結された踏段7を、輸送方向(矢印方向)に、し かも上部変向ガイド区域10を同時に形成する上部螺旋区分の方向に移動させる 。この場合リンクチェーン29が公知のように鎖車30を介して変向ガイドされ るのに対して、半径方向内寄りの領域では、すなわち中央コラム2の領域では、 軸21の半径方向延長軸部32を受容する連行車31が設けられているにすぎな いので、各踏段7を角度ずれなしに戻し区域33内へ変向ガイドすることが可能 である。また該戻し区域でも輸送区域13に類似して、踏段ローラ23,24の ために、略示したにすぎない内位案内路34並びに外位案内路35が設けられて おり、この場合下位案内路34は内位案内路27の下側で、中央コラム2の鉛直 方向延在方向に沿って同一の傾斜角で延びている。更に中央コラム2の外周面に 沿って転動する支持ローラ36が設けられており、該支持ローラは、単純化のた めに内位の踏段ローラ23の外側で軸21に配置されている。また図2ではやは り略示したにすぎないが、実質的に円弧状に構成された保持兼ガイド機構37が フックの形で設けられている。 図3の拡大図で示した図2の中央コラム2、矢印によって略示した輸送区域1 3並びに、同じく矢印によって略示した戻し区域33が図示されている。また図 3には輸送区域13のために設けられた内位案内路27及び、戻し区域33のた めに設けられた内位案内路34、並びに軸21、支持ローラ36、外位の踏段ロ ーラ24、輸送区域13用の外位案内路28並びにリンクチェーン29、内位の 踏段ローラ23並びに本例では円弧状に構成されていて各軸21の端部域で特に 枢着結合されかつ該軸から下方に規定の鉛直方向間隔をとって配置されたフック 形の保持兼ガイド機構37が図示されている。 図4の拡大図では、中央コラム2から上部螺旋区分の上部変向ガイド区域10 への移行部が図示されており、中央コラム2以外に次の構成部分が図示されてい る。すなわち:軸21、矢印で略示した輸送区域の内位案内路27並びに内位の 踏段ローラ23、内位の連行車31並びに、円弧状に構成された保持兼ガイド機 構37である。前記内位の踏段ローラ23は上部変向ガイド区域10の領域では ガイドプレート40と41との間に保持され、かつ図4では図示を省いた踏段と 一緒に変向ガイドされる。前記円弧状の保持兼ガイド機構37は本例では、幾分 大きな円弧長を有しているので、支持作用を良好にするために水平方向の支持ロ ーラ36が保持兼ガイド機構の前端並びに後端に設けられている。概略的な図示 のために図4では鉛直方向の支持ローラの図示は省かれている。上部変向ガイド 区域10における変向のために円弧状の保持兼ガイド機構37は案内路27から 離れて軸21と一緒に変向ガイドされる。符号37′では、丁度変向ガイドの状 態にある保持兼ガイド機構が図示されている。 図5の概略的な原理図では、螺旋形エスカレータ1の下部変向ガイド区域8が 図示されている。図5からは特に次の構成部分が判る。すなわち:定置の鉛直な 中央コラム2、輸送区域13の内位案内路27、戻し区域33の内位案内路34 、軸21に設けられている内位の踏段ローラ23、半径方向外寄りの案内路28 ,35並びにこれに所属していて軸21に設けられた外位の踏段ローラ24、駆 動部材29、円弧状に構成された保持兼ガイド機構37並びに、軸21の半径方 向延長軸部32を変向ガイドするための下部連行車31である。軸21と特に枢 着結合された保持兼ガイド機構37を中央コラム2の輸送区域13内へ導入でき るようにするために、該中央コラム2は、実質的に水平方向に延びるスロット3 8を、ほぼ下部連行車31の高さに有している。保持兼ガイド機構37を戻し区 域33から下部連行車31の領域内へ移行させる中央コラム2の部分にも同様の スロットが設けられている(図示せず)。前記スロット38は、ここでは図示を 省いたが、導入斜面又は導出斜面を有しているのが殊に有利であり、この導入斜 面又は導出斜面は、必要に応じてノイズ減衰性材料で被覆することができる。 図6の部分図では、踏段7に所属した軸21、内位の踏段ローラ23と外位の 踏段ローラ24(牽引ローラ)、内位の踏段ローラ25と外位の踏段ローラ26 (追従ローラ)並びに中央コラム2及び円弧状に構成 された保持兼ガイド機構37が図示されている。本例では図示の保持兼ガイド機 構37は比較的大きな円弧長さを有しているので、支持作用を良好にするために 水平方向の支持ローラ36が保持兼ガイド機構の前端並びに後端に設けられてお り、両支持ローラは中央コラム2の外周面39に沿って転動する。図示は省いた が、必要に応じて前記保持兼ガイド機構37の領域に鉛直方向の支持ローラを設 けておくことも可能である。この場合、内位の踏段ローラ23は、所属の内位案 内路27に沿って転動し、該内位案内路は、上方に向かって(矢印方向に)作用 する輸送区域13によって形成されている。 図7では、中央コラム2が、略示した内位案内路27,34、下部変向ガイド 区域8において円弧状に構成された保持兼ガイド機構37(図示せず)を導入す るための中央コラム2に形成された実質的に水平方向に延びるスロット38と共 に図示されている。 図8の原理図では、異なった変化実施態様の螺旋形エスカレータ1′が図示さ れている。図8に基づいて中央コラム2′、踏段7′、軸21′、内位の踏段ロ ーラ23′、外位の踏段ローラ24′並びに、半径方向外寄りに設けられた別の 支持ローラ42の配置関係が明らかである。軸21′の両端部域には、しかも半 径方向内寄りでは、つまり中央コラム2′の領域では、すでに述べた保持兼ガイ ド機構37が少なくとも1 本の水平方向の支持ローラ36と共に設けられているのに対して、半径方向外寄 りでは、詳細には図示されていない支持面に支持された付加的な保持兼ガイド機 構42が設けられている。内位の踏段ローラ23′は輸送区域13′において、 殊に有利には中央コラム2′の外周面39′に付設された所属の内位案内路27 ′に沿って転動するのに対して、戻し区域33′のためには、中央コラム2′の 外周面39′に、対応した内位案内路34′が付設されている。輸送区域13′ 並びに戻し区域33′の内位案内路27′と34′との半径は本例では等しい。 図9には、図8の別の変化態様としての中央コラム2″が図示されており、該 中央コラムは輸送区域13″のために、中央コラム2″の外周面39″にフライ ス切削された内位案内路27″を有している一方、戻し区域33″のために、中 央コラム2″の外周面39″に(例えばねじ締結によって)付設された内位案内 路34″を有している。前記の内位案内路27″及び34″は、この場合は異な った半径で設けられているので、夫々所属した内位の踏段ローラ23″と外位の 踏段ローラ24″は異なった半径上を転動する。同等のことは、やはり異なった 半径上に設けられていて対応した支持面(図示せず)と作用接続する半径方向外 位寄りの保持兼ガイド機構42についても当て嵌まる。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年11月21日 【補正内容】 明細書 螺旋エスカレータ 技術分野 本発明は、中心に定位配置された鉛直な中央コラムと、該中央コラムと協働し 該中央コラムの鉛直方向延在領域に沿って螺旋状に延びる少なくとも1つの第1 の案内路と、該第1の案内路に対して規定の半径方向間隔をとって設けられた少 なくとも1つの第2の案内路と、少なくとも1本の軸を備えていて該軸の外端域 に前記第1及び第2の案内路の上に載る踏段ローラを装備した多数の踏段と、該 踏段を互いに連結して相応の輸送方向に運動させる駆動部材と、輸送区域の領域 外に設けられた踏段用の上部及び下部の変向ガイド区域並びに戻し区域とを備え 、しかも螺旋エスカレータの螺旋が、上部踊り場区域と下部踊り場区域との間並 びに場合によっては前記の両踊り場区域間に配置された中間踊り場区域と上部踊 り場区域及び下部踊り場区域との間で、実質的に一定の規定リード角をもって延 びており、かつ、前記踏段の戻し区域が、前記輸送区域の下側に設けられており 、かつ、前記踏段ローラが、前記輸送区域の案内路に対して螺旋状に延びる別の 対応した案内路に沿って転動する形式の螺旋エスカレータに関するものである。 背景技術 欧州特許第415953号明細書に基づいて公知になっている螺旋の形式でガ イドされているエスカレータは、基面輪郭が円形セクタ状に構成されていて少な くとも1つの定位配置された螺旋状のガイド機構に沿って走行する多数の可動の 踏段と、エスカレータ領域の中心に配置されている鉛直の中央コラムと、前記踏 段の狭幅の内側面端部を保持してガイドするために前記中央コラムの外周域に配 置されたカップリング装置と、前記の中央コラムの少なくとも1つのカップリン グ装置をコラム鉛直軸線を中心として旋回方向に駆動して踏段を運動させるため の駆動装置とを有している。多数の踏段は1つの無端鎖として互いに連結されて おり、この場合、踏段の広幅の外側面端部だけが連結部材を介して、隣り合った 踏段の各隣接側面端部と互いに連結されており、前記連結部材は、ほぼ鉛直な軸 線を中心とする踏段の相対的な旋回を可能にすると共に、踏段のほぼ鉛直方向の 相対的なシフトを可能にする。踏段は、踏段の内側面端部を保持しているカップ リング装置から着脱可能である。螺旋エスカレータは単純な上向ステップ又は下 向ステップとして構成することができ、その場合、エスカレータの空側(無負荷 側)は中央コラムの内室を通ってガイドされている。また変化実施形態として上 昇ストローク区域並びに下降ストローク区域を設けることも可能であり、その場 合は、上昇ストローク区域と下降ストローク区域とのために夫々専用の中央コラ ムが設けられている。個々の中央コラム又は両方の中央コラムは外部駆動装置に よって回転させられるので、建造費が更に嵩むことになる。専用の個々の中央コ ラムの内部領域を通って導かれる踏段の戻し方式並びに2本の中央コラムの使用 は、所要スペースを著しく増大させることになり、しかも特に中央コラム内部に 位置している踏段戻し領域へアクセスしにくい点も問題である。そればかりでな く中央コラムの内部に戻し領域があるために該中央コラムの直径も不当に増大す る。 ドイツ連邦共和国特許第4009973号明細書に記載の技術は、前掲刊行物 のものに類似して回転可能な中央コラムを有する循環式の円形エスカレータに関 するものである。該円形エスカレータはリング状のカム体を有し、該カム体は、 エスカレータに沿って動かすために踏段を連行ガイドする。中心軸線の360° 回転によって1つの踏段は、閉じた上向・下向運動を行う。従って平均して上向 運動と下向運動のためには夫々180°が使用されるにすぎないので、階層高さ が大きくなると、必然的に多メートルにも及ぶ大きな直径が必要になる。例えば 4.8m高さの階層を昇降克服するための直径は約10mになる。従って、特に 中間踊り場を有する多数階の階層の克服は事実上、実現不可能に等しい。 前掲公知の両螺旋エスカレータは、ほぼ水平な踊り場区域(乗降口区域)を輸 送区域(勾配区域)と滑動式に円滑に連絡する所謂「移行区域」を有していない 。両螺旋エスカレータでは水平面から勾配面への方向変換が急激に行われ、しか も大きな水平方向加速が甘受されねばならない。 特開平3−13492号公報に基づいて開示されている冒頭で述べた形式の螺 旋エスカレータでは、上向エスカレータ区分と下向エスカレータ区分が並行に蔓 巻軌道に沿ってガイドされる。この場合欠点として確認できる点は、2つの駆動 部材が使用されており、かつ案内路のみによっては踏段のガイドが、個々の踏段 間に不都合なギャップが形成するのを確実に避け得るように最適化されないこと である。 発明の開示 本発明の課題は、極めて狭い空間に設置することができ、任意の大きな高さを 昇降克服でき、乗降口区域と勾配区域との間の滑動式移行を可能にしかつ単純な 機械的な構造を有するように螺旋エスカレータを改良することである。 中心に定位配置された鉛直な中央コラムと、該中央コラムと協働し該中央コラ ムの鉛直方向延在領域に沿って螺旋状に延びる少なくとも1つの第1の案内路と 、該第1の案内路に対して規定の半径方向間隔をとって設けられた少なくとも1 つの第2の案内路と、少な くとも1本の軸を備えていて該軸の外端域に前記第1及び第2の案内路の上に載 る踏段ローラを装備した多数の踏段と、該踏段を互いに連結して相応の輸送方向 に運動させる駆動部材と、輸送区域の領域外に設けられた踏段用の上部及び下部 の変向ガイド区域並びに戻し区域とを備え、しかも螺旋エスカレータの螺旋が、 上部踊り場区域と下部踊り場区域との間並びに場合によっては前記の両踊り場区 域間に配置された中間踊り場区域と上部踊り場区域及び下部踊り場区域との間で 、実質的に一定の規定リード角をもって延びており、かつ、前記踏段の戻し区域 が、前記輸送区域の下側に設けられており、かつ、前記踏段ローラが、前記輸送 区域の案内路に対して螺旋状に延びる別の対応した案内路に沿って転動する形式 の螺旋エスカレータにおいて、前記課題を解決するための本発明の構成手段は、 駆動部材が、中央コラムに関して踏段のほぼ半径方向内位寄り域と半径方向外位 寄り域とに配置された個々の鎖から成り、かつ前記踏段の半径方向内位寄り域及 び半径方向外位寄り域又はその何れかの域に踏段用の保持兼ガイド機構が設けら れている点にある。 本発明の有利な構成は、請求項2以降に記載した通りである。 従って個々の踏段の踏段ローラは所属のカム螺旋に沿ってガイドされ、しかも 踏段自体は、半径方向内位寄りの保持兼ガイド機構と半径方向外位寄りの保持兼 ガイド機構によって、或いはその何れかの保持兼ガイド機構によって側方ずれを 防止されている。特にリンクチェーンとして構成された駆動部材は、殊に有利に は踏段よりも半径方向外位域に設けられており、また他面において、踏段の半径 方向内位寄り域は別個の駆動部材を有していず、かつ輸送区域から、その下方に 位置している戻し区域への所属の変向ガイド区域においては単に連行車によって 変向ガイドされるにすぎない。しかし又、半径方向内位寄り域に、つまり中央コ ラム寄りにも駆動部材を設けておくことも可能である。保持兼ガイド機構を円弧 状(フック状)に構成した場合には、該保持兼ガイド機構は特に下部変向ガイド 区域において、中央コラムに実質的に水平方向に延びるように設けられたスロッ ト内へ係合し、しかも該スロットに基づいて、フック状の保持兼ガイド機構を、 中央コラムの領域から導出し又は該中央コラムの領域内へ再び導入して問題なく 変向ガイドすることが保証される。 駆動鎖が、中心軸線の軸心を中心として蔓巻線状運動を行いかつ所属の案内路 が、相応の上り勾配を成して交差されている場合には、踏段軸は、その水平姿勢 を変化させることなしに前記蔓巻線状運動に追従する。 変向ガイド区域では踏段軸は(半径方向内位寄りの保持兼ガイド機構が存在し ている場合には該保持兼ガ イド機構も)連行車によって、かつ半径方向外位寄りの駆動鎖及び連行車と相俟 って約180°の角度だけ、その下方に位置している戻し区域へ、又はその逆に 該戻し区域から輸送区域へガイドされる。半径方向内位寄りの保持兼ガイド機構 では、該保持兼ガイド機構は、所属の輸送区域又は戻し区域の半径方向内位寄り の案内路と半径方向外位寄りの案内路との間の空間内に位置決めされ、従って、 輸送区域の踏段の上向摺動する保持兼ガイド機構と衝突することなしに、戻し区 域を通過することができる。下部変向ガイド区域における変向ガイドも前記と同 じように行われる。 本発明は、直径約4mの螺旋エスカレータを建造し、それによって任意の高度 差を昇降克服することを可能にする。複数階層の場合には、各階層毎に乗降ゾー ンを設けることが可能であるので、本発明の螺旋エスカレータは、エレベータの 利点つまり所要空間が僅かで輸送高度が大きいという利点を、慣用のエスカレー タの利点つまり輸送効率が大きいという利点と合体する。 中央コラムは薄肉の管として構成されて、該管の外周域に案内路を(例えば円 弧状セグメントして)殊にねじによって装着することができ、或いは厚肉の管と して構成されて、該管の外周面に、例えば切削加工(フライス切削加工)によっ て輸送区域及び/又は戻し区域の半径方向内位寄りの踏段ローラのために必要な 案内路、また場合によっては下部変向ガイド区域のスロットも成形することが可 能である。 図面の簡単な説明 図1は2つの階層にわたって延在している螺旋形エスカレータの原理図である 。 図2は図1の螺旋形エスカレータの駆動機構の開放原理図である。 図3は図2に示した中央コラム並びに踏段軸及び踏段ローラの斜視図である。 図4は中央コラムから上部反転ステーシヨンへの移行部の斜視図である。 図5は下部変向ガイド区域の原理的な斜視図である。 図6は踏段軸を有する踏段と保持兼ガイド機構並びに略示した中央コラムの斜 視図である。 図7は下部変向ガイド区域における保持兼ガイド機構用の水平方向スロットを 有する中央コラムの側面図である。 図8は輸送区域と戻し区域とのために同一半径上に設けられた案内路を有する 螺旋形エスカレータの原理的斜視図である。 図9は輸送区域と戻し区域とのために異なった半径上に設けられた案内路を有 する螺旋形エスカレータの原理的斜視図である。 発明を実施するための最良の形態 図1に原理図で示した2つの階層にわたって延在している螺旋形エスカレータ 1は実質的に次の構成部分、すなわち、中央定位置に鉛直に配置された1本の中 央コラム2と、半径方向外位寄りに位置していて手摺レール5を配設した手摺機 構3並びに半径方向内位寄りに位置していて手摺レール6を配設した手摺機構4 と、多数の踏段7とから成っている。螺旋形エスカレータ1は、下部螺旋区分( 第1階層)と中間乗降口としての踊り場区域9と上部螺旋区分(第2階層)とを 有している。踏段7は下部変向ガイド区域8並びに上部変向ガイド区域10にお いて、図1では図示を省いたが変向ガイド可能であり、かつ図2以降で詳細に説 明したように戻し可能である。図1では駆動機構もやはり図示が省かれている。 輸送方向を上向き(矢印方向)であるとすれば、螺旋形エスカレータ1は下部 変向ガイド区域8の領域内に踊り場区域11(乗り口区域)を有し、該乗り口区 域には移行区域12が続き、該移行区域は究極的には滑動しつつ輸送区域13へ 移行しかつ規定のリード角で螺旋状に定置の中央コラム2に沿って延びている。 同等の移行区域14が、第1階層の上部輸送区域と中間乗降場としての踊り場区 域9の第1の降り口区域(降着域)15との中間範囲に設けられている。踏段7 は踊り場区域9の領域では変向ガイドされず、むしろ踏段7は引き続き水平方向 にガイドされて第1階層の 場合と同様に第2階層の領域内へ移行される。この第2階層でも、下位の乗り口 区域16、移行区域17並びに規定のリード角を有する輸送区域18が設けられ ている。上部変向ガイド区分10は同様に移行区域19並びに降り口区域(降着 域)20を有している。 図2の原理図では、図1に示した螺旋形エスカレータ1は駆動機構を開放した 状態で図示されている。図2では定置の中央コラム2、踏段7及び上部変向ガイ ド区域10が図示されている。各踏段7はそれぞれ2本の軸21,22を有し、 しかも一方の軸21は軸方向で他方の軸22よりも長く構成されている。両軸2 1,22は踏段ローラ23,24並びに25,26を有し、この場合、前記踏段 ローラ23,24は所謂「牽引ローラ」であり、また踏段ローラ25,26は所 謂「追従ローラ」である。追従ローラ25,26は、ここでは詳細な図示は省い たが転動路に沿って転動するが、該転動路は本発明の構成にとって二義的な意味 をもっているにすぎない。 この場合、中央コラム2に関して各軸21の半径方向内寄りに位置する踏段ロ ーラ23は、本例では中央コラム2とねじ締結されて螺旋状に配置された半径方 向内位寄りの案内路27に沿って転動するのに対して、半径方向外寄りに位置す る踏段ローラ24は、半径方向内位寄りの案内路に対して隔てて半径方向外寄り に配置された案内路28と協働する。 踏段7は、リンクチェーンによって形成される個々の駆動部材29と協働し、 前記リンクチェーンは個々のリンク29′,29″間に各踏段7の半径方向外位 寄り踏段ローラ24を収容している。この場合リンクチェーン29は踏段7の外 側に設けられており、かつ互いに連結された踏段7を、輸送方向(矢印方向)に 、しかも上部変向ガイド区域10を同時に形成する上部螺旋区分の方向に移動さ せる。この場合リンクチェーン29が公知のように鎖車30を介して変向ガイド されるのに対して、半径方向内位寄りの領域、すなわち中央コラム2の領域では 、軸21の半径方向に延長された軸部32を受容する連行車31が設けられてい るにすぎないので、各踏段7を角度ずれなしに戻し区域33内へ変向ガイドする ことが可能である。また該戻し区域でも輸送区域13に類似して、踏段ローラ2 3,24のために、略示したにすぎない半径方向内位寄りの案内路34並びに半 径方向外位寄りの案内路35が設けられており、この場合半径方向外位寄りの案 内路34は半径方向内位寄りの案内路27の下側で、中央コラム2の鉛直方向延 在方向に沿って同一の傾斜角で延びている。更に中央コラム2の外周面に沿って 転動する支持ローラ36が設けられており、該支持ローラは、単純化のために半 径方向内位寄りの踏段ローラ23の外側で軸21に配置されている。また図2で はやはり略示したにすぎないが、実質的に円弧状に構 成された保持兼ガイド機構37がフックの形で設けられている。 図2を拡大して示した中央コラム2、矢印によって略示した輸送区域13並び に、同じく矢印によって略示した戻し区域33が図3に図示されている。また図 3には輸送区域13のために設けられた半径方向内位寄りの案内路27及び、戻 し区域33のために設けられた半径方向内位寄りの案内路34、並びに軸21、 支持ローラ36、半径方向外位寄りの踏段ローラ24、輸送区域13用の半径方 向外位寄りの案内路28並びにリンクチェーン29、半径方向内位寄りの踏段ロ ーラ23並びに本例では円弧状に構成されていて各軸21の端部域で特に枢着結 合されかつ該軸から下方に規定の鉛直方向間隔をとって配置されたフック形の保 持兼ガイド機構37が図示されている。 図4の拡大図では、中央コラム2から上部螺旋区分の上部変向ガイド区域10 への移行部が図示されており、中央コラム2以外に次の構成部分が図示されてい る。すなわち:軸21、矢印で略示した輸送区域の半径方向内位寄りの案内路2 7並びに同じく半径方向内位寄りの踏段ローラ23、半径方向内位寄りの連行車 31並びに、円弧状に構成された保持兼ガイド機構37が図示されている。前記 半径方向内位寄りの踏段ローラ23は上部変向ガイド区域10の領域ではガイド プレート40と41との間に保持され、かつ図4では 図示を省いた踏段と一緒に変向ガイドされる。前記円弧状の保持兼ガイド機構3 7は本例では、幾分大きな円弧長を有しているので、支持作用を良好にするため に水平方向の支持ローラ36が保持兼ガイド機構の前端並びに後端に設けられて いる。概略的な図示のために図4では鉛直方向の支持ローラの図示は省かれてい る。上部変向ガイド区域10における変向のために円弧状の保持兼ガイド機構3 7は案内路27から離れて軸21と一緒に変向ガイドされる。符号37′では、 丁度変向ガイドの状態にある保持兼ガイド機構が図示されている。 図5の概略的な原理図では、螺旋形エスカレータ1の下部変向ガイド区域8が 図示されている。図5からは特に次の構成部分が判る。すなわち:定置の鉛直な 中央コラム2、輸送区域13の半径方向内位寄りの案内路27、戻し区域33の 半径方向内位寄りの案内路34、軸21に設けられている半径方向内位寄りの踏 段ローラ23、半径方向外位寄りの案内路28,35並びにこれに所属していて 軸21に設けられた半径方向外位寄りの踏段ローラ24、駆動部材29、円弧状 に構成された保持兼ガイド機構37並びに、軸21の半径方向延長軸部32を変 向ガイドするための下部連行車31である。軸21と特に枢着結合された保持兼 ガイド機構37を中央コラム2の輸送区域13内へ導入できるようにするために 、該中央コラム2は、実質 的に水平方向に延びるスロット38を、ほぼ下部連行車31の高さに有している 。保持兼ガイド機構37を戻し区域33から下部連行車31の領域内へ移行させ る中央コラム2の部分にも同様のスロットが設けられている(図示せず)。前記 スロット38は、ここでは図示を省いたが、導入斜面又は導出斜面を有している のが殊に有利であり、この導入斜面又は導出斜面は、必要に応じてノイズ減衰性 材料で被覆することができる。 図6の部分図では、踏段7に所属した軸21、半径方向内位寄りの踏段ローラ 23と半径方向外位寄りの踏段ローラ24(牽引ローラ)、半径方向内位寄りの 踏段ローラ25と半径方向外位寄りの踏段ローラ26(追従ローラ)並びに中央 コラム2及び円弧状に構成された保持兼ガイド機構37が図示されている。本例 では図示の保持兼ガイド機構37は比較的大きな円弧長さを有しているので、支 持作用を良好にするために水平方向の支持ローラ36が保持兼ガイド機構の前端 並びに後端に設けられており、両支持ローラは中央コラム2の外周面39に沿っ て転動する。図示は省いたが、必要に応じて前記保持兼ガイド機構37の領域に 鉛直方向の支持ローラを設けておくことも可能である。この場合、半径方向内位 寄りの踏段ローラ23は、所属の内位寄りの案内路27に沿って転動し、該内位 寄りの案内路は、上方に向かって(矢印方向に)作用 する輸送区域13によって形成されている。 図7では、中央コラム2が、略示した半径方向内位寄りの案内路27,34、 下部変向ガイド区域8において円弧状に構成された保持兼ガイド機構37(図示 せず)を導入するための中央コラム2に形成された実質的に水平方向に延びるス ロット38と共に図示されている。 図8の原理図では、異なった変化実施態様の螺旋形エスカレータ1′が図示さ れている。図8に基づいて中央コラム2′、踏段7′、軸21′、半径方向内位 寄りの踏段ローラ23′、半径方向外位寄りの踏段ローラ24′並びに、半径方 向外位寄りに設けられた別の支持ローラ42の配置関係が明らかである。軸21 ′の両端部域には、しかも半径方向内位寄り、つまり中央コラム2′の領域では 、すでに述べた保持兼ガイド機構37が少なくとも1本の水平方向の支持ローラ 36と共に設けられているのに対して、半径方向外位寄りでは、詳細には図示さ れていない支持面に支持された付加的な保持兼ガイド機構42が設けられている 。半径方向内位寄りの踏段ローラ23′は輸送区域13′において、殊に有利に は中央コラム2′の外周面39′に付設された所属の半径方向内位寄りの案内路 27′に沿って転動するのに対して、戻し区域33′のためには、中央コラム2 ′の外周面39′に、対応した半径方向内位寄りの案内路34′が付設されてい る。輸送区域13′並びに戻し区域33′の半径方向内位寄りの案内路27′と 34′との半径は本例では等しい。 図9には、図8の別の変化態様としての中央コラム2″が図示されており、該 中央コラムは輸送区域13″のために、中央コラム2″の外周面39″にフライ ス切削された半径方向内位寄りの案内路27″を有している一方、戻し区域33 ″のために、中央コラム2″の外周面39″に(例えばねじ締結によって)付設 された半径方向内位寄りの案内路34″を有している。前記の半径方向内位寄り の案内路27″及び34″は、この場合は異なった半径で設けられているので、 夫々所属した半径方向内位寄りの踏段ローラ23″と半径方向外位寄りの踏段ロ ーラ24″は異なった半径上を転動する。同等のことは、やはり異なった半径上 に設けられていて対応した支持面(図示せず)と作用接続する半径方向外位寄り の保持兼ガイド機構42についても当て嵌まる。 符号の説明 1,1′ 螺旋形エスカレータ、 2,2′,2″ 中央コラム、 3,4 手摺機構、 5,6 手摺レール、 7,7′ 踏段、 8 下部螺旋区分、 9 中間乗降場、 10 上部螺旋区分、 11 乗り口区域、 12 移行区 域、 13,13′,13″ 輸送区域、 14 移行区域、 15 降り口区 域、 16 乗り口区域、 17 移行区域、 18 輸送区域、 19 移行 区域、 20 降り口区域、 21,22;21′ 軸、 23,24;23′ ,24′;23″,24″ 牽引ローラとしての踏段ローラ、 25,26 追 従ローラとしての踏段ローラ、27,27′,27″ 半径方向内位寄りの案内 路、 28 半径方向外位寄りの案内路、 29 リンクチェーンとしての駆動 部材、 29′,29″ リンク、 30 鎖車、 31 連行車、 32 半 径方向延長軸部、 33,33′,33″ 戻し区域、 34,34′,34″ 半径方向内位寄りの案内路、 35 半径方向外位寄りの案内路、 36 支 持ローラ、 37,37′ フック形の保持兼ガイド機構、 38 スロット、 39,39′,39″ 外周面、 40,41 ガイドプレート、 42 半 径方向外位寄りの保持兼ガイド機構 請求の範囲 1.中心に定位配置された鉛直な中央コラム(2,2′,2″)と、該中央コラ ム(2,2′,2″)と協働して該中央コラムの鉛直方向延在領域に沿って螺旋 状に延びる少なくとも1つの第1の案内路(27,27′,27″)と、該第1 の案内路に対して規定の半径方向間隔をとって設けられた少なくとも1つの第2 の案内路(28)と、少なくとも1本の軸(21,21′)を備えていて該軸の 両端域に前記第1及び第2の案内路(27,27′,27″,28)の上に載る 踏段ローラ(23,23′,24,24′)を装備した多数の踏段(7,7′) と、該踏段(7,7′)を互いに連結して相応の輸送方向に運動させる駆動部材 (29)と、輸送区域(13,13′,13″)の領域外に設けられた踏段(7 ,7′)用の上部及び下部の変向ガイド区域(8,10)並びに戻し区域(33 ,33′,33″)とを備え、しかも螺旋エスカレータの螺旋が、上部踊り場区 域(20)と下部踊り場区域(11)との間並びに場合によっては前記の両踊り 場区域間に配置された中間踊り場区域(9)と上部踊り場区域(20)及び下部 踊り場区域(11)との間で、実質的に一定の規定リード角をもって延びており 、かつ、前記踏段(7,7′)の戻し区域(33,33′ ,33″)が、前記輸送区域(13,13′,13″)の下側に設けられており 、かつ、前記踏段ローラ(23,23′,24,24′)が、前記輸送区域(1 3,13′,13″)の案内路(27,27′,27″,28)に対して螺旋状 に延びる別の対応した案内路(34,34′,34″,35)に沿って転動する 形式の螺旋エスカレータにおいて、駆動部材(29)が、中央コラムに関して踏 段(7,7′)のほぼ半径方向内位寄り域と半径方向外位寄り域とに配置された 個々の鎖から成り、かつ前記踏段の半径方向内位寄り域及び半径方向外位寄り域 又はその何れかの域に踏段(7,7′)用の保持兼ガイド機構(37,42)が 設けられていることを特徴とする、螺旋エスカレータ。 2.保持兼ガイド機構(37)が、踏段(7,7′)の半径方向内位寄り域に設 けられており、かつ中央コラム(2)の外周面(39,39′,39″)と協働 する、請求項1記載の螺旋エスカレータ。 3.保持兼ガイド機構(42)が、踏段(7,7′)の半径方向外位寄り域に設 けられており、かつ中央コラム(2)の半径方向外側で対応した支持域と協働す る、請求項1記載の螺旋エスカレータ。 4.案内路(27,27′,34,34′,34″)が円形セグメント状に構成 されており、かつ中央コラム(2,2′,2″)の外周面(39,39′, 39″)に、特にねじ締結によって固定されている、請求項1から3までのいず れか1項記載の螺旋エスカレータ。 5.案内路(34″)が、特にフライス切削による中央コラム(2″)の成形に よって製作されている、請求項1から3までのいずれか1項記載の螺旋エスカレ ータ。 6.輸送区域(13,13′,13″)の案内路(27,27′,27″,28 )のリード角が実質的に、戻し区域(33,33′,33″)の案内路(34, 34′,34″,35)のリード角に等しい、請求項1から5までのいずれか1 項記載の螺旋エスカレータ。 7.踏段ローラ(23,23′,24,24′)を有する軸(21,21′)が 規定の間隔で配置されて踏段(7,7′)の両制限側縁を超えて張出しており、 かつ前記踏段ローラ(23,23′,24,24′)が前記軸(21,21′) の両端域に設けられている、請求項1から6までのいずれか1項記載の螺旋エス カレータ。 8.駆動部材(29)が、半径方向外位寄り域で個々の踏段(7)の軸(21) に連接されている、請求項1から7までのいずれか1項記載の螺旋エスカレータ 。 9.鎖(29)がリンクチェーンであり、半径方向外 位寄りの踏段ローラ(24)がリンク(29′,29″)間に配置されており、 かつ少なくとも各踏段ローラ(24)を有している前記リンク(29′,29″ )間の領域が、球面軸受を含むブシュを有している、請求項8記載の螺旋エスカ レータ。 10.各踏段ローラ(24)を取付けているチェーン(29)のリンク(29′, 29″)も、球面軸受を含むブシユを装備している、請求項9記載の螺旋エスカ レータ。 11.中央コラム(2)が少なくとも下部の変向ガイド区域(8)に、保持兼ガイ ド機構(37)を輸送区域(13)内へ導入するため、並びに前記保持兼ガイド 機構を戻し区域(33)から前記変向ガイド区域(8)へ移行させるために、実 質的に水平方向に延びるスロット(38)を有している、請求項1から10まで のいずれか1項記載の螺旋エスカレータ。 12.保持兼ガイド機構(37)が円弧状に形成されている、請求項1から11ま でのいずれか1項記載の螺旋エスカレータ。 13.保持兼ガイド機構(37)がフックの形に形成されている、請求項1から1 2までのいずれか1項記載の螺旋エスカレータ。 14.保持兼ガイド機構(37)が、軸(21,21′)の半径方向内位端部に固 定されている、請求項1 から13までのいずれか1項記載の螺旋エスカレータ。 15.保持兼ガイド機構(37)が軸(21,21′)の端部に枢着式に設けられ ている、請求項1から14までのいずれか1項記載の螺旋エスカレータ。 16.保持兼ガイド機構(37)が軸(21,21′)の鉛直下方に規定の距離を とって配置されている、請求項1から15までのいずれか1項記載の螺旋エスカ レータ。 17.保持兼ガイド機構(37)が、輸送区域(13,13′)並びに戻し区域( 33,33′)において所属の軸(21,21′)よりも先行するように各軸( 21,21′)に装着されている、請求項1から16までのいずれか1項記載の 螺旋エスカレータ。 18.保持兼ガイド機構(37)が、少なくとも片側に水平方向支持ローラ(36 )を備えている、請求項1から17までのいずれか1項記載の螺旋エスカレータ 。 19.保持兼ガイド機構(37)が、少なくとも1本の水平方向支持ローラ(36 )並びに少なくとも1本の鉛直方向ガイドローラを装備している、請求項1から 18までのいずれか1項記載の螺旋エスカレータ。 20.単数又は複数の水平方向支持ローラ(36)が中 央コラム(2,2′)の外周面(39)に支持されており、かつ単数又は複数の 鉛直方向ガイドローラが特に半径方向内位の踏段ローラ(23)用の半径方向内 位寄りの案内路(27,27′,27″,34,34′,34″)に沿って転動 する、請求項19記載の螺旋エスカレータ。 21.保持兼ガイド機構(42)がローラ状に構成されており、かつ中央コラム( 2′,2″)の外側の対応した支持面に支持されている、請求項3記載の螺旋エ スカレータ。 22.半径方向外寄りに設けられた駆動部材(29)が変向ガイド区域では鎖車( 30)を介してガイド可能であり、かつ、軸(21)の、前記駆動部材と協働し ない半径方向内位寄り区分が、相応に構成された連行車(31)によっ受容され て変向ガイド可能である、請求項1から21までのいずれか1項記載の螺旋エス カレータ。 23.半径方向内位寄りの踏段ローラ(23′)が、輸送区域(13′)において も戻し区域(33′)においても同一曲率半径の案内路(27′,34′)に沿 って転動する、請求項1から22までのいずれか1項記載の螺旋エスカレータ。 24.半径方向内位寄り踏段ローラ(23″)と半径方向外位寄り踏段ローラ(2 4″)が、輸送区域(13″)並びに戻し区域(33″)において共に、異 なった曲率半径の案内路(27″,34″)に沿って転動する、請求項1から2 2までのいずれか1項記載の螺旋エスカレータ。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 ぼ半径方向内位寄り域と半径方向外位寄り域とに配置さ れており、かつ前記踏段の半径方向内位寄り域及び半径 方向外位寄り域又はその何れかの域に踏段用の保持兼ガ イド機構が設けられている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.中心に定位配置された鉛直な中央コラム(2,2′,2″)を有する螺旋エ スカレータにおいて、前記中央コラム(2,2′,2″)と協働し該中央コラム の鉛直方向延在領域に沿って螺旋状に延びる少なくとも1つの第1の案内路(2 7,27′,27″)と、該第1の案内路に対して規定の半径方向間隔をとって 設けられた少なくとも1つの第2の案内路(28)と、少なくとも1本の軸(2 1,21′)を備えていて該軸の両端域に前記第1及び第2の案内路(27,2 7′,27″,28)の上に載る踏段ローラ(23,23′,24,24′)を 装備した多数の踏段(7,7′)と、該踏段(7,7′)を互いに連結して相応 の輸送方向に運動させる駆動部材(29)と、輸送区域(13,13′,13″ )の領域外に設けられた踏段(7,7′)用の上部及び下部の変向ガイド区域( 8,10)並びに戻し区域(33,33′,33″)とを備え、しかも螺旋エス カレータの螺旋が、上部踊り場区域(20)と下部踊り場区域(11)との間並 びに場合によっては前記の両踊り場区域間に配置された中間踊り場区域(9)と 上部踊り場区域(20)及び下部踊り場区域(11)との間で、実質的に一定の 規定リード角をもって延びており、かつ、前記踏段(7, 7′)の戻し区域(33,33′,33″)が、前記輸送区域(13,13′, 13″)の下側に設けられており、かつ、前記踏段ローラ(23,23′,24 ,24′)が、前記輸送区域(13,13′,13″)の案内路(27,27′ ,27″,28)に対して螺旋状に延びる別の対応した案内路(34,34′, 34″,35)に沿って転動し、前記駆動部材(29)が、踏段(7,7′)の ほぼ半径方向内位寄り域と半径方向外位寄り域とに配置されており、かつ前記踏 段の半径方向内位寄り域及び半径方向外位寄り域又はその何れかの域に踏段(7 ,7′)用の保持兼ガイド機構(37)が設けられていることを特徴とする、螺 旋エスカレータ。 2.保持兼ガイド機構(37)が、踏段(7,7′)の半径方向内位寄り域に設 けられており、かつ中央コラム(2)の外周面(39,39′,39″)と協働 する、請求項1記載の螺旋エスカレータ。 3.保持兼ガイド機構(37)が、踏段(7,7′)の半径方向外位寄り域に設 けられており、かつ中央コラム(2)の半径方向外側で対応した支持域と協働す る、請求項1記載の螺旋エスカレータ。 4.案内路(27,27′,34,34′,34″)が円形セグメント状に構成 されており、かつ中央コラム(2,2′,2″)の外周面(39,39′,39 ″)に特にねじ締結によって固定されている、 請求項1から3までのいずれか1項記載の螺旋エスカレータ。 5.案内路(34″)が、特にフライス切削による中央コラム(2″)の賦形に よって製作されている、請求項1から3までのいずれか1項記載の螺旋エスカレ ータ。 6.輸送区域(13,13′,13″)の案内路(27,27′,27″,28 )のリード角が実質的に、戻し区域(33,33′,33″)の案内路(34, 34′,34″,35)のリード角に等しい、請求項1から5までのいずれか1 項記載の螺旋エスカレータ。 7.踏段ローラ(23,23′,24,24′)を有する軸(21,21′)が 規定の間隔で配置されて踏段(7,7′)の両制限側縁を超えて張出しており、 かつ前記踏段ローラ(23,23′,24,24′)が前記軸(21,21′) の端部域に設けられている、請求項1から6までのいずれか1項記載の螺旋エス カレータ。 8.駆動部材(29)が、半径方向外位寄り域で個々の踏段(7)の軸(21) に連接された個々の鎖である、請求項1から7までのいずれか1項記載の螺旋エ スカレータ。 9.半径方向外位寄りの踏段ローラ(24)がリンク(29′,29″)間に配 置されており、かつ少な くとも各踏段ローラ(24)を有している前記リンク(29′,29″)間の領 域が、球面軸受を含むブシュを有している、請求項8記載の螺旋エスカレータ。 10.各踏段ローラ(24)を取付けているチェーン(29)のリンク(29′, 29″)も、球面軸受を含むブシュを装備している、請求項9記載の螺旋エスカ レータ。 11.中央コラム(2)が少なくとも下部の変向ガイド区域(8)に、保持兼ガイ ド機構(37)を輸送区域(13)内へ導入するため、並びに前記保持兼ガイド 機構を戻し区域(33)から前記変向ガイド区域(8)へ移行させるために、実 質的に水平方向に延びるスリット(38)を有している、請求項1から10まで のいずれか1項記載の螺旋エスカレータ。 12.保持兼ガイド機構(37)が円弧状に形成されている、請求項1から11ま でのいずれか1項記載の螺旋エスカレータ。 13.保持兼ガイド機構(37)がフック状に形成されている、請求項1から12 までのいずれか1項記載の螺旋エスカレータ。 14.保持兼ガイド機構(37)が軸(21,21′)の半径方向内位端部に固定 されている、請求項1から13までのいずれか1項記載の螺旋エスカレータ 。 15.保持兼ガイド機構(37)が軸(21,21′)の端部に枢着式に設けられ ている、請求項1から14までのいずれか1項記載の螺旋エスカレータ。 16.保持兼ガイド機構(37)が軸(21,21′)の鉛直下方に規定の距離を とって配置されている、請求項1から15までのいずれか1項記載の螺旋エスカ レータ。 17.保持兼ガイド機構(37)が、輸送区域(13,13′)並びに戻し区域( 33,33′)において所属の軸(21,21′)よりも先行するように各軸( 21,21′)に装着されている、請求項1から16までのいずれか1項記載の 螺旋エスカレータ。 18.保持兼ガイド機構(37)が、少なくとも片側に水平方向支持ローラ(36 )を備えている、請求項1から17までのいずれか1項記載の螺旋エスカレータ 。 19.保持兼ガイド機構(37)が、少なくとも1本の水平方向支持ローラ(36 )並びに少なくとも1本の鉛直方向ガイドローラを装備している、請求項1から 18までのいずれか1項記載の螺旋エスカレータ。 20.単数又は複数の水平方向支持ローラ(36)が中央コラム(2,2′)の外 周面(39)に支持され ており、かつ単数又は複数の鉛直方向ガイドローラが特に半径方向内位の踏段ロ ーラ(23)用の内位の案内路(27,27′,27″,34,34′,34″ )に沿って転動する、請求項19記載の螺旋エスカレータ。 21.保持兼ガイド機構(42)がローラ状に構成されており、かつ中央コラム( 2′,2″)の外側の対応した支持面に支持されている、請求項3記載の螺旋エ スカレータ。 22.半径方向外寄りに設けられた駆動部材(29)が変向ガイド域では鎖車(3 0)を介してガイド可能であり、かつ、前記駆動部材と協働しない半径方向内寄 りの軸(21)区分が、相応に構成された連行車(31)によっ受容されて変向 ガイド可能である、請求項1から21までのいずれか1項記載の螺旋エスカレー タ。 23.半径方向内位寄りの踏段ローラ(23′)が、輸送区域(13′)において も戻し区域(33′)においても同一半径の案内路(27′,34′)に沿って 転動する、請求項1から22までのいずれか1項記載の螺旋エスカレータ。 24.半径方向内位寄り踏段ローラ(23″)と半径方向外位寄り踏段ローラ(2 4″)が、輸送区域(13″)並びに戻し区域(33″)において共に、異なっ た半径の案内路(27″,34″)に沿って転 動する、請求項1から22までのいずれか1項記載の螺旋エスカレータ。
JP7520964A 1994-02-09 1995-02-09 螺旋エスカレータ Pending JPH09501902A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19944404065 DE4404065A1 (de) 1994-02-09 1994-02-09 Wendelrolltreppe
DE4404065.2 1994-02-09
PCT/EP1995/000467 WO1995021788A1 (de) 1994-02-09 1995-02-09 Wendelrolltreppe

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09501902A true JPH09501902A (ja) 1997-02-25

Family

ID=6509854

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7520964A Pending JPH09501902A (ja) 1994-02-09 1995-02-09 螺旋エスカレータ

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP0743921A1 (ja)
JP (1) JPH09501902A (ja)
CN (1) CN1140440A (ja)
DE (1) DE4404065A1 (ja)
RU (1) RU2107018C1 (ja)
WO (1) WO1995021788A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105668398A (zh) * 2016-02-02 2016-06-15 田慧勇 螺旋自动扶梯桁架

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT511023B1 (de) * 2011-01-20 2013-04-15 Innova Patent Gmbh Handlauf für fahrsteig
EA021287B1 (ru) * 2011-03-03 2015-05-29 Общество С Ограниченной Ответственностью "Спецметропроект" (Ооо "Спецметропроект") Станционный комплекс метрополитена глубокого заложения двухуровневый
RU2488542C2 (ru) * 2011-05-05 2013-07-27 Михаил Николаевич Колеватов Эскалатор винтовой вращающийся
DE102016112345B3 (de) 2016-07-06 2017-03-30 Ronald Winkler Fahrtreppe und Verfahren zum Betreiben einer Fahrtreppe
CN106185580B (zh) * 2016-09-19 2017-11-24 江南嘉捷电梯股份有限公司 一种螺旋式自动扶梯
CN106864468B (zh) * 2017-03-27 2019-01-22 高建宇 一种高空螺旋缆车观光娱乐系统
WO2020108323A1 (zh) * 2018-11-29 2020-06-04 苏州江南嘉捷电梯有限公司 螺旋式自动扶梯的扶手带驱动装置及螺旋式自动扶梯
CN112031377B (zh) * 2020-09-02 2021-08-24 国网福建省电力有限公司 一种可收缩螺旋式检修平台

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE601565C (de) * 1930-10-02 1934-08-18 Carl Flohr A G Wendeltreppe mit beweglichen Stufen
CA1204696A (en) * 1982-09-14 1986-05-20 Hiroshi Nakatani Curved escalator
JPH0313492A (ja) * 1989-06-12 1991-01-22 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 螺施状エスカレータ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105668398A (zh) * 2016-02-02 2016-06-15 田慧勇 螺旋自动扶梯桁架

Also Published As

Publication number Publication date
RU2107018C1 (ru) 1998-03-20
CN1140440A (zh) 1997-01-15
WO1995021788A1 (de) 1995-08-17
EP0743921A1 (de) 1996-11-27
DE4404065A1 (de) 1995-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4064986A (en) Escalator having guide wheels and guide track with cooperative non-flat surfaces
KR101912867B1 (ko) 대차식 반송 장치
JPH09501902A (ja) 螺旋エスカレータ
CN103124685B (zh) 具有可移动侧面板构件的乘客输送机
CN1170749C (zh) 罐传送旋转盘系统
US4809840A (en) Curved escalator
KR940005950B1 (ko) 에스컬레이터
JP2690306B2 (ja) 空中ロープウエイ輸送装置
US9630632B2 (en) Article conveying system and overhead carrier
US20070235284A1 (en) Conveyer apparatus
US3881423A (en) Variable speed vehicle
KR101974929B1 (ko) 대차식 반송 장치
JP3699957B2 (ja) 乗客コンベア
US4625874A (en) Rotary rack stock
US3727558A (en) Transport system with moving-platform terminal
US9227818B2 (en) Passenger conveyor with movable lateral panel members
JPH02282186A (ja) 円形エスカレータ
JPH02282185A (ja) 円形エスカレータ
JP2005132527A (ja) マルチカーエレベータ
JPH03138295A (ja) 垂直な平らなステップ蹴込み及び一定の水平速度を有するカーブしたエスカレータ
JP2003146569A (ja) 傾斜部高速エスカレータ
US4751999A (en) Storage conveyor system
US5020654A (en) Curved escalator step chain turnaround zone
WO2003024846A1 (en) Conveyor
JPH0296060A (ja) 狭幅員垂直循環式駐車装置